JP2019011429A - フッ化物蛍光体粉末及びそれを用いた発光装置 - Google Patents

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真義 市川
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Abstract

【課題】量子効率の改善されたフッ化物蛍光体粉末を提供する。【解決手段】平均組成式(1)で表されるフッ化物蛍光体粉末であって、該粉末を構成する各粒子の中心から表面までの距離を100%として、中心からの距離が0%、25%、50%、75%及び100%の各点で測定したMn濃度(モル%)の平均値を夫々[Mn0]、[Mn25]、[Mn50]、[Mn75]、[Mn100]とすると、0≦([Mn0]+[Mn25]+[Mn50])/([Mn50]+[Mn75]+[Mn100])≦0.9が成立するフッ化物蛍光体粉末。A2M(1-n)F6:Mn4+n・・・(1)(0<n≦0.1;Aは少なくともKを含有する1種以上のアルカリ金属元素;Mは少なくともSiを含有するSi、Ge、Sn、Ti、Zr及びHfから選ばれる1種以上の元素)【選択図】図1

Description

本発明は、フッ化物蛍光体及びそのフッ化物蛍光体を用いた発光装置に関する。とりわけ、本発明は青色光で励起された際に効率良く赤色を発光するフッ化物蛍光体及びそのフッ化物蛍光体を用いた発光装置に関する。
近年、白色光源として、発光ダイオード(Light emitting diode:LED)と蛍光体を組み合わせた白色発光ダイオード(白色LED)がディスプレイのバックライト光源や照明装置に適用されている。中でも、InGaN系青色LEDを励起源とした白色LEDが幅広く普及している。
白色LEDに用いられる蛍光体は、青色LEDの発光で効率良く励起され、可視光の蛍光を発光する必要がある。白色LED用蛍光体としては、青色光で効率良く励起され、ブロードな黄色発光を示すCe付活イットリウムアルミニウムガーネット(YAG)蛍光体が代表的な例として挙げられる。YAG蛍光体は単独での青色LEDとの組み合わせで疑似白色が得られ、また幅広い可視光領域の発光を示すことから照明及びバックライト光源に使用されるが、赤色成分が少ないために、照明用途では演色性が低く、バックライト用途では色再現範囲が狭いという問題がある。演色性及び色再現性を改善するために、青色LEDで励起可能な赤色蛍光体と、前記YAG蛍光体、Eu付活β型サイアロン又はオルソシリケートなどの緑色蛍光体とを組み合わせた白色LEDが開発されている。
白色LED用赤色蛍光体としては、蛍光変換効率が高く、高温での輝度低下が少なく、化学的安定性に優れることから、Eu2+を発光中心とした窒化物若しくは酸窒化物蛍光体が多く用いられており、代表的なものとして、Sr2Si58:Eu2+、CaAlSiN3:Eu2+、(Ca,Sr)AlSiN3:Eu2+が挙げられる。しかしながら、Eu2+を用いた蛍光体の発光スペクトルはブロードなため、視感度が低い発光成分が多く含まれるために、蛍光変換効率が高い割には白色LEDの輝度がYAG蛍光体単独の場合に比べ、大きく低下してしまう。特にディスプレイ用途に用いる蛍光体は、カラーフィルターとの組み合わせの相性が求められ、その結果シャープな発光スペクトルを有する蛍光体が求められている。
シャープな発光スペクトルを有する赤色蛍光体の発光中心としては、Eu3+やMn4+が挙げられる。中でも、A2MF6(Aはアルカリ元素、Mは4価元素)の様なフッ化物結晶にMn4+を付活すると青色光で効率良く励起され、半値幅の狭い発光スペクトルを有する赤色蛍光体が得られ、白色LEDの輝度を低下させることなく、優れた演色性や色再現性が実現できることから、近年A2MF6:Mn4+蛍光体、特にK2SiF6:Mn4+蛍光体やK2GeF6:Mn4+蛍光体の白色LEDへの適用検討が、盛んに行われている。(特許文献1、非特許文献1)
また、K2SiF6:Mn4+蛍光体の製造方法に関しても多数検討が行われており、例えば、Siのフッ化物を含む第1溶液、及びKのフッ化物、フッ化水素塩、硝酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、炭酸塩、炭酸水素塩及び水酸化物から選ばれる化合物を含む第2溶液及び/又はKの化合物の固体の各々を準備し、第1溶液と第2溶液及び/又は固体とを混合してSiのフッ化物とKの化合物とを反応させ、固体生成物を固液分離して回収することにより製造する方法が知られている(特許文献2参照)。
