JP2019008360A - 情報提供方法、情報提供システム、およびプログラム - Google Patents

情報提供方法、情報提供システム、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019008360A
JP2019008360A JP2017120666A JP2017120666A JP2019008360A JP 2019008360 A JP2019008360 A JP 2019008360A JP 2017120666 A JP2017120666 A JP 2017120666A JP 2017120666 A JP2017120666 A JP 2017120666A JP 2019008360 A JP2019008360 A JP 2019008360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
database
information
cooling
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017120666A
Other languages
English (en)
Inventor
啓太 菊地
Keita Kikuchi
啓太 菊地
真佐男 野仲
Masao Nonaka
真佐男 野仲
千絵子 佐々木
Chieko Sasaki
千絵子 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2017120666A priority Critical patent/JP2019008360A/ja
Publication of JP2019008360A publication Critical patent/JP2019008360A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】冷暖房の必要能力の多少の不足は許容して、省エネ性能の高い空気調和機を提示し、ユーザの空気調和機に対する選択の自由度を高める。【解決手段】ネットワークを介して接続された空気調和機の動作ログを取得し、取得した動作ログから空気調和機が設置された空間の冷房負荷および暖房負荷を算出し、市場で販売されている複数の空気調和の冷房最大能力および暖房最大能力に基づいた、市場で販売されている複数の空気調和の冷房能力不足期間および暖房能力不足期間を算出し、所定の能力不足許容期間および暖房能力不足許容期間を超えない空気調和機をリストアップし、冷房能力不足期間および暖房能力不足期間を含めてユーザに提示する。【選択図】図2

Description

本開示は、情報提供方法および情報提供システムに関するものである。
部屋を冷やす、あるいは暖めるのに必要な空気調和機の性能を知るには、部屋の日射状態、部屋の壁の熱伝導率、および部屋の大きさなどから冷暖房負荷を算出する必要がある。しかし、ユーザが冷暖房負荷を算出することは困難であるため、従来、多くのユーザは空気調和機を設置する部屋の畳数や壁の材質を基に購入する空気調和機の性能を決定していた。そのため、ユーザが、部屋を冷やす、あるいは暖めるのに必要な空気調和機の能力を見誤る場合があった。
このような問題に対応するものとして、特許文献1、2が公知である。
特許文献1は、ユーザが入力した部屋の条件、居住地域の最高気温、最低気温を考慮した空気調和機購入支援システムを開示する。詳細には、特許文献1は、住所氏名や設置する部屋の条件の入力を販売支援サーバが取得し、販売支援サーバが、建物情報サーバから建物データを取得し、気象情報サーバから居住地域の最高気温および最低気温を取得する。そして、販売支援サーバが、取得した居住地域の最高気温および最低気温と、取得した建物データとに基づいて、ユーザの条件を満たす冷暖房能力をシミュレーションし、シミュレーション結果に適合する空気調和機の機種をユーザの端末機に表示する。
特許文献2は、建物の部屋の配置や構造などを考慮した冷暖房器具選定支援システムを開示する。詳細には、特許文献2は、冷暖房機器を設置する建物の環境条件と、部屋の規模と、部屋の間取りに関する情報とを受け付ける。そして、部屋の間取りに関する情報に基づいて補正情報データから補正値を取得し、部屋の規模と補正値とに基づいて部屋の畳数を補正する。そして、補正後の畳数に基づいて環境別能力データから冷暖房の必要能力を取得し、取得した必要能力に基づいて機器情報データから最適機器の機種情報を取得し、選定結果として出力する。
特開2004−252553号公報 特開2011−123617号公報
しかし、上記従来技術は、部屋等の条件に対して必要能力を満たす冷暖房機器しかユーザに提示されないので、冷暖房の必要能力は多少不足するが、省エネ性能の高い空気調和機をユーザに提示することができないという課題があった。
本開示は、このような課題を解決するためのものであり、冷暖房の必要能力の多少の不足は許容して、省エネ性能の高い空気調和機を提示し、ユーザの空気調和機に対する選択の自由度を高めることを目的とする。
本開示の一態様に係る情報提供方法は、ネットワークを介して接続された空気調和機のユーザに対応する情報端末から、前記空気調和機の買換えリクエストを受信し、
第1データベースを用いて生成された第2データベースと、第3データベースとに基づいて、前記情報端末に推奨される購入対象の空気調和機を抽出し、
前記抽出された空気調和機を示す情報を、前記情報端末に表示させ、
前記第1データベースにおいて、前記空気調和機から取得された前記空気調和機の動作ログと、前記動作ログが取得された日時を示すタイムスタンプとが対応付けられ、
前記動作ログは、前記空気調和機の運転モード、前記空気調和機周辺の温度、前記空気調和機の吹出温度、前記空気調和機の風量、を示し、前記運転モードは、少なくとも冷房モードおよび暖房モードを含み、
前記第2データベースにおいて、前記第1データベースを用いて算出された前記空気調和機の冷房負荷または暖房負荷と、対応するタイムスタンプと、対応する運転モードとが対応付けられ、
前記第3データベースにおいて、市場で販売されている1又は複数の空気調和機のそれぞれについて、製品番号と対応する冷房最大能力と対応する暖房最大能力とが対応付けられ、
前記推奨される購入対象の空気調和機は、前記第3データベースに記憶された空気調和機のうち、第1条件および第2条件の少なくとも一方を満たす空気調和機であり、
前記第1条件は、前記第2データベースに示された冷房負荷が前記第3データベースに示された前記空気調和機の冷房最大能力を超える合計期間が所定の許容期間以下という条件であり、
前記第2条件は、前記第2データベースに示された暖房負荷が前記第3データベースに示された前記空気調和機の暖房最大能力を超える合計期間が所定の許容期間以下という条件である。
本開示によれば、冷暖房の必要能力の多少の不足は許容して、省エネ性能の高い空気調和機を提示し、ユーザの空気調和機に対する選択の自由度を高めることができる。
本開示の実施の形態1における情報提供システムを示す全体構成図である。 本開示の実施の形態1におけるサーバの構成を示すブロック図である。 本開示の実施の形態1における空気調和機の構成を示すブロック図である。 本開示の実施の形態1における情報端末の構成を示すブロック図である。 本開示の実施の形態1における動作ログ記憶処理を示すシーケンス図である。 本開示の実施の形態1に係る空気調和機の買替え候補決定処理を示すシーケンス図である。 本開示の実施の形態1における負荷算出処理を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態1における候補リスト作成処理を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態1における動作ログ情報記憶部が記憶する動作ログ情報DBの構成の一例を示す図である。 本開示の実施の形態1における空気調和機情報記憶部が記憶する空気調和機情報DBの構成の一例を示す図である。 本開示の実施の形態1における冷暖房負荷情報記憶部に記憶された冷暖房負荷情報DBの構成の一例を示す図である。 本開示の実施の形態1における冷房能力不足期間の算出処理の一例を示すグラフである。 本開示の実施の形態1における暖房能力不足期間の算出処理の一例を示すグラフである。 本開示の実施の形態1における冷房能力不足期間の算出処理の一例を示すグラフである。 本開示の実施の形態1における暖房能力不足期間の算出処理の一例を示すグラフである。 情報端末において、買替え要求が入力される際に表示される表示画面の一例を示す図である。 本開示に係る情報端末における検索結果表示画面の一例を示す図である。 本開示の実施の形態2における室温変化シミュレーションの処理を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態2における室温低下シミュレーションのシミュレーション結果の一例を示すグラフである。 本発明の実施の形態2における室温上昇シミュレーションのシミュレーション結果の一例を示すグラフである。 本開示の実施の形態2に係る検索結果表示画面の一例を示す図である。 本開示の実施の形態3に係る処理を示すフローチャートである。
(本発明の基礎となった知見)
近年、情報通信技術の発達により、家庭内の機器から種々の情報を取得し、取得した種々の情報を分析して、ユーザに種々のサービスを提供することが可能となっている。そこで、家庭内の空気調和機から種々の情報を取得し、取得した種々の情報をきめ細かく分析して、ユーザの部屋に適した、買換え候補となる空気調和機を提案するサービスが検討されている。
ユーザは、現在所持している空気調和機(現空気調和機)を買い換える場合、現空気調和機と比較して、省エネ性能が高い空気調和機への買い換えを望む。
しかし、省エネ性能だけを重視して空気調和機を買い換えると、空気調和機の能力不足により、部屋が十分に冷えない或いは暖まらないといった問題が発生する可能性が考えられる。
空気調和機の能力不足を回避するためには、その部屋を冷やす或いは暖めるのに必要な空気調和機能力を知る必要がある。
部屋を冷やす或いは暖めるのに必要な空気調和機の必要能力を知るには、「部屋の大きさ」、「壁の熱伝導率」、「日射状態」、および「ドア/窓の解放頻度」などから冷暖房負荷を計算する必要がある。
しかし、ユーザがその計算を実施することは困難であり、多くのユーザは、「設置場所の畳数」および「壁材質(木造/鉄筋)」を目安に空気調和機の必要能力を決定する。そのため、ユーザは空気調和機の必要能力を見誤ることがある。
そこで、空気調和機の能力不足を回避しつつ、省エネ性能の高い空気調和機の提案が望まれる。
上記の特許文献1では、ユーザの居住地域の最高気温および最低気温とユーザの建物データとに基づいて、ユーザの部屋の条件を満たす冷暖房能力がシミュレーションされ、シミュレーション結果に適合する空気調和機の機種がユーザに提示されている。
また、上記の特許文献2では、部屋の規模と、部屋の間取りに関する情報に基づく補正値とから、部屋の畳数を補正し、補正後の畳数に基づいて冷暖房の必要能力を取得し、取得した必要能力に対応する最適な機種がユーザに提示される。
ところで、ユーザによっては、冷暖房の必要能力の多少の不足は許容しつつ、省エネ性能の高い空気調和機の買い換えを望む者もいる。
しかし、特許文献1、2は、いずれも、部屋に応じた冷暖房の必要能力を満たす機種のみがユーザに提示されており、必要能力の多少の不足を許容して、省エネ性能の高い機種をユーザに提示することは行われていない。そのため、特許文献1、2は、いずれも、このようなユーザの要望に応じることはできないという課題がある。
本開示は、このような課題を解決するためのものであり、冷暖房の必要能力の多少の不足は許容して省エネ性能の高い空気調和機を提示し、ユーザの空気調和機に対する選択の自由度を高めるを目的とする。
本開示の一態様に係る情報提供方法は、ネットワークを介して接続された空気調和機のユーザに対応する情報端末から、前記空気調和機の買換えリクエストを受信し、
第1データベースを用いて生成された第2データベースと、第3データベースとに基づいて、前記情報端末に推奨される購入対象の空気調和機を抽出し、
前記抽出された空気調和機を示す情報を、前記情報端末に表示させ、
前記第1データベースにおいて、前記空気調和機から取得された前記空気調和機の動作ログと、前記動作ログが取得された日時を示すタイムスタンプとが対応付けられ、
前記動作ログは、前記空気調和機の運転モード、前記空気調和機周辺の温度、前記空気調和機の吹出温度、前記空気調和機の風量、を示し、前記運転モードは、少なくとも冷房モードおよび暖房モードを含み、
