JP2019013946A - 金型プレス装置及び金型プレス方法 - Google Patents
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Abstract
Description
駆動手段と、
ワークを加工する金型を上下に動作させるスライドと、
前記スライドを上下に移動させるコンロッドと、
前記駆動手段により回転され、前記駆動手段の動力を前記コンロッドを介して前記スライドに伝達するクランク軸と、
を備える金型プレス装置であって、
前記スライドの位置を検知する位置検知手段と、
前記金型に加わる荷重値を検知する荷重検知手段と、
前記位置検知手段及び前記荷重検知手段の検知結果に基づいて前記金型の異常を検出する異常検出手段と、
前記異常検出手段により前記異常を検出した場合に、前記プレス装置を停止するように制御する制御手段と、
を備え、
前記異常検出手段は、前記スライドが上昇している間に、前記位置検知手段により検知した前記スライドの位置が、前記スライドが上昇から下降に転じる前記スライドの位置である上昇端の近傍に到達しているにもかかわらず、前記荷重検知手段により検知した荷重値が閾値よりも大きい場合に、前記金型に異常が発生していることを検出する。
前記異常検出手段によって異常の検出が行われる加工は、前記スライドが上昇と下降を繰り返す加工であるものであってもよい。
前記異常検出手段による異常の検出機能を有効とするか無効とするかを設定可能な設定手段を備えるものであってもよい。
前記異常検出手段は、前記スライドが下降している間に前記荷重検知手段により検知した荷重値が前記閾値より大きくなった場合に、前記異常の検出を開始するものであってもよい。
前記異常検出手段は、前記スライドの位置が前記上昇端の近傍に到達してから前記荷重値が前記閾値よりも大きい状態が所定時間継続した場合に、前記金型が異常であることを検出するものであってもよい。
駆動手段と、ワークを加工する金型を上下に動作させるスライドと、前記スライドを上下に移動させるコンロッドと、前記駆動手段により回転され、前記駆動手段の動力を前記コンロッドを介して前記スライドに伝達するクランク軸と、を備える金型プレス装置による金型プレス方法であって、
位置検知手段によって前記スライドの位置を検知する位置検知工程と、
荷重検知手段によって前記金型に加わる荷重値を検知する荷重検知工程と、
前記位置検知手段及び前記荷重検知手段の検知結果に基づいて異常検出手段によって前記金型の異常を検出する異常検出工程と、
前記異常検出手段により前記異常を検出した場合に、制御手段によって前記プレス装置を停止するように制御する制御工程と、
を備え、
前記異常検出工程において、前記異常検出手段は、前記スライドが上昇している間に、前記位置検知手段により検知した前記スライドの位置が、前記スライドが上昇から下降に転じる前記スライドの位置である上昇端の近傍に到達しているにもかかわらず、前記荷重検知手段により検知した荷重値が閾値よりも大きい場合に、前記金型に異常が発生していることを検出する。
(プレス装置の説明)
図1は、プレス装置Sの概略図である。プレス装置Sは、筐体2の内外に、駆動モータ4(駆動手段)、伝達機構6、クランク軸8、コンロッド10、スライド12を有して構成される。また、プレス装置Sは、コントローラ14(制御手段)、記憶部15、表示部16、入力部18、を有している。本実施形態のプレス装置Sは、例えば順送式のプレス装置であり、複数の加工ステージと、搬送機構(不図示)とを更に有している。
図2は、本実施形態のプレス装置Sのブロック図である。コントローラ14は、ロータリーエンコーダ25により検知した駆動モータ4の回転速度に基づいてアンプ32を介して駆動モータ4を制御する。コントローラ14は、ロータリーエンコーダ25の検知結果に基づいて、クランク軸8を回転させた角度を検知することができ、これによりスライド12の位置Pがどの位置にあるかを検知することができる。コントローラ14は、スライド12の位置Pを検知する位置検知手段として機能する。
プレス装置Sを用いて図8で説明したような歯型成型を行う場合、スライド12は上昇と下降を繰り返し、金型3はワークWを押圧していく。図3は、プレス装置Sが歯型成型を行う際の、スライド12の位置301[mm]、スライド12の速度302[mm/s]、ストローク数303[min−1]を示すグラフである。なお、ストローク数とは、クランク軸8の回転数に相当するものである。図3の横軸は時間[秒]を示す。図3に示すように、スライド12は、加工領域において上昇と下降を繰り返しつつ、位置301を位置0mmまで下降させ金型3aによってワークWを金型3bに押し込んでいく。
