JP2019012600A - 所定規格に適合したledランプ - Google Patents

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壮一 羽柴
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喜代志 川村
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Akihiko Minowa
昭彦 箕輪
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Abstract

【課題】製造が容易であって製造コストが抑制されながら、目的の機能を付与するための回路を設けるスペースを確保し易い、所定規格に適合したLEDランプを提供する。【解決手段】本LEDランプは、所定規格に準拠しており、回路基板と、回路基板に又はその近傍に設けられた少なくとも1つのLEDと、回路基板に設けられた、LEDに供給される電力を調整する電力調整手段と、所定規格に対応した取り付け箇所にLEDランプを取り付けるための少なくとも1つの取り付け部とを有している。ここで、本LEDランプは全体を覆うケースを有さず、LEDはランプ外から見て露出しているか又はレンズ材若しくはLEDカバー材のみに覆われており、LEDランプの本体は、回路基板若しくは基板材又は口金で構成されていてモールドレスである。また、LEDへの電力供給を予めの時間設定に応じて制御可能な電力供給制御手段が回路基板に設けられていてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode,発光ダイオード)を光源としたLEDランプの技術に関する。
近年、LEDを光源としたLEDランプが普及し、様々な分野・用途において従来使用されてきた電球や蛍光灯に置き換わる形でその利用が進んでいる。例えば、車載用途においても、従来の自動車用電球に代えて、より低消費電力であってより長寿命の車載用LEDランプが広く使用されている。
この車載用LEDランプについて、本願発明者等は、特許文献1に開示されているように、タイマカウント手段を備えていてバッテリ上がりを防止可能な、車載用の標準ランプとの互換性を有する車載用LEDランプを開発している。
また、特許文献2には、車載用の前照灯であるが、高温時の安全性を確保しながらも低温時の誤判定の発生を抑えられる車載用照明器具4が開示されている。この照明器具4は、発光ダイオードアレイLDの光を所定方向へ配光する反射板41及びレンズ42と、発光ダイオードアレイLDが固定された放熱板43と、上記各部を収納したハウジング40と、回路部品を実装したプリント配線板を収納したケース10とを備えている。
ここで、このケース10に収納されたプリント配線板は、発光ダイオードアレイLDに変換直流電力を出力する直流電源回路2と、温度を検出する温度検出素子Rsと、直流電源回路2の出力電圧Voutを検出する出力電圧検出回路34と、検出された出力電圧Voutが上限電圧以上となったときに直流電源回路2の出力電流Ioutを減少させ、さらに温度検出素子Rsの出力から推定される発光ダイオードアレイLDの温度が高いほどこの上限電圧をより低く設定する制御回路30とを有している。
特開2010−21124号公報 特開2015−50061号公報
上述したように様々な分野・用途に適用されているLEDランプに対し、現在、製造コストをより抑えることが強く望まれている。さらに、このように製造コストを抑制しつつも、将来的に更なる機能が付与可能であることもより好ましいとされている。このような要望に応えるためには、LEDランプ内に、LEDを単純に発動させる以上の機能を付与するための回路を設けるスペースが必要となる。
ところが、通常、LEDランプの大きさや取り付け部の形状及び寸法は、多くの分野・用途において日本工業規格(JIS)等の所定の規格で規定されており、自由に回路を設けるスペースを増設することは困難である。例えば、特許文献2に記載されたプリント配線板を収納したケース10は、あくまで照明器具のハウジング40の下側に固定されており、このように新たな機能制御部を搭載したプリント配線板をハウジング40内のLEDランプの中に収めることは明らかに不可能である。
そこで、本発明は、製造が容易であって製造コストが抑制されながら、目的の機能を付与するための回路を設けるスペースを確保し易い、所定規格に適合したLEDランプを提供することを目的とする。
本発明によれば、所定の規格に準拠したLED(Light Emitting Diode)ランプであって、
回路基板と、
当該回路基板に又はその近傍に設けられた少なくとも1つのLEDと、
当該回路基板に設けられた、当該LEDに供給される電力を調整する電力調整手段と、
当該所定の規格に対応した取り付け箇所に前記LEDランプを取り付けるための少なくとも1つの取り付け部と
を有し、
本LEDランプは全体を覆うケースを有さず、当該LEDはランプ外から見て露出しているか又はレンズ材若しくはLEDカバー材のみに覆われており、
当該取り付け部を含めた本LEDランプの本体は、当該回路基板若しくは基板材、又は当該回路基板若しくは基板材及び口金で構成されていてモールドレスである
ことを特徴とするLEDランプが提供される。
この本発明によるLEDランプの一実施形態として、当該回路基板に、当該LEDへの電力供給を予めの時間設定に応じて制御可能な電力供給制御手段が更に設けられていることも好ましい。
また、本発明によるLEDランプの他の実施形態として、当該回路基板に、LEDランプを当該取り付け箇所に取り付ける際の向きの自由度を確保するためのブリッジ手段が更に設けられていることも好ましい。
さらに、本発明によるLEDランプの更なる他の実施形態として、当該回路基板に、複数のグループに分けられる複数の当該LEDが設置されており、
当該回路基板に、当該クループに属する当該LEDへの電力供給を、当該グループ毎に独立して制御可能な電力供給制御手段が更に設けられていることも好ましい。
また、この複数のLEDを設けた実施形態において、複数のグループのうちの少なくとも1つは主に赤色光を放射するLEDを含み、他の少なくとも1つは主に緑色光を放射するLEDを含み、更に他の少なくとも1つは主に青色光を放射するLEDを含むことも好ましい。また、複数のグループのうちの少なくとも1つは主に紫外線を放射するLEDを含むことも好ましい。
さらに、本発明によるLEDランプの更なる他の実施形態として、当該回路基板に、当該LEDに印加される印加電圧を検出する電圧検出手段が更に設けられており、
当該回路基板に、当該印加電圧に係る値に応じて、当該LEDが所定パターンの発光動作を示すように当該LEDへの電力供給を制御可能な電力供給制御手段が更に設けられていることも好ましい。
また、本発明によるLEDランプの更なる他の実施形態として、当該回路基板に又はその近傍に、赤外線センサ、煙センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、温度センサ、湿度センサ及び気圧センサのうちの少なくとも1つを含むセンサ部が更に設けられており、
当該回路基板に、当該センサ部から出力されるセンサ信号に基づいて、当該LEDが当該センサ信号に応じた発光動作を行うための指示信号を生成するセンサ出力処理手段が更に設けられており、
当該回路基板に、当該LEDが当該指示信号に応じた所定パターンの発光動作を示すように、当該指示信号に基づいて当該LEDへの電力供給を制御可能な電力供給制御手段が更に設けられていることも好ましい。
さらに、本発明によるLEDランプの更なる他の実施形態として、当該回路基板に又はその近傍に、赤外線センサ、煙センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、温度センサ、湿度センサ及び気圧センサのうちの少なくとも1つを含むセンサ部が更に設けられており、
