JP2019006033A - フィルム成型シート、フィルム成型シートの製造方法及びフィルム成型方法 - Google Patents
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Abstract
Description
基材の一面上に設けられ、吸収した熱量に応じて膨張する熱膨張層と、
前記熱膨張層上に、剥離可能に接着されたフィルムと、を備え、
前記フィルムは、前記熱膨張層の変形に追従して変形可能である、
ことを特徴とする。
基材の一面上に、吸収した熱量に応じて膨張する熱膨張層を形成する工程と、
前記熱膨張層上に、フィルムを剥離可能に接着する工程と、を有し、
前記フィルムは、前記熱膨張層の変形に追従して変形可能である、
ことを特徴とする。
基材の一面上に設けられ、吸収した熱量に応じて膨張する熱膨張層と、前記熱膨張層上に剥離可能に接着されたフィルムとを備えるフィルム成型シートを用い、前記基材の他方の面上、及び/又は前記フィルム上に電磁波を熱に変換する電磁波熱変換層を形成する電磁波熱変換層形成工程と、
前記電磁波熱変換層に電磁波を照射し、前記熱膨張層を膨張させる膨張工程と、
前記熱膨張層から前記フィルムを剥離する剥離工程と、を有し、
前記膨張工程において、前記フィルムが前記熱膨張層の変形に追従して変形し、前記フィルムは前記熱膨張層に沿って成型される、
ことを特徴とする。
エンボス状に成型されたフィルムを成型する方法であって、
加熱されることにより膨張することで層表面が隆起する膨張層上に成型対象となるフィルムがフィルム層として積層されているフィルム成型シートにおける表裏面のうち少なくとも一方の面に、所定の電磁波が照射されることにより熱を帯びる帯熱層を、前記所定の電磁波が照射されたときの帯熱量が少なくとも所定の2領域間で異なるように、または部分的に形成する帯熱層形成工程と、
前記帯熱層形成工程で形成された帯熱層に前記所定の電磁波を照射することにより前記帯熱層に熱を帯びさせることで前記帯熱層における前記層表面を隆起させるとともに前記フィルム層を前記層表面の隆起に伴わせて変形させるフィルム層変形工程と、
前記膨張層から前記フィルム層を剥離する剥離工程と、
を有する、
ことを特徴とする。
第1実施形態に係るフィルム成型シート10は、基材11、熱膨張層12、フィルム13、インク受容層14を備える。
次に、フィルム成型シート10の製造方法を図2(a)〜図2(c)及び図3を用いて説明する。
また、ロール状の基材11を用いた場合は、フィルム成型システム50に適合する大きさに裁断を行う。
次に、本実施形態のフィルム成型シート10を用いてフィルム13を成型するフィルム成型システム50について説明する。図4(a)〜図4(c)に示すように、フィルム成型システム50は、制御ユニット51と、印刷ユニット52と、膨張ユニット53と、表示ユニット54と、天板55と、フレーム60と、を備える。図4(a)は、フィルム成型システム50の正面図であり、図4(b)は、天板55を閉じた状態におけるフィルム成型システム50の平面図であり、図4(c)は、天板55を開いた状態におけるフィルム成型システム50の平面図である。なお、図4(a)〜図4(c)において、X方向は水平方向と同一であり、Y方向はシートが搬送される搬送方向Dと同一であり、更にZ方向は鉛直方向と同一である。X方向、Y方向及びZ方向は、互いに直交する。
次に、図5に示すフローチャート及び図6(a)〜図6(d)に示すフィルム成型シート10の断面図及び図7(a)〜図7(c)に示すフィルム成型シート10の平面図を参照して、フィルム成型システム50によってフィルム成型シート10上でフィルム13を成型する処理の流れを説明する。
次に、第2実施形態に係るフィルム成型方法について、図面を用いて詳細に説明する。第2実施形態のフィルム成型方法が、第1の実施形態と異なるのは、電磁波熱変換層をフィルム成型シート10の表面にも形成する点にある。フィルム成型シート10、フィルム成型シート10の製造方法及びフィルム成型システムについては、第1実施形態と同じであるため、詳細な説明は省略する。
以下、図8に示すフローチャート及び図9(a)〜図10(f)に示すフィルム成型シート10の断面図を参照して、フィルム成型システム50によってフィルム成型シート10上でフィルム13を成型する処理の流れを説明する。なお、第2実施形態でも、フィルム13は第1実施形態と同じ形(星型)に成型する場合を例に挙げるが、一方の形を表側に形成される電磁波熱変換層を用いて成型し、他方を裏側に形成される電磁波熱変換層を用いて成型する点が異なる。
基材の一面上に設けられ、吸収した熱量に応じて膨張する熱膨張層と、
前記熱膨張層上に、剥離可能に接着されたフィルムと、を備え、
前記フィルムは、前記熱膨張層の変形に追従して変形可能である、
ことを特徴とする、フィルム成型シート。
[付記2]
基材の一面上に、吸収した熱量に応じて膨張する熱膨張層を形成する工程と、
前記熱膨張層上に、フィルムを剥離可能に接着する工程と、を有し、
前記フィルムは、前記熱膨張層の変形に追従して変形可能である、
ことを特徴とするフィルム成型シートの製造方法。
[付記3]
前記フィルムを接着する工程の後に、当該フィルム上にインク受容層を形成する工程を有する、
ことを特徴とする付記2に記載のフィルム成型シートの製造方法。
[付記4]
基材の一面上に設けられ、吸収した熱量に応じて膨張する熱膨張層と、前記熱膨張層上に剥離可能に接着されたフィルムとを備えるフィルム成型シートを用い、前記基材の他方の面上、及び/又は前記フィルム上に電磁波を熱に変換する電磁波熱変換層を形成する電磁波熱変換層形成工程と、
前記電磁波熱変換層に電磁波を照射し、前記熱膨張層を膨張させる膨張工程と、
