JP2019012012A - 力検出装置およびロボット - Google Patents

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昌一 永松
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Abstract

【課題】力検出装置による外力検出の高精度化を図ることができる力検出装置およびロボットを提供すること。【解決手段】第1部材と、前記第1部材に対向配置されている第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間に配置され、外力に応じて信号を出力する少なくとも1つの圧電素子を有する力検出素子を備えるセンサーデバイスと、前記第1部材と前記第2部材とが重なる方向から見た平面視で前記センサーデバイスの外周部に設けられ、前記センサーデバイスを与圧する複数の与圧部材と、を備え、前記第1部材は、前記センサーデバイスと接する第1部分と、前記平面視で前記第1部分の前記外周部に位置し、前記センサーデバイスに対する前記第1部分の接触圧を調整する調整部を含む第2部分と、を有し、前記調整部の前記与圧部材による与圧方向における長さは、前記第1部分の前記与圧方向における長さよりも短いことを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、力検出装置およびロボットに関するものである。
従来から、エンドエフェクターが取り付けられたロボットアームを有する産業用ロボットにおいて、エンドエフェクターに加わる力を検出する力検出装置が用いられている。このような力検出装置の一例として、例えば、複数の圧電体を有し、その圧電体の圧電効果を利用した装置が知られている。
例えば、特許文献1には、複数の圧電体と複数の電極とを有するセンサー素子を備えるセンサーデバイスと、センサーデバイスを挟持する板状の第1基台および第2基台と、第1基台と第2基台とを接続する複数のボルトと、を有する力検出装置が開示されている。この力検出装置では、第1基台と第2基台とが重なる方向から見た平面視で、複数のボルトがセンサーデバイスの外周部に配置されている。そして、これらボルトの締結を適宜調整することで、センサーデバイスに所定の与圧が付加されている。
特開2012−220462号公報
しかし、特許文献1の力検出装置では、第1部材または第2部材の撓みの影響によってセンサーデバイスに対する第1部材または第2部材の接触状態を均一にすることが難しいという問題があった。そのため、力検出装置の検出精度を高めることが困難であった。また、センサーデバイスに対する第1部材または第2部材の接触状態が不均一であることで、センサーデバイスが備える複数の圧電体が破損しやすいという問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例または形態として実現することが可能である。
本適用例の力検出装置は、第1部材と、前記第1部材に対向配置されている第2部材と、前記第1部材と前記第2部材との間に配置され、外力に応じて信号を出力する少なくとも1つの圧電素子を有する力検出素子を備えるセンサーデバイスと、前記第1部材と前記第2部材とが重なる方向から見た平面視で前記センサーデバイスの外周部に設けられ、前記センサーデバイスを与圧する複数の与圧部材と、を備え、前記第1部材は、前記センサーデバイスと接する第1部分と、前記平面視で前記第1部分の前記外周部に位置し、前記センサーデバイスに対する前記第1部分の接触圧を調整する調整部を含む第2部分と、を有し、前記調整部の前記与圧部材による与圧方向における長さは、前記第1部分の前記与圧方向における長さよりも短いことを特徴とする。
このような力検出装置によれば、調整部を備えることでセンサーデバイスに対する第1部分の接触圧(接触状態)を均等またはそれに近い状態にすることができる。そのため、力検出装置による外力検出の高精度化を図ることができる。また、力検出素子の耐力を向上させることができる。
本適用例の力検出装置では、前記調整部は、前記平面視で、前記与圧部材と前記センサーデバイスとの間に設けられていることが好ましい。
これにより、センサーデバイスに対する第1部分の接触圧をより好適に調整することができる。
本適用例の力検出装置では、前記第2部分には、凹部が設けられており、前記調整部は、前記凹部の底部を含んで構成されていることが好ましい。
これにより、センサーデバイスに対する第1部分の接触圧をより好適に調整することができる。また、凹部を設けるという比較的簡単な構成で調整部を構成することができる。
本適用例の力検出装置では、前記第1部分は、複数の前記与圧部材による前記センサーデバイスへの与圧をしていない状態において前記センサーデバイスに向かって凸状をなす凸部を有することが好ましい。
これにより、センサーデバイスに対する第1部分の接触圧をより均等にすることができる。
本適用例の力検出装置では、前記凸部は、前記センサーデバイスの中央に向かって厚さが漸増していることが好ましい。
これにより、センサーデバイスに対する第1部分の接触圧をより簡単に均等にすることができる。
本適用例の力検出装置では、前記力検出素子の前記与圧方向と直交する方向の長さは、前記力検出素子の前記与圧方向の長さよりも短いことが好ましい。
これにより、力検出素子の中央部と外周部との接触圧の差をさらに低減し、センサーデバイスに対する第1部分の接触圧をさらに均等にすることができる。
本適用例の力検出装置では、前記圧電素子は、圧電効果により電荷を生じる圧電体層と、前記圧電体層に設けられ、前記電荷に応じた信号を出力する電極とを有し、前記電極の前記平面視での外形は、前記圧電体層の前記平面視での外形よりも小さいことが好ましい。
これにより、力検出素子の中央部と外周部との接触圧の差による外力検出の精度の低下をさらに低減することができる。
本適用例の力検出装置では、前記平面視で前記センサーデバイスの中央部に設けられた中央部用与圧部材を備えることが好ましい。
これにより、センサーデバイスに対する第1部分の接触圧をより均等にすることができる。
本適用例の力検出装置では、前記力検出素子の前記平面視での外形は、円形であることが好ましい。
これにより、外周部における応力集中を抑制することができる。そのため、センサーデバイスに対する第1部分の接触圧をより均等にすることができる。
本適用例の力検出装置では、前記力検出素子の前記平面視での外形は角部を有し、前記角部は鈍角形状および丸みを帯びた形状の少なくとも一方の形状であることが好ましい。
これにより、外周部における応力集中を抑制することができる。そのため、センサーデバイスに対する第1部分の接触圧をより均等にすることができる。
本適用例のロボットは、基台と、前記基台に接続されたアームと、前記アームに接続された本適用例の力検出装置と、を備えることを特徴とする。
このようなロボットによれば、本適用例の力検出装置を備えているため、より精密な作業を実行することができる。
