JP2019002351A - 冷却システム - Google Patents
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Abstract
【課題】第1の熱交換器を流れる冷却媒体と第2の熱交換器を流れる冷却媒体とを放熱器で冷却している冷却システムにおいて、第1の熱交換器に適切な温度の冷却媒体を供給する。【解決手段】第1熱交換部3Aと第2熱交換部3Bとを備えて構成されており、冷却媒体と第1の流体9との間で熱交換する第1の熱交換器3と、冷却媒体と第2の流体11との間で熱交換する第2の熱交換器5と、冷却媒体と外気13との間で熱交換する放熱器7と、第1の熱交換器3から出てきた冷却媒体の一部を放熱器7に流し、放熱器7から出てきた冷却媒体を第2熱交換部3Bに流す放熱器経由管路15と、放熱器7と並列して設けられ、第1の熱交換器3から出てきた冷却媒体の他の一部を第1熱交換部3Aに流すバイパス管路17とを有する冷却システム1である。【選択図】図1
Description
本発明は、冷却システムに係り、たとえば、エアコンの水冷凝縮器(エアーコンディションナの水冷コンデンサ)と水冷CAC(チャージエアークーラ)等の水冷冷却器を有するものに関する。
従来、エアコンの水冷凝縮器を流れる冷却水と、水冷CAC等の水冷冷却器を流れる冷却水とをラジエータ(放熱器;サブラジエータ)で冷却している車両用熱交換システム(冷却システム)が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
ところで、エアーコンディショナの水冷凝縮器(第1の熱交換器)を流れる冷却水(冷却媒体)と、水冷CAC等の水冷冷却器(第2の熱交換器)を流れる冷却水とをサブラジエータで冷却する車両の冷却システムの水冷凝縮器では、エアーコンディショナの冷凍サイクルにおける冷媒の過冷却度の確保のために、水冷凝縮器への適切な温度の冷却水の供給が望まれる。
本発明は、第1の熱交換器を流れる冷却媒体と第2の熱交換器を流れる冷却媒体とを放熱器で冷却している冷却システムにおいて、第1の熱交換器に適切な温度の冷却媒体を供給することができる冷却システムを提供することを目的とする。
本発明は、第1熱交換部と第2熱交換部とを備えて構成されており、冷却媒体と第1の流体との間で熱交換する第1の熱交換器と、前記冷却媒体と第2の流体との間で熱交換する第2の熱交換器と、前記冷却媒体と外気との間で熱交換する放熱器と、前記第1の熱交換器から出てきた冷却媒体の一部を前記放熱器に流し、前記放熱器から出てきた冷却媒体を前記第2熱交換部に流す放熱器経由管路と、前記放熱器と並列して設けられ、前記第1の熱交換器から出てきた冷却媒体の他の一部を前記第1熱交換部に流すバイパス管路とを有する冷却システムである。
本発明によれば、第1の熱交換器を流れる冷却媒体と第2の熱交換器を流れる冷却媒体とを放熱器で冷却している冷却システムにおいて、第1の熱交換器に適切な温度の冷却媒体を供給することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る冷却システム1は、たとえば、自動車等の車両に搭載されて使用されるものであり、図1で示すように、第1の熱交換器(たとえば、エアーコンディショナの水冷凝縮器;以下、「水冷凝縮器」という)3と、第2の熱交換器(たとえば、CAC(チャージエアクーラ)の水冷冷却器;以下、「水冷冷却器」という)5と、第1の放熱器(たとえば、サブラジエータ)7とを備えて構成されている。
水冷凝縮器3は、冷却媒体(たとえば、冷却水)冷却水と、第1の流体(たとえば、エアーコンディショナの冷媒)9との間で熱交換するようになっている(冷却水を用いて冷媒9を冷却するようになっている)。また、水冷凝縮器3は、第1熱交換部3Aと第2熱交換部3Bとを備えて構成されている。
