JP2019006110A - 記録素子基板、記録ヘッド、及び記録装置 - Google Patents

記録素子基板、記録ヘッド、及び記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の記録素子アレイでHE信号を共通化した場合に、記録素子アレイ毎で電圧降下量が異なる場合、最も電圧降下量が多い記録素子アレイに合わせて長めのパルス幅を設定する必要があり、寿命の低下などが懸念される。【解決手段】記録素子基板において、1つの記録素子アレイに関し所定の電圧が印加された状態で同時に駆動される記録素子の数を最大とした場合の電圧降下量を当該記録素子アレイの電圧降下量とし、1つのグループに割り当てられた記録素子アレイの電圧降下量の総和を当該グループの電圧降下量とした場合、前記M個のグループの電圧降下量のうちの最大値と最小値との差は、N個の記録素子アレイの電圧降下量のうちの最大値よりも小さい。【選択図】図3

Description

本発明は、記録素子基板、記録ヘッド、及び記録装置に関する。
インクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)は、種々の方式により吐出するインク滴を形成するものが知られている。その中でも、インク吐出のためのエネルギーとして熱を利用する記録ヘッドは、高密度のマルチノズル化を比較的容易に実現でき、高解像度、高画質で高速な記録が可能である。
近年、高解像度、高画質のために素子数が増加傾向にあり、それらの素子を駆動するための記録ヘッドの端子数の増加が問題となっている。記録ヘッドの端子数の増加はヘッドコストや電気的接続の信頼性などに影響があるため、端子数をできるだけ削減することが望ましい。
特許文献1では、従来、記録ヘッドの外部から送信していた、素子を駆動する時間を規定するHE(ヒートイネーブル)信号を基板内部で生成することにより、HE信号の端子を削減している。
特許第5473767号公報
特許文献1では、HE信号を生成するHE信号生成回路を記録素子アレイ毎に設けることになる。その結果、記録素子アレイの増加に対応してHE信号生成回路は増え、HE信号生成回路は回路規模として膨大なため、回路スペースを圧迫することとなる。これに対する解決策として、複数の記録素子アレイでHE信号を共通化し、HE信号毎に駆動する方法が挙げられる。これにより、HE信号生成回路の増加を抑えられる。しかし、記録素子アレイ毎で電圧降下量が異なる場合、新たな課題として各HE信号を駆動した場合で電圧降下量が異なるという課題が発生する。これにより、最も電圧降下量が多い記録素子に合わせてHE信号に対し長めのパルス幅を設定する必要があり、その結果、記録素子の寿命の低下などが懸念される。
本発明は、記録素子基板において、HE信号の共通化により回路スペースを抑えることでコストを削減しつつ、過剰なパルス幅の設定を回避して記録素子の寿命の低下を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は以下の構成を有する。すなわち、記録素子基板であって、それぞれが、複数の記録素子を含む記録素子アレイと、前記記録素子アレイに含まれる前記複数の記録素子を駆動させるための複数の駆動素子とを含んで構成されるN(N≧3)個の回路素子列であって、それぞれがM(2≦M<N)個のグループのうちのいずれかに割り当てられ、所定の電圧が入力される入力部に対し接続配線を介して互いに並列に接続されるN個の回路素子列と、前記M個のグループに対応して設けられたM個の信号生成回路であって、前記グループごとに、前記グループに属する1つの記録素子アレイの駆動又は前記グループに属する複数の記録素子アレイの同時駆動を行うために、それぞれが記録素子を駆動する期間を定めるM個の駆動信号を生成し、当該M個の駆動信号のそれぞれを、対応するグループに属する回路素子列へ出力するM個の信号生成回路とを有し、1つの記録素子アレイに関し前記所定の電圧が印加された状態で同時に駆動される記録素子の数を最大とした場合の電圧降下量を当該記録素子アレイの電圧降下量とし、1つのグループに割り当てられた記録素子アレイの電圧降下量の総和を当該グループの電圧降下量とした場合、前記M個のグループの電圧降下量のうちの最大値と最小値との差は、前記N個の記録素子アレイの電圧降下量のうちの最大値よりも小さい。
本発明によれば、記録素子基板において、HE信号の共通化により回路スペースを抑えることでコストを削減しつつ、過剰なパルス幅の設定を回避して記録素子の寿命の低下を抑制することができる。
インクジェット記録装置の構成例を示す外観斜視図。 本発明に係るインクジェット記録装置の制御構成の例を示す図。 本発明に係る記録素子基板の全体構成の例を示す図。 第1の実施形態に係る記録素子基板の概略図。 第1の実施形態に係る回路構成の例を示す図。 第1の実施形態に係る回路構成の例を示す図。 第2の実施形態に係る回路構成の例を示す図。 第2の実施形態に係る回路構成の例を示す図。 第3の実施形態に係る回路構成の例を示す図。 第4の実施形態に係る回路構成の例を示す図。 本発明に係る記録ヘッドの斜視図。 図3に示すHE信号生成回路の動作例を示す図。 第4の実施形態に係る回路構成の例を示す図。 第4の実施形態に係る回路構成の例を示す図。
この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。さらに人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「記録素子」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
以下に用いる記録ヘッド用の素子基板(ヘッド基板)とは、シリコン半導体からなる単なる基体を指し示すものではなく、各素子や配線等が設けられた構成を差し示すものである。
さらに、基板上とは、単に素子基板の上を指し示すだけでなく、素子基板の表面、表面近傍の素子基板内部側をも示すものである。また、本発明でいう「作り込み(built−in)」とは、別体の各素子を単に基体表面上に別体として配置することを指し示している言葉ではなく、各素子を半導体回路の製造工程等によって素子板上に一体的に形成、製造することを示すものである。