前記第2データベースにおいて、前記第1データベースを用いて算出された前記空気調和機の冷房負荷または暖房負荷と、対応するタイムスタンプと、対応する運転モードとが対応付けられ、
前記第3データベースにおいて、市場で販売されている1又は複数の空気調和機のそれぞれについて、製品番号と対応する冷房最大能力と対応する暖房最大能力とが対応付けられ、
前記推奨される購入対象の空気調和機は、前記第3データベースに記憶された空気調和機のうち、第1条件および第2条件の少なくとも一方を満たす空気調和機であり、
前記第1条件は、前記第2データベースに示された冷房負荷が前記第3データベースに示された前記空気調和機の冷房最大能力を超える合計期間が所定の許容期間以下という条件であり、
前記第2条件は、前記第2データベースに示された暖房負荷が前記第3データベースに示された前記空気調和機の暖房最大能力を超える合計期間が所定の許容期間以下という条件である。
本態様は、冷房最大能力が冷房負荷未満となる期間を持つ空気調和機であっても、その合計期間が許容期間内であれば、第1条件を満たすとしてユーザに提示される。また、本態様は、暖房最大能力が暖房負荷未満となる期間を持つ空気調和機であっても、その合計期間が許容期間内であれば、第2条件を満たすとしてユーザに提示される。
このように、本態様では、能力を満たす空気調和機のみならず、ある程度能力が不足する空気調和機も、推奨される購入対象の空気調和機としてユーザに提示されるので、冷暖房の必要能力の多少の不足は許容して、省エネ性能の高い空気調和機を提示できる。その結果、ユーザの空気調和機に対する選択の自由度を高めることができる。
更に、本態様では、第1条件および第2条件の少なくとも一方を満たす空気調和機がユーザに提示されるので、冷房能力のみを重視するユーザや暖房能力のみを重視するユーザの空気調和機に対する選択の自由度を高めることができる。
上記態様において、前記第3データベースは、前記製品番号に対応する価格が更に対応付けられ、
前記情報端末に表示される前記抽出された空気調和機を示す情報は、前記製品番号、前記冷房最大能力、前記暖房最大能力、および価格の少なくとも1つを含んでもよい。
本態様によれば、製品番号、冷房最大能力、暖房最大能力、および価格の少なくとも1つが空気調和機を示す情報として情報端末に表示されるので、ユーザは、購入対象となる空気調和機の選択が容易になる。
上記態様において、前記第3データベースは、前記製品番号に対応する価格が更に対応付けられ、
前記推奨される購入対象の空気調和機は、前記第1および第2条件に加えて、更に所定の価格条件を満たす空気調和機であってもよい。
本態様によれば、第1および第2条件に加えて、更に所定の価格条件を満たす空気調和機がユーザに提示されるので、ユーザは価格を考慮に入れて購入対象となる空気調和機を選択することが可能となる。
上記態様において、前記動作ログは、前記空気調和機の設定温度を更に含み、
前記第1データベースから取得した前記空気調和機周辺の温度の最大値および前記設定温度の最小値と、前記第2データベースから取得した前記空気調和機の冷房負荷の最大値と、前記第3データベースから取得した冷房最大能力とに基づいて、前記第1条件および前記第2条件の少なくとも一方を満たす各空気調和機について室温低下シミュレーションを実行し、
前記推奨される購入対象の空気調和機は、前記室温低下シミュレーションによるシミュレーション結果が所定の第3条件を満たす空気調和機であってもよい。
本態様によれば、第1および第2条件に加えて、更に室温低下シミュレーションのシミュレーション結果が所定の第3条件を満たす空気調和機がユーザに提示されるので、温度低下能力がある程度の条件を満たす空気調和機をユーザに提示できる。
上記態様において、前記動作ログは、前記空気調和機の設定温度を更に含み、
前記第1データベースから取得した前記空気調和機周辺の温度の最小値および前記設定温度の最大値と、前記第2データベースから取得した前記空気調和機の暖房負荷の最大値と、前記第3データベースから取得した各空気調和機の暖房最大能力とに基づいて、前記第1条件および前記第2条件の少なくとも一方を満たす各空気調和機について室温上昇シミュレーションを実行し、
前記推奨される購入対象の空気調和機は、前記室温上昇シミュレーションによるシミュレーション結果が所定の第4条件を満たす空気調和機であってもよい。
本態様によれば、第1および第2条件に加えて、更に室温上昇シミュレーションのシミュレーション結果が所定の第4条件を満たす空気調和機がユーザに提示されるので、温度上昇能力がある程度の条件を満たす空気調和機をユーザに提示できる。
上記態様において、前記推奨される購入対象の空気調和機の前記シミュレーション結果を前記情報端末に表示させてもよい。
本態様によれば、空気調和機の温度低下シミュレーション又は温度上昇シミュレーションのシミュレーション結果がユーザに提示されるので、ユーザはこのシミュレーション結果を考慮に入れて空気調和機を選択することができる。
上記態様において、前記動作ログは、更に外気温を含み、
前記第1条件および前記第2条件の少なくとも一方を満たす各空気調和機について、前記冷房負荷が前記冷房最大能力を超える第1日に対して、外気温と室温との温度差が前記第1日より大きいにも拘わらず前記冷房負荷が前記冷房最大能力未満の第2日があるか否かを探索し、前記第2日を検出した場合、当該空気調和機は室内で生じる熱により能力不足になる可能性があると判定し、前記第2日を検出しなかった場合、当該空気調和機は室外から侵入する熱により能力不足になる可能性があると判定し、判定結果を前記情報端末に表示させてもよい。
本態様によれば、冷房負荷が冷房最大能力を超える原因が室内で生じる熱にあるのか、室外から侵入する熱にあるのかが判定され、判定結果がユーザに提示されるので、ユーザに対して空気調和機の更なる選択材料を提示できる。
なお、以下で説明する実施の形態1は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態1における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また全ての実施の形態において、各々の内容を組み合わせることもできる。
また、上述した情報提供方法は、情報提供システムとして構成することも可能であり、各ステップをコンピュータに実行されるプログラムとして構成することも可能である。この場合、プログラムは非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1における情報提供システムを示す全体構成図である。本情報提供システムは、ネットワークを介して接続された空気調和機のユーザに対応する情報端末から、空気調和機の買換えリクエストを受信した場合、ユーザの空気調和機の設置環境から推奨される空気調和機をユーザに提示するシステムである。
図1に示す情報提供システムは、サーバ100、空気調和機300、および情報端末400を含む。ここで、サーバ100、空気調和機300、情報端末400は、それぞれネットワークを介して接続されている。このときの接続は、WiFi、Bluetooth(登録商標)、エコーネット、エコーネットライトなどの無線接続であってもよいし、イーサネット(登録商標)などの有線接続であってもよく、必要な情報が通信可能であれば、どのような接続を用いてもよい。また、ネットワークとしては、インターネット等の広域ネットワークが採用されてもよい。
空気調和機300は、ネットワークに接続可能な通信機能を備える空気調和機である。また、空気調和機300は、ユーザの家屋200に設置されている。
情報端末400は、スマートフォン、タブレット端末など、ネットワークに接続可能な情報端末であればどのような情報端末が採用されてもよい。さらに、情報端末400は、ディスプレイなどの表示装置を備えていることが望ましい。また、本開示において、情報端末400は、空気調和機300の所有するユーザが使用することを想定しており、専用品の情報端末であってもよいし、汎用品の情報端末に専用のアプリケーションをインストールしたものであってもよい。
サーバ100は、例えば、1又は複数のコンピュータから構成されるクラウドサーバである。
図2は、本開示の実施の形態1におけるサーバ100の構成を示すブロック図である。サーバ100は、動作ログ情報記憶部101、空気調和機情報記憶部102、冷暖房負荷情報記憶部103、制御部104、および通信部105を備える。ここで、制御部104は、例えば、FPGAやCPU等のプロセッサで構成され、通信部105は、サーバ100をネットワークに接続する通信装置で構成される。また、動作ログ情報記憶部101、空気調和機情報記憶部102、および冷暖房負荷情報記憶部103は、メモリで構成される。
動作ログ情報記憶部101は、動作ログ情報DB(データベース)600(図9)を記憶する。動作ログ情報DB600は、空気調和機300の動作ログ情報を記憶する。動作ログ情報は、空気調和機300の識別情報、動作ログ情報を取得した日時を示すタイムスタンプ、運転モード、室温、吹出温度、風量、および設定温度等の情報を含む。運転モードは、「冷房」、「暖房」、「停止」等の空気調和機300の運転モードである。室温、吹出温度、および風量は、空気調和機300が備えるセンサ306により検出される。
空気調和機情報記憶部102は、空気調和機情報DB700(図10)を記憶する。空気調和機情報DB700は、市場で販売されている空気調和機の製品番号、市場で販売されている空気調和機の冷房最大能力、市場で販売されている空気調和機の暖房最大能力、および市場で販売されている空気調和機の価格など、市場で販売されている空気調和機に関する情報を記憶する。
冷暖房負荷情報記憶部103は、冷暖房負荷情報DB800(図11)を記憶する。冷暖房負荷情報DB800は、空気調和機300の識別情報、空気調和機300の動作ログ情報を取得した日時を示すタイムスタンプ、空気調和機300の運転モード、空気調和機300の設置された空間の冷房負荷、および空気調和機300の設置された空間の暖房負荷などの冷暖房負荷情報を記憶する。
制御部104は、抽出部114、および表示処理部124を備える。抽出部114は、通信部105より取得した動作ログ情報DB600へ記憶させる。また、抽出部114は、空気調和機情報DB700(図10)に記憶された空気調和機のそれぞれについて、冷房能力不足期間と暖房能力不足期間とを算出する。そして、抽出部114は、空気調和機情報DB700に記憶された空気調和機のうち、冷房能力不足期間が所定の冷房能力不足許容期間以下かつ暖房能力不足期間が所定の暖房能力不足許容期間以下の空気調和機を推奨される購入対象の空気調和機として抽出リストに記憶させ、候補リストを生成する。
抽出部114は、通信部105を介して情報端末400から、買換え要求を取得すると、動作ログ情報DB600の情報に基づいて冷暖房負荷を算出する負荷算出処理S200および、冷暖房負荷情報DB800の情報に基づいて候補リストを生成する候補リスト作成処理S300を実行する。負荷算出処理S200および候補リスト作成処理S300の詳細は後述する。
表示処理部124は、抽出部114によって生成された候補リストを、通信部105を介して、情報端末400へ送信し、抽出部114により抽出された空気調和機を示す検索結果表示画面を情報端末400に表示させる。
通信部105は、例えば、サーバ100をネットワークに接続させる通信装置で構成され、ネットワークを介して、空気調和機300および情報端末400との通信を実行する。通信部105は、動作ログ情報および買換え要求を受信し、制御部104へ出力する。通信部105は、制御部104より候補リストなど、検索結果表示画面の生成に必要な情報を取得し、情報端末400へ送信する。
図3は、本開示の実施の形態1における空気調和機300の構成を示すブロック図である。空気調和機300は、操作指示受信部301、通信部302、運転制御部303、メモリ304、動作ログ取得部305、およびセンサ306を備える。
操作指示受信部301は、ユーザの操作を入力指示として受け付け、運転制御部303への入力指示を行う。操作指示受信部301は、ユーザの操作に応じて、運転制御部303へ入力指示を出力する。ユーザの操作内容には、例えば、空気調和機300に対する、電源のON/OFFの切り替え、運転モードの切り替え、および設定パラメータの変更、などが含まれる。また、このときのユーザの操作手段は、例えば、リモコン、タッチパネル、および音声など、どのような操作手段が用いられてもよい。操作手段がリモコンであれば、操作指示受信部301は、例えば、リモコンからの信号を受信する通信装置で構成される。例えば、操作手段がタッチパネルであれば、操作指示受信部301は、例えば、タッチパネルで構成される。操作手段が音声であれば、操作指示受信部301は、例えば、マイクおよび音声認識プロセッサで構成される。