当該回路基板に、当該センサ部から出力されるセンサ信号に基づいて、当該LEDが当該センサ信号に応じた発光動作を行うための指示信号を生成するセンサ出力処理手段が更に設けられており、
当該回路基板に、当該指示信号に応じた変調を施された放射光であって外部の光受信装置によって復調可能な放射光を当該LEDが放射するように、当該指示信号に基づいて当該LEDへの電力供給を制御可能な電力供給制御手段が更に設けられていることも好ましい。
また、本発明によるLEDランプの更なる他の実施形態として、当該回路基板に、当該LEDへの電力供給を予めの時間設定に応じて制御可能な電力供給制御手段が更に設けられており、当該回路基板に、当該電力供給制御手段に対し過大な電圧が印加されるのを抑制するための過電圧制限手段が更に設けられていることも好ましい。さらに、当該回路基板に、当該LEDへの電力供給を予めの時間設定に応じて制御可能な電力供給制御手段としてのマイコンが更に設けられており、当該回路基板に、このマイコンに対しプログラミングを実施するためのパターンが、ランプ外から見て露出して又は除去可能な被覆物で被覆されて設けられていることも好ましい。
さらに、本発明によるLEDランプの更なる他の実施形態として、当該LEDは、光軸が略基板面内方向となる形で、当該回路基板における表側の基板面の端部及び裏側の基板面の端部のそれぞれに設置されており、当該両端部を見た場合に、設置された当該LED又は当該LEDを覆うカバーは、基板面内の一方向について互いに一部が重畳していることも好ましい。
また、本発明によるLEDランプの更なる他の実施形態として、当該取り付け部は、当該回路基板に対し、当該回路基板の基板面と平行にならないように別の基板を嵌めて又は結合させて形成されていることも好ましい。
さらに、本発明によるLEDランプの更なる他の実施形態として、当該取り付け部は当該回路基板を含み、該取り付け部の回路基板上に、当該取り付け箇所から該取り付け部が容易に外れることを防止するための、複数の半田部が形成されていることも好ましい。
また、本発明によるLEDランプの更なる他の実施形態として、当該回路基板は、少なくとも2つの基板が樹脂で張り付けられた積層構造を有することも好ましい。
本発明によれば、製造が容易であって製造コストが抑制されながら、更なる機能を付加し易い、所定規格に適合したLEDランプが提供される。
本発明によるLEDランプの第1の実施形態を示す模式図である。 本発明によるLEDランプの第2の実施形態を示す模式図である。 第2の実施形態の車載用LEDランプにおける取り付け部の具体例を示す模式図である。 本発明によるLEDランプの第3の実施形態を示す模式図である。 本発明に係る回路基板に実装されるLED制御回路の第1例及び第2例を概略的に示す回路図である。 図5(A)のLED制御回路を備えたLEDランプにおけるLED発光動作制御の一実施例を概略的に示すフローチャートである。 本発明に係る回路基板に実装されるLED制御回路の第3例及び第4例を概略的に示す回路図である。 本発明に係る回路基板に実装されるLED制御回路の第5例を概略的に示す回路図である。 本発明に係る回路基板に実装されるLED制御回路の第6例を概略的に示す回路図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面において、同一の構成要素は、同一の参照番号を用いて示される。また、図面中の構成要素内及び構成要素間の寸法比は、図面の見易さのため、それぞれ任意となっている。
最初に、本発明によるLED(Light Emitting Diode)ランプは、「所定の規格」に準拠したLEDランプであり、
(A)回路基板と、
(B)当該回路基板に又はその近傍に設けられた少なくとも1つのLEDと、
(C)当該回路基板に設けられた、当該LEDに供給される電力を調整する電力調整手段と、
(D)「所定の規格」に対応した取り付け箇所に前記LEDランプを取り付けるための少なくとも1つの取り付け部と
を有している。
また、本LEDランプは全体を覆うケースを有さず、上記(B)のLEDはランプ外から見て露出しているか又はレンズ材若しくはLEDカバー材のみに覆われており、さらに、上記(D)の取り付け部を含めたLEDランプの本体は、当該回路基板若しくは基板材又は口金で構成されていて「モールドレス」であることを特徴としている。さらに、取り付け部に、電極としてのリードも設けられていないことも好ましい。
ここで、「モールドレス」とは、上記(D)の取り付け部が、製造コストが高く準備の手間もかかる樹脂・プラスチック成型金型や鋳型を用いて形成されたものではないことを意味する。
また、「所定の規格」としては、本LEDランプが一実施形態として車載用LEDランプである場合、例えば日本工業規格(JIS)のJIS C7506−1(自動車用電球類−第1部:寸法,電気的・光学的初特性)が適用されてもよい。さらに、「所定の規格」として、ウェッジ(差し込み)タイプ口金の規格(W2×4.6d,W2.1×9.5d,W3×16q,BA7s,BA9s,BA15s,BAU15s,BA15d,BAY15d,BA20d,B22d,G4,P15d,P15s,P28s,BA15s等)や、回し込みタイプ口金の規格(E10,E11,E12,E17,E26,E39等)、さらには両口金の規格(S7/7.5,S8.5/8.5)が採用されることも可能である。また、自動車用電球の「所定の規格」として、T5,T10(T10×31、T10×37等,A12V8WC,A12V10WC,A24V10WC等)、T13,T16、T20,T10WB、T16WB、T17WB、G14、G18、S25等、種々の規格が採用されてもよい。
さらに、ランプを取り付ける側である口金の勘合部やソケットの受金等も、例えばJIS C7709−1に準拠したものが使用されており、本発明によるLEDランプは、このような所定規格に準拠した取り付け位置に取り付け可能となっていてもよい。
ちなみに、以上に述べた規格の名称の数値は、規定される寸法を示している。例えば、「T10WB」の10は、筒形部の直径が10mmであることを示しており、「T10×31」の10及び31はそれぞれ、筒形部の直径が10mmであって全長が31mmであることを示している。さらに、「G14/BA9s」の14及び9はそれぞれ、管球直径最大値が14mmであって口金(差し込み部)の直径が9mmであることを示している。
本発明によるLEDランプは、準拠する「所定の規格」における上述したような寸法範囲内に収まるように、上記(A)の回路基板について、その大きさ及びランプ内での位置を決定していることも好ましい。
以上説明したように、本発明によるLEDランプは、その取り付け部において通常多用されるモールド(金型)を使用しない「モールドレス」であり、また、通常設けられる全体を覆うカバーも有していない。結局、取り付け部を含めたランプ本体の構成要素が、回路基板(若しくは基板材)のみ、又は回路基板(若しくは基板材)及び口金のみであるので、製造が容易であって製造コストが大幅に抑制可能となる。
さらに、本発明によるLEDランプは、「所定の規格」に適合しており、上述したような寸法の限定された状況にありながら、回路基板を主要構成要素として採用しているので、回路を展開するスペースを十分に広くとることができる。その結果、LEDを単純に発動させる以上の更なる機能を付加し易くなっている。実際、後述するような従来存在しなかった新たな機能を、LEDランプ内に仕込むことも可能となっているのである。
ちなみに、本発明によるLEDランプは当然に、車載用に限定されるものではない。「所定の規格」としてJIS等で規定された規格を有するランプであるならば、種々の製品分野のLEDランプが本発明に該当し得る。
[第1の実施形態]
