JP2019002386A - ダイヤフラムポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】組立時に軸部の一端が偏心した位置に導かれる構成を採りながら、軸部の一端とクランク体との衝突に起因する騒音が低減されるダイヤフラムポンプを提供する。【解決手段】ポンプ室13の壁の一部となる変形部11を有するダイヤフラム7と、モータ2の回転軸4に固定され、回転軸4の軸線に対して偏心した位置に凹部37を有するクランク体31とを備える。凹部37に一端が回転自在に係合して傾斜した軸部46を有しかつ軸部46から突出して変形部11に接続された腕部47を有する駆動体33を備える。駆動体33の往復運動に伴って流体が吐出する状態と吸引される状態とを交互に繰り返すポンプ機構26を備える。凹部37は、クランク体31の回転方向に所定の間隔をおいて離間する複数の位置にそれぞれ設けられる。クランク体31には、複数の凹部37が外周壁35bとなる円環状の凹溝35が形成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、回転を往復運動に変換する駆動体と、この駆動体の軸をモータ側のクランク体に着脱自在に接続する係合構造とを備えたダイヤフラムポンプに関する。
従来のこの種のダイヤフラムポンプは、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1に開示されたダイヤフラムポンプは、モータの回転軸に固定されたクランク体と、このクランク体に係合構造を介して接続された駆動体と、この駆動体に接続されたダイヤフラムと、吸入弁および吐出弁とを備えている。クランク体は、円柱状に形成され、モータの回転軸と同一軸線上に位置付けられている。このクランク体の軸線方向の一端部には、クランク体の軸端面に開口する環状溝がクランク体と同軸状に形成されている。この環状溝の中には、環状溝の内周壁と外周壁とを接続する形状の係合部が設けられている。環状溝の内周壁は、円錐状に形成されている。上述した係合構造は、環状溝と係合部とによって構成されている。
駆動体は、一端が上述した環状溝に着脱自在に係入された軸部と、この軸部から径方向の外側に延びる腕部とを有している。軸部の他端は、モータの回転軸と同一軸線上の位置において、ダイヤフラムポンプのハウジングに揺動自在に支持されている。このため、軸部は、モータの回転軸の軸線に対して傾斜している。
腕部には、ダイヤフラムの複数の変形部が取付けられている。ダイヤフラムの変形部は、ポンプ室の一部を構成している。吸入弁は、ポンプ室に接続された吸入通路を開閉する。吐出弁は、ポンプ室に接続された吐出通路を開閉する。ポンプ室が収縮することにより、吐出弁が開いてポンプ室内の流体が吐出される。一方、変形部が拡張することにより、吸入弁が開いてポンプ室内に流体が吸入される。
このダイヤフラムポンプにおいては、モータの回転軸とともにクランク体が回転することにより、駆動体の軸部の一端が係合部によって押され、駆動体が軸部の他端を中心にして揺動する。このため、駆動体は、回転を往復運動に変換してダイヤフラムの変形部に伝達する。変形部は、腕部によって押されることにより収縮し、腕部によって引かれることによって拡張する。
このダイヤフラムポンプの上述した係合構造は、クランク体の回転を駆動体の軸部の一端に伝達する第1の機能と、モータの回転軸の軸線に対して偏心した位置にある係合部に駆動体の軸部の一端を導く第2の機能とを有している。このダイヤフラムポンプにおいては、係合構造が第2の機能を有しているために、組立時に、偏心した位置にある環状溝の底に軸部の一端が導かれ、軸部が傾斜するから、駆動体の軸部をクランク体に接続する組立作業を簡単に行うことができる。
特開2013−19295号公報
特許文献1に開示されたダイヤフラムポンプにおいては、作動中に駆動体の軸部の一端とクランク体の係合部とが互いに接触する状態と、これらの部材が互いに離れる状態とが交互に繰り返されることがある。このような場合、軸部が係合部に当たったり離れたりして騒音が発生することがあった。
