JP2019007811A - 経路案内方法、経路案内装置、及び経路案内プログラム - Google Patents

経路案内方法、経路案内装置、及び経路案内プログラム Download PDF

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功一 鈴木
純一郎 井川
Junichiro Igawa
純一郎 井川
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Abstract

【課題】
より容易に目的地に到着することができる経路案内方法、経路案内装置、及び経路案内プログラムを提供する。
【解決手段】
経路案内方法は、経路案内を行う経路案内装置が実行する経路案内方法であって、前記経路案内装置が、現在地から経路案内の目的地までの距離が所定距離以下であるかどうかを判定し、前記所定距離以下であると判定すると、前記目的地を表す目視可能物を目印として経路案内を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、経路案内方法、経路案内装置、及び経路案内プログラムに関する。
従来より、設定された目的地までの経路を求め、当該経路及び現在位置を報知する経路誘導システムにおいて、案内看板の位置と案内看板の案内先情報とを関連付けて記憶しており、前記現在位置が前記目的地に関連する前記案内先情報を含む前記案内看板の位置に接近した場合に、当該案内看板の存在を報知することを特徴とする経路誘導システムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−185457号公報
ところで、従来の経路誘導システムでは、目的地に接近すると看板の存在を報知するが、看板のような目視可能物を目印として経路案内を行うことについての開示はない。目的地の近くで目視可能物を目印として経路案内を行えば、距離や方向で案内する場合よりも利用者の目に留まり易く、より容易に目的地に到着することができる。
そこで、より容易に目的地に到着することができる経路案内方法、経路案内装置、及び経路案内プログラムを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の経路案内方法は、
経路案内を行う経路案内装置が実行する経路案内方法であって、
前記経路案内装置が、
現在地から経路案内の目的地までの距離が所定距離以下であるかどうかを判定し、
前記所定距離以下であると判定すると、前記目的地を表す目視可能物を目印として経路案内を行う。
このため、目的地に近い場合には、目視可能物を目印として経路案内が行われる。
従って、より容易に目的地に到着することができる経路案内方法を提供することができる。
本発明の他の実施の形態の経路案内方法では、
前記経路案内装置が、
前記所定距離以下ではないと判定すると、前記経路案内とは異なる方法で前記目的地の経路案内を行ってもよい。
目的地に近くない場合には、目視可能物を目印とする経路案内を行わなくても、分かり易い経路案内を行うことができる場合がある。
従って、目的地に近い場合に、より容易に目的地に到着することができる経路案内方法を提供することができる。
本発明の他の実施の形態の経路案内方法では、
前記経路案内装置は車両の経路案内を行う経路案内装置であり、
前記経路案内装置が、
前記所定距離以下ではないと判定した場合に、経路案内の目的候補地と、前記目的候補地の駐車場を案内する目視可能物とを関連付けた第1データベースに、前記目的地に対応する目的候補地が登録されているかどうかを判定し、
前記目的地に対応する目的候補地が前記第1データベースに登録されている場合に、当該目的候補地に関連付けられた駐車場を案内する目視可能物を目印として経路案内を行ってもよい。
このため、目的地に近くなくても、第1データベースに登録されている目的候補地の駐車場を案内する目視可能物を用いて、経路案内を行うことができる。
従って、目的地に近くなくても、駐車場の場所を示す目視可能物を利用して、より容易に目的地に到着することができる経路案内方法を提供することができる。
本発明の他の実施の形態の経路案内方法では、
前記経路案内装置が、
前記目的地と同一のジャンルで当該目的地とは異なる施設が前記目的地の所定の近距離内に存在し、かつ、前記現在地から前記目的地までの距離が前記所定距離以下であると判定した場合に、経路案内の目的候補地と、前記目的候補地の名称を含み、当該目的候補地を案内する目視可能物とを関連付けた第2データベースに、前記目的地に対応する目的候補地と関連付けられた名称が登録されているかどうかを判定し、
前記前記目的地に対応する目的候補地と関連付けられた名称が前記第2データベースに登録されている場合には、当該目的候補地に関連付けられた目視可能物を目印として経路案内を行ってもよい。
このため、目的地の近くに同一のジャンルの施設がある場合には、目的地に近くなった場合に、目的地の名称を含む目視可能物を用いて、経路案内を行うことができる。
従って、目的地の近くに同一のジャンルの施設があっても、目的地の名称を含む目視可能物を用いることにより、より容易に目的地に到着することができる経路案内方法を提供することができる。
本発明の実施の形態の経路案内装置は、
現在地から経路案内の目的地までの距離が所定距離以下であるかどうかを判定する距離判定部と、
前記距離判定部によって前記所定距離以下であると判定されると、前記目的地を表す目視可能物を目印として経路案内を行う、経路案内部と
を含む。
このため、目的地に近い場合には、目視可能物を目印として経路案内が行われる。
従って、より容易に目的地に到着することができる経路案内装置を提供することができる。
本発明の実施の形態の経路案内プログラムは、
経路案内を行う経路案内装置が実行する経路案内プログラムであって、
前記経路案内装置が、
現在地から経路案内の目的地までの距離が所定距離以下であるかどうかを判定する距離判定ステップと、
前記距離判定ステップにおいて前記所定距離以下であると判定されると、前記目的地を表す目視可能物を目印として経路案内を行う、経路案内ステップと
を含む処理を実行する。
このため、目的地に近い場合には、目視可能物を目印として経路案内が行われる。
従って、より容易に目的地に到着することができる経路案内プログラムを提供することができる。
より容易に目的地に到着することができる経路案内方法、経路案内装置、及び経路案内プログラムを提供することができる。
実施の形態1の経路案内システム1の構成を示す図である。 実施の形態1の看板案内データのデータ構造を示す図である。 道路、交差点、及び著名スーパーの位置関係を示す図である。 プローブ保存サーバ200のプローブ制御部220が実行する処理を示すフローチャートである。 プローブ保存サーバ200の看板案内作成部230が実行する処理を示すフローチャートである。 実施の形態1のナビゲーションサーバ100が実行する処理を示すフローチャートである。 実施の形態2の経路案内システム1Aの構成を示す図である。 実施の形態2の看板案内データのデータ構造を示す図である。 道路、交差点、及び著名ハンバーガチェーン店の位置関係を示す図である。 プローブ保存サーバ200Aの看板案内作成部230Aが実行する処理を示すフローチャートである。 実施の形態2のナビゲーションサーバ100Aが実行する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の経路案内方法、経路案内装置、及び経路案内プログラムを適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1の経路案内システム1の構成を示す図である。経路案内システム1は、車両10、ナビゲーションサーバ100、及びプローブ保存サーバ200を含む。ナビゲーションサーバ100は、経路案内装置の一例であり、ナビゲーションサーバ100が経路案内(ルート案内)を行うために実行するプログラムは、経路案内プログラムの一例である。また、ナビゲーションサーバ100が経路案内プログラムを実行することによって実現される方法は、経路案内方法の一例である。
