JP2019016838A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも二つのアンテナを有しながら、一つのアンテナを触ってもその他のアンテナ特性の劣化しないアンテナ装置を実現すること【解決手段】第一金属パーツ(10)では、第一給電部(12)への接続位置から接続位置から一方の端部までの間において、第一周波数帯を通過させる第一フィルタ(30)を介して第二金属パーツ(20)に接続されているアンテナ装置(1、2、2a〜2c)【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置に関するものであり、詳細には、複数の金属パーツによって構成された金属枠を備えるアンテナ装置に関するものである。
特許文献1には、携帯無線機に複数のアンテナを内蔵する際に、アンテナ同士の干渉が少なくなるように配置する方法が開示されている。
特開2008−11016号公報(2008年1月17日公開)
本発明者らは、独自の発想に基づき、筐体を構成する金属枠を複数の金属パーツによって構成し、各金属パーツをアンテナの一部として使用する(例えば、金属枠の異なる1辺を1つのアンテナエレメントとして動作させる)技術について検討している。このとき、例えば、金属パーツを逆Fアンテナとして用いるために、金属パーツをグランドに接続する場合がある。また、本発明者らの独自の知見によれば、金属パーツを特定の態様でグランドに接続することにより、金属パーツをアンテナエレメントとして用いるときの周波数を調整したり、金属パーツを複数のアンテナエレメントに分離して用いることができる。
ここで、本発明者らの独自の知見によれば、金属パーツがグランドに接続されている場合、グランドに接続された金属パーツに手が触れたときに、他の金属パーツのアンテナ性能が劣化する場合がある。例えば、金属パーツであるアンテナエレメントAおよび金属パーツであるアンテナエレメントBが存在し、アンテナエレメントBがグランドに接続されている場合に、アンテナエレメントBを手で触ると、アンテナエレメントAのグランド電流が、アンテナエレメントBを介して人体に吸収され、アンテナエレメントAのアンテナ性能が劣化してしまう場合がある。
本発明の一態様は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の金属パーツによって構成された金属枠を備えるアンテナ装置において、グランドに接続された金属パーツに手が触れたときの、他の金属パーツのアンテナ性能の劣化を抑制するための技術を提供することを主たる目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るアンテナ装置は、第一給電部と、グランドと、第一金属パーツおよび第二金属パーツを含む複数の金属パーツによって構成され、外部に露出した金属枠と、を備え、上記第一金属パーツは、第一接続位置において、上記第一給電部に接続し、第一端部および第二端部を備え、上記第一接続位置から上記第一端部までが第一周波数帯で共振し、上記第一接続位置から上記第二端部までの範囲において、第一フィルタを介して上記第二金属パーツに接続され、上記第二金属パーツは、上記グランドに接続され、上記第一フィルタは、上記第一周波数帯を通過させる。
本発明の一態様によれば、複数の金属パーツによって構成された金属枠を備えるアンテナ装置において、グランドに接続された金属パーツに手が触れたときの、他の金属パーツのアンテナ性能の劣化を抑制することができる。
本発明の実施形態1に係るアンテナ装置の概略図である。 本発明の実施形態2に係るアンテナ装置の概略図である。 本発明の実施形態3に係るアンテナ装置の概略図である。 本発明の実施形態4に係るアンテナ装置の概略図である。 本発明の実施形態5に係るアンテナ装置の概略図である。 本発明の一実施形態に係る金属筐体に流れる電流分布のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の一実施形態に係る金属筐体の構成の概略を示す斜視図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、本実施形態に記載されている構成は、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。また説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
