JP2019002703A - ガラス電極及び液質測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】壊れにくく取り扱いが容易で、生産効率向上及び低コスト化が図れるガラス電極を提供する。
【解決手段】ガラス電極(2)は、イオン感応性をもった平らな感応ガラス体(2a)と、測定電極液(S1)を収容するガラス管からなる基体(2b)と、基体(2b)の端面(2b1)に感応ガラス体(2a)を封着させる固着層(2c2)と、を備える。固着層(2c2)の抵抗値(R2c2)が、感応ガラス体(2a)の抵抗値(Ra)以上である。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガラス電極及び液質測定装置に係り、特に、イオン感応性をもったガラス膜などの感応ガラス体を有するガラス電極と、そのガラス電極を用いて被測定液の陽イオン濃度を測定する液質測定装置に関する。
イオン感応性をもったガラス膜を感応ガラス体として有するガラス電極を測定電極として用い、被測定液の陽イオン濃度を測定する液質測定装置が知られている。
例えば、水素イオンに感応するガラス膜を有するガラス電極を用いてpHを測定するpH測定装置がある。
pH測定装置に用いられるpH測定用のガラス電極の一例は、特許文献1に記載されている。
特許文献1にも記載されているように、ガラス電極は、外観上、先端にガラス膜を有する直棒状を呈し、感応体である先端のガラス膜は、半球殻状或いは部分球殻状の薄膜として突出形成されている。
そして、ガラス電極の使用時には、容器に入れた被測定液に対し、ガラス膜を有する先端側を被測定液中に浸し入れて測定を行う。
特開2016−001163号公報
従来のガラス電極における感応体であるガラス膜の形成方法は、まず、ガラス膜の原料となる所定組織のガラスを溶融状態とする。そして、その溶融状態のガラスに、基体となるガラス管の先端を接触させて溶融したガラスを融着させる。次いで、ガラス管の他端側から空気を吹き込んで、融着したガラスを所定の形状(半球殻状又は部分球殻状)に拡張させる。
この形成方法は、複数のガラス電極を製造する場合に、ガラス膜の厚さや形状の均一化が難しく、大量生産に不向きで、コスト高にもなることから、生産効率向上及び低コスト化の観点で改善が望まれていた。
また、先端部分のガラス膜は、半球殻状や部分球殻状に薄く突出形成されているため、測定時及び測定後の洗浄時において、取り扱いに配慮が必要であった。
このように、従来のガラス電極は、壊れにくさ、取り扱いの容易さ、の観点で改善が望まれていた。
これらの改善が望まれる点は、pH測定用のガラス電極に限定されるものではなく、他の陽イオン濃度を測定するためのガラス電極においても同様に指摘される。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、壊れにくく取り扱いが容易で、生産効率向上及び低コスト化が図れるガラス電極及び液質測定装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の1)〜6)の構成を有する。
1) 液体の陽イオン濃度を測定するためのガラス電極であって、
前記ガラス電極は、
イオン感応性をもった平らな感応ガラス体と、
測定電極液を収容するガラス管からなる基体と、
前記基体の端面に前記感応ガラス体を封着させる固着層と、
を備え、
前記固着層の抵抗値は、前記感応ガラス体の抵抗値以上であることを特徴とするガラス電極である。
2) 前記感応ガラス体は、水素イオン感応性を有することを特徴とする1)に記載のガラス電極である。
3) ガラス電極を備えて液体の陽イオン濃度を測定する液質測定装置であって、
前記ガラス電極は、
イオン感応性をもった平らな感応ガラス体と、
測定電極液を収容するガラス管からなる基体と、
前記基体の端面に前記感応ガラス体を封着させる固着層と、
を備える一方、