車両10には、ナビゲーションECU(Electric Control Unit:電子制御装置)20、カメラ30、ディスプレイ35A、スピーカ35B、及びDCM(Data Communication Module)40が搭載される。ナビゲーションECU20、カメラ30、及びDCM40は、一例としてCAN(Controller Area Network)50によって互いに通信可能に接続される。ディスプレイ35A及びスピーカ35Bは、ナビゲーションECU20に直接接続されており、ルート案内の画像データ及び音声データをそれぞれ出力する。ナビゲーションECU20は、DCM40及びネットワーク400を介してプローブ保存サーバ200及びナビゲーションサーバ100と無線データ通信が可能である。
なお、ここでは車両10内のネットワークとしてCANプロトコルによるCAN50を用いる形態について説明するが、CAN50の代わりに、Ethernet(登録商標)プロトコルを採用したバス等のCAN以外のバスを用いてもよい。また、車両10には、これら以外にも様々な装置や機器が搭載されるが、図1には、実施の形態1に特に関連する構成要素を抜き出して示す。
車両10は、例えば、HV(Hybrid Vehicle)車、PHV(Plug-in Hybrid Vehicle)車、EV(Electric Vehicle)車、ガソリン車、又はディーゼル車等である。車両10にはナビゲーションECU20が搭載される。
ナビゲーションECU20は、車両10に搭載されるナビゲーションシステムの制御を行う。ナビゲーションECU20は、一例として、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力インターフェース、通信インターフェース、及び内部バス等を含むコンピュータによって実現される。
ナビゲーションECU20は、主制御部21、位置検出部22、交差点検知部23、ルート探索部24、情報取得部25、プローブデータ収集部26、通信制御部27、及びメモリ28を含む。主制御部21、位置検出部22、交差点検知部23、情報取得部25、プローブデータ収集部26、通信制御部27は、ナビゲーションECU20が実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして表したものである。また、メモリ28は、ナビゲーションECU20が含むRAM、ROM、及びHDDのようにデータを格納する部分を機能的に表したものである。
ナビゲーションECU20のうち、少なくとも、情報取得部25、プローブデータ収集部26、通信制御部27、及びメモリ28は、画像送信装置を構成する。画像送信装置は、さらに、主制御部21、位置検出部22、又は交差点検知部23を含んでもよい。
主制御部21は、位置検出部22、交差点検知部23、ルート探索部24、情報取得部25、プローブデータ収集部26、通信制御部27が行う処理以外の処理を実行し、ナビゲーションECU20の処理を統括する処理部である。
位置検出部22は、GPS(Global Positioning System)アンテナに接続されており、GPS信号から位置データと時刻データを取得する。位置検出部22によって取得される位置データは、車両10の現在位置(緯度及び経度)を表すデータであり、時刻データは、現在時刻を表すデータである。位置データ及び時刻データは、ルート探索部24が行う処理に利用されるとともに、CAN50に出力される。
交差点検知部23は、車両の現在位置と地図データとに基づいて、車両の進行方向にある交差点を検知する。より具体的には、交差点検知部23は、ナビゲーションシステムから入手する車両の現在位置を取得し、地図データの中で現在位置を含む道路を表すリンク上において進行方向にあるノードが表す交差点を検知する。
また、交差点検知部23は、ナビゲーションシステムから入手する車両の現在位置(緯度及び経度)と、地図データの中で車両が現在走行している道路を表すリンク上において進行方向にあるノードが表す交差点の位置(緯度及び経度)とに基づいて、交差点までの距離を算出する。
ルート探索部24は、車両10の利用者がナビゲーションシステムに入力する目的地等の情報を受け付け、目的地等の情報と車両10の現在位置を表す位置データをナビゲーションサーバ100及びプローブ保存サーバ200に送信する。この結果、ナビゲーションサーバ100は、車両10のナビゲーションECU20にルート案内のデータを送信する。また、プローブ保存サーバ200は、車両10の現在位置を含むプローブデータを収集する。
また、ルート探索部24は、ナビゲーションサーバ100から受信するルート案内のデータを地図データにフィットさせてナビゲーションシステムのディスプレイ35Aに表示する。このように、ナビゲーションサーバ100がルートを探索するので、より正確なルートとより正確な到着時刻を案内することができる。
また、ルート探索部24は、ナビゲーションサーバ100から看板案内データを受信すると、ディスプレイ35Aに表示するルート案内に、「100m先の○○スーパーの看板がある交差点を左折」というような案内表示をディスプレイ35Aに表示させるとともに、「100m先の○○スーパーの看板がある交差点を左折です」との音声案内をスピーカ35Bから出力する。このように、看板を目印にして案内を行うので、利用者は看板を目印にして目的地を探しやすくなる。看板は、目的地を表す目視可能物の一例である。なお、看板を用いたルート案内の詳細については後述する。
なお、ルート探索部24は、DCM260による通信が利用できない状況では、位置検出部22によって取得される位置データ、利用者がナビゲーションシステムに入力する目的地等の情報、及び、メモリ28に格納される地図データ等に基づいて、ルート案内のデータを生成する。ルート案内のデータは、現在位置から目的地までのルート、当該ルートに含まれるリンクとノードを表すデータ、及び、到着予想時刻を含む。また、ルート探索部24が看板案内データを利用した看板案内を行う場合には、ルート案内のデータは、看板案内に必要なデータをさらに含む。ルート探索部24は、生成したルート案内のデータをナビゲーションシステムのディスプレイ35Aに表示するとともに、スピーカ35Bから音声によるルート案内を出力する。
情報取得部25は、メモリ28に格納される地図データから車両10が走行している道路に沿って存在する施設等の情報を取得する。施設等の情報は、POI(Point Of Interest)情報である。POI情報は、地図データに含まれる道路沿いにある店舗や施設等のID(Identifier)、名称、カテゴリ(ジャンル)、及び位置(緯度及び経度)を表す。
プローブデータ収集部26は、車両が実際に走行して得る、位置データ、渋滞の程度、車速、画像等のプローブデータを収集する。このようなプローブデータの収集は、ナビゲーションECU20のプローブ交通情報収集機能によって行われる。
また、プローブデータ収集部26は、プローブデータのうちの画像の収集については、ナビゲーションサーバ100から受信する撮影ポイントを表すデータに基づいて、カメラ30に撮影を行わせて車両10の周囲の画像を取得することによって行う。撮影ポイントを表すデータは、撮影を行うべき位置を表すデータであり、撮影を行うべき位置はナビゲーションサーバ100によって予め決められている。撮影を行うべき位置は、例えば、交差点の手前、目的地になりうる施設等の周辺、多くの利用者が通る道路(リンク)等である。
通信制御部27は、プローブデータ収集部26によって取得されるプローブデータをDCM40にプローブ保存サーバ200へと送信させる。通信制御部27は、送信制御部の一例である。
メモリ28は、地図データ、及び、ナビゲーションECU20としての制御に必要なプログラムやデータ等を格納する。メモリ28は、格納部の一例である。
カメラ30は、車両10の周囲を撮影して画像を取得する撮像部の一例である。カメラ30は、車両10の前方及び側方の画像を取得できるものであれば、1つであっても複数であってもよい。また、車両10の前方及び側方に加えて後方の画像を取得できるように構成されていてもよい。
