JP2019016418A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

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雅幸 高岸
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知幸 前田
洋介 礒脇
Yosuke Isowaki
洋介 礒脇
直幸 成田
Naoyuki Narita
直幸 成田
克也 菅原
Katsuya Sugawara
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Abstract

【課題】記録密度を向上できる磁気記録再生装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、磁気記録再生装置は、入力情報に対応する記録信号を出力する出力ドライバと、コイルを含む磁気ヘッドと、磁気記録媒体と、を含む。前記入力情報は、NRZI符号で「011X」と、NRZI符号で「111X」と、を含む。前記「011X」の先頭から3番目の前記記録電流の絶対値、及び、前記「111X」の先頭から3番目の前記記録電流の絶対値は、前記「011X」の先頭から2番目の前記記録電流の絶対値よりも大きい。前記「011X」は、NRZI符号で「0110」または「0111」である。前記「111X」は、NRZI符号で「1110」または「1111」である。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、磁気記録再生装置に関する。
HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記録再生装置において、磁気記憶媒体に情報が記録される。磁気記録再生装置において、記録密度の向上が望まれる。
特開2008−41159号公報 特開2013−109815号公報
本発明の実施形態は、記録密度を向上できる磁気記録再生装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、磁気記録再生装置は、入力情報に対応する記録信号を出力する出力ドライバと、前記記録信号を含む記録電流が流れるコイルを含む磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドにより前記入力情報に応じた情報が記録される磁気記録媒体と、を含む。前記入力情報は、第1情報組み合わせ、第2情報組み合わせ及び第3情報組み合わせを含む。前記第1情報組み合わせは、第1〜第4情報を含む。前記第2情報は、前記第1情報の後であり前記第1情報と連続する。前記第3情報は、前記第2情報の後であり前記第2情報と連続する。前記第4情報は、前記第3情報の後であり前記第3情報と連続する。前記第1情報はNRZI符号で0である。前記第2情報は前記NRZI符号で0である。前記第3情報は前記NRZI符号で1である。前記第4情報は前記NRZI符号で1である。前記第2情報組み合わせは、第5〜第8情報を含む。前記第6情報は、前記第5情報の後であり前記第5情報と連続する。前記第7情報は、前記第6情報の後であり前記第6情報と連続する。前記第8情報は、前記第7情報の後であり前記第7情報と連続する。前記第5情報は前記NRZI符号で0である。前記第6情報は前記NRZI符号で0である。前記第7情報は前記NRZI符号で1である。前記第8情報は前記NRZI符号で0である。前記第3情報組み合わせは、第9〜第12情報を含む。前記第10情報は、前記第9情報の後であり前記第9情報と連続する。前記第11情報は、前記第10情報の後であり前記第10情報と連続する。前記第12情報は、前記第11情報の後であり前記第11情報と連続する。前記第9情報は前記NRZI符号で1または0である。前記第10情報は前記NRZI符号で1である。前記第11情報は前記NRZI符号で1である。前記第12情報は前記NRZI符号で1または0である。前記記録信号は、前記第11情報に対応して第11記録電流に変化する。前記記録信号は、前記第3情報に対応して第3記録電流に変化する。前記第11記録電流の絶対値は、前記第3記録電流の絶対値よりも大きい。
図1(a)〜図1(d)は、第1実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式図である。 図2(a)〜図2(c)は、第1実施形態に係る別の磁気記録再生装置を例示する模式図である。 図3(a)〜図3(c)は、参考例の磁気記録再生装置を例示する模式図である。 図4(a)〜図4(c)は、磁気記録再生装置の特性を例示するグラフ図である。 図5は、磁気記録再生装置の特性を例示するグラフ図である。 図6は、磁気記録再生装置の特性を例示するグラフ図である。 図7は、磁気記録再生装置の特性を例示するグラフ図である。 図8(a)〜図8(c)は、第2実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式図である。 図9は、実施形態に係る磁気記録再生装置の一部を例示する模式的断面図である。 図10は、実施形態に係る磁気記録再生装置の一部を例示する模式的斜視図である。 図11は、実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的斜視図である。 図12(a)及び図12(b)は、実施形態に係る磁気記録再生装置の一部を例示する模式的斜視図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1(a)〜図1(d)は、第1実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式図である。
図1(d)は、磁気記録再生装置の構成を例示する模式図である。図1(a)は、磁気記録再生装置で記録されるための入力情報Dinf(データ)の例を示している。図1(b)は、入力情報Dinfに対応する入力信号Vinfの例を示している。図1(c)は、入力情報Dinfを記録するための信号(記録信号Vdr)を例示している。図1(b)及び図1(c)の横軸は、時間tmである。
図1(d)に示すように、本実施形態に係る磁気記録再生装置150は、出力ドライバ190Dと、磁気ヘッド110と、磁気記録媒体80と、を含む。磁気ヘッド110は、コイル20を含む。磁気ヘッド110は、磁極10(主磁極)をさらに含む。磁気ヘッド110は、例えば、ヘッドスライダ159に設けられる。ヘッドスライダ159は、例えば、ヘッドジンバルアセンブリ158などの端部に取り付けられる。
磁気ヘッド110は、磁気記録媒体80と対向するように配置される。例えば、磁気記録媒体80から磁気ヘッド110に向かう方向を、Z軸方向とする。磁気記録媒体80に、磁気ヘッド110により記録情報が記録される。
出力ドライバ190Dは、コイル20と電気的に接続される。出力ドライバ190Dから供給された記録電流Iwが、コイル20に流れる。記録電流Iwは、記録信号Vdrを含む。コイル20を流れる記録電流Iwにより、磁極10から記録磁界が生じる。記録磁界が磁気記録媒体80に印加され、磁気記録媒体80の磁化が変化する。これにより、磁気記録媒体80に、情報(記録情報)が記録される。このように、磁気ヘッド110により、磁気記録媒体80に、入力信号Vinf(入力情報Dinf)に応じた情報が記録される。
例えば、磁気記録再生装置150に信号処理部190が設けられる。出力ドライバ190Dは、信号処理部190の出力部に対応する。信号処理部190の入力部に、入力信号Vinfが供給される。入力信号Vinfは、記録すべき情報に対応する。
出力ドライバ190Dから、記録信号Vdr(記録電流Iw)が出力される。記録信号Vdrの変化は、記録電流Iwの変化に対応する。実施形態において、出力ドライバ190Dからコイル20までの間の経路において、信号が歪む場合がある。以下では、出力ドライバ190Dの記録信号Vdrについて説明する。出力ドライバ190Dの記録信号Vdrにおいては、比較的歪が小さい。
出力ドライバ190Dの記録信号Vdrに応じた電流がコイル20に流れる。例えば、記録信号Vdrの極性が正のときにコイル20に流れる電流(記録電流Iw)の向きは、記録信号Vdrの極性が負のときにコイル20に流れる電流(記録電流Iw)の向きと、反対である。記録信号Vdrの絶対値が大きいときにコイル20に流れる電流の大きさは、記録信号Vdrの絶対値が小さいときにコイル20に流れる電流の大きさよりも大きい。
情報記録において、論理データを2値の電気信号により表す方法として、例えば、NRZ(Non-Return to Zero)方式と、NRZI(Non-Return to Zero Inverse)方式と、がある。以下では、例としてNRZI方式の例について説明する。以下の説明は、NRZ方式にも適用できる。
図1(a)及び図1(b)に示すように、入力信号Vinf(すなわち、入力情報Dinf)は、第1情報組み合わせOP1及び第2情報組み合わせOP2を含む。
第1情報組み合わせOP1は、NRZI符号で、「0011」のデータに対応する。第2情報組み合わせOP2は、NRZI符号で、「0010」のデータを含む。
図1(a)に示すように、この例では、第1期間P01〜第17期間P17がある。1つの期間の長さが期間「T」に対応する。
図1(b)に示すように、第1期間P01〜第17期間P17において、入力信号Vinfは「11111010111001111」である。第1期間P01〜第5期間P05において、入力信号Vinfは変化しない。第1期間P01〜第5期間P05は、「5T」の「ロングT」に対応する。第6期間P06〜第8期間P08においては、入力信号Vinfが交互に変化する。第6期間P06〜第8期間P08のそれぞれは、「1T」である。第9期間P09〜第11期間P11において、入力信号Vinfは変化しない。第9期間P09〜第11期間P11は、「3T」の「ロングT」に対応する。第12期間P12及び第13期間P13において、入力信号Vinfは変化しない。第12期間P12及び第13期間P13は、「2T」の「ロングT」に対応する。第14期間P14〜第17期間P17において、入力信号Vinfは変化しない。第14期間P14〜第17期間P17は、「4T」の「ロングT」に対応する。
このように、記録のために入力される入力情報Dinf(入力信号Vinf)には、種々のパターンが存在する。以下では、「2T」以上を「ロングT」という。「1T」は、「ショートT」に対応する。
