JP2019016211A - 監視装置および監視方法 - Google Patents
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例えば、プロセス監視装置において、管理サイクルに含まれる各段階に対応付けられた複数のウィンドウについて、現在選択表示となっているアイコンと異なるアイコンに対応するウィンドウを選択する選択入力を受け付け、選択表示にするアイコンを順次切り替え、切り替え後、選択表示となっているアイコンに対応するトレンドウィンドウをアクティブに表示する技術が開示されている(特許文献1参照)。
一方、従来、建物または設備等を監視する監視装置においては、ユーザは、監視画面に、建物または設備等に設置された機器に関する情報を表示させて監視作業を行っている。そして、監視装置において、監視画面は複数の表示領域(例えば、第1の表示領域および第2の表示領域)を有し、階層を構成する、機器に関する情報を、第1の表示領域に表示させ、ユーザから、当該第1の表示領域に表示させた情報の選択を受け付けると、選択された情報の詳細な内容等を第2の表示領域に表示させる技術が知られている。
しかしながら、従来の監視装置で行われているような表示技術では、ユーザが選択して第2の表示領域に表示させることができる詳細な内容等は、ユーザが選択した最新のものに限られていた。
そのため、同一画面上でそれ以前に第2の表示領域に表示させていた、同一階層の、機器に関する情報の詳細な内容等を表示させた状態に戻ることができないという課題があった。
例えば、従来の監視装置で行われているように、階層を構成する、機器に関する情報について、当該機器に関する情報の詳細な内容等を表示させる際、特許文献1に開示されているような表示方法を採用しても、下位の階層の情報の詳細な内容等を表示させた状態から、上位の階層の情報の、詳細な内容等を表示させた状態に戻すことができるようにはならないという課題があった。
実施の形態1.
実施の形態1において、監視装置1は、施設内の設備、または、施設内に設置された機器に関する情報、および、当該設備または機器に関する情報に対応付けられた関連情報を、表示部13(後述する)が有する複数の表示領域(第1の表示領域および第2の表示領域とする)にそれぞれ表示させる。第1の表示領域および第2の表示領域の詳細については後述する。
ユーザは、表示部13を確認することで、施設内の設備、または、施設内に設置された機器の監視作業を行う。
実施の形態1では、施設内の設備、または、施設内に設置された機器を、監視ポイントともいい、当該監視ポイントから収集されるデータを、監視ポイントデータともいうものとする。
監視装置1は、ソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって実行される。
監視装置1は、図1に示すように、画面表示部10を備える。
画面表示部10は、受付部11と、表示制御部12と、表示部13と、記憶部14とを備える。
受付部11は、ルート受付部111と、オブジェクト受付部112とを有する。
表示制御部12は、ルート画面表示制御部121と、関連情報表示制御部122とを有する。
記憶部14は、階層情報記憶部141と、データ記憶部142と、関連情報記憶部143とを有する。
オブジェクト情報とは、具体的には、例えば、監視ポイントの情報、または、複数の関連する監視ポイントをまとめて表示させるグラフの情報等である。
ユーザは、例えば、予め決められた監視グループ毎に、監視作業の際に表示部13に表示させたいオブジェクト情報を、階層情報で定義し、階層情報記憶部141に記憶させておく。
監視グループとは、互いに関連する監視ポイントのグループであり、ユーザは、監視ポイントを監視する際に、当該監視グループ単位で、当該監視グループの属する監視ポイントの状態確認をまとめて行う。
図2は、一例として、Aビル冷却塔に設置された、各種流量を計測する複数の監視ポイントを監視グループとした場合に、「Aビル冷却塔の流量」を示すオブジェクト情報をルートとして、Aビル冷却塔に設置される、流量を計測する各監視ポイントに関する情報からなるオブジェクト情報が、階層構造で定義された階層情報を示している。
具体的には、図2では、「Aビル冷却塔の流量」の直下に、第1階層のオブジェクト情報として、監視ポイントA、監視ポイントB、および、監視ポイントC〜Eのチャートが定義され、監視ポイントC〜Eのチャートの直下に、第2階層のオブジェクト情報として、監視ポイントC、監視ポイントD、および、監視ポイントEが定義されている。
具体的には、例えば、監視装置1のデータ収集部(図示省略)が、予め決められた周期で、監視ポイントから、当該監視ポイントで収集された監視ポイントデータを取得し、データ記憶部142に記憶させる。