DCM40は、車両10に搭載される通信部又は無線通信装置の一例であり、例えば、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、又は5G(5th Generation)等の通信回線を介して無線通信を行う。DCM40は、これらの通信回線を介してインターネット等のネットワーク400に接続することができる。これにより、ナビゲーションECU20は、ネットワーク400を通じたデータ通信を行うことができる。なお、一例として、以下では、DCM40は、4Gで無線通信を行うものとする。
プローブ保存サーバ200は、車両10のナビゲーションECU20からDCM40を介してアップロードされるプローブデータを収集し、保存するサーバである。プローブ保存サーバ200は、通信部210、プローブ制御部220、看板案内作成部230を有する。プローブ保存サーバ200は、走行DB(Data Base)300Aに接続されている。
プローブ保存サーバ200は、CPU、RAM、ROM、HDD、入出力インターフェース、通信インターフェース、及び内部バス等を含むコンピュータによって実現される。プローブ保存サーバ200の通信部210、プローブ制御部220、看板案内作成部230は、プローブ保存サーバ200が実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。
通信部210は、ネットワーク400に接続する通信インターフェースである。プローブ保存サーバ200は、通信部210を介してネットワーク400に接続し、車両10のナビゲーションECU20と無線データ通信を行う。図1には、1台の車両10を示すが、実際には多数あるため、通信部210は、多数の車両10のナビゲーションECU20と無線データ通信を行う。
プローブ制御部220は、車両10のナビゲーションECU20からアップロードされるプローブデータ(車両10が実際に走行して得る、位置データ、渋滞の程度、車速、画像等のデータ)を走行DB300Aに保存する。
看板案内作成部230は、主制御部231、画像認識部232、DB作成部233、及びメモリ234を有する。主制御部231は、看板案内作成部230の処理を統括する処理部であり、画像認識部232及びDB作成部233が行う処理以外の処理を行う。
画像認識部232は、プローブ制御部220によって走行DB300Aに保存されるプローブデータを読み出し、読み出したプローブデータに含まれる画像データに対して画像処理を行い、画像に施設等を表す看板や案内標識(以下、看板等と称す)が含まれるかどうかを判定する。
例えば、画像に四角形のような多角形や円形の板状の物体が含まれていれば、看板等である可能性が高い。このような物体の中に店舗の名称が含まれていることを判定した場合には、画像に看板等が含まれていると判定することができる。店舗の名称が画像に含まれるかどうかを判定するには、様々な店舗の名称を表す画像をメモリ234に格納しておき、画像から抽出したパターンと照合することによって判定を行えばよい。
また、画像認識部232は、読み出したプローブデータに含まれる画像データに対して画像処理を行い、駐車場の情報を含む看板や案内標識(以下、看板等と称す)が画像に含まれるかどうかを判定する。駐車場の情報は、例えば、画像データの中に、漢字の「駐車場」、アルファベットの"P"若しくは"Parking"、又は、片仮名の「パーキング」等の文字である。画像認識部232は、パターンマッチング処理等の画像処理を行うことによって、これらの文字が画像データに含まれるかどうかを判定する。
以上より、画像認識部232は、店舗の名称が判明した場合には、判明した店舗の名称を表す看板等であることを表す看板データと、その画像が取得された位置データ及びリンクデータと、駐車場の情報を示す駐車場データとを関連付けてDB作成部233に渡す。なお、判明した店舗の名称を表す看板等であることを表す看板データは、判明した店舗の名称を表す。
DB作成部233は、画像認識部232によって生成される看板データと駐車場データとを看板ID、位置データ、及びリンクデータとともに看板案内DB300Bに保存する。看板ID、看板データ、位置データ、リンクデータ、及び駐車場データは、看板案内データを構築する。なお、看板IDは、DB作成部233が作成順に割り当てる。
ナビゲーションサーバ100は、車両10のナビゲーションECU20からの要求に応じてルートの探索と到着予想時刻の演算を行い、探索したルート、到着予想時刻、及び、探索したルートに含まれる看板等のデータを車両10のナビゲーションECU20に送信するサーバである。
ナビゲーションサーバ100は、主制御部110、距離取得部120、距離判定部130、ルート探索部140、看板案内部150、送信処理部160、及び通信部170を有する。
ナビゲーションサーバ100は、CPU、RAM、ROM、HDD、入出力インターフェース、通信インターフェース、及び内部バス等を含むコンピュータによって実現される。ナビゲーションサーバ100の主制御部110、距離取得部120、距離判定部130、ルート探索部140、看板案内部150、送信処理部160、及び通信部170は、ナビゲーションサーバ100が実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。
ナビゲーションサーバ100としてのコンピュータに経路案内装置としての機能を持たせるプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体を介してコンピュータにインストールされる、又は、インターネット等のネットワーク400に接続されるモデム等を介して他のコンピュータシステムからダウンロードされてコンピュータにインストールされる。
主制御部110は、ナビゲーションECU20の処理を統括する処理部であり、距離取得部120、距離判定部130、ルート探索部140、看板案内部150、送信処理部160、及び通信部170が実行する処理以外の処理を行う。
距離取得部120は、車両10の位置検出部22から送信される位置データと、ルート探索部24から送信される目的地の位置データとに基づいて、車両10の現在位置から目的地までの距離を取得する。距離取得部120が取得する距離を表すデータは、距離判定部130に転送される。
距離判定部130は、距離取得部120から転送される距離を表すデータと、所定距離を表すデータとに基づき、車両10の現在位置から目的地までの距離が所定距離以下であるかどうかを判定する。所定距離は、一例として1kmである。車両10の現在位置が目的地まである程度近い距離に到達したかどうかを判定するためである。
ルート探索部140は、車両10のナビゲーションECU20と通信し、位置検出部22から送信される位置データとルート探索部24から送信される目的地等の情報とに基づいて、ルートを探索するとともに到着予想時刻を演算し、探索したルートと演算した到着予想時刻を表すデータを車両10のナビゲーションECU20に送信する。探索されたルートのデータは、現在位置から目的地までのリンク(道路)とノード(交差点や結節点等)を含む。地図データに含まれる各リンクと各ノードには固有の番号が設定されている。
看板案内部150は、距離判定部130によって現在位置から目的地までの距離が所定距離以下であるかと判定されると、看板案内DB300Bから、探索されたルートに含まれるリンク又はノードに関連付けられている看板案内データを読み出し、車両10のナビゲーションECU20に送信する。この結果、ナビゲーションECU20は、ナビゲーションシステムのディスプレイ35Aに、看板案内データが示す店舗の名称を用いた案内表示をディスプレイ35Aに表示させるとともに、音声案内をスピーカ35Bから出力する。
送信処理部160は、ルート探索部140と看板案内部150によって生成されるルート案内のデータを通信部170に車両10のナビゲーションECU20に送信させる処理を行う。
通信部170は、ネットワーク400に接続する通信インターフェースである。ナビゲーションサーバ100は、通信部170を介してネットワーク400に接続し、ナビゲーションサーバ100と、車両10のナビゲーションECU20と無線データ通信を行う。図1には、1台の車両10を示すが、実際には多数あるため、通信部170は、多数の車両10のナビゲーションECU20と無線データ通信を行う。
