JP2019002948A - マルチディスプレイシステムおよび映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチディスプレイシステムにおいて、簡単に、映像表示装置と隣接する他の映像表示装置との間の目地を目立たなくすることが可能な技術を提供する。
【解決手段】マルチディスプレイシステムは、複数の映像表示装置100を上下方向および左右方向に配置して大画面を構成している。映像表示装置100は、LED素子を有するLEDモジュールと、LEDモジュールの背面に固定されたモールドベース2と、モールドベース2における映像表示装置100に隣接する他の映像表示装置100と接触する位置に、モールドベース2に対して移動可能に配置された調整部3とを備え、調整部3は、他の映像表示装置100と接触可能な当て面を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の映像表示装置を上下方向および左右方向に並べて大画面を構成し、映像情報を表示するマルチディスプレイシステムおよび映像表示装置に関するものである。
LEDなどの表示素子を複数配置した映像表示装置にて大画面を構成したマルチディスプレイシステムにおいては、セラミックまたは樹脂などで成型されたキャビティの内部にLED素子を実装し、これを封止樹脂で固めることで形成された小さなLEDモジュールを基板に実装したSMD(Surface Mount Device:表面実装部品)型が主流である。画素ピッチが1〜2mm等の高密度実装した映像表示装置をタイル状に複数並べて構成した大型マルチディスプレイシステムが市場に導入されており、映像表示装置の構成要素とその保持方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
米国特許第8384616号明細書 中国特許第101937630号明細書 中国特許第203644333号明細書
従来のマルチディスプレイシステムにおいては、各映像表示装置はその配列が損なわれることがないように取付け構造体により支持され、上下方向および左右方向に隣接する映像表示装置との隙間が画素ピッチと同じ寸法になるように配置されている。しかし、映像表示装置の側面は平面に形成されているため、映像表示装置の大きさのまま加工が必要となり、映像表示装置を保持するサポート構造の寸法公差または平面度等の機械的な精度に起因して、映像表示装置と隣接する他の映像表示装置との隙間がばらつくという問題があった。
そこで、本発明は、マルチディスプレイシステムにおいて、簡単に、映像表示装置と隣接する他の映像表示装置との間の目地を目立たなくすることが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係るマルチディスプレイシステムは、複数の映像表示装置を上下方向および左右方向に配置して大画面を構成するマルチディスプレイシステムであって、前記映像表示装置は、発光素子を有する映像表示モジュールと、前記映像表示モジュールの背面に固定されたモールドベースと、前記モールドベースにおける前記映像表示装置に隣接する他の映像表示装置と接触する位置に、前記モールドベースに対して移動可能に配置された調整部とを備え、前記調整部は、他の前記映像表示装置と接触可能な当て面を有するものである。
本発明によれば、映像表示装置は、発光素子を有する映像表示モジュールと、映像表示モジュールの背面に固定されたモールドベースと、モールドベースにおける映像表示装置に隣接する他の映像表示装置と接触する位置に、モールドベースに対して移動可能に配置された調整部とを備え、調整部は、他の映像表示装置と接触可能な当て面を有する。
したがって、モールドベースに対して調整部を移動させることで当て面の位置を調整することができるため、簡単に映像表示装置と隣接する他の映像表示装置との目地を目立たなくすることができる。
実施の形態1に係るマルチディスプレイシステムの表示面側からの斜視図である。 実施の形態1に係る映像表示装置の背面図である。 図2の領域Aの拡大図である。 調整部の他の例の背面図である。 映像表示装置の断面図である。 LED基板の端部を基準とした調整部の調整方法を示す映像表示装置の断面図である。 LED素子の側面を基準とした調整部の調整方法を示す映像表示装置の断面図である。 実施の形態2に係る映像表示装置の断面図である。 実施の形態1に係るマルチディスプレイシステムを扇形に設置した状態の平面図である。 図9の領域Cの拡大図である。 実施の形態3に係るマルチディスプレイシステムを扇形に設置した状態の平面図である。 図11の領域Dの拡大図である。 実施の形態1に係るマルチディスプレイシステムを扇形に設置した状態の平面図である。 図13の領域Eの拡大図である。 実施の形態4に係るマルチディスプレイシステムを扇形に設置した状態の平面図である。 図15の領域Fの拡大図である。 実施の形態5に係るマルチディスプレイシステムを凹凸形に設置した状態の平面図である。