ロボットの一例を示す斜視図である。 第1実施形態に係る力検出装置の斜視図である。 図2に示す力検出装置の縦断面図である。 図2に示す力検出装置の内部を示す平面図である。 図2に示す力検出装置が有するセンサーデバイスを示す断面図である。 図5に示すセンサーデバイスが有する力検出素子を示す断面図である。 図5に示す構造体を模式的に示す断面図である。 図7に示す構造体を矢印X1方向から見た図である。 調整部を有していない構造体を示す断面図である。 図6に示す力検出素子を矢印X2方向から見た図である。 図8に示す調整部の変形例を示す図である。 図8に示す調整部の変形例を示す図である。 第2実施形態に係る力検出装置が有する構造体の横断面図(与圧を解除した状態)である。 図13に示す構造体の横断面図(与圧が付与された状態)である。 第3実施形態に係る力検出装置が有する構造体の横断面図である。 図15に示す構造体の平面図である。 図16に示す力検出素子を示す斜視図である。
以下、力検出装置およびロボットの好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図は、説明する部分が認識可能な状態となるように、適宜拡大または縮小して表示している箇所や、省略して表示している箇所もある。また、本明細書において、「接続」とは、直接的に接続されている場合と、任意の部材を介して間接的に接続されている場合とを含む。
1.ロボット
まず、本適用例のロボットの一例について説明する。
図1は、第1実施形態のロボットを示す斜視図である。なお、図1中の基台110側を「基端」、その反対側(エンドエフェクター17側)を「先端」と言う。
図1に示すロボット100は、精密機器やこれを構成する部品等の対象物の給材、除材、搬送および組立等の作業を行うことができる。このロボット100は、所謂、単腕の6軸垂直多関節ロボットである。
ロボット100は、基台110と、基台110に回動自在に連結されたロボットアーム10とを有する。また、ロボットアーム10には、力検出装置1が接続されており、力検出装置1には、エンドエフェクター17が接続されている。
基台110は、例えば、床、壁、天井および移動可能な台車上等に固定される部分である。ただし、基台110は、ロボットアーム10が接続されていれば良く、基台110自体が移動可能であっても良い。ロボットアーム10は、アーム11(第1アーム)、アーム12(第2アーム)、アーム13(第3アーム)、アーム14(第4アーム)、アーム15(第5アーム)、アーム16(第6アーム)を有する。これらアーム11〜16は、基端側から先端側に向かってこの順に連結されている。各アーム11〜16は、隣り合うアームまたは基台110に対して回動可能になっている。
アーム16とエンドエフェクター17との間には、力検出装置1が設けられている。この力検出装置1は、エンドエフェクター17に加わる力(モーメントを含む)を検出する。なお、力検出装置1については後で詳述する。
また、アーム16およびエンドエフェクター17は、図示はしないが、力検出装置1を取り付けるための取付部材を備えている。当該取付部材の構成は特に限定されないが、例えば、ネジ止め、ボルト止め等でアーム16またはエンドエフェクター17に力検出装置1を装着するために用いる貫通孔(雌ネジ孔)を有する構成、あるいは、フック、L字溝のような係合部を有する構成とすることができる。これにより、力検出装置1を適切な位置に簡単に取り付けることができる。そのため、力検出装置1による外力の検出精度をより高めることができる。
エンドエフェクター17は、ロボット100の作業対象である対象物に対して作業を行う器具であり、対象物を把持する機能を有するハンドで構成されている。なお、エンドエフェクター17としては、ロボット100の作業内容等に応じた器具を用いればよく、ハンドに限定されない。エンドエフェクター17は、例えば、ネジ締めを行うネジ締め器具等であってもよい。
また、図示はしないが、ロボット100は、一方のアームを他方のアーム(または基台110)に対して回動させるモーター等を備える駆動部を有する。また、ロボット100は、図示はしないが、モーターの回転軸の回転角度を検出する角度センサーを有する。駆動部および角度センサーは、例えば各アーム11〜16に設けられている。
このようなロボット100は、基台110と、基台110に接続されたアーム16(ロボットアーム10)と、アーム16に接続された力検出装置1と、を備える。このようなロボット100によれば、エンドエフェクター17が受けた外力を力検出装置1で検出し、その検出結果に基づいてフィードバック制御を行うことにより、より精密な作業を実行することができる。また、力検出装置1の検出結果に基づいて、ロボット100は、エンドエフェクター17の障害物への接触等を検知することができる。そのため、障害物回避動作および対象物損傷回避動作等を容易に行うことができ、ロボット100は、より安全に作業を実行することができる。
2.力検出装置
次に、本適用例の力検出装置の一例について説明する。
≪第1実施形態≫
図2は、第1実施形態に係る力検出装置の斜視図である。図3は、図2に示す力検出装置の縦断面図である。図4は、図2に示す力検出装置の内部を示す平面図である。図5は、図2に示す力検出装置が有するセンサーデバイスを示す断面図である。図6は、図5に示すセンサーデバイスが有する力検出素子を示す断面図である。なお、図4では、デジタル回路基板62の図示を省略している。また、図2〜図4には、説明の便宜上、互いに直交する3つの軸としてx軸、y軸およびz軸が図示されており、各軸を示す矢印の先端側を「+」、基端側を「−」とする。また、x軸に平行な方向を「x軸方向」、y軸に平行な方向を「y軸方向」、z軸に平行な方向を「z軸方向」という。また、以下では、+z軸方向側を「上」、−z軸方向側を「下」ともいう。
図2に示す力検出装置1は、力検出装置1に加えられた外力の6軸成分を検出可能な6軸力覚センサーである。ここで、6軸成分は、互いに直交する3つの軸(図示ではx軸、y軸およびz軸)のそれぞれの方向の並進力(せん断力)成分、および、当該3つの軸のそれぞれの軸まわりの回転力(モーメント)成分である。
力検出装置1は、ケース2と、ケース2に接続された基板収容部材26と、基板収容部材26に接続された接続部材27と、ケース2内に収容された複数のセンサーデバイス4、複数のアナログ回路基板61および1つのデジタル回路基板62と、基板収容部材26に収容された中継基板63と、を有する。なお、力検出装置1のz軸方向から見た外形は、図2に示すように円形であるが、これに限定されず、例えば、四角形、五角形等の多角形、楕円形等であってもよい。
この力検出装置1では、各センサーデバイス4が受けた外力に応じた信号(検出結果)を出力し、その信号をアナログ回路基板61およびデジタル回路基板62で処理する。これにより、力検出装置1に加えられた外力の6軸成分を検出する。また、デジタル回路基板62で処理された信号は、デジタル回路基板62に電気的に接続された中継基板63を介して外部に出力される。