水冷冷却器5は、冷却水と第1の流体とは異なる第2の流体11との間で熱交換するようになっている(冷却水を用いて第1の流体を冷却するようになっている)。第2の流体11として、たとえば、ターボチャージャもしくはスーパーチャージャ等で圧縮され車両の内燃機関での燃料の燃焼に使用される圧縮空気(吸気)を掲げることができる。
サブラジエータ7は、冷却水と外気13との間で熱交換するようになっている(冷却水の熱量を外気13に放出して冷却水を冷却するようになっている)。
また、冷却システム1には、放熱器経由管路(放熱器経由配管経路)15とバイパス管路(バイパス配管経路)17とが設けられている。
放熱器経由管路15は、水冷凝縮器3を流れて水冷凝縮器3から出てきた冷却水の一部をサブラジエータ7に流し、サブラジエータ7を流れてサブラジエータ7から出てきた冷却水を水冷凝縮器3の第2熱交換部3Bに流すようになっている。
バイパス管路17は、サブラジエータ7と並列して設けられ、水冷凝縮器3を流れて水冷凝縮器3から出てきた冷却水の他の一部(残りの総て)を水冷凝縮器3の第1熱交換部3Aに流すようになっている。
また、冷却システム1では、水冷凝縮器3(第1熱交換部3A、第2熱交換部3B)を流れて水冷凝縮器3を出てきた冷却水が、お互いに合わさって(お互いに混ざって)、水冷冷却器5を流れ、水冷冷却器5を流れて水冷冷却器5から出てきた冷却水が、放熱器経由管路15とバイパス管路17とを流れるように構成されている。
さらに説明すると、放熱器経由管路15は、第1の部位19と第2の部位21とで構成されている。第1の部位19は、水冷冷却器5の冷却水出口5tとサブラジエータ7の冷却水入口7nとをつないでおり、第2の部位21は、サブラジエータ7の冷却水出口7tと第2熱交換部3Bの冷却水入口3Bnとをつないでいる。
バイパス管路17は、第1の部位19の中間部19mと第1熱交換部3Aの冷却水入口3Anとをつないでいる。
また、水冷凝縮器3と水冷冷却器5との間には、凝縮器・冷却器接続管路23が設けられており、凝縮器・冷却器接続管路23は、第1熱交換部3Aの冷却水出口3Atおよび第2熱交換部3Bの冷却水出口3Btと、水冷冷却器5の冷却水入口5nとをつないでいる。
さらに、第1の部位19における冷却水出口5tと中間部19mとの中間部には、冷却水の流れを生成するためのポンプ24が設けられている。
サブラジエータ7は、図2で示すように、一対のヘッダ(一方のヘッダ25、他方のヘッダ27)と、これら一対のヘッダ25、27の間で冷却水を流す複数本のチューブ(筒状のチューブ)29と、これらのチューブ29の間に設けられた放熱フィン30とを備えている。
そして、一対のヘッダのうちの一方のヘッダ25内にサブラジエータ7の外部から冷却水入口7nを通って入った冷却水が、チューブ29内を流れることで、一対のヘッダ25、27の間を少なくとも一往復して、一対のヘッダ25、27のうちのいずれかのヘッダ(たとえば他方のヘッダ27)からサブラジエータ7の外部に冷却水出口7tを通って出ていくように構成されている。
さらに説明すると、冷却水が各ヘッダ25、27の間のチューブ29内を流れるときには、冷却水は同じ経路(チューブ29)を通ることなく、ヘッダ25、27とチューブ29とで形成されている矩形波状の流路に沿って流れるようになっている。
たとえば、一方のヘッダ25は、上下方向に長い形状に形成されており、内部が仕切り板等の仕切り部材31によって上下方向にならんでいる複数の部屋33(33A、33B、33C)に切られている。
他方のヘッダ27も、上下方向に長い形状に形成されており、内部が仕切り板等の仕切り部材31によって上下方向にならんでいる複数の部屋35(35A、35B、35C)に切られている。ただし、一方のヘッダ25の仕切り部材31の配置と他方のヘッダ27の仕切り部材31の配置とは、上下方向でお互いがずれて異なっている。
ここで、1本または2本以上の複数本のチューブを1群のチューブとすると、一対のヘッダ25、27の間では、複数群のチューブ29(29A、29B、29C、29D、29E)が延伸している。
