JP2019000771A - 噴霧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、容器内の噴霧液体の酸化を抑制しつつ、容器内の噴霧液体を噴出可能な噴霧装置を提供する。【解決手段】噴霧液体を収容可能な第1容器と、前記第1容器に接続され、前記第1容器よりも容積の小さい第2容器と、を有する容器と、前記容器に装着され、噴霧液体を霧状に噴出可能な噴霧部と、前記第2容器の噴霧液体を前記噴霧部に誘導する導管と、を備え、前記噴霧部から噴霧液体が噴出されたことに基づいて、前記第1容器から前記第2容器に噴霧液体が移動する。【選択図】図1

Description

本発明は、噴霧装置に関する。
従来の噴霧器や噴霧装置においては、逆止弁を用いて容器内の噴霧液体を流動させることにより、噴霧液体が吸い出される空間に噴霧液体を移動させる技術が存在する。たとえば、下記の特許文献1の技術は、噴霧装置を作動させた際、空間部の噴霧液体が導管から吸い出されることで、空間部の噴霧液体の液面が下がり、収容部の液面との間に差が生じる。そして、空間部の液面と収容部の液面との間に差が生じると、逆止弁が開いて収容部から空間部に向けて噴霧液体が流動することとされている。
特開2015−205242号公報
ここで、噴霧液体であるコロイド溶液が酸化しやすい液体の場合にベンチュリ方式にて噴霧液体を噴出した際には、ベンチュリ方式にて空気と激しく触れた噴霧液体が容器に戻ることになる。その結果、酸素を多く含んだ噴霧液体が、容器内の残りの噴霧液体の酸化を促進し、薬剤の効果を低減させるという問題が生じる。そのため、特許文献1に記載の技術では、容器内の残りの噴霧液体の酸化を防ぐには空間部の容積を小さくすることが望ましい。
一方、特許文献1に記載の技術では、空間部の液面と収容部の液面との間の差に基づいて逆止弁を開くため、空間部の噴霧液体の液面が不安定になりやすい。
また、噴霧器や噴霧装置においては、噴出された噴霧液体の一部を回収して再度容器に戻している。このとき、上記の特許文献1の技術では、逆止弁が開いて収容部から空間部に向けて噴霧液体が流動した場合に上述の噴出された噴霧液体の一部が再度容器に戻ってくると、空間部の噴霧液体の液面が必要以上に上がってしまい、容器から噴霧液体が溢れるおそれがある。
そこで、本発明は、容器内の噴霧液体の酸化を抑制しつつ、容器内の噴霧液体を噴出可能な噴霧装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項に記載の発明は以下のような構成を有する。
なお、以下の符号は、発明を実施するための形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(第1の発明)
第1の発明に係る噴霧装置10は、噴霧液体を収容可能な第1容器20と、前記第1容器20に接続され、前記第1容器20よりも容積の小さい第2容器22と、を有する容器15と、前記容器15に装着され、噴霧液体を霧状に噴出可能な噴霧部30と、前記第2容器22の噴霧液体を前記噴霧部30に誘導する導管40と、を備え、前記噴霧部30から噴霧液体が噴出されたことに基づいて、前記第1容器20から前記第2容器22に噴霧液体が移動することを特徴とする。
(第2の発明)
第2の発明に係る噴霧装置10は、第1の発明に係る噴霧装置10の特徴点に加え、前記第1容器20は、その下部に前記第2容器22と接続するための開口である第1接続口20Dを有しており、前記第2容器22は、その下部に前記第1容器20と接続するための開口である第2接続口23Cを有しているとともに、前記第1容器20との間で空気の流通が可能とされており、前記第2容器22から前記第1容器20に空気が流入したことに伴って、前記第1容器20から前記第2容器22に噴霧液体が移動することを特徴とする。
(第3の発明)
