JP2019010283A - 長尺状の医療器具を保護するための保護部材および収容体 - Google Patents

長尺状の医療器具を保護するための保護部材および収容体 Download PDF

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Abstract

【課題】長尺状の医療器具を保護するための保護部材および収容体を提供する。【解決手段】長尺状の医療器具の先端部を保護するための保護部材100は、保護部材の先端側に設けられ、医療器具を配置する台紙10に固定される固定部と、保護部材の後端側に設けられ、医療器具の先端部を収納する溝部を有する収納部と、固定部および収納部と一体的に形成され、固定部と収納部との間において折れ曲がり可能な中間部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、長尺状の医療器具を保護するための保護部材および収容体に関する。
従来から、カテーテル等の長尺状の医療器具を包装する技術として、搬送時の振動等による先端部の変形や破損を抑制するために、先端部を保護部材によって保護した状態で包装することが知られている。
例えば、特許文献1には、台紙に形成された溝にカテーテルを収納し、収納したカテーテルの先端部に、溝を備えた成型板をかぶせ、粘着片によって成型板の両端を台紙に固定し、ポリビニルの包みによってこれらを包装した包装体が開示されている。
また、特許文献2には、カテーテルの先端部を末端部保護袋によって覆い、末端部保護袋によって覆われた複数のカテーテルの先端部をさらに保護袋によって覆い、これらをトレイに収容して密封袋によって包装した包装体が開示されている。
米国特許第3839841号明細書 特開2006−326190号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、包装体からカテーテルを取り出す際に、カテーテルの先端部の変形や破損が生じるおそれがあった。具体的には、カテーテルを包装体から取り出す際には、カテーテルの基端側を把持し、包装体から引き抜くようにしてカテーテルを取り出すことが多い。特許文献1の構成では、カテーテルを包装体から取り出す際に、カテーテルの湾曲した先端部が成型板の溝や台紙の溝に引っ掛かり、先端部が変形したり破損したりするおそれがあった。また、成型板を台紙から取り外した後にカテーテルを取り出したとしても、手順が煩雑になるほか、カテーテルの先端部が台紙の溝に引っ掛かるおそれがあった。
特許文献2の技術では、末端部保護袋はカテーテルの先端形状に適合していないため、搬送時の振動等によってカテーテルの先端部は末端部保護袋の内部において移動してしまい、変形や破損が生じるおそれがあった。また、包装体からカテーテルを取り出す際には、末端部保護袋の後端側の開口からカテーテルの先端部を抜き出す必要があるため、カテーテルの先端部が末端部保護袋の開口に引っ掛かり、先端部の変形や破損が生じるおそれがあった。
このように、特許文献1および特許文献2に開示された技術によっても、長尺状の医療器具の搬送時、および、包装体からの取り出し時における先端部の変形や損傷の発生を抑制する技術については、なお改善の余地があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、医療器具の搬送時、および、包装体からの取り出し時における先端部の変形や損傷の発生を抑制する技術の提供を目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、長尺状の医療器具の先端部を保護するための保護部材が提供される。この保護部材は、前記保護部材の先端側に設けられ、前記医療器具を配置する台紙に固定される固定部と、前記保護部材の後端側に設けられ、前記医療器具の先端部を収納する溝部を有する収納部と、前記固定部および前記収納部と一体的に形成され、前記固定部と前記収納部との間において折れ曲がり可能な中間部と、を備える。
この構成によれば、台紙に配置された医療器具の先端部は、収納部が有する溝部に収納されるため、搬送時の振動等によって先端部が変形したり損傷したりすることを抑制できる。また、この構成によれば、医療器具の取り出し時に、固定部と収納部との間が折れ曲がり可能なため、医療器具の先端部が収納部と引っ掛かりにくく、先端部の変形や損傷の発生を抑制できる。また、この構成によれば、中間部が固定部および収納部と一体的に形成されているため、製造コストの低減を図ることができる。
(2)上記形態の保護部材において、前記中間部には、前記中間部を前記収納部および前記固定部よりも折れ曲がりやすくするための加工部が形成されていてもよい。この構成によれば、医療器具の取り出し時に、固定部と収納部との間がより容易に折れ曲がることができるため、医療器具の先端部と収納部との引っ掛かりをより抑制することができる。
(3)上記形態の保護部材において、前記溝部は、前記医療器具の先端部を前記保護部材の先端側に向けた状態において、前記医療器具の先端部を収容可能な形状を有しており、前記収納部は、先端側が前記中間部と隣接し、後端側に前記溝部の端部が設けられていてもよい。この構成によれば、保護部材の溝部に医療器具の先端部を収納したときに、医療器具の基端部は保護部材の後端側に配置される。これにより、医療器具の取り出し時に、保護部材において、固定部が設けられている先端側と反対側の後端側から医療器具を引き抜くことができるため、医療器具と収納部との引っ掛かりをさらに抑制することができる。
