JP2013203373A - 車両用室内照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】需要者の車両用室内照明装置に対する様々な価値観、嗜好性に対応した光り方が選択でき、且つ、安定な光を照射できる車両用室内照明装置を提供する。
【解決手段】複数用意されたLEDソケットに必要に応じてLEDユニットを挿抜可能とし、LEDユニット挿入時に接触スィッチによって挿入検知を行い、挿入数に応じて、定電流源の電流設定値を変更して、挿入された夫々のLEDユニットを一定した駆動条件で駆動し安定した照明を行うようにした。
【選択図】図8

Description

本発明は発光ダイオード(以下、LED)を用いた照明装置に関し、特に車両用の室内照明装置のように、限られた空間において、さらに必要とされる範囲を選択的に照明できるようにした照明装置に関する。
従来、車両用の室内照明装置(以下、ルームランプ)は光源として一般的にバルブ光源が用いられていたが、白色LEDの普及に伴い最近では、バルブ光源の代わりに白色LEDが採用されるようになってきた。
これは装飾的効果の側面のみではなく、ルームランプの省電力化を意図するためでもある。特に地球温暖化対策や大気環境保全、あるいは騒音規制が叫ばれる昨今、不要なアイドリングを控える趨勢に従い、夜間での車中作業において、エンジン停止状態でルームランプを長時間点灯させる場合などではバッテリーへの負担が懸念されるが、白色LEDを光源とすることによりバッテリーへの負荷は大きく改善される。
特許文献1では、複数の白色LEDを用いてそれぞれが固有のエリヤを効果的に照明することができるルームランプが開示されている。
特開2003−165383号公報
特許文献1では、指向性の高いLEDを光源として用い、各LED光源を固有のエリアを照明するように配置し、照射範囲の狭いスポットライト的な照明行うことで、領域ごとに、その中に含まれるLED光源のオンオフを一括で行うスイッチを設けて、所望するエリヤを選択的に照明するようにしているが、需要者の照明に対する価値観、嗜好性は多様化しており様々なニーズに対応する発展性を有しているとは言い難い。
さらに特許文献1ではLEDをマトリックス状に配置することにより、様々な態様の光を外部放射すること可能としているが、確かにトリックス結線であれば、様々な態様の光方を選択できるが、縦行数+横行数のスイッチ素子がLEDのドライブ回路に加わる必要があり、繁雑で、かつ全てLEDを一定輝度に保つためには時分割のパルス点灯とせざるを得ない。また不要輻射や光ノイズを発生させるパルス点灯は車両用の室内照明として好ましくない。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、様々な態様の光り方を選択することができ、且つ、安定な光を照射できるルームランプを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明によれば、複数のLED光源ユニットと、前記LED光源ユニットが挿入されたことにより導通する接触スィッチを備え、夫々が互いに並列に接続され、面付け状に並んで形成された複数のLEDソケットとを有し、前記LEDソケットの接触スイッチの導通によって、前記LEDソケットに搭載されたLED光源ユニットの員数を把捉し、該員数に応じた電流値を設定することで、夫々のLED光源ユニットを一定の電流で駆動することを特徴とするルームランプすることで前記LEDソケットに搭載するLED光源ユニットの員数の変更および自由配置を可能となり自動車の室内の必要とされる個所に照度の設定可能な照明を行うことができる。
上記目的を達成するため、本発明の請求項2に記載の発明によれば、前記LED光源ユニットは前記LEDソケットに対して挿抜可能で、前記LEDソケットは係止部を有し、該LED光源ユニットの挿入時には、該係止部によって該LED光源ユニットが把持されることを特徴とする請求項1に記載のルームランプとすることで、自動車の振動に対しても前記LED光源ユニットが脱落することなく安定した光を照射できる。
上記目的を達成するため、本発明の請求項3に記載の発明によれば、前記LED光源ユニットは二つのLED素子の直列接続回路が少なくとも一つ含むことを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載のルームランプとすることで、バッテリー電源電圧を有効に利用でき、且つ並列に接続されたLED光源ユニット夫々の明るさのばらつきを生じ難くできるため安定した光を照射できる。
