JP2018537928A - 測距プロトコルのための方法およびシステム - Google Patents

測距プロトコルのための方法およびシステム Download PDF

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Abstract

ワイヤレスメッセージの交換に、少なくとも部分的に基づいて、デバイス間の範囲を取得するための方法、システムおよびデバイスが開示される。たとえば、ワイヤレスデバイスは、セッションの間の交換ファインタイミング測定(FTM)メッセージに、少なくとも部分的に基づいて、範囲の測定値を取得し得る。一実装形態では、開始ワイヤレス局は、応答ワイヤレス局に初期FTM要求メッセージを送信する、ここで、初期FTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために、開始STAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える。【選択図】図6A

Description

関連出願
本PCT出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2015年11月6日に出願された「Methods and Systems for a Ranging Protocol」と題する米国仮出願第62/252,361号、および2015年11月9日に出願された「Methods and Systems for a Ranging Protocol」と題する米国仮出願第62/252,743号、ならびに2016年11月3日に出願された「Methods and Systems for a Ranging Protocol」と題する米国非仮出願第15/342,992号の利益および優先権を主張する。
[0001]本明細書で説明される実施形態は、モバイル送信機から収集された信号の測定値を取得することを対象とする。
[0002]全地球測位システム(GPS)などの衛星測位システム(SPS)は、屋外環境におけるモバイルハンドセットのためのナビゲーションサービスを可能にした。同様に、屋内環境においてモバイルデバイスの位置の推定値を取得するための特定の技法は、宅内ベニュー、政府ベニューまたは商業ベニューなど、特定の屋内ベニューにおける拡張ロケーションベースサービスを可能にし得る。たとえば、モバイルデバイスと固定ロケーションに位置するトランシーバとの間の範囲は、第1のデバイスから第2のデバイスへの第1のメッセージの送信と、第1のメッセージに応答して送信された、第1のデバイスにおける第2のメッセージの受信との間で測定されたラウンドトリップ時間(RTT)の測定値に少なくとも部分的に基づいて測定され得る。
[0003]手短に言えば、特定の一実装形態は、第1のワイヤレス局において、第2のSTAに、ファインタイミング測定(FTM:fine timing measurement)要求メッセージを送信することを備える方法を対象とし、FTM要求メッセージは、第1のSTAの範囲報告能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える。
[0004]別の特定の実装形態は、ワイヤレストランシーバと、ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備える第1のワイヤレス局(STA)を対象し、プロセッサは、第2のSTAに、ワイヤレストランシーバを通してファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの送信を開始することを行い、FTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために第1のSTAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える。
[0005]別の特定の実装形態は、第2のSTAに、ファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを送信するための手段、初期FTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために開始STAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える、と、FTMメッセージに応答して第2のSTAから送信された肯定応答メッセージを受信するための手段とを備える、第1のワイヤレス局(STA)を対象とする。
[0006]別の特定の実装形態は、開始の第1のワイヤレス局(STA)のプロセッサによって、第2のSTAに、ファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの送信を開始することを行うように実行可能である、その上に記憶されたコンピュータ可読命令を備える非一時的記憶媒体を対象とし、FTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために第1のSTAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える。
[0007]別の特定の実装形態は、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージを送信することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える無線測定要求メッセージを受信することと、範囲報告を備える無線測定応答メッセージを送信することと、無線測定応答メッセージの送信に続いてプローブ応答メッセージを受信すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスにおける方法を対象とする。
[0008]別の特定の実装形態は、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージを送信することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備えるアクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)クエリメッセージを受信することと、範囲報告を備えるANQP応答メッセージを送信することと、無線測定応答メッセージの送信に続いてプローブ応答メッセージを受信すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスにおける方法を対象とする。
[0009]別の特定の実装形態は、ワイヤレストランシーバと、ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象とし、プロセッサは、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージの送信をワイヤレストランシーバを通して開始することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える、ワイヤレストランシーバにおいて受信した無線測定要求メッセージを取得することと、範囲報告を備える無線測定応答メッセージの送信をワイヤレストランシーバを通して開始することと、無線測定応答メッセージの送信に続いてワイヤレストランシーバにおいて受信したプローブ応答メッセージを取得すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを行うように構成される。
[00010]別の特定の実装形態は、ワイヤレストランシーバと、ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象とし、プロセッサは、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージの送信をワイヤレストランシーバを通して開始することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える、ワイヤレストランシーバにおいて受信したANQPクエリメッセージを取得することと、範囲報告を備えるANQP応答メッセージの送信をワイヤレストランシーバを通して開始することと、無線測定応答メッセージの送信に続いてワイヤレストランシーバにおいて受信したプローブ応答メッセージを取得すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを行うように構成される。
[00011]別の特定の実装形態は、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージを送信するための手段と、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える無線測定要求メッセージを受信するための手段と、範囲報告を備える無線測定応答メッセージを送信するための手段と、無線測定応答メッセージの送信に続いてプローブ応答メッセージを受信するための手段、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象とする。
[00012]別の特定の実装形態は、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージを送信するための手段と、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備えるANQPクエリメッセージを受信するための手段と、範囲報告を備えるANQP応答メッセージを送信するための手段と、無線測定応答メッセージの送信に続いてプローブ応答メッセージを受信するための手段、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを備える、第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象とする。
[00013]別の特定の実装形態は、第1のワイヤレストランシーバデバイスのプロセッサによって、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージの送信を開始することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える無線測定要求メッセージを取得することと、範囲報告を備える無線測定応答メッセージの送信を開始することと、無線測定応答メッセージの送信に続いてワイヤレストランシーバにおいて受信したプローブ応答メッセージを取得すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを行うように実行可能である、その上に記憶されたコンピュータ可読命令を備える非一時的記憶媒体を対象とする。
[00014]別の特定の実装形態は、第1のワイヤレストランシーバデバイスのプロセッサによって、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージの送信を開始することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備えるアクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)クエリメッセージを取得することと、範囲報告を備えるANQP応答メッセージの送信を開始することと、無線測定応答メッセージの送信に続いてプローブ応答メッセージを取得すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを行うように実行可能である、その上に記憶されたコンピュータ可読命令を備える非一時的記憶媒体を対象とする。
[00015]別の特定の実装形態は、第2の局(STA)からファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを受信することを備える第1のワイヤレスSTAにおける方法を対象とし、FTM要求メッセージは、第2のSTAの範囲報告能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える。1つの特定の実装形態では、方法は、FTM要求メッセージに応答して第1のSTAから1つまたは複数のFTMメッセージを送信することをさらに備える。別の特定の実装形態では、方法は、1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて、範囲報告を備える未承諾無線測定フレームを第2のSTAから受信することをさらに備える。ここで、1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備え得る。別の特定の実装形態では、方法は、FTMメッセージのバーストを介して第1のSTAから複数のFTMメッセージを送信することと、アクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)要求メッセージを送信すること、ANQP要求メッセージは、FTMメッセージのバーストにおける最後のFTMメッセージの送信の前に第1のSTAによって送信され、ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表す1つまたは複数のフィールドを備える、と、ANQP要求メッセージに応答してANQP応答メッセージを送信することとをさらに備える。
[00016]別の特定の実装形態は、第1のワイヤレストランシーバデバイスにおいて、範囲報告を提供する際に、第2のワイヤレストランシーバデバイスの能力を示す無線測定能力要素を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信されたプローブ要求メッセージを受信することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える無線測定要求メッセージを送信することと、無線測定を備える無線測定応答メッセージを受信することと、無線測定応答メッセージの受信に応答してプローブ応答メッセージを送信することとを備える方法を対象とする。
