JP2019014294A - 船舶、及び操船方法 - Google Patents

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智晃 江上
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Abstract

【課題】船舶が風や波等の外乱を受けて斜航している際の針路保持に要する舵の当舵量を減少させ、斜航時における推進効率を向上させることができる船舶及び操船方法を提供する。【解決手段】船舶1の船首垂線と船尾垂線との中央位置であるミッドシップMSよりも船首2側の範囲に船舶1に対して旋回モーメントF.Mを発生させる少なくとも1基のフィン6を設ける。そして、船舶1が風又は波の少なくとも一方の外乱を受けて斜航している際に、フィン6の船底外板3からの突出長さLを、斜航により船舶1に生じる回頭モーメントO.Mを低減して、針路保持に要する舵5の当舵量を減少させる旋回モーメントF.Mを発生する突出長さLに制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、船舶及び操船方法に関し、より詳細には、当該船舶が風や波等の外乱を受けて斜航している際の針路保持に要する舵の当舵量を減少させ、斜航時における推進効率を向上させることができる船舶及び操船方法に関する。
船舶1Xが斜め向かい風Wを受けて斜航している場合には、図5に示すように、船体が斜航によって生じる流体力によって船舶1Xには船首2を風上側へ振る方向に回頭モーメントO.Mが発生する。それ故、従来では針路保持のために、斜航による回頭モーメントO.Mを打ち消すように当舵(修正舵)をとりながら航行している。このように船舶1Xが風の影響によって斜航する場合には、正面からの向かい風に対して直航している場合に比して、斜航による回頭モーメントO.Mを相殺するために舵5の当舵量(舵角β)を大きくする必要がある。しかしながら、舵5の当舵量を大きくするほど当舵による舵5と船体の水中抵抗は増大し、船舶1Xの速力や推進効率が低下する不具合が生じる。
これに関連して、舵本体の下端に縦断面の中心線が後方へ斜め上方に傾斜した翼型断面を有する付加物を設けることにより、舵抵抗の減少を図るとともに、微小舵角の際の当舵抵抗も極力低減させる船舵が提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、この船舵では1〜5度程度の微小舵角の際の当舵抵抗の低減を図ることはできるが、舵角βが大きくなった場合には当舵による水中抵抗を低減させる効果は低い。そして、この船舵を採用した場合にも、船舶が斜め向かい風を受けて斜航する場合には当舵量を大きくする必要がある。それ故、船舶が風の影響によって斜航する場合に関しては、この船舵は推進効率の向上にはほとんど寄与しない。
特開2009−119934号公報
本発明は、上記の状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、船舶が風や波等の外乱を受けて斜航している際に、針路保持に要する舵の当舵量を減少させ、斜航時における推進効率を向上させることができる船舶及び操船方法を提供することにある。
上記のような目的を達成するための本発明の船舶は、当該船舶の船首垂線と船尾垂線との中央位置であるミッドシップよりも船首側の範囲に当該船舶に対して旋回モーメントを発生させる少なくとも1基のフィンと、前記フィンの船底外板からの突出長さを変更するフィン突出量変更機構とを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、ミッドシップよりも船首側の範囲に船舶に対して旋回モーメントを発生させる少なくとも1基のフィンを備えることにより、船舶が風や波等の外乱を受けて斜航している際に、斜航することによって船体に生じる回頭モーメントに対して、その回頭モーメントを低減する方向の旋回モーメントを発生させることが可能となる。また、フィンの船底外板からの突出長さを変更することで、この旋回モーメントの大きさを回頭モーメントの大きさに応じて調整することができ、舵の当舵量を的確に減少できる。これにより、針路保持に要する舵の当舵量を減少できるので、従来に比して当舵による舵と船体の水中抵抗を低減し、斜航時における推進効率を向上させることができる。
