JP2019009077A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載された電子機器は、回路基板にバックライトを挟んで実装された画像表示パネルを有する。回路基板は、画像表示パネルの外形から張り出した張り出し部を有しており、この張り出し部にプッシュキーを実装することで、画像表示パネルに対する近接位置に操作用キーが高密度に配置されている。
また、電子機器が特に車載用のオーディオ機器や無線機などの場合、プッシュキーのキートップが自照すると、操作性及び意匠性の観点で好ましい。
特許文献1に記載されている電子機器において、キートップを自照させようとすると、LEDなどの実装光源を各プッシュキーと共に張り出し部に実装させるなどの工夫が必要となり、かつコスト高になるため、何らかの工夫が望まれていた。
1)画像表示パネル体と、一面側に前記画像表示パネル体を支持すると共に前記画像表示パネル体へ照明光を誘導するライトガイドと、前記ライトガイドの他面側に反射シートを挟んで配置された回路基板と、前記回路基板に実装された第1のLED及び第2のLEDと、前記回路基板に対し前記ライトガイドを挟んで取り付けられた支持フレームと、メンブレンスイッチとなる第1及び第2のスイッチパターンを有して前記支持フレームに取り付けられたスイッチ基板と、前記第1及び第2のスイッチパターンをそれぞれ押圧する第1及び第2のキートップと、を備え、
前記第1のLEDの、中心出光方向に出射した光を直接前記ライトガイドに入射させると共に中心出光方向から外れた方向に出射した光を前記第1のキートップに直接入射させ、前記第2のLEDの、中心出光方向に出射した光を前記第2のキートップに直接入射させると共に中心出光方向から外れた方向に出射した光を前記ライトガイドに直接入射させることを特徴とする電子機器である。
2) 画像表示パネル体と、
一面側に前記画像表示パネル体を支持するガイドと、
前記ガイドの他面側に配置された回路基板と、
前記回路基板に対し、前記ガイドを間に挟んで取り付けられた支持フレームと、
複数のスイッチ部を備え、前記支持フレームに取り付けられたスイッチ基板と、
前記スイッチ部をそれぞれ押圧するキートップと、
を備え
前記ガイドは、一面側に、前記画像表示パネル体に搭載した駆動部を覆う下壁を有し、
前記スイッチ部の少なくとも1つは、前記下壁の1面側に配置されること、
を特徴とする電子機器である。
無線機51は、図1に示されるように、車のダッシュボードなどに装着されて使用される、いわゆる1DINタイプの箱型を呈する。
図1には、以下の説明で用いる上下左右前後の各方向が矢印で示されている。各方向は、説明の便宜のため規定したものであって、無線機51の使用姿勢等を限定するものではない。
また、前パネル1における右端部には、内蔵されたスピーカユニット(不図示)からの音を放出するスリット状の開口部である放音部6が設けられている。
具体的には、後方側から、回路基板11,反射シート12,ライトガイド13,拡散シート14,画像表示パネル体15,スペーサ16,支持フレーム17,スイッチ基板18,及びキートップシート19である。
S3−S3位置は、下側のキートップ3a1,3a2を通る位置であり、S4−S4位置及びS5−S5位置は、キートップ3bを通る位置である。
以下、図2〜図5も参照して説明する。
各図に示されるように、回路基板11には、コネクタ5が実装されると共に、複数のキートップ3a1及び3a2に対応した位置に、光源としてそれぞれLED7a1及びLED7a2が実装され、複数のキートップ3bそれぞれに対応した位置に、光源としてLED7bが実装されている。
LED7bは、いわゆる上面発光タイプのチップLEDであって、出光量が最大となる中心出光方向が、実装された回路基板11の表面11aと直交する前方向(矢印DRb)となっている。
LED7a1,7a2,7bは、いずれも光量半減角度が、中心出光方向から例えば60°程度となる広指向角タイプである。
ライトガイド13は、画像表示パネル体15を支持するガイドであり、光透過性を有する樹脂(例えば透明のアクリル樹脂)で形成されており、いずれかの面から内部に入射した光を他の面に誘導して出光又は内部反射させるものである。
すなわち、中央上部の抉れた収容部13b,収容部13bに対する左側の領域である左スイッチ対応部13d1,右側の領域である右スイッチ対応部13d2,及び収容部13bの下側の領域である下スイッチ対応部13d3である。
また、図5に示されるように、下スイッチ対応部13d3は、後方側から抉れた凹部13e3を有する。
左スイッチ対応部13d1及び右スイッチ対応部13d2には、それぞれ前方に上下に長い長方形状で突出し、後述する支持フレームに係合する凸部13f1及び凸部13f2が形成されている。
