JP2019002162A - 鉄筋の接合構造および鉄筋の接合方法 - Google Patents

鉄筋の接合構造および鉄筋の接合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】接合部分(継手を設けるためのスペース)の寸法を抑えることができるとともに、構造上適正に接合できる鉄筋の接合構造および鉄筋の接合方法を提供する。
【解決手段】鉄筋の接合構造1は、管状に形成された管体7と、管体7内に、一端部39側が挿入配置された第一鉄筋3と、管体7内に、第一鉄筋3の延長線上に挿入配置され、一端部49が第一鉄筋3の一端部39と対向配置された第二鉄筋4と、管体7内に、第一鉄筋3の一端部39から第二鉄筋4の一端部49に跨るように配置され、異形鉄筋で構成された複数の添え筋5,6と、第一鉄筋3と複数の添え筋5,6とを管体7の外側から圧着し且つ第二鉄筋4と複数の添え筋5,6とを管体7の外側から圧着する圧着部8と、を備え、第一鉄筋3の一端部39と第二鉄筋4の一端部49とは、当接または近接して配置されていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、鉄筋の接合構造および鉄筋の接合方法に関するものである。
建物の一部を使用したまま行う既存建物の耐震補強工事では、工事中の火災を防止するために溶接やサンダー掛けなどを行わないいわゆる「火無し工法」が求められることが多い。既存RC壁の開口閉鎖補強工事を火無し工法で行う場合、既存RC壁の開口部の周囲のコンクリートを斫って既存RC壁の鉄筋を露出させ、この鉄筋に新設の鉄筋と接合する必要がある。
鉄筋を接合する継手として、重ね継手や機械式継手、グラウト式継手などが知られている(例えば、特許文献1から4参照)。
特開昭61−10656号公報 特開平7−279314号公報 特開平8−199735号公報 特開2002−180601号公報
ところで、既存RC壁の鉄筋が丸鋼である場合、新設の鉄筋との接合をフック付の重ね継手とする必要があるため、既存RC壁の開口部の縁部から外側に向かってコンクリートを500mm程度の広範囲で斫る必要がある。既存RC壁のコンクリートを斫る作業は、重労働である上、騒音、振動、粉塵が発生して周囲の環境へ悪影響を及ぼす虞があるため、コンクリートを斫る範囲を最小限に抑えることが望まれている。
鉄筋を機械式継手やグラウト式継手で接合する場合は、重ね継手で接合する場合と比べて接合部分(継手を設けるためのスペース)の寸法を抑えることができるため、既存RC壁のコンクリートを斫る範囲を小さくすることができる。しかしながら、いずれの方法でも、異形鉄筋どうしを接合することで構造性能を確保するものであるため、既存RC壁の鉄筋が丸鋼等であると専用の特殊な部材を製作しなければならず適用が困難である。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、接合部分(継手を設けるためのスペース)の寸法を抑えることができるとともに、構造上適正に接合できる鉄筋の接合構造および鉄筋の接合方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る鉄筋の接合構造は、第一鉄筋と、異形鉄筋で構成された第二鉄筋と、を接合する鉄筋の接合構造であって、管状に形成された管体と、該管体内に、一端部側が挿入配置された前記第一鉄筋と、前記管体内に、前記第一鉄筋の延長線上に挿入配置され、一端部が前記第一鉄筋の前記一端部と対向配置された前記第二鉄筋と、前記管体内に、前記第一鉄筋の前記一端部から前記第二鉄筋の前記一端部に跨るように配置され、異形鉄筋で構成された複数の添え筋と、前記第一鉄筋と前記複数の添え筋とを前記管体の外側から圧着し且つ前記第二鉄筋と前記複数の添え筋とを前記管体の外側から圧着する圧着部と、を備え、前記第一鉄筋の前記一端部と前記第二鉄筋の前記一端部とは、当接または近接して配置されていることを特徴とする。