通信部302は、ネットワークを介して、サーバ100との通信を実行する。通信部302は、メモリ304に蓄積された空気調和機300の動作履歴を表す動作ログ情報を取得し、取得した動作ログ情報をサーバ100へ送信する。
運転制御部303は、空気調和機300に対する運転制御を実行する。運転制御部303は、操作指示受信部301から、ユーザの操作に応じた入力指示を取得し、入力指示に対応した動作を空気調和機300に実行させる。また、運転制御部303は、動作ログ取得部305から、空気調和機300の動作ログ情報を取得し、動作ログの示す空気調和機300の状態に応じた動作を、空気調和機300に実行させてもよい。
メモリ304は、動作ログ取得部305の管理の下、動作ログ情報を蓄積する。メモリ304は、例えば、HDD、RAMなど、補助記憶装置によって構成される。
動作ログ取得部305は、メモリ304に記憶された動作ログ情報を、通信部302を介してサーバ100に送信させる。本実施の形態では、動作ログ情報は例えば一定の時間間隔(例えば30秒)でサーバ100に送信される。動作ログ取得部305は、運転制御部303による空気調和機に対する運転制御の内容と、運転制御の実行時において、センサ306が検出した種々の検出情報とを対応付けることで、空気調和機300の動作履歴を示す動作ログ情報を生成し、メモリ304に記憶させる。なお、動作ログ情報は、例えば、空気調和機300の識別情報、空気調和機300の運転モードを示す運転モード情報、ユーザの操作による入力を示すユーザ設定情報、およびセンサ306が検出した検出情報等が含まれる。
ここで、空気調和機300の識別情報は、例えば、メモリ304に事前に記憶れている。運転モード情報は、例えば、操作指示受信部301が受信した運転モードを設定するユーザからの入力指示にしたがって操作指示受信部301により生成され、運転制御部303を介して動作ログ取得部305に取得される。
ユーザ設定情報は、例えば、操作指示受信部301が受信したユーザからの入力指示にしたがって操作指示受信部301により生成され、運転制御部303を介して動作ログ取得部305に取得される。ユーザ設定情報としては、例えば、空気調和機300の設定温度などが含まれる。
検出情報としては、例えば、空気調和機300が設置された室内の室温、空気調和機300の吹出口の温度である吹出温度、および空気調和機300の吹出口の風量が含まれる。なお、検出情報としては、空気調和機300内の電気回路に流れる電流値が含まれてもよい。
センサ306は、室温を検出する温度センサ、吹出温度を検出する温度センサ、および吹出口の風量を検出する風量センサ、室外機に備え付けられた外気温を検出する温度センサなどが含まれる。なお、センサ306としては、空気調和機300内の電気回路に流れる電流値を検出する電流センサが含まれてもよい。
図4は、本開示の実施の形態1における情報端末400の構成を示すブロック図である。情報端末400は、表示部401、入力部402、制御部403、および通信部404を備える。
表示部401は、各種情報を表示する。具体的には、表示部401は、制御部403から出力された映像信号にしたがって検索結果表示画面などを表示する。検索結果表示画面については後述する。表示部401は、例えば、ディスプレイ、プロジェクタなどで構成される。但し、これらは一例であり、表示部401は各種情報が表示可能な装置であればどのような装置で構成されてもよい。
入力部402は、ユーザの操作を入力指示として受け付け、制御部403へ送信する。ユーザとしては、空気調和機300の所有者、および空気調和機300を修理するサービスマンなどが含まれる。ユーザの入力指示には、例えば、空気調和機300の買換え要求などが含まれる。入力部402は、例えば、リモコン、タッチパネル、音声入力装置、キーボードなどの入力装置で構成される。但し、これらは一例であり、ユーザの入力指示が受け付け可能であれば、どのような装置で構成されてもよい。また、表示部401および入力部402は、例えば、タッチディスプレイとして、一体的に構成されていてもよい。
制御部403は、例えば、CPU等のプロセッサで構成され、通信部404より候補リストなどを取得し、取得した候補リストに基づいて検索結果表示画面を生成し、生成した検索結果表示画面を表示部401に表示させる。また、制御部403は、入力部402から、ユーザの操作に応じた入力指示を受信し、入力指示に対応した制御を行う。
通信部404は、例えば、情報端末400をネットワークに接続させる通信装置で構成され、ネットワークを介して、サーバ100との通信を実行する。通信部404は、サーバ100より候補リストなどを取得し、取得した候補リストを制御部403へ出力する。通信部404は、制御部403より買換え要求を取得し、サーバ100へ送信する。
以下、図を用いて本実施の形態1に係る処理について具体的に説明する。
図5は、本開示の実施の形態1における動作ログ記憶処理を示すシーケンス図である。空気調和機300において、動作ログ取得部305は、一定の周期(例えば30秒)でメモリ304から動作ログ情報を読み出して通信部302を介してサーバ100へ送信する。サーバ100において、通信部105が動作ログ情報を受信すると、制御部104は、動作ログ情報を動作ログ情報記憶部101に格納する動作ログ記憶処理S100を実行する。これにより、動作ログ情報が一定の周期で動作ログ情報DB600に蓄積される。
図6は、本開示の実施の形態1に係る空気調和機の買替え候補決定処理を示すシーケンス図である。情報端末400は、ユーザの入力に応じて、買換え要求をサーバ100へ送信する。
サーバ100において、通信部105が情報端末400から送信された買換え要求を受信すると、抽出部114は、動作ログ情報記憶部101に記憶された動作ログ情報に基づいて冷暖房負荷情報を算出する負荷算出処理S200を実行する。次に、抽出部114は、冷暖房負荷情報記憶部103に記憶された冷暖房負荷に基づいて候補リストを生成する候補リスト作成処理S300を実行する。負荷算出処理S200および候補リスト作成処理S300の詳細については、後述する。
次に、サーバ100において、表示処理部124は、候補リスト作成処理S300によって生成された候補リストを、通信部105を介して情報端末400へ送信する。このとき、表示処理部124は、検索結果表示画面の生成に必要な情報が他にあれば、動作ログ情報記憶部101、空気調和機情報記憶部102、および冷暖房負荷情報記憶部103に記憶された必要な情報を通信部105を介して情報端末400へ送信してもよい。
情報端末400において、通信部404が候補リストを受信すると、制御部403は、受信された候補リストに基づいて検索結果表示画面を生成し、表示部401に表示させる候補表示処理S400を実行する。
検索結果表示画面では、空気調和機300が設置された空間に適した空気調和機300の候補が表示されている。このとき、空気調和機300の候補は、1つだけ表示されていてもよいし、複数表示されていてもよい。なお、空気調和機300が設置された空間に適した空気調和機300の候補が存在しない場合には、検索結果として「該当無し」が表示されてもよい。
図7は、本開示の実施の形態1における負荷算出処理S200を示すフローチャートである。
負荷算出処理S200は、サーバ100において、通信部105が情報端末400から買換え要求を受信すると開始される。
ステップS201では、抽出部114は、動作ログ情報記憶部101に記憶された家屋200に設置された空気調和機300の動作ログ情報から、任意の時刻の動作ログ情報(対象動作ログ情報)を取得する。この空気調和機300は買換え対象となる空気調和機である。以下、買換え対象となる空気調和機には300の符号を付し、空気調和機情報DB700に記憶された空気調和機と区別する。
ステップS202では、抽出部114は、ステップS201で取得した対象動作ログ情報に含まれる運転モードに基づいて、対象動作ログ情報のタイムスタンプが示す対象時刻において空気調和機300が冷房運転していたか否かを判定する。対象時刻において空気調和機300が冷房運転していた場合(ステップS202のYES)、処理はステップS204に進み、対象時刻において空気調和機300が冷房運転をしていなかった場合(ステップS202のNO)、処理はステップS203に進む。
ステップS203では、抽出部114は、対象動作ログ情報に含まれる運転モードに基づいて、対象時刻において空気調和機300が暖房運転していたか否かを判定する。
対象時刻において空気調和機300が暖房運転をしていた場合(ステップS203のYES)、処理はステップS205に進み、対象時刻において空気調和機300が暖房運転をしていなかった場合(ステップS203のNO)、処理はステップS207に進む。
ステップS204では、抽出部114は、対象動作ログ情報および対象時刻の次時刻の動作ログ情報のそれぞれに含まれるに室温、吹出温度、および風量に基づいて、空気調和機300が設置された空間における対象時刻の冷房負荷を算出する。
空気調和機300が設置された空間における対象時刻の冷房負荷は、例えば、式(1)によって算出される。
Figure 2019008360
上記式(1)、式(2)の算出方法については、後述する。なお、式(2)のnは、冷房負荷および暖房負荷の算出に用いられた動作ログ情報の個数である。
S205では、抽出部114は、対象動作ログ情報および対象時刻の次時刻の動作ログ情報のそれぞれに含まれる室温、吹出温度、および風量に基づいて、空気調和機300が設置された空間における対象時刻の暖房負荷を算出する。
空気調和機300が設置された空間における対象時刻の暖房負荷は、例えば、式(3)によって算出される。
Figure 2019008360
上記式(3)の算出方法については、後述する。
ステップS206では、抽出部114は、対象動作ログ情報に含まれる空気調和機300の識別情報と、運転モードと、タイムスタンプと、ステップS204で算出した冷房負荷またはステップS205で算出した暖房負荷とを対応付けて冷暖房負荷情報DB800に記憶する。
ステップS207では、抽出部114は、空気調和機300の全ての動作ログについて、ステップS201の処理を実行したかを判定する。空気調和機300の全ての動作ログ情報について、ステップS201を実行した場合(ステップS207のYES)、抽出部114は、負荷算出処理S200を終了する。一方、空気調和機300の全ての動作ログ情報について、ステップS201の処理を実行していない場合(ステップS207のNO)、処理はステップS201に戻る。
図8は、本開示の実施の形態1における候補リスト作成処理S300を示すフローチャートである。
候補リスト作成処理S300は、負荷算出処理S200が終了すると開始される。
ステップS301では、抽出部114は、冷暖房負荷情報DB800に記憶された空気調和機300の全ての冷暖房負荷情報を取得する。
ステップS302では、抽出部114は、空気調和機情報DB700から比較対象となる1つの空気調和機である対象空気調和機の空気調和機情報を取得する。
ステップS303では、抽出部114は、ステップS301で取得した冷暖房負荷情報において、運転モードが冷房の冷暖房負荷情報が示す冷房負荷のそれぞれと、対象空気調和機情報の冷房最大能力とを比較することで、対象空気調和機の冷房能力が不足する冷房能力不足期間を算出する。冷房能力不足期間は、例えば、空気調和機300の運転モードが冷房である期間のうち、冷房負荷が対象空気調和機の冷房最大能力を超えた期間の合計であってもよい。或いは、冷房能力不足期間は、空気調和機300の運転モードが冷房である期間のうち、冷房負荷が対象空気調和機の冷房最大能力を超えたた期間の割合であってもよい。
ステップS304では、抽出部114は、ステップS301で取得した冷暖房負荷情報において、運転モードが暖房の冷暖房負荷情報が示す暖房負荷のそれぞれと、ステップS302で取得した空気調和機情報の暖房最大能力とを比較することで、対象空気調和機の暖房能力が不足する暖房能力不足期間を算出する。暖房能力不足期間は、例えば、空気調和機300の運転モードが暖房である期間のうち、暖房負荷が対象空気調和機の暖房最大能力を超えた期間の合計であってもよい。或いは、暖房能力不足期間は、空気調和機300の運転モードが暖房である期間のうち、暖房負荷が対象空気調和機の暖房最大能力を超えた期間の割合であってもよい。
ステップS305では、抽出部114は、ステップS303で算出した冷房能力不足期間と、ステップS304で算出した暖房能力不足期間とにおいて、冷房能力不足期間が0かつ暖房能力不足期間が0であるか否かを判定する。冷房能力不足期間が0かつ暖房能力不足期間が0である場合(ステップS305のYES)、処理はステップS306に進む。一方、冷房能力不足期間が0または暖房能力不足期間が0でなければ(ステップS305のNO)、処理はステップS309に進む。
