JP2019001555A - エレベータ復旧作業支援システム、およびエレベータ復旧作業支援方法 - Google Patents

エレベータ復旧作業支援システム、およびエレベータ復旧作業支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】広域災害発生時に、複数の建物のエレベータに対する復旧作業を、避難困難者の安全確保を優先して行うためのエレベータ復旧作業支援システム、およびエレベータの復旧作業支援方法を提供する。【解決手段】複数のエレベータ10はそれぞれ、避難困難者が所定より上階に移動したときに避難困難者情報を記憶する避難困難者情報記憶部123と、建物内の状況に応じてエレベータ停止通知情報を生成したときに避難困難者情報が記憶されていれば、エレベータ停止通知情報に付加して監視センタ装置40に送信する通知情報生成部126とを有する。監視センタ装置40は、避難困難者情報が付加されたエレベータ停止通知情報を受信すると、当該エレベータの復旧作業の優先度を高い値で算出する優先度算出部43と、優先度順の復旧作業対象のエレベータの情報を保守作業員端末50に送信する送信制御部45とを有する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータ復旧作業支援システム、およびエレベータの復旧作業支援方法に関する。
一般的に、強い地震などの広域災害が発生すると、建物内に設置されたエレベータは管制運転に移行し、乗りかごが最寄りの階床に停止して戸開する。その後、エレベータの保守作業員により復旧作業が行われるまではエレベータは運転が不可能であるが、最寄り階で乗りかごが戸開したことにより、乗りかご内の利用者は降車して建物内の階段から迅速に避難することができる。
特許第5328251号公報 特開2004−69968号公報
しかし、上述したように管制運転で乗りかごが最寄り階で戸開しても、車椅子利用者や高齢者など階段を利用することができない利用者は、降車した階でエレベータの復旧を待たなくてはならない。しかし、地震発生時には地域の複数の建物でエレベータが一斉に停止しており、保守作業員が各建物に順次出向いて復旧作業を行う必要があるため、すべての建物での復旧作業を完了するには長時間を要する。そのため、復旧作業の順番が遅い建物の上階にいる車椅子利用者や高齢者は、避難できずに長時間待機しなければならなくなるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、広域災害発生時に、複数の建物のエレベータに対する復旧作業を、避難困難者の安全確保を優先して行うためのエレベータ復旧作業支援システム、およびエレベータの復旧作業支援方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によればエレベータ復旧作業支援システムは、複数のエレベータと監視センタ装置とを備える。複数のエレベータはそれぞれ、避難困難者が所定より上階に移動したときに避難困難者情報を記憶する避難困難者情報記憶部と、建物内の状況に応じてエレベータ停止通知情報を生成したときに避難困難者情報が記憶されていれば、エレベータ停止通知情報に付加して監視センタ装置に送信する通知情報生成部とを有する。監視センタ装置は、避難困難者情報が付加されたエレベータ停止通知情報を受信すると、当該エレベータの復旧作業の優先度を高い値で算出する優先度算出部と、優先度順の復旧作業対象のエレベータの情報を保守作業員端末に送信する送信制御部とを有する。
第1〜3、5実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムの構成を示すブロック図。 第1〜5実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムにおいて、通常運転時にエレベータ制御盤で実行される処理を示すフローチャート。 第1〜5実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムにおいて、広域災害発生時にエレベータ制御盤で実行される処理を示すフローチャート。 第1〜5実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムにおいて、広域災害発生時に関しセンタ装置で実行される処理を示すフローチャート。 第1実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムにおいて実行される優先度算出処理(1)を示すフローチャート。 第2実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムにおいて実行される優先度算出処理(2)を示すフローチャート。 第3実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムにおいて実行される優先度算出処理(3)を示すフローチャート。 第4実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムの構成を示すブロック図。 第4実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムにおいて実行される優先度算出処理(4)を示すフローチャート。 第5実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムにおいて実行される優先度算出処理(5)を示すフローチャート。
