JP2019002608A - 連動認識装置、連動認識方法、および、連動認識システム - Google Patents

連動認識装置、連動認識方法、および、連動認識システム Download PDF

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Abstract

【課題】連動して制御される設備の連動グループを認識することができる連動認識装置を提供する。【解決手段】施設内に設置された複数の設備に関わる設備関係情報に基づき、関連する装置が存在する設備を親設備として特定する親特定部13と、複数の設備のうち、親特定部13が特定した親設備以外の子設備について、当該子設備に割り振られているアドレスよりも小さく、かつ、当該子設備に割り振られているアドレスの直近のアドレスが割り振られている親設備を、当該子設備の連動先と認識する認識部14とを備える。【選択図】図3

Description

この発明は、VAV(Variable Air Volume Control)制御(可変風量制御)の機能を搭載する全館空調システムにおいて、連動して制御される設備の連動グループを認識する連動認識装置、連動認識方法、および、連動認識システムに関するものである。
従来から、空調を行う設備をグループに分けて空調制御を行う空調システムが知られている。例えば、複数の空気調和機を接続可能な空調システムにおいて、リモートコントローラが、複数の空気調和機が接続されているアドレスに基づき当該複数の空気調和機のグループ分けを行い、グループごとに空調制御を行うようにする技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示されている技術では、隣接するアドレスを有する空気調和機を同一グループに割り付け、あるグループと他のグループの間のアドレスには空気調和機が接続されないようにし、アドレスの空きを設けて、別のグループであることを認識できるようにしている。
特開2013−217515号公報
VAV制御の機能を搭載する全館空調システムにおいては、空調機が、例えば、各部屋単位でVAV制御を行う。すなわち、各部屋単位で、設置された空調を行う設備が1つの連動グループとなって、連動して制御され、各部屋に設置された空調を行う設備の連動グループが、空調機による空調制御の単位となる。
このようなVAV制御の機能を搭載する全館空調システムにおいて、連動して制御される設備の連動グループを認識する方法として、特許文献1に開示されているような、空気調和機が所属するグループの認識方法を適用することが考えられる。
しかしながら、特許文献1に開示されているような技術では、上述のとおり、アドレスの空きによって各グループの認識を行うため、設備に接続するアドレスの空きがなければ連動グループを認識することができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、連動して制御される設備の連動グループを認識することができる連動認識装置を提供することを目的とする。
この発明に係る連動認識装置は、施設内に設置された複数の設備に関わる設備関係情報に基づき、関連する装置が存在する設備を親設備として特定する親特定部と、複数の設備のうち、親特定部が特定した親設備以外の子設備について、当該子設備に割り振られているアドレスよりも小さく、かつ、当該子設備に割り振られているアドレスの直近のアドレスが割り振られている親設備を、当該子設備の連動先と認識する認識部とを備えたものである。
この発明によれば、連動して制御される設備の連動グループを認識することができる。
この発明の実施の形態1に係る連動認識装置を備えた連動認識システムの概略構成図である。 この実施の形態1の連動認識システムが適用される全館空調システムの概略構成図である。 実施の形態1の連動認識装置の概略構成図である。 実施の形態1の制御装置の概略構成図である。 実施の形態1において、割り振り情報記憶部に記憶されている割り振り情報の一例を説明するための図である。 実施の形態1の連動認識装置の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1において、親特定部が記憶部に一時保存した割り振り情報の内容の一例を示す図である。 実施の形態1において、認識部が、連動して制御されるべき吹出し口の連動グループを認識した結果のイメージの一例を示す図である。 実施の形態1において、連動認識装置が連動して制御される吹出し口の連動グループを認識する動作のイメージの一例を説明する図である。 実施の形態1の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1において、連動認識装置1が、吹出し口と温度センサとの関連付けに基づき、測定温度連動グループを認識する動作の一例のイメージを示す図である。 実施の形態1において、連動認識装置が、関連付けられたリモコンが存在するかどうかに加え、関連付けられた温度センサが存在するかどうかに応じて、それぞれ、親吹出し口を特定し、連動して制御される複数の吹出し口の連動グループを認識する動作の一例のイメージを示す図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る連動認識装置1を備えた連動認識システムの概略構成図である。
この実施の形態1の連動認識システムは、全館空調システムに適用されることを前提としている。
まず、全館空調システムについて説明する。
図2は、この実施の形態1の連動認識システムが適用される全館空調システムの概略構成図である。
図2では、一例として、全館空調システムは、建物内の4つの部屋200a〜200dを対象に空調を行うものとしている。
なお、これは一例に過ぎず、全館空調システムは、例えば、2つまたは4つ以上の部屋を空調するものとしてもよいし、空調の対象を、建物内の通路等としてもよい。
また、図2では、全館空調システムにおいて、建物は、例えば2階建てとし、1階の部屋200c,200dと、2階の部屋200a,200bを対象に空調を行う場合を示しているが、これは一例に過ぎず、全館空調システムは、1階建ての建物内、または、3階以上の階を有する建物内を対象に空調を行うものであってもよい。