以下、力検出装置1が備える各部について説明する。
[ケース]
図3に示すように、ケース2は、第1ケース部材21と、第1ケース部材21に対して間隔を隔てて配置されている第2ケース部材22と、第1ケース部材21および第2ケース部材22の外周部に設けられた側壁部23(第3ケース部材)と、を有する。
〈第1ケース部材〉
第1ケース部材21は、円形の平板状をなす第1プレート211と、第1プレート211の下面の外周部に立設している複数(本実施形態では4つ)の第1固定部24(第1部材)と、を有する(図3および図4参照)。なお、図示では、第1固定部24と第1プレート211とは、別部材で構成されているが、これらは一体であってもよい。また、第1ケース部材21の上面は、エンドエフェクター17が取り付けられる取付面201を構成している(図1および図3参照)。
図3に示すように、各第1固定部24は、第1プレート211およびセンサーデバイス4に接続されており、力検出装置1に加えられた外力をセンサーデバイス4に伝達する機能を有している。これら複数の第1固定部24は、力検出装置1の中心軸A1を中心とする同一円周上に沿って互いに等角度(90°)間隔に並んでいる(図4参照)。なお、図3に示すように、複数の第1固定部24は、中心軸A1側に位置する内壁面240を有しており、内壁面240がセンサーデバイス4に接触している。また、各第1固定部24には、後述する与圧ボルト70が挿通可能な複数の貫通孔241が形成されている。
〈第2ケース部材〉
第2ケース部材22は、第1プレート211に対して対向して配置された円形の平板状をなす第2プレート221と、第2プレート221の上面の外周部に立設している複数(本実施形態では4つ)の第2固定部25(第2部材)と、を有する(図3および図4参照)。なお、図示では、第2固定部25と第2プレート221とは、別部材で構成されているが、これらは一体であってもよい。
図3に示すように、各第2固定部25は、第2プレート221およびセンサーデバイス4に接続されており、力検出装置1に加えられた外力をセンサーデバイス4に伝達する機能を有している。これら複数の第2固定部25は、中心軸A1を中心とする同一円周上に沿って互いに等角度(90°)間隔に並んでいる(図4参照)。各第2固定部25は、前述した第1固定部24に対して中心軸A1側に配置され、第1固定部24と対面している。また、図3に示すように、第2固定部25の第1固定部24側には、第1固定部24側に向かって突出した突出部251を有する。この突出部251の頂面250は、前述した第1固定部24の内壁面240に対してセンサーデバイス4を挿入可能な距離を隔てて対面している。また、各第2固定部25には、与圧ボルト70の先端部が螺合可能な複数の雌ネジ孔252が形成されている。
ここで、複数の与圧ボルト70(与圧部材)は、前述した第1固定部24の貫通孔241および第2固定部25の雌ネジ孔252に挿通されており、センサーデバイス4の周囲に設けられている。特に本実施形態では、図4に示すように、平面視で、1つのセンサーデバイス4に対してその両側に2つの与圧ボルト70が設けられている。これにより、センサーデバイス4は、第1固定部24と第2固定部25とによって挟んで与圧された状態で挟持されている。また、与圧ボルト70の締結力を適宜調整することで、センサーデバイス4に対して、所定の大きさの圧力を与圧として加えることができる。なお、各与圧ボルト70の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、各種金属材料等が挙げられる。
また、図3に示すように、第2プレート221には、その厚さ方向に貫通した貫通孔222が設けられている。貫通孔222には、図示はしないが、後述するデジタル回路基板62と中継基板63とを電気的に接続する配線等が挿通している。
〈側壁部〉
図4に示すように、側壁部23(第3ケース部材)は、円筒状をなしている。この側壁部23の上端部は、例えばOリングで構成された図示しないシール部材を介して第1プレート211に嵌合されている(図3参照)。また、同様に、側壁部23の下端部は、図示しないシール部材を介して第2プレート221に嵌合されている。これにより、第1ケース部材21と第2ケース部材22と側壁部23とで、複数のセンサーデバイス4を収容している気密的な内部空間S1が形成されている。
[基板収容部材]
図3に示すように、基板収容部材26は、ケース2と接続部材27との間に設けられており、その上面が第2ケース部材22に接続され、その下面が後述する接続部材27に接続されている。この基板収容部材26は、中央部に貫通した孔261を有する円筒状をなす。孔261内には、後述する中継基板63が収容されている。この孔261の開口面積は、中継基板63の形状が収容可能であれば、特に限定されない。
[接続部材]
図2に示す接続部材27は、円形の平板状をなし、その上面が基板収容部材26に接続されている。これにより、図3に示すように、前述した基板収容部材26が有する孔261の下面側開口が塞がれ、孔261に配置された中継基板63を収容する内部空間S2が形成されている。また、接続部材27の下面は、アーム16が取り付けられる取付面202を構成している(図1および図3参照)。
以上説明した第1ケース部材21、第2ケース部材22、側壁部23、基板収容部材26および接続部材27の各構成材料としては、特に限定されないが、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料、セラミックス等が挙げられる。また、これらは全て同一または同種の材料で構成されていてもよいし、互いに異なる材料で構成されていてもよい。
[アナログ回路基板]
図4に示すように、ケース2内には、複数(本実施形態では4つ)のアナログ回路基板61が設けられている。本実施形態では、1つのセンサーデバイス4に対して1つのアナログ回路基板61が設けられており、1つのセンサーデバイス4とそれに対応する1つのアナログ回路基板61とが電気的に接続されている。アナログ回路基板61は、第1固定部24と第2固定部25との間に配置されており、突出部251に挿通された状態でセンサーデバイス4に対して中心軸A1側に配置されている(図3および図4参照)。
このようなアナログ回路基板61は、図示はしないが、後述するセンサーデバイス4から出力された電荷Q(Qα、Qβ、Qγ)をそれぞれ電圧V(Vα、Vβ、Vγ)に変換するチャージアンプ(変換出力回路)を備えている。このチャージアンプは、例えば、オペアンプと、コンデンサーと、スイッチング素子と、を有して構成することができる。
[デジタル回路基板]
図3に示すように、ケース2内には、デジタル回路基板62が設けられている。本実施形態では、デジタル回路基板62は、例えばボルト等で構成された固定部材620によって第2ケース部材22の上方に固定されている。このデジタル回路基板62は、各アナログ回路基板61とに電気的に接続されている。