本発明に係る記録ヘッドは、その記録幅が記録媒体の幅に相当するようなフルラインタイプの記録ヘッドを備えた記録装置に用いる例にて説明する。なお、これに限定するものではなく、配線の長さなどにより、本発明により解決すべき問題が発生し得る場合には、シリアルタイプの記録ヘッドを備えた記録装置に用いられてもよい。
[記録装置の概要説明]
図1はフルラインのインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)10K、10C、10M、10Yと常に安定したインク吐出を保証するための回復系ユニットを備えた記録装置1の構造を説明するための斜視透視図である。なお、以下の説明において、4つのインクに対応した記録ヘッドを例に挙げて説明するが、この数に限定するものではない。また、記録ヘッドにおいて共通した構成については、添え字を省略して記録ヘッド10として示す。図11は、記録ヘッド10の斜視図である。記録ヘッド10は記録素子基板100を直線上に15個配列(インラインに配置)されるライン型の記録ヘッド(液体吐出ヘッド)である。図11に示すように、記録ヘッド10には複数の記録素子基板100と、フレキシブル配線基板140および電気配線基板190を介して電気的に接続された信号入力端子191と、電力供給端子192を備える。信号入力端子191及び電力供給端子192は、記録装置1の制御部と電気的に接続され、それぞれ、吐出駆動信号及び吐出に必要な電力を記録素子基板100に供給する。電気配線基板190内の電気回路によって配線を集約することで、信号入力端子191及び電力供給端子192の数を記録素子基板100の数に比べて少なくできる。これにより、記録装置1に対して記録ヘッド10を組み付ける時やその交換時に取り外しが必要な電気接続部数が少なくて済む。
記録装置1において、記録媒体15は、フィーダユニット17から、これら記録ヘッド10による印刷位置に供給され、記録装置1の筐体18に具備された搬送ユニット16によって搬送される。
記録媒体15への画像の印刷は、記録媒体15を搬送しながら、記録媒体15の基準位置がブラック(K)インクを吐出する記録ヘッド10Kの下に到達したときに、記録ヘッド10Kからブラックインクを吐出する。同様に、シアン(C)インクを吐出する記録ヘッド10C、マゼンタ(M)インクを吐出する記録ヘッド10M、イエロ(Y)インクを吐出する記録ヘッド10Yの順に、各基準位置に記録媒体15が到達すると各色のインクを吐出してカラー画像が形成される。こうして画像が印刷された記録媒体15はスタッカトレイ20に排出されて堆積される。
記録装置1は、更に搬送ユニット16、記録ヘッド10にインクを供給するためのインク毎に交換可能なインクカートリッジ(不図示)を有している。またさらに、記録ヘッド10へのインク供給や回復動作のためのポンプユニット(不図示)、記録装置1全体を制御する制御基板(不図示)等を有している。またフロントドア19は、インクカートリッジの交換用の開閉扉である。
[制御構成]
次に、図1を用いて説明した記録装置の記録制御を実行するための制御構成について説明する。
図2は、記録装置1の制御回路の構成を示すブロック図である。図2において、コントローラ30は、MPU31、ROM32、ゲートアレイ(G.A.)33、及びDRAM34を含んで構成される。インタフェース40は、記録データを入力するインタフェースである。ROM32は、不揮発性の記憶領域であり、MPU31が実行する制御プログラムを格納する。DRAM34は、記録データや記録ヘッド10に供給される記録信号等のデータを保存しておくDRAMである。ゲートアレイ33は、記録ヘッド10に対する記録信号の供給制御を行うゲートアレイであり、インタフェース40、MPU31、DRAM34間のデータ転送制御も行う。キャリッジモータ90は、記録ヘッド10を搬送するためのモータである。搬送モータ70は、記録紙搬送のためのモータである。ヘッドドライバ50は、記録ヘッド10を駆動する。モータドライバ60、80はそれぞれ、搬送モータ70、キャリッジモータ90を駆動するためのモータドライバである。
なお、図1に示すようなフルライン記録ヘッドを用いる構成の記録装置では、キャリッジモータ90やそのモータを駆動するモータドライバ80は存在しない。このために、図2ではカッコ符号にて示している。
上記制御構成の動作を説明すると、インタフェース40に記録データが入るとゲートアレイ33とMPU31との間で記録データが記録用の記録信号に変換される。そして、モータドライバ60、80が駆動されると共に、ヘッドドライバ50に送られた記録データに従って記録ヘッド10が駆動され、記録が行われる。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る記録素子基板の構成について、図面を用いて説明する。
図3は、本実施形態に係る記録ヘッド10に複数設けられる記録素子基板100の回路全体の概略構成を示すブロック図である。記録素子基板100は、記録素子アレイ101(4つの記録素子アレイ101−1、101−2、101−3、101−4)、駆動回路102(4つの駆動回路102−1、102−2、102−3、102−4)、HE信号生成回路103(2つのHE信号生成回路103−1、103−2)、及びシフトレジスタ(SR)104を含んで構成される。記録素子アレイ101は、インクを吐出するための記録素子が複数並んで構成される。駆動回路102は、記録素子アレイ101内の記録素子を選択し駆動するための回路である。HE信号生成回路103は、信号発生手段として機能し、各記録素子を駆動(通電)する期間を決定するヒートイネーブル信号(HE信号)を生成する。HE信号生成回路103−1は、ヒートイネーブル信号(HE1)を駆動回路102−1と駆動回路102−2へ出力する。HE1に基づき、記録素子アレイ101−1と記録素子アレイ101−2は、同時に駆動される。HE信号生成回路103−2は、ヒートイネーブル信号(HE2)を駆動回路102−3と駆動回路102−4へ出力する。HE2に基づき、記録素子アレイ101−3と記録素子アレイ101−4は、同時に駆動される。SR104は、DATA信号(第1の信号)から記録素子選択データ、駆動信号立ち上がりタイミングデータ、駆動信号立下りタイミングデータを取り込むシフトレジスタである。補足すると、例えば、駆動回路102−1、102−2に設定される記録素子選択データに識別データを含む構成にすれば、識別データの値に基づき、記録素子アレイ101−1、101−2の両方を駆動するか、もしくは、記録素子アレイ101−1、101−2のいずれか一方を駆動するかを設定することができる。この回路構成は、駆動回路102−3、102−4についても同様であり、駆動させる記録素子を所定の信号により設定してよい。なお、SR104は、記録素子基板100の解像度などに応じて設けられる数が異なる。
