JP2019014980A - 経編起毛布帛 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛布や、敷布などの寝具類は薄く、軽く保温性に優れていることが求められる。表面に凹凸が形成され空気層となる従来の経編布帛では、基布に横振り挿入された収縮弾性糸は単に挿入されているだけで、編み付けられていないため糸の引きつれや抜けが生じ、所望大きさに生地を裁断していく際にはほつれの原因となる。【解決手段】 そこで本願発明品では収縮フィラメント糸を、左右に横振り挿入するだけでなく、鎖状に編まれた糸と緯挿入糸の鎖状結節点に適宜編み付けを行って基布を編成すると同時に別筬を使用して、定間隔でゴム状の弾性糸を導糸しながら横方向に蛇腹状に伸縮する基布を作成するのである。【選択図】図2

Description

本発明は経編機で編成された、横方向に伸縮性を有する布帛を起毛して得られる寝具類に関し、特に空気を含んで軽く保温性に優れる毛布、ブランケット、敷布等の寝具類に関する。
従来、寝具類として使用されるシーツや敷布、毛布等は平織地からなる。また保温性を付与するために綿糸や羊毛糸からなる織地に起毛加工等を施したり、ラッセル編地二枚を貼り合わせて成るいわゆるマイヤー毛布やニューマイヤー毛布などが知られている。
一方、縦方向及び横方向へはほとんど伸縮せず、重量も重いマイヤー毛布の欠点を解消した、薄くて軽い立体形状を有する基布に横方向への伸縮性を付与した起毛寝具に関する発明がある(特許文献1)。
特許第5656315号公報
気密性に富む一方で重量が重く、縦方向及び横方向へはほとんど伸縮せず体との間に隙間ができる従来のマイヤー毛布の短所を改善した、出願人の特許に係る経編起毛布帛がある。
当該布帛は、基布そのものを薄くて軽い立体形状を有する編布に編成し、さらに横方向への伸縮性を付与した、優れた使い心地を有する起毛寝具である。
しかしながら、基布に凹凸を形成して立体形状とする収縮弾性糸は振り糸として挿入されており、基布には編み付けられていないため形状的に不安定な場合があり、糸の引きつれや抜けを生じさせることがある。特に所望大きさに生地を裁断していく際に切断された糸が切りっぱなしとなりほつれの原因となることがある。
そこで、出願人は上記点を改良した新規な経編起毛布帛を鋭意開発したのである。
経編み機で鎖状に編まれた糸と緯挿入糸の鎖状結節点に高収縮糸を左右に横振り挿入編成を行って基布を編成すると同時に別筬を使用して、定間隔でゴム状の弾性糸を導糸しながら横方向に蛇腹状に伸縮する基布を作成する。このとき、高収縮糸を挿入させるだけでなく、一部あるいは全部を基布に編み付けながら編成するのである。
また、緯糸挿入機能付き経編機によって合成繊維フィラメントと紡績糸で鎖状に編成され、合成繊維紡績糸を緯糸に使用して編成した基布に、収縮弾性糸を基布の鎖状結節点を緯度又は経度、又はその両方を一つ以上跳び編成しながら挿入且つ一部編み付け、さらに別筬で挿入されている弾性糸によって横方向に蛇腹状に伸縮形成するのである。
基布を密度の粗い編地に編成するため編地に空隙が多く柔軟性を有し且つ、保温性に優
れる。この生地をさらに起毛させることで風合いが柔らかくソフトになり、柔軟性に富むのである。
また、請求項3記載の基布は、表面に細かな凹凸を有する立体構造となり空気層を含んでさらに保温性に優れる。
横方向に弾性糸を挿入することで、蛇腹状にギャザーを有する製品に仕上がる。すなわち、横方向に大きく伸縮、伸長復元する構造であるため毛布等の寝具として使用したときに体に沿い、寝返りを打っても寝具が体に追随して動くため隙間が生じず暖かい。
また、基布表面の微細な凹凸が接触抵抗を高め、衣服、パジャマ、布団とのずれを生じさせにくくし、その結果、体への密着度が高まって保温性が高くなる。
さらに、地組織に凹凸を生じさせる高収縮糸等を振り糸として挿入するだけでなく、鎖編目列との結節点へ適宜挿入と編み付けを行うため、編み目により緊密に地組織に固定され、高収縮糸等の引き連れや抜け落ちが生じにくい。また、切断面がほつれることなく加工が容易で仕上がりが美しい。
図1は従来の経編起毛布帛の地組織の拡大編成図。 図2は本願発明に係る経編起毛布帛の地組織の拡大編成図。 図3は請求項3に係る経編起毛布帛の地組織の拡大編成図。
図1は従来の経編布帛の地組織を拡大した説明図である。
地組織1は挿入機能付き経編機によって編成されたものであって、鎖編み糸2及びこの鎖編み糸2を繋ぐ挿入糸3で編成されている。この地組織1にポリウレタン系弾性繊維等の高収縮性弾性糸4を横振りしながら挿入し、斜線を描くように浮かし跳び編成を行う。