[00017]別の特定の実装形態は、ワイヤレストランシーバデバイスにおいて、範囲報告を提供する際に、第2のワイヤレストランシーバデバイスの能力を示す無線測定能力要素を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信されたプローブ要求メッセージを受信することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスにANQPクエリメッセージを送信することと、無線測定を備えるANQP応答メッセージを受信することと、ANQP応答メッセージの受信に応答してプローブ応答メッセージを送信することとを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスにおける方法を対象とする。
[00018]別の特定の実装形態は、ワイヤレストランシーバと、ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備える第1のワイヤレス局(STA)を対象し、プロセッサは、第2のSTAから、ワイヤレストランシーバにおいて受信したファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを取得することを行い、FTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために第1のSTAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える。特定の実装形態では、プロセッサは、FTM要求メッセージに応答して、第2のSTAにワイヤレストランシーバを通して1つまたは複数のFTMメッセージの送信を開始することを行うようにさらに構成される。別の特定の実装形態では、プロセッサは、1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて、範囲報告を備える、第2のSTAからワイヤレストランシーバにおいて受信した未承諾無線測定フレームを取得することを行うようにさらに構成される。ここで、1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備え得る。別の特定の実装形態では、プロセッサは、FTMメッセージのバーストにおいて、第2のSTAにトランシーバデバイスを通して複数のFTMメッセージの送信を開始することと、ワイヤレストランシーバを通してANQP要求メッセージの送信を開始すること、ANQP要求メッセージは、FTMメッセージのバーストにおける最後のFTMメッセージの送信の前に送信され、ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表わす1つまたは複数のフィールドを備える、と、ANQP要求メッセージに応答してワイヤレストランシーバ受信され送信されたANQP応答メッセージを取得することとを行うようにさらに構成される。
[00019]別の特定の実装形態は、ワイヤレストランシーバと、ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象とし、プロセッサは、範囲報告を提供する際の第2のワイヤレストランシーバデバイスの能力を示す無線測定能力要素を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されワイヤレストランシーバで受信されるプローブ要求メッセージを取得することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える、ワイヤレストランシーバを通して無線測定要求メッセージの送信を開始することと、範囲報告を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されワイヤレストランシーバで受信される無線測定応答メッセージを取得することと、無線測定応答メッセージの受信に応答してワイヤレストランシーバを通してプローブ応答メッセージの送信を開始することとを行うように構成される。
[00020]別の特定の実装形態は、ワイヤレストランシーバと、ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象とし、プロセッサは、範囲報告を提供する際の第2のワイヤレストランシーバデバイスの能力を示す無線測定能力要素を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されワイヤレストランシーバで受信されるプローブ要求メッセージを取得することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える、ワイヤレストランシーバを通してANQPクエリメッセージの送信を開始することと、範囲報告を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されワイヤレストランシーバで受信されるANQP応答メッセージを取得することと、無線測定応答メッセージの受信に続いて、ワイヤレストランシーバを通してプローブ応答メッセージの送信を開始することとを行うように構成される。
[00021]別の特定の実装形態は、第2のSTAから、ファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを受信するための手段、FTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために第2のSTAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える、と、FTMメッセージに応答して第2のSTAに肯定応答メッセージを送信するための手段とを備える、第1のワイヤレス局(STA)を対象とする。1つの特定の実装形態では、第1のSTAは、FTM要求メッセージに応答して第2のSTAに1つまたは複数のFTMメッセージを送信するための手段をさらに備える。ここで、方法は、1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて、範囲報告メッセージを備える未承諾無線測定フレームを第2のSTAから受信するための手段をさらに備える。ここで、1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備える。
[00022]別の特定の実装形態は、FTMメッセージのバーストにおいて、第1のSTAに複数のFTMメッセージを送信するための手段と、ANQP要求メッセージを送信するための手段、ANQP要求メッセージは、FTMメッセージのバーストにおける最後のFTMメッセージの送信の前に第1のSTAによって送信され、ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表す1つまたは複数のフィールドを備える、と、ANQP要求メッセージに応答してANQP応答メッセージを受信するための手段とを備える第1のSTAを対象とする。
[00023]別の特定の実装形態は、範囲報告を提供する際の、第2のワイヤレストランシーバデバイスの能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージを受信するための手段と、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える無線測定要求メッセージを送信するための手段と、範囲報告を備える無線測定応答メッセージを受信するための手段と、無線測定応答メッセージの受信に応答してプローブ応答メッセージを送信するための手段、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答してさらに送信される、とを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象とする。
[00024]別の特定の実装形態は、範囲報告を提供する際の、第2のワイヤレストランシーバデバイスの能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージを受信するための手段と、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備えるANQPクエリメッセージを送信するための手段と、範囲報告を備えるANQP応答メッセージを受信するための手段と、ANQP応答メッセージの受信に応答して続いてプローブ応答メッセージを送信するための手段、プローブ要求メッセージは、プローブ要求メッセージに応答してさらに送信される、とを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象とする。
[00025]別の特定の実装形態は、開始の第1のワイヤレス局(STA)のプロセッサによって、第2のSTAから第1のワイヤレス局で受信したファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを取得することを行うように実行可能である、その上に記憶されたコンピュータ可読命令を備える非一時的記憶媒体を対象とし、第1のFTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために第2のSTAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える。特定の実装形態では、命令は、プロセッサによって、FTM要求メッセージに応答して第2のSTAに、1つまたは複数のFTMメッセージの送信を開始することを行うようにさらに実行可能である。別の特定の実装形態では、命令は、プロセッサによって、1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて、範囲報告を備える、第2のSTAによって送信され第1のSTAで受信した未承諾無線測定フレームを取得することを行うようにさらに実行可能である。ここで、1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備える。別の特定の実装形態では、命令は、プロセッサによって、FTMメッセージのバーストにおける、第2のSTAに、複数のFTMメッセージの送信を開始することと、ANQP要求メッセージの送信を開始すること、ANQP要求メッセージは、FTMメッセージのバーストにおける最後のFTMメッセージの送信の前に送信され、ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表す1つまたは複数のフィールドを備える、と、ANQP要求メッセージに応答して送信され第1のSTAでワイヤレストランシーバ受信したANQP応答メッセージを取得することとを行うようにさらに実行可能である。
[00026]別の特定の実装形態は、第1のワイヤレストランシーバデバイスのプロセッサによって、範囲報告を提供する際の第2のワイヤレストランシーバデバイスの能力を示す無線測定能力要素を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信され第1のワイヤレストランシーバデバイスで受信されるプローブ要求メッセージを取得することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える無線測定要求メッセージの送信を開始することと、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されワイヤレストランシーバで受信される、範囲報告を備える無線測定応答メッセージを取得することと、無線測定応答メッセージの受信に応答してワイヤレストランシーバを通してプローブ応答メッセージの送信を開始すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答してさらに送信される、とを行うように実行可能である、その上に記憶されたコンピュータ可読命令を備える記憶媒体を対象とする。
[00027]別の特定の実装形態は、第1のワイヤレストランシーバデバイスのプロセッサによって、範囲報告を提供することの能力を示す無線測定能力要素を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信され第1のワイヤレストランシーバで受信されるプローブ要求メッセージを取得することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備えるANQPクエリメッセージの送信を開始することと、範囲報告を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスで受信される、ANQP応答メッセージを取得することと、ANQP応答メッセージの受信に応答してプローブ応答メッセージの送信を開始すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答してさらに送信される、とを行うように実行可能である、その上に記憶されたコンピュータ可読命令を備える記憶媒体を対象とする。
[00028]上述の実装形態は例示的な実装形態にすぎず、請求される主題は、必ずしもこれらの例示的な実装形態の特定の態様に限定されるとは限らないことを理解されたい。
[00029]請求される主題は、本明細書の結論部分において特に指摘され、明確に請求される。しかしながら、それの目的、特徴、および/または利点とともに、編成および/または動作方法の両方に関して、請求される主題は、以下の発明を実施するための形態を参照し、添付の図面とともに読むことによって最も良く理解され得る。
一実装形態による、モバイルデバイスを含んでいるシステムのいくつかの特徴を示すシステム図。 特定の実施形態による、メッセージフロー図。 特定の実施形態による、メッセージフロー図。 範囲報告を提供するための能力がファインタイミング測定(FTM)要求メッセージ中に表わされる代替の実装形態による、フローチャート。 範囲報告を提供するための能力がファインタイミング測定(FTM)要求メッセージ中に表わされる代替の実装形態による、フローチャート。 一実施形態による、範囲報告の送信を容易にするためのプロセスのフローチャート。 一実施形態による、範囲報告の送信を容易にするためのプロセスのフローチャート。 特定の実施形態による、開始のワイヤレストランシーバデバイスから送信されたFTM要求メッセージのフィールドを示す図。 特定の実施形態による、開始のワイヤレストランシーバデバイスから送信されたFTM要求メッセージのフィールドを示す図。 特定の実施形態による、開始のワイヤレストランシーバデバイスから送信されたFTM要求メッセージのフィールドを示す図。 一実施形態による、範囲報告のための要求がANQPクエリ要求メッセージ中で送信されるメッセージフローチャート。 一実施形態による、ANQPクエリ要求メッセージおよびANQP応答メッセージのフィールドを示す図。 一実施形態による、ANQPクエリ要求メッセージおよびANQP応答メッセージのフィールドを示す図。 一実施形態による、範囲報告を手狂するための能力が無線測定プローブ要求メッセージ中で表わされるメッセージフローチャート。 一実施形態による、無線測定プローブ要求メッセージのフィールドを示す図。 一実施形態による、範囲報告を送信をするためのプロセスのフローチャート。 一実施形態による、範囲報告を送信をするためのプロセスのフローチャート。 一実施形態による、ANQPクエリ要求に応答して範囲報告を送信するためのメッセージフローチャート。 一実施形態による、メッセージ中で範囲報告を送信をするためのプロセスのフローチャート。 一実施形態による、メッセージ中で範囲報告を送信をするためのプロセスのフローチャート。 一実装形態による、例示的なデバイスを示す概略ブロック図。 一実装形態による、例示的なコンピューティングシステムの概略ブロック図。