図1(b)に示すように、NRZI符号の「1」に応じて、入力信号Vinfが変化する。例えば、入力信号Vinfが値Vi0であるときが、「0」の情報に対応する。例えば、入力信号Vinfが値Vi1であるときが、「1」の情報に対応する。入力信号Vinfは、値Vi0と値Vi1の間の中間値Vimを通過する。入力信号Vinfが中間値Vimとなる時刻を、入力信号Vinfの切り替わりの時刻とする。
例えば、図1(a)に例示した上記のNRZI符号の「0011」または「0010」のデータにおいて、入力情報Dinfが「1」のときに、入力信号Vinfが切り替わる。
例えば、第3期間P03〜第7期間P07において、隣り合う期間の境界の時刻を第1時刻t1〜第4時刻t4とする。第5期間P05と第6期間P06との間の切り替わりは、第3時刻t3に対応する。
例えば、第9期間P09〜第13期間P13において、隣り合う期間の境界の時刻を第5時刻t5〜第8時刻t8とする。第11期間P11と第12期間P12との間の切り替わりは、第7時刻t7に対応する。
このように、第1情報組み合わせOP1は、第1情報i1〜第4情報i4を含む。第1情報i1〜第4情報i4は、NRZI符号で「0011」に対応する。すなわち、第2情報i2は、第1情報i1の後であり第1情報i1と連続する。第3情報i3は、第2情報i2の後であり第2情報i2と連続する。第4情報i4は、第3情報i3の後であり第3情報i3と連続する。第1情報i1は、NRZI符号で0である。第2情報i2は、NRZI符号で0である。第3情報i3は、NRZI符号で1である。第4情報i4は、NRZI符号で1である。この例では、第1情報i1〜第4情報i4は、上記の第3期間P03〜第7期間P07のそれぞれの間のデータの変化に関する情報に対応する。第1情報i1〜第4情報i4のそれぞれの時刻は、第1時刻t1〜第4時刻t4にそれぞれ対応する。
一方、第2情報組み合わせOP2は、第5情報i5〜第8情報i8を含む。第5情報i5〜第8情報i8は、NRZI符号で「0010」に対応する。第6情報i6は、第5情報i5の後であり第5情報i5と連続する。第7情報i7は、第6情報i6の後であり第6情報i6と連続する。第8情報i8は、第7情報i7の後であり第7情報i7と連続する。第5情報i5はNRZI符号で0である。第6情報i6はNRZI符号で0である。第7情報i7はNRZI符号で1である。第8情報i8はNRZI符号で0である。この例では、第5情報i5〜第8情報i8は、上記の第9期間P09〜第13期間P13のそれぞれの間のデータの変化に関する情報に対応する。第5情報i5〜第8情報i8のそれぞれの時刻は、第5時刻t5〜第8時刻t8にそれぞれ対応する。
このような第1情報組み合わせOP1及び第2情報組み合わせOP2を含む入力情報Dinf(入力信号Vinf)に対応して、出力ドライバ190Dから記録信号Vdrが出力される。
図1(c)に示すように、例えば、入力信号Vinfが値Vi0のときに、記録信号Vdrの極性は、負及び正の一方(この例では、負)である。入力信号Vinfが値Vi1のときに、記録信号Vdrの極性は、負及び正の他方(この例では、正)である。
入力信号Vinfの値(値Vi0または値Vi1)に応じて、記録信号Vdrの極性が切り替わる。この例では、ロングTの先頭期間(例えば図1(c)の例において5Tの先頭の第1期間P01)における記録信号Vdrの絶対値が、それに続く期間(5Tの中の第2期間P02〜第5期間P05)における記録信号Vdrの絶対値より大きい。いわゆる「ブースト波形」(オーバーシュート波形)が用いられている。「ブースト波形」については、後述する。
本実施形態においては、第1情報組み合わせOP1(「0011」)と、第2情報組み合わせOP2(「0010」)と、で、「001」の最後の「1」に対応する記録信号Vdrのタイミングが、互いに異なる。
記録信号Vdrの極性の切り替わりの時刻は、記録信号Vdrが0(値V0)となる時刻である。
すなわち、記録信号Vdrの極性は、第3情報i3に対応して、第1極性から第2極性へ変化する。第2極性は、第1極性とは反対である。この例では、第1極性は負であり、第2極性は正である。同様に、記録信号Vdrの極性は、第7情報i7に対応して、第3極性から第4極性へ変化する。第4極性は、第3極性とは反対である。この例では、第3極性は負のであり、第4極性は正である。
第1極性から第2極性への変化の時刻は、時刻r3である。例えば、第3情報i3に対応して、記録信号Vdrは、負極性の値V1から正極性の値V4に変化する。時刻r3は、記録信号Vdrが、値V0となる時刻である。
第3極性から第4極性への変化の時刻は、時刻r7である。例えば、第7情報i7に対応して、記録信号Vdrは、負極性の値V1から正極性の値V4に変化する。時刻r7は、記録信号Vdrが、値V0となる時刻である。
第3情報i3の時刻(第3時刻t3)を基準にしたときの時刻r3は、第7情報i7の時刻(第7時刻t7)を基準にしたときの時刻r7とは、異なる。
第1極性から第2極性への変化の時刻r3と、第3情報i3の第3時刻t3と、の差(時間tpc1)は、第3極性から第4極性への変化の時刻r7と、第7情報i7の第7時刻t7と、の差(時間tpc2)とは異なる。
例えば、時間tpc2は、時間tpc1よりも長い。これらの時間は、入力情報Dinf(入力信号Vinf)のタイミングに対しての記録信号Vdrのタイミングのシフトの時間に対応する。これらのシフトは、例えば、WPC(write pre-compensation)に対応する。
実施形態においては、第1情報組み合わせOP1(「0011」)と、第2情報組み合わせOP2(「0010」)と、の間で、WPCの量(シフト時間の長さ)を変更する。すなわち、「001」の最後の「1」に対応する記録信号Vdrのタイミングが、変更される。
例えば、第3極性から第4極性への変化の時刻r7は、第7情報i7の第7時刻t7の後である。
第3極性から第4極性への変化の時刻r7と、第7情報i7の第7時刻t7と、の差(時間tpc2)は、第1極性から第2極性への変化の時刻r3と、第3情報i3の第3時刻t3と、の差(時間tpc1)よりも大きい。例えば、時間tpc2は、時間tpc1の2倍以上である。
例えば、第3情報i3の第3時刻t3と第4情報i4の第4時刻t4との間の期間tw1は、「1T」の期間に対応する。第1極性から第2極性への変化の時刻r3と、第3情報i3の第3時刻t3と、の差(時間tpc1)の、期間tw1に対する比を第1パラメータwpc1とする。第1パラメータwpc1は、(tpc1/tw1)×100%である。第1パラメータwpc1は、例えば、WPCの量(比)に対応する。
第1パラメータwpc1が正のとき、時刻r3は、第3時刻t3よりも前である。第1パラメータwpc1が負のとき、時刻r3は、第3時刻t3よりも後である。
一方、第7情報i7の第7時刻t7と第8情報i8の第8時刻t8との間の期間tw2も、「1T」の時間に対応する。第3極性から第4極性への変化の時刻r7と、第7情報i7の第7時刻t7と、の差(時間tpc2)の、期間tw2(第7情報i7の第7時刻t7と第8情報i8の第8時刻t8との間の期間)に対する比を第2パラメータwpc2とする。第2パラメータwpc2は、(tpc2/tw2)×100%である。第2パラメータwpc2は、例えば、WPCの量(比)に対応する。
第2パラメータwpc2が正のとき、時刻r7は、第7時刻t7よりも前である。第2パラメータwpc2が負のとき、時刻r7は、第7時刻t7よりも後である。
第1パラメータwpc1は、例えば、負である。第1パラメータwpc1の絶対値は、10%未満である。第1パラメータwpc1の絶対値は、例えば、7%未満でも良い。第1パラメータwpc1の絶対値は、例えば、2%以下でも良い。第1パラメータwpc1は、例えば、実質的に0%でも良い。第1パラメータwpc1の絶対値は、例えば、1%以下でも良い。
一方、第2パラメータwpc2は、例えば、負である。第2パラメータwpc2の絶対値は、例えば、7%以上20%以下である。第2パラメータwpc2の絶対値は、例えば、10%以上15%以下でも良い。
このように、実施形態においては、第2パラメータwpc2を第1パラメータwpc1とは異ならせる。例えば、第2パラメータwpc2は、負であり、第1パラメータwpc1よりも小さい。例えば、第2パラメータwpc2の絶対値は、第1パラメータwpc1の絶対値よりも大きい。
実施形態においては、「0011」と「0010」との間で、WPCの量(シフト時間)を変更する。「001」はロングTに対応する。「0011」と「0010」とでは、ロングTの後の情報が、「1T」であるか、または、「2T」であるかが異なる。このような情報のパターンに応じて、WPCの量が変更される。これにより、以下に説明するように、記録密度を高めたときにおいても、情報の記録のエラーを低減できる。これにより、記録密度を向上できる。
以下、磁気記録再生装置における書き込みエラー量のシミュレーション結果の例について説明する。
以下では、磁気記録再生装置150における特性の他に、他の磁気記録再生装置における特性も説明される。磁気記録再生装置150においては、図1(b)に例示した記録信号Vdrが出力される。
図1(b)に示すように、磁気記録再生装置150の1つの例においては、1T(NRZI)の後における記録信号Vdrのピーク値の絶対値が、ロングT(NRZI)の後における記録信号Vdrのピーク値の絶対値よりも大きい。
例えば、ロングTの前部分に対応する第1期間P01では、記録信号Vdrは、負の値V3である。ロングTの後部分に対応する第2期間P02〜第5期間P05においては、記録信号Vdrは、負の値V1である。値V3の絶対値は、値V1の絶対値よりも大きい。ロングTの後の1Tに対応する第6期間P06においては、記録信号Vdrは、正の値V4である。1Tの後の1Tに対応する第7期間P07においては、記録信号Vdrは、負の値V5である。値V5の絶対値は、値V3の絶対値よりも大きい。1Tの後の1Tに対応する第8期間P08においては、記録信号Vdrは、正の値V6である。値V6の絶対値は、値V4の絶対値よりも大きい。
1Tの後であり2Tの前部分に対応する第9期間P09においては、記録信号Vdrは、負の値V5である。2Tの後部分に対応する第10期間P10及び第11期間P11においては、記録信号Vdrは、負の値V1である。ロングT(3T)の後であり2Tの前部分に対応する第12期間P12においては、記録信号Vdrは、正の値V4である。2Tの後部分に対応する第13期間P13においては、記録信号Vdrは、値V2である。値V2の絶対値は、値V4の絶対値よりも小さい。ロングT(2T)の後の4Tの前部分に対応する第14期間P14においては、記録信号Vdrは、負の値V3である。ロングT(3T)の後部分に対応する第15期間P15〜第17期間P17においては、記録信号Vdrは、値V1である。