平面状の底部を有して前記液体を収容する凹部である液体収容部を備え、
前記感応ガラス体は、前記底部に段差がなく露出している液質測定装置である。
4) 液体の陽イオン濃度を測定する液質測定装置であって、
イオン感応性をもった平らな感応ガラス体と、測定電極液を収容するガラス管からなる基体と、前記基体の端面に前記感応ガラス体を封着させる固着層と、を有するガラス電極と、
前記ガラス電極の電位に基づいて得た陽イオン濃度を、前記感応ガラス体及び前記固着層の抵抗値に基づく補正値で補正して測定値として出力する演算部と、
を備えたことを特徴とする液質測定装置である。
5) 前記固着層の抵抗値が、前記感応ガラス体の抵抗値以上であることを特徴とする3)又は4)に記載の液質測定装置である。
6) 前記感応ガラス体は、水素イオン感応性を有することを特徴とする3)〜5)のいずれか一つに記載の液質測定装置である。
本発明によれば、壊れにくく取り扱いが容易で、生産効率向上及び低コスト化が図れる。
図1は、本発明の実施の形態に係る液質測定装置の実施例1であるpHメータ51を説明するための外観斜視図である。 図2は、pHメータ51におけるステージ部1bを説明するための部分断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に掛かるガラス電極の実施例1であるガラス電極2の製造方法を説明するための部分断面図であり、(a)はガラスペースト2cの塗布工程、(b)はガラス膜部2aの載置工程、(c)は、ガラスペースト2cの焼結後状態を説明する図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る液質測定装置の実施例2であるpHメータ51Aを説明するための全体構成図である。 図5は、pHメータ51Aが備える電極部31を説明するための部分断面図である。 図6は、pHメータ51,51Aの測定系を説明するためのブロック図である。 図7は、pHメータ51における補正値Mh取得方法を説明するための第1の図である。 図8は、pHメータ51における補正値Mh取得方法を説明するための第2の図である。
本発明の実施の形態に係る液質測定装置を、実施例1のpHメータ51及び実施例2のpHメータ52により説明する。pHメータ51,52は、液体の陽イオン濃度を測定する液質測定装置の一例として、液体の水素イオン濃度を示すpHを測定する装置である。
(実施例1)
図1において、pHメータ51は、片手で把持できる筐体1を有するハンディタイプである。説明の便宜上、上下左右前後の各方向を図1に示される矢印の方向に規定する。
筐体1は、上下方向に薄い概ね直方体状に形成された本体部1aと、本体部1aの前部において上方に円環状に突出して視認されるステージ部1bと、を有する。
本体部1aの上面には、測定結果や動作モード等が表示される表示部1a1と、使用者が操作するボタンなどからなる操作部1a2が設けられている。
ステージ部1bは、内側に、上下方向に延びる軸線CLaを中心としてすり鉢状の凹部である液体収容部1cを有する。液体収容部1cの底の部分は、軸線CLaに直交する円形平面状の底面部1c1とされている。
底面部1c1には、ガラス電極2の端部に設けられた円形のガラス膜部2aと液絡ユニット3の長円状の端面とが露出して配置されている。
ガラス膜部2aは、例えば直径が10mm、厚さが0.5mmの平らな感応ガラス体である。外形形状や厚さは限定されるものではないので、以下の説明では、便宜的にガラス膜部と称する。
ガラス膜部2aは、イオン感応性を有する平板状の部材であり、pHメータ51に搭載されるガラス電極2用としては、水素イオン感応性が得られる周知の組成で形成されている。
ガラス膜部2aは、中心が軸線CLaより少し後方側に偏倚した位置にあり、液絡ユニット3は、左右方向に長い長円径でガラス膜部2aに対して前方に位置している。
ガラス膜部2aの上面2a1と液絡ユニット3の上面3aとは、底面部1c1に対し段差のない同一高さの面を形成している。
