JP2019002790A - 形状推定装置、形状推定方法及びプログラム - Google Patents

形状推定装置、形状推定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】指向性距離センサを用いて、対象物の形状推定を実現する。【解決手段】所定の領域内に設置された複数の指向性距離センサがそれぞれ前記領域内を所定の速度で直線的に移動する対象物をセンシングしたセンシング結果を取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたセンシング結果に含まれる第1の区間の特徴パラメータを抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された特徴パラメータに基づいて、前記対象物の輪郭に含まれ、前記第1の区間に対応する第2の区間の形状パラメータを推定する推定手段と、前記推定手段により推定された形状パラメータ同士の接続関係を推定する接続手段と、を有することを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、形状推定装置、形状推定方法及びプログラムに関する。
カメラ装置で物体を撮像することで、撮像された物体の形状を把握する技術が知られている。以降、形状を把握する対象の物体を「対象物」と表す。
しかしながら、衛星写真等では、遮蔽物がある場合や対象物が小さい場合等には、対象物の形状を有効に把握できないことがある。また、通常の固定カメラでは、対象物が巨大な場合等に、対象物全体を撮像できないことがある。更に、対象物を直接撮像することは、プライバシー等の観点から好ましくないことがある。
これに対して、ランダムにばらまかれた2値センサを用いて対象物を推定する技術が知られているが(非特許文献1)、凸な2値センサで推定可能であるのは対象物の面積及び外周のみであることが知られている(非特許文献2)。なお、2値センサとは、センシング範囲内に対象物があるか否かを検出するセンサである。
このため、近年、2値センサを組み合わせた複合センサを用いて、対象物の形状を推定する手法が検討されている。
H. Saito, K. Shimogawa, S. Shioda, and J. Harada, "Shape Estimation Using Networked Binary Sensors," Proc. IEEE INFOCOM, 2009. Hiroshi Saito, Local Information, Observable Parameters, and Global View, IEICE Trans. Communications, E96-B, 12, pp.3017-3027, 2013.
しかしながら、上記の複合センサを用いた手法では、対象物の各頂点の角度の推定やシンプルな図形の中からの選択を可能とするに留まっており、形状の推定までは実現できていない。また、複合センサを小型化することや多数の複合センサをランダムに配置することも困難である。
ここで、例えば超音波センサ等の指向性距離センサが市販されている。このような指向性距離センサの中には、小型で、ランダムに配置することが容易なものもある。
本発明の実施の形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、指向性距離センサを用いて、対象物の形状推定を実現することを目的とする。
上記課題を解決するため、所定の領域内に設置された複数の指向性距離センサがそれぞれ前記領域内を所定の速度で直線的に移動する対象物をセンシングしたセンシング結果を取得する取得手段と、前記取得手段により取得されたセンシング結果に含まれる第1の区間の特徴パラメータを抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された特徴パラメータに基づいて、前記対象物の輪郭に含まれ、前記第1の区間に対応する第2の区間の形状パラメータを推定する推定手段と、前記推定手段により推定された形状パラメータ同士の接続関係を推定する接続手段と、を有することを特徴とする。
指向性距離センサを用いて、対象物の形状推定を実現することができる。
本発明の実施の形態における形状推定システムの全体構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における形状推定システムによるセンシングの一例を説明する図である。 本発明の実施の形態における形状推定装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における形状推定装置の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における形状推定装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 センシング結果の一例を説明する図である。 本発明の効果の一例を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<全体構成>