図1は、本発明によるLEDランプの第1の実施形態を示す模式図である。ここで、図1(A)には、LED31の配置された表側の回路基板面を表した正面図が示され、図1(B)には背面図が示され、図1(C)には底面図が示されている。
なお、以下の図1〜4においては、説明の便宜のため、LEDランプに対し、回路基板面がxy面に平行となるようにxyz座標系を採用している。また、図1、2及び4における回路基板は、その配線パターンが省略されて表されている。これらの回路基板において実現するLED制御回路の例は、後に図5,7〜9を用いて詳細に説明される。
図1(A)〜(C)に示した本実施形態の車載用LEDランプ1Aは、所定規格として例えば、ウェッジ型のT10WB及び取り付け部(口金相当部)のW2.1×9.5dに準拠した寸法を有している。
この車載用LEDランプ1Aは、両面プリント基板である回路基板21における表側の回路基板面に設けられた少なくとも1つ(図1では2つ)のLED31と、回路基板21の裏側の回路基板面に設けられた、LED31に供給される電力を調整する電力調整手段としての(図5,7〜9に示された)LED電流調整部71又は72〜74と、この回路基板21の裏側の回路基板面に形成されたLED制御回路を被覆する被覆樹脂91と、上述したような所定の規格に対応した取り付け箇所に車載用LEDランプ1Aを取り付けるための少なくとも1つ(図1では1つ)の取り付け部211とを有している。
また、この取り付け部211は、取り付け用基板22を、回路基板21の回路基板面と平行にならないように回路基板21へ嵌めて又は結合させて形成されている。具体的に図1(A)〜(C)では、回路基板21において(同図における)右端からマイナスx方向に伸長した切れ込み部を形成し、この切れ込み部に、T字型の取り付け用基板22を互いの基板面が直交する形で嵌め込む(差し込む)ことによって取り付け部211を構成している。これにより、取り付け部211は、回路基板21からプラスz方向及びマイナスz方向のそれぞれに伸長した(取り付け用基板22の一部である)2つの突出部を有する形となっている。
このような2つの突出部が存在することによって、車載用LEDランプ1Aを車内の所定規格に対応した差し込み口に差し込む際、その差し込みの程度・度合いが明確となり、さらに差し込んだ状態が安定するのである。なお、この突出部における差し込み口に向かう側の面は、図1(C)に示すように、回路基板面に対する垂直方向から若干傾斜していることも好ましい。また、同じく図1(C)に示すように、角がとれてアールが形成されていることも好ましい。これにより、差し込み口周辺の物の配置状況に邪魔されることなく差し込みが容易となるのである。
ここで、図1(C)に示すように、取り付け用基板22が固定用パッド222を有し、取り付け用基板22と回路基板21とは、この固定用パッド222と回路基板21の(図示していない)配線パターンとを固定半田212で固着することによって固定されることも好ましい。この場合、特別の冶具や器具・部材を用いることなく、回路形成に通常使用される半田付け手段及び半田材によって取り付け部211を形成することができるので、製造がより容易になり、製造コストも抑えることが可能となる。
ちなみに、取り付け用基板22は、回路基板21と同種の基板とすることができ、例えば1つの回路基板から回路基板21とは別に切り出された一部であってもよい。この場合、取り付け部211を形成するための主要材料として1つの回路基板のみを準備すればよく、特別な部材を用意する場合に比べて製造コストが大幅に抑えられる。なお、突出部を有する取り付け部211の形成方法は当然、上述したものに限定されるものではない。例えば、回路基板21に貫通穴を設け、縦長の取り付け用基板22’をこの貫通穴に通して突出部とするような形成方法も採用可能である。
また、車載用LEDランプ1Aは全体を覆うケースを有していない。その結果、LED31は、ランプ1A外から見て露出しているか、又はレンズ材若しくはLEDカバー材のみに覆われている(図1(A)及び(C)では露出している)。このように、車載用LEDランプ1Aは、モールドレスであってランプ全体を覆うカバーも有しておらず、取り付け部211を含めたランプ本体の構成要素を、基板(回路基板21,取り付け用基板22)のみとしている。その結果、製造が容易であって製造コストが大幅に抑制可能となる。ここで、ランプ本体とは、ランプの構成物から回路部品、半田、被覆物等を除いた骨組み相当部位を指す。
さらに、車載用LEDランプ1Aは、所定規格(例えばT10WB,W2.1×9.5)に適合しており、このような寸法の限定された状況にありながら、回路基板21を主要構成要素として採用しているので、LED制御回路を展開するスペースを十分に広くとることができる。その結果、LEDを単純に発動させる以上の更なる機能を付加し易くなっている。実際、後に図5,7〜9を用いて説明するようなLED制御回路を、ランプ1A内に展開することが可能となっているのである。
[第2の実施形態]
図2は、本発明によるLEDランプの第2の実施形態を示す模式図である。ここで、図2(A)には正面図が示され、図2(B)には底面図が示され、図2(C)には左側面図が示されている。
図2(A)〜(C)に示した本実施形態の車載用LEDランプ1Bは、所定規格として例えば、上述した車載用LEDランプ1Aと同じく、ウェッジ型のT10WB及び取り付け部(口金相当部)のW2.1×9.5dに準拠した寸法を有している。
この車載用LEDランプ1Bは、両面プリント基板である回路基板23における両回路基板面のそれぞれに設けられ、マイナスx側の基板端面からマイナスx方向に突出した発光部を有する2つのLED32と、回路基板23のいずれかの回路基板面又は両回路基板面に設けられた、LED32に供給される電力を調整する電力調整手段としての(図5,7〜9に示された)LED電流調整部71又は72〜74と、この回路基板23の両回路基板面に形成されたLED制御回路を被覆する被覆樹脂92と、上述したような所定の規格に対応した取り付け箇所に車載用LEDランプ1Bを取り付けるための少なくとも1つ(図2では1つ)の取り付け部231とを有している。
また、この取り付け部231は、取り付け用基板24を、回路基板23の回路基板面と平行にならないように回路基板23へ嵌めて又は結合させて形成されている。具体的に図2(A)〜(C)では図1(A)〜(C)と同じく、回路基板23において(同図における)右端からマイナスx方向に伸長した切れ込み部を形成し、この切れ込み部に、T字型の取り付け用基板24を互いの(回路)基板面が直交する形で嵌め込む(差し込む)ことによって取り付け部231を構成している。これにより、取り付け部231は、回路基板23からプラスz方向及びマイナスz方向のそれぞれに伸長した(取り付け用基板24の一部である)2つの突出部を有する形となっている。
このような2つの突出部が存在することによって、車載用LEDランプ1Bを車内の所定規格に対応した差し込み口に差し込む際、その差し込みの程度・度合いが明確となり、さらに差し込んだ状態が安定するのである。なお、この突出部における差し込み口に向かう側の面は、図2(C)に示すように、回路基板面に対する垂直方向から若干傾斜していることも好ましい。また、同じく図2(C)に示すように、角がとれてアールが形成されていることも好ましい。これにより、差し込み口周辺の物の配置状況に邪魔されることなく差し込みが容易となるのである。
ここで、図2(B)に示すように、取り付け用基板24と回路基板23とは、取り付け用基板24に設けられた固定用パッドと回路基板23の(図示していない)配線パターンとを固定半田232で固着することによって固定されることも好ましい。この場合、特別の冶具や器具・部材を用いることなく、回路形成に通常使用される半田付け手段及び半田材によって取り付け部231を形成することができるので、製造がより容易になり、製造コストも抑えることが可能となる。
