JP2019008624A - 紙葉類鑑別システム、紙葉類鑑別ホスト機及び紙葉類鑑別端末機 - Google Patents

紙葉類鑑別システム、紙葉類鑑別ホスト機及び紙葉類鑑別端末機 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者側の端末側において簡便な構成でありながら高精度な鑑別処理を実現する。【解決手段】紙幣鑑別システム10は、複数の端末機22と、該端末機22とインターネット12で接続されたホスト機のメインサーバ18とを有する。共通データベース16aはメインサーバ18からアクセス可能である。端末機22は、読み取り機32で読み取られた紙幣46の読取データ56に基づいて、端末側真偽判定プログラム48によって紙幣46の真偽を確度順に真判定と、中間判定と、偽判定との3段階に判定する。中間判定とされた紙幣46の読取データ56はメインサーバ18に伝送される。メインサーバ18は、読取データ56に基づいて中間判定とされた紙幣46についてホスト側真偽判定プログラム52により真偽を判定し、真偽判定結果を端末機22に返送する。【選択図】図1

Description

本発明は、多様な紙葉類の真偽判定、計数、選別、識別を行う紙葉類鑑別システム、紙葉類鑑別ホスト機及び紙葉類鑑別端末機に関する。
紙幣、商品券、クーポン券、パスポートなどの紙葉類は多様な種類がある。例えば、多国の人が利用する国際空港の店舗では、各国の多様な紙幣の真偽判定を行うことのできる紙葉類鑑別システムの需要がある。
このように多数の国の紙幣を対象として鑑別する場合、一国を対象とする場合に比べて新規紙幣の発行頻度が増える。紙幣は国の独立に伴って新規紙幣が発行されたり、偽造防止のために新規紙幣が発行されることもある。また、既に市場に流通している紙幣についても汚れ、折れ、擦れ等のばらつきがあるため、真偽判定は一層困難になってきている。そのため、紙葉類鑑別システムは利用者に対して納品された後にも定期的なシステム更新が必要である。
従来の紙葉類鑑別システムは専用ハードウェアを搭載した装置であり、紙幣の諸情報を読取可能な多色光学センサや磁気センサ等を備えている。例えば、新規紙幣に対応するためにシステムを更新する場合、ハードウェア構成はそのままで良い場合であっても、プログラムやパラメータを変更または追加する必要があり、この作業に多大な人員、コスト及び時間を要し、しかも不慣れな作業員による更新ミスやトラブルも発生し得る。
一方、特許文献1に記載の発明では、指定された国の紙幣を金種別に選別する際に、ニューラルネットワークのニューロ演算を用いて当該紙幣の金種と方向を識別すると共に、この金種識別でリジェクトされなかった紙幣について真偽を判定する。そして、ニューロの学習及び真偽判定の情報は外部コンピュータ側で作成しておき、対象機器にダウンロードして使用している。
特許文献2に記載の発明は、鑑別対象の紙幣の諸情報を採取する読み取り装置と、該読み取り装置と直接的に接続されたパーソナルコンピュータと、該パーソナルコンピュータと通信ネットワークを介して接続されたホスト機とで構成されている。紙幣の鑑別処理に係るプログラム及びデータはホスト機から通信ネットワーク経由でパーソナルコンピュータへ配信され、読み取り装置から得られた紙幣の諸情報およびホスト機から配信されたデータに基づいて当該紙幣の鑑定を行っている。
特開平9−245218号公報 特開2001−195628号公報
特許文献1に記載の発明では、ニューラルネットワークのニューロ演算による更新を行うことでプログラムの新規追加は容易となる一方、学習機能を有効に発揮させるためには十分なデータを集める必要があり、データ不足では正しく鑑別を行うことができない。したがって、装置による紙幣の鑑別処理とは別にデータ収集を行う必要がある。
また、特許文献2に記載の発明では、紙幣の鑑別処理はパーソナルコンピュータを用いていることから能力的に限界があり、複雑化しつつある紙幣の鑑別処理を実現することは困難である。
さらに、市場では多様な紙幣が流通しているがその状況を把握することが重要である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、端末側において簡便な構成でありながら高精度な鑑別処理を実現することができ、さらに、市場における多様な紙葉類の状況を把握することができる紙葉類鑑別システム、紙葉類鑑別ホスト機及び紙葉類鑑別端末機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる紙葉類鑑別システムは、紙葉類鑑別端末機と、前記紙葉類鑑別端末機と通信回線で接続された紙葉類鑑別ホスト機と、を有し、前記紙葉類鑑別端末機は、読み取り機で読み取られた紙葉類の情報に基づいて、端末側真偽判定部によって前記紙葉類の真偽を確度順に真判定と、中間判定と、偽判定との少なくとも3段階に判定し、前記中間判定とされた前記紙葉類の情報を前記紙葉類鑑別ホスト機に伝送し、前記紙葉類鑑別ホスト機は、前記紙葉類鑑別端末機から伝送された情報に基づいて前記中間判定とされた前記紙葉類についてホスト側真偽判定部により真偽を判定し、真偽判定結果を前記紙葉類鑑別端末機に返送することを特徴とする。