液絡ユニット3の上面3aの中央には、多孔質セラミックスからなる棒状の液絡部3bの端面が露出している。
図2は、ステージ部1bの内部構造を説明するための図1におけるS2−S2位置での断面図である。
図1及び図2において、ステージ部1bは、筐体1の本体部1aの上面から上方に突出する環状のステージ枠部1b1と、筐体1の内部において、ステージ枠部1b1に対し下方側から取り付けられて一体化した有底筒状の電極ハウジング5と、を有する。
電極ハウジング5は、円筒状の周壁部5aと、周壁部5aの上方側に設けられた天壁部5bと、を有し、下方側が開放された有底筒状に形成されている。液体収容部1cにおける概ね下半分と、底面部1c1は、平面状であって、電極ハウジング5の天壁部5bの一部として構成される。
電極ハウジング5の内部の下端側には、底蓋7が取付られている。
底蓋7は、周壁部5aの内面下方部位に、間をOリング6bで封止した水密状態で固定されている。
底蓋7は、シール部材7bを介して棒状の比較電極8を上下に延びる姿勢で支持している。
電極ハウジング5は、また、柱状のガラス電極2及び液絡ユニット3を、上下方向が軸線となる姿勢で支持している。
詳しくは、ガラス電極2は、天壁部5bと底蓋7とによる両支持とされ、液絡ユニット3は、天壁部5bによる片支持とされている。
ガラス電極2は、天壁部5bに形成された取付孔5b1に対しては、間をOリング6aで封止し、底蓋7に形成された取付孔7aに対しては、間をOリング6cで封止して、天壁部5b及び底蓋7に対し水密状態で取り付けられている。
これにより、電極ハウジング5の内部には、周壁部5a,天壁部5b,及び底蓋7で囲まれ、かつガラス電極2,液絡ユニット3を除く空間として液体収容室Vbが形成されている。比較電極8は、この液体収容室Vb内に配置されている。
次に、ガラス電極2及び液絡ユニット3について詳述する。
(ガラス電極2)
ガラス電極2は、円筒状に形成されている。詳しくは、ガラス電極2は、ガラス管である基体2bと、基体2bの一方の端面(図2において上面)を塞ぐように固着層2c2によって取り付けられている感応体としてのガラス膜部2aと、基体2bの他端側(下側)を封止するシール部2eと、を有する。また、ガラス電極2は、シール部2eによって、上下に延びる姿勢で、ガラス膜部2aと対向するよう支持された棒状の内極2dを有する。
ガラス電極2は、ガラス膜部2a,固着層2c2,基体2b,及びシール部2eによって囲まれた空間としてガラス電極液収容室Vaを有する。
ガラス電極液収容室Vaには、測定電極液S1(例えば飽和KCl)が充填されており、内極2dの先端部は測定電極液S1中にある。
内極2dからはケーブル2d1が引き出されており、ケーブル2d1の他端側は、本体部1a内に収容された回路基板11に接続されている。
このガラス電極2の製造方法について、図3も参照して説明する。
ガラス電極2の製造に際し、ガラス膜部2a及び基体2bを用意する。
まず、ガラス膜部2aの材料として、水素イオン感応膜の材質として周知な組成の、所定径のガラス丸棒を生成する。
そして、そのガラス丸棒を所定の厚さでスライスし、必要に応じて表面研磨を施して薄円板状のガラス膜部2aを得る〔図3(b)〕。
一方、基体2bは、所定の径及び肉厚のガラス管を所定の長さにカットして得る。
ガラス膜部2a及び基体2bが用意できたら、図3(a)に示されるように、基体2bの一方の端面2b1に、ガラスペースト2cをディスペンサ21などにより塗布する。ここでは、ディスペンサ21で塗布可能なほどに柔らかい焼結前のガラスペースト2cを、ガラスペースト2c1と称する。
次に、図3(b)に示されるように、塗布したガラスペースト2c1の上に、ガラス膜部2aを載せ、所定の力で押し付けてガラス膜部2aと基体2bとにガラスペースト2c1を密着介在させる。その際、基体2bの端面2b1とガラス膜部2aの上面2a1とが傾かずに平行面となるようにする。