また、この実施の形態1では、全館空調システムは、VAV制御(可変風量制御)の機能を搭載するものを想定している。VAV制御では、建物内の部屋200a〜200dごとの温度設定を可能とし、吹出し口300a〜300e(詳細は後述する)等に設置された、ダンパ等の可変風量装置(図示省略)が各部屋200a〜200dへの風量を調整することで、各200a〜200dの温度を設定温度に近づける制御を行う。
全館空調システムは、冷風または温風等を生成し送出する空調機100と、空調機100が生成した冷風または温風等が導入されるチャンバ400と、チャンバ400に接続されて部屋200a〜200dの吹出し口300a〜300eに通じるダクト500a〜500eと、可変風量装置で構成される。
空調機100は、廊下等の室内に設置される室内機(図示省略)と室外に設置される室外機(図示省略)とで構成される。図2では、空調機100は、室内機を示すものとしている。
空調機100は、例えば天井裏に設置されたチャンバ400にダクト500eを介して接続され、空調機100が生成し、送出した冷風または温風等は、チャンバ400内へ導入される。
空調機100側からチャンバ400内へ導入された冷風または温風等は、ダクト500a〜500dに分岐して、それぞれ、部屋200a〜200dに設置された吹出し口300a〜300eから、各部屋200a〜200d内に送出される。すなわち、空調機100で生成された冷風または温風等の空気は、吹出し口300a〜300eから、各部屋200a〜200dに供給される。
吹出し口300a〜300eから吹き出された冷風または温風等は、ダクト500a〜500eにつながる各部屋200a〜200dの吹出し口300a〜300e等に備えられた可変風量装置の開度によって送風量を調整される。調整されて送出されることで各部屋200a〜200dに供給された空気は、各部屋200a〜200dを通過した後、空調機100に戻される。
空調機100は、例えば、各部屋200a〜200dに対応するリモートコントローラ20a〜20d(以下、リモコンという)から取得した、各部屋200a〜200dにおける設定温度の情報に基づき、吹出し空気の温度制御動作を実行する。ユーザは、リモコン20a〜20dを操作して各部屋200a〜200dの設定温度を、所望の温度とする。
図2では、リモコン20aから部屋200aにおけるユーザの所望の温度が設定され、リモコン20bから部屋200bにおけるユーザの所望の温度が設定され、リモコン20cから部屋200cにおけるユーザの所望の温度が設定され、リモコン20dから部屋200dにおけるユーザの所望の温度が設定されるものとしている。
このように、この実施の形態1の全館空調システムでは、空調機100が冷風または温風等の送出制御を行う部屋200a〜200d単位で、対応するリモコン20a〜20dが設けられる。
なお、上述した空調機100の制御動作は一例に過ぎず、空調機100は、上述したような、温度制御動作のほかにも各種制御動作を実行する。例えば、空調機100は、リモコン20a〜20dから取得した温度調節の情報に基づき、温度調節をON、または、OFFする制御動作を実行する。また、空調機100は、例えば、リモコン20a〜20dから取得した風量設定の情報に基づき、風量を強風、弱風、微風とする等の風量制御動作を実行する。
この実施の形態1の全館空調システムでは、1つのリモコン20a〜20dに対して、当該リモコン20a〜20dに対応する部屋200a〜200dに設置された1つの吹出し口300a〜300eが関連付けられていることを前提とする。具体的には、各吹出し口300a〜300eにはアドレスが割り振られ、当該アドレスと、リモコン20a〜20dとが関連付けられる。
部屋200a〜200dに複数の吹出し口300a〜300eが設置されている場合には、当該複数の吹出し口300a〜300eのうちの1つが、代表となって、対応するリモコン20a〜20dと関連付けられる。
図2の例でいうと、部屋200cには、吹出し口300cと吹出し口300dの、2つの吹出し口が設置されている。この場合、例えば、吹出し口300cが代表となって、対応するリモコン20cと関連付けられる。
上述のとおり、空調機100は、リモコン20a〜20dから取得した各部屋200a〜200dにおける設定温度の情報に基づき、吹出し空気の温度制御動作を実行する。
そのために、空調機100は、リモコン20a〜20dと、各部屋200a〜200dに設置された吹出し口300a〜300eとの関連を把握する必要がある。
1つのリモコン20a〜20dに対して、当該リモコン20a〜20dに対応する部屋200a〜200dに設置された1つの吹出し口300a〜300eが関連付けられているので、空調機100は、当該関連付けから、リモコン20a〜20dと、当該リモコン20a〜20dに関連付けられている1つの吹出し口300a〜300eについては、その関連を把握することは可能である。
一方で、例えば、上述の部屋200cのように、1つの部屋200cに複数の吹出し口300c,300dが設置されている場合、リモコン20cと吹出し口300dは、関連付けが行われない。しかしながら、吹出し口300dは、吹出し口300cと連動し、吹出し口300cから送出される冷風または温風等と同様の送出制御が行われる必要がある。
そこで、この実施の形態1に係る連動認識システムでは、連動認識装置1が、連動して制御されるべき吹出し口300a〜300eの連動グループを認識し、空調機100は、連動認識装置1が認識した連動グループ単位で、対応するリモコン20a〜20dから取得した設定温度の情報に基づき、吹出し空気の温度制御動作を実行する。具体的には、上述のとおり、空調機100は、吹出し口300a〜300e等に備えられた可変風量装置の開度によって、送風量を調整する。連動認識装置1の詳細については後述する。
図1の説明に戻る。
以下の説明において、吹出し口300a〜300eは、まとめて吹出し口300ともいうものとする。また、以下の説明において、リモコン20a〜20dは、まとめてリモコン20ともいうものとする。
この実施の形態1の連動認識システムは、連動認識装置1と、制御装置2とを備える。この実施の形態1では、制御装置2は、各吹出し口300に備えられるものとする。連動認識装置1と制御装置2とは、ネットワークを介して接続される。
なお、図1では、説明の簡単のため、制御装置2は1つのみを示しているが、連動認識装置1は、各吹出し口300に備えられた各制御装置2と接続される。
