JP2019015599A - 制御回路、センサデバイス及び電池残量測定方法 - Google Patents

制御回路、センサデバイス及び電池残量測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電池残量の測定で消費される電力を削減できる制御回路の提供。【解決手段】制御回路であって、電池の出力電流を変化させる特定の動作電流で前記制御回路を動作させる動作制御部と、前記電池の出力電圧を測定する電圧測定部と、前記動作電流と、前記電圧測定部によって前記動作電流の発生期間に測定された前記出力電圧とを用いて、前記電池の内部インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、前記インピーダンス測定部により測定された前記内部インピーダンスを用いて、前記電池の残量を算出する残量算出部とを備える、制御回路。【選択図】図2

Description

本発明は、制御回路、センサデバイス及び電池残量測定方法に関する。
従来、電池の内部インピーダンスを測定することによって、電池の残量を算出する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2017−069011号公報
図1は、電池の内部インピーダンスを測定する機能を備える従来のセンサデバイスの構成の一例を示す図である。センサデバイス104は、所定の観測データを検知するセンサ116を備える機器である。
制御用マイコン120は、電源回路114から供給される電力によって動作する電流源119を制御して電池112に交流電流を印加し、電池112の出力電流と出力電圧を同時にサンプルホールド回路117,118によって測定する。電池112の出力電流は、シャント抵抗113及び電流アンプ115を介して、サンプルホールド回路117によって測定され、電池112の出力電圧は、サンプルホールド回路118によって測定される。制御用マイコン120は、サンプルホールド回路117,118によって同時に測定された電池112の出力電流と出力電圧とをAD(Analog-to-Digital)コンバータで取り込み、それらの比を算出することによって、電池112の内部インピーダンスを測定する。
しかしながら、図1のような構成で測定された内部インピーダンスを用いて電池の残量を測定する場合、内部インピーダンスの測定に電流源やサンプルホールド回路が必要なため、電池残量の測定で消費される電力が増えてしまう。
そこで、本開示では、電池残量の測定で消費される電力を削減することを課題とする。
本開示の一態様では、
制御回路であって、
電池の出力電流を変化させる特定の動作電流で前記制御回路を動作させる動作制御部と、
前記電池の出力電圧を測定する電圧測定部と、
前記動作電流と、前記電圧測定部によって前記動作電流の発生期間に測定された前記出力電圧とを用いて、前記電池の内部インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、
前記インピーダンス測定部により測定された前記内部インピーダンスを用いて、前記電池の残量を算出する残量算出部とを備える、制御回路が提供される。
本開示の一態様によれば、電池残量の測定で消費される電力を削減することができる。
従来のセンサデバイスのハードウェア構成の一例を示す図である。 第1の実施形態におけるセンサデバイスのハードウェア構成の一例を示す図である。 本開示の実施形態における電池残量管理システムの構成の一例を示す図である。 第1の実施形態における制御回路の機能構成の一例を示す図である。 電池の内部構成の一例を模式的に示す回路図である。 電気化学インピーダンス測定法によって電池の内部インピーダンスを測定する際に得られるデータの一例を示すナイキスト線図である。 電気化学インピーダンス測定法によって測定された内部インピーダンスを用いて電池の残量を測定する方法の一例を示すフローチャートである。 センサデバイスの割込み動作の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるセンサデバイスの第1の動作例でのセンサ動作割込み処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるセンサデバイスの第1の動作例での電池残量計測割込み処理の流れを示すフローチャートである。 センサデバイスの第1の動作例でのセンサ動作割込み処理及び電池残量計測割込み処理を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態におけるセンサデバイスの第2の動作例での割込み処理の流れを示すフローチャートである。 センサデバイスの第2の動作例でのセンサ動作割込み処理を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態における電池残量管理システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施形態におけるセンサデバイスの第3の動作例での割込み処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるセンサデバイスの第4の動作例での割込み処理の流れを示すフローチャートである。 動作修正処理が行われない場合の一例を示す図である。 終了予定時刻を複数のセンサデバイス間で一致させる動作修正処理が行われる場合の一例を示す図である。 終了予定時刻及びデータ量を複数のセンサデバイス間で一致させる動作修正処理が行われる場合の一例を示す図である。 センサデバイスの動作パターンAにおける測定用動作の流れの一例を示すフローチャートである。 センサデバイスの動作パターンAにおける電圧測定動作の流れの一例を示すフローチャートである。 センサデバイスの動作パターンBにおける測定用動作の流れの一例を示すフローチャートである。 センサデバイスの動作パターンBにおける電圧測定動作の流れの一例を示すフローチャートである。 センサデバイスの動作パターンCにおける測定用動作の流れの一例を示すフローチャートである。 センサデバイスの動作パターンCにおける電圧測定動作の流れの一例を示すフローチャートである。 設定数値の具体例を示す図である。 測定用動作と電圧測定動作の一例を示すタイミングチャートである。 測定用動作と電圧測定動作の一例を示すタイミングチャートである。 測定用動作と電圧測定動作の一例を示すタイミングチャートである。 測定用動作と電圧測定動作の一例を示すタイミングチャートである。
以下、本開示の実施形態を図面に従って説明する。
図2は、第1の実施形態におけるセンサデバイスのハードウェア構成の一例を示す図である。センサデバイスは、IoT(Internet of Things)機器と称されることがある。図2に示されるセンサデバイス4Aは、電池12を電源とする機器である。
複数のセンサデバイスを分散配置することによって、或るエリア内で各センサデバイスによって検知された観測データ(例えば、温度のような環境データなど)を収集することが可能となる。センサデバイスは、外部電源の確保が困難な配置場所では、センサデバイス毎に搭載された電池から供給される電力で駆動される。そのような電池駆動のセンサデバイスでは、運用管理面において、電池の充電時期や交換時期を高い精度で知るため、電池残量を高精度に計測することが重要である。