なお、フィンの設置箇所が船体の中央位置から船首側に離れるほど、フィンによって発生できるモーメントが大きくなる。それ故、フィンの設置箇所は、ミッドシップよりも船首側の範囲、好ましくは、船舶の全長Loaに対して船首端から後方へ(1/3)×Loaよりも船首側の範囲、より好ましくは船首端から後方へ(1/5)×Loaよりも船首側の範囲にするとよい。
上記の船舶において、当該船舶が風又は波の少なくとも一方の外乱を受けて斜航している際に、斜航によって当該船舶に生じる回頭モーメントを低減して、針路保持に要する舵の当舵量を減少させる旋回モーメントを発生する前記フィンの突出長さを算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された突出長さになるように前記フィン突出量変更機構を制御するフィン制御手段とを備えた構成にすることもできる。
この構成にすると、算出手段とフィン制御手段により、フィンの突出長さを適切な長さに自動で制御することが可能となる。それ故、フィンの突出長さを人為的に操作する場合に比して、フィンによって発生させる旋回モーメントにより、斜航による回頭モーメントをより的確に低減できる。また、フィンの突出長さの制御を自動化できるので、操船作業を軽労化することができる。
上記の船舶において、前記フィンの固定角度を変更可能に構成するとともに、当該船舶の針路に対する風向きおよび水流の方向に基づいて、前記回頭モーメントを低減する方向の旋回モーメントを発生可能な前記固定角度に前記フィンを設定するフィン角度設定手段を備えた構成にすることもできる。
この構成にすると、フィンの固定角度を変更することで、1基のフィンで船舶に対して左右両方向に旋回モーメントを発生させることが可能となる。また、フィンの固定角度を変更することで、フィンによって発生させる旋回モーメントの大きさを変更させることも可能となる。さらに、フィン角度設定手段により、フィンの固定角度の制御を自動化できるので、操船作業を軽労化することができる。
上記の船舶において、例えば、前記フィンを当該船舶のセンターライン(船体中心線)上に1基備えた構成にすることもできる。
上記の船舶において、当該船舶に対して発生させる旋回モーメントの方向が異なる複数の前記フィンと、それぞれの前記フィンの船底外板からの突出長さを変更する前記フィン突出量変更機構とを備え、前記算出手段が、当該船舶が風又は波の少なくとも一方の外乱を受けて斜航している際に、斜航によって当該船舶に生じる回頭モーメントを低減して、針路保持に要する舵の当舵量を減少させる旋回モーメントを発生する複数の前記フィンの突出長さをそれぞれ算出し、前記フィン制御手段が前記算出手段によって算出された前記フィンのそれぞれの前記突出長さになるように、前記フィン突出量変更機構を制御する構成にすることもできる。
この構成にすると、船舶に対して発生させる旋回モーメントの方向が異なる複数のフィンを選択的に使用することで、船舶に対して左右両方向に旋回モーメントを発生させることが容易に可能となる。そして、算出手段により複数のフィンのそれぞれの適切な突出長さをそれぞれ算出し、その算出されたそれぞれの突出長さになるように、フィン制御手段によってフィン突出量変更機構を制御することで、船底外板から突出させたフィンによって発生させる旋回モーメントにより回頭モーメントを効果的に低減することができる。
上記の船舶において、前記算出手段が、風向きと風速、及び/又は、波向きと波高、加えて、水流の方向と水流の速さ、及び、当該船舶の針路と船速に基づいて、前記フィンの突出長さを算出するように構成されていると、針路保持に要する舵の当舵量を減少させるのに適したフィンの突出長さを精度よく算出することが可能となる。
上記の船舶において、前記算出手段が、前記フィンが発生する旋回モーメントによる当舵量の減少によって生じる推進エネルギーの低下量よりも、前記フィンの抵抗による推進エネルギーの増加量が小さくなるように前記突出長さを算出するように構成されていると、フィンで発生させる旋回モーメントによって舵の当舵量を減少させることによる燃費性能を向上させる効果と、フィンによる抵抗に起因する推進性能の低下による燃費性能を低下させる影響とを比較することにより、燃費性能を向上させるのに有利なフィンの突出長さをより精度よく算出することが可能となる。