第3の発明に係る噴霧装置10は、第1の発明に係る噴霧装置10の特徴点に加え、前記第1容器20は、前記第1容器20の内部空間として、噴霧液体を収容可能な収容部60を備え、前記第2容器22は、前記第2容器22の内部空間として、前記収容部60よりも容積の小さい空間部70を備え、前記収容部60と前記空間部70を連通する連通管50であって、サイフォンの原理により前記収容部60と前記空間部70との間で噴霧液体を移動させる前記連通管50を備えたことを特徴とする。
(第4の発明)
第4の発明に係る噴霧装置10は、第3の発明に係る噴霧装置10の特徴点に加え、前記空間部70は、前記噴霧部30から噴出された噴霧液体の一部が回収されることを特徴とする。
(第5の発明)
第5の発明に係る噴霧装置10は、第1、第2、第3又は第4の発明に係る噴霧装置10の特徴点に加え、前記噴霧部30はベンチュリに空気を送り込むことによって噴霧液体を吸い出して霧状に噴出可能に形成されていることを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されているので、容器内の噴霧液体の酸化を抑制しつつ、容器内の噴霧液体を噴出可能な噴霧装置を提供することができる。
第1の実施形態における噴霧装置の縦断面図である。 第2の実施形態における噴霧装置の縦断面図である。 図2に示す第2の実施形態における噴霧装置の縦断面図の拡大図である。 本実施の形態における比較形態であって、噴霧装置の縦断面図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態における噴霧装置10について説明する場合は、噴霧装置10を基準とする方向を用いて説明する。すなわち、図1に示す噴霧装置10の後述する噴霧部30が設けられている側を「上」側とし、その反対側を「下」側とする。また、図1に示す噴霧装置10の後述する導入管31が設けられている側を「左」側とし、その反対側を「右」側とする。
(構成)
以下、第1の実施形態における噴霧装置10の構成について説明する。
第1の実施形態における噴霧装置10は、図1に示すように、第1容器20と第2容器22とを有する容器15と、第1容器20と第2容器22とを接続する接続部80と、噴霧液体としての噴霧剤Lを霧状に噴出可能な噴霧部30と、噴霧剤Lを噴霧部30に誘導する導管40とを備えている。
ここで、噴霧剤Lは、消臭剤や消毒液剤であって、二酸化塩素溶液に、二酸化塩素ガスの発生濃度を調整等するための不溶性の成分物質を混入したコロイド溶液となっている。二酸化塩素は強い酸化作用により消臭・殺菌効果を得るため、噴霧剤Lは酸化しやすい溶液でもある。なお、噴霧剤Lは、消臭剤や消毒液剤に限らず、たとえば、水溶性の殺虫剤等の薬剤としてもよい。また、噴霧剤Lを酸化しやすい溶液とした場合、その成分は特に限定されるものではない。さらに、噴霧剤Lを香水、栄養剤又は水素水としてもよい。
第1容器20は、噴霧剤Lを収容可能な本体部20Aと、本体部20Aの下端から下方に延出する円筒状の円筒部20Bと、を備えている。この円筒部20Bは、その外周面にネジが形成されたネジ部20Cと、上下方向に貫通した開口部であり、第2容器22と接続するための第1接続口20Dと、を備えている。ここで、第1容器20は、第1容器20の噴霧剤Lの容量が減少しても本体部20Aが収縮しない程度の剛性を有する材質で形成されている。
第2容器22は、第1容器20よりも容積の小さい部材であって、接続部80を介して第1容器20に接続されるものである。この第2容器22は、噴霧剤Lを収容可能な本体部23Aと、本体部23Aの下部の右側面から右方に延出する円筒状の被挿入部23Bと、を備えている。また、第2容器22には、被挿入部23Bの左右方向を貫通する開口部であり、第1容器20と接続するための第2接続口23Cが形成されている。
