JP2019007161A - 削孔装置及び削孔方法 - Google Patents

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【課題】壁に孔を開ける削孔を自動的に効率よく行うことができる削孔装置及び削孔方法を提供する。【解決手段】一実施形態に係る削孔装置は、壁の壁面W1に削孔を行う削孔装置であって、壁面W1に沿った方向であるX方向及びY方向、並びに壁の厚さ方向であるZ方向に移動自在とされた移動機構を備え、移動機構は、壁面W1を走査して壁の内部の鉄筋Fを探査するレーダユニット30、及び壁面W1の鉄筋Fを避けた位置に削孔を行うドリルユニットの着脱が可能な着脱部を有する。【選択図】図9

Description

本発明は、壁に孔を開ける削孔装置及び削孔方法に関する。
特開平1−125472号公報には、鉄筋コンクリートの壁に孔を開けて鉄筋コンクリートを破砕する破砕工法が記載されている。この破砕工法では、壁に縦横に埋め込まれた鉄筋の位置が鉄筋探査機によって探査され、探査された鉄筋の位置がマーキングされる。そして、壁の高さ方向の中央部分には、コアードリルによって左右に連続的に孔部が穿たれることにより自由面が形成される。
その後、マーキングされた鉄筋の位置が更に別の線によって囲まれ、この線に最も近い位置が孔開け予定位置とされる。上記のマーキングの位置を基準として複数の孔開け予定位置が設定され、そして、各孔開け予定位置に対し、コアードリルによって所定の孔径の孔が形成されるように削孔が行われる。
特開平1−125472号公報
ところで、人が長時間滞在することが好ましくない場所で前述したような削孔が行われる場合がある。この場合、遠隔操作で各機器を稼動させて作業を行う無人化施工を行うことが望ましい。前述したようなコアードリルを用いた削孔、及びマーキング等の各作業は、作業員等の人手によって行われ、削孔の作業において無人化施工を実現できていないのが現状である。従って、無人化施工を実現させるべく、削孔を自動的に効率よく行うことが求められている。
本発明は、壁に孔を開ける削孔を自動的に効率よく行うことができる削孔装置及び削孔方法を提供することを目的とする。
本発明に係る削孔装置は、壁の壁面に削孔を行う削孔装置であって、壁面に沿った方向、及び壁の厚さ方向に移動自在とされた移動機構を備え、移動機構は、壁面を走査して壁の内部の鉄筋を探査するレーダユニット、及び壁面の鉄筋を避けた位置に削孔を行うドリルユニット、の着脱が可能な着脱部を有する。
この削孔装置では、壁面に沿った方向、及び壁の厚さ方向に移動自在とされた移動機構を備え、移動機構の着脱部には、壁の内部の鉄筋を探査するレーダユニットが取り付け可能とされている。よって、着脱部にレーダユニットを取り付けてレーダユニットを壁面に沿って走査させて鉄筋を探査することにより、壁に埋め込まれた鉄筋の配筋状態を自動的に効率よく把握することができる。また、着脱部のレーダユニットを外して着脱部にドリルユニットを取り付けることができるので、移動機構でドリルユニットを移動させることにより、ドリルユニットによる削孔を無人で効率よく行うことができる。更に、レーダユニットで探索した鉄筋の配筋状態を認識することができるので、鉄筋を避けた位置への削孔を自動的に行うことができる。従って、着脱部にレーダユニット及びドリルユニットを着脱させることにより、鉄筋を避けた位置への削孔を自動的に効率よく行うことができると共に、ドリルユニットによる削孔を無人で行うことができる。
また、壁は、壁面が水平方向及び鉛直方向に延在するように立設されており、移動機構は、壁面に沿った水平方向、及び壁面に沿った鉛直方向、に移動自在とされていてもよい。この場合、移動機構は、壁面に沿った水平方向、壁面に沿った鉛直方向、及び壁の厚さ方向、に3次元的に移動する。よって、レーダユニット及びドリルユニットを3次元方向に移動させることができるので、レーダユニットによる鉄筋の探査、及びドリルユニットによる削孔を効率よく行うことができる。
また、前述した削孔装置は、壁面に予め定めたマーキングポイントに対し、ドリルユニットによる削孔を行う削孔ポイントの位置をずらすオフセット設定部を備えてもよい。この場合、予め定めたマーキングポイントに鉄筋が存在するときに削孔ポイントをマーキングポイントからずらすことができる。従って、オフセット設定部によりドリルユニットによる削孔ポイントをずらすことができるので、鉄筋を避けた位置への削孔を遠隔操作によって確実に行うことができる。
また、前述した削孔装置は、着脱部に取り付けられたレーダユニット及びドリルユニットを撮影するカメラを備えてもよい。この場合、着脱部に取り付けられたレーダユニット及びドリルユニットの状態をカメラの撮影画像によって把握することができる。すなわち、レーダユニットによる鉄筋の探査、及びドリルユニットによる削孔を遠隔操作でカメラの撮影画像によって視認することができる。