このようなデジタル回路基板62は、図示しないが、アナログ回路基板61からの電圧Vに基づいて、外力を検出(演算)する外力検出回路を備えている。外力検出回路は、x軸方向の並進力成分Fx、y軸方向の並進力成分Fy、z軸方向の並進力成分Fz、x軸周りの回転力成分Mx、y軸周りの回転力成分My、z軸周りの回転力成分Mzを演算する。この外力検出回路は、例えば、ADコンバーターと、このADコンバーターに接続されたCPU等の演算回路と、を有して構成することができる。
[中継基板]
図3に示すように、基板収容部材26内には、中継基板63が配置されている。中継基板63は、例えばボルト等で構成された固定部材630によって第2ケース部材22に対して固定されている。この中継基板63は、例えばフレキシブル基板で構成された配線(図示せず)によってデジタル回路基板62に電気的に接続されている。
このような中継基板63によって、力検出装置1は、ロボット100のロボットアーム10の駆動を制御するロボットコントローラー(図示せず)と力検出装置1からの検出結果とからのフィードバック制御を行う経路と、補正パラメーターの入力経路を備えることができる。なお、図示はしないが、中継基板63は、力検出装置1の外部に設けられた外部配線に接続されており、この外部配線がロボットコントローラー(図示せず)に接続されている。
[センサーデバイス]
図4に示すように、4つのセンサーデバイス4は、z軸方向から見て中心軸A1を通りy軸に平行な線分CLに対して対称となるように配置されている。4つのセンサーデバイス4はケース2内での配置が異なること以外、同様の構成である。各センサーデバイス4は、互いに直交するα軸、β軸およびγ軸の3軸に沿って加えられた外力(具体的には、せん断力、および、圧縮または引張力)を検出する機能を有する。
図5に示すように、各センサーデバイス4は、力検出素子8と、力検出素子8を収納するパッケージ40と、を有する。なお、センサーデバイス4は、前述したアナログ回路基板61に実装されている。
〈パッケージ〉
図5に示すように、パッケージ40は、力検出素子8が設置されている凹部を有する基部41と、凹部の開口を塞ぐようにして基部41に対してシーリング43を介して接合されている蓋体42と、を有する。
基部41は、平板状の底部材411と、底部材411に接合(固定)された四角形の枠状をなす側壁部材412と、を有する。底部材411は、γ軸方向から見て突出部251の頂面250を包含している。また、底部材411は、例えば絶縁性を有する接着剤等で構成された接着部材47を介して力検出素子8に接続されている。また、蓋体42は、板状をなし、その縁部側は、基部41側に向かって折れ曲がっていて、力検出素子8を覆うように設けられている。また、蓋体42の中央部は、平坦であり、第1固定部24および力検出素子8に当接している。
このような基部41および蓋体42の具体的な構成材料としては、例えば、ステンレス鋼、コバール等の各種金属材料や各種セラミックス等を用いることができる。
〈力検出素子〉
図6に示す力検出素子8(積層体)は、α軸に平行な外力(せん断力)に応じて電荷Qαを出力する2つの圧電素子81と、γ軸に平行な外力(圧縮/引張力)に応じて電荷Qγを出力する2つの圧電素子83と、β軸に平行な外力(せん断力)に応じて電荷Qβを出力する2つの圧電素子85と、2つの支持基板870と、複数の接続部88と、を有し、これらが図示の通り積層されている。
(圧電素子)
図6に示すように、2つの圧電素子81は、それぞれ、基準電位(例えばグランド電位GND)に電気的に接続されているグランド電極層813と、圧電体層811と、出力電極層812とを有する。また、2つの圧電素子81は、各出力電極層812が互いに接続部88を介して接続されるように配置されている。同様に、2つの圧電素子83は、それぞれ、グランド電極層833と、圧電体層831と、出力電極層832とを有する。また、2つの圧電素子83は、各出力電極層832が互いに接続部88を介して接続されるように配置されている。同様に、2つの圧電素子85は、それぞれ、グランド電極層853と、圧電体層851と、出力電極層852とを有する。また、2つの圧電素子85は、各出力電極層852が互いに接続部88を介して接続されるように配置されている。
各圧電体層811、831、851は、水晶で構成されている。これにより、高感度、広いダイナミックレンジ、高い剛性等の優れた特性を有する力検出装置1を実現することができる。また、図8に示すように、圧電体層811、831、851は、水晶の結晶軸であるX軸の方向が互いに異なるように配置されている。具体的には、各圧電体層811は、Yカット水晶板で構成されており、X軸の向きが互いに180°異なるように配置されている。同様に、各圧電体層851は、Yカット水晶板で構成されており、X軸の向きが互いに180°異なるように配置されている。また、圧電体層811と圧電体層851とは、X軸の向きが互いに90°異なるように配置されている。また、各圧電体層831は、Xカット水晶板で構成されおり、X軸の向きが互いに180°異なるように配置されている。
なお、本実施形態では、各圧電体層811、831、851は、水晶で構成されているが、これらは、水晶以外の圧電材料を用いた構成であってもよい。水晶以外の圧電材料としては、例えば、トパーズ、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT:Pb(Zr,Ti)O)、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等が挙げられる。
各圧電体層811、831、851の厚さは、それぞれ、特に限定されないが、例えば、0.1〜3000μm程度である。
また、各出力電極層812、832、852および各グランド電極層813、833、853は、力検出素子8の側面に設けられた側面電極46に電気的に接続されている。そして、これら出力電極層812、832、852は、側面電極46に接続された例えばAgペースト等で構成された導電性接続部45と、パッケージ40に設けられた複数の内部端子44と、図示しない基部41に形成された内部配線とを介して、アナログ回路基板61に電気的に接続されている。
各出力電極層812、832、852および各グランド電極層813、833、853を構成する材料は、それぞれ、電極として機能し得る材料であれば特に限定されないが、例えば、ニッケル、金、チタニウム、アルミニウム、銅、鉄、クロムまたはこれらを含む合金等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(例えば積層して)用いることができる。
各出力電極層812、832、852および各グランド電極層813、833、853の厚さは、それぞれ、特に限定されないが、例えば、0.05〜100μm程度である。
(支持基板)
各支持基板870は、圧電素子81、83、85を支持する機能を有する。これら支持基板870の厚さは、それぞれ、各圧電体層811、831、851の厚さよりも厚い。これにより、力検出素子8を後述するパッケージ40に対して安定して接続することができる。