ステップS306では、抽出部114は、候補リストにおいて、冷房能力不足期間および暖房能力不足期間が共に0である空気調和機が記憶されているか否かを判定する。冷房能力不足期間および暖房能力不足期間が共に0である空気調和機が候補リスト内に記憶されている場合(ステップS306のYES)、処理はステップS307に進む。一方、冷房能力不足期間および暖房能力不足期間が共に0である空気調和機が候補リスト内に記憶されていない場合(ステップS306のNO)、処理はステップS311に進む。
ステップS307では、抽出部114は、対象空気調和機の冷房最大能力が、候補リストに記憶された冷房能力不足期間および暖房能力不足期間が共に0である空気調和機の冷房最大能力より低いか否かを判定する。対象空気調和機の冷房最大能力が候補リストに記憶された冷房能力不足期間および暖房能力不足期間が共に0である空気調和機の冷房最大能力より低い場合(ステップS307のYES)、処理はステップS308に進む。一方、対象空気調和機の冷房最大能力が、候補リストに記憶された冷房能力不足期間および暖房能力不足期間が共に0である空気調和機の冷房最大能力より高い場合(ステップS307のNO)、処理はステップS312に進む。なお、ここでは、対象空気調和機と、候補リストに記憶された冷房能力不足期間および暖房能力不足期間が共に0である空気調和機との能力の比較は、冷房最大能力が用いられたが、本開示はこれに限定されず、暖房最大能力または価格が用いられても良い。或いは、対象空気調和機と、候補リストに記憶された冷房能力不足期間および暖房能力不足期間が共に0である空気調和機と、の能力の比較は、冷房最大能力、暖房最大能力、および価格の少なくとも2つの組み合わせが採用されてもよい。
ステップS308では、抽出部114は、候補リストから冷房能力不足期間および暖房能力不足期間が共に0である空気調和機を削除し、対象空気調和機を候補リストに新たに記憶させる。候補リストへの記憶内容としては、対象空気調和機の製品番号、冷房最大能力、暖房最大能力、価格、冷房能力不足期間、および暖房能力不足期間などが含まれる。
ステップS309では、抽出部114は、ステップS303で算出された対象空気調和機の冷房能力不足期間が所定の冷房能力不足許容期間(許容期間の一例)以下であるかを判定する。冷房能力不足期間が所定の冷房能力不足許容期間以下である場合(ステップS309のYES)、処理はステップS310に進む。一方、冷房能力不足期間が所定の冷房能力不足許容期間を超えている場合(ステップS309のNO)、処理はステップS312に進む。
ステップS310では、抽出部114は、ステップS304で算出された対象空気調和機の暖房能力不足期間が所定の暖房能力不足許容期間(許容期間の一例)以下であるかを判定する。暖房能力不足期間が所定の暖房能力不足許容期間以下である場合(ステップS310のYES)、処理はステップS311に進む。一方、暖房能力不足期間が所定の暖房能力不足許容期間を超えている場合(ステップS310のNO)、処理はステップS312に進む。
なお、冷房能力不足許容期間および暖房能力不足許容期間は、それぞれ、省エネ性能の高い空気調和機が提示されるように予め定められた値が採用される。また、両許容期間は同じ長さであってもよいし、異なる長さであってもよい。
ステップS311では、抽出部114は、対象空気調和機を候補リストに記憶させる。候補リストへの記憶内容としては、対象空気調和機の製品番号、冷房最大能力、暖房最大能力、価格、ステップS303で算出された冷房能力不足期間、およびステップS304で算出された暖房能力不足期間などが含まれる。
ステップS312では、抽出部114は、空気調和機情報記憶部102に記憶された全空気調和機について、ステップS302の処理を実行したか否かを判定する。空気調和機情報記憶部102に格納された全空気調和機について、ステップS302の処理が実行された場合(ステップS312のYES)、抽出部114は、候補リスト作成処理S300を終了する。一方、空気調和機情報記憶部102に格納された全空気調和機について、ステップS302の処理を実行していない場合(ステップS312のNO)、処理はステップS302に戻る。
なお、ステップS305に示す冷房能力不足期間=0かつ暖房能力不足期間=0である条件と、ステップS309に示す冷房能力不足期間が冷房能力不足期間以下である条件と、ステップS310に示す暖房能力不足期間が暖房能力不足許容期間以下である条件とは、第1条件、第2条件の一例である。
図9は、本開示の実施の形態1における動作ログ情報記憶部101が記憶する動作ログ情報DB(データベース)600の構成の一例を示す図である。動作ログ情報DB600は、1つのレコードに1つの動作ログ情報が割り当てられたデータベースであり、「空気調和機ID」フィールド、「タイムスタンプ」フィールド、「運転モード」フィールド、「室温」フィールド、「吹出温度」フィールド、「風量」フィールド、および「設定温度」フィールドを備える。
「空気調和機ID」フィールドには、空気調和機300の識別情報が記憶されている。空気調和機300の識別情報は、空気調和機IDおよび製造番号など、空気調和機300が識別可能な情報であればどのような情報が採用されてもよい。図9の例では、「空気調和機ID」フィールドには、空気調和機300の識別情報としてアルファベット「a」が記憶されている。
「タイムスタンプ」フィールドには、空気調和機300の動作ログ情報を取得した日時が格納されている。「タイムスタンプ」フィールドには、日時を示す文字列またはシリアル値など、日時を示す情報であればどのような情報が記憶されていてもよい。図9の例では、「タイムスタンプ」フィールドの1行目には、動作ログ情報を取得した日時の文字列を示す「2016−12−22 15:28:30」という情報が格納されている。
「運転モード」フィールドには、空気調和機300に設定されている運転モードを示す情報が格納されている。運転モードには、例えば、空気調和機300が冷房モードで運転していることを示す「冷房」、空気調和機300が暖房モードで運転していることを示す「暖房」、および空気調和機300が運転を停止していることを示す「停止」がある。図9の例では、「運転モード」フィールドの1行目には、「冷房」という情報が記憶されている。また、図9の例では、「運転モード」フィールドの5行目には、「停止」という情報が記憶されている。また、図9の例では、「運転モード」フィールドの7行目には、「暖房」という情報が記憶されている。
「室温」フィールドには、空気調和機300が設置されている空間の温度が記憶されている。図9の例では、「室温」フィールドの1行目には、空気調和機300のセンサ306(室温センサ)が検出した室温を示す「25」という情報が記憶されている。この情報は、空気調和機300の設置された空間の室温が、25度であったことを示している。また、図9の例では、「室温」フィールドの5行目には、空気調和機300の設置された空間の室温が取得できなかったことを示す「−」という情報が記憶されている。
「吹出温度」フィールドには、空気調和機300の吹出口の温度が記憶されている。図9の例では、「吹出温度」フィールドの1行目には、空気調和機300のセンサ306が検出した吹出温度を示す「17」という情報が記憶されている。この情報は、空気調和機300の吹出温度が、17度であったことを示している。また、図9の例では、「吹出温度」フィールドの5行目には、空気調和機300の吹出温度が取得できなかったことを示す「−」という情報が記憶されている。
「風量」フィールドには、空気調和機300の吹出口の風量が記憶されている。図9の例では、「風量」フィールドの1行目には、空気調和機300のセンサ306が検出した風量である「0.5」という情報が記憶されている。この情報は、空気調和機300の吹出口から吹き出される風の風量が、0.5m/hであったことを示している。また、図9の例では、「風量」フィールドの5行目には、空気調和機300の風量が取得できなかったことを示す「−」という情報が記憶されている。
図9の例では、「設定温度」フィールドの1行目には、空気調和機300に対してユーザが設定した温度を示す「20」という情報が記憶されている。この情報は、空気調和機300の設定温度が、20度であったことを示している。また、図9の例では、「設定温度」フィールドの5行目には、空気調和機300の設定温度が取得できなかったことを示す「−」という情報が記憶されている。
動作ログ情報は図9に示す項目に限定されない。動作ログ情報として図9に例示した項目とは異なる項目が存在するのであれば、動作ログ情報はその項目を含めればよい。この場合、動作ログ情報DB600のフィールド数を項目数に応じて増やせばよい。動作ログ情報の項目は、空気調和機300の種類によって変化する。例えば、空気調和機300の種類ごとに、異なる動作ログ情報の項目が存在するのであれば、動作ログ情報DB600は、種類別に動作ログ情報の項目を記憶すればよい。
図10は、本開示の実施の形態1における空気調和機情報記憶部102が記憶する空気調和機情報DB700の構成の一例を示す図である。空気調和機情報DB700は、1つのレコードに1つの空気調和機情報が割り当てられたデータベースであり、「空気調和機製品番号」フィールド、「冷房最大能力」フィールド、「暖房最大能力」フィールド、および「価格」フィールドを備える。
「空気調和機製品番号」フィールドには、空気調和機の種類を示す情報が記憶されている。「空気調和機製品番号」フィールドに記憶されている情報は、空気調和機の製造番号または製品名など、空気調和機の種類を示す情報であればどのような情報が採用されてもよい。図10の例では、「空気調和機製品番号」フィールドの1行目には、空気調和機製品番号を示す「25AA」という情報が記憶されている。
「冷房最大能力」フィールドには、空気調和機の冷房最大能力が記憶されている。図10の例では、「冷房最大能力」フィールドの1行目には、空気調和機の冷房最大能力が3.5kWであることを示す、「3.5」という情報が記憶されている。
「暖房最大能力」フィールドには、空気調和機の暖房最大能力が記憶されている。図10の例では、「暖房最大能力」フィールドの1行目には、空気調和機の暖房最大能力が6.2kWであることを示す、「6.2」という情報が格納されている。
「価格」フィールドには、空気調和機の価格を示す情報が記憶されている。「価格」フィールドに格納される情報は、空気調和機の標準販売価格、最低販売価格、または最高販売価格など、空気調和機の販売価格を示す情報であればどのような情報が採用されてもよい。図10の例では、「価格」フィールドの1行目には、空気調和機の標準販売価格が70000円であることを示す、「70,000」という情報が記憶されている。
なお、空気調和機情報を構成する項目が他にも存在する場合、空気調和機情報DB700は項目に応じてフィールド数を増やせばよい。空気調和機情報を構成する項目は、図14Bに示す検索結果表示画面に表示させる項目によって変化する。
図11は、本開示の実施の形態1における冷暖房負荷情報記憶部103に記憶された冷暖房負荷情報DB800の構成の一例を示す図である。冷暖房負荷情報DB800は、1つのレコードに1つの冷暖房負荷情報が割り当てられたデータベースであり、「空気調和機ID」フィールド、「タイムスタンプ」フィールド、「運転モード」フィールド、「冷房負荷」フィールド、および「暖房負荷」フィールドを備える。
「空気調和機ID」フィールドには、空気調和機300の識別情報が記憶されている。「空気調和機ID」フィールドに記憶されている情報は、空気調和機IDまたは製造番号など、空気調和機300を識別可能な情報であればどのような情報が採用されてもよい。図11の例では、「空気調和機ID」フィールドには、空気調和機300の識別情報として、アルファベット「a」が記憶されている。
「タイムスタンプ」フィールドには、算出された冷暖房負荷に対応する動作ログ情報を取得した日時が記憶されている。「タイムスタンプ」フィールドに記憶されている情報は、日時を示す文字列またはシリアル値など、日時を示す情報であればどのような情報が採用されもよい。図11の例では、「日付」フィールドの1行目に、動作ログ情報を取得した日時の文字列を示す「2016−12−22 15:28:30」という情報が記憶されている。
「運転モード」フィールドには、空気調和機300に設定されている運転モードを示す情報が格納されている。図11の例では、「運転モード」フィールドの1行目には、空気調和機300が冷房モードで運転していることを示す「冷房」という情報が記憶されている。また、図11の例では、「運転モード」フィールドの5行目には、空気調和機300が暖房モードで運転していることを示す「暖房」という情報が記憶されている。
