JP2019008423A - 情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置の制御方法 - Google Patents

情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】BIOS−ROMの故障を検知し、画像処理装置の起動の安定性を向上させる。【解決手段】基板上のハードウェアに対して順次実行される初期化処理を実行するプログラムを記憶し、前記プログラムを読み込み、前記プログラムを起動する起動処理を行いS301、前記起動処理において異常が発生したか否かを検知しS305、前記起動処理において異常が発生した場合に、前記プログラムの取得元となる、前記プログラムを記憶されている記憶部を選択する選択信号を出力し、前記選択信号に基づいて前記取得元となる前記記憶部を選択しS308、選択された前記記憶部から出力された信号を、前記プログラムを起動するプログラム起動部に送信するS309。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置の制御方法に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリおよび書類の電子化に用いるスキャナなどの画像処理装置は欠かせないものとなっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能、および通信機能などを備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機(Multi Function Peripheral、MFP)として構成されることが多い。
このような画像処理装置は、CDやDVDなどの光学ディスクやハードディスクなどのブートデバイスからオペレーティングシステムを起動するように構成されている。したがって、ブートデバイスが故障してしまうと、画像処理装置のオペレーションシステムを起動することができなくなる。ブートデバイスの故障時においても画像処理装置を起動する技術として、オペレーションシステムを起動するブートデバイスを2台のブートデバイス間で選択的に切り替える技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、画像処理装置においては、コンピュータなどと同様に、ハードウェアを動作させるための基本入出力システムであるBIOS(Basic Input/Output System)が搭載されている。画像処理装置を起動するときには、BIOSによってブートデバイスが起動され、起動されたブートデバイスからオペレーティングシステムが起動される。BIOSプログラムは、例えば、ROM(Read Only Memory)などに記憶されているが、ROMにはコントローラが搭載されていないために、ROMの故障を検知することができない。
画像処理装置には、BIOSプログラムが記憶されたROMを複数搭載することによって、BIOSプログラムが記憶されたROM(BIOS−ROM)が故障しても他のROMを用いてBIOSを起動することによって、オペレーティングシステムの起動を可能としているものがある。
しかし、このような構成の画像処理装置においても、BIOS−ROMの故障を検知することができないため、搭載されている全てのBIOS−ROMが故障しない限り、BIOSを起動できないことが分からない。また、BIOSを起動できない場合には、画像処理装置のオペレーティングシステムも起動することができない。このような場合、画像処理装置のユーザは、BIOS−ROMに異常があるのか否かを認識することができない。
上記課題を解決するために、本発明は、画像処理装置の起動の安定性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、基板上のハードウェアに対して順次実行される初期化処理を実行するプログラムを記憶する複数の記憶部と、前記プログラムを読み込み、前記プログラムを起動する起動処理を行うプログラム起動部と、前記プログラムの取得元となる前記記憶部を選択する選択信号を出力する制御部と、前記記憶部から出力された信号を前記プログラム起動部に送信する信号送信部と、前記起動処理において異常が発生したか否かを検知する起動検知部と、を含み、前記制御部は、前記起動処理において異常が発生した場合に、前記選択信号を出力し、前記信号送信部は、前記選択信号に基づいて前記取得元となる前記記憶部を選択し、選択された前記記憶部から出力された信号を前記プログラム起動部に送信することを特徴とする。