また、各支持基板870は、水晶で構成されている。また、一方の支持基板870は、隣り合う圧電素子81が有する圧電体層811と同様の構成の水晶板(Yカット水晶板)で構成されており、X軸の向きもその圧電体層811と同様である。また、他方の支持基板870は、隣り合う圧電素子85が有する圧電体層851と同様の構成の水晶板(Yカット水晶板)で構成されており、X軸の向きもその圧電体層851と同様である。ここで、水晶は異方性を有するため、その結晶軸であるX軸、Y軸およびZ軸方向で熱膨張係数が異なる。そのため、熱膨張による力を抑えるために各支持基板870は隣り合う圧電体層811、851と同様の構成および配置(X軸の向き)であることが好ましい。
なお、各支持基板870は、それぞれ、各圧電体層811、831、851と同様に水晶以外の材料で構成されていてもよい。
また、各支持基板870の厚さは、特に限定されないが、例えば、0.1〜5000μm程度である。
(接続部)
接続部88は、絶縁性材料で構成されており、各圧電素子81、83、85間での導通を遮断する機能を有する。各接続部88としては、例えば、シリコーン系、エポキシ系、アクリル系、シアノアクリレート系、ポリウレタン系等の接着剤等を用いることができる。
以上、力検出素子8について説明した。前述したように、力検出素子8は、互いに直交する3軸をα軸、β軸およびγ軸としたとき、Xカット水晶板で構成された圧電体層831を備え、γ軸方向に沿った外力に応じて電荷Qγを出力する圧電素子83(第1圧電素子)を有する。さらに、力検出素子8は、Yカット水晶板で構成された圧電体層811を備え、α軸方向の外力に応じて電荷Qαを出力する圧電素子81(第2圧電素子)を有する。そして、力検出素子8は、Yカット水晶板で構成された圧電体層851を備え、圧電素子83を圧電素子81との間に挟むように配置され、β軸方向の外力に応じて電荷Qβを出力する圧電素子85(第3圧電素子)を有する。これにより、水晶の結晶方位による圧電効果の異方性により、加えられた外力を分解して検出することができる。すなわち、互いに直交する3軸の並進力成分を独立して検出することができる。
このように、力検出素子8は、複数(2つ以上)の圧電素子81、83、85を備えることで、検出軸の多軸化を図ることができる。また、力検出素子8は、圧電素子81、83、85(第1〜第3圧電素子)を少なくとも1つずつ有すれば互いに直交する3軸の並進力成分を独立して検出することができるが、本実施形態のように圧電素子81、83、85(第1〜第3圧電素子)をそれぞれ2つ有することで、出力感度を高めることができる。
なお、各圧電素子81、83、85の積層順は、図示のものに限定されない。また、力検出素子8を構成する圧電素子の数は、前述した数に限定されない。例えば、圧電素子の数は1〜5つであってもよいし、7つ以上であってもよい。
以上、力検出装置1の基本的な構成について説明した。
ここで、前述した第1固定部24と、第2固定部25と、与圧ボルト70と、センサーデバイス4と、アナログ回路基板61とで「構造体20」を構成している(図5参照)。このような構造体20では、センサーデバイス4に対する第1固定部24および第2固定部25の接触圧(接触状態)を均等またはそれに近い状態にするために各種工夫をしている。以下、この点について、詳細に説明する。
図7は、図5に示す構造体を模式的に示す断面図である。図8は、図7に示す構造体を矢印X1方向から見た図である。図9は、調整部を有していない構造体を示す断面図である。図10は、図6に示す力検出素子を矢印X2方向から見た図である。また、以下では、+γ軸方向側を「上」、−γ軸方向側を「下」ともいう。
[構造体]
図7および図8に示すように、第1固定部24は、平板状をなす部材であり、第1固定部24と第2固定部25とが重なる方向から見た平面視(以下、単に「平面視」ともいう)で、センサーデバイス4と接触している第1部分243と、第1部分243の外周部に位置する第2部分244とを有する。
第1部分243のセンサーデバイス4側の面(内壁面240の一部)は、センサーデバイス4の上部に対応した平坦面であり、センサーデバイス4に当接している。
第2部分244には、前述した与圧ボルト70が挿通される貫通孔241が設けられている。また、第2部分244のセンサーデバイス4側の面には、2つの凹部242(溝)が形成されている。
凹部242は、平面視で、貫通孔241とセンサーデバイス4との間に設けられている。この凹部242は、β軸方向に直線状に延びた長手形状をなしている。このような凹部242を有することで、第1固定部24の凹部242の直上にある部分の厚さd1は、第1部分243における厚さd2よりも薄くなっている。この凹部242の直上にある部分は、センサーデバイス4に対する第1部分243の接触圧を均一またはそれに近い状態になるように調整する調整部245を構成している。この調整部245の厚さd1が、第1部分243の厚さd2よりも薄いことで、調整部245は、第1部分243よりも変形し易い。そのため、与圧ボルト70の締結により第1固定部24に矢印P1方向の力がかかったときに調整部245が第1部分243よりも優先的に変形することで、第1部分243の変形を低減することができる。これにより、センサーデバイス4に対する第1部分243の接触状態を均等またはそれに近い状態にすることができる。
また、第2固定部25は、第1固定部24側に向かって突出した突出部251と、平面視で突出部251の外周部に位置する薄肉部253と、を有する。突出部251は、前述したように、センサーデバイス4に接触している。また、薄肉部253の厚さd3は、突出部251の厚さd4よりも薄い。そのため、薄肉部253は、突出部251よりも変形し易い。それゆえ、与圧ボルト70の締結により第2固定部25に矢印P2方向の力がかかったときに薄肉部253は突出部251よりも変形する。特に、薄肉部253と突出部251との剛性の差により、薄肉部253の突出部251側の領域に大きな力が加わる。これにより、薄肉部253は、前述した調整部245と同様の機能を発揮する。よって、センサーデバイス4に対する突出部251の接触状態を均等またはそれに近い状態にすることができ、センサーデバイス4に対する突出部251の接触状態を均等またはそれに近い状態にすることができる。
このように、力検出装置1は、第1固定部24(第1部材)と、第1固定部24に対向配置されている第2固定部25(第2部材)と、第1固定部24と第2固定部25との間に配置され、外力に応じて信号を出力する少なくとも1つ(本実施形態では6つ)の圧電素子81、83、85を有する力検出素子8を備えるセンサーデバイス4と、第1固定部24と第2固定部25とが重なる方向から見た平面視でセンサーデバイス4の外周部に設けられ、センサーデバイス4を与圧する複数の与圧ボルト70(与圧部材)と、を備える(図4および図7参照)。そして、前述したように、第1固定部24は、センサーデバイス4と接する第1部分243と、平面視で第1部分243の外周部に位置し、センサーデバイス4に対する第1部分243の接触圧を調整する調整部245を含む第2部分244と、を有し、調整部245の厚さd1(与圧ボルト70による与圧方向における長さ)は、第1部分243の厚さd2(与圧方向における長さ)よりも薄い(短い)。