次に、基体2bと、基体2bにガラスペースト2c1を介しガラスペースト12c1の粘着性でくっついているガラス膜部2aと、を、所定の温度及び時間変化からなる焼成プロファイルで焼成する。これにより、図3(c)に示されるように、ガラスペースト2c1は焼成後の態様の固着層2c2となる。
ガラスペースト2c1は、いわゆる低温焼成タイプ(焼成温度が例えば500℃以下)のガラスペーストであって、焼成後の抵抗値R2c2が、ガラス膜部2aの抵抗値Ra以上となるものとする。
ガラスペースト2cは低温焼成タイプであるから、基体2b及びガラス膜部2aが変質等することなく固着層2c2によって封着一体化する。
ガラス膜部2aが取り付けられた基体2bを、ガラス膜部2aが下となる上下姿勢にして、基体2bの内部に、測定電極液S1を注入すると共に内極2dを浸し入れつつ、シール部2eにより測定電極液S1を充填状態で封止する。
以上の製造方法により、ガラス電極2が得られる。
(液絡ユニット3)
液絡ユニット3は、底壁3eを底として細長い有底筒状に形成された基体3cと、底壁3eに支持された細棒状の液絡部3bと、基体3cの内部空間Vcに収容された脱脂綿3dと、を有する。
液絡ユニット3は、底壁3eが上となる姿勢で、電極ハウジング5の天壁部5bに取り付けられている。
基体3cの下端側は、液体収容室Vb内に開放されており、液体収容室Vb内に充填された内部液S2により、基体3cの内部は満たされるようになっている。
液絡部3bは、多孔性セラミックにより形成され、ステージ部1bの液体収容部1cに収容された被測定液S3と、内部空間Vcを満たす内部液S2との間の電気接続を維持する。
ここで、液絡部3b及び脱脂綿3dは、液体収容室Vbの内部液S2を内部空間Vc及び被測定液S3に導ければよいものであるから、多孔質樹脂などでもよい。
比較電極8に接続されたケーブル8aは、底蓋7においてシール部材7bにより水密状態で外部に引き出され、回路基板11に接続されている。
回路基板11には、電気接続された内極2d及び比較電極8の電位差から周知方法でpH値を演算で求める演算部12が備えられている。
上述の構成において、液体収容室Vbには開閉可能な液体注入口(不図示)が設けられており、pHメータ51の使用時には、内部液S2(例えば飽和KCl)が充填収容された状態とされる。内部液S2の注入(補充)は、液絡ユニット3の基体3cを上方に着脱自在として行えるようにしてもよい。
以上詳述したpHメータ51は、ステージ部1bが上を向く姿勢となるように机上などに載せて被測定液S3のpH測定を行う。
測定手順などを具体的に説明する。
ステージ部1bの液体収容部1cに、pHを測定する被測定液S3を滴下などの方法で入れ、ガラス膜部2a及び液絡部3bが、被測定液S3の一つの液塊で覆われるようにする。
回路基板11の演算部12は、ガラス膜部2a及び液絡部3bが被測定液S3で浸されることで生じた内極2dと比較電極8との電位差に基づき、周知のpH値演算方法で被測定液S3のpH値を求める。
そして、求めたpH値を、表示部1a1に表示する。
この演算部12の処理によってpH値の補正を行うようにしてもよい。その補正を含めた処理は、実施例2の説明後に詳述する。
上述の液質測定装置としてのpHメータ51は、ガラス膜部2aの上面2a1が、ステージ部1bの底面部1c1と段差のない同一平面となるように設けられている。これにより、測定後の洗浄が容易で、洗浄で被測定液S3はほぼ完全に除去されて残留しない。
従って、次回の異なる被測定液の測定において、測定済み液の残分の影響が生じることはなく、各回の測定が高精度に行える。
また、液質測定において、測定済みサンプルである被測定液の残留は、測定精度に影響を及ぼす。そのため、被測定液を収めた部分の洗浄は、残留がないよう確実に行う必要があり、洗浄に用いた水などの液体が残っていても測定結果に影響が及び虞がある。
その点、pHメータ51は、底面部1c1に段差がないので、底面部1c1を含む液体収容部1cの布などによる拭き取り清掃が、確実かつ容易に行える。