また、レーダユニットは、壁の内部における配筋の画像取得を行ってもよい。この場合、レーダユニットによって得られた配筋の画像を視認することにより、壁に埋め込まれた鉄筋の配筋状態を画像表示によって容易に把握することができる。
また、前述した削孔装置は、壁面に対するドリルユニットの動作を設定するドリル動作モード設定部を備えてもよい。この場合、遠隔操作によってドリルユニットの動作を設定することができるので、ドリルユニットによる削孔を遠隔操作によって高精度に行うことができる。
また、前述した削孔装置は、移動機構の移動範囲を設定する移動範囲設定部を備えてもよい。この場合、移動機構の移動範囲を遠隔操作によって設定することができるので、移動機構が過度に移動することによって移動機構に引っ掛かりが生じ、移動機構の移動が妨げられる問題を回避することができる。また、移動機構を必要な範囲だけ移動させることができるので、鉄筋の探査及び削孔をより効率よく行うことができる。
また、着脱部は、レーダユニットに対する壁面からの押圧力を吸収するバネを備えてもよい。この場合、たとえ壁面が平坦でなく凹凸が形成されている場合であっても、バネがレーダユニットに対する押圧力を吸収するので、壁面に沿ったレーダユニットの走査をスムーズに行うことができる。従って、壁に埋め込まれた鉄筋の配筋状態の探査を効率よく且つ確実に行うことができる。
本発明に係る削孔方法は、壁の壁面に削孔を行う削孔方法であって、壁面に沿った方向、及び壁の厚さ方向に移動自在とされた移動機構に取り付けられたレーダユニットを壁面に沿って走査させることにより、壁の内部における鉄筋の配筋状態を検出する工程と、移動機構に取り付けられたドリルユニットにより、壁面の鉄筋を避けた位置に削孔を行う工程と、を備える。
この削孔方法では、壁面に沿った方向、及び壁の厚さ方向に移動自在である移動機構に、壁の内部の鉄筋を探査するレーダユニットを取り付けることができる。従って、移動機構によってレーダユニットを各方向に移動させながらレーダユニットで鉄筋の探査を行うことにより、壁に埋め込まれた鉄筋の配筋状態を効率よく取得することができる。また、移動機構にドリルユニットを取り付けることにより、移動機構でドリルユニットを各方向に移動させながら削孔を行うことができる。従って、レーダユニットで探索した鉄筋の位置を避けながら削孔を自動的に行うことができるので、削孔を無人で効率よく行うことができる。
また、前述した削孔方法は、配筋状態を検出する工程の前に、予め定めた壁面の原点に、予め記憶されている座標の原点の位置を校正する工程を備えてもよい。この場合、レーダユニットによる鉄筋の探査を行う前に原点の位置が校正されるので、レーダユニットの走査、及びドリルユニットの削孔を所望の箇所に対して高精度に行うことができる。
本発明によれば、壁に孔を開ける削孔を自動的に効率よく行うことができる。
実施形態に係る削孔装置、及び壁の壁面を示す斜視図である。 図1の削孔装置、及び壁の壁面を示す正面図である。 図1の削孔装置から延びるケーブルを示す斜視図である。 図1の削孔装置の移動機構に取り付けられたドリルユニットを示す側面図である。 図4の移動機構に取り付けられたレーダユニットを示す側面図である。 図1の削孔装置の機能を示すブロック図である。 実施形態に係る削孔方法の各工程の一例を示すフローチャートである。 (a)は、図1の壁の壁面に付されたマーキングポイントを示す正面図である。(b)は、(a)の壁を示す平面図である。 図8の壁の壁面を走査するレーダユニットを示す図である。
以下では、図面を参照しながら本発明に係る削孔装置及び削孔方法の実施形態について詳細に説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
図1は、本実施形態に係る削孔装置1を示す斜視図である。図2は、削孔装置1を示す正面図である。図1及び図2に示されるように、削孔装置1は、壁Wの壁面W1に対向する箇所に配置され、自動的に壁面W1に削孔を行う装置である。削孔装置1は、例えば、無人で削孔を行う。削孔装置1により、壁Wには、例えば、構台を組むためのアンカーが打ち込まれるアンカー孔が削孔される。
削孔装置1は、壁Wに対して3次元方向に移動する移動機構10を備える。また、削孔装置1は、移動機構10が移動する範囲を定める第1フレーム2、第2フレーム3、第3フレーム4及び台5を備える。第1フレーム2は、壁面W1に対向すると共に、壁面W1の削孔対象位置を囲むように設けられる。平面視において、第1フレーム2は、例えばコの字状を成しており、壁面W1及び台5にボルトで固定されている。
第2フレーム3は、第1フレーム2と壁面W1の間に配置されており、第1フレーム2の内側において壁Wに沿って水平方向に移動する。第3フレーム4は、平面視において矩形枠状を成している。第3フレーム4は、第2フレーム3の内側において鉛直方向に移動する。