接続部80は、側面視において略L字状の管であって、第1容器20に接続する第1接続部82と、第1接続部82の下端から左方に延出し、第2容器22に接続する第2接続部84と、を備えている。
第1接続部82は、その内周面にネジ部82Aが形成されており、ネジ部82Aとネジ部20Cとが螺合されることで、接続部80は、第1容器20と接続される。そして、ネジ部82Aとネジ部20Cとが螺合されることで、接続部80と第1容器20とは、隙間なく接続されている。
第2接続部84は、その外径が被挿入部23Bの内径よりもやや狭い円筒状の管である。そして、接続部80は、被挿入部23Bに第2接続部84が嵌合されることで、第2容器22と接続される。被挿入部23Bに第2接続部84が嵌合された場合、接続部80と第2容器22とは、隙間なく接続されている。
第1容器20と第2容器22とは、上述のように、第1容器20と第1接続部82とが接続され、第2容器22と第2接続部84とが接続されることにより接続される。これにより、第1容器20と第2容器22との間では空気、及び噴霧剤Lの流通が可能となっている。
噴霧部30は、第2容器22の本体部23Aに対して着脱可能に装着されている。この噴霧部30は、噴霧剤Lを霧状に噴出可能な機構を有しており、第1の実施形態では図示しないベンチュリ部を有している。すなわち、噴霧部30は、ベンチュリ部に空気を送り込むことによって、ベンチュリ効果により噴霧剤Lを吸い出して霧状に噴出可能に形成されている。
噴霧部30は、本体部23Aに対して着脱可能に装着される蓋部21と、空気が送り込まれる導入管31と、粒子化された噴霧剤Lを空中に送り出すための放出管32と、を備えている。そして、噴霧部30は、導入管31と放出管32との間に図示しないベンチュリ部を備えている。
導管40は、第2容器22の本体部23Aの噴霧剤Lを図示しないベンチュリ部に誘導するためのものである。この導管40は、その一端が噴霧部30の図示しないベンチュリ部に接続されており、その他端は本体部23Aの下端付近まで延設されている。
(作用)
以下、第1の実施形態における噴霧装置10の作用について説明する。
具体的には、第1の実施形態における噴霧装置10に噴霧剤Lが注入された後、噴霧剤Lが噴霧部30から空中に噴出されるまでの流れについて説明する。
まず、第1容器20は、第1接続口20Dを上向きにした状態にする。そして、第1容器20には、第1接続口20Dから噴霧剤Lを注入して、本体部20Aに噴霧剤Lを満たしていく。また、蓋部21を本体部23Aに装着することにより、噴霧部30を第2容器22に装着する。
その後、第1接続口20Dを上向きにした状態でネジ部20Cとネジ部82Aとを螺合することにより、第1容器20と接続部80とを接続する。そして、第1接続口20Dを上向きにした状態で被挿入部23Bに第2接続部84を嵌合して、第2容器22と接続部80とを接続する。以上により、第1容器20と第2容器22とは、接続部80を介して接続される。
次に、第1容器20と第2容器22とが接続された噴霧装置10を上下反転させ、第1接続口20Dを下向きにした状態で水平な台等に設置する。すると、本体部20Aの噴霧剤Lは、接続部80を通じて第2容器22に流入する。そして、この噴霧剤Lの流入は、本体部23Aの液面の高さが本体部23Aの右側面に形成された第2接続口23Cの上端に達した時点で終了する。このように、本体部23Aの液面の高さが本体部23Aの右側面に形成された第2接続口23Cの上端に達した場合には、本体部23Aの噴霧剤Lの液面に働く大気圧と、本体部20Aの噴霧剤Lの重力及び本体部20Aの圧力とが釣り合っている。つまり、本体部23Aの噴霧剤Lの液面に働く大気圧と、本体部20Aの噴霧剤Lの重力及び本体部20Aの圧力とが釣り合うまで第1容器20から第2容器22に噴霧剤Lが流入する。
そして、第1の実施形態では、噴霧部30から噴霧剤Lが噴出されたことに基づいて、第1容器20から第2容器22に噴霧剤Lが移動することとされている。具体的には、第1の実施形態では、第2容器22から第1容器20に空気が流入したことに伴って、第1容器20から第2容器22に噴霧剤Lが移動することとされている。
