JP2019008459A - 商品情報管理システム - Google Patents

Abstract

【課題】インターネット市場の動向を掲載商品価格に適切に反映できる商品情報管理システムを提供する。【解決手段】商品情報管理システム１は管理対象のウェブサイト２０に掲載される商品の販売価格である掲載商品価格を更新する価格管理部１３を含む。価格管理部１３は一般のウェブサイト３０に掲載される商品の販売価格である比較商品価格を用いて掲載商品価格を設定する。【選択図】図１

Description

本発明は管理対象のウェブサイトに掲載される商品の情報を管理する商品情報管理システムに関する。

ウェブサイトに掲載される商品に関する情報を管理するシステムが知られている。例えば特許文献１は、ウェブサイトに掲載される食材をユーザが選択した場合、ユーザが選択した食材を利用する料理のレシピ、および、ユーザが選択した食材を取り扱う近隣の店舗を食材の価格とともに表示するシステムを開示している。

特開２００４−１７８１６１号公報

インターネット市場では、販売される商品の市場価格が比較的短い期間で変化する。インターネット市場での商品価格の優位性を保つためには、そのような市場価格の変化に対応できることが好ましい。

(１)本発明に関する商品情報管理システムは、管理対象のウェブサイトに掲載される商品の販売価格である掲載商品価格を更新する価格管理部を含み、前記価格管理部は一般のウェブサイトに掲載される前記商品の販売価格である比較商品価格を用いて前記掲載商品価格を設定する。
掲載商品価格が比較商品価格を用いて設定されるため、比較商品価格が変化した場合に掲載商品価格がその変化に応じて設定される。このため、インターネット市場の動向を掲載商品価格に適切に反映できる。

(２)前記(１)に記載の商品情報管理システムの一例では、前記価格管理部は前記掲載商品価格が予め設定された下限販売価格を下回らないように前記掲載商品価格を設定する。
このため、比較商品価格が下限販売価格を下回る場合でも掲載商品価格を下限販売価格以上の価格で販売できる。

(３)前記(１)または(２)に記載の商品情報管理システムの一例では、前記価格管理部は前記商品の仕入価格をさらに用いて前記掲載商品価格を設定する。
このため、商品の利益率を考慮して掲載商品価格が設定される。

(４)前記(１)〜(３)のいずれか一つに記載の商品情報管理システムの一例では、前記一般のウェブサイトから前記比較商品価格の情報を含む外部価格情報を収集する情報収集部と、前記外部価格情報の収集のために前記情報収集部により参照される収集条件を設定する条件設定部とをさらに含む。
情報収集部は条件設定部により設定された収集条件を参照して外部価格情報を収集する。このため、ユーザは収集条件を変更することにより、情報収集部により収集される外部価格情報の内容を容易に設定できる。

(５)前記(４)に記載の商品情報管理システムの一例では、前記収集条件は前記商品を特定するための対象商品情報を含み、前記情報収集部は前記対象商品情報に適合する前記商品の前記外部価格情報を収集する。
情報収集部は条件設定部により設定された対象商品情報に適合する商品の外部価格情報を収集する。このため、ユーザは対象商品情報を変更することにより、情報収集部による情報収集の対象となる商品を容易に設定できる。

(６)前記(４)または(５)に記載の商品情報管理システムの一例では、前記収集条件は前記比較商品価格の範囲を決める対象価格情報を含み、前記情報収集部は前記対象価格情報に適合する前記商品の前記外部価格情報を収集する。
情報収集部は条件設定部により設定された対象価格情報に適合する商品の外部価格情報を収集する。このため、ユーザは対象価格情報を変更することにより、情報収集部による情報収集の対象となる商品の価格範囲を容易に設定できる。

本発明に関する商品情報管理システムによれば、インターネット市場の動向を掲載商品価格に適切に反映できる。

実施形態の商品情報管理システムのブロック図。 設定画面の一例を示す図。 情報収集処理の一例を示すフローチャート。 価格比較処理の一例を示すフローチャート。 価格設定処理の一例を示すフローチャート。

