JP2019005695A - 中和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 凝縮水の水位検出手段を適切な位置に配置して小型化を図ることができる中和装置を提供すること。【解決手段】 凝縮水を中和剤で中和して外部へ排出するための中和装置であって、凝縮水を貯留するための貯留部と、貯留部の上部に設けられた凝縮水導入部と、凝縮水導入部から下方に延びて貯留部に凝縮水を入れる入口部と、貯留部において上部から凝縮水の水位を検知する水位検知手段と、を備え、入口部は、下端が水位検知手段に近づく方向に傾斜して配置されている。【選択図】 図4

Description

本発明は、熱源機などの二次熱交換器で生成される酸性の凝縮水を中和する中和装置に関する。
従来、排気熱を利用して水を温める潜熱回収型の熱源機などには、排気熱を利用する二次熱交換器で生成される酸性の凝縮水を中和する中和装置(中和器を含む)が備えられている。以下、熱源機の中和装置を例に説明する。
図5は、一般的な潜熱回収型の熱源機100における内部の構成を概略的に示す図面である。熱源機100の場合、筐体101の内部には一次熱交換器102の他、制御基板103、燃料供給装置104などが備えられる。そして、一次熱交換器102の排気熱を利用する二次熱交換器105が一次熱交換器102の上方に設けられ、この二次熱交換器105から排出される凝縮水が流れ込むように中和装置110が配置されている。図示する熱源機100の場合には、一次熱交換器102とその側方に備えられた制御基板103との間のスペースに、上方の二次熱交換器105から凝縮水が流れ込むように中和装置110が配置されている。
この種の中和装置に関する先行技術として、ドレン容器の貯留室内に中和剤を収容し、ドレン排出管から流入したドレンの貯留水位が設定水位となった時点でサイフォン現象によって一定量のドレンを下流側に排出するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、他の先行技術として、中和剤を充填していない区画に凝縮水の導入パイプを差し込み、導入パイプから導入した凝縮水を中和剤が充填された区画で上下方向に流通させるものもある(例えば、特許文献2参照)。
特許第2964066号公報 特許第4980130号公報
ところで、上記した熱源機100などの筐体101は、設置スペースを小さくするためにコンパクトな外形とすることが好ましい。しかし、筐体101の内部には、上記したように一次熱交換器102、二次熱交換器105、制御基板103、燃料供給装置104など、多くの部品を配置する必要がある。そして、中和装置110を設置する場合、筐体101内部の限られたスペースに設置する必要があるとともに、二次熱交換器105の下方に配置する必要があるため配置場所が限られる。このため、中和装置110のより小型化が望まれている。
しかし、中和装置は、内部の詰まりやドレン排水経路の詰まりによる水位上昇を検知するオーバーフロー電極(水位検知手段)を上部に設ける必要がある。しかも、オーバーフロー電極を凝縮水の入口部に近い位置に設けた場合には、容器内の上壁を伝う凝縮水によって誤検出する場合がある。このため、オーバーフロー電極を凝縮水の入口部から離して距離を確保しようとすると、中和装置の横方向の寸法を小型化することが難しくなる。
また、オーバーフロー電極による水位上昇の検出は、凝縮水の入口部よりもオーバーフロー電極の検知部が下方に位置しなければ、エア置換ができずにオーバーフローを検知できない場合がある。このため、オーバーフロー電極をエア置換ができる長さにして凝縮水の入口部における高さ方向の距離を確保しようとすると、中和装置の縦方向の寸法を小型化することが難しくなる。
なお、上記先行技術は、いずれも中和装置におけるオーバーフロー電極の誤検出防止とともに、中和装置の小型化を図ることについて何ら記載されていない。
さらに、オイル式熱源機に用いられる中和装置の場合には、凝縮水に混ざって煤などの異物が中和装置に流入し、中和剤(例えば、炭酸カルシューム)の間の狭い通路に入り込むことで通路を閉塞して不具合を起こすおそれがある。このため、煤などの異物が中和剤を封入した部分に流れ込むことを抑制したいという要望もある。