本発明によれば、本発明は、画像処理装置の起動の安定性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図。 本発明の第1の実施形態に係るROMを切り替えるための構成を示す図。 本発明の第1の実施形態に係るオペレーションシステムを起動する処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図。 本発明の第2の実施形態に係るBIOSプログラムを修復する処理の流れを示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図。 本発明の第3の実施形態に係るBIOS−ROMに異常が発生しているか否かを表示させる処理の流れを示すフローチャート。 本発明のその他の実施形態に係る操作パネルに表示される画面を示す図。 本発明の参考例に係るオペレーションシステムを起動する例を示す図。 本発明の参考例に係るオペレーションシステムを起動する例を示す図。
本発明の実施形態について説明を始める前に、オペレーションシステムを起動するブートデバイスを2台のブートデバイス間で選択的に切り替える構成のハードウェアが搭載された情報処理装置である画像処理装置の例を説明する。
図9および図10は、参考例に係るブートデバイスからオペレーションシステムを起動する構成を示すブロック図である。図9は、ブートデバイスが1つである場合、図10はブートデバイスが2つである場合を示す。
図9は、CPU(Central Processing Unit)1、ブートデバイス2、BIOS−ROM3を含んで構成されるシステムにおいてオペレーションシステム(OS)を起動する例を示す図である。図9に示す構成を含む装置の電源が投入されると、CPU1は、BIOS−ROM3に記憶されているBIOSを実行するためのプログラムを読み込んで、BIOSを起動する。したがって、BIOS−ROM3は、記憶部として機能する。
BIOSが起動すると、CPU1は、BIOSによって、基板上に配置されているハードウェアごとに、初期化処理を実行し、ハードウェアに問題がないか判定する動作を順次実行する。この動作は、一般的にPOST(Power−On Self−Test)と呼ばれている。
POSTが成功すると、CPU1は、起動ディスクをBIOSによって特定する。図9では、ブートデバイス2が起動ディスクである。CPU1は、ブートデバイス2に記憶されているOSを読み込んで、OSを起動させる。
図10は、CPU1、ブートデバイス2A、ブートデバイス2B、BIOS−ROM3から構成されるシステムにおいてオペレーションシステムを起動する例を示す図である。なお、図10に示す構成を含む装置の電源投入後におけるシステム起動態様は、図9と同様であるため、重複する説明を省略する。
なお、図10に示す構成を含む装置に電源を投入したタイミングにおいて、CPU1は、図10の点線(a)で示すようにブートデバイス2Aと接続し、ブートデバイス2Bとは接続していない。CPU1は、図10の点線(b)で示すように、ブートデバイス2Aを用いたシステムの起動に失敗した場合、マザーボード管理コントローラによって接続をブートデバイス2Aからブートデバイス2Bに切り替えて、再度システムの起動を行う。
図10に示す構成の装置においては、例えば、ブートデバイス2Aが故障した場合には、BIOSによってブートデバイス2Bに記憶されているOSが起動される。また、ブートデバイス2Aおよびブートデバイス2Bがいずれも故障した場合、BIOSは起動ディスクを認証することができないため、BIOSは起動するものの、OSを起動することができない。
また、BIOS−ROM3が故障した場合には、装置の電源は入るものの、BIOSが起動しないため、ユーザにとっては見かけ上、装置の動作が停止したように見える。複数のBIOS−ROM3を搭載することによって、BIOS−ROM3が故障した場合でも、装置のOSを起動可能としているものもある。しかし、CPU1が複数のBIOS−ROM3のうち、どのBIOS−ROM3が故障しているかを判別できない。そのため、装置が動作しなくなった場合でなければ、装置のユーザは、BIOS−ROM3のアップデートや交換をするタイミングを判別することができない。
そこで、本発明においては、複数のBIOS−ROM3が搭載されている画像処理装置において、BIOSを安定的に起動するようにすることによって、画像処理装置の起動の安定性を向上させる。
実施の形態1.