以下の実施形態に関する説明は、本発明に関する商品情報管理システムが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関する商品情報管理システムは実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも２つの変形例が組み合わせられた形態等のように実施形態とは異なる形態を取り得る。

(実施形態)
図１に示される商品情報管理システム１はインターネット３００を介して多数のウェブサイトにアクセスできる。多数のウェブサイトは、商品情報管理システム１の管理対象のウェブサイト２０(以下「管理ウェブサイト２０」)、および、管理ウェブサイト２０以外のウェブサイトである一般のウェブサイト３０を含む。

管理ウェブサイト２０はインターネット３００を介してアクセス可能な多数のウェブサイトのうち、商品情報管理システム１により情報が管理されるウェブサイトであり、商品を販売するためのコンテンツを含む。管理ウェブサイト２０の種類の一例は、商品を販売する個人または事業者である管理者が管理するウェブサイト、または、商品を販売する個人または事業者から管理を委託された管理者が管理するウェブサイトである。管理ウェブサイト２０のソースコードは商品情報管理システム１を構成する記憶装置、または、商品情報管理システム１がアクセス可能な外部の記憶装置に記憶されている。商品情報管理システム１は管理ウェブサイト２０のソースコードを変更することにより管理ウェブサイト２０に掲載される商品の情報を更新する。一般のウェブサイト３０には例えば、１または複数の電子商店街が含まれる。一般にウェブサイト３０には、例えば、第１電子商店街３１、第２電子商店街３２、および、第３電子商店街３３が含まれる。

商品情報管理システム１は管理ウェブサイト２０に掲載される情報のうち、主に商品に関する情報(以下「商品情報」)を管理する。商品情報管理システム１による商品情報の管理は例えば、商品情報管理システム１を構成する記憶装置に記憶される商品情報の更新、管理ウェブサイト２０に掲載される商品情報の更新、および、商品情報を更新する場合に参照する情報の収集等の行為を含む。商品情報は、管理ウェブサイト２０に掲載される商品の価格である掲載商品価格、商品の画像、商品の名称、商品の型番、および、商品の仕様等を含む。商品の一例は、住宅設備機器、空調機器、オフィス家具、事務用品、および、福祉用具である。

商品情報管理システム１は掲載商品価格を自動で設定する。好ましい例では、商品情報管理システム１は一般のウェブサイト３０に掲載される商品の販売価格である比較商品価格を参照して掲載商品価格を自動で設定する。商品情報管理システム１は１または複数のモジュールを含む。商品情報管理システム１に含まれるモジュールの一例は情報収集部１１、価格比較部１２、価格管理部１３、および、条件設定部１４である。各モジュールの形態は個別に選択できる。情報収集部１１、価格比較部１２、価格管理部１３、および、条件設定部１４の形態はソフトウェアまたはハードウェアである。モジュールを構成するソフトウェアは従来型のプログラムおよび人工知能型のプログラムの少なくとも一方を含む。

情報収集部１１は掲載商品価格の設定に用いられる各種の情報を収集する。一例では、情報収集部１１は一般のウェブサイト３０から比較商品価格の情報を含む外部価格情報を収集する情報集処理を実行する。価格比較部１２は情報収集部１１により収集された比較商品価格と掲載商品価格とを比較する価格比較処理を実行する。価格管理部１３は価格比較部１２の比較結果に応じて掲載商品価格を設定する価格設定処理を実行する。条件設定部１４は情報収集部１１による情報の収集に関する条件(以下「収集条件」)、および、価格管理部１３による掲載商品価格の更新に関する条件(以下「更新条件」)を設定する。情報収集部１１は条件設定部１４により設定された収集条件に従って外部価格情報を収集する。このため、ユーザは収集条件を変更することにより、情報収集部１１により収集される外部価格情報の内容を容易に設定できる。価格管理部１３は条件設定部１４により設定された更新条件に従って掲載商品価格を設定する。

