JP2019011933A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷凍室の冷却を省スペースで効率的に行うことができる冷蔵庫を提供する。【解決手段】冷凍室の後方に配置され、冷凍室に冷気を供給する冷却器と冷却ファンとが収納された冷却室と、冷却ファンの前方を覆う冷却ファンカバーと、冷凍室へ冷気を吹出す吹出し口と、冷却ファンカバーに冷凍室への冷気を制御する冷凍室ダンパ28を備えた冷蔵庫において、冷凍室ダンパ28はダンパ枠体28aと複数のフラップ28bと駆動装置28cとを備え、駆動装置28cでフラップ28bを回動可能にし、各フラップ28bは平行に配置されている。【選択図】図5

Description

本発明は冷凍室用ダンパを備えた冷蔵庫に関するものである。
一般に冷蔵庫は、冷蔵庫本体背面の冷却室で冷気を生成し、その冷気を冷却ファンによって冷蔵室、冷凍室、野菜室等に循環させて各室内の食品を冷却するが、その際、冷蔵室への冷気循環量を調整する冷蔵室ダンパを備えるとともに、さらに冷凍室への冷気循環量を制御する冷凍室ダンパを設けて、冷蔵室と冷凍室を効率よく冷却できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−58681号公報
しかしながら、上記従来の冷蔵庫では、冷凍室ダンパが、冷却器収納室から冷却ファンで冷凍室に送風される吐出風路内(冷却ファンカバー開口部)に配置されており、さらに冷凍室ダンパのフラップの開閉動作分のスペースを確保する必要があるため冷気吐出風路のスペースが増大し、庫内容積が減少してしまうという課題を有している。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、冷却器収納室周辺のスペースを抑制し庫内容積効率を高めることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、冷凍室の後方に配置され、前記冷凍室に冷気を供給する冷却器と冷却ファンとが収納された冷却室と、前記冷却ファンの前方を覆う冷却ファンカバーと、前記冷凍室へ冷気を吹出す吹出し口を形成した仕切部と、前記冷却ファンカバーに前記冷凍室への冷気を制御する冷凍室ダンパを備えた冷蔵庫において、前記冷凍室ダンパは枠体と駆動装置と複数のフラップとを備え、前記駆動装置によって前記フラップを回動可能にし、前記複数のフラップは平行に配置されているものである。
これにより、冷凍室用ダンパを備える冷蔵庫において、冷気吐出風路のスペースを増大することなく、冷却器収納室周辺のスペースを抑制することができる。
本発明は、上記構成により、冷凍室用ダンパを備える冷蔵庫において、冷却器収納室周辺のスペースを抑制し、庫内容積効率を高めることができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 同冷蔵庫の内部を示す正面図 同冷蔵庫の断面図 同冷蔵庫の冷気流れを説明する説明図 (a)同冷蔵庫の冷凍室ダンパを示す斜視図、(b)図5(a)のA−A断面図でフラップ閉時の断面図、(c)図5(a)のA−A断面図でフラップ開時の断面図
請求項1に記載の発明は、冷凍室の後方に配置され、前記冷凍室に冷気を供給する冷却器と冷却ファンとが収納された冷却室と、前記冷却ファンの前方を覆う冷却ファンカバーと、前記冷凍室へ冷気を吹出す吹出し口と、前記冷却ファンカバーに前記冷凍室への冷気を制御する冷凍室ダンパを備えた冷蔵庫において、前記冷凍室ダンパは枠体と駆動装置と複数のフラップとを備え、前記駆動装置によって前記フラップを回動可能にし、前記各フラップは平行に配置されていることにより、冷気吐出風路のスペースを増大することなく、冷却器収納室周辺のスペースを抑制することができ、庫内容積効率を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記駆動装置により駆動する前記複数のフラップの自由端側は前記冷却室側に回動されることにより、フラップを通過した冷気の流路抵抗を低減でき吹出し口から効率よく冷気を吐出できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記複数のフラップで開閉する前記枠体の開口部は冷却ファンカバーに、垂直面に対して傾斜して配置されたことにより、冷凍室ダンパに付着する除