図3は、本開示の実施形態における電池残量管理システムの構成の一例を示す図である。図3に示される電池残量管理システム1000は、複数のセンサデバイス4と、ゲートウェイ5と、管理サーバ7とを備える。管理サーバ7は、複数のセンサデバイス4のそれぞれから収集した情報を処理する処理装置の一例である。管理サーバ7は、各センサデバイス4で測定された電池残量を各センサデバイス4からゲートウェイ5及びネットワーク6を介して収集し、各センサデバイス4から収集した電池残量を用いて、各センサデバイス4の電池の残量を管理する。これによって、センサデバイス4が広範囲に分散していても、管理サーバ7は、各センサデバイス4の電池の残量の時間的変化をモニタリングするなどの遠隔管理を行うことができる。
センサデバイス4が検知する観測データの具体例として、温度、湿度、降水量、水位、電圧、電流、電力、電力量、圧力、通信量、光度、照度、加速度、音などが挙げられる。観測データは、これらに限られない。
なお、管理サーバ7は、センサデバイス4が検知した観測データ及びセンサデバイス4に搭載された電池の残量データを、ゲートウェイ5を介さずに、センサデバイス4から直接収集してもよい。また、ゲートウェイ5が、複数のセンサデバイス4のそれぞれから収集した情報を処理する処理装置として機能してもよい。例えば、ゲートウェイ5が各センサデバイス4の電池の残量を管理してもよい。
図2において、センサデバイス4Aは、電池12、電源回路14、制御回路20、センサ16及び通信機18を備える。
電池12は、一次電池でもよいし、二次電池でもよい。一次電池の具体例として、乾電池が挙げられる。二次電池の具体例として、リチウムイオン電池やリチウムポリマ電池などが挙げられる。
電源回路14は、電池12の直流の電力を降圧変換し、降圧変換した直流の電力を、制御回路20、センサ16及び通信機18に供給する。電源回路14は、不要であれば、無くてもよい。
制御回路20は、電池12の残量を算出する機能を有する半導体集積回路である。制御回路20は、電圧測定部21、CPU(Central Processing Unit)22、プログラム保存メモリ23及びデータ保存メモリ24を備える。制御回路20の具体例として、マイクロコンピュータが挙げられる。
電圧測定部21は、電池12の出力電圧を測定する。電圧測定部21は、例えば、電池12に接続された電源ライン11をモニタすることによって、電池12の出力電圧を測定する。電圧測定部21と電池12との間の電圧モニタラインに、抵抗等の素子が存在してもよい。電圧測定部21の具体例として、出力電圧のアナログ測定値をデジタル測定値に変換するADコンバータが挙げられる。
CPU22は、メモリに記憶されたプログラムに従って動作するプロセッサの一例である。CPU22に処理を実行させる手順を規定する少なくとも一つのプログラムは、プログラム保存メモリ23に記憶されている。本実施形態では、電池12の残量を計算する処理手順を規定する残量計算処理プログラム25と、センサデバイス4A(具体的には、制御回路20)を動作させる処理手順を規定するセンサ制御プログラム26とが、プログラム保存メモリ23に記憶されている。データ保存メモリ24は、プログラムに従って動作するCPU22が参照するデータや、プログラムに従ってCPU22が動作することによって得られたデータを記憶する。
プログラム保存メモリ23に記憶されている少なくとも一つのプログラムは、例えば、記録媒体10によって提供されてもよい。少なくとも一つのプログラムが記録された記録媒体10がセンサデバイス4Aにセットされると、当該プログラムが記録媒体10からプログラム保存メモリ23にインストールされる。
記録媒体10の具体例として、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型の記録媒体が挙げられる。プログラム保存メモリ23の具体例として、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリが挙げられる。記録媒体10及びプログラム保存メモリ23は、いずれも、コンピュータ読み取り可能な記録媒体の一例である。
なお、プログラムのインストールは、必ずしも記録媒体10を介して行われる必要はなく、通信機18を介したダウンロードによって行われてもよい。
通信機18は、送信時に変調処理を行う変調処理部及び受信時に復調処理を行う復調処理部を有する。
センサ16は、所定の観測データを検知する。例えば、センサ16は、温度等の環境データを検知する。制御回路20は、センサ16によって検知された観測データを取得する。制御回路20は、通信機18で受信した観測データ送信要求信号が入力されると、センサ16から取得した観測データを通信機18から送信する。したがって、センサデバイスから離れた場所に設置された管理サーバ7(例えば、クラウドサーバなど)は、観測データ送信要求信号を送信することによって、各エリアに配置されたセンサデバイスによって検知された観測データを収集できる。
図4は、第1の実施形態における制御回路の機能構成の一例を示す図である。制御回路20は、動作制御部51、インピーダンス測定部52、残量算出部53及びセンサ制御部54を有する。これらの機能部は、プログラム保存メモリ23に記憶されている少なくとも一つのプログラムが、CPU22に実行させる処理により実現される。
残量算出部53は、電池12の残量を算出する。制御回路20は、残量データ送信要求信号が通信機18を介して入力されると、算出した電池12の残量データを通信機18から送信する。したがって、センサデバイスから離れた場所に設置された管理サーバ7(例えば、クラウドサーバなど)は、残量データ送信要求信号を送信することによって、各地に配置されたセンサデバイス4に搭載された電池12の残量データを収集できる。センサ制御部54は、算出した電池12の残量に基づいて電池12の充電時期又は交換時期を算出し、電池12の充電時期又は交換時期を知らせる信号や当該時期が近づいている又は過ぎていることを知らせる信号を通信機18から送信してもよい。
管理サーバ7は、センサデバイス4のそれぞれから収集した残量データに応じて、センサデバイス4のそれぞれから情報を収集する頻度(言い換えれば、センサデバイス4のそれぞれが情報を送信する頻度)を変更する。センサデバイス4は、情報の送信に自身に搭載された電池の電力を使用する。したがって、管理サーバ7は、センサデバイス4のそれぞれから情報を収集する頻度を変更することによって、センサデバイス4のそれぞれの電池残量を遠隔調整できる。管理サーバ7は、例えば、環境データ送信要求信号等のデータ送信要求信号を送信する頻度を変更することで、センサデバイス4のそれぞれから情報を収集する頻度を変更できる。
例えば、管理サーバ7は、各センサデバイス4の電池残量が同一地域内で揃うように、センサデバイス4が情報を送信する頻度を地域ごとに変更する。これにより、例えば、各センサデバイス4の電池残量の枯渇時期が同一地域内で揃うため、センサデバイス4の充電又は交換を地域ごとに一斉に行うことができ、運用管理コストが低減する。図3には、地域8A,8B,8Cのそれぞれに、複数のセンサデバイス4とゲートウェイ5が配置されている形態が示されている。