DATAは、記録素子選択データ、駆動信号立ち上がりタイミングデータ、駆動信号立下りタイミングデータなどの駆動に関するデータ信号である。CLKは、クロック信号である。CLK+とCLK−は互いに位相が反転しているクロック信号である。LTは、ラッチ信号である。DATAは、CLK信号と同期して記録素子基板100のSR104に取り込まれ、LT信号によって、HE信号生成回路103および駆動回路102内でデータを確定する。ここでは、1のHE信号生成回路103が、HE信号(第2の信号)を生成し、2つの記録素子アレイ101に対して生成したHE信号を与えて駆動させる。このように、図3に示す回路は、記録素子の駆動周期内に、データ信号とラッチ信号の受信とHE信号の生成を行う。図12は、記録素子の1駆動周期におけるHE信号生成回路103の内部の動作を示す。HE信号生成回路103は、LVDS(低電圧差動伝送)を用いてCLK+とCLK−を受信し、これらに基づき、内部CLK信号を生成する。HE信号生成回路103は、SR104より駆動信号立ち上がりタイミングデータ及び駆動信号立下りタイミングデータを受信し、これらのデータに基づいて、基準タイミングから内部CLK信号の立ち上がりエッジの数をカウントする。これにより、タイミングT1において立ち上がりタイミングパルスが生成され、タイミングT2において立下りタイミングパルスが生成される。HE信号生成回路103は、この立ち上がりタイミングパルスと立下りタイミングパルスに基づいて、パルス幅Pwの駆動信号(HE信号)を生成する。このように、駆動信号立ち上がりタイミングデータ、および駆動信号立下りタイミングデータによって、駆動信号(HE信号)のパルス幅を設定できる。図1の構成では、2つのHE信号生成回路103を用いた構成例を示し、以降この構成を用いて説明する。なお、これは一例であり、これに限定するものではない。
図4は、記録素子基板100の概略図である。記録素子基板100は、DATA、CLK、LT、CLK+、CLK−などの信号や記録素子の駆動電圧を取り込む入力部としての端子201、DATAからHE信号を生成するHE信号生成回路103、記録素子アレイ101、及び駆動回路102が配置される。記録素子アレイ101と駆動回路102との組を回路素子列として、複数の回路素子列が記録素子基板100の長手方向に沿って並列に並べられている。ここでは、記録素子基板100は平行四辺形の形状にて構成され、その長手方向の片側の端部に、複数の端子201が並べて設けられている。記録素子アレイや駆動回路の配置について補足すると、図4に示すように、記録素子アレイ101−1は、記録素子アレイ101−2より少し左側に配置されている。記録素子アレイ101−2は、記録素子アレイ101−3より少し左側に配置されている。このように、記録素子アレイは記録素子基板の平面形状(斜辺の傾き)に応じて、ずれて配置されている。このことは、駆動回路(102−1〜102−4)の配置についても同様である。上述のような配置になっているため、並列に並べられた複数の記録素子アレイ101および駆動回路102と、複数の端子201との記録素子基板100上での配線距離は異なる。
図5は、図4に対応した記録素子基板100の電気回路の概略図である。複数の記録素子アレイ101それぞれにおける複数の記録素子は、記録素子基板100上を覆うように形成されたベタ配線(不図示)でVHおよびGNDHに電気的に接続されている。VHは、電源端子であり、上述の複数の端子201の1つである。この電源端子に、駆動用電圧として所定の電圧(例えば、24ボルト)が入力される。GNDHは、グランド端子であり、上述の複数の端子201の1つである。このグランド端子に、グランド電圧が入力される。従って、このVHとGNDHの間には、24ボルトが印加される。なお、この電源端子とグランド端子は、電力供給端子192に含まれる電源端子とグランド端子とそれぞれ接続されている。そして、各記録素子は、HE信号と選択データに基づいてスイッチング素子(駆動素子)301により駆動される。スイッチング素子301は記録素子に対応して、駆動回路102内にて複数が設けられる。スイッチング素子301は、記録素子と直列に接続されている。このスイッチング素子は、例えばMOS型トランジスタである。記録素子アレイ101と駆動回路102(複数のスイッチング素子301)の組は、並列にVHおよびGNDHと電気的に接続される。ここで、接続に用いられる配線(接続配線)はベタ配線であるため複数の記録素子アレイ101それぞれで、端子201との配線の距離が異なる。そのため、配線抵抗に差が生じ、電圧が印加された状態の複数の記録素子アレイ101間での電圧降下量が異なる。図5に示すように、電源端子VHと複数の記録素子アレイ101それぞれとの配線の距離(配線抵抗)は異なる。また、グランド端子GNDHと複数の駆動回路102それぞれとの配線の距離(配線抵抗)は異なる。なお、図4や図5においては、説明を簡単にするために、ラッチ回路や選択回路を省いている。ラッチ回路は、SR104に入力された選択データを、LT信号によって保持する。選択回路は、HE信号と選択データの論理演算の結果である選択信号をMOS型トランジスタのゲート端子へ出力する。これによって、選択されたスイッチング素子301が駆動する。駆動回路102のスペースに余裕があれば、駆動回路102がラッチ回路や選択回路を含む構成にしても構わない。