本明細書では、アンテナ装置として、ユーザが手に持って操作することができ、かつ無線信号による通信機能を有した装置であり、携帯電話機、スマートフォン、またはタブレット型端末を例に挙げているが、本発明に係るアンテナ装置はこれらに限定されない。例えば、据え置き型の無線LAN親機などであってもよい。
〔実施形態1〕
図1の(a)は、本願発明の実施形態1に係るアンテナ装置2の構成を示す概略図である。図1の(a)に示すように、アンテナ装置2は、第一金属パーツ10、第二金属パーツ20、第一給電部12、第二給電部22、第一フィルタ30、グランド40および無線回路基板50を備えている。グランド40は、無線回路基板50のグランドであり、例えば、金属板等であり得る。
本実施形態においては、第一金属パーツ10および第二金属パーツ20はそれぞれ、図示しない金属枠を構成する金属パーツであり、当該金属枠の隣接する辺に配置されている。図1の(a)に示すように、第一金属パーツ10および第二金属パーツ20は、グランド40の一隅に近接して配置されており、互いに近接している。第一金属パーツ10および第二金属パーツ20以外の金属枠の構成は特に限定されない。また、各金属パーツの形状は特に限定されないが、二つの端部を有する板状または棒状の構成であってもよく、一部が曲がっていてもよい。
(第一金属パーツ10)
第一金属パーツ10は、第一端部10Aおよび第二端部10Bを有しており、第一接続位置10Cにおいて第一給電部12に接続し、第一給電部12から給電されている。
第一金属パーツ10は、2肢分岐の先端開放型のアンテナエレメントである。第一金属パーツ10の第一接続位置10Cから第一端部10Aまでは、第一周波数帯で共振するアンテナエレメントとして機能する。また、第一金属パーツ10の第一接続位置10Cから第二端部10Bまでは、第一周波数帯とは異なる第三周波数帯で共振するアンテナエレメントとして機能する。無線回路基板50は、第一給電部12を介して、第一金属パーツ10に対し第一周波数帯および第三周波数帯の高周波信号を給電する。これにより、アンテナ装置2は、第一金属パーツ10を用いて第一周波数帯および第三周波数帯の電波を送受信可能となる。
なお、第一給電部12は、第一金属パーツ10に対し、少なくとも第一周波数帯の高周波信号を給電するものであればよく、一変形例において、第一給電部12は、第一金属パーツ10に対し、第三周波数帯の高周波信号を給電しない構成であってもよい。この場合、第一接続位置10Cを第二端部10Bの位置とし、第一金属パーツ10を逆Lアンテナとして構成してもよい。
(第二金属パーツ20)
第二金属パーツ20は、第三端部20Aおよび第四端部20Bを有しており、中央部において、グランド接続部23を介してグランドに接続している。また、第二金属パーツ20は、グランド接続部23への接続位置よりも第三端部20A側の第二接続位置20Cにおいて、第二給電部22に接続し、第二給電部22から給電されている。
第二金属パーツ20は、逆Fアンテナ型のアンテナエレメントであり、第一周波数帯とは異なる第二周波数帯で共振するアンテナエレメントとして機能する。無線回路基板50は、第二給電部22を介して、第二金属パーツ20に対し第二周波数帯の高周波信号を給電する。これにより、アンテナ装置2は、第二金属パーツ20を用いて第二周波数帯の電波を送受信可能となる。
なお、図2に示すように、グランド接続部23の幅を広くすることで、一変形例において、第二金属パーツ20を二つのアンテナエレメントとして使用することも可能である。
また、一変形例において、第一金属パーツ10、第二金属パーツ20等の金属パーツは、特定の接続位置において、インダクタ、キャパシタ等を介してグランド40に接続されていてもよい。当該接続位置、および、インダクタ、キャパシタ等のリアクタンス値を調整することにより、当該金属パーツにおける共振周波数を調整することができる。
(第一フィルタ30)
第一金属パーツ10の第一接続位置10Cから第二端部10Bまでの範囲の任意の位置と、第二金属パーツ20の任意の位置とは、第一フィルタ30を介して接続されている。例えば、一態様において、図1の(a)に示すように、第一金属パーツ10の第二端部10Bと、第二金属パーツ20の第三端部20Aとが、第一フィルタ30を介して接続されている。
第一フィルタ30は、第一周波数帯を通過させ、第一金属パーツ10および第二金属パーツ20において使用される第一周波数帯以外の周波数帯(例えば、第二周波数帯、第三周波数帯)を通過させないフィルタであればよい。例えば、第一フィルタ30は、第一周波数帯を選択的に通過させるフィルタであってもよいし、第二周波数帯および第三周波数帯の少なくとも一方を選択的に遮断するフィルタであってもよい。
