JP2019016984A - 撮像制御装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

撮像制御装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが所望の流し撮り効果を得やすくすることができるようにする技術を提供する。【解決手段】シャッター速度を決定する決定手段と、撮影のための焦点距離を取得する取得手段と、前記シャッター速度及び前記焦点距離に基づき、流し撮りにおける撮像装置の移動速度と得られる流し撮り効果の度合いとの対応関係を示すサポート情報を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする撮像制御装置を提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、撮像制御装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
移動している被写体のスピード感を表現する撮影技術として、流し撮りがある。流し撮りでは、ユーザが被写体の動きに合わせてカメラをパンニングすることにより、移動している被写体が静止して背景が流れている画像を得ることができる。
ユーザによる流し撮りを支援する機能(流し撮りアシスト機能)を備えた撮像装置が知られている。特許文献1の撮像装置は、焦点距離及び角速度に基づいてシャッタースピードを設定し、露出情報及び設定したシャッタースピードに基づいて絞り値及びISO感度を設定する。また、特許文献2の撮像装置は、被写体の移動速度とパンニング速度との差に基づいて警告表示を行う。
特開2015−102774号公報 特開2016−86210号公報
特許文献1のように、撮像装置がシャッタースピード、絞り値、及びISO感度を自動で制御する仕組みだけでは、ユーザは、一般的なパンニング速度で流し撮りを行った場合に背景の流れ量が期待通りの状態になるかどうかを事前に判断できない。また、特許文献2のように被写体の移動速度とパンニング速度との差を用いる構成では、どのくらいの速さで被写体を追えばいいのか分からないユーザには、所望の効果を得ることができない可能性がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザが所望の流し撮り効果を得やすくすることができるようにする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、シャッター速度を決定する決定手段と、撮影のための焦点距離を取得する取得手段と、前記シャッター速度及び前記焦点距離に基づき、流し撮りにおける撮像装置の移動速度と得られる流し撮り効果の度合いとの対応関係を示すサポート情報を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする撮像制御装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
本発明によれば、ユーザが所望の流し撮り効果を得やすくすることができる。
(a)デジタルカメラ100の前面斜視図、(b)デジタルカメラ100の背面斜視図。 デジタルカメラ100の構成例を示すブロック図。 流し撮りモードの処理を示したフローチャート。 設定された流し撮り効果(小/中/大)と角速度との関係について説明する図。 被写体の速度に応じた、対応する背景の流し量を表示したサポート情報の表示例。 撮影環境が暗く変化した場合(露出値が小さくなった場合)の、サポート情報の変化を示す図。 流し撮り効果の設定が「小」から「大」に変化した場合の、サポート情報の変化を示す図。 焦点距離が変化した場合の、サポート情報の変化を示す図。 露出値が大きいことが原因で、適正露出の最長秒が、ブレ上限シャッタースピードまで使えず、デジタルカメラ100を極めて速く振っても背景の流し量が不足する場合の、警告表示を示す図。 露出値が小さいことが原因で、適正露出範囲の全範囲がブレ上限のシャッタースピードよりも長秒になり、期待する流し量を得る角速度範囲が無い場合の、警告表示を示す図。 流し撮り効果を持つ画像の撮影は可能だが、設定した大きさの流し撮り効果を得るためには、極めて遅い速度でパンニングしなければならない(遅い被写体を追わなければならない)場合の、警告表示を示す図。 焦点距離が短いことが原因で、デジタルカメラ100を極めて速く振っても背景の流し量が不足する場合の、警告表示を示す図。 サポート情報の表示中にユーザがデジタルカメラ100のパンニングを行った場合の表示例。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。また、別々の実施形態の中で説明されている特徴を適宜組み合せることも可能である。
[第1の実施形態]
図1(a)は、撮像制御装置の一例であるデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)は、デジタルカメラ100の背面斜視図である。図1(a)及び(b)において、表示部28は、画像や各種情報を表示する表示部である。シャッターボタン61は、撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は、各種モードを切り替えるための操作部である。端子カバー40は、デジタルカメラ100と外部装置とを接続する接続ケーブルのためのコネクタ(不図示)を保護するカバーである。メイン電子ダイヤル71は、回転操作部材であり、メイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。