そこで、本発明は、凝縮水の水位検出手段を適切な位置に配置して小型化を図ることができる中和装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、凝縮水を中和剤で中和して外部へ排出するための中和装置であって、前記凝縮水を貯留するための貯留部と、前記貯留部の上部に設けられた凝縮水導入部と、前記凝縮水導入部から下方に延びて前記貯留部に前記凝縮水を入れる入口部と、前記貯留部において上部から前記凝縮水の水位を検知する水位検知手段と、を備え、前記入口部は、下端が前記水位検知手段に近づく方向に傾斜して配置されている。
この構成により、凝縮水導入部から下方に延びる入口部の下端が、貯留部において上部から凝縮水の水位を検知する水位検知手段の方向に傾斜して配置されているので、入口部の内部を流れる凝縮水は水位検知手段と反対側の部分に沿って流れて貯留部に落ちるため、凝縮水を水位検知手段と離れる位置で貯留部に落とすことができ、水位検知手段の配置自由度が増して中和装置の小型化を図ることができる。
また、凝縮水を中和剤で中和しで外部へ排出するための中和装置であって、前記凝縮水を貯留するための貯留部と、前記貯留部の上部に設けられた凝縮水導入部と、前記凝縮水導入部から下方に延びて前記貯留部に前記凝縮水を入れる入口部と、前記貯留部の前記凝縮水の水位を検知する水位検知手段と、を備え、前記入口部の出口開口部は、上下方向に傾斜する傾斜端部に形成されていてもよい。
この構成により、貯留部の凝縮水の水位が上昇して入口部に達しても、入口部の出口開口部における傾斜端部の下端と上端との間に上下方向に開口した通気部を形成してエア置換ができるので、この出口開口部の位置で適切にオーバーフローを検知でき、水位検知手段の配置自由度が増して中和装置の小型化を図ることができる。
また、前記水位検知手段は、検知部が前記傾斜端部の下端と上端との間に設けられていてもよい。
このように構成すれば、水位検知手段の検知部が入口部の出口開口部における傾斜端部の下端と上端との間となっているため、貯留部のオーバーフローを入口部の出口開口部の位置で水位検知手段によって適切に検知することができる。
また、前記貯留部は、前記入口部の下方位置に、下流方向の前記中和剤を封入した中和部に前記凝縮水を流す流出部の位置に対して底面部が低い位置となった異物溜り部を備えていてもよい。
このように構成すれば、入口部から貯留部に落ちた凝縮水に煤などの異物が混入していたとしても、異物を貯留部の底面部における異物溜り部に停滞させて異物が下流の中和部に流れ出ることを抑制できる。
また、前記流出部は、前記中和部の異なる位置において前記凝縮水を流すように複数備えられ、複数の前記流出部は、それぞれ高さが異なるとともに、前記中和部の下流に位置するほど高く配置されていてもよい。
このように構成すれば、上流に位置する流出部から中和部に凝縮水が流れ難くなったとしても、下流の流出部から中和部に凝縮水を適切に流して中和装置の機能を維持することができる。
本発明によれば、中和装置に入る凝縮水を入口部の構造によって水位検知手段から離れた位置で落ちるようにできるので、水位検知手段の配置自由度が増して中和装置の小型化を図ることが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る中和装置を示す縦断面図である。 図2は、図1に示す中和装置の左側面図である。 図3は、図1に示すIII−III矢視の断面図である。 図4は、図1に示す中和装置の使用状態を示す縦断面図である。 図5は、熱源機の一例を示す内部構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、オイル式熱源機に適した中和装置10を例に説明する。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における上下左右方向の概念は、図1に示す中和装置10に向かった状態における上下左右方向の概念と一致するものとする。
(中和装置の構造)
図1は、一実施形態に係る中和装置10を示す縦断面図である。図2は、図1に示す中和装置10の左側面図である。図3は、図1に示すIII−III矢視の断面図である。図1,2に示すように、中和装置10は、中空の容器11を備えている。容器11は、例えば、ブロー成形などで成形される。この実施形態の容器11は、図1に示す正面視において、左上部に凝縮水導入部15が設けられ、凝縮水導入部15の下方に貯留部20が設けられている。貯留部20の下流方向(図の下方から右方向)には中和部25が設けられ、中和部25の下流方向(図の右端)には排出部35が設けられている。
