JP2019013748A - 測定装置、測定プログラム及び測定方法 - Google Patents

測定装置、測定プログラム及び測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】試料中の特定物質の濃度値の測定精度を向上する。【解決手段】測定装置は、第1試料に含まれる特定物質の濃度に応じた信号値を測定する測定部と、第2試料に含まれる前記特定物質に関する基準値を取得する取得部と、前記信号値及び前記基準値に基づいて前記第1試料に含まれる前記特定物質の濃度値を算出する算出部と、前記濃度値の変動が閾値以下であるか否かを判定する判定部と、前記濃度値の変動が前記閾値以下である場合、前記基準値の取得を推奨することを示す推奨情報を表示部25に出力する制御部21と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、測定装置、測定プログラム及び測定方法に関する。
現在、自己の血糖値(血液中のグルコース濃度の値)を測定するための様々な血糖値測定装置が市販されている。例えば、血糖値測定装置として、血糖自己測定(SMBG:Self-Monitoring of Blood Glucose)を行うためのSMBG装置や、持続グルコース測定(CGM:Continuous Glucose Monitoring)を行うためのCGM装置が知られている。SM
BG装置では、穿刺器具を用いて指先などから採取した血液を、測定器に装着した試験片に付着させて血糖値の測定を測定する。また、CGM装置では、電極とグルコースに反応する酵素を含む微小センサを皮下に留置し、間質液中のグルコース濃度を持続的に測定する。CGMでは、数日〜数週間程度に亘りセンサを皮下に留置し、数十秒〜数分間隔毎に血糖値が連続的に測定される。
CGM装置において、レトロスペクティブに、グルコース濃度の値(以下、グルコース濃度値と表記する。)を算出するモード(以下、レトロスペクティブモード)は、医療従事者が患者のライフスタイルにおけるグルコース濃度値の変動を得る目的で使用される。そのため、患者に血糖値の変動を意識させないように、CGM装置に表示機を設けない仕様又は表示機にグルコース濃度値を表示しない仕様となっている。血糖値と間質液中のグルコース濃度の値とは乖離している。そのため、CGM装置では、入力された血糖値を参照して間質液中のグルコース濃度値を補正し、間質液中のグルコース濃度値を血糖値に近似させている。予測的又は遡及的なデータ分析及び処理のための検体監視装置がある(例えば、特許文献1)。
特許第5680960号公報
CGMの較正には、SMBG装置で測定された血糖値が用いられるが、血糖値とCGMの測定対象である間質液中のグルコース濃度値との間にはタイムラグが存在する。すなわち、間質液中のグルコース濃度値が、血糖値に追随するまでには一定時間が掛かる。そのため、血糖値の変動が大きい時にCGMの較正を行うと、タイムラグの影響によりCGM装置の測定値の正確性に悪影響を与える。
従来技術では、患者が任意のタイミングで測定した血糖値に基づいてCGMの較正を行っている。そのため、血糖値の変動が大きい時にCGMの較正が行われる場合がある。CGMの表示機にグルコース濃度値を表示することで、血糖値の変動が大きい時にCGMの較正が行われるのを回避することができる。しかしながら、レトロスペクティブモードの場合、患者に血糖値の変動を意識させない必要があるため、GGMの表示機にグルコース濃度値を表示するのは好ましくない。また、CGMの表示機にグルコース濃度値を表示するリアルタイムモードの場合であっても、患者が血糖値の変動を意識しないようにすることで、医療従事者が患者のライフスタイルにおけるグルコース濃度値の変動を得ることが可能である。しかしながら、リアルタイムモードの場合、患者が任意のタイミングで測定した血糖値に基づいてCGMの較正を行うと、レトロスペクティブモードの場合と同様に、血糖値の変動が大きい時にCGMの較正が行われる恐れがある。本発明は、上記実情に
鑑みてなされたものであり、試料中の特定物質の濃度値の測定精度を向上することを目的とする。
本発明の一態様は、第1試料に含まれる特定物質の濃度に応じた信号値を測定する測定部と、第2試料に含まれる前記特定物質に関する基準値を取得する取得部と、前記信号値及び前記基準値に基づいて前記第1試料に含まれる前記特定物質の濃度値を算出する算出部と、前記濃度値の変動が閾値以下であるか否かを判定する判定部と、前記濃度値の変動が前記閾値以下である場合、前記基準値の取得を推奨することを示す推奨情報を表示部に出力する出力部と、を備える、測定装置である。
測定装置において、前記表示部には前記第1試料に含まれる前記特定物質の前記濃度値が表示されない。測定装置において、前記出力部は、前記濃度値の変動が前記閾値より大きい場合、前記推奨情報を前記表示部に出力しない。測定装置において、前記出力部は、前記濃度値の変動が前記閾値より大きい場合、前記基準値の取得を推奨しないことを示す非推奨情報を前記表示部に出力する。
本発明の一態様は、第1試料に含まれる特定物質の濃度に応じた信号値を測定する測定部と、第2試料に含まれる前記特定物質に関する基準値を取得する取得部と、前記信号値及び前記基準値に基づいて前記第1試料に含まれる前記特定物質の濃度値を算出する算出部と、前記濃度値の変動が閾値より大きいか否かを判定する判定部と、前記濃度値の変動が前記閾値より大きい場合、前記基準値の取得を推奨しないことを示す非推奨情報を表示部に出力する出力部と、を備える、測定装置である。
測定装置において、前記表示部には前記第1試料に含まれる前記特定物質の前記濃度値が表示されない。測定装置において、前記出力部は、前記濃度値の変動が前記閾値以下である場合、前記非推奨情報を前記表示部に出力しない。
上記態様は、プログラムがコンピュータによって実行されることによって実現されてもよい。即ち、上記態様は、コンピュータに実行させるための測定プログラム、或いは当該測定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として特定することができる。また、上記態様は、コンピュータが実行する測定方法として特定することができる。更に、上記態様は、測定装置を含むシステムとして特定されてもよい。
本発明によれば、試料中の特定物質の濃度値の測定精度を向上することが可能となる。