前記熱膨張層から前記フィルムを剥離する剥離工程と、を有し、
前記膨張工程において、前記フィルムが前記熱膨張層の変形に追従して変形し、前記フィルムは前記熱膨張層に沿って成型される、
ことを特徴とするフィルム成型方法。
[付記5]
エンボス状に成型されたフィルムを成型する方法であって、
加熱されることにより膨張することで層表面が隆起する膨張層上に成型対象となるフィルムがフィルム層として積層されているフィルム成型シートにおける表裏面のうち少なくとも一方の面に、所定の電磁波が照射されることにより熱を帯びる帯熱層を、前記所定の電磁波が照射されたときの帯熱量が少なくとも所定の2領域間で異なるように、または部分的に形成する帯熱層形成工程と、
前記帯熱層形成工程で形成された帯熱層に前記所定の電磁波を照射することにより前記帯熱層に熱を帯びさせることで前記帯熱層における前記層表面を隆起させるとともに前記フィルム層を前記層表面の隆起に伴わせて変形させるフィルム層変形工程と、
前記膨張層から前記フィルム層を剥離する剥離工程と、
を有する、
ことを特徴とするフィルム成型方法。
[付記6]
付記5に記載のフィルム成型方法であって、
前記フィルム層は、前記帯熱層の帯熱に伴って軟化する、
ことを特徴とするフィルム成型方法。
[付記7]
付記5又は6に記載のフィルム成型方法であって、
前記剥離工程に先立って前記帯熱層の帯熱に伴って軟化したフィルム層を冷却させる冷却工程を有する、
ことを特徴とするフィルム成型方法。
Claims (7)
- 基材の一面上に設けられ、吸収した熱量に応じて膨張する熱膨張層と、
前記熱膨張層上に、剥離可能に接着されたフィルムと、を備え、
前記フィルムは、前記熱膨張層の変形に追従して変形可能である、
ことを特徴とする、フィルム成型シート。 - 基材の一面上に、吸収した熱量に応じて膨張する熱膨張層を形成する工程と、
前記熱膨張層上に、フィルムを剥離可能に接着する工程と、を有し、
前記フィルムは、前記熱膨張層の変形に追従して変形可能である、
ことを特徴とするフィルム成型シートの製造方法。 - 前記フィルムを接着する工程の後に、当該フィルム上にインク受容層を形成する工程を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載のフィルム成型シートの製造方法。 - 基材の一面上に設けられ、吸収した熱量に応じて膨張する熱膨張層と、前記熱膨張層上に剥離可能に接着されたフィルムとを備えるフィルム成型シートを用い、前記基材の他方の面上、及び/又は前記フィルム上に電磁波を熱に変換する電磁波熱変換層を形成する電磁波熱変換層形成工程と、
前記電磁波熱変換層に電磁波を照射し、前記熱膨張層を膨張させる膨張工程と、
前記熱膨張層から前記フィルムを剥離する剥離工程と、を有し、
前記膨張工程において、前記フィルムが前記熱膨張層の変形に追従して変形し、前記フィルムは前記熱膨張層に沿って成型される、
ことを特徴とするフィルム成型方法。 - エンボス状に成型されたフィルムを成型する方法であって、
加熱されることにより膨張することで層表面が隆起する膨張層上に成型対象となるフィルムがフィルム層として積層されているフィルム成型シートにおける表裏面のうち少なくとも一方の面に、所定の電磁波が照射されることにより熱を帯びる帯熱層を、前記所定の電磁波が照射されたときの帯熱量が少なくとも所定の2領域間で異なるように、または部分的に形成する帯熱層形成工程と、
前記帯熱層形成工程で形成された帯熱層に前記所定の電磁波を照射することにより前記帯熱層に熱を帯びさせることで前記帯熱層における前記層表面を隆起させるとともに前記フィルム層を前記層表面の隆起に伴わせて変形させるフィルム層変形工程と、
前記膨張層から前記フィルム層を剥離する剥離工程と、
を有する、
ことを特徴とするフィルム成型方法。 - 請求項5に記載のフィルム成型方法であって、
前記フィルム層は、前記帯熱層の帯熱に伴って軟化する、
ことを特徴とするフィルム成型方法。 - 請求項5又は6に記載のフィルム成型方法であって、
前記剥離工程に先立って前記帯熱層の帯熱に伴って軟化したフィルム層を冷却させる冷却工程を有する、
ことを特徴とするフィルム成型方法。
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JP2017124655A JP6992287B2 (ja) | 2017-06-26 | 2017-06-26 | フィルム成型シート、カラー画像形成フィルムシートの製造方法及びカラー画像形成フィルムシートの成型方法 |
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JP2016179567A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-13 | カシオ計算機株式会社 | 立体画像形成方法、立体画像形成システム、及び、立体画像形成用加工媒体 |
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2017
- 2017-06-26 JP JP2017124655A patent/JP6992287B2/ja active Active
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JP2016179567A (ja) * | 2015-03-23 | 2016-10-13 | カシオ計算機株式会社 | 立体画像形成方法、立体画像形成システム、及び、立体画像形成用加工媒体 |
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