電源スイッチ72は、デジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は、選択枠の移動や画像送りなどを行う回転操作部材である。十字キー74は、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な4方向キーである。デジタルカメラ100は、十字キー74の押された部分に応じた動作が可能である。SETボタン75は、主に選択項目の決定などに用いられる押しボタンである。再生ボタン79は、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79を押下することでデジタルカメラ100を再生モードに移行させ、記録媒体200(後述)に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。シャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、再生ボタン79は、操作部70に含まれる。ファインダ16は、フォーカシングスクリーン13(後述)を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認を行うための覗き込み型のファインダである。グリップ部90は、ユーザがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。図2において、レンズユニット150は、撮影レンズを搭載するレンズユニットであり、交換可能である。
レンズ103は、通常は複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略化して1枚のレンズのみで示している。通信端子6は、レンズユニット150がデジタルカメラ100と通信を行うための通信端子である。通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150と通信を行うための通信端子である。レンズユニット150は、この通信端子6,10を介してシステム制御部50と通信する。レンズユニット150は、レンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り102の制御を行い、AF駆動回路3を介してレンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
AEセンサ17は、レンズユニット150、クイックリターンミラー12を介してフォーカシングスクリーン13上に結像した被写体の輝度を測光する。
焦点検出部11(AFセンサ)は、クイックリターンミラー12及びサブミラー(不図示)を介して入射する像を撮像し、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する、位相差検出方式のAFセンサである。システム制御部50は、デフォーカス量情報に基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AFを行う。なお、AFの方式は、位相差AFでなくてもよく、コントラストAFでもよい。また、位相差AFは、焦点検出部11を用いずに、撮像部22の撮像面で検出されたデフォーカス量に基づいて行ってもよい(撮像面位相差AF)。
クイックリターンミラー12は、露光、ライブビュー撮影、動画撮影の際にシステム制御部50から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。クイックリターンミラー12は、レンズ103から入射した光束をファインダ16側と撮像部22側との間で切り替えるためのミラーである。クイックリターンミラー12は、通常時はファインダ16へと光束を導くよう反射させるように配されているが、撮影が行われる場合やライブビュー表示の場合には、撮像部22へと光束を導くように上方に跳ね上がり光束中から待避する(ミラーアップ)。またクイックリターンミラー12は、その中央部が光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出を行うための焦点検出部11に入射するように透過させる。
ユーザは、ペンタプリズム14とファインダ16を介して、フォーカシングスクリーン13上に結像した像を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点状態や構図の確認が可能となる。
シャッター101は、システム制御部50の制御に従い、撮像部22の露光時間を制御する。撮像部22は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、直接メモリ制御部15を介して、メモリ32に書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像及び音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は、画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器19においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダが実現し、スルー画像表示(ライブビュー表示)を行える。