連動認識装置1は、吹出し口300に関わる設備関係情報に基づき、連動して制御されるべき吹出し口300の連動グループを認識する。例えば、連動認識装置1は、吹出し口300のアドレスとリモコン20との関連付けを示す情報を設備関係情報として、連動グループを認識する。
実施の形態1では、吹出し口300のアドレスとリモコン20との関連付けを示す情報を、割り振り情報といい、以下の説明では、連動認識装置1は、当該割り振り情報を設備関係情報とし、当該割り振り情報に基づき、連動グループを認識するものとする。当該割り振り情報の詳細については後述する。
連動認識装置1は、割り振り情報を、制御装置2から取得し、連動して制御されるべき吹出し口300の連動グループを認識する。
制御装置2は、割り振り情報を管理し、連動認識装置1に対して、当該割り振り情報を送信する。
図3は、実施の形態1の連動認識装置1の概略構成図である。
連動認識装置1は、図3に示すように、コマンド送信部11と、割り振り情報受信部12と、親特定部13と、認識部14とを備える。
コマンド送信部11は、ネットワークを介して、制御装置2に、モニタコマンドを送信する。コマンド送信部11は、吹出し口300に割り振られているアドレスの昇順に、モニタコマンドを送信する。具体的には、コマンド送信部11は、予め決められた一定範囲内のアドレスに対して、当該アドレスの昇順に、モニタコマンドを送信する。当該予め決められた一定範囲において、吹出し口300のアドレスが割り振られている。
なお、予め決められた一定範囲のアドレスは、予め、連動認識装置1が参照可能な場所に記憶されており、コマンド送信部11は、当該記憶されたアドレスの情報に基づき、モニタコマンドを送信する。
割り振り情報受信部12は、コマンド送信部11が送信したモニタコマンドに対応して、制御装置2から送信される割り振り情報を受信する。割り振り情報受信部12は、受信した割り振り情報を、親特定部13に出力する。
親特定部13は、割り振り情報受信部12から出力された割り振り情報に基づき、関連付けられたリモコン20が存在する吹出し口300を、親吹出し口と特定する。親特定部13は、特定した親吹出し口の割り振り情報を、記憶部(図示省略)に一時保存する。なお、この際、親特定部13は、例えば、親フラグを付与する等、一時保存した割り振り情報が、親吹出し口の割り振り情報であることがわかるようにして、当該割り振り情報を一時保存するようにする。これは一例に過ぎず、親特定部13は、親吹出し口の割り振り情報であることがわかるように、当該割り振り情報を一時保存するようになっていればよい。
親特定部13は、割り振り情報に基づき、関連付けられたリモコン20が存在しない吹出し口300については、親吹出し口ではない(子吹出し口)と判断し、そのまま記憶部に一時保存する。
認識部14は、親特定部13が記憶部に一時保存した割り振り情報を取得し、取得した割り振り情報に基づき、連動して制御されるべき吹出し口300の連動グループを認識する。具体的には、まず、認識部14は、親吹出し口以外の吹出し口300を、子吹出し口として特定する。
そして、認識部14は、子吹出し口について、当該子吹出し口に割り振られているアドレスより小さく、かつ、当該子吹出し口に割り振られているアドレスの直近のアドレスの親吹出し口を検索し、検索した親吹出し口を、子吹出し口の連動先とする。なお、認識部14は、子吹出し口が複数存在する場合は、各子吹出し口について、所属する連動グループの認識を行う。
その結果、全ての吹出し口300について、連動して制御されるべき吹出し口300の連動グループが認識されることになる。
空調機100は、認識部14が認識した連動グループに基づき、当該連動グループ単位で、対応するリモコン20a〜20dから取得した設定温度の情報に基づき、吹出し空気の温度制御動作を実行する。
図4は、実施の形態1の制御装置2の概略構成図である。
制御装置2は、図4に示すように、コマンド受信部21と、割り振り情報取得部22と、割り振り情報送信部23と、割り振り情報記憶部24とを備える。
コマンド受信部21は、連動認識装置1から、ネットワークを介して、モニタコマンドを受信する。コマンド受信部21は、モニタコマンドを受信した旨の情報を、割り振り情報取得部22に出力する。
割り振り情報取得部22は、コマンド受信部21から、モニタコマンドを受信した旨の情報が出力されると、割り振り情報記憶部24を参照し、割り振り情報記憶部24に記憶されている割り振り情報を取得する。割り振り情報取得部22は、取得した割り振り情報を割り振り情報送信部23に出力する。
ここで、図5は、実施の形態1において、割り振り情報記憶部24に記憶されている割り振り情報の一例を説明するための図である。
割り振り情報記憶部24には、図5に示すように、例えばIDまたは名称等、吹出し口300を特定する情報と、吹出し口300に割り振られたアドレスと、関連付けられたリモコンの情報とが紐付けられた割り振り情報が記憶されている。
当該割り振り情報の設定作業は、予め、管理者等が、空調機100等の設置時等に行う。
図5では、吹出し口Aの割り振り情報を一例として示しているが、管理者等は、空調管理システム内に設置された全ての吹出し口300について割り振り情報の設定を行う。例えば、図2の例でいうと、管理者等は、吹出し口300a〜300eについて、割り振り情報の設定を行う。
その際、管理者等は、1つのリモコン20に対して、当該リモコン20に対応する1つの吹出し口300に、リモコン20の情報を関連付けて、割り振り情報に設定する。また、管理者等は、連動して制御させる吹出し口300については、連続したアドレスを付与するようにする。例えば、図2の例でいうと、吹出し口300cと吹出し口300dは連続したアドレスが付与され、吹出し口300cの割り振り情報には、リモコン20cの情報が設定され、吹出し口300dの割り振り情報には、リモコンの情報は設定されないことになる。管理者等は、連動して制御させる複数の吹出し口300がある場合は、代表とする1つの吹出し口300に一番小さいアドレスを割り振り、当該代表とする1つの吹出し口300にリモコン20の情報を関連付けて、割り振り情報を設定するようにする。すなわち、図2の例でいうと、吹出し口300cは、吹出し口300dよりも小さいアドレスが割り振られる。
