JP2019004991A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】受け付ける操作の種類に応じて好適に案内を行う。【解決手段】通常状態および有利状態で左右キーを操作すると音量設定画像が表示される。有利状態で上下キーを操作すると楽曲設定画像が表示される。通常状態および有利状態では左右キーの操作が受け付け可能であることを示すキー画像75は表示されない一方で、有利状態では通常状態では操作が受け付け可能とならない上下キーの操作が受け付け可能であることを示すキー画像75が表示される。【選択図】図4

Description

本発明は、遊技を行う遊技機に関する。
遊技機として、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの始動入賞領域に遊技媒体が入賞したときに複数種類の識別情報の可変表示が行われるパチンコ遊技機や、所定の賭数を設定し、スタート操作が行われたときに、複数種類の識別情報(例えば、図柄)の可変表示が行われるスロットマシンなどがある。このように識別情報の可変表示を実行可能に構成された遊技機では、可変表示部において識別情報の可変表示の表示結果が所定の表示結果となった場合に、所定の遊技価値(例えば、大当たり状態への移行など)を遊技者に与えるように構成されたものがある。
このような遊技機として、ゲームの終了後から賭数の設定までの間に所定操作を行うことによってメニュー画面を表示させることが可能な遊技機が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2012-125300号公報
ところで、特許文献1の遊技機において、所定操作を案内することによってメニュー画面の表示方法を遊技者に認識させることが考えられる。しかし、所定操作が可能なことを既に認識している遊技者には案内を煩わしく感じさせてしまう。一方、所定操作の案内を行わなければ、所定操作を認識していない遊技者に不便を強いてしまう。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、受け付ける操作の種類に応じて好適に案内を行うことができる遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、
遊技を行う遊技機(たとえば、遊技機1)において、
遊技者が操作可能な操作手段(例えば、十字キー70)と、
前記操作手段の操作が受け付け可能であることを報知する報知手段(例えば、液晶表示器51)と、
第1状態(たとえば、通常状態)および前記第1状態と異なる第2状態(たとえば、有利状態)において前記操作手段により第1操作(たとえば、左右キーの操作)が行われたときに該第1操作を受け付けて第1制御(たとえば、音量設定画像を表示させる制御)を行う第1制御手段(たとえば、図2(a)(c)、図3(a)(c)に示す部分、図6のSc11の処理を行う部分)と、
前記第2状態において前記操作手段により第2操作(たとえば、上下キーの操作)が行われたときに該第2操作を受け付けて第2制御(たとえば、楽曲設定画像を表示させる制御)を行う第2制御手段(たとえば、図4(a)(c)に示す部分、図6のSc14の処理を行う部分)とを備え、
前記報知手段は、前記第2状態において、前記第1操作が受け付け可能であることは報知せずに前記第2操作が受け付け可能であることを報知する(たとえば、図2(a)、図3(a)、図4(a)に示す部分、図5のSa5の処理を行う部分)。
この構成によれば、第1状態および第2状態で可能な操作に対する報知は行わないため、遊技者に煩わしさを感じさせない一方で、第2状態で可能な操作に対する報知は行われるため、遊技者の利便性を向上させることができる。
第1操作は演出の出力態様を調整するための操作である(たとえば、図2(a)、図3(a)に示す部分、図5のSa3、Sa6、図6のSc10およびSc11、Sc12およびSc13の処理を行う部分)。
この構成によれば、演出の出力態様の調整を指示する報知が敢えて行われないため、遊技者が煩わしさを感じることを防止することができる。
第1制御手段が第1操作を受け付けたときに前記第1操作にもとづく報知を行う操作関連報知手段(とえば、図2(b)、図3(b)に示す部分、図6のSc11の処理を行う部分)を備えた。
この構成によれば、第1操作を受け付けたことを遊技者に分かりやすくすることができる。
第1操作と第2操作は同一の操作部品を用いて行う操作である(たとえば、十字キー70)。
この構成によれば、同一の操作部品で複数の操作を可能にすることができる。
遊技を行うことが可能な遊技機(たとえば、遊技機1)であって、
遊技者による所定操作(たとえば、左右キー)を受付ける第1受付手段と、
遊技者による特定操作(たとえば、プッシュスイッチ56)を受付ける第2受付手段と、
前記第1受付手段が有効に受付けた前記所定操作に基づいて演出設定(たとえば、音量設定)を行う演出設定手段と、
前記第2受付手段が有効に受付けた前記特定操作に基づいて前記遊技機に関する情報(たとえば、配当表、遊技履歴)を閲覧可能にする閲覧手段とを備え、
前記第1受付手段は遊技が行われていない非遊技中であって遊技が終了した以降に前記所定操作の受付を有効にし(たとえば、遊技終了から5秒経過したタイミングで図10(A)に示すように左右キーが有効になる)、
前記第2受付手段は遊技が行われていない非遊技中であって遊技が終了した以降に前記特定操作の受付を有効にし(たとえば、図10(B)に示すように、遊技終了から10秒経過したタイミングでプッシュスイッチ56への操作が有効になる)、
前記第1受付手段は、遊技が終了した以降において前記第2受付手段が前記特定操作の受付を有効にするよりも前に、前記所定操作の受付を有効にする(図10に示すように、プッシュスイッチ56への操作が有効になる前に、左右キーへの操作が有効になる)。
このような構成によれば、特定操作の受付が有効になる前に所定操作の受付が有効になるため、遊技機に関する情報の閲覧よりも前に演出設定を行うことができる。そのため、遊技者に演出設定ができる状態を待つという煩わしさを感じさせることを防止することができる。
遊技を行う遊技機(遊技機1)であって、
演出のための操作に用いられる演出操作手段(たとえば、スロットマシン1の演出用スイッチ56、パチンコ遊技機の演出ボタン)と、
遊技を進行させるための操作に用いられる遊技進行操作手段(たとえば、スロットマシンのストップスイッチ8L,8C,8R、パチンコ遊技機の打球操作ハンドル)と、
前記演出操作手段の操作を促す第1促進演出(たとえば、図11の時刻t5〜t6の液晶表示器51に示すように、演出用スイッチ56の操作を促す演出、パチンコ遊技機における演出ボタンの操作を促す演出)を実行する第1促進手段(たとえば、第1促進演出を実行する処理)と、
前記遊技進行操作手段の操作を促す第2促進演出(たとえば、図11の時刻t2〜t3,t4〜t5の液晶表示器51に示すようにストップスイッチ8L,8C,8Rの正解手順をナビする演出、パチンコ遊技機における右打ちを指示する演出)を実行する第2促進手段(たとえば、第2促進演出を実行する処理)と、
音(たとえば、BGM、第1促進音、第2促進音)を出力する音出力手段(たとえば、スピーカ53,54にBGM等を出力させる処理)とを備え、
前記第1促進演出の実行中に前記演出操作手段が操作されたときに、特典に関する報知が行われ(たとえば、図11の時刻t5〜t6の液晶表示器51に示すように、演出用スイッチ56の操作を促す「PUSH!」という表示および「このボタンを押せ!!」という音声出力がされたときに、演出用スイッチ56を操作すると、ナビストックの付与を示唆する「WIN!」が画面上に表示される)、
前記音出力手段は、所定音(たとえば、BGM)の出力中に前記第1促進演出が実行されているときには、当該所定音の音量を小さくする(たとえば、図11の時刻t5〜t6に示すように、第1促進演出が実行されているときには、BGMの音量を小さくする)一方で、前記所定音の出力中に前記第2促進演出が実行されているときには、当該所定音の音量を維持する(たとえば、図11の時刻t2〜t3,t4〜t5に示すように、第2促進演出が実行されているときには、BGMの音量を維持する)。
このような構成によれば、所定音の出力中において、特典に関する報知が行われる際に演出操作手段の操作が促される第1促進演出が実行されているときには、当該所定音の音量が小さくなる。このため、遊技者に演出操作手段の操作に集中させることができる。
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、
遊技を行う遊技機(たとえば、遊技機1)において、