上記目的を達成するため、本発明の請求項4に記載の発明によれば、前記LED光源ユニットは、2種類以上の放射パターンの異なるLED光源ユニットを含む請求項1乃至3のいずれかに記載のルームランプとすることで、自動車の室内の必要とされる個所への照明光の配光を選択可能とすることができる。
本発明によれば、需要者のルームランプに対する様々な価値観、嗜好性に対応した光り方が選択でき、且つ、安定な光を照射できるルームランプを提供することができる。
図1は、本発明のルームランプに用いるLEDユニットとして適当な例を示す図である。 図2は、LEDユニットのリードフレーム方向の断面を示す図である。 図3(a)は、LEDユニットの内部回路構成が一個のLED素子の場合を示す図であり、図3(b)は、LEDユニットの内部回路構成が直列に接続された二個のLED素子の場合を示す図であり、図3(c)は、LEDユニットの内部回路構成が並列接続した組を直列に接続する梯子状の接続回路で接続された四個のLED素子の場合を示す図である。 図4は、LEDに含まれる等価直列抵抗Rsを示す図である。 図5は、LED光源ユニットに組合されるLEDソケットの例を示す図である。 図6は、LEDソケットへのLED光源ユニット組込時の断面図に示す図である。 図7は、LEDソケットにおいて接触スィッチを構成する二本のリードの据え付け状態を示す断面図である。 図8は、本発明によるルームランプにおいてLEDユニット挿入状態を検知し駆動電流設定を行う機構を機能ブロックとして示す図である。 図9は、本発明におけるルームランプ点灯回路の一例を示す図である。 図10は、本発明におけるルームランプ点灯回路の別の例を示す図である。 図11(a)は、本発明を用いたルームランプの意匠面を上にした長手方向の断面を示す図であり、図11(b)は、駒手方向の断面を示す図である。 図12は、ルームランプを意匠面からみた図である。 図13は、ルームランプを自動車室内のルーフ部に取り付けた照明の状態を示す図である。 図14は、光り方が調整されたルームランプによる自動車室内の照明状態を一例を示す図である
(本発明に用いられるLEDユニット)
本発明によるルームランプに用いるLED光源の発光色は白色であるが、白色には昼白色や昼光色等様々な色味の光があり、需要者の価値観、嗜好性に応じて選択が可能である。
白色光を発するLED光源の構成には、青色LEDとYAG:Ce系黄色蛍光体との組み合わせによる疑似白色LEDや、これにCaAlSiN:Eu等の赤色蛍光体を加え暖色系の白色とし、演色評価数を改善したものがある。
図1は本発明のルームランプに用いるLEDユニットとして適当な例を示すものであり、パッケージの形態は今日、表面実装用LEDとして普及しているプラスチックリード付きチップキャリア(PLCC)をモチーフとして仕立てたものである。PLCCパッケージはリヤコンビネーションランプ等の自動車のエクステリヤ照明や、交通標識のような屋外ディスプレイのも用いられており、自動車のインテリア環境であるルームランプに用いるLEDパッケージとしては申し分ない。
図2はLEDユニット1のリードフレーム方向の断面を示すものであり、これで示すようにLEDユニット1は、ハウジング14とエンキャップ材15、陽極および陰極を担うリードフレーム11と12、エンキャップ材15で封止された青色LED素子17、蛍光体を含有した波長変換層18および接続部材(図示せず)で構成される。
ハウジング14は反射特性改善のために酸化チタン等の無機充填剤が充填された白色の高分子樹脂材料でリードフレーム11および12を包むようにインサート射出成型プロセスで作成される。ハウジング14は上面中央部に逆円錐台状の凹部19が形成され、ハウジング14内部のリードフレーム11および12上のLED素子載置面を露出させている。また凹部19はエンキャップ材が注入されるキャビティとしての機能だけではなく、リフレクタとして青色LED素子18からの放射光が有効に上方に反射されるような形状に調整されている。