一例として、第一周波数帯として、900MHz帯を、第二周波数帯として、2GHz帯を、第三周波数帯としては、2GHz帯を用いた場合、第一フィルタ30としては、900MHzを中心として上下100MHzの幅を通過させ、他の周波数帯を遮断するものや、2GHzを中心として上下100MHzの幅を遮断し、他の周波数帯を通過させるものを用いることができるが、これに限定されるものではない。
第一フィルタ30としては、直列共振回路、並列共振回路、積層のバンドパスフィルタ、バンドエリミネーションフィルタ、ノッチフィルタなどが使用できる。第一フィルタ30は、基板に実装して、給電基板を介して第一金属パーツ10および第二金属パーツ20と接続してもよく、フレキシブル基板などに実装して、第一金属パーツ10および第二金属パーツ20との接点を設けることで、第一金属パーツ10および第二金属パーツ20と接続してもよい。
上記の構成によれば、第一周波数帯においては、第二金属パーツ20は、第一金属パーツ10と電気的または高周波的につながっている。よって、第一周波数帯を送受信するとき、第一金属パーツ10および第二金属パーツ20は一体として逆Fアンテナとして動作する。このとき、第二金属パーツ20は、第一周波数帯においてはグランド40への短絡点付近となっている。よって、第二金属パーツ20に第一周波数帯のグランド電流が流れることを防ぐことができるため、第二金属パーツ20に手が触れても、第一周波数帯のグランド電流が人体に吸収されない。これにより、第一金属パーツ10が第一周波数帯の電波を送受信する際に、アンテナ特性が劣化することを防ぐことができる。
図6は、第一フィルタ30を介して第一金属パーツ10と第二金属パーツ20とが接続されていない場合に、グランド40に流れる電流分布のシミュレーション結果を示す図である。なお、シミュレーションでは、第一金属パーツ10は、短絡部13において、キャパシタおよびインダクタを介してグランド40に接続しているものとした。また、シミュレーションにおいては、900MHzの電波を解析対象とし、第一金属パーツ10が900MHzの電波を送受信しているときの金属筐体内の電流分布を調べた。図6を見ればわかるように、グランド40において、第二金属パーツ20のグランド40への接続位置付近に多くのグランド電流が流れている。本実施形態では、この電流分布に着目し、第一金属パーツ10および第二金属パーツ20の間に第一フィルタ30を設けることにより、第一金属パーツが第一周波数の電波を受信しているときのアンテナ特性の劣化を防いだものである。
特に、図1の(b)に示すように、グランド40の縁部を通る経路40cであって、第一給電部12に対応する位置40aから第二金属パーツ20への接続位置40bまでの経路40cの電気長(Lx+Ly)が、第一周波数帯に対応する波長λの1/4以下である場合に、第二金属パーツ20に流れ得るグランド電流が大きくなるため、第一フィルタ30による効果が大きくなる。
すなわち、一般的に、送受信する電波の波長λの1/4で共振するアンテナエレメントを備えるアンテナでは、グランドにもグランド電流を流すことで高いアンテナ特性を得ている。特に、グランド上における給電点に最も近い位置からグランドの縁部を通ってλ/4の電気長までは、グランド電流が強く流れている。
第二金属パーツ20のグランド40への接続位置23が、グランド40上における第一給電部12に対応する位置からグランド40の縁部を通ってλ/4の電気長以内に存在する場合、第一フィルタ30がない場合、第二金属パーツ20に、第一金属パーツ10が送受信する第一周波数帯の電波に対するグランド電流が強く流れる。このため、第二金属パーツ20を手で触れることにより、第一金属パーツ10が送受信する第一周波数帯の電波に対するグランド電流が人体に吸収されてしまい、第一金属パーツ10をアンテナエレメントとして利用したときのアンテナ特性が劣化してしまう。これに対し、本実施形態では、第一フィルタ30を備えることで、第一金属パーツ10が送受信する第一周波数帯の電波に対するグランド電流が第二金属パーツ20に流れることを防ぎ、アンテナ特性の劣化を防いでいる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について説明をすれば、以下の通りである。図2は、実施例2に係るアンテナ装置2aの構成を示す概略図である。アンテナ装置2aは、第一金属パーツ10、第二金属パーツ20、第三金属パーツ60および第四金属パーツ70を備えている点において、実施形態1のアンテナ装置2とは異なっている。