<前提技術>
本発明の実施の形態の説明に先立って、前提技術として特許文献1〜3の説明を行う。
特許文献1では、複数のLEDモジュール基板が正方配列状に配置されて第1の映像表示装置を形成するために、複数のLEDモジュール基板がサポート構造に組み立てられている。第2の映像表示装置も、第1の映像表示装置と同様にサポート構造に組み立てられている。第1の映像表示装置と第2の映像表示装置は、非常に小さな隙間を維持して互いにほぼ密着した状態でサポート構造に組み立てられている。この非常に小さな隙間に対して、画素ピッチと同じ寸法が要求され、各映像表示装置はその配列が損なわれることがないように取付け構造体により支持されている。この取付け構造体は、映像表示装置と、上下方向および左右方向に隣接する映像表示装置との隙間が画素ピッチと同じ寸法になるように配置されている。しかし、映像表示装置の側面は平面に形成されているため、映像表示装置の大きさのまま加工が必要となり、映像表示装置を保持するサポート構造の寸法公差または平面度等の機械的な精度に起因して、映像表示装置と隣接する他の映像表示装置との隙間がばらつくという問題があった。
また、特許文献2では、LEDモジュール基板がLEDベース部品に取り付けられ、LEDベース部品の背面に筐体フレーム部品とジョイント部品が取り付けられている。そして、これらの部材から構成された映像表示装置は、ほぼ平面形状の側面を有している。特許文献2においても、特許文献1の場合と同様に、映像表示装置の大きさのまま加工が必要となり、映像表示装置を上下方向および左右方向に複数配置した場合、映像表示装置と隣接する他のLED表示タイルとの隙間がばらつくという問題があった。
また、特許文献3では、フック型の連結部材を用いて映像表示装置同士を連結しているため、映像表示装置同士の左右方向の連結に際して高精度な位置合わせが必要である。そのため、映像表示装置の位置合わせに相当な時間を要するという問題があった。
このように特許文献1〜3に記載の構造では、映像表示装置を構成する金属筐体の構造部品の加工寸法のバラツキ、またはLEDモジュール基板のソリ等によって、映像表示装置と隣接する他の映像表示装置との隙間およびLED表示面の前後方向の段差が発生するという問題があった。このような隙間および段差は、輝度の変化または指向性の変化などにより、連結部、すなわち、映像表示装置と隣接する他の映像表示装置との間の目地として認識され、映像の品位が劣化する要因となっていた。
また、金属筐体とLED基板のそれぞれが寸法公差を持つため、公差範囲内でばらつくだけでマルチディスプレイシステム構成時の目地幅が変化する。そのため、金属筐体とLED基板のそれぞれの寸法公差を抑えようとすると、加工精度を上げる必要があり製造コストが増加する。
別の案として、金属筐体にLED基板を取り付けた後でこれらをまとめて加工することも考えられる。しかし、LED基板には画素となるLED素子が実装されているため、加工によりLED素子を破損する可能性がある。
例えば、LED表示画素が1.5mmピッチでは素子のサイズが1mm、素子間が0.5mmとなる。映像表示装置の外周部、つまり、映像表示装置同士が隣接する箇所は、LED素子とLED基板端との距離が0.25mm以下であり、金属筐体端とLED素子端部との距離も0.25mm以下であることが必要である。
今後さらに画素の狭ピッチ化が進むとLED素子とLED基板端との距離、および金属筐体端とLED素子端部との距離がさらに短くなるため、加工時にLED素子を破損し製品として使用できなくなる可能性がさらに高まる。以下で説明する本発明の実施形態は、上記の問題を解決するものである。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係るマルチディスプレイシステム200の表示面側からの斜視図である。
図1に示すように、マルチディスプレイシステム200は、マトリックス状に配置された複数の画像表示用の映像表示装置101〜106を備えている。すなわち、マルチディスプレイシステム200は、複数の映像表示装置101〜106を上下方向および左右方向に配置して大画面を構成する。本実施の形態1において、映像表示装置101〜106を区別しないときは、映像表示装置100と記載する。なお、図1のX方向を右方向、Y方向を上方向、Z方向を前方向として説明する。また、マルチディスプレイシステム200の表示面とは、マルチディスプレイシステム200の前面である。