各チューブ群29A、29B、29C、29D、29Eのそれぞれは、一方のヘッダ25の各部屋33A、33B、33Cのそれぞれと、他方のヘッダ27の各部屋35A、35B、35Cのそれぞれとをつないでいる。
そして、一方のヘッダ25の1つ目の部屋(もっとも上側の部屋)33Aにサブラジエータ7の外部から入ってきた冷却水が、1つ目の1群のチューブ(もっとも上側の一群のチューブ29A)内を通って他方のヘッダ27の1つ目の部屋(もっとも上側の部屋)35Aまで流れるようになっている。
他方のヘッダ27の1つ目の部屋35Aまで流れてきた冷却水は、2つ目の1群のチューブ(上から2番目の一群のチューブ)29B内を通って一方のヘッダ35の2つ目の部屋(上から2番目の部屋)33Bまで流れるようになっている。以下同様に流れることで、冷却水が矩形波状の流路に沿って流れるようになっている。
次に、冷却システム1の動作を説明する。なお、以下示す温度は例示である。外気6の温度が40℃であり、水冷冷却器5を出てきた冷却水の温度が75℃であるものとする。
水冷冷却器5を出てきた冷却水の一部は、サブラジエータ7に入る。サブラジエータ7に入った冷却水は、外気13で冷却され、サブラジエータ7を出るときには、温度が55℃になる。
サブラジエータ7を出た55℃の冷却水は、第2熱交換部3Bに入り、冷媒9を冷却することで、第2熱交換部3Bを出るときには、温度が57℃になる。
水冷冷却器5を出てきた55℃の冷却水の残りは、バイパス管路17を流れることで第1熱交換部3Aに入り、冷媒9を冷却することで、第2熱交換部3Bを出るときには、温度が80℃になる。
第1熱交換部3Aを出た冷却水と第2熱交換部3Bを出た冷却水とは、凝縮器・冷却器接続管路23でお互いが混ざり、温度が70℃になる。
凝縮器・冷却器接続管路23でお互いが混ざった70℃の冷却水は、水冷冷却器5に入る。
水冷冷却器5に入った冷却水は、吸気11を冷却することで、水冷冷却器5を出るときには、温度が75℃になり、放熱器経由管路15の第1の部位19と、バイパス管路17とを流れる。
なお、冷媒9は、第1熱交換部3Aに入り、第1熱交換部3Aを流れる冷却水で冷却された後、第2熱交換部3Bに入り、第2熱交換部3Bを流れる冷却水でさらに冷却される。
冷却システム1によれば、水冷冷却器5から出てきた冷却水の一部をサブラジエータ7に流しサブラジエータ7から出てきた冷却水を第2熱交換部3Bに流す放熱器経由管路15が設けられている一方で、水冷冷却器5から出てきた冷却水の他の一部を第1熱交換部3Aに流すバイパス管路17が設けられているので、サブラジエータ7を冷却水が低流量で流れ、サブラジエータ7を出てきた冷却水が低温になり、水冷凝縮器3の第2熱交換部3Bに適切な温度(低温)の冷却水を供給することができる。
そして、水冷凝縮器3での(冷凍サイクルでの)冷媒9の過冷却度を確保し、冷凍サイクル状態を最適化することができる。
さらに説明すると、従来の自動車用空調装置(エアーコンディショナ)の冷凍サイクルの凝縮器(空冷凝縮器)では、空気を用いて凝縮器(空冷コンデンサ)を流れる冷凍サイクルの冷媒を冷却する。これに対して、水冷凝縮器を用いて冷凍サイクルの冷媒を冷却する場合は、サブラジエータ等の空冷放熱器で空冷された冷却水を用いて冷凍サイクルの冷媒を冷却するので、冷却水を介する分、水冷凝縮器出口での冷媒の過冷却度がとりにくくなり(凝縮器出口冷媒の温度が高くなり)、空調(冷房)性能に影響を及ぼすおそれがある。また、空調性能確保のために空調システムを大型化する等の対策が必要になる。
また、水冷凝縮器出口での冷媒の過冷却度がとりにくくなり(凝縮器出口冷媒の温度が高くなり)、空調(冷房)性能に影響を及ぼすおそれがある。また、空調性能確保のために空調システムを大型化する等の対策が必要になる。
