JP2019004961A - 電気掃除機の吸口体及びこれを備えた電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機の吸口体及びこれを備えた電気掃除機 Download PDF

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Abstract

【課題】吸引力を保持したまま操作性が良い電気掃除機の吸口体を提供する。
【解決手段】 上部を覆う上ケースと被掃除面側の下ケースで構成され、前記下ケースには略全幅に渡り吸込口を有し、該吸込口には被掃除面に作用する振動部材と回転部材を備えた吸口体において、前記吸込口における前記振動部材及び前記回転部材の前方に、略台形状の突起を複数設けた。
【選択図】図9

Description

本発明は、電気掃除機の吸口体及びこれを備えた電気掃除機に関するものである。
従来、電気掃除機の寝具用の吸口体として、例えば特許文献1(特開2007−125134号公報)には、塵埃を保有するための開口部の前後にふとんを叩くための回転ブラシが保持されている吸込具が記載されている。
また、特許文献2(特開2016−202510号公報)には、回転ブラシは、叩き部材と、ブラシ部材と、を備えている電気掃除機が記載されている。
特開2007−125134号公報 特開2016−202510号公報
特許文献1及び特許文献2に記載の構造では、塵埃を吸引する力を向上させればさせるほど、吸口体に寝具等が張り付く力が増すため、操作性が悪化する恐れがある。そのため、吸引力と操作性の両立が困難であり、吸引力のある吸口は結果として操作性が悪くなる恐れがある。
そこで本発明では、吸引力を保持したまま操作性が良い電気掃除機の吸口体を提供することを目的とする。
本発明は、上部を覆う上ケースと被掃除面側の下ケースで構成され、前記下ケースには略全幅に渡り吸込口を有し、該吸込口には被掃除面に作用する振動部材と回転部材を備えた吸口体において、前記吸込口における前記振動部材及び前記回転部材の前方に、略台形状の突起を複数設けた。
本発明によれば、吸引力を保持したまま操作性が良い電気掃除機の吸口体を提供することができる。
本実施形態に係る電気掃除機の全体を示す外観斜視図である。 吸口体の上面図である。 吸口体の底面図である。 吸口体の分解図である。 ビータと振動子を掃除面方向から見た斜視図である。 吸口体を前側から見た図である。 ビータが上昇時の図2のA−A線断面図である。 ビータが下降時の図2のA−A線断面図である。 図6のB−B線断面図である。 図9の外観斜視図である。 (a)(b)本実施例のローラの外観斜視図である。 (a)(b)図9のC−C線断面図の模式図である。 (a)(b)(c)各種ローラの斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態について適宜図面を参照して説明するが、本実施形態は以下の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜変更して実施可能である。
図1は、本実施形態に係る電気掃除機の全体を示す外観斜視図である。
図1に示すように、電気掃除機1は、掃除機本体2、ホース3、操作管4、延長管5、吸口体6を備えて構成されている。
掃除機本体2は、吸引力を発生させる電動送風機2a、この電動送風機2aの吸引力で集塵した塵埃を収容する集塵部2bなどを備えている。なお、本実施形態例では、いわゆるサイクロン式の電気掃除機を例に挙げて説明するが、いわゆる紙パック式の電気掃除機や、その他の電気掃除機に適用してもよい。
ホース3の一端は、掃除機本体2に接続され、他端が操作管4の一端に接続されている。操作管4は、手元操作スイッチなどを備えたグリップ4aを備えている。延長管5は、外管5aと内管5bとによって伸縮自在に構成されている。なお、延長管5は伸縮しない構成でも良い。
図2に本発明の一実施例に係る吸口体の上面図と、図3に底面図を示す。吸口体6は、上ケース7、下ケース8により外郭が構成され、これを左右に1つずつ設けられた前輪9と、1つの後輪10により支持する。なお前輪9、後輪10の数はこの限りでない。下ケース8の前縁は進行方向に対して、進行の妨げにならないように大きな丸みを付けている(図4,9,10参照)。上ケース7、下ケース8、前輪9、後輪10は合成樹脂で形成される。