ここで、噴霧装置10を使用するには、図示しないコンプレッサーの配管を導入管31に接続し、導入管31から噴霧部30に空気を送り込む。これにより、図示しないベンチュリ部に負圧が発生し、本体部23Aの噴霧剤Lが導管40から吸い上げられる。
導管40から吸い上げられた噴霧剤Lは、ベンチュリ部で霧状の噴霧粒子となり、噴霧部30の放出管32から空中に噴出される。一方、本体部23Aには、噴霧部30の放出管32から噴出された噴霧剤Lの一部が回収される。具体的には、放出管32から噴出することができない大きい噴霧粒子や、放出管32から噴出されたが放出管32に接続された配管内に付着した噴霧粒子が、液体となって本体部23Aに回収される。
噴霧剤Lの一部が本体部23Aに回収されても、導管40から吸い上げられた噴霧剤Lの量が多いため、本体部23Aの液面の高さが本体部23Aの右側面に形成された第2接続口23Cの上端より下がることとされている。
本体部23Aの噴霧剤Lが導管40から吸い上げられることにより、本体部23Aの液面の高さが本体部23Aの右側面に形成された第2接続口23Cの上端より下がると、第2容器22の空気が接続部80を通って第1容器20に流入する。そして、第2容器22の空気が接続部80を通って第1容器20に流入したことに伴って、流入した空気と、第1容器20の噴霧剤Lとが置換され、第1容器20の噴霧剤Lが接続部80を通って第2容器22に流入する。この噴霧剤Lは、本体部23Aの液面の高さが本体部23Aの右側面に形成された第2接続口23Cの上端に達するまで第1容器20から第2容器22に流入される。
(効果)
第1の実施形態は、第2容器22の容積が第1容器20の容積よりも小さく形成されていることにより、以下の効果を奏する。
噴霧部30にて霧状の噴霧粒子となり、その後、第2容器22の本体部23Aに戻される噴霧剤Lは、ベンチュリ部にて空気と激しく触れて空気中の酸素を多く含んでいるため、本体部23Aの噴霧剤Lは酸化が促進されることになる。
しかし、第1の実施形態の噴霧装置10では、第2容器22の容積が第1容器20の容積よりも小さく形成されており、酸化する噴霧剤Lの量を最小限に留めている。また、第1の実施形態の噴霧装置10では、本体部23Aの液面の高さが本体部23Aの右側面に形成された第2接続口23Cの上端より下がる都度、第1容器20の噴霧剤Lが供給されることから、本体部23Aの噴霧剤Lの酸化を抑制することができる。
以上により、第1の実施形態の噴霧装置10によれば、噴霧剤Lが酸化しやすい液体であっても、容器15の内部で酸化して液剤の効果が減少してしまうという不都合を防止することができる。つまり、第1の実施形態によれば、容器15内の噴霧剤Lの酸化を抑制しつつ、容器15内の噴霧剤Lを噴出可能な噴霧装置10を提供することができる。
また、第1の実施形態の噴霧部30は、図示しないベンチュリ部に空気を送り込むことによって噴霧剤Lを本体部23Aから吸い出し、放出管32から霧状に噴出可能に形成されている。そのため、第1の実施形態では、放出管32から霧状の噴霧剤Lの噴霧粒子を空中に噴出することができる。これにより、第1の実施形態では、たとえば、噴霧剤Lを水素水とした場合、放出管32から霧状の噴霧剤Lが噴出されない構成と異なり、噴霧剤Lの噴霧粒子を直接肺に届けることができる。
また、第1の実施形態の噴霧装置10では、図4に示す比較形態の噴霧装置100に比べて、以下の有利な効果を奏する。
図4に示すように、比較形態の噴霧装置100は、容器200と、噴霧部300と、導管400と、逆止弁500と、を備えている。
