JP2019015661A - 分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の反応時間のガスを分析する。【解決手段】分析装置100は、管形状の反応部122aと、反応部122aと交差する管形状であり、赤外線を透過させる透過窓126が反応部122aとの交差箇所を挟んで両側に設けられた光通過部(交差部122b、延在部124a、124b)とを有する反応管120と、反応管120のうち、少なくとも反応部122aを加熱する加熱炉130と、光通過部における一方の透過窓126に赤外線を入射させる光源部220と、光通過部における他方の透過窓126を透過した赤外線を受光する受光部230と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、分析装置に関する。
従来、ガスを定性分析したり、ガス中の物質の定量分析をしたりする際に、FTIR(フーリエ変換赤外)分光分析装置が広く利用されている。従来のFTIR分光分析装置は、測定対象のガスを収容するガスホルダと、ガスホルダに赤外線を照射する光源と、ガスホルダを通過した赤外線を分析する検出器とを備える。
近年、高温環境下のガスの分析が希求されている。しかし、上記従来のFTIR分光分析装置は、ガスホルダが常温に配される。高温環境下のガスの組成と、高温環境下から常温まで冷却された後のガスの組成とは異なる。このため、従来のFTIR分光分析装置では、高温環境下のガスの組成を分析することはできなかった。
そこで、電気炉で加熱された直線形状の石英管の一端から他端に向けてガスを流すとともに、石英管の一端から赤外線を入射させ、石英管の他端を通過した赤外線を分析する技術が開発されている(例えば、非特許文献1)。
Understanding the CVD process of (Si)-B-C ceramics through FTIR spectroscopy gas phase analysis, J. Berjonneau, F. Langlais, G. Chollon, Surface & Coatings Technology 201 (2007) 7273-7285
上記非特許文献1の技術では、石英管内(高温環境下)で進行する反応の初期から後期に亘るすべての反応時間のガス組成が積算されて検出されることになる。このため、高温環境下で進行する反応において、所定の反応時間(滞留時間)のガスを分析することができない。
本開示は、このような課題に鑑み、所定の反応時間のガスを分析することが可能な分析装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本開示の一態様にかかる分析装置は、管形状の反応部と、前記反応部と交差する管形状であり、赤外線を透過させる透過窓が前記反応部との交差箇所を挟んで両側に設けられた光通過部とを有する反応管と、前記反応管のうち、少なくとも前記反応部を加熱する加熱炉と、前記光通過部における一方の透過窓に赤外線を入射させる光源部と、前記光通過部における他方の透過窓を透過した赤外線を受光する受光部と、を備える。
また、前記反応部内を流れるガスの流速を調整する反応制御部を備えてもよい。
また、窒素、アルゴン、ヘリウム、および、水素のうち、いずれか1または複数のパージガスを前記光通過部内に供給するパージガス供給部を備えてもよい。
また、光通過部内に迷光遮蔽機構を備えてもよい。
本開示によれば、所定の反応時間のガスを分析することが可能となる。
分析装置の概略的な構成を説明する図である。 分析装置の具体的な構成例を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の実施形態について詳細に説明する。実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本開示を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また本開示に直接関係のない要素は図示を省略する。
(分析装置100)
図1は、分析装置100の概略的な構成を説明する図である。図2は、分析装置100の具体的な構成例を説明する図である。本実施形態の図1、図2では、垂直に交わるX軸、Y軸、Z軸を図示の通り定義している。また、図1中、ガスの流れを白抜き矢印で示し、光(赤外線)の進行方向を破線の矢印で示す。図2中、光(赤外線)の進行方向を破線の矢印で示す。なお、図1中、理解を容易にするために、図2には示される延在部124a、124b、透過窓126、パージガス供給部170を省略する。また、図2中、理解を容易にするために、図1には示される原料ガス供給部140、真空ポンプ150、反応制御部160、分析制御部240を省略する。
図1、図2に示すように、分析装置100は、反応ユニット110と、分析ユニット210とを含んでいる。反応ユニット110は、高温環境下で原料ガスの反応(例えば、熱分解反応)を進行させる。分析ユニット210は、反応ユニット110内の高温環境下のガスに赤外線を通過させ、ガスの組成を分析したり、ガス中の所定の物質の定量を行ったりする。以下、反応ユニット110および分析ユニット210について詳述する。
(反応ユニット110)
反応ユニット110は、反応管120と、加熱炉130と、原料ガス供給部140と、真空ポンプ150と、反応制御部160と、パージガス供給部170とを含んでいる。