吸口体6の後方には、左右(幅)方向の中央部に位置して継手管11が接続され、継手管11の端子12には、ホース部3や延長管5を介して掃除機本体2から交流電源が供給される。この継手管11は、吸口体6の底面と、床などの掃除面を対向させた状態で、操作官4や延長管5を掃除面に対してある程度自由な角度を取ることができるようにするために設けられている。このため、角度が固定されたものに比べて、楽な姿勢で掃除を行うことが可能となっている。同様に、ベッドやふとん等の寝具を掃除する際に楽な姿勢で行うことが可能となっている。
床にふとんを敷いて掃除をする際や、ベッド上の寝具類を掃除機する際では、吸口体6を延長管5に差し込む場合や、手元操作部4に直接取り付ける場合があるが、いずれも掃除する際に楽な姿勢で行える角度となっている。
また、下ケース8の底面は、前輪9の最下点から3mm程度低く設定している。これは、寝具等を掃除する際、吸込み力を効率よく発揮できる距離である。従来技術では前輪9の最下点から下ケース8の底面の距離が短いと、吸口体6の前縁が寝具にのめりこみ、進まなくなる傾向であるが、本実施例では前述の下ケース8の前縁を進行方向に対して、進行の妨げにならないように大きな丸みを付けているため、これを回避している。
また、羽毛布団のような柔らかく軽い寝具においては、吸口体6の前縁8aが寝具に吸い付いてしまい、吸口体6が進まなくなる傾向にある。
本発明は、前述の下ケース8に備えるスリット面34に、突起45を備えることによって、吸口体6が前進し難くなる課題を回避するものである。
下ケース8に備え付ける突起45は、略台形状で高さ5mm程度であり、吸口体の進行の妨げにならないように、下ケース前縁8aの大きな丸みを延長するように、突起45の前方に丸みを付けている。
前述のような突起45を備え付けることで、吸込み口31を寝具等の表面の布が覆った際にも、突起45により下ケース8と寝具の布との間に空間ができるため、寝具の張り付きが抑制できる。
下ケース8に備える突起45は、吸口体6の幅や質量によって、その最適な寸法や突起の数は適宜変更される。
なお、突起45は、前面視で、成型上ひけ等がない厚みとするために幅3mmである。また、側面視で、突起45の後方に向かってR形状となり、高さ5mmの位置で平行部のあるものである。
また、突起45の下面の位置は、ビータ19の前面とほぼ同じ高さであり、約5mmである。ビータ19の前面とほぼ同じ高さとすることにより、ビータ19のたたき効果を低下させることなく、寝具張り付きを抑制することができる。ここで、突起45をビータ19よりも高く(長く)することで、更に寝具の張り付きを抑制することができるが、突起高さが高すぎるとビータのたたき効果が低下する恐れがある。同様に、ビータ19の前面に寝具張り付き防止として高い壁を作ると、全く寝具に沈み込まなくなり、これについてもビータ19のたたき効果低下する恐れがある。つまり、ある程度の寝具への沈み込みがあった方が、ビータ19のたたき効果が得られる。従って、突起45は、寝具への張り付き抑制のためにある程度の高さ(長さ)を有し、かつこの高さは、ビータ19のたたき効果を低下させないものであればよい。
更に、突起45の前方は大きな丸み(下ケース前縁8aの大きな丸みと略連続となるよう)を付けることによって、寝具への引っかかりなどを無くして、吸口体6の進行を妨げないようにしている。
図4は吸口体の分解図である。図4を用いて、吸口体6の内部構成を説明する。下ケース8には、モータ13、カム付きギア14、カム付きギア14の両脇にばね15、カム付きギア14の回転に連動して上下に振動する振動子16および振動子ばね17が設置されており、モータカバー18により固定される。下ケース8の掃除面には、ビータ19を取り付けるための略矩形のビータ側吸引口20が形成されている(図3,4,9参照)。ビータ19は、掃除面側の底面にビータ開口部21を設け、上面が開口している略矩形の箱型形状で前面、後面と側面で形成している(図3,5,6参照)。ビータ19は、下ケース8の掃除面側から装着され、振動子16と接合する。