「冷房負荷」フィールドには、空気調和機300の設置された空間の冷房負荷が格納されている。図11の例では、「冷房負荷」フィールドの1行目には、空気調和機300の設置された空間の冷房負荷が3.6kWであることを示す、「3.6」という情報が記憶されている。また、図11の例では、「冷房負荷」フィールドの5行目には、冷房負荷が算出できなかったことを示す、「−」という情報が記憶されている。
「暖房負荷」フィールドには、空気調和機300の設置された空間の暖房負荷が格納されている。図11の例では、「暖房負荷」フィールドの1行目には、暖房負荷が算出できなかったことを示す、「−」という情報が記憶されている。また、図11の例では、「暖房負荷」フィールドの5行目には、空気調和機300の設置された空間の暖房負荷が4.8kWであることを示す、「4.8」という情報が格納されている。
以下、空気調和機300が、サーバ100へ動作ログ情報を送信した際の、具体的な処理について説明する。
空気調和機IDがaを示す空気調和機300が、2016年12月22日15時28分30秒に、運転モード、室温、吹出温度、風量がそれぞれ、「冷房」、「25」、「17」、「0.5」を示す動作ログ情報を、サーバ100へ送信したとする。サーバ100は、動作ログ情報を取得すると、図5に示す動作ログ記憶処理S100を実行する。
動作ログ記憶処理S100において、抽出部114は、図9に示す動作ログ情報DB600において、「空気調和機」フィールドに「a」、「タイムスタンプ」フィールドに「2016−12−22 15:28:30」、「運転モード」フィールドに「冷房」、「室温」フィールドに「25」、「吹出温度」フィールドに「17」、「風量」フィールドに「0.5」が記憶された新しい動作ログ情報のレコードを追加する。
以下、ユーザが、買替えを要求を指示した際の、具体的な処理について説明する。空気調和機ID「a」の空気調和機300のユーザが、買替え要求を指示したとする。図14Aは、情報端末400において、買替え要求が入力される際に表示される表示画面の一例を示す図である。図14Aに示す表示画面は、「検索開始」と記載された検索開始ボタンを含む。ユーザは、検索開始ボタンを押す操作を入力することで、買換え要求を入力する。
ユーザが情報端末400に対して買換えを要求を入力すると、情報端末400は買換え要求をサーバ100に送信し、買換え要求がサーバ100により受信されると、負荷算出処理S200が実行される。負荷算出処理S200が実行されると、ステップS201から処理が順に実行される。
<ステップS201>
抽出部114は、図9に示す動作ログ情報DB600において、「空気調和機ID」フィールドに「a」が記憶された任意のレコードに記憶された動作ログ情報を取得する。ここでは、タイムスタンプ「2016−12−22 15:28:30」を示す動作ログ情報が対象動作ログ情報として取得されたとする。
<ステップS202>
抽出部114は、図9に示す動作ログ情報DB600において、「運転モード」フィールドに記憶された情報から、対象日時「2016−12−22 15:28:30」に空気調和機300が冷房運転していたか否かを判定する。ここでは、対象動作ログ情報の「運転モード」フィールドに「冷房」が記憶されているので、処理はステップS204に進む。
<ステップS204>
抽出部114は、対象日時「2016−12−22 15:28:30」において、空気調和機300が設置された空間の冷房負荷を算出する。冷房負荷は上述の式(1)を用いて算出され、空気調和機300が設置された空間の体積は上述の式(2)を用いて算出される。
ここで、式(2)を用いて、空気調和機300が設置された空間の体積が30mと算出されたとする。この場合、対象日時「2016−12−22 15:28:30」における冷房負荷は、対象日時の室温「25」、吹出温度「17」、および風量「0.5」と、対象日時の次の日時「2016−12−22 15:29:30」の室温「24」とに基づいて、「3.6」と算出される。ここでは、空気単位体積を1℃上昇させるのに必要な熱量として、1.2を採用した。
<ステップS206>
図11に示す冷暖房負荷情報DB800において、空気調和機ID「a」、タイムスタンプ「2016−12−22 15:28:30」、運転モード「冷房」、冷房負荷「3.6」、および暖房負荷「−」を記憶する冷暖房負荷情報が新たに追加される。
<ステップS207>
図9に示す動作ログ情報DB600において、空気調和機ID「a」が記憶された全ての動作ログ情報についてステップS201が実行されたか否かが判定される。ここでは、図9に示す動作ログ情報DB600において、「空気調和機ID」フィールドに「a」が記憶された全ての動作ログ情報についてステップS201が実行されていないとして、処理がステップS201に戻される。
<ステップS201>
抽出部114は、図9に示す動作ログ情報DB600において、「空気調和機ID」フィールドに「a」が記憶された任意のレコードに記憶された動作ログ情報を取得する。ここでは、タイムスタンプ「2016−12−22 15:31:30」を示す動作ログ情報が対象動作ログ情報として取得されたとする。
<ステップS202>
抽出部114は、図9に示す動作ログ情報DB600において、「運転モード」フィールドに記憶された情報から、対象日時「2016−12−22 15:31:30」に空気調和機300が冷房運転していたか否かを判定する。ここでは、対象動作ログ情報の「運転モード」フィールドに「暖房」が記憶されているので、処理はステップS203に進む。
<ステップS203>
抽出部114は、対象日時「2016−12−22 15:31:30」において、空気調和機300が暖房運転していたか否かを判定する。ここでは、対象動作ログ情報の「運転モード」フィールドに「暖房」が記憶されているので、処理はステップS205に進む。
<ステップS205>
抽出部114は、対象日時「2016−12−22 15:31:30」において、空気調和機300が設置された空間の暖房負荷を算出する。暖房負荷は上述の式(3)を用いて算出され、空気調和機300が設置された空間の体積は上述の式(2)を用いて算出される。
ここで、式(2)を用いて、空気調和機300が設置された空間の体積が30mと算出されたとする。この場合、対象日時「2016−12−22 15:31:30」における暖房負荷は、対象日時の室温「22」、吹出温度「30」、および風量「0.5」と、対象日時の次の日時「2016−12−22 15:32:00」の室温「24」とに基づいて、「4.8」と算出される。
<ステップS206>
図11に示す冷暖房負荷情報DB800において、空気調和機ID「a」、タイムスタンプ「2016−12−22 15:31:30」、運転モード「暖房」、冷房負荷「−」、暖房負荷「4.8」を記憶する冷暖房負荷情報が新たに追加される。
<ステップS207>
図9に示す動作ログ情報DB600において、空気調和機ID「a」が記憶された全ての動作ログ情報についてステップS201が実行されたか否かが判定される。ここでは、図9に示す動作ログ情報DB600において、「空気調和機ID」フィールドに「a」が記憶された全ての動作ログ情報についてステップS201が実行されていないとして、処理がステップS201に戻される。
<ステップS201>
抽出部114は、図9に示す動作ログ情報DB600において、「空気調和機ID」フィールドに「a」が記憶された任意のレコードの動作ログ情報を取得する。ここでは、タイムスタンプ「2016−12−22 15:30:30」を示す動作ログ情報が取得されたとする。
<ステップS202>
抽出部114は、図9に示す動作ログ情報DB600において、「運転モード」フィールドに記憶された情報から、対象日時「2016−12−22 15:30:30」に空気調和機300が冷房運転していたかを判定する。ここでは、対象動作ログ情報の「運転モード」フィールドに「停止」が記憶されているので、処理はステップS203に進む。
<ステップS203>
抽出部114は、対象日時「2016−12−22 15:30:30」において、空気調和機300が暖房運転していたか否かを判定する。ここでは、対象動作ログ情報の「運転モード」フィールドに「停止」が記憶されているので、処理はステップS207に進む。
<ステップS207>
図9に示す動作ログ情報DB600において、空気調和機ID「a」が格納された全ての動作ログ情報についてステップS201が実行されたか否かが判定される。ここでは、図9に示す動作ログ情報DB600において、「空気調和機ID」フィールドに「a」が記憶された全ての動作ログ情報についてステップS201を実行したとして、負荷算出処理S200が終了される。
負荷算出処理S200が終了すると、サーバ100は、候補リスト作成処理S300を実行する。候補リスト作成処理S300が実行されると、ステップS301から処理が順に実行される。
<ステップS301>
抽出部114は、図11に示す冷暖房負荷情報DB800において、「空気調和機ID」フィールドに「a」が記憶されている冷暖房負荷情報を全て取得する。
<ステップS302>
抽出部114は、図10に示す空気調和機情報DB700から任意のレコードに記憶された対象空気調和機の空気調和機情報を取得する。ここでは、空気調和機製品番号「25AA」、冷房最大能力「3.5」、暖房最大能力「6.2」、価格「70,000」の空気調和機情報が取得されたとする。
<ステップS303>
ステップS301で取得された冷暖房負荷情報の冷房負荷のそれぞれと、ステップS302で取得された冷房最大能力「3.5」とが比較され、対象空気調和機「25AA」に対する冷房能力不足期間が算出される。ここで、対象空気調和機「25AA」に対する冷房能力不足期間が「120時間」と算出されたとする。
図12Aは、本開示の実施の形態1における冷房能力不足期間の算出処理の一例を示すグラフである。図12Aにおいて、縦軸は冷房負荷(kW)を示し、横軸は日時を示す。図12Aにおいてプロットされた複数のバーは、空気調和機300が設置された空間の各日時の冷房負荷を示す。横軸と平行の点線は、対象空気調和機「25AA」の冷房最大能力「3.5(kW)」を示す。ステップS303では、3.5kWを超える冷房負荷が抽出される。そして、抽出された冷房負荷の個数に動作ログ情報の取得間隔が乗じられることで、対象空気調和機「25AA」の冷房能力不足期間「120時間」が算出される。
<ステップS304>
ステップS301で取得された暖房負荷のそれぞれと、ステップS302で取得された暖房最大能力「6.2」とが比較され、対象空気調和機「25AA」に対する暖房能力不足期間が算出される。ここで、対象空気調和機「25AA」に対する暖房能力不足期間が「90時間」と算出されるとする。
図12Bは、本開示の実施の形態1における暖房能力不足期間の算出処理の一例を示すグラフである。図12Bにおいて、縦軸は暖房負荷(kW)を示し、横軸は日時を示す。図12Bにおいてプロットされた複数のバーは、空気調和機300が設置された空間の各日時の暖房負荷を示す。横軸と平行の点線は、空気調和機「25AA」の暖房最大能力「6.2(kW)」を示す。S304では、6.2kWを超える暖房負荷が抽出される。そして、抽出された暖房負荷の個数に動作ログ情報の取得間隔が乗じられることで、空気調和機「25AA」の暖房能力不足期間「90時間」が算出される。
<ステップS305>
ステップS303にて算出された冷房能力不足期間およびステップS304にて算出された暖房能力不足期間が共に0であるか否かが判定される。ここでは、ステップS303にて算出された冷房能力不足期間が「120時間」、ステップS304にて算出された暖房能力不足期間が「90時間」であるので、処理はステップS309に進む。
<ステップS309>
ステップS303にて算出された冷房能力不足期間が所定の冷房能力不足許容期間以下であるか否かが判定される。ここでは、所定の冷房能力不足許容期間は「180時間」であるとする。ステップS303にて算出された冷房能力不足期間は「120時間」であり、所定の冷房能力不足許容期間「180時間」以下なので、処理はステップS310に進む。
<ステップS310>
ステップS304にて算出された暖房能力不足期間が所定の暖房能力不足許容期間以下かであるか否かが判定される。ここでは、所定の暖房能力不足許容期間は「100時間」であるとする。ステップS304にて算出された暖房能力不足期間は「90時間」であり、所定の暖房能力不足許容期間「100時間」以下なので、処理はステップS311に進む。
<ステップS311>