図1は、第1実施形態に係る測定システムの構成図である。 図2は、第1実施形態に係る測定装置のブロック構成図である。 図3は、第1実施形態に係る受信装置のブロック構成図である。 図4は、間質液中のグルコース濃度値の変動を示す図である。 図5の(A)は、推奨情報の一例を示す図であり、図5の(B)は、非推奨情報の一例を示す図である。 図6の(A)及び(B)は、表示部に表示された推奨情報の一例を示す図であり、図6の(C)及び(D)は、表示部に表示された非推奨情報の一例を示す図である。 図7は、第1実施形態に係る検出装置の概略構成図である。 図8は、受信装置における表示処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、第2実施形態に係る測定システムの構成図である。 図10は、第2実施形態に係る投与装置のブロック構成図である。 図11は、投与装置における投与処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の実施形態は例示であり、本発明は以下の実施形態の構成に限定されない。
〈第1実施形態〉
図1は、第1実施形態に係る測定システムの構成図である。図1に示す測定システムは、送信装置1、受信装置2及び検出装置3を備える。送信装置1は、体内における第1試料中の特定物質(測定対象物質)の濃度を連続的に測定し、測定結果を受信装置2に送る。送信装置1は、ユーザ(患者)の上腕部、腹部、臀部等の部位に装着して使用することが可能である。送信装置1は、持続グルコース測定を行うためのCGM装置であってもよい。体内における第1試料として、例えば、間質液等の体液がある。特定物質として、例えば、間質液に含まれるグルコースがある。特定物質は、グルコース以外の物質であってもよい。
受信装置2は、送信装置1から測定結果を受信する。受信装置2は、無線により送信装置1との間でデータ通信を行うと共に、無線により検出装置3との間でデータ通信を行う。また、受信装置2は、有線により送信装置1との間でデータ通信を行ってもよいし、有線により検出装置3との間でデータ通信を行ってもよい。第1実施形態において、送信装置1及び受信装置2が別々の機器として構成されているが、これらが一体に構成されていてもよい。
検出装置3は、体外に取り出した第2試料中の特定物質の濃度を測定する装置である。体外に取り出した第2試料として、例えば、血液等の体液がある。検出装置3は、血糖自己測定を行うためのSMBG装置であってもよい。検出装置3は、血液中のグルコース濃度に応じた電流値を測定する。また、検出装置3は、検量線データを参照して電流値を血液中のグルコース濃度値に変換することにより、血液中のグルコース濃度値を測定する。検出装置3によって測定された電流値及び血液中のグルコース濃度値は、受信装置2に送られ、受信装置2に入力される。
〈送信装置〉
送信装置1は、ユーザの皮下に植え込んで使用するセンサ10を備える。送信装置1は、粘着テープ等によってユーザの皮膚に貼り付けられ、あるいはベルト等に取り付けられることで、ユーザに装着される。センサ10は、電気化学的反応を利用して第1試料中の特定成分(例えば、特定物質の濃度)を検出する電気化学センサである。例えば数日〜数週間程度の連続測定期間に亘ってセンサ10を皮下に留置させ、送信装置1が連続的に間質液中のグルコース濃度を測定する。「連続的」の意味は、センサ10を皮下に留置させた状態で、送信装置1が継続的にグルコース濃度を測定することを意味し、送信装置1が所定時間毎にグルコース濃度を測定する態様が含まれる。送信装置1に対してグルコース濃度の測定頻度を任意に設定することができる。例えば、送信装置1が数十秒〜数分間に一回の頻度でグルコース濃度を測定するように、送信装置1に対してグルコース濃度の測定頻度を設定してもよい。
図2は、第1実施形態に係る送信装置1のブロック構成図である。送信装置1は、受信装置2に各種のデータを送るトランスミッターである。送信装置1は、センサ部11、測定部12、制御部(演算部)13、記憶部14、通信部15及びアンテナ16を備える。センサ部11は、グルコースオキシダーゼ(GOD)、グルコースデヒドロゲナーゼ(G
DH)等のグルコース酸化還元酵素、作用極や対極、参照極等の複数の電極を有する。センサ部11は、図1に示すセンサ10の先端側に設けられている。センサ部11は、配線17を介して測定部12に電気的に接続されている。
測定部12は、センサ部11に電圧を印加し、信号値(例えば、応答電流値)を測定する回路である。センサ部11の電極間(作用極と対極との間、又は作用極と参照極との間)に電圧が印加されると、センサ部11は、体液中のグルコースの濃度に応じた応答電流値を出力する。測定部12は、センサ部11の電極間に印加する電圧を制御して、センサ部11から出力された応答電流値を測定する。センサ部11の電極間に電圧が印加されると、グルコース酸化還元酵素によって体液中のグルコースが酸化され、これによって取り出された電子が作用極に供給される。測定部12は、作用極に供給された電子の電荷量を応答電流値として測定する。また、測定部12は、応答電流値を応答電圧値に換算し、作用極に供給された電子の電荷量を応答電圧値として測定してもよい。以下では、測定部12が、応答電流値を測定した場合について説明する。測定部12によって測定された応答電流値は、制御部13に伝わる。
制御部13は、測定部12、記憶部14及び通信部15を制御する。制御部13、記憶部14及び通信部15は、送信装置1に設けられたCPU(Central Processing Unit)
、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等を含むコンピュータ、各装置及びコンピュータ上で実行されるプログラム等によって実現することができる。CPUは、プロセッサとも呼ばれる。CPUは、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。
制御部13は、応答電流値を記憶部14に記憶すると共に、応答電流値を通信部15に送る。通信部15は、アンテナ16を介して応答電流値を受信装置2に送る。通信部15は、制御部13から送信された応答電流値を受信装置2に送ってもよいし、記憶部14に記憶された応答電流値を受信装置2に送ってもよい。
〈受信装置〉
図3は、第1実施形態に係る受信装置2のブロック構成図である。受信装置2は、送信装置1から各種のデータを受信し、表示する。受信装置2は、制御部(演算部)21、記憶部22、通信部23、アンテナ24、表示部25及び操作部26を備える。制御部21は、記憶部22、通信部23及び表示部25を制御する。制御部21、記憶部22及び通信部23は、受信装置2に設けられたCPU、RAM及びROM等を含むコンピュータ、各装置及びコンピュータ上で実行されるプログラム等によって実現することができる。