本実施形態では、複数のBIOS−ROM3を搭載した画像処理装置4において、BIOSを起動するBIOS−ROM3を選択可能にする。このようにすることによって、例えば、故障によってBIOSの起動をすることができない場合に、他のBIOS−ROM3を選択してBIOSを起動させることができるため、画像処理装置4の制御を行うOSの起動の安定性を向上させる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。本実施形態においては、MFPなどの画像処理装置4について説明を行う。なお、本実施形態における画像処理装置4は、画像読取装置を含むMFP(Multi Function Peripheral:複合機)を例として説明する。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置4の構成を示す図である。図1に示すように、画像処理装置4は、CPU1、BIOS−ROM3A、BIOS−ROM3B、マイコン5、ASIC6、メモリ7、操作パネル8、LED9、HDD10、MUX14およびスイッチ15を備えている。
図1に示すように、本実施形態に係る画像処理装置4は、2つのBIOS−ROM3、すなわち、BIOS−ROM3AおよびBIOS−ROM3Bが搭載されて構成される。また、画像処理装置4においては、CPU1がBIOS−ROM3AからBIOSプログラムを読み込み、BIOSを起動するように初期条件が設定されている。
ASIC6とCPU1、メモリ7とCPU1、マイコン5とASIC6、HDD10とASIC6は、それぞれ信号線によって制御信号の送受信が可能なように接続されている。操作パネル8はCPU1、マイコン5、ASIC6と接続され、画像処理装置4のユーザが操作するユーザインターフェイスとして機能する。LED9はCPU1から入力される制御信号によって点灯され、マイコン5は、7セグメントLED11が接続されて構成されている。
操作パネル8は、CPU1とは異なるCPUであるCPU81を含んで構成される。画像処理装置4において、BIOSの起動に限らず何らかの異常が発生している場合、CPU1とCPU81との通信を確立することできない。
このように通信を確立できない合、CPU81は、マイコン5に対して、画像処理装置4に異常が発生したことを通知する。したがって、画像処理装置4の起動に失敗した場合、CPU81からマイコン5に対して、画像処理装置4に異常が発生したことが通知される。このとき、マイコン5は、CPU81から通知を受信したタイミングを、画像処理装置4の起動が失敗したタイミングとして検知する。
マイコン5は、上述した画像処理装置4の起動完了および起動失敗の検知以外に、画像処理装置4の起動および再起動、BIOS−ROM3AとBIOS−ROM3Bとを切り替える切り替え制御、画像処理装置4の起動が失敗した際に7セグメントLED11に対して異常発生の通知などを実行する制御部として機能する。
また、マイコン5によって実行される画像処理装置4の起動完了および起動失敗の検出、BIOS−ROM3AとBIOS−ROM3Bとの切り替え制御、画像処理装置4の起動が失敗した際に行う異常発生の通知の機能を、スイッチ15によってオンまたはオフすることができる。なお、スイッチ15は、画像処理装置4において、コストダウンなどを目的としてBIOS−ROM3を1つのみ搭載する場合に使用するように構成してもよい。
マイコン5は、BIOSの起動が完了したか否かについて、CPU1のGPIO(汎用入出力)ポートから判定する。このとき、マイコン5は、例えば、BIOSが起動された後にGPIOポートとマイコン5との間の通信が確立しているか否かによって、BIOSの起動が完了したか否かを判定する。
本実施形態において、マイコン5は、1ビットの信号(0もしくは1)を用いて、CPU1からLED9へ送信される信号のビットが0か1かによってBIOSの起動が完了したか否かを判定する。画像処理装置4に電源が投入されてから、BIOSの起動が完了するまで、CPU1は、LED9に対してHigh電圧(例えば、3から5ボルトの電圧)を出力している。
BIOSの起動が完了し、OSが起動すると、CPU1はLow電圧(例えば、0から2ボルトの電圧)とHigh電圧とを交互に出力する。したがって、CPU1がLED9に対してLow電圧を出力している場合にはBIOSの起動が完了している。マイコン5は、CPU1がLED9に出力する電圧が最初にLow電圧になったタイミングにおいて、BIOSの起動が完了したと判定する。