(4)上記形態の保護部材において、前記収納部は、前記溝部が形成された面と反対側の面に、前記溝部の形状と対応する形状の突起部と、前記突起部の頂点よりも頂点の高さが高い補強部と、を有していてもよい。この構成によれば、搬送時に、保護部材の突起部が形成された面に何かが接触しても、突起部よりも補強部が先に接触するため、搬送時における医療器具の先端部の変形や損傷の発生をさらに抑制することができる。
(5)上記形態の保護部材において、前記補強部は、前記収納部の外周部のうち、前記溝部の端部が設けられている後端側以外の部分に設けられていてもよい。この構成によれば、医療器具の取り出し時に、収納部にねじれが生じにくくなるため、医療器具の先端部と収納部との引っ掛かりをさらに抑制することができる。
(6)本発明の他の一形態によれば、収容体が提供される。この収容体は、長尺状の医療器具の先端部を保護するための保護部材と、前記医療器具を配置する台紙とを備え、前記保護部材は、前記保護部材の先端側に設けられ、前記台紙に固定される固定部と、前記保護部材の後端側に設けられ、前記医療器具の先端部の形状に対応した形状の溝部を有する収納部と、前記固定部と前記収納部との間に設けられ、折れ曲がり可能な中間部と、を備え、前記台紙は、前記医療器具の先端部を配置する平坦な平面部を備えている。
この構成によれば、台紙に配置された医療器具の先端部は、収納部が有する溝部に収納されるため、搬送時の振動等によって先端部が変形したり損傷したりすることを抑制できる。また、この構成によれば、医療器具の取り出し時に、固定部と収納部との間が折れ曲がり可能なため、医療器具の先端部が収納部と引っ掛かりにくく、先端部の変形や損傷の発生を抑制できる。また、この構成によれば、台紙は医療器具の先端部が配置される平面部が平坦となっているため、医療器具の取り出し時に、医療器具の先端と台紙との引っ掛かりを抑制することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、カテーテルを保護するための保護シート、保護部材を備えた台紙、保護部材と台紙と包装袋とを備える包装体、保護部材の製造方法、医療器具の包装方法などの形態で実現することができる。
カテーテルを収容する収容体の全体構成を例示した説明図である。 保護部材の全体構成を例示した説明図である。 保護部材における図2のX−X断面を例示した図である。 保護部材における図2のY−Y断面を例示した図である。 図2のD2方向から保護部材を見た図である。 図2のD3方向から保護部材の見た図である。 保護部材を台紙に固定する方法を例示した図である。 カテーテル取り出し前後の保護部材の状態を例示した図である。 第2実施形態の保護部材を例示した説明図である。 第3実施形態の保護部材を例示した説明図である。 第4実施形態の保護部材を例示した説明図である。 第5実施形態の保護部材を例示した説明図である。 第6実施形態の保護部材を例示した説明図である。 第7実施形態の保護部材を例示した説明図である。 第8実施形態の保護部材を例示した説明図である。 第9実施形態の保護部材を例示した説明図である。 第10実施形態の保護部材を例示した説明図である。 第11実施形態の保護部材を例示した説明図である。 第12実施形態の保護部材を例示した説明図である。 第13実施形態の保護部材を例示した説明図である。
<第1実施形態>
図1は、カテーテル20を収容する収容体1の全体構成を例示した説明図である。収容体1は、未使用状態のカテーテル20を保護するための部材であり、滅菌状態下において、カテーテル20を所定の形状で保持する。収容体1は、台紙10と、保護部材100と、包装袋30と、を含んでいる。ここでは、収容体1は、カテーテルを収容する部材として説明するが、収容体1は、シースやガイドワイヤーなどカテーテル以外の長尺状の医療器具を収容する部材として構成されてもよい。また、ここでは、収容体1は、カテーテル20自体を含んでおらず、台紙10に保持されたカテーテル20を包装袋30で包装したものを「包装体」と呼ぶ。以下では、台紙10、保護部材100、および、包装袋30において、図1の下方側をこれらの「先端側」と呼び、図1の上方側をこれらの「後端側」と呼ぶ。
台紙10は、カテーテル20よりも長い長尺状のシート部材であり、略矩形形状の外形を有している。台紙10は、例えば、上質紙、中質紙、クラフト紙、片艶クラフト紙、更クラフト紙、表面コート紙等の種々の紙材のほか、樹脂を主原料とする合成紙や樹脂シートによって形成することができる。台紙10は、これらの紙材を複数枚積層して形成してもよい。台紙10の寸法については特に限定されないが、例えば、長さ300〜1500mm、幅50〜300mm、厚さ0.15〜1mmの範囲を例示することができる。台紙10は、カテーテル20を配置する平坦面12と、カテーテル20を保持する複数のタブ11とを備えている。タブ11は、台紙10の一部をV字状またはU字状に切り込み、立ち上がるように折り曲げることによって形成される。台紙10にカテーテル20を保持させるとき、台紙10の先端側にカテーテル20の先端部22を配置し、台紙10の後端側にカテーテル20の基端部23(コネクタ部24)を配置し、複数のタブ11と平坦面12によってシャフト21を把持させる。台紙10は、カテーテル20のコネクタ部24を固定するためのタブをさらに備えていてもよい。台紙10の先端側には、保護部材100が配置されている。