上記の目的を達成するための操船方法は、当該船舶の船首垂線と船尾垂線との中央位置であるミッドシップよりも船首側の範囲に当該船舶に対して旋回モーメントを発生させる少なくとも1基のフィンを設け、前記フィンの船底外板からの突出長さを、当該船舶が風又は波の少なくとも一方の外乱を受けて斜航している際に、斜航によって当該船舶に生じる回頭モーメントを低減して、針路保持に要する舵の当舵量を減少させる旋回モーメントを発生する前記フィンの突出長さに制御することを特徴とする。
この方法によれば、ミッドシップよりも船首側の範囲に船舶に対して旋回モーメントを発生させる少なくとも1基のフィンを設けることにより、船舶が風又は波の少なくとも一方の外乱を受けて斜航している際に、斜航することによって船体に生じる回頭モーメントに対して、その回頭モーメントを低減する方向の旋回モーメントを発生させることが可能となる。また、フィンの船底外板からの突出長さを変更することで、この旋回モーメントの大きさを回頭モーメントの大きさに応じて調整することができ、舵の当舵量を的確に減少できる。これにより、針路保持に要する舵の当舵量を減少できるので、従来に比して当舵による舵と船体の水中抵抗を低減し、斜航時における推進効率を向上させることができる。
本発明の船舶および操船方法によれば、ミッドシップよりも船首側に船舶に対して旋回モーメントを発生させる少なくとも1基のフィンを設けることで、船舶が風又は波の少なくとも一方の外乱を受けて斜航している際に、斜航することによって船体に生じる回頭モーメントに対して、その回頭モーメントを低減する方向の旋回モーメントを発生させることが可能となる。また、フィンの船底外板からの突出長さを変更することで、この旋回モーメントの大きさを回頭モーメントの大きさに応じて調整することができ、舵の当舵量を的確に減少できる。これにより、針路保持に要する舵の当舵量を減少できるので、従来に比して当舵による舵と船体の水中抵抗を低減し、斜航時における推進効率を向上させることができる。
本発明に係る第1の実施の形態の船舶が風の外乱を受けて斜航している状況を平面視で模式的に示す説明図である。 図1の船舶を側面視で模式的に示す説明図である。 本発明に係る第2の実施の形態の船舶が風の外乱を受けて斜航している状況を平面視で模式的に示す説明図である。 図3の船舶を正面視で模式的に示す説明図である。 従来の船舶が風の外乱を受けて斜航している状況を平面視で模式的に示す説明図である。
以下、本発明に係る実施の形態の船舶を図面を参照しながら説明する。
図1および図2に例示する本発明に係る実施の形態の船舶1は、船首垂線と船尾垂線との中央位置であるミッドシップMSよりも船首2側の範囲に、船舶1に対して旋回モーメントF.Mを発生させるフィン6と、このフィン6の船底外板3からの突出長さLを変更するフィン突出量変更機構7とを備えている。この実施の形態では、船舶1のセンターライン(船体中心線)上に1基のフィン6が設けられている。
船舶1は、さらに、航行条件に応じて適切なフィン6の突出長さLを算出する算出手段8と、この算出手段8によって算出された突出長さLになるようにフィン突出量変更機構7を制御するフィン制御手段9とを備えている。船尾部には、推進装置4と、舵5と、舵5を制御する舵制御手段13とを備えている。船舶1の甲板上には風向きと風速を測定する風向風速計10が設置され、船底には水流の方向と水流の速さを測定する水流センサ11が設置されている。
図1に示すように、船舶1が斜め向かい風Wを受けて斜航している場合には、船体が斜航することで船舶1には船首2を風上側へ振る方向に回頭モーメントO.Mが発生する。この図1では、北(N)から南に向かって風Wが吹いている状態で、船首方位Xをほぼを北東方向に向けて針路Cで航行している場合を示している。この場合には、斜航により船舶1には船首2を風上である北側に向ける左回り(上から見て反時計回り)の回頭モーメントO.Mが発生することになる。なお、図1では、船舶1に対する水流Tの方向を針路Cと同じ方向としているが、潮流や海流があるときには、必ずしも、水流Tの方向と針路Cとが同じ方向にならない場合もある。