次に、映像表示装置100について説明する。図2は、実施の形態1に係る映像表示装置100の背面図である。図3は、図2の領域Aの拡大図である。図4は、調整部3の他の例の背面図である。図5は、映像表示装置100の断面図であり、より具体的には、図2のB−B線断面図である。なお、以降の断面図も図2と同じ位置で切断したものである。
最初に、映像表示装置100の構成について説明する。図5に示すように、映像表示装置100は、LEDモジュール1、モールドベース2、および調整部3を備えている。モールドベース2は、LEDモジュール1の背面に固定されている。すなわち、LEDモジュール1はモールドベース2の前面に固定され、映像表示装置100の前面を構成している。
調整部3は、モールドベース2の背面に固定され、映像表示装置100の外周部となる位置に配置されている。具体的には、調整部3は、モールドベース2における映像表示装置100に隣接する他の映像表示装置100と接触する位置に、モールドベース2に対して移動可能に配置されている。
LEDモジュール1は、LED基板10および複数のLED素子11を備えている。LED基板10の表面に、複数のLED素子11がマトリックス状に実装されている。また、LED基板10の裏面に、複数のLED素子11を駆動するドライバIC等が実装されている。なお、LEDモジュール1が映像表示モジュールに相当し、LED素子11が発光素子に相当する。
図5に示すように、LEDモジュール1と調整部3はモールドベース2を介して連結されている。モールドベース2の外形寸法はLEDモジュール1の外形寸法より小さいため、モールドベース2へのLEDモジュール1の搭載時にはLEDモジュール1のLED基板10がモールドベース2より外側に位置する。
次に、調整部3の詳細について説明する。図2に示すように、モールドベース2の背面において、上端部、左端部、下端部、および右端部には、調整部3a、調整部3b、調整部3c、および調整部3dがそれぞれ配置されている。本実施の形態1において、調整部3a、調整部3b、調整部3c、および調整部3dを区別しないときは調整部3と記載する。
次に、図3を用いて調整部3aの構造について説明する。なお、調整部3a、調整部3b、調整部3c、および調整部3dは、配置される位置と向きが異なる以外は同じ構造であるため、ここでは調整部3b、調整部3c、および調整部3dの説明は省略する。また、モールドベース2における調整部3a、調整部3b、調整部3c、および調整部3dの取り付け構造も位置と向きが異なる以外は同じ構造であるため、ここでは調整部3b、調整部3c、および調整部3dの取り付け構造の説明は省略する。
図3に示すように、調整部3aは、背面視にて上底の長さが下底の長さより長い台形形状である。調整部3aは、当て面31、および3つの長穴32,33,34を備えている。
長穴32,33,34は上底から下底に向かって延びている。長穴33は、調整部3aの長手方向の中央部に設けられている。長穴32は長穴33の右側に設けられ、長穴34は長穴33の左側に設けられている。
モールドベース2の背面における上端部の中央部には、ネジ穴(図示省略)が設けられている。ネジ穴の右側には、後方に延びる2つのピン50が上下に間隔をあけて固定されている。ネジ穴の左側には、後方に延びる2つのピン51が上下に間隔をあけて固定されている。
長穴32には2つのピン50が挿通され、長穴34には2つのピン51が挿通されている。なお、長穴32の長さは2つのピン50の一方から他方までの長さより長い。これと同様に、長穴34の長さは2つのピン51の一方から他方までの長さより長い。そのため、長穴32,34はピン50,51のガイドとしてそれぞれ機能し、調整部3aは長穴32,34に沿って上下方向に移動可能である。
より具体的には、調整部3aは、2つのピン50の一方が長穴32の一端に当たる位置から2つのピン50の他方が長穴32の他端に当たる位置に渡って移動可能である。さらに調整部3aは、2つのピン51の一方が長穴34の一端に当たる位置から2つのピン51の他方が長穴34の他端に当たる位置に渡って移動可能である。
調整部3aを長穴32,34に沿って上下方向に移動させてLEDモジュール1に対する調整部3aの突出量が調整された後、ネジ60が長穴33を介してモールドベース2のネジ穴に固定される。