保護部材100は、台紙10に保持されたカテーテル20の先端部22の形状を保護するための薄板状のシート部材であり、先端側のみが台紙10に固定されており、後端側は台紙10に固定されていない。そのため、保護部材100は、先端側を軸にして後端側が上下方向に揺動可能に構成されている。保護部材100は、例えば、ポリプロピレン等の樹脂によって形成することができ、厚さを0.1〜1mmとすることが好ましい。保護部材100の寸法については特に限定されないが、例えば、長さ50〜150mm、幅50〜150mmの範囲を例示することができる。ここでは、保護部材100は、ジャドキンス左(JL)形状を有しているカテーテル20の先端部を保護する形状を有している。なお、保護部材100は、ピッグテール形状やジャドキンス右(JR)形状などジャドキンス左(JL)形状以外の形状のカテーテルの先端部を保護する形状を有していてもよい。保護部材100には、後述する溝部や突起部が形成されているが、これらの加工は周知の成形方法(例えば、熱プレス成形、真空成形、射出成型等)によって形成することができる。
包装袋30は、カテーテル20を保持させた台紙10を内側に収容するための部材であり、略矩形形状の外形を有している。包装袋30は、例えば、ポリエチレンやポリ塩化ビニルのような軟質樹脂製のシート材を重ね合わせ、先端側を除く周縁を融着(熱融着、高周波融着等)または接着することによって形成することができる。包装袋30の上面と下面のうちの一方は、例えば、紙材、織布、不織布等で構成されていてもよい。包装袋30は、内部の視認性を確保するため、少なくとも一方の面が透明であることが好ましい。包装袋30には、滅菌処理(例えば、エチレンオキサイドガス滅菌や放射線滅菌等)が施されてもよい。包装袋30の先端側に設けられた開口部は、カテーテル20を保持した台紙10を包装袋30内に挿入するための挿入口として使用される。カテーテル20を保持した台紙10を包装袋30内に挿入した後、挿入口は融着または接着によって封止される。包装袋30の基端側は、融着または接着された部位を剥離して開口部を形成することで、包装袋30に収納されている台紙10からカテーテル20を引き出す際の取出口として使用される。収容体1に収容されたカテーテル20は、包装袋30の取出口から取出方向(図1のD1方向)に引き抜くことによって収容体1から取り出すことができる。
図2〜図6を用いて、保護部材100の形状について説明する。図2は、保護部材100の全体構成を例示した説明図である。図3は、保護部材100における図2のX−X断面を例示した図である。図4は、保護部材100における図2のY−Y断面を例示した図である。図5は、図2のD2方向から保護部材100を見た図である。図6は、図2のD3方向から保護部材100を見た図である。図2に示された保護部材100において、図2の下方側が保護部材100の「先端側」であり、図2の上方側が保護部材100の「後端側」である。以下では、保護部材100において、図2の上下方向を保護部材100の「縦方向」とも呼び、図2の左右方向を保護部材100の「横方向」とも呼ぶ。
図2に示すように、保護部材100は、保護部材100の後端側(図2上方側)に設けられた略矩形形状の収納部101と、保護部材100の先端側(図2下方側)に設けられた略半円形状の固定部102と、収納部101と固定部102との間に設けられた略矩形形状の中間部103と、を備えている。以下では、収納部101、固定部102、および、中間部103において、図2の下方側をこれらの「先端側」と呼び、図2の上方側をこれらの「後端側」と呼ぶ。収納部101の先端側は、中間部103の後端側と隣接しており、中間部103の先端側は、固定部102の後端側と隣接している。
収納部101、固定部102、および、中間部103は、一つの部材によって一体的に形成されており、図4、図6に示すように、保護部材100の上面104と下面105を共有している。上面104は、保護部材100の表面であり、下面105の反対側である。下面105は、保護部材100の裏面であり、保護部材100を台紙10(図1)に固定したときに台紙10の平坦面12と接触する。
収納部101は、カテーテル20(図1)の先端部22を収納するための部位であり、図2、図4に示すように、突起部110と、補強部120と、を備えている。突起部110は、保護部材100の上面104側に突起しており、カテーテル20の先端部22の湾曲形状に対応した形状を有している。図2〜図5に示すように、突起部110の下面105側には、突起部110の形状に対応した形状の溝部111が形成されている。溝部111は、U字状の断面を有しており、内側にカテーテル20の先端部22を収容できるように、カテーテル20の先端部22の湾曲形状に対応した形状を有している。ここでは、溝部111は、ジャドキンス左(JL)形状の先端部に適合した形状を有している。また、ここでは、溝部111は、カテーテル20の先端部22を保護部材100の先端側に向けた状態、言い換えれば、図1のようにカテーテル20の基端部23が保護部材100の後端側に位置する状態において、カテーテル20の先端部22を収納できる形状を有している。