[00044]以下の発明を実施するための形態において、本出願の一部を形成する添付の図面への参照が行われ、ここにおいて、同様の数字は、全体を通して、対応および/または類似する同様の部分を示し得る。図は、説明の簡単および/または明快のためになど、必ずしも一定の縮尺で描かれているとは限らないことが諒解されよう。たとえば、いくつかの態様の寸法は他の寸法に対して誇張され得る。さらに、他の実施形態が利用され得ることを理解されたい。さらに、構造のおよび/または他の変更が、請求される主題から逸脱することなく行われ得る。「請求される主題」への本明細書全体にわたる参照は、1つまたは複数の請求項、またはそれの任意の部分によってカバーされることが意図される主題を参照し、必ずしも、完全な特許請求の範囲、特許請求の範囲の特定の組合せ(たとえば、方法クレーム、装置クレームなど)、または特定の請求項を参照することを意図するとは限らない。また、たとえば、上、下、上部、下部など、方向および/または参照は、図面の説明を容易にするために使用され得、請求される主題の適用を制限するものではないことに留意されたい。したがって、以下の発明を実施するための形態は、請求される主題および/または均等物を限定すると見なされるべきではない。
発明の詳細な説明
[00045]本明細書全体にわたる一実装形態、実装形態、一実施形態、実施形態などへの言及は、特定の実装形態および/または実施形態に関して説明された特定の特徴、構造、特性などが、請求される主題の少なくとも1つの実装形態および/または実施形態に含まれることを意味する。したがって、たとえば、本明細書全体にわたる様々な箇所でのそのような句の出現は、必ずしも同じ実装形態および/または実施形態あるいは特定の一実装形態および/または実施形態を指すことを意図されるとは限らない。さらに、説明される特定の特徴、構造、特性などは、1つまたは複数の実装形態および/または実施形態では、様々な方法で組み合わせられることが可能であり、したがって、意図された特許請求の範囲内にあることを理解されたい。概して、もちろん、特許出願の明細書について常にそうであるように、これらおよび他の問題は、使用の特定のコンテキストにおいて異なる可能性を有する。言い換えれば、特許出願全体にわたって、説明および/または使用の特定のコンテキストは、引き出されるべき妥当な推論に関する有用なガイダンスを与えるが、同様に、さらなる限定なしの一般の「このコンテキストでは」は本特許出願のコンテキストを指す。
[00046]以下で説明されるように、特定のメッセージフローは、ワイヤレス局(STA)間のメッセージの送信に関して範囲の効果的および効率的な測定を可能にし得る。特定の例では、STAは、たとえば、ほんの数例を挙げると、モバイルユーザ局(たとえば、スマートフォン、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)またはワイヤレスサービスアクセスデバイス(たとえば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント、パーソナルエリアネットワーク(PAN)またはフェムトセル)の、いくつかのタイプのトランシーバデバイスのうちのいずれか1つを備え得る。特定のメッセージフローとメッセージフレーム中のフィールドは、たとえば、より少ないメッセージを使用してワイヤレスSTA間の範囲を測定するのに十分な精度でラウンドトリップ時間(RTT)または飛行時間(TOF)測定値を取得することを可能にし得る。そのような測定された範囲は、たとえば、測位動作を含むいくつかの適用例のうちのいずれか1つにおいて使用され得る。
[00047]以下で説明されるように、第1のSTAは、第1のSTAがRTTまたはTOF測定値を取得することを可能にするメッセージまたはフレームの交換のためのプロセスを開始するために、第2のSTAにファインタイミング測定要求メッセージを送信し得る。特定の実装形態では、ファインタイミング測定要求メッセージは、第1のSTAが測距測定値または範囲を示す他のパラメータを共有することが可能であるかどうかに関するインジケーションを含み得る。特定の実装形態では、RTTまたはTOF測定値の算出の後に、第1のSTAは、第2のSTAに、算出された範囲、TOFまたはRTT測定値あるいは範囲を示す他のパラメータを備える1つまたは複数のメッセージを送信し得る。これは例示的な実装形態にすぎないこと、および請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。
[00048]RTTの測定のためのSTA間のメッセージの送信は、ほんの数例を挙げると、一般に、音声、ビデオ、HTTP、データなど、他の適用例をサポートする他のメッセージトラフィックに加えて行われる。したがって、高密度動作環境では、RTTの測定のためのSTA間のメッセージングは、ワイヤレスリンクリソースのための輻輳および競合を増加させ得る。以下で説明される特定の実装形態では、特定の測位技法は、RTTを測定するために使用される一般的な技法よりも少数のメッセージを使用して、STA間のメッセージの送信のためのTOFを測定することによってサポートされ得る。一実施形態によれば、TOFは、シーケンス中で近接して送信されるメッセージの「バースト」中の個々のメッセージのために測定され得る。受信されたメッセージのバーストからの複数のTOF測定値を組み合わせることは、たとえば、測定誤差の低減を可能にし得る。
[00049]一実施形態によれば、STA間のメッセージの交換に基づいてSTA間の範囲を示すパラメータは、範囲報告を備える1つまたは複数のメッセージ中で共有され得る。本明細書で説明される実施形態は、特に、STA間で送信された範囲報告中の範囲を示す共有パラメータのための簡素化したプロトコルを対象とする。
[00050]一実施形態によれば、図1に示されているように、モバイルデバイス100aまたは100bは、ワイヤレス通信ネットワークに無線信号を送信し、ワイヤレス通信ネットワークから無線信号を受信し得る。一例では、モバイルデバイス100は、ワイヤレス通信リンク125を介して、ローカルトランシーバ115にワイヤレス信号を送信し、またはローカルトランシーバ115からワイヤレス信号を受信することによって、通信ネットワークと通信し得る。
[00051]特定の実装形態では、ローカルトランシーバ115は屋内環境中に配置され得る。ローカルトランシーバ115は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN、たとえば、IEEE規格802.11ネットワーク)またはワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN、たとえば、Bluetooth(登録商標)ネットワーク)へのアクセスを与え得る。別の例示的な実装形態では、ローカルトランシーバ115は、セルラー通信プロトコルに従うワイヤレス通信リンク125上での通信を容易にすることが可能なフェムトセルトランシーバを備え得る。もちろん、これらは、ワイヤレスリンクを介してモバイルデバイスと通信し得るネットワークの例にすぎず、請求される主題は、この点について限定されないことを理解されたい。
[00052]特定の実装形態では、ローカルトランシーバ115aまたは115bは、リンク145を通してネットワーク130を介してサーバ140、150および/または155と通信し得る。ここで、ネットワーク130は、ワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクの任意の組合せを備え得る。特定の実装形態では、ネットワーク130は、ローカルトランシーバ115を通してモバイルデバイス100とサーバ140、150または155との間の通信を容易にすることが可能なインターネットプロトコル(IP)インフラストラクチャを備え得る。別の実装形態では、ネットワーク130は、モバイルデバイス100とのモバイルセルラー通信を容易にするために、ワイヤードまたはワイヤレス通信ネットワークインフラストラクチャを備え得る。
[00053]特定の実装形態では、モバイルデバイス100は、ローカル送信機(たとえば、既知のロケーションに位置するWLANアクセスポイント)から収集された信号に少なくとも部分的に基づいて位置フィックスを算出することが可能であり得る。たとえば、モバイルデバイスは、既知のロケーションに位置する3つまたはそれ以上の屋内地上波ワイヤレスアクセスポイントまでの範囲を測定することによって位置フィックスを取得し得る。そのような範囲は、たとえば、そのようなアクセスポイントから受信された信号からMAC IDアドレスを取得することと、たとえば、受信信号強度(RSSI)またはRTTなど、そのようなアクセスポイントから受信された信号の1つまたは複数の特性を測定することによってアクセスポイントまでの範囲測定値を取得することとによって測定され得る。代替実装形態では、モバイルデバイス100は、予想される到来角(AoA)を示す無線ヒートマップに収集された信号の特性を適用することによって屋内位置フィックスを取得し得る。他の代替実装形態では、上記で指摘されたように、モバイルデバイス100は、予想されるTOFを示す無線ヒートマップに収集された信号の特性を適用することによって屋内位置フィックスを取得し得る。したがって、無線ヒートマップは、屋内エリア中の特定のロケーションにおけるTOF、AoA、SIおよび/またはRTTシグネチャを備え得る。特定の実装形態では、無線ヒートマップは、ローカル送信機の識別情報(たとえば、ローカル送信機から収集された信号から識別可能であるMACアドレス)と、識別されたローカル送信機によって送信された信号からの予想されるRSSIと、識別された送信機からの予想されるRTTと、場合によってはこれらの予想されるAoA、TOF、RSSIまたはRTTからの標準偏差とを関連付け得る。ただし、これらは無線ヒートマップに記憶され得る値の例にすぎず、請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。
[00054]特定の実装形態では、モバイルデバイス100またはローカルトランシーバ115は、サーバ140、150または155から屋内測位動作のための測位支援データを受信し得る。たとえば、そのような測位支援データは、たとえば、測定されたRSSIおよび/またはRTTに少なくとも部分的に基づいて既知のロケーションに位置する送信機までの範囲を測定することを可能にするために、これらの送信機のロケーションと識別情報とを含み得る。屋内測位動作を助けるための他の測位支援データは、ほんの数例を挙げると、無線ヒートマップ、磁気ヒートマップ、送信機のロケーションおよび識別情報、ルーティング可能性グラフを含み得る。
[00055]特定の実装形態では、ワイヤレスSTA間の特定のメッセージフローは、上記で説明された測位動作における使用のために、STA間のメッセージの交換からRTTの測定値を取得するために実装され得る。特定の実装形態では、以下で説明されるように、STAは、モバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス100)または固定トランシーバ(たとえば、IEEE規格802.11アクセスポイント、固定Bluetoothデバイス、ローカルトランシーバ115など)を備え得る。したがって、ワイヤレスSTA間のメッセージの交換は、ほんの数例を挙げると、モバイルデバイスと固定トランシーバとの間の(たとえば、ワイヤレスリンク125を介したモバイルデバイス100とローカルトランシーバ115との間の)、2つのピアモバイルデバイス間の(たとえば、ワイヤレスリンク159を介したモバイルデバイス100aとモバイルデバイス100bとの間の)、または2つの固定トランシーバ間の(たとえば、ワイヤレスリンク179を介したローカルトランシーバ115aとローカルトランシーバ115bとの間の)メッセージの交換を備え得る。特定の実装形態では、本明細書で説明される様々な技法は、IEEE P802.11−REVmcTM/D6.0 Draft Standard 802.11 for Information technology−Telecommunications and information exchange between systems, Local and metropolitan area networks−Specific requirements Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY)、2016年6月(以下「IEEE規格802.11仕様書」)の、必ずしもすべてとは限らないが、いくつかの態様または特徴を組み込み得る。実際、本明細書で説明されるいくつかの特徴がIEEE規格802.11では図示、説明または教示されていないことを理解されたい。
