JP2011153572A - 建設機械のポンプ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧シリンダの縮み側と伸び側とで油圧ポンプの吸収トルク(ポンプ流量)に差を付け、損失を低減させて省エネルギーを実現する。
【解決手段】アクチュエータからタンクへの戻り油を通す戻り配管17は、戻り流量が増加するに連れて圧力が高くなること、この戻り配管圧力によって総合的に油圧シリンダの伸び側、縮み側の操作の状況を判断できることに着目し、戻り配管圧力センサ26によって戻り配管圧力を検出し、コントローラ23において戻り配管圧力から必要吸収トルクを求め、この必要吸収トルクに基づくポンプ流量をポンプレギュレータ21,22に指令するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は油圧ショベル等の建設機械において油圧ポンプの吸収トルクを制御するポンプ制御装置に関するものである。
従来、油圧ポンプの吸収トルクを一定に固定し、ポンプ出力が上記固定された吸収トルクを超えないようにポンプ流量を制御する所謂馬力一定制御に代えて、油圧ポンプの吸収トルクを吐出圧(ポンプ圧)に応じて制御する技術が公知である。(特許文献1参照)。
この技術では、ポンプ圧が高ければ負荷が大きくて高い吸収トルクが要求されているとの認識に立ち、高圧側で吸収トルクを上げる(ポンプ流量を増加させる)ことによって作業効率を向上させることとしている。
特開2002−138965号公報
しかし、油圧ショベル等の建設機械における実際の油圧回路において、ポンプ圧は、コントロールバルブのメータイン及びメータアウト開口や管路等の絞りによる圧損を含んだ値として検出されるため、このポンプ圧に基づいて油圧ポンプの吸収トルクを決定することは必ずしも最適な馬力設定とはならない。
油圧ショベルを例にとって具体的に説明する。
油圧ショベルは、図10に示すように、クローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が旋回自在に搭載され、この上部旋回体2に作業アタッチメント3が装着されて構成される。
作業アタッチメント3は、起伏自在なブーム4と、このブーム4の先端に取付けられたアーム5と、このアーム5の先端に取付けられたバケット6と、これらを作動させるブーム、アーム、バケット各シリンダ(油圧シリンダ)7〜9とによって構成され、この各シリンダ7〜9に、図示しない旋回モータ及び走行モータを加えた油圧アクチュエータが一乃至複数の油圧ポンプによって駆動される。
このうち、ブーム、アーム、バケットの各シリンダ7〜9について、伸び側は負荷を動かす側であるため大きな力を必要とするのに対し、縮み側は負荷が後押しするため大きな力を必要としない。
ブーム、アーム両シリンダ7,8でいうと、伸び側(ブーム上げ、アーム引き)ではアタッチメント重量やバケット土砂重量を持ち上げるために大きな力が必要となるのに対し、縮み側(ブーム下げ、アーム押し)は重力によって仕事をされる側となるため少ない力ですむ。
典型的な動作が、掘削、ダンプ後の掘削姿勢に復帰させるためのアーム押し/ブーム下げ操作である。
この操作では、実際にブーム、アーム両シリンダ7,8を動かすのに必要な馬力は小さくてよいにもかかわらず、この区別をせずに大流量を流すと、メータアウト側の圧損が高くなってポンプ圧が上がる。
しかも、この場合、両シリンダ7,8のメータアウト側の圧損は両シリンダ7,8を動かす力に対抗する力として作用し、元々、損失が多い。
従って、ポンプ圧のみに基づいて油圧ポンプの吸収トルクを決定する上記公知技術では、元々損失の多いアーム押し/ブーム下げ操作時に馬力を上げてしまい、さらに損失を増加させる方向に制御が働く。このため、エネルギー効率を向上させる点の効果は低く、燃費の点で不利となる。