なお、この騒音の問題を解消するにあたっては、軸部をクランク体に接続するときの作業性が低くなることは避けなければならない。
本発明の目的は、組立時に軸部の一端が偏心した位置に導かれる構成を採りながら、軸部の一端とクランク体との衝突に起因する騒音が低減されるダイヤフラムポンプを提供することである。
この目的を達成するために、本発明に係るダイヤフラムポンプは、ポンプ室の壁の一部を構成する変形部を有するダイヤフラムと、モータの回転軸に軸線方向の一端部が固定され、軸線方向の他端部であって前記回転軸の軸線に対して偏心した位置に凹部を有するクランク体と、前記凹部に一端が回転自在に係合して前記回転軸の軸線に対して傾斜した軸部を有しかつ前記軸部から径方向の外側に突出して前記変形部に接続された腕部を有し、前記クランク体の回転を往復運動に変換して前記変形部に伝達する駆動体と、前記駆動体の往復運動に伴って前記ポンプ室から流体が吐出される状態と前記ポンプ室に流体が吸引される状態とを交互に繰り返すポンプ機構とを備え、前記凹部は、前記クランク体の回転方向に所定の間隔をおいて離間する複数の位置にそれぞれ設けられ、前記クランク体の軸線方向の他端部には、前記複数の凹部が外周壁となる円環状の凹溝が形成されているものである。
本発明は、前記ダイヤフラムポンプにおいて、前記凹部は、前記軸部の一端が部分的に嵌合する形状に形成され、前記円環状の凹溝の内周壁は、円錐状に形成されていてもよい。
本発明においては、駆動体の軸部の一端は、クランク体の複数の凹部のうち一つの凹部に保持されるから、作動時にこの軸部の一端とクランク体とが当たったり離れたりすることはない。
また、複数の凹部は円環状の凹溝の外周壁を構成しており、組立時に駆動体の軸部の一端が凹溝内に入ることによって、偏心した位置にある凹部に導かれる。
したがって、本発明によれば、組立性を損なうことなく、軸部の一端とクランク体との衝突に起因する騒音が低減されるダイヤフラムポンプを提供することができる。
本発明に係るダイヤフラムポンプの断面図である。 クランク体の平面図である。 図2におけるIII−III線断面図である。 駆動体をクランク体に接続するときの手順を説明するための断面図である。
以下、本発明に係るダイヤフラムポンプの一実施の形態を図1〜図4を参照して詳細に説明する。
図1に示すダイヤフラムポンプ1は、図1において最も下に位置するモータ2に取付けられ、このモータ2によって駆動されて動作する。この実施の形態によるダイヤフラムポンプ1は、大気(空気)を吸込んで吐出するポンプである。この実施の形態においては、空気が本発明でいう「流体」に相当する。
このダイヤフラムポンプ1は、モータ2に固定されたハウジング3を備えている。このダイヤフラムポンプ1を構成する機能部品は、このハウジング3に保持されている。
ハウジング3は、複数の部材をモータ2の軸線方向に組み合わせて円柱状に形成されており、モータ2の回転軸4と同一軸線上に位置付けられている。ハウジング3を構成する複数の部材は、モータ2に取付けられた有底円筒状の底体5と、この底体5の開口部分に取付けられたダイヤフラムホルダー6と、このダイヤフラムホルダー6に後述するダイヤフラム7を介して取付けられた円板状のバルブホルダー8と、このバルブホルダー8に重なる状態で取付けられた蓋体9などである。
ダイヤフラム7は、ダイヤフラムホルダー6とバルブホルダー8とによって挟まれて保持されている。また、ダイヤフラム7は、バルブホルダー8に向けて開口するカップ状の変形部11と、吸入弁12とを有している。
変形部11の開口部分は、バルブホルダー8によって閉塞されている。この変形部11とバルブホルダー8との間にポンプ室13が形成されている。すなわち、ダイヤフラム7は、ポンプ室13の壁の一部を構成している。
カップ状を呈する変形部11の底壁11aにはポンプ室13とは反対方向に向けて突出する連結片14が設けられている。
吸入弁12は、図1の紙面と直交する方向に延びる板状に形成されており、長手方向の一端部においてダイヤフラム7の他の部分に接続されている。この吸入弁12は、ダイヤフラムホルダー6とバルブホルダー8との間に形成された第1の流体室15の一端部内に収容されており、ダイヤフラムホルダー6に形成された第1の貫通孔16と対向する位置に配置されている。