表示部25は、ディスプレイを有し、ディスプレイに各種の情報及びメッセージを表示する。また、表示部25は、ディスプレイに測定結果やエラーを表示すると共に、設定時における操作手順や操作状況等を表示する。表示部25のディスプレイは、例えば、液晶表示装置、プラズマディスプレイパネル、Cathode Ray Tube(CRT)又はエレクトロルミネッセンスパネル等である。表示部25は、音声を出力する音声出力部を有していてもよい。操作部26は、各種の操作ボタン、タッチパネル等を有し、ユーザから各種の情報の入力を受け付ける。
通信部23は、アンテナ24を介して送信装置1から応答電流値を受信し、応答電流値を制御部21に伝える。制御部21は、受信した応答電流値を記憶部22に記憶する。制御部21は、記憶部22に記憶されている検量線データを参照して、応答電流値をグルコース濃度値に変換する。記憶部22には、応答電流値と、間質液中のグルコース濃度値との対応関係を示す検量線データが記憶されている。検量線データは、例えば、数式や対応テーブルとして、記憶部22に記憶されている。制御部21は、「測定部」の一例である
通信部23は、アンテナ24を介して検出装置3から血液中のグルコースに関する基準値(以下、グルコース基準値と表記する)を受信し、グルコース基準値を制御部21に送る。制御部21は、グルコース基準値を取得し、グルコース基準値を記憶部22に記憶する。制御部21は、「取得部」の一例である。制御部21は、グルコース基準値を用いて、間質液中のグルコース濃度値を補正する。血液中のグルコース濃度値と間質液中のグルコース濃度値とは一致しない。そのため、制御部21は、グルコース基準値を用いて、間質液中のグルコース濃度値を補正することにより、間質液中のグルコース濃度値を血液中のグルコース濃度値に近似させる処理を行う。
グルコース基準値は、例えば、血液中のグルコース濃度値である。制御部21は、応答電流値に基づいて間質液中のグルコース濃度値を算出し、検出装置3によって測定された血液中のグルコース濃度値を参照して間質液中のグルコース濃度値を補正してもよい。以下、検出装置3によって測定された血液中のグルコース濃度値を参照して補正された間質液中のグルコース濃度値を、補正後のグルコース濃度値と表記する。また、グルコース基準値は、検出装置3によって測定された電流値であってもよい。制御部21は、検出装置3によって測定された電流値を参照して応答電流値を補正し、補正後の応答電流値に基づいて間質液中のグルコース濃度値を算出してもよい。以下、補正後の応答電流値に基づいて算出された間質液中のグルコース濃度値を、補正後のグルコース濃度値と表記する。制御部21は、「算出部」の一例である。
〈第1判定処理〉
第1判定処理について説明する。制御部21は、間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値以下であるか否かを判定する。間質液中のグルコース濃度値の変動は、例えば、単位時間当たりにおける間質液中のグルコース濃度値の最大値と最小値との差分である。制御部21は、複数回測定された間質液中のグルコース濃度値が所定の濃度値の範囲内に収まっている場合、間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値以下であると判定してもよい。制御部21は、間質液中のグルコース濃度値が所定の濃度値の+10%〜−10%の範囲内に収まっている場合、間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値以下であると判定してもよい。制御部21は、「判定部」の一例である。
図4は、間質液中のグルコース濃度値の変動を示す図である。図4の縦軸は、間質液中のグルコース濃度値(mg/dL)を示しており、図4の横軸は、時刻を示している。図4の期間A1〜期間A6における間質液中のグルコース濃度値の変動が小さい。例えば、制御部21は、図4の期間A1〜A6における間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値以下であると判定する。図4の期間B1〜期間B6における間質液中のグルコース濃度値の変動が大きい。例えば、制御部21は、図4の期間B1〜B6における間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値より大きいと判定する。
間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値以下である場合、制御部21は、推奨情報を表示部25に出力し、表示部25は、推奨情報を表示する。推奨情報は、血液中のグルコース濃度値の取得を推奨することを示す顔マーク(絵文字)、図形、色、テキスト(メッセージ)等の情報である。血液中のグルコース濃度値の取得を推奨することを示す顔マーク、図形、テキスト等に色が付加されてもよい。例えば、図4の期間A1〜A6において、制御部21は、推奨情報を表示部25に出力し、表示部25は、推奨情報を表示する。また、間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値以下である場合、制御部21は、要求情報を表示部25に出力してもよく、表示部25は、要求情報を表示してもよい。要求情報は、血液中のグルコース濃度値の取得を要求することを示す顔マーク、図形、色、テキスト等の情報である。血液中のグルコース濃度値の取得を要求することを示す顔マーク、図
形、色、テキスト等に色が付加されてもよい。制御部21は、「出力部」の一例である。
間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値より大きい場合、制御部21は、推奨情報を表示部25に出力せず、表示部25は、推奨情報を表示しない。例えば、図4の期間B1〜B6において、制御部21は、推奨情報を表示部25に出力せず、表示部25は、推奨情報を表示しない。また、間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値より大きい場合、制御部21は、要求情報を表示部25に出力せず、表示部25は、要求情報を表示しない。間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値より大きい場合、制御部21は、非推奨情報を表示部25に出力してもよく、表示部25は、非推奨情報を表示してもよい。非推奨情報は、血液中のグルコース濃度値の取得を推奨しないことを示す顔マーク、図形、色、テキスト等の情報である。血液中のグルコース濃度値の取得を推奨しないことを示す顔マーク、図形、テキスト等に色が付加されてもよい。例えば、図4の期間B1〜B6において、制御部21は、非推奨情報を表示部25に出力し、表示部25は、非推奨情報を表示する。