[00056]図2は、一実施形態による、「応答」STAと「開始」STAとを含むワイヤレス局STA間のメッセージフローを示す図である。このコンテキストでは、応答STAまたは開始STAは、モバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス100)または固定アクセストランシーバデバイス(たとえば、ローカルトランシーバ115)を含むいくつかのトランシーバデバイスのうちのいずれか1つを備え得る。ただし、これらは開始STAまたは応答STAの例にすぎず、請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。開始STAは、開始STAと応答STAとの間で送信されるメッセージまたはフレームのタイミングに少なくとも部分的に基づいて、RTTの1つまたは複数の測定値を取得または算出し得る。本明細書で使用される「メッセージ」および「フレーム」という用語は、互換的に使用される。開始STAは、応答STAにファインタイミング測定要求メッセージまたはフレーム(「要求」)202を送信し、応答して送信されたファインタイミング要求メッセージ肯定応答メッセージまたはフレーム(「Ack」)204を受信し得る。特定の実装形態では、請求される主題をこの点において限定することなしに、そのようなファインタイミング測定要求メッセージ202のコンテンツは、IEEE規格802.11に示されているようなものであり得る。特定の実装形態では、そのようなAckフレーム204は、単に、前に送信されたメッセージの受信のインジケーションを与え得る。開始STAは、次いで、応答STAから受信された(およびファインタイミング測定要求メッセージの受信に応答して送信された)ファインタイミング測定メッセージまたはフレーム(「M」)206中で与えられたタイムスタンプ値(t1、t4)に少なくとも部分的に基づいて、RTT測定値を取得または算出し得る。特定の実装形態では、メッセージフロー図に示されているように、交互ファインタイミング測定メッセージ206と、それに続くファインタイミング測定肯定応答メッセージ208との複数の交換のシーケンスが、追加のタイムスタンプ値(t1、t2、t3およびt4)を作成し得る。
[00057]このコンテキストでは、本明細で言及される「FTMメッセージ」は、第1のデバイスからの送信の精密な時間のインジケーションを有する少なくとも1つのフィールドを備える、第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージを意味する。上記で説明されたように、FTMメッセージの送信の時間を示すそのようなフィールドは、受け手の第2のデバイスが、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の範囲を示す1つまたは複数のパラメータを計算することを可能にし得る。第1のデバイスによって送信されたFTMメッセージは、第2のデバイスによって送信されたFTM要求メッセージの受信によって開始され得る。このコンテキストでは、本明細書で言及される「FTM要求メッセージ」は、第2のデバイスに1つまたは複数のFTMメッセージの送信を要求する、第1のデバイスに送信されたメッセージを意味する。
[00058]一実施形態によれば、開始STAによって送信されたファインタイミング測定(FTM)要求メッセージは、開始STAに、開始STAがRTT測定値を算出することを可能にするファインタイミング測定を与えるための、応答STAとのメッセージの所望の交換を特徴づけるフィールド、パラメータなどを含み得る。FTM要求メッセージの受信に応答して、応答STAは、開始STAがRTT、または範囲を示す他のパラメータを算出することを可能にする測定値またはパラメータを含む1つまたは複数のFTMメッセージを開始STAに送信し得る。
[00059]特定の実装形態では、請求される主題をこの点において限定することなしに、そのようなファインタイミング測定メッセージまたはフレームのコンテンツは、IEEE規格802.11に示されているようなものであり得る。例示的な一実装形態では、開始STAは、RTT測定値を(t4−t1)−(t3−t2)として算出し得、ここで、t2およびt3は、それぞれ、前のファインタイミング測定メッセージまたはフレームの受信の時間および先行する肯定応答メッセージまたはフレームの送信の時間である。開始STAは、受信STAと応答STAとの間の範囲を算出する際の不偏測定雑音の除去のために組み合わせられ得る対応する数のRTT測定値を取得するために、バースト中で一連のファインタイミング測定要求メッセージを送信し得る。
[00060]FTM要求メッセージおよびFTMメッセージは、他のサービスのための(たとえば、インターネットプロトコルメッセージングのための)フレームまたはメッセージに加えてSTAによって送信され得る。空港ターミナルまたはスタジアムイベントなど、高密度ワイヤレストラフィックシナリオでは、RTTの算出のためのFTM要求メッセージおよびFTMメッセージの送信は、STAにおける利用可能なメッセージング容量にストレスを加え得る。本明細書で説明される特定の実装形態は、STAによるより少数のメッセージの送信を使用してSTA間の範囲の算出のための測定値を取得するためのメッセージの交換を対象とし得る。
[00061]一実施形態によれば、送信デバイスからワイヤレス送信され、受信デバイスにおいて収集されたメッセージのTOFは、送信されたメッセージが、送信時間を示すタイムスタンプ値を含む場合、測定され得る。特定の実装形態では、送信されたメッセージは、受信デバイスにおいて検出可能である符号化シンボルを含んでいるフィールド(たとえば、プリアンブル、ヘッダおよびペイロード)を備え得る。送信されたメッセージを収集し、到着時間を決定するために、受信デバイスは、メッセージによって送信されているシンボルのシーケンス中の特定の1つまたは複数のシンボルを検出または復号し得る。特定のシンボルが、同じく送信されたメッセージ中に含まれるタイムスタンプ値を基準とする場合、受信デバイスは、タイムスタンプ値と特定のシンボルが復号または検出された場合との間の相違するに基づいてTOF=RTT/2を測定し得る。
[00062]特定のネットワーク中心の測位(NCP:network-centric positioning)技法では、アクセスポイント(AP)は、モバイルデバイスのロケーションを計算するために使用され得る測定値をモバイルデバイスが取得することを要求し得る。たとえば、APは、モバイルデバイスが、たとえばIEEE規格802.11に記載されている複数デバイスで交換されたメッセージ(たとえば、エリア内で動作しているAPおよび他のAPで交換されたメッセージ)に基づいて測定値を取得することを要求するために、モバイルデバイスにFTM範囲要求メッセージを送信し得る。図3で示されるように、アクセスポイントAP1は、モバイルデバイスMDにFTM範囲要求メッセージ302を送信する。特定の実装形態では、FTM範囲報告メッセージ302は、IEEE規格802.11に従って送信され得る。モバイルデバイスMDは、次いで、単に2つ3つの例を提供するために、たとえば、RTTまたはTOAのような測定値を取得するために、アクセスポイントAP1、アクセスポイントAP2、およびアクセスポイントAP3と、1つまたは複数のメッセージ交換304(例えば、FTM要求メッセージおよびFTMメッセージ)を有し得る。モバイルデバイスMDは、次いで、例えば、IEEE規格802.11に記載されているアクセスポイントAP1、AP2、またはAP3、あるいはこれらの組み合わせに対する範囲を示すパラメータ(例えば、測定された範囲、RTT測定値、TOA測定値、または範囲を示す他の測定値)を含むFTM範囲報告メッセージ308を送信し得る。
[00063]このコンテキストでは、モバイルデバイスMDは、少なくとも1つの他の近隣ワイヤレストランシーバデバイスに範囲を示す観測情報(たとえば、メッセージ、信号、等)を取得することができるワイヤレストランシーバデバイスを備えるモバイルデバイスMDという点で、「観測ワイヤレストランシーバデバイス」の特定の例を提供する。しかしながら、モバイルデバイスMDは、観測ワイヤレトランシーバデバイスの単なる例であり、ワイヤレストランシーバデバイスの他のタイプ(たとえば、固定アクセスポイント)は、請求される手段から逸脱せずに使用されることを理解されたい。さらに、アクセスポイントAP1は、アクセスポイントAP1が、近隣ワイヤレストランシーバデバイスの観測情報を取得する際に観測ワイヤレストランシーバデバイスによって使用され得る、パラメータ、値、等を提供することを備える、観測ワイヤレストランシーバデバイスにメッセージを送信することができるワイヤレストランシーバデバイスを備えるという点で「支援ワイヤレストランシーバデバイス」の特定の例を提供し得る。しかしながら、アクセスポイントAP1は、支援ワイヤレトランシーバデバイスの単なる例であり、ワイヤレストランシーバデバイスの他のタイプ(たとえば、モバイルデバイス)は、請求される手段から逸脱せずに使用されることを理解されたい。
[00064]実施形態によれば、FTM範囲要求メッセージ302は、アクセスポイントAP1、AP2、およびAP3のような、近隣ワイヤレストランシーバデバイスで1つまたは複数のメッセージの交換304を開始するまたは参加する際にモバイルデバイスMDによって使用され得るパラメータを提供し得る。そのようなメッセージの交換304は、モバイルデバイスMDが、たとえば、RTT、TOF、または範囲の測定のような、モバイルデバイスMDと近隣ワイヤレストランシーバデバイスとの間の範囲を示す1つまたは複数の測定値または観測情報を取得することをできるようにし得る。例示的な一実装形態では、モバイルデバイスMDと近隣ワイヤレストランシーバデバイスとの間のメッセージの交換304は、上で説明したように、開始STAとして動作するモバイルデバイスMDおよび応答STAとして動作する近隣ワイヤレストランシーバデバイスとして実行され得る。代替の実装形態では、モバイルデバイスMDと近隣ワイヤレストランシーバデバイスとの間のメッセージの交換304は、上で説明したように、応答STAとして動作するモバイルデバイスMDおよび開始STAとして動作する近隣ワイヤレストランシーバデバイスとして実行され得る。例示の実施形態では、モバイルデバイスMDと近隣ワイヤレストランシーバデバイスとの間のネゴシエーション310は、後続のメッセージの交換304のために開始STAおよび応答STAのような役割の決定を可能にする。ここで、この特定の例示的な実装形態では、モバイルデバイスMDは、開始することとして動作する一方、アクセスポイントAP1、AP2、およびAP3は、モバイルデバイスMDに関して、応答STAとして実行し得る。
[00065]図3の特定の実装形態では、支援ワイヤレストランシーバデバイスとして動作するアクセスポイントAP1からのFTM範囲要求メッセージは、モバイルデバイスMDが観測情報または測定値を取得するためにメッセージを交換する特定の近隣ワイヤレストランシーバデバイス(たとえば、AP2およびAP3)を示し得る。たとえば、AP1は、1つまたは複数の近隣ワイヤレストランシーバデバイスを特徴づけるパラメータを備える、観測ワイヤレストランシーバデバイスに1つまたは複数の近隣報告メッセージを送信し得る。
[00066]図3は、FTM範囲報告メッセージ308がFTM範囲要求メッセージ302に応答してAP1に提供される特定の実施形態を対象とする。いくつかの実装形態では、AP1は、モバイルデバイスMDが、メッセージの交換に続いて、モバイルデバイスMDをネットワークに関連付ける処理(たとえば、モバイルデバイスMDが現場に入るときに実行される認証プロシージャ)の間にFTM範囲報告を提供することが出来ると決定し得る。FTM範囲報告は、応答SATと他の近隣のデバイスとの間の範囲を測定および報告するFTM範囲報告能力を通知する応答STAを要求する、開始STAのための手段を提供し得、ここで、範囲は、上で説明したFTMプロシージャを使用して決定される。
[00067]一実施形態では、開始STAは、メッセージの無線測定(RM:Radio Measurement)使用可能な能力要素(Enabled Capabilities element)におけるFTM範囲報告を提供するためのそのアビリティを示すメッセージを応答STAからそれが受信するとき、FTM範囲報告能力を要求するアビリティを取得し得る。そのようなRM使用可能な能力要素は、単に2〜3例を挙げると、ビーコン、プローブ応答、関連付け要求、関連付け応答、再関連付け要求、および再関連付け応答中に存在し得る。したがって、要求STAは、STAが関連付けプロセスの手段によってそのサポートが通知された場合、FTM範囲報告のためのSTAを要求し得る。ここで、FTM範囲要求を要求する特定のSTAのためのアビリティは、一般に、STAとのその関連付けに限定される。
[00068]開始STAの近隣のAPおよびそれ自身で開始STAの範囲を取得するために、FTMプロシージャに参加する応答STAによってしばしば所望され得る。しかしながら、開始STAがAP(FTM応答者)に関連付けられない場合、そのAPは、FTM範囲報告を取得することが出来得ない。以下で説明される特定の実装形態は、前提条件として応答STAと開始STAの関連付けを要求しない開始STAからFTM範囲報告を応答STAが取得することができるための技法を対象とする。
[00069]図4および図5は、範囲報告を提供するための能力がファインタイミング測定(FTM)要求メッセージ中に表される代替の実装形態による、フローチャートである。この特定の実装形態では、第1のワイヤレストランシーバデバイスは、第1および第2のワイヤレストランシーバデバイスが関連付けプロシージャにおいて関連付けられていない場合でさえ、第2のワイヤレストランシーバデバイスがFTM範囲報告を提供することができると決定し得る。一実施形態では、そのような関連付けプロシージャは、1つまたは複数のデバイスを認証するプロセスを備え、メッセージの管理フレームの交換を通して2つのデバイス間の通信のレベルを確立し得る。本明細書で説明されるいくつかの実施形態の1つの利点は、範囲報告が、たとえば、特定の管理フレームの交換によって関連付けられていないデバイス間で送信され得ることである。
[00070]図4では、開始STA STA1は、STA1がFTM範囲報告を提供することができることを示す1つまたは複数のフィールドを含む、応答STA AP1に初期FTM要求メッセージiFTMR402を送信する。この特定の実装形態では、STA STA1およびSTA AP1は、前もって関連付けられる必要はない。ここで、FTM要求メッセージiFTMR402は、図6で示されるFTM要求メッセージ中のフィールドの例における予約ビットB48のような特定のフィールドを備え得る。FTM要求メッセージiFTMR492に応答して、STA AP1は、範囲報告のための要求を表すために、(たとえば、FTM要求メッセージiFTMRに応答するFTMメッセージのバーストの一部として)FTMメッセージFTM_1 406を送信し得る。たとえば、FTM要求メッセージFTM_1 406は、図7で示されるFTM要求メッセージ中のフィールドの例における予約ビットB49のような特定のフィールドを備え得る。(たとえば、フィールドビットB49中の)FTMメッセージFTM_1 406における範囲報告のための要求に応答して、(たとえば、FTM要求メッセージiFTMRに応答して送信されるFTMメッセージのバースト中の)最後のまたは最終のFTMメッセージFTMlast414の受信に続いて、STA STA1は、FTM範囲報告を含む後続の未承諾無線測定フレーム418を送信し得る。代替として、図5で示されるように、FTMメッセージFTM_1 506における範囲報告のための要求に応答して、最後のまたは最終のFTMメッセージFTMlast518の受信に続いて、STA STA1は、(たとえば、バースト中のFTMメッセージから取得される測定値に基づく値を含む)範囲報告を備える後続のFTM要求メッセージFTMRequest518を送信し得る。FTM要求メッセージFTMRequest518は、範囲報告が図8で示されるように「0」に「トリガ」フィールドの値を設定することと、図9で示されるように範囲測定パラメータを含むオプションのサブ要素を設定することとによって含まれることを示し得る。