関連情報とは、例えば、オブジェクト情報の詳細を示す情報、または、オブジェクト情報と関連する情報を示す情報等である。各オブジェクト情報に、どのような関連情報を対応付けるかは、予めユーザが設定し、関連情報記憶部143に記憶させておくものとする。
具体的には、例えば、オブジェクト情報と、当該オブジェクト情報に対応付ける関連情報とに、予め決められた一意の管理番号が付与されるようにしておき、当該管理番号によって、関連情報が、どのオブジェクト情報に対応付けられているものなのかが特定できるようになっている。
受付部11のルート受付部111は、表示部13にオブジェクト情報を表示させる監視グループの情報を受け付ける。
具体的には、例えば、ユーザは、マウスまたはキーボード等の入力装置(図示省略)を操作し、表示部13に表示されたメニュー画面から、所望の監視グループを選択する。ルート受付部111は、ユーザによって選択された監視グループの情報を受け付ける。
ルート受付部111は、受け付けた監視グループの情報を、表示制御部12に出力する。
具体的には、例えば、ユーザは、入力装置を操作し、第1の表示領域に表示された複数のオブジェクト情報のうち、所望のオブジェクト情報を選択する。オブジェクト受付部112は、ユーザによって選択されたオブジェクト情報を受け付ける。
オブジェクト受付部112は、受け付けたオブジェクト情報を、表示制御部12に出力する。
表示制御部12のルート画面表示制御部121は、受付部11のルート受付部111が受け付けた監視グループの情報に基づき、表示部13に、該当の監視グループのルート画面を表示させる。ルート画面の詳細については後述する。
表示部13は、第1の表示領域と第2の表示領域を有する。
ここで、図3は、実施の形態1において、表示部13が有する第1の表示領域301と第2の表示領域302のイメージを説明するための画面のイメージ図である。
実施の形態1において、第1の表示領域301にはオブジェクト情報が表示され、第2の表示領域302にはオブジェクト情報に対応付けられた関連情報が表示される(詳細は後述する)。
なお、図3に示すイメージは一例に過ぎず、第1の表示領域301および第2の表示領域302の、画面上の範囲および位置は、適宜設定可能である。
図4は、実施の形態1の監視装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
なお、以下の説明において、階層情報記憶部141には、図2で示したような階層情報が記憶されているものとする。
ユーザがメニュー画面の呼び出し操作を行うと、受付部11は、当該操作が行われた旨の情報を受け付け、表示制御部12は、表示部13にメニュー画面を表示させる。
メニュー画面には、監視グループの一覧が表示される。
そして、ユーザは、入力装置を操作し、表示部13に表示されたメニュー画面から、オブジェクト情報を表示させたい監視グループを選択する。当該監視グループの選択が行われると、監視装置1は、以下に説明する、図4に示すような動作を行う。
ここでは、例えば、ユーザは、「Aビル冷却塔の流量」を選択したものとして、以下説明する。
また、表示制御部12の関連情報表示制御部122は、ルート画面に対応付けられた関連情報を、第2の表示領域302にタブ化して表示させる(ステップST403)。
図5に示すように、ルート画面表示制御部121は、表示部13の第1の表示領域301に、「Aビルの冷却塔の流量」のオブジェクト情報を示すグラフィック画面を表示させる。
具体的には、ルート画面表示制御部121は、記憶部14の階層情報記憶部141を参照し、階層情報において、「Aビルの冷却塔の流量」の下位に属する全てのオブジェクト情報を、第1の表示領域301に表示させる。ルート画面表示制御部121は、第1の表示領域に表示させるオブジェクト情報を、階層情報記憶部141に記憶された階層情報から特定する。
なお、実施の形態1では、ルート画面表示制御部121は、オブジェクト情報が監視ポイントの情報である場合は、監視ポイントデータの情報も、あわせてオブジェクト情報として第1の表示領域301に表示させるものとする。ルート画面表示制御部121は、監視ポイントデータの情報を、記憶部14のデータ記憶部142から取得すればよい。この場合、ルート画面表示制御部121は、最新の監視ポイントデータを表示させるようにする。ただし、チャートで表示させる監視ポイントデータ等、複数の時点の監視ポイントデータを表示させる必要がある場合は、ルート画面表示制御部121は、該当の期間の監視ポイントデータを表示させるようにする。
なお、図5では、監視ポイントC〜監視ポイントEは、それぞれ、流量C〜流量Eを計測する流量計C〜Eとしている。
関連情報記憶部143には、各監視グループに対応する関連情報も記憶されており、ルート画面表示制御部121は、関連情報記憶部143から該当の関連情報を取得し、第2の表示領域302に表示させるようにする。