霜水等の水切性が向上し、冷凍室ダンパの信頼性を高めることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記複数のフラップは前記枠体の開口部を開閉し、前記開口部を閉じた時、前記各フラップは隣接する前記フラップの回動軸に自由端部が重なって配置されたことにより、複数のフラップを閉じた時に各フラップ間から冷気が漏れるのを低減することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記複数のフラップは前記枠体の開口部を開閉し、前記開口部を閉じた時、前記各フラップは隣接する前記フラップの回動軸に自由端部が隙間を有しながら重なって配置されたことにより、隣接するフラップが凍結して開閉動作しなくなるのを抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、前記複数のフラップが前記枠体の前記開口部を開いた時、前記各フラップの自由端部は前記枠体の後方に延在するフランジ部より外側に突出しない寸法にしたことにより、冷却ファンカバーと冷却ファンとの間の距離を抑制することができ、庫内容積効率を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図4は冷蔵庫の全体構成を説明する図、図5は冷凍室ダンパを説明する図である。
まず図1〜図4を用いて冷蔵庫の全体構成を説明する。
図1〜図4において、本実施の形態に係る冷蔵庫は、前方を開口した冷蔵庫本体1を備え、この冷蔵庫本体1は金属製の外箱2と、硬質樹脂製の内箱3と、前記外箱2および内箱3の間に発泡充填された発泡断熱材4とで構成してあり、仕切壁5、6等によって複数の貯蔵室が仕切形成してある。また、前記冷蔵庫本体1の各貯蔵室は冷蔵庫本体1と同様の断熱構成を採用した回動式の扉7或いは引出し式の扉8、9、10、11で開閉自在と
してある。
冷蔵庫本体1内に形成した貯蔵室は、最上部の冷蔵室14と、冷蔵室14の下に設けた温度帯切り替え可能な切替室15と、切替室15の横に設けた製氷室16と、切替室15および製氷室16と最下部の野菜室17との間に設けた冷凍室18で構成している。そして、前記冷蔵室14には複数の棚板20が設けてあり、その下部には冷却温度帯の異なるパーシャル室21があり、チルド室21にもなるように温度帯を切替可能に設けてある。
上記冷蔵室14は、冷蔵保存するための貯蔵室で、凍らない程度の低い温度、具体的には、通常1〜5℃に設定され冷却される。また、冷蔵室内に設けたパーシャル室21は微凍結保存に適した−2〜−3℃に設定され、チルド室22は冷蔵室14よりも低くパーシャル室21よりは高めの1℃前後の温度に設定され冷却される。
野菜室17は、冷蔵室14と同等もしくは若干高く温度設定される貯蔵室で、具体的には、2〜7℃に設定され冷却される。この野菜室17は野菜等の収納食品から発せられる水分により高湿度となるため、局所的に冷えすぎると結露することがある。そのため、比較的高い温度に設定することで冷却量を少なくし、局所的な冷えすぎによる結露発生を抑制している。
冷凍室18は、冷凍温度帯に設定される貯蔵室で、具体的には、通常−22〜−18℃に設定され冷却されるが、冷凍保存状態向上のため、例えば−30℃や−25℃などの低温に設定され冷却されることもある。
切替室15は、庫内の温度が変更可能な貯蔵室であり、用途に応じて冷蔵温度帯から冷凍温度帯まで切り換えることができるようになっている。
一方、前記冷凍室18の背面には冷却室23が設けてあり、この冷却室23には冷気を生成する冷却器24と、冷気を前記各室に供給する冷却ファン25とが設置してある。そして更に冷却器24の下方にはガラス管ヒータ等で構成した除霜手段26(以下、ガラス管ヒータと称す)が設けてある。
冷却ファン25の前方には冷却ファンカバー27があり、冷却ファンカバー27には冷凍室ダンパ28が設けてあり、冷却ファン25よりも上方に配置している。
また冷却ファンカバー27の前部には冷凍室ダンパ28の開閉制御により制御された冷気が切替室15、製氷室16、冷凍室18へ冷気を吹出す吹出し口29を形成した仕切部30が形成されている。冷凍室18の奥下部に設けられた冷凍室戻り口50を通って冷却室23に戻る。
冷却器24は、圧縮機31と、放熱用の放熱パイプ(図示せず)と、キャピラリーチューブ(図示せず)とを環状に接続して冷凍サイクルを構成しており、圧縮機31によって圧縮された冷媒の循環によって冷却を行う。
