JP2019007563A - センサユニット、コントロールバルブ装置およびフォークリフト - Google Patents
センサユニット、コントロールバルブ装置およびフォークリフト Download PDFInfo
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Abstract
Description
本発明の第2の態様によるコントロールバルブ装置は、スプールを内蔵し、前記スプールの位置に基づいて油の流れを制御するように内部通路、入口ポート、出口ポートが形成されたハウジングと、前記ハウジングの端面から突出する前記スプールの外周を取り囲み、前記スプールと連結されるカバーと、前記カバーが移動する際のガイド部を有し、前記ハウジングに固定されるケースと、前記カバーおよび前記ケースのうちの一方に内蔵される磁石と、前記カバーおよび前記ケースのうちの他方に内蔵され、前記磁石によって生じる磁束に応じた信号を生成するセンサと、を備える。
本発明の第3の態様によるフォークリフトは、第2の態様によるコントロールバルブ装置と、電動モータで駆動され、油圧シリンダに油を供給する油圧ポンプと、を備え、前記センサから出力される前記信号に基づいて前記電動モータの回転数を制御し、前記スプールの操作量が大きいほど前記油圧ポンプの回転数が大きくなるようにする。
本発明によるコントロールバルブ装置によれば、スプールの周囲を取り囲むようにハウジングに装着されたセンサユニットにより、コントロールバルブ装置の全長を短くしつつ、スプールが移動する両方向の移動量を検出することができる。
本発明によるフォークリフトによれば、操作レバーがフォーク上げ方向に操作されるとき、およびフォーク下げ方向に操作されるとき、それぞれの操作量をセンサユニットで検出し、その検出結果に基づいてリフト用油圧ポンプを駆動する電動モータの回転を制御することができる。
実施の形態によるフォークリフトは、リフト上げ動作も下げ動作もともに油圧力を用いるものである。上述したように実施の形態のフォークリフトは電動モータで油圧ポンプを回転駆動し、リフトレバーの上げ操作量と下げ操作量に応じてスプール移動量を機械的に調節するのみならず、レバー操作量に基づいて電動モータの回転数を制御することにより、電費の改善を図るものである。
また、コントロールバルブ装置100に対して簡素なセンサユニットを追加するだけであり、部品点数を低減し、コントロールバルブ装置100の全体としてのサイズを抑えることができる。例えば、スプール20は操作レバー10の操作によってハウジング101に対して摺動運動するように構成される。そのため、ハウジング101の端面からスプール20が所定量突出している。実施の形態のセンサユニットのスプール移動方向の全長はスプール20の突出量よりも小さい寸法として設計することができる。そのため、センサユニット21を装着したコントロールバルブ装置100の全長はセンサユニット未装着時と同一である。
さらに、スプールセンサ21およびマグネット22は、それぞれカバー82とケース81に内蔵して設けられるため、輸送時等にこれらが破損することを防止することができる。
ステップS100において、作業者等により操作レバー10が操作されると、コントロールバルブ装置100のスプール20が移動する。また、スプール20の移動に伴って、スプール20に取り付けられたカバー82およびマグネット22が移動し、マグネット22とコントロールバルブ装置100に取り付けられたスプールセンサ21との距離が変化する。
ステップS120において、VCM30は、スプールセンサ21からの移動量信号を用いて、スプール20の移動量を算出する。VCM30は、算出したスプール20の移動量に基づいて、電動モータ40の回転数を決定する。
(1)実施の形態のセンサユニットは、ハウジング101内を摺動して油の流れを制御するスプール20の移動量を検出するためのセンサユニットである。ハウジング101の端面から突出するスプール20の外周を取り囲み、スプール20と連結されるカバー82と、カバー82が移動する際のガイド部として摺動面を有し、ハウジング101に固定されるケース81と、カバー82およびケース81のうちの一方に内蔵される磁石(マグネット)22と、カバー82およびケース81のうちの他方に内蔵され、磁石22によって生じる磁束に応じた信号を生成するセンサ21と、を備える。実施の形態に係るセンサユニットは、スプール20の周囲を取り囲むようにハウジング101に装着される。このため、スプールセンサ付きのコントロールバルブの全長を短くすることができる。また、操作レバー10がフォーク上げ方向に操作されるとき、およびフォーク下げ方向に操作されるとき、マグネット22とスプールセンサ21との相対位置関係に対応した移動量信号が得られる。このため、異なる方向に操作されるスプールの移動量をそれぞれ検出することができる。
(3)センサユニットは、ハウジング101から突出するスプール20を囲繞するように取り付けられる。このため、コントロールバルブ装置100自体の設計を変更することなく、スプール20の上下方向の移動量を検出することができる。また、コントロールバルブ装置100に対して簡素なセンサユニットを追加するだけであり、部品点数を低減し、コントロールバルブ装置100の全体としてのサイズを抑えることができる。