図6は、図5に対してHE信号生成回路103、駆動回路102、記録素子アレイ101のみ抽出した簡略図である。記録素子アレイ101の数よりも少ないHE信号生成回路103によって生成されたHE信号で記録素子アレイ101を駆動する。ここでは、図3〜図6の各回路は対応しているものとし、同じ種類の構成要素を、便宜上、上から順に「第1」「第2」として示す。また、個別の説明を要する場合には、参照番号に添え字を付して示す。以下に示すVdの添え字は、同時に駆動させる記録素子アレイ101を示す。また、単一の記録素子アレイの電圧降下量をアレイ電圧降下量とも称し、グループにおける電圧降下量をグループ電圧降下量とも称する。
図5において、第1の記録素子アレイ101−1のみを駆動した場合、電流I1が流れる。この時の配線抵抗による電圧降下Vd11は、
Vd11=I1×(R1VH+R2VH+R3VH+R4VH+R1GNDH+R2GNDH+R3GNDH+R4GNDH
で表される。
次に一つのHE信号によって記録素子アレイ101を2つ駆動する場合について説明する。第1の記録素子アレイ101−1と第2の記録素子アレイ101−2を駆動する場合、I1およびI2が流れる。この時の第1の記録素子アレイ101−1における電圧降下Vd12は、
Vd12=I1×(R1VH+R2VH+R3VH+R4VH+R1GNDH+R2GNDH+R3GNDH+R4GNDH)+I2×(R2VH+R3VH+R4VH+R2GNDH+R3GNDH+R4GNDH
となる。つまり、電圧降下が、
ΔVd12=Vd12−Vd11=I2×(R2VH+R3VH+R4VH+R2GNDH+R3GNDH+R4GNDH
の分だけ増加する。この差分(ΔVd)を加味して記録素子がインクを吐出するのに十分なパルス幅を設定する必要がある。
一方、第1の記録素子アレイ101−1と第4の記録素子アレイ101−4を駆動する場合、I1およびI4が流れる。この時の第1の記録素子アレイ101−1における電圧降下Vd14は、
Vd14=I1×(R1VH+R2VH+R3VH+R4VH+R1GNDH+R2GNDH+R3GNDH+R4GNDH)+I4×(R4VH+R4GNDH
となる。つまり、電圧降下が、
ΔVd14=Vd14−Vd11=I4×(R4VH+R4GNDH
の分だけ増加する。
記録素子アレイ101それぞれの記録素子の抵抗値は、吐出するインクや吐出量によって異なる場合を考える。例えば、第一の記録素子アレイ101−1の各記録素子の抵抗値が高い場合があり、そのとき電流値I1は低くなる。同様に電流値I2、I3、I4も記録素子アレイ101それぞれの記録素子の抵抗値によって異なる。すると、記録素子アレイ101それぞれにおける電圧降下Vd11、Vd22、Vd33、Vd44は、I1、I2、I3、I4によって大小関係が異なることとなる。このとき、同時駆動のときの電圧降下を抑えるような組み合わせで、記録素子アレイ101を同時に駆動することが好ましい。例えば、Vd11>Vd22=Vd33>Vd44となるとする。この場合、2つのHE信号で記録素子アレイ101を駆動させる際の好ましい組み合わせは次のようになる。一つ目のHE信号であるHE1では第1の記録素子アレイ101−1と第4の記録素子アレイ101−4を駆動する。そして、2つ目のHE信号であるHE2では第2の記録素子アレイ101−2と第3の記録素子アレイ101−3を駆動する。
次に、記録素子アレイ101それぞれの記録素子の抵抗値が同じ、つまり、I1=I2=I3=I4の場合について説明する。この場合でも図5に示すように記録素子アレイ101それぞれでの配線抵抗が異なるため、同時に駆動する記録素子アレイ101によって電圧降下が異なる。上記の例では、第1の記録素子アレイ101−1に着目したとき、第2の記録素子アレイ101−2を同時駆動する場合の電圧降下は第4の記録素子アレイ101−4を同時駆動したときよりも高くなる。そのため、第1の記録素子アレイ101−1と第2の記録素子アレイ101−2を同時駆動する場合には、第1の記録素子アレイ101−1と第4の記録素子アレイ101−4を同時駆動したときよりもパルス幅を長めに設定する必要がある。
しかし、必要以上にパルス幅を長くすることは記録素子基板の寿命の低下を招く可能性がある。このように、複数の記録素子アレイでの電圧降下が異なる構成で、HE信号を共通化して駆動する際には、同時に駆動する記録素子アレイの組み合わせが重要となる。
I1=I2=I3=I4の場合、電圧降下VdはVd11>Vd22>Vd33>Vd44となる。このとき、同じHE信号で駆動する記録素子アレイ101は、第1の記録素子アレイ101−1と第3の記録素子アレイ101−3、または、第1の記録素子アレイ101−1と第4の記録素子アレイ101−4が好ましい。
次に具体例を示す。記録素子アレイ101は、複数の記録素子を有しており、この複数の記録素子は、複数のブロックに割り当てられている。記録素子アレイ101は、ブロック単位で駆動を行う。言い換えると、記録素子は、ブロック毎に異なるタイミングで駆動される。従って、同じブロックに属する記録素子は同時に駆動され、異なるブロックに属する記録素子は異なるタイミングで駆動される。このように、記録素子アレイ101が有する複数の記録素子は、ブロック単位で駆動するいわゆる時分割駆動を行う。この時分割駆動を行う場合、同時に駆動するブロックに属する記録素子が全て駆動した際に、電圧降下が最大になる。各記録素子アレイ101の電圧降下は流れる電流に比例するため、各記録素子アレイ101での記録素子の同時オン数を最大にした場合が最大電圧降下となる。また、最大電圧降下は記録素子アレイ101内で各々の記録素子で電圧降下が異なる場合、その中で最も大きい電圧降下で考える。
例えば、記録素子アレイ101それぞれの最大電圧降下が、Vd11max=330mV、Vd22max=230mV、Vd33max=130mV、Vd44max=30mVとする。このとき、HE信号HE1で第1の記録素子アレイ101−1と第2の記録素子アレイ101−2を同時に駆動すると、第1の記録素子アレイ101−1で生じる電圧降下Vd12maxは、330mV+230mV=560mVである。一方、HE信号HE2で第3の記録素子アレイ101−3と第4の記録素子アレイ101−4を同時に駆動すると、第3の記録素子アレイ101−3で生じる電圧降下Vd34maxは、130mV+30mV=160mVである。この組み合わせの場合、HE信号HE1のパルス幅を長めに設定する必要があり、そのため、記録素子の寿命を低下させる要因となる。