ちなみに、取り付け用基板24は、回路基板23と同種の基板とすることができ、例えば1つの回路基板から回路基板23とは別に切り出された一部であってもよい。この場合、取り付け部231を形成するための主要材料として1つの回路基板のみを準備すればよく、特別な部材を用意する場合に比べて製造コストが大幅に抑えられる。なお、突出部を有する取り付け部231の形成方法は当然、上述したものに限定されるものではない。例えば、回路基板23に貫通穴を設け、縦長の取り付け用基板24’をこの貫通穴に通して突出部とするような形成方法も採用可能である。
また、車載用LEDランプ1Bも全体を覆うケースを有していない。その結果、LED32は、ランプ1B外から見て露出しているか、又はレンズ材若しくはLEDカバー材のみに覆われている(図2(A)〜(C)では透光性を有するLEDレンズケースでのみ覆われている)。このように、車載用LEDランプ1Bは、モールドレスであってランプ全体を覆うカバーも有しておらず、取り付け部231を含めたランプ本体の構成要素を、基板(回路基板23,取り付け用基板24)のみとしている。その結果、製造が容易であって製造コストが大幅に抑制可能となる。
さらに、車載用LEDランプ1Bは、所定規格(例えばT10WB,W2.1×9.5)に適合しており、このような寸法の限定された状況にありながら、回路基板23を主要構成要素として採用しているので、LED制御回路を展開するスペースを十分に広くとることができる。その結果、LEDを単純に発動させる以上の更なる機能を付加し易くなっている。実際、後に図5,7〜9を用いて説明するようなLED制御回路を、ランプ1B内に展開することが可能となっているのである。
さらにまた、図2(C)に示すように、2つのLED32は、光軸が略基板面内方向(図2(C)ではx軸方向)となる形で、回路基板23における表側の回路基板面のマイナスx側の端部及び裏側の回路基板面のマイナスx側の端部のそれぞれに設置されている。また、2つの(LED32を覆っている)LEDレンズケース321の設置範囲は、回路基板面(xy面)内の当該光軸に直交する方向(図2(C)ではy軸方向)に関して互いに一部が重畳している。
具体的には、(LED32を含む)LEDレンズケース321の(y軸方向での)直径をDLとし、回路基板のy軸方向での幅をWSとすると、
(1) 2・DL > WS
であって、本来、2つのLED32をy軸方向に単純に並べると回路基板23からはみ出てしまう。これに対し、図2(C)に示すように、2つのLEDレンズケース321がy軸方向においてVだけ重畳することによって、ともに回路基板23の幅WS内に収まることが可能となるのである。
図3は、第2の実施形態である車載用LEDランプ1Bの取り付け部231の具体例を示す模式図である。ここで、図3(A)には、表側の回路基板面の現れた正面図が示され、図3(B)には底面図が示されている。ちなみに、以下に説明するような取り付け部の構成は、第1の実施形態である車載用LEDランプ1Aの取り付け部211でも採用可能となっている。
図3(A)及び(B)によれば、車載用LEDランプ1Bの取り付け部231となっている回路基板23の表側の回路基板面には、
(a)配線パターン232に電気的に接続された電極半田41と、
(b)x軸方向において互いに所定間隔をもって配置された2つの嵌め込み半田236と
が、取り付け用基板24を間に挟んで設けられている。
ここで、本実施形態では、回路基板23は、それぞれに配線パターン232を有する両面回路基板であり、回路基板23の裏側の回路基板面にも、上記(a)及び(b)と同様の電極半田41及び嵌め込み半田236が設けられていて、取り付け部231は、x軸周りの自転について概ね回転対称をなしている。また、配線パターン232は、両回路基板面において、電極半田41及び嵌め込み半田236以外の部分をレジスト238で被覆されていることも好ましい。
一方、同じく図3(A)及び(B)には、この取り付け部231の差し込まれる差し込み口Saが示されている。差し込み口Saは、
(c)車載用LEDランプ1Bの表裏の各々に設けられた電極半田41と接触して電気的に接続可能な位置に配置された2つの電極板Deと、
(d)車載用LEDランプ1Bの表裏の各々に設けられた2つの嵌め込み半田236の間となる位置に盛り上がり部Dpがくるように配置された2つの電極板De’と
を有し、所定規格(例えばW2.1×9.5d)に対応した構成寸法を有している。
以上に述べたような構成によって、取り付け部231を差し込み口Saに差し込んで車載用LEDランプ1Bを取り付けた際、車載用LEDランプ1Bは、
(e)互いに接触し電気的に接続した電極板De及び電極半田41の2組を介して電力の供給を受けることができる。また、
(f)電極板De’の盛り上がり部Dpが2つの嵌め込み半田236の間に嵌まり込むことによって、取り付け部231が差し込み口Saに安定的に固定され、差し込み口Saから容易に外れることが防止される。
ちなみに、以上に述べた取り付け部231の構成は、特別の冶具や器具・部材を用いることなく、回路形成に通常使用される半田付け手段及び半田材によって実現することができるので、製造がより容易になり、製造コストも抑えることが可能となる。
[第3の実施形態]
図4は、本発明によるLEDランプの第3の実施形態を示す模式図である。ここで、図4(A)には、LED33の配置された表側の回路基板面を表した正面図が示され、図4(B)には背面図が示され、図4(C)には底面図が示されている。
図4(A)〜(C)に示した本実施形態の車載用LEDランプ1Cは、所定規格として例えば、両口金型のT10×31及び口金部のS8.5/8.5に準拠した寸法を有している。
この車載用LEDランプ1Cは、両面プリント基板である回路基板25aの表側の回路基板面に設けられた少なくとも1つ(図4では2つ)のLED33と、回路基板25aの裏側の回路基板面に設けられた、LED33に供給される電力を調整する電力調整手段としての(図5,7〜9に示された)LED電流調整部71又は72〜74と、レジスト材をもって回路基板25aと張り合わされた追加基板25bと、所定規格(例えばS8.5/8.5)に準拠した少なくとも1つ(図4では2つ)の口金251とを有している。
ここで、回路基板25aと追加基板25bとを接着している上述したレジスト材は、上記の電力調整手段を含むLED制御回路を被覆してもおり、固着兼被覆用のレジスト層252をなしている。変更態様として、追加基板25bが片面又は両面のプリント回路基板であって、その回路基板面に回路が形成されていることも好ましい。この場合、回路基板25aと追加基板25bとの間の配線を形成するためにビアや線材が用いられてもよい。
また、口金251は、上述したような所定規格に対応した取り付け箇所に車載用LEDランプ1Cを取り付けるための取り付け部となっている。この口金251と、回路基板25a及び追加基板25bとは、口金251と両基板25a及び25bの(図示していない)配線パターンとを固定半田253で固着することによって固定されることも好ましい。この場合、特別の冶具や器具・部材を用いることなく、回路形成に通常使用される半田付け手段及び半田材によって取り付け部を形成することができるので、製造がより容易になり、製造コストも抑えることが可能となる。
以上説明したように、車載用LEDランプ1Cの回路基板は、少なくとも2つの基板が樹脂で張り付けられた積層構造を有することも好ましい。これにより、ランプ胴体部におけるz軸方向の厚みが確保されて口金251がより安定して固着され、さらに、ランプ1Cの機械的強度も向上するのである。