なお、以下の説明では、壁面W1に沿った水平方向(第2フレーム3が移動する方向)をX方向、鉛直方向(第3フレーム4が移動する方向)をY方向、壁Wの厚さ方向をZ方向として説明する。また、Z方向については、壁Wに向かう方向を前方、壁Wから離れる方向を後方、として説明する。なお、これらの方向は、説明の便宜上定めたものであって、各部材の取付位置、及び各部材の移動方向を限定するものではない。
図3及び図4に示されるように、第3フレーム4には移動機構10が設けられている。移動機構10には、制御盤10aが設けられており、制御盤10aからは、電源Eに接続する電源ケーブルC1、及びローカルエリアネットワーク(LAN)Nに接続するLANケーブルC2が伸びている。
移動機構10は、第3フレーム4に対してZ方向に移動する。また、前述したように、第3フレーム4は第2フレーム3に対してY方向に移動し、第2フレーム3は第1フレーム2(壁W)に対してX方向に移動するので、移動機構10は、壁Wに対して3次元方向に移動自在とされている。なお、移動機構10の上には、削孔のときに生じた削り屑を吸引する集塵機が配置されていてもよい。
移動機構10は、壁Wを削孔するドリルユニット20、及び、壁Wに埋め込まれた鉄筋F(図9参照)を探査するレーダユニット30(図5参照)の両方の着脱を可能とする着脱部10Aを備える。着脱部10Aは、ドリルユニット20が着脱される着脱部11、及びレーダユニット30が着脱される着脱部12を含んでいる。着脱部11は、移動機構10のベース部10bに固定されている。ドリルユニット20は、壁面W1を削るビット21と、ビット21から棒状に延びる棒状部22と、着脱部11に形成された取付孔11aに差し込まれる棒状の差し込み部23と、を備える。
ビット21は、壁Wを削る刃部と、刃部によって削られた壁Wの削り屑を吸引する吸引孔とを有する。ビット21の吸引孔は、棒状部22の後端に位置する分岐部24から延びるホースHの内部空間に連通しており、ホースHは前述した集塵機に接続されている。従って、ビット21の吸引孔から吸引された壁Wの削り屑は、ビット21、棒状部22、分岐部24及びホースHを介して、集塵機に集められる。
ホースHは、例えば、ワイヤ入りホースであり、これによりホースHは潰れにくくなっている。差し込み部23は、着脱部11の取付孔11aに差し込まれる。取付孔11aには、差し込み部23の抜けを防止するロック機構が設けられている。差し込み部23を、その長手方向に直交する平面で切断したときの断面は、例えば、非円形(多角形状)とされている。
図4及び図5に示されるように、着脱部10Aからは、ドリルユニット20が取り外されてレーダユニット30が取り付けられる。レーダユニット30は、壁面W1で転動する複数の車輪31を備えている。レーダユニット30は、各車輪31が壁面W1に押し当てられた状態で壁面W1に電磁波を照射することにより壁Wに埋め込まれた鉄筋Fを探査する。
このように、レーダユニット30は、壁面W1を走査して壁Wの内部の鉄筋Fを探査する。レーダユニット30は、前述した車輪31とレーダユニットスイッチ32を備える。レーダユニットスイッチ32は、車輪31を支持するレーダユニット30の本体30aの下端から上方に延びる棒状部30bの先端部に設けられる。
移動機構10は、アクチュエータボックス17、レリーズケーブル18及びスイッチ押圧部19を備える。前述したレーダユニットスイッチ32には、アクチュエータボックス17から伸びるレリーズケーブル18に接続されたスイッチ押圧部19が接触する。これにより、レーダユニットスイッチ32の遠隔操作を行うことが可能である。
レーダユニット30は、レーダユニット30を着脱部12に固定させる固定部材33を備える。固定部材33は、レーダユニットスイッチ32を支持する支持部33aと、支持部33aの後側に位置する板状部33bとを備える。支持部33aからは、複数のコネクタ34a,34bが伸び出している。コネクタ34a,34bは、例えば、レーダユニット30に動力を供給するためのコネクタである。
板状部33bは、位置決めピンP又はハンドル付きのボルトがねじ込まれる複数のネジ穴を有する。各ネジ穴に位置決めピンP及びボルトがねじ込まれた状態でレーダユニット30は着脱部12に取り付けられる。着脱部12へのレーダユニット30の取付方法については後に詳述する。
着脱部12は、板状部33bが接触すると共に、ドリルユニット20の棒状部22が通される貫通孔12bが形成された板状部材12aを備える。板状部材12aには、位置決めピンP又はボルトが挿入される複数の挿入孔が形成されている。位置決めピンP及びボルトが上記の挿入孔及びネジ穴に挿入されることにより、着脱部12にレーダユニット30が固定される。更に、板状部材12a及び板状部33bは、複数のパチン錠によって共に固定されている。従って、レーダユニット30は、着脱部12に対して強固に固定される。
また、着脱部12には、板状部材12aから後方に延びる第1バネ13a及び第2バネ13bと、第1バネ13a及び第2バネ13bのそれぞれを支持する第1バネ支持部14a及び第2バネ支持部14bと、第1バネ支持部14a及び第2バネ支持部14bに取り付けられた第1センサ部15a及び第2センサ部15bと、が設けられる。