また、下スイッチ対応部13d3は、底として平板状の下壁13jを有する
さらに、拡散シート14の前面には画像表示パネル体15が、これも周縁に貼られた表面テープ(不図示)によって貼着されている。
パネル基板15aは、画像表示パネル15bに対し下方に張り出した張り出し部15a1を有し、駆動部15cはこの張り出し部15a1に実装されている。
また、張り出し部15a1からは、回路基板11への電気接続のためのフレキシブルな接続基板15dが下方から後方へと引き出されている。
支持フレーム17は、薄板の金属板材をプレス加工して形成されている。
支持フレーム17は、ライトガイド13の前面視外形形状に概ねに対応した外形形状を有する平板状の基部17aと、基部17aの上−右−下の各縁部から後方に直角曲げされた側壁部17b1,17b2,17b3と、を有する。
側壁部17b1〜17b3の先端位置は、基部17aから所定距離の取付基準位置Paとして位置統一されている。
側壁部17b1,17b3には、部分的には、複数の折り曲げ爪部17cが形成されている。
画像表示パネル体15が、ライトガイド13の収容部13bに装着されるにあたり、画像表示パネル体15の駆動部15cの位置は、ライトガイド13の底壁13b1と下壁13jとの間に納まり、駆動部15は、前面からは下壁13jに覆われる。
次に、ライトガイド13とスペーサ16とを重ね、その前方から支持フレーム17を宛がいって回路基板11に押し付ける。ライトガイド13が回路基板11に当接しさらにスペーサ16がわずかに圧縮されると、側壁部17b1〜17b3の先端が回路基板11に当接する。
この状態で、支持フレーム17の折り曲げ爪部17cを、回路基板11の反対側に折り込む。
スイッチ基板18には、キートップ3a1,3a2,3bそれぞれに対応した位置に、それらの押し込み力によってON/OFFを切り換えるメンブレンスイッチとしてのスイッチパターン18a1,18a2,18bが形成されている。
スイッチ基板18は、各スイッチパターン18a1,18a2,18bの中央となる、支持フレーム17に取り付けられた状態で光通過孔17a4に対応する位置に、貫通孔18cが形成されている。
キートップシート19は、スイッチ基板18が取り付けられた支持フレーム17と前パネル1との間に挟まれ、キートップ3a1,3a2,3bが指などで押し込み可能、かつ弾性復帰可能に支持されている。
以上説明した積層構造を有する前パネル体PTは、キートップ3a1,3a2,3bを指などで押すと、それぞれスイッチ基板18のスイッチパターン18a1,18a2,18bを押圧してON/OFFの切り換えが行われる。
その際、図3に示されるキートップ3a1,3a2の押し込み力Faと図4及び図5に示されるキートップ3bによる押し込み力Fbとは、パネル基板15aではなく、スイッチ基板18を介して、それが貼着されている支持フレーム17及びライトガイド13により受けとめられる。
これにより、前パネル体PTを有する無線機51は、キートップ3a1,3a2,3bが押し下げられても、その押圧力に起因してパネル基板15aに加わる負荷はほとんどなく、多数回の押し下げに対して高い耐久性が得られる。
次に、前パネル体PTの照光構造について、図10及び図11も参照して説明する。図10及び図11は、それぞれ図3及び図4に対応した断面図である。
具体的には、LED7a1,7a2から側方出力した光La1,La2を、ライトガイド13の凹部13e1,13e2に回路基板11の表面11aに対して直交する面としてそれぞれ形成された入光面13g1,13g2から入射させて、画像表示パネル15bのバックライトとしての照明に供している。
この光La3,La4も利用すべく、ライトガイド13には、凹部13e1,13e2の底面として、LED7a1,7a2と対向する位置に、表面11aと平行な入光面13g3,13g4が形成されている。
そして、LED7bの上面(前方となる面)から出力した光Lb1は、回路基板11の表面11aに対し平行延在しているライトガイド13の下壁13jと、支持フレーム17の光通過孔17a4と、スイッチ基板18の貫通孔18cと、を通り、キートップ3bに入光してそれを自照させる。
ライトガイド13の収容部13bにおける底壁13b1の下方端面13b2は、回路基板11の表面11aに対して直交する平面となっているので、光Lb2は、下方端面13b2において反射することなく底壁13b1の内部に入光し、画像表示パネル15bのバックライト照明の一部として供される。
詳しくは、一つのLEDについて、その中心出光方向に出射した光を、照明光源及び自照光源の一方に用い、中心出光方向から離隔した方向に出射した光を、他方に用いるよう構成している。