また、車載用LEDランプ1Cは全体を覆うケースを有していない。その結果、LED33は、ランプ1C外から見て露出しているか、又はレンズ材若しくはLEDカバー材のみに覆われている(図4(A)及び(C)では露出している)。このように、取り付け部を含め車載用LEDランプ1Cは、モールドレスであってランプ全体を覆うカバーも有しておらず、ランプ本体の構成要素を、基板(回路基板25a,追加基板25b)及び口金251のみとしている。その結果、製造が容易であって製造コストが大幅に抑制可能となる。
さらに、車載用LEDランプ1Cは、所定規格(例えばT10×31,S8.5/8.5)に適合しており、このような寸法の限定された状況にありながら、回路基板25aを主要構成要素として採用しているので、LED制御回路を展開するスペースを十分に広くとることができる。また、追加基板25bを片面又は両面のプリント回路基板とすれば、そのスペースをより広げることも可能となる。このように、車載用LEDランプ1Cでは、LEDを単純に発動させる以上の更なる機能を付加し易くなっており、実際、後に図5,7〜9を用いて説明するようなLED制御回路を、ランプ1C内に展開することも可能となっているのである。
以上、本発明によるLEDランプの第1〜第3の実施形態を説明したが、当然、これらの実施形態以外にも種々の形態が実施可能である。例えば、G14/BA9sといった差し込み口金の電球についての規格に準拠した実施形態を、取り付け部に回路基板(若しくは基板材)又は口金を用いて実施することもできるのである。
[第1、第2の回路例]
図5は、本発明に係る回路基板に実装されるLED制御回路の第1例及び第2例を概略的に示す回路図である。ちなみに、以下、図5、7〜9に示されるLED制御回路は、上述した第1、第2及び第3の実施形態のいずれのLEDランプにおいても実装され得るものであり、また、本発明によるその他の実施形態のLEDランプにおいても適用可能なものである。
最初に、図5(A)に示した回路の第1例では、正(プラス)極である電極4aと、GND(グラウンド)極(又は負極)である電極4bとを介し、例えば車載バッテリ等による直流電源から電力が取り入れられる形となっている。また、これら電極4a及び4bの間には、LED3と、電力調整手段としてのLED電流調整部71とが直列に配置され、さらに、過電圧制限部51と、電力供給制御部6とが同じく直列に配置されている。
LED電流調整部71は、例えばトランジスタ711及び抵抗712を用いた定電流回路を含み、電力供給制御部6から出力される制御信号に応じ、LED3に供給される直流電流を調整する。具体的には例えば、トランジスタ711のベースを電力供給制御部6の出力(例えば後述するワンチップマイコンの出力)に接続し、コレクタをLED3に接続し、また、エミッタを抵抗712の一方に接続し、さらに、抵抗712の他方を電極4bに接続した回路を含むものとすることができる。この場合、LED電流調整部71は、電源電圧が変動した際にも、電力供給制御部6からの制御信号に応じた定電流をLED3に供給し、LED3の発光動作を安定させることができる。
過電圧制限部51は、例えば抵抗を含み、例えば数十ボルトに達するパルス等の外来ノイズを低減させ、電力供給制御部6を保護する役割を果たす。特に、後述する電圧制御部52に対し過大な電圧が印加されるのを抑制し、この電圧制御部52の過電圧による破壊を防止する。
電力供給制御部6は、LED3への電力供給を予めの設定、例えば時間設定に応じて制御可能な電力供給の制御手段であって、具体的には、例えば電圧制御部52及びマイコン部61を含み、マイコン部61に搭載されたプログラムによる指示に応じた制御信号をLED電流調整部71へ出力し、LED3の発光動作を制御する。ここで、電圧制御部52は、例えば公知の定電圧素子を含み、この定電圧素子の入力を電極4aに接続し、GNDを電極4bに接続して、その出力電圧をマイコン部61に供給するものとすることができる。
また、マイコン部61は、例えば公知のワンチップマイコンを用いて構成することができる。このワンチップマイコンは、例えば、電圧制御部52からの出力電圧を受け取る端子、GND端子、ライタによるプログラム書き込み用の書き込み端子、及びLED電流調整部71に制御信号を出力する出力端子を有している。具体的に、ワンチップマイコンは、書き込み端子を介して書き込まれたプログラムを発動させてこのプログラムの処理に応じた制御信号を出力し、LED3に対して、このプログラム内容に従った発光動作を行わせることを可能にする。
次いで、図5(B)に示した回路の第2例は、
(a)直列した2つのLED3a及び3bが設けられており、さらに、
(b)LEDランプを取り付け箇所に取り付ける際の向きの自由度を確保するためのブリッジ手段としてのタイオードブリッジ部53が設けられている
ことを特徴とし、それ以外では、図5(A)に示した第1回路例と同様の構成を有している。ここで、上記(a)に示すように、本発明によるLEDランプにおいては、直列に配置した複数のLEDを設けることによって、発光量や消費電力を所望範囲内に設定・調整することも好ましい。
また、上記(b)のタイオードブリッジ部53は、例えば公知のダイオードブリッジを含み、回路上における電極4a及び4bの直後(回路基板上では電極半田41(図3)や口金251(図4)の直後)に設けられた供給電力仲介部である。具体的には例えば、このダイオードブリッジの一方の交流入力を電極4aに接続し、他方の交流入力を電極4bに接続し、さらに、このダイオードブリッジのプラス出力を本LED制御回路のプラス側に、マイナス出力をマイナス側(GND側)に接続した回路を含むものとすることができる。これにより、常に、回路のプラス側に正電圧を印加可能となる。その結果、所定の極性を有する取り付け側電極を備えた取り付け箇所に対し、LEDランプを取り付ける際、取り付け向きに留意することなく簡単に取り付けを行うことができるのである。
図6は、図5(A)のLED制御回路を備えたLEDランプにおけるLED発光動作制御の一実施例を概略的に示すフローチャートである。ちなみに、本実施例は、電力供給制御手段としてのマイコン部61(ワンチップマイコン)が、LED3への電力供給を、プログラムにおける(予めの設定としての)時間設定に応じて制御するものである。なお、本実施例は、図5(B)や後に説明する図7〜9のLED制御回路を備えたLEDランプにおいても同様に実施可能である。
(S101)LEDランプに電力が供給され、マイコン部61(ワンチップマイコン)に搭載されたプログラムが、初期設定を行う。
(S102)本プログラムは、所定のタイマ時間ΔTOFFを設定する。
(S103)本プログラムは、オン(ON)制御信号をLED電流調整部71へ出力し、LED3への電力供給をONにして計時(タイムカウント)を開始する、又は継続してON状態を維持し計時を継続する。
(S104)本プログラムは、タイムアップしたか否か、すなわち計時開始時点から見て設定されたタイマ時間ΔTOFFが経過したか否かを判定する。ここで偽の判定(まだタイムアップしていないとの判定)を行った際、ステップS103に戻り、その後再度本ステップS104を繰り返す。
(S105)一方、ステップS104で真の判定(タイムアップしたとの判定)を行った際、本プログラムは、LED3への電力供給をオフ(OFF)にする。
(S106)本プログラムは、OFF制御信号をLED電流調整部71へ出力し、LED3への電力供給をオフした後、マイコン部61(ワンチップマイコン)のクロックを停止させ、又はより低速に設定し、消費電力を最小限にする。
本プログラムによる以上に説明した処理によって、LEDランプは、点灯した時点から設定された所定時間(ΔTOFF)の経過後、自動的に消灯される。また、電力供給制御手段の電力消費もゼロにされるか大幅に抑制される。これにより、例えばLEDランプが車載用ルームランプである場合に、長時間にわたりランプスイッチを切り忘れてしまったり、気づかずに半ドア状態を継続してしまったりしたとしても、長時間の点灯を原因としたバッテリ上がりを防止し、さらに節電にも貢献することができる。
