JP2019008521A - 煙感知器 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の周方向における、煙の検出精度のばらつきを抑制することができる煙感知器を提供する。【解決手段】筒状の側面部を含む筐体10と、筐体に収容され、筐体の中心から筐体の径方向にずれた位置に設けられている検煙部と、を備える。側面部は、検煙部との距離が第1の範囲内である第1の領域Rg1と、検煙部との距離が第1の範囲の上限より大きい第2の範囲内である第2の領域Rg2とを含む。第1の領域には、第1の開口部1が周方向に形成され、第2の領域には、開口面積が第1の開口部の開口面積よりも広い第2の開口部2が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は煙感知器に関し、特に、煙を検出する検煙部を備えている煙感知器に関する。
従来の煙感知器には、煙が流入する開口部が側面に形成されている筐体と、筐体内に収容されている検煙部とを備えているものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の煙感知器の検煙部は、筐体の中心から筐体の径方向にずれた位置に設けられている。
特許第5124327号公報(例えば、段落0061及び図6)
従来の煙感知器の検煙部は筐体の中心から筐体の径方向にずれた位置に設けられているので、筐体の側面の内周面と検煙部と間の距離が検煙部の周方向にばらついている。このため、筐体の周方向における煙流入特性がばらついてしまい、筐体の周方向における、煙の検出精度にばらつきが生じる、という課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、筐体の周方向における、煙の検出精度のばらつきを抑制することができる煙感知器を提供することを目的としている。
本発明に係る煙感知器は、筒状の側面部を含む筐体と、筐体に収容され、筐体の中心から筐体の径方向にずれた位置に設けられている検煙部と、を備え、側面部は、検煙部との距離が第1の範囲内である第1の領域と、検煙部との距離が第1の範囲の上限より大きい第2の範囲内である第2の領域とを含み、第1の領域には、第1の開口部が周方向に形成され、第2の領域には、開口面積が第1の開口部の開口面積よりも広い第2の開口部が形成されている。
本発明に係る煙感知器は、筒状の側面部を含む筐体と、筐体に収容され、筐体の中心から筐体の径方向にずれた位置に設けられている検煙部と、を備え、側面部は、検煙部との距離が第1の範囲内である第1の領域と、検煙部との距離が第1の範囲の上限より大きい第2の範囲内である第2の領域とを含み、検煙部は、発光部と、発光部の光を受光する受光部と、遮光機能を有するラビリンス壁とを含み、ラビリンス壁は、煙を通過させる第1の通路を形成し、第1の領域側に設けられている第1の壁体と、第1の通路よりも幅が広く、煙を通過させる第2の通路を形成し、第2の領域側に設けられている第2の壁体とを含む。
本発明に係る煙感知器は、筒状の側面部を含む筐体と、筐体に収容され、筐体の中心から筐体の径方向にずれた位置に設けられている検煙部と、筐体に収容され、検煙部に設けられているカバー部材と、を備え、側面部は、検煙部との距離が第1の範囲内である第1の領域と、検煙部との距離が第1の範囲の上限より大きい第2の範囲内である第2の領域とを含み、検煙部は、発光部と、発光部の光を受光する受光部と、カバー部材に収容され、遮光機能を有するラビリンス壁とを含み、カバー部材は、第1の領域側に突出している。
本発明に係る煙感知器は、筐体に収容され、検煙部が設けられている光学台と、光学台が形成され、筐体に収容され、筐体内の空間を第1の空間と第2の空間とに区画する区画部材と、筐体に収容され、光学台に設けられている光学台カバーとを更に備え、検煙部は、発光部と、発光部の光を受光する受光部と、発光部及び受光部を収容する検煙カバーと、光学台に設けられ、光学台カバーに収容されているラビリンス壁とを含み、第1の空間には、光学台カバー及びラビリンス壁が設けられ、第2の空間には、発光部、受光部及び検煙カバーが設けられ、区画部材は、光学台側から第2の領域のうち第2の開口部よりも上側へ延びる傾斜面が形成されている。
本発明に係る煙感知器によれば、上記構成を備えているので、筐体の周方向における、煙の検出精度のばらつきを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る煙感知器の外観を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る煙感知器の外観を示す下面図である。 本発明の実施の形態に係る煙感知器の縦断面図である。 図3に示すA−A断面図である。 図3に示すB−B断面図である。 (a)が本発明の実施の形態に係る煙感知器の変形例1の説明図であり、(b)が本発明の実施の形態に係る煙感知器の変形例2の説明図である。
実施の形態.