遊技者の操作(たとえば、十字キーの操作による音量設定開始操作、十字キーの操作による楽曲設定開始操作、メニュー状態におけるプッシュボタン56の操作)に応じて、遊技者の特定操作(たとえば、十字キーの操作による音量選択操作、十字キーの操作による楽曲選択操作)を受け付ける特定状態(たとえば、音量設定状態、楽曲設定状態)に制御する特定状態制御手段(たとえば、図2〜図4に示す部分、図7のSb3、Sb6、Sb5の処理を行う部分)と、
前記特定状態を終了させる特定状態終了手段(たとえば、図2〜図4に示す部分、図7のSb5の処理を行う部分)と、
前記特定状態に制御されていることを報知する報知手段(たとえば、図2(c)(d)図3(c)(d)図4(c)(d)、図6のSc11,Sc14の処理を行う部分)と、を備え、
前記特定状態終了手段は、
前記特定状態に制御してから第1期間(たとえば、5秒)が経過するまでに前記特定操作が行われなかったときに前記特定状態を終了させる第1特定状態終了手段(たとえば、図2〜図4に示す部分、図7のSb3、Sb5の処理を行う部分)と、
前記特定状態に制御してから前記第1期間が経過するまでに前記特定操作が行われた場合に、該特定操作が行われてから前記第1期間よりも短い第2期間(たとえば、1.5秒)が経過するまでに再度の前記特定操作が行われなかったときに前記特定状態を終了させる第2特定状態終了手段(たとえば、図2〜図4に示す部分、図7のSb6、Sb5の処理を行う部分)とを含む
この構成によれば、特定状態に制御された後、遊技者の意図に応じた適切な時期に特定状態を終了させるため、遊技者が煩わしさを感じることを防止することができる。
特定状態は演出の出力態様を調整するための状態である(たとえば、図2〜図3に示す部分、図6のSc5,Sc11の処理を行う部分)。
この構成によれば、演出の出力態様の調整において、遊技者が煩わしさを感じることを防止することができる。
特定操作を受け付けたことの報知を行う報知手段(たとえば、図2(c)(d)、図3(c)(d)、図4(c)(d)に示す部分、図6のSc9の処理を行う部分)を備えた。
この構成によれば、第2操作を受け付けたことを遊技者に分かりやすくすることができる。
特定操作を受け付けたことの報知を行う報知手段を備え、
前記報知手段は、特定操作を受け付けたときの状況が第1状況である場合に特定操作を受け付けたことの報知を行い、特定操作を受け付けたときの状況が前記第1状況と異なる第2状況である場合に特定操作を受け付けたことの報知を行わず、
第2特定状態終了手段は、特定操作を受け付けたときの状況に関わらず、該操作が行われてから第2期間が経過するまでに再度の特定操作が行われなかったときに特定状態を終了させる(たとえば、図6のSc9の処理、図7のSb6,Sb5の処理を行う部分)。
この構成によれば、操作を受け付けた状況に応じて適切に第2操作を受け付けたことの報知が行われるとともに、いずれの状況においても第2操作を行った遊技者の意図に応じた適切な時期に特定状態を終了させるため、遊技者が煩わしさを感じることを防止することができる。
本実施の形態に係る遊技機を示す図である。 通常状態において音量設定を行う方法についての説明するための図である。 有利状態において音量設定を行う方法についての説明するための図である。 有利状態において楽曲設定を行う方法についての説明するための図である。 操作受付表示処理の制御内容を示すフローチャートである。 特定状態移行処理の制御内容を示すフローチャートである。 特定状態終了処理の制御内容を示すフローチャートである。 通常状態および有利状態において音量設定開始操作および楽曲設定開始操作の受け付けタイミングおよび楽曲設定画像の表示タイミングを示すタイミングチャートである。 音量設定状態および楽曲設定状態の終了タイミングを示す説明図である。 遊技終了後において、左右キーおよびプッシュスイッチが有効になるタイミングを示すタイミングチャートである。 BGMの出力制御と促進演出の実行との関係を示すタイミングチャートである。
本発明に係る遊技機を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
[プッシュボタンおよび十字キー]
図1は、本実施の形態に係る遊技機1を示す図である。図1に示すように、本実施の形態に係る遊技機1は、画像を表示する液晶表示器51と、音を出力するスピーカ53,54と、プッシュボタン56と、十字キー70とを備える。プッシュボタン56は、後述するメニュー画像を液晶表示器51に表示させたり、後述する選択項目における選択を確定したりするために操作されるスイッチである。十字キー70は、メニュー画像や後述する音量設定画像、楽曲選択画像を液晶表示器51に表示させたり、各選択項目を選択したり、音量や楽曲を選択するために操作されるスイッチである。なお、十字キー70の左右のスイッチを左右キーと称し、上下のスイッチを上下キーと称する。
[各種状態]
遊技機1は、遊技状態、デモ状態、メニュー状態、および音量設定状態、楽曲設定状態などの各種状態に制御可能であり、それぞれに応じた画像が後述する図2に示す液晶表示器51に表示される。
遊技状態は、遊技者が遊技を行っていることが外部から認識可能な状態であり、遊技が行われている状態、および遊技が行われていなくても未だデモ状態に移行していない状態を含む。
遊技状態には、通常状態および有利状態が含まれる。通常状態は、たとえば、遊技機1の設計として、遊技用価値の増加が望めない状態、または遊技の滞在率が有利状態よりも多い状態である。有利状態は、通常状態よりも遊技者にとって有利な状態である。有利状態は、たとえば、通常状態よりも遊技者の手持ちの遊技用価値が増えやすい状態、通常状態よりも遊技者の手持ちの遊技用価値が減りにくい状態、または通常状態よりも遊技者の手持ちの遊技用価値が増えやすい状態に移行しやすい状態である。なお、有利状態は、通常状態よりも遊技者にとって有利な状態であれば、いずれの状態であってもよい。
遊技状態においては、遊技画像が液晶表示器51に表示される。遊技画像は、遊技者が遊技を行っていることが外部から認識可能な画像である。遊技画像の例として、通常状態においては、都会を想定した背景を含む遊技画像が液晶表示器51に表示され、有利状態においては、田舎を想定した背景を含む遊技画像が液晶表示器51に表示される。なお、背景とともにキャラクタを含む遊技画像が液晶表示器51に表示されてもよい。
デモ状態は、遊技者が遊技を行っていないこと(たとえば、遊技を行う遊技者が存在しない、遊技を行う遊技者が存在しても一時的に退席しているなど)が外部から認識可能な状態である。単位遊技が終了してからデモ移行時間(たとえば、3分間)が経過したときに、遊技状態からデモ状態に移行する。具体的には、遊技状態においては、遊技が終了してからの経過時間が計測される。計測された経過時間は、遊技の開始条件が成立したときにリセットされる。本実施の形態においては、計測された経過時間は、遊技を開始するための開始操作が行われたときにリセットされる。遊技状態において計測された経過時間がデモ移行時間に達すると、遊技状態からデモ状態に移行する。
デモ状態においては、デモ画像が液晶表示器51に表示される。デモ画像は、遊技者が遊技を行っていないことが外部から認識可能な画像である。デモ画像の例として、デモ状態においては、遊技機1の機種名や遊技機メーカーの名称、遊技に関する説明を示す画像が液晶表示器51に表示される。
メニュー状態は、演出に関する設定、および遊技に関する情報の閲覧を可能とする選択項目が液晶表示器51に表示される状態である。演出に関する設定として、通常状態および有利状態におけるスピーカ53,54の音量設定や有利状態における楽曲設定がある。遊技に関する情報の閲覧として、配当表や遊技履歴の閲覧がある。配当表は、遊技の結果と遊技用価値の付与との対応関係を表す表である。遊技履歴は、遊技の履歴(たとえば、有利状態の制御回数や遊技用価値の合計付与数)を表す表である。通常状態の非遊技中または有利状態の非遊技中においてプッシュボタン56が操作されたときには、メニュー状態に移行する。メニュー状態において音量設定するための選択項目の選択が確定したときには音量設定状態に移行する。有利状態の非遊技中においてプッシュボタン56が操作されたときは、メニュー状態において楽曲設定を行うための選択項目を選択することが可能になる。そして、メニュー状態において楽曲設定するための選択項目の選択が確定したときには楽曲設定状態に移行する。また、通常状態の非遊技中または有利状態の非遊技中において左右キーが操作されたときには、メニュー状態を経由することなく直接的に音量設定状態に移行する。さらに、有利状態の非遊技中において上下キーが操作されたときには、メニュー状態を経由することなく直接的に楽曲設定状態に移行する。