特に、以上に説明したLED制御処理を実施可能なマイコン部61を内蔵したLEDランプによれば、高性能の車載用ECU(Electronic Control Unit)を搭載していない例えば一般大衆車においても、タイマカウント・LED自動消灯サービスを簡便・手軽に提供することが可能となる。ちなみに、ECUを利用して上記のサービスを提供する場合、ドアスイッチ、イグニッションスイッチや電圧センサ等からの情報を必要とし、ルームランプ、マップランプや、カーテシーランプ等の複数の負荷に対し、プログラムに基づいて複雑な制御を行うことになる。
[第3、第4の回路例]
図7は、本発明に係る回路基板に実装されるLED制御回路の第3例及び第4例を概略的に示す回路図である。
最初に、図7(A)に示した回路の第3例は、
(a)LEDランプを取り付け箇所に取り付ける際の向きの自由度を確保するためのブリッジ手段としてのタイオードブリッジ部53が設けられており、また、
(b)LED3に印加される印加電圧を検出する電圧検出部54が設けられており、
(c)電力供給制御手段として設けられたマイコン部62は、上記(b)で検出された印加電圧に係る値に応じて、LED3が所定パターンの発光動作を示すようにLED3への電力供給を制御する
ことを特徴とし、それ以外では、図5(A)に示した第1回路例と同様の構成を有している。ここで、上記(a)のタイオードブリッジ部53は、第2回路例(図5(B))の同名機能部と同じ手段とすることができる。
また、上記(b)の電圧検出部54は、例えば公知の電圧測定回路を含み、さらに、
(b1)測定された電圧値が所定の閾値以上であるか否かを判定し、その判定結果を示す判定信号をマイコン部62に出力するか、または、
(b2)測定された電圧値を規格化した値を電圧値信号としてマイコン部62に出力する
出力信号生成回路を有している。ちなみに、電圧検出部54(電圧測定回路)は、回路のプラス側とマイナス側(GND側)との間に設けられる。
上記(c)のマイコン部62は、マイコン部61と同様、例えば公知のワンチップマイコンを用いて構成することができる。マイコン部62は、予め所定の信号(例えば電圧値が所定の閾値未満であるとの判定信号)を入力した場合に、LED3が所定の発光動作(例えば所定のパターンで点滅する動作)を行うような制御信号を出力するようにプログラムされており、電圧検出部54からの制御信号を受けてそれに対応する制御信号を出力する。
以上説明した第3回路例を有するLEDランプによれば、例えば、電源の電圧低下等の異常を、ランプの発光動作によってユーザに通知することができる。例えばLEDランプが車載用ルームランプである場合に、このルームランプが点灯中か否かにかかわらず、車載バッテリの故障による供給電圧の低下を検知し、通常の点灯とは異なる所定の発光動作をもって搭乗者に通知することも可能となるのである。ここで、この所定の発光動作として、例えば、光の点滅や、光の強度(照度)における強弱(高低)の繰り返し等を採用することができる。また、後に詳細に説明する第6回路例(図9)のRGB-LED系を本第3回路例に適用し、発光色を所定のパターンで変化させる動作を採用してもよい。
特に、以上に説明したLED制御処理を実施可能なマイコン部62を内蔵したLEDランプによれば、高性能の車載用ECUを搭載していない例えば一般大衆車においても、車載バッテリ監視サービスを簡便・手軽に提供することが可能となる。
次いで、図7(B)に示した回路の第4例は、上述した第3回路例(図7(A))において、電圧制御部54及びマイコン部62に代えて、
(a)赤外線センサ、煙センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、温度センサ、湿度センサ及び気圧センサのうちの少なくとも1つを含むセンサ部8と、
(b)センサ部8から出力されるセンサ信号に基づいて、LED3がこのセンサ信号に応じた発光動作を行うための指示信号を生成するセンサ出力処理部81と、
(c)LED3がこの指示信号に応じた所定パターンの発光動作を示すように、この指示信号に基づいてLED3への電力供給を制御するマイコン部63と
を備えたものとなっている。
ここで、上記(a)のセンサ部8に含まれるセンサは、LEDランプの回路基板上に収まるサイズ、又はその近傍であってLEDランプの範囲内に収まるサイズを有する公知のものを使用することができる。また、上記(b)のセンサ出力処理部81は、入力したセンサ信号を規格化されたセンサ値に変換し、さらに、
(b1)このセンサ値が所定の閾値以上であるか否かを判定し、その判定結果を示す判定結果指示信号をマイコン部63に出力するか、または、
(b2)このセンサ値をセンサ値指示信号としてマイコン部63に出力する
出力信号生成回路を有している。
上記(c)のマイコン部63は、マイコン部61と同様、例えば公知のワンチップマイコンを用いて構成することができる。マイコン部63は、所定の指示信号(例えばセンサ値が所定の閾値以上であるとの判定指示信号)を入力した場合に、LED3が所定の発光動作(例えば所定の点滅動作)を行うような制御信号を出力するように予めプログラムされており、センサ出力処理部81からの指示信号を受けてそれに対応する制御信号を出力する。
以上説明した第4回路例を有するLEDランプによれば、例えば、ランプ周辺での環境の異常を、ランプの発光動作によってユーザに通知することができる。例えばLEDランプが車載用ルームランプであって煙センサを備えている場合に、このルームランプが点灯中か否かにかかわらず、車内におけるタバコ等の煙の発生を検知し、例えばランプ点滅をもって搭乗者に通知することも可能となるのである。なお、ランプが点灯しているか否かにかかわらずセンサ8に電力を供給してセンシングを行うセンシング時間区間を、プログラムによって設定し、センサ出力処理部81からの指示信号に応じて適宜、LED3に所定の発光動作を行わせることも好ましい。
特に、以上に説明したLED制御処理を実施可能なマイコン部63を内蔵したLEDランプによれば、高性能の車載用ECUを搭載していない例えば一般大衆車においても、車内環境通知サービスを簡便・手軽に提供することが可能となる。
[第5の回路例]
図8は、本発明に係る回路基板に実装されるLED制御回路の第5例を概略的に示す回路図である。
図8に示した回路の第5例は、上述したセンサ部8を備えた第4回路例(図7(B))において、マイコン部63を含む電力供給制御部6に代えて、
(a)センサ出力処理部81からの指示信号に応じた変調を施された放射光であって外部の光受信装置によって復調可能な放射光をLED3が放射するように、この指示信号に基づいてLED3への電力供給を制御可能な電力供給制御部6‘
が更に設けられている。この電力供給制御部6‘は、電圧制御部52と、マイコン部64と、変調部65とを含む。
ここで、マイコン部64は、マイコン部61と同様、例えば公知のワンチップマイコンを用いて構成することができ、入力する指示信号と出力する変調指示信号とを予めプログラムで対応付けておいて、センサ出力処理部81から入力した指示信号に応じた変調指示信号を変調部65へ出力する。変調部65は、入力した変調指示信号に基づいて変調信号を生成してLED電流調整部71へ出力する。ここで、変調信号は、LED3をパルス駆動させるようなパルス信号であってもよく、その他の公知の変調方法に基づく信号であってもよい。このような変調信号を入力したLED電流調整部71は、LED3をパルス駆動させ、変調光を放射させる。