また、CPU1の汎用入出力ポートとして、POSTコードを使用することもできる。POSTコードは、BIOSを起動している間、およびBIOSの起動後など、BIOSを起動するために行われる複数の処理のうち、どのような処理をCPU1が実行しているかを示すものである。
BIOS−ROM3AおよびBIOS−ROM3BのいずれにおいてもBIOSの起動が失敗した場合、マイコン5は、BIOSの起動処理において異常が発生したことをCPU81に通知する。なお、マイコン5は、LEDや7セグメントLED11を点灯させ、BIOSの起動処理において異常が発生したことを通知する構成であってもよい。CPU81は、マイコン5からの通知に基づいて、BIOS起動において異常が発生したことを示す画面を操作パネル8に表示させる制御を実行する。
本実施形態に係る画像処理装置4においては、BIOS−ROM3AとBIOS−ROM3Bとを切り替えてBIOSを起動させる。図2は、本実施形態において、BIOSを起動するROMを切り替えるための構成について説明する図である。なお、図2は、図1に示す構成からBIOSを起動するROMを切り替えるための構成のみを示すものであって、重複する構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。
図2に示すように、CPU1は、CS(チップセレクト)信号、Clk(クロック)信号、Data(データ)信号をMUX14に出力する。CS(チップセレクト)信号は、どの素子からデータの読み書きを実行するのかを選択して指定する信号である。本実施形態においては、CPU1から、BIOS−ROM3AもしくはBIOS−ROM3Bのどちらかを選択して、データを読み書きするかを指定する信号のことである。
Clk(クロック)信号は、CPU1とBIOS−ROM3AまたはBIOS−ROM3Bとの動作を同期させるために、一定周期ごとにCPU1から出力される信号のことである。Data(データ)信号は、データ列の信号である。
MUX14は、BIOS−ROM3Aに、CS_A信号、Clk_A信号、Data_A信号を出力し、BIOS−ROM3Bに、CS_B信号、Clk_B信号、Data_B信号を出力して、BIOSの取得元となるBIOS−ROM3を選択する。MUX14が、BIOS−ROM3Aに対してCS_A信号、Clk_A信号、Data_A信号を出力したときは、BIOS−ROM3Aが、BIOSの取得元となる。一方、MUX14が、BIOS−ROM3Bに対してCS_B信号、Clk_B信号、Data_B信号を出力したときは、BIOS−ROM3Bが、BIOSの取得元となる。
マイコン5は、BIOS−ROM3AもしくはBIOS−ROM3Bのどちらに対して信号を出力するかを制御するControl信号をMUX14に出力する。なお、画像処理装置4においては、MUX14がBIOS−ROM3Aに対してCS_A信号、Clk_A信号、Data_A信号を出力するように初期条件が設定されている。
マイコン5は、初期条件のもとに画像処理装置4が起動されるときに、BIOSが起動しなかった場合、MUX14に対してBIOS−ROM3Aに対するCS_A信号、Clk_A信号、Data_A信号の出力を停止させるControl信号を出力する。
そして、マイコン5は、MUX14によるCS_A信号、Clk_A信号、Data_A信号の出力が停止された後に、MUX14に対してBIOS−ROM3Bに対するCS_B信号、Clk_B信号、Data_B信号を出力させるControl信号を出力する。したがって、マイコン5が出力するControl信号は、BIOSの取得元となるBIOS−ROM3を選択するための選択信号である。
以上説明したような構成によって、本実施形態に係る画像処理装置4は、BIOS−ROM3AもしくはBIOS−ROM3Bのどちらかを選択してBIOSを起動させ、画像処理装置4を起動させる。次に、本実施形態に係る画像処理装置4のオペレーションシステムを起動する処理の流れについて、図3のフローチャートを参照して説明する。
画像処理装置4の電源を投入する操作が実行されるとCPU1はMUX14を介してBIOS−ROM3Aに記憶されているBIOSの読み込みを実行し、BIOSを起動させてOSを起動させる制御を実行する(S301)。
BIOS起動時に異常が発生したか否かを含めて、画像処理装置4におけるOSの起動処理に異常が発生した場合、CPU1とCPU81との通信が成立しない(S302/NO)。このとき、CPU81は、画像処理装置4のOSの起動処理において異常が発生したことを、マイコン5に通知する(S303)。