当て面31は、モールドベース2に調整部3aが配置された状態で外周となる面であり、高精度な平面に仕上げられている。調整部3aの外形寸法はLEDモジュール1の外形寸法と比較して小さいため、加工が容易になり、製造コストを削減することができる。
図3では、調整部3aは背面視にて台形形状であり、隣接する他の映像表示装置100との接触面は1つの当て面31であるが、図4に示すように、必要部分のみ高精度な平面に仕上げて、それ以外は段を落としてもよい。例えば、調整部3の上底における両端側のみに当て面31を設けてもよい。この場合、高精度な加工を施す部位を減らすことで、製造コストをさらに削減することができる。
調整部3は、映像表示装置100と映像表示装置100に隣接する他の映像表示装置100との間の目地を構成している。LEDモジュール1からの調整部3の突出量を調整することで、マルチディスプレイシステム200の構成時の目地幅を調整することができる。
LEDモジュール1を交換した際にもLEDモジュール1からの調整部3の突出量を再度調整することで、LEDモジュール1からの調整部3の突出量を一定に保つことができる。
次に、図6と図7を用いて、調整部3の調整方法を説明する。図6は、LED基板10の端部を基準とした調整部3の調整方法を示す映像表示装置100の断面図である。図7は、LED素子11の側面を基準とした調整部3の調整方法を示す映像表示装置100の断面図である。
最初に、LED基板10の端部を基準とした調整部3の調整方法について説明する。図6に示すように、まず、LED基板10の端部を基準とした調整部3の突出量を定めた冶具150をLED基板10の端部に押し当てる。次に、調整部3を冶具150に向けて移動させ、当て面31が冶具150に接触したところで、ねじ60を用いて調整部3をモールドベース2に固定する。
次に、LED素子11を基準とした調整部3の調整方法について説明する。図7に示すように、LED素子11の側面を基準とした調整部3の突出量を定めた冶具150をLED素子11の側面に押し当てる。次に、調整部3を冶具150に向けて移動させ、当て面31が冶具150に接触したところで、ねじ60を用いて調整部3をモールドベース2に固定する。
このように、マルチディスプレイシステム200の設置時に治具150を用いてLED基板10の端部またはLED素子11の側面から調整部3の突出量を調整し、隣接する調整部3同士を接触させた状態で映像表示装置100を設置するだけでよいため、別途目地調整が不要となる。
以上のように、実施の形態1に係るマルチディスプレイシステム200では、映像表示装置100は、LED素子11を有するLEDモジュール1と、LEDモジュール1の背面に固定されたモールドベース2と、モールドベース2における映像表示装置100に隣接する他の映像表示装置100と接触する位置に、モールドベース2に対して移動可能に配置された調整部3とを備え、調整部3は、他の映像表示装置100と接触可能な当て面31を有する。
したがって、モールドベース2に対して調整部3を移動させることで当て面31の位置を調整することができるため、簡単に映像表示装置100と隣接する他の映像表示装置100との目地を目立たなくすることができる。
通常、映像表示装置100の設置後、映像表示装置100の上下方向および左右方向の位置を調整する作業は煩雑で時間を要する。しかしながら、本実施の形態では、使用者は、予め必要となる目地幅を再現する治具150を用いて映像表示装置100単体で調整部3の上下方向および左右方向の位置を調整し、調整後の映像表示装置100を組み合わせることによりマルチディスプレイシステム200を構成する。これにより、マルチディスプレイシステム200の設置時の調整作業の簡略化と作業時間の短縮が可能となる。
当て面31は、LEDモジュール1の外周端面より外側に位置するため、地震等の振動時および輸送時等に映像表示装置100の上下方向および左右方向からの衝撃を調整部3で受けることができる。これにより、LEDモジュール1の破損を抑制できる。
調整部3は、映像表示装置100と映像表示装置100に隣接する他の映像表示装置100との間の目地を構成する。したがって、予め必要となる目地幅を再現する治具150を用いて調整部3の上下方向および左右方向の位置を調整することにより、映像表示装置100単体でマルチディスプレイシステム200の構成時に必要となる目地調整を行うことが可能となる。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2に係る映像表示装置100Aについて説明する。図8は、実施の形態2に係る映像表示装置100Aの断面図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