図2に示すように、反応管120は、本体部122と、延在部124a、124bと、透過窓126と、迷光遮蔽機構128とを含んでいる。反応管120内は、減圧(大気圧より低圧)状態に維持される。本体部122は、例えば、石英で形成された十字管(クロス管)で構成される。具体的に説明すると、図1に示すように、本体部122は、反応部122aと、交差部122b(光通過部)とを含んでいる。反応部122aは、円管形状であり、軸方向が、図1中、X軸方向に延在している。交差部122bは、円管形状であり、軸方向が、反応部122aの軸方向と直交する。つまり、交差部122bの軸方向は、図1中、Z軸方向に延在する。反応部122aと交差部122bとは、内部空間が連通している。
図2に示すように、延在部124a(光通過部)は、交差部122bの一端側に接続される。延在部124b(光通過部)は、交差部122bの他端側に接続される。延在部124aと、延在部124bとは、実質的に構成が等しい。このため、以下、延在部124aの具体的な構成について詳述し、延在部124bについての説明を省略する。
延在部124aは、延在管124aaと、拡大管124abとを含んでいる。延在管124aaは、金属で構成されたT字管である。延在管124aaの主部の一端の開口は、交差部122bの一端の開口に接続される。延在管124aaは、主部の軸方向が交差部122bの軸方向と一致するように、交差部122bに接続される。延在管124aaの主部の他端の開口は、拡大管124abの一端の開口に接続される。延在管124aaの分岐部(主部から分岐された部)には、後述するパージガス供給部170からパージガスが供給される。
拡大管124abは、金属で構成され、一端から他端に向かって内径が漸増する。拡大管124abの一端の開口は、延在管124aaの他端の開口に接続される。拡大管124abの他端の開口は、透過窓126に封止される。拡大管124abは、軸方向が延在管124aaの軸方向と一致するように、延在管124aaに接続される。つまり、延在部124a(延在管124aa、拡大管124ab)は、軸方向が交差部122bの軸方向と一致するように設けられる。
なお、交差部122bと延在管124aaとの接続箇所、延在管124aaと拡大管124abとの接続箇所は、大気の混入を防止(または、抑制)するように真空シール(例えば、ガスケット、Oリング)が為されている。
透過窓126は、赤外線を透過させるとともに、拡大管124abの他端の開口を封止する。透過窓126は、例えば、セレン化亜鉛(ZnSr)、臭化カリウム(KBr)等で構成される。
迷光遮蔽機構128は、交差部122bと延在管124aaとの接続箇所に設けられる。迷光遮蔽機構128は、赤外線の光路と等しい、または、光路よりわずかに大きい孔が形成された、金属製の円板である。
図1に戻って説明すると、加熱炉130は、例えば、電熱線(コイル)を巻回した電気炉であり、本体部122を1000℃程度に加熱する。加熱炉130は、炉本体132を含んでいる。炉本体132には、第1貫通孔134が形成される。第1貫通孔134は、図1中、X軸方向に延在する。第1貫通孔134の孔径は、反応部122aの外径よりわずかに大きい。第1貫通孔134に反応部122aが収容される。第2貫通孔136は、第1貫通孔134と連通して、炉本体132に形成される。第2貫通孔136は、図1中、Z軸方向に延在する。つまり、第1貫通孔134の軸方向と、第2貫通孔136の軸方向とは直交している。第2貫通孔136の孔径は、交差部122bの外径よりわずかに大きい。第2貫通孔136には、交差部122bが収容される。
炉本体132のうち、反応部122aの外周に隣接する領域には電熱線が配置されている。なお、交差部122bは電熱線と干渉しないように設けられている。
原料ガス供給部140は、例えば、マスフローであり、反応部122aの一端側から反応部122a内に原料ガスを供給する。反応部122a内に原料ガスが供給されると、加熱炉130による加熱によって原料ガスの熱分解反応が進行する。
真空ポンプ150は、反応部122aの他端側からガスを排気する。したがって、反応部122a(反応管120)の内部は、減圧状態となる。
反応制御部160は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成される。反応制御部160は、ROMからCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出し、ワークエリアとしてのRAMや他の電子回路と協働して反応ユニット110全体を管理および制御する。本実施形態において、反応制御部160は、原料ガス供給部140および真空ポンプ150のいずれか一方または両方を制御して、反応部122a内を流れるガスの流速を調整する。
図2に示すように、パージガス供給部170は、窒素、アルゴン、ヘリウム、および、水素のうち、いずれか1または複数のパージガスを延在管124aaの分岐部に供給する。これにより、延在部124a、124bがパージガスで満たされることになる。
(分析ユニット210)
図1に戻って説明すると、分析ユニット210は、光源部220と、受光部230と、分析制御部240とを含んでいる。光源部220は、交差部122b、反応部122a内に赤外線を通過させる。受光部230は、本体部122を通過した赤外線を受光する。