管理者等は、連動して制御させる複数の吹出し口300の連動グループが複数存在する場合、連動グループ間のアドレスに、連続したアドレスを割り振る。
例えば、4台の吹出し口X,Y,Z,Wがあり、当該4台の吹出し口X,Y,Z,Wを、吹出し口X,Yと吹出し口Z,Wの2台ずつに分け、それぞれ、リモコンx,yと連動して制御させるものとするとする。この場合、管理者等は、例えば、吹出し口X,Y,Z,Wに、それぞれ、「11」,「12」,「13」,「14」のアドレスを割り振り、吹出し口X,Zに、リモコンx,yを関連付けた割り振り情報を設定する。なお、管理者等は、例えば、アドレス「13」を空きアドレスとし、吹出し口X,Y,Z,Wに、「11」,「12」,「14」,「15」のアドレスを割り振るようにしても構わない。連動して制御させる複数の吹出し口300のアドレスをアドレス順に並べた際に、間に他の連動グループに属する吹出し口300のアドレスが挟まれないように、連動して制御させる吹出し口300のアドレスが割り振られるようになっていればよい。
また、この実施の形態1では、図5に示すように、割り振り情報には、リモコンの情報として、リモコン20のIDまたは名称等、吹出し口300に対応するリモコン20が特定できる情報を設定するようにしているが、これに限らず、吹出し口300に対応するリモコン20があるかないかの情報を設定するようにしてもよく、割り振り情報から、吹出し口300に対応付けられたリモコン20の有無が判断できるようになっていればよい。
割り振り情報送信部23は、割り振り情報取得部22から出力された割り振り情報を、ネットワークを介して、連動認識装置1に送信する。
割り振り情報記憶部24は、図5に示したような割り振り情報を記憶する。
なお、この実施の形態1では、制御装置2が割り振り情報記憶部24を備えるようにしたが、これに限らず、割り振り情報記憶部24は制御装置2の外部の、制御装置2が参照可能な場所に備えられるようにしてもよい。
この実施の形態1の連動認識システムにおける、連動認識装置1および制御装置2の動作について、図面を用いて説明する。
図6は、実施の形態1の連動認識装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
コマンド送信部11は、例えば、連動認識装置1に電源が投入されると、ネットワークを介して、制御装置2に、モニタコマンドを送信する(ステップST601)。なお、コマンド送信部11は、吹出し口300に割り振られたアドレスの昇順に、モニタコマンドを送信する。
制御装置2では、モニタコマンドを受信し、当該モニタコマンドに対する応答として、連動認識装置1に、割り振り情報(図5参照)を送信する。制御装置2における動作の詳細については後述する。
割り振り情報受信部12は、制御装置2から割り振り情報を受信すると(ステップST602の“YES”の場合)、受信した割り振り情報を、親特定部13に出力する。
割り振り情報受信部12は、割り振り情報を受信できない場合(ステップST602の“NO”の場合)、ステップST601において送信したモニタコマンドの送信先のアドレスには制御装置2が接続されていないものとみなし、その旨をコマンド送信部11に通知する。そして、コマンド送信部11は、次のアドレスに対してモニタコマンドを送信する。
なお、コマンド送信部11は、割り振り情報受信部12から、割り振り情報を受信していない旨の通知が出力された場合、予め決められた一定回数、モニタコマンドの再送処理を行うようにしてもよい。その結果、予め設定された一定期間、割り振り情報が受信されない場合に、コマンド送信部11は、次のアドレスに対してモニタコマンドを送信するようにしてもよい。
また、割り振り情報受信部12において、割り振り情報を受信できない場合、制御部(図示省略)が、該当のアドレスには制御装置2が接続されていない旨の通知等を出力するようにしてもよい。
親特定部13は、ステップST602において割り振り情報受信部12から出力された割り振り情報に基づき、親吹出し口の割り振り情報であるかどうかを判定する(ステップST603)。具体的には、親特定部13は、割り振り情報に、関連付けられたリモコン20の情報が設定されているかどうかによって、親吹出し口の割り振り情報であるかどうかを判定する。
ステップST603において、親吹出し口の割り振り情報であると判定した場合(ステップST603の“YES”の場合)、親特定部13は、割り振り情報に基づく、関連付けられたリモコン20が存在する吹出し口300を、親吹出し口と特定する(ステップST604)。そして、親特定部13は、特定した親吹出し口の割り振り情報を、記憶部(図示省略)に一時保存する(ステップST605)。
一方、ステップST603において、親吹出し口の割り振り情報ではないと判定した場合(ステップST603の“NO”の場合)、すなわち、割り振り情報に、関連付けられたリモコン20の情報が設定されていない場合、親特定部13は、関連付けられたリモコン20が存在しない子吹出し口であると判定し、ステップST604の処理はスキップして、割り振り情報をそのまま、記憶部に一時保存する(ステップST605)。
ステップST606において、コマンド送信部11は、設定可能アドレス範囲に対して全てのモニタコマンドの送信が完了した場合、すなわち、送信したモニタコマンドが設定可能アドレス範囲における最大アドレスの場合(ステップST606の“YES”の場合)、ステップST607へ進む。
ステップST606において、コマンド送信部11は、設定可能アドレス範囲に対して全てのモニタコマンドの送信が完了していない場合(ステップST606の“NO”の場合)、ステップST601に戻り、コマンド送信部11は、次のアドレスに対して、モニタコマンドの送信を行う。
認識部14は、ステップST605において親特定部13が記憶部に一時保存した割り振り情報を取得し、取得した割り振り情報に基づき、連動して制御されるべき吹出し口300の連動グループを認識する(ステップST607)。具体的には、まず、認識部14は、割り振り情報に基づき、子吹出し口を特定する。そして、認識部14は、子吹出し口について、割り振り情報に基づき、当該子吹出し口に割り振られているアドレスより小さく、かつ、当該子吹出し口に割り振られているアドレスの直近の、親吹出し口を検索し、検索した親吹出し口を、子吹出し口の連動先とする。