図2は、実施の形態1の看板案内データのデータ構造を示す図である。実施の形態1の看板案内データは、看板ID(Identifier)、看板データ、位置データ、リンクデータ、及び駐車場データを含む。看板案内データは、第1データベースの一例である。また、看板データが表す施設は、目的候補地の一例である。図2には、一例として、看板IDがB001、B002で、看板データが「ABCスーパー」で、位置データが示す位置がF(X1,Y1)、F(X2,Y2)で、リンクデータが示すリンク(道路リンク)のIDがL001で、駐車場データが駐車場を示すアルファベットのPである看板案内データを示す。
看板IDは、看板案内データのIDである。看板IDは看板毎に割り振られる固有の識別子である。看板データは、看板の内容を示すテキストデータであり、POIのジャンルに従って看板の内容が特定されている。ここには、一例として、看板データが著名なスーパーの一例であるABCスーパーである場合の看板案内データを示す。POIのジャンルは、著名なスーパー、ガソリンスタンド、銀行、及びその他の店舗や施設等に区分されているため、看板データは、これらのジャンルで区分された店舗や施設等の名称を表す。
位置データは、看板の位置を緯度(X)及び経度(Y)で示す。識別子がB001、B002の看板データの位置は、それぞれ、F(X1,Y1)、F(X2,Y2)である。リンクデータは、看板が配置される道路のID(識別子)である。図2には、道路1のリンクデータとしてL001を示す。また、駐車場データは、看板に含まれる駐車場を表す文字等を表す。駐車場を表す文字等は、例えば、漢字の「駐車場」、アルファベットの"P"若しくは"Parking"、又は、片仮名の「パーキング」等の文字である。駐車場データとしてこれらの文字が存在する場合には、看板が駐車場の情報を含むことを示し、駐車場データとしての文字等のデータが存在しなければ、看板が駐車場の情報を含まないことを示す。なお、駐車場データとしての文字等のデータが存在しない場合の駐車場データは、一例として「−(バー)」である。
このような看板案内データは、看板案内作成部230の画像認識部232が走行DB300Aに保存されるプローブデータを読み出し、読み出したプローブデータに含まれる画像データに対して画像処理を行い、画像に施設等を表す看板等が含まれるかどうかを判定しながら作成される。看板IDがB001の看板データはABCスーパーであり、看板の位置はF(X1,Y1)であり、リンクデータはL001(道路1)であり、駐車場の情報を含まないと判定されたため、駐車場データは「−(バー)」に設定されている。また、看板IDがB002の看板データはABCスーパーであり、看板の位置はF(X2,Y2)であり、リンクデータはL001(道路1)であり、駐車場の情報(アルファベットの"P")を含むと判定されたため、駐車場データは"P"に設定されている。画像認識部232は、走行DB300Aに保存されるプローブデータを読み出し、図2に示すような看板案内データを順次作成する。
次に、看板案内データを用いたルート案内について説明する。図3は、道路、交差点、及び著名スーパーの位置関係を示す図である。図3には、ナビゲーションシステムのディスプレイ35Aの表示を簡略化して示す。ここで、著名とは、例えば、全国的に知れわたっているほど周知であることをいい、周知とは、少なくとも一部の地域において利用者(需要者)の間に広く認識されていることをいう。また、ここでは一例として、車両10は左側通行の国又は領域において走行していることとする。
図3において、車両10は、道路1に沿って矢印で示す方向(図中上方向)に進行している。車両10の進行方向において、道路1と交差する道路2、3、4がある。道路1と道路2、3、4とは交差点2A、3A、4Aで交差している。道路1、2、3、4は、地図データのリンクによって表され、それぞれ固有のIDを有する。また、交差点2A、3A、4Aは、地図データのノードによって表され、それぞれ固有のIDを有する。
交差点2A、3Aには、著名スーパーであるABCスーパー5がある。また、道路1に沿って、ABCスーパー5の看板5A、5B、5Cが設けられている。看板5Aは、この先2kmの地点にABCスーパー5があることを表しており、ABCスーパー5の駐車場を表す看板ではない。看板5Bは、ABCスーパー5の1.5km手前の地点に設置されており、ABCスーパー5の駐車場があることを表すアルファベットの"P"の文字が含まれている。看板5Cは、この先0.8kmの地点にABCスーパー5があることを表しており、ABCスーパー5の駐車場を表す看板ではない。なお、図3に示す破線の円6は、ABCスーパー5から半径1kmの範囲を表す。看板5Cは、破線の円6の内部に位置する。
車両10のナビゲーションECU20は、ABCスーパー5がルート案内の目的地に設定された状態で、現在位置をナビゲーションサーバ100及びプローブ保存サーバ200に送信するとともに、ナビゲーションサーバ100からルート案内のデータと看板案内データを受信しながら、ABCスーパー5に向かって道路1を走行している。ナビゲーションECU20は、受信したルート案内のデータと看板案内データに基づいて、ナビゲーションシステムのディスプレイ35Aにルート案内情報を表示するとともに、スピーカ35Bから音声案内を出力する。
ナビゲーションECU20は、道路1沿いの看板5Aの手前では、看板案内データを用いたルート案内を行わずに、現在位置と目的地(ABCスーパー5)との距離と方向に応じたルート案内を行う。例えば、ナビゲーションシステムのディスプレイ35Aに「ABCスーパー2km」という文字案内が表示され、スピーカ35Bから「ABCスーパーまで2km直進です」との音声案内が出力される。
また、ナビゲーションECU20は、道路1沿いの看板5Bの手前では、看板案内データを用いたルート案内を行い、例えば、ナビゲーションシステムのディスプレイ35Aに「ABCスーパーのパーキングまで1.5kmの看板に従って直進」という看板案内による文字案内が表示され、スピーカ35Bから「ABCスーパーのパーキングまで1.5kmの看板に従って直進です」との音声案内が出力される。
なお、ナビゲーションECU20は、車両10が破線の円6よりも外にいる場合には、原則的に看板案内データを用いたルート案内を行わないが、看板5Bのように看板に駐車場の情報(ここではパーキングを表す"P"の文字)が含まれている場合には、例外的に破線の円6の外に車両10が存在する場合でも看板案内データを用いたルート案内を行う。
また、ナビゲーションECU20は、道路1沿いの看板5Cの手前では、看板案内データを用いたルート案内を行い、例えば、ナビゲーションシステムのディスプレイ35Aに「ABCスーパーの看板に従って直進」という看板案内による文字案内が表示され、スピーカ35Bから「ABCスーパーの看板に従って直進です」との音声案内が出力される。
また、看板5CがABCスーパー5のパーキングは交差点2Aを左折することを示す看板である場合には、ナビゲーションシステムのディスプレイ35Aに「ABCスーパーのパーキングの看板に従って交差点4Aを左折」という看板案内による文字案内が表示され、スピーカ35Bから「ABCスーパーのパーキングは看板に従って交差点2Aを左折です」との音声案内が出力される。
このような看板案内データを用いたルート案内は、次のようにして行われる。ナビゲーションサーバ100の看板案内部150が、目的地のPOIと同等の文字を有する看板データと、車両10が走行する道路と同一のリンクデータとを含む看板案内データを看板案内DB300Bから読み出し、読み出した看板案内データに含まれる位置データ及び駐車場データと、車両10の現在位置とに従って、ルート案内を行う。
例えば、車両10の現在位置と、看板案内データに含まれる位置データとから、車両10が図2に示す看板5Bに向かって進行しているときには、看板案内部150は、看板5Bの手前において、看板5Bの看板案内データを用いて、看板データの「ABCスーパー」と駐車場データの「パーキング」とに基づいて、「ABCスーパーのパーキングまで1.5kmの看板に従って直進」という看板案内による文字案内をディスプレイ35Aに表示させるとともに、スピーカ35Bから「ABCスーパーのパーキングまで1.5kmの看板に従って直進です」との音声案内が出力させるルート案内のデータを車両10のナビゲーションECU20に送信する。