[00071]図6Aおよび図6Bは、一実施形態による、範囲報告の送信を容易にするためのプロセスのフローチャートである。ブロック602において、開始STAは、範囲報告を生成するために開始STAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える初期FTM要求メッセージ(たとえば、iFTMR402または502)を送信し得る。ブロック606において、応答STAは、ブロック602において送信された初期FTM要求メッセージを受信し、初期FTM要求メッセージに応答して肯定応答メッセージ(たとえば、肯定応答メッセージ404または504)を送信し得る。肯定応答メッセージは、ブロック604で受信され得る。
[00072]このコンテキストでは、本明細書で言及される「範囲報告」は、信号フォーマットのような特定のフォーマットにおける2つのデバイス間の範囲を示す1つまたは複数のパラメータの表現を意味する。1つの特定の実施形態では、範囲報告中の範囲を示すパラメータは、2つのデバイス間のメッセージの交換に、少なくとも部分的に、基づいて計算または決定され、単に範囲を示すパラメータの2〜3の例を提供するために、RTT、TOF、タイミングパラメータまたは距離を示す1つまたは複数の数字の値を含み得る。さらに、特定の実装形態では、範囲報告は、デバイス間で送信された1つまたは複数のメッセージのフィールド中で送信され得る。しかしながら、これらが、範囲報告の例に過ぎず、また、請求される主題は、この点において限定されるものではないことが理解されるべきである。本明細書で言及されるような「範囲報告を生成する能力」は、範囲報告のパラメータを決定し、別のデバイスに送信されるワイヤレスメッセージのような特定の電子フォーマット中の決定されたパラメータを表す、デバイスのアビリティを意味する。
[00073]図10は、一実施形態による、範囲報告のための要求がANQPクエリ要求メッセージ中で送信されるメッセージフローチャートである。この特定の実装形態では、STA STA1は、STA STA1がFTM範囲報告を提供できることを示すフィールドB48中に値を含む初期FTM要求メッセージ1002を送信する。しかしながら、STA AP1からのFTMメッセージFTM_1 1006は、フィールドB49におけるFTM範囲報告のための任意の要求を示さない。代わりに、STA AP1は、FTM範囲報告のための要求を示すIEEE規格802.11uに従うアクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)クエリ要求メッセージを送信し得る。ANQPクエリおよびANQPクエリ応答の例示の使用は、IEEE802.11仕様書中に見出され得る。たとえば、ANQPクエリ要求メッセージは、測定要求フィールド中のFTM範囲報告のための要求を示し得る(たとえば、ID=38、測定タイプ=16)。ANQPクエリ要求メッセージに応答して、STA STA1は、FTM範囲報告を備えるANQPクエリ応答メッセージを送信する。たとえば、ANQPクエリ応答メッセージは、図12で示されるように、InfoIDのために使用されない値を示す、GASフレーム1014を使用するFTM範囲報告を含み得る。FTM要求メッセージiFTMR1002は、STA AP1からSTA STA1に送信されるべきFTMメッセージのバーストのための要求を含み得る。特定の実装形態では、ジェネリック広告サービス(GAS)フレーム1010におけるANQPクエリ要求メッセージおよびGASフレームサービス1014におけるANQPクエリ応答メッセージは、(たとえば、FTM要求メッセージiFTMR1002で要求されるような)FTMメッセージのバーストが処理中の間で、バーストが完了する前に送信され得る。このコンテキストでは、GASフレームは、(たとえば、2つのデバイスを関連付けるための)認証の前に、ネットワーク中のデバイス間の広告プロトコルのフレームのレイヤ2搬送を提供し得る。
[00074]図13で示される代替の実装形態では、第1のSTA STA1は、図14で示されるRM使用可能な能力フィールド(RM Enabled Capabilities)への拡張における無線測定プローブ要求メッセージ1310の1つまたは複数のフィールドにおいて、第2のSTA APへのFTM範囲報告を提供するその能力を示し得る。ここで、第2のSTA APは、FTM範囲報告のための要求を含む無線測定要求メッセージ1306を送信し得る。無線測定要求メッセージ1306に応答して。無線測定要求メッセージ1306に応答して無線測定応答メッセージ1310を受信すると、STA APは、無線測定プローブ応答メッセージ1314を送信し得る。STA APにより、要求されたFTM範囲報告を含む無線測定応答メッセージ1310の受信まで無線測定プローブ応答メッセージ1314の送信を一時中断することで、STA STA1は、無線測定応答メッセージ1310中に、STA APへの要求されたFTM範囲報告を提供するためにメッセージの交換の完了まで同じチャネル上でそのワイヤレストランシーバを維持し得る。
[00075]図15Aおよび図15Bは、一実施形態による、範囲報告の送信を容易にするためのプロセスのフローチャートである。ここで、第2のSTAに範囲報告を提供するために、図15Aのアクションは、第1のSTAによって実行され、図15Bのアクションは、第2のSTAによって実行され得る。ブロック1502は、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージ(たとえば、プローブ要求メッセージ1302)を送信することを備え得る。このコンテキストでは、無線測定能力要素は、無線測定の1つまたは複数の異なるタイプを提供する能力を示す1つまたは複数のシンボルを備える。1つの実装形態では、プローブ要求メッセージは、FTM範囲報告に対応する無線測定要求要素の特徴に類似しているフィールドを備え得る。このコンテキストでは、本明細書で言及される「プローブ要求メッセージ」は、特定のワイヤレス送信チャネル上でのネットワークリソースの利用可能性に応じて調査するようにフォーマットされるメッセージを意味する。1つの実装形態では、プローブ要求メッセージは、ブロードキャストアドレス(たとえば、ff:ff:ff:ff:ff:ff)にビーコン信号として送信され得る。プローブ要求メッセージを送信するデバイスは、プローブ要求メッセージに応答して送信されるプローブ応答メッセージを受信するために特定の持続時間待ち受け得る。持続時間の満了時に第1のチャネル上で送信されたプローブ応答メッセージの受信がない場合、デバイスは、第2のチャネル上で後続のプローブ要求メッセージを送信し得る。例示的な実装形態では、プローブ要求メッセージおよびプローブ応答メッセージは、アクティブスキャンプロシージャの一部として実装され得る。このコンテキストでは、本明細書で言及される「プローブ応答メッセージ」は、プローブ要求メッセージに応答して送信されるネットワークリソースの利用可能性を示すメッセージを意味する。たとえば、プローブ要求メッセージに応答して送信されるプローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージが送信される特定のチャネルの利用可能性を示し得る。
[00076]ブロック1502において送信された無線測定能力要素を含むプローブ要求メッセージは、ブロック1510において受信され得る。このコンテキストでは、本明細書で言及される「無線測定能力要素」は、無線測定の1つまたは複数のタイプを提供するための能力または利用可能性を示す通信フォーマットに従って定義された、メッセージ中の特定のフィールドまたはフィールドの一部を意味する。ブロック1512は、ブロック1504で受信した、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える無線測定要求メッセージ(たとえば、無線測定要求メッセージ1306)を送信することを備え得る。ブロック1506は、ブロック1504で受信したメッセージ中で要求した範囲報告を備える無線測定応答メッセージ(たとえば、無線測定応答メッセージ1301)を送信し得る。ブロック1506において送信された無線測定応答メッセージは、ブロック1514において受信され得る。ブロック1516は、ブロック1514での無線測定応答メッセージの受信に応答してプローブ応答メッセージ(たとえば、プローブ応答メッセージ1314)を送信する。ブロック1516において送信されたプローブ応答メッセージは、ブロック1508において受信され得る。上記で指摘されたように、ブロック1514での無線測定応答メッセージの受信に応答してブロック1516においてプローブ応答メッセージを送信することは、無線測定プローブ応答メッセージの送信を一時中断することを可能にし、それは、ワイヤレス局が要求されたFTM範囲報告を提供するためにメッセージの交換を完了するまで同じチャネル上にワイヤレストランシーバを維持することを可能にする。
[00077]図13で示された別の実施形態を示す実施形態に対する代替では、図16は、STA APがANQPクエリメッセージ中にFTM範囲報告のための要求を含む特定の実装形態を示す。STA STA1は、次いで、要求されたFTM範囲報告メッセージを含むANQP応答メッセージで応答し得る。
[00078]図17Aおよび図17Bは、代替の一実施形態による、範囲報告の送信を容易にするためのプロセスのフローチャートである。図17Aおよび図17Bのプロセスは、範囲報告がアクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)クエリメッセージ(たとえば、ANQPクエリメッセージ1606)中で要求され、範囲報告がANQP応答メッセージ(たとえば、ANQP応答メッセージ1610)中でブロック1716で提供されるという点で異なる。このコンテキストでは、本明細書で言及される「ANQPクエリメッセージ」は、第2のデバイスを通してワイヤレスアクセスリソースの利用可能性として調査する第2に、第1のデバイスによって送信されるメッセージを意味する。本明細書で言及される「ANQP応答メッセージ」は、デバイスを通してワイヤレスアクセスリソースの利用可能性を示すANQP要求メッセージの受信に応答してデバイスによって送信されるメッセージを意味する。1つの例示的な実装形態では、ANQP要求メッセージおよびANQP要求メッセージに応答して送信されるANQP応答メッセージは、(たとえば、関連付けプロシージャを通して)デバイスが関連付け状態になる前のデバイス間で交換され得る。
[00079]図18および図19に示されている主題は、一実施形態における、たとえば、コンピューティングデバイスの特徴を備え得る。さらに、コンピューティングデバイスという用語は、一般に、少なくとも、通信バスによって接続された1つまたは複数のプロセッサとメモリとを指すことに留意されたい。同様に、少なくとも本開示のコンテキストでは、これは、米国特許法第112条(f)の趣旨内の十分な構造を指すと理解され、したがって、「コンピューティングデバイス」、「ワイヤレス局」、「ワイヤレストランシーバデバイス」という用語および/または同様の用語の使用によって米国特許法第112条(f)が暗示されないことが明確に意図されるが、直ちに明らかではない何らかの理由で、上記の理解が有効であり得ず、したがって、「コンピューティングデバイス」、「ワイヤレス局」、「ワイヤレストランシーバデバイス」という用語および/または同様の用語の使用によって米国特許法第112条(f)が必然的に暗示されると決定された場合、その法定セクションに従って、1つまたは複数の機能を実行するための対応する構造、材料および/または行為は、少なくとも、図6A、図6B、図15A、図15B、図17Aおよび図7B、および本開示の対応する本文において説明されると理解され、解釈されるものとする。
[00080]図18は、一実施形態による、モバイルデバイスの概略図である。モバイルデバイス100(図1)は、図18に示されているモバイルデバイス1100の1つまたは複数の特徴を備え得る。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス1100はまた、ワイヤレス通信ネットワーク上でワイヤレスアンテナ1122を介してワイヤレス信号1123を送信および受信することが可能であるワイヤレストランシーバ1121を備え得る。ワイヤレストランシーバ1121はワイヤレストランシーババスインターフェース1120によってバス1101に接続され得る。ワイヤレストランシーババスインターフェース1120は、いくつかの実施形態では、ワイヤレストランシーバ1121と少なくとも部分的に統合され得る。いくつかの実施形態は、たとえば、ほんの数例を挙げると、IEEE規格802.11のバージョン、CDMA、WCDMA(登録商標)、LTE(登録商標)、UMTS、GSM(登録商標)、AMPS、Zigbee(登録商標)およびBluetoothなど、対応する複数のワイヤレス通信規格に従って、信号を送信および/または受信することを可能にするために、複数のワイヤレストランシーバ1121とワイヤレスアンテナ1122とを含み得る。
[00081]モバイルデバイス1100はまた、SPSアンテナ1158を介してSPS信号1159を受信および収集することが可能なSPS受信機1155を備え得る。SPS受信機1155はまた、モバイルデバイス1000のロケーションを推定するために、収集されたSPS信号1159を全体的にまたは部分的に処理し得る。いくつかの実施形態では、(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111、メモリ1140、(1つまたは複数の)DSP1112および/または専用プロセッサ(図示せず)も、SPS受信機1155とともに、収集されたSPS信号を全体的にまたは部分的に処理し、および/またはモバイルデバイス1100の推定ロケーションを計算するために利用され得る。測位動作を実行する際の使用のためのSPSまたは他の信号の記憶は、メモリ1140またはレジスタ(図示せず)中で実行され得る。