(金属枠)
図7は、本アンテナ装置2aの筐体3の構成の概略を示す斜視図である。図7に示すように、筐体3は、金属枠4を備えており、これにより強度を向上させることができる。なお、金属枠4は、筐体3から分解可能なように構成されていなくてもよく、筐体3の一部と金属枠4とが一体成型されていてもよい。例えば、金属枠4と、筐体3の背面(図示していない)とが一体成型されているアンテナ装置も、本願の権利範囲である。筐体3は、全体が金属によって構成された金属筐体であってもよいし、金属枠4以外の部分が非金属で構成された複合材筐体であってもよいし、背面と金属枠4とが金属で構成された筐体であってもよい。
一態様において、第一金属パーツ10、第二金属パーツ20、第三金属パーツ60および第四金属パーツ70は、金属枠4が分割されたものであり、金属枠4の隣接した辺を形成している。また、他の一態様において、金属枠4は、筐体3に、第一金属パーツ10、第二金属パーツ20、第三金属パーツ60および第四金属パーツ70がそれぞれ埋め込まれることによって構成されていてもよい。なお、「筐体」とは、アンテナ装置が備える電子部品を格納する部材を指す。また、「外周」とは、アンテナ装置の外側に沿った周りの領域を指す。
第一金属パーツ10、第二金属パーツ20、第三金属パーツ60および第四金属パーツ70は筐体3の外周に存在し、外部に露出しているため、手に触れやすく、従来の技術では、近接した複数の金属パーツの一つに手が触れることで、使用中の他の金属パーツのアンテナの性能が劣化するという問題が発生していた。これに対し、本実施形態に係る発明では、金属パーツ同士を特定のフィルタを介して接続することで、当該問題を解決することができる。
(第四金属パーツ70)
また、本実施形態では、第四金属パーツ70についてもアンテナとして利用している。第四金属パーツ70は、第七端部70Aおよび第八端部70Bを有し、第四接続位置70Cにおいて、第四給電部72に接続している。第四給電部72は、無線回路基板50に接続している。無線回路基板50は、第四給電部72を介して、第四金属パーツ70に対し第五周波数帯の高周波信号を給電する。これにより、アンテナ装置2aは、第四金属パーツ70を用いて第五周波数帯の電波を送受信可能となる。なお、無線回路基板50は、図2に示すように、複数の基板に分割されていてもよいし、一枚の基板として構成されていてもよい。
〔実施形態3〕
次に、本願の実施形態3について、図3を用いて説明する。実施形態3のアンテナ装置2bは、実施形態1の構成に加えて、第二フィルタ31、第三金属パーツ60、第四金属パーツ70、および第三給電部90を備える。第三金属パーツ60は、グランド40に接続しており、接続位置63から2股分岐した形状となっている。また第二金属パーツ20は、実施形態2と同じくグランド40への接続位置23から2股分岐した形状となっている。第二フィルタ31は、第三周波数帯を通過させ、その他の周波数帯は通過させない。
本実施形態において、第一金属パーツ10と第三金属パーツ60とは近接している。よって実施形態1で説明した通り、第二フィルタ31がない場合、第三金属パーツ60には、第一金属パーツ10が送受信する第三周波数帯の電波に対応するグランド電流が流れる。しかしながら本実施形態においては、第二フィルタ31が存在することで、第一金属パーツ10の第一給電部12との接続位置から端部10Bまでが第三周波数帯の電波を送受信するとき、第一金属パーツ10と、第三金属パーツ60とが、電気的につながる。よって、第三周波数帯を送受信するとき、第三金属パーツ60に第三周波数帯のグランド電流が流れることを防ぐことができるため、第三金属パーツ60に手が触れても、第一周波数帯のグランド電流が人体に吸収されない。これにより、第一金属パーツ10が第三周波数帯の電波を送受信する際においても、アンテナ特性が劣化することを防ぐことができる。
第三金属パーツ60において、第三給電部90から一方の端部60Aまでは、第一〜第三周波数帯とは異なる第四周波数帯で共振する。すなわち、第三給電部90は、第四周波数帯の電波を入出力し、第一金属パーツ10にアンテナ給電する。これにより、第一金属パーツ10を用いて第一周波数帯の電波を送受信可能となる。
〔実施形態4〕
次に、本願の実施形態4について、図4を用いて説明する。図4の(a)は、アンテナ装置2cの構成を示す図であり、図4の(b)は、無線回路が形成された無線回路基板50の構成を示す図である。