まず、本発明の実施の形態における形状推定システム1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態における形状推定システム1の全体構成の一例を示す図である。
図1に示す形状推定システム1には、形状推定装置10と、複数のセンサ20とが含まれる。形状推定装置10と、複数のセンサ20とは、例えば無線通信ネットワークを介して通信可能に接続される。
形状推定装置10は、センサ20によりセンシングされた結果(以降、「センシング結果」と表す。)を用いて、対象物の形状を推定するコンピュータである。形状推定装置10は、形状推定プログラム100と、センシング結果記憶部200とを有する。
形状推定装置10は、形状推定プログラム100により、センサ20から受信したセンシング結果をセンシング結果記憶部200に記憶させる。また、形状推定装置10は、形状推定プログラム100により、センシング結果記憶部200に記憶されているセンシング結果を用いて、対象物の形状を推定する処理を実行する。
センサ20は、例えば超音波センサ等の指向性距離センサである。センサ20は、所定の時間毎に対象物までの距離をセンシングして、センシング結果を形状推定装置10に送信する。なお、以降では、複数のセンサ20について、それぞれを区別するときは、「センサ20」、「センサ20」等と表す。
図1に示す形状推定システム1の構成は一例であって、他の構成であっても良い。例えば、形状推定装置10は、複数台のコンピュータにより構成されていても良い。また、例えば、形状推定プログラム100は、複数のモジュールにより構成されていても良い。更に、例えば、センシング結果記憶部200は、形状推定装置10とネットワークを介して接続される他の装置が有していても良い。
<形状推定システム1におけるセンシング>
ここで、本発明の実施の形態における形状推定システム1によるセンシングについて、図2を参照しながら説明する。図2は、本発明の実施の形態における形状推定システム1によるセンシングの一例を説明する図である。
本発明の実施の形態における形状推定システム1は、予め決められた監視領域Aを移動する対象物Tをセンシングすることで、当該対象物Tの形状を推定する。対象物Tは、監視領域Aに入って来て、直線的な軌道を一定速度vで移動して立ち去るものとする。このとき、対象物Tの形状、位置及び移動速度vは未知である。
また、対象物Tは、2次元的な広がりを持ち、その輪郭は線分で構成されるものとする。以降では、対象物Tの移動方向を、角度及び方向の基準方向とする。
監視領域A内には、n個のセンサ20がランダムに設置されている(すなわち、n個のセンサ20がばら撒かれている。)。図2に示す例では、センサ20、センサ20、センサ20及びセンサ20の4個のセンサ20が監視領域A内にランダムに設置されている場合を示している。
このとき、各センサ20の最大センシングレンジをrmaxとする。また、各センサ20の位置と、センシングエリア方向θとは未知である。各センサ20は、時刻t毎に、センシングエリア方向θで、対象物Tまでの距離rをセンシングして、センシング結果rを形状推定装置10に送信する。センシングエリア方向θは、センサ20毎に異なる。
各センサ20は、当該センサ20の位置が対象物Tの中に含まれる場合、センシング結果r=0を形状推定装置10に送信する。また、各センサ20は、当該センサ20から方向θで、対象物Tまでの距離がrmaxを超える場合、センシング結果「検出無し」を形状推定装置10に送信する。
センシング結果rは、時刻tの変化とともに変化するため、センサ20の時刻tにおけるセンシング結果をr(t)と表す。また、センサ20の時刻tにおけるセンシング結果をr(t)と表す。
なお、監視領域のAの面積や周長は、対象物Tの大きさや最大センシングレンジrmaxに比べて、十分大きいものとする。
以上のように、本発明の実施の形態における形状推定システム1では、監視領域A内にランダムに配置された複数のセンサ20により、直線的な軌道を一定速度vで移動する対象物Tをセンシングする。なお、図2に示す例では、監視領域A内に形状推定装置10が設置されている場合を示しているが、形状推定装置10は、監視領域A内に設置されている必要はない。
<ハードウェア構成>
次に、本発明の実施の形態における形状推定装置10のハードウェア構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、本発明の実施の形態における形状推定装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3に示す形状推定装置10は、入力装置11と、表示装置12と、外部I/F13と、RAM(Random Access Memory)14と、ROM(Read Only Memory)15と、CPU(Central Processing Unit)16と、通信I/F17と、補助記憶装置18とを有する。これら各ハードウェアは、それぞれがバスBを介して通信可能に接続されている。