このような力検出装置1によれば、調整部245を備えることでセンサーデバイス4に対する第1部分243の接触圧(接触状態)を均等またはそれに近い状態にすることができる。そのため、力検出装置1による外力検出の高精度化を図ることができる。
さらに、前述したように、第2固定部25は、センサーデバイス4と接する突出部251と、平面視で突出部251の外周部に位置し、センサーデバイス4に対する突出部251の接触圧を調整する機能を有する薄肉部253とを有する。これにより、第2固定部25においても第1固定部24と同様に、センサーデバイス4に対する突出部251の接触圧(接触状態)を均等またはそれに近い状態にすることができる。このように、第1固定部24と第2固定部25との双方が、「調整部」として機能する部分(調整部245、薄肉部253)を有することで、外力の検出精度をより高めることができる。
なお、本実施形態では、第2固定部25は、突出部251と薄肉部253とを有して構成されているが、例えば、第2固定部25は、第1固定部24と同様の構成であってもよい。すなわち、第2固定部25は、平板状をなす第1部分とその外周に位置する凹部(調整部)を有する第2部分とを有する構成であってもよい。また、逆に、第1固定部24が、第2固定部25と同様の構成であってもよい。
ここで、図9に示す構造体20Xのように、調整部245を有していない単なる平板状の第1固定部24Xを用いて、センサーデバイス4に対して与圧を付与すると、第1固定部24Xの平面視でセンサーデバイス4と重なる部分が撓んでしまい、センサーデバイス4に対して第1固定部24Xを均等に接触させることができない。なお、平板状の第2固定部25Xを用いた場合も同様のことが言える。
これに対し、前述したように本実施形態における第1固定部24は、調整部245を有しているため、第1部分243の変形を低減することができ、よって、外力検出の高精度化を図ることができる。また、図9に示す構造体20Xでは、与圧が付加されたときに第1固定部24Xにかかる力が、力検出素子8の平面視での中央部よりも外周部の方が大きくなってしまう。そのため、図9に示す構造体20Xでは、センサーデバイス4内に収容された力検出素子8の角部が破損等するおそれが高い。これに対し、本実施形態では、調整部245を有するため、センサーデバイス4内に収容された力検出素子8の耐力を向上させることができる。
また、厚さd1の厚さd2に対する比率(d1/d2)は、特に限定されないが、0.5≦d1/d2≦0.98であることが好ましく、0.7≦d1/d2≦0.9であることがより好ましい。これにより、第1固定部24の必要な機械的強度を確保しつつ、第1部分243の接触圧を調整する機能を特に好適に発揮することができる。なお、厚さd1は、特に限定されないが、構造体20の小型化および第1固定部24の機械的強度の観点から、例えば、0.5cm以上3.0cm以下とすることができる。また、厚さd2は、特に限定されないが、0.25cm以上2.5cm以下とすることができる。また、凹部242の幅は、特に限定されないが、第1固定部24の機械的強度を保ちつつ、第1部分243の接触圧を調整する機能を発揮できるよう設定することが好ましい。
また、前述したように、調整部245は、平面視で、貫通孔241とセンサーデバイス4との間、すなわち与圧ボルト70(与圧部材)とセンサーデバイス4との間に設けられている(図7および図8参照)。これにより、センサーデバイス4に対する第1部分243の接触圧をより好適に調整することができる。
また、本実施形態では、調整部245は、平面視で、貫通孔241と力検出素子8との間の中央部に設けられているが、調整部245は、平面視で、貫通孔241寄りに設けられていてもよいし、センサーデバイス4寄りに設けられていてもよい。
また、調整部245は、前述したように、凹部242の直上の部分で構成されている。別の言い方をすれば、第2部分244に、凹部242が設けられており、調整部245は、凹部242の底部を含んで構成されているとも言える。これにより、前述したように、センサーデバイス4に対する第1部分243の接触圧をより好適に調整することができる。また、第1固定部24に凹部242を形成することで、比較的簡単に調整部245を設けることができる。
また、本実施形態における第2部分244は、厚さd1を有する調整部245と厚さd2を有する部分とを有する。このように、第2部分244の全部を薄くするよりも、第2部分244の一部を薄くすることで、第2部分244の機械的強度を高くすることができ、よって、センサーデバイス4をより安定的に支持することができる。
また、凹部242は、与圧方向(γ軸方向)と、貫通孔241同士を結ぶ線分に平行な方向(α軸方向)との双方に直交する方向(β軸方向)に延出している。これにより、前述したセンサーデバイス4に対する第1部分243の接触圧を均等またはそれに近い状態にすることが容易である。なお、凹部242は、平面視で、例えばβ軸方向に対して傾斜していてもよい。
また、本実施形態では、凹部242のβ方向における長さは、センサーデバイス4の平面視でのβ方向における長さよりも長く形成されている(図8参照)。これにより、前述したセンサーデバイス4に対する第1部分243の接触圧をより均等にでき、センサーデバイス4に対する第1部分243の接触状態をより均等にすることができる。
また、本実施形態では、凹部242は、直線状に延出している。これにより、調整部245を所望とする位置に比較的簡単に設けることができる。なお、凹部242は、平面視で湾曲状をなしていてもよい。
また、本実施形態では、力検出装置1による外力検出の高精度化を図るよう、前述した力検出素子8の構成を工夫している。具体的には、前述した圧電素子81は、圧電効果により電荷Qαを生じる圧電体層811と、圧電体層811に設けられ、電荷Qαに応じた電圧Vα(信号)を出力する出力電極層812(電極)とを有し、出力電極層812(電極)の平面視での外形は、圧電体層811の平面視での外形よりも小さい(図6および図10参照)。このように出力電極層812(図示はしないが図4に示す側面電極46に接続するための配線を除く)を設けることで、力検出素子8の平面視での中央部と外周部との接触圧の差による外力検出の精度の低下をさらに低減することができる。なお、グランド電極層813についても同様である。また、圧電素子83、85についても同様である。
また、前述したように、力検出素子8のγ軸方向(与圧方向)と直交する方向であるα軸方向の長さL1(およびβ軸方向の長さ)は、力検出素子8のγ軸方向の長さL2よりも短い(図6参照)。これにより、力検出素子8の平面視での中央部と外周部との接触圧の差をさらに低減することができ、センサーデバイス4への接触圧の更なる均等化を図ることができる。
図11は、図8に示す調整部の変形例を示す図である。