このように、紙葉類の真偽判定を端末側真偽判定部と、ホスト側真偽判定部とに分けることにより端末側真偽判定部では簡便構成の弱いアルゴリズムとし、ホスト側真偽判定部ではより高精度な強いアルゴリズムとして区別することができ、端末側においては簡便な構成を実現しつつ、必要に応じてホスト側真偽判定部を利用して高精度な鑑別処理を実現することができる。
前記紙葉類鑑別端末機は、前記紙葉類鑑別ホスト機から返送された前記真偽判定結果に基づき、真とされた前記紙葉類について前記真判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行い、偽とされた前記紙葉類について前記偽判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行ってもよい。これにより、紙葉類鑑別端末機の利用者からは見かけ上真偽のいずれかの判定結果となり、利用しやすい。
また、本発明にかかる紙葉類鑑別システムは、紙葉類鑑別端末機と、前記紙葉類鑑別端末機と通信回線で接続された紙葉類鑑別ホスト機と、を有し、前記紙葉類鑑別端末機は、読み取り機で読み取られた紙葉類の情報に基づいて、端末側真偽判定部によって前記紙葉類の真偽を確度順に真判定と、準真判定と、準偽判定と、偽判定との少なくとも4段階に判定し、準真判定とされた前記紙葉類には真判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行い、準偽判定とされた前記紙葉類には偽判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行い、前記準真判定及び前記準偽判定とされた前記紙葉類の情報は、前記通信回線を介して、前記紙葉類鑑別ホスト機からアクセス可能なデータベースに蓄積されることを特徴とする。
これにより、市場における多様な紙葉類の状況を把握することができ、特に真偽いずれかの判定の難しい紙葉類を重点的に情報収集することができ、状況に応じて必要な対応策をとることができる。また、準真判定とされた前記紙葉類には真判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行い、準偽判定とされた前記紙葉類には偽判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行うことで、紙葉類鑑別端末機の利用者からは見かけ上真偽のいずれかの判定結果となり、利用しやすい。
前記紙葉類鑑別端末機は、前記準真判定及び前記準偽判定とされる前記紙葉類の情報を記憶する記憶部を有し、前記通信回線に対して接続・切り離しが可能であり、前記通信回線に対して接続されているときに記憶部に記憶された前記紙葉類の情報が前記データベースに蓄積されてもよい。これにより、紙葉類鑑別端末機は通信回線と常時接続している必要がなくなり扱いやすい。
前記紙葉類鑑別ホスト機は、前記紙葉類鑑別端末機から伝送された情報を蓄積するデータベースにアクセス可能であって、該データベースに蓄積された情報に基づいて前記端末側真偽判定部の更新情報を作成し、前記紙葉類鑑別端末機へ前記更新情報を配信し、前記紙葉類鑑別端末機は前記更新情報に基づいて前記端末側真偽判定部を更新してもよい。これにより、市場における紙葉類の状況に応じて端末側真偽判定部の能力を継続的に向上させることができる。
前記紙葉類鑑別ホスト機は、前記紙葉類の真偽判定をするホスト側真偽判定部を有し、前記紙葉類鑑別端末機から伝送された情報を蓄積するデータベースにアクセス可能であって、該データベースに蓄積された情報に基づいて前記ホスト側真偽判定部を更新してもよい。これにより、市場における紙葉類の状況に応じてホスト側真偽判定部の能力を継続的に向上させることができる。
前記ホスト側真偽判定部は、前記紙葉類鑑別端末機から伝送される情報に基づく学習機能を有してもよい。これにより、ホスト側真偽判定部の能力を効率的に向上させることができる。
また、本発明にかかる紙葉類鑑別ホスト機は、紙葉類の情報を読み取って確度順に真判定、中間判定及び偽判定の少なくとも3段階に判定する紙葉類鑑別端末機と通信回線を通じて接続された紙葉類鑑別ホスト機であって、前記紙葉類鑑別ホスト機は、前記紙葉類鑑別端末機から伝送される前記中間判定の情報に基づいて前記紙葉類についてホスト側真偽判定部により真偽を判定し、真偽判定結果を前記紙葉類鑑別端末機に返送することを特徴とする。
また、本発明にかかる紙葉類鑑別端末機は、紙葉類鑑別ホスト機と通信回線を通じて接続された紙葉類鑑別端末機であって、前記紙葉類鑑別端末機は、読み取り機で読み取られた紙葉類の情報に基づいて、端末側真偽判定部によって前記紙葉類の真偽を確度順に真判定と、中間判定と、偽判定との少なくとも3段階に判定し、前記中間判定とされた前記紙葉類の情報を前記紙葉類鑑別ホスト機に伝送し、前記紙葉類の情報に基づく前記紙葉類鑑別ホスト機による真偽判定結果を受信し、該真偽判定結果に基づき真とされた前記紙葉類について前記真判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行い、偽とされた前記紙葉類について前記偽判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行うことを特徴とする。