分析制御部240は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成される。反応制御部160は、ROMからCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出し、ワークエリアとしてのRAMや他の電子回路と協働して分析ユニット210全体を管理および制御する。分析制御部240は、光源部220が出射する赤外線の波数(例えば、450〜7800cm−1)や出射タイミングを制御する。また、分析制御部240は、受光部230が受光した赤外線に基づく信号をフーリエ変換してスペクトルを不図示の表示部に表示する。
図2に戻って、光源部220、受光部230の具体的な構成について説明する。光源部220は、光源222と、ミラー部224と、接続管226a、226bと、ノイズ低減部228とを含み、延在部124aの透過窓126に赤外線を入射させる。
光源222は、赤外線を出射する。ミラー部224は、内部にミラー224aを収容する。光源222から出射される赤外線の径は、ミラー部224に近づくにつれ漸増する。ミラー224aは、光源222からの赤外線を平行光に変換して出射する。ミラー224aは、例えば、凹面鏡やレンズで構成される。ミラー224aを備えることにより、光源222から出射された赤外線を平行光のビームとすることができ、後述する検出器232の検出感度を向上させることが可能となる。
接続管226aは、一端が光源222に接続され、他端がミラー部224に接続される。接続管226aは、赤外線が透過しない材質で形成された管である。接続管226aは、例えば、金属(SUS:Steal special Use Stainless)で構成されたフレキシブル配管である。接続管226aは、光源222とミラー224aとの間に形成される赤外線の光路を囲繞する。接続管226bは、一端がミラー部224に接続され、他端が延在部124aの透過窓126に接続される。接続管226bは、例えば、金属(SUS)で構成されたフレキシブル配管である。接続管226bは、ミラー224aと透過窓126との間に形成される赤外線の光路を囲繞する。
ノイズ低減部228は、窒素、アルゴン、ヘリウム、および、水素のうち、いずれか1または複数のノイズ除去ガスを接続管226aに供給する。これにより、接続管226a内、ミラー部224内、接続管226b内が加圧状態(大気圧を上回る圧力)となる。
受光部230は、検出器232と、接続管234と、ノイズ低減部236とを含んでいる。検出器232は、例えば、MCT(Mercury Cadmium Telluride)検出器で構成され、延在部124bの透過窓126を透過した赤外線を受光する。接続管234は、一端が延在部124bの透過窓126に接続され、他端が検出器232に接続される。接続管234は、例えば、金属(SUS)で構成されたフレキシブル配管である。接続管234は、透過窓126と検出器232との間に形成される赤外線の光路を囲繞する。
ノイズ低減部236は、窒素、アルゴン、ヘリウム、および、水素のうち、いずれか1または複数のノイズ除去ガスを接続管234に供給する。これにより、接続管234内が加圧状態となる。
なお、光源222と接続管226aとの接続箇所、接続管226aとミラー部224との接続箇所、ミラー部224と接続管226bとの接続箇所、接続管226bと透過窓126との接続箇所、透過窓126と接続管234との接続箇所、接続管234と検出器232との接続箇所は、外部の光の混入を防止(または、抑制)するようにシールが為されている。ただし、ノイズ低減部228、236によって、接続管226a内、ミラー部224内、接続管226b内、接続管234内は大気圧を上回る圧力となるため、これらの接続箇所は、気密性を維持する必要はない。
以上説明したように、本実施形態の分析装置100は、本体部122の形状を工夫することで、原料ガス供給部140から真空ポンプ150に向かって流れる反応ガスの流れ方向と、赤外線の通過方向とを直交(交差)させることができる。つまり、反応部122aを流れるガスの流れと直交する方向に赤外線を通過させて分析を行うことが可能となる。これにより、赤外線が通過する箇所に対応する反応時間(滞留時間)が経過したガスのみの分析、すなわち、その場測定(in−situ分析)を行うことができる。
したがって、分析装置100は、高温環境下でのみ存在する物質(例えば、ラジカル等)や、常温に冷却されると異なる物質に変換される物質を分析することが可能となる。これらの物質は、従来測定することができなかったものである。つまり、分析装置100は、反応中のガスの組成をそのまま分析することができる。
また、上記反応制御部160を備える構成により、分析対象の反応時間を変更することができ、様々な反応時間が経過したガスの組成を分析(抽出)することが可能となる。具体的に説明すると、反応部122aを通過するガスの流速V(m/s)は、V=Q/Aで算出することができる。なお、Qはガスの流量(m/s)、Aは反応部122aの流路断面積(m、図1、図2中、YZ断面の面積)である。したがって、反応制御部160は、まず、分析対象とする反応時間に基づいて流速Vを決定する。具体的に説明すると、反応制御部160は、原料ガスが、分析対象とする滞留時間(反応時間)に、赤外線の通過箇所(交差部122bの軸の箇所)に到達するように流速Vを決定する。そして、反応制御部160は、決定した流速Vとなる流量Qを算出する。さらに、反応制御部160は、算出した流量Qと、反応部122aの圧力と、反応部122aの温度(加熱炉130の加熱温度)と、気体の状態方程式とに基づいて、原料ガス供給部140および真空ポンプ150のいずれか一方または両方を調整する。
