JP2019013749A - 測定装置および表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置と所望の測定装置とを接続する作業を簡易に実施可能な測定装置および表示装置を提供する。【解決手段】体液中の特定物質の測定結果を表示する表示装置と無線通信を行う。測定装置は、センサと、送信部と、タッチセンサと、を含む。センサは体内に留置される。送信部は、センサを用いて得られた特定物質に係るデータを送信する。タッチセンサは、ユーザのタッチ操作を検出する。送信部は、さらに、タッチセンサがタッチ操作を検出した場合に表示装置宛てに接続要求を送信する。【選択図】図7

Description

本発明は、測定装置および表示装置に関する。
1つの表示装置に複数の測定装置を接続可能な測定システムがある。各測定装置は、被測定者の体内に留置されるセンサを含み、このセンサを用いて体内の特定物質を連続的に測定する。測定結果は適宜のタイミングで表示装置へ送信される。表示装置は、各測定装置から受信した測定結果を表示する(例えば、非特許文献1参照)。
「Freestyle Libre Proカタログ」、日本、アボットジャパン株式会社、2017年3月8日
従来技術において、各測定装置から表示装置への測定結果の送信は、近距離無線通信(Near Field radio Communication、NFC)が利用される。NFCによれば、測定装置と表示装置とを接近または接触させることで、測定装置から表示装置への測定結果が送信される。しかしながら、測定装置は被測定者の体内に留置されるセンサを含むので、例えば、被測定者が就寝中である場合など、測定装置を表示装置に接近させることが困難なため、測定結果をリアルタイムに得ることが困難な場合があった。
また、複数の測定装置間で1つの表示装置を共有するため、測定結果の取り違えが起こる場合があった。取り違えは、例えば、測定結果の送信元の測定装置を誤認識することで起こる場合があった。
本発明は、表示装置と所望の測定装置とを接続する作業を簡易に実施可能な測定装置および表示装置を提供することを目的とする。
開示の技術の1つの側面は、次のような測定装置によって例示される。本測定装置は、体液中の特定物質の測定結果を表示する表示装置と無線通信を行う。本測定装置は、センサと、送信部と、タッチセンサと、を含む。センサは体内に留置される。送信部は、センサを用いて得られた特定物質に係るデータを送信する。タッチセンサは、ユーザのタッチ操作を検出する。送信部は、さらに、タッチセンサがタッチ操作を検出した場合に前記表示装置宛てに接続要求を送信する。
本測定装置は、表示装置と所望の測定装置とを接続する作業を簡易に実施可能である。
図1は、第1実施形態に係る測定システムの構成の一例を示す図である。 図2は、第1実施形態に係る測定装置の構成の一例を示す図である。 図3は、第1実施形態に係る表示装置の構成の一例を示す図である。 図4は、ディスプレイにペアリングを促すメッセージが表示された表示装置の一例を示す図である。 図5は、第1実施形態に係る検出装置の外観の一例を示す図である。 図6は、第1実施形態に係る検出装置の構成の一例を示す図である。 図7は、第1実施形態に係るペアリングの処理フローの一例を示す図である。 図8は、第1変形例に係る表示装置の構成の一例を示す図である。 図9は、第1変形例に係るペアリングの処理フローの一例を示す図である。 図10は、測定装置を示す情報をディスプレイに表示した表示装置の一例を示す図である。 図11は、第2変形例に係るペアリングの処理フローの一例を示す図である。 図12は、検出装置と紐づける測定装置のペアリングを促すメッセージが表示された表示装置の一例を示す図である。 図13は、測定装置の識別情報と検出装置の識別情報とを関連付けたテーブルの一例を示す図である。 図14は、第2実施形態に係る測定システムの構成図である。 図15は、第2実施形態に係る投与装置のブロック構成図である。 図16は、第2実施形態に係るペアリングの処理フローの一例を示す図である。 図17は、測定装置の識別情報と投与装置の識別情報とを関連付けたテーブルの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の実施形態は例示であり、本発明は以下の実施形態の構成に限定されない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る測定システムの構成の一例を示す図である。図1に例示される測定システムは、複数の測定装置1a、1b、1c、表示装置2および検出装置3を備える。測定装置1a、1b、1cを総称して、測定装置1と称する。測定装置1は、人体や動物の体内における体液中の特定物質(測定対象物質)の濃度を連続的に測定する装置である。測定装置1は、被測定者の腹部や肩等の部位に装着して使用することが可能である。測定装置1は、持続グルコース測定(CGM:Continuous Glucose Monitoring)
を行うためのCGM装置であってもよい。体内における体液として、例えば、間質液等の体液がある。特定物質として、例えば、間質液に含まれるグルコースがある。特定物質は、グルコース以外の物質であってもよい。測定装置1a、1b、1cは、互いに異なる被測定者を対象に測定を行う。