商品情報管理システム１のハードウェア構成は任意に選択可能である。一例では、商品情報管理システム１はサーバ１００および端末２００を備えている。サーバ１００および端末２００は双方向通信できるように接続されている。サーバ１００と端末２００との通信の形態は有線通信または無線通信である。サーバ１００および端末２００はそれぞれインターネット３００に接続される通信ポート(図示略)を備えている。サーバ１００および端末２００はインターネット３００を介して多数のウェブサイトにアクセスできる。

サーバ１００は記憶装置１１０およびプロセッサ１２０を備えている。記憶装置１１０はプロセッサ１２０により実行されるプログラム等を記憶する。プロセッサ１２０は記憶装置１１０と通信できるように記憶装置１１０と接続されている。プロセッサ１２０によるプログラムの実行により得られた情報は記憶装置１１０に記憶される。

端末２００の一例はパーソナルコンピュータ、タブレット、および、スマートフォンである。図１に示される例では、端末２００はパーソナルコンピュータである。端末２００は本体２１０、入力装置２２０、および、出力装置２３０を含む。本体２１０は記憶装置２１１およびプロセッサ２１２を備えている。記憶装置２１１はプロセッサ２１２により実行されるプログラム等を記憶する。プロセッサ２１２は記憶装置２１１と通信できるように記憶装置２１１と接続されている。プロセッサ２１２によるプログラムの実行により得られた情報は記憶装置２１１に記憶される。入力装置２２０はキースキャンコードを本体２１０に送信できるように本体２１０と接続されている。出力装置２３０は本体２１０から出力された信号を受信できるように本体２１０と接続されている。

商品情報管理システム１におけるハードウェアとモジュールとの関係は任意に選択可能である。図１に示される例では、ハードウェアおよびモジュールは次のような関係を有する。サーバ１００は情報収集部１１、価格比較部１２、価格管理部１３、および、条件設定部１４を含む。一例では、ソフトウェアである情報収集部１１、価格比較部１２、価格管理部１３、および、条件設定部１４が記憶装置１１０に記憶されている。情報収集部１１、価格比較部１２、価格管理部１３、および、条件設定部１４の各モジュールはそれぞれのモジュールを構成するプログラムがプロセッサ１２０により実行されることにより機能する。

条件設定部１４により設定される収集条件に含まれる項目の一例は対象商品情報の項目、対象価格情報の項目、および、対象ウェブサイト情報の項目である。対象商品情報の項目は外部価格情報を収集する対象となる商品を指定する項目である。対象商品情報の項目は商品の名称、商品の型番、および、商品のメーカー名のうちの少なくとも１つを含む。対象価格情報の項目は収集する比較商品価格の範囲を指定する項目である。対象価格情報は上限収集価格および下限収集価格を含む。管理者は上限収集価格および下限収集価格の一方または両方を設定するか否かを任意に選択できる。上限収集価格が設定されている場合、情報収集処理において上限収集価格以下の比較商品価格が収集され、上限収集価格超の比較商品価格は収集されない。下限収集価格が設定されている場合、情報収集処理において下限収集価格以上の比較商品価格が収集され、下限収集価格未満の比較商品価格は収集されない。対象ウェブサイト情報の項目は比較商品価格の収集のためにアクセスする一般のウェブサイト３０を指定する項目である。管理者は１または複数の一般のウェブサイト３０を任意に選択できる。

条件設定部１４により設定される更新条件に含まれる項目の一例は更新商品情報の項目、更新時期情報の項目、制限価格情報の項目、および、更新方法情報の項目である。更新商品情報の項目は掲載商品価格を更新する対象となる商品を指定する項目である。更新時期情報の項目は掲載商品価格を更新する時期を指定する項目である。更新時期情報の項目は掲載商品価格を更新する時間間隔、または、掲載商品価格を更新する時刻を指定する項目である。