これに対して、冷却システム1では、サブラジエータ7から出てきた低温の冷却水を第2熱交換部3Bに流すように構成されているので、サブラジエータ7を出てきた温度の低い冷却水を用いて水冷凝縮器3の冷媒過冷却部3Bで冷凍サイクルの冷媒を外気13の温度近くまで冷却することでき、水冷凝縮器3の出口における冷媒9の過冷却度を的確に得ることができる。
冷媒9を過冷却することでより、冷媒9をガス状態から確実に液状体にすることができ水冷凝縮器3の出口の冷媒9の温度を低くすることができ、冷凍サイクルのエバポレータ入口のエンタルピーが低くなり、空調風をより効率的に冷却できる。
また、冷却システム1によれば、第1熱交換部3Aと第2熱交換部3Bとから出てきた冷却水が水冷冷却器5へ流れるので、中温度で流量の多い冷却水が水冷冷却器5を流れ、水冷冷却器5での交換熱量を多くすることができる。そして吸気11の冷却を十分にすることができる。
次に、1つ目の変形例に係る冷却システム1aについて説明する。
1つ目の変形例に係る冷却システム1aは、図3で示すように、水冷冷却器5の構成と、水冷凝縮器3と水冷冷却器5との間の配管経路と、水冷冷却器5とサブラジエータ7との間の配管経路とが、図1に示す冷却システム1と異なっており、その他の点は、図1に示す冷却システム1と同様に構成されている。
すなわち、1つ目の変形例に係る冷却システム1aの水冷冷却器5は、第3熱交換部(高温側熱交換部)5Aと第4熱交換部(低温側熱交換部)5Bとを備えて構成されている。
そして、吸気11が、第3熱交換部5Aと第4熱交換部5Bとをこの順に通って冷却されるようになっている。
また、1つ目の変形例に係る冷却システム1aでは、第1熱交換部3Aの冷却水出口3Atと第3熱交換部5Aの冷却水入口5Anとが配管経路23(23A)でつながっており、第2熱交換部3Bの冷却水出口3Btと第4熱交換部5Bの冷却水入口5Bnとが配管経路23(23B)でつながっている。
また、1つ目の変形例に係る冷却システム1aでは、第3熱交換部5Aの冷却水出口5Atおよび第4熱交換部5Bの冷却水出口5Btと、サブラジエータ7の冷却水入口7nとが配管経路でつながっている。
そして、サブラジエータ7を流れてサブラジエータ7から出てきた冷却水が第2熱交換部3Bに入り、第2熱交換部3Bを流れて第2熱交換部3Bから出てきた冷却水のみが、第4熱交換部5Bに入り第4熱交換部5Bを流れるようになっている。
一方、バイパス管路17を流れてきた冷却水が第1熱交換部3Aに入り、第1熱交換部3Aを流れて第1熱交換部3Aから出てきた冷却水のみが、第3熱交換部5Aに入り第3熱交換部5Aを流れるようになっている。
また、第3熱交換部5Aから出てきた冷却水と第4熱交換部5Bから出てきた冷却水とが互いに混じりあって、一部がサブラジエータ7に入り、残りがバイパス管路17に流れるようになっている。
ここで、1つ目の変形例に係る冷却システム1aが動作しているときにおける外気13や冷却水の温度を図3で示す。
外気13の温度は40℃になっている。サブラジエータ7に入る冷却水の温度は75℃になっている。サブラジエータ7から出てきた冷却水の温度は55℃になっている。第2熱交換部3Bに入る冷却水の温度も55℃になっている。第2熱交換部3Bから出てきた冷却水の温度は57℃になっている。第4熱交換部5Bに入る冷却水の温度も57℃になっている。第4熱交換部5Bから出てきた冷却水の温度は67℃になっている。
バイパス管路17を流れる冷却水の温度も75℃になっており、この75℃の冷却水が第1熱交換部3Aに入るようになっている。第1熱交換部3Aから出てきた冷却水の温度は80℃になっている。第3熱交換部5Aに入る冷却水の温度も80℃になっている。第3熱交換部5Aから出てきた冷却水の温度は85℃になっている。
そして、第4熱交換部5Bから出てきた冷却水と第3熱交換部5Aから出てきた冷却水とがお互いに混ざり合うことで、放熱器経由管路15の第1の部位19やバイパス管路17を75℃の冷却水が流れる。
冷却システム1aによれば、第1熱交換部3Aから出てきた冷却水のみ第3熱交換部5Aに流し、第2熱交換部3Bから出てきた冷却水のみを第4熱交換部5Bに流すので、温度の低い冷却水を用いて第2熱交換部3Bと第4熱交換部5Bでの熱交換をすることができ、冷媒9と吸気11とを低温にすることができる。