さらに、本発明にかかる紙葉類鑑別端末機は、紙葉類鑑別ホスト機と通信回線を通じて接続された紙葉類鑑別端末機であって、前記紙葉類鑑別端末機は、読み取り機で読み取られた紙葉類の情報に基づいて、端末側真偽判定部によって前記紙葉類の真偽を確度順に真判定と、準真判定と、準偽判定と、偽判定との少なくとも4段階に判定し、準真判定とされた前記紙葉類には真判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行い、準偽判定とされた前記紙葉類には偽判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行い、前記準真判定及び前記準偽判定とされた前記紙葉類の情報は、前記通信回線を介して、前記紙葉類鑑別ホスト機からアクセス可能なデータベースに蓄積されることを特徴とする。
本発明にかかる紙葉類鑑別システム、紙葉類鑑別ホスト機及び紙葉類鑑別端末機では、紙葉類の真偽判定を端末側真偽判定部と、ホスト側真偽判定部とに分けることにより端末側真偽判定部では簡便構成の弱いアルゴリズムとし、ホスト側真偽判定部ではより高精度な強いアルゴリズムとして区別することができ、端末側真偽判定部においては簡便な構成を実現しつつ、必要に応じてホスト側真偽判定部を利用して高精度な鑑別処理を実現することができる。また、紙葉類鑑別ホスト機は紙葉類鑑別端末機から伝送されてデータベースに蓄積された情報にアクセスすることにより、市場における多様な紙葉類の状況について、特に真偽いずれかの判定の難しい紙葉類を重点的に情報収集することができ、状況に応じて必要な対応策をとることができる。
図1は、本実施の形態にかかる紙葉類鑑別システムのシステム図である。 図2は、端末機のブロック図である。 図3は、メインサーバにおけるソフトウェア処理を示すブロック図である。 図4は、メインサーバにおける学習機能の線形分離アルゴリズムについてのイメージ図である。 図5は、端末機の処理を示すフローチャートである。
以下に、本発明にかかる紙葉類鑑別システム、紙葉類鑑別ホスト機及び紙葉類鑑別端末機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態にかかる紙幣鑑別システム(紙葉類鑑別システム)10はメインサーバ(紙葉類鑑別ホスト機)18及び端末機(紙葉類鑑別端末機)22a〜22fを有し、メインサーバ18及び端末機22a〜22f(代表的に端末機22とも記す。)はインターネット(通信回線)12に接続されている。端末機22は、例えば自動販売機や自動券売機などの無人機でもよい。
紙幣鑑別システム10は、それぞれインターネット12に接続されたA国サブシステム14aと、B国サブシステム14bと、C国サブシステム14cと、共通データサーバ16とを有する。これらの構成要素は物権としての所有権の全てが同一人又は同一法人に帰属するものでなくてもよく、ある運用権限又は運用規則のもとで一つのシステムとして成立していればよい。また、その一部が他のシステムと兼用となっていてもよい。
A国サブシステム14aは、紙幣鑑別システム10の全体のホスト機であるメインサーバ18と、該メインサーバ18に接続されているデータサーバ20とを有する。データサーバ20はデータベース20aを備える。メインサーバ18は必ずしも物理的に1台である必要はなく、例えば複数台が協働的に並列処理を行う形態でもよい。
共通データサーバ16は共通データベース16aを有する。共通データサーバ16の設置個所は問われないが、少なくともその一部がメインサーバ18によるアクセスが可能となっている。共通データベース16aは必ずしも物理的に1台である必要はなく、例えば複数台でデータを分散して記録する形態でもよい。共通データサーバ16は、いわゆるクラウド式でもよい。
B国サブシステム14bは、紙幣の鑑別をする端末機22a、22b、22cと、データベースサーバ24とを有する。データベースサーバ24はデータベース24aを有する。データベースサーバ24は端末機22a、22b、22cの稼働状況を監視し、必要に応じてデータを蓄積し、共通データサーバ16へ伝送する。
C国サブシステム14cは、紙幣の鑑別をする端末機22d、22e、22fと、データベースサーバ26とを有する。データベースサーバ26はデータベース26aを有する。データベースサーバ26は端末機22d、22e、22fの稼働状況を監視し、必要に応じてデータを蓄積し、共通データサーバ16へ伝送する。国や地域ごとに設置されたデータベースサーバ24、26は、設計条件によってはその国や地域を管理するホスト機として利用されてもよいし、また逆に設計条件によっては省略してもよい。
図2に示すように、端末機22はCPU30を中心とした構成となっており、該CPU30に接続された読み取り機32と、フラッシュメモリ34と、RAM36と、ハードディスク(記憶部)38と、表示部40と、入力部42と、通信インターフェース44とを有する。