好ましい形態を次に示す。HE信号HE1で第1の記録素子アレイ101−1と第3の記録素子アレイ101−3を同時に駆動すると、第1の記録素子アレイ101−1で生じる電圧降下Vd13maxは330mV+130mV=460mVである。一方、HE信号HE2で第2の記録素子アレイ101−2と第4の記録素子アレイ101−4を同時に駆動すると、第2の記録素子アレイ101−2で生じる電圧降下Vd24maxは230mV+30mV=260mVである。このように、HE信号HE1で駆動する場合の電圧降下が第1の記録素子アレイ101−1と第2の記録素子アレイ101−2を同時に駆動する場合よりも低くなる。これは、各々のHE信号で駆動される記録素子アレイ101内の最大電圧降下の総和の差(Vd13max−Vd24max=460mV−260mV=200mV)が、各記録素子アレイの最大電圧降下(Vd11max、Vd22max、Vd33max、Vd44max)の最大値(Vd11max=330mV)よりも小さくなることが好ましいことを意味する。言い換えると、複数のHE信号それぞれを記録素子アレイ101に割り当てた際に、記録素子アレイ101の各組の最大電圧降下の総和の最大値と最小値との差が、複数の記録素子アレイそれぞれの電圧降下の最大値よりも小さくなるように、HE信号の割り当てを行うようにする。
さらに、別の好ましい形態を示す。HE信号HE1で第1の記録素子アレイ101−1と第4の記録素子アレイ101−4を同時に駆動すると、第1の記録素子アレイ101−1で生じる電圧降下Vd14maxは、330mV+30mV=360mVである。一方、HE信号HE2で第2の記録素子アレイ101−2と第3の記録素子アレイ101−3を同時に駆動すると、第2の記録素子アレイ101−2で生じる電圧降下Vd23maxは230mV+130mV=360mVである。この場合でも、HE信号HE1で駆動する場合の電圧降下Vd23maxが第1の記録素子アレイ101−1と第2の記録素子アレイ101−2を同時に駆動する場合よりも低くなる。この構成例においても、各々のHE信号で駆動される記録素子アレイ101内の最大電圧降下の総和の差(Vd14max−Vd23max=360mV−360mV=0mV)が、記録素子アレイ101それぞれの最大電圧降下(Vd11max、Vd22max、Vd33max、Vd44max)の最大値(Vd11max=330mV)よりも小さくなり、好ましい形態となる。
上述したように、本実施形態では、2つの記録素子アレイで構成されるグループ(群)を2つ定め、この2つのグループにそれぞれ別々のHE信号生成回路を割り当てる。つまり、グループ毎にHE信号生成回路が設けられている。グループに割り当てられた2つのHE信号生成回路103はそれぞれ、互いに異なるタイミングでHE信号を出力する。1のHE信号にて同時に駆動させる記録素子アレイの組み合わせ(割り当て)を定義することで、HE信号の共通化により回路スペースを抑えることでコストを削減しつつ、過剰なパルス幅設定を回避して、記録素子の寿命の低下を抑制することが可能となる。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る第2の実施形態として、図7に示すように、2つのHE信号(HE1、HE2)で3つの記録素子アレイ101−1〜101−3を駆動する場合について説明する。つまり、HE信号生成回路の数(M個)と記録素子アレイの数(N個)、および、その組み合わせを変更した例について説明する。
図8は、図7に対してHE信号生成回路103、駆動回路102、記録素子アレイ101のみ抽出した簡略図である。記録素子アレイ101それぞれの最大電圧降下がVd11max=600mV、Vd22max=500mV、Vd33max=400mVの場合を考える。このとき、HE信号HE1で第1の記録素子アレイ101−1と第2の記録素子アレイ101−2を同時に駆動すると、生じる電圧降下Vd12maxは600mV+500mV=1100mVである。一方、HE信号HE2で第3の記録素子アレイ101−3を駆動すると、生じる電圧降下Vd33maxは400mVである。この場合、各々のHE信号で駆動される記録素子アレイ101内の最大電圧降下の総和の差(Vd12max−Vd33max=1100mV−400mV=700mV)が、記録素子アレイ101それぞれの最大電圧降下(Vd11max、Vd22max、Vd33max)の最大値(Vd11max=600mV)よりも大きくなり、好ましくない。
これは、各々のHE信号で駆動される記録素子アレイ101の最大電圧降下の総和の差が、記録素子アレイ101の最大電圧降下の最大値よりも大きい場合は、最大電圧降下の最大値となる記録素子アレイ101が別のHE信号で駆動される方が好ましいことを意味する。つまり、上記の例では、第1の記録素子アレイ101−1と第3の記録素子アレイ101−3がHE信号HE2により同時駆動されることで、Vd13max=600mV+400mV=1000mV、Vd22max=500mVとなる。その結果、記録素子アレイ101で生じる電圧降下を低減することができる。
また、上記の例では、HE信号HE1によって第1の記録素子アレイ101−1を駆動し、HE信号HE2によって第2の記録素子アレイ101−2と第3の記録素子アレイ101−3を駆動したとする。この場合も、Vd11max=600mV、Vd23max=500mV+400mVであり、Vd23max−Vd11max=300mV<Vd11max=600mVとなり、好ましい例となる。