例えば、管理サーバ7は、同一地域内において、電池残量データが基準値よりも少ないセンサデバイス4から観測データを収集する頻度を、電池残量データが当該基準値よりも多いセンサデバイス4から観測データを収集する頻度よりも下げる。あるいは、管理サーバ7は、同一地域内において、電池残量データが基準値よりも多いセンサデバイス4から観測データを収集する頻度を、電池残量データが当該基準値よりも少ないセンサデバイス4から観測データを収集する頻度よりも上げる。
管理サーバ7は、データ送信要求信号をネットワーク6を介して各地域内のゲートウェイ5に送信する。各地域内のゲートウェイ5は、自身と同一地域内のセンサデバイス4のそれぞれから情報を取得し、取得した情報をネットワーク6を介して管理サーバ7にアップロードする。
なお、センサデバイス4とゲートウェイ5との間の情報の送受は、無線通信で行われるが、有線通信で行われてもよい。また、ゲートウェイ5とネットワーク6との間の情報の送受は、有線通信で行われるが、無線通信で行われてもよい。また、各センサネットワークを管理するゲートウェイ5に管理サーバ7の管理機能の一部を持たせて、電池残量管理システム1000を分散型の管理システムとしてもよい。
次に、電池残量の算出処理について説明する。
図5は、電池の内部構成の一例を模式的に示す回路図である。電池12は、電圧源13と内部インピーダンスrとが直列に接続された等価回路によって表すことができる。負荷Rには、制御回路20、センサ16及び通信機18が含まれる。電圧源13の電圧(開放端電圧Vo)と電池12の残量を表すSOC(State Of Charge)との間には1対1の相関関係があるため、開放端電圧Voを測定することによって電池12の残量の推定が可能である。
電池12の出力電圧Vは、電池12の内部インピーダンスrと電池12の出力電流Iとの積に、開放端電圧Voを加えた値と等しい(V=r×I+Vo)。したがって、出力電流Iを変化させたときに、出力電圧Vのうち変動しない電圧成分を、開放端電圧Voとして算出することができる。つまり、内部インピーダンスrが測定可能であれば、既知の電流変化を電池12に与えると、開放端電圧Voを算出することができる。
図6は、電気化学インピーダンス測定法によって電池の内部インピーダンスを測定する際に得られるデータの一例を示すナイキスト線図である。このナイキスト線図は、Cole-Coleプロット図とも称される。内部インピーダンスの実数成分が横軸Reにプロットされ、虚数部分が縦軸Imにプロットされている。出力電流Iの周波数を変動させながら得られたデータを複素平面上にプロットすると、図示のような半円が描かれる。インピーダンス測定部52(図4参照)は、得られたデータに対してフィッティング処理を行うことによって、本来であれば観測に長時間を要する低周波成分(すなわち、直流での内部インピーダンスr)を推定する。
図7は、電気化学インピーダンス測定法によって測定された内部インピーダンスを用いて電池の残量を測定する方法の一例を示すフローチャートである。図4の機能構成図を参照して、図7について説明する。
残量算出部53は、上述の通り、内部インピーダンスrが測定可能であれば、既知の電流変化を電池12に与えると、開放端電圧Voを算出できる。内部インピーダンスrは、電気化学インピーダンス測定法によってインピーダンス測定部52によって測定可能である。したがって、第1の実施形態における電池残量算出方法では、開放端電圧Voを算出するため、動作制御部51は、既知の電流変化を電池12に与える。
ステップS11にて、動作制御部51は、電池12の出力電流Iを変化させる特定の動作電流で制御回路20を動作させる。つまり、動作制御部51は、出力電流Iを変化させる特定の動作電流を発生させる特定の測定用動作を制御回路20に行わせる。制御回路20が特定の測定用動作を行うことによって、電池12の出力電流Iがどのように変化するのかを事前に設計的に把握することは可能である。したがって、動作制御部51は、予め決められた特定の測定用動作を制御回路20に行わせることで、既知の電流変化12を与えることができる。
ステップS13にて、動作制御部51が特定の動作電流を発生させている期間に、電池12の出力電圧Vは、電圧測定部21によって測定される。ステップS15にて、インピーダンス測定部52は、ステップS13にて測定された出力電圧Vをフーリエ変換する。
一方、ステップS17にて、インピーダンス測定部52は、制御回路20によってステップS11にて行われる特定の測定用動作の情報に基づいて、電池12に発生する出力電流Iを算出する。出力電流Iの電流値は、残量計算処理プログラム25に予め組み込まれていてもよいし、データ保存メモリ24に予め記憶されていてもよい。ステップS19にて、インピーダンス測定部52は、ステップS17で算出された出力電流Iをフーリエ変換する。
ステップS21にて、インピーダンス測定部52は、出力電圧Vのフーリエ変換結果と出力電流Iのフーリエ変換結果とに基づいて、フィッティング処理を行って電池12の内部インピーダンスの周波数依存性を導出し、内部インピーダンスrを算出する。つまり、インピーダンス測定部52は、電気化学インピーダンス測定法によって、内部インピーダンスrを測定する。
ステップS23にて、残量算出部53は、出力電圧Vの補正により、開放端電圧Vo(OCV:Open Circuit Voltage)を算出する。残量算出部53は、ステップS13で測定された出力電圧Vの電圧値、ステップS17で算出された出力電流Iの電流値及びステップS21で測定された内部インピーダンスrを用いて、「Vo=V−r×I」の関係式に従って、開放端電圧Voを算出する。
ステップS25にて、残量算出部53は、開放端電圧VoをSOCとの相関曲線を表す相関データに基づいて、ステップS23にて算出された開放端電圧VoをSOCに換算する。つまり、残量算出部53は、開放端電圧VoをSOCとの相関曲線を表す相関データに基づいて、ステップS23にて算出された開放端電圧Voに対応する、電池12の残量を算出する。
図8は、センサデバイスの割込み動作の流れの一例を示すフローチャートである。ステップS31にて、センサデバイスの制御回路20は、電源リセットの解除後、所定の初期化処理を行う。制御回路20は、割込みタイミング毎に割込み処理を行う(ステップS33)。
図9は、第1の実施形態におけるセンサデバイスの第1の動作例でのセンサ動作割込み処理の流れを示すフローチャートである。図8のステップS33の割込みが発生すると、制御回路20のセンサ制御部54は、センサ16から観測データを取得するセンシング動作を行う前の初期化処理を行う(ステップS41)。ステップS43にて、センサ制御部54は、センサ16によって検知された観測データをセンサ16から取得するセンシング動作を行う。ステップS45にて、センサ制御部54は、センシング動作によってセンサ16から取得した観測データを、管理サーバ7に通信機18を介して送信する。観測データの送信後、センシング動作の割込み処理が終了する。