《第1実施形態》
〈第1実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムの構成〉
本発明の第1実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムの構成について、図1を参照して説明する。本実施形態によるエレベータ復旧作業支援システム1Aは、管理対象の建物A内に設置されたエレベータ10および非常状態検知器20と、エレベータ10の利用者Xが携帯する利用者端末30と、エレベータ10に接続された監視センタ装置40と、これら複数のエレベータの保守作業を行う作業員Yが携帯し、監視センタ装置40と無線接続される保守作業員端末50とを備える。図1においては、監視センタ装置40に1つの建物A内の1つのエレベータ10が接続されている場合について示しているが、実際には、建物A内の他のエレベータや、広域エリア内の他の建物内のエレベータ等の複数のエレベータに接続されている。本実施形態において利用者Xは、車椅子利用者や高齢者などの階段を使って移動することが困難な避難困難者であり、利用者Xが携帯する利用者端末30には、当該利用者Xが避難困難者であることを示す情報、および当該利用者Xの行き先階情報を含む利用者情報が、ICタグ情報として予め保持されている。非常状態検知器20は、例えば地震感知器であり、災害などによる建物A内の非常状態を検知すると、非常状態検知信号を出力する。
エレベータ10は、タグ読取装置11と、エレベータ制御盤12とを有する。タグ読取装置11は、エレベータ10の乗場に設置され、利用者端末30から、利用者情報を含むICタグを読み取る。
エレベータ制御盤12は、利用者情報取得部121と、呼び登録部122と、避難困難者情報記憶部123と、運転停止判断部124と、運転制御部125と、通知情報生成部126とを有する。
利用者情報取得部121は、タグ読取装置11で読み取られた当該利用者Xの利用者情報を取得する。呼び登録部122は、利用者情報取得部121で取得された利用者情報、またはエレベータ10の乗場の乗場呼び登録装置(図示せず)における操作情報に基づいて乗場呼びを登録し、また、エレベータ10の乗りかご内の行先階登録装置(図示せず)における操作情報に基づいてかご呼びを登録する。避難困難者情報記憶部123は、利用者情報取得部121で取得された利用者情報の中に避難困難者であることを示す情報が含まれており、且つ、当該利用者Xが乗り込んだ乗りかごが所定階より上階に移動したときには、当該利用者Xがエレベータ10を利用している間、当該利用者Xの利用者情報を避難困難者情報として記憶する。運転停止判断部124は、非常状態検知器20から非常状態検知信号が出力されると、当該非常状態検知信号に基づいてエレベータ10の運転を停止させる必要があるか否かを判断し、停止させる必要があると判断すると運転停止指令を出力する。運転制御部125は、通常運転時は、呼び登録部122に登録された乗場呼びおよびかご呼びに応答するようにエレベータ10内の機器を制御する。また運転制御部125は、運転停止判断部124から運転停止指令が出力されると、乗りかごを最寄階に着床させてエレベータ10の運転を停止させるようにエレベータ10内の機器を制御する。通知情報生成部126は、運転停止判断部124から運転停止指令が出力されるとエレベータ停止通知情報を生成する。この時点で、避難困難者情報記憶部123に避難困難者情報が記憶されているときには、生成したエレベータ停止通知情報に当該避難困難者情報を付加する。そして、通知情報生成部126は、生成したエレベータ停止通知情報を、監視センタ装置40に送信する。また通知情報生成部126は、エレベータ停止通知情報を送信した後、エレベータ10が復旧したことを検知すると、エレベータ復旧通知情報を監視センタ装置40に送信する。
監視センタ装置40は、エレベータ通信部41と、運転監視部42と、優先度算出部43と、復旧対象データベース44と、無線送信制御部45とを有する。
エレベータ通信部41は、エレベータ10を含む、管理対象のエレベータの制御盤との通信を行う。運転監視部42は、エレベータ制御盤12の運転制御部125から運転状況情報を所定時間間隔で取得することで、エレベータ10の動作を監視する。優先度算出部43は、エレベータ通信部41でエレベータ制御盤12からエレベータ停止通知情報が受信されると、送信元のエレベータ10の復旧作業の優先度を算出する。この復旧作業の優先度は、当該エレベータ停止通知情報に避難困難者情報が付加されているか否かに基づいて算出する。復旧対象データベース44は、受信されたエレベータ停止通知情報の送信元の複数エレベータの識別情報を、復旧作業対象のエレベータ情報として、優先度算出部43で算出された復旧作業の優先度の高い順に並べて記憶する。無線送信制御部45は、復旧対象データベース44に記憶された復旧作業対象のエレベータ情報を、所定時間間隔(例えば5分間隔)の送信タイミングで、保守作業員端末50に送信する。
〈第1実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータ復旧作業支援システム1Aにおいて、(1)通常運転時に実行される処理、および、(2)広域災害が発生したときに実行される処理について説明する。