図5に示すビータ19は掃除面から見た図である。略矩形の箱型の底面に、多数のビータ開口部21を設け、長手方向に複数個の大きな凹凸部22を設けている。前側から見ると図6に示すように、大きな凹凸部22は波状に形成されている。この波状の効果により、ビータ19と掃除面との間で吸い込む流路を形成し、ごみがビータ開口部21を通過し、掃除機本体1に搬送される。
ビータ19が振動し、掃除面を叩く方向に運動しているとき、ビータ19の底面が平らで、掃除面に略平行な面をなしていると、ビータ19のビータ開口部21は、掃除面によって同時に塞がれてしまう。ところが、本実施例のようにビータ19の底面に凹凸部22があることで、徐々に吸引口22は塞がれるため流路を確保しやすい。このため、集塵性能を高めることが出来る。また、徐々に吸引口22に掃除面が吸い付くので、操作性を向上させる効果もある。
ここで、ビータ19は取り外しが可能である。振動子16から立ち上がった腕部23がビータ19の中央開口部24に挿入され、腕部23の先端に設けた固定ツメ23aが中央開口部24の段差部24aに嵌合する。取り外し時は、一方の手でビータ19を押さえ、他方の手の指で固定ツメ23aを中央方向に力を加えると、中央開口部24の段差部24aから開放され、ビータ19を外すことができる。一方、取り付け時は、ビータ19の中央開口部24を振動子16の腕部23に押し込むだけで装着できる。
このように、ビータの取り外しが工具などを用いず簡単に行うことができるので、ビータ19を外して、付着したごみや汚れを容易に取り除くことができる。またビータ19は、汚れた場合、水洗いすることが可能である。
図7は図2に示すA−A線断面図である。ピニオンギア25はベルト26を介しカム付きギア14で減速機を構成し、モータ13の回転を減速してカム付きギア14を駆動している。本実施の形態例では、ピニオンギア25の歯数は10、カム付きギア14の歯数は57としており減速比を約1:5としている。ピニオンギア25の歯数とカム付きギア14の歯数は互いに素の関係になっている。これは、ギアの特定の歯同士が、繰り返し当たり磨耗するのを防ぐためである。また、カム付きギア14は、上ケース7や下ケース8に使用した合成樹脂より硬いPOM(ポリアセタール)樹脂などの合成樹脂で形成される。
カム付きギア14は回転中心に、ステンレス製の軸(図示せず)をインサート成形している。軸はインサート成形後に抜けや回転しない形状を盛り込むことが望ましい。カム付きギア14にインサートされた軸の両端には、回転を円滑にするためにワッシャ(図示せず)、軸受(図示せず)を挿入している。
図4、図5、図7および図8を用いて、吸口体6の動作を説明する。
ビータ19は、固定ツメ23aによって振動子16と固定される。図4に示すようにビータ19の両脇の壁27は、ばねケース28のスリット(図示せず)を介してばね17によって押される。ビータ19は、掃除面の方向に力を受けて、振動子16を下方に引っ張る。振動子16は、振動子16に圧入された軸29aの軸周りに回転可能に支持された軸受29により、カム30の外周上である案内面上で支えられる。本実施の形態例では、ビータ19は、振動子16、ばね17により3点で支持される。振動子16は、略等しい両脇のばね17の略中心上に位置し、下ケース8の底面に対して水平に支持される。また、ばねは3つ以上であっても、振動子16とビータ19の固定位置を支点とするモーメントのつりあいが成り立つようにばねの位置を設置すればかまわない。
モータ13からの回転は、ピニオンギア25からベルト26をかいし、カム付きギア14より構成される減速機で減速されて伝達される。カム付きギア14の回転に同期して、カム30は回転する。振動子16の回転可能な軸受29は、カム30の外周上を運動する。振動子16は、掃除面に垂直方向以外の運動を拘束されているため、図7でカム30の上死点に軸受29が来るまで、振動子16は持ち上げられる。
ビータ19は、振動子16に取り付けられているため、両脇のばね17を圧縮する。ビータ19は、モータ13の回転にともない、ばね17の反発力により押し下げられる。図8に示すカム30の最下点で、軸受29が下死点まで移動し、モータ13の回転により再びビータ19は、両脇のばね17の圧縮を開始する。これを繰り返すことによって上下運動を行っている。