制限価格情報の項目は価格管理部１３による掲載商品価格の更新範囲を制限する価格を指定する項目である。制限価格情報は上限販売価格および下限販売価格を含む。管理者は上限販売価格および下限販売価格の一方または両方を設定するか否かを任意に選択できる。上限販売価格は価格設定処理による掲載商品価格の設定において選択可能な最高の価格である。上限販売価格が設定されている場合、価格設定処理において上限販売価格以下の範囲で最新の掲載商品価格が設定される。下限販売価格は価格設定処理による掲載商品価格の設定において選択可能な最低の価格である。下限販売価格が設定されている場合、価格設定処理において下限販売価格以上の範囲で最新の掲載商品価格が設定される。下限販売価格が商品の仕入価格以上の価格に設定された場合、商品の利益率を考慮して掲載商品価格が設定される。下限販売価格が商品の仕入価格未満の価格に設定された場合、比較商品価格が仕入価格未満の場合でも比較商品価格に応じて掲載商品価格が更新される。

更新方法情報は掲載商品価格の更新方法を指定する項目である。一例では、掲載商品価格の更新方法は第１種更新方法、第２種更新方法、および、第３種更新方法の３種類である。これらの更新方法では、外部価格情報から抽出された市場最低価格等との関係に応じて掲載商品価格を設定する。市場最低価格は情報収集部１１により収集された外部価格情報に含まれる複数の比較商品価格のうちの最低価格である。各更新方法では、市場最低価格を用いて暫定の掲載商品価格を求め、暫定の掲載商品価格および制限価格情報に基づいて最新の掲載商品価格を設定する。掲載商品価格の更新時期が到来した場合、現在の掲載商品価格が最新の掲載商品価格に更新される。なお、現在の掲載商品価格は管理ウェブサイト２０に表示されている掲載商品価格である。

第１種更新方法では具体的には次のように最新の掲載商品価格を設定する。最初に暫定の掲載商品価格を市場最低価格と同じ価格に設定する。次に上限販売価格および下限販売価格の設定の有無を確認する。上限販売価格および下限販売価格が設定されていない場合、暫定の掲載商品価格と現在の掲載商品価格との関係に応じて最新の掲載商品価格を設定する。暫定の掲載商品価格が現在の掲載商品価格以上の場合、暫定の掲載商品価格を最新の掲載商品価格に設定する。暫定の掲載商品価格が現在の掲載商品価格未満の場合、暫定の掲載商品価格を最新の掲載商品価格に設定する。

下限販売価格が設定されている場合、暫定の掲載商品価格と現在の掲載商品価格および下限販売価格との関係に応じて最新の掲載商品価格を設定する。暫定の掲載商品価格が下限販売価格以下である場合、現在の掲載商品価格または下限販売価格を最新の掲載商品価格に設定する。いずれの価格を最新の掲載商品価格に設定するかは、例えばユーザにより予め設定された条件に従う。暫定の掲載商品価格が下限販売価格超、かつ、現在の掲載商品価格未満である場合、暫定の掲載商品価格が最新の掲載商品価格に設定される。暫定の掲載商品価格が下限販売価格超、かつ、現在の掲載商品価格以上である場合、暫定の掲載商品価格が最新の掲載商品価格に設定される。

上限販売価格が設定されている場合、暫定の掲載商品価格と現在の掲載商品価格および上限販売価格との関係に応じて最新の掲載商品価格を設定する。暫定の掲載商品価格が上限販売価格超である場合、現在の掲載商品価格または上限販売価格を最新の掲載商品価格に設定する。いずれの価格を最新の掲載商品価格に設定するかは、例えばユーザにより予め設定された条件に従う。暫定の掲載商品価格が上限販売価格以下、かつ、現在の掲載商品価格未満である場合、暫定の掲載商品価格が最新の掲載商品価格に設定される。暫定の掲載商品価格が上限販売価格以下、かつ、現在の掲載商品価格以上である場合、暫定の掲載商品価格が最新の掲載商品価格に設定される。上限販売価格および下限販売価格の両方が設定されている場合、個々の販売価格が設定されている場合の設定方法に準じて最新の掲載商品価格が設定される。