マイコン5は、CPU81から画像処理装置4のOSの起動処理において異常が発生した通知を受信したタイミングにおいて、BIOSの起動処理において異常が発生しているか否かを判定する(S304)。したがって、マイコン5は、起動検知部として機能する。
なお、BIOS起動時に異常が発生したか否かを含めて、画像処理装置4におけるOSの起動処理に異常が発生していない場合、CPU1とCPU81との通信が成立する(S302/YES)。このとき、CPU81からマイコン5に対しては、何も通知がなされない。
S304において、BIOSの起動処理において異常が発生している場合(S305/NO)、マイコン5は、BIOS−ROM3Aを使用して画像処理装置4を起動させたときに異常が発生したことを示す異常履歴情報を、マイコン5に搭載されている不揮発性メモリに記憶する(S306)。したがって、マイコン5は、履歴情報記憶部として機能する。
マイコン5は、異常履歴情報を記憶すると、画像処理装置4を再起動する(S307)。再起動にあたり、画像処理装置4が、一時的に電源が入っていないオフ状態になるため、マイコン5もオフ制御される。
このようにすることによって、CPU1によってBIOSが再起動される前に、マイコン5がMUX14を制御して、異常履歴情報に基づいて、BIOS−ROM3Bに記憶されているBIOSによって画像処理装置4の再起動を行うことが可能になる。すなわち、マイコン5の電源状態がオフ状態になったとしても、BIOS−ROM3AとBIOS−ROM3Bとの切り替えを実行することができる。
画像処理装置4の電源がオフ状態からオン状態となると、すなわち、画像処理装置4に電源が再投入されると、マイコン5は、S307で記憶した異常履歴情報に基づいて、BIOS−ROM3Bを使用して画像処理装置4を起動するControl信号をMUX14に出力する。Control信号を受信すると、MUX14は、BIOS−ROM3BにCS_B信号を出力する。すなわち、再起動時には、BIOSの取得元をBIOS−ROM3Bに切り替える(S308)。
BIOS−ROM3Bは、CS_B信号を受信すると、BIOS−ROM3Bに記憶されているBIOSを、Data信号により出力する。CPU1は、MUX14を介してBIOS−ROM3BからBIOSの読み込みを実行し、BIOSを起動させてOSを起動させる制御を実行する(S309)。したがって、CPU1は、プログラム起動部として機能し、MUX14は、BIOS−ROM3から出力された信号をCPU1に送信する信号送信部として機能する。
BIOS起動時に異常が発生したか否かを含めて、画像処理装置4におけるOSの起動処理に異常が発生した場合、CPU1とCPU81との通信が成立しない(S310/NO)。このとき、CPU81は、画像処理装置4のOSの起動処理において異常が発生したことを、マイコン5に通知する(S311)。
マイコン5は、CPU81から画像処理装置4のOSの起動処理において異常が発生した通知を受信したタイミングにおいて、BIOSの起動処理において異常が発生しているか否かを判定する(S312)。
なお、BIOS起動時に異常が発生したか否かを含めて、画像処理装置4におけるOSの起動処理に異常が発生していない場合、CPU1とCPU81との通信が成立する(S310/YES)。このとき、CPU81からマイコン5に対しては、何も通知がなされない。
S312において、BIOSの起動処理において異常が発生している場合(S313/NO)、マイコン5は、BIOS−ROM3Bを使用して画像処理装置4を起動させたときに異常が発生したことを示す異常履歴情報を、マイコン5に搭載されている不揮発性メモリに記憶する(S314)。
このとき、マイコン5に搭載されている不揮発性メモリには、BIOS−ROM3AおよびBIOS−ROM3Bの両方の異常履歴情報が記憶されている。S314において、不揮発性メモリに異常履歴情報の書き込みが終了したタイミングにおいて、マイコン5は、CPU81、または、7セグメントLED11にBIOS−ROM3AおよびBIOS−ROM3Bに異常が発生していることを示す通知を行う(S315)。
なお、S302またはS310でCPU1とCPU81との通信が成立しているとき、S305またはS313でBIOSの起動が完了している場合には、BIOS−ROM3AおよびBIOS−ROM3Bに異常が発生していない。このような場合、マイコン5は、本処理を終了する。
図3のフローチャートに示すステップに従って、本実施形態に係る画像処理装置4は、BIOS−ROM3を選択してBIOSを起動させて画像処理装置4を起動させることができる。
実施の形態2.