このように、入力情報Dinf(入力信号Vinf)のパターンに応じて、記録信号Vdrのピークの絶対値が変更される。このような駆動は、例えば、PBB(Post Bit Boost)駆動に対応する。PBB駆動においては、図1(c)に示す例において、例えば、第6期間P06に対応する値V4の絶対値は、第8期間P08に対応する値V6の絶対値よりも小さい。PBB駆動においては、記録信号Vdrの極性が変化するときの前(直前)の情報が「1T」であるときに、「ブースト」が行われる。直前の情報が「1T」以外のときに、例えば、ブーストが行われない。
このように、図1(c)に例示した記録信号Vdrにおいては、情報のパターンに応じてWPCの量(シフト時間)を変更する駆動と、PBB駆動と、が組み合わされている。
図2(a)〜図2(c)は、第1実施形態に係る別の磁気記録再生装置を例示する模式図である。
図2(a)は、磁気記録再生装置で記録されるための入力情報Dinf(データ)の例を示している。図2(b)は、入力情報Dinfに対応する入力信号Vinfの例を示している。図2(c)は、第1実施形態に係る別の磁気記録再生装置150aにおける入力情報Dinfを記録するための信号(記録信号Vdr)を例示している。図2(b)及び図2(c)の横軸は、時間tmである。
磁気記録再生装置150aにおいては、第1パラメータwpc1は、第2パラメータwpc2と同じである。そして、磁気記録再生装置150aにおいては、値V5の絶対値は、値V3の絶対値よりも大きく、値V6の絶対値は、値V4の絶対値よりも大きい。すなわち、磁気記録再生装置150aにおいては、PBB駆動が適用される。
図3(a)〜図3(c)は、参考例の磁気記録再生装置を例示する模式図である。
図3(a)は、磁気記録再生装置で記録されるための入力情報Dinf(データ)の例を示している。図3(b)は、入力情報Dinfに対応する入力信号Vinfの例を示している。図3(c)は、参考例の磁気記録再生装置150xにおける入力情報Dinfを記録するための信号(記録信号Vdr)を例示している。図3(b)及び図3(c)の横軸は、時間tmである。
参考例の磁気記録再生装置150xにおいては、第1パラメータwpc1は、第2パラメータwpc2と同じである。そして、磁気記録再生装置150xにおいては、図1(b)に例示した値V5が値V3と同じであり、図1(b)に例示した値V6が値V4と同じである。すなわち、磁気記録再生装置150xにおいては、PBB駆動が行われない。磁気記録再生装置150xにおいては、標準的な1つの駆動方法(例えば「PDW(Pattern Dependent Write駆動」)が用いられる。PDW駆動においては、図3(c)に示す例において、例えば、第6期間P06においては値V6であり、第8期間P08に対応する値V6と同じである。そして、標準的なPDW駆動においては、例えば、第9期間P09に対応する値V3の絶対値は、第7期間P07に対応する値V5の絶対値よりも小さい。PDWB駆動においては、記録信号Vdrの極性が変化するときの後(直後)の情報が「1T」であるときに、「ブースト」が行われる。直後の情報が「1T」以外のときに、ブーストが行われない。
図4(a)〜図4(c)は、磁気記録再生装置の特性を例示するグラフ図である。
図4(a)〜図4(c)は、磁気記録再生装置150x、150a及び150のそれぞれの特性のシミュレーション結果を示している。シミュレーションにおいて、上記の第1パラメータwpc1が変更される。これらの図の横軸は、第1パラメータwpc1である。第1パラメータwpc1が負であるとき、記録信号Vdrのタイミングは、入力信号Vinfのタイミングよりも後である。第1パラメータwpc1が正であるとき、記録信号Vdrのタイミングは、入力信号Vinfのタイミングよりも前である。縦軸は、エラー数ENである。エラー数ENは、5×10ビットの書き込みにおいてエラーが発生する数である。例えば、「EN/5×10」が、エラー発生率に対応する。
これらの図には、NLTSエラー1Tenの特性と、1Tミッシングエラー1Temの特性と、が示されている。NRZI符号において「001」に含まれる第3情報i3の「1」に対応して書き込まれた磁化は、その前のロングTの「00」の影響を受ける。すなわち、第3情報i3の「1」に対応して書き込まれた磁化は、入力信号Vinfのタイミングよりも前にシフトする。すなわち、NLTS(non linear transition shift)に起因したエラーが生じる。このNLTSに起因するエラーが、NLTSエラー1Tenに対応する。
一方、記録信号Vdrのタイミングを入力信号Vinfのタイミングよりも後ろにシフトすることで、NLTSに起因する記録エラーが改善すると考えられる。すなわち、記録信号Vdrのタイミングを後ろにシフトするWPCを行う。しかし、記録信号Vdrのタイミングを入力信号Vinfのタイミングよりも後ろにシフトすると、その後の記録信号Vdrの期間が短くなる。記録信号Vdrの期間が短くなることに起因したエラーが、1Tミッシングエラー1Temに対応する。
図4(a)〜図4(c)には、1Tエラー1Teの特性も示されている。1Tエラー1Teのエラー数ENは、NLTSエラー1Tenのエラー数ENと、1Tミッシングエラー1Temのエラー数ENと、の和である。
さらに、これらの図には、ロングTのときのロングTエラーLTeも示されている。ロングTエラーLTeは、2Tの入力情報Dinf、3Tの入力情報Dinf及び4Tの入力情報Dinfの記録のときのエラー数ENに対応する。
図4(a)に示す参考例の磁気記録再生装置150xにおいては、第2パラメータwpc2は第1パラメータwpc1と同じである。NLTSエラー1Tenのエラー数ENは、第1パラメータwpc1が負で、第1パラメータwpc1の絶対値が大きくなると、小さくなる。これは、WPCによりNLTSエラーが生じ難くなることに対応する。一方、1Tミッシングエラー1Temのエラー数ENは、第1パラメータwpc1が負で、第1パラメータwpc1の絶対値が大きくなると、急激に大きくなる。これは、WPCにより、ロングTの後の「1T」の時間が短くなり、正常な記録が得難くなることに対応する。
このように、参考例の磁気記録再生装置150xにおいては、NLTSエラー1Tenのエラー数ENと、1Tミッシングエラー1Temのエラー数ENと、の間において、トレードオフが生じる。磁気記録再生装置150xにおいて、第1パラメータwpc1が約0%のときに、1Tエラー1Teのエラー数ENは最小となる。1Tエラー1Teのエラー数ENの最小値は、約250である。
一方、参考例の磁気記録再生装置150xにおいて、ロングTエラーLTeのエラー数ENは、第1パラメータwpc1が正で大きくなると、大きくなる。1Tエラー1Teのエラー数ENが最小となる第1パラメータwpc1(約0%)において、ロングTエラーLTeのエラー数ENは、約150である。このように、参考例の磁気記録再生装置150xにおいては、「1T」及びロングTの合計のエラー数ENは、約400である。
図4(b)に示す磁気記録再生装置150aにおいては、WPCの量は一定であり、第2パラメータwpc2は第1パラメータwpc1と同じである。磁気記録再生装置150aにおいては、上記のPBB駆動が行われる。磁気記録再生装置150aにおいても、NLTSエラー1Tenのエラー数ENは、第1パラメータwpc1が負で、第1パラメータwpc1の絶対値が大きくなると、小さくなる。一方、1Tミッシングエラー1Temのエラー数ENは、第1パラメータwpc1が負で、第1パラメータwpc1の絶対値が大きくなると、急激に大きくなる。磁気記録再生装置150aにおいて、第1パラメータwpc1が約0%のときに、1Tエラー1Teのエラー数ENは最小となる。1Tエラー1Teのエラー数ENの最小値は、約190である。
一方、磁気記録再生装置150aにおいても、ロングTエラーLTeのエラー数ENは、第1パラメータwpc1が正で大きくなると、大きくなる。1Tエラー1Teのエラー数ENが最小となる第1パラメータwpc1(約0%)において、ロングTエラーLTeのエラー数ENは、約110である。磁気記録再生装置150aにおいては、「1T」及びロングTの合計のエラー数ENは、約300である。
磁気記録再生装置150xと同様に、磁気記録再生装置150aにおいても、ロングTエラーLTeのエラー数EN、及び、1Tエラー1Tenのエラー数は、第1パラメータwpc1が負のときに、最小となる。磁気記録再生装置150aにおけるロングTエラーLTe及び1Tエラー1Tenにおけるこれらの値は、磁気記録再生装置150xにおけるこれらの値に比べて小さい。このため、磁気記録再生装置150aにおいては、NLTSエラー1Tenのエラー数ENと、1Tミッシングエラー1Temのエラー数ENと、におけるトレードオフは、磁気記録再生装置150xに比べて改善される。従って、磁気記録再生装置150aにおいては、「1T」及びロングTの合計のエラー数ENは、磁気記録再生装置150xに比べて改善される。
記録信号Vdrの絶対値が大きいと、NLTSは大きくなる。磁気記録再生装置150xにおいては、NLTSが最も大きい第3時刻t3における記録信号Vdrの絶対値が、NLTSが最も小さい第4時刻t4における記録信号Vdrの絶対値と同じである。これに対して、磁気記録再生装置150aでは、第3時刻t3における記録信号Vdrの絶対値が、第4時刻t4における記録信号Vdrの絶対値よりも小さい。これにより、最大NLTSと最少NLTSとの差が小さくなっている。これにより、磁気記録再生装置150aにおいては、第3時刻t3におけるNTLSが相対的に減少する。これにより、磁気記録再生装置150aにおいては、NLTSエラー1Tenのエラー数ENと、1Tミッシングエラー1Temのエラー数ENと、におけるトレードオフが、磁気記録再生装置150xに比べて、改善される。
図4(c)に示す磁気記録再生装置150においては、WPCの量は、入力情報Dinfに応じて異なる。磁気記録再生装置150においては、第2パラメータwpc2は、負であり、第2パラメータwpc2の絶対値は、第1パラメータwpc1の絶対値よりも大きい。この例では、第2パラメータwpc2は、第1パラメータwpc1−13%である。図4(c)の横軸において、第1パラメータwpc1が0%のとき、第2パラメータwpc2は、−13%である。磁気記録再生装置150においては、上記のPBB駆動が行われる。磁気記録再生装置150において、NLTSエラー1Ten及び1Tミッシングエラー1Temの特性は、磁気記録再生装置150aの特性と同様である。磁気記録再生装置150において、第1パラメータwpc1が約0%のときに、1Tエラー1Teのエラー数ENは最小となる。1Tエラー1Teのエラー数ENの最小値は、約190である。