第２種更新方法では具体的には次のように最新の掲載商品価格を設定する。最初に暫定の掲載商品価格を市場最低価格未満の価格に設定する。暫定の掲載商品価格の具体的な設定方法の一例は、次の第１設定方法および第２設定方法である。第１設定方法では、市場最低価格に所定の係数を乗算した結果を暫定の掲載商品価格に設定する。所定の係数は０超かつ１未満の範囲に含まれる。第２設定方法では、市場最低価格から所定の価格を減算した結果を暫定の掲載商品価格に設定する。暫定の掲載商品価格の設定後、第１種更新方法と同様に暫定の掲載商品価格と上限販売価格および下限販売価格との関係を確認し、その結果に応じて最新の掲載商品価格を設定する。

第３種更新方法では具体的には次のように最新の掲載商品価格を設定する。最初に暫定の掲載商品価格を市場最低価格超の価格に設定する。暫定の掲載商品価格の具体的な設定方法の一例は、次の第１設定方法および第２設定方法である。第１設定方法では、市場最低価格に所定の係数を乗算した結果を暫定の掲載商品価格に設定する。所定の係数は１超の範囲に含まれる。第２設定方法では、市場最低価格に所定の価格を加算した結果を暫定の掲載商品価格に設定する。なお、管理ウェブサイト２０に複数の商品が掲載される場合、管理者は各商品の掲載商品価格に関する更新方法を個別に設定できる。暫定の掲載商品価格の設定後、第１種更新方法と同様に暫定の掲載商品価格と上限販売価格および下限販売価格との関係を確認し、その結果に応じて最新の掲載商品価格を設定する。

商品情報管理システム１は管理者が収集条件および更新条件を設定するために利用するユーザインタフェースを備える。一例では、商品情報管理システム１はグラフィカルユーザインターフェースを備える。このグラフィカルユーザインターフェースは出力装置２３０に表示されるグラフィック、および、入力装置２２０により構成される。条件設定部１４は収集条件および更新条件を設定するためのグラフィック(以下「設定画面Ｐ」)を出力装置２３０に表示させる。図２は設定画面Ｐの一例である。

設定画面Ｐは収集条件入力部Ｐ１０、更新条件入力部Ｐ２０、および、結果表示部Ｐ３０を含む。収集条件入力部Ｐ１０はキーワード入力部Ｐ１１、収集価格入力部Ｐ１２、および、ウェブサイト選択部Ｐ１３を含む。

キーワード入力部Ｐ１１は対象商品情報を入力するために利用される。管理者はキーワード入力部Ｐ１１に商品の名称、商品の型番、および、商品のメーカー名等を入力できる。キーワード入力部Ｐ１１の数は１または複数である。

収集価格入力部Ｐ１２は下限価格入力部Ｐ１２Ａおよび上限価格入力部Ｐ１２Ｂを含む。下限価格入力部Ｐ１２Ａは下限収集価格を入力するために利用される。上限価格入力部Ｐ１２Ｂは上限収集価格を入力するために利用される。

ウェブサイト選択部Ｐ１３は対象ウェブサイト情報を入力するために利用される。ウェブサイト選択部Ｐ１３は第１選択部Ｐ１３Ａ、第２選択部Ｐ１３Ｂ、および、第３選択部Ｐ１３Ｃを含む。第１選択部Ｐ１３Ａは対象ウェブサイト情報として第１電子商店街３１を指定する場合に利用される。第２選択部Ｐ１３Ｂは対象ウェブサイト情報として第２電子商店街３２を指定する場合に利用される。第３選択部Ｐ１３Ｃは対象ウェサブサイト情報として第３電子商店街３３を指定する場合に利用される。

更新条件入力部Ｐ２０は各種の更新条件を入力するために利用される。更新条件入力部Ｐ２０は第１入力部Ｐ２１、第２入力部Ｐ２２、第３入力部Ｐ２３、および、第４入力部Ｐ２４を含む。第１入力部Ｐ２１は掲載商品価格を設定する商品(以下「更新対象商品」)を入力するために利用される。第２入力部Ｐ２２は更新時期情報を入力するために利用される。第３入力部Ｐ２３は上限販売価格を入力するために利用される。第４入力部Ｐ２４は下限販売価格を入力するために利用される。