メニュー状態においては、音量設定、楽曲設定(有利状態のみ)、配当表、および遊技履歴といった遊技に関する情報として各種の選択項目を示す画像(メニュー画像とも称する)が液晶表示器51に表示される。音量設定状態においては、音量設定を可能とする画像(音量設定画像とも称する)が液晶表示器51に表示される。音量設定状態に移行すると音量設定画像が表示されるため、音量設定画像は音量設定状態に移行(換言すると、制御)されていることを報知する画像でもある。楽曲設定状態においては、楽曲設定を可能とする画像(楽曲設定画像とも称する)が液晶表示器51に表示される。楽曲設定状態に移行すると楽曲設定画像が表示されるため、楽曲設定画像は楽曲設定状態に移行(換言すると、制御)されていることを報知する画像でもある。
[遊技状態(通常状態)において音量設定を行う方法について]
図2は、通常状態において音量設定を行う方法についての説明図である。
図2(a)は、遊技状態として通常状態中における液晶表示器51の画面を示す。図2(a)に示すように、通常状態においては、遊技画像71として都会を想定した背景画像が表示される。
通常状態においては、単位遊技が終了してから有効化時間(たとえば、5秒間)が経過すると、メニュー状態または音量設定状態に移行可能となる。具体的には、単位遊技が終了してから計測された経過時間が有効化時間に達すると、プッシュボタン56および十字キー70における左右キーの操作が有効化される(すなわち、各操作が受け付け可能になる)。このとき、プッシュボタン56に内蔵されたLEDランプおよび十字キー70に内蔵されたLEDランプが点灯してもよい。
有効化時間の経過によってプッシュボタン56および左右キーの操作が有効化されたときには、プッシュボタン56の操作が受け付け可能であることを報知する画像が表示される。たとえば、プッシュボタン56の操作が受け付け可能であることを報知するボタン画像72が表示される。これにより、プッシュボタン56の操作によりメニュー状態に移行可能であることが報知される。なお、本実施形態では、通常状態の非遊技中および有利状態の非遊技中において左右キーを操作すると、音量設定画像76が表示されて音量設定が可能になるので、通常状態の非遊技中および有利状態の非遊技中において左右キーを操作することを音量設定開始操作とも称する。
図2(a),(b)に示すように、通常状態においてプッシュボタン56が操作されると、通常状態からメニュー状態に移行する。メニュー状態においては、メニュー画像73が液晶表示器51に表示される。メニュー画像73においては、遊技者が選択可能な各種の選択項目が示される。たとえば、メニュー画像73においては、「音量設定」、「配当表」、「遊技履歴」、および「メニュー終了」といった複数の選択項目が示される。このように、遊技者は、メニュー状態において様々な選択項目を選択することができる。
また、メニュー画像73においては、選択状態にある選択項目を表すためのカーソル74も示される。また、メニュー状態においては、メニュー画像73およびカーソル74の他に、各選択項目の選択方法および選択の確定方法を報知する画像が液晶表示器51に表示される。たとえば、十字キー70の操作により各選択項目を選択可能であることを示すキー画像75が液晶表示器51に表示される。さらに、プッシュボタン56の操作により各選択項目を確定させることを示すボタン画像72が液晶表示器51に表示される。また、メニュー状態において「メニュー終了」の選択が確定すると、メニュー状態から遊技状態に移行する。
図2(b),(d)に示すように、メニュー状態において「音量設定」の選択が確定すると、メニュー状態から音量設定状態に移行する。音量設定状態においては、遊技者による十字キー70の操作を受け付けて音量を設定するための音量設定画像76が液晶表示器51に表示される。音量設定画像76においては、最小の音量から最大の音量の間で段階的に音量が設定可能な選択項目が示される。たとえば、音量設定画像76においては、最小の音量である音量1から最大の音量である音量6までの音量バーが示される。なお、最小の音量として、無音(ミュート)が含まれてもよい。
また、音量設定状態においては、音量設定画像76の他に、音量の選択方法および選択の確定方法を報知する画像が表示される。たとえば、十字キー70の操作により音量を選択可能であることを示すキー画像75が液晶表示器51に表示される。さらに、プッシュボタン56の操作により選択した音量を確定させるとともに元のメニュー状態に戻ることを示すボタン画像72が液晶表示器51に表示される。なお、本実施形態では、音量設定状態において十字キー70により音量を選択する操作を音量選択操作とも称する。
音量設定状態において、十字キー70の操作により音量が選択されると、音量選択操作を受け付けたことを示す操作受付報知として、選択された音量を示す音声がスピーカ53,54から出力される。本実施形態では、音量2が選択されている例を示している。なお、選択された音量を示す音声の出力は、第1状況で行われるが第1状況と異なる第2状況では行われない。本実施形態では、第1状況は、最小の音量以外の音量が選択されているときに音量を下げる操作がされた状況および最大の音量以外の音量が選択されているときに音量を上げる操作がされた状況である。また、第2状況は、最小音量が選択されているときに音量を下げる操作がされた状況および最大音量が選択されているときに音量を上げる操作がされた状況である。
音量設定状態においてプッシュボタン56が操作されると、選択された音量が確定し、音量設定状態から元のメニュー状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了してメニュー画像73が表示される。
また、音量設定状態においては、音量設定状態に移行してから十字キー70による音量選択操作が行われずに経過した時間が計測される。また、当該音量設定状態において十字キー70による音量選択操作が行われたときは、十字キー70による音量選択操作が行われてから経過した時間が計測される。なお、複数回の音量選択操作が行われたときには直近の音量選択操作が行われてから経過した時間が計測される。
そして、音量設定状態において十字キー70による音量選択操作が行われず、かつプッシュボタン56が操作されずに音量設定状態に移行してから5秒が経過したときにはそのまま音量設定状態から元のメニュー状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了してメニュー画像73が表示される。さらに、音量設定状態に移行してから5秒が経過する前に十字キー70による音量選択操作が行われ、かつプッシュボタン56が操作されずに音量選択操作から1.5秒が経過したときには選択された音量が確定し、音量設定状態から元のメニュー状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了してメニュー画像73が表示される。
なお、メニュー状態に移行したときには、「メニュー終了」の選択項目にカーソル74が配置されてもよい。このようにすれば、プッシュボタン56を2回連続で操作することで、遊技状態に復帰することができる。
前述したように、通常状態の非遊技中において遊技者により左右キーが操作されたときには、メニュー状態を経由することなく直接的に音量設定状態に移行する。すなわち、遊技者の音量設定開始操作を受け付けて音量設定画像76を表示させる制御(換言すると、音量設定状態に移行させる制御)が行われる。具体的には、図2(a),(c)に示すように、通常状態において左右キーの操作が有効化されたときに遊技者により左右キーが操作されると、通常状態から音量設定状態に移行して音量設定画像76が表示される。なお、通常状態から音量設定状態に移行する際の左右キーの操作では、音量設定されることはない。
通常状態から直接的に音量設定状態に移行した場合であっても、当該音量設定状態における液晶表示器51の表示態様は、メニュー状態を経由して制御された図2(d)に示す音量設定状態における液晶表示器51の表示態様と同じである。また、図2(d)に示す音量設定状態と同様の操作により音量設定することができる。
図2(a),(c)に示すように、音量設定状態においてプッシュボタン56が操作されると、選択された音量が確定し、音量設定状態から再び通常状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了して遊技画像71が表示される。
また、図2(d)に示す音量設定状態と同様に、音量設定状態においては、音量設定状態に移行してから十字キー70による音量選択操作が行われずに経過した時間が計測される。また、当該音量設定状態において十字キー70による音量選択操作が行われたときは、十字キー70による音量選択操作が行われてから経過した時間が計測される。なお、複数回の音量選択操作が行われたときには直近の音量選択操作が行われてから経過した時間が計測される。