ここで、正常に加工が行われた場合の荷重と、ワークWに座屈等が発生した場合の荷重について説明する。プレス装置Sは、図2で説明したロードセル31及び荷重計30によって加工動作中の荷重を監視している。図4(A)は正常に加工が行われた場合を説明する図である。図4(A)の(a)〜(c)は、正常に加工が行われた場合の金型3近傍の様子を示す図であり、(d)はそのときのスライド位置301、荷重値401を示すグラフである。(d)のグラフの横軸は時間を示す。なお、(d)で示す荷重値401は、下型3bの左右の合計値である。なお、図8で説明した構成と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
図4(B)は加工中に異常が発生した場合を説明する図である。図4(B)の(a)〜(c)は、加工中に異常、ここではワークWの座屈が発生した場合の金型3近傍の様子を示す図であり、(d)はそのときのスライド位置301、荷重値402を示すグラフである。(d)のグラフの横軸は時間を示す。
図5は表示部16に表示される設定画面である。本実施形態では、例えば、金型3の異常検出機能を有効とするか無効とするかを選択することができる。作業者によって「無効」又は「有効」が選択されると、設定手段であるコントローラ14は、入力部18を介して「無効」又は「有効」のデータを記憶部15に記憶する。
図6を用いて、本実施形態のプレス装置Sのコントローラ14による異常検出処理を説明する。図6は、異常検出手段として機能するコントローラ14により実行される制御を示すフローチャートであり、プレス装置Sの加工が開始されるとコントローラ14はステップ(以下、Sとする)601以降の処理を実行する。
X=P’+A−α
ここで、Aは予め測定されているスライド12の上昇移動量、αは加工領域中でスライド12が上昇から下降に転じる際のスライド12の位置である上昇端に対するマージンである。上昇端はプレス装置Sによってばらつきがあるため、ばらつきの影響を避けるためにマージンαが設けられている。マージンαは、例えば、1μm〜10μmである。位置Xは、スライド12の位置Pが位置X以上となっていたとき、正常な状態であれば荷重値Lが閾値L0以下となっていなければならないとされる位置である。
図6のフローチャートでは、コントローラ14がS609で荷重値Lが閾値L0より大きいと判断すると、すぐにS610で荷重検知フラグFlg1をONにしているが、例えば、荷重値Lが閾値L0より大きくなったことを連続してN回検知してから荷重検知フラグFlg1をONにしてもよい。同様に、コントローラ14がS613で荷重値Lが閾値L0以下であると判断すると、すぐに処理をS601に戻しているが、例えば、荷重値Lが閾値L0以下となったことを連続してN回検知してから処理をS601に戻してもよい。
3 金型
3a 上型
3b 下型
3c 成形部
4 駆動モータ
6 伝達機構
8 クランク軸
10 コンロッド
12 スライド
14 コントローラ
15 記憶部
16 表示部
18 入力部
22 ボルスタ
25 ロータリーエンコーダ
30 荷重計
31 ロードセル
32 アンプ
W ワーク
Claims (6)
- 駆動手段と、
ワークを加工する金型を上下に動作させるスライドと、
前記スライドを上下に移動させるコンロッドと、
前記駆動手段により回転され、前記駆動手段の動力を前記コンロッドを介して前記スライドに伝達するクランク軸と、
を備える金型プレス装置であって、
前記スライドの位置を検知する位置検知手段と、
前記金型に加わる荷重値を検知する荷重検知手段と、
前記位置検知手段及び前記荷重検知手段の検知結果に基づいて前記金型の異常を検出する異常検出手段と、
前記異常検出手段により前記異常を検出した場合に、前記プレス装置を停止するように制御する制御手段と、
を備え、
前記異常検出手段は、前記スライドが上昇している間に、前記位置検知手段により検知した前記スライドの位置が、前記スライドが上昇から下降に転じる前記スライドの位置である上昇端の近傍に到達しているにもかかわらず、前記荷重検知手段により検知した荷重値が閾値よりも大きい場合に、前記金型に異常が発生していることを検出することを特徴とする金型プレス装置。 - 前記異常検出手段によって異常の検出が行われる加工は、前記スライドが上昇と下降を繰り返す加工であることを特徴とする請求項1に記載の金型プレス装置。
- 前記異常検出手段による異常の検出機能を有効とするか無効とするかを設定可能な設定手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の金型プレス装置。
- 前記異常検出手段は、前記スライドが下降している間に前記荷重検知手段により検知した荷重値が前記閾値より大きくなった場合に、前記異常の検出を開始することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の金型プレス装置。