また、冷却ファン25は冷却器24の上方に設けてあり、冷蔵室ダンパ32を介してその下流側に連なる冷蔵室ダクト37を通って冷蔵室14の冷気を制御し冷却する。また冷蔵室ダンパ32とツインダンパ構成となるパーシャル室ダンパ33を介してパーシャル室21の冷気を制御し冷却する。
冷蔵室ダンパ32とパーシャル室ダンパ33を構成するツインダンパは仕切壁5に埋設されており、高さ方向では冷却ファン25とツインダンパの間に冷凍室ダンパ28が配置
されている。
また野菜室ダンパ34は冷凍室18内にあり、冷却ファン25の横方向に配置している。
以下、上記冷却室23、冷蔵室14、冷凍室18、野菜室17の各室及びその冷却の構成について説明していく。
次に図3〜5を用いて冷凍室とその冷却構成を説明する。
冷凍室18は冷蔵室14の下方で、かつ冷却室23の前方にあって、内部に下段容器35aとその上方に載置した上段容器35bとからなる冷凍室容器35が扉11の引出し開閉によって出し入れ自在なるように設けてある。そして、冷凍室容器35の奥に形成した冷却室23で冷却器24と熱交換された冷気が冷却ファン25によって送風され、冷凍室ダンパ28の開閉制御によって、吐出される冷気量が制御され、吹出し口29から冷凍室18、切替室15および製氷室16へ冷気が吐出される。
図3に示すように上下複数段に冷気吹出し口29が設けてあり、最上部の吹出し口29は製氷室16および切替室15に冷気を供給し、中段の冷気吹出し口29は上記冷凍室容器35bに冷気を供給し、最下段の冷気吹出し口29は下段容器35aに冷気を供給するようになっている。
また、冷却ファン25はファンケーシングの上部を冷蔵庫本体背面側に倒し、傾斜して配置しており、冷凍室ダンパ28のダンパ枠体28aも同様に傾斜して配置している。
冷凍室ダンパ28は、冷凍室18に供給される冷気を開閉制御するもので、図5示すように耐熱性樹脂、例えばポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS樹脂)で形成したダンパ枠体28aに同様の耐熱性樹脂で形成した複数のフラップ28b、この例では三つのフラップ28bを設けて構成してある。そして、上記冷凍室ダンパ28は開口部28eを有するダンパ枠体28aとこの開口部28eを開閉する上下方向に配置した複数のフラップ28bと駆動装置28cとを備えている。駆動装置28cはダンパ枠体28aの左右方向の一端部側に配置している。
各フラップ28bは冷却室23の左右方向に細長く形成した板状部材であり、左右両端部に軸部があり、一方の軸部はダンパ枠体28aに軸支され、他方の軸部は駆動装置28cの駆動により連動するように連結部材を介してダンパ枠体28aに軸支されている。
またダンパ枠体28aは上下方向よりも左右方向が長い枠体であり、開口部28eは上下に橋渡しした桟部28dが形成されている。
また、各フラップ28bは駆動装置28cの駆動により、ダンパ枠体28aの開口部28eを開放した時、冷凍室18とは反対の冷却室23側に各フラップ28bの自由端部28fが回動するように構成してあり、この時、自由端部28fはダンパ枠体28aの外周を形成し冷蔵庫本体背面方向に延在するフランジ部よりも外側に飛び出さない寸法で形成されている。図5は、複数のフラップ28bは実線の図番付与線のものが閉じたとき、破線図番付与線のものが開いた時を示している。
さらに、冷凍室18へ冷気を吐出しない場合、各フラップ28bは駆動装置28cによりダンパ枠体28aの開口部28eを閉じるように動作し、閉じた時にフラップ28bの自由端部は、下方に位置するフラップ28bの軸支部28gの後方に一部が重なりながら
位置する。この時上部フラップ28bの自由端部28fが下部フラップ28bの板状面部に接触していてもよい。
または重なり部分の沿面距離を長く形成し、上部フラップ28bの自由端部28fが下部フラップ28bの軸支部28gとの重なり部分の沿面距離を長く形成し、自由端部28fと軸支部28gとの間に空間を形成しておいてもよい。
また、ダンパ枠体28aの下部に発熱部材であるヒータ部材36をダンパ枠体の長手方向に配置している。
次に図3を用いて冷蔵室とその冷却構成を説明する。