一方、磁気記録再生装置150においても、ロングTエラーLTeのエラー数ENは、第1パラメータwpc1が実質的に0%のとき(すなわち、第2パラメータwpc2が−13%のとき)に、小さくなる。第1パラメータwpc1が実質的に0%のときのロングTエラーLTeのエラー数ENは、最小なる。ロングTエラーLTeのエラー数ENの最小値は、約50である。磁気記録再生装置150においては、「1T」及びロングTの合計のエラー数ENは、約240である。
このように、磁気記録再生装置150aにおいては、磁気記録再生装置150xと比較して、1Tエラー1Teのエラー数ENの最小値を小さくでき、かつ、ロングTエラーLTeのエラー数ENも小さくできる。
さらに、磁気記録再生装置150においては、磁気記録再生装置150aと比較して、ロングTエラーLTeのエラー数ENを小さくできる。
図5は、磁気記録再生装置の特性を例示するグラフ図である。
図5は、上記の磁気記録再生装置150x、150a及び150のそれぞれの特性のシミュレーション結果を示している。図5の横軸は、第1パラメータwpc1である。縦軸は、ビットエラーレートBERである。ビットエラーレートBERは、log10(エラー総数EN/書き込みビット総数)である。ビットエラーレートBERは、上記の1Tエラー1Te(NLTSエラー1Ten及び1Tミッシングエラー1Tem)、及び、ロングTエラーLTeの要素を含む。ビットエラーレートBERは負であり、ビットエラーレートBERの絶対値が大きいと、エラーが少ない。
図5に示すように、磁気記録再生装置150xのビットエラーレートBERの最小値は、約−2.08である。磁気記録再生装置150aのビットエラーレートBERの最小値は、約−2.21である。磁気記録再生装置150のビットエラーレートBERの最小値は、約−2.27である。
磁気記録再生装置150xにおいて、第1パラメータwpc1が約−4%のときに、ビットエラーレートBERは最小値となる。磁気記録再生装置150a及び磁気記録再生装置150において、第1パラメータwpc1が実質的に0%のときに、ビットエラーレートBERは最小値となる。
上記のように、時刻r3におけるWPCの量、及び、時刻r7におけるWPCの量(例えば、シフト時間の差)を変更する駆動により、エラー数ENを小さくできる。これが、磁気記録再生装置150aと磁気記録再生装置150との間におけるエラー数ENの差に対応する。
さらに、PBB駆動により、エラー数ENを小さくできる。これが、磁気記録再生装置150xと磁気記録再生装置150aとの間におけるエラー数ENの差に対応する。
以下、図1(c)及び図2(c)に例示したPBB駆動の例について説明する。
このPBB駆動においては、NRZ1符号で「011X」及び「111X」の情報において、前から3番目の「1」に対応する記録信号Vdrの絶対値は、NRZI符号で「001X」または「101X」の情報における、3番目の「1」に対応する記録信号Vdrの絶対値よりも大きい。上記において、「X」は、「1」または「0」である。
図1(c)及び図2(c)に示した例について説明する。
例えば、入力情報Dinfは、第3情報組み合わせを含む。第3情報組み合わせは、「0111」、「0110」「1111」、または、「1110」である。すなわち、第3情報組み合わせは、第9情報〜第12情報を含む。第10情報は、第9情報の後であり第9情報と連続する。第11情報は、第10情報の後であり第10情報と連続する。第12情報は、第11情報の後であり第11情報と連続する。第9情報は、NRZI符号で1または0である。第10情報は、NRZI符号で1である。第11情報は、NRZI符号で1である。第12情報は、NRZI符号で1または0である。
例えば、第4期間P04〜第8期間P08のそれぞれの間に着目すると、NRZI符号で「0111」の情報がある。第3情報組み合わせは、この「0111」の情報に対応する。例えば、第11情報は、「0111」の3番目の「1」に対応する。
一方、既に、説明したように、第1情報組み合わせOP1は、「0011」である。この「0011」の3番目の「1」が、第3情報i3に対応する。
図1(c)及び図2(c)に示した例では、記録信号Vdrは、第11情報に対応して第11記録電流(値V11a)に変化する。値V11aは、値V5である。すなわち、第6期間P06と第7期間P07との間において、記録信号Vdrは、第11記録電流(値V11aであり、負の値V5)である。
一方、記録信号Vdrは、第3情報i3に対応して第3記録電流(この例では、値V4)に変化しする。
このように、第11記録電流(値V11aであり、負の値V5)の絶対値は、第3記録電流(値V3)の絶対値よりも大きい。
既に説明したように、第2情報組み合わせOP2は、NRZI符号で「0010」である。この「0010」の3番目の「1」に、第7情報i7が対応する。記録信号Vdrは、この第7情報i7に対応して第7記録電流(この例では、値V4)に変化する。この場合、第11記録電流(値V11a)の絶対値は、第7記録電流(値V4)の絶対値よりも大きい。
例えば、第5期間P05〜第9期間P09のそれぞれの間に着目すると、NRZI符号で「1111」の情報がある。第3情報組み合わせは、この「1111」の情報に対応する。例えば、第11情報は、「1111」の前から3番目の「1」に対応する。この場合は、記録信号Vdrは、第11情報に対応して第11記録電流(値V11b)に変化する。値V11bは、値V6である。このように、第7期間P07と第8期間P08との間において、記録信号Vdrは、第11記録電流(値V11bであり、値V6)に変化する。この場合も、第11記録電流(値V11bであり、負の値V6)の絶対値は、第3記録電流(値V4)の絶対値よりも大きい。第11記録電流(値V11b)の絶対値は、第7記録電流(値V4)の絶対値よりも大きい。
例えば、第6期間P06〜第10期間P10のそれぞれの間に着目すると、NRZI符号で「1110」の情報がある。第3情報組み合わせは、この「1110」の情報に対応する。例えば、第11情報は、「1110」の前から3番目の「1」に対応する。この場合は、記録信号Vdrは、第11情報に対応して第11記録電流(値V11c)に変化する。値V11cは、値V5である。このように、第8期間P08と第9期間P09との間において、記録信号Vdrは、第11記録電流(値V11cであり、値V5)に変化する。この場合も、第11記録電流(値V11cであり、負の値V6)の絶対値は、第3記録電流(値V4)の絶対値よりも大きい。第11記録電流(値V11c)の絶対値は、第7記録電流(値V4)の絶対値よりも大きい。
さらに、入力情報Dinfは、第4情報組み合わせを含んでもよい。第4情報組み合わせは、「1011」、または、「1010」である。すなわち、第4情報組み合わせは、第13〜第16情報を含む。第14情報は、第13情報の後であり第13情報と連続する。第15情報は、第14情報の後であり第14情報と連続する。第16情報は、第15情報の後であり第15情報と連続する。第13情報は、NRZI符号で1である。第14情報はNRZI符号で0である。第15情報は、NRZI符号で1である。第16情報は、NRZI符号で1または0である。
例えば、第11期間P11〜第15期間P15のそれぞれの間に着目すると、NRZI符号で「1010」の情報がある。第4情報組み合わせは、この「1010」の情報に対応する。例えば、第15情報は、「1010」の前から3番目の「1」に対応する。記録信号Vdrは、第15情報に対応して第15記録電流(値V15)に変化する。この例では、値V15は、値V3である。
一方、既に説明したように、第3情報組み合わせ(「0111」、「0110」「1111」、または、「1110」)の前から3番目の「1」に対応する記録信号Vdrは、第11記録電流(値V11a、V11bまたはV11cなど)である。第11記録電流の絶対値は、第15記録電流(値V15)の絶対値よりも大きい。
このような値を有するPBB駆動により、エラー数ENを減少することができる。例えば、磁気記録再生装置150xのエラー数ENよりも、磁気記録再生装置150aのエラー数ENを小さくすることができる。
実施形態において、例えば、第11記録電流(例えば、値V11a)の絶対値と、第3記録電流(例えば、値V4)の絶対値と、の差の、第3記録電流の絶対値に対する比は、5%以上(0.05以上)である。この比は、例えば、30%以下でもよい。この比は、20%以下でもよい。この比は、15%以下でもよい。以下に説明するように、例えば、ビットエラーレートBERを効果的に改善できる。
実施形態において、例えば、入力情報Dinfは、NRZI符号で「011X」と、NRZI符号で「111X」と、を含む。「011X」は、NRZI符号で「0110」または「0111」である。「111X」は、NRZI符号で「1110」または「1111」である。実施形態においては、「011X」の先頭から3番目の記録電流Vdrの絶対値は、前記「011X」の先頭から2番目の記録電流Vdrの絶対値よりも大きい。「111X」の先頭から3番目の記録電流Vdrの絶対値は、「011X」の先頭から2番目の記録電流Vdrの絶対値よりも大きい。
以下、磁気記録再生装置の特性の例について説明する。
磁気記録再生装置150aにおいて、値V3、値V4、値V5及び値V6(図2(c)参照)を変更したときのビットエラーレートBERの変化がシミュレーション計算により求められる。この例においては、第1パラメータwpc1は、第2パラメータwpc2と同じである。
計算においては、2160kBPIの記録が想定される。このとき、最短ビット長は、11.76nsecとなる。磁気ヘッド110と磁気記録媒体80との間の相対速度は、33.6m/secである。データの転送速度は、2.86Gbpsである。記録電流Iwの基本電流(値V1及び値V2、図2(c)参照)の絶対値は、40mAである。基本オーバーシュート電流(第2期間P02のときの電流値、及び、第12期間P12の時の電流値、図2(c)参照)の絶対値は、60mAである。
このように、シミュレーション計算においては、記録電流Iwの基本電流、及び、基本オーバーシュート電流が固定される。そして、この計算では、第6期間P06に対応する電流値(図2(c)の例では値V4)、及び、第8期間P08に対応する電流値(図2(c)の例では、値V6)が変更される。ここで、評価パラメータΔV1を導入する。ΔV1={(V6−V4)/V4}×100%である。
図6は、磁気記録再生装置の特性を例示するグラフ図である。