入力装置11は、例えばキーボードやマウス、タッチパネル等であり、ユーザが各種操作を入力するのに用いられる。表示装置12は、例えばディスプレイ等であり、形状推定装置10の処理結果を表示する。
外部I/F13は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体13a等がある。形状推定装置10は、外部I/F13を介して、記録媒体13a等の読み取りや書き込みを行うことができる。記録媒体13aには、形状推定プログラム100等が記録されていても良い。
記録媒体13aには、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)メモリカード、USB(Universal Serial Bus)メモリカード等がある。
RAM14は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。ROM15は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。ROM15には、例えば、OS(Operation System)設定やネットワーク設定等が格納されている。
CPU16は、ROM15や補助記憶装置18等からプログラムやデータをRAM14上に読み出して処理を実行する演算装置である。
通信I/F17は、形状推定装置10をネットワークに接続するためのインタフェースである。形状推定プログラム100等は、通信I/F17を介して、所定のサーバ等から取得(ダウンロード)されても良い。
補助記憶装置18は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等であり、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置18に格納されているプログラムやデータには、例えば、OS、当該OS上において各種機能を実現するアプリケーションプログラム、形状推定プログラム100等がある。
本発明の実施の形態における形状推定装置10は、図3に示すハードウェア構成を有することにより、後述する各種処理を実現することができる。
<機能構成>
次に、本発明の実施の形態における形状推定装置10の機能構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、本発明の実施の形態における形状推定装置10の機能構成の一例を示す図である。
図4に示す形状推定装置10は、センシング結果管理部101と、速度推定部102と、抽出部103と、第1の形状推定部104と、第2の形状推定部105と、接続関係推定部106と、補正部107と、出力部108とを有する。これら各機能部は、形状推定プログラム100がCPU16に実行させる処理により実現される。
また、図4に示す形状推定装置10は、センシング結果記憶部200を有する。当該記憶部は、例えば補助記憶装置18を用いて実現可能である。
センシング結果記憶部200は、センサ20から受信したセンシング結果r(t)を記憶している。センシング結果r(t)は、センシング結果管理部101によりセンシング結果記憶部200に記憶される。以降では、センシング結果記憶部200には、対象物Tが監視領域Aに入って来てから立ち去るまで(すなわち、通過するまで)の間における、当該監視領域A内にランダムに設置された複数のセンサ20のセンシング結果r(t)が記憶されているものとする。
センシング結果管理部101は、センシング結果記憶部200に記憶されているセンシング結果r(t)を取得する。また、センシング結果管理部101は、センサ20からセンシング結果r(t)を受信した場合、当該センシング結果r(t)をセンシング結果記憶部200に記憶させる。
速度推定部102は、対象物Tの速度vを推定する。対象物Tの速度vを推定するのは、センシング結果r(t)が速度vに依存するためである。なお、形状推定の副産物として速度vも推定できるが、上述したように、センシング結果r(t)が速度vに依存するため、速度v自体は形状パラメータではないが、速度vの推定が必要になる。
抽出部103は、各センサ20のセンシング結果r(t)から、当該センシング結果r(t)を構成する線分の長さlと傾きsとを抽出する。抽出部103により複数の組(l,s)が抽出される。なお、抽出部103により抽出される(l,s)は、特徴パラメータの一例である。
第1の形状推定部104は、抽出部103により抽出された複数の(l,s)を用いて、対象物Tの輪郭を構成する線分のうち、移動方向に平行な線分を推定する。推定された線分は、当該線分の長さの推定値と、当該線分の方向の推定値との組で表される。
ここで、移動方向に平行な輪郭部分がある対象物Tが多い上に、移動方向に平行な輪郭部分を構成する線分は推定が容易であることから、本実施形態では、まず、移動方向に平行な輪郭部分を構成する線分を推定する。
第2の形状推定部105は、抽出部103により抽出された複数の(l,s)を用いて、対象物Tの輪郭を構成する線分のうち、移動方向に平行な線分以外の線分を推定する。推定された線分は、当該線分の長さの推定値と、当該線分の方向の推定値との組で表される。