そして、音量設定状態において十字キー70による音量選択操作が行われず、かつプッシュボタン56が操作されずに音量設定状態に移行してから5秒が経過したときにはそのまま音量設定状態から元の通常状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了して遊技画像71が表示される。さらに、音量設定状態に移行してから音量設定状態に移行してから5秒が経過する前に十字キー70による音量選択操作が行われ、かつプッシュボタン56が操作されずに音量選択操作から1.5秒が経過したときには選択された音量が確定し、音量設定状態から元のメニュー状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了して遊技画像71が表示される。
[遊技状態(有利状態)において音量設定や楽曲設定を行う方法について]
図3は、有利状態において音量設定を行う方法についての説明図である。図4は、有利状態において楽曲設定を行う方法についての説明図である。
図3(a)は、遊技状態として有利状態中における液晶表示器51の画面を示す。図3(a)に示すように、有利状態においては、遊技画像80として山を想定した背景画像が表示される。
有利状態においては、単位遊技が終了してから有効化時間(たとえば、5秒間)が経過すると、メニュー状態または音量設定状態または楽曲設定状態に移行可能となる。具体的には、単位遊技が終了してから計測された経過時間が有効化時間に達すると、プッシュボタン56および十字キー70における左右キーの操作および十字キー70における上下キーの操作が有効化される(すなわち、各操作が受け付け可能になる)。このとき、プッシュボタン56に内蔵されたLEDランプおよび十字キー70に内蔵されたLEDランプが点灯してもよい。
有効化時間の経過によってプッシュボタン56および左右キーの操作および上下キーの操作が有効化されたときには、プッシュボタン56の操作および上下キーの操作が受け付け可能であることを報知する画像が表示される。たとえば、プッシュボタン56の操作が受け付け可能であることを報知するボタン画像72が表示される。これにより、プッシュボタンの操作によりメニュー状態に移行可能であることが報知される。また、上下キーの操作が受け付け可能であることを示すキー画像75が液晶表示器51に表示される。これにより、上下キーの操作により楽曲設定状態に移行可能であることが報知される。このように、通常状態および有利状態では左右キーの操作が受け付け可能であることを示すキー画像75は表示されない一方で、有利状態では通常状態では操作が受け付け可能とならない上下キーの操作が受け付け可能であることを示すキー画像75が表示される。なお、本実施形態では、有利状態の非遊技中において上下キーを操作すると、楽曲設定状態に移行して楽曲設定画像82が表示され、楽曲設定が可能になるので、有利状態の非遊技中において上下キーを操作することを楽曲設定開始操作とも称する。また、有利状態の非遊技中に表示されるキー画像75は楽曲設定開始操作が受け付け可能であることを報知する画像であるのでキー画像75を楽曲設定開始操作受付表示とも称する。また、本実施形態では、通常状態の非遊技中および有利状態の非遊技中において左右キーを操作すると、音量設定画像76が表示されて音量設定が可能になるので、通常状態の非遊技中および有利状態の非遊技中において左右キーを操作することを音量設定開始操作とも称する。
図3(a),(b)に示すように、有利状態においてプッシュボタン56が操作されると、有利状態からメニュー状態に移行する。メニュー状態においては、メニュー画像81が液晶表示器51に表示される。メニュー画像81においては、遊技者が選択可能な各種の選択項目が示される。たとえば、メニュー画像81においては、「音量設定」、「楽曲設定」、「配当表」、「遊技履歴」、および「メニュー終了」といった複数の選択項目が示される。このように、遊技者は、メニュー状態において様々な選択項目を選択することができる。
また、メニュー画像81においては、選択状態にある選択項目を表すためのカーソル74も示される。また、メニュー状態においては、メニュー画像81およびカーソル74の他に、各選択項目の選択方法および選択の確定方法を報知する画像が液晶表示器51に表示される。たとえば、十字キー70の操作により各選択項目を選択可能であることを示すキー画像75が液晶表示器51に表示される。さらに、プッシュボタン56の操作により各選択項目を確定させることを示すボタン画像72が液晶表示器51に表示される。また、メニュー状態において「メニュー終了」の選択が確定すると、メニュー状態から遊技状態に移行する。
図3(b),(d)に示すように、メニュー状態において「音量設定」の選択が確定すると、メニュー状態から音量設定状態に移行する。当該音量設定状態における液晶表示器51の表示態様は、図2(c)(d)に示す音量設定状態における液晶表示器51の表示態様と同じである。そして、有利状態における音量設定状態では、通常状態における音量設定状態と同様に音量の選択、確定を行うことができる。
また、通常状態と同様に、音量設定状態において、十字キー70の操作により音量が選択されると、音量選択操作を受け付けたことを示す操作受付報知として、選択された音量を示す音声がスピーカ53,54から出力される。本実施形態では、音量2が選択されている例を示している。なお、選択された音量を示す音声の出力は、第1状況で行われるが第1状況と異なる第2状況では行われない。本実施形態では、有利状態における第1状況および第2状況は通常状態と同一の状況である。
また、有利状態においても通常状態と同様にプッシュボタン56が操作されると、選択された音量が確定し、音量設定状態から再びメニュー状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了してメニュー画像81が表示される。
また、音量設定状態においては、音量設定状態に移行してから十字キー70による音量選択操作が行われずに経過した時間が計測される。また、当該音量設定状態において十字キー70による音量選択操作が行われたときは、十字キー70による音量選択操作が行われてから経過した時間が計測される。なお、複数回の音量選択操作が行われたときには直近の音量選択操作が行われてから経過した時間が計測される。
そして、通常状態の同様に、音量設定状態において十字キー70による音量選択操作が行われず、かつプッシュボタン56が操作されずに音量設定状態に移行してから5秒が経過したときにはそのまま音量設定状態から元のメニュー状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了してメニュー画像81が表示される。さらに、音量設定状態に移行してから5秒が経過する前に十字キー70による音量選択操作が行われ、かつプッシュボタン56が操作されずに音量設定操作から1.5秒が経過したときには選択された音量が確定し、音量設定状態から元のメニュー状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了してメニュー画像81が表示される。
なお、メニュー状態に移行したときには、「メニュー終了」の選択項目にカーソル74が配置されてもよい。このようにすれば、プッシュボタン56を2回連続で操作することで、遊技状態に復帰することができる。
前述したように、有利状態の非遊技中において遊技者により左右キーが操作されたときには、メニュー状態を経由することなく直接的に音量設定状態に移行する。すなわち、遊技者の音量設定開始操作を受け付けて音量設定画像76を表示させる制御(換言すると、音量設定状態に移行させる制御)が行われる。具体的には、図3(a),(c)に示すように、有利状態において左右キーの操作が有効化されたときに遊技者により左右キーが操作されると、有利状態から音量設定状態に移行して音量設定画像76が表示される。なお、有利状態から音量設定状態に移行する際の左右キーの操作では、音量設定されることはない。なお、本実施形態では、通常状態および有利状態の非遊技中において左右キーを操作することを音量設定開始操作とも称する。
有利状態から直接的に音量設定状態に移行した場合であっても、当該音量設定状態における液晶表示器51の表示態様は、メニュー状態を経由して制御された図3(d)に示す音量設定状態における液晶表示器51の表示態様と同じである。また、図3(d)に示す音量設定状態と同様の操作により音量設定することができる。
図3(a),(c)に示すように、音量設定状態においてプッシュボタン56が操作されると、選択された音量が確定し、音量設定状態から再び有利状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了して遊技画像80が表示される。