(変形例1)
上述した実施の形態では、フォークリフトのフォークを昇降させるためのリフト用スプール20に本発明のセンサ(スプールセンサ21)を用いる例について説明した。しかし、フォークリフトのフォークを前後傾させるためのティルト用スプールに本発明のセンサを用いてもよい。この場合、VCM30は、ティルト用スプールに対して設けられたセンサからの移動量信号を受信し、この移動量信号を用いて油圧ポンプを制御する。これにより、フォークのティルト動作が適正な速度で行われる。
なお、リフト昇降動作とティルト動作を同時に行う場合もあり、この場合、例えば、リフト用コントロールバルブとティルト用コントロールバルブのスプール移動量に基づき、VCM30が電動モータ40の回転数を調整する。
上述した実施の形態では、マグネット22をスプール20に対して固定して配置し、スプールセンサ21をコントロールバルブ装置100のハウジング101に対して固定して配置する例について説明した。しかし、マグネット22をハウジング101に対して固定して配置し、スプールセンサ21をスプール20に対して固定して配置してもよい。例えば、スプールセンサ21をカバー82に内蔵して設けて、マグネット22をケース81に内蔵して設けるようにしてもよい。
上述した実施の形態では、スプールの移動量を検出するためのスプールセンサとして、ホール素子を用いたセンサについて説明した。しかし、磁気抵抗素子など他のセンサを用いてもよい。
上述した実施の形態では、スプールの全ストロークの位置を検出するセンサを用いたが、ハウジングの端部から突出するスプールの周囲を取り囲むように構成したセンサユニットであれば、中立位置から一方向の移動量のみを検出するように用いるセンサも本発明によるセンサユニットに含まれる。また、このセンサユニットを有するコントロールバルブ製品およびフォークリフトも本発明に含まれる。この場合のフォークリフトでは、例えば、上げ方向のみポンプの回転数制御が行われる。
Claims (5)
- ハウジング内を摺動して油の流れを制御するスプールの移動量を検出するためのセンサユニットであって、
前記ハウジングの端面から突出する前記スプールの外周を取り囲み、前記スプールと連結されるカバーと、
前記カバーが移動する際のガイド部を有し、前記ハウジングに固定されるケースと、
前記カバーおよび前記ケースのうちの一方に内蔵される磁石と、
前記カバーおよび前記ケースのうちの他方に内蔵され、前記磁石によって生じる磁束に応じた信号を生成するセンサと、を備えるセンサユニット。 - 請求項1に記載のセンサユニットにおいて、
前記スプールは、その端部に前記スプールを移動する部材の連結部を有し、
前記カバーは、前記連結部により前記スプールと連結されている、センサユニット。 - スプールを内蔵し、前記スプールの位置に基づいて油の流れを制御するように内部通路、入口ポート、出口ポートが形成されたハウジングと、
前記ハウジングの端面から突出する前記スプールの外周を取り囲み、前記スプールと連結されるカバーと、
前記カバーが移動する際のガイド部を有し、前記ハウジングに固定されるケースと、
前記カバーおよび前記ケースのうちの一方に内蔵される磁石と、
前記カバーおよび前記ケースのうちの他方に内蔵され、前記磁石によって生じる磁束に応じた信号を生成するセンサと、を備えるコントロールバルブ装置。 - 請求項3に記載のコントロールバルブ装置において、
前記スプールは、その端部に前記スプールを移動する部材の連結部を有し、
前記カバーは、前記連結部により前記スプールと連結されている、コントロールバルブ装置。 - 請求項3または請求項4に記載のコントロールバルブ装置と、
電動モータで駆動され、油圧シリンダに油を供給する油圧ポンプと、を備え、
前記センサから出力される前記信号に基づいて前記電動モータの回転数を制御し、前記スプールの操作量が大きいほど前記油圧ポンプの回転数が大きくなるようした、フォークリフト。
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JPS6071701U (ja) * | 1983-10-24 | 1985-05-21 | 三輪精機株式会社 | 切替弁ユニット |
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JP2002130493A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-09 | Kayaba Ind Co Ltd | 油圧制御装置 |
JP2015021745A (ja) * | 2013-07-16 | 2015-02-02 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ストローク検出装置 |
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2017
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