図6の横軸は、評価パラメータΔV1(%)である。図4の縦軸は、ビットエラーレートBERの変化量ΔBERである。変化量ΔBERは、磁気記録再生装置150xにおけるビットエラーレートBERを基準にしたときのビットエラーレートBERの変化量である。変化量ΔBER(負)の絶対値が大きいことは、ビットエラーレートBERが低くなることに対応する。
図6からわかるように、評価パラメータΔV1が正で、5%以上になると、変化量ΔBERが急激に小さくなる。このことから、値V6の絶対値は、値V4の絶対値よりも大きいいことが良いことがわかる。そして、比「(V6−V4)/V4」は、5%以上であることが好ましい。同様に、値V5の絶対値は、値V3の絶対値よりも大きいいことが良いことがわかる。そして、比「(V5−V3)/V3」は、5%以上であることが好ましい。例えば、比「(|V6|−|V3|)/|V3|」は、5%以上であることが好ましい。例えば、比「(|V5|−V4)/|V4|」は、5%以上であることが好ましい。これらの比は、例えば、15%以下でもよい。
図7は、磁気記録再生装置の特性を例示するグラフ図である。
図7の横軸は、wpc量の差Δwpc(%)である。Δwpc(%)は、第2パラメータwpc2(%)と第1パラメータwpc1(%)との差である。この例では、第1パラメータwpc1(%)及び第2パラメータwpc2(%)は、正である。図7の縦軸は、ビットエラーレートBERの変化量ΔBERである。図7において、変化量ΔBERは、磁気記録再生装置150aにおけるビットエラーレートBERを基準にしたときのビットエラーレートBERの変化量である。変化量ΔBER(負)の絶対値が大きいことは、ビットエラーレートBERが低くなることに対応する。
図7からわかるように、差Δwpcが2%(すなわち、0.02)よりも大きくなると、変化量ΔBERが低くなり始める。差Δwpcは、2%(0、02)以上であることが好ましい。差Δwpcが5%以上になると、変化量ΔBERの低下が著しくなる。差Δwpcが10%のときに、変化量ΔBERは、非常に低い。実施形態において、差Δwpcが5%以上(0.05以上)であることがさらに好ましい。差Δwpcは15%以下(0.15以下)でもよい。差Δwpcは10%以下(0.1以下)でもよい。
実施形態においては、記録電流Iwの形状を、従来の記録電流Iwの波形から変更する。これにより、高転送速度の磁気記録再生装置の特性を向上させる。例えば、記録密度を高めた場合においても、磁気記録再生装置におけるエラーが抑制される。これにより、記録密度を向上できる。
例えば、長いビット(ロングT)の後のビット先頭は、前にずれて記録される。すなわち、NLTSが生じる。NTLSに起因する再生エラーを抑制する手法として、長いビットの後の記録位置を後にずらせる手法(WPC)がある。長いビットの後に短いビット(1T)を記録する際に、WPCの量が大きくなると、その後の「1T」の記録時間が過度に短くなる。すなわち、1Tミッシングエラーが生じることが分かった。1TミッシングエラーとNLTSとの間において、トレードオフが生じる。このため、再生エラーを十分に抑制することが困難である。
実施形態においては、記録すべき入力情報Dinf(または入力信号Vinf)のパターンに応じて、WPCの量(シフト時間の長さ)を変更する。例えば、NRZI符号で「0011」と「0010」との間で、WPCの量を変更する。例えば、WPCを行う前後のビット(情報)をレジスタに記憶する。これにより、「0011」及び「0010」の記録場所が特定できる。記録場所に応じて、WPCの量を変更する。
(第2の実施形態)
本実施形態では、情報のパターンに応じてWPCの量(シフト時間)を変更する。本実施形態において、PBB駆動は適用されてなくても良い。
図8(a)〜図8(c)は、第2実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式図である。
図8(a)は、入力情報Dinf(データ)の例を示している。図8(b)は、入力信号Vinfの例を示している。図8(c)は、記録信号Vdrを例示している。
第2実施形態においても、入力情報Dinfは、第1情報組み合わせOP1及び第2情報組み合わせOP2を含む。第1情報組み合わせOP1(第1情報i1〜第4情報i4)は、NRZI符号で「0011」である。第2情報組み合わせOP2(第5情報i5〜i8)は、NRZI符号で「0010」である。そして、記録信号Vdrの極性は、第3情報i3に対応して、第1極性から第2極性に変化する。記録信号Vdrの極性は、第7情報i7に対応して、第3極性から第4極性に変化する。第1極性から第2極性への変化の時刻r3と、第3情報i3の第3時刻t3と、の差(時間tpc1)は、第3極性から第4極性への変化の時刻r7と、第7情報i7の第7時刻t7と、の差(時間tpc2)とは異なる。このような駆動波形により、エラーが抑制される。記録密度を向上できる。
以下、第1及び第2実施形態に係る磁気記録再生装置の例について説明する。
図9は、実施形態に係る磁気記録再生装置の一部を例示する模式的断面図である。
図9は、磁気ヘッド110を例示している。
図9に示すように、磁気ヘッド110は、磁極10とコイル20の他に、第1シールド31、第2シールド32及び絶縁部10iを含む。第1シールド31と第2シールド32との間に、磁極10及びコイル20が設けられる。絶縁部10iは、例えば、磁極10、コイル20、第1シールド31及び第2シールド32のそれぞれの間、及び、それらの少なくとも一部を覆う。
磁気ヘッド110は、磁気記録媒体80に対向するように、配置される。磁気ヘッド110は、媒体対向面10a(ABS:Air Bearing Surface)を有する。磁極10から発生した磁束が、磁気記録媒体80に印加され、磁気記録媒体80に情報が記録される。
Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。
トラック幅方向(Y軸方向)は、媒体対向面10aに対して実質的に平行である。磁気記録媒体80は、例えば、媒体基板82と、磁気記録層81と、を含む。磁気記録層81は、媒体基板82の上に設けられる。磁気記録層81に複数の記録ビット84が設けられる。磁気記録媒体80は、媒体移動方向85に沿って、磁気ヘッド110に対して相対的に移動する。媒体移動方向85は、例えば、第2方向(X軸方向)に沿う。磁気ヘッド110において、磁化83の方向を検出する再生部(図示しない)がさらに設けられても良い。
図10は、実施形態に係る磁気記録再生装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図10は、ヘッドスライダを例示している。
磁気ヘッド110は、ヘッドスライダ159に設けられる。ヘッドスライダ159は、例えばAl/TiCなどを含む。ヘッドスライダ159は、磁気記録媒体の上を、浮上または接触しながら、磁気記録媒体に対して相対的に運動する。
ヘッドスライダ159は、例えば、空気流入側159A及び空気流出側159Bを有する。磁気ヘッド110は、ヘッドスライダ159の空気流出側159Bの側面などに配置される。これにより、磁気ヘッド110は、磁気記録媒体の上を浮上または接触しながら磁気記録媒体に対して相対的に運動する。
図11は、実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的斜視図である。
図12(a)及び図12(b)は、実施形態に係る磁気記録再生装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図11に示すように、実施形態に係る磁気記録再生装置150においては、ロータリーアクチュエータが用いられる。記録用媒体ディスク180は、スピンドルモータ180Mに装着される。記録用媒体ディスク180は、スピンドルモータ180Mにより矢印ARの方向に回転する。スピンドルモータ180Mは、駆動装置制御部からの制御信号に応答する。本実施形態に係る磁気記録再生装置150は、複数の記録用媒体ディスク180を備えても良い。磁気記録再生装置150は、記録媒体181を含んでもよい。記録媒体181は、例えば、SSD(Solid State Drive)である。記録媒体181には、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが用いられる。例えば、磁気記録再生装置150は、ハイブリッドHDD(Hard Disk Drive)でも良い。
ヘッドスライダ159は、記録用媒体ディスク180に記録する情報の、記録及び再生を行う。ヘッドスライダ159は、薄膜状のサスペンション154の先端に設けられる。ヘッドスライダ159の先端付近に、実施形態に係る磁気ヘッドが設けられる。
記録用媒体ディスク180が回転すると、サスペンション154による押し付け圧力と、ヘッドスライダ159の媒体対向面(ABS)で発生する圧力と、がバランスする。ヘッドスライダ159の媒体対向面と、記録用媒体ディスク180の表面と、の間の距離が、所定の浮上量となる。実施形態において、ヘッドスライダ159は、記録用媒体ディスク180と接触しても良い。例えば、接触走行型が適用されても良い。
サスペンション154は、アーム155(例えばアクチュエータアーム)の一端に接続されている。アーム155は、例えば、ボビン部などを有する。ボビン部は、駆動コイルを保持する。アーム155の他端には、ボイスコイルモータ156が設けられる。ボイスコイルモータ156は、リニアモータの一種である。ボイスコイルモータ156は、例えば、駆動コイル及び磁気回路を含む。駆動コイルは、アーム155のボビン部に巻かれる。磁気回路は、永久磁石及び対向ヨークを含む。永久磁石と対向ヨークとの間に、駆動コイルが設けられる。サスペンション154は、一端と他端とを有する。磁気ヘッドは、サスペンション154の一端に設けられる。アーム155は、サスペンション154の他端に接続される。
アーム155は、ボールベアリングによって保持される。ボールベアリングは、軸受部157の上下の2箇所に設けられる。アーム155は、ボイスコイルモータ156により回転及びスライドが可能である。磁気ヘッドは、記録用媒体ディスク180の任意の位置に移動可能である。
図12(a)は、磁気記録再生装置の一部の構成を例示しており、ヘッドスタックアセンブリ160の拡大斜視図である。
また、図12(b)は、ヘッドスタックアセンブリ160の一部となる磁気ヘッドアセンブリ(ヘッドジンバルアセンブリ:HGA)158を例示する斜視図である。