また、図3(d)に示す音量設定状態と同様に、音量設定状態においては、音量設定状態に移行してから十字キー70による音量選択操作が行われずに経過した時間が計測される。また、当該音量設定状態において十字キー70による音量選択操作が行われたときは、十字キー70による音量選択操作が行われてから経過した時間が計測される。なお、複数回の音量選択操作が行われたときには直近の音量選択操作が行われてから経過した時間が計測される。
また、図3(d)に示す音量設定状態と同様に、十字キー70による音量選択操作が行われず、かつプッシュボタン56が操作されずに音量設定状態に移行してから5秒が経過したときにはそのまま音量設定状態から元の通常状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了して遊技画像80が表示される。さらに、音量設定状態に移行してから5秒が経過する前に十字キー70による音量選択操作が行われ、かつプッシュボタン56が操作されずに音量選択操作から1.5秒が経過したときには選択された音量が確定し、音量設定状態から元の有利状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了して遊技画像80が表示される。
図4(b),(d)に示すように、メニュー状態において「楽曲設定」の選択が確定すると、メニュー状態から楽曲設定状態に移行する。楽曲設定状態においては、楽曲設定画像82が液晶表示器51に表示される。楽曲設定画像82においては、複数種類の楽曲のうちのいずれかを設定可能な選択項目が示される。たとえば、楽曲設定画像82においては、4種類の楽曲として、楽曲A、楽曲B、楽曲C、楽曲Dが示される。また、楽曲設定状態においては、楽曲設定画像82の他に、楽曲の選択方法および選択の確定方法を報知する画像が表示される。たとえば、十字キー70の操作により楽曲を選択可能であることを示すキー画像75が液晶表示器51に表示される。さらに、プッシュボタン56の操作により選択した楽曲を確定させるとともに元のメニュー状態に戻ることを示すボタン画像72が液晶表示器51に表示される。なお、本実施形態では、楽曲設定状態において十字キー70により楽曲を選択する操作を楽曲選択操作とも称する。
楽曲設定状態において、十字キー70の操作により楽曲が選択されると、楽曲選択操作を受け付けたことを示す操作受付報知として、選択された楽曲を示す音声がスピーカ53,54から出力される。本実施形態では、楽曲Aが選択されている例を示している。なお、楽曲設定状態では、楽曲が選択されたときの状況にかかわらず選択された楽曲を示す音声がスピーカ53,54から出力される。
楽曲設定状態においてプッシュボタン56が操作されると、選択された楽曲が確定し、楽曲設定状態から元のメニュー状態に移行する。これに伴い、楽曲設定画像82の表示が終了してメニュー画像73が表示される。
また、楽曲設定状態においては、楽曲設定状態に移行してから十字キー70による楽曲選択操作が行われずに経過した時間が計測される。また、当該楽曲設定状態において十字キー70による楽曲選択操作が行われたときは、十字キー70による楽曲選択操作が行われてから経過した時間が計測される。なお、複数回の楽曲選択操作が行われたときには直近の楽曲選択操作が行われてから経過した時間が計測される。
そして、楽曲設定状態において十字キー70による楽曲選択操作が行われず、かつプッシュボタン56が操作されずに楽曲設定状態に移行してから5秒が経過したときにはそのまま楽曲設定状態から元のメニュー状態に移行する。これに伴い、楽曲設定画像82の表示が終了してメニュー画像73が表示される。さらに、楽曲設定状態に移行してから5秒が経過する前に十字キー70による楽曲選択操作が行われ、かつプッシュボタン56が操作されずに楽曲選択操作から1.5秒が経過したときには選択された楽曲が確定し、楽曲設定状態から元のメニュー状態に移行する。これに伴い、楽曲設定画像83の表示が終了してメニュー画像73が表示される。
なお、メニュー状態に移行したときには、「メニュー終了」の選択項目にカーソル74が配置されてもよい。このようにすれば、プッシュボタン56を2回連続で操作することで、遊技状態に復帰することができる。
前述したように、有利状態の非遊技中において遊技者により上下キーが操作されたときには、メニュー状態を経由することなく直接的に楽曲設定状態に移行する。すなわち、遊技者の楽曲設定開始操作を受け付けて楽曲設定画像82を表示させる制御(換言すると、楽曲設定状態に移行させる制御)が行われる。具体的には、図4(a),(c)に示すように、有利状態において上下キーの操作が有効化されたたときに上下キーが操作されると、有利状態から楽曲設定状態に移行して楽曲設定画像82が表示される。なお、有利状態から楽曲設定状態に移行する際の上下キーの操作では、楽曲設定されることはない。
有利状態から直接的に楽曲設定状態に移行した場合であっても、当該楽曲設定状態における液晶表示器51の表示態様は、メニュー状態を経由して制御された図4(d)に示す楽曲設定状態における液晶表示器51の表示態様と同じである。そして、図4(d)に示す楽曲設定状態と同様の操作により楽曲設定することができる。
図4(a),(c)に示すように、楽曲設定状態においてプッシュボタン56が操作されると、選択された音量が確定し、音量設定状態から再び通常状態に移行する。これに伴い、楽曲設定画像82の表示が終了して遊技画像80が表示される。
また、また、図4(d)に示す楽曲設定状態と同様に、楽曲設定状態に移行してから十字キー70による楽曲選択操作が行われずに経過した時間が計測される。また、当該楽曲設定状態において十字キー70による楽曲選択操作が行われたときは、十字キー70による楽曲選択操作が行われてから経過した時間が計測される。なお、複数回の楽曲選択操作が行われたときには直近の楽曲選択操作が行われてから経過した時間が計測される。
そして、楽曲設定状態において十字キー70による楽曲選択操作が行われず、かつプッシュボタン56が操作されずに楽曲設定状態に移行してから5秒が経過したときにはそのまま楽曲設定状態から元のメニュー状態に移行する。これに伴い、楽曲設定画像82の表示が終了して遊技画像80が表示される。さらに、楽曲設定状態に移行してから5秒が経過する前に十字キー70による楽曲選択操作が行われ、かつプッシュボタン56が操作されずに楽曲選択操作から1.5秒が経過したときには選択された楽曲が確定し、楽曲設定状態から元のメニュー状態に移行する。これに伴い、楽曲設定画像83の表示が終了して遊技画像80が表示される。
[操作受付表示処理]
次に、遊技機1が一定時間間隔(本実施形態では、約0.56ミリ秒)毎に実行するタイマ割込処理内で実行する操作受付表示処理について説明する。
図5に示すように、操作受付表示処理では、まず、非遊技中(遊技中でないこと)か否かが判定される(Sa1)。非遊技中でないとき、すなわち遊技中のときには処理を終了する。
非遊技中であるときには有利状態であるか否かを判定する(Sa2)。有利状態でないとき、すなわち通常状態であるときには音量設定開始操作を有効化して処理を終了する(Sa6)。具体的には、十字キー70における左右キーの操作を有効化する(図2参照)。
有利状態であるときには、音量設定開始操作を有効化し(Sa3)、楽曲設定開始操作を有効化する(Sa4)。具体的には、十字キー70における左右キーの操作を有効化し、上下キーの操作を有効化する(図3、図4参照)。そして、楽曲設定開始操作を受け付けていることを示す楽曲設定操作受付表示を行って処理を終了する(Sa5)。具体的には、十字キー70における上下キーの操作が受け付け可能な表示を行う(図4(a)のキー画像75参照)。
[特定状態移行処理]
次に、遊技機1が一定時間間隔(本実施形態では、約0.56ミリ秒)毎に実行するタイマ割込処理内で実行する特定状態移行処理について説明する。
図6に示すように、特定状態移行処理では、まず、非遊技中(遊技中でないこと)か否かが判定される(Sc1)。非遊技中でないとき、すなわち遊技中のときには処理を終了する。
非遊技中であるときにはメニュー状態に移行中か否かを判定する(Sc3)。メニュー状態に移行中であるときはプッシュボタン56の操作が検出されたか否かを判定する(Sc4)。
プッシュボタン56の操作が検出されたときには選択された項目に応じた状態に移行させて処理を終了する(Sc5)。また、プッシュボタン56の操作が検出されなかったときにはそのまま処理を終了する。
また、Sc3においてメニュー状態に移行中でないと判定されたときには、音量設定状態または楽曲設定状態に移行中であるか否かを判定する(Sc6)。いずれの設定状態にも移行していないときは処理を終了する。
いずれかの設定状態に移行しているときは音量選択操作または楽曲選択操作が検出されたか否かを判定する(Sc7)。いずれの選択操作も検出されていないときは処理を終了する。いずれかの選択操作が検出されたときは第1状況であるか否かを判定する(Sc8)。第1状況でないとき、すなわち第2状況であるときは処理を終了する。