また、本発明に係る鉄筋の接合方法は、既存RC壁に埋設された第一鉄筋に新たに異形鉄筋で構成された第二鉄筋を接合する鉄筋の接合方法であって、前記既存RC壁のコンクリートを斫って、前記第一鉄筋の一端部を露出させる斫り工程と、前記第二鉄筋の一端部を前記第一鉄筋の露出した一端部に対向させ、前記第二鉄筋を前記第一鉄筋の延長線上に配置し、且つ前記第一鉄筋の前記一端部から前記第二鉄筋の前記一端部に跨るように配置され、異形鉄筋で構成された複数の添え筋を配置する鉄筋配置工程と、前記第一鉄筋、前記第二鉄筋及び前記複数の添え筋を、管状に形成された管体の内部に挿入する挿入工程と、前記管体の前記第一鉄筋側で該第一鉄筋と前記添え筋とを圧着するとともに、前記管体の前記第二鉄筋側で該第二鉄筋と前記添え筋とを圧着する圧着工程と、を備え、前記鉄筋配置工程では、前記第二鉄筋の前記一端部を、前記第一鉄筋の前記一端部に当接または近接して配置することを特徴とする。
このように構成された鉄筋の接合構造及び鉄筋の接合方法では、管体が外側から内側に向かって圧着されることで、第一鉄筋及び第二鉄筋は、第一鉄筋の一端部側から第二鉄筋の一端部側に跨って延びる複数の添え筋にそれぞれ接合される。つまり、第一鉄筋と第二鉄筋とは、複数の添え筋を介して接合される。管体内には、第一鉄筋側では第一鉄筋及び複数の添え筋が配置され、第二鉄筋側では第二鉄筋及び複数の添え筋が配置されることで、軸の位置ずれが抑制される。このように、特殊部材を用いなくても、鉄筋の接合構造の構造性能を確保することができる。また、第二鉄筋は第一鉄筋の延長線上に配置されている、つまり第一鉄筋と第二鉄筋とは同一直線上に配置され、偏心していないため、剛性を高めることができる。
また、第一鉄筋の一端部と第二鉄筋の一端部とを当接または近接して配置して管体及び圧着部を用いて接合するため、第一鉄筋と第二鉄筋とをフック付の重ね継手で接合する場合と比べて、接合部分(継手を設けるためのスペース)の寸法を抑えることができる。これにより、既存RC壁に埋設された鉄筋(第一鉄筋)に新たに異形鉄筋(第二鉄筋)を接合する場合は、既存RC壁のコンクリートを斫る範囲を抑えることができる。
また、本発明に係る鉄筋の接合構造では、前記第一鉄筋は、丸鋼で構成されていることが好ましい。
このように構成された鉄筋の接合構造では、丸鋼で構成された第一鉄筋と第二鉄筋とを、接合部分の寸法を抑えることができるとともに、構造上適正に接合できる。
また、本発明に係る鉄筋の接合構造では、前記添え筋は2本であり、前記第一鉄筋側では、該第一鉄筋の一部及び2本の前記添え筋の一部がそれぞれ前記管体の内周面に当接し、前記第二鉄筋側では、該第二鉄筋の一部及び2本の前記添え筋の一部がそれぞれ前記管体の内周面に当接してもよい。
このように構成された鉄筋の接合構造では、第一鉄筋側では第一鉄筋の一部及び2本の添え筋の一部がそれぞれ管体の内周面に当接し、且つ第二鉄筋側では第二鉄筋の一部及び2本の添え筋の一部がそれぞれ管体の内周面に当接して、バランスよく配置することができる。よって、第一鉄筋及び第二鉄筋と添え筋とを回転等させることなく接合することができる。
また、本発明に係る鉄筋の接合構造では、前記添え筋の端部は、前記管体の端部から突出していてもよい。
このように構成された鉄筋の接合構造では、管体の端部から突出する添え筋の端部を見て、第一鉄筋(または第二鉄筋)及び複数の添え筋の配置位置を確認して調整することができる。
本発明に係る鉄筋の接合構造及び鉄筋の接合方法によれば、接合部分(継手を設けるためのスペース)の寸法を抑えることができるとともに、構造上適正に接合することできる。
本発明の一実施形態に係る既存RC壁を示す図である。 本発明の一実施形態に係る鉄筋の接合構造を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る鉄筋の接合構造を示す図であり、(a)は断面図、(b)は(a)のA−A線断面図であり、(c)は(a)のB−B線断面図である。
本発明の一実施形態に係る鉄筋の接合構造及び鉄筋の接合方法ついて、図面を用いて説明する。
まず、鉄筋の接合構造について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る既存RC壁を示す図である。