突起部110および溝部111の先端部112は、収納部101の中央付近に設けられ、拡幅した形状を有している。突起部110および溝部111の後端部113は、収納部101の後端側の端辺に形成され、収納部101の後端側の端辺は、U字状に開放されている。これにより、保護部材100の下面105を台紙10(図1)の平坦面12に接触させたときに、収納部101の後端側の端辺と台紙10との間に開口部が形成される。この開口部は、台紙10の平坦面12上に配置されたカテーテル20の先端部22を保護部材100の溝部111に収納したとき、カテーテル20のシャフト21が挿通される。
補強部120は、突起部110と同様に、保護部材100の上面104側に突起しており、略矩形形状の収納部101の外周部のうち、後端側以外の端辺に沿って形成され、全体として略U字状の外形を有している。具体的には、補強部120は、収納部101の先端側の端辺に沿って延設された中央補強部121と、収納部101の左側端側の端辺に沿って延設された左側補強部123と、収納部101の右側端側の端辺に沿って延設された右側補強部126と、を含んでいる。左側補強部123および右側補強部126は、それぞれ保護部材100の縦方向に沿った略直線状の形状を有しており、中央補強部121は、保護部材100の横方向に沿った略直線状の形状を有している。左側補強部123の基端部124は、中央補強部121の左側端部に接続されており、左側補強部123の先端部125は、収納部101の後端側の端辺と左側端側の端辺とによって形成される角部付近に設けられている。右側補強部126の基端部127は、中央補強部121の右側端部に接続されており、右側補強部126の先端部128は、収納部101の後端側の端辺と右側端側の端辺とによって形成される角部付近に設けられている。収納部101の後端側の端辺には、補強部120が形成されていない。
図2〜図4に示すように、補強部120の下面105側には、補強部120の形状に対応した形状の溝部129が形成されており、U字状の断面を有している。図3に示すように、補強部120の中央補強部121は、高さが一定(均一)となっている。図4に示すように、左側補強部123は、基端部124から先端部125に向かって高さが低くなっている。図6に示すように、右側補強部126は、基端部127から先端部128に向かって高さが低くなっている。図5に示すように、左側補強部123の基端部124と、右側補強部126の基端部127と、中央補強部121とは、高さが同じであり、図5,図6において「H1」で示されている。左側補強部123の先端部125と、右側補強部126の先端部128とは、高さが同じであり、図5,図6において「H2」で示されている。補強部120は、H1>H2となるように形成されており、補強部120の頂点の高さはH1となっている。
図5に示すように、突起部110は、高さが一定(均一)であり、図5,図6において「H3」で示されている。高さが一定のため、突起部110の頂点の高さはH3となる。補強部120の頂点の高さH1は、突起部110の頂点の高さH3よりも高く(H1>H3)なるように構成されている。ここでは、補強部120と突起部110は、H1>H2>H3となるように形成されている。これにより、保護部材100の上方から何かが接触しても、突起部110よりも先に補強部120に接触するため、接触によって突起部110の内側に収納されたカテーテル20の先端部22が変形することが起こりにくくなっている。H1、H2、および、H3の数値範囲については特に限定されないが、例えば、H1:3〜15mm、H2:2〜10mm、H3:1〜7mmの範囲を例示することができる。
図2に示すように、固定部102は、保護部材100を台紙10(図1)に固定するための部位であり、切込部130と、差込部131と、を備えている。切込部130は、固定部102と中間部103との境界線上において、固定部102を半分程度切り離すように保護部材100の横方向に沿って形成されている。差込部131は、切込部130によって固定部102の左側約半分が中間部103から切り離されて形成された扇形状の差込片であり、保護部材100の左方向に向かって延伸している。差込部131は、台紙10に設けられた後述する差込穴15に差込まれることによって台紙10と係合し、保護部材100が台紙10に固定される。
中間部103は、収納部101を固定部102につなぐための部位であり、中央部付近に加工部140が形成されている。加工部140は、中間部103を収納部101および固定部102よりも相対的に折れ曲がり易くするための加工が施された部位である。ここでは、加工部140は、直線状の貫通した切れ込みであり、保護部材100の横方向に沿って延設されている。この加工部140によって、加工部140の延設方向(左右方向)を軸とした折り曲げに対する中間部103の曲げ剛性を低下させることができる。中間部103は、加工部140によって収納部101および固定部102よりも相対的に折れ曲がり易くなるように構成されており、固定部102を台紙10に固定させた状態で、収納部101を台紙10から離間(浮上)させたときに、折れ曲がるように構成されている。
図7は、保護部材100を台紙10に固定する方法を例示した図である。図7(A)、図7(B)、図7(C)の手順によって、保護部材100は台紙10に固定される。図7(A)に示すように、台紙10の先端側には、V字形状の差込穴15が形成されている。差込穴15は、台紙10の横方向に沿って切り込まれた横穴部16と、台紙10の縦方向に沿って切り込まれた縦穴部17と、を含んでいる。保護部材100を台紙10の平坦面12上を滑らせるように横方向に移動させ、固定部102の差込部131を、差込穴15の縦穴部17に差し込ませる。