第1状況であるときには選択操作を受け付けたことを示す操作受付報知を実行して処理を終了する(Sc9)。具体的には、選択された音量をスピーカ53,54から報知する、あるいは、選択された楽曲をスピーカ53,54から報知する(図2(c)(d)、図3(c)(d)、図4(c)(d)参照)。また、第1状況でないとき、すなわち第2状況であるときは操作受付報知を行わずに処理を終了する。
なお、第1状況とは、音量設定状態において、最小音量以外の音量が選択されているときに音量を下げる操作がされた状況、最大音量以外の音量が選択されているときに音量を上げる操作がされた状況であり、第2状況とは、音量設定状態において、最小音量が選択されているときに音量を下げる操作がされた状況、最大音量が選択されているときに音量を上げる操作がされた状況である。よって、楽曲設定状態のときはSc8の処理は行われず操作受付報知が行われる。なお、いずれかの選択操作が行われたときには、当該選択操作が行われてから経過した時間を計時する。
また、Sc6において、音量設定状態または楽曲設定状態に移行中でないと判定されたときは、音量設定開始操作(すなわち、左右キーの操作)が検出されたか否かを判定する(Sc10)。音量設定開始操作が検出されたときには音量設定状態に移行させて処理を終了する(Sc11)。なお、音量設定状態に移行したときは、音量設定状態に移行してから経過した時間の計時を開始する。
また、Sc10で音量設定開始操作が検出されなかったときは楽曲設定開始操作(すなわち、上下キーの操作)が検出されたか否かを判定する(Sc12)。楽曲設定開始操作が検出されたときには有利状態か否かを判定する(Sc13)。有利状態のときには楽曲設定状態に移行させて処理を終了する(Sc14)。なお、楽曲設定状態に移行したときは、楽曲設定状態に移行してから経過した時間の計時を開始する。
また、Sc12で楽曲設定開始操作が検出されなかったときはプッシュボタン56の操作が検出されたか否かを判定する(Sc15)。プッシュボタン56の操作が検出されたときにはメニュー状態に移行させて処理を終了する(Sc16)。プッシュボタン56の操作が検出されなかったときにはメニュー状態に移行させずに処理を終了する。
[特定状態終了処理]
次に、遊技機1が一定時間間隔(本実施形態では、約0.56ミリ秒)毎に実行するタイマ割込処理内で実行する特定状態終了処理について説明する。
図7に示すように、特定状態終了処理では、まず、音量設定状態または楽曲設定状態に移行中であるか否かを判定する(Sb1)。いずれの画像も表示していないときは処理を終了する。
いずれかの設定状態に移行しているときは音量選択操作または楽曲選択操作が検出されたか否かを判定する(Sb2)。いずれの選択操作も検出されていないときは音量設定状態または楽曲設定状態に移行してから(換言すると、制御してから)5秒が経過したか否かを判定する(Sb3)。いずれかの設定状態に移行してから5秒が経過したときには、移行中の音量設定状態または楽曲設定状態を終了させる(Sb5)。
いずれかの設定状態に移行してから5秒が経過していないときにはプッシュボタン56の操作が検出されたか否かを判定する(Sb4)。プッシュボタン56の操作が検出されたときには移行中の音量設定状態または楽曲設定状態を終了させる(Sb5)。プッシュボタン56の操作が検出されなかったときにはそのまま処理を終了する。
また、Sb2で音量選択操作または楽曲選択操作が検出されたと判定されたときには操作から1.5秒が経過したか否かを判定する(Sb6)。操作から1.5秒が経過したときには移行中の音量設定状態または楽曲設定状態を終了させる(Sb5)。操作から1.5秒が経過していないときにはそのまま処理を終了する。
[通常状態および有利状態において音量設定開始操作および楽曲設定開始操作の受け付けタイミングおよび楽曲設定画像の表示タイミングについて]
通常状態および有利状態において音量設定開始操作および楽曲設定開始操作の受け付けタイミングおよび楽曲設定画像の表示タイミングについて説明する。
図8(a)に示すように、通常状態では、遊技が終了して非遊技中になってから有効化時間(たとえば5秒)が経過したときに音量設定開始操作(すなわち、左右キーの操作)が受け付け可能となる。しかし、音量設定開始操作(すなわち、上下キーの操作)は受け付け可能とならない。よって、楽曲設定開始操作受付表示(すなわち、図3(a)におけるキー画像75)も液晶表示器51から表示されない。
図8(b)に示すように、有利状態では、遊技が終了して非遊技中になってから有効化時間(たとえば5秒)が経過したときに音量設定開始操作(すなわち、左右キーの操作)が受け付け可能となる。同時に、音量設定開始操作(すなわち、上下キーの操作)も受け付け可能となる。そして、楽曲設定開始操作受付表示(すなわち、図3(a)におけるキー画像75)を液晶表示器51から表示する。
[音量設定状態および楽曲設定状態の終了タイミングについて]
音量設定状態および楽曲設定状態の終了タイミングについて説明する。
図9(a)に示すように、音量設定状態に移行してから音量選択操作が行われずかつプッシュボタン56の操作が行われずに5秒経過したときや、楽曲設定状態に移行してから楽曲選択操作が行われずかつプッシュボタン56の操作が行われずに5秒が経過したときには、これら設定状態が終了し、元の状態(遊技状態、メニュー状態など)に復帰する。
図9(b)に示すように、音量設定状態に移行してから5秒経過する前に音量選択操作が行われたときや、楽曲設定状態に移行してから5秒経過する前に楽曲選択操作が行われたときには、各選択操作が行われてから1.5秒が経過したときにこれら設定状態が終了し、元の状態(遊技状態、メニュー状態など)に復帰する。なお、各選択操作を行ってから1.5秒が経過する前に再度の選択操作が行われたときには、最後に行われた選択操作(直近の選択操作)から1.5秒が経過したときに移行中の設定状態を終了する。
[非遊技中の操作について]
なお、遊技機1において遊技状態の非遊技中になったときに左右キーの有効化時間とプッシュスイッチ56の有効化時間を同一の5秒としたが、遊技状態の非遊技中になったときに左右キーの有効化時間をプッシュスイッチ56の有効化時間よりも早くすることが可能である。具体的には、左右キーの有効化時間を5秒に設定し、プッシュスイッチ56の有効化時間を10秒に設定することが可能である。
図10は、非遊技中における所定の操作が有効になるタイミングを示したタイミングチャートである。前述したように、非遊技中に左右キーを操作することで、音量といった、演出に関する設定を行うための演出設定画面を表示させることができる。また、非遊技中にプッシュスイッチ56を操作することで、遊技機1に関する情報を閲覧するためのメニュー画像(図2(b)、図3(b)図4(b))を表示させることができる。ここで、遊技機1に関する情報を閲覧することが可能となった状態であるメニュー画像が表示された状態からも、所定の操作を行うことで音量といった演出に関する設定を行うための演出設定画面を表示させることができる。
図10(A)に示すように、遊技が終了して非遊技中になり、第1有効化時間(たとえば5秒)が経過したタイミングで左右キーへの操作が有効に受付けられる。また、図10(B)に示すように、遊技が終了して非遊技中になり、第1有効化時間(たとえば、10秒)経過したタイミングで、プッシュスイッチ56への操作が有効に受付けられる。ここで、本実施形態において“操作が有効に受付けられる”“操作が受け付けられる”とは、スイッチを操作したことに基づいて発生した検出信号がスイッチ回路に入力され、スイッチ回路が検出信号を受信して、制御部が該検出信号に応じた制御を実行するに至ったことをいう。したがって、検出信号に応じた制御を実行するに至らない場合には、“操作が有効に受付けられる” “操作が受け付けられる”とはいわない。たとえば、物理的にスイッチを操作できないようにすること、スイッチ回路が検出信号の入力を受信しないこと、あるいは、制御部検出信号を受け取りながらも検出信号に応じた制御を実行しないことのいずれの場合も、“操作が有効に受付けられる”“操作が受け付けられる”に該当しない。
[促進演出]
本実施形態おける遊技機1によって実行される演出には、遊技者に操作手段の操作を促す促進演出が含まれる。促進演出には、第1促進演出と第2促進演出とが含まれる。