以上説明した第5回路例を有するLEDランプによれば、例えば、ランプ周辺での環境の異常を、ランプからの変調放射光を受光可能な光受信装置を所持したユーザに通知することができる。ここで、この光受信装置として、今日広く普及した通信移動端末を利用してもよい。このような端末の一例として図8に示したスマートフォンSPは、カメラ(受光部)SP1と、復調部SP2と、情報処理部SP3と、入出力制御部SP4と、入出力インタフェースとしてのタッチパネル・ディスプレイ(TP・DP)SP5及びスピーカSP6とを備えている。ここで、復調部SP2、情報処理部SP3、及び入出力制御部SP4における処理(の大部分)は、例えばスマートフォンSPにダウンロードされた所定のアプリ(アプリケーション・プログラム)を起動することによって実現される。
例えばLEDランプが車載用ルームランプであって煙センサを備えている場合に、このLEDランプが車内におけるタバコ等の煙の発生を検知した際、このLEDランプは、当該検知に対応する変調光を放射する。一方、この変調光を受光したスマートフォンSPは、この変調光を復調部SP2で復調した上で、得られた復調信号を情報処理部SP3で処理して煙発生との情報を決定し、タッチパネル・ディスプレイSP5やスピーカSP6を介して、搭乗者に煙発生を通知することができるのである。
特に、以上に説明したLED制御処理を実施可能なマイコン部64を内蔵したLEDランプによれば、高性能の車載用ECUを搭載していない例えば一般大衆車においても、搭乗者が以上に述べたような光受信装置を所持している前提の下、車内環境通知サービスを簡便・手軽に提供することが可能となる。
[第6の回路例]
図9は、本発明に係る回路基板に実装されるLED制御回路の第6例を概略的に示す回路図である。
図9に示した回路の第6例は、上述したセンサ部8を備えた第4回路例(図7(B))において、直列したLED3及びLED電流調整部71と、マイコン部63とに代えて、
(a)直列した赤色光LED3c及びLED電流調整部72と、
(b)上記(a)のLED部と並列に接続された、直列した緑色光LED3d及びLED電流調整部73と、
(c)上記(a)のLED部と並列に接続された、直列した青色光LED3e及びLED電流調整部74と、
(d)LED3c〜3eの各々への電力供給を独立して個別に制御可能なマイコン部66と
を備えたものとなっている。
ここで、上記(a)〜(c)の赤色光LED3c、緑色光LED3d、及び青色光LED3eはそれぞれ、主に赤色光を放射する公知のLED、主に緑色光を放射する公知のLED、及び主に青色光を放射する公知のLEDとすることができる。
また、上記(d)のマイコン部66は、マイコン部61と同様、例えば公知のワンチップマイコンを用いて構成することができる。マイコン部66は、所定の指示信号(例えばセンサ値が所定の閾値以上であるとの判定指示信号)を入力した場合に、LED3c〜3eがそれぞれ所定の発光動作(例えばそれぞれ所定の強度の放射光を放射する動作)を行うような3つの制御信号を出力するように予めプログラムされている。
その上で、マイコン部66は、センサ出力処理部81からの指示信号を受けてそれに対応する3つの制御信号をそれぞれ、LED電流調整部72、73及び74へ出力する。それぞれに該当する制御信号を受けたLED電流調整部72、73及び74は、LED3c〜3eに対し、それぞれ所定の発光動作(例えばそれぞれ所定の強度の放射光を放射する動作)を行わせる。
ここで、LED3c〜3eから放射される放射光においては、光の三原色である赤色、緑色及び青色の強度が個別に独立して調整可能となっており、結局、マイコン部66におけるプログラムでの設定によって、あらゆる色の光を様々な強度で種々の発光パターンの下、提供することができるのである。
なお、公知の回路構成部品を回路基板に実際に実装し、本第6回路例を、図4に示したような車載用LEDランプ1Cとして実現したところ、回路基板及び実装部品は、T10×31規格に適合したランプの寸法範囲内に収まることが確認された。
以上に説明した第6回路例を有するLEDランプによれば、例えば、ランプ周辺での環境の異常又は変化を、ランプの発光色によってユーザに通知することができる。例えばLEDランプが車載用ルームランプであって煙センサを備えている場合に、このルームランプが点灯中か否かにかかわらず、車内におけるタバコ等の煙の発生を検知し、例えばランプからのオレンジ色光(若しくはその点滅)、又はオレンジ色光と黄色光との入れ替わりをもって搭乗者に通知することも可能となる。
また他の実施例として、LEDランプが車載用ルームランプであって光センサを備えている場合、最初に、ランプ非点灯時時間区間を設け、当該時間区間での車内の照度(明るさ)を検知して昼間か夜間かの判定を行う。次いで、ルームランプ点灯の際の照射光を、昼間判定の場合には例えば白色に近い色とし、夜間判定の場合には例えば暖色系の色とすることも可能となるのである。
特に、以上に説明したLED制御処理を実施可能なマイコン部66を内蔵したLEDランプによれば、高性能の車載用ECUを搭載していない例えば一般大衆車においても、車内環境通知サービスや環境に合った照明サービスを簡便・手軽に提供することが可能となる。
さらに、本第6回路例における変更態様として、センサ8及びセンサ出力処理部81を用いない(設けない)実施形態も可能である。例えば、マイコン部66における予めのプログラムでの設定によって、LEDランプの放射光が、時間経過とともに次第に又は所定の設定時間経過後に、例えば白色に近い色から暖色系の色へ変化するように制御することもできる。
また、以上に説明した第6回路例では、LED及びその調整部は3系統であったが、本発明によるLEDランプにおいては、回路基板を主要構成要素として採用していて回路を展開するスペースを十分に広くとることができる。したがって、当該スペースの許す限りにおいて、
(a)複数のグループに分けられる複数のLEDと、
(b)当該クループに属する(1つ又は複数の)LEDへの電力供給を、当該グループ毎に独立して制御可能な電力供給制御手段としてのマイコン部と
を設けることも可能となるのである。
ここで、例えば、上記(a)の複数のグループのうちの少なくとも1つは主に紫外線を放射する紫外線LEDを含むような実施形態も実施することもできる。このように、本LEDランプによれば、多種多様なLEDの発光制御を実現可能であることが理解される。
さらに、以上に述べたマイコン部を含む第1〜第6の回路例を実装したLEDランプにおいては、LEDランプの本体がモールドレスであるので、マイコン部(例えばワンチップマイコン)に対するプログラミング用の(端子等の)パターンを、回路基板に露出した状態で設けることができる。または、簡便に除去(リムーブ)可能な樹脂等により被覆された状態で設けてもよい。これにより、以上に説明した多種多様なLED発光制御のためのプログラミング、又はその更新・変更を、製品完成後も適宜、実施することが容易に可能となる。
以上詳細に説明したように、本発明によるLEDランプは、その取り付け部を含めモールドレスであり、また、通常設けられる全体を覆うカバーも有していない。結局、取り付け部を含めたランプ本体の構成要素が、回路基板(若しくは基板材)のみ、又は回路基板(若しくは基板材)及び口金のみであるので、製造が容易であって製造コストが大幅に抑制可能となる。
さらに、本発明によるLEDランプは、所定規格に適合していて寸法の限定された状況にありながら、回路基板を主要構成要素として採用しているので、回路を展開するスペースを十分に広くとることができる。その結果、LEDを単純に発動させる以上の更なる機能を付加し易くなっている。実際、上述したような従来存在しなかった新たな機能を、LEDランプ内に仕込むことも可能となっているのである。
なお、以上に述べた実施形態は全て、本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は、他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って、本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
1A、1B、1C 車載用LEDランプ