図7(B)に示すように、固定部102の切込部130を差込穴15の横穴部16に沿わせながら縦穴部17に差込部131を差し込ませることによって、差込部131だけでなく、固定部102の全体を縦穴部17に差し込むことができる。そして、図7(C)に示すように、固定部102の全体が台紙10の裏側に位置し、固定部102の後端側が横穴部16に位置する。これにより、差込部131が台紙10の裏側に引っ掛かり、保護部材100が台紙10に固定される。
図8は、カテーテル20の取り出し前後における保護部材100の状態を模式的に示した図である。図8(A)は、カテーテル20の先端部22を収納している状態の保護部材100を示している。図8(B)は、カテーテル20の先端部22を引き抜いている時の保護部材100の状態を示している。図8(A)に示すように、保護部材100は、台紙10の平坦面12上に配置されたカテーテル20の先端部22を溝部111に収納した状態で、保護部材100の下面105が台紙10の平坦面12に接触するように構成されている。このとき、溝部111の後端部113と台紙10との間には、開口部が形成されており、カテーテル20のシャフト21が挿通される。保護部材100は、先端側の固定部102のみが台紙10に固定されており、後端側の収納部101は台紙10に固定されていないため、先端側を軸にして後端側が自由に上下方向に揺動可能となっている。
保護部材100は、補強部120の頂点(図8(A)の基端部127)の高さが、突起部110の頂点の高さよりも高く、補強部120の上方の包装袋30と接触しやすくなっている。補強部120が包装袋30と接触することによって、補強部120が下方に押し下げられるため、カテーテル20の引き抜き時以外の時に収納部101が上方に移動すること、すなわち、収納部101の意図しない開放が起こりにくくなっている。また、保護部材100は、補強部120のみが包装袋30と接触するため、包装袋30との接触面積が低減されている。これにより、包装袋30が保護部材100と擦れることによる保護部材100の位置ずれが起こりにくくなっている。
図8(B)に示すように、カテーテル20を取出方向D1に引き抜くと、カテーテル20の先端部22が溝部111と接触して収納部101が上方(D4方向)に移動する。これにより、保護部材100の後端側は、台紙10の平坦面12と接触した状態から離間した状態(浮いた状態)となる。収納部101の浮上によって収納部101とカテーテル20との接触が低減するため、カテーテル20の引き抜き時に、カテーテル20の湾曲した先端部22が収納部101と引っ掛かりにくくなっている。
さらに、保護部材100は、固定部102がカテーテル20の取出方向D1と反対の側に設けられている。これにより、カテーテル20の引き抜き時に、収納部101が大きく開く側(大きく離間する側)にカテーテル20を引き抜くことができるため、カテーテル20の引き抜き時に、より収納部101に引っ掛かりにくくなっている。
また、保護部材100は、補強部120が収納部101の外周部のうち、カテーテル20の取出方向D1以外の外周部に形成されている。これにより、収納部101がねじれにくく、カテーテル20の引き抜き時に、収納部101が均一に浮き上がるため、より収納部101に引っ掛かりにくくなっている。また、保護部材100は、収納部101に形成されている補強部120のうち、カテーテル20の引き抜き時に、大きく開く後端側に形成されている補強部120(図8(B)の先端部128)の高さが、固定部102と隣接している先端側に形成されている補強部120(図8(B)の基端部127)の高さよりも低くなるように構成されている。これにより、カテーテル20の引き抜き時に、固定部102の後端側の補強部120(先端部128)と包装袋30との干渉を抑制でき、収納部101を台紙10からより上方に離間させることができる。
台紙10は、カテーテル20の先端部22が配置されている平坦面12にカテーテル20の先端部22を収納するための溝等が形成されていない。そのため、カテーテル20の引き抜き時に、カテーテル20が台紙10と引っ掛かりにくくなっている。
<本実施形態の効果例>
以上説明した、本実施形態の保護部材100によれば、台紙10に配置されたカテーテル20の先端部22は、先端部22の形状に対応した形状の溝部111に収納されるため、溝部111の内側において移動が規制される。そのため、搬送時の振動等によっても、先端部22が変形したり損傷したりすることを抑制できる。また、本実施形態の保護部材100によれば、カテーテル20の引き抜き時に、中間部103が折れ曲がることによって、固定部102を台紙10に固定させた状態で、収納部101を台紙10から容易に離間(浮上)させることができる(図8)。これにより、カテーテル20の引き抜き時に、カテーテル20の先端部22が収納部101と引っ掛かりにくくなり、先端部22の変形や損傷の発生を抑制できる。また、固定部が台紙10に固定されたままなので、引き抜き時に保護部材100が共に移動してくることを抑制できる。また、本実施形態の保護部材100によれば、中間部103が固定部102および収納部101と一体的に形成されているため、保護部材100を容易に製造することができる。また、容易に台紙10に固定することができる。また、容易に滅菌することができる。これらにより製造コストや包装コストの低減を図ることができる。