ガラス膜部2aが扁平板状であって、突出した半球殻状又は部分球殻状ではないので、壊れにくい。
また、液体収容部1cが凹んだすり鉢状であり、その底面部1c1が平坦な電極露出面となっている。そのため、棒状電極を被測定液内に浸し入れる必要がなく被測定液が少量でも測定が可能である。
これらにより、ガラス電極2を備えたpHメータ51は、取り扱いが容易である。
ガラス膜部2aは、人為的な作業を介在させずに機械的なスライス加工で得ることができる。そのため、ガラス膜部2aの厚さや形状は、高度に均一化でき、かつ大量生産が可能である。
これにより、pHメータ51は、生産効率が高く低コスト化が可能である。
また、ガラス電極2は、ガラス膜部2a自体を融着させるものではなく、ガラス膜部2a及び基体2bの軟化温度よりも低い温度で焼成可能なガラスペーストによって基体2bに対しガラス電極2を固定する。
そのため、ガラス電極2の両面に影響はなく、付与した物理化学性能が良好に発揮される。
また、ガラス電極2は、Oリング6aよりも上方の部分の外周面が被測定液S3と接触する。
詳しくは、基体2bのOリング6aが接触している部位よりも上の部分と、ガラスペースト2cを焼成してなる固着層2c2と、ガラス膜部2aと、が被測定液S3と接触する。
そのため、例えば固着層2c2の抵抗値R2c2がガラス膜部2aの抵抗値Raよりも小さいと、内極2dの測定電位に影響が及んで得られるpH値の精度が低下する虞がある。
従って、少なくとも、固着層2c2の抵抗値R2c2は、ガラス膜部2aの抵抗値Ra以上であることが望まれる。
(実施例2)
実施例2のpHメータ51Aを、図4及び図5を参照して説明する。図4は、pHメータ51Aの全体構成を説明するための図であり、図5は、pHメータ51Aが備える電極部31の構成を説明するための部分断面図である。
pHメータ51Aは、棒状の電極部31と、電極部31とコード33で接続された測定本体部34と、を有する。
測定本体部34は、測定結果や動作モード等が表示される表示部1Aa1と、使用者が操作するボタンなどからなる操作部1Aa2とを外面に有し、内部に演算部12Aを有している。
電極部31は、図5に示されるように、細長円筒状のガラス電極35と、ガラス電極35の外側に環状の液体収容室VAbを形成する環状筒部36と、を有する。図5は、電極部31の測定時の姿勢でもある上下方向に立てた姿勢で記載されている。
ガラス電極35は、ガラス電極2と同様の方法で同様の構造を有して形成されている。
すなわち、ガラス電極35は、ガラス管である基体35bと、基体35bの一方の端面(図5において下面)を塞ぐように取り付けられた平らな感応ガラス体であるガラス膜部35aと、基体35bの他端側(図5における上側)を封止するシール部35eと、を有する。また、ガラス電極35は、シール部35eによって、上下に延びる姿勢でガラス膜部35aと対向するよう支持された棒状の内極35dを有する。
ガラス膜部35aは、基体35bの端面35b1に、ガラスペースト2cを焼成した固着層35cを介して封着一体化されている。
ガラス電極35は、ガラス膜部35a,固着層35c,基体35b,及びシール部35eによって囲まれた空間としてガラス電極液収容室VAaを有する。
ガラス電極液収容室VAaには、測定電極液S1(例えば飽和KCl)が充填されており、内極35dの先端部は測定電極液S1中にある。
内極35dからはケーブル35d1が引き出されており、ケーブル35d1の他端側は、測定本体部34内に収容された回路基板(不図示)の演算部12A(図4及び図6参照)に接続されている。
環状筒部36は、下面36aがガラス電極35のガラス膜部35aよりも上方に位置しガラス電極35が突出する段付き態様で、ガラス電極35と一体化されている。
環状筒部36は、ガラス電極35の径方向外側において、環状の液体収容室VAbを形成している。