[00082]また、図18に示されている、モバイルデバイス1100は、バスインターフェース1110によってバス1101に接続された(1つまたは複数の)デジタル信号プロセッサ((1つまたは複数の)DSP)1112と、バスインターフェース1110によってバス1101に接続された(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111と、メモリ1140とを備え得る。バスインターフェース1110は、(1つまたは複数の)DSP1112、(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111およびメモリ1140と統合され得る。様々な実施形態では、ほんの数例を挙げると、RAM、ROM、FLASH、またはディスクドライブなど、コンピュータ可読記憶媒体上になど、メモリ1140に記憶された1つまたは複数の機械可読命令の実行応答して、機能が実行され得る。1つまたは複数の命令は、(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111、専用プロセッサ、または(1つまたは複数の)DSP1112によって実行可能であり得る。メモリ1140は、本明細書で説明される機能を実行するために(1つまたは複数の)プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112によって実行可能であるソフトウェアコード(プログラミングコード、命令など)を記憶する非一時的プロセッサ可読メモリおよび/またはコンピュータ可読メモリを備え得る。特定の実装形態では、ワイヤレストランシーバ1121は、上記で説明されたように、モバイルデバイス1100がワイヤレスSTAとして構成されることを可能にするために、バス1101を通して(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112と通信し得る。(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112は、図2〜図4、図5A、図5B、図6Aおよび図6Bに関して上記で説明されたプロセスの1つまたは複数の態様を実行するための命令を実行し得る。
[00083]特定の一実装形態では、FTM測定要求メッセージに応答したACKメッセージの送信は、汎用プロセッサ1111またはDSP1112からの命令または開始なしに、ワイヤレストランシーバデバイス1121において実行され得る。一方、FTM範囲報告メッセージが、(たとえば、メモリ1140に記憶された1つまたは複数の機械可読命令の実行から)汎用プロセッサ1111および/またはDSP1112など、プログラマブルデバイスにおいて形成され得る。
[00084]また、図18に示されている、ユーザインターフェース1135は、たとえば、ほんの数例を挙げると、スピーカー、マイクロフォン、ディスプレイデバイス、振動デバイス、キーボード、タッチスクリーンなど、いくつかのデバイスのうちのいずれか1つを備え得る。特定の実装形態では、ユーザインターフェース1135は、ユーザがモバイルデバイス1100上にホストされた1つまたは複数のアプリケーションと対話することを可能にし得る。たとえば、ユーザインターフェース1135のデバイスは、ユーザからのアクションに応答して(1つまたは複数の)DSP1112または汎用/アプリケーションプロセッサ1111によってさらに処理されるべきアナログ信号またはデジタル信号をメモリ1140に記憶し得る。同様に、モバイルデバイス1100上にホストされたアプリケーションは、出力信号をユーザに提示するためにアナログまたはデジタル信号をメモリ1140に記憶し得る。別の実装形態では、モバイルデバイス1100は、たとえば、専用スピーカー、マイクロフォン、デジタルアナログ回路、アナログデジタル回路、増幅器、および/または利得制御を備える専用オーディオ入出力(I/O)デバイス1170を随意に含み得る。ただし、これは、オーディオI/Oがモバイルデバイスにおいてどのように実装され得るかの一例にすぎず、請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。別の実装形態では、モバイルデバイス1100は、キーボードまたはタッチスクリーンデバイスにタッチすること、またはそれに対する圧力に応答するタッチセンサー1162を備え得る。
[00085]モバイルデバイス1100はまた、静止画または動画をキャプチャするための専用カメラデバイス1164を備え得る。専用カメラデバイス1164は、たとえば、ほんの数例を挙げると、イメージングセンサー(たとえば、電荷結合デバイスまたはCMOSイメージャ)、レンズ、アナログデジタル回路、フレームバッファを備え得る。一実装形態では、キャプチャされた画像を表す信号の追加の処理、調整、符号化または圧縮が、汎用/アプリケーションプロセッサ1111または(1つまたは複数の)DSP1112において実行され得る。代替的に、専用ビデオプロセッサ1168が、キャプチャされた画像を表す信号の調整、符号化、圧縮または操作を実行し得る。さらに、専用ビデオプロセッサ1168は、モバイルデバイス1100上のディスプレイデバイス(図示せず)上での提示のために記憶された画像データを復号/復元し得る。
[00086]モバイルデバイス1100は、たとえば、慣性センサーおよび環境センサーを含み得る、バス1101に結合されたセンサー1160をも備え得る。センサー1160の慣性センサーは、たとえば、(たとえば、3次元におけるモバイルデバイス1100の加速度にまとめて応答する)加速度計、(たとえば、1つまたは複数のコンパスアプリケーションをサポートするための)1つまたは複数のジャイロスコープまたは1つまたは複数の磁力計を備え得る。モバイルデバイス1100の環境センサーは、たとえば、ほんの数例を挙げると、温度センサー、気圧センサー、周辺光センサー、カメライメージャ、マイクロフォンを備え得る。センサー1160は、メモリ1140に記憶され、たとえば、測位またはナビゲーション動作を対象とするアプリケーションなど、1つまたは複数のアプリケーションをサポートする(1つまたは複数の)DPSまたは汎用/アプリケーションプロセッサ1111によって処理され得る、アナログ信号またはデジタル信号を生成し得る。
[00087]特定の実装形態では、モバイルデバイス1100は、ワイヤレストランシーバ1121またはSPS受信機1155において受信され、ダウンコンバートされた信号のベースバンド処理を実行することが可能な専用モデムプロセッサ1166を備え得る。同様に、専用モデムプロセッサ1166は、ワイヤレストランシーバ1121による送信のためにアップコンバートされるべき信号のベースバンド処理を実行し得る。代替実装形態では、専用モデムプロセッサを有する代わりに、ベースバンド処理は汎用プロセッサまたはDSP(たとえば、汎用/アプリケーションプロセッサ1111または(1つまたは複数の)DSP1112)によって実行され得る。ただし、これらはベースバンド処理を実行し得る構造の例にすぎず、請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。
[00088]図19は、たとえば、図1に関して上記で説明された技法またはプロセスを実装するように構成可能な1つまたは複数のデバイスを含み得る例示的なシステム1800を示す概略図である。システム1800は、たとえば、ワイヤレス通信ネットワークを通して互いに動作可能に結合され得る第1のデバイス1802と、第2のデバイス1804と、第3のデバイス1806とを含み得る。一態様では、第1のデバイス1802は、たとえば、図示のようにアクセスポイントを備え得る。一態様では、第2のデバイス1804はアクセスポイント(たとえば、ローカルトランシーバ115または基地局トランシーバ110)を備え得、第3のデバイス1806は移動局またはモバイルデバイスを備え得る。また、一態様では、デバイス1802、1804および1802は、ワイヤレス通信ネットワーク中に含まれ得、たとえば、1つまたは複数のワイヤレスアクセスポイントを備え得る。ただし、請求される主題はこれらの点で範囲が限定されない。
[00089]図16に示されている第1のデバイス1802、第2のデバイス1804および第3のデバイス1806は、ワイヤレス通信ネットワークを介してデータを交換するように構成可能であり得る任意のデバイス、アプライアンスまたは機械を表し得る。限定ではなく例として、第1のデバイス1802、第2のデバイス1804、または第3のデバイス1806のいずれも、例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ワークステーション、サーバデバイス、または同様のもののような1つまたは複数のコンピューティングデバイスあるいはプラットフォーム、例えば、携帯情報端末、モバイル通信デバイス、または同様のもののような1つまたは複数のパーソナルコンピューティングまたは通信デバイスまたは器具、例えば、データベースまたはデータ記憶サービスプロバイダ/システム、ネットワークサービスプロバイダ/システム、インターネットまたはイントラネットサービスプロバイダ/システム、携帯または検索エンジンサービスプロバイダ/システム、ワイヤレス通信サービスプロバイダ/システムのようなコンピューティングシステムまたは関連したサービスプロバイダ機能、あるいはこれらの任意の組み合わせ、を含み得る。第1のデバイス1802、第2のデバイス1804、および第3のデバイス1806のいずれも、本明細書で説明される例によるアクセスポイントまたはモバイルデバイスのうちの1つまたは複数を備え得る。
[00090]同様に、図19に示されているワイヤレス通信ネットワークは、第1のデバイス1802、第2のデバイス1804、および第3のデバイス1806のうちの少なくとも2つの間でのデータの交換をサポートするように構成可能な1つまたは複数の通信リンク、プロセス、またはリソースを表す。限定ではなく例として、ワイヤレス通信ネットワークは、ワイヤレスまたはワイヤード通信リンク、電話または電気通信システム、データバスまたはチャネル、光ファイバー、地上またはスペースビークルリソース、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、イントラネット、インターネット、ルータまたはスイッチなど、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、第3のデバイス1806の部分的に不明瞭にされたものとして示されている破線ボックスによって示されるように、ワイヤレス通信ネットワーク1808に動作可能に結合された追加の同様のデバイスがあり得る。
[00091]図19に示されている様々なデバイスおよびネットワーク、ならびに本明細書でさらに説明されるプロセスおよび方法の全部または一部は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して、またはさもなければ含めて実装され得ることを認識されたい。
[00092]したがって、限定ではなく例として、第2のデバイス1804は、バス1828を通してメモリ1822に動作可能に結合された少なくとも1つの処理ユニット1820を含み得る。
[00093]処理ユニット1820は、データ算出手順またはプロセスの少なくとも一部分を実行するように構成可能な1つまたは複数の回路を表す。限定ではなく例として、処理ユニット1820は、1つまたは複数のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路、デジタル信号プロセッサ、プログラマブル論理デバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイなど、またはそれらの任意の組合せを含み得る。
[00094]メモリ1822は任意のデータ記憶機構を表す。メモリ1822は、たとえば、プライマリメモリ1824またはセカンダリメモリ1826を含み得る。プライマリメモリ1824は、たとえば、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリなどを含み得る。この例では処理ユニット1820とは別個であるものとして示されているが、プライマリメモリ1824の全部または一部は、処理ユニット1820内に設けられるか、またはさもなければ処理ユニット1820と共設/結合され得ることを理解されたい。特定の一実装形態では、メモリ1822および処理ユニット1820は、図2〜図17Bに関して上記で説明されたプロセスの1つまたは複数の態様を実行するように構成され得る。
[00095]セカンダリメモリ1826は、たとえば、プライマリメモリと同じまたは同様のタイプのメモリ、あるいは、たとえば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、ソリッドステートメモリドライブなど、1つまたは複数のデータストレージデバイスまたはシステムを含み得る。いくつかの実装形態では、セカンダリメモリ1826は、コンピュータ可読媒体1840を動作可能に受容可能であるか、またはさもなければそれに結合するように構成可能であり得る。コンピュータ可読媒体1840は、たとえば、システム1800中のデバイスのうちの1つまたは複数のためにデータ、コードまたは命令を搬送するかまたはアクセス可能にすることができる任意の非一時的媒体を含み得る。コンピュータ可読媒体1840は記憶媒体と呼ばれることもある。
[00096]第2のデバイス1804は、たとえば、少なくともアンテナ1808を介したワイヤレス通信ネットワークへの第2のデバイス1804の動作可能な結合を与えるか、またはさもなければそれをサポートする通信インターフェース1830を含み得る。限定ではなく例として、通信インターフェース1830は、ネットワークインターフェースデバイスまたはカード、モデム、ルータ、スイッチ、トランシーバなどを含み得る。他の代替実装形態では、通信インターフェース1830は、ワイヤード/LANインターフェース、ワイヤレスLANインターフェース(たとえば、IEEE規格802.11ワイヤレスインターフェース)および/またはワイドエリアネットワーク(WAN)エアインターフェースを備え得る。特定の実装形態では、通信インターフェース1830と組み合わせたアンテナ1808は、図2〜図17Bに示されている信号の送信および受信を実装するために使用され得る。
[00097]特定の一実装形態では、FTM測定要求メッセージに応答したACKメッセージの送信が、処理ユニット1830からの命令または開始なしに、通信インターフェース1830において実行され得る。一方、FTM範囲報告メッセージが、(たとえば、メモリ1820に記憶された1つまたは複数の機械可読命令の実行から)処理ユニット1820など、プログラマブルデバイスにおいて形成され得る。