結果表示部Ｐ３０は各種の価格およびそれに関連する情報を表示する。結果表示部Ｐ３０は第１表示部Ｐ３１および第２表示部Ｐ３２を含む。第１表示部Ｐ３１は市場最低価格を表示するために利用される。第２表示部Ｐ３２は市場最低価格に対応する商品を販売する一般のウェブサイト３０のＵＲＬを表示するために利用される。

情報収集部１１(図１参照)は外部価格情報を収集するための情報収集処理を実行する。一例では、記憶装置１１０は情報収集処理を記述したプログラムを記憶している。情報収集部１１は情報収集処理を実行する条件が成立している場合、記憶装置１１０からそのプログラムをロードし、ロードしたプログラムを実行する。図３は情報収集処理を記述したプログラムのアルゴリズムの一例を表すフローチャートである。このフローチャートに表示された情報収集処理はループ処理である。情報収集部１１は予め規定された周期毎に情報収集処理を繰り返し実行する。予め規定された周期は任意に設定される。第１例では、予め規定された周期は情報収集処理を実行する時刻である。第１例においては、更新対象商品ごとに個別に時刻が設定される、または、全ての更新対象商品について同じ時刻が設定される。第２例では、予め規定された周期は情報収集処理を実行する時間間隔である。第２例においては、更新対象商品ごとに個別に時間間隔が設定される、または、全ての更新対象商品において同じ時間間隔が設定される。

ステップＳ１１では、情報収集部１１は外部価格情報の収集に関連する条件を設定する。具体的には次の処理が実行される。情報収集部１１は条件設定部１４により設定された収集条件を記憶装置１１０からロードする。情報収集部１１は次に、ロードした収集条件に含まれる対象ウェブサイト情報に対応する一般のウェブサイト３０を外部価格情報を収集する対象のウェブサイトに設定する。情報収集部１１は次に、ロードした収集条件に含まれる更新対象商品と同じ種類の商品を外部価格情報の収集対象に設定する。情報収集部１１は次に、ロードした収集条件に含まれる更新対象商品について、前回の情報収集処理において収集した外部価格情報をロードする。

ステップＳ１２では、情報収集部１１は対象のウェブサイトにアクセスし、対象のウェブサイトから更新対象商品と同じ種類の商品の外部価格情報を収集する。情報収集部１１は情報収集処理の前回の周期において収集した外部価格情報に加えて新たに外部価格情報を収集した場合、外部価格情報を収集したこと、および、収集した外部価格情報を出力装置２３０に表示する。ユーザは新たに収集された外部価格情報を記憶装置１１０に記憶させるか否かを選択できる。ステップＳ１３では、情報収集部１１は収集した外部価格情報を記憶装置１１０に送信する。記憶装置１１０は外部価格情報と更新対象商品とを関連付けて記憶する。

価格比較部１２(図１参照)は掲載商品価格を更新する条件が成立しているか否かを判定する価格比較処理を実行する。一例では、記憶装置１１０は価格比較処理を記述したプログラムを記憶している。価格比較部１２は価格比較処理を実行する条件が成立している場合、記憶装置１１０からそのプログラムをロードし、ロードしたプログラムを実行する。図４は価格比較処理を記述したプログラムのアルゴリズムの一例を表すフローチャートである。このフローチャートに表示された価格比較処理はループ処理である。価格比較部１２は予め規定された周期毎に価格比較処理を繰り返し実行する。

