JP2019000771A - 噴霧装置 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、以下の符号は、発明を実施するための形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1の発明に係る噴霧装置10は、噴霧液体を収容可能な第1容器20と、前記第1容器20に接続され、前記第1容器20よりも容積の小さい第2容器22と、を有する容器15と、前記容器15に装着され、噴霧液体を霧状に噴出可能な噴霧部30と、前記第2容器22の噴霧液体を前記噴霧部30に誘導する導管40と、を備え、前記噴霧部30から噴霧液体が噴出されたことに基づいて、前記第1容器20から前記第2容器22に噴霧液体が移動することを特徴とする。
第2の発明に係る噴霧装置10は、第1の発明に係る噴霧装置10の特徴点に加え、前記第1容器20は、その下部に前記第2容器22と接続するための開口である第1接続口20Dを有しており、前記第2容器22は、その下部に前記第1容器20と接続するための開口である第2接続口23Cを有しているとともに、前記第1容器20との間で空気の流通が可能とされており、前記第2容器22から前記第1容器20に空気が流入したことに伴って、前記第1容器20から前記第2容器22に噴霧液体が移動することを特徴とする。
第3の発明に係る噴霧装置10は、第1の発明に係る噴霧装置10の特徴点に加え、前記第1容器20は、前記第1容器20の内部空間として、噴霧液体を収容可能な収容部60を備え、前記第2容器22は、前記第2容器22の内部空間として、前記収容部60よりも容積の小さい空間部70を備え、前記収容部60と前記空間部70を連通する連通管50であって、サイフォンの原理により前記収容部60と前記空間部70との間で噴霧液体を移動させる前記連通管50を備えたことを特徴とする。
第4の発明に係る噴霧装置10は、第3の発明に係る噴霧装置10の特徴点に加え、前記空間部70は、前記噴霧部30から噴出された噴霧液体の一部が回収されることを特徴とする。
第5の発明に係る噴霧装置10は、第1、第2、第3又は第4の発明に係る噴霧装置10の特徴点に加え、前記噴霧部30はベンチュリに空気を送り込むことによって噴霧液体を吸い出して霧状に噴出可能に形成されていることを特徴とする。
以下、第1の実施形態における噴霧装置10について説明する場合は、噴霧装置10を基準とする方向を用いて説明する。すなわち、図1に示す噴霧装置10の後述する噴霧部30が設けられている側を「上」側とし、その反対側を「下」側とする。また、図1に示す噴霧装置10の後述する導入管31が設けられている側を「左」側とし、その反対側を「右」側とする。
以下、第1の実施形態における噴霧装置10の構成について説明する。
第1の実施形態における噴霧装置10は、図1に示すように、第1容器20と第2容器22とを有する容器15と、第1容器20と第2容器22とを接続する接続部80と、噴霧液体としての噴霧剤Lを霧状に噴出可能な噴霧部30と、噴霧剤Lを噴霧部30に誘導する導管40とを備えている。
第1接続部82は、その内周面にネジ部82Aが形成されており、ネジ部82Aとネジ部20Cとが螺合されることで、接続部80は、第1容器20と接続される。そして、ネジ部82Aとネジ部20Cとが螺合されることで、接続部80と第1容器20とは、隙間なく接続されている。
第2接続部84は、その外径が被挿入部23Bの内径よりもやや狭い円筒状の管である。そして、接続部80は、被挿入部23Bに第2接続部84が嵌合されることで、第2容器22と接続される。被挿入部23Bに第2接続部84が嵌合された場合、接続部80と第2容器22とは、隙間なく接続されている。
以下、第1の実施形態における噴霧装置10の作用について説明する。
具体的には、第1の実施形態における噴霧装置10に噴霧剤Lが注入された後、噴霧剤Lが噴霧部30から空中に噴出されるまでの流れについて説明する。
噴霧剤Lの一部が本体部23Aに回収されても、導管40から吸い上げられた噴霧剤Lの量が多いため、本体部23Aの液面の高さが本体部23Aの右側面に形成された第2接続口23Cの上端より下がることとされている。