換言するならば、無線機51の前パネル体PTは、一つのLEDから一方向に出射した光を分岐することなく、出射方向に応じて二つの照明体(画像表示パネル及びキートップ)に直接入光するよう誘導する照光構造を有している。
従って、分岐素子が不要であり、出射方向に応じた異なる光量の複数の光を、それぞれの光量に適した照明体に供給することができ、絞りなどの光量制御具も不要で、簡単で低コストの照光構造となっている。
これにより、LEDの使用個数が少なくて済みコスト高が抑制される。
2 画像表示部
3,3a1,3a2,3b キートップ
4 電源ボタン
5 コネクタ
6 放音部
7a1,7a2,7b LED
11 回路基板、 11a 表面
12 反射シート
13 ライトガイド
13a 切り込み部、 13b 収容部、 13b1 底壁
13b2 下方端面、 13c1,13c2 側壁
13d1 左スイッチ対応部、 13d2 右スイッチ対応部
13d3 下スイッチ対応部、 13e1〜13e3 凹部
13f1,13f2 凸部、 13g1〜13g4 入光面
13j 下壁、
14 拡散シート
15 画像表示パネル体
15a パネル基板、 15a1 張り出し部、 15b 画像表示パネル
15c 駆動部、 15d 接続基板
16 スペーサ
17 支持フレーム
17a 基部、 17a1,17a2 位置決め孔
17a3 表示領域開口部、 17a4 光通過孔
17b1〜17b3 側壁部 17c 折り曲げ爪部
18 スイッチ基板、 18a1,18a2,18b スイッチパターン
18c 貫通孔
19 キートップシート
51 無線機(電子機器)
Fa,Fb 押し込み力
La1〜La4,Lb1 光
Pa 取付基準位置、 PT 前パネル体
SB 操作部
Claims (3)
- 画像表示パネル体と、
一面側に前記画像表示パネル体を支持すると共に前記画像表示パネル体へ照明光を誘導するライトガイドと、
前記ライトガイドの他面側に反射シートを挟んで配置された回路基板と、
前記回路基板に実装された第1のLED及び第2のLEDと、
前記回路基板に対し、前記ライトガイドを間に挟んで取り付けられた支持フレームと、
メンブレンスイッチとなる第1及び第2のスイッチパターンを有して前記支持フレームに取り付けられたスイッチ基板と、
前記第1及び第2のスイッチパターンをそれぞれ押圧する第1及び第2のキートップと、
を備え、
前記第1のLEDの、中心出光方向に出射した光を直接前記ライトガイドに入射させると共に、中心出光方向から外れた方向に出射した光を前記第1のキートップに直接入射させ、
前記第2のLEDの、中心出光方向に出射した光を前記第2のキートップに直接入射させると共に中心出光方向から外れた方向に出射した光を前記ライトガイドに直接入射させることを特徴とする電子機器。 - 前記第1のLEDは、側面出光タイプであって前記第1のキートップに対応した位置に実装され、前記第2のLEDは、上面出光タイプであって前記第2のキートップに対応した位置に実装されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
- 画像表示パネル体と、
一面側に前記画像表示パネル体を支持するガイドと、
前記ガイドの他面側に配置された回路基板と、
前記回路基板に対し、前記ガイドを間に挟んで取り付けられた支持フレームと、
複数のスイッチ部を備え、前記支持フレームに取り付けられたスイッチ基板と、
前記スイッチ部をそれぞれ押圧するキートップと、
を備え
前記ガイドは、一面側に、前記画像表示パネル体に搭載した駆動部を覆う下壁を有し、
前記スイッチ部の少なくとも1つは、前記下壁の1面側に配置されること、
を特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
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JP2017126346A JP6756307B2 (ja) | 2017-06-28 | 2017-06-28 | 電子機器 |
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WO2020183784A1 (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-17 | 株式会社Jvcケンウッド | 電子機器 |
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- 2017-06-28 JP JP2017126346A patent/JP6756307B2/ja active Active
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