さらにハウジング14にはリードフレーム11および12によって外部電極が設けられるハウジング14の側面の該リードフレーム引出し口上方に直方体状の切欠き141、142が設けてあり、リードフレーム11および12は夫々の上部に位置する前記切欠き141および142へハウジング14の側面の引出口から側面を巻き込むように折り曲げ加工をすることで、後述するLEDソケットへの装着時におけり接触端子として機能する外部電極となる(図2断面図のリードフレーム11、12の形状を参照)。
さらにハウジング14において、前記外部電極が設置されない二つの対向した側面には、該側面の中央部にハウジング14の底面から上面まで半円柱状の凹部161、162が形成されている。凹部161と162は円弧を形づくる半径寸法に差異を持たせており、
後述するLEDソケットへの装着時に該LEDソケットのキャビティ側面に設けられた半円柱状の凸部と嵌合させることで、姿勢保持と逆極性となる誤挿入防止として機能する。
波長変換層18は青色LED素子17の発光とその励起による蛍光が所望とする色温度となるように蛍光体を混和調整した光学的に透明なバインダ樹脂(一般的にはシリコーン樹脂を用いる)用いて、前記青色LED素子17をコーティングした層である。
エンキャップ材15はエポキシ、シリコーン、またはエポキシとシリコーンのハイブリッド材等の光学的に透明な材料が用いられ、青色LED素子を封止するとともに、光出射面側をレンズ形状に成形され、所望する光放射パターンとなるように、適宜調整される。
LEDユニット1の内部回路構成は、図3に示す(a)のように一般的な単一LED素子による構成としたものも使用できるが、電源利用効率の観点からは(b)に示すようなLED素子が二個シリーズに接続されたものがより好ましい。これは白色LED(青色LED素子による)を用いた場合に、不要輻射を発生させるDC−DCコンバータ等の導入をせずに、車載用電源であるバッテリーの充放電による端子電圧変動範囲は9 〜 1 6 V を前提として、青色LED素子の順方向降下電圧との兼ね合いにより接続可能な個数として決定したものである。
LEDユニット1一個当たりの光束量を稼ぐ場合には、LED素子のダイサイズを大きくして図3(a)のように単一LED素子による構成として駆動電流を稼ぐのではなく、図3(c)のように並列接続した組を直列に接続する梯子状の接続回路とする。一般的な整流用のSiダイオードなどと異なり、LEDは大きな等価直列抵抗Rsを持つ(図4参照)。青色LEDでは300μ角程度のダイサイズの場合、3〜4Ω程である。従って、図3(c)のようにドロッパー抵抗を挿入せずに並列接続を行っても、並列となる組のLED素子の熱的結合が確保されていれば、整流用のSiダイオードのようにどちらか一方が熱暴走に至るということはなく、余分な降圧成分を挿入せずに電源電圧を有効に活用できるといえる。各LED素子が定格に対して十分に安全余裕を保った駆動条件の場合には、万が一、何れか1つのLED素子がショートモードあるいはオープンモードで故障しても発光持続可能なLED素子が残存して、全体の光束量は減少しながらもLEDユニット1として発光機能を維持できる。
また、本発明による照明装置では、LEDユニット1は後述するLEDソケットに挿抜可能としているため、機械的強度の他に、静電気(特に人体帯電もでる)に対する強度も確保しておく必要がある。LEDユニット1は白色発光であるので、使用されるInGaN青色LED素子は静電気にたいして脆弱であり、図3(c)に示すように静電保護素子を具備させる必要がある。静電保護素子は、一般的にツェナーダイオードや双方向ツェナーダイオードが用いられる。尚、以降の回路図を用いた説明では、静電保護素子を省略する。
(LEDユニットに組合されるLEDソケット)
図5に前記LEDユニット1に組合されるLEDソケット2の例を示す。本発明による照明装置では図5に示すLEDソケット2が面付け状に複数個並びLED収納ベースを形成する。LEDソケット2はインシュレータ部材24に加えて、前記LEDユニット1を組込むために、挿入スペースであるキャビティ25、該LEDユニット1の外部電極に給電を行うための接触端子21および22、該LEDユニット1挿入時に前記凹部161、162と嵌合して姿勢保持と逆極性となる誤挿入防止として機能する半円柱状の凸部261、262、さらに該LEDユニット1挿入時に挿入されたことを感知するための接触スィッチ23を含む。
インシュレータ部材24は機械的強度や弾性率の高く、電気特性の優れ、且つ成形性に優れたPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂材料を用いた射出成型で作成される。