読み取り機32は紙幣(紙葉類)46の情報を読み取る装置であり厚み検知センサ、イメージセンサ、磁気センサ、UVセンサを備える。読み取り機32で読み取られた紙幣46の各種情報はCPU30に供給される。
フラッシュメモリ34は端末側真偽判定プログラム(端末側真偽判定部)48を記憶している。CPU30は端末側真偽判定プログラム48を読み取り実行することにより紙幣46の真偽判定を確度順に真判定と、中間判定と、偽判定との少なくとも3段階に判定する。端末側真偽判定プログラム48はフラッシュメモリ34に記憶されていることから更新が可能である。ここで更新とは広義であって一部又は全部の置き換えや、内部パラメータの一部又は全部の変更などを含む。端末側真偽判定プログラム48(及び後述のホスト側真偽判定プログラム52)の形式は問われず、例えば単独実行可能な形式や、他のプログラムから呼び出されてメモリ上で連結されるものでもよい。
RAM36は、CPU30の動作にともなってプログラムやデータを一時的に記憶する。ハードディスク38は、CPU30の動作にともなって必要なデータを不揮発に記憶する。表示部40は、紙幣46の真偽判定の結果や、操作方法などの情報を利用者に対して表示する。入力部42は利用者によって操作され、例えば動作モードの指定などの入力データがCPU30に供給される。通信インターフェース44はインターネット12に接続され、メインサーバ18などと情報通信を行うことができる。通信インターフェース44とインターネット12との間には接続・切り離しを行う接続器49が設けられている。接続器49の機能は、例えばソフトウェア上で仮想的に行ってもよいし、電気的なスイッチによって行ってもよいし、物理的に単にコネクタの抜き差しを行ってもよい。第1の実施形態においては、接続器49は接続状態となっているものとする。端末機22とメインサーバ18との間の通信回線には無線が含まれていてもよい。端末機22とメインサーバ18との間の通信には暗号化処理を施してもよい。
端末機22は、比較的簡便で廉価な構成となっており、B国又はC国における事業者が購入し又はレンタルするなどして利用することができる。端末機22はソフトウェアの処理能力の点でメインサーバ18よりも劣っており、その制約から端末側真偽判定プログラム48は比較的簡便な処理で弱いアルゴリズムで形成されている。したがって、結果の真判定と偽判定は要求時間内に迅速に行える一方、紙幣46の状態によっては真偽判定が困難となり、その場合には中間判定となる。中間判定となった場合には、読み取り機32で得られた情報を読取データ56としてメインサーバ18に供給し、該メインサーバ18は共通データベース16aにおけるフィールドデータ50の一部として記録する。端末機22から供給される情報は、メインサーバ18を介さずに共通データサーバ16に直接的に供給されてもよい。端末機22は、基本的には中間判定とされた読取データ56をメインサーバ18に供給するが、あわせて真判定及び偽判定とされた読取データ56を供給してもよい。
メインサーバ18はハードウェアとしては一般的な構成であり、その図示及び詳細な説明は省略する。
メインサーバ18は、端末機22から伝送された情報をフィールドデータ50として共通データベース16aに蓄積する。メインサーバ18は、データベース20aに記憶されたホスト側真偽判定プログラム52(ホスト側真偽判定部)(図1参照)を読み取り実行することにより、端末機22から伝送された情報に基づいて中間判定とされた紙幣46について真偽を判定し、その真偽判定結果を送信元の端末機22に返送する。
メインサーバ18は充実したハードウェア資源を有し、端末機22よりもソフトウェアの処理能力が高く、それを利用してホスト側真偽判定プログラム52は高精度で強力な画像処理を含む強いアルゴリズムで形成されており、端末機22から供給された中間判定の情報についても真偽を判定することができる。またホスト側真偽判定プログラム52は学習機能を備えている。
図3及び図4に基づいてホスト側真偽判定プログラム52の作用について説明する。ホスト側真偽判定プログラム52は、データベース20aに記憶されている標準データ54を利用する。標準データ54は基準データ、重点チェックポイント、分布データ及びアルゴリズム情報を有する。基準データは紙幣46のイメージや磁気等に関する正常及び異常のデータである。重点チェックポイントは紙幣46において特に重点的にチェックするべきポイントが記録されている。分布データは過去に検査した多くの紙幣46について、イメージや磁気等に関するばらつきの分布を示す。アルゴリズム情報はホスト側真偽判定プログラム52で用いる真偽判定用の強いアルゴリズムの情報である。
端末機22から伝送された読取データ56は、共通データベース16aのフィールドデータ50の一部として蓄積されるとともにホスト側真偽判定プログラム52によって読み込まれる。