ステップS302にて空気調和機情報が取得された対象空気調和機「25AA」に関する情報が候補リストに記憶される。ここでは、空気調和機製品番号「25AA」、冷房最大能力「3.5」、暖房最大能力「6.2」、価格「70,000」、ステップS304にて算出された冷房能力不足期間「120時間」、ステップS304にて算出された暖房能力不足期間「90時間」が候補リストに記憶される。
<ステップS312>
図10に示す空気調和機情報DB700の全ての空気調和機についてステップS302の処理が実行されたか否かが判定される。ここでは、図10に示す全ての空気調和機についてステップS302が実行されていないとして、処理はステップS302に戻る。
<ステップS302>
抽出部114は、図10に示す空気調和機情報DB700から任意のレコードに記憶された対象空気調和機の空気調和機情報を取得する。ここでは、空気調和機製品番号「40AA」、冷房最大能力「4.5」、暖房最大能力「7.1」、価格「90,000」の空気調和機情報が取得されたとする。
<ステップS303>
ステップS301でで取得された冷暖房負荷情報のそれぞれと、ステップS302で取得された冷房最大能力「4.5」とが比較され、対象空気調和機「40AA」に対する冷房能力不足期間が算出される。ここで、対象空気調和機「40AA」に対する冷房能力不足期間が「0時間」と算出されたとする。
図13Aは、本開示の実施の形態1における冷房能力不足期間の算出処理の一例を示すグラフである。図13Aの詳細は図12Aと同じである。但し、横軸と平行の点線は、対象空気調和機「40AA」の冷房最大能力「4.5(kW)」を示す。ステップS303では、4.5kWを超える冷房負荷が抽出される。ここでは、4.5kWを超える冷房負荷が抽出できなかった。そのため、対象空気調和機「40AA」の冷房能力不足期間は「0時間」と算出される。
<ステップS304>
ステップS301で取得された暖房負荷のそれぞれと、ステップS302で取得された暖房最大能力「7.1」とが比較され、対象空気調和機「40AA」における、暖房能力不足期間が算出される。ここで、対象空気調和機「40AA」に対する暖房能力不足期間が「0時間」と算出されるとする。
図13Bは、本開示の実施の形態1における暖房能力不足期間の算出処理の一例を示すグラフである。図13Bの詳細は図12Bと同じである。但し、横軸と平行の点線は、対象空気調和機「40AA」の暖房最大能力「7.1(kW)」を示す。
ステップS304では、7.1kWを超える暖房負荷が抽出される。ここでは、4.5kWを超える暖房負荷が抽出できなかった。そのため、対象空気調和機「40AA」の暖房能力不足期間は「0時間」と算出される。
<ステップS305>
ステップS303にて算出された冷房能力不足期間およびステップS304にて算出された暖房能力不足期間が共に0か否かが判定される。ここでは、ステップS303にて算出した冷房能力不足期間が「0時間」、ステップS304にて算出された暖房能力不足期間が「0時間」であるので、処理はステップS306に進む。
<ステップS306>
候補リスト内に冷房能力不足期間および暖房能力不足期間が共に0を示す空気調和機が記憶されているかを判定する。ここでは、候補リスト内に、冷房能力不足期間および暖房能力不足期間が共に0を示す空気調和機として、空気調和機製品番号「40BB」の空気調和機「40BB」が記憶されていたとする。そのため、処理はステップS307に進む。
<ステップS307>
対象空気調和機「40AA」の冷房最大能力「4.5」が、候補リスト内の冷房能力不足期間および暖房能力不足期間が共に0を示す空気調和機「40BB」の冷房最大能力「5.4」より低いか否かが判定される。ここでは、対象空気調和機「40AA」の冷房最大能力「4.5」が、空気調和機「40BB」の冷房最大能力が「5.4」より低いので、処理はステップS308に進む。
<ステップS308>
候補リスト内の空気調和機「40BB」に関する情報が候補リストから削除され、対象空気調和機「40AA」に関する情報が候補リストに記憶される。ここでは、候補リストに空気調和機製品番号「40AA」、冷房最大能力「4.5」、暖房最大能力「7.1」、価格「90,000」、暖房能力不足期間「0」、および暖房能力不足期間「0」が候補リストに記憶される。
<ステップS312>
図10に示す空気調和機情報DB700の全ての空気調和機についてステップS302が実行されたか否かが判定される。ここでは、図10に示す全ての空気調和機についてステップS302が実行したとして、候補リスト作成処理S300が終了される。
候補リスト作成処理S300が終了すると、サーバ100の表示処理部124は、候補リスト作成処理S300によって生成された候補リストを、情報端末400へ送信する。
情報端末400は、候補リストを取得すると、候補表示処理S400を実行する。候補表示処理S400が実行されると、情報端末400は、表示部401に検索結果表示画面を表示する。
図14Bは、本開示に係る情報端末400における検索結果表示画面の一例を示す図である。図14Bの例では、購入対象の候補となる空気調和機として候補リストに記憶された3つの空気調和機を買換え候補「1」、買換え候補「2」、買換え候補「3」として表示する3つの表示欄1401,1402,1403が表示されている。
この例では、買換え候補「1」、買換え候補「2」、買換え候補「3」として、空気調和機製品番号が「40AA」、「25AA」、「36CC」の空気調和機が表示されている。また、この例では、買換え候補となる3つの空気調和機は、冷房能力不足期間および暖房能力不足期間が少ない順に上から表示されている。
表示欄1401には、買換え候補「1」である空気調和機「40AA」に関する情報が表示されている。空気調和機「40AA」は、冷房能力不足期間および暖房能力不足期間が共に0であったので、表示欄1401には、「冷房能力:部屋は問題なく冷えます」、「暖房能力:部屋は問題なく暖まります」と表示されている。また、空気調和機「40AA」は、価格が9万円なので、表示欄1401には、「購入価格:90,000円」が表示されている。
表示欄1402には、買換え候補「2」である空気調和機「25AA」に関する情報が表示されている。空気調和機「25AA」は、冷房能力不足期間および暖房能力不足期間の年平均日数がそれぞれ「5日」および「4日」であったので、表示欄1401には、「冷房能力:部屋が十分に冷えない日が年間約5日あります」、「暖房能力:部屋が十分に暖まらない日が年間約4日あります」と表示されている。また、空気調和機「25AA」は、価格が7万円なので、表示欄1402には、「購入価格:70,000円」が表示されている。
表示欄1403には、買換え候補「3」である空気調和機「36CC」に関する情報が表示されている。空気調和機「36CC」は、冷房能力不足期間および暖房能力不足期間の年平均日数がそれぞれ「10日」および「14日」であったので、表示欄1403には、「冷房能力:部屋が十分に冷えない日が年間約10日あります」、「暖房能力:部屋が十分に暖まらない日が年間約14日あります」と表示されている。また、空気調和機「36CC」は、価格が4万5千円なので、表示欄1403には、「購入価格:45,000円」が表示されている。
なお、冷房能力不足期間の年平均日数は、例えば、下記のように算出される。冷房能力不足期間がX時間であったとする。また、全ての動作ログ情報の取得期間がY日であったとする。この場合、Y日/365日によりW年を算出する。そして、X時間/W年より、冷房能力不足期間の年平均時間「Z時間/年」が算出される。そして、年平均時間「Z時間/年」を24時間で割ることで、年平均日数が算出される。暖房能力不足期間の年平均日数も同様に算出される。この処理は、サーバ100により実行されてもよいし、情報端末400により実行されてもよい。
表示欄1401〜1403にはそれぞれ、対応する空気調和機を購入するための購入サイトに情報端末400をアクセスさせるための「購入サイトへ」と記載された購入ボタンが設けられている。ユーザは、検索結果表示画面に表示された空気調和機の中に希望する空気調和機があれば、この空気調和機の表示欄に設けられた購入ボタンを選択する操作を入力する。すると、情報端末400は該当する空気調和機の購入サイトにアクセスし、購入サイトの画面を表示させる。ユーザは、この購入サイトの画面に沿って必要な情報を入力することで、希望する空気調和機を購入できる。
<式(1)の立式方法>
以下、上述の式(1)の立式方法について説明する。
時刻tにおける冷房負荷は、式(A)により定義される。
(時刻tにおける冷房負荷)=(時刻tにおける空気調和機能力)−(時刻tにおいて空気調和機が設置された空間を実際に冷やした仕事率)・・・(A)
時刻tにおける空気調和機能力は、式(4)により定義される。時刻tにおける空気調和機の仕事率は、式(5)によって定義される。
Figure 2019008360
式(5)に示す、(時刻tから時刻t+Δtにおいて空気調和機が設置された空間から取り除かれた熱量)は、下記の式によって定義される。
(時刻tから時刻t+Δtにおける空気調和機が設置された空間の温度変化)×(空気調和機が設置された空間の体積)×(空気単位体積を1℃上昇させるのに必要な熱量)
したがって、式(4)、(5)を式(A)に代入し、Δtを動作ログ情報の取得間隔とすることで、式(1)が立式される。
<式(2)の立式方法>
以下、上述の式(2)の立式方法について説明する。
時刻tにおける冷房負荷と時刻t+Δtにおける冷房負荷が一致すると仮定すると、上述の式(A)は式(B)により表される。
(時刻tにおける空気調和機能力)−(時刻tにおいて空気調和機が設置された空間を実際に冷やした仕事率)=(時刻t+Δtにおける空気調和機能力)−(時刻t+Δtにおいて空気調和機が設置された空間を実際に冷やした仕事率)・・・(B)
式(B)に、式(4)、式(5)を代入し、空気調和機が設置された空間の体積について解くと、式(6)が得られる。
Figure 2019008360
ここで、時刻tにおける冷房負荷と時刻t+Δtにおける冷房負荷が一致するという仮定により生じる誤差を小さくするために、全ての動作ログの取得期間から推定される空気調和機が設置された空間の体積の平均を、空気調和機が設置された空間の体積と定義する。そして、式(6)のΔt1およびΔt2を動作ログ情報の取得間隔とすると、式(2)が立式される。
<式(3)の立式方法>
以下、上述の(式3)の立式方法について説明する。
時刻tにおける暖房負荷は、式(C)によって定義される。
(時刻tにおける暖房負荷)=(時刻tにおける空気調和機能力)−(時刻tにおいて空気調和機が設置された空間を実際に暖めた仕事率)・・・(C)
時刻tにおける空気調和機仕事率は、式(7)により定義される。時刻tにおける空気調和機仕事率は、式(8)により定義される。
Figure 2019008360
式(8)に示す、時刻tから時刻t+Δtにおいて空気調和機が設置された空間に加えた熱量は、下記の式によって定義される。
(時刻tから時刻t+Δtにおける空気調和機が設置された空間の温度変化)×(空気調和機が設置された空間の体積)×(空気単位体積を1℃上昇させるのに必要な熱量)
したがって、式(7)、(8)を式(C)に代入し、Δtを動作ログ情報の取得間隔とすると式(3)が立式される。
このように、実施の形態1は、冷房能力不足期間および暖房能力不足期間が共に0である空気調和機のみならず、冷房能力不足期間が冷房能力不足許容期間以下かつ暖房能力不足期間が暖房能力不足許容期間以下である空気調和機もユーザに提示される。
すなわち、能力を満たす空気調和機のみならず、ある程度能力が不足する空気調和機も、推奨される購入対象の空気調和機としてユーザに提示される。そのため、冷暖房の必要能力の多少の不足は許容して、省エネ性能の高い空気調和機をユーザに提示できる。その結果、ユーザの空気調和機に対する選択の自由度を高めることができる。
また、実施の形態1では、式(1)、(3)を用いて、冷房負荷および暖房負荷が算出されているので、ユーザに空気調和機300が設置されている空間に関する情報(例えば、畳数、間取り等)を入力させることなく、冷房負荷および暖房負荷が算出できる。
(実施の形態1の変形例)
(1)本開示は、冷房能力不足期間が冷房能力不足許容期間以下または暖房能力不足期間が暖房能力不足許容期間以下である空気調和機をユーザに提示してもよい。この場合、冷房能力のみを重視するユーザや暖房能力のみを重視するユーザの選択の自由度を高めることができる。
(2)図14Bの検索結果表示画面において、各空気調和機の冷房最大能力および暖房最大能力の少なくとも一方が表示されてもよい。