[00098]第2のデバイス1804は、たとえば、入出力デバイス1832を含み得る。入出力デバイス1832は、人間または機械の入力を受け付けるか、またはさもなければそれを導入するように構成可能であり得る1つまたは複数のデバイスまたは特徴、あるいは人間または機械の出力を配信するか、またはさもなければそれを与えるように構成可能であり得る1つまたは複数のデバイスまたは特徴を表す。限定ではなく例として、入出力デバイス1832は、動作可能に構成されたディスプレイ、スピーカー、キーボード、マウス、トラックボール、タッチスクリーン、データポートなどを含み得る。
[00099]一実施形態によれば、第1のワイヤレストランシーバデバイスにおける方法は、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージを送信することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える無線測定要求メッセージを受信することと、範囲報告を備える無線測定応答メッセージを送信することと、無線測定応答メッセージの送信に続いてプローブ応答メッセージを受信すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを備える。
[000100]別の実施形態では、第1のワイヤレストランシーバデバイスにおける方法は、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージを送信することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備えるアクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)クエリメッセージを受信することと、範囲報告を備えるANQP応答メッセージを送信することと、無線測定応答メッセージの送信に続いてプローブ応答メッセージを受信すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを備える。
[000101]別の実施形態では、第1のワイヤレストランシーバデバイスは、ワイヤレストランシーバと、ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備え、プロセッサは、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備える、ワイヤレストランシーバを通してプローブ要求メッセージの送信を開始することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える、ワイヤレストランシーバにおいて受信した無線測定要求メッセージを取得することと、範囲報告を備える、ワイヤレストランシーバを通して無線測定応答メッセージの送信を開始することと、無線測定応答メッセージの送信に続いてワイヤレストランシーバにおいて受信したプローブ応答メッセージを取得すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを行うように構成される。
[000102]別の実施形態では、第1のワイヤレストランシーバデバイスは、ワイヤレストランシーバと、ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備え、プロセッサは、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備える、ワイヤレストランシーバを通してプローブ要求メッセージの送信を開始することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える、ワイヤレストランシーバにおいて受信したANQPクエリメッセージを取得することと、範囲報告を備える、ワイヤレストランシーバを通してANQP応答メッセージの送信を開始することと、無線測定応答メッセージの送信に続いてワイヤレストランシーバにおいて受信したプローブ応答メッセージを取得すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを行うように構成される。
[000103]別の実施形態は、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージを送信するための手段と、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える無線測定要求メッセージを受信するための手段と、範囲報告を備える無線測定応答メッセージを送信するための手段と、無線測定応答メッセージの送信に続いてプローブ応答メッセージを受信するための手段、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象とする。
[000104]別の実施形態は、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージを送信するための手段と、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備えるANQPクエリメッセージを受信するための手段と、範囲報告を備えるANQP応答メッセージを送信するための手段と、無線測定応答メッセージの送信に続いてプローブ応答メッセージを受信するための手段、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを備える、第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象とする。
[000105]別の実施形態は、第1のワイヤレストランシーバデバイスのプロセッサによって、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージの送信を開始することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える無線測定要求メッセージを取得することと、範囲報告を備える無線測定応答メッセージの送信を開始することと、無線測定応答メッセージの送信に続いてワイヤレストランシーバにおいて受信したプローブ応答メッセージを取得すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを行うように実行可能である、その上に記憶されたコンピュータ可読命令を備える非一時的記憶媒体を対象とする。
[000106]別の実施形態は、第1のワイヤレストランシーバデバイスのプロセッサによって、範囲報告を提供する能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージの送信を開始することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備えるアクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)クエリメッセージを取得することと、範囲報告を備えるANQP応答メッセージの送信を開始することと、無線測定応答メッセージの送信に続いてプローブ応答メッセージを受信することと、無線測定応答メッセージの送信に続いてプローブ応答メッセージを取得すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答して送信される、とを行うように実行可能である、その上に記憶されたコンピュータ可読命令を備える非一時的記憶媒体を対象とする。
[000107]別の実施形態は、第2の局(STA)からファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを受信することを備える第1のワイヤレスSTAにおける方法を対象とし、FTM要求メッセージは、第2のSTAの範囲報告能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える。1つの特定の実装形態では、方法は、FTM要求メッセージに応答して第1のSTAから1つまたは複数のFTMメッセージを送信することをさらに備える。別の特定の実装形態では、方法は、1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて、範囲報告を備える未承諾無線測定フレームを第2のSTAから受信することをさらに備える。ここで、1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備える。別の特定の実装形態では、方法は、FTMメッセージのバーストを介して第1のSTAから複数のFTMメッセージを送信することと、アクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)要求メッセージを送信すること、ANQP要求メッセージは、FTMメッセージのバーストにおける最後のFTMメッセージの送信の前に第1のSTAによって送信され、ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表わす1つまたは複数のフィールドを備える、と、ANQP要求メッセージに応答してANQP応答メッセージを送信することとをさらに備える。
[000108]別の実施形態は、第1のワイヤレストランシーバデバイスにおいて、範囲報告を提供する際に、第2のワイヤレストランシーバデバイスの能力を示す無線測定能力要素を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信されたプローブ要求メッセージを受信することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える無線測定要求メッセージを送信することと、無線測定を備える無線測定応答メッセージを受信することと、無線測定応答メッセージの受信に応答してプローブ応答メッセージを送信することとを備える方法を対象とする。
[000109]別の実施形態では、第1のワイヤレストランシーバデバイスにおける方法は、ワイヤレストランシーバデバイスにおいて、範囲報告を提供する際に、第2のワイヤレストランシーバデバイスの能力を示す無線測定能力要素を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信されたプローブ要求メッセージを受信することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスにANQPクエリメッセージを送信することと、範囲報告を備えるANQP応答メッセージを受信することと、ANQP応答メッセージの受信に応答してプローブ応答メッセージを送信することとを備える。
[000110]別の実施形態は、ワイヤレストランシーバと、ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備える第1のワイヤレス局(STA)を対象し、プロセッサは、第2のSTAから、ワイヤレストランシーバにおいて受信されたファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを取得することを行い、FTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために第1のSTAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える。特定の実装形態では、プロセッサは、FTM要求メッセージに応答して第2のSTAに、ワイヤレストランシーバを通して1つまたは複数のFTMメッセージの送信を開始することを行うようにさらに構成される。別の特定の実装形態では、プロセッサは、1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて、範囲報告を備える、第2のSTAからワイヤレストランシーバにおいて受信した未承諾無線測定フレームを取得することを行うようにさらに構成される。ここで、1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備え得る。別の特定の実装形態では、プロセッサは、FTMメッセージのバーストにおける、第2のSTAに、トランシーバデバイスを通して複数のFTMメッセージの送信を開始することと、ワイヤレストランシーバを通してANQP要求メッセージの送信を開始すること、ANQP要求メッセージは、FTMメッセージのバーストにおける最後のFTMメッセージの送信の前に送信され、ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表す1つまたは複数のフィールドを備える、と、ANQP要求メッセージに応答してワイヤレストランシーバ受信され送信されたANQP応答メッセージを取得することとを行うようにさらに構成される。
[000111]別の特定の実装形態は、ワイヤレストランシーバと、ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象とし、プロセッサは、範囲報告を提供する際の第2のワイヤレストランシーバデバイスの能力を示す無線測定能力要素を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されワイヤレストランシーバで受信されるプローブ要求メッセージを取得することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える、ワイヤレストランシーバを通して無線測定要求メッセージの送信を開始することと、範囲報告を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されワイヤレストランシーバで受信される無線測定応答メッセージを取得することと、無線測定応答メッセージの受信に応答してワイヤレストランシーバを通してプローブ応答メッセージの送信を開始することとを行うように構成される。