この結果、車両10では、「ABCスーパーのパーキングまで1.5kmの看板に従って直進」という看板案内による文字案内がディスプレイ35Aに表示されるとともに、スピーカ35Bから「ABCスーパーのパーキングまで1.5kmの看板に従って直進です」との音声案内が出力される。
なお、目的地のPOIと同等の文字を有する看板データとは、目的地のPOIと100%完全に一致しなくても、画像認識におけるパターンマッチング等によって所定割合(例えば、80%)以上の一致性がある文字を少なくとも一部に含む看板データのことをいう。
図4は、プローブ保存サーバ200のプローブ制御部220が実行する処理を示すフローチャートである。プローブ制御部220は、処理を開始(スタート)すると、プローブデータをナビゲーションECU20から受信したかどうかを判定する(ステップS101)。
プローブ制御部220は、プローブデータを受信した(S101:YES)と判定すると、プローブデータを走行DB300Aに保存する(ステップS102)。なお、プローブ制御部220は、プローブデータを受信していない(S101:NO)と判定すると、ステップS101の処理を繰り返し実行する。以上で制御周期の1周期分の処理が終了する(エンド)。プローブ制御部220は、スタートからエンドまでの処理を所定の制御周期で繰り返し実行する。
図5は、プローブ保存サーバ200の看板案内作成部230が実行する処理を示すフローチャートである。主制御部231は、処理を開始(スタート)すると、走行DB300Aにプローブデータが追加されたかどうかを判定する(ステップS111)。
主制御部231によってプローブデータが追加された(S111:YES)と判定されると、画像認識部232は、プローブデータに含まれる画像データについて、看板の画像認識を行う(ステップS112)。看板の画像認識は、ナビゲーションECU20から送信された画像データに対して、文字や数字等が含まれているかどうかの認知処理(画像処理)を行う処理である。画像認識部232は、ステップS111では、上述したような手法によって、画像に店舗や施設等の名称が含まれるかどうかを判定する。ステップS112の画像認識で読み取られる店舗や施設等の名称は、看板データになる。
次いで、画像認識部232は、ステップS112で画像認識を行った画像データについて、駐車場の情報の画像認識を行う(ステップS113)。画像認識部232は、ステップS113では、上述したような手法によって、画像に駐車場の情報が含まれるかどうかを判定する。看板に駐車場の情報が含まれる場合には、ステップS113の処理において、漢字の「駐車場」、アルファベットの"P"若しくは"Parking"、又は、片仮名の「パーキング」等の文字が認識される。ステップS113の画像認識で読み取られる駐車場の情報を表す文字は、駐車場データになる。
次いで、画像認識部232は、ステップS112及び/又はステップS113における画像認識を行った画像データに、看板案内に適した画像が含まれているかどうかを判定する(ステップS114)。看板案内に適した画像が含まれているかどうかは、例えば、ステップS112及び/又はステップS113で画像認識を行った画像データに含まれる店舗の名称や駐車場の情報が画像の中央にあるか、店舗の名称や駐車場の情報を表す文字のサイズが所定サイズ(利用者が目視で読み易い所定のサイズ)以上であるかどうか、店舗の名称や駐車場の情報を表す文字が見易いかどうか等の項目を判定することによって行われる。なお、見易いかどうかは、例えば、店舗の名称や駐車場の情報を表す文字を正面から見た画像であるかどうか、又は、斜めから見た画像であるかどうか等によって判定すればよい。所定角度以上の斜めの方向から見るような画像である場合には、店舗の名称や駐車場の情報を表す文字を見難いからである。
画像認識部232は、看板案内に適した画像が含まれている(S114:YES)と判定すると、ステップS113における画像認識を行った画像データに、駐車場の情報が含まれているかどうかを判定する(ステップS115)。駐車場の情報を含む場合には、駐車場の情報として認識した文字を駐車場データとして取り扱うため、ステップS115の判定を行うこととしたものである。
画像認識部232によって駐車場の情報が含まれている(S115:YES)と判定されると、DB作成部233は、駐車場データとしての文字等を保存する(ステップS116)。
次いで、DB作成部233は、画像認識部232によって生成される看板データを、看板ID、位置データ、及びリンクデータとともに看板案内DB300Bに保存する(ステップS117)。このとき、駐車場データもある場合は、駐車場データは、看板データ、看板ID、位置データ、及びリンクデータとともに看板案内DB300Bに保存される。これにより、図2に示す看板案内DB300Bに新たな看板案内データが追加される。
ステップS117の処理が終わると、制御周期の1周期分の処理が終了する(エンド)。看板案内作成部230は、スタートからエンドまでの処理を所定の制御周期で繰り返し実行する。
なお、ステップS114において、看板案内に適した画像が含まれていない(S114:NO)と判定されると、主制御部231は、制御周期の1周期分の処理が終了する(エンド)。
また、ステップS115において、画像認識部232によって駐車場の情報が含まれていない(S115:NO)と判定されると、DB作成部233は、画像認識部232によって生成される看板データを、看板ID、位置データ、及びリンクデータとともに看板案内DB300Bに保存する(ステップS117)。この場合には、駐車場データを表す文字等は存在しないため、駐車場データは「−(バー)」に設定される。
図6は、実施の形態1のナビゲーションサーバ100が実行する処理を示すフローチャートである。ナビゲーションサーバ100は、スタートからエンドまでの処理を所定の制御周期で繰り返し実行する。
処理がスタートすると、ルート探索部140は、ルート探索を行う(ステップS151)。より具体的には、ルート探索部140は、車両10のナビゲーションECU20と通信し、位置検出部22から送信される位置データとルート探索部24から送信される目的地等の情報とに基づいて、ルートを探索するとともに到着予想時刻を演算する。
次いで、看板案内部150は、現在走行している道路のリンクデータと一致するリンクデータを含む看板案内データが看板案内DB300Bに存在するかどうかを判定する(ステップS152)。看板案内部150は、現在走行している道路のリンクデータを用いて看板案内DB300Bに含まれる看板案内データのリンクデータと照合を行うことにより、ステップS152の処理を行う。
看板案内部150は、一致するリンクデータを含む看板案内データが存在する(S152:YES)と判定すると、車両10の現在位置が目的地から所定距離以下であるかどうかを判定する(ステップS153)。所定距離以下である場合と、所定距離以下ではない場合とで、看板案内データの利用の仕方が異なるからである。
看板案内部150は、所定距離以下である(S153:YES)と判定すると、ステップS152で存在を確認したリンクデータを含む看板案内データを看板案内DB300Bから読み出し、看板案内データに含まれる看板データを含むルート案内のデータを、送信処理部160に車両10のナビゲーションECU20へと送信させる(ステップS154)。なお、ルート案内のデータには、看板データの他に、現在位置から目的地までのルート、当該ルートに含まれるリンクとノードを表すデータ、及び、到着予想時刻を含む。
このようなルート案内のデータを受信したナビゲーションECU20のルート探索部24は、看板データが表す文字等を用いたルート案内を行う。例えば、「100m先の○○スーパーの看板がある交差点を左折」というような案内表示をディスプレイ35Aに表示させるとともに、「100m先の○○スーパーの看板がある交差点を左折です」との音声案内をスピーカ35Bから出力する。