環状筒部36には、下面36aに露出し液体収容室VAb内で上下方向に延びる細棒状の液絡部36bが取り付けられている。液絡部36bは、例えば多孔性セラミックにより形成されている。
液体収容室VAbにおいて、液絡部36bの上方には脱脂綿36dが収められている。
液体収容室VAbは、上方端がリング状のシール部36eにより封止されている。
液体収容室VAb内には、棒状の比較電極37が上下に延びる姿勢で取り付けられている。
シール部36eにより封止された液体収容室VAb内には、内部液S2(例えばKCL)が充填されている。従って、比較電極37は、内部液S2に浸された状態にある。
比較電極37からは、ケーブル37aが上方に引き出されている。
ケーブル37aと内極35dからのケーブル35d1とは、まとめられて、電極部31から延びるコード33(図4)として測定本体部34に接続されている。
pHメータ51Aは、図4に示されるように、ビーカなどの液体収容容器22に入れられた被測定液S3の中に、電極部31を、少なくとも液絡部36b及びガラス膜部35aが被測定液S3中に没するように浸入させてpH測定を行う。
このとき、液絡部36bは、被測定液S3と液体収容室VAbを満たす内部液S2との間の電気接続を維持する。
(測定値補正について)
次に、実施例1のpHメータ51及び実施例2のpHメータ51Aにおける測定値補正について説明する。
図6は、pHメータ51,51Aの測定系を説明するブロック図である。pHメータ51Aに対応する符号は括弧付きで示してあり、測定系はpHメータ51と同じである。以下の説明では、代表としてpHメータ51を説明する。
演算部12は、内極2d及び比較電極8の電位差を求める測定部12aと、測定部12aで求めた電位差などに基づいてpH値を周知の演算方法で算出する決定部12bと、を有する。
また、演算部12は、予め測定して得た後述の補正量ΔpHに基づいて補正pH値を求める補正部12cと、補正量ΔpHなどを記憶する記憶部12dと、を有する。
決定部12bは、pHメータ51全体の動作も制御する。
操作部1a2から使用者などによって入力された指示は、決定部12bに送られ動作が実行される。また、動作状態及び得られたpH値は、決定部12bによって表示部1a1に出力される。
補正量ΔpHは、ガラス電極2の感応性の個体差を補正するための値である。
ガラス電極2は、ガラス膜部2aの感応性や固着層2c2の抵抗値が個体間で僅かに異なる場合がある。
その個体差を補正することで、pHメータ51は、製品毎の測定ばらつきが良好に抑制されて高い品質が維持される。
補正量ΔpHは、例えば、次の方法で求める。
まず、図7に示される方法で、ガラス膜部2aの単体の、内外面間抵抗値に相当する抵抗値Raを求める。
具体的には、ガラス電極2をガラス膜部2aが上となる姿勢にし、ガラス膜部2a上にOリング24を載置してその内側に水S4を溜める。
この状態で、水S4に電極23を浸し、電極23と内極2dとの間(P1−P2間)の抵抗値を測定し、抵抗値Raとする。この値は、例えば850(MΩ)程度である。
一方で、図8に示されるように、pHメータ51として被測定液S3のpH値を測定している状態での、被測定液S3に浸した電極23と内極2dとの間(P3−P2間)の抵抗値を測定し、合成抵抗値Rとする。
合成抵抗値Rは、固着層2c2における、実質的に被測定液S3と内部液S2との間の電気抵抗値を抵抗値R2c2とすると、1/R=(1/Ra)+(1/R2c2)で示される。
この合成抵抗値Rは、基体2bがガラス管の場合に実質的に絶縁物としてみなせる一方、外周面が被測定液S3に接触し内周面が内部液S2に接触している固着層2c2は、常温で塗布可能な粘度に調整されたガラスペースト2cを焼成して形成されていることに起因し僅かに漏れ電流が流れることもあって、抵抗値Raより小さくなる。例えば700(MΩ)程度となる。