図10は、第1の実施形態におけるセンサデバイスの第1の動作例での電池残量計測割込み処理の流れを示すフローチャートである。図8のステップS33の割込みが発生すると、制御回路20の動作制御部51は、出力電流Iを変化させる特定の動作電流を発生させる特定の測定用動作を制御回路20に行わせることを開始する(ステップS51)。ステップS53にて、動作制御部51が特定の動作電流を発生させている期間に、電池12の出力電圧Vは、電圧測定部21によって測定される。ステップS55にて、インピーダンス測定部52は、ステップS13にて測定された出力電圧Vをフーリエ変換する。
ステップS57にて、インピーダンス測定部52は、出力電圧Vのフーリエ変換結果と出力電流Iのフーリエ変換結果とに基づいて、フィッティング処理を行って電池12の内部インピーダンスの周波数依存性を導出し、内部インピーダンスrを算出する。なお、図10には明示されていないが、出力電流Iの算出及び出力電流Iのフーリエ変換は、図7のステップS17,S19と同様に行われる。
ステップS59,S61の処理については、図7のステップS23,S25の処理と同じため、その説明を省略する。
ステップS63にて、センサ制御部54は、ステップS61にて算出された電池12の残量データを、電池残量を管理する管理サーバ7に通信機18を介して送信する。ステップS65にて、センサ制御部54は、ステップS61にて算出された電池12の残量データに基づいて、電池12の残量を低下させる動作が行われる頻度を変更する動作修正処理を行う。これにより、電池12の残量を効率的に消費することが可能になる。例えば、センサ制御部54は、電池12の残量データが低いほど、電池12の残量を低下させる動作が行われる頻度を低下させる。これにより、電池12の残量の低下速度が下がるので、電池12の残量が比較的少なくても、センサデバイスの稼働時間を延ばすことができる。
図11は、センサデバイスの第1の動作例でのセンサ動作割込み処理(図9)及び電池残量計測割込み処理(図10)を示すタイミングチャートである。動作制御部51は、電池12を電源とするセンサ16を使用しない期間に、出力電流Iを変化させる特定の電流波形の動作電流(測定用動作電流)を発生させる特定の測定用動作を制御回路20に行わせる。
センサ16によって検知された観測データをセンサ16から取得するセンシング動作をセンサ制御部54が行うと(図9のステップS43参照)、センシング動作で使用される電流分、制御回路20の動作電流は上昇する。センサ制御部54がセンシング動作を行っている期間では、電池12の出力電流Iも上昇するので、電池12の出力電圧Vは低下する。センシング動作が終わると、センシング動作による制御回路20の電流上昇は無くなるので、電池12の出力電圧Vは上昇し始める。
出力電流Iを変化させる特定の動作電流を発生させる特定の測定用動作を動作制御部51が制御回路20に行わせると(図10のステップS51参照)、測定用動作で使用される電流分、制御回路20の動作電流は上昇する。制御回路20が測定用動作を行っている期間では、電池12の出力電流Iも上昇するので、電池12の出力電圧Vは低下する。動作制御部51が特定の測定用動作を制御回路20に行わせている期間に、電池12の出力電圧Vは、電圧測定部21によって測定される(図10のステップS53参照)。
このように、動作制御部51は、センシング動作を行っていない期間に、出力電流Iを変化させる特定の電流波形の動作電流を発生させる特定の測定用動作を制御回路20に行わせる。これにより、センシング動作による出力電圧Vの変化が、電池残量の算出に使用される出力電圧Vの測定に影響を与えることを防ぐことができる。
図12は、第1の実施形態におけるセンサデバイスの第2の動作例での割込み処理の流れを示すフローチャートである。図10の第1の動作例は、図9に示されるセンシング動作とは別の割込み処理において、電圧測定動作が行われている場合を示している。これに対し、図12の第2の動作例は、センシング動作と電圧測定動作とが同じ割込み処理において行われる場合を示す。
また、図10の第1の動作例は、動作制御部51が、センサ16を使用しない期間に、特定の動作電流で制御回路20を動作させる場合を示す。これに対し、図12の第2の動作例では、動作制御部51は、センサ16を使用する期間に、特定の動作電流で制御回路20を動作させる場合を示す。センサ16を使用する期間での制御回路20の動作電流が予めどのように変化するのかが分かっていれば、センシング動作自体を、出力電流Iを変化させる特定の動作電流を発生させる特定の測定用動作として扱うことが可能である。
図8のステップS33の割込みが発生すると、図12において、センサ制御部54は、センサ16から観測データを取得するセンシング動作の前の初期化処理を行う(ステップS70)。ステップS71にて、動作制御部51は、出力電流Iを変化させる特定の動作電流を発生させるセンシング動作をセンサ制御部54に行わせる。センサ制御部54は、動作制御部51の指令によって、センサ16によって検知された観測データをセンサ16から取得するセンシング動作を行う。ステップS72にて、センサ制御部54は、センシング動作によってセンサ16から取得した観測データを、管理サーバ7に通信機18を介して送信する。なお、観測データの送信は、ステップS73から図12の割込み終了までの任意のタイミングで行われてもよい。
ステップS73にて、動作制御部51が特定の動作電流を発生させている期間(センサ制御部54がセンシング動作を行っている期間)に、電池12の出力電圧Vは、電圧測定部21によって測定される。
ステップS75〜S85の処理については、図10のステップS55〜S65の処理と同じため、その説明を省略する。
図13は、センサデバイスの第2の動作例でのセンサ動作割込み処理(図12)を示すタイミングチャートである。動作制御部51は、電池12を電源とするセンサ16を使用する期間に、出力電流Iを変化させる特定の電流波形の動作電流を発生させる特定の測定用動作(この場合、センシング動作)を、制御回路20のセンサ制御部54に行わせる。動作制御部51がセンシング動作を制御回路20のセンサ制御部54に行わせている期間に、電池12の出力電圧Vは、電圧測定部21によって測定される(図12のステップS73参照)。
このように、動作制御部51は、センシング動作を行っている期間に、出力電流Iを変化させる特定の電流波形の動作電流を発生させる特定のセンシング動作を制御回路20のセンサ制御部54に行わせる。これにより、特定の電流波形の動作電流をセンシング動作を利用して流すことができる。よって、測定用動作電流(図11参照)を発生させなくても、内部インピーダンスの測定に使用する出力電圧Vを測定することができ、制御回路20の制御処理を簡素化することができる。
したがって、第1の実施形態によれば、内部インピーダンスの測定用の電流源やサンプルホールド回路を削除することができる。そのため、従来のセンサデバイスに比べて、電池残量の測定で消費されるセンサデバイスの電力を削減することができる。また、特定の測定用動作を行うことにより、出力電流Iは実際に測定されなくても推定可能なので、出力電流Iの測定回路を省略することができる。よって、電池の出力電流と出力電圧を同時に測定する回路も省略することができ、制御回路20での計算処理内容の一部を省略することができる。