不揮発性メモリ56は、システム制御部50によって電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサーを内蔵し、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52には、RAMが用いられる。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。システムタイマー53は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、操作部70は、システム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作部材である。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60で、メニュー画面に含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。あるいは、モード切替スイッチ60でメニュー画面に一旦切り換えた後に、メニュー画面に含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画記録モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり、第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定を実行可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザは、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向キー(十字キー74)やSETボタン75などを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
操作部70は、ユーザからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部70には、少なくとも以下の操作部材が含まれる。シャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、再生ボタン79。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインタフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線又は有線ケーブルによって外部装置と接続し、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は、無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。通信部54は、撮像部22で撮像した画像(スルー画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、また、外部装置から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像なのかを判別可能である。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることが可能である。姿勢検知部55としては、加速度センサやジャイロセンサなどを用いることができる。
図3は、本実施形態における流し撮りモードの処理を示したフローチャートである。本フローチャートの処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。なお、本フローチャートの処理は、デジタルカメラ100に電源が入り、流し撮りモードに設定がされると開始する。
S301で、システム制御部50は、AEセンサ17による測光結果に基づき、撮影時の適正露出を算出する。
S302で、システム制御部50は、流し撮り設定(流し撮り効果の大きさ)を変更するユーザ指示が行われたか否かを判定する。流し撮り設定を変更するユーザ指示が行われた場合、処理はS303に進み、そうでない場合、処理はS304に進む。
S303で、システム制御部50は、S302において行われたユーザ指示に従い、流し撮り効果を「小」、「中」、「大」のいずれかに設定する。なお、本実施形態の説明において、流し撮り効果が「大きい」ということは、撮像画像における背景の流れ量が大きいことを意味する。ユーザは、メニュー画面などにおいて、所望する流れ量の大きさに応じて、流し撮り効果の設定を「小」、「中」、「大」の中から選択する。またS303において設定された流し量の効果を取得するために必要な撮像素子上の撮像される被写体像の移動量dpが求められる。
S304で、システム制御部50は、S301において算出した適正露出を実現可能なISO、絞り値、及びシャッタースピードの組み合わせを求め、組み合わせに含まれるシャッタースピードの範囲(即ち、設定可能なシャッタースピードの範囲)を取得する。
S305で、システム制御部50は、例えばマニュアルフォーカス(MF)又はオートフォーカス(AF)により、焦点距離を取得する。MFの場合、ユーザは、流し撮り対象の被写体の距離に合わせてフォーカスを調整する。AFの場合には、流し撮り対象の被写体の焦点距離を取得する。もしくは、流し撮り対象の被写体の焦点距離に近い焦点距離を持つ他の被写体から焦点距離を取得するようにしてもよい。従って、本実施形態では、流し撮り対象の被写体(例えば、車や電車など)が付近に来る前に後述するサポート情報の表示や警告表示を行うことができる。例えば、走る電車を対象として流し撮りを行う場合には、電車の先頭の位置、又は先頭の位置が通る位置に予めフォーカスしておく。これにより、ユーザは電車を対象とした流し撮り撮影を行うことができる(背景が流れる)。