図12(a)に示すように、ヘッドスタックアセンブリ160は、軸受部157と、ヘッドジンバルアセンブリ158と、支持フレーム161と、を含む。ヘッドジンバルアセンブリ158は、軸受部157から延びる。支持フレーム161は、軸受部157から延びる。支持フレーム161の延びる方向は、ヘッドジンバルアセンブリ158の延びる方向とは逆である。支持フレーム161は、ボイスコイルモータ156のコイル162を支持する。
図12(b)に示すように、ヘッドジンバルアセンブリ158は、軸受部157から延びたアーム155と、アーム155から延びたサスペンション154と、を有している。
サスペンション154の先端には、ヘッドスライダ159が設けられる。ヘッドスライダ159に、実施形態に係る磁気ヘッドが設けられる。
実施形態に係る磁気ヘッドアセンブリ(ヘッドジンバルアセンブリ)158は、実施形態に係る磁気ヘッドと、磁気ヘッドが設けられたヘッドスライダ159と、サスペンション154と、アーム155と、を含む。ヘッドスライダ159は、サスペンション154の一端に設けられる。アーム155は、サスペンション154の他端と接続される。
サスペンション154は、例えば、信号の記録及び再生用のリード線(図示しない)を有する。サスペンション154は、例えば、浮上量調整のためのヒーター用のリード線(図示しない)を有しても良い。サスペンション154は、例えばスピントルク発振子用などのためのリード線(図示しない)を有しても良い。これらのリード線と、磁気ヘッドに設けられた複数の電極と、が電気的に接続される。
磁気記録再生装置150において、信号処理部190が設けられる。信号処理部190は、磁気ヘッドを用いて磁気記録媒体への信号の記録及び再生を行う。信号処理部190は、信号処理部190の入出力線は、例えば、ヘッドジンバルアセンブリ158の電極パッドに接続され、磁気ヘッドと電気的に接続される。
本実施形態に係る磁気記録再生装置150は、磁気記録媒体と、実施形態に係る磁気ヘッドと、可動部と、位置制御部と、信号処理部と、を含む。可動部は、磁気記録媒体と磁気ヘッドとを離間させ、または、接触させた状態で相対的に移動可能とする。位置制御部は、磁気ヘッドを磁気記録媒体の所定記録位置に位置合わせする信号処理部は、磁気ヘッドを用いた磁気記録媒体への信号の記録及び再生を行う。
例えば、上記の磁気記録媒体として、記録用媒体ディスク180が用いられる。上記の可動部は、例えば、ヘッドスライダ159を含む。上記の位置制御部は、例えば、ヘッドジンバルアセンブリ158を含む。
本実施形態に係る磁気記録再生装置150は、磁気記録媒体と、実施形態に係る磁気ヘッドアセンブリと、磁気ヘッドアセンブリに設けられた磁気ヘッドを用いて磁気記録媒体への信号の記録及び再生を行う信号処理部と、を備える。
実施形態は、以下の構成(例えば技術案)を含む。
(構成1)
入力情報に対応する記録信号を出力する出力ドライバと、
前記記録信号を含む記録電流が流れるコイルを含む磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドにより前記入力情報に応じた情報が記録される磁気記録媒体と、
を備え、
前記入力情報は、第1情報組み合わせ、第2情報組み合わせ及び第3情報組み合わせを含み、
前記第1情報組み合わせは、第1〜第4情報を含み、
前記第2情報は、前記第1情報の後であり前記第1情報と連続し、
前記第3情報は、前記第2情報の後であり前記第2情報と連続し、
前記第4情報は、前記第3情報の後であり前記第3情報と連続し、
前記第1情報はNRZI符号で0であり、
前記第2情報は前記NRZI符号で0であり、
前記第3情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第4情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第2情報組み合わせは、第5〜第8情報を含み、
前記第6情報は、前記第5情報の後であり前記第5情報と連続し、
前記第7情報は、前記第6情報の後であり前記第6情報と連続し、
前記第8情報は、前記第7情報の後であり前記第7情報と連続し、
前記第5情報は前記NRZI符号で0であり、
前記第6情報は前記NRZI符号で0であり、
前記第7情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第8情報は前記NRZI符号で0であり、
前記第3情報組み合わせは、第9〜第12情報を含み、
前記第10情報は、前記第9情報の後であり前記第9情報と連続し、
前記第11情報は、前記第10情報の後であり前記第10情報と連続し、
前記第12情報は、前記第11情報の後であり前記第11情報と連続し、
前記第9情報は前記NRZI符号で1または0であり、
前記第10情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第11情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第12情報は前記NRZI符号で1または0であり、
前記記録信号は、前記第11情報に対応して第11記録電流に変化し、
前記記録信号は、前記第3情報に対応して第3記録電流に変化し、
前記第11記録電流の絶対値は、前記第3記録電流の絶対値よりも大きい、磁気記録再生装置。
(構成2)
前記記録信号は、前記第7情報に対応して第7記録電流に変化し、
前記第11記録電流の前記絶対値は、前記第7記録電流の絶対値よりも大きい、構成1記載の磁気記録再生装置。
(構成3)
前記入力情報は、第4情報組み合わせをさらに含み、
前記第4情報組み合わせは、第13〜第16情報を含み、
前記第14情報は、前記第13情報の後であり前記第13情報と連続し、
前記第15情報は、前記第14情報の後であり前記第14情報と連続し、
前記第16情報は、前記第15情報の後であり前記第15情報と連続し、
前記第13情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第14情報は前記NRZI符号で0であり、
前記第15情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第16情報は前記NRZI符号で1または0であり、
前記記録信号は、前記第15情報に対応して第15記録電流に変化し、
前記第11記録電流の前記絶対値は、前記第15記録電流の絶対値よりも大きい、構成1または2に記載の磁気記録再生装置。
(構成4)
前記第11記録電流の前記絶対値と、前記第3記録電流の前記絶対値と、の差の、前記第3記録電流の前記絶対値に対する比は、0.05以上である、構成3記載の磁気記録再生装置。
(構成5)
入力情報に対応する記録信号を出力する出力ドライバと、
前記記録信号を含む記録電流が流れるコイルを含む磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドにより前記入力情報に応じた情報が記録される磁気記録媒体と、
を備え、
前記入力情報は、第1情報組み合わせ及び第2情報組み合わせを含み、
前記第1情報組み合わせは、第1〜第4情報を含み、
前記第2情報は、前記第1情報の後であり前記第1情報と連続し、
前記第3情報は、前記第2情報の後であり前記第2情報と連続し、
前記第4情報は、前記第3情報の後であり前記第3情報と連続し、
前記第1情報はNRZI符号で0であり、
前記第2情報は前記NRZI符号で0であり、
前記第3情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第4情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第2情報組み合わせは、第5〜第8情報を含み、
前記第6情報は、前記第5情報の後であり前記第5情報と連続し、
前記第7情報は、前記第6情報の後であり前記第6情報と連続し、
前記第8情報は、前記第7情報の後であり前記第7情報と連続し、
前記第5情報は前記NRZI符号で0であり、
前記第6情報は前記NRZI符号で0であり、
前記第7情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第8情報は前記NRZI符号で0であり、
前記記録信号の極性は、前記第3情報に対応して、第1極性から前記第1極性とは反対の第2極性に変化し、
前記記録信号の前記極性は、前記第7情報に対応して、第3極性から前記第3極性とは反対の第4極性に変化し、
前記第1極性から前記第2極性への変化の時刻と、前記第3情報の時刻と、の差は、前記第3極性から前記第4極性への変化の時刻と、前記第7情報の時刻と、の差とは異なる、磁気記録再生装置。
(構成6)
前記第3極性から前記第4極性への変化の前記時刻は、前記第7情報の前記時刻の後である、構成5記載の磁気記録再生装置。
(構成7)
前記第3極性から前記第4極性への変化の前記時刻と、前記第7情報の前記時刻と、の前記差の絶対値は、前記第1極性から前記第2極性への変化の前記時刻と、前記第3情報の前記時刻と、の前記差の絶対値よりも大きい、構成5または6に記載の磁気記録再生装置。
(構成8)
前記第3極性から前記第4極性への変化の前記時刻と、前記第7情報の前記時刻と、の前記差の絶対値は、前記第7情報の時刻と前記第8情報の時刻との間の期間の7%以上20%以下である、構成5または6に記載の磁気記録再生装置。
(構成9)
前記第3極性から前記第4極性への変化の前記時刻と、前記第7情報の前記時刻と、の前記差の絶対値は、前記第7情報の時刻と前記第8情報の時刻との間の期間の10%以上15%以下である、構成5または6に記載の磁気記録再生装置。
(構成10)
前記第1極性から前記第2極性への変化の前記時刻と、前記第3情報の前記時刻と、の前記差の絶対値は、前記第3情報の時刻と前記第4情報の時刻との間の期間の7%未満である、構成1〜5のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
(構成11)
前記第1極性から前記第2極性への変化の前記時刻と、前記第3情報の前記時刻と、の前記差の絶対値は、前記第3情報の時刻と前記第4情報の時刻との間の期間の2%以下である、構成5〜9のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
(構成12)
前記第3極性から前記第4極性への変化の前記時刻と、前記第7情報の前記時刻と、の前記差の絶対値の、前記第7情報の時刻と前記第8情報の時刻との間の期間に対する比と、前記第1極性から前記第2極性への変化の前記時刻と、前記第3情報の前記時刻と、の前記差の絶対値の、前記第3情報の時刻と前記第4情報の時刻との間の期間に対する比と、の差は、0.02よりも大きい、構成5または6に記載の磁気記録再生装置。