この比較形態の噴霧装置100を使用する場合には、導入管310から噴霧部300に空気を送り込むことにより図示しないベンチュリ部に負圧が発生し、空間部700の噴霧剤Lが導管400から吸い上げられる。すると、空間部700の液面が低下し、収容部600の液面との間に差が生ずる。そして、収容部600と空間部700との液面の差によって生じる水圧が逆止弁500の作動圧を超えると逆止弁500が開き、収容部600と空間部700との液面がほぼ等しくなるまで収容部600の噴霧剤Lが空間部700の内部に流入することとされている。
また、比較形態の噴霧装置100においても第1の実施形態の噴霧装置10と同様に、噴霧部300から噴出された噴霧剤Lの一部が空間部700に回収されることとされている。そして、比較形態では、空間部700における液面の高さが高い状態で噴霧部300から噴出された噴霧剤Lの一部が空間部700に回収されると、容器200から噴霧剤Lが溢れることがある。
これに対して、第1の実施形態では、本体部23Aの液面の高さが本体部23Aの右側面に形成された第2接続口23Cの上端に達するまで第1容器20から第2容器22に噴霧剤Lが流入することとされている。そして、この第2接続口23Cは、第2容器22の下部に形成されている。
これにより、第1の実施形態の噴霧装置10では、第1容器20から第2容器22に噴霧剤Lが流入した場合、第2容器22における液面の高さを低くすることができる。そのため、第1の実施形態の噴霧装置10によれば、噴霧部30から噴出された噴霧剤Lの一部が本体部23Aに回収されたとしても、本体部23Aの噴霧剤Lの液面が必要以上に上がることがなく、第2容器22から噴霧剤Lが溢れることがない。さらに、第1の実施形態の噴霧装置10によれば、本体部23Aの噴霧剤Lの液面の高さを低くすることにより、本体部23Aの噴霧剤Lの量を少なくできることから、本体部23Aの噴霧剤Lの酸化を抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、第1の実施形態との重複部分は省略して説明する。
(構成)
第2の実施形態における噴霧装置10は、図2に示すように、第1容器20と第2容器22とを有する容器15と、噴霧部30と、導管40と、連通管50と、を備えている。
第1容器20は、噴霧剤Lを収容可能であり、その上側が開口した筒状部材である。この第1容器20は、その上側の開口を塞ぐ蓋部21を備えている。
第1容器20の内部には、第2容器22を備えている。この第2容器22は、第1容器20の内面に螺合されている筒部22Aと、筒部22Aの下端より下方に向けて縮径された漏斗部22Bと、漏斗部22Bの下端より第1容器20の下面付近まで延設された管部22Cと、を備えている。このとき、第2容器22の上側は開口しておりその下側は閉口している。この第2容器22は第1容器20に螺合されることにより、第1容器20に対して、着脱可能に装着されている。
また、第2の実施形態では、第1容器20の内部空間である第1容器20の内面と第2容器22の外面との間の空間を収容部60とし、第2容器22の内部空間を空間部70としている。この収容部60は、噴霧剤Lが収容される空間とされている。また、空間部70は、収容部60よりも容積の小さい空間とされている。
噴霧部30は、第1容器20の一部である蓋部21に装着されている。このとき、蓋部21は第1容器20及び第2容器22に対して着脱可能に装着され、噴霧部30は蓋部21に対して着脱可能に装着されている。なお、これに限らず、噴霧部30が蓋部21を備えることとしてもよい。
導管40は、空間部70の噴霧剤Lを図示しないベンチュリ部に誘導するためのものである。この導管40は、その一端が噴霧部30の図示しないベンチュリ部に接続されており、その他端は空間部70の下端付近まで延設されている。
連通管50は、図2を正面視して、逆U字状を呈するチューブ部材であって、収容部60と空間部70とを連通するものである。この連通管50の一端は、空間部70に挿入されており、空間部70の下端付近まで延設されている。一方、連通管50の他端は、漏斗部22Bに形成された挿入口22Dを通じて収容部60に挿入されている。この連通管50の他端は、左右方向において連通管50の一端と重なる位置まで延設されている。