ここで、例えば、ステップST605において親特定部13が記憶部に一時保存した割り振り情報が、図7に示すような内容であったとする。
なお、図7では、一例として、親特定部13は、親吹出し口の割り振り情報であることがわかるように、親吹出し口の割り振り情報に親フラグを付与しているものとしている。
上述のとおり、ステップST601において、コマンド送信部11は、吹出し口300に割り振られているアドレスの昇順にモニタコマンドを送信するため、記憶部には、アドレスの昇順に、制御装置2から送信される割り振り情報が記憶される。よって、認識部14が記憶部から取得する割り振り情報も、アドレスの昇順となっている。認識部14は、再度、アドレス順に並ぶように、記憶部から取得した割り振り情報の並べ替えを行うようにしてもよい。
図7に示すように、吹出し口A,B,C,Eは、それぞれ、関連付けられたリモコンa,b,c,dが存在する親吹出し口である。したがって、ステップST604において、親特定部13は、吹出し口A,B,C,Eの割り振り情報に、それぞれ、親フラグ「1」を付与している。
認識部14は、吹出し口Dを、子吹出し口と特定する。
そして、認識部14は、当該吹出し口Dについて、当該吹出し口Dに割り振られているアドレス「4」より小さく、かつ、当該吹出し口Dに割り振られたアドレス「4」の直近の親吹出し口を検索する。その結果、認識部14によって、吹出し口Cが検索される。
認識部14は、検索された吹出し口Cを、吹出し口Dの連動先と認識する。
その結果、図8に示すようなイメージの割り振り情報が生成され、連動して制御されるべき吹出し口300の連動グループが認識されることになる。図8では、吹出し口Dの連動先として吹出し口Cが認識されたことを示すため、吹出し口Cには親フラグの代わりに連動先の情報が付与されたものとしている。
認識部14は、全ての吹出し口300について連動グループが認識された割り振り情報を、空調機100に送信する。これに限らず、認識部14は、例えば、全ての吹出し口300について連動グループが認識された割り振り情報を、空調機100が参照可能な場所に記憶させるようにしてもよい。
空調機100は、認識部14が認識した連動グループに基づき、当該連動グループ単位で、対応するリモコン20a〜20dから取得した設定温度の情報に基づき、吹出し空気の温度制御動作を実行する。
認識部14は、記憶部を初期化する(ステップST608)。
図9は、実施の形態1において、連動認識装置1が連動して制御される吹出し口300の連動グループを認識する動作のイメージの一例を説明する図である。図9Aは、連動認識装置1が連動して制御される吹出し口300の連動グループを認識する前の状態のイメージの一例であり、図9Bは、図9Aの状態から、連動認識装置1が、連動して制御される吹出し口300の連動グループを認識した結果のイメージの一例である。
図9は、一例として、空調機100が、建物内の玄関、LDK、および、部屋1〜4単位で、吹出し空気の温度制御動作を実行し、玄関、LDK、および、部屋1〜4には、それぞれ、ユーザが所望の温度を設定するためのリモコン20が存在する場合に、連動認識装置1が、連動して制御される吹出し口300の連動グループを認識する動作のイメージを示している。
玄関、および、部屋3,4は、空間的に狭い領域であり、領域内には、吹出し口300が1つのみ設置され、LDK、および、部屋1,2は、空間的に広い領域であり、領域内には、複数の吹出し口300が設置されているものとしている。そして、LDK、および、部屋1,2の、領域内に設置された複数の吹出し口300については、1つの吹出し口300が、代表してリモコン20と関連付けられる(図9A参照)。
図9Aに示す状態の場合、連動認識装置1は、図9Bに示すように、6つの連動グループを認識することになる。
図10は、実施の形態1の制御装置2の動作を説明するためのフローチャートである。
コマンド受信部21は、ネットワークを介して、連動認識装置1から送信されるモニタコマンド(図6のステップST601参照)を受信するまで待機し(ステップST1001の“NO”の場合)、連動認識装置1から送信されるモニタコマンドを受信すると(ステップST1001の“YES”の場合)、モニタコマンドを受信した旨の情報を、割り振り情報取得部22に出力する。
割り振り情報取得部22は、ステップST1001において、コマンド受信部21から、モニタコマンドを受信した旨の情報が出力されると、割り振り情報記憶部24を参照し、割り振り情報記憶部24に記憶されている割り振り情報を取得する(ステップST1002)。割り振り情報取得部22は、取得した割り振り情報を、割り振り情報送信部23に出力する。
割り振り情報送信部23は、ステップST1002において割り振り情報取得部22から出力された割り振り情報を、ネットワークを介して、連動認識装置1に送信する(ステップST1003)。
以上のように、連動認識装置1は、制御装置2から送信される割り振り情報に基づき、吹出し口300とリモコン20との関連付けに応じて、連動して制御される吹出し口300の連動グループを認識する。また、連動認識装置1は、リモコン20と関連付けられていない子吹出し口については、当該子吹出し口に割り振られているアドレスより小さく、かつ、当該子吹出し口に割り振られているアドレスの直近の親吹出し口を、当該子吹出し口の連動先と認識する。これにより、親吹出し口と連動して制御される子吹出し口を、親吹出し口と同じ連動グループと認識することができる。
従来の技術では、連動して制御される空気調和機の、異なるグループを判別するためには、グループ間に空きのアドレスを設ける必要があった。
例えば、従来の技術において、4台の空気調和機a,b,c,dで2台ずつのグループAB,CDを作る場合、空気調和機a,b,c,dには、それぞれ、「101」,「102」,「104」,「105」というアドレスが割り振られ、空気調和機bと空気調和機cのアドレスの間にはアドレスの空きが設けられることになる。