表示装置2と測定装置1との間および表示装置2と検出装置3との間では、電波や赤外線等を利用した無線通信によって通信が行われる。第1実施形態に係る無線通信では、互いに通信を行う装置を接続する設定が行われる。このような設定をペアリングとも称する。また、接続を確立することをペアリングを確立するとも称する。ペアリングが確立された装置間では、データの送受信が可能となる。無線通信の通信方式は、例えば、Bluetooth(登録商標)である。ペアリングの確立は、例えば、Link Manager Protocol(LMP)にしたがって行われる。なお、検出装置3は、通信ケーブル等を介した有線通信によって表示装置2との間でデータ通信を行ってもよい。
検出装置3は、体内から採取した体液中の特定物質の濃度を測定する装置である。体内から採取した体液として、例えば、血液等の体液がある。検出装置3は、血糖自己測定(SMBG:Self-Monitoring of Blood Glucose)を行うためのSMBG装置であってもよい。検出装置3は、血液中のグルコース濃度に応じた電流値を測定する。また、検出装置
3は、検量線データを参照して電流値を血液中のグルコース濃度値に変換することにより、血液中のグルコース濃度値を測定する。検出装置3によって測定された電流値および血液中のグルコース濃度値は、表示装置2に送られ、表示装置2に入力される。また、検出装置3は、検出装置3に設けられたディスプレイに血液中のグルコース濃度値を表示してもよい。被測定者または被測定者の検査を実施する医師等は、検出装置3のディスプレイに表示された血液中のグルコース濃度値を、表示装置2に入力してもよい。
〈測定装置1〉
測定装置1は、被測定者の皮下に留置させて使用するセンサ10を備える。測定装置1は、粘着テープ等によって被測定者の皮膚に貼り付けられ、あるいはベルト等に取り付けられることで、被測定者に装着される。センサ10は、電気化学的反応を利用して試料中の特定成分を検出する電気化学センサである。例えば数日〜数週間程度の連続測定期間に亘ってセンサ10を皮下に留置させ、測定装置1が連続的に間質液中のグルコース濃度を測定する。「連続的」の意味は、センサ10を皮下に留置させた状態で、測定装置1が継続的にグルコース濃度を測定することを意味し、測定装置1が所定時間毎にグルコース濃度を測定する態様が含まれる。測定装置1に対してグルコース濃度の測定頻度を任意に設定することができる。例えば、測定装置1が数十秒〜数分間に一回の頻度でグルコース濃度を測定するように、測定装置1に対してグルコース濃度の測定頻度を設定してもよい。
図2は、第1実施形態に係る測定装置1の構成の一例を示す図である。測定装置1は、表示装置2に各種のデータを送るトランスミッターである。測定装置1は、センサ部11、測定部12、制御部(演算部)13、記憶部14、送信部15a、受信部15b、アンテナ16および検知部17を備える。センサ部11は、グルコースオキシダーゼ(GOD)、グルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)等のグルコース酸化還元酵素、作用極や対極、参照極等の複数の電極を有する。センサ部11は、図1に示すセンサ10の先端側に設けられている。センサ部11は、配線18を介して測定部12に電気的に接続されている。
測定部12は、センサ部11に電圧を印加し、信号値(例えば、応答電流値)を測定する回路である。センサ部11の電極間(作用極と対極との間、または作用極と参照極との間)に電圧が印加されると、センサ部11は、体液中のグルコースの濃度に応じた応答電流値を出力する。測定部12は、センサ部11の電極間に印加する電圧を制御して、センサ部11から出力された応答電流値を測定する。センサ部11の電極間に電圧が印加されると、酸化還元酵素によって体液中のグルコースが酸化され、これによって取り出された電子が作用極に供給される。測定部12は、作用極に供給された電子の電荷量を応答電流値として測定する。また、測定部12は、応答電流値を応答電圧値に換算し、作用極に供給された電子の電荷量を応答電圧値として測定してもよい。以下では、測定部12が、応答電流値を測定した場合について説明する。測定部12は、測定した応答電流値を制御部13に送る。応答電流値、応答電圧値は、「前記特定物質に係るデータ」の一例である。
制御部13は、測定部12、記憶部14、送信部15a、受信部15bおよび検知部17を制御する。制御部13、記憶部14、送信部15aおよび受信部15bは、測定装置1に設けられたCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)
およびROM(Read Only Memory)等を含むコンピュータ、各装置およびコンピュータ上で実行されるプログラム等によって実現することができる。CPUは、プロセッサとも呼ばれる。CPUは、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。
制御部13は、応答電流値を記憶部14に記憶すると共に、応答電流値を送信部15aに送る。送信部15aは、アンテナ16を介して応答電流値を表示装置2に送る。送信部
15aは、応答電流値を制御部13から受け取ってもよいし、記憶部14から応答電流値を取得してもよい。受信部15bは、表示装置2からの各種データをアンテナ16を介して受信し、制御部13に通知する。