冷蔵室14は、冷蔵庫本体1の最上部に位置していて図3に示すように複数の棚板20を有しており、背面に前記した冷蔵室ダクト37が設けてある。冷蔵室14と冷凍室18との間を仕切る仕切壁5の第1冷気供給口38を覆う如く冷蔵室背面に装着して冷却室23と連通させてある。そして、上記第1冷気供給口38には冷蔵室ダンパ32とパーシャル室ダンパ33を組み込み、この冷蔵室ダンパ32の開閉によって冷却室23から冷蔵室14への冷気供給量を制御するようになっている。
上記冷蔵室ダンパ32とパーシャル室ダンパ33は冷蔵室14への冷気供給量を制御する冷蔵室用ダンパ部とパーシャル室への冷気供給量を制御するパーシャル室用ダンパ部とを有するツインダンパで構成してあり、ダンパ部の間に有する1つの駆動源で開閉制御され、1つのフラップで冷蔵室用ダンパ部を構成している。パーシャル室用ダンパ部も1つのフラップで構成されている。
また冷蔵室14を循環した冷気は、パーシャル室を循環した冷気とともに冷却室23へと戻す冷蔵室戻りダクト39は図4に示すように冷却室23の側部(横)に設置し、その下端側部を冷却室23の下部側面に開口させることにより冷却室23に戻すように構成してある。
次に図3、図4を用いて野菜室とその冷却構成について説明する。
野菜室17は、図3に示すように冷凍室18下方の冷蔵庫本体1最下部に位置していて、冷凍室18と同様野菜室容器17aが扉10の引出し開閉によって出し入れ自在なるように設けてある。この野菜室17に冷気を供給する野菜室ダクト40は、冷却室23横で、冷蔵室戻りダクト39の前面に重合させて配置してある。
上記野菜室ダクト40は、冷却ファン25と略同じ高さ位置範囲に野菜室ダンパ34を組み込んである。
なお、野菜室ダンパ34は野菜ダンパ駆動源によって駆動されるダンパ片が野菜室ダクト40を流れる冷気と逆の方向、この例では上向きに開くように構成してある。これは前記した冷蔵室ダクト37のダンパ開き方向とは反対の方向である。
また、野菜室17を冷却した後の冷気はその天井面に設けた野菜室戻りダクト(図示せず)を介して冷却室23に戻すようになっている。
以上のように構成した冷蔵庫について、以下、冷凍室を中心にその動作と作用効果を説明する。
冷凍室18は冷却ファン25から吐出した冷気が冷凍室ダンパ28の開閉制御によって冷気量を制御されて冷気吹出し口29から供給され冷却される。冷気吹出し口29のうち最上段左側の冷気吹出し口29からの冷気は製氷室16に供給され、最上段右側の冷気吹出し口29からの冷気は切替室15に供給され、各室を冷却する。そして、上記冷凍室18および製氷室16および切替室15を冷却した冷気は冷凍室18の下部に設けた冷気戻り口50から冷却室23へと戻る。
ここで、この冷蔵庫は、上記冷凍室18の冷気吹出し口29の上流に冷凍室ダンパ28を設けているので、冷凍室18へ供給される冷気を開閉制御することができ、冷凍室18が設定温度になっているのにもかかわらず冷蔵室14温度が高くて圧縮機31および冷却ファン25が駆動し冷気が冷凍室18へ供給されて過度に冷却されるのを防止することができる。
また、ガラス管ヒータ26による冷却室23内の冷却器24の除霜時は、ヒータ26通電による暖気が冷気吹出し口29を通って冷凍室18内に入らないように冷凍室ダンパ28を閉じることで除霜時の冷凍室18の昇温を抑制することができる。
また、冷凍室ダンパ28は垂線に対し上部にいくほど後方、すなわち冷蔵庫本体の後方側に位置するように傾斜配置しているので、ダンパ枠体28aも傾斜配置している。このため除霜運転時、除霜した後の高湿の暖気が上昇し、冷凍室ダンパ28に触れて結露しても結露水はフラップ28bから流れ、ダンパ枠体28aに溜まるのを抑制でき、除霜運転終了後の冷却運転再開時に結氷してダンパの動作不良を低減することができる。
さらに、閉じた時にフラップ28bの自由端部28fは、下方に位置するフラップ28bの軸支部28gの後方に一部が重なりながら位置するので、自由端部28fと軸支部28gの上下間にできる隙間に結露水が表面張力で溜まるのを防止することができ氷結による動作不良を抑制できる。
または重なり部分の沿面距離を長く形成し、上部フラップ28bの自由端部28fが下部フラップ28bの軸支部28gとの重なり部分の沿面距離を長く形成し、自由端部28fと軸支部28gとの間に空間を形成しておいてもよい。
これによって冷凍室ダンパ28の閉時でも暖気や冷気の流入を抑制することができ、特に除霜時にフラップ28bの先端部と下方のフラップ28bとの間に結露水が溜まるのを抑制することができる。