第1バネ13a及び第2バネ13bは、レーダユニット30(車輪31)に対する壁面W1からの押圧力を吸収する。第1センサ部15aは、第2センサ部15bよりも前方に配置されている。第1センサ部15a及び第2センサ部15bは、第1バネ支持部14a及び第2バネ支持部14bのそれぞれから拡張する形状とされている。第1バネ13a、第1バネ支持部14a及び第1センサ部15aは、この順で前方から並んで配置されており、移動機構10のベース部10bに対してZ方向に移動する。第2バネ13b、第2バネ支持部14b及び第2センサ部15bについても同様である。
移動機構10は、ベース部10bの前側に設けられた板状部材10cを備えており、板状部材10cには、矩形状の支持部10dを介して一対の検知部16a,16bが固定されている。検知部16aには第1センサ部15aが対向し、検知部16bには第2センサ部15bが対向する。
第1センサ部15a及び第2センサ部15bは、第1バネ13a及び第2バネ13bの圧縮に伴って後方に移動する。また、第2センサ部15bは、第1センサ部15aよりも後側に設けられている。よって、例えば壁面W1に凸部が存在し、この凸部にレーダユニット30が乗り上げて着脱部12が後方に押されると、第1センサ部15aよりも先に第2センサ部15bが検知部16bに対向する。
第2センサ部15bが検知部16bに対向すると、レーダユニット30が壁面W1の凸部に乗り上げている旨の信号が出力される。そして、着脱部12が更に後方に押されると、第1センサ部15aが検知部16aに対向する。第1センサ部15aが検知部16aに対向すると、レーダユニット30がより大きい凸部に乗り上げている旨が検出され、これにより移動機構10の動作が停止する。
次に、削孔装置1の制御機構について図6を参照しながら説明する。図6は、削孔装置1の機能ブロック図を示している。削孔装置1は、前述したレーダユニット30のレーダユニットスイッチ32を駆動するプッシュソレノイド62を含む駆動機構60と、削孔装置1の各部を制御する制御部40と、削孔装置1の各部を撮影するカメラ51と、壁Wから離れた遠隔地に設けられる表示部70と、を備える。
プッシュソレノイド62は、例えば、前述したアクチュエータボックス17の内部に設けられる。プッシュソレノイド62は、遠隔地からレーダユニットスイッチ32を押下する駆動力を、レリーズケーブル18を介してスイッチ押圧部19に供給する。また、駆動機構60は、プッシュソレノイド62の他に、移動機構10を移動させる駆動力を供給する複数のモータ61を備える。
制御部40は、駆動機構60、カメラ51及び表示部70と通信可能とされている。カメラ51は、例えば、複数設けられている。複数のカメラ51のうちの少なくとも一部は、着脱部11に取り付けられたドリルユニット20のビット21の先端、及び着脱部12に取り付けられたレーダユニット30の車輪31付近、を撮影する。カメラ51による撮影画像は、制御部40及び表示部70に送信される。
また、複数のカメラ51の少なくとも一部は、壁面W1の削孔対象箇所(例えば図8(a)の灰色部分参照)を撮影し、更に、第1フレーム2の内部(例えば図8(b)の灰色部分参照)を撮影する。このように、削孔装置1に設置されたカメラ51が削孔装置1の各部を撮影することにより、遠隔地からでも確実に削孔装置1の状態を把握することが可能となる。
制御部40は、削孔装置1の各種動作を制御する。制御部40は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えて構成されている。制御部40の各機能は、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、CPUで実行することによって実現される。制御部40は、移動機構10の制御盤10a、制御盤10aに専用線若しくはインターネットを介して接続された遠隔地の端末、又は、遠隔地のサーバに設けられていてもよい。制御部40の形態及び配置場所については特に限定されない。
表示部70は、制御部40による各制御の内容を表示する。表示部70は、例えば、壁Wから離れた遠隔地に設けられたコンピュータのディスプレイ、タブレット端末、又は携帯端末であってもよい。また、制御部40は、削孔装置1の遠隔操作アプリケーションに相当する。従って、作業員等が表示部70上で操作を行うことによって、制御部40の各機能を実現させることが可能である。
制御部40は、壁面W1の座標の原点と、制御部40が認識している座標の原点とを校正する原点校正部41、ドリルユニット20による削孔の位置をどの程度ずらすかを設定するオフセット設定部42、ドリルユニット20の動作モードを設定するドリル動作モード設定部43、移動機構10の移動範囲を設定する移動範囲設定部44、及び各種情報を記憶する記憶部45を備える。記憶部45は、表示部70を介して入力されたデータ、カメラ51によって撮影された撮影画像、制御部40によって解析されたデータ、及び壁面W1の座標、を記憶するデータベースである。