特表2009−528429号公報 特開2012−224536号公報
A.G.PAulusz,ジャーナル オブ エレクトロケミカル ソサイエティ(Journal of The Electrochemical Society),1973年、第120巻、第7号、p.942−947
しかしながら、従来のA2MF6:Mn4+蛍光体は、発光特性が不十分であり、実用化に当たっては、更なる量子効率の向上が望まれている。
従って、本発明はMn4+で付活されたフッ化物蛍光体の量子効率を改善することを課題の一つとする。また、本発明はそのような蛍光体を用いた発光装置を提供することを別の課題の一つとする。
本発明は一側面において、下記の平均組成式(1)で表されるフッ化物蛍光体粉末であって、該粉末を構成する各粒子の中心から表面までの距離を100%として、中心からの距離が0%、25%、50%、75%及び100%の各点で測定したMn濃度(モル%)の平均値をそれぞれ[Mn0]、[Mn25]、[Mn50]、[Mn75]、[Mn100]とすると、0≦([Mn0]+[Mn25]+[Mn50])/([Mn50]+[Mn75]+[Mn100])≦0.9が成立するフッ化物蛍光体粉末である。
2(1-n)6:Mn4+ n・・・(1)
(式中、0<n≦0.1、Aは少なくともKを含有する1種以上のアルカリ金属元素であり、Mは少なくともSiを含有するSi、Ge、Sn、Ti、Zr及びHfからなる群から選ばれる1種以上の元素である。)
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末の一実施形態においては、0≦([Mn0]+[Mn25]+[Mn50])/([Mn50]+[Mn75]+[Mn100])≦0.5が成立する。
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末の別の一実施形態においては、0≦[Mn0]/[Mn100]≦0.5が成立する。
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末の更に別の一実施形態においては、0≦[Mn0]/[Mn100]≦0.25が成立する。
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末の更に別の一実施形態においては、0.01≦[Mn100]が成立する。
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末の更に別の一実施形態においては、0≦[Mn0]+[Mn25]≦0.04が成立する。
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末の更に別の一実施形態においては、0.005≦[Mn100]−[Mn0]が成立する。
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末の更に別の一実施形態においては、AはK単独、MはSi単独である。
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末の更に別の一実施形態においては、平均組成式(1)のnについて0.008≦n≦0.06が成立する。
本発明は別の一側面において、蛍光体粉末と発光光源を含む発光装置であって、前記蛍光体粉末が少なくとも本発明に係るフッ化物蛍光体粉末を含み、前記発光光源のピーク波長が420nm以上480nm以下である発光装置である。
本発明のフッ化物蛍光体粉末は、励起光を効率良く蛍光に変換でき、改善された量子効率を有する。本発明に係るフッ化物蛍光体粉末を用いることで、輝度が改善された発光装置を得ることができる。
実施例1及び比較例1で得た蛍光体並びにK2SiF6(ICSD−29407)のX線回折パターンを示す図であり、図の縦軸はシグナルのカウント数である。 実施例1で得た蛍光体の励起・蛍光スペクトルを示す図である。 EPMAを用いた元素マッピングに基づく実施例1で得た蛍光体の粒子断面のMn分布を示す図である。 EPMAを用いた元素マッピングに基づく比較例1で得た蛍光体の粒子断面のMn分布を示す図である。 実施例1で得た蛍光体粒子断面のSEM画像である。