そこで本発明は、油圧シリンダの縮み側と伸び側とで油圧ポンプの吸収トルク(ポンプ流量)に差を付け、損失を低減させて省エネルギーを実現することができる建設機械のポンプ制御装置を提供するものである。
請求項1の発明は、エンジンによって駆動される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される油量であるポンプ流量を調整するポンプレギュレータと、油圧ポンプからの圧油によって駆動される油圧シリンダと、操作手段により操作されて上記油圧シリンダの作動を制御するコントロールバルブと、上記ポンプレギュレータを通して上記油圧ポンプの吐出流量を制御するポンプ制御手段と、戻り配管の圧力を検出する戻り配管圧力検出手段とを具備し、上記ポンプ制御手段は、上記戻り配管圧力検出手段によって検出される戻り配管圧力に応じて必要吸収トルクを、戻り配管圧力の高圧側で低くなるように設定し、油圧ポンプの実際の吸収トルクがこの必要吸収トルク以下となるように上記ポンプレギュレータに流量を指令するように構成されたものである。
請求項2の発明は、請求項1の構成において、上記ポンプ制御手段は、予め設定された戻り配管圧力と必要吸収トルクの関係に基づき、戻り配管圧力の高圧側で必要吸収トルクを下げるように構成されたものである。
請求項3の発明は、請求項1の構成において、上記ポンプ制御手段は、上記戻り配管圧力検出手段によって検出される戻り配管圧力から、戻り配管を流れる戻り流量を推定し、この推定した戻り流量に応じて、推定戻り流量が多い側で必要吸収トルクを下げるように構成されたものである。
請求項4の発明は、請求項1の構成において、上記ポンプ制御手段は、上記戻り配管圧力検出手段によって検出される戻り配管圧力から、戻り配管を流れる戻り流量を推定し、この推定される戻り流量とポンプ流量の比に応じて、この流量比が高い側で必要吸収トルクを下げるように構成されたものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの構成において、油圧シリンダを含む複数の油圧アクチュエータを有するとともに、上記油圧ポンプの吐出圧であるポンプ圧を検出するポンプ圧検出手段を備え、上記ポンプ制御手段は、
(i) 上記戻り配管圧力検出手段によって検出される戻り配管圧力に基づいて求められた必要吸収トルクと、上記ポンプ圧検出手段によって検出されるポンプ圧とから馬力制御による馬力制限流量を求め、
(ii) 上記油圧アクチュエータごとの上記操作手段の操作量からポジコン流量を求め、
(iii) 上記馬力制限流量とポジコン流量の低位選択を行い、
(iv) 低位選択された流量を上記ポンプレギュレータに指令する
ように構成されたものである。
油圧回路において、アクチュエータからタンクへの戻り油を通す戻り配管は、戻り流量が増加するに連れて圧力が高くなるため、この戻り配管圧力を検出することによって戻り流量の大小、つまり、シリンダ伸び側と縮み側の別、縮み側動作量等を間接的に検出することができる。
また、複合操作時には、各シリンダの伸び側と縮み側の別やその操作量の大きさの組み合わせが多数存在するが、戻り配管の圧力を検出することにより、総合的に伸び側、縮み側の操作の状況を判断することができる。
これに対し、操作手段の操作やその操作量の大きさを検出することによっても、伸び側、縮み側の操作の状況を判定できるが、実際のアクチュエータの動作速度は書くアクチュエータの外部負荷によって変化し、操作量の大きさとは必ずしも一致しない場合がある。
そこで本発明では、戻り配管の圧力を検出し、この戻り配管圧力に基づいて油圧ポンプの必要吸収トルクを求め、油圧ポンプの実際の吸収トルクがこの必要吸収トルク以下となるようにポンプ流量を制御する構成とした。
この構成により、元々損失が多くかつ大流量を必要としない場合が多い縮み側操作時にポンプ流量を抑えてエネルギー効率を向上させ、燃費を改善することができる。
しかも、戻り配管圧力をベースとすることで、複合操作時の各アクチュエータの操作状況をより正確に判断し、吸収トルク(ポンプ流量)の適切な制御を行うことができる。