検知部17は、被測定者や医師等によって例示されるユーザによるタッチ操作を検出するセンサーである。タッチ操作は、例えば、ユーザが測定装置1を指等でたたくタップ操作、測定装置1上で指等を掃くように動かすスワイプ操作である。検知部17がタッチ操作を検出する方式には特に限定は無い。検知部17は、例えば、接触式のタッチパネルであってもよい。タッチパネルがタッチ操作を検出する方式は、例えば、静電容量方式、圧電方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式等を挙げることができる。また、検知部17は加速度センサであり、タッチ操作が行われた際に測定装置1に生ずる加速度を検知することで、タッチ操作を検知してもよい。また、検知部17は座標センサであり、タッチ操作によって測定装置1に外力が加えられた箇所の座標を検知することで、タッチ操作を検知してもよい。検知部17はタッチ操作を検知すると、タッチ操作を検知した旨を送信部15aに通知する。検知部17は、例えば、送信部15aへパルス波を送信することで、タッチ操作を検知した旨を通知する。検知部17は、「タッチセンサ」の一例である。
送信部15aは、制御部13から受信した応答電流値を表示装置2に送信する。さらに、送信部15aは、検知部17によるタッチ操作の検知を契機として、アンテナ16を介してペアリングの確立を要求する接続要求を表示装置2に送信する。接続要求は、例えば、測定装置1の識別情報を含む。測定装置1の識別情報は、例えば、測定装置1のBluetooth(登録商標) device address(BDアドレス)である。
〈表示装置2〉
図3は、第1実施形態に係る表示装置2の構成の一例を示す図である。表示装置2は、測定装置1から各種のデータを受信し、表示する。表示装置2は、制御部(演算部)21、記憶部22、送信部23a、受信部23b、アンテナ24、表示部25および操作部26を備える。制御部21は、記憶部22、送信部23a、受信部23b、表示部25および操作部26を制御する。制御部21、記憶部22、送信部23aおよび受信部23bは、表示装置2に設けられたCPU、RAMおよびROM等を含むコンピュータ、各装置およびコンピュータ上で実行されるプログラム等によって実現することができる。
表示部25は、ディスプレイを有し、ディスプレイに各種の情報およびメッセージを表示する。表示部25には、例えば、測定装置1とのペアリングを促すメッセージが表示される。また、表示部25は、ディスプレイに測定結果やエラーを表示するとともに、設定時における操作手順や操作状況等を表示する。表示部25のディスプレイは、例えば、液晶表示装置、プラズマディスプレイパネル、Cathode Ray Tube(CRT)またはエレクトロルミネッセンスパネル等である。操作部26は、各種の操作ボタン、タッチパネル等を有し、ユーザによる操作を受け付ける。
制御部21は、アンテナ24および受信部23bを介して測定装置1または検出装置3からの接続要求を受信する。制御部21は、接続要求の送信元である測定装置1または検出装置3とのペアリングを確立する。ペアリングを確立する際に、接続要求に含まれる識別情報を記憶部22に記憶してもよい。制御部21は、ペアリングを確立した測定装置1または検出装置3からのデータを受け付ける。制御部21は、受信した応答電流値を記憶部22に記憶する。記憶部22には、応答電流値と、間質液中のグルコース濃度との対応関係を示す検量線データが記憶されている。検量線データは、例えば、応答電流値からグルコース濃度値を算出する数式や応答電流値とグルコース濃度値との対応関係を示す対応テーブルとして、記憶部22に記憶されている。制御部21は、記憶部22に記憶されている検量線データを参照して、応答電流値をグルコース濃度値に変換する。制御部21は
、応答電流値に基づいて間質液中のグルコース濃度値を算出する算出部として機能する。また、制御部21は、受け付けたデータを表示部25に出力する。制御部21は、ペアリングを確立した測定装置1または検出装置3であるか否かを、例えば、データを送信した測定装置1または検出装置3の識別情報と一致する識別情報が記憶部22に記憶されているか否かによって判定してもよい。
送信部23aは、アンテナ24を介して各種データを送信する。送信部23aは、例えば、測定装置1に対して接続要求を送信する。接続要求は、例えば、表示装置2の識別情報を含む。表示装置2の識別情報は、例えば、表示装置2のBDアドレスである。
受信部23bは、アンテナ24を介して各種データを受信する。受信部23bは、例えば、測定装置1または検出装置3からの接続要求を受信すると、受信した接続要求を制御部21に送る。受信部23bは、さらに、測定装置1から応答電流値を受信すると、受信した応答電流値を制御部21に送る。
受信部23bは、アンテナ24を介して検出装置3から血液中のグルコースに関する基準値(以下、基準値と表記する)を受信し、基準値を制御部21に送る。制御部21は、ペアリングを確立した検出装置3から受信した基準値を記憶部22に記憶する。制御部21は、基準値を用いて、間質液中のグルコース濃度値を補正する。血液中のグルコース濃度値と間質液中のグルコース濃度値とは一致しない。そのため、制御部21は、基準値を用いて、間質液中のグルコース濃度値を補正することにより、間質液中のグルコース濃度値を血液中のグルコース濃度値に近似させる処理を行う。基準値は、「補正用データ」の一例である。
グルコース基準値は、例えば、検出装置3によって測定された電流値または検出装置3によって測定された血液中のグルコース濃度値である。制御部21は、応答電流値に基づいて間質液中のグルコース濃度値を算出し、検出装置3によって測定された血液中のグルコース濃度値を参照して間質液中のグルコース濃度値を補正してもよい。また、制御部21は、検出装置3によって測定された電流値を参照して応答電流値を補正し、補正後の応答電流値に基づいて間質液中のグルコース濃度値を算出してもよい。