<1.Mn4+で付活されたフッ化物蛍光体粉末>
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末は一実施形態において、下記の平均組成式(1)で表される。
2(1-n)6:Mn4+ n・・・(1)
(式中、0<n≦0.1、Aは少なくともKを含有する1種以上のアルカリ金属元素であり、Mは少なくともSiを含有するSi、Ge、Sn、Ti、Zr及びHfからなる群から選ばれる1種以上の元素である。)
平均組成式(1)中、化学的安定性の観点から、Aは少なくともKを含有するアルカリ元素であり、K含有量が多い方が好ましい。具体的にはK単独、KとLiの組み合わせ、KとNaの組み合わせ、KとRbの組み合わせ、KとCsの組み合わせであり、好ましくはK単独である。Mは好ましくはSi単独である。Fはフッ素原子を表し、Mnはマンガン原子を表す。
平均組成式(1)中のnは蛍光体として発光を示し、また励起光の吸収率をある一定以上の水準(例えば60%以上)にするために、0<nであり、好ましくは0.008≦nであり、より好ましくは0.009≦nであり、更により好ましくは0.01≦nである。また、nは発光中心元素であるMnが高濃度に存在することによって発光効率が低下する濃度消光を回避する為に、n≦0.1であり、好ましくはn≦0.06であり、より好ましくは≦0.05であり、更により好ましくはn≦0.04である。
本発明の蛍光体は粒子内部にMn濃度が薄い又はMnが存在しない領域が存在する。Mn濃度が外周付近よりも薄い又はMnが存在しない領域が粒子内部に存在することで、蛍光体の内部量子効率及び外部量子効率が有意に向上する。
同じ平均組成式で表されるフッ化物蛍光体粉末同士を比較した場合、本発明に係るフッ化物蛍光体粉末のほうが高い発光特性を有することができる。換言すれば、本発明によれば同じ発光特性を得るのに必要なMn量を節約できることを意味する。Mnはレアメタルの一種であり、フッ化物蛍光体粉末の製造コストを上昇させる要因となるが、本発明によれば少量のMnで実用的な発光特性を得られるという利点が得られる。
以下、具体的なMn濃度の粒内分布について説明する。
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末は一実施形態において、該粉末を構成する各粒子の中心から表面までの距離を100%として、中心からの距離が0%、25%、50%、75%及び100%の各点で測定したMn濃度(モル%)の平均値をそれぞれ[Mn0]、[Mn25]、[Mn50]、[Mn75]、[Mn100]とすると、0≦([Mn0]+[Mn25]+[Mn50])/([Mn50]+[Mn75]+[Mn100])≦0.9が成立する。好ましくは、0≦([Mn0]+[Mn25]+[Mn50])/([Mn50]+[Mn75]+[Mn100])≦0.7が成立し、より好ましくは、0≦([Mn0]+[Mn25]+[Mn50])/([Mn50]+[Mn75]+[Mn100])≦0.5が成立し、更により好ましくは、0≦([Mn0]+[Mn25]+[Mn50])/([Mn50]+[Mn75]+[Mn100])≦0.4が成立する。
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末の別の一実施形態においては、0≦[Mn0]/[Mn100]≦0.5が成立することができ、0≦[Mn0]/[Mn100]≦0.4が成立することが好ましく、0≦[Mn0]/[Mn100]≦0.3が成立することがより好ましく、0≦[Mn0]/[Mn100]≦0.25が成立することが更により好ましい。
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末の更に別の一実施形態においては、0.01≦[Mn100]が成立することができ、0.02≦[Mn100]が成立することが好ましく、0.03≦[Mn100]が成立することがより好ましい。但し、濃度消光による量子効率の低下を避ける観点から、[Mn100]≦0.1であることが好ましく、[Mn100]≦0.08であることがより好ましく、[Mn100]≦0.06であることが更により好ましい。