上記凝縮水導入部15は、この例では容器11の左上部の左下向きに傾斜した部分に設けられている。凝縮水導入部15は筒状に形成されており、軸心Cは容器11に溜められる凝縮水Wの喫水面Lに対して直交する垂直面となっている側壁12に対して上方が左に傾斜する角度αの斜め配置となっている。凝縮水導入部15には、凝縮水の入口部16が設けられている。この実施形態の入口部16は筒状に形成されており、凝縮水導入部15に挿入して固定されている。入口部16は、凝縮水導入部15と同一の角度αで傾斜しており、下端が後述するオーバーフロー電極(水位検知手段)40に近づく方向に傾斜して配置されている。入口部16は、筒状の部材の他、U字状の部材などを用いることができる。
入口部16は、下端の出口開口部17が上下方向に傾斜する傾斜端部となっており、正面視において側壁12に近い左側の下端17aに対して右側の上端17bが上方に位置する傾斜となっている。この出口開口部17によれば、凝縮水導入部15に取り付けられた状態で、図示する左の下端17aと右の上端17bとの間に、上下方向に開口した通気部18が形成される。しかも、出口開口部17を斜めにカットして傾斜端部とすることで、通気部18を容易に形成することができる。また、出口開口部17で通気部18を形成することで、貯留部20のオーバーフローを出口開口部17の位置で適切に検知できるので、容器11の高い位置でオーバーフロー検知ができる。
上記貯留部20は、所定量の凝縮水Wを溜めることができる大きさで形成されている。貯留部20の上部には、上記入口部16と、オーバーフロー電極40と、水封電極45とが設けられている。オーバーフロー電極40は図の紙面直交方向に1本、水封電極45は図の紙面直交方向に2本設けられており、凝縮水Wの水位がこれらに達することで通電して検知するようになっている。この実施形態では、入口部16の近くに長い水封電極45を配置し、入口部16から離れた位置に短いオーバーフロー電極40を配置している。これにより、長い水封電極45を貯留部20の深い位置(後述する異物溜り部22)の近くに配置している。オーバーフロー電極40と水封電極45の配置は一例である。オーバーフロー電極40は、下端が検知部41となっており、貯留部20の上方において、容器11から下方に所定の突出量Tで設けられている。オーバーフロー電極40の突出量Tは、下端の検知部41が入口部16の出口開口部17における下端17aと上端17bとの間に位置する。
水封電極45は、凝縮水Wが中和部25に溜って、貯留部20の燃焼排気ガスが中和部25から排出部35を介して中和装置10の外部に排出されないように水封できるまで、排出部35に接続された排水ホース37の下流側に設けられた2方弁(開放又は閉鎖の切替弁:図示略)を閉鎖しておくためのものである。水封電極45が凝縮水Wを検知するときには、中和部25に溜った凝縮水Wによって水封されて燃焼排気ガスは排出部35に流れない。
貯留部20における入口部16の下方位置には、中和部25に凝縮水Wを流す流出部26の位置に対して底面部21が低い位置となった異物溜り部22が備えられている。異物溜り部22は、凝縮水Wに混入した比重の大きい異物を停滞させて溜める部分である。異物溜り部22と中和部25に凝縮水Wを流す流出部26との間は、上向きの傾斜面23となっている。なお、オイル式でない熱源機などの中和装置10の場合には、異物溜り部22の無い構成でもよい。
貯留部20と中和部25との間には、貯留部20から凝縮水Wが流れ出る流出部26,27が複数備えられている。この例では、貯留部20の底面部21から所定寸法で上方位置に備えられた第1流出部26と、その第1流出部26から所定寸法で上方位置に備えられた第2流出部27とが備えられている。第2流出部27は、容器11の上壁13からは所定距離Hで下方となっている。第2流出部27は、第1流出部26が何らかの理由で詰ったときに貯留部20の凝縮水Wを中和部25に流すための流路である。第2流出部27の所定距離Hは、オーバーフロー電極40の突出量Tよりも低い位置でオーバーフロー検知に影響しない位置であり、水封電極45よりも高い位置となっている。