また、ステップS153において、看板案内部150は、所定距離以下ではない(S153:NO)と判定すると、車両10が現在走行している道路のリンクデータと一致するリンクデータを含む看板案内データに、駐車場データを含む看板案内データがあるかどうかを判定する(ステップS155)。現在位置から目的地までが所定距離以内ではなくても、駐車場データを含む看板がある場合には、駐車場の情報を含む看板があることを案内するためである。
看板案内部150は、駐車場データを含む看板案内データがある(S155:YES)と判定すると、ステップS155で存在を確認した看板案内データから看板データ及び駐車場データ読み出し、看板データ及び駐車場データを含むルート案内のデータを、送信処理部160に車両10のナビゲーションECU20へと送信させる(ステップS156)。ステップS156でナビゲーションECU20に送信されるルート案内のデータは、ステップS154でナビゲーションECU20に送信されるルート案内のデータに対して、駐車場データを追加した内容になっている。
このようなルート案内のデータを受信したナビゲーションECU20のルート探索部24は、看板データ及び駐車場データが表す文字等を用いたルート案内を行う。例えば、「ABCスーパーのパーキングまで1.5kmの看板に従って直進」という看板案内による文字案内が表示され、スピーカ35Bから「ABCスーパーのパーキングまで1.5kmの看板に従って直進です」との音声案内が出力される。
また、ステップS152において、一致するリンクデータを含む看板案内データが存在しない(S152:NO)と判定されると、ルート探索部140は、看板案内データを用いずに、現在位置から目的地までの距離と方向に応じたルート案内を行うルート案内のデータを、送信処理部160に車両10のナビゲーションECU20へと送信させる(ステップS157)。
例えば、ナビゲーションシステムのディスプレイ35Aに「ABCスーパー2km」という文字案内が表示され、スピーカ35Bから「ABCスーパーまで2km直進です」との音声案内が出力される。また、到着予想時刻がディスプレイ35Aに表示される。
主制御部110は、ステップS154、ステップS156、又はステップS157の処理が終了すると、1周期分の処理を終える(エンド)。
以上、実施の形態1によれば、現在走行している道路のリンクデータと一致するリンクデータを含む看板案内データが看板案内DB300Bに存在し、現在位置から目的地までの距離が所定距離以下で近い場合には、目的地までの距離と方向に応じたルート案内ではなく、看板データを用いたルート案内に切り替える。
看板を利用したルート案内は、運転中の利用者の目に留まり易いため、距離と方向に応じたルート案内よりも目的地を探し易くなる。目的地の近くになると、交差点を右左折する機会が多くなるため、「100m先を左折」というような距離と方向によるルート案内よりも、「100m先のABCスーパーの看板を左折」という看板を利用したルート案内の方が、利用者が車両10の外の風景に含まれる目印(看板)からルート案内の情報を得ることができ、利用者がルート案内の情報を入手できる確率が高くなるからである。
また、このルート案内は、ディスプレイ35Aへの表示と、スピーカ35からの音声案内とによって行われるため、ディスプレイ35Aを見る余裕がないような状況においても、効果的に看板の情報を運転中の利用者に提供することができ、利用者がルート案内の情報を入手できる確率をさらに高くすることができる。
従って、より容易に目的地に到着することができる経路案内方法、ナビゲーションサーバ100(経路案内装置)、及び経路案内プログラムを提供することができる。
なお、以上では、ディスプレイ35Aへの表示と、スピーカ35からの音声案内とでルート案内を行う形態について説明したが、どちらか一方でもよい。
また、以上では、目的地を表す目視可能物の一例として看板を用いる形態について説明したが、案内標識のように目的地を示すものであってもよい。
また、以上では、車両10の現在位置から目的地までの距離が所定距離以下ではない(S153:NO)と判定した場合に、駐車場データを含む看板案内データがある(S155:YES)場合には、駐車場データを含むルート案内のデータを車両10のナビゲーションECU20に送信して、駐車場の看板を利用したルート案内を行う形態について説明した。
しかしながら、駐車場の看板を用いたルート案内を行わなくてもよい。例えば、図6に示すステップS153及びステップS155の処理を省略して、現在走行している道路のリンクデータと一致するリンクデータを含む看板案内データが看板案内DB300Bに存在する場合に、看板データを用いたルート案内を行い、このような看板案内データが看板案内DB300Bに存在しない場合には、距離と方向に応じたルート案内を行うようにしてもよい。この場合には、図2に示す看板案内データは、駐車場データを含まなくてよい。
<実施の形態2>
図7は、実施の形態2の経路案内システム1Aの構成を示す図である。経路案内システム1Aは、車両10、ナビゲーションサーバ100A、及びプローブ保存サーバ200Aを含む。実施の形態2の経路案内システム1Aは、ナビゲーションサーバ100A及びプローブ保存サーバ200Aの構成が実施の形態1のナビゲーションサーバ100及びプローブ保存サーバ200と一部異なるが、車両10の構成は同様である。このため、以下では、実施の形態1と同様の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。また、以下、相違点を中心に説明する。
プローブ保存サーバ200Aは、通信部210、プローブ制御部220、看板案内作成部230Aを有する。看板案内作成部230Aは、主制御部231、画像認識部232A、文字認識部232B、DB作成部233A、及びメモリ234を有する。看板案内作成部230Aは、文字認識部232Bを有することと、画像認識部232A及びDB作成部233Aの構成の一部が実施の形態1の看板案内作成部230の画像認識部232及びDB作成部233と異なることとが、実施の形態1の看板案内作成部230と異なる。
画像認識部232Aは、実施の形態1の画像認識部232と同様に、プローブ制御部220によって走行DB300Aに保存されるプローブデータを読み出し、読み出したプローブデータに含まれる画像データに対して画像処理を行い、画像に施設等を表す看板や案内標識(以下、看板等と称す)が含まれるかどうかを判定するが、文字等の認識は行わない。
文字認識部232Bは、画像認識部232Aの画像処理によって画像が認識された看板等に対して、文字認識処理を行うことにより、画像に含まれる文字等を認識する。文字認識部232Bによって認識される文字等は、看板データになる。なお、文字認識は、様々な方法で行うことができるが、ここでは一例として、OCR(Optical Character Recognition/Reader:光学的文字認識)を行う。
DB作成部233Aは、文字認識部232Bによって生成される看板データを看板ID、位置データ、及びリンクデータとともに看板案内DB300Bに保存する。看板ID、看板データ、位置データ、及びリンクデータは、看板案内データを構築する。なお、看板IDは、DB作成部233Aが作成順に割り当てる。
ナビゲーションサーバ100Aは、主制御部110、距離取得部120、距離判定部130、ルート探索部140、看板案内部150A、送信処理部160、及び通信部170を有する。ナビゲーションサーバ100Aは、看板案内部150Aの機能が、実施の形態1のナビゲーションサーバ100と異なる。
実施の形態2では、駐車場データを用いないため、看板案内部150Aは、駐車場データを含むルート案内のデータを生成しない点が実施の形態1の看板案内部150と異なる。
図8は、実施の形態2の看板案内データのデータ構造を示す図である。実施の形態2の看板案内データは、看板ID、看板データ、位置データ、及びリンクデータを含む。看板案内データは、第2データベースの一例である。実施の形態2の看板案内データは、駐車場データ(図2参照)を含まない点が実施の形態1の看板案内データと異なる。