ビータ19は、上下運動にともない伝達された振動を掃除面に伝達する。伝達された運動は、掃除面のほこりやごみを舞い上がらせる。このことにより、ごみをはく離しやすくすることができる。したがってこの状態で、吸口体が吸引を行えば集塵性能を向上させることが出来る。
また、寝具等の掃除面を清掃する際、掃除面が吸い付いてしまうことがある。このような場合も、ビータ19に吸い付いたふとん等を、振動により振り払い操作力を低減させ掃除することが出来る。
図3、図9、図10を用いて、吸込口31について説明する。図9は図6に示すB−B線断面図であり、その外観斜視図が図10である。吸込口31は、前記ビータ側吸引口20と下ケース8に備えられたスリット吸引口34と下ケース8に設けられたローラ(回転部材)32を収容するローラ側吸引口(回転部材側吸引口)33とからなる。ローラ32は両端に軸を有し下ケース8に軸を受ける形状により自在に回転する構造となっている。
ビータ側吸引口20はビータ19の周囲に位置し、ビータ19の投影形状と略同形状の開口である。ビータ側吸引口20を通過した塵埃は、ビータ側吸引口20よりも上方で下ケース8に備えられたビータ側連通口35を通過し、掃除機本体1に搬送される。また、同様にスリット吸引口34を通過した塵埃は、掃除機本体1に搬送される。
また、ローラ側吸引口33を通過した塵埃は、ローラ側吸引口33よりも上方で下ケース8に備えられたローラ側連通口(回転部材側連通口)36を通過し、掃除機本体1に搬送される。ここでローラ32は回転することで、その回転位置によりローラ32の開口の位置や形状が変化する。吸口体6を下から見た状態で、ローラ32と下ケース8の間の開口の位置や形状が変化する(図12参照)。ローラ32は左右方向に複数の略T字形状の部分が区切られた単位37で向きを互い違いに配置した構造となっている。この単位37はある角度で寝具と接触する向きに回動した状態33aが存在するが、同時に隣の単位37bは寝具から離れた状態で寝具の張り付きを防止し開口を有した状態となるものである。この構造をローラ32の略全幅に渡って有することで、寝具と接触し寝具の張り付きを防止する箇所と、寝具と離れた状態で開口を有した箇所と、が複数できる。複数作ることで細かい単位37にすることができるため、寝具等の柔らかいものでもローラ形状に追従しづらい(寝具等がローラ32の形状に沿って張り付きづらい)ため、寝具の張り付きをより防止することができるため望ましい。よって、この構造は吸引力を保持したまま操作性に優れている。図9の点線矢印38は風の流れを示す。ここで、ローラ側吸引口33とローラ側連通口36とを下ケース8における別の開口部分としている。ローラ32は、ローラ側吸引口33近傍に回転可能となるように取り付けられる。ローラ側連通口36をローラ側吸引口33とは別の開口部分とすることにより、掃除機本体1と連通する部分であるローラ側連通口36の大きさをローラ側吸引口33よりも小さくすることができる。小さくすることにより、吸引の風路を絞ることになり、吸引力の向上効果を奏することができる。
ここで、ローラ32とローラ側吸引口33の開口について説明する。ローラ32は凸部37cと開口部37dを有している。凸部37cは寝具と接触することで、ローラ側吸引口33へ寝具が入り込むことを抑えるため、寝具の張り付き防止となる。開口部37dを通過した塵埃は、掃除機本体1に搬送される。
また、ローラ32が回転することで、開口部37dは上方(下方)から見た投影面積が変化する。図11(a)の状態で開口部37dの面積が最大となる(回転状態A)。図11(b)の状態が最小となる(回転状態B)。このとき、単位37の隣り合ったすき間37eを通過する風の流れ39によって、塵埃を掃除機本体1に搬送する。
図12(a)は図9のC−C線断面を模式化したものである。ローラ側吸引口33は下ケース8の壁8aに囲まれた領域であり、ローラ32が収容されており、この状態で開口部37dが最大となる。図12(b)はローラ32が回転し開口部37dが最小となり投影できない状態であるため直線で上方に風が流れず、図11(b)の風の流れ39に示すように蛇行し上方へ流れ、塵埃を掃除機本体1に搬送する。なお、図12(a)(b)の状態以外でも凸部37cのいずれかが寝具と接触しており、ローラ32の回転位置に関係せず寝具の張り付きを防止している。