S306で、システム制御部50は、流し撮り設定(S303)、焦点距離(S305)、及びシャッタースピードの範囲(S304)に基づき、ユーザが設定した流し量を実現可能な被写体角速度の範囲を算出する。すなわち、S304においてシャッター速度の範囲が、t1<Tv<t2であり、設定された流し量の効果に応じて設定される撮像素子上の撮像される被写体像の移動量dp、焦点距離fより、設定した効果を得るために必要な角速度の範囲が求められる。つまり、dp/ft2<ω<dp/ft1が適切な角速度の範囲となる。
ここで、図4を参照して、S303において設定された流し撮り効果(小/中/大)とS306において設定される角速度との関係について説明する。図4において、主点Oと撮像素子102上の点C’との距離(即ち、焦点距離f)は、前述した図3のS305において決定される。撮像素子102上の被写体の移動量A’B’は、背景の流れ量に対応する。従って、流し撮り効果(小/中/大)から移動量A’B’(=dp)が決定される。システム制御部50は、適正露出から求めたシャッタースピード範囲、及び焦点距離f、流し撮り効果から求められたA’B’に基づき、下記の式1の計算を行う。これにより、シャッタースピードを最長秒時に設定した場合の、設定した流し撮り効果(小/中/大)を実現する被写体の移動速度(角速度)が算出される。ちなみに、シャッタースピードを最短秒時に設定した場合についても、同様の計算から被写体の移動速度(角速度)を算出することができる。
ω=dp/tf[rad/sec] ・・・(1)
ここで、設定された効果より求められるdpは撮像素子上で撮影期間内の撮像される被写体の位置の移動量を示し、tはシャッタースピードを示し、fは焦点距離を示す。
S307で、システム制御部50は、S304において取得したシャッタースピードの範囲が、流し撮り撮影用のブレ上限のシャッタースピードを超えているか否かを判定する。シャッタースピードの範囲がブレ上限のシャッタースピードを超えている場合、処理はS308に進み、そうでない場合、処理はS309に進む。
S308で、システム制御部50は、長秒シャッタースピードを、ブレ上限のシャッタースピードに設定する。
S309で、システム制御部50は、長秒シャッタースピードを、S304において取得したシャッタースピードの範囲のうち、最長のシャッタースピードに設定する。実際に適用されるシャッター速度は、効果が大の場合にはS309又はS308において設定されたシャッター速度となる。ただし、効果が中や小の場合には、この限りではなく、効果の大きさに応じて小さくなるように設定される。
S310で、システム制御部50は、S306で取得した適正な角速度が範囲内にあるか否かを判定する。すなわち、設定された効果を取得するために必要な角速度がユーザの振れる範囲の速度であるかを判定する。言い換えると、現在の適切な露出条件において、一般的にユーザの振ることのできるカメラの角速度(例えば、50degや60degまで)に含まれるかを判定する。適正な角速度が範囲内にある場合、処理はS311に進み、そうでない場合(どんなにユーザが早くカメラを振っても所望の効果を得ることができないと判定された)、処理はS312に進む。ここで言う「範囲内」は、デジタルカメラ100をユーザが移動可能な移動速度に基づいて決まる。
S311で、システム制御部50は、適正角速度範囲及びサポート情報を表示する。
これより、角速度と流し撮りの効果について説明する。なお、S306において算出した角速度の範囲はS310における式とは別に計算される。
式(1)より、ユーザのカメラの振り具合により変化する撮影時の実際の角速度をパンニング速度Wとすると、パンニング速度W×tfにより、ユーザが各パンニング速度でカメラを振った場合に撮像素子上で撮像される被写体の移動距離Dが求まる。本実施形態では、シャッター速度Tvにより決まるtは流し撮り効果により一定の値に決まるので、D=W(可変)×tf(一定)となる。つまり、パンニング速度Wに対応してDが大きくなる。よって、サポート情報では、パンニング速度Wに対応して、Dに対応する流し撮りの効果が大きくなることが示される。
効果が小の場合には、tが小さくなるので、カメラを大きく振らないとDの値が大きくならず流し撮りの効果が小さくなるが、効果が大の場合にはtが大きくなるので、少し降れば流し撮りの効果が大きくでる。
上述したように、D=W(可変)×tf(一定)の関係が成り立ち、これにより流し撮りの効果が決まる。効果の表示は、求められたDの大きさに応じて
D<αの場合は小、α≦D<βの場合は中、β≦Dの場合は大としてもよい。設定された効果が大きいほど、シャッター速度が大きく設定されるので、Dの値は大きくなる。よって、パンニング速度が小さくても流し撮りの効果が出やすくなる。
なお、効果に応じてtの距離を求めなくても、例えば一律にシャッター速度の範囲の最大の値を挿入して計算をしてもよい。
なお、焦点距離f及び距離OCから、撮像素子102上の移動量A’B’に対応する被写体の実際の移動量ABが算出される。被写体が遠いほど、同じ流れ量を得るために被写体が移動しなければならない距離は大きくなる。
S312で、システム制御部50は、警告表示を行う。警告表示の詳細については後述する。
S313で、システム制御部50は、撮影指示が行われたか否かを判定する。撮影指示が行われた場合、処理はS314に進み、そうでない場合、処理はS315に進む。
S314で、システム制御部50は、S308又はS309において設定されたシャッタースピードで撮影を行う。
S315で、システム制御部50は、他のモード(流し撮りモード以外のモード)に切り替えるか否かを判定する。例えば、ユーザがモード切替スイッチ60を操作して他のモードを選択した場合などに、システム制御部50は他のモードへの切り替えを行う。他のモードに切り替える場合、処理はS316に進み、そうでない場合、処理はS317に進む。
S316で、システム制御部50は、シャッタースピードを元の値に戻す。