本実施形態の保護部材100は、加工部140によって中間部103の曲げ剛性が低減されているため、固定部102と収納部101との間がより容易に折れ曲がることができる。これにより、カテーテル20の引き抜き時に、カテーテル20との接触によって収納部101を台紙10から容易に離間(浮上)させることができ、カテーテル20の先端部22と収納部101との引っ掛かりをより抑制することができる。
本実施形態の保護部材100は、カテーテル20の先端部22を保護部材100の先端側に向けた状態において、溝部111が先端部22を収納可能となっている。また、溝部111に先端部22を収納したとき、カテーテル20のシャフト21が挿通可能な開口部が形成されように、収納部101の後端側に溝部111の後端部113が設けられている。これにより、カテーテル20の引き抜き方向が収納部101において固定部102が設けられている側と反対方向になるため、カテーテル20の引き抜き時に、収納部101が大きく開く側(大きく離間する側)にカテーテル20を引き抜くことができる。これにより、カテーテル20の引き抜き時における、カテーテル20の先端部22と収納部101との引っ掛かりをより抑制することができる。
本実施形態の保護部材100は、突起部110よりも頂点が高い補強部120を備えている。これにより、搬送時に保護部材100の上面104側に何かが接触しても、突起部110よりも先に補強部120に接触するため、搬送時において、突起部110の内側に収納されているカテーテル20の先端部22の変形や損傷の発生をさらに抑制することができる。また、補強部120が上方の包装袋30と接触することによって、補強部120が下方に押し下げられる。これにより、カテーテル20の引き抜き時以外の時に収納部101が開放されることを抑制できる。
本実施形態の保護部材100は、補強部120が収納部101の外周部のうち、カテーテル20の引き抜き方向以外の外周部に形成されているため、収納部101の縦方向および横方向の曲げ剛性を高めることができる。これにより、カテーテル20の引き抜き時に、収納部101の全体を均一に持ち上げることができる。これにより、カテーテル20の引き抜き時における、カテーテル20の先端部22と収納部101との引っ掛かりをより抑制することができる。
本実施形態の収容体1によれば、台紙10は、カテーテル20の先端部22が配置される平坦面12に溝等が形成されたおらず、平坦となっているため、カテーテル20の引き抜き時に、カテーテル20の先端部22が台紙10と引っ掛かりにくく、先端部22の変形や損傷の発生をさらに抑制できる。
<第2実施形態>
図9は、第2実施形態の保護部材100Aを例示した説明図である。第1実施形態の保護部材100は、固定部102および中間部103が収納部101の先端側に配置されている(図2)。しかし、固定部102および中間部103は、収納部101の先端側以外の側に配置されてもよい。例えば、図9の保護部材100Aは、固定部102Aおよび中間部103Aが収納部101の先端側ではなく、収納部101の左側端側に配置されている。この構成であっても、カテーテル20の引き抜き時に、固定部102Aを台紙10に固定させた状態で、収納部101を台紙10から容易に離間(浮上)させることができる。そのため、カテーテル20の先端部22が収納部101と引っ掛かりにくく、先端部22の変形や損傷の発生を抑制できる。
<第3実施形態>
図10は、第3実施形態の保護部材100Bを例示した説明図である。第1実施形態の保護部材100は、固定部102が中間部103の先端側に配置されている(図2)。しかし、固定部102は、中間部103の先端側以外の側に配置されてもよい。例えば、図10の保護部材100Bは、固定部102Bが中間部103の先端側ではなく、左側端側と右側端側にそれぞれ配置されている。この構成であっても、カテーテル20の引き抜き時に、中間部103が折れ曲がることによって、固定部102Bを台紙10に固定させた状態で、収納部101を台紙10から容易に離間(浮上)させることができる。そのため、上記実施形態と同様に先端部22の変形や損傷の発生を抑制できる。
<第4実施形態>
図11は、第4実施形態の保護部材100Cを例示した説明図である。第1実施形態の保護部材100は、固定部102の差込部131が、台紙10の差込穴15に差し込まれることによって台紙10に固定されている(図7)。しかし、保護部材100を台紙10に固定する方法は上記に限定されない。例えば、図11の保護部材100Cのように、固定部102Cを圧着によって台紙10に固定させてもよいし、接着剤によって固定部102Cを台紙10に接着させてもよい。これらの構成であっても、カテーテル20の引き抜き時に、固定部102Cを台紙10に固定させた状態で、収納部101を台紙10から容易に離間(浮上)させることができるため、先端部22の変形や損傷の発生を抑制できる。
<第5実施形態>
図12は、第5実施形態の保護部材100Dを例示した説明図である。第1実施形態の保護部材100は、固定部102が中間部103の先端側において台紙10に固定されている(図7)。しかし、固定部102が台紙10に固定される位置や方法は上記に限定されない。例えば、図12の保護部材100Dのように、固定部102Dが中間部103Dに対して折り返され、中間部103Dの下方において台紙10に固定されてもよい。この構成であっても、カテーテル20の引き抜き時に、固定部102Dを台紙10に固定させた状態で、収納部101を台紙10から容易に離間(浮上)させることができるため、先端部22の変形や損傷の発生を抑制できる。