本実施形態に係る鉄筋の接合構造は、図1に示すように、既存RC壁2に形成された開口部21を閉鎖して既存RC壁2を補強する工事において、既存RC壁2に埋設された丸鋼(第一鉄筋)3に、開口部21の内部に新たに設けられる異形鉄筋(第二鉄筋)4(図2参照)を接合する構造である。
図2は、鉄筋の接合構造を示す正面図である。
鉄筋の接合構造では、既存RC壁2のコンクリート22を開口部21の縁部から外側に向かう所定の範囲23で斫り、図2に示すように、丸鋼3の端部39部分(図3参照)を露出させて、丸鋼3と異形鉄筋4とを接合している。
図3は、鉄筋の接合構造を示す図であり、(a)は断面図、(b)は(a)のA−A線断面図であり、(c)は(a)のB−B線断面図である。
図2及び図3に示すように、本実施形態による鉄筋の接合構造1は、丸鋼3と、異形鉄筋4と、2本の添え筋5,6と、丸鋼3、異形鉄筋4及び添え筋5,6が挿入され管状に形成された管体7と、管体7に形成された圧着部8と、を備えている。
丸鋼3には、例えば呼び名が9φ、SR235などの丸鋼が用いられている。異形鉄筋4及び添え筋5,6には、例えば呼び名がD10、SD295Aなどの異形鉄筋が用いられている。管体7には、STPG370などの継手用丸パイプが用いられている。例えば、管体7は、外形27.2mm(20A)、厚さ2.9mm、長さ120mmである。添え筋5,6の長さは、管体7の長さよりも長い。
丸鋼3及び異形鉄筋4は、それぞれ端部39側及び端部49側が管体7内に配置されている。丸鋼3の端部39と異形鉄筋4の端部49とは、対向且つ近接配置されている。なお、丸鋼3の端部39と異形鉄筋4の端部49とは、当接していてもよい。
異形鉄筋4は、丸鋼3の延長線上に配置されている。換言すると、丸鋼3と異形鉄筋4とは、偏心せず、同一直線状に配置されている。
添え筋5,6は、管体7内に配置されている。添え筋5,6は、管体7内に管体7の全長にわたって配置されている。本実施形態では、添え筋5の両端部58,59は、管体7の両端部78,79よりも外側に露出(突出)している。添え筋6の両端部68,69は、管体7の両端部78,79よりも外側に露出(突出)している。
異形鉄筋4には、節41及びリブ42,43が設けられている。節41は、周方向に突出しており、軸線方向に間隔を有して複数配置されている。リブ42,43は、径方向に突出しており、対称に一対設けられており、軸線に沿って延びている。
添え筋5,6には、節51,61及びリブ52,53,62,63が設けられている。節51,61は、周方向に突出しており、軸線方向に間隔を有して複数配置されている。リブ52,53,62,63は、径方向に突出しており、対称に一対設けられており、軸線に沿って延びている。
図3(b)に示すように、丸鋼3側では、丸鋼3の外周面の一部及び添え筋5,6の外周面の一部が、それぞれ管体7の内周面に当接している。添え筋5,6のリブ52,53,62,63が、丸鋼3に当接しないように配置されている。
図3(c)に示すように、異形鉄筋4側では、異形鉄筋4の外周面の一部及び添え筋5,6の外周面の一部が、それぞれ管体7の内周面に当接している。異形鉄筋4のリブ42,43及び添え筋5,6のリブ52,53,62,63がそれぞれ当接しないように配置されている。
図3に示すように、圧着部8は、管体7を挟んで両側において、外側から内側に向かって圧着されることで形成されている。圧着部8は、丸鋼3側で複数箇所、異形鉄筋4側で複数箇所形成されている。これにより、丸鋼3と添え筋5,6とは接合されるとともに、異形鉄筋4と添え筋5,6とは接合されている。換言すると、丸鋼3と異形鉄筋4とは、添え筋5,6を介して接合される。なお、圧着部8のピッチ(隣り合う圧着部8の間隔)は、管体7の直径程度であることが好ましい。
続いて、本実施形態による鉄筋の接合方法について説明する。
まず、図1に示すように、既存RC壁2のコンクリート22を斫って、丸鋼3を露出させる斫り工程を行う。
既存RC壁2のコンクリート22を開口部21の縁部から外側に向かって200mm程の範囲23で斫り、既存RC壁2の丸鋼3の端部39側を露出させる。
続いて、異形鉄筋4及び添え筋5,6を丸鋼3に対して所定の位置に配置する鉄筋配置工程を行う。