また、実施の形態2では、画像から店舗名等の文字情報が認識される場合には、看板IDがB003の看板案内データのように「GTハンバーガABC店」との看板データが含まれるが、画像から店舗名等の文字情報が認識される場合には、看板IDがB004の看板案内データのように「−(バー)」との看板データが含まれることになる。これは、看板データが存在しないこと(文字認識がされなかったこと)を表す。
次に、看板案内データを用いたルート案内について説明する。図9は、道路、交差点、及び著名ハンバーガチェーン店の位置関係を示す図である。図9には、ナビゲーションシステムのディスプレイ35Aの表示を簡略化して示す。ここで、著名とは、例えば、全国的に知れわたっているほど周知であることをいい、周知とは、少なくとも一部の地域において利用者(需要者)の間に広く認識されていることをいう。また、ここでは一例として、車両10は左側通行の国又は領域において走行していることとする。
図9において、車両10は、道路1に沿って矢印で示す方向(図中上方向)に進行している。車両10の進行方向において、道路1と交差する道路2、3、4がある。道路1と道路2、3、4とは交差点2A、3A、4Aで交差している。道路1、2、3、4は、地図データのリンクによって表され、それぞれ固有のIDを有する。また、交差点2A、3A、4Aは、地図データのノードによって表され、それぞれ固有のIDを有する。
道路1のうち交差点2A及び3Aの間の区間の片側には、著名ハンバーガチェーン店であるGTハンバーガABC店7Aがある。また、反対側には、同系列のGTハンバーガ横丁店7Bがある。GTハンバーガABC店7Aは、ABCスーパーの内部にあり、GTハンバーガ横丁店7Bは、ABCスーパーとは道路1を挟んで向かい側にある横丁にある。
また、道路1に沿って、GTハンバーガABC店の看板7C、7Dが設けられている。看板7Cは、この先2kmの地点にGTハンバーガABC店があることを表しており、看板7Cは、GTハンバーガABC店の0.8km手前の地点に設置されている。なお、図9に示す破線の円6は、GTハンバーガABC店7Aから半径1kmの範囲を表す。看板7Cは、破線の円6の外部に位置し、看板7Dは、破線の円6の内部に位置する。
ここでは、車両10のナビゲーションECU20は、GTハンバーガABC店7Aがルート案内の目的地に設定された状態で、GTハンバーガABC店7Aに向かって道路1を走行している。
ナビゲーションECU20は、道路1沿いの看板7Cの手前では、看板案内データを用いたルート案内を行わずに、現在位置と目的地(GTハンバーガABC店)との距離と方向に応じたルート案内を行う。これは、看板案内DB300Bの中で看板7CがGTハンバーガABC店7Aの看板であり、GTハンバーガ横丁店7Bの看板ではないことが認識されている場合と、認識されていない場合とにおいて同様である。すなわち、破線の円6の外部に位置する看板については、看板案内データを用いたルート案内を行わない。
このため、道路1沿いの看板7Cの手前では、例えば、ナビゲーションシステムのディスプレイ35Aに「GTハンバーガABC店2km」という文字案内が表示され、スピーカ35Bから「GTハンバーガABC店まで2km直進です」との音声案内が出力される。
また、ナビゲーションECU20は、道路1沿いの看板7Dの手前であって破線で示す円6の内部に車両10が位置する場合において、看板案内DB300Bの中で看板7CがGTハンバーガABC店7Aの看板であり、GTハンバーガ横丁店7Bの看板ではないことが認識されている場合には、看板案内データを用いたルート案内を行い、例えば、ナビゲーションシステムのディスプレイ35Aに「GTハンバーガABC店まで0.8kmの看板に従って直進」という看板案内による文字案内が表示され、スピーカ35Bから「GTハンバーガABC店まで0.8kmの看板に従って直進です」との音声案内が出力される。
また、ナビゲーションECU20は、道路1沿いの看板7Dの手前であって破線で示す円6の内部に車両10が位置する場合において、看板案内DB300Bの中で看板7Cがどの店舗や施設等の看板であるかがが認識されていない場合には、看板案内データを用いたルート案内を行わずに、距離と方向に応じたルート案内を行う。例えば、ナビゲーションシステムのディスプレイ35Aに「GTハンバーガABC店0.8km」という文字案内が表示され、スピーカ35Bから「GTハンバーガABC店まで0.8km直進です」との音声案内が出力される。
次に、各部が行う処理について説明する。プローブ保存サーバ200Aがプローブデータを収集する処理は、図4と同様であるため説明を省略する。
図10は、プローブ保存サーバ200Aの看板案内作成部230Aが実行する処理を示すフローチャートである。ここでは、図5に示すフロートの相違点を中心に説明する。
画像認識部232は、ステップS112の看板の画像認識を終えると、ステップS112で画像認識を行った画像データについて、文字認識を行う(ステップS113A)。画像認識部232は、ステップS113Aでは、上述したような文字認識処理によって、画像に店舗等の名称を表す文字情報が含まれるかどうかを判定する。文字情報が含まれ、かつ、文字認識が成功した場合には、ステップS113Aの処理において、「GTハンバーガABC店」や「GTハンバーガ横丁店」にような店舗名が認識される。ステップS113A
認識される文字情報は、看板データになる。実施の形態2では、ステップS112の画像処理では文字等を認識しないため、ステップS113Aの処理で看板データが得られる。
次いで、画像認識部232は、ステップS113Aにおける文字認識を行った画像データに、看板案内に適した文字情報が含まれているかどうかを判定する(ステップS114A)。看板案内に適した画像が含まれているかどうかは、例えば、ステップS113Aで文字認識を行った画像データに含まれる店舗の名称のような文字情報が画像の中央にあるか、店舗の名称のような文字情報を表す文字のサイズが所定サイズ(利用者が目視で読み易い所定のサイズ)以上であるかどうか、店舗の名称のような文字情報を表す文字が見易いかどうか等の項目を判定することによって行われる。
画像認識部232は、看板案内に適した画像が含まれている(S114A:YES)と判定すると、ステップS113Aにおける文字認識を行った画像データに、店舗等の文字情報が含まれているかどうかを判定する(ステップS115A)。文字情報を含む場合には、文字情報を看板データとして取り扱うため、ステップS115Aの判定を行うこととしたものである。
画像認識部232によって文字情報が含まれている(S115A:YES)と判定されると、DB作成部233Aは、看板データとしての文字等を保存する(ステップS116A)。
次いで、DB作成部233Aは、画像認識部232によって生成される看板データを、看板ID、位置データ、及びリンクデータとともに看板案内DB300Bに保存する(ステップS117)。
ステップS117の処理が終わると、制御周期の1周期分の処理が終了する(エンド)。看板案内作成部230Aは、スタートからエンドまでの処理を所定の制御周期で繰り返し実行する。
なお、ステップS115Aにおいて、画像認識部232によって文字情報が含まれていない(S115A:NO)と判定されると、DB作成部233Aは、看板ID、位置データ、及びリンクデータを看板案内DB300Bに保存する(ステップS117)。この場合には、看板データを表す文字等は存在しないため、看板データは「−(バー)」に設定される。
図11は、実施の形態2のナビゲーションサーバ100Aが実行する処理を示すフローチャートである。ここでは、実施の形態1のナビゲーションサーバ100が実行する処理との違いを中心に説明する。
ステップS152において、現在走行している道路のリンクデータと一致するリンクデータを含む看板案内データが看板案内DB300Bに存在するかどうかを判定し、一致するリンクデータを含む看板案内データが存在する(S152:YES)と判定すると、看板案内部150Aは、目的地のPOIと同一ジャンルのPOIを有する店舗や施設等が目的地の付近に存在するかどうかを判定する(ステップS152A)。