この吸入弁12は、ダイヤフラム7がダイヤフラムホルダー6とバルブホルダー8とに挟まれた状態でダイヤフラムホルダー6に密着し、第1の貫通孔16の開口を閉塞する。第1の貫通孔16は、第1の流体室15内と底体5内の空間Sとを連通している。底体5内の空間Sは、底体5に形成された第2の貫通孔17を介して大気中に連通されている。
第1の流体室15内の他端部は、ポンプ室13に連通されている。この第1の流体室15の他端部には、吐出用通路孔18が接続されている。この吐出用通路孔18は、一端が第1の流体室15に開口し、他端がバルブホルダー8における蓋体9側の端面に開口している。
バルブホルダー8における蓋体9側の端部には吐出弁21が設けられている。この吐出弁21は、蓋体9内に形成された第2の流体室22の中に収容されている。第2の流体室22は、バルブホルダー8と蓋体9との間に形成されており、蓋体9に設けられた吐出用パイプ23の内部空間24に連通されている。吐出用パイプ23の一端は、蓋体9内に開口し、他端は、蓋体9の外面に開口している。
吐出弁21は、ゴム材料によって形成され、バルブホルダー8の吐出孔17が開口する端面に密着する弁体21aを有している。この弁体21aは、自然状態で吐出孔17の開口部分を閉塞している。
この吐出弁21と上述した吸入弁12は、ポンプ室13の容積の増減に伴ってそれぞれ開閉する。吐出弁21は、ポンプ室13の容積が減少する収縮行程で開き、それ以外の場合は閉じている。吸入弁12は、ポンプ室13の容積が増加する拡張行程で開き、それ以外の場合は閉じている。ポンプ室13の容積は、ダイヤフラム7の変形部11が後述する駆動機構25により押されたり引かれたりすることによって変化する。この実施の形態においては、吸入弁12および吐出弁21と、第1の流体室15と、第1の貫通孔16と、底体5内の空間Sと、第2の貫通孔17と、吐出用通路孔18と、第2の流体室22およびパイプ23の内部空間24などによって本発明に係るポンプ機構26が構成されている。
駆動機構25は、モータ2の回転軸4と一体に回転するクランク体31と、このクランク体31に係合構造32を介して接続された駆動体33とを備えている。クランク体31と駆動体33は、それぞれプラスチック材料によって形成されている。
クランク体31は、円柱状に形成されている。このクランク体31の軸線方向の一端部には、図3に示すように、非貫通孔からなる軸孔34が設けられている。この軸孔34は、クランク体31の軸心部でクランク体31の軸線方向に延びる形状に形成されている。
クランク体31の他端部には、係合構造32を構成する円環状の凹溝35が形成されている。この凹溝35は、クランク体31と同一軸線上に位置し、クランク体31の他端面31aに開口している。この凹溝35の中心部には、頂部が丸められた円錐状の突起36が形成されている。このため、円環状の凹溝35の内周壁35aは、この円錐状の突起36の周壁によって構成されている。
凹溝35の外周壁35bは、図2に示すように、クランク体31の軸線方向から見て、クランク体31の周方向に所定の間隔をおいて並ぶ複数の凹部37によって形成されている。互いに隣り合う二つの凹部37のうち、一方の凹部37の他端側の半部37aと、他方の凹部37の一端側の半部37bとは、山形状の係合部38を構成している。
凹部37は、図3に示すように、クランク体31の他端面31aから一端側に向けてクランク体31の軸線C1と平行に延びる直線部41と、この直線部41の一端に接続されて円環状の凹溝35の底を構成する湾曲部42とによって構成されている。
直線部41は、図2に示すように、クランク体31の軸線方向から見て、クランク体31の軸心C1に向けて開く形状でクランク体31の軸線方向に延びる凹曲面によって形成されている。この直線部41は、クランク体31の軸線に対して(回転軸4の軸線に対して)予め定めた長さLだけ偏心した位置に設けられている。この実施の形態による直線部41は、開口形状が円形の穴(図示せず)の穴壁面の一部となる形状に形成されている。