この場合、請求項2の発明のように戻り配管圧力と必要吸収トルクの関係を予め定めておき、直接、戻り配管圧力に応じて必要吸収トルクを求めるようにしてもよいし、請求項3の発明のように、戻り配管圧力から戻り流量を推定し、この推定した戻り流量から必要吸収トルクを求めるようにしてもよい。
また、請求項4の発明のように、戻り配管圧力から推定した戻り流量とポンプ流量の比に応じて必要吸収トルクを求めてもよい。
この構成によると、容量(シリンダ断面積)が異なる複数の油圧シリンダの複合操作時に、伸び側、縮み側の動作状況をより正確に判定し、実情に即したトルク制御を行う点で有利となる。
請求項5の発明によると、戻り配管圧力に基づいて求められた必要吸収トルクと、検出されたポンプ圧とから馬力制御(PQ演算)による馬力制限流量を求め、この馬力制限流量と、操作量に応じてポンプ流量を変えるポジコン制御によるポジコン流量との低位選択を行い、低位選択された流量をポンプレギュレータに指令する構成としたから、オペレータの意思を制御に反映させることができる。
本発明の第1実施形態に係る油圧回路図である。 同実施形態の制御系のブロック構成図である。 油圧ショベルの実作業時における馬力一定制御によるポンプ出力及びアクチュエータ出力の特性を示す図である。 同、戻り配管圧力の変化状況を示す図である。 同、戻り流量の変化状況を示す図である。 本発明の第1実施形態によるポンプ吸収トルクの変化状況を示す図である。 同、図3相当図である。 本発明の第2実施形態を示す一部の制御ブロック図である。 本発明の第3実施形態を示す一部の制御ブロック図である。 本発明の適用対象となる油圧ショベルの概略側面図である。
本発明の実施形態を図1〜図9によって説明する。
実施形態では油圧ショベルを適用対象としている。
第1実施形態(図1〜図7参照)
図1に油圧回路を示す。
ここでは、第1及び第2の二つの可変容量型の油圧ポンプ11,12を備え、第1油圧ポンプ11によってブーム、バケット両シリンダ7,9、第2油圧ポンプ12によってアームシリンダ8と旋回モータ10をそれぞれ駆動する場合を例にとっている。なお、走行モータは除外している。
各油圧アクチュエータ7〜10は、それぞれ油圧パイロット式のコントロールバルブ13〜16によって作動制御され、各コントロールバルブ13〜16は、図示しない操作手段としてのリモコン弁によって操作される。
17は各アクチュエータ7〜10からコントロールバルブ経由でタンクTに戻る油を通す戻り配管で、この戻り配管17にはブーストチェック弁18、オイルクーラ19、バイパスチェック弁20が設けられている。
21,22は両油圧ポンプ11,12の傾転を変えて吐出流量(ポンプ流量)を調整するポンプレギュレータで、ポンプ制御手段としてのコントローラ23によって制御される。
一方、検出手段として、両油圧ポンプ11,12の吐出圧(ポンプ圧)を検出するポンプ圧センサ(ポンプ圧検出手段)24,25と、戻り配管17の圧力を検出する戻り配管圧力センサ(戻り配管圧力検出手段)26が設けられ、これら各センサ24〜26からの信号がコントローラ23に入力される。
コントローラ23は、入力されたポンプ圧、戻り配管圧力、それにリモコン弁からの操作信号(ブーム上げ、ブーム下げ、アーム引き、アーム押し、バケット掘削、バケット排土の各操作量)に基づいて必要なポンプ流量を求め、これをポンプレギュレータ21,22に指令する。
このコントローラ23の構成とその制御内容を図2によって詳しく説明する。
コントローラ23は、戻り配管圧力を入力される必要吸収トルク演算部27と、第1及び第2両油圧ポンプ11,12のポンプ圧を入力される馬力制限流量演算部28と、各操作手段の操作量を入力されるポジコン流量演算部29と、二つの低位選択部30,31とを備えている。