ここで、連通管50は、サイフォンの原理により収容部60と空間部70との間で噴霧剤Lを移動させる機能を有する。この連通管50の機能については後述する。
(作用)
まず、第1容器20から蓋部21、噴霧部30及び第2容器22を取り外して、第1容器20の上側を開口させる。そして、開口した第1容器20の上側から噴霧剤Lを注入して、収容部60に噴霧剤Lを満たしていく。その後、第1容器20に第2容器22、蓋部21及び噴霧部30をそれぞれ装着する。そして、収容部60から空間部70に噴霧剤Lを移動する方法としては、たとえば、放出管32から空間部70に噴霧剤Lを注入し、空間部70を加圧することにより行われる。
これにより、収容部60の噴霧剤Lが連通管50に流入して、収容部60から空間部70に向けて噴霧剤Lが移動していくこととなり、連通管50が噴霧剤Lで満たされていく。連通管50が噴霧剤Lで満たされた後は、サイフォンの原理により空間部70の液面と収容部60の液面との高さが一致するように収容部60と空間部70との間で噴霧剤Lが移動する。そして、図3に示すように、空間部70の液面と収容部60の液面との高さが一致する。
そして、第2の実施形態では、噴霧部30から噴霧剤Lが噴出されたことに基づいて、収容部60から空間部70に噴霧剤Lが移動することとされている。具体的には、第2の実施形態では、噴霧部30から噴霧剤Lが噴出されたことに基づいて、導管40から吸い上げられた空間部70の噴霧剤Lに相当する量の噴霧剤Lが、サイフォンの原理により収容部60から空間部70に移動することとされている。
ここで、噴霧装置10を使用するには、図示しないコンプレッサーの配管を導入管31に接続し、導入管31から噴霧部30に空気を送り込むことにより図示しないベンチュリ部に負圧が発生し、空間部70の噴霧剤Lが導管40から吸い上げられる。この際、導管40から吸い上げられた空間部70の噴霧剤Lに相当する量の噴霧剤Lが、サイフォンの原理により収容部60から空間部70に移動する。そのため、空間部70の液面と収容部60の液面との高さが一致した状態で、容器15全体の液面の高さが下がることとなる。
ところで、導管40から吸い上げられた噴霧剤Lは、ベンチュリ部で霧状の噴霧粒子となり、噴霧部30の放出管32から空中に噴出される。一方、空間部70には、噴霧部30の放出管32から噴出された噴霧剤Lの一部が回収される。具体的には、放出管32から噴出することができない大きい噴霧粒子や、放出管32から噴出されたが放出管32に接続された配管内に付着した噴霧粒子が、液体となって空間部70に回収される。
そして、回収された噴霧剤Lの量によって収容部60から空間部70への噴霧剤Lの移動が調整される。なお、回収された噴霧剤Lの量が多すぎる場合、空間部70から収容部60に噴霧剤Lが移動するため、空間部70から噴霧剤Lが溢れることはない。
(効果)
第2の実施形態は、サイフォンの原理により収容部60と空間部70との間で噴霧剤Lを移動させることにより、以下の効果を奏する。
以下、第2の実施形態の効果について、第2の実施形態を比較形態と比較して説明する。
図4に示す比較形態の噴霧装置100は、収容部600と空間部700との液面の差によって生じる水圧が逆止弁500の作動圧を超えると逆止弁500が開き、収容部600と空間部700との液面がほぼ等しくなるまで収容部600の噴霧剤Lが空間部700の内部に流入することとされている。
以上のような構成により、比較形態では、収容部600と空間部700との液面の差によって生じる水圧が逆止弁500の作動圧を超えなければ収容部600の噴霧剤Lが空間部700の内部に流入することがない。このとき、逆止弁500の作動圧を収容部600と空間部700との液面の差によって生じる水圧が超えるのに相当程度の液面の差が必要な場合には、空間部700の噴霧剤Lの消費が多すぎて収容部600から空間部700への噴霧剤Lの供給が追いつかないことがある。