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末の更に別の一実施形態においては、0≦[Mn0]+[Mn25]≦0.04が成立することができ、0≦[Mn0]+[Mn25]≦0.03が成立することが好ましく、0≦[Mn0]+[Mn25]≦0.02が成立することがより好ましく、0≦[Mn0]+[Mn25]≦0.01が成立することが更により好ましい。
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末の更に別の一実施形態においては、0.005≦[Mn100]−[Mn0]が成立することができ、0.01≦[Mn100]−[Mn0]が成立することが好ましく、0.02≦[Mn100]−[Mn0]が成立することがより好ましく、0.03≦[Mn100]−[Mn0]が成立することが更により好ましい。
本発明において、フッ化物蛍光体粉末の[Mn0]、[Mn25]、[Mn50]、[Mn75]及び[Mn100]は以下の手順で求めることとする。前処理として蛍光体粉末を樹脂包埋後に断面ミリング加工を実施して多数の蛍光体粒子の断面を露出する。断面が露出された蛍光体粒子をSEM観察(観察視野160μm×160μm)したときに、各蛍光体粒子を取り囲むことのできる最小円の中心を各蛍光体粒子の中心とみなす。図5に、実施例1で得られたフッ化物蛍光体粉末のSEM画像を例示的に示す。
次に、SEM画像上で各蛍光体粒子の中心から表面までの距離を100%として、中心からの距離が0%、25%、50%、75%及び100%の各点でSEM−EDX(走査型電子顕微鏡/エネルギー分散型X線分光法)により、組成分析を行うことにより各蛍光体粒子における0%、25%、50%、75%及び100%の各点のMn濃度(モル%)の平均値を求める。
具体的には、SEM画像上で各蛍光体粒子の中心から表面まで第一の仮想線分を任意に引き、第一の仮想線分の長さを100%として、中心からの距離が0%、25%、50%、75%及び100%の各点でSEM−EDX(走査型電子顕微鏡/エネルギー分散型X線分光法)により、組成分析を行う。次に、第一の仮想線分を時計回りに90°、180°及び270°回転させた3方向について当該蛍光体粒子の中心から表面までそれぞれ仮想線分を引き、各仮想線分の長さを100%として、中心からの距離が0%、25%、50%、75%及び100%の各点でSEM−EDX(走査型電子顕微鏡/エネルギー分散型X線分光法)により、組成分析を行う。4方向の平均値を各蛍光体粒子における0%、25%、50%、75%及び100%の各点のMn濃度(モル%)の平均値とする。図5に示す一つの蛍光体粒子について、それを取り囲むことのできる最小円と、中心からの表面までの距離に対する0%、25%、50%、75%及び100%の4方向の各点を例示的に示す。
上記操作を複数の観察視野で合計100個以上の蛍光体粒子に対して実施して、各蛍光体粒子について中心からの距離が0%、25%、50%、75%及び100%の各点におけるMn濃度の平均値を求め、測定した蛍光体粒子全体の平均値をそれぞれ[Mn0]、[Mn25]、[Mn50]、[Mn75]、[Mn100]とする。
SEM−EDXによる組成分析条件は以下とする。
加速電圧:15kV
焦点距離:10mm
試料傾斜:0°
上記のMn濃度の平均値の測定に当たっては、断面が十分に露出していない蛍光体粒子を測定対象にすることを避けるため、一つの観察視野において、各蛍光体粒子を取り囲むことのできる最小円の直径が該観察視野における最小円の直径の平均値よりも小さい蛍光体粒子は測定対象外とする。また、内部に空洞が空いた異常な粒子も測定対象外とする。また、凝集粒子のような各蛍光体粒子のMn濃度分布を正確に測定できない粒子も測定対象外とする。また、蛍光体粒子がいびつな形状をしているために該蛍光体粒子を取り囲むことのできる最小円の中心が蛍光体粒子内に位置しない蛍光体粒子も測定対象外とする。