図11に示すように、調整部245a(凹部242a)は、与圧ボルト70とセンサーデバイス4との間の領域に複数あってもよい。図11では、2つの調整部245aが、α軸方向に並んで設けられている。これにより、センサーデバイス4に対する第1部分243の接触圧をより均等にでき、センサーデバイス4に対する第1部分243の接触状態をより均等にすることができる。なお、複数の調整部245aは、例えばβ軸方向に並んで設けられていてもよい
図12は、図8に示す調整部の変形例を示す図である。
図12に示すように、調整部245b(凹部242b)は、平面視でセンサーデバイス4を囲むように設けられていてもよい。本実施形態では、調整部245b(凹部242b)は、平面視で四角形の枠状をなす。これにより、センサーデバイス4に対する第1部分243の接触圧をより均等にでき、センサーデバイス4に対する第1部分243の接触状態をより均等にすることができる。また、構造体20を組み立てる際に、調整部245bに対するセンサーデバイス4の位置を決定する位置決め部として好適に用いることもできる。
以上説明したように、本実施形態の力検出装置1によれば、外力検出の高精度化を図ることができ、また、力検出素子8の耐力を向上させることができる。
また、本実施形態では、与圧ボルト70(与圧部材)が、1つのセンサーデバイス4に対して2つ設けられている場合を例に説明したが、「与圧部材」の数は、1つでも3つ以上であってもよい。その場合にも、平面視で与圧ボルト70とセンサーデバイス4との間に凹部242(調整部245)を設けることで、センサーデバイス4に対する第1部分243の接触圧を均等またはそれに近い状態にすることができる。そのため、力検出装置1による外力検出の高精度化を図ることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。
図13は、第2実施形態に係る力検出装置が有する構造体の横断面図(与圧を解除した状態)である。図14は、図13に示す構造体の横断面図(与圧が付与された状態)である。
本実施形態は、第1固定部および第2固定部の構成が異なること以外は、前述した実施形態と同様である。なお、以下の説明では、第2実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。
図13に示す構造体20Aが有する第1固定部24Aの第1部分243Aは、センサーデバイス4側に向かって突出した凸部246を有する。
凸部246は、図13に示すように、与圧を解除した状態において、平面視でのセンサーデバイス4の外周から中心に向かって、その厚さが漸増している。このような凸部246を有する第1固定部24Aでは、第2部分244Aの厚さd1が第1部分243Aの厚さd2よりも薄い。すなわち、第2部分244Aが調整部245Aを構成している。このような第1固定部24Aによれば、図14に示すように、与圧を付与することで、凸部246の表面が平坦なセンサーデバイス4の上面に倣って接触する。
同様に、第2固定部25Aも、第1固定部24Aと同様の構成である。すなわち、第2固定部25Aは、凸部256を有し、第2部分253Aの厚さd1が第1部分251Aの厚さd2よりも薄い。そして、第2部分253Aは、調整部255Aを構成している。
このように、本実施形態では、第1部分243Aは、複数の与圧ボルト70(与圧部材)によるセンサーデバイス4への与圧をしていない状態においてセンサーデバイス4に向かって凸状をなす凸部246を有する。これにより、第2部分244Aの厚さd1が第1部分243Aの厚さd2よりも薄いことで、第2部分244A(特に第2部分244Aの第1部分243Aに近接する部分)が第1部分243Aよりも優先的に変形することに加えて、第1部分243Aが凸部246を有することで、第1部分243Aの接触圧をさらに均等またはそれに近い状態にすることができる。
また、凸部246は、センサーデバイス4の中央に向かって厚さが漸増している。これにより、前述したように、与圧を付与することで、凸部246の表面を平坦なセンサーデバイス4の上面に倣って接触させることができるので、センサーデバイス4に対する第1部分243Aの接触圧をより簡単に均等にすることができる。
なお、凸部246は、その厚さが漸増しているが、「凸部」は、センサーデバイス4の中央に向かって段階的にその厚さが増大している構成であってもよい。
以上説明したような第2実施形態によっても、前述した実施形態と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。
図15は、第3実施形態に係る力検出装置が有する構造体の横断面図である。図16は、図15に示す構造体の平面図である。図17は、図16に示す力検出素子を示す斜視図である。
本実施形態は、主に、構造体の構成が異なること以外は、前述した実施形態と同様である。なお、以下の説明では、第3実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。
図15および図16に示すように、構造体20Bは、平面視でセンサーデバイス4Bの中央部に設けられた与圧ボルト71(中央部与圧部材)を有する。
第1固定部24Bには、与圧ボルト71が挿通可能な貫通孔249が形成されている。また、第2固定部25Bには、与圧ボルト71の先端部が螺合可能な雌ネジ孔259が形成されている。また、センサーデバイス4Bには、貫通孔249および雌ネジ孔259に連通し、与圧ボルト71が挿通可能な貫通孔49が設けられている。なお、詳細な図示はしないが、基部41Bの平面視での中央部に貫通孔が形成され、蓋体42Bの平面視での中央部に貫通孔が形成されている。また、力検出素子8Bは、図17に示すように円筒状をなし、与圧ボルト71を挿通可能に構成されている。この力検出素子8Bの円筒内の空間と基部41Bおよび蓋体42Bの各貫通孔とで、貫通孔49が構成されている。
このように、本実施形態では、構造体20Bは、平面視でセンサーデバイス4B(力検出素子8B)の中央部に設けられた与圧ボルト71(中央部用与圧部材)を備える。これにより、センサーデバイス4Bに対する第1固定部24Bの第1部分243の接触圧をより均等にすることができる。
また、力検出素子8Bは、円筒状をなす。これにより、力検出素子8Bの外周部における応力集中を抑制することができる。このような観点から、力検出素子8Bの平面視での外形は、本実施形態のように円形であることが好ましい。ここで、「力検出素子」が例えば角柱形であると外周部(角部)に力が集中し易い。これに対し、力検出素子8Bの平面視での外形を上記構成とすることで、力検出素子8Bの外周部における応力集中を抑制することができる。そのため、センサーデバイス4Bに対する第1部分243の接触圧をより均等にすることができる。また、図示はしないが、力検出素子の平面視での外形は角部を有し、角部は鈍角形状および丸みを帯びた形状の少なくとも一方の形状であっても、上記と同様の効果を発揮できるため好ましい。
また、力検出素子8Bのように平面視での中央部に貫通孔を有する構成とすることで、力検出素子8Bの平面視での中央部と外周部との接触圧の差をさらに低減することができ、センサーデバイス4Bへの接触圧の更なる均等化を図ることができる。