以下、本発明に係る煙感知器の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
図1は、実施の形態に係る煙感知器100の外観を示す側面図である。図2は、実施の形態に係る煙感知器100の外観を示す下面図である。図3は、実施の形態に係る煙感知器100の縦断面図である。図3に示すA−A断面図が図4である。なお、図3の断面は、図4に示すC−C断面である。
煙感知器100は、例えば家屋の室内等の監視空間に設置される。図1に示すように、煙感知器100は例えば天井200に取り付けられる。図1〜図4に示すように、煙感知器100は、筒状の側面部11Bを含む筐体10を備えている。また、図4に示すように、煙感知器100は、筐体10に収容され、筐体10の中心O1から筐体10の径方向にずれた位置に設けられている検煙部5を備えている。検煙部5は、煙を検出する機能を有している。また、図3及び図4に示すように、煙感知器100は、筐体10に収容され、筐体10内の空間を第1の空間SP1と第2の空間SP2とに区画する区画部材3と、区画部材3に設けられている光学台カバー4とを備えている。更に、図3及び図4に示すように、煙感知器100は、区画部材3に設けられ、検煙部5を制御する基板6と、検煙部5の動作電力を供給する電池7とを備えている。なお、図4では、区画部材3によって基板6が隠れるので、基板6を点線によって模式的に示している。
図1〜図4に示すように、筐体10は、第1の開口部1及び第2の開口部2が形成されている有底筒状の第1のカバー11と、第1のカバー11の上部に設けられ、第1のカバー11の蓋となる第2のカバー12とを備えている。第1のカバー11は、スピーカ穴11A1が形成されている平板状の下面部11Aと、円筒状の側面部11Bと、下面部11Aと側面部11Bとを接続する環状の角部11Cとを備えている。下面部11Aは区画部材3に対向している。側面部11Bは、検煙部5との距離が第1の範囲内である第1の領域Rg1と、検煙部5との距離が第1の範囲の上限より大きい第2の範囲内である第2の領域Rg2とを含む。また、次に説明するように、第1の領域Rg1及び第2の領域Rg2は、第1の開口部1及び第2の開口部2によって規定することができる。
実施の形態において、第1の領域Rg1と第2の領域Rg2とは、筐体10を2等分する垂直面L1とによって分割されている。つまり、図2に示すように、第1の領域Rg1は中心O1の角度範囲θ1に設けられ、第2の領域Rg2は中心O1の角度範囲θ2に設けられている。そして、角度範囲θ1及び角度範囲θ2は180度である。第1の領域Rg1には、第1の開口部1が形成されている。第1の開口部1は、筐体10の側面部11Bの周方向に延びる開口部1Aと、開口部1Aに平行に延びる開口部1Bとを有する。第2の領域Rg2には、第2の開口部2が形成されている。第2の開口部2は、筐体10の側面部11Bの周方向に延びる開口部2Aと、開口部2Aに平行に延びる開口部2Bと、開口部2Aに平行に延びる開口部2Cとを有する。実施の形態では、開口部1A、開口部1B、開口部2A、開口部2B及び開口部2Cは同一形状である。このように、第2の開口部2の方が第1の開口部1よりも、上下方向に並んでいる、同一形状の開口部数が多いため、第2の開口部2の開口面積は第1の開口部1の開口面積よりも広くなる。また、第2の開口部2の高さ幅は、第1の開口部1の高さ幅よりも、広い。つまり、第2の開口部2の上縁部Ed3と下縁部Ed4との間の幅は、第1の開口部1の上縁部Ed1と下縁部Ed2との間の幅よりも、広い。このため、第2の開口部2の開口面積は第1の開口部1の開口面積よりも広くなる。