このように、船舶1が風Wや波等の外乱を受けて斜航する場合には、針路Cを保持するために斜航による回頭モーメントO.Mを打ち消すようなモーメントを発生させることが必要となる。船舶1では、この斜航による回頭モーメントO.Mを減殺する旋回モーメントF.Mを船首2側に設けたフィン6によって発生させる。即ち、この図1の状態では、左回りの回頭モーメントO.Mを減殺するために、フィン6によって右回りのモーメントF.Mを発生させる。そして、フィン6によって旋回モーメントF.Mを発生させることで、針路保持に要する舵5の当舵によるモーメントH.Mを低減させる。これにより、針路保持に必要な当舵量(舵角度α)を低減させる。そして、舵5の当舵量を低減させることによって当舵による舵5と船体の水中抵抗を低減し、従来に比べて船舶1の斜航時における推進効率を向上させる。
この実施の形態のフィン6は、船体に対して上下方向に延在する翼型断面の板状部材と回転軸で構成されている。フィン6は回転軸を中心軸として水平方向に回動する構成となっており、回転軸を船体に対して回動させることで、船舶1のセンターラインに対するフィン6の固定角度θを任意の角度に設定できる構成になっている。
この実施の形態の船舶1には、斜め向かい風Wを受けて斜航している際に、船舶1の針路Cに対する風向きおよび水流Tの方向に基づいて、回頭モーメントO.Mを低減する方向の旋回モーメントF.Mを発生可能な固定角度θにフィン6を設定するフィン角度設定手段12が設けられている。そして、フィン角度設定手段12によってフィン6の固定角度θを変更することで、船舶1に対して発生させる旋回モーメントF.Mの方向と大きさを変更できる構成になっている。
この実施の形態では、船舶1に設けられた入力手段に船舶1の針路Cと船速を入力して設定すると、風向風速計10による風向きの測定データと水流センサ11による水流Tの向きの測定データに基づいて、フィン角度設定手段12によってフィン6の固定角度θが自動的に設定される構成になっている。例えば、図1のように、船首方位Xに対する斜航が船舶1に左回りの回頭モーメントO.Mを発生させる条件の場合には、フィン角度設定手段12によってフィン6は、船舶1に右回りの旋回モーメントF.Mを発生させる固定角度θに自動的に設定される。
フィン6のセンターラインに対する固定角度θは好ましくは、左右両舷側において5度以上20度以下の範囲内で設定される。フィン6のセンターラインに対する固定角度θを5度以上とすることで、斜航による回頭モーメントO.Mを低減するのに十分な大きさの旋回モーメントF.Mを発生させることが可能となる。さらに、固定角度θを20度以下とすることで、フィン6による抵抗が過大になることを防ぐことができる。
図2に示すように、この実施の形態では、フィン突出量変更機構7によってフィン6を船体に対して上下移動させることにより、フィン6を一定の固定角度θに設定した状態でフィン6の船底外板3からの突出長さLを任意の長さに変更できる構成になっている。そして、フィン6の突出長さLを変更することで、船舶1に対して発生させる旋回モーメントF.Mの大きさを変更できる構成になっている。また、フィン6は、上方に移動させることで船底外板3の内側に収納できる構成になっている。
なお、フィン6の形状や、フィン6の突出長さLを変更する機構は、この構成に限定されず、他にも様々な構成にすることができる。例えば、フィン6を、複数の分割体がフィン6の長手方向に移動可能に接続されて構成されたテレスコピック構造とし、フィン6を伸縮させることによってフィン6の船底外板3からの突出長さLを変更する構成にしてもよい。なお、前舵は連続的に舵角を変えることで旋回モーメントの大きさを変化させるが、このフィン6では角度を固定角度θにしてフィン6の突出長さLを変更することで旋回モーメントの大きさを変化させる点が前舵とは大きく異なる。
フィン6は、設置箇所が船体の中央位置CHから船首2側に離れるほど、発生できる旋回モーメントF.Mが大きくなる。それ故、フィン6の設置箇所は、ミッドシップMSよりも船首2側の範囲、好ましくは、船舶1の全長LOAに対して船首端から後方へ(1/3)×Loaよりも船首2側の範囲、より好ましくは船首端から後方へ(1/5)×Loaよりも船首2側の範囲にするとよい。フィン6を上述した範囲に設置することで、フィン6のサイズを小さくしつつ、大きな旋回モーメントF.Mを発生させることが可能になる。