また、図11,13に示される例では、動作制御部51は、特定の動作電流として、矩形波電流又は矩形波電流を組み合わせた電流が生じるように制御回路20を動作させる。矩形波電流には、矩形波の繰り返し周波数以外に、繰り返し周波数の奇数倍の周波数成分も含まれるため、複数の周波数測定を同時に行ったことと同様の効果が得られる。したがって、インピーダンス測定部52は、内部インピーダンスの周波数分布を測定するフィッティング処理の一部を省略することができる。
図14は、第2の実施形態における電池残量管理システムのハードウェア構成の一例を示す図である。センサデバイス4Bは、センサデバイス4(図3参照)の一例であり、処理装置9は、管理サーバ7(図3参照)の一例である。第2の実施形態のうち第1の実施形態と同様の構成及び効果の説明については、上述の説明を援用することで省略又は簡略する。
図2に示される第1の実施形態では、電池12の残量算出がその電池12を備えるセンサデバイス側で行われる。これに対し、図14に示される第2の実施形態では、センサデバイスのそれぞれの電池12の残量算出が管理サーバ7側で行われる。残量計算処理プログラム41は、センサデバイス4Bではなく、管理サーバ7のプログラム保存メモリ33に記憶されている。
処理装置9は、通信装置31、CPU32、プログラム保存メモリ33、データ保存メモリ34及び外部通知手段35を備える。
CPU32は、メモリに記憶されたプログラムに従って動作するプロセッサの一例である。CPU32に処理を実行させる手順を規定する少なくとも一つのプログラムは、プログラム保存メモリ33に記憶されている。本実施形態では、電池12の残量を計算する処理手順を規定する残量計算処理プログラム41と、電池12の運用を修正する処理手順を規定する運用修正プログラム42とが、プログラム保存メモリ33に記憶されている。データ保存メモリ34は、プログラムに従って動作するCPU32が参照するデータや、プログラムに従ってCPU32が動作することによって得られたデータを記憶する。
プログラム保存メモリ33に記憶されている少なくとも一つのプログラムは、例えば、記録媒体10によって提供されてもよい。少なくとも一つのプログラムが記録された記録媒体10が処理装置9にセットされると、当該プログラムが記録媒体10からプログラム保存メモリ33にインストールされる。
データ保存メモリ34には、デバイス電池残量リスト45、デバイス運用方針リスト46、電池終了予測時刻リスト47及びセンサ時系列データ48とが記憶されている。デバイス電池残量リスト45は、各センサデバイス4の識別情報や、各センサデバイス4の電池12の残量データなどが格納される。センサ時系列データ48は、各センサデバイス4の識別情報や、各センサデバイス4のセンサ16によって検知された観測データなどが格納される。デバイス運用方針リスト46及び電池終了予測時刻リスト47については後述する。
通信装置31は、送信時に変調処理を行う変調処理部及び受信時に復調処理を行う復調処理部を有する。通信装置31は、センサデバイス4B又はゲートウェイ5と通信する。
外部通知手段35は、管理者情報の設定やセンサデータの閲覧等のため、処理装置9の外部に情報を通知する。外部通知手段35は、外部通知手段35専用の通信装置や表示装置を備えてもよいし、通信装置31を介して情報を通知してもよい。
第2の実施形態では、インピーダンス測定部52及び残量算出部53は、センサデバイス4側ではなく、処理装置9側の機能部である。
図15は、第2の実施形態におけるセンサデバイスの第3の動作例での割込み処理の流れを示すフローチャートである。図15は、図13に示したタイミングチャートのように、センシング動作による電流を利用して電圧測定動作をセンシング動作と同一期間に行う方法を示す。
図8のステップS33の割込みが発生すると、図15において、センサ制御部54は、センサ16から観測データを取得するセンシング動作の前の初期化処理を行う(ステップS90)。ステップS91にて、動作制御部51は、出力電流Iを変化させる特定の動作電流を発生させるセンシング動作をセンサ制御部54に行わせる。センサ制御部54は、動作制御部51の指令によって、センサ16によって検知された観測データをセンサ16から取得するセンシング動作を行う。
ステップS92にて、動作制御部51が特定の動作電流を発生させている期間(センサ制御部54がセンシング動作を行っている期間)に、電池12の出力電圧Vは、電圧測定部21によって測定される。
ステップS93にて、センサ制御部54は、センシング動作によってセンサ16から取得した観測データと、センシング動作を行っている期間に測定された出力電圧Vとを、処理装置9に通信機18を介して送信する。
処理装置9のインピーダンス測定部は、ステップS93にて送信された出力電圧Vをフーリエ変換する。処理装置9のインピーダンス測定部は、出力電圧Vのフーリエ変換結果と出力電流Iのフーリエ変換結果とに基づいて、フィッティング処理を行って電池12の内部インピーダンスの周波数依存性を導出し、内部インピーダンスrを算出する。なお、出力電流Iの算出及び出力電流Iのフーリエ変換は、図7のステップS17,S19と同様に行われる。開放端電圧Vo及び残量を表すSOCの算出については、図7のステップS23,S25の処理と同じため、その説明を省略する。
処理装置9の残量算出部は、算出された残量を表すSOCを、通信装置31を介して、その残量が算出された電池を備えたセンサデバイスに送信する。
図15のステップS94にて、制御回路20は、通信機18で受信したSOCデータを取得する。ステップS95にて、センサ制御部54は、ステップS94にて受信された電池12の残量データに基づいて、電池12の残量を低下させる動作が行われる頻度を変更する動作修正処理を行う。これにより、電池12の残量を効率的に消費することが可能になる。
図16は、第2の実施形態におけるセンサデバイスの第4の動作例での割込み処理の流れを示すフローチャートである。図16は、図11に示したタイミングチャートのように、特定の測定用動作による電流を利用して電圧測定動作を行う方法を示す。
図8のステップS33の割込みが発生すると、図16において、動作制御部51は、出力電流Iを変化させる特定の動作電流を発生させる特定の測定用動作を制御回路20に行わせることを開始する(ステップS101)。ステップS103にて、動作制御部51が特定の動作電流を発生させている期間に、電池12の出力電圧Vは、電圧測定部21によって測定される。
ステップS113にて、センサ制御部54は、特定の測定用動作を行っている期間に測定された出力電圧Vを、処理装置9に通信機18を介して送信する。
処理装置9のインピーダンス測定部は、ステップS113にて送信された出力電圧Vをフーリエ変換する。処理装置9のインピーダンス測定部は、出力電圧Vのフーリエ変換結果と出力電流Iのフーリエ変換結果とに基づいて、フィッティング処理を行って電池12の内部インピーダンスの周波数依存性を導出し、内部インピーダンスrを算出する。なお、出力電流Iの算出及び出力電流Iのフーリエ変換は、図7のステップS17,S19と同様に行われる。開放端電圧Vo及び残量を表すSOCの算出については、図7のステップS23,S25の処理と同じため、その説明を省略する。
残量の算出結果又は残量の算出結果に基づいて処理装置9が算出した算出結果は、通信装置31によって、その残量が算出された電池を備えたセンサデバイスに送信される。