本実施形態では、複数のBIOS−ROM3を搭載した画像処理装置において、BIOSのプログラムの損傷によってBIOSを起動することができないBIOS−ROM3がある場合に、BIOSのプログラムを修復することによってBIOSの起動の安定性を向上させる。
図4は、本実施形態に係る画像処理装置4の構成を示す図である。なお、図1に示す画像処理装置4と同じ構成には、同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態に係る画像処理装置4は、図1に示す構成に加え、CPU1とマイコン5とが信号線によって接続され、データの送受信が可能なように構成される。また、HDD10には、BIOSのプログラムを修復するための修復プログラムが記憶されている。CPU1は、HDD10から修復プログラムを読み出して、実行する。
次に、図5を参照して、本実施形態に係るBIOSのプログラムを修復する処理の流れについて説明する。なお、本実施形態に係る処理は、BIOS−ROM3Aの異常履歴情報がマイコン5に搭載されている不揮発性メモリに記憶されている場合に、BIOS−ROM3Bを使用してBIOSを起動させることができた状態、すなわち、図3のフローチャートに従って処理を実行したときに、S310においてYES、または、S313においてYESであった場合に実行される処理である。
CPU1は、HDD10から読み出したOSを起動させると(S501)、BIOS−ROM3BからBIOSを読み出し、メモリ7に記憶させる(S502)。したがって、メモリ7は、一時記憶部として機能する。CPU1は、メモリ7にBIOSを記憶させると、BIOSのコピーが完了したことをマイコン5に通知する(S503)。
マイコン5は、CPU1からBIOSのコピーが完了したことを示す通知を受信すると、CS_B信号を停止し、CS_A信号を出力するControl信号をMUX14に出力する(S504)。マイコン5は、CS出力をCS_B信号からCS_A信号に変更したことをCPU1に通知する(S505)。
CPU1は、CS出力を変更したことを示す通知を受信すると、S502でメモリ7に記憶させたBIOSをBIOS−ROM3Aに送信し、書き込む(S506)。CPU1は、BIOS−ROM3AへBIOSを書き込むと、本処理を終了させる。したがって、CPU1は、書込制御部として機能する。
以上説明したように、本実施形態に係る画像処理装置4においては、異常が発生したBIOS−ROM3へBIOSを書き込むことによって、異常が発生したBIOS−ROM3から、再びBIOSを起動することができるようになる。
なお、BIOS−ROM3Aが物理的に破損している場合には、BIOSの書き込みや、データの送受信ができなくなるため、本実施形態は、BIOS−ROM3Aに記憶されているBIOSのプログラムの損傷が原因の場合を想定している。このとき、CPU1は、例えば、BIOS−ROM3Bを使用してBIOSを起動させた後に実行されるPOSTによって、BIOS−ROM3Aに発生している異常がハードウェアの破損であるのか、もしくは、BIOSのプログラムの破損であるのかを判定する。
実施の形態3.
本実施形態では、複数のBIOS−ROM3を搭載した画像処理装置において、BIOSを起動することができないBIOS−ROM3をユーザに通知して、BIOS−ROM3の交換を促し、BIOSの起動の安定性を向上させる。
図6は、本実施形態に係る画像処理装置4に搭載される画像処理装置4の構成を示す図である。なお、図1および図4に示す画像処理装置4と同じ構成には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態に係る画像処理装置4は、図4に示す構成に加え、LED33A、LED33Bを含む。LED33AおよびLED33Bは、それぞれマイコン5と信号線によって接続される。マイコン5は、BIOS−ROM3Aに異常が発生している場合には、LED33Aを点灯させ、BIOS−ROM3Bに異常が発生している場合には、LED33Bを点灯させる。すなわち、図3のフローチャートに従って処理を実行したとき、S305においてNOの場合にLED33Aが、S313においてNOの場合にLED33Bが点灯される。
なお、LED33AおよびLED33Bにbit割り当てをおこなうことによって、ひとつのLEDを用いてBIOS−ROM3AおよびBIOS−ROM3Bに異常が発生しているか否かに応じて点灯させる構成であってもよい。
次に、図7を参照して、本実施形態に係るBIOS−ROM3に異常が発生しているか否かを表示させる処理の流れについて説明する。マイコン5は、不揮発性メモリに記憶されている異常履歴情報を参照し(S701)、どのBIOS−ROM3ごとに異常履歴情報を取得する(S702)。
このとき、マイコン5は、例えば、BIOS−ROM3Aの異常履歴情報が不揮発性メモリに記憶されている場合、LED33Aを点灯させる(S703)。すなわち、マイコン5は、異常履歴情報が不揮発性メモリに記憶されているBIOS−ROM3に対応して点灯するLED33を点灯させる。
その他の実施形態.