また、上記パージガス供給部170を備える構成により、原料ガスおよび原料ガス由来の物質が、本体部122から透過窓126へ流出してしまう事態を回避することができる。これにより、透過窓126の汚染を防止することが可能となる。したがって、透過窓126の赤外線の透過率を維持することができる。
また、上記ノイズ低減部228、236を備える構成により、赤外線が通過する空間(領域)への大気の混入を防止することができる。これにより、大気中の水(HO)や二酸化炭素(CO)等によって、検出器232のノイズが増大してしまう事態を回避することが可能となる。したがって、検出器232の検出感度(S/N比)の低下を防止することができる。
また、上記迷光遮蔽機構128を備える構成により、加熱炉130から放出される赤外線等の外乱が、本体部122を通過する赤外線および本体部122から検出器232に進行する赤外線に混入する事態を回避することができる。これにより、検出器232のノイズを低減することができる。
以上、添付図面を参照しながら実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態において、光通過部(交差部122b、延在部124a、124b)の軸方向が、反応部122aの軸方向と直交する構成を例に挙げて説明した。しかし、光通過部の軸方向は、反応部122aの軸方向と交差していればよい。また、光通過部の軸方向が、反応部122aの軸方向と交差せずともよい。少なくとも反応部122aと、光通過部とが交差していればよい。換言すれば、光通過部内を通過する赤外線が反応部122a内を通過すればよい。
また、上記実施形態において、延在部124aの端部および延在部124bの端部に透過窓126が設けられる構成を例に挙げて説明した。しかし、透過窓126は、光通過部(交差部122b、延在部124a、124b)における反応部122aとの交差箇所を挟んで両側に設けられていれば、設置位置は、端部でなくてもよい。
また、上記実施形態において、分析装置100がノイズ低減部228、236を備える構成を例に挙げて説明した。しかし、ノイズ低減部228、236は必須の構成ではない。例えば、分析制御部240が、分析現場の大気の状態に基づいてノイズを除去してもよい。
また、上記実施形態において、反応制御部160を備える構成を例に挙げて説明した。しかし、反応制御部160は、必須の構成ではない。例えば、本体部122の反応部122aの流路断面積を変更することで、ガスの流速を変更して、分析対象の反応時間を変更してもよい。
また、上記実施形態において、迷光遮蔽機構128が、交差部122bと延在管124aaとの接続箇所に設けられる構成を例に挙げて説明した。しかし、迷光遮蔽機構128は、交差部122bと延在管124aaとの接続箇所に代えて、または、加えて、他の箇所、例えば、延在管124aaと拡大管124abとの接続箇所に設けられてもよい。
また、上記実施形態において、迷光遮蔽機構128が、赤外線の光路と等しい、または、光路よりわずかに大きい孔が形成された、金属製の円板で構成される場合を例に挙げて説明した。しかし、迷光遮蔽機構128は、外乱の混入を防止できれば構成に限定はない。例えば、迷光遮蔽機構128は、赤外線の光路幅と等しい、または、光路幅よりわずかに大きいスリットが形成された、金属製の円板で構成されてもよい。また、迷光遮蔽機構128は、外乱の波長をカットするバンドパスフィルタで構成されてもよい。
また、上記実施形態において、加熱炉130が本体部122全体を均一の温度に加熱する構成を例に挙げて説明した。しかし、加熱炉130は、例えば、本体部122の一端から他端に向かって高温になるように加熱してもよい。
本開示は、赤外線を利用してガスを分析する分析装置に利用することができる。
100 分析装置
120 反応管
122a 反応部
122b 交差部(光通過部)
124a 延在部(光通過部)
124b 延在部(光通過部)
126 透過窓
128 迷光遮蔽機構
130 加熱炉
160 反応制御部
170 パージガス供給部
220 光源部
230 受光部

Claims (4)

  1. 管形状の反応部と、前記反応部と交差する管形状であり、赤外線を透過させる透過窓が前記反応部との交差箇所を挟んで両側に設けられた光通過部とを有する反応管と、
    前記反応管のうち、少なくとも前記反応部を加熱する加熱炉と、
    前記光通過部における一方の透過窓に赤外線を入射させる光源部と、
    前記光通過部における他方の透過窓を透過した赤外線を受光する受光部と、
    を備える分析装置。
  2. 前記反応部内を流れるガスの流速を調整する反応制御部を備える請求項1に記載の分析装置。
  3. 窒素、アルゴン、ヘリウム、および、水素のうち、いずれか1または複数のパージガスを前記光通過部内に供給するパージガス供給部を備える請求項1または2に記載の分析装置。
  4. 前記光通過部内に迷光遮蔽機構を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の分析装置。
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