図8に示すように、実施の形態2では、調整部3は、LEDモジュール1とモールドベース2との間に配置されている。モールドベース2の上端部に、上方および前方開放状の凹部2aが設けられ、凹部2aに調整部3が配置されている。なお、調整部3は、凹部2aに嵌められ凹部2a内を移動可能に構成されている。調整部3は、LEDモジュール1からの調整部3の突出量が調整された後、調整部3とモールドベース2は図示外のネジで固定される。
これと同様に、モールドベース2の下端部に、下方および前方開放状の凹部が設けられている。モールドベース2の右端部に、右方および前方開放状の凹部が設けられている。モールドベース2の左端部に、左方および前方開放状の凹部が設けられている。これらの凹部にも調整部3が配置されている。
以上のように、実施の形態2に係る映像表示装置100Aでは、調整部3は、LEDモジュール1とモールドベース2との間に配置されているため、調整部3の大部分をモールドベース2で覆い隠すことができる。これにより、映像表示装置100Aの背面の意匠性を高めることができる。
<実施の形態3>
次に、実施の形態3に係るマルチディスプレイシステム200Bについて説明する。図9は、実施の形態1に係るマルチディスプレイシステム200を扇形に設置した状態の平面図である。図10は、図9の領域Cの拡大図である。図11は、実施の形態3に係るマルチディスプレイシステム200Bを扇形に設置した状態の平面図である。図12は、図11の領域Dの拡大図である。なお、実施の形態3において、実施の形態1,2で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
図9に示すように、マルチディスプレイシステム200の表示面が扇形の外側になるようにマルチディスプレイシステム200が設置されている。マルチディスプレイシステム200においてこのような形状を形成するためには、LEDモジュール1から調整部3に渡って製品外形が略くさび形をしていない場合、映像表示装置100同士が干渉し目地をマルチディスプレイシステム200の平面設置時と同レベルにすることは難しい。
調整部3をLEDモジュール1の外形より内側に位置するように調整することでマルチディスプレイシステム200Bの扇形設置にも対応可能となる。
具体的には、図10に示すように、LEDモジュール1の外形より内側に位置するように調整された隣接する調整部3b,3dの間に平面視にて略くさび形のスペーサ160を介在させることで容易にマルチディスプレイシステム200の扇形設置が可能となる。ただし、スペーサ160は、調整部3b,3dの当て面に接触する面の精度を高める必要がある上、自身の公差もあり平面配置時よりも目地のバラツキが大きくなる傾向となる。
そこで、図10と図11に示すように、マルチディスプレイシステム200Bでは、当て面31は、映像表示装置100の背面側に向かうに従い映像表示装置100の幅方向内側に傾斜している。これにより、隣接する調整部3同士を当てた状態で固定するだけでマルチディスプレイシステム200Bの扇形設置が可能となる。映像表示装置100間に介在物がなくなるため、マルチディスプレイシステム200Bの目地のバラツキを改善することができる。
<実施の形態4>
次に、実施の形態4に係るマルチディスプレイシステム200Cについて説明する。図13は、実施の形態1に係るマルチディスプレイシステム200を扇形に設置した状態の平面図である。図14は、図13の領域Eの拡大図である。図15は、実施の形態4に係るマルチディスプレイシステム200Cを扇形に設置した状態の平面図である。図16は、図15の領域Fの拡大図である。なお、実施の形態4において、実施の形態1〜3で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
図13に示すように、マルチディスプレイシステム200の表示面が扇形の内側になるようにマルチディスプレイシステム200が設置されている。
図13と図14に示すように、LEDモジュール1の外形より外側に位置するように調整された隣接する調整部3b,3dの間に平面視にて略くさび形のスペーサ160を介在させることで容易にマルチディスプレイシステム200の扇形設置が可能となる。ただし、スペーサ160は、調整部3b,3dの当て面に接触する面の精度を高める必要がある上、自身の公差もあり平面設置時よりも目地のバラツキが大きくなる傾向となる。