本実施形態においては、第一金属パーツ10において、第二端部10B、第一接続位置10C、および、第一接続位置10Cと第一端部10Aとの間の位置10Dにおいて、引込部が設けられている。また、第二金属パーツ20において、第三端部20A、および、第二接続位置20Cにおいて、引込部が設けられている。無線回路基板50には、無線回路部51、短絡部13、第一フィルタ部30、接続部50A〜50D、50F、および、接続部50Cと接続部50Dとを第一フィルタ部30を介して接続する導電経路50Eが設けられている。短絡部13は、キャパシタ、インダクタ等を介してグランド40に接続されている。
各引込部および接続部50A〜50D、50Fの中央部には穴が開いており、穴の内部にはネジが切られている。各金属パーツ上に無線回路基板50を重ね合わせて、各引込部の穴を、それぞれ接続部50A〜〜50D、50Fの穴と重ね合わせてねじにより共締めすることで、引込部と接続部との間を電気的に接続する。
すなわち、無線回路基板50の接続部50A(第一給電部12)が、第一金属パーツ10の第一接続位置10Cにネジ止めされることにより、第一給電部12と第一接続位置10Cとが接続される。また、無線回路基板50の接続部50B(第二給電部22)が、第二金属パーツ20の第二接続位置20Cにネジ止めされることにより、第二給電部22と第二接続位置20Cとが接続される。また、無線回路基板50の接続部50Fが、第一金属パーツ10の位置10Dにネジ止めされることにより、第一金属パーツ10が、位置10Dにおいて、短絡部13を介してグランド40に接続される。また、無線回路基板50の接続部50Cが、第一金属パーツ10の第二端部10Bにネジ止めされ、無線回路基板50の接続部50Dが、第二金属パーツ20の第三端部20Aにネジ止めされることにより、第一金属パーツ10と第二金属パーツ20とが、第一フィルタ部30を介して接続される。
接続部50A〜50D、50Fは無線回路基板5上に導通部材で設けられたパターンであり、表面が導通するよう、レジストで覆われていない開口部となっている。金属パーツと回路基板5とを重ねてネジ止めすることで、引込部と開口部とが密着して導通する。
引込部84と接続部94とが共締めされて導通することで、第一金属パーツ10cが給電基板から給電され、アンテナエレメントとして機能する。接続部50Aは、実施形態1における第一金属パーツ10cの第一給電部12への接続位置に対応する。第一金属パーツ10cの引込部84から端部10Aまでは第一周波数で共振し、第一金属パーツ10cの引込部84から端部10Bまでは第三周波数で共振する。本実施形態においては、第二金属パーツ20cは、グランド40と溶接されることで、電気的につながっている。
〔実施形態5〕
次に、本願の実施形態5について、図5を用いて説明する。実施形態5では、実施形態1とは異なり、第二給電部22が存在せず、第二金属パーツ20が給電部から給電されていない。このため、本実施形態においては、第二金属パーツ20はアンテナエレメントとしては機能しない。本発明の一態様には、当該構成も含まれる。
(まとめ)
本発明の態様1に係るアンテナ装置(1、2、2a、2b、2c)は、第一給電部(12)と、グランド(40)と、第一金属パーツ(10)および第二金属パーツ(20)を含む複数の金属パーツによって構成され、外部に露出した金属枠(4)と、を備え、上記第一金属パーツは、第一接続位置(10C)において、上記第一給電部に接続し、第一端部(10A)および第二端部(10B)を備え、上記第一接続位置から上記第一端部までが第一周波数帯で共振し、上記第一接続位置から上記第二端部までの範囲において、第一フィルタ(30)を介して上記第二金属パーツに接続され、上記第二金属パーツは、上記グランドに接続され、上記第一フィルタは、上記第一周波数帯を通過させる。
上記の構成によれば、第一周波数帯の信号から見て、第一金属パーツと第二金属パーツは、一体として逆Fアンテナのように動作する。このため、第一金属パーツが第一周波数帯の電波を送受信しているときに、短絡点側の第二金属パーツに第一周波数帯のグランド電流が流れない。よって、第一金属パーツが第一周波数帯の電波を送受信しているときに、第二金属パーツを触っても、第一周波数帯のグランド電流が人体に吸収されることがない。このため、第一金属パーツのアンテナ特性が劣化することを抑制することができる。
本発明の態様2に係るアンテナ装置(1、2、2a、2b、2c)は、上記態様1において、上記金属枠(4)は、上記アンテナ装置(1、2、2a、2b、2c)の筐体(3)の一部を構成してもよい。