第1促進演出は、演出のための操作に用いられるプッシュスイッチ56の操作を促す演出である。第2促進演出は、遊技を進行させるための操作に用いられる遊技進行操作部(たとえば、ストップスイッチ)の操作を促す演出である。第1促進演出において、プッシュスイッチ56は、液晶表示器51に表示される画像およびスピーカ53,54から出力される第1促進音によって操作が促される。第2促進演出において、特定操作部は、液晶表示器51に表示される画像およびスピーカ53,54から出力される第2促進音によって操作が促される。遊技機1では、第1促進演出を実行する際、遊技中において概ね流れている所定音の音量が小さくなるように音量調整する。ここで、所定音には、液晶表示器51に表示される背景画像に合わせたBGMが挙げられるが、それ以外にも、演出実行時に実行される演出に応じて選択される音楽や、画面上に登場するキャラクタが発する音声などが含まれる。また、第2促進演出を実行する際、遊技中において概ね流れている所定音(BGMなど)の音量を維持する。なお、第2促進音の音量は、所定音の音量よりも大きい。
[BGMと促進演出との関係]
図11は、BGMの出力制御と促進演出の実行との関係を示すタイミングチャートである。横軸は時刻tを示し、上から「BGM(所定音)」の音量が大であるか小であるか、「第1促進演出」および「第2促進演出」が実行されている(on状態である)か実行されていない(off状態である)か、液晶表示器51の表示、実行中の連続演出が何ゲーム目であるかを示している。以下、図11のタイミングチャートに沿って説明する。
時刻t1〜t2が、連続演出の1ゲーム目である。液晶表示器51の画面上では、連続演出であるバトル演出が開始された様子が示されている。画面上には、味方であるキャラクタAと敵であるキャラクタBが表示されている。このとき、BGM(所定音)が音量大で流れている。なお、このとき、第1促進演出および第2促進演出はいずれも実行されていない。
時刻t2〜t3が、連続演出の2ゲーム目である。液晶表示器51の画面上では、バトル演出において、敵であるキャラクタBが味方であるキャラクタAを攻撃している様子を示している。このとき、BGM(所定音)が音量大で流れている。このとき、第1促進演出は実行されていない。
第2促進演出が実行される。具体的には、液晶表示器51の画面の下部には、遊技進行操作部の操作順(たとえば、遊技機1におけるストップスイッチ8L,8C,8Rの押し順)を示す丸付き数字が表示されている。また、第2促進音として、現在停止すべき可変表示部を音声として出力する。第2促進演出が実行されている間(t2〜t3)では、BGMの出力が維持される。また、第2促進演の音量は、BGMの音量よりも大きくなるように音量調整されている。なお、第2促進演出は、画像表示および音声出力による促進演出を行うものであるが、画像表示のみによって促進演出行うもの、あるいは、音声出力のみによって促進演出行うものであってもよい。
時刻t3〜t4が、連続演出の3ゲーム目である。液晶表示器51の画面上では、バトル演出において、味方であるキャラクタAが敵であるキャラクタBを攻撃している様子を示している。このとき、BGM(所定音)が音量大で流れている。なお、このとき、第1促進演出および第2促進演出はいずれも実行されていない。
時刻t4〜t6が、連続演出の4ゲーム目である。液晶表示器51の画面上では、バトル演出において、味方であるキャラクタAが敵であるキャラクタBを攻撃している様子を示している。このとき、AT中である場合に流されるBGM(所定音)が音量大で流れている。このとき、第1促進演出は実行されていない。
第2促進演出が実行される。具体的には、液晶表示器51の画面の下部には、遊技進行操作部の操作順(たとえば、遊技機1におけるストップスイッチ8L,8C,8Rの押し順)を示す丸付き数字が表示がされている。また、第2促進音として、現在停止すべき可変表示部を音声として出力する。第2促進演出が実行されている間(t4〜t5)では、BGMの出力が維持される。また、第2促進演の音量は、BGMの音量よりも大きくなるように音量調整されている。
第2促進演出が終了(第2促進演出がoff状態になる)すると、時刻t5において、第1促進演出が開始される(第1促進演出がon状態になる)。このとき、第2促進演出の音量は大で出力される。これに対し、BGMの音量は大から小になって出力される。
第1促進演出として、画面上には、緑色の画像「PUSH!」が表示される。それとともに、スピーカ53,54からは、促進音「このボタンを押せ!」の音声が出力され、プッシュスイッチ56の操作が促される。
遊技者によってプッシュスイッチ56の操作がされると、勝利を示す「WIN!」が表示されるとともに、味方であるキャラクタAが敵であるキャラクタBを倒して勝利した様子が示されている。これにより、特典が付与された旨が示唆される。
時刻t6において、キャラクタAがキャラクタBに勝利することでバトル演出が終了するとともに、第1促進演出も終了する(第1促進演出がoff状態となる)。また、第1促進演出も終了とともに、BGMの音量は元の音量大に戻る。なお、第1促進演出は、画像表示および音声出力による促進演出を行うものであるが、画像表示のみによって促進演出行うもの、あるいは、音声出力のみによって促進演出行うものであってもよい。
このように、図11の時刻t5〜t6に示したように、第1促進演出が実行されているときには、BGMの音量を小さくする一方で、図11の時刻t2〜t3,t4〜t5に示したように、第2促進演出が実行されているときには、BGMの音量を維持するようにした。このため、遊技者に演出操作手段の操作に集中させることができる。
[本実施形態の効果]
本実施形態においては、第1状態である通常状態および第2状態である有利状態で第1操作である音量設定開始操作(左右キーの操作)を受け付け可能にするとともに、有利状態で第2操作である楽曲設定開始操作(上下キーの操作)を受け付け、音量設定開始操作を受け付け中であることの報知は行わないが、楽曲設定開始操作を受け付け中であることの報知は行う(本例では、図2(a)、図3(a)、図4(a)に示す部分、図5のSa5の処理を行う部分)。
よって、通常状態および有利状態で可能な操作に対する報知は行わないため、遊技者に煩わしさを感じさせない一方で、有利状態で可能な操作に対する報知は行われるため、遊技者の利便性を向上させることができる。
本実施形態においては、第1操作は音量設定開始操作である(本例では、図2(a)、図3(a)に示す部分、図5のSa3、Sa6の処理を行う部分、図6のSc10およびSc11、Sc12およびSc13の処理を行う部分)。
よって、演出の音声の調整を指示する報知が敢えて行われないため、遊技者が煩わしさを感じることを防止することができる。
本実施形態においては、音量設定開始操作を受け付けたときに音量設定開始操作にもとづく報知として音量設定画像を表示する(本例では、図2(b)、図3(b)に示す部分、図6のSc11の処理を行う部分)。
よって、音量設定開始操作を受け付けたことを遊技者に分かりやすくすることができる。
本実施形態においては、音量設定開始操作と楽曲設定開始操作とは同一の操作部品(換言すると、単一の操作部品)である十字キー70を用いた操作である(本例では、図1に示す部分)。
よって、同一の操作部品で複数の操作を可能にすることができる。
本実施形態においては、音量設定画像や楽曲設定画像が表示開始されてから5秒経過するまでに音量選択操作や楽曲選択操作が行われなかったときに音量設定画像や楽曲設定画像の表示を終了し、音量設定画像や楽曲設定画像が表示開始されてから5秒経過するまでに音量選択操作や楽曲選択操作が行われた場合は、該操作から1.5秒が経過するまでに再度の音量選択操作や楽曲選択操作が行われなかったときに音量設定画像や楽曲設定画像の表示を終了する(本例では、図2〜図4に示す部分、図7のSb3,Sb6,Sb5の処理を行う部分)。
よって、音量設定画像や楽曲設定画像が表示開始された後、遊技者の意図に応じた適切な時期に音量設定画像や楽曲設定画像が表示開始が終了されるため、遊技者が煩わしさを感じることを防止することができる。
本実施形態においては、特定状態は音量設定を行う状態である(本例では、図2〜図3に示す部分、図6のSc5,Sc11の処理を行う部分)。
よって、演出の出力態様の調整において、遊技者が煩わしさを感じることを防止することができる。
本実施形態においては、音量選択操作や楽曲選択操作を受け付けたことを報知可能である(本例では、図2(c)(d)、図3(c)(d)、図4(c)(d)に示す部分、図6のSc9の処理を行う部分)。
よって、受け付けたことを遊技者に分かりやすくすることができる。
本実施形態においては、第1状況で音量選択操作や楽曲選択操作を受け付けたことの報知を行い、第2状況で音量選択操作や楽曲選択操作を受け付けたことの報知を行わず、音量選択操作や楽曲選択操作を受け付けたときの状況にかかわらず、操作から1.5秒が経過するまでに再度の音量選択操作や楽曲選択操作が行われなかったときに音量設定画像や楽曲設定画像の表示を終了する(本例では、図6のSc9の処理、図7のSb6,Sb5の処理を行う部分)。