必要吸収トルク演算部27は、予め設定・記憶された戻り配管圧力/必要吸収トルクのマップから必要吸収トルクを求め、これを馬力制限流量演算部28に送る。
馬力制限流量演算部29は、予め設定・記憶されたポンプ圧/吸収トルクのマップから、馬力制御によって制限されるべきポンプ流量(制限ポンプ流量)を求め、これを低位選択部30,31に送る。
ポジコン流量演算部29は、予め設定・記憶された操作量/ポンプ流量のマップから、操作量に応じたポンプ流量(ポジコン流量)を求め、これを低位選択部30,31に送る。
低位選択部30,31は、送られた制限ポンプ流量とポジコン流量のうち低い方を選択し、選択されたポンプ流量を両油圧ポンプ11,12に対する指令流量としてポンプレギュレータ21,22に送る。
これにより、両油圧ポンプ11,12が指令された流量を吐出する。
このように、戻り配管圧力を検出し、この戻り配管圧力に基づいて油圧ポンプ11,12の必要吸収トルクを求め、基本的に、油圧ポンプ11,12の実際の吸収トルクがこの必要吸収トルク以下となるようにポンプ流量を制御するため、元々損失が多くかつ大流量を必要としない場合が多い縮み側操作時にポンプ流量を抑えてエネルギー効率を向上させ、燃費を改善することができる。
この場合、戻り配管圧力を縮み側動作量として検出し、戻り配管圧力が高いときは縮み側操作が多い(戻り流量が多く、損失も大きくなるのでエネルギー効率が悪い)と判断してポンプ吸収トルを低下させる制御を行うため、複合操作時の各アクチュエータ7〜10の操作状況をより正確に判断し、吸収トルク(ポンプ流量)の適切な制御を行うことができる。
また、検出された戻り配管圧力に基づいて求められた必要吸収トルクと、検出されたポンプ圧とから馬力制御による馬力制限流量を求め、この馬力制限流量と、ポジコン制御によるポジコン流量との低位選択を行い、低位選択された流量をポンプレギュレータ21,22に指令する構成としたから、オペレータの意思を制御に反映させることができる。
油圧ポンプ11,12の吸収トルクを一定とした場合との比較においてこの実施形態による効果を図3〜図7によって説明する。
図3〜図6は、トルク一定制御で掘削作業を行う場合における動力(ポンプ出力、アクチュエータ出力)の変化状況を示す。
図3に示すように、操作域の前半は掘削のためのアーム引き/ブーム上げ/バケット掘削(各シリンダ伸び側)操作、後半はダンプのためのアーム押し/ブーム下げ/バケット排土(各シリンダ縮み側)操作が行われる。
図示のように前半では、ポンプ出力に対するアクチュエータ出力の比が高く、システムの損失が少ないが、後半に入ると、アクチュエータ出力は小さいにもかかわらずポンプ出力が大きく、油圧システムの損失が大きくなる。
このとき、戻り配管圧力と戻り配管流量は、図4,5に示すように操作域の後半で大きくなる。つまり、アーム押し/ブーム下げ/バケット排土はいずれもシリンダ7〜9の縮み側動作であり、シリンダ断面積比によりポンプ流量に対して戻り流量が多くなり、損失が増大する。
これに対し、実施形態によると、図6に示すように損失の大きい後半に吸収トルクが下がる制御が行われる。
これにより、図7に示すように操作域後半(アーム押し/ブーム下げ/バケット排土のダンプ操作域)で、ポンプ吸収トルクを、馬力一定制御の場合(破線で示す)よりも低減することができる。このため、省エネルギーとなり、燃費を改善することができる。
他の実施形態
第1実施形態では、図2に示すように必要吸収トルク演算部27において、検出された戻り配管圧力から直接、必要吸収トルクを求める構成をとったが、第2実施形態として、図8に示すように必要吸収トルク演算部27において、まず戻り配管圧力から、流路の圧損を考慮した関数を用いて戻り流量を推定し、予め設定・記憶した戻り流量/吸収トルクのマップに基づき、戻り流量の推定値から必要吸収トルクを演算するようにしてもよい。
また、第3実施形態として、図9に示すように、戻り配管圧力から戻り流量を推定した後、この戻り流量の推定値と、流量センサ等によって検出されたポンプ流量の比(流量比)から必要吸収トルクを決定するようにしてもよい。