図5の(A)は、推奨情報の一例を示す図である。図5の(A)の左から一番目の欄には、血液中のグルコース濃度値の取得を推奨することを示す顔マークの一例が記載されている。図5の(A)の左から二番目の欄には、血液中のグルコース濃度値の取得を推奨することを示す図形の一例が記載されている。図5の(A)の右から二番目の欄には、血液中のグルコース濃度値の取得を推奨することを示す色(白色)が記載されている。図5の(A)の右から一番目の欄には、血液中のグルコース濃度値の取得を推奨することを示すテキストが記載されている。
図5の(B)は、非推奨情報の一例を示す図である。図5の(B)の左から一番目の欄には、血液中のグルコース濃度値の取得を推奨しないことを示す顔マークの一例が記載されている。図5の(B)の左から二番目の欄には、血液中のグルコース濃度値の取得を推奨しないことを示す図形の一例が記載されている。図5の(B)の右から二番目の欄には、血液中のグルコース濃度値の取得を推奨しないことを示す色(黒色)が記載されている。図5の(B)の右から一番目の欄には、血液中のグルコース濃度値の取得を推奨しないことを示すテキストが記載されている。
図6の(A)及び(B)は、表示部25に表示された推奨情報の一例を示す図である。図6の(A)に示すように、血液中のグルコース濃度値の取得を推奨することを示す顔マークが、表示部25に表示されている。図6の(B)に示すように、血液中のグルコース濃度値の取得を推奨することを示す図形が、表示部25に表示されている。図6の(C)及び(D)は、表示部25に表示された非推奨情報の一例を示す図である。図6の(C)に示すように、血液中のグルコース濃度値の取得を推奨しないことを示す顔マークが、表示部25に表示されている。図6の(D)に示すように、血液中のグルコース濃度値の取得を推奨しないことを示す図形が、表示部25に表示されている。
例えば、図4の期間A1〜A6において、図6の(A)に示す推奨情報が、表示部25に表示され、図4の期間B1〜B6において、図6の(C)に示す非推奨情報が、表示部25に表示されてもよい。例えば、図4の期間A1〜A6において、図6の(B)に示す推奨情報が、表示部25に表示され、図4の期間B1〜B6において、図6の(D)に示す非推奨情報が、表示部25に表示されてもよい。
表示部25に推奨情報又は要求情報が表示された場合、ユーザは、検出装置3を用いて血液中のグルコース濃度を測定する。したがって、推奨情報は、検出装置3を用いて血液中のグルコース濃度を測定することをユーザに推奨するための情報である。また、要求情報は、検出装置3を用いて血液中のグルコース濃度を測定することをユーザに要求するた
めの情報である。検出装置3によって測定された電流値又は血液中のグルコース濃度値は、受信装置2に送られ、受信装置2に入力される。制御部21は、受信装置2に入力された電流値又は血液中のグルコース濃度値に基づいて、記憶部22に記憶されているグルコース基準値を更新することにより、グルコース基準値の較正を行う。
制御部21は、間質液中のグルコース濃度値、間質液中のグルコース濃度値の変動及び血液中のグルコース濃度値を表示部25に出力しない。したがって、表示部25は、間質液中のグルコース濃度値、間質液中のグルコース濃度値の変動及び血液中のグルコース濃度値を表示しない。
血液中のグルコース濃度値と間質液中のグルコース濃度値との間にはタイムラグが存在する。すなわち、間質液中のグルコース濃度値が、血液中のグルコース濃度値に追随するまでには一定時間が掛かる。例えば、間質液中のグルコース濃度値の変動が大きい場合であっても、血液中のグルコース濃度値の変動が小さい場合がある。間質液中のグルコース濃度値の変動が大きい場合に、グルコース基準値の較正が行われると、補正後のグルコース濃度値が血液中のグルコース濃度値から大きく乖離する可能性がある。間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値以下である場合、制御部21が、表示部25に推奨情報を出力し、表示部25が推奨情報を表示する。ユーザが、表示部25に表示された推奨情報を視認し、検出装置3を用いて血液中のグルコース濃度を測定することで、補正後のグルコース濃度値と血液中のグルコース濃度値との乖離が抑制される。この結果、間質液中のグルコース濃度値の測定精度が向上する。
〈第2判定処理〉
第2判定処理について説明する。制御部21は、間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値より大きいか否かを判定する。間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値より大きい場合、制御部21は、非推奨情報を表示部25に出力し、表示部25は、非推奨情報を表示する。また、間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値より大きい場合、制御部21は、推奨情報を表示部25に出力せず、表示部25は、推奨情報を表示しない。一方、間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値以下である場合、制御部21は、推奨情報、要求情報及び非推奨情報を表示部25に出力せず、表示部25は、推奨情報、要求情報及び非推奨情報を表示しない。
表示部25に非推奨情報が表示されていない場合、ユーザは、検出装置3を用いて血液中のグルコース濃度を測定する。検出装置3によって測定された電流値又は血液中のグルコース濃度値は、受信装置2に送られ、受信装置2に入力される。制御部21は、受信装置2に入力された電流値又は血液中のグルコース濃度値に基づいて、記憶部22に記憶されているグルコース基準値を更新することにより、グルコース基準値の較正を行う。
制御部21は、間質液中のグルコース濃度値、間質液中のグルコース濃度値の変動及び血液中のグルコース濃度値を表示部25に出力しない。したがって、表示部25は、間質液中のグルコース濃度値、間質液中のグルコース濃度値の変動及び血液中のグルコース濃度値を表示しない。間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値より大きい場合、制御部21が、表示部25に非推奨情報を出力し、表示部25が非推奨情報を表示する。ユーザが、表示部25に非推奨情報が表示されていないことを認識し、検出装置3を用いて血液中のグルコース濃度を測定することで、補正後のグルコース濃度値と血液中のグルコース濃度値との乖離が抑制される。この結果、間質液中のグルコース濃度値の測定精度が向上する。