- 前記異常検出手段は、前記スライドの位置が前記上昇端の近傍に到達してから前記荷重値が前記閾値よりも大きい状態が所定時間継続した場合に、前記金型が異常であることを検出することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の金型プレス装置。
- 駆動手段と、ワークを加工する金型を上下に動作させるスライドと、前記スライドを上下に移動させるコンロッドと、前記駆動手段により回転され、前記駆動手段の動力を前記コンロッドを介して前記スライドに伝達するクランク軸と、を備える金型プレス装置による金型プレス方法であって、
位置検知手段によって前記スライドの位置を検知する位置検知工程と、
荷重検知手段によって前記金型に加わる荷重値を検知する荷重検知工程と、
前記位置検知手段及び前記荷重検知手段の検知結果に基づいて異常検出手段によって前記金型の異常を検出する異常検出工程と、
前記異常検出手段により前記異常を検出した場合に、制御手段によって前記プレス装置を停止するように制御する制御工程と、
を備え、
前記異常検出工程において、前記異常検出手段は、前記スライドが上昇している間に、前記位置検知手段により検知した前記スライドの位置が、前記スライドが上昇から下降に転じる前記スライドの位置である上昇端の近傍に到達しているにもかかわらず、前記荷重検知手段により検知した荷重値が閾値よりも大きい場合に、前記金型に異常が発生していることを検出することを特徴とする金型プレス方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017131966A JP7001375B2 (ja) | 2017-07-05 | 2017-07-05 | 金型プレス装置及び金型プレス方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017131966A JP7001375B2 (ja) | 2017-07-05 | 2017-07-05 | 金型プレス装置及び金型プレス方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP7001375B2 JP7001375B2 (ja) | 2022-01-19 |
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ID=65358266
Family Applications (1)
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JP2017131966A Active JP7001375B2 (ja) | 2017-07-05 | 2017-07-05 | 金型プレス装置及び金型プレス方法 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001113399A (ja) * | 1999-10-18 | 2001-04-24 | Toyota Motor Corp | プレス機械の診断方法及びその装置 |
JP2003117700A (ja) * | 2001-10-10 | 2003-04-23 | Komatsu Ltd | プレス機械の過負荷保護制御方法 |
JP2007136555A (ja) * | 2006-12-28 | 2007-06-07 | Aida Eng Ltd | プレス機械 |
JP2016209886A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | コマツ産機株式会社 | プレスシステムおよびプレスシステムの制御方法 |
-
2017
- 2017-07-05 JP JP2017131966A patent/JP7001375B2/ja active Active
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JP2001113399A (ja) * | 1999-10-18 | 2001-04-24 | Toyota Motor Corp | プレス機械の診断方法及びその装置 |
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JP2016209886A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | コマツ産機株式会社 | プレスシステムおよびプレスシステムの制御方法 |
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