また、比較形態の噴霧装置100においても第2の実施形態の噴霧装置10と同様に、噴霧部300から噴出された噴霧剤Lの一部が空間部700に回収されることとされている。そのため、比較形態の噴霧装置100では、収容部600と空間部700との液面の高さがほぼ等しい状態で噴霧部300から噴出された噴霧剤Lの一部が空間部700に回収されると、空間部700の噴霧剤Lの液面が必要以上に上がってしまい、容器200から噴霧剤Lが溢れることがある。
この容器200から噴霧剤Lが溢れる問題点は、空間部700に噴霧剤Lが供給されるタイミングに時間差があることによるものと推測される。具体的には、比較形態の噴霧装置100では、逆止弁500を用いて収容部600から空間部700へ噴霧剤Lを移動させているため、常時、空間部700の噴霧剤Lの液面の高さを上げることができない。また、比較形態の噴霧装置100では、空間部700から収容部600へ噴霧剤Lを移動させることができないため、常時、空間部700の噴霧剤Lの液面の高さを下げることができない。
これに対して、第2の実施形態の場合、上述のとおり、サイフォンの原理により収容部60と空間部70との間で噴霧剤Lを移動させているため、収容部60と空間部70との噴霧剤Lの液面の高さが常に一致している。そのため、第2の実施形態の場合、サイフォンの原理により収容部60と空間部70との噴霧剤Lの液面の高さを常に一致させることができるので、空間部70の噴霧剤Lの消費が多すぎて収容部60から空間部70への噴霧剤Lの供給が追いつかないという不都合を防止できる。
また、第2の実施形態の場合、噴霧部30から噴出された噴霧剤Lの一部が空間部70に回収されても、回収された噴霧剤Lの量によって収容部60から空間部70への噴霧剤Lの移動が調整される。なお、回収された噴霧剤Lの量が多すぎる場合、サイフォンの原理により空間部70から収容部60に噴霧剤Lが移動するため、空間部70から噴霧剤Lが溢れることはない。これにより、第2の実施形態の場合、噴霧部30から噴出された噴霧剤Lの一部が空間部70に回収されたとしても、空間部70の噴霧剤Lの液面が必要以上に上がることがなく、容器15から噴霧剤Lが溢れることがない。
したがって、第2の実施形態によれば、逆止弁を用いて容器内の噴霧剤Lを移動させる構成と異なり、常時、容器15内の噴霧剤Lを移動させることが可能な噴霧装置10を提供することができる。また、第2の実施形態によれば、逆止弁を用いて容器内の噴霧剤Lを移動させる構成と異なり、収容部60と空間部70との噴霧剤Lの液面の高さを常に一致させることで容器15内から噴霧剤Lが溢れることのない噴霧装置10を提供することができる。
また、第2の実施形態は、空間部70が収容部60よりも容積の小さい空間として形成されていることにより、以下の効果を奏する。
噴霧部30にて霧状の噴霧粒子となり、その後、空間部70に戻される噴霧剤Lは、ベンチュリ部にて空気と激しく触れて空気中の酸素を多く含んでいるため、空間部70の噴霧剤Lは酸化が促進されることになる。
しかし、第2の実施形態の噴霧装置10では、空間部70の容積が収容部60の容積よりも小さく形成されており、酸化する噴霧剤Lの量を最小限に留めている。また、第2の実施形態の噴霧装置10では、空間部70の噴霧剤Lが減少する都度、収容部60の噴霧剤Lが供給されることから、容器15内の噴霧剤Lの酸化を抑制することができる。
さらに、第2の実施形態の噴霧装置10では、上述のとおり、サイフォンの原理により収容部60と空間部70との間で噴霧剤Lを移動させているため、空間部70の幅は、少なくとも導管40と連通管50とが収容可能であればよい。そのため、第2の実施形態の噴霧装置10によれば、サイフォンの原理により収容部60と空間部70との間で噴霧剤Lを移動させない構成に比べて、空間部70の幅を狭くすることでその容積を小さくすることができる。