ここで、第2の形状推定部105は、暫定推定部111と、整合性判定部112と、採用部113とを有する。
暫定推定部111は、2組の(l,s)、(l´,s´)から、対象物Tの輪郭を構成する線分の長さ及び傾きの暫定推定値を得る。
整合性判定部112は、暫定推定部111により得られた暫定推定値が、(l´´,s´´)と整合するか否かを判定する。
採用部113は、整合性判定部112による判定結果に応じて、暫定推定部111により得られた暫定推定値を推定値として採用する。採用部113により採用された推定値が、移動方向に平行な線分以外の線分の長さの推定値と方向の推定値との組である。
なお、第1の形状推定部104及び第2の形状推定部105により推定される長さの推定値と方向の推定値との組は、形状パラメータの一例である。
接続関係推定部106は、第1の形状推定部104及び第2の形状推定部105により推定された線分の接続関係(すなわち、推定された線分がどのように繋がっているか)を推定する。
補正部107は、対象物Tに凹部が存在する場合に、当該凹部に係るセンシング結果r(t)による、対象物Tの一部の輪郭を構成する線分の推定見逃しを補正する。なお、対象物Tが凸であり、推定が良好に行われた場合には、補正部107による補正は行われない。
出力部108は、最終的に得られた推定結果(すなわち、推定された線分及び推定された線分の接続関係)を出力する。出力部108による出力先は、表示装置12であっても良いし、補助記憶装置18であっても良い。また、記録媒体13aやネットワークを介して接続される他の装置等であっても良い。
<処理の詳細>
次に、本発明の実施の形態における形状推定装置10が実行する処理の詳細について、図5を参照しながら説明する。図5は、本発明の実施の形態における形状推定装置10が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1:センシング結果管理部101は、センシング結果記憶部200に記憶されているセンシング結果r(t)を取得する。例えば、センシング結果管理部101は、各時刻tのセンサ20のセンシング結果r(t)、各時刻tのセンサ20のセンシング結果r(t)、各時刻tのセンサ20のセンシング結果r(t)、及び各時刻tのセンサ20のセンシング結果r(t)等を取得する。
ステップS2:速度推定部102は、対象物Tの速度vを推定する。対象物Tの速度vは、次のようにして推定することができる。
監視領域A内に設置されているn個のうち、対象物Tを検出し、かつ、一度もr(t)=0とならないセンサ20の数をnとする。このとき、対象物Tが監視領域Aを通過するのに要した時間をm、監視領域Aの面積をAsizeとすれば、nの期待値E[n]は、以下の式1で表される。
Figure 2019002790
は、監視領域A内に設置されている全てのセンサ20うちで、最も遅くまで対象物Tを検出していたセンサ20のセンシング結果rの時刻から、最も早く対象物Tを検出したセンサ20のセンシング結果rの時刻を引くことで算出することができる。
一方で、nの観測値は、n個のセンサ20のうち、対象物Tを検出し、かつ、一度もr(t)=0とならなかった実際のセンサ20の数によって得られる。このような実際のセンサ20の数は、上記のステップS1で取得されたセンシング結果r(t)から算出することができる。
の観測値を期待値E[n]の代わりに、上記の式1の左辺に用いることで、速度vの値(すなわち、速度vの推定値)を得ることができる。
ステップS3:抽出部103は、各センサ20のセンシング結果r(t)から(l,s)を抽出する。長さlと傾きsとの組(l,s)は、次のようにしてセンシング結果r(t)から抽出することができる。
まず、各センサ20のセンシング結果r(t)について、図6を参照しながら説明する。図6は、センシング結果r(t)の一例を説明する図である。
図6に示すように、対象物Tが監視領域A内の直線的な軌道を一定の速度vで移動し、かつ、その輪郭が線分で構成されていることから、各センサ20のセンシング結果r(t)は、線分の組み合わせで構成される。
例えば、センサ20のセンシングエリア方向がθであるとする。この場合、図6に示すにように、センサ20は、時刻t=t(対象物Tに対するセンサ20の相対位置がx(t))のときに、対象物Tを検出する。そして、センサ20は、時刻t=t〜時刻t=tの間、対象物Tとの距離r(t)をセンシング(検出)し続ける。その後、センサ20は、時刻t=tを過ぎたら(すなわち、センサ20の相対位置がx(t)を過ぎたら)、対象物Tを検出しなくなる。これにより、センサ20のセンシング結果r(t)が得られる。
センサ20、センサ20及びセンサ20についても同様に、対象物Tの移動に応じてセンシング結果r(t)、センシング結果r(t)及びセンシング結果r(t)がそれぞれ得られる。
ここで、センシング結果r(t)を構成する各線分は、対象物Tの輪郭を構成する1つの線分の少なくとも一部に対応する。そして、特に、センシング結果r(t)を構成する各線分のうち、以下の(1)〜(3)の条件を満たす線分は、対象物Tの輪郭を構成する1つの線分全体に対応する。