ホスト側真偽判定プログラム52では、まず強いアルゴリズム部58の作用下に、取得した読取データ56を標準データ54に基づいて真偽の判定を行う。これは標準データ54におけるアルゴリズム情報を利用して基準データ、重点チェックポイント、分布データから真偽の判定を行い、いわゆる教師信号を付加する教師あり学習を行う。強いアルゴリズム部58はメインサーバ18の充実したハードウェア資源を利用することにより紙幣46の真偽判定を高精度に行う。強いアルゴリズム部58による計算量はある程度大きくてもよい。
次いで、結果判定部60による分岐処理が行われ、強いアルゴリズム部58で真偽判定がなされればOKとしてその真偽結果を標準データ54に記録する。また、強いアルゴリズム部58で真偽判定がなされなければNGとして次の自己学習機能部62の処理に移る。
自己学習機能部62ではアルゴリズムの改善を行う。具体的には、標準データ54における重点チェックポイントの追加や見直しをする。また、線形分離アルゴリズムの自動生成を行い、パラメトリック式のときはフィッシャーの判定学習を行い、ノンパラメトリック式のときはパーセプトロン学習を行う。そして、これらの処理に基づいてアルゴリズムの評価と改善を行い、結果は標準データ54に反映させる。
対象物排除を目的とする追加アルゴリズムは線形分離式(フィッシャーの線形判定関数またはパーセプトロン学習)とする。すなわち、図4に示すように、例えば次元数が2であったときに、さらに紙幣46について新規に考慮すべき追加するポイント46aが発生した場合に該ポイント46aに対応して次元数を1つ増やして3次元空間70を設定し、正常データ群72と排除データ群74との間を線形分離面76で仕切る。これによって、新規に追加するポイントを自動算出してアルゴリズム改善と、設定条件の自動調整を行うことができる。
既存特徴量との相関関係を考慮するため、特徴部位は新規追加またはデータベース内の情報見直しによる。ファジー判定のためのメンバシップ関数も付随させる。パラメトリックな手法(フィッシャー等)は、多変量正規分布を前提としている。この前提は次元数が5〜10程度まで好適に適用可能である。
次に、このように構成される紙幣鑑別システム10(メインサーバ18及び端末機22を含む)の作用について説明する。
例えば、B国(図1参照)において端末機22aは国際空港の店舗に設置されており、利用者である店員は客から受領した紙幣46の真偽を端末機22aを用いて鑑別する。利用者は紙幣46を読み取り機32に挿入し読み取り操作を実行させる。このとき、端末機22aは完全自動で紙幣46の鑑別を行ってもよいし、あるいは、例えば紙幣46の発行国などの参考情報を利用者が補助的に指定してもよい。
端末機22aでは、読み込んだ紙幣46の情報に基づいて端末側真偽判定プログラム48により、該紙幣46の真偽判定を確度順に真判定と、中間判定と、偽判定との3段階に判定する。真判定又は偽判定とされた場合には真偽結果を表示部40に表示し、又は真偽別にソート処理をする。この処理は弱いアルゴリズムの端末側真偽判定プログラム48により簡便かつ迅速に行われる。ここで真判定とは紙幣46が真券であることが確実に保証される場合の判定である。偽判定とは真券でないことが明らかな場合である。中間判定は、それ以外の場合であって真偽判定が困難な場合である。真判定によるソート処理は例えば受入処理であり、偽判定によるソート処理は例えば返却処理である。真判定であるときには、表示部40に判定結果である発行国情報や金種情報を表示するとよい。
一方、紙幣46の真偽判定の結果が中間判定であった場合には、表示部40への出力やソート処理を保留し、読み込んだ紙幣46の情報を読取データ56としてインターネット12を介してメインサーバ18へ伝送する。また、この読取データ56はメインサーバ18又は端末機22aから共通データベース16aにも供給されてフィールドデータ50の一部として蓄積される。
メインサーバ18では、端末機22aから供給された読取データ56に基づいて、強いアルゴリズムのホスト側真偽判定プログラム52が標準データ54を利用しながら紙幣46の真偽を判定する。メインサーバ18では充実したハードウェア資源と、高性能で強いアルゴリズムのホスト側真偽判定プログラム52と、共通データベース16aに蓄積された豊富な量のフィールドデータ50が利用でき、これらのハードウェア資源、ソフトウェア資源及びデータ資源の利用によって端末側真偽判定プログラム48では真偽判定不能な場合であっても高精度な判定が可能である。
また、ホスト側真偽判定プログラム52は学習機能を有することから、真偽判定処理を行うごとに判定精度が向上する。これにより、市場における紙幣46の状況に応じてホスト側真偽判定プログラム52の能力を継続的に向上させることができる。また、紙幣46の汚れ、折れ、摺れなどに対しても柔軟に真偽判定可能になる。特に、紙幣鑑別システム10はインターネット12を介した広範囲に及ぶシステムであって多くの端末機22から紙幣46に関する情報を自動的に得ることができ、学習効果が高い。
メインサーバ18は、真偽判定の結果を送信元の端末機22aに返送する。仮にホスト側真偽判定プログラム52においても紙幣46の真偽判定が不能であった場合にはトラブル回避のため偽判定とする。