そこで、図15と図16に示すように、マルチディスプレイシステム200Cでは、当て面31は、映像表示装置100の背面側に向かうに従い映像表示装置100の幅方向外側に傾斜している。これにより、隣接する調整部3同士を当てた状態で固定するだけでマルチディスプレイシステム200Cの扇形設置が可能となる。映像表示装置100間に介在物がなくなるため、マルチディスプレイシステム200Cの目地のバラツキを改善することができる。
<実施の形態5>
次に、実施の形態5に係るマルチディスプレイシステム200Dについて説明する。図17は、実施の形態5に係るマルチディスプレイシステム200Dを凹凸形に設置した状態の平面図である。なお、実施の形態5において、実施の形態1〜4で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
図17に示すように、マルチディスプレイシステム200Dは平面視にて凹凸形に設置されている。マルチディスプレイシステム200Dは、実施の形態3で説明したように、映像表示装置100の背面側に向かうに従い映像表示装置100の幅方向内側に傾斜した当て面31を有する調整部3を備えている。
調整部3は、前後を反転させた状態で配置可能な形状である。そのため、調整部3の前後を反転させた状態では、実施の形態4で説明したように、映像表示装置100の背面側に向かうに従い映像表示装置100の幅方向外側に傾斜した当て面31を有する調整部3となる。このように、調整部3の前後を反転させるだけで傾斜の方向が反転し、図17に示すようなマルチディスプレイシステム200Dを平面視にて凹凸形に配置することが可能となる。
従来の技術では、平面視にて凹凸形に配置するためには凹部用、凸部用それぞれ別形状のモールドベース2を製造して映像表示装置を作り分ける必要があった。
これに対して、調整部3は、前後を反転させた状態で配置可能であるため、凹部用、凸部用に部品を作り分ける必要がなく、同じ部品である調整部3の取り付け方向を変えることで、両方の形状に対応することができる。そのため、部品点数を減らし製造コストを削減することができる。
なお、実施の形態1〜5では、映像表示装置100の4辺に調整部3を設けたが、必ずしも4辺に設ける必要はなく、必要に応じて調整部3の個数を削減してもよい。
また、実施の形態1〜5では、水平方向の扇形設置または凹凸形設置について説明したが、垂直方向の扇形設置または凹凸形設置に関しても同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 LEDモジュール、2 モールドベース、3 調整部、11 LED素子、31 当て面、100,100A 映像表示装置、200,200B,200C,200D マルチディスプレイシステム。

Claims (8)

  1. 複数の映像表示装置を上下方向および左右方向に配置して大画面を構成するマルチディスプレイシステムであって、
    前記映像表示装置は、
    発光素子を有する映像表示モジュールと、
    前記映像表示モジュールの背面に固定されたモールドベースと、
    前記モールドベースにおける前記映像表示装置に隣接する他の映像表示装置と接触する位置に、前記モールドベースに対して移動可能に配置された調整部と、
    を備え、
    前記調整部は、他の前記映像表示装置と接触可能な当て面を有する、マルチディスプレイシステム。
  2. 前記調整部は、前記映像表示モジュールと前記モールドベースとの間に配置された、請求項1記載のマルチディスプレイシステム。
  3. 前記当て面は、前記映像表示装置の背面側に向かうに従い前記映像表示装置の幅方向内側に傾斜する、請求項1または請求項2記載のマルチディスプレイシステム。
  4. 前記当て面は、前記映像表示装置の背面側に向かうに従い前記映像表示装置の幅方向外側に傾斜する、請求項1または請求項2記載のマルチディスプレイシステム。
  5. 前記調整部は、前後を反転させた状態で配置可能である、請求項3または請求項4記載のマルチディスプレイシステム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のマルチディスプレイシステムが備える映像表示装置。
  7. 前記当て面は、前記映像表示モジュールの外周端面より外側に位置する、請求項6記載の映像表示装置。
  8. 前記調整部は、前記映像表示装置と前記映像表示装置に隣接する他の映像表示装置との間の目地を構成する、請求項6または請求項7記載の映像表示装置。
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