次に、2つ目の変形例に係る冷却システム1bについて説明する。
2つ目の変形例に係る冷却システム1bは、図4で示すように、水冷凝縮器3の第1熱交換部3Aの配置、第1熱交換部3Aと第2熱交換部3B間の管路の構成、バイパス管路17の構成とが、図3に示す冷却システム1aと異なっており、その他の点は、図3に示す冷却システム1aと同様に構成されている。
すなわち、2つ目の変形例に係る冷却システム1bでは、水冷凝縮器3が第1熱交換部3Aと第2熱交換部3Bとを備えて構成されており、水冷冷却器5が第3熱交換部5Aと第4熱交換部5Bとを備えて構成されている。
また、放熱器経由管路15と配管経路23とが、サブラジエータ7と水冷凝縮器3の第2熱交換部3Bと水冷凝縮器3の第1熱交換部3Aと水冷冷却器5の第3熱交換部5Aとをこの順に環状につないで冷却水を循環させるように構成されている。
また、バイパス管路17は、放熱器経由管路15の第1の所定の部位19m1から、水冷冷却器5の第4熱交換部5Bを経て、放熱器経由管路15の第2の所定の部位19m2まで冷却水を流すように構成されている。
なお、放熱器経由管路15の第1の所定の部位19m1は、水冷冷却器5の第3熱交換部5Aとサブラジエータ7との間の放熱器側部位(サブラジエータ7側の部位)であり、放熱器経由管路15の第2の所定の部位19m2は、水冷冷却器5の第3熱交換部5Aとサブラジエータ7との間の第4熱交換部側部位(第4熱交換部5B側の部位;第3熱交換部5A側の部位)である。
さらに、2つ目の変形例に係る冷却システム1bでは、バイパス管路17の放熱器側部位19m1と水冷冷却器5の第4熱交換部5Bとの間の部位と、放熱器経由管路15の水冷凝縮器3の第2熱交換部3Bと第1熱交換部3Aとの間の部位とは、お互いがつながっている(図4に参照符号CNで示す箇所でお互いが連通している)。
さらに説明すると、第3熱交換部5Aを流れ第3熱交換部5Aから出てきた冷却水と第4熱交換部5Bを流れ第4熱交換部5Bから出てきた冷却水とが混じり合い、この混じり合った冷却水の一部がサブラジエータ7に入りサブラジエータ7を流れるようになっている。
また、上記混じり合った冷却水の残りが、バイパス管路17を図4に参照符号CNで示す箇所まで流れるようになっている。
さらに、サブラジエータ7を出てきた冷却水は、第2熱交換部3Bを流れるようになっている。第2熱交換部3Bを流れ第2熱交換部3Bから出てきた冷却水は、バイパス管路17を図4に参照符号CNで示す箇所まで流れるようになっている。
バイパス管路17を図4に参照符号CNで示す箇所まで流れてきた冷却水と、第2熱交換部3Bから出てきて図4に参照符号CNで示す箇所まで流れてきた冷却水とは、混じり合い、一部が第1熱交換部3Aに流れ、残りが第4熱交換部5Bに流れるようになっている。
なお、図4では、第1熱交換部3Aと第2熱交換部3Bとはお互いが離れているが、実際には隣接しており、冷媒9は、第1熱交換部3Aと第2熱交換部3Bとをこの順に通り、第1熱交換部3Aで冷却された後第2熱交換部3Bでさらに冷却されるようになっている。
ここで、2つ目の変形例に係る冷却システム1bが動作しているときにおける外気13や冷却水の温度を図4で示す。
外気13の温度は40℃になっている。サブラジエータ7に入る冷却水の温度は75℃になっている。サブラジエータ7から出てきた冷却水の温度は55℃になっている。第2熱交換部3Bに入る冷却水の温度も55℃になっている。第2熱交換部3Bから出てきた冷却水の温度は57℃になっている。
第1熱交換部3Aに入る冷却水の温度や第4熱交換部5Bに入る冷却水の温度は、図4に参照符号CNで示す箇所で混じり合うことで、67℃になっている。