受信装置2にレトロスペクティブモードを設定することが可能である。受信装置2にレトロスペクティブモードが設定された場合、表示部25には、間質液中のグルコース濃度
値、間質液中のグルコース濃度値の変動及び血液中のグルコース濃度値が表示されない。したがって、ユーザは、血液中のグルコース濃度値の変動を意識せずに、検出装置3を用いて血液中のグルコース濃度を測定することができる。この結果、受信装置2に設定されたレトロスペクティブモードとしての利用価値を低下することなく、間質液中のグルコース濃度値の測定精度を向上することができる。また、受信装置2にリアルタイムモード(ノーマルモード)を設定することが可能である。受信装置2にリアルタイムモードが設定された場合、表示部25には、間質液中のグルコース濃度値、間質液中のグルコース濃度値の変動及び血液中のグルコース濃度値のうちの少なくとも一つが表示される。
血液中のグルコース濃度値と間質液中のグルコース濃度値との乖離を考慮すると、1日に1回又は1日に数回は、グルコース基準値の較正が実施されることが好ましい。グルコース基準値の較正が行われてからの経過時間が所定時間以上である場合、制御部21は、間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値以下であるか否かを判定してもよい。所定時間の一例として、24時間、12時間、8時間、6時間等が挙げられる。
〈検出装置〉
図7は、第1実施形態に係る検出装置3の概略構成図である。検出装置3は、バイオセンサ30を用いて電気化学的手法により血液中のグルコース濃度の測定を行う。検出装置3は、筐体31、複数の操作ボタン32、表示パネル33及びセンサ挿入口34を備えている。また、図示を省略しているが、検出装置3は、検出装置3の所定の動作(例えば、電圧の印加或いは外部との通信など)に必要な回路、CPU、RAM、ROM等の電子部品が搭載された回路基板を有している。
図7に示すように、筐体31に、操作ボタン32及び表示パネル33が設けられている。操作ボタン32は、各種の設定(測定条件の設定やユーザのID入力など)や、測定の開始、終了等の動作を行うために使用される。操作ボタン32は、接触式のタッチパネルであってもよい。表示パネル33は、測定結果やエラーを表示すると共に、設定時における操作手順や操作状況等を表示する。表示パネル33は、例えば、液晶表示装置、プラズマディスプレイパネル、CRT又はエレクトロルミネッセンスパネル等である。操作ボタン32と表示パネル33とが一体となっていてもよい。
バイオセンサ30は、基板、基板に設けられた作用極や対極、参照極等の複数の電極及びグルコース酸化還元酵素を備える。バイオセンサ30の内部にキャピラリが形成されている。バイオセンサ30のキャピラリには試薬層が設けられており、バイオセンサ30のキャピラリには血液が保持される。センサ挿入口34にバイオセンサ30が挿入される。検出装置3は、バイオセンサ30の電極間に電圧を印加し、信号値(例えば、電流値)を測定する。バイオセンサ30の電極間に電圧が印加されると、バイオセンサ30は、血液中のグルコースの濃度に応じた電流値を出力する。
検出装置3は、バイオセンサ30の電極間に印加する電圧を制御して、バイオセンサ30から出力された電流値を測定する。バイオセンサ30の電極間に電圧が印加されると、グルコース酸化還元酵素によって血液中のグルコースが酸化され、これによって取り出された電子が作用極に供給される。検出装置3は、作用極に供給された電子の電荷量を電流値として測定する。また、検出装置3は、電流値を電圧値に換算し、作用極に供給された電子の電荷量を電圧値として測定してもよい。第1実施形態では、検出装置3が、電流値を測定する場合について説明する。
図8は、受信装置2における表示処理の一例を示すフローチャートである。送信装置1の電源がONされ、受信装置2の電源がONされた後、送信装置1がユーザの体表面に取り付けられることで、送信装置1がユーザに装着される。送信装置1の初期化が行われ、
受信装置2の初期化が行われることにより、図8に示すフローが開始される。図8に示すフローチャートは、第1判定処理の場合の説明図である。
ステップS01において、制御部21は、間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値以下であるか否かを判定する。間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値以下である場合、ステップS02に進む。間質液中のグルコース濃度値の変動が閾値より大きい場合、ステップS03に進む。
ステップS02において、制御部21は、推奨情報を表示部25に出力し、表示部25は、推奨情報を表示する。ステップS02において、制御部21は、要求情報を表示部25に出力してもよく、表示部25は、要求情報を表示してもよい。
ステップS03において、制御部21は、推奨情報を表示部25に出力せず、表示部25は、推奨情報を表示しない。ステップS03において、制御部21は、要求情報を表示部25に出力せず、表示部25は、要求情報を表示しない。ステップS03において、制御部21は、非推奨情報を表示部25に出力してもよく、表示部25は、非推奨情報を表示してもよい。
なお、第2判定処理の場合、ステップS02において、制御部21は、推奨情報及び要求情報を表示部25に出力せず、表示部25は、推奨情報及び要求情報を表示しない。第2判定処理の場合、ステップS03において、制御部21は、推奨情報及び要求情報を表示部25に出力せず、非推奨情報を表示部25に出力する。第2判定処理の場合、ステップS03において、表示部25は、非推奨情報を表示する。
〈第2実施形態〉