この方法では、アドレス空間が一意に定義されても、グループの構成によっては、接続できる端末台数が異なってしまう。例えば、アドレス空間がアドレス「101」からアドレス「106」までであったとすると、当該アドレス空間のアドレスが割り振られる吹出し口300が全て同一のグループなら、当該アドレス空間のアドレスは6台の吹出し口300に割り振ることができる。しかし、例えば、当該アドレス空間のアドレスが割り振られる吹出し口300を全て異なるグループとしたい場合は、当該アドレス空間のアドレスは、3台の吹出し口300にしか割り振ることができないことになる。つまり、アドレス空間内の全アドレスのうちの半分程度しか、吹出し口300に割り振ることができない。
これに対し、この実施の形態1の連動認識装置1は、吹出し口300とリモコン20との関連付けに応じて、吹出し口300の連動グループの認識を行うことができるため、管理者等は、予め、吹出し口300にアドレスを割り振る際に、連動して制御させたい複数の吹出し口300が存在する場合には、従来の技術のように、連動グループ間で空きアドレスを設ける必要がない。そのため、アドレス空間内の全てのアドレスを利用することが可能となり、吹出し口300の接続可能台数も少なくならないようにすることができる。
なお、以上の実施の形態1では、管理者等は、予め、代表とする1つの吹出し口300に一番小さいアドレスを割り振るようにしたが、これに限らず、管理者等は、予め、代表とする1つの吹出し口300に一番大きいアドレスを割り振るようにしてもよい。
この場合、認識部14は、割り振り情報に基づき、子吹出し口に割り振られているアドレスよりも大きく、かつ、当該子吹出し口に割り振られているアドレスの直近のアドレスが割り振られている親吹出し口を、当該子吹出し口の連動先と認識するようにする。
また、以上の実施の形態1では、連動認識装置1において、親特定部13は、割り振り情報受信部12から出力された割り振り情報に基づき、関連付けられたリモコン20が存在する吹出し口300を、親吹出し口と特定するようにしていた(図6のステップST603,604参照)。
しかしながら、これに限らず、親特定部13は、関連付けられたリモコン20が存在する吹出し口300を親吹出し口と特定することに加え、吹出し口300のその他の関連付けに基づき、親吹出し口を特定するようにしてもよい。
例えば、親特定部13は、温度センサが関連付けられている吹出し口300を、親吹出し口とするようにしてもよい。これにより、連動認識装置1は、測定温度連動グループについても認識することができる。
なお、吹出し口300と温度センサの関連付けについては、吹出し口300とリモコン20の関連付け同様、管理者等が予め行い、割り振り情報に、温度センサの関連付け情報も設定するようにしておく。
図11は、実施の形態1において、連動認識装置1が、吹出し口300と温度センサとの関連付けに基づき、測定温度連動グループを認識する動作の一例のイメージを示す図である。
例えば、図11に示すように、吹出し口1〜8の8つの吹出し口があり、そのうち、吹出し口1,3,5,7に、温度センサが接続されているとする。
この場合、連動認識装置1において、親特定部13は、吹出し口1,3,5,7を親吹出し口と特定し、認識部14は、吹出し口1,2、吹出し口3,4、吹出し口5,6、および、吹出し口7,8を、それぞれ、連動して制御されるべき測定温度連動グループであると認識する。
また、実施の形態1において、連動認識装置1は、吹出し口300に、複数の関連付けが設定されている場合でも、当該複数の関連付けに基づき、連動グループを認識することができる。
図12は、実施の形態1において、連動認識装置1が、関連付けられたリモコン20が存在するかどうかに加え、関連付けられた温度センサが存在するかどうかに応じて、それぞれ、親吹出し口を特定し、連動して制御される複数の吹出し口300の連動グループを認識する動作の一例のイメージを示す図である。
例えば、図12に示すように、吹出し口1〜8の8つの吹出し口があり、そのうち、吹出し口1,3,5,7に温度センサが接続され、吹出し口1,5,7にリモコン20が接続されているとする。
この場合、連動認識装置1において、親特定部13は、温度センサに関する親吹出し口として吹出し口1,3,5,7を特定し、リモコン20に関する親吹出し口として吹出し口1,5,7を特定する。
認識部14は、吹出し口1,2、吹出し口3,4、吹出し口5,6、および、吹出し口7,8を、それぞれ、連動して制御されるべき測定温度連動グループであると認識する。また、認識部14は、吹出し口1,2,3,4、吹出し口5,6、および、吹出し口7,8を、それぞれ、連動して制御されるべき、吹出し空気制御の連動グループであると認識する。
すなわち、吹出し口3,4は、温度測定に関する動作の際は、吹出し口1,2とは連動せず、吹出し口1,2とは別で制御されるが、吹出し空気制御に関する動作の際は、吹出し口1,2と連動して制御されることになる。
このように、連動認識装置1では、吹出し口300に関連付けられるリモコン20に限らず、吹出し口300との関連付けを判断できる装置であれば、リモコン20以外の装置であっても、吹出し口300との関連付けに基づき、連動グループを認識することができる。
以上の実施の形態1では、割り振り情報を設備関係情報とし、予め、管理者等が、割り振り情報を設定しておき、連動認識装置1は、当該割り振り情報に基づき、連動して制御される連動グループを認識するものとした。しかしながら、これは一例に過ぎず、連動認識装置1は、その他の方法で、親を特定し、連動グループを認識することができる。以下、連動認識装置1が、親を特定し、連動グループを認識するその他の方法について、例をあげて説明する。
例えば、吹出し口300から送信される、当該吹出し口300がリモコン20と接続されているか否かの情報を設備関係情報とし、連動認識装置1は、当該情報に基づき、親を特定し、連動グループを認識するようにしてもよい。
この場合、予め、親吹出し口にはリモコン20がケーブルで接続されているものとし、制御装置2は、連動認識装置1からモニタコマンドを受信した際に、自身にリモコン20がケーブル接続されているか否かの情報を返答するようにする。そして、連動認識装置1では、親特定部13が、リモコン20が接続されているとの返答を受信した制御装置2を備えた吹出し口300を、親吹出し口と特定する。その後、認識部14が連動グループを認識する動作については、上記で説明した内容と同様であるので重複した説明を省略する(図6のステップST607参照)。
なお、制御装置2から送信される、モニタコマンドに対する返答には、返答元である制御装置2を備えた吹出し口300のアドレス、および、接続されているリモコン20がある場合は当該リモコン20のアドレスの情報が付与されている。