第1熱交換部3Aを出てきた冷却水の温度は75℃になっており、第3熱交換部5Aに入る冷却水の温度も75℃になっている。第3熱交換部5Aから出てきた冷却水の温度は80℃になっており、第4熱交換部5Bから出てきた冷却水の温度は70℃になっている。
そして、第4熱交換部5Bから出てきた冷却水と第3熱交換部5Aから出てきた冷却水とがお互いに混ざり合うことで、放熱器経由管路15の第1の部位19やバイパス管路17を75℃の冷却水が流れる。
次に、3つ目の変形例に係る冷却システム1cについて説明する。
3つ目の変形例に係る冷却システム1cは、図5で示すように、水冷凝縮器3の第2熱交換部3Bから出てきた冷却水が、水冷凝縮器3の第1熱交換部3Aを通過して水冷冷却器5に流れる点が、図1で示す冷却システム1と異なり、その他の点は、冷却システム1とほぼ同様に構成されている。
すなわち、3つ目の変形例に係る冷却システム1cは、水冷凝縮器3の第2熱交換部3Bを流れて第2熱交換部3Bを出てきた冷却水を、水冷凝縮器3の第1熱交換部3Aに流すように構成されている。
これにより、水冷凝縮器3の第1熱交換部3Aには、バイパス管路17流れてきた冷却水と、水冷凝縮器3の第2熱交換部3Bを流れて第2熱交換部3Bから出てきた冷却水とが、第1熱交換部3A内である程度混じって流れるようになっている。水冷冷却器5には、第1熱交換部3A内を流れて第1熱交換部3Aから出てきた冷却水の総てが流れるようになっている。
また、冷却システム1cでは、水冷凝縮器3が、1つのプレート式熱交換器で構成されている。
プレート式熱交換器には、第1の流体入口37と第1の流体出口39と、第1冷却水入口41と第2冷却水入口43と冷却水出口45とが設けられている。
そして、第1の流体入口37からプレート式熱交換器3に入った冷媒9がプレート式熱交換器3内を流れて第1の流体出口39から出てくるようになっている。
バイパス管路17を流れてきた冷却水が、第1冷却水入口41から第1熱交換部3Aに入り、サブラジエータ7を流れてサブラジエータ7から出てきた冷却水が、第2冷却水入口43から第2熱交換部3Bに入るようになっている。
また、第2熱交換部3Bを流れた冷却水は、第1熱交換部3A内を流れるようになっている。なお、水冷凝縮器3の第2熱交換部3Bから第1熱交換部3Aへは、配管を用いることなく冷媒が流れるようになっている。
これにより、第1熱交換部3A内では、バイパス管路17から流れてきた冷却水と第2熱交換部3Bを流れた冷却水とがある程度もしくは完全に混じって流れるようになっている。
第1熱交換部3Aを流れた冷却水は冷却水出口45から出てきて、この出てきた冷却水は、水冷冷却器5に流れるようになっている。
また、プレート式熱交換器3内では、冷却水と冷媒9とはとはお互いは混じり合うことなく、お互いの間で、プレート式熱交換器3のプレートを介して熱交換(冷媒の冷却)がされるようになっている。
ここで、3つ目の変形例に係る冷却システム1cが動作しているときにおける外気13や冷却水の温度を図5で示す。
外気6の温度は40℃になっている。サブラジエータ7に入る冷却水の温度は75℃になっている。第1放熱部3Aに入る冷却水の温度は75℃になっている。サブラジエータ7から出てきた冷却水の温度は55℃になっている。第2熱交換部3Bに入る冷却水の温度は55℃になっている。
第2熱交換部3Bから出てきた冷却水の温度は62℃になっている。第1放熱部3Aを流れる冷却水の温度(冷媒9との間での熱交換がされる前の温度)は、バイパス管路17を流れてきた75℃の冷却水と、第2熱交換部3Bから出てきた62℃の冷却水とによって、68℃になっている。
第1放熱部3Aから出てきた冷却水の温度は72℃になっており、水冷冷却器5に入る冷却水の温度も72℃になっており、水冷冷却器5から出てきた冷却水の温度は75℃になっている。
冷却システム1cによれば、第2熱交換部3Bを出てきた冷却水を直接第1熱交換部3Aに流すように構成されているので、交換熱量の少ない第2熱交換部3Bでの冷媒の冷却に使用された冷却水を第1熱交換部3Aで有効利用することができる。