そこで、測定した抵抗値Ra及び合成抵抗値Rから、抵抗値R2c2を算出する。そして、得られた抵抗値R2c2と予めpH値が特定されている標準試液を用いた測定とによって把握される、抵抗値R2c2におけるpH値毎の補正量ΔpHと、の関係を、予め別に求めておき、記憶部12dに、例えば補正テーブルTmとして記憶させておく。
さらに、pHメータ51の製造段階において、上記方法で測定した各個体の固着層の抵抗値R2c2を記憶部12dに記憶させておく。
pHメータ51は、被測定液S3のpHを測定する際に、次の補正処理を実行する。
決定部12bは、測定部12aから到来した電位差に基づき、周知のpH値算出方法でpH値Qを求める。
決定部12bは、求めたpH値Qを、補正部12cに供給する。
補正部12cは、固着層2c2の抵抗値が抵抗値R2c2の場合の、供給されたpH値Qに対応する補正量ΔpHqを、記憶部12dに記憶された補正テーブルTmを参照して読み出し、決定部12bに送出する。
決定部12bは、求めたpH値Qに、補正部12cから送出された補正量ΔpHqを加算し、得られた値を補正後のpH値として決定して表示部1a1に表示する。
補正処理を具体的に説明する。
例えば、pHメータ51の固着層2c2の抵抗値R2c2が4000(MΩ)であって決定部12bが求めた補正前のpH値Qが6.35だった場合、補正部12cは、補正テーブルTmの抵抗値R2c2が4000(MΩ)におけるpH値毎の補正量欄を参照し、pH値Qが6.3の場合の補正量ΔpHqを読み取る。
そして、補正量ΔpHqが0.01であった場合、決定部12bは、pH値Qの6.35に0.01を加算した6.36を補正後のpH値として決定し、出力する。
記憶部12dに記憶された補正テーブルTmは、pHメータ51の使用時間が所定時間に達したら、メンテナンスとして標準試液による固着層2c2の抵抗値R2c2の再測定を行い、更新(書き換え)を行ってもよい。
pHメータ51(51A)は、薄円板状のガラス膜部2a(35a)を固着層2c2(35c)により基体2b(35b)に固定したガラス電極2(35)有する。そして、この構造に伴う測定系の個体差が生じた場合にそれを補正する補正部12cを有するので、高精度の測定を行うことができる。
pH値Qの補正を行うか否かは、pHメータ51(51A)の表示分解能及び合成抵抗値差ΔRに応じて判定することが望ましい。
本発明の実施例1(2)は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形してよい。
ガラス電極2(35)の基体2b(35b)にガラスペースト2cを塗布する方法として、ディスペンサ21を用いる例を説明したが、スクリーン印刷などの他の方法で塗布を行ってもよい。
低温焼成タイプのガラスペーストの替わりに、低温焼成タイプのガラスタブレットを用いてもよい。この場合のガラスタブレットは、低融点ガラスのガラスフリットを、基体2b(35b)の端面2b1(35b1)の形状に対応した環状形状に予め加圧形成しておき、端面2b1(35b1)に載置し、その上にガラス膜部2a(35a)を載せて焼成する。
Oリング6a〜6cは、水密状態を維持できるものであれば、Oリングに限定されない。
実施例1(2)の説明では、基体2b(35b)を絶縁物として説明したが、基体2b(35b)は、固着層2c2(35c)と同様にわずかに電流が流れるものであってもよい。
この場合も、決定部12bが、補正部12cから供給されたpH値の補正量ΔpHに基づいた補正をしてpH値を決定することで、基体2b(35b)の影響も排除して高精度なpH値を得ることができる。
実用上は、基体2b(35b)がガラス管で絶縁体とみなせるので、ガラスペースト2cは、既述のように、焼成後の固着層2c2(35c)の抵抗値R2c2が、ガラス膜部2a(35a)の抵抗値Ra以上となるものにすることが望ましい。
固着層2c2(35c)は、被測定液S3及び内部液S2との接触面積が、ガラス膜2aと比べて極めて小さいことから補正量ΔpHは僅かなものとなる。