異形鉄筋4の端部49を丸鋼3の端部39に対向且つ近接させて、異形鉄筋4を丸鋼3の延長線上に配置する。添え筋5,6を、丸鋼3の端部39から異形鉄筋4の端部49にわたって重なるように配置する。この状態で、丸鋼3、異形鉄筋4及び添え筋5,6を
テープ(不図示)等で仮止めする。
続いて、丸鋼3、異形鉄筋4及び添え筋5,6の重なっている部分(重ね継手)を管体7の内部に挿入する挿入工程を行う。
管体7は、添え筋5,6の長さよりも短く形成されていることが好ましく、添え筋5,6の端部58,59,68,69が、管体7の端部78,79から突出(露出)するように配置する。これにより、後述する圧着工程では、丸鋼3、異形鉄筋4及び添え筋5,6の位置を確認して作業することができる。
続いて、管体7を外側から圧着する圧着工程を行う。
圧着工具(不図示)を用いて、管体7を外側から圧着して圧着部8を形成する。この際に、丸鋼3側及び異形鉄筋4側それぞれで圧着部8を形成する。このように、丸鋼3と添え筋5,6とを接合するとともに、異形鉄筋4と添え筋5,6とを接合する。
例えば、油圧ポンプ(不図示)を稼働して、ポンプの先端に、圧着端子に取り付けられた円形のダイス(不図示)を一対設け、当該ダイスで管体7を圧着してもよい。圧着工具に設けられたストッパー機構により、定荷重で圧着作業ができ、1回の圧着作業時間は10秒程度である。
なお、既存RC壁2に形成された開口部21を閉鎖して既存RC壁2を補強する場合は、丸鋼3と異形鉄筋4とが接合された後に、既存RC壁2の開口部21及びコンクリート22が斫られた部分にコンクリート22を打設して開口部21を閉鎖する。
このように構成された鉄筋の接合構造1及び鉄筋の接合方法では、管体7が外側から内側に向かって圧着されることで、丸鋼3及び異形鉄筋4は、丸鋼3の端部39側から異形鉄筋4の端部49側に延びる2本の添え筋5,6にそれぞれ接合される。つまり、丸鋼3と異形鉄筋4とは、2本の添え筋5,6を介して接合される。管体7内には、丸鋼3側では、丸鋼3及び添え筋5,6が配置され、異形鉄筋4側では異形鉄筋4及び添え筋5,6が配置されることで、軸の位置ずれが抑制される。このように、特殊部材を用いなくても、鉄筋の接合構造の構造性能を確保することができる。
また、異形鉄筋4は丸鋼3の延長線上に配置されている、つまり丸鋼3と異形鉄筋4とは同一直線上に配置され、偏心していないため、剛性を高めることができる。継手なしと同等の剛性を確保でき、初期の剛性低下がなく、必要鉄筋量の割り増しが不要である。また、鉄筋継手の性能ランクでの評価が可能となり、設計しやすい。
また、丸鋼3の端部39と異形鉄筋4の端部49とを近接して配置して管体7及び圧着部8を用いて接合するため、丸鋼3と異形鉄筋4とをフック付の重ね継手で接合する場合と比べて、接合部分(継手を設けるためのスペース)の寸法を抑えることができる。これにより、既存RC壁に埋設された鉄筋(丸鋼3)に新たに異形鉄筋(異形鉄筋4)を接合する場合は、既存RC壁のコンクリートを斫る範囲を抑えることができる。
また、添え筋5,6は管体7内に管体7の延在方向にわたって配置されているため、管体7の延在方向に沿って形成される圧着部8の箇所数や圧着部8の長さを十分に確保することができる。よって、丸鋼3と添え筋5,6とを確実に接合することができるとともに、異形鉄筋4と添え筋5,6とを確実に接合することができる。
また、丸鋼3、異形鉄筋4及び添え筋5,6は略同一の径で形成されていて、丸鋼3側では、丸鋼3の外周面及び添え筋5,6の外周面をそれぞれ管体7の内周面に当接させ、異形鉄筋4側では、異形鉄筋4の外周面及び添え筋5,6の外周面をそれぞれ管体7の内周面に当接させてバランスよく配置することができる。よって、丸鋼3及び異形鉄筋4と添え筋5,6とを回転等させることなく接合することができる。
また、管体7の端部78,79から突出する添え筋5,6の端部58,59,68,69を見て、丸鋼3(または異形鉄筋4)及び複数の添え筋5,6の配置位置を確認して調整することができる。
また、圧着工具を用いるため操作性が良く、所定の荷重で圧着でき精度が良い。よって、特殊技能が必要なく、安定した品質を確保することができる。