凝縮水Wは、貯留部20から第1流出部26を介して中和部25に流れ出て、中和部25を通って下流方向へと流れ、中和部25から第3流出部36を介して排出部35へと排出される。第3流出部36の下端付近が喫水面Lであり、容器11内には喫水面Lの位置までの凝縮水Wが溜った状態で使用される。中和部25の下流部分には、上部から中和剤を入れる開閉蓋28が設けられている。開閉蓋28を開放することで、後述する中和剤30を中和部25に封入することができる。上記排出部35は、中和部25で中和された凝縮水Wを、排水ホース37を介して排水するようになっている。なお、容器11の図示する左下部には、容器11内の水を排出するときに使用する排水口50が設けられている。中和部25と排水口50との間は、排水路51で接続されている。
図3に示すように、上記貯留部20と中和部25との間の第1流出部26は、スリット状の開口(例えば、幅寸法が3mm〜5mm程度)となっている。上記図1に示す第2流出部27、中和部25と排出部35との間の第3流出部36、及び中和部25と排水口50との間の排水路51も、同様のスリット状の開口となっている。これらの流路をスリット状の開口とすることで、中和部25に封入した中和剤30が他の部分に移動しないようにしている。
(中和装置の動作説明)
図4は、図1に示す中和装置10の使用状態を示す縦断面図である。上記中和装置10の中和部25には、開閉蓋28を開放して適切量の中和剤30が封入される。中和剤30は塊状であるため、上記したスリット状の開口である中和部25と貯留部20との間の第1流出部26と第2流出部27、及び中和部25と排出部35との間の第3流出部36から出ることはない。
二次熱交換器105(図5)で発生した凝縮水Wは、入口部16から中和装置10の容器11内に入る。この時、入口部16の軸心Cが角度αで傾斜しているため、入口部16から貯留部20に落とす凝縮水Wは、入口部16のオーバーフロー電極40などから離れた位置の側壁12に近い位置で貯留部20に落とすことができる。
貯留部20に落ちた凝縮水Wは、中和部25が凝縮水Wで水封されるまで溜められる。水封までの間は、排出部35に接続された排水ホース37の下流側に設けられた2方弁(図示略)は閉弁状態である。貯留部20に所定量の凝縮水Wが溜り、水封電極45によって凝縮水Wを検知することで2方弁が開放される。その後、凝縮水Wは貯留部20と中和部25とに溜り、第3流出部36の下端の喫水面Lの位置までの凝縮水Wが溜ると、凝縮水Wは中和部25から排出部35に排出され、順次貯留部20の凝縮水Wが中和部25に流れる。貯留部20から中和部25に流れた凝縮水Wは、中和部25に封入された中和剤30によって中和される。中和部25で中和剤30によって中和された凝縮水Wは、第3流出部36から排出部35に排出されて排水ホース37から図示しない2方弁を経由して外部に排水される。
また、仮に第1流出部26から中和部25へ凝縮水Wが流れ難くなったとしても、貯留部20に溜った凝縮水Wの水位が第2流出部27の位置に達すると、凝縮水Wは第2流出部27から中和部25に流れて中和剤30によって中和され、第3流出部36から排出部35に排出される。これにより、貯留部20の異物溜り部22から煤などの異物が第1流出部26を介して貯留部20に流れて第1流出部26付近の中和剤30の間を詰らせたとしても、凝縮水Wを第2流出部27から中和部25に流して中和装置10の機能を維持することができる。
さらに、中和部25が詰って凝縮水Wの水位が上昇して出口開口部17の下端17aに達したとしても、出口開口部17が喫水面Lに対して角度βで傾斜しているため、出口開口部17の下端17aと上端17bとの間に形成される通気部18によってエア置換されて、この通気部18の上下方向中間位置に配置されたオーバーフロー電極40の検知部41まで凝縮水Wの水位が適切に上昇してオーバーフローを検知することができる。また、通気部18が塞がれることもない。
また、貯留部20には、入口部16の下方に異物溜り部22が設けられているため、凝縮水Wに混ざった煤などの異物Dを異物溜り部22に沈殿させることができる。しかも、異物溜り部22から中和部25につながる第1流出部26までの傾斜面23により、異物が中和部25へ流れ出ることを抑制できる。よって、煤などの異物Dが中和部25に流れることを抑制し、中和部25の詰まりを予防することができる。
(総括)