算出手段8は、船舶1が斜め向かい風Wや波等の外乱を受けて斜航している際に、斜航によって船舶1に生じる回頭モーメントO.Mを低減して、船舶1の針路保持に要する舵5の当舵量を減少させるフィン6の突出長さLを算出する。具体的には、算出手段8は例えば、風向き、風速、水流Tの方向、水流Tの速さ、船舶1の針路Cおよび船速に基づいて、斜航による回頭モーメントO.Mを低減するのに効果的なフィン6の突出長さLを算出する。
この実施の形態では、入力手段に入力された船舶1の針路Cと船速の設定値と、風向風速計10による風向きおよび風速の測定データと、水流センサ11による水流Tの方向および水流Tの速さの測定データとに基づいて、設定された針路Cと船速とを維持するために必要な舵5の当舵量を最小にするフィン6の突出長さLが、算出手段8によって逐次算出される構成となっている。そして、この算出手段8の算出結果は逐次フィン制御手段9に入力され、フィン制御手段9は算出手段8の算出結果に基づいてフィン突出量変更機構7を逐次制御する構成となっている。
さらに、この実施の形態では、算出手段8によって、フィン6を算出された突出長さLに設定した場合の針路Cを維持するために必要な舵5の当舵量も同時に算出され、その算出結果が逐次舵制御手段13に入力されるようになっている。そして、舵制御手段13は、算出手段8の算出結果に基づいて舵5を逐次制御する構成となっている。
即ち、この実施の形態では、入力手段に所望の針路Cと船速を入力すると、風向きと水流Tの方向に基づいてフィン角度設定手段12によりフィン6の固定角度θが自動的に設定される。これにより、フィン6によって斜航による回頭モーメントO.Mを低減する旋回モーメントF.Mを発生可能な状態となる。それとともに、算出手段8によって、風向き、風速、水流Tの方向、水流Tの速さ、船舶1の針路Cおよび船速に基づいて、舵5の当舵量を最小にするフィン6の突出長さLと、その条件において必要な舵5の当舵量が逐次算出される。そして、算出手段8で算出された突出長さLになるようにフィン制御手段9によってフィン突出量変更機構7が逐次自動で制御されるとともに、算出された当舵量になるように舵制御手段13によって舵5が逐次自動で制御される。
船舶1の針路Cと船速の条件を変更する場合には、入力手段に新たな針路Cと船速を入力することで、算出手段8およびフィン角度設定手段12は新たな針路Cと船速に基づいた算出結果を出す構成になっている。
なお、算出手段8によって行う具体的な算出プロセスや算出式についての説明は省略するが、算出手段8の算出プロセスや算出式は、予めコンピュータ等を用いて船舶1のスペック(要目や船型)に基づいた斜航時における流体数値計算シミュレーションを行ったり、水槽実験や風洞実験を行ったりすることで構築することができる。また、例えば、算出手段8に人工知能(AI)を塔載し、船舶1の航行データについて機械学習を行うことで算出プロセスの構築や改良を図っていくことも可能である。
このように、本発明では、ミッドシップMSよりも船首2側の範囲に船舶1に対して旋回モーメントF.Mを発生させるフィン6を備えることにより、船舶1が風Wや波等の外乱を受けて斜航している際に、斜航することによって船体に生じる回頭モーメントO.Mに対して、その回頭モーメントO.Mを低減する方向の旋回モーメントF.Mを発生させることが可能となる。さらに、フィン6の船底外板3からの突出長さLを変更することで、フィン6によって発生させる旋回モーメントF.Mの大きさを回頭モーメントO.Mの大きさに応じて調整することができ、舵5の当舵量をより的確に減少できる。これにより、針路保持に要する舵5の当舵量を減少できるので、従来に比して当舵による舵5と船体の水中抵抗を低減し、斜航時における推進効率を向上させることができる。
この実施の形態のように、算出手段8とフィン制御手段9とを備えた構成にすると、フィン6の突出長さLを適切な長さに自動で制御することが可能となる。それ故、フィン6の突出長さLを人為的に操作する場合に比して、フィン6によって発生させる旋回モーメントF.Mにより、斜航による回頭モーメントO.Mをより的確に低減できる。また、フィン6の突出長さLの制御を自動化できるので、操船作業を軽労化することができる。
さらに、算出手段8を、風向きと風速、及び/又は、波向きと波高、加えて、水流Tの方向と水流Tの速さ、及び、船舶1の針路Cと船速に基づいて、フィン6の突出長さLを算出するように構成すると、針路保持に要する舵5の当舵量を減少させるのに適したフィン6の突出長さLを精度よく算出することが可能となる。