第1の実施形態は、第2容器22の容積が第1容器20の容積よりも小さく形成されていることにより、以下の効果を奏する。
図4に示すように、比較形態の噴霧装置100は、容器200と、噴霧部300と、導管400と、逆止弁500と、を備えている。
以下、第2の実施形態について、第1の実施形態との重複部分は省略して説明する。
第2の実施形態における噴霧装置10は、図2に示すように、第1容器20と第2容器22とを有する容器15と、噴霧部30と、導管40と、連通管50と、を備えている。
まず、第1容器20から蓋部21、噴霧部30及び第2容器22を取り外して、第1容器20の上側を開口させる。そして、開口した第1容器20の上側から噴霧剤Lを注入して、収容部60に噴霧剤Lを満たしていく。その後、第1容器20に第2容器22、蓋部21及び噴霧部30をそれぞれ装着する。そして、収容部60から空間部70に噴霧剤Lを移動する方法としては、たとえば、放出管32から空間部70に噴霧剤Lを注入し、空間部70を加圧することにより行われる。
第2の実施形態は、サイフォンの原理により収容部60と空間部70との間で噴霧剤Lを移動させることにより、以下の効果を奏する。
図4に示す比較形態の噴霧装置100は、収容部600と空間部700との液面の差によって生じる水圧が逆止弁500の作動圧を超えると逆止弁500が開き、収容部600と空間部700との液面がほぼ等しくなるまで収容部600の噴霧剤Lが空間部700の内部に流入することとされている。
以上のとおり、本発明を特定の実施形態を例として説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の技術的範囲には、下記のような形態も含まれる。
20 第1容器 20A 本体部
20B 円筒部 20C ネジ部
20D 第1接続口
21 蓋部
22 第2容器 22A 筒部
22B 漏斗部 22C 管部
22D 挿入口
23A 本体部 23B 被挿入部
23C 第2接続口
30 噴霧部 31 導入管
32 放出管
40 導管
50 連通管
60 収容部 70 空間部
80 接続部 82 第1接続部
82A ネジ部 84 第2接続部
L 噴霧剤(噴霧液体)
Claims (5)
- 噴霧液体を収容可能な第1容器と、前記第1容器に接続され、前記第1容器よりも容積の小さい第2容器と、を有する容器と、
前記容器に装着され、噴霧液体を霧状に噴出可能な噴霧部と、
前記第2容器の噴霧液体を前記噴霧部に誘導する導管と、を備え、
前記噴霧部から噴霧液体が噴出されたことに基づいて、前記第1容器から前記第2容器に噴霧液体が移動することを特徴とする噴霧装置。 - 前記第1容器は、その下部に前記第2容器と接続するための開口である第1接続口を有しており、
前記第2容器は、その下部に前記第1容器と接続するための開口である第2接続口を有しているとともに、前記第1容器との間で空気の流通が可能とされており、
前記第2容器から前記第1容器に空気が流入したことに伴って、前記第1容器から前記第2容器に噴霧液体が移動することを特徴とする請求項1に記載の噴霧装置。 - 前記第1容器は、前記第1容器の内部空間として、噴霧液体を収容可能な収容部を備え、
前記第2容器は、前記第2容器の内部空間として、前記収容部よりも容積の小さい空間部を備え、
前記収容部と前記空間部を連通する連通管であって、サイフォンの原理により前記収容部と前記空間部との間で噴霧液体を移動させる前記連通管を備えたことを特徴とする請求項1に記載の噴霧装置。 - 前記空間部は、前記噴霧部から噴出された噴霧液体の一部が回収されることを特徴とする請求項3に記載の噴霧装置。
- 前記噴霧部はベンチュリに空気を送り込むことによって噴霧液体を吸い出して霧状に噴出可能に形成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の噴霧装置。
Priority Applications (1)
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2017
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