本実施形態において、利用者Xは車椅子利用者であり、利用者Xが携帯する利用者端末30には利用者情報として、利用者Xが避難困難者であることを示す情報および行き先階情報「5階」が保持されているものとする。
(1)通常運転時に実行される処理
利用者Xが建物Aに入り、エレベータ10の乗場付近に設置されたタグ読取装置11に利用者端末30をかざすと、タグ読取装置11により利用者Xの利用者情報が読み取られ、エレベータ制御盤12に送信される。エレベータ制御盤12では、タグ読取装置11から送信された利用者情報が利用者情報取得部121で取得され、当該利用者情報が読み取られた階床から該当する行き先階に向かう方向の乗場呼びが呼び登録部122に登録される。そして、運転制御部125により、登録された乗場呼びに応答するように、エレベータ10内の機器が制御される。運転制御部125によるエレベータ10内の機器の制御に関する情報は所定時間間隔で監視センタ装置40に送信され、運転監視部42で監視される。
また、エレベータ制御盤12において、利用者情報が取得された際に実行される避難困難者情報記憶処理について、図2のフローチャートを参照して説明する。
エレベータ制御盤12の利用者情報取得部121において利用者情報が取得されると(S1の「YES」)、この利用者情報の中に避難困難者であることを示す情報が含まれているか否かが判断される(S2)。ここでは、利用者情報に避難困難者であることを示す情報が含まれていると判断され(S2の「YES」)、さらに、当該利用者Xが乗り込んだ乗りかごが所定階(本実施形態においては、「3階」)より上階に移動したか否かが判断される(S3)。当該利用者情報に含まれる行き先階情報は「5階」であり、予め設定された「3階」よりも上階に移動すると(S3の「YES」)、当該利用者Xの利用者情報が避難困難者情報として避難困難者情報記憶部123に記憶される(S4)。
その後、当該利用者Xが、移動先の「5階」から下方向に移動するためにエレベータ10を利用する際には、当該階床「5階」の乗場付近に設置されたタグ読取装置に利用者端末30をかざすことで、利用者Xの利用者情報が読み取られる。そして、該当する乗場呼びが登録されて、当該乗場呼びに応答するようにエレベータ10が運転される。ここで、当該利用者Xがエレベータ10で所定階「3階」よりも下階に移動すると(S5の「YES」)、避難困難者情報記憶部123に記憶された該当する避難困難者情報は、削除される(S6)。つまり、利用者Xが所定階「3階」よりも上階にいる間、当該利用者Xに関する避難困難者情報が避難困難者情報記憶部123に記憶される。このように、利用者Xが建物A内の上方の階にいる間、避難困難者情報が記憶されることにより、その間に広域災害が発生したときに、以下に説明する処理により、当該建物のエレベータ10に関する復旧作業の優先度が上げられる。
(2)広域災害が発生したときに実行される処理
上述したように通常運転が行われているときに、地震等の広域災害が発生すると、建物A内の非常状態検知器20において、建物A内の非常状態が検知されて非常状態検知信号が出力される。非常状態検知器20から非常状態検知信号が出力されたときに、エレベータ制御盤12で実行される処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。
エレベータ制御盤12では、非常状態検知器20から出力された非常状態検知信号が運転停止判断部124で取得され(S11)、当該非常状態検知信号に基づいてエレベータ10の運転を停止させる必要があるか否かが判断される(S12)。ここでは、規模の大きい地震が発生し、エレベータ10の運転を停止させる必要があると判断されたものとする。
エレベータ10の運転を停止させる必要があると判断されると(S12の「YES」)、運転停止指令が出力される(S13)。運転停止判断部124から運転停止指令が出力されると、運転制御部125により、乗りかごを最寄の乗場に着床させてエレベータ10の運転を停止される。また、運転停止指令が出力されると、通知情報生成部126によりエレベータ停止通知情報が生成される(S14)。この時点で、避難困難者情報記憶部123に避難困難者情報が記憶されているとき(S15の「YES」)には、生成されたエレベータ停止通知情報に当該避難困難者情報が付加される(S16)。そして、生成されたエレベータ停止通知情報が、監視センタ装置40に送信される(S17)。
監視センタ装置40では、広域災害が発生したことにより、管理対象の複数の建物からエレベータ停止通知情報が取得される。監視センタ装置40でエレベータ停止通知情報が取得されたときに実行される処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。
監視センタ装置40では、エレベータ制御盤12から送信されたエレベータ停止通知情報がエレベータ通信部41で受信されると(S21の「YES」)、優先度算出部43において、当該エレベータ停止通知情報の送信元のエレベータ10に関する復旧作業の優先度が算出される(S22)。復旧作業の優先度は、図5の優先度算出処理(1)のフローチャートに示すように、当該エレベータ停止通知情報に避難困難者情報が付加されている場合には(S31の「YES」)、避難困難者がいる階床の情報と避難困難者の人数とに基づいて算出される。例えば、避難困難者がいる階床の情報「4(階)」に、避難困難者の人数「2(人)」を掛け合わせた値「8」に基づいて、優先度が算出される。当該エレベータ停止通知情報に避難困難者情報が付加されていない場合には(S31の「NO」)、復旧作業の優先度は算出されない(S33)。