図4に示すように、筐体10の側面部11Bの内周面と検煙部5との間の距離は、検煙部5の周方向の位置によって異なる。ここで、筐体10の側面部11Bの内周面と検煙部5との間の距離を定義する。筐体10の側面部11Bの内周面と検煙部5との間の距離は、検煙部5の中心O2からの径方向の距離であるとする。距離Ds1は、筐体10の側面部11Bの内周面と検煙部5との間の距離の中で最も短い距離を示している。また、距離Ds2は、第1の領域Rg1と第2の領域Rg2との境目の部分と検煙部5との間の距離を示している。更に、距離Ds3は、筐体10の側面部11Bの内周面と検煙部5との間の距離の中で最も長い距離を示している。上述した第1の領域Rg1の第1の範囲は、距離Ds1以上であって距離Ds2以下の範囲である。また、第2の領域Rg2の第2の範囲は、距離Ds2よりも長く、距離Ds3以下の範囲である。
検煙部5は、区画部材3に設けられている検煙カバー5aと、検煙カバー5aの内側に設けられている隔壁5Cと、火災等が発生したときに煙が流入する煙流入空間5Dとを備えている。また、検煙部5は、後述する光学台3Cに設けられ、遮光機能を有するラビリンス壁Lbを備えている。煙流入空間5Dは、隔壁5Cの内側に形成されている。ラビリンス壁Lbは、煙を通過させる第1の通路pt1が形成されている第1の壁体Lb1と、第1の通路pt1よりも幅が広く、煙を通過させる第2の通路pt2が形成されている第2の壁体Lb2とを含む。第1の壁体Lb1は複数の壁体を含み、隣接する壁体の間には第1の通路pt1が形成されている。また、第2の壁体Lb2も複数の壁体を含み、隣接する壁体の間には第2の通路pt2が形成されている。
第1の壁体Lb1に含まれる壁体は折れ曲がっているが、第2の壁体Lb2に含まれる壁体は直線状である。したがって、第2の壁体Lb2の方が第1の壁体Lb1よりも、煙が流れやすい。また、第1の壁体Lb1に含まれる壁体の分布は、第2の壁体Lb2に含まれる壁体の分布よりも、密である。したがって、第2の壁体Lb2の方が第1の壁体Lb1よりも、煙が流れやすい。
第1の壁体Lb1は第1の領域Rg1側に設けられ、第2の壁体Lb2は第2の領域Rg2側に設けられている。更に、検煙部5は、例えばLED等で構成することができる発光部5Aと、発光部5Aの光を受光する受光部5Bとを備えている(図5参照)。
区画部材3は、第2の開口部2側から検煙部5側に向かうにしたがって下側に傾斜する傾斜面3Aと、電池7を収容する凹状の電池収容部3Bと、光学台カバー4及びラビリンス壁Lbが載置されている光学台3Cとを備えている。傾斜面3Aは、光学台3C側から第2の領域Rg2のうち第2の開口部2よりも上側へ延びている。傾斜面3Aは、検煙部5を中心として側面部11Bへ向かう方向に放射状に形成されている。つまり、傾斜面3Aは検煙部5を頂部としたときに、裾状に形成されている。光学台3Cは、ラビリンス壁Lbを載置しやすいように例えば凹状に形成されている。光学台3Cには、光学台カバー4内の空間と検煙カバー5a内の空間とを連通する貫通孔Opが形成されている。貫通孔Opは光学台3Cの中央部に形成されている。
光学台カバー4は、椀状部材である。光学台カバー4の側面部は、円筒状である。光学台カバー4には、煙が通過する孔が複数形成されている。光学台カバー4は、ラビリンス壁Lbを収容している。
第1の空間SP1には、光学台カバー4及びラビリンス壁Lbが設けられている。また、第2の空間SP2には、検煙カバー5a、発光部5A、受光部5B、隔壁5C、煙流入空間5D、基板6及び電池7等が設けられている。
図5は、図3に示すB−B断面図である。発光部5A及び受光部5Bは、検煙カバー5aと隔壁5Cとの間に設けられている。隔壁5Cには、発光部5Aの対向位置と、受光部5Bの対向位置とに、それぞれ孔が形成されている。電池7は長尺状の柱状部材である。電池7の中心軸は、垂直面L1(図1参照)内の直線L10に直交するとともに中心O2を通る直線L2上に設けられている。なお、電池7の中心軸は、直線L10に交差するとともに中心O2を通る直線L3上に設けられていてもよい。直線L2若しくは直線L3等の中心O2を通る直線上に電池7の中心軸を設けることで、電池7によって検煙部5への煙流入の阻害を最小限とする配置を実現することができる。