以上、本発明の力検出装置およびロボットを、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した説明では、与圧部材および中央部与圧部材として、与圧ボルトを用いた例を説明したが、与圧可能であれば与圧ボルトに限定されず他の形態であってもよい。
また、前述した説明では、センサーデバイスは、パッケージを備えていたが、少なくとも1つの圧電素子を備えていればよく、パッケージを備えていなくてもよい。また、センサーデバイスは、例えば、パッケージが有する蓋体を備えていなくてもよい。また、センサーデバイスは、シール部材を備えていなくてもよく、基部と蓋体とが直接的に接合されていたり、嵌合等により接続されていてもよい。
また、前述した説明では、第1固定部(第1部分)と第2固定部(第2部分)とは、第1プレートおよび第2プレートに対して直交して設けられていたが、これらに対して平行であってもよいし、傾斜して設けられていてもよい。また、第1固定部および第2固定部を省略してもよい。すなわち、センサーデバイス4は、第1プレートと第2プレートとによって挟持され、与圧されていてもよい。その場合には、第1プレートを第1部材として捉え、第2プレートを第2部材として捉えればよい。
また、本発明のロボットは、6軸の垂直多関節ロボットに限定されない。例えば、本発明のロボットは、水平多関節ロボットであってもよいし、パラレルリンクロボットでもよい。また、本発明のロボットは、単腕ロボットに限定されず、双方ロボットであってもよい。
また、本発明のロボットの1つのロボットアームが有するアームの数は、1〜5つでもよいし、7つ以上でもよい。
また、本発明の力検出装置は、ロボット以外の機器に組み込むことも可能であり、例えば、自動車等の移動体に搭載してもよい。
1…力検出装置、2…ケース、4…センサーデバイス、4B…センサーデバイス、8…力検出素子、8B…力検出素子、10…ロボットアーム、11…アーム、12…アーム、13…アーム、14…アーム、15…アーム、16…アーム、17…エンドエフェクター、20…構造体、20A…構造体、20B…構造体、20X…構造体、21…第1ケース部材、22…第2ケース部材、23…側壁部、24…第1固定部、24A…第1固定部、24B…第1固定部、24X…第1固定部、25…第2固定部、25A…第2固定部、25B…第2固定部、25X…第2固定部、26…基板収容部材、27…接続部材、40…パッケージ、41…基部、41B…基部、42…蓋体、42B…蓋体、43…シーリング、44…内部端子、45…導電性接続部、46…側面電極、47…接着部材、49…貫通孔、61…アナログ回路基板、62…デジタル回路基板、63…中継基板、70…与圧ボルト、71…与圧ボルト、81…圧電素子、83…圧電素子、85…圧電素子、88…接続部、100…ロボット、110…基台、201…取付面、202…取付面、211…第1プレート、221…第2プレート、222…貫通孔、240…内壁面、241…貫通孔、242…凹部、242a…凹部、242b…凹部、243…第1部分、243A…第1部分、244…第2部分、244A…第2部分、245…調整部、245A…調整部、245a…調整部、245b…調整部、246…凸部、249…貫通孔、250…頂面、251…突出部、252…雌ネジ孔、253…薄肉部、251A…第1部分、253A…第2部分、255A…調整部、256…凸部、259…雌ネジ孔、261…孔、411…底部材、412…側壁部材、620…固定部材、630…固定部材、811…圧電体層、812…出力電極層、813…グランド電極層、831…圧電体層、832…出力電極層、833…グランド電極層、851…圧電体層、852…出力電極層、853…グランド電極層、870…支持基板、A1…中心軸、CL…線分、P1…矢印、P2…矢印、Qα…電荷、Qβ…電荷、Qγ…電荷、S1…内部空間、S2…内部空間、d1…厚さ、d2…厚さ、d3…厚さ、d4…厚さ、L1…長さ、L2…長さ、GND…グランド電位

Claims (11)

  1. 第1部材と、
    前記第1部材に対向配置されている第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材との間に配置され、外力に応じて信号を出力する少なくとも1つの圧電素子を有する力検出素子を備えるセンサーデバイスと、
    前記第1部材と前記第2部材とが重なる方向から見た平面視で前記センサーデバイスの外周部に設けられ、前記センサーデバイスを与圧する複数の与圧部材と、を備え、
    前記第1部材は、前記センサーデバイスと接する第1部分と、前記平面視で前記第1部分の前記外周部に位置し、前記センサーデバイスに対する前記第1部分の接触圧を調整する調整部を含む第2部分と、を有し、
    前記調整部の前記与圧部材による与圧方向における長さは、前記第1部分の前記与圧方向における長さよりも短いことを特徴とする力検出装置。
  2. 前記調整部は、前記平面視で、前記与圧部材と前記センサーデバイスとの間に設けられている請求項1に記載の力検出装置。
  3. 前記第2部分には、凹部が設けられており、
    前記調整部は、前記凹部の底部を含んで構成されている請求項1または2に記載の力検出装置。
  4. 前記第1部分は、複数の前記与圧部材による前記センサーデバイスへの与圧をしていない状態において前記センサーデバイスに向かって凸状をなす凸部を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の力検出装置。
  5. 前記凸部は、前記センサーデバイスの中央に向かって厚さが漸増している請求項4に記載の力検出装置。
  6. 前記力検出素子の前記与圧方向と直交する方向の長さは、前記力検出素子の前記与圧方向の長さよりも短い請求項1ないし5のいずれか1項に記載の力検出装置。
  7. 前記圧電素子は、圧電効果により電荷を生じる圧電体層と、前記圧電体層に設けられ、前記電荷に応じた信号を出力する電極とを有し、
    前記電極の前記平面視での外形は、前記圧電体層の前記平面視での外形よりも小さい請求項1ないし6のいずれか1項に記載の力検出装置。
  8. 前記平面視で前記センサーデバイスの中央部に設けられた中央部用与圧部材を備える請求項1ないし7のいずれか1項に記載の力検出装置。
  9. 前記力検出素子の前記平面視での外形は、円形である請求項1ないし8のいずれか1項に記載の力検出装置。
  10. 前記力検出素子の前記平面視での外形は角部を有し、前記角部は鈍角形状および丸みを帯びた形状の少なくとも一方の形状である請求項1ないし8のいずれか1項に記載の力検出装置。
  11. 基台と、前記基台に接続されたアームと、前記アームに接続された請求項1ないし10のいずれか1項に記載の力検出装置と、を備えることを特徴とするロボット。
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