<第6実施形態>
図13は、第6実施形態の保護部材100Eを例示した説明図である。第1実施形態の保護部材100は、補強部120が、収納部101の外周部のうち、後端側以外の端辺に沿って形成され、全体として略U字状の外形を有している。しかし、補強部120は、収納部101の後端側に形成されていてもよいし、また、収納部101の先端側や側端側において少なくとも一部が形成されていなくてもよい。例えば、図13の保護部材100Eのように、補強部120Eは、収納部101の後端側の端辺に沿って延設された後端側補強部122を含んでいてもよい。また、補強部120Eは、収納部101の先端側の端辺に沿って補強部が延設されていなくてもよい。この構成であっても、収納部101の縦方向および横方向の曲げ剛性を高めることができるため、カテーテル20の引き抜き時における、カテーテル20の先端部22と収納部101との引っ掛かりを抑制できる。
<第7実施形態>
図14は、第7実施形態の保護部材100Fを例示した説明図である。第1実施形態の保護部材100は、補強部120が、収納部101の外周部に沿って形成されている。しかし、補強部120の位置や形状は上記に限定されず任意の位置および形状とすることができる。例えば、図14の保護部材100Fのように、補強部120Fは、収納部101Fの外周部に沿っていなくてもよい。また、補強部120Fは、直線状の外形を有していなくてもよい。この構成であっても、保護部材100Fの上方から何かが接触したときに、突起部110よりも先に補強部120Fに接触するため、突起部110の内側に収納されているカテーテル20の先端部22の変形や損傷の発生を抑制することができる。また、補強部120Fが上方の包装袋30と接触することによって、補強部120Fが下方に押し下げられるため、収納部101の意図しない開放を抑制できる。
<第8実施形態>
図15は、第8実施形態の保護部材100Gを例示した説明図である。第1実施形態の保護部材100は、加工部140として直線状の貫通した切れ込みが形成されている。しかし、中間部103が折れ曲がり易くなるのであれば、加工部140は上記以外の構成であってもよい。例えば、図15の保護部材100Gのように、加工部142は、複数の孔部(欠損部)が並んで形成されたミシン目(破線)状の切れ込みであってもよい。このように、加工部142は、中間部103Hの一部を欠損させた欠損部として構成されてもよい。この構成であっても、加工部142によって中間部103を折れ曲がり易くすることができる。
<第9実施形態>
図16は、第9実施形態の保護部材100Hを例示した説明図である。第1実施形態の保護部材100は、加工部140が中間部103の中央付近に形成されている。しかし、中間部103が折れ曲がり易くなるのであれば、加工部140は上記以外の構成であってもよい。例えば、図16の保護部材100Hのように、加工部143は、中間部103Hの両側端部に形成された切欠き部(欠損部)であってもよい。この構成であっても、加工部143によって中間部103を折れ曲がり易くすることができる。
<第10実施形態>
図17は、第10実施形態の保護部材100Jを例示した説明図である。第1実施形態の保護部材100は、収納部101と、固定部102と、中間部103とが一つの部材によって一体的に形成されている。しかし、これらは、少なくとも一部が別体として構成されていてもよい。例えば、図17の保護部材100Jのように、収納部101が矩形形状の薄板部材に形成され、固定部102Jがこの薄膜部材とは別体の粘着性のテープ160として構成され、中間部103Jがこの薄膜部材とテープ160との境界部として構成されてもよい。この構成であっても、薄板部材の先端側に貼り付けた粘着性のテープ160を台紙10に貼り付けることによって、収納部101を台紙10に固定することができ、中間部103Jを折り曲げることによって収納部101を台紙10から離間させることができる。
<第11実施形態>
図18は、第11実施形態の保護部材100Kを例示した説明図である。第1実施形態の保護部材100は、溝部111に対応した形状の突起部110が上面104に形成されている。しかし、保護部材100には突起部110が形成されていなくてもよい。例えば、図18の保護部材100Kのように、収納部101Kは、溝部111Kの深さよりも厚い板部材116によって形成されていてもよい。このように、保護部材100は、シート部材ではなく板部材であってもよい。この構成であっても、カテーテル20の引き抜き時に、固定部102を台紙10に固定させた状態で、収納部101Kを台紙10から容易に離間(浮上)させることができる。
<第12実施形態>
図19は、第12実施形態の保護部材100Lを例示した説明図である。第1実施形態の保護部材100は、中間部103に加工部140が形成されている。しかし、図19の保護部材100Lのように、中間部103Lには切れ込み等の加工部が形成されていなくてもよい。この構成であっても、カテーテル20の引き抜き時に、固定部102を台紙10に固定させた状態で、収納部101Kを台紙10から容易に離間(浮上)させることができる。なお、中間部103には、加工部140が形成されている方が好ましい。