端末機22aでは、メインサーバ18から返送された真偽判定結果に基づいて、その結果を表示部40に表示し又はソート処理をする。端末機22aでは、3段階の判定結果のうち中間判定となってメインサーバ18によって真偽判定された紙幣46に対しても、ホスト側真偽判定プログラム52の真偽判定結果に基づいて真判定及び偽判定に準じた処理(同じ処理を含む)をする。これにより見かけ上真偽のいずれかの判定結果となり、利用者が利用しやすい。
図5に基づいて端末機22の処理について説明する。以下、断りのない限りステップ番号順に処理が行われるものとする。
まず、ステップS1において紙幣46の情報を読み取り機32で読み取る。
ステップS2において、端末側真偽判定プログラム48により紙幣46の真偽判定を3段階で行い、ステップS3における分岐処理により真判定ならばステップS4へ移り、偽判定ならばステップS5へ移り、中間判定ならばステップS6へ移る。
ステップS4においては真判定処理を行う。すなわち、真判定であることを表示し、または真判定としてのソート処理を行う。
ステップS5においては偽判定処理を行う。すなわち、偽判定であることを表示し、または偽判定としてのソート処理を行う。ステップS4及びS5をもって端末機22における一連の判定処理を終了する。
一方、ステップS6においては、中間判定とされた紙幣46の読取データ56をメインサーバ18に伝送する。メインサーバ18は読取データ56に基づいてホスト側真偽判定プログラム52により紙幣46の真偽判定を行い、真偽判定結果を端末機22に返送する。メインサーバ18では、さらに学習機能によりホスト側真偽判定プログラム52の改善・更新を行うとともに、読取データ56を共通データベース16aに保存する。
ステップS7において、端末機22はメインサーバ18のホスト側真偽判定プログラム52による真偽判定結果を受信する。ステップS6〜S7の間には処理待ちを示す表示をしてもよい。
ステップS8においては、受信した真偽判定結果に基づいて分岐処理を行う。すなわち、真であるならばステップS4へ移り、偽であるならばステップS5へ移り、それぞれ上記の処理を行う。
一方、メインサーバ18では、共通データベース16aに蓄積されたフィールドデータ50に基づいて端末側真偽判定プログラム48の更新情報を作成し、各端末機22へ該更新情報を適切なタイミングで配信し、各端末機22は更新情報に基づいて端末側真偽判定プログラム48を更新する。これにより、市場における紙幣46の状況に応じて端末側真偽判定プログラム48の能力を自動的かつ継続的に向上・改善させることができる。また、紙幣46の汚れ、折れ、摺れなどに対しても柔軟に真偽判定可能になる。さらに、市場における紙幣46の新規発行などの状況変更に対しても、これらの情報に応じた更新情報を各端末機22に配信することにより、容易に対応することができる。この場合、端末機22のハードウェア構成はそのまま変更なく、端末側真偽判定プログラム48やそのパラメータを変更または追加するが、A国の作業員が現地に赴くことなく、遠隔操作により、又は端末機22の利用者の簡便な操作によって更新がなされる。したがって人員、コスト及び作業時間を低減することができ、しかも更新ミスやトラブルを防止できる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、ハードウェア上では第1の実施形態にかかる紙幣鑑別システム10、メインサーバ18及び端末機22と同じであることから図示を省略し、同符号を用いて説明する。
第2の実施形態においては、端末機22における端末側真偽判定プログラム48の作用が第1の実施形態と異なる。すなわち、第1の実施形態においては紙幣46の真偽を3段階で判定していたのに対して、第2の実施形態における端末側真偽判定プログラム48では、紙幣46の真偽を確度順に真判定と、準真判定と、準偽判定と、偽判定との少なくとも4段階に判定する。
ここで、真判定とは第1の実施形態と同様に紙幣46が真券であることが確実に保証される場合の判定である。準真判定は真券であることが確実に保証される場合であるが、古くて新券とは異なる何らかの異常、例えば汚れ、折れ、摺れなどが認められる場合や、読取られたセンサ信号が若干弱い場合などである。偽判定とは真券でないことが明らかな場合である。準偽判定は、それ以外の場合であって真偽判定が困難な場合であり、前記の中間判定に相当する。
端末機22は、準真判定及び準偽判定とされた紙幣46の情報を読取データ56としてインターネット12を介してメインサーバ18へ伝送する。また、この読取データ56はメインサーバ18又は端末機22aから共通データベース16aにも供給されてフィールドデータ50の一部として蓄積される。端末機22は、基本的には準真判定及び準偽判定とされた読取データ56をメインサーバ18に供給するが、あわせて真判定及び偽判定とされた読取データ56について供給してもよい。
端末機22は、読取データ56の送信に前後して、メインサーバ18からの返信を待つことなく次の処理をする。すなわち、準真判定とされた紙幣46には真判定とされた紙幣46に準じた処理を行い、準偽判定とされた紙幣46には偽判定とされた紙幣46に準じた処理を行う。真判定及び準真判定とされた紙幣46には、例えば真判定表示をして、真判定としてのソート処理を行う。偽判定及び準偽判定とされた紙幣46には、例えば偽判定表示をして、偽判定としてのソート処理を行う。