上記の構成によれば、金属枠によって筐体の一部を構成し、筐体の強度を向上することができる。
本発明の態様3に係るアンテナ装置(1、2、2a、2b、2c)は、上記態様1または2において、第二給電部(22)をさらに備え、上記第二金属パーツ(20)は、上記第二給電部(22)に接続し、第二周波数帯で共振し、上記第一フィルタ(30)は、上記第二周波数帯を通過させなくてもよい。
上記の構成によれば、アンテナ装置は、第一周波数帯に加えて、第二周波数帯の電波を送受信することができる。
本発明の態様4に係るアンテナ装置(1、2、2a、2b、2c)は、上記態様1から3のいずれかにおいて、上記グランド(40)の縁部を通る経路であって、上記第一給電部(12)に対応する位置(40a)から上記第二金属パーツ(20)への接続位置(40b)までの経路の電気長が、上記第一周波数帯に対応する波長λの1/4以下であるものであってもよい。
上記の構成によれば、フィルタがない場合、第二金属パーツに、第一金属パーツが送受信する第一周波数帯の電波に対するグランド電流が特に強く流れる。しかしながら、本実施形態では、フィルタを備えることで、第一金属パーツが送受信する第一周波数帯の電波に対するグランド電流が第二金属パーツに流れることを防ぎ、アンテナ特性の劣化を防いでいる。
本発明の態様5に係るアンテナ装置(1、2、2a、2b、2c)は、上記態様1から4のいずれかにおいて、上記第一金属パーツ(10)および上記第二金属パーツ(20)は、それぞれ、上記金属枠(4)の互いに隣接した辺に配置されていてもよい。
上記の構成によれば、フィルタがない場合、第二金属パーツに、第一金属パーツが送受信する第一周波数帯の電波に対するグランド電流が特に強く流れる。しかしながら、本実施形態では、フィルタを備えることで、第一金属パーツが送受信する第一周波数帯の電波に対するグランド電流が第二金属パーツに流れることを防ぎ、アンテナ特性の劣化を防いでいる。
本発明の態様6に係るアンテナ装置(1、2、2a、2b、2c)は、上記態様1から5のいずれかにおいて、上記第一金属パーツ(10)は、上記第一接続位置(40a)から上記第二端部(10B)までが第三周波数帯で共振し、上記第一フィルタ(30)は、上記第三周波数帯を通過させなくてもよい。
上記の構成によれば、アンテナ装置は、第一周波数帯に加えて、第三周波数帯の電波を送受信することができる。
本発明の態様7に係るアンテナ装置(1、2、2a、2b、2c)は、上記態様1から6のいずれかにおいて、第三給電部(90)をさらに備え、上記複数の金属パーツは、第三金属パーツ(60)をさらに含み、上記第三金属パーツ(60)は、第三接続位置(60C)において、上記第三給電部(90)に接続し、第五端部(60A)および第六端部(60B)を備え、上記第三接続位置(60C)から上記第五端部(60A)までが第四周波数帯で共振し、上記第三接続位置(60C)から上記第六端部(60B)までの範囲において、上記グランド(40)に接続され、上記第一金属パーツ(10)は、上記第一接続位置(20C)から上記第一端部(20A)までの範囲において、第二フィルタ(31)を介して上記第三金属パーツ(60)に接続され、上記第二フィルタ(22)は、上記第三周波数帯を通過させ、上記第一周波数帯および上記第四周波数帯を透過させなくてもよい。
上記の構成によれば、第三金属パーツを触ったときに第一金属パーツのアンテナ特性が劣化することを抑制することができる。
本発明の態様8に係るアンテナ装置(1、2、2a、2b、2c)は、上記態様1から7のいずれかにおいて、回路基板(50)をさらに備え、上記回路基板(50)には、上記第一給電部(12)と、上記第一フィルタ(30)と、上記回路基板(50)上の第一位置(50C)と第二位置(50D)とを上記第一フィルタ(30)を介して接続する導電経路(50E)と、が設けられており、上記回路基板(50)の上記第一給電部(12)が、上記第一金属パーツ(10)の上記第一接続位置(10C)にネジ止めされることにより、上記第一給電部(12)と上記第一接続位置(10C)とが接続され、上記回路基板(50)の上記第一位置(50C)が、上記第一金属パーツ(10)の上記第一接続位置(10C)から上記第二端部(10B)までの範囲にネジ止めされることにより、上記第一位置(50C)と当該範囲とが接続され、上記回路基板(50)の上記第二位置()が、上記第二金属パーツ(20)にネジ止めされることにより、上記第二位置(50D)と上記第二金属パーツ(20)とが接続されていてもよい。