なお、上記説明では、第2の流体として吸気11を例に掲げているが、第2の流体として、EGR(排気再循環)によって原動機に供給される給気を採用してもよいし、EGRによって原動機に供給される給気を含んでいる空気を採用してもよいし、その他の気体を採用してもよい。
1、1a、1b、1c 冷却システム
3 第1の熱交換器(水冷凝縮器)
3A 第1熱交換部(主凝縮部)
3B 第2熱交換部(過冷却部)
5 第2の熱交換器(水冷冷却器)
5A 第3熱交換部(高温側冷却部)
5B 第4熱交換部(低温側冷却部)
7 放熱器(サブラジエータ)
9 第1の流体(冷媒)
11 第2の流体(吸気)
13 外気
15 放熱器経由管路
17 バイパス管路
19m1 放熱器経由管路の放熱器側部位
19m2 放熱器経由管路の第4熱交換部側部位
25、27 ヘッダ
29 チューブ
30 放熱フィン
CN バイパス管路の途中の部位、放熱器経由管路の途中の部位
3 第1の熱交換器(水冷凝縮器)
3A 第1熱交換部(主凝縮部)
3B 第2熱交換部(過冷却部)
5 第2の熱交換器(水冷冷却器)
5A 第3熱交換部(高温側冷却部)
5B 第4熱交換部(低温側冷却部)
7 放熱器(サブラジエータ)
9 第1の流体(冷媒)
11 第2の流体(吸気)
13 外気
15 放熱器経由管路
17 バイパス管路
19m1 放熱器経由管路の放熱器側部位
19m2 放熱器経由管路の第4熱交換部側部位
25、27 ヘッダ
29 チューブ
30 放熱フィン
CN バイパス管路の途中の部位、放熱器経由管路の途中の部位
Claims (10)
- 第1熱交換部と第2熱交換部とを備えて構成されており、冷却媒体と第1の流体との間で熱交換する第1の熱交換器と、
前記冷却媒体と第2の流体との間で熱交換する第2の熱交換器と、
前記冷却媒体と外気との間で熱交換する放熱器と、
前記第1の熱交換器から出てきた冷却媒体の一部を前記放熱器に流し、前記放熱器から出てきた冷却媒体を前記第2熱交換部に流す放熱器経由管路と、
前記放熱器と並列して設けられ、前記第1の熱交換器から出てきた冷却媒体の他の一部を前記第1熱交換部に流すバイパス管路と、
を有することを特徴とする冷却システム。 - 請求項1に記載の冷却システムにおいて、
前記第1の熱交換器から出てきた冷却媒体を前記第2の熱交換器に流し、前記第2の熱交換器から出てきた冷却媒体を前記放熱器経由管路と前記バイパス管路とを流すように構成されていることを特徴とする冷却システム。 - 請求項2に記載の冷却システムにおいて、
前記第1熱交換部と前記第2熱交換部とから出てきた冷却媒体を、前記第2の熱交換器に流すように構成されていることを特徴とする冷却システム。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の冷却システムにおいて、
前記第2の熱交換器は、第3熱交換部と第4熱交換部とを備えて構成されており、
前記第1熱交換部から出てきた冷却媒体を前記第3熱交換部へ流し、前記第2熱交換部から出てきた冷却媒体を前記第4熱交換部へ流すように構成されていることを特徴とする冷却システム。 - 請求項1または請求項2に記載の冷却システムにおいて、
前記第2の熱交換器は、第3熱交換部と第4熱交換部とを備えて構成されており、
前記放熱器経由管路は、前記放熱器と前記第2熱交換部と前記第1熱交換部と前記第3熱交換部とをこの順に環状につないで冷却媒体を循環させるように構成されており、
前記バイパス管路は、前記放熱器経由管路の、前記第3熱交換部と前記放熱器との間の前記放熱器側部位から、前記第4熱交換部を経て、前記放熱器経由管路の、前記第3熱交換部と前記放熱器との間の前記第4熱交換部側部位まで冷却媒体を流すように構成されており、
前記バイパス管路の前記放熱器側部位と前記第4熱交換部との間の部位と、前記放熱器経由管路の前記第2熱交換部と前記第1熱交換部との間の部位とは、お互いがつながっていることを特徴とする冷却システム。 - 請求項4または請求項5に記載の冷却システムにおいて、