なお、上述した実施の形態において示した組立手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、添え筋5,6の端部58,59,68,69が、管体7から露出していることが好ましいが、本発明はこれに限られない。添え筋5,6は、端部58,68側が丸鋼3の端部39と重なって配置され、且つ端部59,69側が異形鉄筋4の端部49と重なって配置される長さを有していて、圧着工具で圧着が可能であれば、露出していなくてもよい。また、圧着するピッチは適宜設定されていてよい。
また、上記の実施形態では、管体7内に添え筋が2本配置されているが、2本以上であれば何本配置されていてもよい。丸鋼3(または異形鉄筋4)と管体7の内周面との隙間を埋めるように3本以上の添え筋が配置されていてもよい。
また、丸鋼3や異形鉄筋4、添え筋5,6、管体7の規格や寸法は適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、既存RC壁2に埋設された丸鋼3に新たに異形鉄筋4を接合しているが、丸鋼3は既存RC壁2に埋設されたものでなくてもよい。
また、丸鋼と異形鉄筋とを接合する構成に限られず、異形鉄筋どうし等を接合する構成であってもよい。
1…鉄筋の接合構造
2…RC壁
21…開口部
22…コンクリート
23…範囲
3…丸鋼(第一鉄筋)
4…異形鉄筋(第二鉄筋)
41…節
5,6…添え筋
51,61…節
52,53,62,63…リブ
7…管体
8…圧着部

Claims (5)

  1. 第一鉄筋と、異形鉄筋で構成された第二鉄筋と、を接合する鉄筋の接合構造であって、
    管状に形成された管体と、
    該管体内に、一端部側が挿入配置された前記第一鉄筋と、
    前記管体内に、前記第一鉄筋の延長線上に挿入配置され、一端部が前記第一鉄筋の前記一端部と対向配置された前記第二鉄筋と、
    前記管体内に、前記第一鉄筋の前記一端部から前記第二鉄筋の前記一端部に跨るように配置され、異形鉄筋で構成された複数の添え筋と、
    前記第一鉄筋と前記複数の添え筋とを前記管体の外側から圧着し且つ前記第二鉄筋と前記複数の添え筋とを前記管体の外側から圧着する圧着部と、を備え、
    前記第一鉄筋の前記一端部と前記第二鉄筋の前記一端部とは、当接または近接して配置されていることを特徴とする鉄筋の接合構造。
  2. 前記第一鉄筋は、丸鋼で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋の接合構造。
  3. 前記添え筋は2本であり、
    前記第一鉄筋側では、該第一鉄筋の一部及び2本の前記添え筋の一部がそれぞれ前記管体の内周面に当接し、
    前記第二鉄筋側では、該第二鉄筋の一部及び2本の前記添え筋の一部がそれぞれ前記管体の内周面に当接することを特徴とする請求項1または2に記載の鉄筋の接合構造。
  4. 前記添え筋の端部は、前記管体の端部から突出していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の鉄筋の接合構造。
  5. 既存RC壁に埋設された第一鉄筋に新たに異形鉄筋で構成された第二鉄筋を接合する鉄筋の接合方法であって、
    前記既存RC壁のコンクリートを斫って、前記第一鉄筋の一端部を露出させる斫り工程と、
    前記第二鉄筋の一端部を前記第一鉄筋の露出した一端部に対向させ、前記第二鉄筋を前記第一鉄筋の延長線上に配置し、且つ前記第一鉄筋の前記一端部から前記第二鉄筋の前記一端部に跨るように配置され、異形鉄筋で構成された複数の添え筋を配置する鉄筋配置工程と、
    前記第一鉄筋、前記第二鉄筋及び前記複数の添え筋を、管状に形成された管体の内部に挿入する挿入工程と、
    前記管体の前記第一鉄筋側で該第一鉄筋と前記添え筋とを圧着するとともに、前記管体の前記第二鉄筋側で該第二鉄筋と前記添え筋とを圧着する圧着工程と、を備え、
    前記鉄筋配置工程では、前記第二鉄筋の前記一端部を、前記第一鉄筋の前記一端部に当接または近接して配置することを特徴とする鉄筋の接合方法。
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