接触端子21、22および接触スィッチ23はばね性のある銅合金(リン青銅、725合金等)による金属条から打ち抜き加工で作成される。
図6によるLEDソケット2へのLEDユニット1組込時の断面図に示すように、接触端子21、22にはばね弾性を与え、前記LEDユニット1の外部電極に対する接触部を形成するためのU字状部211、221が加えられていて、さらに夫々、上端部は前述のLEDユニット1の切欠き141,142に巻き込まれているリードフレーム11、12の屈曲部に係止するためのフック部212、222が形成されている。該フック部212,222によりLEDユニット1は係止され、前記接触端子21,22から受ける強い接触力によるLEDユニット1のポップアップを防ぎ、耐振動性を確保しかつ安定した電気的接触を維持する。
図7はLEDソケット2において接触スィッチ23を構成する二本のリードの据え付け状態を示す断面図で、リード231とリード232がLEDソケット2の底面からの設置高さが異なり、リード231はリード232より高い位置として、二本のリード間に空隙を持たせるように配設されている。リード231はLEDソケット2のキャビティ25の底面中心付近に上方に向けてU字状部2311の加工が施され、LEDユニット1がLEDソケット2に挿入された時にLEDユニット1の底面と接触して下方に撓み、先端部2312がリード232と接触して導通することで接触スィッチとして機能する。
(機能ブロック図)
本発明のルームランプは需要者の価値観、嗜好性に応じて様々な光り方の選択が可能となるように、LED収納ベースに複数用意されたLEDソケット2に必要に応じてLEDユニット1を挿抜可能とし、LEDユニット1挿入時に接触スィッチ23によって挿入検知を行い、挿入数に応じて、定電流源の電流設定値を変更して、挿入された夫々のLEDユニット1を一定した駆動条件で駆動し安定した照明を行うものである。
本発明によるルームランプにおいてLEDユニット1挿入状態を検知し駆動電流設定を行う機構を図8に機能ブロック図として示す。
(実施回路例)
図9は本発明におけるルームランプ点灯回路の一例を示すものである。LEDソケット2は電気的に並列配線されてLED収納ベースに複数個用意されており、負極側が定電流源に接続される。定電流源はトランジスタTr1、エミッタ抵抗RE、及びオペアンプ1LEDユニット1で構成される部分である。オペアンプ1は非反転入力端子に印加された電圧と等しくなるようにトランジスタ1のエッミタ電圧を調整する。従って、コレクタ電流は調整されたエミッタ電圧をエッミタ抵抗REで除した一定値となる。電流設定器は参照電圧Vrefを入力としたオペアンプ3による非反転増幅器出力からオペアンプ4によるボルテージフォロワ出力をオペアンプ2による差動増幅回路で減算することで、定電流源への入力電圧(オペアンプ1の非反転入力電圧)を設定するものである。
LEDユニット1の挿入時に接触スィッチ23が導通することで、オペアンプ3の非反転増幅回路の反転入力端子〜GND間に、LEDユニット1挿入数に等しい数の抵抗R1が並列に接続されるようになっている。オペアンプ3の非反転増幅回路の帰還抵抗Rfと前記抵抗R1と等しい値とすることにより、例えばn個のLEDユニット1が挿入されている場合、オペアンプ2の作動増幅器出力は、
n×Vref
となる。この時トランジスタTr1のエミッタ電圧も{n×Vref}であるから、コレクタ電流は、
n×Vref/RE(A)
となる。即ち、LED挿入数に応じて、定電流源の電流設定値であるコレクタ電流は{Vref/RE}アンペアの割合で増加していく。
尚、LEDユニット1の明るさを切り替える場合は、Vrefの値を切り替えることで行う。これにより各LEDユニット1の電流設定値を変えることができる。
図9の電流設定器の部分は繁雑に見えるが、汎用オペアンプの4回路入りパッケージを用いることで実装面積を小さくできる。また今日、それらのICパッケージは非常に安価である。
トランジスタTr1はコレクタ損失に余裕があるものを用いる必要がある。バッテリー電圧の変動が激しいので、電流設定値が小さくても、バッテリーに充電電流が流れている状態では許容損失を超過しやすくなる。トランジスタの選定は実装面積(排熱処理)とコストとに反映される部分であり、トランジスタの規模が大きくなりすぎるようであれば、図9の回路を複数個設けるようにする。