(3)冷房能力不足期間が冷房能力不足許容期間以下かつ暖房能力不足期間が暖房能力不足許容期間以下である空気調和機であって、更に価格が基準価格以下の空気調和機がユーザに提示されてもよい。この場合、ユーザは価格を考慮に入れて購入対象となる空気調和機を選択することが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、室温変化シミュレーションのシミュレーション結果をユーザに提示するものである。なお、実施の形態2において、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し説明を省く。
図15は、本開示の実施の形態2における室温変化シミュレーションの処理を示すフローチャートである。図15のフローチャートは、例えば、図6に示すシーケンス図における、候補リスト作成処理S300終了後に実行される。
ステップS501では、抽出部114は、動作ログ情報DB600において、買換え対象となる空気調和機300の「室温」フィールドを参照することで、動作ログ情報の取得期間における室温の最大値を取得する。
ステップS502では、抽出部114は、動作ログ情報DB600において、買換え対象となる空気調和機300の「設定温度」フィールドを参照することで、動作ログ情報の取得期間における設定温度の最低値を取得する。
ステップS503では、抽出部114は、動作ログ情報DB600において、買換え対象となる空気調和機300の「冷房負荷」フィールドを参照することで、動作ログ情報の取得期間における冷房負荷の最大値を取得する。
ステップS504では、抽出部114は、動作ログ情報DB600において、買換え対象となる空気調和機300の「室温」フィールドを参照することで、動作ログ情報の取得期間における室温の最低値を取得する。
ステップS505では、抽出部114は、動作ログ情報DB600において、買換え対象となる空気調和機300の「設定温度」フィールドを参照することで、動作ログ情報の取得期間における設定温度の最大値を取得する。
ステップS506では、抽出部114は、動作ログ情報DB600において、買換え対象となる空気調和機300の「暖房負荷」フィールドを参照することで、動作ログ情報の取得期間における暖房負荷の最大値を取得する。
ステップS507では、抽出部114は、候補リスト作成処理S300にて生成された候補リストより、任意の空気調和機の冷房最大能力および暖房最大能力を取得する。
ステップS508では、抽出部114は、ステップS501にて取得した室温の最大値、ステップS502にて取得した設定温度の最低値、ステップS503にて取得した冷房負荷の最大値、ステップS507にて取得した空気調和機の冷房最大能力に基づいて、室温低下シミュレーションを実行する。
ここで、室温低下シミュレーションは、例えば、室温低下モデルを示す予め定められた関数に室温の最大値、設定温度の最低値、冷房負荷の最大値、冷房最大能力を入力することで実行される。
図16Aは、本開示の実施の形態2における室温低下シミュレーションのシミュレーション結果の一例を示すグラフである。図16Aにおいて、縦軸は温度(℃)、横軸は時間(分)を示している。ここでは、空気調和機「36CC」、「25AA」、「48AA」が候補リストに記憶されていたので、これら3つの空気調和機の室温低下シミュレーションが実行されている。図16Aにおいて、「初期室温」はステップS501にて取得された室温の最大値を示し、設定温度はステップS502にて取得された設定温度の最低値を示す。図16Aのシミュレーション結果から、例えば、候補リストに記憶された各空気調和機において、初期室温から設定温度に室温が到達するまでの時間が分かる。また、空気調和機「36CC」では、室温が設定温度に到達できないことが分かる。
ステップS509では、抽出部114は、ステップS504にて取得した室温の最低値、ステップS505にて取得した設定温度の最大値、ステップS506にて取得した暖房負荷の最大値、ステップS507にて取得した空気調和機の暖房最大能力に基づいて、室温上昇シミュレーションを実行する。
ここで、室温上昇シミュレーションは、例えば、室温上昇モデルを示す予め定められた関数に室温の最低値、設定温度の最大値、暖房負荷の最大値、暖房最大能力を入力することで実行される。
図16Bは、本発明の実施の形態2における室温上昇シミュレーションのシミュレーション結果の一例を示すグラフである。図16Bにおいて、縦軸は温度(℃)、横軸は時間(分)を示している。ここでは、空気調和機「36CC」、「25AA」、「48AA」が候補リストに記憶されていたので、これら3つの空気調和機の室温上昇シミュレーションが実行されている。図16Bにおいて、「初期室温」はステップS504にて取得された室温の最低値を示し、設定温度はステップS505にて取得された設定温度の最大値を示す。図16Bのシミュレーション結果から、例えば、候補リストに記憶された各空気調和機において、初期室温から設定温度に室温が到達するまでの時間が分かる。また、空気調和機「36CC」では、室温が設定温度に到達できないことが分かる。
ステップS510では、抽出部114は、候補リストに格納された全空気調和機について、ステップS507を実行したかを判定する。候補リストに格納された全空気調和機について、ステップS507が実行された場合(ステップS510のYES)、室温変化シミュレーションは終了される。一方、候補リストに格納された全空気調和機について、ステップS507が実行されていない場合(ステップS510のNO)、処理はステップS507に戻る。
室温変化シミュレーションの終了後、サーバ100の表示処理部124は、候補リスト作成処理S300によって生成された候補リストに加えて、室温低下シミュレーションのシミュレーション結果と室温上昇シミュレーションのシミュレーション結果とを情報端末400へ送信する。
情報端末400は、候補リスト、シミュレーション結果を取得すると、候補表示処理S400を実行する。候補表示処理S400が実行されると、情報端末400は、表示部401に検索結果表示画面を表示する。
図17は、本開示の実施の形態2に係る検索結果表示画面の一例を示す図である。図17の検索結果表示画面は、図14Bに示す検索結果表示画面に対して、「冷房能力」および「暖房能力」に対するコメントに、シミュレーション結果が反映されたコメントが追加されている点が相違する。
例えば、空気調和機「40AA」では、冷房に関しては5分で設定温度に到達し、暖房に関しては3分で設定温度に到達するとのシミュレーション結果が得られた。そのため、表示欄1401には、「冷房能力」の欄において、「凡その日で、設定温度まで5分以内に到達します」、「暖房能力」の欄において、「凡その日で、設定温度まで3分以内に到達します」とのコメントが追加されている。表示欄1402においても、空気調和機「25AA」のシミュレーション結果にしたがって、空気調和機「40AA」と同様のコメントが追加されている。
空気調和機「36CC」では、冷房および暖房に関して設定温度に到達できないとのシミュレーション結果が得られた。そのため、表示欄1403には、「冷房能力」の欄において、「設定温度19度までに到達しない日がある可能性があります」、「暖房能力」の欄において、「設定温度28度まで到達しない日がある可能性があります」とのコメントが追加されている。なお、「設定温度19度」はステップS502にて取得された設定温度の最低値に基づくものであり、「設定温度28度」はステップS505で取得した設定温度の最大値に基づくものである。
このように、実施の形態2では、シミュレーション結果に基づいたコメントが検索結果表示画面に表示されるので、ユーザは設定温度に到達するまでにどの程度の時間がかかるのかという空気調和機の性能を考慮に入れて、空気調和機を選択することができる。
(実施の形態2の変形例)
(1)抽出部114は、候補リストに記憶された空気調和機をシミュレーション結果に応じて更に絞り込んでも良い。例えば、抽出部114は、設定温度に到達させることができないとのシミュレーション結果が得られた空気調和機を候補リストから削除してもよい。この場合、動作ログ情報DB600から得られた設定温度の最低値又は設定温度の最大値が第3条件又は第4条件の一例となる。或いは、抽出部114は、設定温度に到達するまでの時間が基準時間(例えば、10分、15分、30分、1時間等)を超える空気調和機を候補リストから削除してもよい。この場合、基準時間が第3条件の一例となる。
(2)実施の形態1で示した全ての変形例は実施の形態2適用可能である。
(実施の形態3)
実施の形態3は、冷房負荷が冷房最大能力を超える原因が室外から侵入する熱によるものなのか、室内で発生する熱によるものなのかをユーザに提示するものである。
なお、実施の形態3において、実施の形態1、2と同一の構成要素には同一の符号を付し説明を省く。
図18は、本開示の実施の形態3に係る処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、例えば、図6に示すシーケンス図における、候補リスト作成処理S300の終了後に実行される。また、図18のフローチャートは候補リストに記憶された各空気調和機について実行される。
S601では、抽出部114は、冷暖房負荷情報DB800において、買換え対象となる空気調和機300の冷暖房負荷情報を抽出し、抽出した冷暖房負荷情報の冷房負荷のそれぞれと、候補リストに記憶された対象空気調和機の冷房最大能力とを比較することで、対象空気調和機の冷房最大能力を超える冷房負荷の日(第1日)があるか否かを判定する。
ここで、抽出部114は、冷房負荷を日ごとに区切り、ある1の日において少なくとも1の冷房負荷が対象空気調和機の冷房最大能力を超えていれば、その1の日を第1日として判定すればよい。
S601にて、第1日を検出できたならば(ステップS601でYES)、処理はステップS602に進み、第1日を検出できなかったならば(ステップS602でNO)、抽出部114は、能力不足はないと判定する(ステップS607)。
S602では、抽出部114は、第1日における外気温と室温との温度差を算出する。ここで、外気温は、例えば空気調和機300の室外機に備え付けられた温度センサにより検出される。また、空気調和機300は、検出した外気温を動作ログ情報に含めてサーバ100に送信すればよい。なお、抽出部114は、第1日における外気温と室温との温度差を算出する場合、第1日に含まれる動作ログ情報における、外気温の平均値と室温の平均値との差分を採用すればよい。
S603では、抽出部114は、動作ログ情報DB600から空気調和機300に関して、各日における外気温と室温との温度差を算出する。そして、抽出部114は、冷暖房負荷情報DB800に記憶された空気調和機300についての冷暖房負荷情報を参照し、第1日の温度差よりも温度差が大きいにも拘わらず、冷房負荷が対象空気調和機の最大冷房能力未満の冷房負荷の日(第2日の一例)があるか否かを探索する。この場合、抽出部114は、第1日の温度差よりも温度差が大きな日に属する複数の冷房負荷のうち、少なくとも1の冷房負荷が対象空気調和機の最大冷房能力未満であればその日を第2日として検出すればよい。第1日の温度差よりも温度差が大きい日を検出するに際し、抽出部114は、例えば、1日あたりの外気温の平均値と1日あたりの室温の平均値との差分を用いればよい。
ステップS603にて、第2日を検出できたならば(ステップS603でYES)、処理はステップS604に進む。
一方、ステップS603にて、第2日を検出できなかったならば(ステップS603でNO)、抽出部114は、対象空気調和機において冷房負荷が冷房最大能力を超える原因が、室外からの侵入熱によると判定する(ステップS605)。
S604では、全ての第1日についてステップS602の処理を実行していれば(ステップS604でYES)、抽出部114は、対象空気調和機において冷房負荷が冷房最大能力を超える原因が、室内で生じる熱によると判定する。一方、全ての第1日についてステップS602の処理を実行していなければ(ステップS604でNO)、処理はS602に戻る。
そして、抽出部114は、S605〜S607の判定結果を候補リストに対象空気調和機と対応付けて記憶させる。これにより、情報端末400は、検索結果表示画面において、この判定結果に基づくコメントを表示する。例えば、図14Bを参照し、空気調和機「25AA」に対して、冷房負荷が冷房最大能力を超える原因が室外からの侵入熱によるものと判定されたならば、「室外からの侵入熱により部屋が十分に冷えない日があります」とのコメントを表示欄1402に表示すればよい。また、空気調和機「25AA」に対して、冷房負荷が冷房最大能力を超える原因が室内で生じる熱によるものと判定されたならば、「室内で生じる熱により部屋が十分に冷えない日があります」とのコメントを表示欄1402に表示すればよい。