湾曲部42は、直線部41の一端からクランク体31の径方向の内側に延びるとともにクランク体31の一端側(図3においては下側)に延びるように湾曲する形状に形成されている。湾曲部42における直線部41に接続される部分は、直線部41と同じ曲率の凹曲面によって形成されている。この湾曲部42の凹曲面の曲率は、凹溝35の底に向かうにしたがって次第に小さくなる。このため、湾曲部42と凹溝35の内周壁35aとの接続部分は、凹部37を構成する凹曲面が存在しないか、存在したとしても僅かに凹む程度の凹曲面になる。
係合部38は、図2に示すように、クランク体31の軸線方向から見て、クランク体31の軸心に向けて凸になる山形状に形成されており、凹部37と同様に直線部43(図3参照)と湾曲部44とを有している。
駆動体33は、図1に示すように、クランク体31の凹部37に係合した第1の軸4545を有する軸部46と、この軸部46から径方向の外側に突出した腕部47とを有している。第1の軸45は、円柱状の本体部45aと、半球状の先端部45bとを有している。この実施の形態による第1の軸45は、クランク体31の凹部37に回転自在に嵌まる形状に形成されている。言い換えれば、凹部37は、第1の軸45の一部が部分的に嵌合する形状に形成されている。また、クランク体31に設けられている複数の係合部38のうち、互いに隣り合う二つの係合部38どうしの間隔は、第1の軸45の外径と等しいか、第1の軸45の外径より僅かに大きい。この実施の形態においては、第1の軸45が本発明でいう軸部の「一端」に相当する。
軸部46の他端には第2の軸48が突設されている。この第2の軸48も円柱状の本体部48aと半球状の先端部48bとによって構成されている。この第2の軸48は、ダイヤフラムホルダー6の円形穴49に挿入され、この円形穴49に回転自在に保持されている。この円形穴48は、自動調心形の球面滑り軸受を構成するもので、モータ2の回転軸4と同一軸線上に位置付けられている。軸部46は、第1の軸45がクランク体31の凹部37に係合するとともに、第2の軸48が円形穴49に挿入されて保持されることによって、モータ2の回転軸4の軸線C2に対して傾斜する。
駆動体33の腕部47には、貫通孔47aが穿設されている。腕部47は、貫通孔47aにダイヤフラム7の連結片14が係入されることによって、この連結片14に連結されている。
このように構成された駆動機構25においては、モータ2の回転軸4が回転することにより、クランク体31が回転軸4と一体に回転する。このとき、第1の軸45が係合している凹部37に連なる係合部38が第1の軸45を押すことにより、第1の軸45がクランク体31の回転に伴って移動する。第1の軸45が移動することにより、駆動体33の軸部46の傾斜する方向が変化する。このように駆動体33の傾斜する方向が変わることによって、回転軸4の軸線方向において腕部47の位置が変化する。このため、この駆動体33と上述したクランク体31とからなる駆動機構25は、モータ2の回転を往復運動に変換してダイヤフラム7の変形部11に伝達する。
変形部11が腕部47によって引かれて拡張するときは、底体5の第2の貫通孔17を通って底体5内に空気が吸い込まれる。そして、この空気は、底体5内の空間Sから第1の貫通孔16と、第1の流体室15とを通ってポンプ室13に吸入される。一方、変形部11が腕部47によって押されて収縮するときは、ポンプ室13内の空気が吐出用通路孔18と第2の流体室22とパイプ23の内部空間24とを通ってダイヤフラムポンプ1から吐出される。クランク体31が連続して回転することにより、ポンプ機構26において、ポンプ室13から空気が吐出される状態と、ポンプ室13に空気が吸引される状態とが交互に繰り返される。
このダイヤフラムポンプ1を組み立てるときには、例えば、ダイヤフラム7をダイヤフラムホルダー6とバルブホルダー8とによって挟んで保持し、これらの部材を一つの組立体として取扱うことができる。そして、駆動機構25のクランク体31と駆動体33とを接続するにあたっては、ダイヤフラム7の連結片14を駆動体33の腕部47に貫通させ、駆動体33を上述した組立体に支持させた状態で行う。一方、クランク体31は、モータ2に底体5を取付けた後、底体5内に突出している回転軸4をクランク体31の軸孔34に例えば圧入することによって、回転軸4に固定する。