以上により、第2の実施形態の噴霧装置10によれば、噴霧剤Lが酸化しやすい液体であっても、容器15内部で酸化して液剤の効果が減少してしまうという不都合を防止することができる。つまり、第2の実施形態によれば、容器15内の噴霧剤Lの酸化を抑制しつつ、容器15内の噴霧剤Lを噴出可能な噴霧装置10を提供することができる。
(その他の態様)
以上のとおり、本発明を特定の実施形態を例として説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の技術的範囲には、下記のような形態も含まれる。
噴霧装置10は、液体に液体よりも比重の大きい不溶性物質を混入して成る噴霧液体を噴出する場合のみならず、完全な溶液である噴霧液体を噴出する場合に利用しても構わない。また、酸化の影響を受けやすい噴霧液体を噴出する場合のみならず、酸化の影響を受けにくい噴霧液体を噴出する場合に利用しても構わない。
なお、噴霧装置10における噴霧部30はベンチュリ部を用いた方式に限らず、スプレーノズルなど、導管40から噴霧剤Lを吸い出す方式であればいずれも採用することができる。
また、容器15のうち、少なくとも、第1容器20を耐光性を有する材質で形成してもよいし、第1容器20及び第2容器22を耐光性を有する材質で形成してもよい。
10 噴霧装置 15 容器
20 第1容器 20A 本体部
20B 円筒部 20C ネジ部
20D 第1接続口
21 蓋部
22 第2容器 22A 筒部
22B 漏斗部 22C 管部
22D 挿入口
23A 本体部 23B 被挿入部
23C 第2接続口
30 噴霧部 31 導入管
32 放出管
40 導管
50 連通管
60 収容部 70 空間部
80 接続部 82 第1接続部
82A ネジ部 84 第2接続部
L 噴霧剤(噴霧液体)

Claims (5)

  1. 噴霧液体を収容可能な第1容器と、前記第1容器に接続され、前記第1容器よりも容積の小さい第2容器と、を有する容器と、
    前記容器に装着され、噴霧液体を霧状に噴出可能な噴霧部と、
    前記第2容器の噴霧液体を前記噴霧部に誘導する導管と、を備え、
    前記噴霧部から噴霧液体が噴出されたことに基づいて、前記第1容器から前記第2容器に噴霧液体が移動することを特徴とする噴霧装置。
  2. 前記第1容器は、その下部に前記第2容器と接続するための開口である第1接続口を有しており、
    前記第2容器は、その下部に前記第1容器と接続するための開口である第2接続口を有しているとともに、前記第1容器との間で空気の流通が可能とされており、
    前記第2容器から前記第1容器に空気が流入したことに伴って、前記第1容器から前記第2容器に噴霧液体が移動することを特徴とする請求項1に記載の噴霧装置。
  3. 前記第1容器は、前記第1容器の内部空間として、噴霧液体を収容可能な収容部を備え、
    前記第2容器は、前記第2容器の内部空間として、前記収容部よりも容積の小さい空間部を備え、
    前記収容部と前記空間部を連通する連通管であって、サイフォンの原理により前記収容部と前記空間部との間で噴霧液体を移動させる前記連通管を備えたことを特徴とする請求項1に記載の噴霧装置。
  4. 前記空間部は、前記噴霧部から噴出された噴霧液体の一部が回収されることを特徴とする請求項3に記載の噴霧装置。
  5. 前記噴霧部はベンチュリに空気を送り込むことによって噴霧液体を吸い出して霧状に噴出可能に形成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の噴霧装置。
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