(構成13)
前記第3極性から前記第4極性への変化の前記時刻と、前記第7情報の前記時刻と、の前記差の絶対値の、前記第7情報の時刻と前記第8情報の時刻との間の期間に対する比と、前記第1極性から前記第2極性への変化の前記時刻と、前記第3情報の前記時刻と、の前記差の絶対値の、前記第3情報の時刻と前記第4情報の時刻との間の期間に対する比と、の差は、0.05以上である、構成5または6に記載の磁気記録再生装置。
(構成14)
前記入力情報は、第3情報組み合わせをさらに含み、
前記第3情報組み合わせは、第9〜第12情報を含み、
前記第10情報は、前記第9情報の後であり前記第9情報と連続し、
前記第11情報は、前記第10情報の後であり前記第10情報と連続し、
前記第12情報は、前記第11情報の後であり前記第11情報と連続し、
前記第9情報は前記NRZI符号で1または0であり、
前記第10情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第11情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第12情報は前記NRZI符号で1または0であり、
前記記録信号は、前記第11情報に対応して第11記録電流に変化し、
前記記録信号は、前記第3情報に対応して第3記録電流に変化し、
前記第11記録電流の絶対値は、前記第3記録電流の絶対値よりも大きい、構成5〜13のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
(構成15)
前記記録信号は、前記第7情報に対応して第7記録電流に変化し、
前記第11記録電流の前記絶対値は、前記第7記録電流の絶対値よりも大きい、構成14記載の磁気記録再生装置。
(構成16)
前記入力情報は、第4情報組み合わせをさらに含み、
前記第4情報組み合わせは、第13〜第16情報を含み、
前記第14情報は、前記第13情報の後であり前記第13情報と連続し、
前記第15情報は、前記第14情報の後であり前記第14情報と連続し、
前記第16情報は、前記第15情報の後であり前記第15情報と連続し、
前記第13情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第14情報は前記NRZI符号で0であり、
前記第15情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第16情報は前記NRZI符号で1または0であり、
前記記録信号は、前記第15情報に対応して第15記録電流に変化し、
前記第11記録電流の前記絶対値は、前記第15記録電流の絶対値よりも大きい、構成14または15に記載の磁気記録再生装置。
(構成17)
前記第11記録電流の前記絶対値と、前記第3記録電流の前記絶対値と、の差の、前記第3記録電流の前記絶対値に対する比は、0.05以下である、構成16記載の磁気記録再生装置。
(構成18)
入力情報に対応する記録信号を出力する出力ドライバと、
前記記録信号を受けるコイルを含む磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドにより前記入力情報に応じた情報が記録される磁気記録媒体と、
を備え、
前記入力情報は、第1情報組み合わせ、第2情報組み合わせ及び第3情報組み合わせを含み、
前記第1情報組み合わせは、第1〜第4情報を含み、
前記第2情報は、前記第1情報の後であり前記第1情報と連続し、
前記第3情報は、前記第2情報の後であり前記第2情報と連続し、
前記第4情報は、前記第3情報の後であり前記第3情報と連続し、
前記第1情報はNRZI符号で0であり、
前記第2情報は前記NRZI符号で0であり、
前記第3情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第4情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第2情報組み合わせは、第5〜第8情報を含み、
前記第6情報は、前記第5情報の後であり前記第5情報と連続し、
前記第7情報は、前記第6情報の後であり前記第6情報と連続し、
前記第8情報は、前記第7情報の後であり前記第7情報と連続し、
前記第5情報は前記NRZI符号で0であり、
前記第6情報は前記NRZI符号で0であり、
前記第7情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第8情報は前記NRZI符号で0であり、
前記第3情報組み合わせは、第9〜第12情報を含み、
前記第10情報は、前記第9情報の後であり前記第9情報と連続し、
前記第11情報は、前記第10情報の後であり前記第10情報と連続し、
前記第12情報は、前記第11情報の後であり前記第11情報と連続し、
前記第9情報は前記NRZI符号で1または0であり、
前記第10情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第11情報は前記NRZI符号で1であり、
前記第12情報は前記NRZI符号で1または0であり、
前記記録信号は、前記第3情報に対応して第3記録電流に変化し、
前記記録信号は、前記第7情報に対応して第7記録電流に変化し、
前記第11記録電流の前記絶対値は、前記第3記録電流の絶対値よりも大きく、前記第7記録電流の絶対値よりも大きい、磁気記録再生装置。
(構成19)
入力情報に対応する記録信号を出力する出力ドライバと、
前記記録信号を含む記録電流が流れるコイルを含む磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドにより前記入力情報に応じた情報が記録される磁気記録媒体と、
を備え、
前記入力情報は、NRZI符号で「011X」と、NRZI符号で「111X」と、を含み、
前記「011X」の先頭から3番目の前記記録電流の絶対値、及び、前記「111X」の先頭から3番目の前記記録電流の絶対値は、前記「011X」の先頭から2番目の前記記録電流の絶対値よりも大きく、
前記「011X」は、NRZI符号で「0110」または「0111」であり、
前記「111X」は、NRZI符号で「1110」または「1111」である、磁気記録再生装置。
実施形態によれば、記録密度を向上できる磁気記録再生装置が提供できる。
本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、磁気記録再生装置に含まれる磁気ヘッド、コイル、磁極、磁気記録媒体及び出力ドライバなどの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した磁気記録再生装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての磁気記録再生装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1Te…1Tエラー、 1Tem…1Tミッシングエラー、 1Ten…NLTSエラー、 10…磁極、 10a…媒体対向面、 10i…絶縁部、 20…コイル、 31、32…第1、第2シールド、 80…磁気記録媒体、 81…磁気記録層、 82…媒体基板、 83…磁化、 84…記録ビット、 85…媒体移動方向、 ΔBER…変化量、 ΔV1…評価パラメータ、 Δwpc…差、 110…磁気ヘッド、 150、150a、150x…磁気記録再生装置、 154…サスペンション、 155…アーム、 156…ボイスコイルモータ、 157…軸受部、 158…ヘッドジンバルアセンブリ、 159…ヘッドスライダ、 159A…空気流入側、 159B…空気流出側、 160…ヘッドスタックアセンブリ、 161…支持フレーム、 162…コイル、 180…記録用媒体ディスク、 180M…スピンドルモータ、 181…記録媒体、 190…信号処理部、 190D…出力ドライバ、 AR…矢印、 BER…ビットエラーレート、 Dinf…入力情報、 EN…エラー数、 Iw…記録電流、 LTe…ロングTエラー、 OP1、OP2…第1、第2情報組み合わせ、 P01〜P17…第1〜第17期間、 V0、V1、V11a〜V11c、V15、V2〜V6…値、 Vdr…記録信号、 Vi0、Vi1…値、 Vim…中間値、 Vinf…入力信号、 i1〜i8…第1〜第8情報、 r3、r7…時刻、 t1〜t8…第1〜第8時刻、 tm…時間、 tpc1、tpc2…時間、 tw1、tw2…期間、 wpc1、wpc2…第1、第2パラメータ

Claims (11)

  1. 入力情報に対応する記録信号を出力する出力ドライバと、
    前記記録信号を含む記録電流が流れるコイルを含む磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドにより前記入力情報に応じた情報が記録される磁気記録媒体と、
    を備え、
    前記入力情報は、第1情報組み合わせ、第2情報組み合わせ及び第3情報組み合わせを含み、
    前記第1情報組み合わせは、第1〜第4情報を含み、
    前記第2情報は、前記第1情報の後であり前記第1情報と連続し、
    前記第3情報は、前記第2情報の後であり前記第2情報と連続し、
    前記第4情報は、前記第3情報の後であり前記第3情報と連続し、
    前記第1情報はNRZI符号で0であり、
    前記第2情報は前記NRZI符号で0であり、
    前記第3情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第4情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第2情報組み合わせは、第5〜第8情報を含み、
    前記第6情報は、前記第5情報の後であり前記第5情報と連続し、
    前記第7情報は、前記第6情報の後であり前記第6情報と連続し、
    前記第8情報は、前記第7情報の後であり前記第7情報と連続し、
    前記第5情報は前記NRZI符号で0であり、
    前記第6情報は前記NRZI符号で0であり、
    前記第7情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第8情報は前記NRZI符号で0であり、
    前記第3情報組み合わせは、第9〜第12情報を含み、
    前記第10情報は、前記第9情報の後であり前記第9情報と連続し、
    前記第11情報は、前記第10情報の後であり前記第10情報と連続し、
    前記第12情報は、前記第11情報の後であり前記第11情報と連続し、
    前記第9情報は前記NRZI符号で1または0であり、