このように編成された地組織1は高収縮弾性糸4の収縮によって、表面に細かい凹凸が形成されている。しかしながら、高収縮性弾性糸4は鎖編み糸2と挿入糸3との連結点に挿入されているだけである。また、地組織1の編成と同時に地筬とは別筬でゴム糸5を挿入して基布全体に横方向に強い伸縮性を付与するのである。
一方、本願発明に係る経編布帛の地組織6を拡大した説明図が図2である。
地組織6は上記同様、挿入機能付き経編機によって編成されるものであって鎖編み糸7とこれを繋ぐ挿入糸8によって編成されている。
鎖編み糸7は合成フィラメントと合成紡績糸、天然繊維からなる紡績糸等を適宜経編布帛の使用目的に合わせて選定する。地組織6は経編布帛の形態を安定させるためのものであるため、寸法安定性の良好な糸であれば、従来公知のどのような糸であっても用いることができる。具体的には強度や耐熱性の観点よりポリエステルマルチフィラメントが好ましい。
本願の経編布帛は寝具等への適用を目的とするため編成密度は粗くても構わない。具体的には1cmに5から20目コース程度が適している。
粗い密度によって編成された地組織6に高収縮フィラメント加工糸又は紡績糸を振り糸
9として挿入する。このとき地組織6に直線状に挿入するのではなく、左右に横振りしながら挿入するとともに、鎖編み糸7と挿入糸8の鎖状連結点(10、11、12、13)で適宜編み付けを行い、地組織6に保持させるのである。
挿入と編み付けのバランス、左右方向への振り幅については図示したものに限られるものではなく他の態様をもって替えることも可能であるが、寝具の縦方向の長さ約2mにわたりバランスよく均一に編み付けられていることが好ましい。
このように編成した地組織6にゴム糸14を適宜導糸して、基布全体の横方向に強い伸縮性を付与するのである。
ゴム糸14の挿入本数、間隔は出来上がり製品の使用目的によって容易に変更可能である。
続いて回転する起毛ロールに基布を通し、基布にテンションをかけながら針布で表面を書き出して起毛させるのである。横方向に挿入される振り糸に弾性繊維を使用していないため、基布の表面がスムーズな状態に仕上がっており起毛処理を容易且つ均一に施すことができる。
地組織の目が粗い一方で部分的に横振り挿入糸が基布に編み付けられているため、形状安定性が高く、編成後の経編布帛を所望形状に切断しても切断面がほつれることが少ない。
さらに、経編布帛の粗い編目が空気を含んで柔らかく且つ、保温性に優れるのである。
続いて請求項3記載の経編布帛について説明する。
地組織15は挿入機能付き経編機によって編成されたものであって、鎖編み糸16及びこの鎖編み糸16を繋ぐ挿入糸17で編成されている。この地組織15にポリウレタン系弾性繊維等の高収縮性弾性糸18を横方向に一つとばししながら挿入し、斜線を描くように浮かし跳び編成を行う。
さらに、高収縮性弾性糸18を地組織に単に挿入するだけでなく、鎖編み糸16と挿入糸17の結節点(19、20)に編み付けを行いながら地組織15に保持させるのである。
このように編成された地組織15は高収縮弾性糸18の収縮によって、表面に細かい凹凸が形成されている。
また、地組織15の編成と同時に地筬とは別筬でゴム糸21を挿入して基布全体に横方向に強い伸縮性を付与するのである。
地組織への編み付け箇所や挿入と編み付けの割合は適宜変更可能である。
本願の経編布帛は毛布、ブランケット、冬用敷布等の寝具類は勿論、「着る毛布」のように衣服形状に形成して防寒用部屋着に応用することもできる。
6、15、地組織
7、16、鎖編み糸
8、17、挿入糸
9、18、振り糸
10、11、12、13、19、20、編み付け箇所
14、21、ゴム糸

Claims (3)

  1. 緯糸挿入機能付き経編機によって合成繊維フィラメントと紡績糸で鎖状に編成され、合成繊維紡績糸を緯糸に使用した基布であって、
    左右に横振り挿入された収縮フィラメント加工糸が基布の鎖状結節点に挿入又は編み付けられており、
    別筬で挿入されている弾性糸によって横方向に蛇腹状に伸縮形成されていることを特徴とする経編布帛。
  2. 基布の編み密度が1cm8目から20目のコース生地である、請求項1の経編布帛。
  3. 緯糸挿入機能付き経編機によって合成繊維フィラメントと紡績糸で鎖状に編成され、合成繊維紡績糸を緯糸に使用した基布であって、
    収縮弾性糸が基布の鎖状結節点で緯度又は経度のいずれか、あるいは経度、緯度とも一つ以上跳び編成しながら一部編み付けられて基布表面に凹凸が形成されていると共に、
    別筬で挿入されている弾性糸によって横方向に蛇腹状に伸縮形成されていることを特徴とする経編布帛。
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