原点校正部41は、壁面W1の実座標値と、制御部40(記憶部45)が保有する座標値とのずれを校正する。壁面W1には、予め削孔予定位置であるマーキングポイントM(図8参照)が設けられており、原点校正部41は、各マーキングポイントMに壁面W1の実座標値を設定する。
原点校正部41は、着脱部11に装着されたドリルユニット20のビット21をマーキングポイントMに移動する。このとき、カメラ51がビット21を撮影することによって表示部70にマーキングポイントMが表示されると共に、壁面W1のマーキングポイントMの座標が表示される。原点校正部41は、上記で得られたマーキングポイントMの座標が入力されることにより、制御部40が保有する座標値を更新する。
オフセット設定部42は、レーダユニット30による壁面W1の走査の結果、マーキングポイントMに鉄筋Fが存在するときに、ドリルユニット20による削孔の位置(削孔ポイント)をマーキングポイントMからずらす機能を有する。オフセット設定部42は、例えば、表示部70にオフセット量入力画面を表示する。
オフセット設定部42は、マーキングポイントMからのオフセット量を入力するオフセットデータ更新用アプリケーションであってもよい。この場合、上記のオフセット量入力画面は、マーキングポイントMからのX方向のオフセット量、及びマーキングポイントMからのY方向のオフセット量、のそれぞれを入力するテキストボックスを有する。各テキストボックスにX方向のオフセット量及びY方向のオフセット量が入力されて設定ボタンが押されることにより、ドリルユニット20による削孔の位置を示す削孔ポイントが確定する。
ドリル動作モード設定部43は、ドリルユニット20による壁Wの削孔モードを設定する。ドリル動作モード設定部43は、例えば、壁面W1に対するビット21の移動量(深さ)の設定、又は、壁面W1に対するビット21の削孔時間の設定を行う。壁面W1に対するビット21の移動量としては、壁面W1へのビット21の送り量、及び壁面W1からのビット21の戻し量、が含まれる。また、壁面W1に対するビット21の削孔時間としては、壁面W1へのビット21の送り時間、及び、壁面W1からのビット21の戻し時間、が含まれる。
ドリル動作モード設定部43は、例えば、ビット21の距離反復、及びビット21の時間反復、の選択画面を表示部70に表示する。ドリル動作モード設定部43は、ビット21の距離反復が選択された場合には、ビット21の送り量、及びビット21の戻し量の入力画面を表示する。ドリル動作モード設定部43は、ビット21の送り量、及びビット21の戻し量が入力されることにより、ビット21の送り量及び戻し量を確定する。
一方、ドリル動作モード設定部43は、ビット21の時間反復が選択された場合には、ビット21の送り時間、及びビット21の戻し時間の入力画面を表示する。ドリル動作モード設定部43は、ビット21の送り時間、及びビット21の戻し時間が入力されることにより、ビット21の送り時間及び戻し時間を確定する。
移動範囲設定部44は、移動機構10のX方向の移動範囲を設定すると共に、移動機構10のY方向の移動範囲を設定する。移動範囲設定部44は、例えば、X方向の移動範囲の入力画面、及びY方向の移動範囲の入力画面を表示部70に表示する。移動範囲設定部44は、X方向の移動範囲、及びY方向の移動範囲が入力されることにより、移動機構10の移動範囲を確定する。
また、図2に示されるように、削孔装置1は、移動機構10を検出する複数のセンサ46を備える。各センサ46は、移動範囲設定部44と同様、移動機構10の移動範囲を規制するために設けられる。各センサ46は、移動機構10のX方向の移動範囲の両端の外側、及び移動機構10のY方向の移動範囲の両端の外側、にそれぞれ設けられている。センサ46は、移動機構10がX方向の移動範囲外、又はY方向の移動範囲外に移動したときに、移動機構10が移動範囲を超えた旨の信号を制御部40に出力する。
前述したように、移動範囲設定部44というソフトウェアによって移動機構10の移動範囲を規制することができると共に、センサ46というハードウェアによって移動機構10の移動範囲を規制することができる。よって、ソフト及びハードの両方で移動機構10の移動範囲を規制することができるので、削孔装置1では移動機構10の移動に伴う安全性を確実に担保することができる。
次に、本実施形態に係る削孔方法について図7に示されるフローチャートを参照しながら説明する。図7は、削孔装置1を用いて壁Wの削孔を行う一連の工程を備えたフローチャートである。初期状態では、移動機構10の着脱部11に予めドリルユニット20を取り付けた状態としておく。