即ち、算出手段8は、例えば、風向きと風速、及び、水流Tの方向と水流Tの速さ、及び、船舶1の針路Cと船速に基づいて、或いは、波向きと波高、及び、水流Tの方向と水流Tの速さ、及び、船舶1の針路Cと船速に基づいて、或いは、風向きと風速、及び、波向きと波高、及び、水流Tの方向と水流Tの速さ、及び、船舶1の針路Cと船速に基づいて、フィン6の突出長さLを算出するように構成するとよい。
また、フィン6の固定角度θを変更可能に構成するとともに、フィン角度設定手段12を備えた構成にすると、フィン6の固定角度θを変更することで、船舶1に対して左右両方向に旋回モーメントF.Mを発生させることが可能になる。また、フィン6の固定角度θを変更することで、フィン6によって発生させる旋回モーメントF.Mの大きさを変更させることも可能となる。さらに、フィン角度設定手段12により、フィン6の固定角度θの設定を自動化できるので、操船作業を軽労化することができる。
また、算出手段8により、フィン6を算出された突出長さLに設定した場合に必要な舵5の当舵量も同時に算出され、その算出手段8の算出結果に基づいて舵制御手段13により舵5を自動で制御する構成にすると、当舵操作を自動化できるので、針路保持に要する操船作業をより軽労化することができる。
図1に示すように、舵5は推進装置4の後方の流れの早い位置に配置されるのに対して、フィン6は舵5に比して流れの遅い位置に配置される。また、舵5の表面積はフィン6に比べて非常に大きい。それ故、フィン6による抵抗FRは、舵5の当舵による水中抵抗と比較すると非常に小さい。それ故、先に示した実施の形態のように、算出手段8を舵5の当舵量を最小にするフィン6の突出長さLを算出する構成にすることで、斜航時における推進効率を大幅に向上させることができる。舵5の当舵量を最小にするフィン6の突出長さLを算出する構成では、フィン6の突出長さLの条件のみを比較演算すればいいので、算出手段8の算出プロセスを比較的簡易な構成にできるというメリットもある。
しかしながら、影響は小さいものの、斜航による回頭モーメントO.Mを減殺する旋回モーメントF.Mをフィン6によって発生させる場合には、同時に船舶1の推進方向と反対の方向にフィン6による抵抗FRが生じる。それ故、舵5の当舵量を最小にするフィン6の突出長さLと、推進エネルギーを最小化するフィン6の突出長さLとが一致しない場合がある。そこで、燃費性能を向上させるのに有利な突出長さLをより精度よく算出するために、算出手段8を、フィン6が発生する旋回モーメントF.Mによる舵5の当舵量の減少によって生じる推進エネルギーの低下量よりも、フィン6の抵抗による推進エネルギーの増加量が小さくなるように突出長さLを算出する構成にすることもできる。
ここでいう、推進エネルギーとは、設定された針路Cと船速とを維持するために要するエンジン出力(船速×制動馬力(BHP))を意味している。即ち、推進エネルギーが増加するほど燃費性能が低下することを意味し、推進エネルギーが低下するほど燃費性能が向上することを意味している。
この構成にすると、算出手段8により、フィン6が発生する旋回モーメントF.Mによって舵5の当舵量を減少させることによる燃費性能を向上させる効果と、フィン6による抵抗FRに起因する推進性能の低下による燃費性能を低下させる影響とを比較演算することにより、燃費性能を向上させるのに有利なフィン6の突出長さLをより精度よく算出することが可能となる。
また、先の実施の形態では、入力手段に所望の針路Cと船速を入力すると、設定された針路Cと船速を維持するための適切なフィン6の突出長さLおよび舵5の舵角αの組合せが算出される構成となっているが、例えば、算出手段8を、所望の針路Cを入力すると、測定された風向きと風速、及び/又は、波向きと波高、加えて、水流Tの方向と水流Tの速さの条件に基づいて、設定された針路Cを維持する場合における推進効率の高い船速、フィン6の突出長さLおよび舵5の舵角αの組合せを算出するような構成にすることもできる。この構成にすると、航行条件に応じて船舶1の船速、フィン6の突出長さLおよび舵5の舵角αを総合的に船舶1の燃費性能を向上させるのに有利な設定にすることが可能となるので、斜航時における船舶1の推進効率を向上させるには有利になる。