また冷凍室ダンパ28の閉時に、各フラップ28b間から冷気漏れを抑制するために、上部フラップ28bの自由端部28fと下部フラップ28bの板状面部とを接触していてもよい。除霜時から所定時間、または冷凍室ダンパ閉時から所定時間はダンパ枠体28aの下部に配置したヒータ部材36を通電することで各フラップ28bの凍結を抑制することができる。
また、冷凍室ダンパ28の開状態、閉状態が所定時間以上続く場合は、各温度センサの検知温度に関係なく、各フラップ28bを開状態から閉状態、または閉状態から開状態に動作させ、駆動装置28cやフラップ28bの凍結による動作不良を抑制することができる。
また駆動装置28cは冷蔵室戻りダクト39側に配置することで駆動装置28cの凍結を抑制することができる。
また、上記冷凍室ダンパ28は複数のフラップ28bの組み合わせで構成し、各複数のフラップ28bが開いたときの前後幅寸法は一枚ダンパで構成した場合に比べ大幅に小さくすることができる。したがって、冷凍室ダンパ28自体をコンパクト化できると同時に、これを設けるスペースも大幅に縮小して、冷凍室18内の内容積を増加させることができる。
加えて、上記冷凍室ダンパ28の各複数のフラップ28bは冷却室23側に向かって開くように設けてあるから、この点からも冷凍室18内の容積を増加させることができる。すなわち、前記各複数のフラップ28bを冷凍室18側に向かって開くようにすると、前記各複数のフラップ28bが冷凍室18側に突出する形となってその分冷凍室容器35を前方に位置させなければならなくなり、冷凍室容器35の容積、つまり冷凍室18の容積が少なくせざるを得なくなるが、この実施の形態のようにすればこのようなことは解消でき、冷凍室容積を増加させることができるのである。
以上、本発明に係る冷蔵庫について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、冷凍室用ダンパを備える冷蔵庫において、冷却器収納室周辺のスペースを抑制し、庫内容積効率を高めることができるので、家庭用および業務用など様々な種類および大きさの間冷式の冷蔵庫に適用することができる。
18 冷凍室
24 冷却器
25 冷却ファン
23 冷却室
27 冷却ファンカバー
28 冷凍室ダンパ
28a ダンパ枠体
28b フラップ
28c 駆動装置

Claims (6)

  1. 冷凍室の後方に配置され、前記冷凍室に冷気を供給する冷却器と冷却ファンとが収納された冷却室と、前記冷却ファンの前方を覆う冷却ファンカバーと、前記冷凍室へ冷気を吹出す吹出し口と、前記冷却ファンカバーに前記冷凍室への冷気を制御する冷凍室ダンパを備えた冷蔵庫において、
    前記冷凍室ダンパは枠体と駆動装置と複数のフラップとを備え、前記駆動装置によって前記フラップを回動可能にし、前記各フラップは平行に配置されていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記駆動装置により駆動する前記複数のフラップの自由端側は前記冷却室側に回動される請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記複数のフラップで開閉する前記枠体の開口部は冷却ファンカバーに、垂直面に対して傾斜して配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記複数のフラップは前記枠体の開口部を開閉し、前記開口部を閉じた時、前記各フラップは隣接する前記フラップの回動軸に自由端部が重なって配置された請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記複数のフラップは前記枠体の開口部を開閉し、前記開口部を閉じた時、前記各フラップは隣接する前記フラップの回動軸に自由端部が隙間を有しながら重なって配置された請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記複数のフラップが前記枠体の前記開口部を開いた時、前記各フラップの自由端部は前記枠体の後方に延在するフランジ部より外側に突出しない寸法にしたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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