制御部21は、例えば、操作部26に対する操作に応じて、測定装置1とのペアリングの確立を促すメッセージを表示部25に表示させる。図4は、ディスプレイにペアリングを促すメッセージが表示された表示装置2の一例を示す図である。制御部21は、ペアリングを促すメッセージをディスプレイに表示すると、接続要求を受け付ける待ち受け状態に移行する。待ち受け状態に移行した制御部21は、受信部23bを介して測定装置1からの接続要求を受信すると、当該接続要求の送信元である測定装置1とのペアリングを確立する。制御部21は、例えば、ペアリングを確立する際に、接続要求に含まれる識別情報を記憶部22に記憶してもよい。受信部23bは、ペアリングを確立した測定装置1から送信された応答電流値を制御部21に送る。待ち受け状態が継続する時間は、適宜決定されればよい。なお、待ち受け状態に移行していない制御部21は、受信部23bを介して受信した接続要求を破棄する。
〈検出装置3〉
図5は、第1実施形態に係る検出装置3の外観の一例を示す図である。検出装置3は、バイオセンサ30を用いて電気化学的手法により血液中のグルコース濃度の測定を行う。検出装置3は、筐体31、複数の操作ボタン32、表示パネル33およびセンサ挿入口34を備えている。
図5に示すように、筐体31には、操作ボタン32および表示パネル33が設けられて
いる。操作ボタン32は、各種の設定(測定条件の設定やユーザのID入力など)や、測定の開始、終了等の動作を行うために使用される。操作ボタン32は、接触式のタッチパネルであってもよい。表示パネル33は、測定結果やエラーを表示するとともに、設定時における操作手順や操作状況等を表示する。表示パネル33は、例えば、液晶表示装置、プラズマディスプレイパネル、CRTまたはエレクトロルミネッセンスパネル等である。表示パネル33に接触式のタッチパネルが重畳して配置されることで、操作ボタン32と表示パネル33とが一体となっていてもよい。
バイオセンサ30は、基板、基板に設けられた作用極や対極、参照極等の複数の電極およびグルコース酸化還元酵素を備える。バイオセンサ30の内部にはキャピラリが形成されている。バイオセンサ30のキャピラリには試薬層が設けられており、バイオセンサ30のキャピラリには血液が保持される。センサ挿入口34にバイオセンサ30が挿入される。検出装置3は、バイオセンサ30に電圧を印加し、信号値(例えば、電流値)を測定する。バイオセンサ30の電極間に電圧が印加されると、バイオセンサ30は、血液中のグルコースの濃度に応じた応答電流値を出力する。
検出装置3は、バイオセンサ30の電極間に印加する電圧を制御して、バイオセンサ30から出力された応答電流値を測定する。バイオセンサ30の電極間に電圧が印加されると、グルコース酸化還元酵素によって血液中のグルコースが酸化され、これによって取り出された電子が作用極に供給される。検出装置3は、作用極に供給された電子の電荷量を応答電流値として測定する。また、検出装置3は、応答電流値を電圧値に換算し、作用極に供給された電子の電荷量を応答電圧値として測定してもよい。第1実施形態では、検出装置3が、応答電流値を測定した場合について説明する。
図6は、第1実施形態に係る検出装置3の構成の一例を示す図である。図6において、図2に例示される測定装置1の構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。センサ部37は、図5に例示されるバイオセンサ30である。記憶部38は、応答電流値と血液中のグルコース濃度との対応関係を示す検量線データが記憶されている点で、図2に例示される記憶部22と異なる。測定部39は、センサ挿入口34に挿入されたバイオセンサ30のキャピラリに保持された血液中のグルコースの濃度を測定する。測定部39がグルコース濃度を測定する方法は、記憶部38に記憶された検量線データを参照する点を除いて、図2に例示される測定部12による方法と同様である。検知部36は、操作ボタン32の押下を検知する。送信部35は、例えば、検知部36による操作ボタン32押下の検知を契機として、アンテナ16を介してペアリングを要求する接続要求を表示装置2に送信する。接続要求は、例えば、検出装置3の識別情報を含む。検出装置3の識別情報は、例えば、検出装置3のシリアル番号である。シリアル番号は、例えば、記憶部38に格納される。そのため、制御部13が識別情報としてシリアル番号を記憶部38から読み出し、送信部35は制御部13によって読み出されたシリアル番号を接続要求に含めることができる。送信部35は、ペアリングが確立した表示装置2に対して、測定部39によって測定されたグルコース濃度を示す応答電流値を送信する。検出装置3から送信された応答電流値は、表示装置2において基準値として用いられる。検出装置3は、「送信元装置」の一例である。検出装置3から送信された応答電流値は、「補正用データ」の一例である。
<ペアリングの処理フロー>
図7は、第1実施形態に係るペアリングの処理フローの一例を示す図である。図7では、表示装置2と測定装置1とのペアリングが例示される。以下、図7を参照して、第1実施形態に係るペアリングの処理フローの一例について説明する。
OP1では、表示装置2の制御部21は、例えば、操作部26に対する操作に応じて、
ディスプレイにペアリングを促すメッセージを表示させるとともに、接続要求を受け付ける待ち受け状態に移行する。ディスプレイに表示されるメッセージは、例えば、図4に例示されるものである。