このとき、ルート画面表示制御部121は、関連情報を、タブを付与して表示させるようにする。ルート画面表示制御部121は、タブ上に、ルート画面における、監視グループ「Aビルの冷却塔の流量」に対応する関連情報であることがわかる情報を表示させるようにする。実施の形態1では、一例として、ルート画面表示制御部121は、ルート画面における関連情報であることがわかる情報として、例えば、アイコンを表示させるようにしている(図5の501参照)が、これに限らず、ルート画面における関連情報であることがわかるようになっていればよい。
受付部11のオブジェクト受付部112は、ステップST402においてルート画面の第1の表示領域に表示された複数のオブジェクト情報のうちから、1つのオブジェクト情報を受け付けたかどうかを判定する(ステップST404)。
ステップST402において、図5で示したようなルート画面が表示部13に表示されると、ユーザは、当該ルート画面を確認し、入力装置を操作して、第1の表示領域に表示されたオブジェクト情報のうち、関連情報を表示させたいオブジェクト情報を選択する。
ステップST403において、オブジェクト受付部112は、ユーザによって選択されたオブジェクト情報を受け付けたかどうかを判定する。
表示制御部12の関連情報表示制御部122は、現在、表示部13の第2の表示領域302に、階層情報において、ステップST404でオブジェクト受付部112から出力されたオブジェクト情報が属する階層とは別の階層に属するオブジェクト情報に対応付けられた関連情報が表示されているかどうかを判定する(ステップST405)。
ステップST405において、第2の表示領域302に、オブジェクト受付部112から出力されたオブジェクト情報が属する階層とは別の階層に属するオブジェクト情報に対応付けられた関連情報が表示されている場合(ステップST405の“YES”の場合)、ステップST406に進む。
ステップST404において、第2の表示領域302に、オブジェクト受付部112から出力されたオブジェクト情報が属する階層とは別の階層に属するオブジェクト情報に対応付けられた関連情報が表示されていない場合(ステップST405の“NO”の場合)、ステップST407に進む。
図5の第2の表示領域302には、チャートとは別の階層に属するオブジェクト情報は表示されていない。よって、ステップST407に進む。
関連情報表示制御部122は、第1の表示領域301に表示された情報は、変更しない。すなわち、第1の表示領域301には、ステップST402においてルート画面表示制御部121が表示させたオブジェクト情報が表示される。
図6に示すように、第2の表示領域302には、「Aビルの冷却塔の流量」に対応付けられた関連情報と、チャートに関連付けられた関連情報とが、タブ化されて表示される。
関連情報表示制御部122は、ステップST403における動作と同様、タブに、当該タブはどの関連情報に付されたものかがわかる情報を付与して表示させるようにする。図6では、一例として、関連情報表示制御部122は、タブにアイコンを付与して表示させるものとしている(図6の601参照)。なお、タブに付与される情報は、当該情報をユーザが見て、どのオブジェクト情報に対応付けられた関連情報を示すものであるかがわかるものとなっていればよい。
例えば、図6に示すような画面から、ユーザが、さらに、チャート(図6の502参照)で表示されている監視ポイントD(図6の5022参照)を選択したとすると、オブジェクト受付部112は、当該監視ポイントDの情報を受け付け(ステップST404の“YES”の場合)、監視ポイントDの情報を、表示制御部12に出力する。
図7は、図6に示すような画面から、さらに、オブジェクト情報として、監視ポイントDが選択された場合の画面例を示している。
図7に示すように、第2の表示領域302には、「Aビルの冷却塔の流量」に対応付けられた関連情報と、チャートに関連付けられた関連情報と、監視ポイントDに関連付けられた関連情報とが、タブ化されて表示される。
すなわち、ここでは、図7に示すように、表示制御部12は、監視ポイントDに関連付けられた関連情報を、チャートに関連付けられた関連情報よりも右側に表示されるようにタブ化して表示させる。
関連情報が、階層順に並べて表示されることにより、ユーザは、第2の表示領域302上で、階層の構造を直感的に把握することができる。また、ユーザは、通常、階層の上位から下位に向かって関連情報を表示させて、監視作業を行う。ユーザが行う監視作業の順番に、関連情報が表示されることで、ユーザは、監視作業をスムーズに行うことができる。
なお、これは、上述の、「Aビルの冷却塔の流量」に対応付けられた関連情報と、チャートに関連付けられた関連情報とが、並べて表示させる際も同様である。関連情報表示制御部122は、チャートに関連付けられた関連情報が、階層の上位である「Aビルの冷却塔の流量」に対応付けられた関連情報よりも右側に表示されるようにタブ化して表示させる(図6参照)。