また、例えば、吹出し口300から送信される、自身が親吹出し口であるか否かを表すスイッチの情報を設備関係情報としてもよい。
この場合、予め、各吹出し口300には、親吹出し口であるか子吹出し口であるかを表すスイッチが設けられているものとし、連動認識装置1は、当該スイッチの情報に基づき、連動グループを認識する。
具体的には、制御装置2は、連動認識装置1からモニタコマンドを受信した際に、自身に設けられているスイッチの情報を返答するようにする。そして、連動認識装置1では、親特定部13が、スイッチの情報が親スイッチを示している制御装置2を備えた吹出し口300を、親吹出し口と特定する。その後、認識部14が連動グループを認識する動作については、上記で説明した内容と同様であるので重複した説明を省略する。
なお、制御装置2から送信される、モニタコマンドに対する返答には、スイッチの情報とともに、返答元である制御装置2を備えた吹出し口300のアドレスの情報が付与されている。
また、連動認識装置1が、制御装置2から返答されるスイッチの情報から親吹出し口であるか否かを特定するのではなく、制御装置2が、直接、自身が親吹出し口であるか否かを表す情報を返答するようにしてもよい。
この場合、予め、管理者等が、親吹出し口とする吹出し口300に備えられた制御装置2に、親である旨の情報を書き込んでおくようにする。
具体的には、制御装置2は、連動認識装置1からモニタコマンドを受信した際に、自身が親である旨の情報を保持していれば、当該情報を、返答する。そして、連動認識装置1では、親特定部13が、自身が親である旨の情報を返答した制御装置2を備えた吹出し口300を、親吹出し口と特定する。その後、認識部14が連動グループを認識する動作については、上記で説明した内容と同様であるので重複した説明を省略する。
なお、制御装置2から送信される、モニタコマンドに対する返答には、自身が親である旨の情報とともに、返答元である制御装置2を備えた吹出し口300のアドレスの情報が付与されている。また、自身が親でない吹出し口300については、制御装置2は、連動認識装置1からのモニタコマンドに対して、返答元である制御装置2を備えた吹出し口300のアドレスの情報を付与した、自身が親でない旨の情報を返答する。
また、例えば、予め、管理者等が、リモコン20にもアドレスを付与するようにしておき、連動認識装置1が、当該リモコン20にもモニタコマンドを送信して、連動グループを認識することもできる。
この場合、連動認識装置1は、リモコン20および吹出し口300に付与されたアドレスに対してモニタコマンドを送信する。具体的には、連動認識装置1は、リモコン20、および、吹出し口300に備えられた制御装置2に対してモニタコマンドを送信する。
そして、連動認識装置1の親特定部13は、モニタコマンドに対する返答が、リモコン20から返ってきた返答である場合に、当該リモコン20を親と特定し、当該リモコン20のアドレスを親のアドレスと特定するようにする。そして、認識部14は、制御装置2からの返答に対して、当該制御装置2が備えられた吹出し口300のアドレスを子のアドレスとして、当該子のアドレスよりも小さい、直近のアドレスを有するリモコン20を、当該子のアドレスを有する吹出し口300の連動先とし、連動グループを認識する。
リモコン20、および、制御装置2から送信される、モニタコマンドに対する返答には、返答元であるリモコン20、および、返答元である制御装置2を備えた吹出し口300のアドレスの情報が付与されている。
なお、上記は、連動先としたいリモコン20には、連動して制御させる吹出し口300のアドレスよりも小さいアドレスが割り振られていることを前提とした例である。これに限らず、例えば、連動先としたいリモコン20には、連動して制御させる吹出し口300のアドレスよりも大きいアドレスが割り振られている場合には、認識部14は、子のアドレスよりも大きい直近のアドレスを有するリモコン20を、当該子のアドレスを有する吹出し口300の連動先とし、連動グループを認識するようにする。
このように、連動認識装置1は、各種の方法で、親を特定し、連動グループを認識することができる。
また、以上の実施の形態1では、連動認識装置1は、吹出し口300のアドレスとリモコン20または温度センサとの関連付けを示す情報に基づき連動して制御されるべき吹出し口300の連動グループを認識するものとしたが、これは一例に過ぎない。連動認識装置1は、施設内の設備と、当該設備に対応する装置とが関連付けられた情報等、施設内の設備に関わる設備関係情報に基づき、施設内の設備の連動グループの認識することができる。
設備とは、吹出し口300の他、例えば、送風ファン、または、空調機等、風量を調整する可変風量制御設備である。
また、装置とは、リモコン20の他、例えば、スイッチ、可変ボリューム、または、リモコンの受信機等、設備の動作に関連する設定を行う設定装置である。また、装置とは、例えば、温度センサ、湿度センサ、または、ほこり・粉塵センサ等、設備の動作に関連する検出を行う検出装置であってもよい。
また、以上の実施の形態1では、制御装置2は、各吹出し口300に備えられるものとしたが、これに限らず、例えば、サーバにおいて、施設内の各設備と、当該各設備に対応する各装置とが関連付けられた情報等、施設内の設備に関わる設備関係情報を記憶しておき、連動認識装置1は、ネットワークを介してサーバから当該設備関係情報を参照して、連動グループの認識を行うようにしてもよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、予め、連動して制御される設備(吹出し口300)のうち、代表とする1つの設備に一番小さいアドレスが割り振られている場合において、施設内に設置された複数の設備に関わる設備関係情報に基づき、関連する装置(リモコン20)が存在する設備を親設備(親吹出し口)として特定する親特定部13と、複数の設備のうち、親特定部13が特定した親設備以外の子設備(子吹出し口)について、当該子設備に割り振られているアドレスよりも小さく、かつ、当該子設備に割り振られているアドレスの直近のアドレスが割り振られている親設備を、当該子設備の連動先と認識する認識部14とを備えるように構成した。また、予め、連動して制御される設備のうち、代表とする1つの設備に一番大きいアドレスが割り振られている場合において、施設内に設置された複数の設備に関わる設備関係情報に基づき、関連する装置(リモコン20)が存在する設備を親設備(親吹出し口)として特定する親特定部13と、複数の設備のうち、親特定部13が特定した親設備以外の子設備(子吹出し口)について、当該子設備に割り振られているアドレスよりも大きく、かつ、当該子設備に割り振られているアドレスの直近のアドレスが割り振られている親設備を、当該子設備の連動先と認識する認識部14とを備えるように構成した。