S317で、システム制御部50は、撮影を終了するか否かを判定する。例えば、ユーザが電源スイッチ72を操作してデジタルカメラ100の電源をOFFにした場合などに、システム制御部50は撮影を終了する。撮影を終了する場合、本フローチャートの処理は終了する。撮影を終了しない場合、処理はS301に戻る。
シャッタースピードが2倍になると、露光時間が2倍になるため、移動量ABも2倍になる。このようにシャッタースピードを設定すると、主被写体(人物、車、など)以外の被写体(背景)が、ユーザの設定した流し撮り効果により沿う効果を持つように、撮影を行うことができる。
焦点距離が2倍になった場合も同様に、撮像素子上の移動量A’B’が2倍になる。
次に、図5乃至図13を参照して、図3のS311におけるサポート情報の表示、及びS312における警告表示の詳細について説明する。システム制御部50は、どのくらいの速さでデジタルカメラ100を振ればよいかを表示する。ユーザは、求める効果を得るためにどのくらいの速度でデジタルカメラ100を振ればよいのか、或いは、そもそも今撮影したい被写体は現在の設定では流し撮りすることが難しいのか、といったことが分かる。システム制御部50は、求めた時間あたりの移動量を時速換算し、その時速に相当する移動体を表示し、ユーザが撮影する被写体に合わせて構図を変更できるようにする。例えば、遅い被写体の速度として、人が走る速度を用い、速い被写体の速度として、新幹線が走る速度を用いる。ユーザが撮影する被写体速度を事前に分かっている場合、被写体速度に合わせた構図に設定しておくことで、流し撮りしにくい速度で追尾することが無くなるため、期待した流し量にならない撮影になることを防ぐことができる。
図5は、被写体の速度に応じた、対応する背景の流し量を表示したサポート情報の表示例である。横軸は右に行くほどカメラのふる速度(移動速度、回転する速度)がはやくなり、左に行くほどカメラのふる速度がおそくなる。横軸のカメラのふる速度に応じた、かかる流し撮りの効果の度合いを示したものがサポート情報である。ユーザが遅い被写体を追ってパンニングした場合は、角速度不足となり、流し撮り効果が出ない。このように、効果が出ない速度に相当する範囲が表示される。流し撮り画像にはなるが、設定した流し撮り効果設定よりも小さい流し撮り効果しか持たない画像になる速度の範囲には、効果が小さい流し撮り画像になることが表示される。また、設定した流し撮り効果よりも大きい流し撮り効果を持つ画像になる速度の範囲には、効果が大きい流し撮り画像になることが表示される。このとき、小/中/大に応じた表示にしてもよい。図5に「設定どおり」と示されているように、サポート情報は、流し撮り効果の設定(図3のS303)に対応する流し撮り効果が得られるデジタルカメラ100の移動速度(パンニング速度)の範囲を示す情報を含む。また、サポート情報は、デジタルカメラ100の移動速度(パンニング速度)に対応する被写体の例示(人、車、新幹線など)を含む。ユーザの設定に応じて、設定どおりであるか、設定よりも小さいか、大きいかで表示することを説明したが、効果の大きさを示す表示は、大、中、小で表示してもよい。
図6は、撮影環境が暗く変化した場合(露出値が小さくなった場合)の、サポート情報の変化を示す図である。なお、流し撮り効果の設定及び焦点距離は変化していないものとする。図6の上側に示すように、露出値が大きい場合は、ブレ上限までシャッタースピードを延ばすことができなかった。露出値が小さくなると、ISO及び絞り制御によってブレ上限までシャッタースピードを設定可能になる。そのため、被写体速度が早ければシャッタースピードを短く、被写体速度が遅ければシャッタースピードを長く設定可能になる。そのため、図6の下側に示すように、設定通りの流し撮り効果が得られる被写体速度の範囲が広くなる。
なお、露出値が小さすぎる場合は、システム制御部50は、ISO及び絞り制御でブレ上限のシャッタースピードに近付くように制御する。露出が優先される場合は、シャッタースピードがブレ上限よりも長秒に設定される。そのため、設定よりも過大に流し撮り効果がかかってしまう可能性が高くなる。
図7は、流し撮り効果の設定が「小」から「大」に変化した場合の、サポート情報の変化を示す図である。なお、焦点距離及び露出値は変化していないものとする。システム制御部50は、ISO及び絞り制御により、適正露出になるように制御し、シャッタースピードを変更することで設定通りの流し撮り効果を得るように制御する。図7の上側に示すように、流し撮り効果の設定が「小」であれば、遅い被写体を追うことで期待通りの流し量になる。図7の下側に示すように、流し撮り効果の設定が「大」に変化すると、速い被写体を追う必要が生じる。図7に示すように、流し撮り効果の設定の変更前後で、流し撮り効果が得られる被写体速度の範囲は変化せず、得られる流し撮り効果「小」「中」「大」に対応する被写体速度の範囲が変化する。効果の設定が「小」の方がTv値を小さく設定するので、「大」のときと同じ速度でカメラを振っても、流し撮りの効果は小さくなる。
図8は、焦点距離が変化した場合の、サポート情報の変化を示す図である。なお、流し撮り効果の設定及び露出値は変化していないものとする。図4を参照して説明したように、焦点距離が長くなると、同じ角速度を得るのに必要な被写体の移動量は小さくなる。よって、同じ速度の被写体を追ったときに得られる角速度は焦点距離が長いほうが大きくなる。そのため、焦点距離が長くなると、図8の上側から下側への変化として示すように、設定通りの流れ量を得るのに必要な被写体速度は小さくなるため、遅い被写体でも背景の流れ量が大きくなる。