OP2では、測定装置1の検知部17はユーザによるタッチ操作を検知する。OP3では、送信部15aは、OP2で検知部17によってタッチ操作が検知されると、アンテナ16を介して表示装置2に対してペアリングを要求する接続要求を表示装置2に送信する。OP3の処理は、「前記タッチセンサが前記タッチ操作を検出した場合に前記表示装置宛てに接続要求を送信」する処理の一例である。
OP4では、表示装置2の受信部23bは、測定装置1が送信した接続要求をアンテナ24を介して受信する。受信部23bは、受信した接続要求を制御部21に送る。制御部21は、接続要求の送信元である測定装置1とのペアリングを確立する。ペアリングが確立されると、表示装置2は、ペアリングが確立された測定装置1からの測定結果を継続的に受信できる。
OP1からOP4の処理が繰り返し実行されることで、表示装置2は複数の測定装置1とのペアリングを確立できる。表示装置2では、ペアリングを確立した測定装置1から応答電流値を受信すると、制御部21は記憶部22に記憶されている検量線データを参照して、受信した応答電流値をグルコース濃度値に変換する。制御部21は、応答電流値から変換したグルコース濃度値を表示部25のディスプレイに表示する。
第1実施形態では、測定装置1は、タッチ操作を検知すると、接続要求を送信する(図7のOP2、OP3)。表示装置2は、待ち受け状態において接続要求を受信すると、接続要求の送信元の測定装置1とのペアリングを確立する(図7のOP4)。第1実施形態によれば、測定装置1をタッチする簡易な操作で測定装置1と表示装置2とのペアリングを確立できる。また、ペアリングを確立させる対象の測定装置1をタッチするため、測定装置1の取り違えが抑制される。さらに、測定装置1と表示装置2とのペアリングの確立は無線通信によって行われるため、測定装置1と表示装置2とを接近または接触させなくともよい。そのため、例えば、測定装置1を装着した被測定者が睡眠中であっても、容易に測定装置1と表示装置2とのペアリングを確立できる。
第1実施形態では、待ち受け状態に移行していない表示装置2は、受信した接続要求を破棄する。そのため、第1実施形態によれば、測定装置1と予期しない表示装置2とのペアリングの確立が抑制される。
ペアリングが確立されると、測定装置1は、測定結果を継続的に表示装置2に送信できる。そのため、第1実施形態によれば、測定装置1は、測定結果をリアルタイムで表示装置2に送信できる。
<第1変形例>
第1実施形態では、測定装置1から送信された接続要求を契機として測定装置1と表示装置2とのペアリングが確立される。第1変形例では、表示装置から送信された接続要求を契機として測定装置1と表示装置2とのペアリングが確立される。以下、図面を参照して、第1変形例について説明する。
図8は、第1変形例に係る表示装置2aの構成の一例を示す図である。表示装置2aは、操作部26に検知部26aが含まれる点で第1実施形態に係る表示装置2と異なる。検知部26aは、ユーザによるタッチ操作を検出するセンサーであり、測定装置1の検知部17と同様に、様々な方式のセンサーを採用可能である。検知部26aによってタッチ操
作が検知されると、タッチ操作が行われた位置を示す座標値が制御部21に送信される。第1変形例に係る表示装置2aでは、検知部26aは、表示部25のディスプレイと重畳して配置される。検知部26aがディスプレイと重畳して配置されることで、検知部26aは、例えば、ディスプレイに表示されたアイコンへのタッチ操作を検知できる。検知部26aは、「タッチセンサ」の一例である。
図9は、第1変形例に係るペアリングの処理フローの一例を示す図である。以下、図9を参照して、第1変形例に係るペアリングの処理フローの一例について説明する。
OP11では、表示装置2aの制御部21は、表示装置2aの周囲に存在する測定装置1を探索する探索コマンドを送信する。探索コマンドは、例えば、Bluetooth(登録商標
)のdevice inquiryコマンドである。探索コマンドを受信すると、測定装置1の制御部13は測定装置1の識別情報を送信する。OP12では、表示装置2aは、OP11の探索によって受信した識別情報の測定装置1を示す情報を表示部25のディスプレイに表示する。図10は、測定装置1を示す情報をディスプレイに表示した表示装置2aの一例を示す図である。図10では、探索コマンドによって探索された3台の測定装置1を示す情報がディスプレイに表示されている。図10では、測定装置1を示す情報として、測定装置1のアイコン25aおよび測定装置1の識別情報25bが例示されている。
OP13では、表示装置2aの検知部26aは、ユーザによるアイコン25aへのタッチ操作を検知する。タッチ操作を検知した検知部26aは、タッチ操作を検知した位置を示す座標情報を制御部21に通知する。制御部21は、通知された座標情報を基に、どのアイコン25aに対してタッチ操作が行われたかを判定する。制御部21は、タッチ操作されたアイコン25aによって示される測定装置1に対して接続要求を送信する。OP13の処理によって、表示装置2aと選択された測定装置1とのペアリングが確立される。OP13の処理は、「前記接続対象の測定装置へ接続要求を送信する処理」の一例である。