ステップＳ２１では、価格比較部１２は更新条件および外部価格情報を記憶装置１１０からロードする。ステップＳ２２では、価格比較部１２は外部価格情報に基づいて更新対象商品の市場最安価格を抽出する。ステップＳ２３では、価格比較部１２は更新方法情報に基づいて暫定の掲載商品価格を算出する。ステップＳ２４では、暫定の掲載商品価格、および、設定されている制限価格情報に基づいて、掲載商品価格を更新するための条件が成立しているか否かを判定する。ステップＳ２４の判定結果が肯定の場合、価格比較部１２はステップＳ２５において、更新対象商品の更新要求フラグをオンに設定する。ステップＳ２４の判定結果が否定の場合、価格比較部１２はステップＳ２６において、更新対象商品の更新要求フラグをオフに設定する。

価格管理部１３(図１参照)は掲載商品価格を設定するための価格設定処理を実行する。一例では、記憶装置１１０は価格設定処理を記述したプログラムを記憶している。価格管理部１３は価格設定処理を実行する条件が成立している場合、記憶装置１１０からそのプログラムをロードし、ロードしたプログラムを実行する。図５は価格設定処理を記述したプログラムのアルゴリズムの一例を表すフローチャートである。このフローチャートに表示された価格設定処理はループ処理である。価格管理部１３は予め規定された周期毎に価格設定処理を繰り返し実行する。

ステップＳ３１では、価格管理部１３は更新要求フラグがオンの更新対象商品が存在するか否かを判定する。ステップＳ３１の判定結果が肯定の場合、ステップＳ３２、Ｓ３３の処理が順に実行され、その後に次回のループ処理の周期が到達したときにステップＳ３１の処理が再び実行される。ステップＳ３１の判定結果が否定の場合、ステップＳ３２、Ｓ３３の処理が実行されず、次回のループ処理の周期が到達したときにステップＳ３１の処理が再び実行される。ステップＳ３２では、価格管理部１３は更新対象商品の現在の掲載商品価格を最新の掲載商品価格に設定する。最新の掲載商品価格は価格比較処理のステップＳ２３で算出された暫定の掲載商品価格である。最新の掲載商品価格の設定は、記憶装置１１０に記憶される掲載商品価格の更新、および、管理ウェブサイト２０上に掲載される掲載商品価格の更新を含む。ステップＳ３３では、価格管理部１３は更新対象商品の更新要求フラグをオフに設定する。

商品情報管理システム１によれば、次のような作用および効果が得られる。
掲載商品価格が比較商品価格を用いて設定されるため、比較商品価格が変化した場合に掲載商品価格がその変化に応じて設定される。このため、インターネット市場の動向を掲載商品価格に適切に反映できる。

１ ：商品情報管理システム
１１：情報収集部
１３：価格管理部
１４：条件設定部
２０：管理対象のウェブサイト
３０：一般のウェブサイト

Claims (6)

1. 管理対象のウェブサイトに掲載される商品の販売価格である掲載商品価格を更新する価格管理部を含み、
   前記価格管理部は一般のウェブサイトに掲載される前記商品の販売価格である比較商品価格を用いて前記掲載商品価格を設定する
   商品情報管理システム。
2. 前記価格管理部は前記掲載商品価格が予め設定された下限販売価格を下回らないように前記掲載商品価格を設定する
   請求項１に記載の商品情報管理システム。
3. 前記価格管理部は前記商品の仕入価格をさらに用いて前記掲載商品価格を設定する
   請求項１または２に記載の商品情報管理システム。
4. 前記一般のウェブサイトから前記比較商品価格の情報を含む外部価格情報を収集する情報収集部と、
   前記外部価格情報の収集のために前記情報収集部により参照される収集条件を設定する条件設定部とをさらに含む
   請求項１〜３のいずれか一項に記載の商品情報管理システム。
5. 前記収集条件は前記商品を特定するための対象商品情報を含み、
   前記情報収集部は前記対象商品情報に適合する前記商品の前記外部価格情報を収集する
   請求項４に記載の商品情報管理システム。
6. 前記収集条件は前記比較商品価格の範囲を決める対象価格情報を含み、
   前記情報収集部は前記対象価格情報に適合する前記商品の前記外部価格情報を収集する
   請求項４または５に記載の商品情報管理システム。