また、先に示した実施の形態では、フィン6の固定角度θを一定にした状態で、フィンの突出長さLを制御する構成としているが、例えば、フィン6の固定角度θとフィン6の突出長さLとを総合的に制御することによって旋回モーメントF.Mの大きさを制御する構成にすることもできる。
図3および図4に、本発明に係る第2の実施の形態の船舶1Aを示す。先に示した第1の実施の形態では、1基のフィン6の固定角度θを変更することで、フィン6によって発生させる旋回モーメントF.Mの方向を変更する構成にしているが、この船舶1Aでは、船舶1Aに対して発生させる旋回モーメントF.Mの方向が異なる複数のフィン6(6a、6b)を備えることで旋回モーメントF.Mの方向を変更可能とする。
図3に示すように、この船舶1Aは、ミッドシップMSよりも船首2側の範囲に、船舶1Aに対して発生させる旋回モーメントF.Mの方向が異なる第1のフィン6aと第2のフィン6bとを備えている。右舷側に配置された第1のフィン6aは、船舶1Aに対して右回りの旋回モーメントF.Mを発生させる固定角度θ1に設定されており、左舷側に配置された第2のフィン6bは、船舶1Aに対して左回りの旋回モーメントF.Mを発生させる固定角度θ2に設定されている。第1のフィン6aおよび第2のフィン6bはそれぞれ一定の固定角度θ1、θ2で固定されている。
第1のフィン6aおよび第2のフィン6bの船舶1Aのセンターラインに対する固定角度θ1、θ2は、好ましくは、5度以上20度以下の範囲に設定する。フィン6a、6bの固定角度θ1、θ2を5度以上とすることで、斜航による回頭モーメントO.Mを低減するのに十分な大きさの旋回モーメントF.Mを発生させることが可能となる。さらに、固定角度θ1、θ2を20度以下とすることで、フィン6a、6bによる抵抗FRが過大になることを防ぐことができる。
図4に示すように、第1のフィン6aおよび第2のフィン6bには、それぞれフィン突出量変更機構7が設けられており、それぞれのフィン6a、6bを船体に対して上下移動させることにより、第1のフィン6aおよび第2のフィン6bのそれぞれの船底外板3からの突出長さLを任意の長さに変更できるようになっている。そして、第1のフィン6aおよび第2のフィン6bのどちらかに対して突出長さLを変更することで、船舶1Aに対して発生させる旋回モーメントF.Mの方向と大きさを変更できる構成になっている。第1のフィン6aおよび第2のフィン6bは上方に移動させることで船底外板3の内側に収納できる構成になっている。
この実施の形態の算出手段8は、船舶1Aが風Wや波等の外乱を受けて斜航している際に、斜航によって船舶1Aに生じる回頭モーメントO.Mを低減して、針路保持に要する舵5の当舵量を減少させる第1のフィン6aの突出長さLと第2のフィン6bの突出長さLとをそれぞれ算出する。そして、フィン制御手段9が算出手段8によって算出された第1のフィン6aと第2のフィン6bのそれぞれの突出長さLになるように、それぞれのフィン突出量変更機構7を制御する構成になっている。
この実施の形態のように、船舶1Aに対して発生させる旋回モーメントF.Mの方向が異なる複数のフィン6a、6bを備えた構成にすると、複数のフィン6a、6bを選択的に使用することで、船舶1Aに対して左右両方向に旋回モーメントF.Mを発生させることが容易に可能となる。例えば、図3および図4に示すように、船舶1Aに対して右回りの旋回モーメントF.Mを発生させる第1のフィン6aを船底外板3から突出させ、船舶1Aに対して左回りの旋回モーメントF.Mを発生させる第2のフィン6bを船底外板3の内側に収納した状態にすることで、船舶1Aに対して右回りの旋回モーメントF.Mを発生させることが可能になる。
さらに、算出手段8により複数のフィン6a、6bのそれぞれの適切な突出長さLをそれぞれ算出し、その算出されたそれぞれの突出長さLになるように、フィン制御手段9によってフィン突出量変更機構7を制御することで、船底外板3から突出させたフィン6aまたは6bにより発生させる旋回モーメントF.Mによって、斜航による回頭モーメントO.Mを効果的に低減させることが可能となる。