図9は、露出値が大きいことが原因で、適正露出の最長秒が、ブレ上限シャッタースピードまで使えず、デジタルカメラ100を極めて速く振っても背景の流し量が不足する場合の、警告表示を示す図である。システム制御部50は、ISO及び絞りを、シャッタースピードを可能な限り長秒に設定できるように選択することにより、シャッタースピードをブレ上限シャッタースピードに設定できるか否かを判定する。シャッタースピードをブレ上限シャッタースピードに設定できない場合、システム制御部50は、図9に示すように、NDフィルタの装着を促すメッセージを表示する。ユーザが通知に従ってNDフィルタを装着すると、露出値が小さくなる。そのため、シャッタースピードをブレ上限まで使えるようになり、流し撮り効果の大きい流し撮り撮影が実行可能になる。このように、ガイドを表示することにより、S306において算出された角速度の範囲に応じて、ユーザの設定した流し撮りの効果を得ることができない(所定以上の流し撮り効果を得ることができない)ことを示すことができる。さらにどのようにすればいいのかを示すガイドを撮影前に表示するので、ユーザは撮影した後に流し撮りの効果がないことに気付き何度も撮影をし直す必要がなくなる。つまり、ユーザは予め、NDフィルタを付けたりすることにより、何度も撮影をし直さなくても所望の流し撮りの効果を得ることができるようになる。S306で求められた角速度は、予めユーザがこのあたりの被写体を撮影すると決めてAF(自動合焦処理)により求められた焦点距離、予め計測されたTvの値、ユーザにより予め設定された効果の度合いにより求められる。
図10は、露出値が小さいことが原因で、適正露出範囲の全範囲がブレ上限のシャッタースピードよりも長秒になり、期待する流し量を得る角速度範囲が無い場合の、警告表示を示す図である。図10に示すように、この場合の警告表示は、被写体速度の範囲を示す情報を含まず、流し撮りを行うためには明るい場所で撮影する必要がある旨を示すメッセージを含む。このような警告表示を行うことにより、ユーザは、事前に構図を変更して流し撮り撮影に備えることができる。
図11は、流し撮り効果を持つ画像の撮影は可能だが、設定した大きさの流し撮り効果を得るためには、極めて遅い速度でパンニングしなければならない(遅い被写体を追わなければならない)場合の、警告表示を示す図である。図11に示すように、この場合の警告表示は、所望の(即ち、設定した大きさの)流し撮り効果が得られない可能性がある旨を示すメッセージを含む。このような警告表示を行うことにより、ユーザは、事前に構図を変更して流し撮り撮影に備えることができる。
なお、システム制御部50は、極めて速い速度でパンニングしなければならない(速い被写体を追わなければならない)場合にも、同様の警告表示を行ってもよい。
図12は、焦点距離が短いことが原因で、デジタルカメラ100を極めて速く振っても背景の流し量が不足する場合の、警告表示を示す図である。図12に示すように、この場合の警告表示は、望遠にして焦点距離を長くすることを促すメッセージを含む。このような警告表示を行うことにより、ユーザは、事前に構図を変更して流し撮り撮影に備えることができる。
なお、システム制御部50は、表示している対象移動物が選択された場合に、選択された範囲をクローズアップして表示してもよい。
図13は、サポート情報の表示中にユーザがデジタルカメラ100のパンニングを行った場合の表示例である。システム制御部50は、パンニング速度でどれだけの流し撮り効果に到達するのかを表示する。表示方法は、プログレスバーでの表示でも、バー以外の表示でもよい。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、デジタルカメラ100は、撮影のための露出、目標とする流し撮りの効果の度合い、及び撮影のための焦点距離に基づき、流し撮りのサポート情報を表示する。サポート情報は、流し撮りにおけるデジタルカメラ100(撮像素子102)の移動速度と得られる流し撮り効果の度合いとの対応関係を示す情報を含む。これにより、ユーザは、所望の流し撮り効果を達成する流し撮りを実行できそうであるか否かを事前に知ることが可能となる。
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種制御は、1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明を撮像制御装置に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、流し撮りを行う撮像装置を制御可能な装置であれば適用可能である。すなわち、本発明は、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレームなどに適用可能である。また、本発明は、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダー、タブレット端末、スマートフォン、投影装置、ディスプレイを備える家電装置や車載装置などにも適用可能である。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
17…AEセンサ、22…撮像部、28…表示部、50…システム制御部、52…システムメモリ、56…不揮発性メモリ、70…操作部、100…デジタルカメラ、101…シャッター、102…絞り、103…レンズ、150…レンズユニット

Claims (22)

  1. シャッター速度を決定する決定手段と、
    撮影のための焦点距離を取得する取得手段と、
    前記シャッター速度及び前記焦点距離に基づき、流し撮りにおける撮像装置の移動速度と得られる流し撮り効果の度合いとの対応関係を示すサポート情報を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする撮像制御装置。