このように、実施の形態3によれば、冷房負荷が冷房最大能力を超える原因が室内で生じる熱にあるのか、室外から侵入する熱にあるのかが判定され、判定結果がユーザに提示されるので、ユーザに対して空気調和機の更なる選択材料を提示できる。
なお、実施の形態3においても実施の形態1、2の変形例が適用可能である。
本開示は空気調和機の動作ログ情報を活用した新たなサービスに有用である。
100 サーバ
101 動作ログ情報記憶部
102 空気調和機情報記憶部
103 冷暖房負荷情報記憶部
104 制御部
105 通信部
114 抽出部
124 表示処理部
200 家屋
300 空気調和機
301 操作指示受信部
302 通信部
303 運転制御部
304 メモリ
305 動作ログ取得部
306 センサ
400 情報端末
401 表示部
402 入力部
403 制御部
404 通信部
600 動作ログ情報DB
700 空気調和機情報DB
800 冷暖房負荷情報DB

Claims (9)

  1. ネットワークを介して接続された空気調和機のユーザに対応する情報端末から、前記空気調和機の買換えリクエストを受信し、
    第1データベースを用いて生成された第2データベースと、第3データベースとに基づいて、前記情報端末に推奨される購入対象の空気調和機を抽出し、
    前記抽出された空気調和機を示す情報を、前記情報端末に表示させ、
    前記第1データベースにおいて、前記空気調和機から取得された前記空気調和機の動作ログと、前記動作ログが取得された日時を示すタイムスタンプとが対応付けられ、
    前記動作ログは、前記空気調和機の運転モード、前記空気調和機周辺の温度、前記空気調和機の吹出温度、前記空気調和機の風量、を示し、前記運転モードは、少なくとも冷房モードおよび暖房モードを含み、
    前記第2データベースにおいて、前記第1データベースを用いて算出された前記空気調和機の冷房負荷または暖房負荷と、対応するタイムスタンプと、対応する運転モードとが対応付けられ、
    前記第3データベースにおいて、市場で販売されている1又は複数の空気調和機のそれぞれについて、製品番号と対応する冷房最大能力と対応する暖房最大能力とが対応付けられ、
    前記推奨される購入対象の空気調和機は、前記第3データベースに記憶された空気調和機のうち、第1条件および第2条件の少なくとも一方を満たす空気調和機であり、
    前記第1条件は、前記第2データベースに示された冷房負荷が前記第3データベースに示された前記空気調和機の冷房最大能力を超える合計期間が所定の許容期間以下という条件であり、
    前記第2条件は、前記第2データベースに示された暖房負荷が前記第3データベースに示された前記空気調和機の暖房最大能力を超える合計期間が所定の許容期間以下という条件である、
    情報提供方法。
  2. 前記第3データベースは、前記製品番号に対応する価格が更に対応付けられ、
    前記情報端末に表示される前記抽出された空気調和機を示す情報は、前記製品番号、前記冷房最大能力、前記暖房最大能力、および価格の少なくとも1つを含む、
    請求項1記載の情報提供方法。
  3. 前記第3データベースは、前記製品番号に対応する価格が更に対応付けられ、
    前記推奨される購入対象の空気調和機は、前記第1および第2条件に加えて、更に所定の価格条件を満たす空気調和機である、
    請求項1記載の情報提供方法。
  4. 前記動作ログは、前記空気調和機の設定温度を更に含み、
    前記第1データベースから取得した前記空気調和機周辺の温度の最大値および前記設定温度の最小値と、前記第2データベースから取得した前記空気調和機の冷房負荷の最大値と、前記第3データベースから取得した冷房最大能力とに基づいて、前記第1条件および前記第2条件の少なくとも一方を満たす各空気調和機について室温低下シミュレーションを実行し、
    前記推奨される購入対象の空気調和機は、前記室温低下シミュレーションによるシミュレーション結果が所定の第3条件を満たす空気調和機である、
    請求項1記載の情報提供方法。
  5. 前記動作ログは、前記空気調和機の設定温度を更に含み、
    前記第1データベースから取得した前記空気調和機周辺の温度の最小値および前記設定温度の最大値と、前記第2データベースから取得した前記空気調和機の暖房負荷の最大値と、前記第3データベースから取得した各空気調和機の暖房最大能力とに基づいて、前記第1条件および前記第2条件の少なくとも一方を満たす各空気調和機について室温上昇シミュレーションを実行し、
    前記推奨される購入対象の空気調和機は、前記室温上昇シミュレーションによるシミュレーション結果が所定の第4条件を満たす空気調和機である、
    請求項1記載の情報提供方法。
  6. 前記推奨される購入対象の空気調和機の前記シミュレーション結果を前記情報端末に表示させる、
    請求項4又は5記載の情報提供方法。
  7. 前記動作ログは、更に外気温を含み、
    前記第1条件および前記第2条件の少なくとも一方を満たす各空気調和機について、前記冷房負荷が前記冷房最大能力を超える第1日に対して、外気温と室温との温度差が前記第1日より大きいにも拘わらず前記冷房負荷が前記冷房最大能力未満の第2日があるか否かを探索し、前記第2日を検出した場合、当該空気調和機は室内で生じる熱により能力不足になる可能性があると判定し、前記第2日を検出しなかった場合、当該空気調和機は室外から侵入する熱により能力不足になる可能性があると判定し、判定結果を前記情報端末に表示させる、
    請求項1記載の情報提供方法。
  8. ネットワークを介して相互に接続されたサーバ、空気調和機、および情報端末を備える情報提供システムであって、
    前記サーバは、
    ネットワークを介して接続された空気調和機のユーザに対応する情報端末から、前記空気調和機の買換えリクエストを受信する通信部と、
    前記空気調和機から取得された前記空気調和機の動作ログと、前記動作ログが取得された日時を示すタイムスタンプとが対応付けられた第1データベースと、
    前記動作ログは、前記空気調和機の運転モード、前記空気調和機周辺の温度、前記空気調和機の吹出温度、前記空気調和機の風量、を示し、前記運転モードは、少なくとも冷房モードおよび暖房モードを含み、
    前記第1データベースを用いて算出された前記空気調和機の冷房負荷または暖房負荷と、対応するタイムスタンプと、対応する運転モードとが対応付けられた第2データベースと、
    市場で販売されている1又は複数の空気調和機のそれぞれについて、製品番号と対応する冷房最大能力と対応する暖房最大能力とが対応付けられた第3データベースと、
    前記第1データベースと、前記第2データベースと、前記第3データベースとに基づいて、前記情報端末に推奨される購入対象の空気調和機を抽出する抽出部と、
    前記抽出された空気調和機を示す情報を、前記情報端末に表示させる表示処理部とを備え、
    前記抽出部は、前記第3データベースに記憶された空気調和機のうち、第1条件および第2条件の少なくとも一方を満たす空気調和機を前記推奨される購入対象の空気調和機として抽出し、
    前記第1条件は、前記第2データベースに示された冷房負荷が前記第3データベースに示された前記空気調和機の冷房最大能力を超える合計期間が所定の許容期間以下という条件であり、
    前記第2条件は、前記第2データベースに示された暖房負荷が前記第3データベースに示された前記空気調和機の暖房最大能力を超える合計期間が所定の許容期間以下という条件である、
    情報提供システム。
  9. 請求項1〜7のいずれかに記載の情報提供方法をコンピュータに実行させるプログラム。
JP2017120666A 2017-06-20 2017-06-20 情報提供方法、情報提供システム、およびプログラム Pending JP2019008360A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017120666A JP2019008360A (ja) 2017-06-20 2017-06-20 情報提供方法、情報提供システム、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017120666A JP2019008360A (ja) 2017-06-20 2017-06-20 情報提供方法、情報提供システム、およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019008360A true JP2019008360A (ja) 2019-01-17

Family

ID=65025791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017120666A Pending JP2019008360A (ja) 2017-06-20 2017-06-20 情報提供方法、情報提供システム、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019008360A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020133963A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 空気調和機の最適オン/オフ時刻算出処理を実行するサーバ、および最適オン/オフ時刻算出処理システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020133963A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 空気調和機の最適オン/オフ時刻算出処理を実行するサーバ、および最適オン/オフ時刻算出処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8805000B2 (en) Mobile energy audit system and method
JP6504956B2 (ja) 冷暖房機器選定支援システム
JP5492670B2 (ja) 省エネルギー情報提供システム及び省エネルギー情報提供方法
JP6509064B2 (ja) 冷暖房機器選定支援システム
JP2013217039A (ja) 断熱効果を出力するためのコンピュータ、コンピュータに断熱効果を出力させるためプログラム、およびコンピュータにおける断熱効果を出力するための方法
CN109558047B (zh) 基于bim轻量化模型的物业报修方法、装置及终端设备
JP2002150051A (ja) 空調機購入支援システム
US10415843B2 (en) Air information management apparatus
Gupta et al. Comparative building performance evaluation of a ‘sustainable’community centre and a public library building
JP2019008360A (ja) 情報提供方法、情報提供システム、およびプログラム
JPWO2017038364A1 (ja) 情報出力装置、情報出力方法、及び、プログラム
JP5984623B2 (ja) 空調制御システム及びプログラム
JP6552304B2 (ja) マッチング判定装置、マッチング判定方法、および、プログラムを記録した非一時的記録媒体
JP4331870B2 (ja) 個別建物の性能情報提示装置
KR102539088B1 (ko) 건축물 리모델링을 위한 사용자 인터페이스 제공 방법 및 이를 수행하는 디바이스
CN112703493A (zh) 服务器装置、数据流通系统、数据提供方法以及程序
JP4151259B2 (ja) 気流解析結果提供システム
JP6186404B2 (ja) エネルギー消費量予測装置及びエネルギー消費量予測方法
JP2014191617A (ja) 情報処理装置、プログラム、情報処理方法及び情報処理システム
JP2019007632A (ja) 空調機制御サーバ
JP6445898B2 (ja) エネルギー管理システム及びエネルギー管理システムの設定方法
JP2017211896A (ja) 情報閲覧システム
JPWO2017212563A1 (ja) データ処理装置、データ処理方法及びデータ処理プログラム
JP2017117421A (ja) 民泊施設支援システムおよび民泊施設支援方法
Khan et al. Dataset of usage pattern and energy analysis of an Internet of Things-enabled ceiling fan