図4に戻り、優先度算出処理が実行されると、受信されたエレベータ停止通知情報の送信元のエレベータ10の識別情報が、復旧作業対象のエレベータ情報として、算出された復旧作業の優先度の高い順に並べて記憶される(S23)。このようにして、所定時間間隔で到来する次の送信タイミングまでの間(S24の「NO」)、エレベータ停止通知情報が受信される都度、対応するエレベータの識別情報が並べ替えられて復旧対象データベースに記憶される。そして、所定時間間隔で到来する送信タイミングになると(S24の「YES」)、当該送信タイミングが1回目の送信タイミングであるときには(S25の「YES」)、無線送信制御部45により、復旧対象データベース44に記憶されている復旧作業対象のエレベータ情報が保守作業員端末50に送信される(S26)。ここで、当該送信タイミングが2回目以降の送信タイミングであるときには(S25の「NO」)、前回の送信時から復旧作業対象のエレベータ情報に変更があれば(S27の「YES」)、復旧対象データベース44に記憶されている復旧作業対象のエレベータ情報が保守作業員端末50に送信される(S26)。
保守作業員端末50への復旧作業対象のエレベータ情報の送信後、保守作業員による復旧作業が完了しエレベータ10が復旧すると、図3に示すように、エレベータ制御盤12からエレベータ復旧通知情報が送信される(S18の「YES」、S19)。監視センタ装置40では、図4に示すように、エレベータ制御盤12からエレベータ復旧通知情報が受信されると(S28の「YES」)、送信元のエレベータ10の識別情報が復旧対象データベース44から削除される(S29)。
以上の第1実施形態によれば、地震などの広域災害が発生して複数のエレベータが停止したときに、避難困難者が上階にいる建物を優先させて復旧作業を行うようにすることで、避難困難者の安全を確保することができる。
《第2実施形態》
〈第2実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムの構成〉
本発明の第2実施形態によるエレベータ復旧作業支援システム1Bの構成は、第1実施形態において説明したエレベータ復旧作業支援システム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態において利用者端末30には、避難困難者である利用者Xの利用者情報として、避難困難者の属性を示す情報、例えば、車椅子利用者であることを示す情報や、高齢者であることを示す情報等の属性情報が保持されている。
また、エレベータ制御盤12の避難困難者情報記憶部123は、利用者情報取得部121で取得された利用者情報の中に避難困難者であることを示す情報が含まれており、且つ、当該利用者Xが乗り込んだ乗りかごが予め設定された階より上階に移動したときには、当該利用者Xがエレベータ10を利用している間、当該利用者Xの属性情報を含む利用者情報を、避難困難者情報として記憶する。
また、監視センタ装置40の優先度算出部43は、受信したエレベータ停止通知情報に避難困難者情報が付加されている場合には、避難困難者情報に含まれている属性情報を考慮して復旧作業の優先度を算出する。
〈第2実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムの動作〉
(1)通常運転時に実行される処理
通常運転時に、利用者Xが建物Aに入り、エレベータ10の乗場付近に設置されたタグ読取装置11に利用者端末30をかざすと、利用者の属性情報を含む利用者情報が読み取られてエレベータ制御盤12に送信される。エレベータ制御盤12では、受信した利用者情報に避難困難者情報が含まれているため、当該利用者Xが乗り込んだ乗りかごが所定階よりも上階に移動すると、当該利用者Xの属性情報を含む利用者情報が、避難困難者情報として避難困難者情報記憶部123に記憶される。記憶された避難困難者情報は、当該利用者Xが所定階よりも下階に移動すると、削除される(S1〜S6)。
(2)広域災害が発生したときに実行される処理
本実施形態において、広域災害が発生したときに実行されるステップS11〜S14の処理は、第1実施形態で説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。ステップS14において、エレベータ停止通知情報が生成されたときに、避難困難者情報記憶部123に避難困難者情報が記憶されていれば(S15の「YES」)、生成されたエレベータ停止通知情報に、属性情報を含む避難困難者情報が付加される(S16)。そして、生成されたエレベータ停止通知情報が、監視センタ装置40に送信される(S17)。
監視センタ装置40では、エレベータ停止通知情報が受信されると(S21の「YES」)、図6の優先度算出処理(2)のフローチャートに示すように、当該エレベータ停止通知情報に避難困難者情報が付加されている場合には(S41の「YES」)、避難困難者がいる階床の情報と、避難困難者の人数と、避難困難者の属性情報に対応した係数とに基づいて復旧作業の優先度が算出される(S42)。避難困難者の属性情報に対応した係数は、避難時の困難度が高い利用者ほど、高い値で設定される。例えば、車椅子利用者が係数「5」と算出され、高齢者が係数「3」と算出される。この優先度の算出方法は、建物の用途(子供が利用する施設、老人ホーム等)に応じて、適宜変更可能である。例えば、高齢者施設では、高齢者の中でも車椅子利用者に高い係数が設定され、学校では、大人よりも子供に高い係数が設定される。