第2実施形態について説明する。以下では、第1実施形態と第2実施形態との相違点について説明し、第2実施形態における第1実施形態と同一の構成要素については、第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9は、第2実施形態に係る測定システムの構成図である。図9に示す測定システムは、送信装置1、受信装置2、検出装置3及び投与装置4を備える。第2実施形態に係る送信装置1、受信装置2及び検出装置3は、第1実施形態と同様である。投与装置4は、薬剤を体内に連続的(持続的)又は間欠的に供給する薬剤供給装置である。投与装置4は、ユーザの腹部、上腕部、臀部等の部位に装着して使用することが可能である。投与装置4は、パッチ(貼り付け)式又はチューブ式の何れであってもよい。薬剤は、インスリン及びグルカゴンを含む。投与装置4は、無線により受信装置2との間でデータ通信を行うと共に、無線により検出装置3との間でデータ通信を行う。また、投与装置4は、有線により受信装置2との間でデータ通信を行ってもよいし、有線により検出装置3との間でデータ通信を行ってもよい。
第2実施形態において、送信装置1及び受信装置2が別々の機器として構成されているが、これらが一体に構成されていてもよい。第2実施形態において、送信装置1及び投与装置4が別々の機器として構成されているが、これらが一体に構成されていてもよい。第2実施形態において、受信装置2及び投与装置4が別々の機器として構成されているが、これらが一体に構成されていてもよい。また、送信装置1、受信装置2及び投与装置4が一体に構成されていてもよい。
〈投与装置〉
投与装置4は、ユーザの皮下に植え込んで使用するカニューレ(挿入部)41を備える。投与装置4は、粘着テープ等によってユーザの皮膚に貼り付けられ、あるいは衣服やベ
ルト等に取り付けられることで、ユーザに装着される。図10は、第2実施形態に係る投与装置4のブロック構成図である。投与装置4は、カニューレ41、収容部42、ポンプ43、制御部(演算部)44、記憶部45、通信部46及びアンテナ47を備える。カニューレ41は、ポンプ43に接続されている。収容部42は薬剤を収容する。収容部42は、複数種類の薬剤を収容してもよい。また、複数の収容部42を、投与装置4に設けてもよい。例えば、複数の収容部42のうちの一つがインスリンを収容し、複数の収容部42のうちの一つがグルカゴンを収容してもよい。
ポンプ43は、例えば、モーター等により駆動する。ポンプ43が駆動し、収容部42内の薬剤がカニューレ41に送出されることにより、体内に薬剤が投与される。ポンプ43は、投与部の一例である。複数のポンプ43を、投与装置4に設けてもよい。例えば、複数のポンプ43のうちの一つがインスリンポンプであり、複数のポンプ43のうちの一つがグルカゴンポンプであってもよい。制御部44は、ポンプ43、記憶部45及び通信部46を制御する。制御部44は、通信部46及びアンテナ47を介して受信装置2及び検出装置3から各種のデータを受信する。制御部44は、通信部46及びアンテナ47を介して受信装置2及び検出装置3に各種のデータを送信する。制御部44、記憶部45及び通信部46は、投与装置4に設けられたCPU、RAM及びROM等を含むコンピュータ、各装置及びコンピュータ上で実行されるプログラム等によって実現することができる。
制御部44は、受信装置2から間質液中のグルコース濃度値を取得する。制御部44は、受信装置2から応答電流値を取得してもよい。応答電流値と間質液中のグルコース濃度値との対応関係を示す検量線データが、記憶部45に記憶されてもよい。制御部44は、検量線データを参照して、応答電流値をグルコース濃度値に変換することにより、間質液中のグルコース濃度値を取得してもよい。制御部44は、受信装置2又は検出装置3から血液中のグルコース濃度値を取得する。制御部44は、受信装置2又は検出装置3から電流値を取得してもよい。電流値と血液中のグルコース濃度値との関係を示す検量線データが、記憶部45に記憶されてもよい。検量線データは、例えば、数式や対応テーブルとして、記憶部45に記憶されている。制御部44は、検量線データを参照して電流値を血液中のグルコース濃度値に変換することにより、血液中のグルコース濃度値を取得してもよい。
制御部44は、間質液中のグルコース濃度値又は血液中のグルコース濃度値に基づいて、ポンプ43を駆動するか否かを決定する。以下では、制御部44が、間質液中のグルコース濃度値に基づいてポンプ43を制御する場合について説明する。制御部44が、血液中のグルコース濃度値に基づいてポンプ43を制御する場合、以下の説明における“血液中のグルコース濃度値”を“間質液中のグルコース濃度値”に代えることにより、以下の制御と同様の制御が行われる。
制御部44は、間質液中のグルコース濃度値が所定値以上であるか否かを判定してもよい。制御部44は、間質液中のグルコース濃度値が所定値以上である場合、薬剤が体内に投与されるようにポンプ43を制御してもよい。制御部44は、間質液中のグルコース濃度値が所定値未満であるか否かを判定してもよい。制御部44は、間質液中のグルコース濃度値が所定値未満である場合、薬剤が体内に投与されるようにポンプ43を制御してもよい。制御部44は、間質液中のグルコース濃度値が所定範囲内に収まっているか否かを判定してもよい。制御部44は、間質液中のグルコース濃度値が所定範囲内に収まっていない場合、薬剤が体内に投与されるようにポンプ43を制御してもよい。
制御部44は、間質液中のグルコース濃度値に応じて、薬剤の種類、薬剤の投与量(ユニット/分)を決定する。制御部44は、間質液中のグルコース濃度値が第1所定値以上
であるか否かを判定してもよい。間質液中のグルコース濃度値が第1所定値以上である場合、制御部44は、投与薬剤としてインスリンを選択し、体内にインスリンが投与されるようにポンプ43を制御してもよい。制御部44は、間質液中のグルコース濃度値が第2所定値以下であるか否かを判定してもよい。間質液中のグルコース濃度値が第2所定値以下である場合、制御部44は、投与薬剤としてグルカゴンを選択し、体内にグルカゴンが投与されるようにポンプ43を制御してもよい。
ポンプ43が駆動し、収容部42内の薬剤がカニューレ41に送出されることにより、体内に薬剤が投与される。体内に薬剤が投与されると、薬剤の効果により、体内のグルコース濃度値が増減する。これにより、血液中のグルコース濃度値及び間質液中のグルコース濃度値が増減する。体内にインスリンが投与されると、血液中のグルコース濃度値及び間質液中のグルコース濃度値が減少する。体内にグルカゴンが投与されると、血液中のグルコース濃度値及び間質液中のグルコース濃度値が増加する。
体内に薬剤が投与された後、受信装置2の制御部21は、第1判定処理又は第2判定処理を行う。第1判定処理及び第2判定処理は、第1実施形態で説明したので、その説明を省略する。第1実施形態と同様に、受信装置2の表示部25は、推奨情報、要求情報及び非推奨情報の表示処理又は非表示処理を行う。