第1変形例では、測定装置1が複数である場合に、複数の測定装置1それぞれを示す情報の一覧が表示装置2aの表示部25のディスプレイに表示された。表示装置2aの制御部21は、表示された一覧から選択された測定装置1と表示装置2aとのペアリングが確立された。そのため、第1実施形態によれば、測定装置1が複数である場合であっても、選択した測定装置1と表示装置2aとのペアリングの確立が容易である。
<第2変形例>
第1実施形態および第1変形例では、測定装置1と表示装置2とのペアリングが確立された。第2変形例では、さらに検出装置3と表示装置2との間でもペアリングが確立される。以下、図面を参照して、第2変形例について説明する。
図11は、第2変形例に係るペアリングの処理フローの一例を示す図である。図7と同一の処理については同一の符号を付し、その説明を省略する。以下、図11を参照して、第2変形例に係るペアリングの処理フローの一例について説明する。
OP21では、表示装置2の制御部21は、ディスプレイに検出装置3とのペアリングを促すメッセージを表示させるとともに、接続要求を受け付ける待ち受け状態に移行する。ディスプレイに表示されるメッセージは、例えば、図4に例示されるメッセージにおいて「測定装置」を「検出装置」に置き換えたものである。
OP22では、検出装置3の検知部36は、操作ボタン32の押下を検知する。OP23では、検出装置3の送信部35は、OP22での操作ボタン32押下の検知を契機とし
て、アンテナ16を介してペアリングを要求する接続要求を表示装置2に送信する。
OP24は、表示装置2の受信部23bは、アンテナ24を介して検出装置3からの接続要求を受信する。受信部23bは、受信した接続要求を制御部21に送る。制御部21は、接続要求の送信元である検出装置3とのペアリングを確立する。制御部21は、例えば、ペアリングを確立する際に、接続要求に含まれる識別情報を記憶部22に記憶する。
OP25では、制御部21は、ペアリングを確立した検出装置3と紐づける測定装置1のペアリングを促すメッセージをディスプレイに表示する。図12は、検出装置3と紐づける測定装置1のペアリングを促すメッセージが表示された表示装置2の一例を示す図である。表示装置2のディスプレイには、OP24でペアリングが確立された検出装置3のシリアル番号が表示されている。OP2およびOP3の処理は、図7のOP2およびOP3の処理と同様である。そのため、その説明を省略する。
OP26では、表示装置2の受信部23bは、アンテナ24を介して測定装置1から接続要求を受信する。受信部23bは、受信した接続要求を制御部21に送る。制御部21は、接続要求の送信元である測定装置1とのペアリングを確立する。制御部21は、受信した接続要求から識別情報を抽出する。制御部21は、抽出した識別情報によって識別される測定装置1とOP24でペアリングを確立した検出装置3とを紐づける。紐づけは、例えば、測定装置1の識別情報と検出装置3の識別情報とを関連付けて記憶部22に記憶させることで行われる。図13は、測定装置1の識別情報と検出装置3の識別情報とを関連付けたテーブルの一例を示す図である。図13では、測定装置1の識別情報として「nnnn1」、識別情報「nnnn1」の測定装置1と関連付けられた検出装置3の識別情報として「aaaa1」が例示されている。表示装置2は、例えば、図13に例示されるテーブルによっ
て、測定装置1と検出装置3とを紐づけることができる。OP26の処理は、「前記接続対象の測定装置との接続が確立した場合に、前記接続対象の測定装置から受信されるデータの補正用データの送信元装置と前記接続対象の測定装置とを関連付けて前記記憶部に記憶する処理」の一例である。また、OP26の処理は、「前記測定装置との接続が確立した場合に、前記測定装置と前記測定装置から受信されるデータの補正用データの送信元装置とを関連付けて前記記憶部に記憶させる処理」の一例である。
第2変形例では、表示装置2は、測定装置1と当該測定装置1から送信される応答電流値の補正に用いられる基準値を送信する検出装置3とを関連付けることができる。そのため、第2変形例によれば、測定装置1から送信される応答電流値を当該測定装置1に関連付けられた検出装置3からの基準値を用いて補正できる。すなわち、第2変形例によれば、測定装置1からの応答電流値の補正に用いられる基準値を送信する検出装置3の取り違えが抑制される。なお、第2変形例では、検出装置3と表示装置2とのペアリングが確立されてから、測定装置1と表示装置2とのペアリングが確立された。しかしながら、ペアリングを確立する順番はこの順番に限定されない。例えば、測定装置1と表示装置2とのペアリングが確立されてから、検出装置3と表示装置2とのペアリングが確立されてもよい。
なお、第2変形例においては、OP21からOP24の処理で表示装置2と検出装置3とのペアリングを確立してからOP25からOP26の処理でさらに測定装置1がペアリングされたが、この順番は入れ替えてもよい。例えば、まず、OP25からOP26の処理によって表示装置2と測定装置1とをペアリングしてから、OP21からOP24の処理によって検出装置3をさらにペアリングしてもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態について説明する。以下では、第1実施形態と第2実施形態との相違点に
ついて説明し、第2実施形態における第1実施形態と同一の構成要素については、第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