次に、図1〜図5を参照して、煙感知器100の動作について説明する。火災等が発生すると、筐体10の第1の空間SP1には第1の開口部1及び第2の開口部2を介して煙が流入する。第1の空間SP1に流入した煙は、光学台カバー4の孔を介して光学台カバー4内の空間に流入する。光学台カバー4内の空間に流入した煙は、ラビリンス壁Lbの第1の通路pt1及び第2の通路pt2を通り抜けた後に、区画部材3の光学台3Cの貫通孔Opに流入する。貫通孔Opに流入した煙は、検煙部5の隔壁5C内の煙流入空間5Dに流入する。なお、煙には微細な粒子が混ざっている。この粒子は煙よりも重たいため、上昇しにくい。このため、この粒子は光学台カバー4に留まり、煙が煙流入空間5Dに流入する。これにより、煙感知器100は火災の検出精度が向上している。煙流入空間5Dに煙が流入すると、発光部5Aから照射された光が散乱する。受光部5Bがこの散乱した光を検出することで、煙感知器100は火災を感知する。
次に、実施の形態の効果について説明する。検煙部5は、筐体10の中心O1から筐体10の径方向(第1の領域Rg1側)にずれた位置に設けられている。したがって、第1の領域Rg1と検煙部5との間の距離は、第2の領域Rg2と検煙部5との間の距離よりも、小さくなる。その結果、煙感知器100の筐体10の周方向における煙流入特性がばらついてしまう。つまり、第2の領域Rg2に対応する角度範囲θ2の煙流入特性が、第1の領域Rg1に対応する角度範囲θ1の煙流入特性よりも、悪化しやすい。
また、第1の領域Rg1から筐体10内へ流入した空気は第1の領域Rg1の反対側に配置されている第2の領域Rg2から抜けていくと考えられる。ここで、第1の領域Rg1から筐体10内へ空気(煙を含む)が流入したときにおいて、筐体10内の空気は検煙部5の存在によって筐体10外へ抜けにくい。検煙部5は筐体10の中心O1から筐体10の径方向にずれた位置に設けられているので、筐体10内の通風抵抗が検煙部5の位置において増大しているためである。筐体10内の空気が筐体10外へ抜けにくければ、筐体10外の空気が筐体10内へ流入しにくくなる。つまり、検煙部5が筐体10の中心O1から筐体10の径方向にずれた位置に設けられている場合には、筐体10の周方向における、空気の流入しやすさがばらつく。このため、煙感知器100の筐体10の周方向における煙流入特性がばらついてしまう。
そこで、実施の形態に係る煙感知器100の第2の領域Rg2には、開口面積が第1の開口部1の開口面積よりも広い第2の開口部2が形成されている。このため、煙感知器100の周囲に均一な煙が対流している場合において、第2の開口部2から流入する煙の量は、第1の開口部1から流入する煙の量よりも増加する。したがって、煙感知器100は、第2の領域Rg2に対応する角度範囲θ2の煙流入特性と、第1の領域Rg1に対応する角度範囲θ1の煙流入特性とのばらつきを抑制することができる。その結果、煙感知器100は、筐体10の周方向における、煙の検出精度のばらつきを抑制することができる。
実施の形態に係る煙感知器100のラビリンス壁Lbは第1の領域Rg1と第2の領域Rg2側とで非対称形状をしている。つまり、実施の形態に係る煙感知器100のラビリンス壁Lbは、第1の通路pt1が形成されている第1の壁体Lb1と、第1の通路pt1よりも幅が広い第2の通路pt2が形成されている第2の壁体Lb2とを備えている。このため、筐体10内に流入した煙は第1の壁体Lb1を通りにくいが、筐体10内に流入した煙は第2の壁体Lb2を通りやすい。したがって、煙感知器100は、第2の領域Rg2に対応する角度範囲θ2の煙流入特性と、第1の領域Rg1に対応する角度範囲θ1の煙流入特性とのばらつきを抑制することができる。その結果、煙感知器100は、筐体10の周方向における、煙の検出精度のばらつきを抑制することができる。
実施の形態に係る煙感知器100の区画部材3は傾斜面3Aを備えている。このため、第2の開口部2を通過した煙が滑らかに検煙部5に流入する。また、区画部材3が傾斜面3Aを備えている場合には、区画部材3の全体が平面である場合と比較すると、電池7等が設けられる第2の空間SP2を拡大することができる。