    前記第10情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第11情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第12情報は前記NRZI符号で1または0であり、
    前記記録信号は、前記第11情報に対応して第11記録電流に変化し、
    前記記録信号は、前記第3情報に対応して第3記録電流に変化し、
    前記第11記録電流の絶対値は、前記第3記録電流の絶対値よりも大きい、磁気記録再生装置。
  2. 前記記録信号は、前記第7情報に対応して第7記録電流に変化し、
    前記第11記録電流の前記絶対値は、前記第7記録電流の絶対値よりも大きい、請求項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 前記入力情報は、第4情報組み合わせをさらに含み、
    前記第4情報組み合わせは、第13〜第16情報を含み、
    前記第14情報は、前記第13情報の後であり前記第13情報と連続し、
    前記第15情報は、前記第14情報の後であり前記第14情報と連続し、
    前記第16情報は、前記第15情報の後であり前記第15情報と連続し、
    前記第13情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第14情報は前記NRZI符号で0であり、
    前記第15情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第16情報は前記NRZI符号で1または0であり、
    前記記録信号は、前記第15情報に対応して第15記録電流に変化し、
    前記第11記録電流の前記絶対値は、前記第15記録電流の絶対値よりも大きい、請求項1または2に記載の磁気記録再生装置。
  4. 入力情報に対応する記録信号を出力する出力ドライバと、
    前記記録信号を含む記録電流が流れるコイルを含む磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドにより前記入力情報に応じた情報が記録される磁気記録媒体と、
    を備え、
    前記入力情報は、第1情報組み合わせ及び第2情報組み合わせを含み、
    前記第1情報組み合わせは、第1〜第4情報を含み、
    前記第2情報は、前記第1情報の後であり前記第1情報と連続し、
    前記第3情報は、前記第2情報の後であり前記第2情報と連続し、
    前記第4情報は、前記第3情報の後であり前記第3情報と連続し、
    前記第1情報はNRZI符号で0であり、
    前記第2情報は前記NRZI符号で0であり、
    前記第3情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第4情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第2情報組み合わせは、第5〜第8情報を含み、
    前記第6情報は、前記第5情報の後であり前記第5情報と連続し、
    前記第7情報は、前記第6情報の後であり前記第6情報と連続し、
    前記第8情報は、前記第7情報の後であり前記第7情報と連続し、
    前記第5情報は前記NRZI符号で0であり、
    前記第6情報は前記NRZI符号で0であり、
    前記第7情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第8情報は前記NRZI符号で0であり、
    前記記録信号の極性は、前記第3情報に対応して、第1極性から前記第1極性とは反対の第2極性に変化し、
    前記記録信号の前記極性は、前記第7情報に対応して、第3極性から前記第3極性とは反対の第4極性に変化し、
    前記第1極性から前記第2極性への変化の時刻と、前記第3情報の時刻と、の差は、前記第3極性から前記第4極性への変化の時刻と、前記第7情報の時刻と、の差とは異なる、磁気記録再生装置。
  5. 前記第3極性から前記第4極性への変化の前記時刻は、前記第7情報の前記時刻の後である、請求項4記載の磁気記録再生装置。
  6. 前記第3極性から前記第4極性への変化の前記時刻と、前記第7情報の前記時刻と、の前記差の絶対値は、前記第1極性から前記第2極性への変化の前記時刻と、前記第3情報の前記時刻と、の前記差の絶対値よりも大きい、請求項4または5に記載の磁気記録再生装置。
  7. 前記入力情報は、第3情報組み合わせをさらに含み、
    前記第3情報組み合わせは、第9〜第12情報を含み、
    前記第10情報は、前記第9情報の後であり前記第9情報と連続し、
    前記第11情報は、前記第10情報の後であり前記第10情報と連続し、
    前記第12情報は、前記第11情報の後であり前記第11情報と連続し、
    前記第9情報は前記NRZI符号で1または0であり、
    前記第10情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第11情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第12情報は前記NRZI符号で1または0であり、
    前記記録信号は、前記第11情報に対応して第11記録電流に変化し、
    前記記録信号は、前記第3情報に対応して第3記録電流に変化し、
    前記第11記録電流の絶対値は、前記第3記録電流の絶対値よりも大きい、請求項4〜6のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
  8. 前記記録信号は、前記第7情報に対応して第7記録電流に変化し、
    前記第11記録電流の前記絶対値は、前記第7記録電流の絶対値よりも大きい、請求項7記載の磁気記録再生装置。
  9. 前記入力情報は、第4情報組み合わせをさらに含み、
    前記第4情報組み合わせは、第13〜第16情報を含み、
    前記第14情報は、前記第13情報の後であり前記第13情報と連続し、
    前記第15情報は、前記第14情報の後であり前記第14情報と連続し、
    前記第16情報は、前記第15情報の後であり前記第15情報と連続し、
    前記第13情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第14情報は前記NRZI符号で0であり、
    前記第15情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第16情報は前記NRZI符号で1または0であり、
    前記記録信号は、前記第15情報に対応して第15記録電流に変化し、
    前記第11記録電流の前記絶対値は、前記第15記録電流の絶対値よりも大きい、請求項7または8に記載の磁気記録再生装置。
  10. 入力情報に対応する記録信号を出力する出力ドライバと、
    前記記録信号を受けるコイルを含む磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドにより前記入力情報に応じた情報が記録される磁気記録媒体と、
    を備え、
    前記入力情報は、第1情報組み合わせ、第2情報組み合わせ及び第3情報組み合わせを含み、
    前記第1情報組み合わせは、第1〜第4情報を含み、
    前記第2情報は、前記第1情報の後であり前記第1情報と連続し、
    前記第3情報は、前記第2情報の後であり前記第2情報と連続し、
    前記第4情報は、前記第3情報の後であり前記第3情報と連続し、
    前記第1情報はNRZI符号で0であり、
    前記第2情報は前記NRZI符号で0であり、
    前記第3情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第4情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第2情報組み合わせは、第5〜第8情報を含み、
    前記第6情報は、前記第5情報の後であり前記第5情報と連続し、
    前記第7情報は、前記第6情報の後であり前記第6情報と連続し、
    前記第8情報は、前記第7情報の後であり前記第7情報と連続し、
    前記第5情報は前記NRZI符号で0であり、
    前記第6情報は前記NRZI符号で0であり、
    前記第7情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第8情報は前記NRZI符号で0であり、
    前記第3情報組み合わせは、第9〜第12情報を含み、
    前記第10情報は、前記第9情報の後であり前記第9情報と連続し、
    前記第11情報は、前記第10情報の後であり前記第10情報と連続し、
    前記第12情報は、前記第11情報の後であり前記第11情報と連続し、
    前記第9情報は前記NRZI符号で1または0であり、
    前記第10情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第11情報は前記NRZI符号で1であり、
    前記第12情報は前記NRZI符号で1または0であり、
    前記記録信号は、前記第3情報に対応して第3記録電流に変化し、
    前記記録信号は、前記第7情報に対応して第7記録電流に変化し、
    前記第11記録電流の前記絶対値は、前記第3記録電流の絶対値よりも大きく、前記第7記録電流の絶対値よりも大きい、磁気記録再生装置。
  11. 入力情報に対応する記録信号を出力する出力ドライバと、
    前記記録信号を含む記録電流が流れるコイルを含む磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドにより前記入力情報に応じた情報が記録される磁気記録媒体と、
    を備え、
    前記入力情報は、NRZI符号で「011X」と、NRZI符号で「111X」と、を含み、
    前記「011X」の先頭から3番目の前記記録電流の絶対値、及び、前記「111X」の先頭から3番目の前記記録電流の絶対値は、前記「011X」の先頭から2番目の前記記録電流の絶対値よりも大きく、
    前記「011X」は、NRZI符号で「0110」または「0111」であり、
    前記「111X」は、NRZI符号で「1110」または「1111」である、磁気記録再生装置。
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