以上、本実施形態の構成においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る第3の実施形態として、図9に示す3つのHE信号(HE1、HE2、HE3)で4つの記録素子アレイ101−1〜101−4を駆動する場合について説明する。第3の実施形態では、4つの記録素子アレイ101のうち、2つの記録素子アレイ101で構成されるグループ(群)を1つ定め、このグループに3つのHE信号生成回路103のうち1つを割り当てる。残る2つの記録素子アレイ101は、残る2つのHE信号生成回路103をそれぞれ割り当てる構成とする。3つのHE信号生成回路103は、互いに異なるタイミングでHE信号を出力する。
記録素子アレイ101−1〜101−4のそれぞれの最大電圧降下がVd11max=400mV、Vd22max=300mV、Vd33max=200mV、Vd44max=100mVの場合を考える。このとき、HE信号HE1で第1の記録素子アレイ101−1と第2の記録素子アレイ101−2を同時に駆動すると、生じる最大電圧降下Vd12maxは400mV+300mV=700mVである。一方、HE信号HE2で第3の記録素子アレイ101−3を駆動すると、第3の記録素子アレイ101−3で生じる最大電圧降下Vd33maxは200mVである。さらに、HE信号HE3で第4の記録素子アレイ101−4を駆動すると、第4の記録素子アレイ101−4で生じる最大電圧降下Vd44maxは100mVである。
この場合、各々のHE信号で駆動される記録素子アレイ101内の最大電圧降下の総和の差はHE信号HE1とHE3で最も大きくなる。その結果、Vd12max−Vd44max=700mV−100mV=600mVが、各記録素子アレイの最大電圧降下(Vd11max、Vd22max、Vd33max、Vd44max)の最大値(Vd11max=400mV)よりも大きくなり、好ましい構成ではない。
上記の例では、HE信号HE1で第1の記録素子アレイ101−1を駆動する。HE信号HE2で第2の記録素子アレイ101−2を駆動する。そして、HE信号HE3で第3の記録素子アレイ101−3と第4の記録素子アレイ101−4を駆動することが好ましい。このときの電圧降下Vdは、Vd11max=400mV、Vd22max=300mV、Vd34max=200mV+100mV=300mVとなり、各々のHE信号で電圧降下が平均化される。
以上、本実施形態の構成においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態として、記録素子アレイ101が10列の場合について説明する。図10にHE信号が2本、記録素子アレイが10列の場合を示す。このとき、記録素子アレイ101−1〜101−10における最大電圧降下の関係が、Vd11max>Vd22max>Vd33max>Vd44max>Vd55max>Vd66max>Vd77max>Vd88max>Vd99max>Vd1010maxであった時の各HE信号HE1とHE2の好ましい駆動方法として、以下の組み合わせが挙げられる。HE1にて記録素子アレイ101−1、101−3、101−5、101−7、101−9を駆動する。そして、HE2にて記録素子アレイ101−2、101−4、101−6、101−8、101−10を駆動する。別の好ましい駆動方法としては、HE1にて記録素子アレイ101−1、101−2、101−3、101−9、101−10を駆動する。そして、HE2にて記録素子アレイ101−4、101−5、101−6、101−7、101−8を駆動する。
また、各々のHE信号が駆動する記録素子アレイ101は、可変であっても良い。例えば、記録装置1の印刷モードに応じてHE信号の割当先(出力先)を変更するようにしてよい。具体的には、記録装置1は、複数の印刷モード(例えば、カラーモードと白黒モード)にて動作可能であるとする。カラーモードでは、HE1にて記録素子アレイ101−1〜101−4、101−10を駆動する。そして、HE2にて記録素子アレイ101−5〜101−9を駆動する。一方、白黒モードのような特定のモードの場合(例えば、記録素子アレイ101−1〜101−4だけを使用するモードの場合)、HE1にて記録素子アレイ101−1、101−2を駆動する。そして、HE2にて記録素子アレイ101−3、101−4を駆動する。図13は、図10に対してHE信号生成回路103、駆動回路102、記録素子アレイ101、選択回路105を抽出した簡略図である。選択回路105は、HE信号の割当先(出力先)を変更する。図14は、選択回路105の構成例を説明するための図である。選択回路105は、割当先(出力先)を一対のスイッチを“1”か“2”に切換える。切替部1051は、MPU31からの指示に基づいて切り替えを実行する。図14の構成では、“1”へと切り替えられた場合、HE1は、駆動回路102−1、102−2へ出力され、HE2は、駆動回路102−3、102−4へ出力される。一方、“2”へと切り替えられた場合、HE1は、駆動回路102−1〜102−4、102−10へ出力され、HE2は、駆動回路102−5〜102−9へ出力される。
以上、本実施形態の構成においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
<その他の実施形態>
上記の実施形態では、記録素子基板上を覆うように形成されたベタ配線の構成において各記録素子アレイの配線抵抗に起因して電圧降下が発生することを説明した。しかし、ベタ配線に限らず、記録素子アレイが並列に接続された構成にも適用できる。
また、上記の実施形態では、一部において各記録素子アレイで流れる電流が同じ場合を例に挙げて説明を行った。しかし、各記録素子アレイで流れる電流が異なったとしても各記録素子アレイで電圧降下が異なる構成に適用できる。
また、上記の実施形態では、記録素子駆動信号を生成する駆動信号生成回路を記録素子基板内に設ける例を示した。しかし、記録素子基板外に設けても同じ効果を得ることができる。
また、本発明に関し、記録素子は、発熱抵抗体やピエゾ素子など、様々な記録素子に適用できる。
また、上記の例では、記録素子基板の形状として、長方形とは異なる形状の平行四辺形の例を挙げて説明したが、これに限定するものではない。記録素子アレイ間の電圧降下が異なるような配線となる形状であれば、他の形状であってもよい。例えば、記録素子基板間のつなぎ部が段差形状になっている構成であってもよい。