前記第2の熱交換器は、水冷冷却器であり、
前記第3熱交換部は、水冷冷却器の高温側冷却部であり、
前記第4熱交換部は、水冷冷却器の低温側冷却部であることを特徴とする冷却システム。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の冷却システムにおいて、
前記第2熱交換部を出てきた冷却媒体を、前記第1熱交換部に流すように構成されていることを特徴とする冷却システム。 - 請求項7に記載の冷却システムにおいて、
前記第1の熱交換器は、プレート式熱交換器で構成されていることを特徴とする冷却システム。 - 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の冷却システムにおいて、
前記第1の熱交換器は、エアーコンディショナの水冷凝縮器であり、
前記第1熱交換部は、前記水冷凝縮器の主凝縮部であり、
前記第2熱交換部は、前記水冷凝縮器の過冷却部であることを特徴とする冷却システム。 - 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の冷却システムにおいて、
前記放熱器は、一対のヘッダと、これら一対のヘッダの間で冷却媒体を流す複数本のチューブと、これらのチューブの間に設けられた放熱フィンとを備えており、
前記一対のヘッダのうちの一方のヘッダ内に前記放熱器の外部から入った冷却媒体は、前記チューブ内を流れることで、前記一対のヘッダの間を少なくとも一往復して、前記一対のヘッダのうちのいずれかのヘッダから前記放熱器の外部に出ていくように構成されていることを特徴とする冷却システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017117700A JP2019002351A (ja) | 2017-06-15 | 2017-06-15 | 冷却システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017117700A JP2019002351A (ja) | 2017-06-15 | 2017-06-15 | 冷却システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019002351A true JP2019002351A (ja) | 2019-01-10 |
Family
ID=65005607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017117700A Pending JP2019002351A (ja) | 2017-06-15 | 2017-06-15 | 冷却システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2019002351A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114225589A (zh) * | 2021-12-15 | 2022-03-25 | 东莞理工学院 | 一种基于亲水性中空纤维膜的污染物脱除、水分及余热回收一体化装置及方法 |
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2017
- 2017-06-15 JP JP2017117700A patent/JP2019002351A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114225589A (zh) * | 2021-12-15 | 2022-03-25 | 东莞理工学院 | 一种基于亲水性中空纤维膜的污染物脱除、水分及余热回收一体化装置及方法 |
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