制御部44は、ポンプ43の駆動開始を示す信号及び駆動終了を示す信号を、受信装置2に送信してもよい。体内に薬剤が投与されている間、表示部25は、推奨情報及び要求情報の非表示処理を行ってもよい。すなわち、体内に薬剤が投与されている間、表示部25は、推奨情報及び要求情報を表示しない。また、体内に薬剤が投与されている間、表示部25は、非推奨情報の表示処理を行ってもよい。
体内に薬剤が投与されると、薬剤の効果により、体内のグルコース濃度が増減する。すなわち、体内に薬剤が投与されると、血液中のグルコース濃度値及び間質液中のグルコース濃度値が増減する。間質液中のグルコース濃度値が増減することで、間質液中のグルコース濃度値の変動が一時的に小さくなる場合がある。間質液中のグルコース濃度値が、血液中のグルコース濃度値に追随するまでには一定時間が掛かる。体内に薬剤が投与されている間に、投与装置4が装着されているユーザが運動や食事等を行うことにより、血液中のグルコース濃度値が増減し、血液中のグルコース濃度値の変動が大きい場合がある。血液中のグルコース濃度値が増減しても、間質中のグルコース濃度値が増減するまでには一定時間が掛かる。したがって、血液中のグルコース濃度値と間質中のグルコース濃度値とが乖離しているが、間質液中のグルコース濃度値の変動が小さい場合がある。このような場合において、グルコース基準値の較正が実施されることは好ましくない。体内に薬剤が投与されている間、表示部25が、推奨情報及び要求情報の非表示処理を行う。また、体内に薬剤が投与されている間、表示部25が、非推奨情報の表示処理を行う。これにより、血液中のグルコース濃度値の変動が大きい場合に、グルコース基準値の較正が行われるのを回避することができる。
制御部44は、間質液中のグルコース濃度値と、間質液中のグルコース濃度値の増加傾向又は減少傾向とに基づいて、ポンプ43を駆動するか否かを決定してもよい。制御部44は、第1所定期間内における間質液中のグルコース濃度値が増加傾向であるか否かを判定してもよい。第1所定期間の終点における間質液中のグルコース濃度値が、第1所定期間の始点における間質液中のグルコース濃度値よりも増加している場合、制御部44は、第1所定期間内における間質液中のグルコース濃度値が増加傾向であると判定してもよい。間質液中のグルコース濃度値が第1所定値以上であり、かつ、第1所定期間内における間質液中のグルコース濃度値が増加傾向である場合、制御部44は、体内にインスリンが投与されるようにポンプ43を制御してもよい。
制御部44は、第2所定期間内における間質液中のグルコース濃度値が減少傾向であるか否かを判定してもよい。第2所定期間の終点における間質液中のグルコース濃度値が、第2所定期間の始点における間質液中のグルコース濃度値よりも減少している場合、制御部44は、第2所定期間内における間質液中のグルコース濃度値が減少傾向であると判定してもよい。間質液中のグルコース濃度値が第2所定値以下であり、かつ、第2所定期間内における間質液中のグルコース濃度値が減少傾向である場合、制御部44は、体内にグルカゴンが投与されるようにポンプ43を制御してもよい。
第2実施形態によれば、間質液中のグルコース濃度値又は血液中のグルコース濃度値に基づいて、ポンプ43の駆動を制御し、体内に薬剤を投与する。例えば、間質液中のグルコース濃度値又は血液中のグルコース濃度値が高い値を示す場合、体内にインスリンが投与されることにより、間質液中のグルコース濃度値又は血液中のグルコース濃度値が減少する。例えば、間質液中のグルコース濃度値又は血液中のグルコース濃度値が低い値を示す場合、体内にグルカゴンが投与されることにより、間質液中のグルコース濃度値又は血液中のグルコース濃度値が増加する。このように、体内に薬剤を投与することで、ユーザの間質液中のグルコース濃度値又は血液中のグルコース濃度値を所望の値に維持することができる。
図11は、投与装置4における投与処理の一例を示すフローチャートである。例えば、送信装置1の電源がONされ、投与装置4の電源がONされた後、送信装置1の初期化が行われ、投与装置4の初期化が行われることにより、図11に示すフローが開始される。
ステップS11において、制御部44は、間質液中のグルコース濃度値又は血液中のグルコース濃度値に基づいて、ポンプ43を駆動するか否かを決定する。ポンプ43を駆動する場合、ステップS12に進む。ポンプ43を駆動しない場合、図11に示すフローが終了する。ステップS12において、制御部44がポンプ43を駆動することにより、収容部42内の薬剤がカニューレ41に送出され、体内に薬剤が投与される。
投与装置4の制御部44が行う処理の一部又は全部を受信装置2の制御部21が行ってもよい。例えば、制御部21は、間質液中のグルコース濃度値又は血液中のグルコース濃度値に基づいて、ポンプ43を駆動するか否かを決定してもよい。例えば、制御部21は、間質液中のグルコース濃度値に応じて、薬剤の種類、薬剤の投与量を決定し、薬剤が体内に投与されるようにポンプ43を制御してもよい。
また、例えば、送信装置1、受信装置2、検出装置3及び投与装置4の少なくとも一つが備えるコンピュータのメモリにプログラムを格納し、当該プログラムをコンピュータに実行させることで、第1、第2実施形態における各処理を実現してもよい。コンピュータは、CPU、MPU、FPGA等のプロセッサを備えてもよいし、ASIC等の専用プロセッサを備えてもよい。また、コンピュータが当該プログラムを実行する方法により、第1、第2実施形態における各処理を実現してもよい。上記プログラムは、例えば、ネットワークを通じて、又は、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体等から上記コンピュータに提供されてもよい。上記プログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体等に記録してもよい。
《コンピュータが読み取り可能な記録媒体》
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記何れかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録してもよい。コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、上記何れかの機能が提供される。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データ
やプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取り可能な記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