21、23、25a 回路基板
211、231 取り付け部
212、232、253 固定半田
22、24 取り付け用基板
222 固定用パッド
232 配線パターン
236 嵌め込み半田
238 レジスト
251 口金
252 レジスト層
25b 追加基板
3、31、32、33、3a、3b、3c、3d、3e LED
321 LEDレンズケース
41 電極半田
4a、4b 電極
51 過電圧制限部
52 電圧制御部
53 ダイオードブリッジ部
54 電圧検出部
6、6’ 電力供給制御部
61、62、63、64、66 マイコン部
65 変調部
71、72、73、74 LED電流調整部
711 トランジスタ
712 抵抗
8 センサ部
81 センサ出力処理部
91、92 被覆樹脂
De、De’ 電極板
Dp 盛り上がり部
Sa 差し込み口
SP スマートフォン(光受信装置)
SP1 カメラ(受光部)
SP2 復調部
SP3 情報処理部
SP4 入出力制御部
SP5 タッチパネル・ディスプレイ(TP・DP)
SP6 スピーカ

Claims (15)

  1. 所定の規格に準拠したLED(Light Emitting Diode)ランプであって、
    回路基板と、
    当該回路基板に又はその近傍に設けられた少なくとも1つのLEDと、
    当該回路基板に設けられた、当該LEDに供給される電力を調整する電力調整手段と、
    当該所定の規格に対応した取り付け箇所に前記LEDランプを取り付けるための少なくとも1つの取り付け部と
    を有し、
    前記LEDランプは全体を覆うケースを有さず、当該LEDはランプ外から見て露出しているか又はレンズ材若しくはLEDカバー材のみに覆われており、
    当該取り付け部を含めた前記LEDランプの本体は、当該回路基板若しくは基板材、又は当該回路基板若しくは基板材及び口金で構成されていてモールドレスである
    ことを特徴とするLEDランプ。
  2. 当該回路基板に、当該LEDへの電力供給を予めの時間設定に応じて制御可能な電力供給制御手段が更に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のLEDランプ。
  3. 当該回路基板に、前記LEDランプを当該取り付け箇所に取り付ける際の向きの自由度を確保するためのブリッジ手段が更に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のLEDランプ。
  4. 当該回路基板に、複数のグループに分けられる複数の当該LEDが設置されており、
    当該回路基板に、当該クループに属する当該LEDへの電力供給を、当該グループ毎に独立して制御可能な電力供給制御手段が更に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のLEDランプ。
  5. 前記複数のグループのうちの少なくとも1つは主に赤色光を放射するLEDを含み、他の少なくとも1つは主に緑色光を放射するLEDを含み、更に他の少なくとも1つは主に青色光を放射するLEDを含むことを特徴とする請求項4に記載のLEDランプ。
  6. 前記複数のグループのうちの少なくとも1つは主に紫外線を放射するLEDを含むことを特徴とする請求項4又は5に記載のLEDランプ。
  7. 当該回路基板に、当該LEDに印加される印加電圧を検出する電圧検出手段が更に設けられており、
    当該回路基板に、当該印加電圧に係る値に応じて、当該LEDが所定パターンの発光動作を示すように当該LEDへの電力供給を制御可能な電力供給制御手段が更に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のLEDランプ。
  8. 当該回路基板に又はその近傍に、赤外線センサ、煙センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、温度センサ、湿度センサ及び気圧センサのうちの少なくとも1つを含むセンサ部が更に設けられており、
    当該回路基板に、当該センサ部から出力されるセンサ信号に基づいて、当該LEDが当該センサ信号に応じた発光動作を行うための指示信号を生成するセンサ出力処理手段が更に設けられており、
    当該回路基板に、当該LEDが当該指示信号に応じた所定パターンの発光動作を示すように、当該指示信号に基づいて当該LEDへの電力供給を制御可能な電力供給制御手段が更に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のLEDランプ。
  9. 当該回路基板に又はその近傍に、赤外線センサ、煙センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、温度センサ、湿度センサ及び気圧センサのうちの少なくとも1つを含むセンサ部が更に設けられており、
    当該回路基板に、当該センサ部から出力されるセンサ信号に基づいて、当該LEDが当該センサ信号に応じた発光動作を行うための指示信号を生成するセンサ出力処理手段が更に設けられており、
    当該回路基板に、当該指示信号に応じた変調を施された放射光であって外部の光受信装置によって復調可能な放射光を当該LEDが放射するように、当該指示信号に基づいて当該LEDへの電力供給を制御可能な電力供給制御手段が更に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のLEDランプ。
  10. 当該回路基板に、当該LEDへの電力供給を予めの時間設定に応じて制御可能な電力供給制御手段が更に設けられており、
    当該回路基板に、前記電力供給制御手段に対し過大な電圧が印加されるのを抑制するための過電圧制限手段が更に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のLEDランプ。
  11. 当該回路基板に、当該LEDへの電力供給を予めの時間設定に応じて制御可能な電力供給制御手段としてのマイコンが更に設けられており、
    当該回路基板に、前記マイコンに対しプログラミングを実施するためのパターンが、ランプ外から見て露出して又は除去可能な被覆物で被覆されて設けられている
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のLEDランプ。
  12. 当該LEDは、光軸が略基板面内方向となる形で、当該回路基板における表側の基板面の端部及び裏側の基板面の端部のそれぞれに設置されており、当該LED又は当該LEDを覆うカバーの設置範囲は、基板面内の当該光軸に直交する方向に関して互いに一部が重畳していることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のLEDランプ。
  13. 当該取り付け部は、当該回路基板に対し、当該回路基板の基板面と平行にならないように別の基板を嵌めて又は結合させて形成されていることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のLEDランプ。
  14. 当該取り付け部は当該回路基板を含み、該取り付け部の回路基板上に、当該取り付け箇所から該取り付け部が容易に外れることを防止するための、複数の半田部が形成されていることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のLEDランプ。
  15. 当該回路基板は、少なくとも2つの基板が樹脂で張り付けられた積層構造を有することを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載のLEDランプ。

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