(1)センシング結果r(t)の当該線分中、常にr(t)>0である。
(2)センシング結果r(t)の当該線分が、直前の線分区間からの傾き変化で開始されるか、不連続な減少で開始されるか、又は対象物Tを検出していない直後にrmaxより小さい値を検出して開始される。
(3)センシング結果r(t)の当該線分が、直後の線分区間への傾きの変化で終了するか、不連続な上昇で終了するか、又はrmaxより小さい値を検出した直後に対象物Tを検出しなくなって終了する。
センシング結果r(t)を構成する各線分のうち、上記の(1)〜(3)を満たした線分(すなわち、対象物Tの輪郭を構成する1つの線分全体に対応する線分)毎に、当該線分の長さlと傾きsとを求める。これにより、各センサ20のセンシング結果r(t)から(l,s)が抽出される。
なお、1つのセンサ20が対象物Tの輪郭を構成する複数の線分を検出すれば、当該センサ20のセンシング結果r(t)から複数の(l,s)の組が得られる。センシング結果r(t)から、1つの(l,s)も得られない場合も有り得る。複数のセンサ20のセンシング結果r(t)から得られた複数の(l,s)を用いることで、以降で説明する形状推定が行われる。
ステップS4:第1の形状推定部104は、抽出部103により抽出された複数の(l,s)を用いて、対象物Tの輪郭を構成する線分のうち、移動方向に平行な線分を推定する。対象物Tの輪郭を構成する線分のうち、移動方向に平行な線分は、次のようにして推定することができる。
対象物Tの輪郭を構成する線分の長さ及び角度がそれぞれλ及びξで、センサ20のセンシングエリア方向がθである場合、l及びsは、それぞれ以下の式2及び式3で表すことができる。
Figure 2019002790
Figure 2019002790
ここで、対象物Tの輪郭を構成する線分のうち、移動方向に平行な線分では、ξ=0,πであるが、上記の式3から分かるように、ξ=0,πと、s=0とは等価である。また、上記の式2から、ξ=0,πであれば、λ=l×vである。
したがって、(l,s)が得られた際に、s=0となるものがあれば、移動方向に平行な輪郭を構成する線分が存在し、当該線分の長さ(すなわち、当該線分の長さλの推定値)は「l×v」で得られる。また、当該線分の角度(すなわち、当該線分の角度の推定値)は、「0,π」である。なお、vは、上記のステップS2で推定された「速度vの推定値」を使用する。
これにより、対象物Tの輪郭を構成する線分のうち、移動方向に平行な線分の長さの推定値と方向の推定値との組が得られる。
ここで、移動方向に平行な輪郭を構成する線分は、複数存在する場合がある。同じ長さの線分が複数ある場合もあれば、異なる長さの線分が複数ある場合もある。異なる長さの線分が複数ある場合には、上記のように、(l,s)毎に、線分の長さλの推定値「l×v」が得られる。このとき、異なる(l,s)から得られた長さλの推定値「l×v」で、値が近いものがある場合には、同一の線分を示す長さλの推定値であるものと判断する。このような判断には、既存のクラスタリングツール等を用いれば良い。
クラスタリングを行ったとしても、移動方向に平行な輪郭を構成する線分のうち、同一の長さの線分がいくつあるのかの判定が必要となる。まず、輪郭を構成する線分の長さ及び角度がそれぞれλ及びξである場合に得られる(l,s)の数をn(λ,ξ)とする。このとき、n(λ,ξ)の期待値に基づき、該当する線分(すなわち、同一の長さの線分)がいくつあるか推定する。
(λ,ξ)の期待値E[n(λ,ξ)]は、長さ及び角度がそれぞれλ及びξである線分全体を観測できるセンサ20の位置を分析することで、対象物Tが凸のとき、以下の式4及び式5で与えられる。
Figure 2019002790
Figure 2019002790
したがって、n(λ,ξ)の観測値がE[n(λ,ξ)]の約k倍であれば、長さ及び角度がそれぞれλ及びξである線分がk本あると推定すれば良い。なお、この推定において、v、λ及びξは、それぞれ上記の推定値(すなわち、「速度vの推定値」、「長さλの推定値」及び「角度ξの推定値」)を使用する。
ステップS5:第2の形状推定部105は、抽出部103により抽出された複数の(l,s)を用いて、対象物Tの輪郭を構成する線分のうち、移動方向に平行な線分以外の線分を推定する。対象物Tの輪郭を構成する線分のうち、移動方向に平行な線分以外の線分は、以下のステップS5−1〜ステップS5−3により推定することができる。
ステップS5−1:まず、第2の形状推定部105は、暫定推定部111により、2組の(l,s)、(l´,s´)から、対象物Tの輪郭を構成する線分の長さλと傾きξとの暫定推定値を得る。これらの暫定推定値は、次のようにして得ることができる。
(l,s)、(l´,s´)に対して、上記の式2及び式3が成立することから、λ、ξ、θ、θ´を未知数とする連立方程式を解くことにより、λとして、以下の式6に示すλ(+)と、式7に示すλ(−)とを得る。なお、vは、上記のステップS2で推定された「速度vの推定値」を使用する。