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末は一実施形態において、青色光で励起された際に効率良く赤色を発光することができる。従って、本発明は一側面において、本発明に係るフッ化物蛍光体粉末と、発光光源を含む発光装置であって、前記発光光源のピーク波長が420nm以上480nm以下の発光装置である。発光光源のピーク波長を420nm以上480nm以下としたのは、蛍光体中の発光中心であるMn4+が効率よく励起されるとともに、発光装置の青色光として利用するためである。発光光源としては、限定的ではないが、青色LEDが挙げられ、特にInGaN系青色LEDが典型的である。
<2.Mn4+で付活されたフッ化物蛍光体粉末の製造方法>
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末の製造方法は、特に制限はないが、例えば、蛍光体中の粒子内部にMn濃度が薄い又はMnが存在しない領域を作製するためには、Mn源となる原料を析出工程の途中から添加する方法や、Mn源となる原料の濃度を析出工程の途中で増加する方法、更には予め作製したMnを含まないA2MF6粒子(A及びMの定義は上述した通り。)を系外から結晶核として加え、その周りにMnを含有するフッ化物蛍光体粒子を成長させる手法などがある。
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末の製造方法の第一の実施形態においては、元素A及び元素Mが溶解するフッ化水素酸溶液を製造する溶液製造工程と、フッ化水素酸と相溶する液体を該フッ化水素酸溶液に混合することによってA2MF6を析出させる析出工程とを含み、析出工程の途中でA2MnF6粉末を該フッ化水素酸溶液に添加する。
第一の実施形態において、析出工程ではフッ化水素酸と相溶する液体を混合することにより、溶媒に対するA2MF6の飽和溶解度を低下させて、蛍光体を析出させることができる。混合する液体は、溶媒に対するA2MF6の飽和溶解度を低下させる機能を有する液体であり、具体的には、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール及びアセトンから選ばれる一種の液体若しくは二種以上を混合した液体があり、取扱い易さや安全性から、水が好ましい。
本発明に係るフッ化物蛍光体粉末の製造方法の第二の実施形態においては、元素Aが溶解するフッ化水素酸溶液を製造する溶液製造工程と、元素Mの化合物(例:酸化物)を該フッ化水素酸溶液に添加することによってA2MF6を析出させる析出工程を含み、析出工程の途中でA2MnF6粉末を該フッ化水素酸溶液に添加する。
第二の実施形態においては、析出工程でA2MF6で表されるフッ化物の飽和溶解度を超えるように元素Mの化合物(例:酸化物)を添加することで、フッ化水素酸と相溶する液体を混合することなく、析出が即座に始まる。
上記何れの実施形態においても、溶液製造工程で製造したフッ化水素酸溶液中にはMnが溶解していてもよいが、蛍光体の粒子内部にMn濃度が薄い又はMnが存在しない領域を作製するためには、フッ化水素酸溶液中のMn濃度は薄いことが好ましく、0であることがより好ましい。
上記何れの実施形態においても、析出工程の途中でA2MnF6粉末をフッ化水素酸溶液に添加することで、成長中の低Mn濃度又はMnフリーのフッ化物粒子を結晶核としてA2(1-n)6:Mn4+ n粒子が成長する。これにより、粒子内部にMn濃度が薄い又はMnが存在しない領域があり、それよりも外側にMn濃度の濃い領域があるMn付活フッ化物蛍光体粒子を作製することが可能となる。A2MnF6粉末を添加するタイミングを遅くするほど粒子内部のMn濃度の薄い領域又はMnの存在しない領域が増え、粒子表面側にMnが偏在しやすくなる。また、添加するA2MnF6粉末の濃度を調整することによって、蛍光体の粒内のMn濃度(又はn値)を制御することができる。
析出工程後、後処理工程として、析出工程後の蛍光体に洗浄工程、固形分分離工程、乾燥工程を施すことで、蛍光体粉末が得られる。
本発明にかかる実施例を比較例と比較しつつ、表及び図を用いて説明する。
<K2MnF6の製造工程>