<第13実施形態>
図20は、第13実施形態の保護部材100Mを例示した説明図である。第1実施形態の保護部材100は、収納部101に補強部120が形成されている。しかし、図20の保護部材100Mのように、収納部101Mには補強部が形成されていなくてもよい。この構成であっても、カテーテル20の引き抜き時に、固定部102を台紙10に固定させた状態で、収納部101Kを台紙10から容易に離間(浮上)させることができる。なお、収納部101には、補強部120が形成されている方が好ましい。
<本実施形態の変形例>
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
[変形例1]
溝部111の形状は、カテーテル20の先端部22を収納可能であれば、先端部22の形状に対応していない形状であってもよい。すなわち、溝部111の形状は、上記の実施形態に限定されず、内側にカテーテル20の先端部22を収納可能な任意の形状とすることができる。また、収納部101には、複数のカテーテルの先端部を収納可能にするための複数の溝部が形成されていてもよい。
[変形例2]
補強部120は、下面105側に溝部129が形成されていなくてもよい。すなわち、補強部120は中実であってもよい。また、補強部120は、少なくとも一部が突起部110よりも高ければよいため、例えば、H1>H3>H2であってもよい、この場合であっても、突起部110を保護することができる。また、補強部120の中央補強部121の高さ、および、突起部110の高さは一定でなくてもよい。また、左側補強部123および右側補強部126は、高さが均一であってもよい。
[変形例3]
加工部140は、中間部103の少なくとも一部の厚さが収納部101や固定部102の厚さよりもが薄くなっている部位であってもよい。また、収納部101や固定部102よりも折り曲げやすい別の素材が用いられている部位であってもよい。また、中間部103を曲げやすくするための材料が吹き付けられた部位であってもよい。
[変形例4]
平坦面12は、平坦な面以外の面を含んでいてもよい。例えば、平坦面12は、カテーテル20を収納するための溝部が形成されていてもよい。しかし、カテーテル20の引き抜き時にカテーテル20が台紙10と引っ掛かることを抑制するために平坦面12は平坦であることが好ましい。
[変形例5]
収納部101、固定部102、および、中間部103の形状は上記の実施形態で示した形状以外の任意の形状とすることができる。また、固定部102の差込部131の形状や切込部130の形状についても上記の実施形態以外の任意の形状とすることができる。
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。
1…収容体
10…台紙
12…平坦面
20…カテーテル
22…先端部
100…保護部材
101…収納部
102…固定部
103…中間部
110…突起部
111…溝部
112…先端部
113…後端部
120…補強部
140,142,143…加工部

Claims (6)

  1. 長尺状の医療器具の先端部を保護するための保護部材であって、
    前記保護部材の先端側に設けられ、前記医療器具を配置する台紙に固定される固定部と、
    前記保護部材の後端側に設けられ、前記医療器具の先端部を収納する溝部を有する収納部と、
    前記固定部および前記収納部と一体的に形成され、前記固定部と前記収納部との間において折れ曲がり可能な中間部と、を備える保護部材。
  2. 請求項1に記載の保護部材において、
    前記中間部には、前記中間部を前記収納部および前記固定部よりも折れ曲がりやすくするための加工部が形成されている、保護部材。
  3. 請求項1または請求項2に記載の保護部材において、
    前記溝部は、前記医療器具の先端部を前記保護部材の先端側に向けた状態において、前記医療器具の先端部を収容可能な形状を有しており、
    前記収納部は、先端側が前記中間部と隣接し、後端側に前記溝部の端部が設けられている、保護部材。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の保護部材において、
    前記収納部は、前記溝部が形成された面と反対側の面に、
    前記溝部の形状と対応する形状の突起部と、
    前記突起部の頂点よりも頂点の高さが高い補強部と、を有している保護部材。
  5. 請求項4に記載の保護部材において、
    前記補強部は、前記収納部の外周部のうち、前記溝部の端部が設けられている後端側以外の部分に設けられている、保護部材。
  6. 長尺状の医療器具の先端部を保護するための保護部材と、前記医療器具を配置する台紙とを備える収容体であって、
    前記保護部材は、
    前記保護部材の先端側に設けられ、前記台紙に固定される固定部と、
    前記保護部材の後端側に設けられ、前記医療器具の先端部の形状に対応した形状の溝部を有する収納部と、
    前記固定部と前記収納部との間に設けられ、折れ曲がり可能な中間部と、を備え、
    前記台紙は、
    前記医療器具の先端部を配置する平坦な平面部を備えている、収容体。
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