以上のように、上記中和装置10によれば、凝縮水Wの入口部16を傾斜配置とすることで凝縮水Wをオーバーフロー電極40(水位検知手段)から離れた位置で貯留部20に落とすことができるので、オーバーフロー電極40(水位検知手段)による誤検出の防止と、オーバーフロー電極40の配置などを適切にして、中和装置10の小型化を図ることが可能となる。すなわち、入口部16から入る凝縮水Wを意図的にオーバーフロー電極40から離れた位置で貯留部20に落ちるようにすることで、オーバーフロー電極40や水封電極45を入口部16に近い位置などに配置することが可能となり、中和装置10の小型化を図ることが可能となる。
また、入口部16の出口開口部17を傾斜端部として通気部18が形成されるようにしたことで、出口開口部17の位置まで上昇した水位を通気部18でエア置換してオーバーフロー電極40によりオーバーフローを適切に検知できる。よって、オーバーフロー電極40の配置などを適切にして、中和装置10の容器11の小型化などを図ることが可能となる。
さらに、オイル式熱源機100(図5)のように、凝縮水Wに煤などの異物Dが混ざるような場合でも、貯留部20に落ちた凝縮水W中の異物Dを異物溜り部22に停滞させることができるので、下流の中和部25へ異物Dが流れ出ることを抑制できる。よって、異物Dによって中和部25の性能が低下することを抑えることが可能となる。
(変形例)
上記した実施形態では、凝縮水導入部15を角度αで傾斜させて入口部16が一体的に傾斜させているが、入口部16が傾斜するように配置されていればよく、凝縮水導入部15の構成は上記実施形態に限定されるものではない。
また、上記した実施形態における中和部25の構造も一例であり、凝縮水Wを中和剤30で中和できる流路長を有する構造であればよく、上記した実施形態に限定されるものではない。
さらに、上記した実施形態は一例を示しており、入口部16を傾斜させた構成のみでも、入口部16の下端の出口開口部17を傾斜端部とした構成のみでも、中和装置10を小型化することができ、本発明は上記した実施形態の全てを実施しない場合でも実施可能であり、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
10 中和装置
12 側壁
15 凝縮水導入部
16 入口部
17 出口開口部
17a 下端
17b 上端
18 通気部
20 貯留部
22 異物溜り部
25 中和部
26 第1流出部
27 第2流出部
30 中和剤
35 排出部
36 第3流出部
40 オーバーフロー電極
45 水封電極
α,β 角度
C 軸心
W 凝縮水
L 喫水面
D 異物

Claims (5)

  1. 凝縮水を中和剤で中和して外部へ排出するための中和装置であって、
    前記凝縮水を貯留するための貯留部と、
    前記貯留部の上部に設けられた凝縮水導入部と、
    前記凝縮水導入部から下方に延びて前記貯留部に前記凝縮水を入れる入口部と、
    前記貯留部において上部から前記凝縮水の水位を検知する水位検知手段と、
    を備え、
    前記入口部は、下端が前記水位検知手段に近づく方向に傾斜して配置されている、
    ことを特徴とする中和装置。
  2. 凝縮水を中和剤で中和しで外部へ排出するための中和装置であって、
    前記凝縮水を貯留するための貯留部と、
    前記貯留部の上部に設けられた凝縮水導入部と、
    前記凝縮水導入部から下方に延びて前記貯留部に前記凝縮水を入れる入口部と、
    前記貯留部の前記凝縮水の水位を検知する水位検知手段と、
    を備え、
    前記入口部の出口開口部は、上下方向に傾斜する傾斜端部に形成されている、
    ことを特徴とする中和装置。
  3. 前記水位検知手段は、検知部が前記傾斜端部の下端と上端との間に設けられている、
    請求項2に記載の中和装置。
  4. 前記貯留部は、前記入口部の下方位置に、下流方向の前記中和剤を封入した中和部に前記凝縮水を流す流出部の位置に対して底面部が低い位置となった異物溜り部を備えている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の中和装置。
  5. 前記流出部は、前記中和部の異なる位置において前記凝縮水を流すように複数備えられ、
    複数の前記流出部は、それぞれ高さが異なるとともに、前記中和部の下流に位置するほど高く配置されている、
    請求項4に記載の中和装置。
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