ステップST404に戻り、表示部13には図7に示すような画面が表示された状態から、例えば、ユーザが、監視ポイントAを選択したとすると、オブジェクト受付部112は、当該監視ポイントAの情報を受け付け(ステップST404の“YES”の場合)、監視ポイントAの情報を、表示制御部12に出力する。
図7の第2の表示領域302には、監視ポイントAと別の階層に属するオブジェクト情報である、チャートおよび監視ポイントDに関連付けられた関連情報が表示されているので(ステップST405の“YES”の場合)、ステップST406に進む。
ステップST406では、関連情報表示制御部122は、ステップST404においてオブジェクト受付部112から出力された監視ポイントAとは別の階層に属する、チャートおよび監視ポイントDに関連付けられた関連情報を、削除する(ステップST406)。その上で、表示制御部12は、監視ポイントAに関連付けられた関連情報を、第2の表示領域302にタブ化して表示させる(ステップST407)。
これにより、ユーザは、タブを操作することで、第2の表示領域302に表示される、同一階層に属する複数のオブジェクト情報に対応付けられた複数の関連情報の切り替えを行いながら、監視作業を行うことができ、作業効率が向上する。
また、以上の実施の形態1では、表示部13は、第1の表示領域301と第2の表示領域302の2つの表示領域を有するものとしたが、これは一例に過ぎず、表示部13は、3つ以上の表示領域を有するものであってもよく、複数の表示領域を有していればよい。
しかし、これに限らず、オブジェクト情報はあらゆる表示コンテンツとすることができ、画面表示部10の機能を、2つ以上の表示領域を有する表示部に対して、2つ以上の表示コンテンツを連携して表示させる用途で用いられるあらゆる装置、システム、または、プログラムに対して、適用させることが可能である。
10 画面表示部
11 受付部
12 表示制御部
13 表示部
14 記憶部
111 ルート受付部
112 オブジェクト受付部
121 ルート画面表示制御部
122 関連情報表示制御部
141 階層情報記憶部
142 データ記憶部
143 関連情報記憶部
Claims (4)
- 複数の表示領域を有する画面において第1の表示領域に表示される、階層を構成する複数のオブジェクト情報のうちから、選択された第1のオブジェクト情報を受け付けるオブジェクト受付部と、
前記オブジェクト受付部が受け付けた第1のオブジェクト情報に対応付けられた関連情報を前記画面における第2の表示領域に表示させ、前記オブジェクト受付部が、当該第2の表示領域に関連情報を表示させている第1のオブジェクト情報と同一階層に属する第2のオブジェクト情報を受け付けた場合、当該第1のオブジェクト情報に対応付けられた関連情報と当該第2のオブジェクト情報に対応付けられた関連情報とを、当該第2の表示領域に並べてタブ化して表示させる関連情報表示制御部
とを備えた監視装置。 - 前記関連情報表示制御部は、
前記第1のオブジェクト情報に対応付けられた関連情報と前記第2のオブジェクト情報に対応付けられた関連情報とを、前記第1のオブジェクト情報および前記第2のオブジェクト情報が属する階層の上位から順にタブ化する
ことを特徴とする請求項1記載の監視装置。 - 前記関連情報表示制御部は、
前記第1のオブジェクト情報に対応付けられた関連情報および前記第2のオブジェクト情報に対応付けられた関連情報について、下位の階層に属するオブジェクト情報に対応付けられた関連情報が、前記第2の表示領域上において、上位の階層に属するオブジェクト情報に対応付けられた関連情報よりも右側に表示されるようにタブ化する
ことを特徴とする請求項2記載の監視装置。 - オブジェクト受付部が、複数の表示領域を有する画面において第1の表示領域に表示される、階層を構成する複数のオブジェクト情報のうちから、選択された第1のオブジェクト情報を受け付けるステップと、
関連情報表示制御部が、前記オブジェクト受付部が受け付けた第1のオブジェクト情報に対応付けられた関連情報を前記画面における第2の表示領域に表示させ、前記オブジェクト受付部が、当該第2の表示領域に関連情報を表示させている第1のオブジェクト情報と同一階層に属する第2のオブジェクト情報を受け付けた場合、当該第1のオブジェクト情報に対応付けられた関連情報と当該第2のオブジェクト情報に対応付けられた関連情報とを、当該第2の表示領域に並べてタブ化して表示させるステップ
とを備えた監視方法。
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JP2014153827A (ja) * | 2013-02-06 | 2014-08-25 | Azbil Corp | エンジニアリング装置およびエンジニアリング方法 |
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