LEDユニット1の並列接続について、前述のとおり、LED素子サイズを大きくせず、例えばLED素子のシリーズ接続により等価直列抵抗Rsによる自制機能を利用することで、並列接続で懸念されるような、夫々のLEDユニット1の電流バランスが崩れることを抑制できる。
この場合、各LEDユニット1には定格内で十分に大きな電流を流す設定とするのが好ましい。電流設定値が極端に小さい場合、電流バランスを乱し、夫々のLEDユニット1間で明るさのばらつきが生じやすくなる。
図10は本発明におけるルームランプ点灯回路の別の例を示すものである。これは、LDO(ロウドロップアウト)型レギュレータReg.1を利用して二端子型の定電流源とするものである。LDO型レギュレータは、電源ICを供給する主な製造元から頒布されており、それらはほぼ同様な使い方が可能である。
図10はReg.1にリニアテクノロジー社のLT3080を用いた例であり、図中の抵抗R1による降下電圧をSET端子から出力される微小電流と抵抗Rで決定される電圧に等しくなるように、出力(OUT端子)調整するものである。従って、LT3080の場合、SET端子からの電流は10μAなので、抵抗R2の値を100KΩとすれば、抵抗R1による降下電圧は常に1Vに調整される。
LEDユニット1の挿入時に接触スィッチ23が導通することで、LEDユニット1挿入数に等しい数の抵抗R1が並列に接続されるようになっているので、n個のLEDユニット1が挿入されている場合、LT3080 電流源からの電流出力は、
1(v)/[R1/n](Ω) =n/R1(A)
となる。即ち、LED挿入数に応じて、定電流源の設定電流は{1/R1}アンペアの割合で増加していく。
尚、LEDユニット1の明るさを切り替える場合は、R2の値を切り替えることで行う。これにより各LEDユニット1の電流設定値を変えることができる。
この回路では図9の回路に比較して実装面積を小さくすることができるが、抵抗R1は、図9のように信号ラインに配置されるのではなく、電源ラインに配置され、大きな電流を流すものとなるため、抵抗R1は定格に余裕をもつように選定しなければならない。
(ルームランプの態様)
図11は本発明を用いたルームランプ3の構造の一例を模式的に示すものである。図11(a)は意匠面を上にした長手方向の断面で、図11(b)駒手方向の断面を示している。ルームランプ3は、複数のLEDソケット2を含むLED収納ベース31、LEDソケット2に挿入されたLEDユニット1、電流設定器および可変定電流電源を含むLED駆動部32、LEDの点灯消灯を手動で操作するためのスィッチ35、LEDの明るさ切り替え(定電流設定値切り替え)用のスィッチ36、化粧カバー34とそれらを固定する基板33を備える。
LED収納ベース31はLEDソケット2の集合体で、図11(b)に示すように駒手方向からみて中央部を尾根として両側が傾斜面なっており、LEDソケット2を両傾斜面上の傾斜に沿って夫々複数個備える。前記傾斜の角度はルームランプ3が自動車のルーフ部に取り付けられた時に、各傾斜面上のLEDからの配光分布中心を運転席や助手席のある前方座席の方向と、後方座席の方向に向けるように調整される。
化粧カバー34は透光性の樹脂材料(ポリカーボネートやアクリル等)で作成され、内側に光拡散、および装飾用にプリズムカット面やブラスト処理面を有する。化粧カバー34の意匠面の中央にはスイッチ35および36用の開口が設けられている。
LED駆動部32は基板33に施された回路パターンに構成する電子部品を直接はんだ付けすることで組み立てられる。LED収納ベースに収まるLEDユニット1の数が多く複数組に分割するのであれば、それに応じて、LED駆動部32も複数組搭載される。
スイッチ35は自動車のドアが閉められている場合に手動でルームランプ3を点灯させるためのスィッチである。スイッチ35がOFFの時には、ルームランプ3は自動車のドア開閉に応じて、自動で消灯店頭を行うように駆動される。
スィッチ36は駆動する電流値を選択して個々のLEDユニット1の明るさを変えるためのスィッチである。
図12はルームランプ3を意匠面からみた図である。半球状部301は化粧カバー34を通して放射されるLEDユニット1の光の位置を明示的に表現したもので、化粧カバー34の内側の半球状部301で示された位置にLEDユニット1がLEDソケット2に挿入されていることを示すものである。