このクランク体31と駆動体33との接続は、駆動体33を有する上述した組立体のダイヤフラムホルダー6を底体5に重ねることによって行われる。このとき、図4に示すように、ダイヤフラムホルダー6が底体5に接近しているときに駆動体33の第1の軸45がクランク体31の円環状の凹溝35に挿入される。そして、ダイヤフラムホルダー6が底体5に接触することにより第1の軸45が複数の凹部37の中のいずれか一つの凹部37に係合(嵌合)する。
なお、図4中に二点鎖線で示すように、第1の軸45がクランク体31の軸線C2と同一軸線上に位置しているような場合は、ダイヤフラムホルダー6が底体5に接近する過程で第1の軸45がクランク体31の突起36に接触する。そして、ダイヤフラムホルダー6が更に底体5に接近することにより、第1の軸45がクランク体31の凹溝35の内周壁35a(突起36の周壁)に沿って移動し、複数の凹部37のうちいずれか一つの凹部37に導かれる。
したがって、この実施の形態によるダイヤフラムポンプ1においては、駆動体33の軸部46の一端(第1の軸45)は、クランク体31の複数の凹部37のうち一つの凹部37に保持されるから、回転時にこの軸部46の一端とクランク体31とが当たったり離れたりする現象が交互に繰り返されることはない。
また、複数の凹部37は、円環状の凹溝35の外周壁35bを構成しており、組立時に駆動体33の軸部46の一端(第1の軸45)が凹溝35内に入ることによって、偏心した位置にある凹部37に導かれる。
したがって、この実施の形態によれば、組立性を損なうことなく、軸部46の一端とクランク体31との衝突に起因する騒音が低減されるダイヤフラムポンプを提供することができる。
この実施の形態による凹部37は、第1の軸45の一部が部分的に嵌合する形状に形成されている。また、円環状の凹溝35の内周壁35aは、円錐状に形成されている。
このため、駆動体33の軸部46の一端が凹部37に嵌合状態で確実に保持されるから、騒音の発生をより一層確実に防ぐことができる。また、組立時には駆動体33の第1の軸45が凹溝35の円錐状の内周壁35aに沿って複数の凹部37のうちの一つの凹部37に導かれるから、第1の軸45が凹部37に嵌合する構成を採っているにもかかわらず、組立作業を簡単に行うことができる。
上述した実施の形態に示すダイヤフラムポンプ1は、ポンプ室13が一つだけ設けられている。しかし、本発明は、このような限定にとらわれることはない。本発明は、複数のポンプ室を備えたダイヤフラムポンプにも適用することができる。
1…ダイヤフラムポンプ、2…モータ、4…回転軸、7…ダイヤフラム、11…変形部、13…ポンプ室、26…ポンプ機構、31…クランク体、33…駆動体、35…凹溝、36…突起、37…凹部、46…軸部、47…腕部。

Claims (2)

  1. ポンプ室の壁の一部を構成する変形部を有するダイヤフラムと、
    モータの回転軸に軸線方向の一端部が固定され、軸線方向の他端部であって前記回転軸の軸線に対して偏心した位置に凹部を有するクランク体と、
    前記凹部に一端が回転自在に係合して前記回転軸の軸線に対して傾斜した軸部を有しかつ前記軸部から径方向の外側に突出して前記変形部に接続された腕部を有し、前記クランク体の回転を往復運動に変換して前記変形部に伝達する駆動体と、
    前記駆動体の往復運動に伴って前記ポンプ室から流体が吐出される状態と前記ポンプ室に流体が吸引される状態とを交互に繰り返すポンプ機構とを備え、
    前記凹部は、前記クランク体の回転方向に所定の間隔をおいて離間する複数の位置にそれぞれ設けられ、
    前記クランク体の軸線方向の他端部には、前記複数の凹部が外周壁となる円環状の凹溝が形成されているダイヤフラムポンプ。
  2. 請求項1記載のダイヤフラムポンプにおいて、
    前記凹部は、前記軸部の一端が部分的に嵌合する形状に形成され、
    前記円環状の凹溝の中心部には円錐状の突起が形成されていることを特徴とするダイヤフラムポンプ。
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