Figure 2019002790
Figure 2019002790
また、λとして、λ(+)とλ(−)とを用いて、以下の式8によりξを算出する。なお、λ(+)又はλ(−)が存在しない場合もある。この場合は、存在するもののみを使用してξを算出すれば良い。
Figure 2019002790
そして、以下の式9によりξを得る。
Figure 2019002790
以上により得られたλ及びξが暫定推定値である。仮に、(l,s)、(l´,s´)が対象物Tの輪郭を構成する同一の線分をセンシングした結果得られたものであれば、上記で得られたλ及びξの暫定推定値は、真のλ及びξに近い値であることが期待できる。以降では、上記で得られた暫定推定値λを「λ」、暫定推定値ξを「ξ」と表す。
ステップS5−2:次に、第2の形状推定部105は、整合性判定部112により、暫定推定部111により得られた暫定推定値(λ,ξ)が、(l´´,s´´)と整合するか否かを判定する。暫定推定値(λ,ξ)が、(l´´,s´´)と整合するか否かは、次のように判定することができる。
まず、l´´と、s´´と、速度vの推定値と、暫定推定値λとを用いて、上記の式8及び式9により、ξを得る。そして、得られたξと、暫定推定値ξとを比較し、概ね同じであれば整合すると判定し、そうでなければ整合しない(すなわち、矛盾する)と判定する。ここで、上記で得られたξと、暫定推定値ξとが概ね同じであるとは、例えば、これらの値の差の絶対値が予め設定された正の定数C以下であることを言う。
暫定推定部111により得られた暫定推定値(λ,ξ)毎に、全ての(l´´,s´´)を用いて、上記の判定を行う。ただし、暫定推定値(λ,ξ)毎に、一部の(l´´,s´´)のみを用いて、上記の判定を行っても良い。
なお、最終的に推定値として採用された暫定推定値(すなわち、採用部113により採用された暫定推定値)と、(l´´,s´´)とが整合する場合、当該推定値を、(l´´,s´´)と整合する推定値と呼ぶ。
ステップS5−3:最後に、第2の形状推定部105は、採用部113により、整合性判定部112の判定結果に応じて、暫定推定部111により得られた暫定推定値(λ,ξ)を推定値として採用する。
すなわち、暫定推定値(λ,ξ)のうち、整合する(l´´,s´´)が多い順に、所定の個数の暫定推定値(λ,ξ)を推定値(すなわち、長さλの推定値と、角度ξの推定値との組)として採用する。これは、上記のステップS5−2において、(l´´,s´´)毎に、整合する暫定推定値(λ,ξ)を記憶しておくことで実現できる。
これにより、対象物Tの輪郭を構成する線分のうち、移動方向に平行な線分以外の線分の長さの推定値と方向の推定値との組が得られる。
上記のステップS5−2で説明した判定方法以外に、例えば、暫定推定値λを用いて、上記の式8におけるarccosの変数部分(λ/v)+l (1−s ))を算出した上で、当該算出結果と、暫定推定値ξを用いたarccosξとが整合するか否かを判定する方法もある。
なお、上記のステップS5−1における(l,s)、(l´,s´)は、全ての(l,s)の組から選んだ任意の2組で良いが、全ての組で上記のステップS5−1を行うことは組み合わせ数が多くなるため、対象物Tの輪郭を構成する同一の線分をセンシングした結果得られたと思われる(l,s)を1つのクラスとして、同一クラス内で2組を選ぶと効率が良い。
例えば、s値によって次のようなクラスに分類し、同一クラス内で2組を選ぶと効率が良くなると期待できる。すなわち、sが正で絶対値が非常に小さいクラス、sが負で絶対値が非常に小さいクラス、sが1よりずっと大きいクラス、sが−1よりずっと小さいクラス、sが正で他のクラスに含まれないクラス、sが負で他のクラスに含まれないクラス、である。なお、絶対値が非常に小さいとは、予め設定されたある正の定数εより小さいことを言う。また、1よりずっと大きい(又は−1よりずっと小さい)とは、予め設定された正の定数Dに対して、sが1+D以上(又はsが−1−D以下)となることを言う。
例えば、sが正で絶対値が非常に小さい場合、このsを生じさせるξは、0よりわずかに大きいか又はπよりわずかに小さい。こうしたξを持つ線分が1つか2つあれば、このクラスから選んだ(l,s)、(l´,s´)は、同一の線分をセンシングした結果である可能性が高くなる。
同じ長さで角度も識別困難な線分が複数ある場合もある。この場合、ステップS4で説明したのと同様に、E[n(λ,ξ)]を式4及び式5で計算した上で、n(λ,ξ)の観測値がE[n(λ,ξ)]の約k倍であれば、長さ及び角度がそれぞれλ及びξの線分がk本あると推定すれば良い。
ステップS6:次に、接続関係推定部106は、第1の形状推定部104及び第2の形状推定部105により推定された線分の接続関係(すなわち、推定された線分がどのように繋がっているか)を推定する。
ここで、監視領域A内に設置されている複数のセンサ20のうち、いくつかのセンサ20は、対象物Tの輪郭を構成する線分のうち、連続する複数の線分全体をセンシングしている。連続する線分とは、互いの一端が接続している線分のことである。