その後実行される、ステップS23以降の処理は、第1実施形態で説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上の第2実施形態によれば、地震などの広域災害が発生して複数のエレベータが停止したときに、避難の困難度が高い利用者が上階にいる建物を優先させて復旧作業を行うようにすることで、さらに精度よく避難困難者の安全を確保することができる。
《第3実施形態》
〈第3実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムの構成〉
本発明の第3実施形態によるエレベータ復旧作業支援システム1Cの構成は、第1実施形態において説明したエレベータ復旧作業支援システム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態において、監視センタ装置40の優先度算出部43には、事前の調査に基づいて建物ごとに予め設定された、建物の構造や階床数、築年数、建築場所に応じた避難の困難度を示す係数が保持されている。そして、復旧作業の優先度を算出する際は、この建物ごとに設定された困難度を示す係数を考慮して、算出する。
〈第3実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムの動作〉
本実施形態において、(1)通常運転時に実行される処理は、第1実施形態で説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、広域災害が発生したときに実行されるステップS11〜S17の処理は第1実施形態で説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
監視センタ装置40では、エレベータ停止通知情報が受信されると(S21の「YES」)、図7の優先度算出処理(3)のフローチャートに示すように、当該エレベータ停止通知情報に避難困難者情報が付加されている場合には(S51の「YES」)、避難困難者がいる階床の情報と、避難困難者の人数と、該当する建物の構造や階床数、築年数、建築場所に応じた避難の困難度を示す係数とに基づいて、復旧作業の優先度が算出される(S52)。例えば、建物の構造上、階段が狭い建物、階床数が多い建物、築年数が古い建物、建築場所が地震の震源地から近い建物等の優先度が高く算出される。
その後実行される、ステップS23以降の処理は、第1実施形態で説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上の第3実施形態によれば、地震などの広域災害が発生して複数のエレベータが停止したときに、避難困難者が上階におり、建物の構造や階床数、築年数、建築場所に応じた避難の困難度が高い建物を優先させて復旧作業を行うようにすることで、さらに精度よく避難困難者の安全を確保することができる。
《第4実施形態》
〈第4実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムの構成〉
本発明の第4実施形態によるエレベータ復旧作業支援システム1Dは、図8に示すように、建物B内に非常状態検知器として、地震検知器20−1、火災検知器20−2、および浸水検知器20−3が設置され、これらの検知器がエレベータ制御盤12に接続されていることを除いては、第1実施形態で説明したエレベータ復旧作業支援システム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態においてエレベータ制御盤12の運転停止判断部124は、地震検知器20−1、火災検知器20−2、または浸水検知器20−3から検知信号が出力されると、当該非常状態検知信号に基づいてエレベータ10の運転を停止させる必要があるか否かを判断し、停止させる必要があると判断すると運転停止指令を出力する。複数の検知器から検知信号が出力されたときには、いずれか1つの検知信号に基づいて運転を停止させる必要があると判断すれば、運転停止指令を出力する。通知情報生成部126は、運転停止判断部124から運転停止指令が出力されたことによりエレベータ停止通知情報を生成したときに、出力されたすべての検知信号の情報を付加する。
監視センタ装置40の優先度算出部43は、受信されたエレベータ停止通知情報に複数の検知信号の情報が付加されている場合には、その検知信号の情報の組み合わせを考慮して復旧作業の優先度を算出する。
〈第4実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムの動作〉
本実施形態において、(1)通常運転時に実行される処理は、第1実施形態で説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
(2)広域災害が発生したときに実行される処理