そのため、連動して制御される設備の連動グループを認識することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 連動認識装置
2 制御装置
11 コマンド送信部
12 割り振り情報受信部
13 親特定部
14 認識部
20,20a〜20d リモコン
21 コマンド受信部
22 割り振り情報取得部
23 割り振り情報送信部
24 割り振り情報記憶部
100 空調機
200a〜200d 部屋
300,300a〜300e 吹出し口
400 チャンバ
500a〜500e ダクト

Claims (12)

  1. 施設内に設置された複数の設備に関わる設備関係情報に基づき、関連する装置が存在する設備を親設備として特定する親特定部と、
    前記複数の設備のうち、前記親特定部が特定した親設備以外の子設備について、当該子設備に割り振られているアドレスよりも小さく、かつ、当該子設備に割り振られているアドレスの直近のアドレスが割り振られている親設備を、当該子設備の連動先と認識する認識部
    とを備えた連動認識装置。
  2. 施設内に設置された複数の設備に関わる設備関係情報に基づき、関連する装置が存在する設備を親設備として特定する親特定部と、
    前記複数の設備のうち、前記親特定部が特定した親設備以外の子設備について、当該子設備に割り振られているアドレスよりも大きく、かつ、当該子設備に割り振られているアドレスの直近のアドレスが割り振られている親設備を、当該子設備の連動先と認識する認識部
    とを備えた連動認識装置。
  3. 前記設備関係情報とは、
    前記設備に割り振られているアドレスと、当該設備に関連する装置の有無に関する情報とが紐付けられた割り振り情報である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の連動認識装置。
  4. 前記設備関係情報とは、
    前記設備から送信される、当該設備が前記関連する装置と接続されているか否かを示す情報である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の連動認識装置。
  5. 前記設備関係情報とは、
    前記設備から送信される、自身が前記親設備であるか否かを表す情報である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の連動認識装置。
  6. 施設内に設置された複数の設備、および、当該設備に関係する1つ以上の装置からモニタコマンドを取得し、取得したモニタコマンドが、前記装置から取得したモニタコマンドである場合に、当該装置を親として特定する親特定部と、
    前記複数の設備について、当該設備に割り振られているアドレスよりも小さく、かつ、当該設備に割り振られているアドレスの直近のアドレスが割り振られている親を、当該設備の連動先と認識する認識部
    とを備えた連動認識装置。
  7. 施設内に設置された複数の設備、および、当該設備に関係する1つ以上の装置からモニタコマンドを取得し、取得したモニタコマンドが、前記装置から取得したモニタコマンドである場合に、当該装置を親として特定する親特定部と、
    前記複数の設備について、当該設備に割り振られているアドレスよりも大きく、かつ、当該設備に割り振られているアドレスの直近のアドレスが割り振られている親を、当該設備の連動先と認識する認識部
    とを備えた連動認識装置。
  8. 前記装置とは前記設備の動作に関連する設定を行う設定装置である
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の連動認識装置。
  9. 前記装置とは前記設備の動作に関連する設定を行う設定装置、および、前記設備の動作に関連する検出を行う検出装置である
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の連動認識装置。
  10. 前記設備とは風量を調整する可変風量制御設備である
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項記載の連動認識装置。
  11. 親特定部が、施設内に設置された複数の設備に関わる設備関係情報に基づき、関連する装置が存在する設備を親設備として特定するステップと、
    認識部が、前記複数の設備のうち、前記親特定部が特定した親設備以外の子設備について、当該子設備に割り振られているアドレスよりも小さく、かつ、当該子設備に割り振られているアドレスの直近のアドレスが割り振られている親設備を、当該子設備の連動先と認識するステップ
    とを備えた連動認識方法。
  12. ネットワークを介して、制御装置に対してモニタコマンドを送信するコマンド送信部と、
    前記制御装置から、施設内に設置された複数の設備に関わる設備関係情報を受信する割り振り情報受信部と、
    前記割り振り情報受信部が受信した設備関係情報に基づき、関連する装置が存在する設備を親設備として特定する親特定部と、
    前記複数の設備のうち、前記親特定部が特定した親設備以外の子設備について、当該子設備に割り振られているアドレスよりも小さく、かつ、当該子設備に割り振られているアドレスの直近のアドレスが割り振られている親設備を、当該子設備の連動先と認識する認識部とを有する連動認識装置と、
    前記連動認識装置から前記モニタコマンドを受信した場合に、前記連動認識装置に対して前記設備関係情報を送信する割り振り情報送信部とを有する制御装置
    とを備えた連動認識システム。
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