ローラ側吸引口33の面積は、ローラ32の開口部37dが最小となる回転状態Bの投影面積と略同じであるが、ローラ32が回動するため若干のギャップ40を有する。また、ローラ32の開口部37dが最大となる回転状態Aでは、ギャップ40に開口部37dが加わる。このときのギャップ41は開口部37dと凸部37cの寸法差である。本実施例ではギャップ41はギャップ40より大きくとることで寝具の張り付き防止効果をより高めている。ここでギャップ40はローラ32の前後で生じるが、ローラ32の前後でギャップ40を異なる寸法にしても同じ寸法でもかまわない。
また、ローラ32は操作中に変形しない部材として合成樹脂製の1部品とした。寝具の張り付き防止を向上させるため、複数の部品構成とすることも可能である。また、ローラ32にハケやブレード等の比較的柔らかい材料や部品を加えることで吸引力を向上させることも期待できる。ただし、柔らかい部材は寝具へ張り付き易くなり、開口部にあたる箇所を塞ぐため、操作性は悪化する恐れがある。
また、ローラ32の形態は、凸部37cと開口部37dが形成されればよく、例えば、図13(a)(b)(c)に示すローラ42〜44等の形状も考えられる。いずれもローラ32の凸部37cと開口部37dに相当する部分(42a,43a,44aと、42b,43b,44b)が存在する。ローラ42で説明すると凸部42aがローラ32の凸部37cと同様な働きを行い、開口部42bがローラ32の開口部37dに相当する。ローラ42はらせん状の形態によることでローラ42の回転位置に関わらず常に凸部42aと開口部42bが変化しないため、常に安定した吸引力と操作性を確保することができる。また、更に吸引力を高めたい場合は凸部42aをより小さくすることで、寝具への張り付きは上がるが可能であり、この形態がローラ43である。ローラ43であれば、凸部43a、開口部43bが図示した箇所である。一方、操作性を向上させたい場合はローラ44のような凸部44aになる箇所を増やすことで解決できるが、開口部44bが小さくなる。また、円環リブ44cを設けることで、ローラ32の単位37とすることができる他、凸部44aと同じ効果があるため、操作性が向上する。ただし、ローラ42〜44はいずれも射出成型用の金型では抜き方向により複雑になるため、複数部品で構成するか、他の材料や製法を選択することが望ましい。
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を変更しない範囲において適宜変更することができる。例えば、本実施形態では、吸口体6は主に寝具用であり、ビータ19を備え寝具を叩く機能を備えているが、ビータ19を備えない吸口体6に適用してもよい。
また、本実施形態では、掃除機本体2と別体の吸口体6であるが、吸口体6が単独で電気掃除機として働くよう電動送風機2aを搭載したものでもよい。
また、本発明の吸口体は、掃除する箇所が柔らかい物であれば寝具用途に限定しない。
1 電気掃除機
2 掃除機本体
6 吸口体
8 下ケース
14 カム付きギア
16 振動子
19 ビータ
20 ビータ側吸引口
21 ビータ開口部
30 カム
31 吸込口
32 ローラ
33 ローラ側吸引口
35 ビータ側連通口
36 ローラ側連通口
37c 凸部
37d 開口部

Claims (3)

  1. 上部を覆う上ケースと被掃除面側の下ケースで構成され、前記下ケースには略全幅に渡り吸込口を有し、該吸込口には被掃除面に作用する振動部材と回転部材を備えた吸口体において、
    前記吸込口における前記振動部材及び前記回転部材の前方に、略台形状の突起を複数設けたことを特徴とする吸口体。
  2. 前記吸口体の前記下ケースは、前記吸込口から前方に向かい丸みを帯びた前縁部を備え、前記突起の前方は、前記前縁部の丸みと略連続となる丸みを有する請求項1に記載の吸口体。
  3. 請求項1又は2に記載の吸口体を備えた電気掃除機。
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