図14は、第2実施形態に係る測定システムの構成図である。図14に示す測定システムは、測定装置1、表示装置2、検出装置3および投与装置4を備える。第2実施形態に係る測定装置1、表示装置2および検出装置3は、第1実施形態と同様である。投与装置4は、薬剤を体内に連続的(持続的)または間欠的に供給する薬剤供給装置である。投与装置4は、ユーザの腹部、上腕部、臀部等の部位に装着して使用することが可能である。投与装置4は、パッチ(貼り付け)式またはチューブ式の何れであってもよい。薬剤は、インスリンおよびグルカゴンを含む。投与装置4は、無線により表示装置2との間でデータ通信を行うと共に、無線により検出装置3との間でデータ通信を行う。また、投与装置4は、有線により表示装置2との間でデータ通信を行ってもよいし、有線により検出装置3との間でデータ通信を行ってもよい。
〈投与装置〉
投与装置4は、ユーザの皮下に植え込んで使用するカニューレ(挿入部)41を備える。投与装置4は、粘着テープ等によってユーザの皮膚に貼り付けられ、あるいは衣服やベルト等に取り付けられることで、ユーザに装着される。図15は、第2実施形態に係る投与装置4のブロック構成図である。投与装置4は、カニューレ41、収容部42、ポンプ43、制御部(演算部)44、記憶部45、通信部46、アンテナ47および検知部48を備える。カニューレ41は、ポンプ43に接続されている。収容部42は、複数種類の薬剤を収容してもよい。また、複数の収容部42を、投与装置4に設けてもよい。例えば、複数の収容部42のうちの一つがインスリンを収容し、複数の収容部42のうちの一つがグルカゴンを収容してもよい。
ポンプ43は、例えば、不図示のモーターにより駆動する。ポンプ43が駆動し、収容部42内の薬剤がカニューレ41に送出されることにより、体内に薬剤が投与される。複数のポンプ43を、投与装置4に設けてもよい。例えば、複数のポンプ43のうちの一つがインスリンポンプであり、複数のポンプ43のうちの一つがグルカゴンポンプであってもよい。制御部44は、ポンプ43、記憶部45および通信部46を制御する。制御部44は、通信部46およびアンテナ47を介して表示装置2および検出装置3から各種のデータを受信する。制御部44は、通信部46およびアンテナ47を介して表示装置2および検出装置3に各種のデータを送信する。制御部44、記憶部45および通信部46は、投与装置4に設けられたCPU、RAMおよびROM等を含むコンピュータ、各装置およびコンピュータ上で実行されるプログラム等によって実現することができる。
検知部48は、被測定者や医師等によって例示されるユーザによるタッチ操作を検出するセンサーである。検知部48がタッチ操作を検出する仕組みは、上記した測定装置1の検知部17と同様である。通信部46は、検知部48によるタッチ操作の検知を契機として、アンテナ47を介してペアリングを要求する接続要求を表示装置2に送信する。接続要求は、例えば、投与装置4の識別情報を含む。投与装置4の識別情報は、例えば、投与装置4のシリアル番号である。シリアル番号は、例えば、記憶部45に格納される。そのため、制御部44が識別情報としてシリアル番号を記憶部45から読み出し、通信部46は制御部44によって読み出されたシリアル番号を接続要求に含めることができる。
制御部44は、表示装置2から間質液中のグルコース濃度値を取得する。制御部44は、表示装置2から応答電流値を取得してもよい。応答電流値と間質液中のグルコース濃度値との対応関係を示す検量線データが、記憶部45に記憶されてもよい。制御部44は、検量線データを参照して、応答電流値をグルコース濃度値に変換することにより、間質液中のグルコース濃度値を取得してもよい。制御部44は、表示装置2または検出装置3か
ら血液中のグルコース濃度値を取得する。制御部44は、表示装置2または検出装置3から電流値を取得してもよい。電流値と血液中のグルコース濃度値との関係を示す検量線データが、記憶部45に記憶されてもよい。検量線データは、例えば、数式や対応テーブルとして、記憶部45に記憶されている。制御部44は、検量線データを参照して電流値を血液中のグルコース濃度値に変換することにより、血液中のグルコース濃度値を取得してもよい。
制御部44は、間質液中のグルコース濃度値または血液中のグルコース濃度値に基づいて、ポンプ43を駆動するか否かを決定する。以下では、制御部44が、間質液中のグルコース濃度値に基づいてポンプ43を制御する場合について説明する。制御部44が、血液中のグルコース濃度値に基づいてポンプ43を制御する場合、以下の説明における“間質液中のグルコース濃度値”を“血液中のグルコース濃度値”に代えることにより、以下の制御と同様の制御が行われる。
制御部44は、間質液中のグルコース濃度値が所定値以上であるか否かを判定してもよい。制御部44は、間質液中のグルコース濃度値が所定値以上である場合、薬剤が体内に投与されるようにポンプ43を制御してもよい。制御部44は、間質液中のグルコース濃度値が所定値未満であるか否かを判定してもよい。制御部44は、間質液中のグルコース濃度値が所定値未満である場合、薬剤が体内に投与されるようにポンプ43を制御してもよい。制御部44は、間質液中のグルコース濃度値が所定範囲内に収まっているか否かを判定してもよい。制御部44は、間質液中のグルコース濃度値が所定範囲内に収まっていない場合、薬剤が体内に投与されるようにポンプ43を制御してもよい。
制御部44は、間質液中のグルコース濃度値に応じて、薬剤の種類、薬剤の投与量(ユニット/分)を決定する。制御部44は、間質液中のグルコース濃度値に基づいて、インスリンを投与するかグルカゴンを投与するかを決定してもよい。制御部44は、決定した薬剤の種類、薬剤の投与量を通信部46を介して表示装置2に送信してもよい。この場合、表示装置2は、受信した薬剤の種類、薬剤の投与量を表示部25に表示してもよい。