壁Wの壁面W1に対して予めマーキングポイントMを設定する(ステップS1)。ステップS1では、例えば図8に示されるように、削孔予定位置であるマーキングポイントMを壁面W1に設定する。次に、原点校正部41により原点位置の校正を行う(ステップS2)。このとき、ビット21の先端位置がマーキングポイントMに移動した状態でカメラ51がマーキングポイントMを撮影し、撮影画像から得られたマーキングポイントMの座標が入力されることにより、原点校正部41が制御部40の座標値を更新する。原点校正部41は、この座標値の更新を各マーキングポイントMに対して実行する。
続いて、着脱部11からドリルユニット20を外して着脱部12にレーダユニット30を取り付ける(ステップS3)。具体的には、着脱部11のロックを解除してドリルユニット20の差し込み部23を引き抜く。そして、着脱部12の板状部材12aに固定部材33の板状部33bを重ねて位置決めピンPで固定部材33を位置決めすると共に、板状部材12a及び板状部33bを複数のパチン錠で固定する。更に、ハンドル付きのボルトを板状部33b及び板状部材12aにねじ込むことにより、着脱部12にレーダユニット30を強固に取り付ける。その後、アクチュエータボックス17を固定してコネクタ34a,34bの接続を行う。
次に、表示部70を介した操作により、レーダユニット30を壁面W1に沿って移動させる(ステップS4)。具体的には、図5及び図9に示されるように、レーダユニット30は、壁面W1に対する電磁波の出射及び反射波の入射を行いながら壁面W1上を走査する。レーダユニット30は、壁面W1からの反射波を検出して壁Wの内部に埋め込まれた鉄筋Fの配筋状態を検出する(配筋状態を検出する工程)。
レーダユニット30は、例えば、マーキングポイントM1〜M9を含む複数のマーキングポイントMを順次走査して、マーキングポイントM1〜M9それぞれにおける鉄筋Fの有無を検出してもよい。ここで、マーキングポイントM1〜M9は、複数のマーキングポイントMの一部を示している。また、レーダユニット30は、複数のマーキングポイントMのうち、一部のマーキングポイントMのみを予め選択し、選択したマーキングポイントMのみをピンポイントで走査してもよい。
また、レーダユニット30が壁面W1を走査しているときに、レーダユニット30が壁面W1の凸部に乗り上げて第2センサ部15bが検知部16bに対向した場合には、レーダユニット30が凸部に乗り上げた旨が表示部70に表示される。レーダユニット30が更に大きな凸部に乗り上げて第1センサ部15aが検知部16aに対向した場合には、削孔装置1の動作を停止する。
以上のように、レーダユニット30は、壁面W1の走査を行うことにより、壁Wの配筋の画像(図9の破線の鉄筋Fが表示された画像)を取得して表示部70に表示する(ステップS5)。続いて、ステップS6に移行して、マーキングポイントMに鉄筋Fが有るか否かが判断される。
図9に示される例において、マーキングポイントM1〜M4,M6〜M9に対しては、鉄筋Fが存在しないのでステップS8に移行する。一方、マーキングポイントM5に対しては、鉄筋Fが存在するのでステップS7に移行し、削孔ポイントのオフセットを行う。具体的には、オフセット設定部42が表示部70にオフセット量入力画面を表示する。
オフセット量入力画面に、X方向のオフセット量、及びY方向のオフセット量が入力されることにより、オフセット設定部42は削孔ポイントを更新する。なお、マーキングポイントM1〜M4,M6〜M9においては、マーキングポイントM1〜M4,M6〜M9のそれぞれがそのまま削孔ポイントとされてもよいし、別の場所に更新されてもよい。
全てのマーキングポイントMに対して削孔ポイントの更新を行った後には、ドリル動作モード設定部43によりドリルユニット20の動作モードの設定を行う(ステップS9)。このとき、ドリル動作モード設定部43は、例えば、前述したビット21の距離反復及び時間反復の選択画面を表示する。ドリル動作モード設定部43は、ビット21の送り量及び戻し量、又はビット21の送り時間及び戻し時間が入力されることにより、ビット21の動作モードを確定する。
また、削孔を行う前までに、着脱部11にドリルユニット20を取り付けておく。そして、表示部70上で操作を行うことにより、ビット21を壁面W1の各削孔ポイントに移動させて当該削孔ポイントの削孔を行う(削孔を行う工程)。このとき、ビット21は、ステップS6〜S8で更新した各削孔ポイントに移動すると共に、ステップS9で設定した動作モードで削孔を行う。そして、全ての削孔ポイントに対する削孔が実行された後に一連の工程が完了する。
次に、本実施形態に係る削孔装置1及び削孔方法によって得られる作用効果について説明する。
本実施形態に係る削孔装置1及び削孔方法では、壁面W1に沿った方向(X方向及びY方向)、並びに壁Wの厚さ方向(Z方向)に移動自在とされた移動機構10を備え、図5に示されるように、移動機構10の着脱部12には、壁Wの内部の鉄筋Fを探査するレーダユニット30が取り付け可能とされている。