実施の形態において、第1の開口部1は複数の開口部を備え、また、第2の開口部2も複数の開口部を備えた態様を説明したが、当該態様に限定されない。例えば、第1の開口部1は単数の開口部で構成されていてもよいし、第2の開口部2も単数の開口部で構成されていてもよい。
実施の形態において、第1の領域Rg1と第2の領域Rg2とは、筐体10を2等分する垂直面L1(図1参照)とによって分割された態様を説明したが、当該態様に限定されない。第1の領域Rg1と第2の領域Rg2とを分割する垂直面L1は、検煙部5に近づく側にずれていてもよいし、検煙部5より遠ざかる側にずれていてもよい。つまり、垂直面L1内の直線L10は、図4に示す位置から、検煙部5に近づく側にずれていてもよいし、検煙部5より遠ざかる側にずれていてもよい。
図6は、(a)が本実施の形態に係る煙感知器100の変形例1の説明図であり、(b)が本発明の実施の形態に係る煙感知器100の変形例2の説明図である。図6(a)に示すように、変形例1において貫通孔Opは、光学台3Cのうち第2の領域Rg2側の部分に形成されている。また、検煙部25の中心O2と貫通孔Opの位置は一致しない。また、光学台カバー40は、カバー部材に対応する構成であり、第1の領域Rg1側に突出している。具体的には、光学台カバー40の側面部のうち第1の領域Rg1側の部分が楕円の弧状に構成されており、光学台カバー40の側面部のうち第2の領域Rg2側の部分が円の弧状に構成されている。例えば、検煙部25の中心O2は、光学台カバー40の当該楕円の中心及び当該円の中心のうちの少なくとも一方に一致する。
変形例1に係る煙感知器100の光学台カバー40は、第1の領域Rg1側に突出しているため、その分、第1の壁体Lb1の第1の通路pt1の長さが長くなる。つまり、変形例1におけるラビリンス壁Lb20は第2の通路pt2の長さよりも第1の通路pt1の長さの方が長くなるように構成されている。したがって、第1の領域Rg1側から筐体10内に流入した煙は第1の壁体Lb1を通って貫通孔Opに流れ込みにくくなるが、第2の領域Rg2側から筐体10内に流入した煙は第2の壁体Lb2を通って貫通孔Opに流れ込みやすくなる。このため、変形例1に係る煙感知器100は、第2の領域Rg2に対応する角度範囲θ2の煙流入特性と、第1の領域Rg1に対応する角度範囲θ1の煙流入特性とのばらつきを抑制することができる。その結果、変形例1に係る煙感知器100は、筐体10の周方向における、煙の検出精度のばらつきを抑制することができる。
実施の形態1において区画部材3によって発光部5A等とラビリンス壁Lbとが上下に区画されており、検煙部5は2段構成である。つまり、区画部材3の上側には発光部5A、受光部5B及び基板6が設けられ、区画部材3の下側にはラビリンス壁Lbが設けられている。変形例2において発光部(図示省略)、受光部(図示省略)及び基板36が区画部材3の下側に設けられており、検煙部35が1段構成となっている。変形例2において発光部及び受光部はラビリンス壁Lb30に設けられている。つまり、変形例2において発光部及び受光部は光学台30Cと光学台カバー34との間に形成される煙流入空間35Dに設けられている。また、区画部材3の下に基板36が設けられ、基板36の下に光学台30Cが設けられている。変形例2において、光学台30Cと区画部材3とは別体である。なお、変形例2における検煙部35は1段構成なので、変形例2に係る煙感知器100は、実施の形態1で説明した貫通孔Op、検煙カバー5a及び隔壁5Cを備えていない。例えば、光学台30C及び光学台カバー34が検煙カバー5aの機能を有し、ラビリンス壁Lb30が隔壁5Cの機能を有している。変形例2に係る煙感知器100も、実施の形態1に係る煙感知器100と同様の効果を得ることができる。