ステップS114にて、通信機18は、残量の算出結果又は残量の算出結果に基づいて処理装置9が算出した算出結果を受信する。ステップS115にて、センサ制御部54は、残量の算出結果又は残量の算出結果に基づいて処理装置9が算出した算出結果に基づいて、電池12の残量を低下させる動作が行われる頻度を変更する動作修正処理を行う。これにより、電池12の残量を効率的に消費することが可能になる。
したがって、第2の実施形態によれば、電池12の残量の算出処理を処理装置9側に任せることにより、電池残量の測定で消費されるセンサデバイスの電力を削減することができる。また、高度な残量推定方法や誤差の補正方法が後に考案された場合、処理装置9の計算処理を変更するのみの対応で、センサデバイス側のファームウェアの修正を不要にすることができる。
次に、動作修正処理について説明する。
図17は、動作修正処理が行われない場合の一例を示す図である。図17は、3つのセンサデバイス4a,4b,4cのそれぞれの電池の残量の時間的な変化を示す。
各センサデバイスの電池の残量が同時期に無くなると、各センサデバイスの電池の交換作業をまとめて行うことができるので、交換作業の効率アップができる。しかしながら、図17に示されるように、センサデバイス4a〜4cの各電池残量にばらつきがあると、電池残量の低下によりセンサデバイスが使用できなくなる予定時刻にばらつきが発生する。そのため、センサデバイス4bが使用できなくなるタイミングで、センサデバイス4a〜4cの全ての電池を交換すると、センサデバイス4a,4cの電池の残量はまだ残っているため、無駄が生じる。
そこで、図18に示されるように、センサ制御部54は、終了予定時刻が複数のセンサデバイス間で一致するように、電池12の残量を低下させる動作が行われる頻度を電池12の残量に応じて変更する動作修正処理を行う。これにより、電池の残量が無くなる時期を複数のセンサデバイス間で揃えることができるので、電池残量の無駄が発生することを抑制することができる。
また、図18の場合、センサデバイス4bの動作頻度を低下させるため、センサデバイス4bから送信されるデータ(例えば、観測データや残量データなど)の量は、センサデバイス4a,4bに比べて、少なくなる。そこで、図19に示されるように、センサ制御部54は、終了予定時刻及びデータ量が複数のセンサデバイス間で一致するように、電池12の残量を低下させる動作が行われる頻度を電池12の残量に応じて変更する動作修正処理を行ってもよい。これにより、各センサデバイスの終了予定時刻と、各センサデバイスから送信されるデータ量とを、できるだけ揃えることができる。
なお、各センサデバイスの動作修正処理の内容を表す運用方針データは、デバイス運用方針リスト46(図14参照)に格納され、各センサデバイスの電池の終了予定時刻データは、電池終了予測時刻リスト47(図14参照)に格納されている。これらのデータは、処理装置9から通信装置31を介して各センサデバイスに配信され、各センサデバイスの制御回路20は、これらの配信データに従って、動作修正処理を行う。
図20は、センサデバイスの動作パターンAにおける測定用動作の流れの一例を示すフローチャートである。図21は、センサデバイスの動作パターンAにおける電圧測定動作の流れの一例を示すフローチャートである。動作パターンAは、センサデバイスの動作パターンの一例を示す。図20は、図10のステップS51の詳細な動作例を示し、図21は、図10のステップS52の詳細な動作例を示す。
図20のステップS51において、動作制御部51は、出力電流Iを変化させる特定の動作電流を発生させる特定の測定用動作を制御回路20に行わせることを開始する。動作制御部51は、動作変更用タイマ割込みを許可し(ステップS51a)、出力電圧Vの測定完了まで、図10に示されるメインフローにおける他の動作を中断する処理を行う(ステップS51b)。動作制御部51は、測定用動作電流を予め決められた電流値に変更すること(動作変更)が所定の完了回数に到達するまで、動作変更用タイマ割込みが発生するたびに、当該動作変更を繰り返し行う(ステップS51c)。
動作変更用タイマ割込みは、動作変更用タイマ割込みが不許可になるまで、所定の周期で発生する。動作制御部51は、動作変更用タイマ割込みが発生すると、測定用動作電流を予め決められた電流値に変更する動作変更を行う(ステップS151)。動作制御部51は、動作変更が所定の完了回数に到達すると(ステップS152のYes)、動作変更用タイマ割込みを不許可にする(ステップS153)。動作制御部51は、動作変更と他の動作の中断処理とを解除する(ステップS154)。
図21のステップS53において、動作制御部51が特定の動作電流を発生させている期間に、電池12の出力電圧Vは、電圧測定部21によって測定される。動作制御部51は、電圧測定用タイマ割込みを許可する(ステップS53a)。
電圧測定用タイマ割込みは、電圧測定用タイマ割込みが不許可になるまで、所定の周期で発生する。動作制御部51は、電圧測定用タイマ割込みが発生すると、電圧測定を電圧測定部21によって行い(ステップS161)、その測定電圧データを保存する(ステップS162)。動作制御部51は、電圧測定が所定の完了回数に到達すると(ステップS163のYes)、電圧測定用タイマ割込みを不許可にする(ステップS164)。
図22は、センサデバイスの動作パターンBにおける測定用動作の流れの一例を示すフローチャートである。図23は、センサデバイスの動作パターンBにおける電圧測定動作の流れの一例を示すフローチャートである。動作パターンBは、センサデバイスの動作パターンの一例を示す。図22は、図10のステップS51の詳細な動作例を示し、図23は、図10のステップS52の詳細な動作例を示す。
図22のステップS51において、動作制御部51は、出力電流Iを変化させる特定の動作電流を発生させる特定の測定用動作を制御回路20に行わせることを開始する。動作制御部51は、出力電圧Vの測定完了まで、図10に示されるメインフローにおける他の動作を中断する処理を行う(ステップS51b)。動作制御部51は、電圧測定用タイマ割り込みが不許可になるまで、当該動作変更を継続する(ステップS51c)。
図23のステップS53において、動作制御部51が特定の動作電流を発生させている期間に、電池12の出力電圧Vは、電圧測定部21によって測定される。動作制御部51は、電圧測定用タイマ割込みを許可する(ステップS53a)。
電圧測定用タイマ割込みは、電圧測定用タイマ割込みが不許可になるまで、所定の周期で発生する。動作制御部51は、電圧測定用タイマ割込みが発生すると、電圧測定を電圧測定部21によって行い(ステップS171)、その測定電圧データを保存する(ステップS172)。動作制御部51は、電圧測定が所定の指定回数に到達していなければ(ステップS173のNo)、動作変更を行わず、電圧測定が所定の指定回数に到達すると(ステップS173のYes)、動作変更を行う(ステップS174)。
動作制御部51は、電圧測定が所定の完了回数に到達すると(ステップS175のYes)、電圧測定用タイマ割込みを不許可にする(ステップS176)。動作制御部51は、動作変更と他の動作の中断処理とを解除する(ステップS177)。