通常運転が行われているときに、地震が発生して地震検知器20−1で地震が検知されると、地震検知信号が出力される。また、同時に火災が発生すると、火災検知器20−2から火災検知信号が出力され、浸水が発生すると、浸水検知器20−3から浸水検知信号が出力される。
これらの検知信号は、エレベータ制御盤12の運転停止判断部124で取得され(S11)、それぞれの検知信号に基づいてエレベータ10の運転を停止させる必要があるか否かが判断される(S12)。そして、いずれか1つの検知信号に基づいて運転を停止させる必要があると判断されると(S12の「YES」)、運転停止指令が出力される(S13)。ここでは、地震検知信号に基づいて、運転を停止させる必要があると判断されたものとする。
運転停止判断部124から運転停止指令が出力されると、運転制御部125により、乗りかごを最寄の乗場に着床させてエレベータ10の運転を停止される。また、運転停止指令が出力されると、通知情報生成部126によりエレベータ停止通知情報が生成される(S14)。この時点で、避難困難者情報記憶部123に避難困難者情報が記憶されているとき(S15の「YES」)には、生成されたエレベータ停止通知情報に当該避難困難者情報が付加され、また、出力されたすべての検知信号(地震検知信号、火災検知信号、および浸水検知信号)の情報が付加される(S16)。そして、生成されたエレベータ停止通知情報が、監視センタ装置40に送信される(S17)。
監視センタ装置40では、エレベータ停止通知情報が受信されると(S21の「YES」)、図9の優先度算出処理(4)のフローチャートに示すように、当該エレベータ停止通知情報に避難困難者情報が付加されている場合には(S61の「YES」)、付加されている検知信号の情報の組み合わせを考慮して復旧作業の優先度が算出される。つまり、災害による被害の状況に基づいて優先度が算出され、例えば、地震検知信号と火災検知信号との組み合わせが最も大きい被害が想定され、高い値で優先度が算出される(S62)。
その後実行される、ステップS23以降の処理は、第1実施形態で説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上の第4実施形態によれば、地震などの広域災害が発生して複数のエレベータが停止したときに、避難困難者が上階におり、災害による被害が大きい建物を優先させて復旧作業を行うようにすることで、さらに精度よく避難困難者の安全を確保することができる。
《第5実施形態》
〈第5実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムの構成〉
本発明の第5実施形態によるエレベータ復旧作業支援システム1Eの構成は、第1実施形態において説明したエレベータ復旧作業支援システム1Aの構成と同様であるため、同一機能を有する部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態において、監視センタ装置40の優先度算出部43は、復旧作業の優先度を算出する際は、運転監視部42で監視されているエレベータ10の他のエレベータの運転状況を考慮して、算出する。
〈第5実施形態によるエレベータ復旧作業支援システムの動作〉
本実施形態において、(1)通常運転時に実行される処理は、第1実施形態で説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、広域災害が発生したときに実行されるステップS11〜S17の処理は第1実施形態で説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
監視センタ装置40では、エレベータ停止通知情報が受信されると(S21の「YES」)、図10の優先度算出処理(5)のフローチャートに示すように、当該エレベータ停止通知情報に避難困難者情報が付加されている場合には(S71の「YES」)、避難困難者がいる階床の情報と、避難困難者の人数と、該当する建物内の他のエレベータの運転状況とに基づいて、復旧作業の優先度が算出される(S72)。例えば、停止したエレベータが設置されている建物内に他のエレベータがあり、当該他のエレベータが既に復旧しているときには、優先度が低く算出される。ここで、他のエレベータが復旧していても、上階にいる避難困難者の人数が所定値よりも多いときには、優先度を高くするようにしてもよい。
その後実行される、ステップS23以降の処理は、第1実施形態で説明した処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上の第5実施形態によれば、地震などの広域災害が発生して複数のエレベータが停止したときに、当該建物内の他のエレベータが既に復旧しているか否かを考慮して復旧作業の優先度を算出することで、さらに精度よく避難困難者の安全を確保することができる。
他の実施形態として、監視センタ装置40の優先度算出部43で復旧作業の優先度を算出する際に、予め保持した、復旧作業対象の複数のエレベータ間の距離と、保守作業員の移動速度と、復旧作業時間とをさらに考慮して、算出するようにしてもよい。例えば、第1実施形態〜第5実施形態いずれかの処理により算出された優先度が最も高い建物が保守作業員の現在位置から遠く、2番目優先度が高い建物が近い場所にある場合に、エレベータ間の距離と、保守作業員の移動速度と、復旧作業時間とに基づいて、2番目に優先度が高い建物の復旧作業を先に行っても、優先度が最も高い建物の復旧作業を所定時間以内に実行することが可能であれば、復旧作業の順序を入れ替えるようにしてもよい。