また、上記の実施形態では、記録素子基板100内での各回路および端子の配置の例として、図4を例に挙げて説明した。しかし、この配置に限定するものではなく、例えば、端子の位置が記録素子基板100の短手方向に設けられていてもよいし、複数の端部に設けられていてもよい。このような構成においても、回路素子列間で電圧降下の差異が生じる場合には、本発明を適用可能である。図4においては、記録素子アレイ101と駆動回路102が、平面的に並列に配置された形態を示しているが、別の形態として記録素子基板100の積層方向(図4の紙面に垂直方向)に並列に配置されていても構わない。
100…記録素子基板、101…記録素子アレイ、102…駆動回路、103…HE信号生成回路、104…シフトレジスタ(SR)、202…端子、301…スイッチング素子

Claims (20)

  1. 記録素子基板であって、
    それぞれが、複数の記録素子を含む記録素子アレイと、前記記録素子アレイに含まれる前記複数の記録素子を駆動させるための複数の駆動素子とを含んで構成されるN(N≧3)個の回路素子列であって、それぞれがM(2≦M<N)個のグループのうちのいずれかに割り当てられ、所定の電圧が入力される入力部に対し接続配線を介して互いに並列に接続されるN個の回路素子列と、
    前記M個のグループに対応して設けられたM個の信号生成回路であって、前記グループごとに、前記グループに属する1つの記録素子アレイの駆動又は前記グループに属する複数の記録素子アレイの同時駆動を行うために、それぞれが記録素子を駆動する期間を定めるM個の駆動信号を生成し、当該M個の駆動信号のそれぞれを、対応するグループに属する回路素子列へ出力するM個の信号生成回路と
    を有し、
    1つの記録素子アレイに関し前記所定の電圧が印加された状態で同時に駆動される記録素子の数を最大とした場合の電圧降下量を当該記録素子アレイの電圧降下量とし、1つのグループに割り当てられた記録素子アレイの電圧降下量の総和を当該グループの電圧降下量とした場合、前記M個のグループの電圧降下量のうちの最大値と最小値との差は、前記N個の記録素子アレイの電圧降下量のうちの最大値よりも小さいことを特徴とする記録素子基板。
  2. 前記入力部から前記N個の回路素子列それぞれまでの前記接続配線の距離は異なることを特徴とする請求項1に記載の記録素子基板。
  3. 前記入力部から前記N個の回路素子列それぞれまでの前記接続配線の抵抗は異なることを特徴とする請求項1に記載の記録素子基板。
  4. 前記記録素子基板の形状は、平行四辺形であることを特徴とする請求項1に記載の記録素子基板。
  5. 前記N個の回路素子列は、前記記録素子基板の長手方向に沿って並列に配置され、
    前記入力部は、前記記録素子基板の長手方向の片側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録素子基板。
  6. 前記接続配線は、ベタ配線を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録素子基板。
  7. 複数の記録素子基板を備える記録ヘッドであって、
    前記複数の記録素子基板それぞれは、
    それぞれが、複数の記録素子を含む記録素子アレイと、前記記録素子アレイが有する前記複数の記録素子を駆動させるための複数の駆動素子とを含んで構成されるN(N≧3)個の回路素子列であって、それぞれがM(2≦M<N)個のグループのうちのいずれかに割り当てられ、所定の電圧が入力される入力部に対し接続配線を介して互いに並列に接続されるN個の回路素子列と、
    前記M個のグループに対応して設けられたM個の信号生成回路であって、前記グループごとに、前記グループに属する1つの記録素子アレイの駆動又は前記グループに属する複数の記録素子アレイの同時駆動を行うために、それぞれが記録素子を駆動する期間を定めるM個の駆動信号を生成し、当該M個の駆動信号のそれぞれを、対応するグループに属する回路素子列へ出力するM個の信号生成回路と
    を有し、
    1つの記録素子アレイに関し前記所定の電圧が印加された状態で同時に駆動される記録素子の数を最大とした場合の電圧降下量を当該記録素子アレイの電圧降下量とし、1つのグループに割り当てられた記録素子アレイの電圧降下量の総和を当該グループの電圧降下量とした場合、前記M個のグループの電圧降下量のうちの最大値と最小値との差は、前記N個の記録素子アレイの電圧降下量のうちの最大値よりも小さいことを特徴とする記録ヘッド。
  8. 前記接続配線は、ベタ配線を含むことを特徴とする請求項7に記載の記録ヘッド。
  9. 前記記録ヘッドは、
    前記複数の記録素子基板へ電力を供給するために電気的に接続された電力供給端子を有することを特徴とする請求項7に記載の記録ヘッド。
  10. 複数の記録素子基板を備える記録装置であって、
    前記複数の記録素子基板それぞれは、
    それぞれが、複数の記録素子を含む記録素子アレイと、前記記録素子アレイが有する前記複数の記録素子を駆動させるための駆動素子とを含んで構成されるN(N≧3)個の回路素子列であって、それぞれがM(2≦M<N)個のグループのうちのいずれかに割り当てられ、所定の電圧が入力される入力部に対し接続配線を介して互いに並列に接続されるN個の回路素子列と、
    前記M個のグループに対応して設けられたM個の信号生成回路であって、前記グループごとに、前記グループに属する1つの記録素子アレイの駆動又は前記グループに属する複数の記録素子アレイの同時駆動を行うために、それぞれが記録素子を駆動する期間を定めるM個の駆動信号を生成し、当該M個の駆動信号のそれぞれを、対応するグループに属する回路素子列へ出力するM個の信号生成回路と
    を有し、
    1つの記録素子アレイに関し前記所定の電圧が印加された状態で同時に駆動される記録素子の数を最大とした場合の電圧降下量を当該記録素子アレイの電圧降下量とし、1つのグループに割り当てられた記録素子アレイの電圧降下量の総和を当該グループの電圧降下量とした場合、前記M個のグループの電圧降下量のうちの最大値と最小値との差は、前記N個の記録素子アレイの電圧降下量のうちの最大値よりも小さいことを特徴とする記録装置。