CPU1とマイコン5とが、信号線によって通信可能に構成されている場合、CPU1はマイコン5から異常履歴情報を取得し、図8に示すように、異常履歴情報に基づいてBIOS−ROM3の動作状況を示す情報を操作パネル8に表示させる。したがって、CPU1は、画面表示制御部として機能する。
図8は、画像処理装置4を起動させた際に操作パネル8に表示される画面の様子を例示したものである。図8(a)は、BIOSの起動後に、CPU1が画像処理装置4のOSを起動しているときに操作パネル8に表示される画面である。図8(b)は、図8(a)の画面が表示された後に表示される画面であって、BIOS−ROM3の動作状況を示す情報が操作パネル8に表示されている様子を示す。
図8(b)の画面に表示されている「OK」ボタンが操作されると、操作パネル8の画面は、図8(c)に示す画面に遷移する。図8(c)は、CPU1によって画像処理装置4のOSが起動され、画像処理装置4に搭載されているコピーなどの機能が実行可能な状態であるときに、操作パネル8に表示される画面である。
このように、画像処理装置4の基板を確認せずとも、異常履歴情報に基づいてBIOS−ROM3の動作状況を示す情報を操作パネル8に表示する。そのため、BIOS−ROM3の動作状況を確認するために、画像処理装置4の動作を停止させるダウンタイムを設ける必要がなく、画像処理装置4のメンテナンスを行うときなどにBIOS−ROM3の動作状況を示す情報に基づいてBIOS−ROM3の交換を行うことができる。
1 CPU
2 ブートデバイス
3 BIOS−ROM
4 画像処理装置
5 マイコン
6 ASIC
7 メモリ
8 操作パネル
9 LED
10 HDD
14 MUX
15 スイッチ
81 PCU
特開2002−259130号公報

Claims (7)

  1. 基板上のハードウェアに対して順次実行される初期化処理を実行するプログラムを記憶する複数の記憶部と、
    前記プログラムを読み込み、前記プログラムを起動する起動処理を行うプログラム起動部と、
    前記プログラムの取得元となる前記記憶部を選択する選択信号を出力する制御部と、
    前記記憶部から出力された信号を前記プログラム起動部に送信する信号送信部と、
    前記起動処理において異常が発生したか否かを検知する起動検知部と、
    を含み、
    前記制御部は、
    前記起動処理において異常が発生した場合に、前記選択信号を出力し、
    前記信号送信部は、
    前記選択信号に基づいて前記取得元となる前記記憶部を選択し、選択された前記記憶部から出力された信号を前記プログラム起動部に送信することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記起動処理において異常が発生したか否かについての履歴情報を記憶する履歴情報記憶部
    を含み、
    前記制御部は、
    前記履歴情報に基づいて前記選択信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 入力された情報を一時的に記憶する一時記憶部と、
    前記一時記憶部に記憶された情報を前記記憶部に書き込む書込制御部と、
    を含み、
    前記書込制御部は、
    前記選択信号に基づいて選択した前記記憶部に、前記一時記憶部に記憶された情報を書き込むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 情報処理装置の動作状況を示す画面を表示する画面表示制御部
    を含み、
    前記画面表示制御部は、
    前記起動処理において異常が発生した前記記憶部を通知する画面を表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置の動作状況を示す画面を表示する画面表示制御部
    を含み、
    前記画面表示制御部は、
    前記記憶部の動作状況を示す画面を前記履歴情報に基づいて表示することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置を含む画像処理装置。
  7. 基板上のハードウェアに対して順次実行される初期化処理を実行するプログラムを記憶し、
    前記プログラムを読み込み、前記プログラムを起動する起動処理を行い、
    前記起動処理において異常が発生したか否かを検知し、
    前記起動処理において異常が発生した場合に、前記プログラムの取得元となる、前記プログラムを記憶されている記憶部を選択する選択信号を出力し、
    前記選択信号に基づいて前記取得元となる前記記憶部を選択し、選択された前記記憶部から出力された信号を、前記プログラムを起動するプログラム起動部に送信することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
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