一方、メインサーバ18では、第1の実施形態と同様に読取データ56に基づく学習処理を行い、ホスト側真偽判定プログラム52の更新処理をする。また、読取データ56に基づいて端末側真偽判定プログラム48の更新情報を端末機22に適切なタイミングで配信する。
第2の実施形態においては、メインサーバ18からの応答を待つ必要がないため、より迅速な処理が可能になる。また、紙幣46の真偽判定は、基本的には端末機22が端末側真偽判定プログラム48に基づいて独立的に行うことが可能であるため、接続器49(図2参照)によりインターネット12から切り離した状態での利用も可能である。これにより、端末機22はインターネット12が常時接続できない地域や通信速度の遅い地域においても好適に利用可能であるとともに端末機22の可搬性が向上する。
また第2の実施形態において、端末機22は、インターネット12に対して非接続であるときには、準真判定及び準偽判定にかかる読取データ56をハードディスク38に記憶しておき、インターネット12に接続されているときに1件以上の読取データ56をメインサーバ18に供給し、または共通データサーバ16に供給して共通データベース16aにフィールドデータ50の一部として記憶させる。端末機22は、インターネット12に対して常時接続されている場合であっても、読取データ56を定期的にバッチ処理としてまとめて送信してもよい。これにより通信トラフィックの管理ができる。端末機22のハードディスク38に記憶された読取データ56を共通データベース16aに送信して蓄積させる処理の主体は端末機22自身でもよいし、あるいはメインサーバ18または共通データサーバ16が遠隔操作で行ってもよい。
メインサーバ18では、市場における多様な紙幣46の状況を把握することができ、特に真偽いずれか判定の難しい紙幣46を重点的に情報収集することができ、状況に応じて必要な対応策をとることができる。例えば、ある古い種類の紙幣46について鑑別率が低下してきているとすれば、重点的にその紙幣46の鑑別処理を改善する対策をとることもできる。
紙幣鑑別システム10においてインターネット12を介して接続される複数の端末機22では、第1の実施形態と第2の実施形態が混在していてもよい。また、端末機22は、インターネット12に接続されているときには第1の実施形態として3段階の判定を行って中間判定についてはメインサーバ18に判定処理を代行させ、インターネット12に非接続であるときには第2の実施形態として4段階の判定を行い、その後インターネット12に接続されたときに準真判定及び準偽判定の読取データ56を送信してもよい。
紙幣鑑別システム10、メインサーバ18及び端末機22は、紙幣46の鑑別に限らず他の多様な紙葉類の鑑別にも適用可能である。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 紙幣鑑別システム(紙葉類鑑別システム)、 12 インターネット(通信回線)、 16 共通データサーバ、 16a 共通データベース、 18 メインサーバ(紙葉類鑑別ホスト機)、 20 データサーバ、 20a データベース、 22,22a〜22f 端末機(紙葉類鑑別端末機)、 24,26 データベースサーバ、 24a,26a データベース、 32 読み取り機、 34 フラッシュメモリ、 38 ハードディスク(記憶部)、 40 表示部、 42 入力部、 44 通信インターフェース、 46 紙幣(紙葉類)、 48 端末側真偽判定プログラム(端末側真偽判定部)、 49 接続器、 50 フィールドデータ、 52 ホスト側真偽判定プログラム(ホスト側真偽判定部)、 54 標準データ、 56 読取データ、 58 アルゴリズム部、 60 結果判定部、 62 学習機能部、 70 3次元空間、 72 正常データ群、 74 排除データ群、 76 線形分離面。

Claims (10)

  1. 紙葉類鑑別端末機と、
    前記紙葉類鑑別端末機と通信回線で接続された紙葉類鑑別ホスト機と、
    を有し、
    前記紙葉類鑑別端末機は、読み取り機で読み取られた紙葉類の情報に基づいて、端末側真偽判定部によって前記紙葉類の真偽を確度順に真判定と、中間判定と、偽判定との少なくとも3段階に判定し、前記中間判定とされた前記紙葉類の情報を前記紙葉類鑑別ホスト機に伝送し、
    前記紙葉類鑑別ホスト機は、前記紙葉類鑑別端末機から伝送された情報に基づいて前記中間判定とされた前記紙葉類についてホスト側真偽判定部により真偽を判定し、真偽判定結果を前記紙葉類鑑別端末機に返送することを特徴とする紙葉類鑑別システム。
  2. 請求項1に記載の紙葉類鑑別システムにおいて、