よって、着脱部12にレーダユニット30を取り付けてレーダユニット30を壁Wに沿って走査させて鉄筋Fを探査することにより、壁Wに埋め込まれた鉄筋Fの配筋状態を自動的に効率よく把握することができる。また、着脱部12のレーダユニット30を外して着脱部11にドリルユニット20を取り付けることができるので、移動機構10でドリルユニット20を移動させることにより、ドリルユニット20による削孔を無人で効率よく行うことができる。
更に、レーダユニット30で探索した鉄筋Fの配筋状態を認識することができるので、鉄筋Fを避けた位置への削孔を自動的に行うことができる。従って、移動機構10の着脱部10Aにドリルユニット20及びレーダユニット30を着脱させることにより、鉄筋Fを避けた位置への削孔を自動的に効率よく行うことができると共に、ドリルユニット20による削孔を無人で行うことができる。
また、壁Wは、壁面W1が水平方向及び鉛直方向に延在するように立設されており、移動機構10は、壁面W1に沿った水平方向(X方向)、及び壁面W1に沿った鉛直方向(Y方向)に移動自在とされている。従って、移動機構10は、壁面W1に沿った水平方向、壁面W1に沿った鉛直方向、及び壁Wの厚さ方向、に3次元的に移動する。よって、ドリルユニット20及びレーダユニット30を3次元方向に移動させることができるので、レーダユニット30による鉄筋Fの探査、及びドリルユニット20による削孔を効率よく行うことができる。
また、削孔装置1は、壁面W1に予め定めたマーキングポイントMに対し、ドリルユニット20による削孔を行う削孔ポイントの位置をずらすオフセット設定部42を備える。よって、予め定めたマーキングポイントMに鉄筋Fが存在するときに削孔ポイントをマーキングポイントMからずらすことができる。従って、オフセット設定部42によりドリルユニット20による削孔ポイントをずらすことができるので、鉄筋Fを避けた位置への削孔を遠隔操作によって確実に行うことができる。
また、削孔装置1は、着脱部10Aに取り付けられたドリルユニット20及びレーダユニット30を撮影するカメラ51を備える。よって、着脱部10Aに取り付けられたドリルユニット20及びレーダユニット30の状態をカメラ51の撮影画像によって把握することができる。また、レーダユニット30による鉄筋Fの探査、及びドリルユニット20による削孔を、遠隔操作でカメラ51の撮影画像によって視認することができる。
また、レーダユニット30は、壁Wの内部における配筋の画像取得を行う。従って、レーダユニット30によって得られた配筋の画像を視認することにより、壁Wに埋め込まれた鉄筋Fの配筋状態を画像表示によって遠隔操作で容易に把握することができる。
また、削孔装置1は、壁面W1に対するドリルユニット20の動作を設定するドリル動作モード設定部43を備える。従って、遠隔操作によってドリルユニット20の動作を設定することができるので、ドリルユニット20による削孔を遠隔操作によって高精度に行うことができる。
また、削孔装置1は、移動機構10の移動範囲を設定する移動範囲設定部44を備える。従って、移動機構10の移動範囲を遠隔操作によって設定することができるので、移動機構10が過度に移動することによって移動機構10に引っ掛かりが生じ、移動機構10の移動が妨げられる問題を回避することができる。また、移動機構10を必要な範囲だけ移動させることができるので、鉄筋Fの探査及び削孔を効率よく行うことができる。
また、着脱部12は、レーダユニット30に対する壁面W1からの押圧力を吸収するバネ13a,13bを備える。よって、たとえ壁面W1が平坦でなく凹凸が形成されている場合であっても、バネ13a,13bがレーダユニット30に対する押圧力を吸収するので、壁面W1に沿ったレーダユニット30の走査をスムーズに行うことができる。従って、壁Wに埋め込まれた鉄筋Fの配筋状態の探査を効率よく且つ確実に行うことができる。
また、本実施形態に係る削孔方法は、配筋状態を検出する工程の前に、原点校正部41が予め定めた壁面W1の原点に予め記憶されている座標の原点の位置を校正する工程を備える。よって、レーダユニット30による鉄筋Fの探査を行う前に原点の位置が校正されるので、レーダユニット30の走査、及びドリルユニット20の削孔を所望の箇所に対して高精度に行うことができる。
更に、本実施形態では、レーダユニット30による鉄筋Fの探査、及びドリルユニット20による削孔を行うときに壁面W1の座標を共有している。よって、鉄筋Fの探査から削孔まで同じ壁面W1の座標を用いることにより、鉄筋Fの探査及び削孔を一層効率よく行うことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、本発明は、各請求項の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、前述の実施形態では、X方向、Y方向及びZ方向を含む3次元方向に移動する移動機構10について説明した。しかしながら、本発明に係る移動機構は、壁面に沿った方向、及び壁の厚さ方向を含む2次元方向に移動する移動機構であってもよい。