1・・・送信装置
2・・・受信装置
3・・・検出装置
4・・・投与装置
10・・・センサ
11・・・センサ部
12・・・測定部
13、21、44・・・制御部
14、22、45・・・記憶部
15、23、46・・・通信部
25・・・表示部
41・・・カニューレ
42・・・収容部
43・・・ポンプ

Claims (18)

  1. 第1試料に含まれる特定物質の濃度に応じた信号値を測定する測定部と、
    第2試料に含まれる前記特定物質に関する基準値を取得する取得部と、
    前記信号値及び前記基準値に基づいて前記第1試料に含まれる前記特定物質の濃度値を算出する算出部と、
    前記濃度値の変動が閾値以下であるか否かを判定する判定部と、
    前記濃度値の変動が前記閾値以下である場合、前記基準値の取得を推奨することを示す推奨情報を表示部に出力する出力部と、
    を備える、
    測定装置。
  2. 前記表示部には前記濃度値が表示されない、
    請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記出力部は、前記濃度値の変動が前記閾値より大きい場合、前記推奨情報を前記表示部に出力しない、
    請求項1又は2に記載の測定装置。
  4. 前記出力部は、前記濃度値の変動が前記閾値より大きい場合、前記基準値の取得を推奨しないことを示す非推奨情報を前記表示部に出力する、
    請求項1から3の何れか一項に記載の測定装置。
  5. 体内に薬剤を投与するための投与部を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記基準値又は前記濃度値に基づいて前記薬剤が前記体内に投与されるように前記投与部を制御する、
    請求項1から4の何れか一項に記載の測定装置。
  6. 前記薬剤は、インスリンを含み、
    前記制御部は、前記基準値又は前記濃度値が第1所定値以上であるか否かを判定し、
    前記制御部は、前記基準値又は前記濃度値が第1所定期間内に増加傾向にあるか否かを判定し、
    前記制御部は、前記基準値又は前記濃度値が第1所定値以上であり、かつ、前記基準値又は前記濃度値が前記第1所定期間内に増加傾向にある場合、前記インスリンが前記体内に投与されるように前記投与部を制御する、
    請求項5に記載の測定装置。
  7. 前記薬剤は、グルカゴンを含み、
    前記制御部は、前記基準値又は前記濃度値が第2所定値以下であるか否かを判定し、
    前記制御部は、前記基準値又は前記濃度値が第2所定期間内に減少傾向にあるか否かを判定し、
    前記制御部は、前記基準値又は前記濃度値が前記第2所定値以下であり、かつ、前記基準値又は前記濃度値が前記第2所定期間内に減少傾向にある場合、前記グルカゴンが前記体内に投与されるように前記投与部を制御する、
    請求項5に記載の測定装置。
  8. 第1試料に含まれる特定物質の濃度に応じた信号値を測定する測定部と、
    第2試料に含まれる前記特定物質に関する基準値を取得する取得部と、
    前記信号値及び前記基準値に基づいて前記第1試料に含まれる前記特定物質の濃度値を算出する算出部と、
    前記濃度値の変動が閾値より大きいか否かを判定する判定部と、
    前記濃度値の変動が前記閾値より大きい場合、前記基準値の取得を推奨しないことを示す非推奨情報を表示部に出力する出力部と、
    を備える、
    測定装置。
  9. 前記表示部には前記濃度値が表示されない、
    請求項8に記載の測定装置。
  10. 前記出力部は、前記濃度値の変動が前記閾値以下である場合、前記非推奨情報を前記表示部に出力しない、
    請求項8又は9に記載の測定装置。
  11. コンピュータに、
    第1試料に含まれる特定物質の濃度に応じた信号値を測定する処理と、
    第2試料に含まれる前記特定物質に関する基準値を取得する処理と、
    前記信号値及び前記基準値に基づいて前記第1試料に含まれる前記特定物質の濃度値を算出する処理と、
    前記濃度値の変動が閾値以下であるか否かを判定する処理と、
    前記濃度値の変動が前記閾値以下である場合、前記基準値の取得を推奨する推奨情報を表示部に出力する処理と、
    を実行させるための測定プログラム。
  12. 前記表示部には前記濃度値が表示されない、
    請求項11に記載の測定プログラム。
  13. コンピュータに、
    第1試料に含まれる特定物質の濃度に応じた信号値を測定する処理と、
    第2試料に含まれる前記特定物質に関する基準値を取得する処理と、
    前記信号値及び前記基準値に基づいて前記第1試料に含まれる前記特定物質の濃度値を算出する処理と、
    前記濃度値の変動が閾値より大きいか否かを判定する処理と、
    前記濃度値の変動が前記閾値より大きい場合、前記基準値の取得を推奨しないことを示す非推奨情報を表示部に出力する処理と、
    を実行させるための測定プログラム。
  14. 前記表示部には前記濃度値が表示されない、
    請求項13に記載の測定プログラム。
  15. コンピュータが、
    第1試料に含まれる特定物質の濃度に応じた信号値を測定する処理と、
    第2試料に含まれる前記特定物質に関する基準値を取得する処理と、
    前記信号値及び前記基準値に基づいて前記第1試料に含まれる前記特定物質の濃度値を算出する処理と、
    前記濃度値の変動が閾値以下であるか否かを判定する処理と、
    前記濃度値の変動が前記閾値以下である場合、前記基準値の取得を推奨する推奨情報を表示部に出力する処理と、
    を実行する測定方法。
  16. 前記表示部には前記濃度値が表示されない、
    請求項15に記載の測定方法。
  17. コンピュータが、
    第1試料に含まれる特定物質の濃度に応じた信号値を測定する処理と、
    第2試料に含まれる前記特定物質に関する基準値を取得する処理と、
    前記信号値及び前記基準値に基づいて前記第1試料に含まれる前記特定物質の濃度値を算出する処理と、
    前記濃度値の変動が閾値より大きいか否かを判定する処理と、
    前記濃度値の変動が前記閾値より大きい場合、前記基準値の取得を推奨しないことを示す非推奨情報を表示部に出力する処理と、
    を実行する測定方法。
  18. 前記表示部には前記濃度値が表示されない、
    請求項17に記載の測定方法。
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