なお、上記の実施の形態では、風Wによる外乱を受けている場合を例示しているが、波による外乱を受けている場合や風および波による外乱を受けている場合も同様である。例えば、外乱の方向(例えば波向き)がここでの風Wの方向に置き換わり、外乱の大きさ(例えば波高)が、ここでの風Wの風圧による力の大きさと置き換わるだけである。
また、上記では、1基のフィン6を備えた船舶1と2基のフィン6a、6bを備えた船舶1Aを例示したが、例えば、船首2側に3基以上のフィン6を備えた構成にすることもできる。また、例えば、固定角度θが変更可能なフィン6を複数備えた構成にすることもできる。風向風速計10や、水流センサ11、算出手段8等を設置する位置も特に限定されず、適宜決定することができる。
1、1A 船舶
1X 従来の船舶
2 船首
3 船底外板
4 推進装置
5 舵
6 フィン
6a 第1のフィン
6b 第2のフィン
7 フィン突出量変更機構
8 算出手段
9 フィン制御手段
10 風向風速計
11 水流センサ
12 フィン角度設定手段
13 舵制御手段
C 針路
CH 船体の中央位置
MS ミッドシップ
W 風
O.M 斜航による回頭モーメント
F.M フィンが発生する旋回モーメント
H.M 当舵によるモーメント
FR フィンによる抵抗
X 船首方位
T 水流

Claims (8)

  1. 当該船舶の船首垂線と船尾垂線との中央位置であるミッドシップよりも船首側の範囲に当該船舶に対して旋回モーメントを発生させる少なくとも1基のフィンと、前記フィンの船底外板からの突出長さを変更するフィン突出量変更機構とを備えていることを特徴とする船舶。
  2. 当該船舶が風又は波の少なくとも一方の外乱を受けて斜航している際に、斜航によって当該船舶に生じる回頭モーメントを低減して、針路保持に要する舵の当舵量を減少させる旋回モーメントを発生する前記フィンの突出長さを算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された突出長さになるように前記フィン突出量変更機構を制御するフィン制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の船舶。
  3. 前記フィンの固定角度を変更可能に構成するとともに、当該船舶の針路に対する風向きおよび水流の方向に基づいて、前記回頭モーメントを低減する方向の旋回モーメントを発生可能な前記固定角度に前記フィンを設定するフィン角度設定手段を備えた請求項2に記載の船舶。
  4. 前記フィンを当該船舶のセンターライン上に1基備えている請求項2または3に記載の船舶。
  5. 当該船舶に対して発生させる旋回モーメントの方向が異なる複数の前記フィンと、それぞれの前記フィンの船底外板からの突出長さを変更する前記フィン突出量変更機構とを備え、前記算出手段が、当該船舶が風又は波の少なくとも一方の外乱を受けて斜航している際に、斜航によって当該船舶に生じる回頭モーメントを低減して、針路保持に要する舵の当舵量を減少させる旋回モーメントを発生する複数の前記フィンの突出長さをそれぞれ算出し、前記フィン制御手段が前記算出手段によって算出された前記フィンのそれぞれの前記突出長さになるように、前記フィン突出量変更機構を制御する構成である請求項2または3に記載の船舶。
  6. 前記算出手段が、風向きと風速、及び/又は、波向きと波高、加えて、水流の方向と水流の速さ、及び、当該船舶の針路と船速に基づいて、前記フィンの突出長さを算出するように構成されている請求項2〜5のいずれか1項に記載の船舶。
  7. 前記算出手段が、前記フィンが発生する旋回モーメントによる舵の当舵量の減少によって生じる推進エネルギーの低下量よりも、前記フィンの抵抗による推進エネルギーの増加量が小さくなるように前記突出長さを算出するように構成されている請求項2〜6のいずれか1項に記載の船舶。
  8. 当該船舶の船首垂線と船尾垂線との中央位置であるミッドシップよりも船首側の範囲に当該船舶に対して旋回モーメントを発生させる少なくとも1基のフィンを設け、前記フィンの船底外板からの突出長さを、当該船舶が風又は波の少なくとも一方の外乱を受けて斜航している際に、斜航によって当該船舶に生じる回頭モーメントを低減して、針路保持に要する舵の当舵量を減少させる旋回モーメントを発生する前記フィンの突出長さに制御することを特徴とする操船方法。
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