  11. 前記記録装置は、複数の印刷モードにて動作可能であり、
    前記N個の回路素子列それぞれの前記M個のグループに対する割り当ては、前記複数の印刷モードに応じて変更されることを特徴とする請求項10に記載の記録装置。
  12. 記録素子基板であって、
    各々が複数の記録素子を含むN(≧3)個の記録素子アレイであって、所定の電圧が入力される入力部に対し接続配線を介して互いに並列に接続されたN個の記録素子アレイと、
    前記N個の記録素子アレイを駆動し、前記記録素子を駆動する期間を定めるM(≧2、<N)個の駆動信号を発生する信号発生手段と、
    各々が1つの記録素子アレイ又は複数の記録素子アレイを備える様にM個のグループに割り当てられた前記N個の記録素子アレイを、前記M個のグループそれぞれに対し前記信号発生手段により発生する前記M個の駆動信号の各々に基づいて駆動する駆動手段であって、前記グループごとに、前記グループに属する1つの記録素子アレイの駆動、又は前記グループに属する複数の記録素子アレイの同時駆動をする駆動手段と
    を有し、
    前記所定の電圧の印加に応じて前記N個の記録素子アレイの各々に生じるN個の電圧降下量の内、各記録素子アレイにおいて同時に駆動される記録素子の数を最大とした場合の電圧降下量を前記N個の記録素子アレイの各々のアレイ電圧降下量とし、更に前記M個のグループの各々に割り当てられた前記記録素子アレイの前記アレイ電圧降下量の総和をグループ電圧降下量としたとき、前記M個のグループに対応したM個の前記グループ電圧降下量の中の最大値と最小値の差が、前記N個の記録素子アレイのそれぞれに対応したN個の前記アレイ電圧降下量の中の最大値よりも小さいことを特徴とする記録素子基板。
  13. 前記入力部から前記N個の記録素子アレイそれぞれまでの前記接続配線の距離は異なることを特徴とする請求項12に記載の記録素子基板。
  14. 前記入力部から前記N個の記録素子アレイそれぞれまでの前記接続配線の抵抗は異なることを特徴とする請求項12に記載の記録素子基板。
  15. 前記駆動手段は、前記N個の記録素子アレイに対応してN個の駆動回路を有し、
    前記入力部から前記N個の駆動回路それぞれまでの前記接続配線の距離は異なることを特徴とする請求項12に記載の記録素子基板。
  16. 前記駆動手段は、前記N個の記録素子アレイに対応してN個の駆動回路を有し、
    前記入力部から前記N個の駆動回路それぞれまでの前記接続配線の抵抗は異なることを特徴とする請求項12に記載の記録素子基板。
  17. 前記記録素子基板の形状は、平行四辺形であることを特徴とする請求項12に記載の記録素子基板。
  18. 複数の記録素子基板を備える記録ヘッドであって、
    前記複数の記録素子基板それぞれは、
    各々が複数の記録素子を含むN(≧3)個の記録素子アレイであって、所定の電圧が入力される入力部に対し接続配線を介して互いに並列に接続されたN個の記録素子アレイと、
    前記N個の記録素子アレイを駆動し、前記記録素子を駆動する期間を定めるM(≧2、<N)個の駆動信号を発生する信号発生手段と、
    各々が1つの記録素子アレイ又は複数の記録素子アレイを備える様にM個のグループに割り当てられた前記N個の記録素子アレイを、前記M個のグループそれぞれに対し前記信号発生手段により発生する前記M個の駆動信号の各々に基づいて駆動する駆動手段であって、前記グループごとに、前記グループに属する1つの記録素子アレイの駆動、又は前記グループに属する複数の記録素子アレイの同時駆動をする駆動手段と
    を有し、
    前記所定の電圧の印加に応じて前記N個の記録素子アレイの各々に生じるN個の電圧降下量の内、各記録素子アレイにおいて同時に駆動される記録素子の数を最大とした場合の電圧降下量を前記N個の記録素子アレイの各々のアレイ電圧降下量とし、更に前記M個のグループの各々に割り当てられた前記記録素子アレイの前記アレイ電圧降下量の総和をグループ電圧降下量としたとき、前記M個のグループに対応したM個の前記グループ電圧降下量の中の最大値と最小値の差が、前記N個の記録素子アレイのそれぞれに対応したN個の前記アレイ電圧降下量の中の最大値よりも小さいことを特徴とする記録ヘッド。
  19. 前記記録ヘッドは、前記複数の記録素子基板へ電力を供給するために電気的に接続された電力供給端子を有することを特徴とする請求項18に記載の記録ヘッド。
  20. 複数の記録素子基板を備える記録装置であって、
    前記複数の記録素子基板それぞれは、
    各々が複数の記録素子を含むN(≧3)個の記録素子アレイであって、所定の電圧が入力される入力部に対し接続配線を介して互いに並列に接続されたN個の記録素子アレイと、
    前記N個の記録素子アレイを駆動し、前記記録素子を駆動する期間を定めるM(≧2、<N)個の駆動信号を発生する信号発生手段と、
    各々が1つの記録素子アレイ又は複数の記録素子アレイを備える様にM個のグループに割り当てられた前記N個の記録素子アレイを、前記M個のグループそれぞれに対し前記信号発生手段により発生する前記M個の駆動信号の各々に基づいて駆動する駆動手段であって、前記グループごとに、前記グループに属する1つの記録素子アレイの駆動、又は前記グループに属する複数の記録素子アレイの同時駆動をする駆動手段と
    を有し、
    前記所定の電圧の印加に応じて前記N個の記録素子アレイの各々に生じるN個の電圧降下量の内、各記録素子アレイにおいて同時に駆動される記録素子の数を最大とした場合の電圧降下量を前記N個の記録素子アレイの各々のアレイ電圧降下量とし、更に前記M個のグループの各々に割り当てられた前記記録素子アレイの前記アレイ電圧降下量の総和をグループ電圧降下量としたとき、前記M個のグループに対応したM個の前記グループ電圧降下量の中の最大値と最小値の差が、前記N個の記録素子アレイのそれぞれに対応したN個の前記アレイ電圧降下量の中の最大値よりも小さいことを特徴とする記録装置。
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