1 第1の開口部、1A 開口部、1B 開口部、2 第2の開口部、2A 開口部、2B 開口部、2C 開口部、3 区画部材、3A 傾斜面、3B 電池収容部、3C 光学台、4 光学台カバー、5 検煙部、5A 発光部、5B 受光部、5C 隔壁、5D 煙流入空間、5a 検煙カバー、6 基板、7 電池、10 筐体、11 第1のカバー、11A 下面部、11A1 スピーカ穴、11B 側面部、11C 角部、12 第2のカバー、25 検煙部、Lb20 ラビリンス壁、30C 光学台、Lb30 ラビリンス壁、34 光学台カバー、35 検煙部、35D 煙流入空間、36 基板、40 光学台カバー、100 煙感知器、200 天井、D3 距離、Ds1 距離、Ds2 距離、Ds3 距離、L1 垂直面、L10 直線、Lb ラビリンス壁、Lb1 第1の壁体、Lb2 第2の壁体、O1 中心、O2 中心、Op 貫通孔、Rg1 第1の領域、Rg2 第2の領域、SP1 第1の空間、SP2 第2の空間、pt1 第1の通路、pt2 第2の通路、θ1 角度範囲、θ2 角度範囲。

Claims (4)

  1. 筒状の側面部を含む筐体と、
    前記筐体に収容され、前記筐体の中心から前記筐体の径方向にずれた位置に設けられている検煙部と、
    を備え、
    前記側面部は、前記検煙部との距離が第1の範囲内である第1の領域と、前記検煙部との距離が前記第1の範囲の上限より大きい第2の範囲内である第2の領域とを含み、
    前記第1の領域には、第1の開口部が周方向に形成され、
    前記第2の領域には、開口面積が前記第1の開口部の開口面積よりも広い第2の開口部が形成されている
    ことを特徴とする煙感知器。
  2. 筒状の側面部を含む筐体と、
    前記筐体に収容され、前記筐体の中心から前記筐体の径方向にずれた位置に設けられている検煙部と、
    を備え、
    前記側面部は、前記検煙部との距離が第1の範囲内である第1の領域と、前記検煙部との距離が前記第1の範囲の上限より大きい第2の範囲内である第2の領域とを含み、
    前記検煙部は、発光部と、前記発光部の光を受光する受光部と、遮光機能を有するラビリンス壁とを含み、
    前記ラビリンス壁は、煙を通過させる第1の通路を形成し、前記第1の領域側に設けられている第1の壁体と、前記第1の通路よりも幅が広く、煙を通過させる第2の通路を形成し、前記第2の領域側に設けられている第2の壁体とを含む
    ことを特徴とする煙感知器。
  3. 筒状の側面部を含む筐体と、
    前記筐体に収容され、前記筐体の中心から前記筐体の径方向にずれた位置に設けられている検煙部と、
    前記筐体に収容され、前記検煙部に設けられているカバー部材と、
    を備え、
    前記側面部は、前記検煙部との距離が第1の範囲内である第1の領域と、前記検煙部との距離が前記第1の範囲の上限より大きい第2の範囲内である第2の領域とを含み、
    前記検煙部は、発光部と、前記発光部の光を受光する受光部と、前記カバー部材に収容され、遮光機能を有するラビリンス壁とを含み、
    前記カバー部材は、前記第1の領域側に突出している
    ことを特徴とする煙感知器。
  4. 前記筐体に収容され、前記検煙部が設けられている光学台と、
    前記光学台が形成され、前記筐体に収容され、前記筐体内の空間を第1の空間と第2の空間とに区画する区画部材と、
    前記筐体に収容され、前記光学台に設けられている光学台カバーとを更に備え、
    前記検煙部は、発光部と、前記発光部の光を受光する受光部と、前記発光部及び前記受光部を収容する検煙カバーと、前記光学台に設けられ、前記光学台カバーに収容されているラビリンス壁とを含み、
    前記第1の空間には、前記光学台カバー及び前記ラビリンス壁が設けられ、
    前記第2の空間には、前記発光部、前記受光部及び前記検煙カバーが設けられ、
    前記区画部材は、前記光学台側から前記第2の領域のうち前記第2の開口部よりも上側へ延びる傾斜面が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の煙感知器。
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