    前記紙葉類鑑別端末機は、前記紙葉類鑑別ホスト機から返送された前記真偽判定結果に基づき、真とされた前記紙葉類について前記真判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行い、偽とされた前記紙葉類について前記偽判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行うことを特徴とする紙葉類鑑別システム。
  3. 紙葉類鑑別端末機と、
    前記紙葉類鑑別端末機と通信回線で接続された紙葉類鑑別ホスト機と、
    を有し、
    前記紙葉類鑑別端末機は、読み取り機で読み取られた紙葉類の情報に基づいて、端末側真偽判定部によって前記紙葉類の真偽を確度順に真判定と、準真判定と、準偽判定と、偽判定との少なくとも4段階に判定し、
    準真判定とされた前記紙葉類には真判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行い、準偽判定とされた前記紙葉類には偽判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行い、
    前記準真判定及び前記準偽判定とされた前記紙葉類の情報は、前記通信回線を介して、前記紙葉類鑑別ホスト機からアクセス可能なデータベースに蓄積されることを特徴とする紙葉類鑑別システム。
  4. 請求項3に記載の紙葉類鑑別システムにおいて、
    前記紙葉類鑑別端末機は、前記準真判定及び前記準偽判定とされる前記紙葉類の情報を記憶する記憶部を有し、
    前記通信回線に対して接続・切り離しが可能であり、前記通信回線に対して接続されているときに記憶部に記憶された前記紙葉類の情報が前記データベースに蓄積されることを特徴とする紙葉類鑑別システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙葉類鑑別システムにおいて、
    前記紙葉類鑑別ホスト機は、前記紙葉類鑑別端末機から伝送された情報を蓄積するデータベースにアクセス可能であって、該データベースに蓄積された情報に基づいて前記端末側真偽判定部の更新情報を作成し、前記紙葉類鑑別端末機へ前記更新情報を配信し、前記紙葉類鑑別端末機は前記更新情報に基づいて前記端末側真偽判定部を更新することを特徴とする紙葉類鑑別システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の紙葉類鑑別システムにおいて、
    前記紙葉類鑑別ホスト機は、前記紙葉類の真偽判定をするホスト側真偽判定部を有し、
    前記紙葉類鑑別端末機から伝送された情報を蓄積するデータベースにアクセス可能であって、該データベースに蓄積された情報に基づいて前記ホスト側真偽判定部を更新することを特徴とする紙葉類鑑別システム。
  7. 請求項6に記載の紙葉類鑑別システムにおいて、
    前記ホスト側真偽判定部は、前記紙葉類鑑別端末機から伝送される情報に基づく学習機能を有することを特徴とする紙葉類鑑別システム。
  8. 紙葉類の情報を読み取って確度順に真判定、中間判定及び偽判定の少なくとも3段階に判定する紙葉類鑑別端末機と通信回線を通じて接続された紙葉類鑑別ホスト機であって、
    前記紙葉類鑑別ホスト機は、前記紙葉類鑑別端末機から伝送される前記中間判定の情報に基づいて前記紙葉類についてホスト側真偽判定部により真偽を判定し、真偽判定結果を前記紙葉類鑑別端末機に返送することを特徴とする紙葉類鑑別ホスト機。
  9. 紙葉類鑑別ホスト機と通信回線を通じて接続された紙葉類鑑別端末機であって、
    前記紙葉類鑑別端末機は、読み取り機で読み取られた紙葉類の情報に基づいて、端末側真偽判定部によって前記紙葉類の真偽を確度順に真判定と、中間判定と、偽判定との少なくとも3段階に判定し、前記中間判定とされた前記紙葉類の情報を前記紙葉類鑑別ホスト機に伝送し、前記紙葉類の情報に基づく前記紙葉類鑑別ホスト機による真偽判定結果を受信し、該真偽判定結果に基づき真とされた前記紙葉類について前記真判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行い、偽とされた前記紙葉類について前記偽判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行うことを特徴とする紙葉類鑑別端末機。
  10. 紙葉類鑑別ホスト機と通信回線を通じて接続された紙葉類鑑別端末機であって、
    前記紙葉類鑑別端末機は、読み取り機で読み取られた紙葉類の情報に基づいて、端末側真偽判定部によって前記紙葉類の真偽を確度順に真判定と、準真判定と、準偽判定と、偽判定との少なくとも4段階に判定し、
    準真判定とされた前記紙葉類には真判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行い、準偽判定とされた前記紙葉類には偽判定とされた前記紙葉類に準じた処理を行い、
    前記準真判定及び前記準偽判定とされた前記紙葉類の情報は、前記通信回線を介して、前記紙葉類鑑別ホスト機からアクセス可能なデータベースに蓄積されることを特徴とする紙葉類鑑別端末機。
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