2MnF6の製造は、前記の非特許文献1に記載されている方法で行った。具体的には、容量2000mlのテフロン(登録商標)ビーカーに濃度40質量%フッ化水素酸800mlを入れ、KHF2粉末(和光純薬工業社製、特級試薬)260.00g及び過マンガン酸カリウム粉末(和光純薬工業社製、試薬1級)12.00gを溶解させた。このフッ化水素酸反応液をマグネティックスターラーで撹拌しながら、30質量%過酸化水素水(特級試薬)8mlを少しずつ滴下した。過酸化水素水の滴下量が一定量を超えると黄色粒子が析出し始め、反応液の色が紫色から変化し始めた。過酸化水素水を一定量滴下後、しばらく撹拌を続けた後、撹拌を止め、析出粒子を沈殿させた。沈殿後、上澄み液を除去し、メタノールを加え、撹拌・静置し、上澄み液を除去し、更にメタノールを加えるという操作を、液が中性になるまで繰り返した。その後、濾過により、析出粒子を回収し、更に乾燥を行い、メタノールを完全に蒸発除去し、K2MnF6粉末を19.00g得た。これらの操作は全て常温で行った。CuKα管球を使用したX線回折装置(リガク社製UltimaIV)を用いてX線回折パターンの測定を行ったところ、得られた粉末がK2MnF6単相であることが確認された。以下の実施例及び比較例では、このようにして製造したK2MnF6粉末を用いた。
<実施例1>
常温下で、容量500mlのテフロン(登録商標)製のビーカーに濃度55質量%フッ化水素酸200mlを入れ、KHF2粉末(和光純薬工業社製、特級試薬)25.13gを溶解させ、水溶液を調製した。この溶液に、SiO2粉末(デンカ株式会社製、FB−50R、非晶質、平均粒径55μm)6.90gを入れた。SiO2粉末を水溶液に添加すると溶解熱の発生により水溶液温度が上昇した。SiO2粉末を添加してから1分後に先述したK2MnF6粉末0.71gを添加した。Mn源となるK2MnF6粉末を析出途中で添加することにより、粒子内部にMnが存在しない領域ができる。溶液温度はSiO2を添加して5分後に最高温度に到達し、その後はSiO2粉末の溶解が終了したために溶液温度は下降した。SiO2粉末を添加すると直ぐに水溶液中で白色粉末が生成し、K2MnF6粉末を添加した後は黄色粉末が生成していることを目視で確認した。
SiO2粉末が完全に溶解した後、しばらく水溶液を撹拌し、蛍光体の析出反応を完了させた後、水溶液を静置して固形分を沈殿させた。沈殿確認後、上澄み液を除去し、濃度20質量%のフッ化水素酸及びメタノールでの洗浄を行い、濾過により固形部を分離回収し、更に乾燥処理により、残存メタノールを蒸発除去した。乾燥処理後の蛍光体に対し、目開き75μmのナイロン製篩を用い、この篩を通過したものだけを分級し、最終的に黄色のK2SiF6:Mn4+蛍光体粉末17.96gを得た。
<結晶相>
実施例1の蛍光体の製造方法で得た蛍光体の結晶相評価について説明する。
蛍光体の結晶相は次の方法で求めた。X線回折装置(リガク社製UltimaIV)を用いて、X線回折パターンの測定を行った。その測定には、CuKα管球を使用した。図1にX線回折パターンを示す。その結果、実施例1で得られたサンプルのX線回折パターンは、K2SiF6結晶と同一パターン(但し、Siの一部がMnで置換されているため、僅かなピークシフトが見られる。)であることから、実施例1の母体結晶がK2SiF6であることが分かった。
<平均組成>
実施例1の蛍光体に炭酸ナトリウム及びホウ酸を加えて加熱し、完全に融解させた後に塩酸を加え溶出・希釈して島津製作所社製ICPE−9000を用いてICP−OESにより蛍光体中に含まれるMn量を算出すると、次式:K2Si(1-n)6:Mn4+ n(式中、n=0.012)であった。結果を表1に示す。
<量子効率>
得られた蛍光体の量子効率評価について説明する。
蛍光体の量子効率は次の様な方法により、常温下で評価した。積分球(φ60mm)の側面開口部(φ10mm)に反射率が99%の標準反射板(Labsphere社製、スペクトラロン)をセットした。この積分球に、発光光源(Xeランプ)から455nmの波長に分光した単色光を光ファイバーにより導入し、反射光のスペクトルを分光光度計(大塚電子社製、MCPD−7000)により測定した。その際、450〜465nmの波長範囲のスペクトルから励起光フォトン数(Qex)を算出した。次に、凹型のセルに表面が平滑になるように蛍光体を充填したものを積分球の開口部にセットし、波長455nmの単色光を照射し、励起反射光及び蛍光のスペクトルを分光光度計により測定した。得られた励起・蛍光スペクトルを図2に示す。当該蛍光体が青色光により励起されて赤色発光を示すことが理解できる。得られたスペクトルデータから励起反射光フォトン数(Qref)及び蛍光フォトン数(Qem)を算出した。励起反射光フォトン数は、励起光フォトン数と同じ波長範囲で、蛍光フォトン数は、465〜800nmの範囲で算出した。得られた三種類のフォトン数から外部量子効率(=Qem/Qex×100)、吸収率(=(Qex−Qref)/Qex×100)、内部量子効率(=Qem/(Qex−Qref)×100)を求めた。実施例1の蛍光体の吸収率、内部量子効率、外部量子効率は、それぞれ65%、85%、55%であった。本願では外部量子効率が50%以上のものを良好な光学特性としている。得られた結果をまとめて表1に示す。