図16は、第2実施形態に係るペアリングの処理フローの一例を示す図である。図16において、図7や図11と同一の処理については同一の符号を付し、その説明を省略する。以下、図16を参照して、第2実施形態に係るペアリングの処理フローの一例について説明する。
OP31では、表示装置2の受信部23bは、アンテナ24を介して測定装置1からの接続要求を受信する。受信部23bは、受信した接続要求を制御部21に送る。制御部21は、接続要求の送信元である測定装置1とのペアリングを確立する。制御部21は、例えば、ペアリングを確立する際に、接続要求に含まれる識別情報を記憶部22に記憶する。
OP32では、制御部21は、ペアリングを確立した測定装置1と紐づける投与装置4のペアリングを促すメッセージをディスプレイに表示する。表示されるメッセージは、例えば、図12に例示されるメッセージの「測定装置」を「投与装置」に置き換えたものである。
OP33では、投与装置4のの検知部48はユーザによるタッチ操作を検知する。OP34では、通信部46は、OP33で検知部48によってタッチ操作が検知されると、アンテナ16を介して表示装置2に対してペアリングを要求する接続要求を送信する。
OP35では、表示装置2は、アンテナ24を介して投与装置4から接続要求を受信し
、接続要求の送信元である投与装置4とのペアリングを確立する。制御部21は、受信した接続要求から識別情報を抽出する。制御部21は、抽出した識別情報によって識別される投与装置4とOP31でペアリングを確立した測定装置1とを紐づける。紐づけは、例えば、投与装置4の識別情報と測定装置1の識別情報とを関連付けて記憶部22に記憶させることで行われる。図17は、測定装置1の識別情報と投与装置4の識別情報とを関連付けたテーブルの一例を示す図である。図17では、測定装置1の識別情報として「nnnn1」、識別情報「nnnn1」の測定装置1と関連付けられた投与装置4の識別情報として「bbbb2」が例示されている。表示装置2は、例えば、図17に例示されるテーブルによって
、投与装置4と測定装置1とを紐づけることができる。
以上で開示した実施形態や変形例はそれぞれ組み合わせる事ができる。例えば、第1変形例と第2変形例とを組み合わせることで、第1変形例における表示装置2と測定装置1とのペアリングの際に、表示装置2が接続要求を測定装置1に対して送信するようにしてもよい。さらに、第2実施形態で投与装置4と測定装置1とが紐づけられた後で、検出装置3のペアリングを実行し、投与装置4、測定装置1および検出装置3が紐付けられてもよい。
1・・・測定装置
10・・・センサ
2・・・表示装置
3・・・検出装置
4・・・投与装置
11、31・・・センサ部
12、39・・・測定部
13、21、44・・・制御部
14、22、38、45・・・記憶部
15a、35・・・送信部
15b・・・受信部
17、26a、36、48・・・検知部
23・・・受信部
25・・・表示部
26・・・操作部
30・・・バイオセンサ
32・・・操作ボタン
33・・・表示パネル
41・・・カニューレ
42・・・収容部
43・・・ポンプ
46・・・通信部

Claims (5)

  1. 体液中の特定物質の測定結果を表示する表示装置と無線通信を行う測定装置において、
    体内に留置されるセンサと、
    前記センサを用いて得られた前記特定物質に係るデータを送信する送信部と、
    ユーザのタッチ操作を検出するタッチセンサと、を含み、
    前記送信部は、前記タッチセンサが前記タッチ操作を検出した場合に前記表示装置宛てに接続要求を送信する、
    ことを特徴とする測定装置。
  2. 測定装置から受信されるデータを用いて体液中の特定物質の測定結果を表示する表示装置において、
    無線通信のために接続可能な複数の測定装置を表示する表示部と、
    前記複数の測定装置から選択された接続対象の測定装置を示すタッチ操作を検出するタッチセンサと、
    前記接続対象の測定装置へ接続要求を送信する処理を行う制御部と、
    を含む表示装置。
  3. 前記表示装置は記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記接続対象の測定装置との接続が確立した場合に、前記接続対象の測定装置から受信されるデータの補正用データを送信する検出装置と前記接続対象の測定装置とを関連付けて前記記憶部に記憶する処理を行う、
    請求項2に記載の表示装置。
  4. 測定装置から受信されるデータを用いて体液中の特定物質の測定結果を表示する表示装置において、
    記憶部と、
    前記測定装置から受信した第1接続要求に応じて前記測定装置との接続を確立する制御部と、を含み、
    前記制御部は、前記測定装置との接続が確立した場合に、体内に薬剤を投与する投与装置から受信した第2接続要求に応じて、前記測定装置と前記投与装置とを関連付けて前記記憶部に記憶させる処理を行う、
    表示装置。
  5. 前記制御部は、前記測定装置との接続が確立した場合に、前記測定装置と前記測定装置から受信されるデータの補正用データの送信元装置とを関連付けて前記記憶部に記憶させる処理を行う、
    請求項4に記載の表示装置。
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