よって、操作を受け付けた状況に応じて適切に音量選択操作や楽曲選択操作を受け付けたことの報知が行われるとともに、いずれの状況においても音量選択操作や楽曲選択操作を行った遊技者の意図に応じた適切な時期に特定状態が終了されるため、遊技者が煩わしさを感じることを防止することができる。
本実施形態においては、遊技機1に関する情報を閲覧するためのメニュー画像を表示させるプッシュスイッチ56への操作が有効になる前に、演出に関する設定を行うための左右キーへの操作が有効になるため、遊技機1に関する情報を閲覧する前に音量設定(調整)等の演出に関する設定を行うことができる(本例では、図10に示す部分)。
よって、遊技者に演出設定ができる状態を待つという煩わしさを感じさせることを防止することができる。
本実施形態においては、第1促進演出が実行されているときには、BGMの音量を小さくする一方で、第2促進演出が実行されているときには、BGMの音量を維持する(本例では、図11の時刻t5〜t6、図11の時刻t2〜t3,t4〜t5に示す部分)。
よって、遊技者に演出操作手段の操作に集中させることができる。
[変形例]
以上、本発明における主な実施の形態を説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形例について説明する。
[遊技機について]
上述した遊技機1は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を複数備え、可変表示部を変動表示した後、可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せである表示結果組合せに応じて入賞が発生可能なスロットマシンであってもよい。上述した遊技機1は、各々が識別可能な複数種類の識別情報の変動表示の結果に応じて、遊技者にとって有利な大当り遊技状態に制御可能なパチンコ遊技機であってもよい。
[第1状態、第2状態について]
上記実施形態では、第1状態として通常状態の非遊技時、第2状態として有利状態の非遊技を例に挙げたが、第1状態、第2状態は上記実施形態と異なる状態でもよい。たとえば、異なる演出状態を第1状態、第2状態とすることが可能である。
[第1操作、第2操作について]
上記実施形態では、第1操作として音量設定開始操作、第2操作として楽曲設定開始操作を例に挙げたが、第1操作、第2操作は上記実施形態と異なる操作でもよい。たとえば、第1操作、第2操作を、音量選択操作、楽曲選択操作、演出の態様(液晶表示器51におけるキャラクタ、ストーリーなど)を選択する操作、液晶表示器51における背景を選択する操作、ランプやLEDの光量(輝度)や光の色を選択する操作とすることが可能である。なお、第1操作と第2操作を別個の操作部品により行うように構成してもよい。このように構成した場合には、各操作を区別しやすくなるため、操作を分かりやすくすることができる。
[第1制御、第2制御について]
上記実施形態では、第1制御として音量設定画像を表示する制御、第2制御として楽曲設定画像を表示する制御を例に挙げたが、第1制御、第2制御は上記実施形態と異なる状態でもよい。たとえば、第1制御、第2制御を、音量や楽曲を選択する制御、演出の態様(液晶表示器51におけるキャラクタ、ストーリーなど)設定する制御、液晶表示器51における背景を設定する制御、ランプやLEDの光量を設定する制御とすることが可能である。
[特定状態について]
上記実施形態では、特定状態として音量設定状態、楽曲設定状態を例に挙げたが、特定状態は上記実施形態と異なる状態でもよい。たとえば、特定状態を、遊技者の意思により複数種類の選択事項のうちからいずれかを選択する状態とすることが可能であり、具体的には、特定状態を、ランプやLEDの光量を選択および設定するための光量設定状態、演出の態様(種類)を選択および設定するための演出選択状態、液晶表示器51における背景の選択状態などにすることが可能である。また、特定状態を、複数種類の選択事項のうちからいずれかを選択する状態において「決定」の選択肢を最終的に遊技者に選択させないような状態とすることが可能であり、具体的には、特定状態を、遊技者の特定操作にもとづくフォーカスの移動により選択肢が決定される表示状態とすることが可能である。
[第1状況、第2状況について]
上記実施形態では、第1状況として、音量設定状態において、最小音量以外の音量が選択されているときに音量を下げる操作がされた状況、最大音量以外の音量が選択されているときに音量を上げる操作がされた状況を例に挙げ、第2状況として、音量設定状態において、最小音量が選択されているときに音量を下げる操作がされた状況、最大音量が選択されているときに音量を上げる操作がされた状況を例に挙げたが、第1状況、第2状況を上記実施形態と異なる状況としてもよい。たとえば、第1状況を特定の演出態様である状況、第2状況を特定の演出態様以外の態様である状況とする、第1状況をランプやLEDの光量が特定の光量である状況、第2状況をランプやLEDの光量が特定の光量以外の光量である状況とする、第1状況を液晶表示器51の背景が特定背景である状況、第2状況を液晶表示器51の背景が特定背景以外の背景である状況とすることが可能である。
[その他の変形例]
本実施の形態においては、メニュー状態を経由して制御された音量設定状態と、遊技状態から直接的に制御された音量設定状態とで、ともに同じ音量設定画像が液晶表示器51に表示されたが、両者の音量設定画像が異なるものであってもよい。楽曲設定画像についても同様である。
なお、音量設定画像の表示終了の条件、すなわち音量設定状態の終了条件を上記実施形態以外の条件とすることも可能である。たとえば、賭数設定を示すコマンドを受信したときに音量設定画像の表示を終了し、基本画像(遊技に関するガイダンス表示)に復帰させることが可能である。また、遊技が開始されたときに音量設定画像の表示を終了し、遊技画像に復帰させることが可能である。また、貯留されている遊技用価値が精算されたときに音量設定画像の表示を終了し、精算終了後に基本画像(遊技に関するガイダンス表示)に復帰させることが可能である。また、エラーが発生したときに音量設定画像の表示を終了し、エラー解除後に基本画像(遊技に関するガイダンス表示)に復帰させることが可能である。また、電断が発生したときに音量設定画像の表示を終了させることが可能である。また、メンテナンス画像が呼び出されたときに音量設定画像の表示を終了し、メンテナンス画像に復帰させることが可能である。また、上下キーが操作されて楽曲設定状態に移行するときに音量設定画像の表示を終了し、エラー解除後に基本画像(遊技に関するガイダンス表示)に復帰させることが可能である。
なお、楽曲設定画像の表示終了の条件、すなわち楽曲設定状態の終了条件を上記実施形態以外の条件とすることも可能である。たとえば、賭数設定を示すコマンドを受信したときに楽曲設定画像の表示を終了し、基本画像(遊技に関するガイダンス表示)に復帰させることが可能である。また、遊技が開始されたときに楽曲設定画像の表示を終了し、遊技画像に復帰させることが可能である。また、貯留されている遊技用価値が精算されたときに楽曲設定画像の表示を終了し、精算終了後に基本画像(遊技に関するガイダンス表示)に復帰させることが可能である。また、エラーが発生したときに楽曲設定画像の表示を終了し、エラー解除後に基本画像(遊技に関するガイダンス表示)に復帰させることが可能である。また、電断が発生したときに楽曲設定画像の表示を終了させることが可能である。また、メンテナンス画像が呼び出されたときに楽曲設定画像の表示を終了し、メンテナンス画像に復帰させることが可能である。また、左右キーが操作されて音量設定状態に移行するときに楽曲設定画像の表示を終了し、エラー解除後に基本画像(遊技に関するガイダンス表示)に復帰させることが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
51 液晶表示器、53,54 スピーカ、56 プッシュボタン、70 十字キー。

Claims (1)

  1. 遊技を行う遊技機において、
    遊技者が操作可能な操作手段と、
    前記操作手段の操作が受け付け可能であることを報知する報知手段と、
    第1状態および前記第1状態と異なる第2状態において前記操作手段により第1操作が行われたときに該第1操作を受け付けて第1制御を行う第1制御手段と、
    前記第2状態において前記操作手段により第2操作が行われたときに該第2操作を受け付けて第2制御を行う第2制御手段とを備え、
    前記報知手段は、前記第2状態において、前記第1操作が受け付け可能であることは報知せずに前記第2操作が受け付け可能であることを報知する
    ことを特徴とする遊技機。
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