<粒子内のMn分布>
得られた蛍光体の粒子内部のMn分布の測定に関して説明する。
蛍光体の粒子内部のMn分布は次の方法で測定した。前処理として実施例1の蛍光体を樹脂包埋後に断面ミリング加工を実施して蛍光体粒子の断面を出した。JEOL社製JXA−8230電子線マイクロアナライザーを用いてEPMAにより元素マッピングを作成した。得られた結果を図3に示す。図の中で色の白い部分はMnが存在する領域を表し、色の黒い部分はMnが存在しない領域を表す。蛍光体の粒子中心部はMnが存在しないため黒くなっており、粒子の外側はMnが存在して白くなっていることがわかる。
また、先述した方法により、各粒子の中心から表面までの距離を100%として、中心からの距離が0%、25%、50%、75%及び100%の各点で測定したMn濃度(モル%)を求め、100個の粒子の測定値から平均値である[Mn0]、[Mn25]、[Mn50]、[Mn75]、[Mn100]をSEM−EDX(株式会社日立ハイテクノロジーズ製型式SU6600)による組成分析で測定した。結果を表2及び表3に示す。
<比較例1>
<溶解工程>
常温下で、容量500mlのテフロン(登録商標)製のビーカーに濃度55質量%フッ化水素酸100mlを入れ、K2SiF6粉末(関東化学株式会社、鹿特級)5g及び先述したK2MnF6粉末0.18gを順次溶解させた。これらの原料の添加量は、一般式A2MF6:Mn4+で表される蛍光体の飽和溶解度以下の添加量である。
<析出工程>
この溶液に、水150mlを滴下した後、10分マグネティックスターラーで撹拌し、その後、静置した。静置したところ、容器の下部に析出した蛍光体が沈殿した。沈殿確認後、上澄み液を除去し、濃度20質量%のフッ化水素酸及びメタノールでの洗浄を行い、濾過により固形部を分離回収し、更に乾燥処理により、残存メタノールを蒸発除去した。乾燥処理後の蛍光体に対し、目開き75μmのナイロン製篩を用い、この篩を通過したものだけを分級し、最終的に黄色のK2Si(1-n)6:Mn4+ n蛍光体粉末1.3gを得た。
<比較例2>
比較例2として、特許文献2に開示されている方法により、蛍光体粉末を得た。有機溶媒としては、メタノールを用いた。
常温下で、容量500mlのテフロン(登録商標)製ビーカーに濃度48質量%フッ化水素酸140mlを入れ、SiO2粉末(高純度化学研究所製、純度99%)6.86g及び先述したK2MnF61.70gを溶解させ、第1溶液を調製した。また、容量500mlのテフロン(登録商標)製ビーカーに濃度48質量%フッ化水素酸60mlを入れ、KF19.93gを溶解させ、第2溶液を調製した。これら溶液を混合した。その後、静置して固形分を沈殿させた。沈殿確認後、上澄み液を除去し、20質量%のフッ化水素酸及びメタノールでの洗浄を行い、濾過により固形部を分離回収し、更に乾燥処理により、残存メタノールを蒸発除去した。乾燥処理後の蛍光体に対し、目開き75μmのナイロン製篩を用い、この篩を通過したものだけを分級し、最終的に黄色のK2Si(1-n)6:Mn4+ n蛍光体粉末21.69gを得た。
<実施例2、3>
実施例2と3では、先述したK2MnF6粉末を添加するタイミングをSiO2粉末添加から1分半後(実施例2)と2分後(実施例3)に変更した以外は、実施例1と同じ方法で、フッ化物蛍光体粉末を得た。
<実施例4〜6>
実施例4から6では、先述したK2MnF6粉末の量を1.14g(実施例4)、1.57g(実施例5)、2.00g(実施例6)に変更した以外は、実施例1と同じ方法で、フッ化物蛍光体粉末を得た。
<実施例7>
実施例7では、SiO2粉末と同時に先述したK2MnF6粉末を0.23g添加することにより、粒子内部にも低濃度のMnが存在する状態にし、SiO2粉末を添加してから1分後にK2MnF6粉末0.71gを更に添加した以外は、実施例1と同じ方法で、フッ化物蛍光体粉末を得た。