図24は、センサデバイスの動作パターンCにおける測定用動作の流れの一例を示すフローチャートである。図25は、センサデバイスの動作パターンCにおける電圧測定動作の流れの一例を示すフローチャートである。動作パターンCは、センサデバイスの動作パターンの一例を示す。図24は、図10のステップS51の詳細な動作例を示し、図25は、図10のステップS52の詳細な動作例を示す。動作パターンCは、動作パターンA,Bのような割込みを行わない場合を示す。
図24のステップS51において、動作制御部51は、出力電流Iを変化させる特定の動作電流を発生させる特定の測定用動作を制御回路20に行わせることを開始する。動作制御部51は、測定用動作電流を予め決められた電流値に変更する動作変更が所定の完了回数に到達するまで、当該動作変更を継続する(ステップS51c)。
動作制御部51は、電圧測定を電圧測定部21によって行い(ステップS181)、その測定電圧データを保存する(ステップS182)。動作制御部51は、電圧測定が所定の指定回数に到達していなければ(ステップS183のNo)、電圧測定時間間隔が経過するまで待機して(ステップS187)、再び電圧測定を行う。動作制御部51は、電圧測定が所定の指定回数に到達すると(ステップS183のYes)、動作変更を行う(ステップS184)。
動作制御部51は、電圧測定が所定の完了回数に到達していなければ(ステップS185のNo)、電圧測定時間間隔が経過するまで待機して(ステップS187)、再び電圧測定を行う。動作制御部51は、電圧測定が所定の完了回数に到達すると(ステップS185のYes)、電流値を初期値に戻す動作変更を行う(ステップS186)。
図26は、設定数値の具体例を示す図である。例えば、動作変更時間間隔が1024ms、電圧測定時間間隔が1ms、電圧測定の所定の完了回数が1024回、電圧測定の所定の指定時間が1024回と設定されると、特定の動作電流を生じさせる矩形波の周期は、2048msとなる。なお、この際の矩形波周波数、サンプル周波数、サンプル時間は、それぞれ、0.49Hz、1ksps、1024msとなる。他の設定数値の組み合わせ例についても同様である。
図27は、測定用動作と電圧測定動作の一例を示すタイミングチャートである。動作パターンAで動作させる場合、電圧測定が所定の完了回数に到達すると、動作変更用タイマの割込みが不許可となり、動作変更が終了する。動作パターンB又は動作パターンCで動作させる場合、電圧測定が指定回数に到達すると、動作変更が終了する。
図28は、測定用動作と電圧測定動作の一例を示すタイミングチャートである。図28は、電圧測定の所定の指定回数が任意の複数回の場合を示す。動作パターンAで動作させる場合、電圧測定が指定回数(この場合、3回)に到達すると、動作変更用タイマの割込みが不許可となり、動作変更が終了する。動作パターンB又は動作パターンCで動作させる場合、電圧測定が指定回数(この場合、3回)に到達すると、動作変更が終了する。
図29は、測定用動作と電圧測定動作の一例を示すタイミングチャートである。図29は、動作変更パターンが任意の複数段階の矩形波の組み合わせ電流で形成されている場合を示す。動作パターンAで動作させる場合、電圧測定が指定回数(この場合、3回)に到達すると、矩形波の最大電流値の段階が1段下がる。動作パターンB又は動作パターンCで動作させる場合、電圧測定が指定回数に到達すると、矩形波の最大電流値の段階が1段下がる。
図30は、測定用動作と電圧測定動作の一例を示すタイミングチャートである。図30は、動作変更ごとの指定時間の長さ異なる場合を示す。動作パターンAで動作させる場合、電圧測定が完了回数(この場合、4回)に到達すると、動作変更用タイマの割込みが不許可となり、動作変更が終了し、指定時間が経過すると、動作変更が復帰する。動作パターンB又は動作パターンCで動作させる場合、電圧測定が指定回数(この場合、4回)に到達すると、動作変更が終了し、指定時間が経過すると、動作変更が復帰する。
以上、制御回路、センサデバイス及び電池残量測定方法を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
制御回路であって、
電池の出力電流を変化させる特定の動作電流で前記制御回路を動作させる動作制御部と、
前記電池の出力電圧を測定する電圧測定部と、
前記動作電流と、前記電圧測定部によって前記動作電流の発生期間に測定された前記出力電圧とを用いて、前記電池の内部インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、
前記インピーダンス測定部により測定された前記内部インピーダンスを用いて、前記電池の残量を算出する残量算出部とを備える、制御回路。
(付記2)
前記動作制御部は、前記電池を電源とするセンサを使用しない期間に、前記動作電流で前記制御回路を動作させる、付記1に記載の制御回路。
(付記3)
前記動作制御部は、前記電池を電源とするセンサを使用する期間に、前記動作電流で前記制御回路に使用させる、付記1に記載の制御回路。
(付記4)
前記動作電流は、矩形波電流又は矩形波電流を組み合わせた電流である、付記1から3のいずれか一項に記載の制御回路。
(付記5)
前記残量算出部によって算出された前記残量を、電池残量を管理する装置に通信機を介して送信する、付記1から4のいずれか一項に記載の制御回路。
(付記6)
前記残量算出部によって算出された前記残量に基づいて、前記残量を低下させる動作が行われる頻度を変更する、付記1から5のいずれか一項に記載の制御回路。
(付記7)
センサデバイスであって、
電池と、制御回路と、前記電池を電源とするセンサと、前記センサにより検知されたデータをセンサデバイス外部の処理装置に送信する通信機とを備え、
前記制御回路は、
前記電池の出力電流を変化させる特定の動作電流で前記制御回路を動作させる動作制御部と、
前記電池の出力電圧を測定する電圧測定部と、
前記動作電流と、前記電圧測定部によって前記動作電流の発生期間に測定された前記出力電圧とを用いて、前記電池の内部インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、
前記インピーダンス測定部により測定された前記内部インピーダンスを用いて、前記電池の残量を算出する残量算出部とを備える、センサデバイス。
(付記8)
前記動作制御部は、前記電池を電源とするセンサを使用しない期間に、前記動作電流で前記制御回路を動作させる、付記7に記載のセンサデバイス。
(付記9)
前記動作制御部は、前記電池を電源とするセンサを使用する期間に、前記動作電流で前記制御回路に使用させる、付記7に記載のセンサデバイス。
(付記10)
前記動作電流は、矩形波電流又は矩形波電流の組み合わせた電流である、付記7から9のいずれか一項に記載のセンサデバイス。
(付記11)
前記通信機は、前記残量算出部によって算出された前記残量を、センサデバイス外部の処理装置に送信する、付記7から10のいずれか一項に記載のセンサデバイス。
(付記12)
前記残量算出部によって算出された前記残量に基づいて、前記残量を低下させる動作が行われる頻度を変更する、付記7から11のいずれか一項に記載のセンサデバイス。
(付記13)
センサデバイスであって、
電池と、制御回路と、前記電池を電源とするセンサと、センサデバイス外部の処理装置が算出した算出結果を受信する通信機とを備え、