pHメータ51(51A)に求められる精度によっては、補正自体も不要にし得る。
決定部12aは、測定値を、表示部1a1(1Aa1)に表示により出力するのみならず、データとして有線又は無線で外部に出力してもよい。
1 筐体
1a 本体部、 1a1,1Aa1 表示部
1a2,1Aa2 操作部、 1b ステージ部
1b1 ステージ枠部、 1c 液体収容部、 1c1 底面部
2 ガラス電極
2a ガラス膜部(感応ガラス体)、 2a1 上面、 2b 基体
2b1 端面、 2c(2c1) ガラスペースト、 2c2 固着層
2d 内極、 2d1 ケーブル、 2e シール部
3 液絡ユニット
3a 上面、 3b 液絡部、 3c 基体、 3d 脱脂綿
3e 底壁
5 電極ハウジング
5a 周壁部、 5b 天壁部、 5b1 取付孔
6a,6b,6c Oリング
7 底蓋、 7a 取付孔、 7b シール部材
8 比較電極、 8a ケーブル
11 回路基板
12,12A 演算部
12a 測定部、 12b 決定部、 12c 補正部
12d 記憶部
21 ディスペンサ、 22 液体収容容器
23 電極
24 Oリング
31 電極部
33 コード
34 測定本体部
35 ガラス電極
35a ガラス膜部(感応ガラス体)、 35b 基体、 35b1 端面
35c 固着層、 35e シール部、 35d 内極
35d1 ケーブル
36 環状筒部
36a 下面、 36b 液絡部、 36d 脱脂綿
36e シール部
37 比較電極、 37a ケーブル
51,51A pHメータ(液質測定装置)
CLa 軸線
Q pH値
R 合成抵抗値
Ra,Rb,R2c2 抵抗値
S1 測定電極液、 S2 内部液、 S3 被測定液、 S4 水
Tm 補正テーブル
Va,VAa ガラス電極液収容室、 Vb,VAb 液体収容室
Vc 内部空間
ΔR 合成抵抗値差

Claims (6)

  1. 液体の陽イオン濃度を測定するためのガラス電極であって、
    前記ガラス電極は、
    イオン感応性をもった平らな感応ガラス体と、
    測定電極液を収容するガラス管からなる基体と、
    前記基体の端面に前記感応ガラス体を封着させる固着層と、
    を備え、
    前記固着層の抵抗値は、前記感応ガラス体の抵抗値以上であることを特徴とするガラス電極。
  2. 前記感応ガラス体は、水素イオン感応性を有することを特徴とする請求項1記載のガラス電極。
  3. ガラス電極を備えて液体の陽イオン濃度を測定する液質測定装置であって、
    前記ガラス電極は、
    イオン感応性をもった平らな感応ガラス体と、
    測定電極液を収容するガラス管からなる基体と、
    前記基体の端面に前記感応ガラス体を封着させる固着層と、
    を備える一方、
    平面状の底部を有して前記液体を収容する凹部である液体収容部を備え、
    前記感応ガラス体は、前記底部に段差がなく露出している液質測定装置。
  4. 液体の陽イオン濃度を測定する液質測定装置であって、
    イオン感応性をもった平らな感応ガラス体と、測定電極液を収容するガラス管からなる基体と、前記基体の端面に前記感応ガラス体を封着させる固着層と、を有するガラス電極と、
    前記ガラス電極の電位に基づいて得た陽イオン濃度を、前記感応ガラス体及び前記固着層の抵抗値に基づく補正値で補正して測定値として出力する演算部と、
    を備えたことを特徴とする液質測定装置。
  5. 前記固着層の抵抗値が、前記感応ガラス体の抵抗値以上であることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の液質測定装置。
  6. 前記感応ガラス体は、水素イオン感応性を有することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の液質測定装置。
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