図12に示されたLEDユニット1の挿入箇所は一例であり、需要者の価値観、嗜好性に応じて配置の変更が可能である。図12では、LED収納ベース3の二つの斜面上に配置されているLEDユニット1の数が等しく描かれているが、異なる数の配置も可能で、更に長手方向のどちらか一方(図12の意匠面上の右側あるいは左側)にLEDユニット1の配置数を多くすることもできる。
図13はルームランプ3を自動車室内のルーフ部に取り付けた照明の状態を示したもので、前述のようにLED収納ベースの前方座席方向と後部座席方向に向けた二つ傾斜面上にLEDユニット1が配置されることで、LEDからの配光分布中心が効果的に前方座席の方向と、後方座席の方向に向くようになっている。
尚、LEDユニット1の配光パターンは図1のエンキャップ材15によって形成される光出射面側のレンズ形状を変化させることで、光放射パターン(配光)の変更が可能であり、数種の放射パターンのLEDユニット1を用意すれば、各座席によってルームランプ3による照明の配光を変化させることもできる。
図14は光り方が調整されたルームランプ3による自動車室内の照明状態の一例を示す図であり、ルーフ部上方から座席を眺めたものである。各座席および座席間に架かる円状のエリヤはルームランプ3によって照明される位置と照度を明示的に示すものであって、この例では、センターコンソール部、助手席と助手席後方の左後部座席への照度を強くして、運転席、運転席後方の右後部座席および後部座席間の照度を低く抑えているようになっている。これは走行中に助手席や後部座席で明かりを必要になった場合に、短時間ルームランプを点灯させた場合でも余分な照明光が運転者の前方および後方の視界を妨げる程度を抑えるように配慮したものである。
本発明は、上記発明の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱せず、当業者が容易に考え得る範囲も本発明に含まれる。
1 LEDユニット
2 LEDソケット
3 ルームランプ
11、12 リードフレーム
14 ハウジング
15 エンキャップ材
17 青色LED素子
18 波長変換層
19 LEDハウジングに設けられた逆円錐台状の凹部
21、22 接触端子
23 接触スィッチ
24 インシュレータ部材
25 LEDソケットのキャビティ
31 LED収納ベース
32 LED駆動部
33 基板
34 化粧カバー
35 LED点灯消灯を操作するスィッチ
36 LEDの明るさ切り替え用スィッチ
141、142 LEDユニットのハウジングにおいてリードフレーム引出口上方に設けられた直方体状の切欠き
161、162 LEDユニットのハウジング側面に設けられた半円柱状の凹部
211、221 接触端子に設けられたU字状部
212、222 接触端子上端部に向けられたフック部
231、232 接触スィッチを構成するリード
261、262 LEDソケットのキャビティ側面に設けられた半円柱状の凸部
301 化粧カバーを通して放射されるLEDユニットの光の位置を明示的に表現した半球状部
2311 接触スィッチの一方のリードに設けられたU字状部
2312 接触スィッチのU字状部が設けられたリードの先端部

Claims (4)

  1. 複数のLED光源ユニットと
    前記LED光源ユニットが挿入されたことにより導通する接触スィッチを備え、夫々が互いに並列に接続され、面付け状に並んで形成された複数のLEDソケットとを有し、
    前記LEDソケットの接触スイッチの導通によって、前記LEDソケットに搭載されたLED光源ユニットの員数を把捉し、該員数に応じた電流値を設定することで、夫々のLED光源ユニットを一定の電流で駆動することを特徴とする車両用室内照明装置。
  2. 前記LED光源ユニットは前記LEDソケットに対して挿抜可能で、前記LEDソケットは係止部を有し、該LED光源ユニットの挿入時には、該係止部によって該LED光源ユニットが把持されることを特徴とする請求項1に記載の車両用室内照明装置。
  3. 前記LED光源ユニットは二つのLED素子の直列接続回路が少なくとも一つ含むことを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載の車両用室内照明装置。
  4. 前記LED光源ユニットは、2種類以上の放射パターンの異なるLED光源ユニットを含む請求項1乃至3のいずれかに記載の車両用室内照明装置。
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