対象物Tの輪郭を構成する線分のうち、連続する複数の線分全体のセンシング結果r(t)では、連続する2つの線分が生じている。このため、センシング結果r(t)における連続する2つの線分から、(l,s)、(l´,s´)を得ることができる。
一方で、(l,s)、(l´,s´)が、それぞれ(λ,ξ)、(λ´,ξ´)の推定値と整合しているとすると、長さ及び角度が(λ,ξ)、(λ´,ξ´)である2つの線分が接続している可能性が高いと言える。このため、対象物Tの輪郭を構成する2組の線分の長さ及び角度の推定値毎に、整合する連続した(l,s)、(l´,s´)がいくつあるかカウントし、多数あれば(すなわち、予め設定されたある数以上あれば)、その長さ及び角度を持つ2つの線分が接続していると推定すれば良い。
更に、センサ20が(l,s)、(l´,s´)の順でセンシングしたとすると、(l,s)は、(l´,s´)に対して、対象物Tより前方にあることが分かる。これにより、(l,s)と整合する長さ及び角度を持つ線分が、(l´,s´)と整合する長さ及び角度を持つ線分の前方にあって、これらの線分が接続していることが推定できる。
以上により、第1の形状推定部104及び第2の形状推定部105により推定された線分のうちの2つの線分同士の接続関係(すなわち、接続しているか否か、一方の線分が他方の線分の前方にあるか否か)が推定される。したがって、各線分同士の接続関係を推定することで、対象物Tの輪郭全体が推定できる。
ステップS7:次に、補正部107は、対象物Tに凹部が存在する場合に、当該凹部に係るセンシング結果r(t)による、対象物Tの一部の輪郭を構成する線分の推定見逃しを補正する。ただし、ステップS7は、対象物Tが凸であり、推定が良好に行われた場合には、補正部107による補正は行われない。
上記のステップS6までで、対象物Tの輪郭全体が推定できていない場合、当該対象物Tに凹部が存在している可能性がある。凹部が存在している場合、凹部を構成する線分よりも手前にある線分よって、センサ20が、凹部を構成する線分を検出できない事態が生じる。
例えば、図6に示すセンシング結果r(t)は、凹部を構成する線分を1つ検出しているが、r(t)が不連続に変化する時刻において対象物Tの手前にある線分によって、凹部を構成する線分が検出できなくなっている。このため、センサ20では、凹部を構成する線分全体を検出することができず、当該線分に対応する(l,s)が抽出されない。
その結果、n(λ,ξ)の観測値は、対象物Tに凹部がない場合に比べて、過小となるが、上記の式4及び式5で算出したE[n(λ,ξ)]は、凹部を考慮していない(すなわち、対象物Tを凸と仮定している)ことから、長さ及び角度が(λ,ξ)である線分の数が過小となる。
したがって、対象物Tに凹部が存在することが推定される場合、これを補正するため、上記の式4及び式5に代わって、以下の式10によるE[n(λ,ξ|ξ´)]をn(λ,ξ)の期待値として使用する。ここで、ξ´は、長さ及び角度が(λ,ξ)である線分に隣接し、凹部を構成する線分の角度である。
Figure 2019002790
これにより、長さ及び角度がそれぞれλ及びξであると推定される線分の数が増加する(この増加には、0が1以上になる場合も含む)ことで、最終的に対象物Tの輪郭を構成する全ての線分を推定できることが期待できる。なお、ステップS7の補正を行った場合には、当該補正後に推定された線分も用いて、再度、上記のステップ6の接続関係の推定を行う。
ここで、上記の式10におけるfは、次で与えられる。すなわち、
Figure 2019002790
と定義するとき、0≦ξi−1,ξ<2πに対するf(θ,x)は、以下で与えられる。
Figure 2019002790
ステップS8:出力部108は、最終的に得られた推定結果(すなわち、推定された線分及び推定された線分の接続関係)を出力する。なお、凹部の補正が行われた場合、推定された線分には、当該補正後に推定された線分が含まれる。
以上により、本発明の実施の形態における形状推定装置10は、監視領域A内にランダムに設置された複数のセンサ20のセンシング結果r(t)を用いて、当該監視領域A内を直線的に一定速度で移動している対象物Tの形状を推定することができる。しかも、本発明の実施の形態のける形状推定装置10は、一般的に市販されている指向性距離センサであるセンサ20のセンシング結果r(t)を用いて、対象物Tの形状を推定することができる。
<本発明の効果>
ここで、本発明の効果について、図7を参照しながら説明する。図7は、本発明の効果の一例を説明する図である。
まず、前提として、監視領域Aは、x軸方向に5000、y軸方向に300の長方形領域であるものとする。
図7(a)は、対象物Tと、当該対象物Tの実際の輪郭とを示している。この対象物Tがy=150の直線に沿って、x軸方向に速度1で移動するものとする。また、監視領域A内にランダムに設置されたセンサ20の数を2000、各センサ20の最大センシングレンジrmaxを100であるとする。