前記制御回路は、
前記電池の出力電流を変化させる特定の動作電流で前記制御回路を動作させる動作制御部と、
前記電池の出力電圧を測定する電圧測定部と、
前記通信機から取得した前記計算結果に基づいて、前記残量を低下させる動作が行われる頻度を変更するセンサ制御部とを備え、
前記通信機は、前記電圧測定部によって前記動作電流の発生期間に測定された前記出力電圧と、前記センサにより検知されたデータとを前記処理装置に送信し、
前記処理装置は、前記動作電流と、前記通信機から送信された前記出力電圧とを用いて、前記電池の内部インピーダンスを測定し、測定された前記内部インピーダンスを用いて、前記電池の残量を算出し、
前記センサ制御部は、前記残量の算出結果又は前記残量の算出結果に基づいて前記処理装置が算出した算出結果を前記通信機から取得して、前記頻度を変更する、センサデバイス。
(付記14)
コンピュータは、電池の出力電流を変化させる特定の動作電流で制御回路を動作させる処理を実行し、
コンピュータは、前記電池の出力電圧を測定する処理を実行し、
コンピュータは、前記動作電流と、前記動作電流の発生期間に測定された前記出力電圧とを用いて、前記電池の内部インピーダンスを測定する処理を実行し、
コンピュータは、測定された前記内部インピーダンスを用いて、前記電池の残量を算出する処理を実行する、電池残量測定方法。
(付記15)
電池の出力電流を変化させる特定の動作電流で制御回路を動作させる処理と、
前記電池の出力電圧を測定する処理と、
前記動作電流と、前記動作電流の発生期間に測定された前記出力電圧とを用いて、前記電池の内部インピーダンスを測定する処理と、
測定された前記内部インピーダンスを用いて、前記電池の残量を算出する処理とを、コンピュータに実行させる、電池残量測定プログラム。
(付記16)
複数のセンサデバイスと、前記センサデバイスのそれぞれから収集した情報を処理する処理装置とを備え、
前記センサデバイスは、それぞれ、
電池と、制御回路と、前記電池を電源とするセンサと、前記センサにより検知されたデータを前記処理装置に送信する通信機とを備え、
前記制御回路は、それぞれ、
前記電池の出力電流を変化させる特定の動作電流で自らの前記制御回路を動作させる動作制御部と、
前記電池の出力電圧を測定する電圧測定部と、
前記動作電流と、前記電圧測定部によって前記動作電流の発生期間に測定された前記出力電圧とを用いて、前記電池の内部インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、
前記インピーダンス測定部により測定された前記内部インピーダンスを用いて、前記電池の残量を算出する残量算出部とを備える、電池残量管理システム。
(付記17)
複数のセンサデバイスと、前記センサデバイスのそれぞれから収集した情報を処理する処理装置とを備え、
前記センサデバイスは、それぞれ、
電池と、制御回路と、前記電池を電源とするセンサと、前記処理装置が算出した算出結果を受信する通信機とを備え、
前記制御回路は、それぞれ、
前記電池の出力電流を変化させる特定の動作電流で自らの前記制御回路を動作させる動作制御部と、
前記電池の出力電圧を測定する電圧測定部と、
前記通信機から取得した前記計算結果に基づいて、前記残量を低下させる動作が行われる頻度を変更するセンサ制御部とを備え、
前記通信機は、それぞれ、前記電圧測定部によって前記動作電流の発生期間に測定された前記出力電圧と、前記センサにより検知されたデータとを前記処理装置に送信し、
前記処理装置は、前記センサデバイスのそれぞれの前記動作電流と、前記センサデバイスのそれぞれの前記通信機から送信された前記出力電圧とを用いて、前記電池のそれぞれの内部インピーダンスを測定し、測定された前記内部インピーダンスを用いて、前記電池のそれぞれの残量を算出し、
前記センサ制御部は、それぞれ、前記残量のそれぞれの算出結果又は前記残量のそれぞれの算出結果に基づいて前記処理装置が算出した算出結果を前記通信機から取得して、前記頻度を変更する、電池残量管理システム。
4 センサデバイス
5 ゲートウェイ
7 管理サーバ
9 処理装置
10 記録媒体
11 電源ライン
12 電池
13 電圧源
14 電源回路
20 制御回路
1000 電池残量管理システム

Claims (8)

  1. 制御回路であって、
    電池の出力電流を変化させる特定の動作電流で前記制御回路を動作させる動作制御部と、
    前記電池の出力電圧を測定する電圧測定部と、
    前記動作電流と、前記電圧測定部によって前記動作電流の発生期間に測定された前記出力電圧とを用いて、前記電池の内部インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、
    前記インピーダンス測定部により測定された前記内部インピーダンスを用いて、前記電池の残量を算出する残量算出部とを備える、制御回路。
  2. 前記動作制御部は、前記電池を電源とするセンサを使用しない期間に、前記動作電流で前記制御回路を動作させる、請求項1に記載の制御回路。
  3. 前記動作制御部は、前記電池を電源とするセンサを使用する期間に、前記動作電流で前記制御回路を動作させる、請求項1に記載の制御回路。
  4. 前記動作電流は、矩形波電流又は矩形波電流の組み合わせた電流である、請求項1から3のいずれか一項に記載の制御回路。
  5. 前記残量算出部によって算出された前記残量を、電池残量を管理する装置に通信機を介して送信する、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御回路。
  6. 前記残量算出部によって算出された前記残量に基づいて、前記残量を低下させる動作が行われる頻度を変更する、請求項1から5のいずれか一項に記載の制御回路。
  7. センサデバイスであって、
    電池と、制御回路と、前記電池を電源とするセンサと、前記センサにより検知されたデータをセンサデバイス外部の処理装置に送信する通信機とを備え、
    前記制御回路は、
    前記電池の出力電流を変化させる特定の動作電流で前記制御回路を動作させる動作制御部と、
    前記電池の出力電圧を測定する電圧測定部と、
    前記動作電流と、前記電圧測定部によって前記動作電流の発生期間に測定された前記出力電圧とを用いて、前記電池の内部インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、
    前記インピーダンス測定部により測定された前記内部インピーダンスを用いて、前記電池の残量を算出する残量算出部とを備える、センサデバイス。
  8. コンピュータは、電池の出力電流を変化させる特定の動作電流で制御回路を動作させる処理を実行し、
    コンピュータは、前記電池の出力電圧を測定する処理を実行し、
    コンピュータは、前記動作電流と、前記動作電流の発生期間に測定された前記出力電圧とを用いて、前記電池の内部インピーダンスを測定する処理を実行し、
    コンピュータは、測定された前記内部インピーダンスを用いて、前記電池の残量を算出する処理を実行する、電池残量測定方法。
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