また、監視センタ装置40の優先度算出部43で復旧作業の優先度を算出する際に、エレベータ10の利用者情報取得部121で取得された利用者情報を取得して、避難困難者がいる階床に所定数以上の他の利用者がいるか否かを考慮して算出するようにしてもよい。ここで、当該階床に他の利用者が多数いれば、避難困難者の避難を助けることができると判断し、該当するエレベータの復旧作業の優先度を低く算出する。また、建物ごとの平均的な在館者数を予め監視センタ装置40で保持しておき、これに基づいて在館者が多い建物内のエレベータの復旧作業の優先度を低くするようにしてもよい。
また、監視センタ装置40の優先度算出部43は、エレベータ制御盤12の利用者情報取得部121で取得される利用者情報に基づいて、当該乗場に来た避難困難者が当該乗場からいなくなったと判断したときには、該当するエレベータの復旧作業の優先度を低くし、当該エレベータが停止してから当該乗場に避難困難者が複数回来ていると判断したときには、該当するエレベータの復旧作業の優先度を高くするようにしてもよい。
また、監視センタ装置40の優先度算出部43は、エレベータ10の乗場に設置された乗場呼びボタンの操作情報を取得し、エレベータ10が停止してから所定回数以上乗場呼びボタンが操作されるとエレベータ10の復旧作業の優先度を高くし、エレベータ10が停止してから乗場呼びボタンが操作されずに所定時間が経過すると、以降所定時間が経過する都度、段階的に復旧作業の優先度を低くするようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A,1B,1C,1D,1E…エレベータ復旧作業支援システム、10…エレベータ、11…タグ読取装置、12…エレベータ制御盤、20…非常状態検知器、20−1…地震検知器、20−2…火災検知器、20−3…浸水検知器、30…利用者端末、40…監視センタ装置、41…エレベータ通信部、42…運転監視部、43…優先度算出部、44…復旧対象データベース、45…無線送信制御部、50…保守作業員端末、121…利用者情報取得部、122…呼び登録部、123…避難困難者情報記憶部、124…運転停止判断部、125…運転制御部、126…通知情報生成部
上記目的を達成するための実施形態によればエレベータ復旧作業支援システムは、複数のエレベータと監視センタ装置とを備える。複数のエレベータはそれぞれ、階段を使って移動することが困難な避難困難者が所定より上階に移動したときに避難困難者情報を記憶する避難困難者情報記憶部と、建物内の状況に応じてエレベータ停止通知情報を生成したときに避難困難者情報が記憶されていれば、エレベータ停止通知情報に付加して監視センタ装置に送信する通知情報生成部とを有する。監視センタ装置は、避難困難者情報が付加されたエレベータ停止通知情報を受信すると、当該エレベータの復旧作業の優先度を高い値で算出する優先度算出部と、優先度順の復旧作業対象のエレベータの情報を保守作業員端末に送信する送信制御部とを有する。

Claims (11)

  1. 複数のエレベータと、前記複数のエレベータに接続された監視センタ装置とを備え、
    前記複数のエレベータはそれぞれ、
    該当するエレベータの利用者に関する利用者情報を取得する利用者情報取得部と、
    前記利用者情報取得部で取得された利用者情報に、当該利用者が避難困難者であることを示す情報が含まれ、且つ、当該利用者が乗り込んだ乗りかごが所定階より上階に移動したときには、当該利用者が前記所定階よりも上階にいる間、当該利用者情報を避難困難者情報として記憶する避難困難者情報記憶部と、
    該当する建物内の状況に応じて、該当するエレベータを停止させる必要があるか否かを判断する運転停止判断部と、
    前記運転停止判断部で該当するエレベータを停止させる必要があると判断されるとエレベータ停止通知情報を生成し、この時点で前記避難困難者情報記憶部に避難困難者情報が記憶されているときには、生成したエレベータ停止通知情報に当該避難困難者情報を付加して、前記監視センタ装置に送信する通知情報生成部と
    を有し、
    前記監視センタ装置は、
    いずれかのエレベータから前記エレベータ停止通知情報を受信すると、受信したエレベータ停止通知情報に避難困難者情報が付加されていれば、該当するエレベータの復旧作業の優先度を高い値で算出する優先度算出部と、
    前記優先度算出部で算出された優先度が高い順に並べた復旧作業対象のエレベータの情報を、復旧作業を行う保守作業員が携帯する保守作業員端末に送信する送信制御部と
    を有することを特徴とするエレベータ復旧作業支援システム。
  2. 前記監視センタ装置の優先度算出部は、いずれかのエレベータから前記エレベータ停止通知情報を受信すると、受信したエレベータ停止通知情報に避難困難者の属性情報を含む避難困難者情報が付加されていれば、該当するエレベータの復旧作業の優先度を、避難困難者の属性情報に基づいて算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ復旧作業支援システム。
  3. 前記監視センタ装置の優先度算出部は、いずれかのエレベータから前記エレベータ停止通知情報を受信すると、該当する建物の構造、階床数、築年数、建築場所、または在館者数に応じた避難の困難度に基づいて該当するエレベータの復旧作業の優先度を算出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ復旧作業支援システム。