  2. 所定の撮影を行う前に、前記シャッター速度及び前記焦点距離に基づき、前記所定の撮影における効果がでないことを示すガイドを表示するように制御する制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
  3. 目標とする流し撮りの効果の度合いを設定する設定手段をさらに有し、
    流し撮りにおける前記撮像装置の移動速度と得られる流し撮り効果の度合いは、設定された前記流し撮りの効果の度合いに基づいて決定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像制御装置。
  4. 前記設定手段に設定された前記目標とする流し撮りの効果の度合いに応じて、シャッター速度を変更する撮像制御手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の撮像制御装置。
  5. 流し撮りの効果の度合いとして、第1の効果と前記第1の効果よりも大きな第2の効果を設定可能であり、
    前記表示手段は、露出と焦点距離が同じ状態である際に、前記第1の効果に設定された場合と前記第2の効果に設定された場合とでは、前記撮像装置の所定の移動速度に対応する流し撮り効果の度合いは、前記第2の効果の方が大きくなるように表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  6. 前記サポート情報は、流し撮りの効果の度合いに対応する流し撮り効果が得られる前記撮像装置の移動速度の範囲を示す情報を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  7. 前記焦点距離は、自動合焦処理の検出結果に基づいて取得されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  8. 前記シャッター速度は、測光結果に基づいて決定されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  9. 前記移動速度は、前記撮像装置の回転に伴う移動速度であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  10. 前記サポート情報は、前記撮像装置の移動速度に対応する被写体を例示する情報を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  11. シャッター速度を決定する決定手段と、
    撮影のための焦点距離を取得する取得手段と、
    流し撮りの撮影を行う前に、前記シャッター速度及び前記焦点距離に基づき、前記流し撮りの撮影における効果がでないことを示すガイドを表示するように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像制御装置。
  12. 前記ガイドは、より暗い場所での撮影を促す表示であることを特徴とする請求項2又は11に記載の撮像制御装置。
  13. 前記ガイドは、NDフィルタの装着を促す表示であることを特徴とする請求項2、11、及び12のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  14. 前記ガイドは、望遠での撮影を促す表示であることを特徴とする請求項2又は11に記載の撮像制御装置。
  15. 前記制御手段は、所定の範囲内の移動速度で撮像装置を移動させた場合に、所定以上の流し撮り効果を得ることができない場合、前記ガイドを表示するように制御する
    ことを特徴とする請求項2及び11乃至14のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  16. 前記所定以上の流し撮りの効果は、ユーザに設定された流し撮りの効果であることを特徴とする請求項15に記載の撮像制御装置。
  17. 前記所定の範囲内の移動速度とは、予め定められた前記撮像装置をユーザが移動可能な移動速度に基づいて決まることを特徴とする請求項15又は16に記載の撮像制御装置。
  18. 撮像装置を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  19. 撮像制御装置が実行する制御方法であって、
    シャッター速度を決定する決定工程と、
    撮影のための焦点距離を取得する取得工程と、
    前記シャッター速度及び前記焦点距離に基づき、流し撮りにおける撮像装置の移動速度と得られる流し撮り効果の度合いとの対応関係を示すサポート情報を表示する表示工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  20. 撮像制御装置が実行する制御方法であって、
    シャッター速度を決定する決定工程と、
    撮影のための焦点距離を取得する取得工程と、
    流し撮りの撮影を行う前に、前記シャッター速度及び前記焦点距離に基づき、前記流し撮りの撮影における効果がでないことを示すガイドを表示するように制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  21. コンピュータを、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  22. コンピュータを、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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