このとき、本発明の実施の形態における形状推定装置10により推定された形状と、対象物Tの実際の形状と比較を図7(b)に示す。図7(b)に示すように、本発明の実施の形態における形状推定装置10は、高い精度で対象物Tの形状を推定できていることがわかる。
ただし、角度の推定値が2つ生じる場合があり、接続関係からも唯一には定まらない場合があることから、細かな差の複数の形状推定が得られることがある。また、推定された形状の始点と終点とは一致しない場合がある。なお、速度の推定値は0.95509であった。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 形状推定システム
10 形状推定装置
20 センサ
100 形状推定プログラム
101 センシング結果管理部
102 速度推定部
103 抽出部
104 第1の形状推定部
105 第2の形状推定部
106 接続関係推定部
107 補正部
108 出力部
111 暫定推定部
112 整合性判定部
113 採用部
200 センシング結果記憶部

Claims (8)

  1. 所定の領域内に設置された複数の指向性距離センサがそれぞれ前記領域内を所定の速度で直線的に移動する対象物をセンシングしたセンシング結果を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得されたセンシング結果に含まれる第1の区間の特徴パラメータを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された特徴パラメータに基づいて、前記対象物の輪郭に含まれ、前記第1の区間に対応する第2の区間の形状パラメータを推定する推定手段と、
    前記推定手段により推定された形状パラメータ同士の接続関係を推定する接続手段と、
    を有することを特徴とする形状推定装置。
  2. 前記抽出手段は、
    前記取得手段により取得されたセンシング結果に含まれる線分区間である第1の区間の長さ及び方向を示す特徴パラメータを抽出し、
    前記推定手段は、
    前記抽出手段により抽出された特徴パラメータに基づいて、前記対象物の輪郭に含まれる線分区間であり、前記第1の区間に対応する第2の区間の長さ及び方向を示す形状パラメータを推定する、ことを特徴とする請求項1に記載の形状推定装置。
  3. 前記推定手段は、
    前記抽出手段により抽出された特徴パラメータのうちの第1の特徴パラメータ及び第2の特徴パラメータに基づいて、前記対象物の輪郭に含まれる線分区間の長さ及び方向を示す暫定形状パラメータを推定し、
    推定された前記暫定形状パラメータが、他の特徴パラメータと整合する数を判定し、
    前記判定された結果に基づいて、前記暫定形状パラメータのうち、前記数の昇順に所定の個数を前記形状パラメータとする、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の形状推定装置。
  4. 前記推定手段は、
    前記第1の特徴パラメータが抽出された第1のセンシング結果に対応する第1の指向性距離センサの第1のセンシング方向と、前記第2の特徴パラメータが抽出された第2のセンシング結果に対応する第2の指向性距離センサの第2のセンシング方向と、前記対象物の輪郭に含まれる線分区間の長さ及び方向とをそれぞれ未知数とする所定の連立方程式を解くことで、前記暫定形状パラメータを推定する、ことを特徴とする請求項3に記載の形状推定装置。
  5. 前記接続手段は、
    前記センシング結果に含まれ、少なくとも一端が接続されている2つの第1の区間の特徴パラメータを特定し、特定した2つの特徴パラメータとそれぞれ整合する形状パラメータ同士を、少なくとも一端が接続されていると推定する、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の形状推定装置。
  6. 前記対象物に凹部が存在する場合、前記推定手段により推定される形状パラメータ数の前記凹部による誤差を補正する補正手段を有する、ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の形状推定装置。
  7. 所定の領域内に設置された複数の指向性距離センサがそれぞれ前記領域内を所定の速度で直線的に移動する対象物をセンシングしたセンシング結果を取得する取得手順と、
    前記取得手順により取得されたセンシング結果に含まれる第1の区間の特徴パラメータを抽出する抽出手順と、
    前記抽出手順により抽出された特徴パラメータに基づいて、前記対象物の輪郭に含まれ、前記第1の区間に対応する第2の区間の形状パラメータを推定する推定手順と、
    前記推定手順により推定された形状パラメータ同士の接続関係を推定する接続手順と、
    をコンピュータが実行することを特徴とする形状推定方法。
  8. コンピュータを、請求項1乃至6の何れか一項に記載の形状推定装置における各手段として機能させるためのプログラム。
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