付近とは、ナビゲーションによるルート案内で目的地に向かう車両10の利用者が目的地と間違える可能性がある程度に、目的地と近いことであり、所定の近距離内に存在することをいう。例えば、図8に示すように道路を挟んで向かい側にある場合や、100m程度の間隔をおいて、同一チェーンの複数の店舗等が存在する場合が該当する。
看板案内部150Aは、存在しない(S152A:NO)と判定すると、車両10の現在位置が目的地から所定距離以下であるかどうかを判定する(ステップS153)。
看板案内部150Aは、所定距離以下である(S153:YES)と判定すると、ステップS152で存在を確認したリンクデータを含む看板案内データを看板案内DB300Bから読み出し、看板案内データに含まれる看板データを含むルート案内のデータを、送信処理部160に車両10のナビゲーションECU20へと送信させる(ステップS154)。
また、ステップS152Aにおいて、看板案内部150Aは、存在する(S152A:YES)と判定すると、ステップS152で存在を確認したリンクデータを含む看板案内データに、目的地のPOIと同一ジャンルのPOIで表される看板データを含む看板案内データが存在するかどうかを判定する(ステップS152B)。
看板案内部150Aは、目的地のPOIと同一ジャンルのPOIで表される看板データを含む看板案内データが存在する(S152B:YES)と判定すると、フローをステップS153に進行させる。
また、ステップS152において、一致するリンクデータを含む看板案内データが存在しない(S152:NO)と判定されると、ルート探索部140は、看板案内データを用いずに、現在位置から目的地までの距離と方向に応じたルート案内を行うルート案内のデータを、送信処理部160に車両10のナビゲーションECU20へと送信させる(ステップS157)。
また、ステップS152Bにおいて、目的地のPOIと同一ジャンルのPOIで表される看板データを含む看板案内データが存在する(S152B:YES)と判定された場合、及び、ステップS153において、所定距離以下ではない(S153:NO)と判定された場合においても同様に、ルート探索部140は、ステップS157の処理を行う。
主制御部110は、ステップS154、ステップS156、又はステップS157の処理が終了すると、1周期分の処理を終える(エンド)。
以上、実施の形態2によれば、現在走行している道路のリンクデータと一致するリンクデータを含む看板案内データが看板案内DB300Bに存在し、目的地の付近に同一ジャンルの店舗等が存在せず、かつ、現在位置から目的地までの距離が所定距離以下で近い場合には、目的地までの距離と方向に応じたルート案内ではなく、看板データを用いたルート案内に切り替える。
また、現在走行している道路のリンクデータと一致するリンクデータを含む看板案内データが看板案内DB300Bに存在し、目的地の付近に同一ジャンルの店舗等が存在していても、現在走行している道路沿いにある看板の文字等が目的地の店舗名等と一致しており、かつ、現在位置から目的地までの距離が所定距離以下で近い場合には、目的地までの距離と方向に応じたルート案内ではなく、看板データを用いたルート案内に切り替える。
看板を利用したルート案内は、運転中の利用者の目に留まり易く、利用者が車両10の外の風景に含まれる目印(看板)からルート案内の情報を得ることができ、距離と方向によるルート案内よりもルート案内の情報を入手できる確率が高くなるため、非常に有効的である。
また、ディスプレイ35Aへの表示に加えて、スピーカ35からの音声案内を行えば、利用者がルート案内の情報を入手できる確率をさらに高くすることができる。
従って、より容易に目的地に到着することができる経路案内方法、ナビゲーションサーバ100A(経路案内装置)、及び経路案内プログラムを提供することができる。
なお、以上では、目的地を表す目視可能物の一例として看板を用いる形態について説明したが、案内標識のように目的地を示すものであってもよい。
また、以上では、ナビゲーションサーバ100が車両の経路案内を行う経路案内装置である形態について説明したが、ナビゲーションサーバ100は、車両の経路案内を行うものには限られない。例えば、ナビゲーションサーバ100は、利用者のスマートフォンと通信して、目的地を表す目視可能物を用いて利用者の経路案内を行ってもよい。利用者は、車両に乗っていてもよく、乗っていなくてもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態の経路案内方法、経路案内装置、及び経路案内プログラムについて説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1、1A 経路案内システム
10 車両
20 ナビゲーションECU
21 主制御部
22 位置検出部
23 交差点検知部
24 ルート探索部
25 情報取得部
26 プローブデータ収集部
27 通信制御部
28 メモリ
30 カメラ
40 DCM
100 ナビゲーションサーバ
110 主制御部
120 距離取得部
130 距離判定部
140 ルート探索部
150、150A 看板案内部
160 送信処理部
170 通信部
200、200A プローブ保存サーバ
210 通信部
220 プローブ制御部
230、230A 看板案内作成部
231 主制御部
232、232A 画像認識部
232B 文字認識部
233、233A DB作成部
234 メモリ
300A 走行DB
300B 看板案内DB
400 ネットワーク

Claims (6)

  1. 経路案内を行う経路案内装置が実行する経路案内方法であって、
    前記経路案内装置が、
    現在地から経路案内の目的地までの距離が所定距離以下であるかどうかを判定し、
    前記所定距離以下であると判定すると、前記目的地を表す目視可能物を目印として経路案内を行う、
    経路案内方法。
  2. 前記経路案内装置が、
    前記所定距離以下ではないと判定すると、前記経路案内とは異なる方法で前記目的地の経路案内を行う、請求項1記載の経路案内方法。
  3. 前記経路案内装置は車両の経路案内を行う経路案内装置であり、
    前記経路案内装置が、
    前記所定距離以下ではないと判定した場合に、経路案内の目的候補地と、前記目的候補地の駐車場を案内する目視可能物とを関連付けた第1データベースに、前記目的地に対応する目的候補地が登録されているかどうかを判定し、
    前記目的地に対応する目的候補地が前記第1データベースに登録されている場合に、当該目的候補地に関連付けられた駐車場を案内する目視可能物を目印として経路案内を行う、請求項1又は2記載の経路案内方法。
  4. 前記経路案内装置が、
    前記目的地と同一のジャンルで当該目的地とは異なる施設が前記目的地の所定の近距離内に存在し、かつ、前記現在地から前記目的地までの距離が前記所定距離以下であると判定した場合に、経路案内の目的候補地と、前記目的候補地の名称を含み、当該目的候補地を案内する目視可能物とを関連付けた第2データベースに、前記目的地に対応する目的候補地と関連付けられた名称が登録されているかどうかを判定し、
    前記前記目的地に対応する目的候補地と関連付けられた名称が前記第2データベースに登録されている場合には、当該目的候補地に関連付けられた目視可能物を目印として経路案内を行う、請求項1又は2記載の経路案内方法。
  5. 現在地から経路案内の目的地までの距離が所定距離以下であるかどうかを判定する距離判定部と、
    前記距離判定部によって前記所定距離以下であると判定されると、前記目的地を表す目視可能物を目印として経路案内を行う、経路案内部と
    を含む、経路案内装置。
  6. 経路案内を行う経路案内装置が実行する経路案内プログラムであって、
    前記経路案内装置が、
    現在地から経路案内の目的地までの距離が所定距離以下であるかどうかを判定する距離判定ステップと、
    前記距離判定ステップにおいて前記所定距離以下であると判定されると、前記目的地を表す目視可能物を目印として経路案内を行う、経路案内ステップと
    を含む処理を実行する、経路案内プログラム。
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