実施例2〜7、比較例1〜2について、実施例1と同様の方法で、結晶相を評価した。その結果、何れも実施例1と同様に母体結晶がK2SiF6であることが分かった。更に、実施例2〜7、比較例1〜2について、実施例1と同様の方法で、平均組成、量子効率及び粒子内のMn分布を評価した。結果を表1及び表2に示す。なお、比較例1については蛍光体粒子内部のMn分布を実施例1と同様にEPMAで測定した結果を図4に示す。
<考察>
比較例1〜2ではフッ化物蛍光体の粒子内のMn分布が均一であることが分かる。一方、実施例1〜7ではフッ化物蛍光体の粒子内部にMn濃度が薄い又はMnが存在しない領域が存在することが分かる。比較例1〜2と実施例1〜7の結果を比較することにより、本発明によれば、内部量子効率及び外部量子効率がともに顕著に向上し、発光特性が改善することが分かる。
実施例1〜3を比較することにより、K2MnF6粉末を添加するタイミングを遅くすることで粒子内部のMnのない領域が増え、粒子表面側にMnが偏在する傾向にあることが確認された。また、n値が低下するに従い吸収率が僅かだが低下したことが分かる。実施例1、4〜6を比較することにより、粒子表面のMn濃度が増加するほど外部量子効率が向上する傾向にあることが分かる。このように、蛍光体中のMn量(n値)は原料として使用するK2MnF6の量や添加するタイミングにより変化することがわかる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明した。この実施例はあくまで例示であり、種々の変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明に係るフッ化物蛍光体は一実施形態において、青色光により励起され、高輝度の赤色発光を示すことから、青色光を光源とする白色LED用蛍光体として好適に使用できるものであり、照明器具、液晶テレビやスマートフォンなどバックライト等の発光装置に好適に使用できる。

Claims (10)

  1. 下記の平均組成式(1)で表されるフッ化物蛍光体粉末であって、該粉末を構成する各粒子の中心から表面までの距離を100%として、中心からの距離が0%、25%、50%、75%及び100%の各点で測定したMn濃度(モル%)の平均値をそれぞれ[Mn0]、[Mn25]、[Mn50]、[Mn75]、[Mn100]とすると、0≦([Mn0]+[Mn25]+[Mn50])/([Mn50]+[Mn75]+[Mn100])≦0.9が成立するフッ化物蛍光体粉末。
    2(1-n)6:Mn4+ n・・・(1)
    (式中、0<n≦0.1、Aは少なくともKを含有する1種以上のアルカリ金属元素であり、Mは少なくともSiを含有するSi、Ge、Sn、Ti、Zr及びHfからなる群から選ばれる1種以上の元素である。)
  2. 0≦([Mn0]+[Mn25]+[Mn50])/([Mn50]+[Mn75]+[Mn100])≦0.5が成立する請求項1に記載のフッ化物蛍光体粉末。
  3. 0≦[Mn0]/[Mn100]≦0.5が成立する請求項1又は2に記載のフッ化物蛍光体粉末。
  4. 0≦[Mn0]/[Mn100]≦0.25が成立する請求項3に記載のフッ化物蛍光体粉末。
  5. 0.01≦[Mn100]が成立する請求項1〜4の何れか一項に記載のフッ化物蛍光体粉末。
  6. 0≦[Mn0]+[Mn25]≦0.04が成立する請求項1〜5の何れか一項に記載のフッ化物蛍光体粉末。
  7. 0.005≦[Mn100]−[Mn0]が成立する請求項1〜6の何れか一項に記載のフッ化物蛍光体粉末。
  8. AはK単独、MはSi単独である請求項1〜7の何れか一項に記載のフッ化物蛍光体粉末。
  9. 平均組成式(1)のnについて0.008≦n≦0.06が成立する請求項1〜8の何れか一項に記載のフッ化物蛍光体粉末。
  10. 蛍光体粉末と発光光源を含む発光装置であって、前記蛍光体粉末が少なくとも請求項1〜9の何れか一項に記載のフッ化物蛍光体粉末を含み、前記発光光源のピーク波長が420nm以上480nm以下である発光装置。
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