また、前述の実施形態では、オフセット量が入力されることによってオフセット設定部42がオフセット量を設定する例について説明した。しかしながら、オフセット設定部はオフセット量を自動で設定してもよい。例えば、図9に示される例において、マーキングポイントM1〜M9のそれぞれと鉄筋Fとの距離が所定値以下である場合、オフセット設定部が自動的にX方向のオフセット量及びY方向のオフセット量を設定してもよい。
また、前述の実施形態では、構台を組むためのアンカーが打ち込まれるアンカー孔が形成される壁Wについて説明した。しかしながら、壁は、アンカー孔以外の孔が形成されてもよい。また、孔は壁を貫通してもよいし、孔は壁を貫通しなくてもよい。本発明に係る削孔装置及び削孔方法は、例えば、ダイナマイトが挿入される孔を削孔するものであってもよく、削孔の目的は特に限定されない。
1…削孔装置、2…第1フレーム、3…第2フレーム、4…第3フレーム、5…台、10…移動機構、10A,11,12…着脱部、10a…制御盤、10b…ベース部、10c…板状部材、10d…支持部、11a…取付孔、12a…板状部材、12b…貫通孔、13a…第1バネ(バネ)、13b…第2バネ(バネ)、14a…第1バネ支持部、14b…第2バネ支持部、15a…第1センサ部、15b…第2センサ部、16a,16b…検知部、17…アクチュエータボックス、18…レリーズケーブル、19…スイッチ押圧部、20…ドリルユニット、21…ビット、22…棒状部、23…差し込み部、24…分岐部、30…レーダユニット、30a…本体、30b…棒状部、31…車輪、32…レーダユニットスイッチ、33…固定部材、33a…支持部、33b…板状部、34a,34b…コネクタ、40…制御部、41…原点校正部、42…オフセット設定部、43…ドリル動作モード設定部、44…移動範囲設定部、45…記憶部、46…センサ、51…カメラ、60…駆動機構、61…モータ、62…プッシュソレノイド、70…表示部、C1…電源ケーブル、C2…LANケーブル、E…電源、F…鉄筋、H…ホース、M,M1〜M9…マーキングポイント、P…位置決めピン、W…壁、W1…壁面。

Claims (10)

  1. 壁の壁面に削孔を行う削孔装置であって、
    前記壁面に沿った方向、及び前記壁の厚さ方向に移動自在とされた移動機構を備え、
    前記移動機構は、前記壁面を走査して前記壁の内部の鉄筋を探査するレーダユニット、及び前記壁面の前記鉄筋を避けた位置に削孔を行うドリルユニット、の着脱が可能な着脱部を有する、
    削孔装置。
  2. 前記壁は、前記壁面が水平方向及び鉛直方向に延在するように立設されており、
    前記移動機構は、前記壁面に沿った水平方向、及び前記壁面に沿った鉛直方向、に移動自在とされている、
    請求項1に記載の削孔装置。
  3. 前記壁面に予め定めたマーキングポイントに対し、前記ドリルユニットによる削孔を行う削孔ポイントの位置をずらすオフセット設定部を備える、
    請求項1又は2に記載の削孔装置。
  4. 前記着脱部に取り付けられた前記レーダユニット及び前記ドリルユニットを撮影するカメラを備える、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の削孔装置。
  5. 前記レーダユニットは、前記壁の内部における配筋の画像取得を行う、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の削孔装置。
  6. 前記壁面に対する前記ドリルユニットの動作を設定するドリル動作モード設定部を備える、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の削孔装置。
  7. 前記移動機構の移動範囲を設定する移動範囲設定部を備える、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の削孔装置。
  8. 前記着脱部は、前記レーダユニットに対する前記壁面からの押圧力を吸収するバネを備える、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の削孔装置。
  9. 壁の壁面に削孔を行う削孔方法であって、
    前記壁面に沿った方向、及び前記壁の厚さ方向に移動自在とされた移動機構に取り付けられたレーダユニットを前記壁面に沿って走査させることにより、前記壁の内部における鉄筋の配筋状態を検出する工程と、
    前記移動機構に取り付けられたドリルユニットにより、前記壁面の前記鉄筋を避けた位置に削孔を行う工程と、
    を備えた削孔方法。
  10. 前記配筋状態を検出する工程の前に、予め定めた前記壁面の原点に、予め記憶されている座標の原点の位置を校正する工程を備える、
    請求項9に記載の削孔方法。
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