  4. 前記複数のエレベータはそれぞれ、該当する建物内の非常状態を検知する複数の非常状態検知器に接続され、
    前記運転停止判断部は、前記非常状態検知器で検知された非常状態に基づいて、該当するエレベータを停止させる必要があるか否かを判断し、
    前記監視センタ装置の優先度算出部は、いずれかのエレベータから前記エレベータ停止通知情報を受信すると、前記複数の非常状態検知器で検知された非常状態の組み合わせに基づいて、該当するエレベータの復旧作業の優先度を算出する
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のエレベータ復旧作業支援システム。
  5. 前記複数のエレベータは、同一の建物内に設置され、
    前記監視センタ装置の優先度算出部は、いずれかのエレベータから前記エレベータ停止通知情報を受信すると、同一の建物内の他のエレベータが既に復旧しているときには前記復旧作業の優先度を低く算出する
    ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載のエレベータ復旧作業支援システム。
  6. 前記監視センタ装置の優先度算出部は、いずれかのエレベータから前記エレベータ停止通知情報を受信したときに、同一の建物内の他のエレベータが既に復旧していても、上階にいる避難困難者の人数が所定値よりも多いエレベータは、優先度を高くする
    ことを特徴とする請求項5に記載のエレベータ復旧作業支援システム。
  7. 前記監視センタ装置の優先度算出部は、複数の復旧作業対象のエレベータ間の距離と、保守作業員の移動速度と、復旧作業時間とに基づいて、該当するエレベータの復旧作業の優先度を算出する
    ことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載のエレベータ復旧作業支援システム。
  8. 前記監視センタ装置の優先度算出部は、前記エレベータの利用者情報取得部で取得された利用者情報に基づいて、避難困難者がいる階床に所定数以上の他の利用者がいると判断すると、該当するエレベータの復旧作業の優先度を低くする
    ことを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に記載のエレベータ復旧作業支援システム。
  9. 前記複数のエレベータの利用者情報取得部は、該当するエレベータの乗場に来たエレベータの利用者が携帯する利用者端末から当該利用者に関する利用者情報を取得し、
    前記監視センタ装置の優先度算出部は、前記利用者情報取得部で取得される利用者情報に基づいて、当該乗場に来た避難困難者が当該乗場からいなくなったと判断したときには、該当するエレベータの復旧作業の優先度を低くし、当該エレベータが停止してから当該乗場に避難困難者が複数回来ていると判断したときには、該当するエレベータの復旧作業の優先度を高くする
    ことを特徴とする請求項1〜8いずれか1項に記載のエレベータ復旧作業支援システム。
  10. 前記監視センタ装置の優先度算出部は、前記複数のエレベータの乗場にそれぞれ設置された乗場呼びボタンの操作情報を取得し、停止してから所定回数以上乗場呼びボタンが操作されたエレベータの復旧作業の優先度を高くし、停止してから乗場呼びボタンが操作されずに所定時間が経過したエレベータの復旧作業の優先度を段階的に低くする
    ことを特徴とする請求項1〜9いずれか1項に記載のエレベータ復旧作業支援システム。
  11. 監視センタ装置に接続された複数のエレベータがそれぞれ、
    該当するエレベータの利用者に関する利用者情報を取得する利用者情報取得ステップと、
    前記利用者情報取得ステップで取得された利用者情報に、当該利用者が避難困難者であることを示す情報が含まれ、且つ、当該利用者が乗り込んだ乗りかごが所定階より上階に移動したときには、当該利用者が前記所定階より上階にいる間、当該利用者情報を避難困難者情報として記憶する避難困難者情報記憶ステップと、
    該当する建物内の状況に応じて、該当するエレベータを停止させる必要があるか否かを判断する運転停止判断ステップと、
    前記運転停止判断ステップで該当するエレベータを停止させる必要があると判断されるとエレベータ停止通知情報を生成し、この時点で前記避難困難者情報記憶ステップにより避難困難者情報が記憶されているときには、生成したエレベータ停止通知情報に当該避難困難者情報を付加して、前記監視センタ装置に送信する通知情報送信ステップと
    前記監視センタ装置が、
    いずれかのエレベータから前記エレベータ停止通知情報を受信すると、受信したエレベータ停止通知情報に避難困難者情報が付加されていれば、該当するエレベータの復旧作業の優先度を高い値で算出する優先度算出ステップと、
    前記優先度算出ステップで算出された優先度が高い順に並べた復旧作業対象のエレベータの情報を、復旧作業を行う保守作業員が携帯する保守作業員端末に送信する送信制御ステップと
    を有することを特徴とするエレベータ復旧作業支援方法。
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