上記の構成によれば、金属パーツ同士の接続を好適に実現することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1、2、2a、2b、2c アンテナ装置
3 筐体
4 金属枠
10 第一金属パーツ
10A 第一端部
10B 第二端部
10C 第一接続位置
12 第一給電部
20 第二金属パーツ
20A 第三端部
20B 第四端部
20C 第二接続位置
22 第二給電部
23 第二金属パーツとグランドとの接続位置
30 第一フィルタ
31 第二フィルタ
40 グランド
40a 第一の給電部に対応する位置
40b 第二金属パーツへの接続位置
50 回路基板
50C 第一位置
50D 第二位置
50E 導電経路
60 第三金属パーツ
60A 第五端部
60B 第六端部
60C 第三接続位置
90 第三給電部

Claims (8)

  1. 第一給電部と、
    グランドと、
    第一金属パーツおよび第二金属パーツを含む複数の金属パーツによって構成され、外部に露出した金属枠と、を備え、
    上記第一金属パーツは、
    第一接続位置において、上記第一給電部に接続し、
    第一端部および第二端部を備え、
    上記第一接続位置から上記第一端部までが第一周波数帯で共振し、
    上記第一接続位置から上記第二端部までの範囲において、第一フィルタを介して上記第二金属パーツに接続し、
    上記第二金属パーツは、上記グランドに接続し、
    上記第一フィルタは、上記第一周波数帯を通過させることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 上記金属枠は、上記アンテナ装置の筐体の一部を構成することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 第二給電部をさらに備え、
    上記第二金属パーツは、上記第二給電部に接続し、第二周波数帯で共振し、
    上記第一フィルタは、上記第二周波数帯を通過させないことを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 上記グランドの縁部を通る経路であって、上記第一給電部に対応する位置から上記第二金属パーツへの接続位置までの経路の電気長が、上記第一周波数帯に対応する波長λの1/4以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 上記第一金属パーツおよび上記第二金属パーツは、それぞれ、上記金属枠の互いに隣接した辺に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  6. 上記第一金属パーツは、上記第一接続位置から上記第二端部までが第三周波数帯で共振し、
    上記第一フィルタは、上記第三周波数帯を通過させないことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 第三給電部をさらに備え、
    上記複数の金属パーツは、第三金属パーツをさらに含み、
    上記第三金属パーツは、上記第三給電部および上記グランドに接続し、第四周波数帯で共振し、
    上記第一金属パーツは、上記第一接続位置から上記第一端部までの範囲において、第二フィルタを介して上記第三金属パーツに接続され、
    上記第二フィルタは、上記第三周波数帯を通過させ、上記第一周波数帯および上記第四周波数帯を透過させないことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  8. 回路基板をさらに備え、
    上記回路基板には、
    上記第一給電部と、
    上記第一フィルタと、
    上記回路基板上の第一位置と第二位置とを上記第一フィルタを介して接続する導電経路と、が設けられており、
    上記回路基板の上記第一給電部が、上記第一金属パーツの上記第一接続位置にネジ止めされることにより、上記第一給電部と上記第一接続位置とが接続され、
    上記回路基板の上記第一位置が、上記第一金属パーツの上記第一接続位置から上記第二端部までの範囲にネジ止めされることにより、上記第一位置と当該範囲とが接続され、
    上記回路基板の上記第二位置が、上記第二金属パーツにネジ止めされることにより、上記第二位置と上記第二金属パーツとが接続されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
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