こうすれば、容量(シリンダ断面積)が異なる複数の油圧シリンダの複合操作時に、伸び側、縮み側の動作状況をより正確に判定し、実情に即したトルク制御を行う点で有利となる。
なお、本発明は油圧ショベルに限らず、油圧ショベルを母体として構成される他の建設機械であって、シリンダ縮み側動作時に伸び側動作時よりも必要流量か少ない建設機械にも適用することができる。
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
10 旋回モータ
11,12 油圧ポンプ
13 コントロールバルブ
17 戻り配管
T タンク
21 ポンプレギュレータ
23 コントローラ(ポンプ制御手段)
24,25 ポンプ圧センサ
26 戻り配管圧力センサ
27 コントローラの必要吸収トルク演算部
28 同、馬力制限流量演算部
29 同、ポジコン流量演算部
30 同、低位選択部

Claims (5)

  1. エンジンによって駆動される可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される油量であるポンプ流量を調整するポンプレギュレータと、油圧ポンプからの圧油によって駆動される油圧シリンダと、操作手段により操作されて上記油圧シリンダの作動を制御するコントロールバルブと、上記ポンプレギュレータを通して上記油圧ポンプの吐出流量を制御するポンプ制御手段と、戻り配管の圧力を検出する戻り配管圧力検出手段とを具備し、上記ポンプ制御手段は、上記戻り配管圧力検出手段によって検出される戻り配管圧力に応じて必要吸収トルクを、戻り配管圧力の高圧側で低くなるように設定し、油圧ポンプの実際の吸収トルクがこの必要吸収トルク以下となるように上記ポンプレギュレータに流量を指令するように構成されたことを特徴とする建設機械のポンプ制御装置。
  2. 上記ポンプ制御手段は、予め設定された戻り配管圧力と必要吸収トルクの関係に基づき、戻り配管圧力の高圧側で必要吸収トルクを下げるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の建設機械のポンプ制御装置。
  3. 上記ポンプ制御手段は、上記戻り配管圧力検出手段によって検出される戻り配管圧力から、戻り配管を流れる戻り流量を推定し、この推定した戻り流量に応じて、推定戻り流量が多い側で必要吸収トルクを下げるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の建設機械のポンプ制御装置。
  4. 上記ポンプ制御手段は、上記戻り配管圧力検出手段によって検出される戻り配管圧力から、戻り配管を流れる戻り流量を推定し、この推定される戻り流量とポンプ流量の比に応じて、この流量比が高い側で必要吸収トルクを下げるように構成されたことを特徴とする請求項1記載の建設機械のポンプ制御装置。
  5. 油圧シリンダを含む複数の油圧アクチュエータを有するとともに、上記油圧ポンプの吐出圧であるポンプ圧を検出するポンプ圧検出手段を備え、上記ポンプ制御手段は、
    (i) 上記戻り配管圧力検出手段によって検出される戻り配管圧力に基づいて求められた必要吸収トルクと、上記ポンプ圧検出手段によって検出されるポンプ圧とから馬力制御による馬力制限流量を求め、
    (ii) 上記油圧アクチュエータごとの上記操作手段の操作量からポジコン流量を求め、
    (iii) 上記馬力制限流量とポジコン流量の低位選択を行い、
    (iv) 低位選択された流量を上記ポンプレギュレータに指令する
    ように構成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の建設機械のポンプ制御装置。
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