[000112]別の実施形態は、ワイヤレストランシーバと、ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象とし、プロセッサは、範囲報告を提供する際の第2のワイヤレストランシーバデバイスの能力を示す無線測定能力要素を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されワイヤレストランシーバで受信されるプローブ要求メッセージを取得することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える、ワイヤレストランシーバを通してANQPクエリメッセージの送信を開始することと、範囲報告を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されワイヤレストランシーバで受信されるANQP応答メッセージを取得することと、無線測定応答メッセージの受信に続いて、ワイヤレストランシーバを通してプローブ応答メッセージの送信を開始することとを行うように構成される。
[000113]別の実施形態は、第2のSTAから、ファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを受信するための手段、FTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために第2のSTAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える、と、FTMメッセージに応答して第2のSTAに肯定応答メッセージを送信するための手段とを備える、第1のワイヤレス局(STA)を対象とする。1つの特定の実装形態では、第1のSTAは、FTM要求メッセージに応答して第2のSTAに1つまたは複数のFTMメッセージを送信するための手段をさらに備える。ここで、第1のSTAは、1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて、範囲報告メッセージを備える未承諾無線測定フレームを第2のSTAから受信するための手段をさらに備える。ここで、1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備える。
[000114]別の特定の実施形態は、FTMメッセージのバーストにおいて、第1のSTAに複数のFTMメッセージを送信するための手段と、ANQP要求メッセージを送信するための手段、ANQP要求メッセージは、FTMメッセージのバーストにおける最後のFTMメッセージの送信の前に第1のSTAによって送信され、ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表わす1つまたは複数のフィールドを備える、と、ANQP要求メッセージに応答してANQP応答メッセージを受信するための手段とを備える第1のSTAを対象とする。
[000115]別の実施形態は、範囲報告を提供する際の、第2のワイヤレストランシーバデバイスの能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージを受信するための手段と、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える無線測定要求メッセージを送信するための手段と、範囲報告を備える無線測定応答メッセージを受信するための手段と、無線測定応答メッセージの受信に応答してプローブ応答メッセージを送信するための手段、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答してさらに送信される、とを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象とする。
[000116]別の実施形態は、範囲報告を提供する際の、第2のワイヤレストランシーバデバイスの能力を示す無線測定能力要素を備えるプローブ要求メッセージを受信するための手段と、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備えるANQPクエリメッセージを送信するための手段と、範囲報告を備えるANQP応答メッセージを受信するための手段と、ANQP応答メッセージの受信に応答して続いてプローブ応答メッセージを送信するための手段、プローブ要求メッセージは、プローブ要求メッセージに応答してさらに送信される、とを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象とする。
[000117]別の実施形態は、開始の第1のワイヤレス局(STA)のプロセッサによって、第2のSTAから第1のワイヤレス局で受信したファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを取得することを行うように実行可能である、その上に記憶されたコンピュータ可読命令を備える記憶媒体を対象とし、第1のFTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために第2のSTAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える。特定の実装形態では、命令は、プロセッサによって、FTM要求メッセージに応答して第2のSTAに、1つまたは複数のFTMメッセージの送信を開始することを行うようにさらに実行可能である。別の特定の実装形態では、命令は、プロセッサによって、1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて範囲報告を備える、第2のSTAによって送信され第1のSTAで受信した未承諾無線測定フレームを取得することを行うようにさらに実行可能である。ここで、1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備える。別の特定の実装形態では、命令は、プロセッサによって、FTMメッセージのバーストにおける、第2のSTAに、複数のFTMメッセージの送信を開始することと、ANQP要求メッセージの送信を開始すること、ANQP要求メッセージは、FTMメッセージのバーストにおける最後のFTMメッセージの送信の前に送信され、ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表わす1つまたは複数のフィールドを備える、と、ANQP要求メッセージに応答して送信され第1のSTAでワイヤレストランシーバ受信したANQP応答メッセージを取得することとを行うようにさらに実行可能である。
[000118]別の実施形態は、第1のワイヤレストランシーバデバイスのプロセッサによって、範囲報告を提供する際の第2のワイヤレストランシーバデバイスの能力を示す無線測定能力要素を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信され第1のワイヤレストランシーバデバイスで受信されるプローブ要求メッセージを取得することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備える無線測定要求メッセージの送信を開始することと、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されワイヤレストランシーバで受信される、範囲報告を備える無線測定応答メッセージを取得することと、無線測定応答メッセージの受信に応答してワイヤレストランシーバを通してプローブ応答メッセージの送信を開始すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答してさらに送信される、とを行うように実行可能である、その上に記憶されたコンピュータ可読命令を備える記憶媒体を対象とする。
[000119]別の実施形態は、第1のワイヤレストランシーバデバイスのプロセッサによって、範囲報告を提供することの能力を示す無線測定能力要素を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信され第1のワイヤレストランシーバで受信されるプローブ要求メッセージを取得することと、範囲報告を要求する、1つまたは複数のフィールドを備えるANQPクエリメッセージの送信を開始することと、範囲報告を備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスで受信される、ANQP応答メッセージを取得することと、ANQP応答メッセージの受信に応答してプローブ応答メッセージの送信を開始すること、プローブ応答メッセージは、プローブ要求メッセージに応答してさらに送信される、とを行うように実行可能である、その上に記憶されたコンピュータ可読命令を備える記憶媒体を対象とする。
[0001]
[0002]本明細書で使用される「アクセスポイント」という用語は、たとえば、ワイヤレスローカルエリアネットワークなど、ワイヤレス通信システムにおける通信を容易にするために使用される任意のワイヤレス通信局および/またはデバイスを含むように意図されるが、請求される主題の範囲はこの点について限定されない。別の態様では、アクセスポイントは、たとえば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイントを備え得る。そのようなWLANは、一態様では、IEEE規格802.11の1つまたは複数のバージョンと互換性のあるおよび/またはそれに準拠するネットワークを備え得るが、請求される主題の範囲はこの点について限定されない。WLANアクセスポイントは、たとえば、1つまたは複数のモバイルデバイスとインターネットなどのネットワークとの間の通信を与え得る。
[0003]本明細書で使用される「モバイルデバイス」という用語は、変化する位置ロケーションを時々有し得るデバイスを指す。位置ロケーションの変化は、いくつかの例として、方向、距離、向きなどに対する変化を備え得る。特定の例では、モバイルデバイスは、セルラー電話、ワイヤレス通信デバイス、ユーザ機器、ラップトップコンピュータ、他のパーソナル通信システム(PCS)デバイス、携帯情報端末(PDA)、パーソナルオーディオデバイス(PAD)、ポータブルナビゲーションデバイス、および/または他のポータブル通信デバイスを備え得る。モバイルデバイスは、機械可読命令によって制御される機能を実行するように適合されたプロセッサおよび/またはコンピューティングプラットフォームをも備え得る。
[0004]本明細書で説明された方法は、特定の例に従って適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。たとえば、そのような方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ハードウェア実装形態では、たとえば、処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(「ASIC」)、デジタル信号プロセッサ(「DSP」)、デジタル信号処理デバイス(「DSPD」)、プログラマブル論理デバイス(「PLD」)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するように設計された他のデバイスユニット、またはそれらの組合せ内に実装され得る。
[0005]アルゴリズム的記述および/または象徴的表現は、作業の要旨を他の当業者に伝達するための、信号処理および/または関連技術における当業者によって使用される技法の例である。アルゴリズムは、ここでは、また一般的に、所望の結果に至る、首尾一貫した動作のシーケンスおよび/または類似した信号処理である。このコンテキストでは、動作および/または処理は、物理量の物理的な操作を含む。通常、必ずではないが、このような量は、記憶され、転送され、組み合わせられ、比較され、処理されるか、またはそうでなければ、信号測定値、テキスト、イメージ、ビデオ、オーディオなどのようなコンテンツの様々な形態を表す電子信号および/または状態として操作されることが可能な、電子および/または磁気信号および/または状態の形態を取り得る。主に一般的な用法という理由で、そのような物理的信号および/または物理的状態を、ビット、バイト、値、要素、記号、特徴、文字、項、数、数字、式、メッセージ、フィールド、識別子フレーム、測定値、コンテンツなどと呼ぶことが時々便利であることがわかっている。ただし、これらおよび/または同様の用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるべきであり、便利なラベルにすぎないことを理解されたい。別段の記載がない限り、先の考察から明らかなように、本明細書全体を通じて、「処理すること」、「計算すること」、「算出すること」、「決定すること」、「確立すること」、「取得すること」、「取得すること」、「識別すること」、「選択すること」、「生成すること」などの用語および/または同様のものを用いた考察が、特殊目的コンピュータおよび/または同様の特殊目的電子コンピューティングデバイス、および/またはネットワークデバイスなどの特定の装置のアクションまたは処理を指し得ることが認識される。従って、本明細書のコンテキストでは、特殊目的コンピュータおよび/または類似する特殊目的コンピューティングおよび/またはネットワークデバイスは、通常、メモリ内の物理的な電子および/または磁気量、レジスタ、および/または他の記憶デバイス、送信デバイス、および/または特殊目的コンピュータおよび/または類似する特殊目的コンピューティングおよび/またはネットワークデバイスのディスプレイデバイスとして表される、信号および/または状態を、処理、操作、および/または変換することが可能である。この特定の特許出願のコンテキストでは、記載されるように、「特定の装置」という用語は、一旦、それがプログラムソフトウェアからの命令に従って特定の機能を行うためにプログラムされると、多用途コンピュータなどの多用途コンピューティングおよび/またはネットワークデバイスを含み得る。
[0006]いくつかの状況において、例えば、バイナリ1からバイナリ0へと、あるいは逆もまた同様に、状態が変化するなどのメモリデバイスの動作は、物理変換などの変換を備え得る。特定のタイプのメモリデバイスでは、そのような物理的変換は、異なる状態または物への物品の物理的変換を備え得る。たとえば、限定はしないが、いくつかのタイプのメモリデバイスの場合、状態の変化は、電荷の累積および/または蓄積、あるいは蓄積された電荷の解放を伴い得る。同様に、他のメモリデバイスでは、状態の変化は、磁気方位の変換、および/あるいは、結晶状からアモルファスへの、またはその逆などの、分子構造の物理的変化および/または変換など、物理的変化を備え得る。さらに他のメモリデバイスでは、物理的状態の変化は、たとえば、量子ビット(キュビット)を伴い得る、重ね合わせ、絡み合いなど、量子力学的現象を伴い得る。上記は、メモリデバイスにおけるバイナリ1からバイナリ0への、またはその逆の状態の変化が物理的変換などの変換を備え得る、すべての例の網羅的なリストであることを意図されない。むしろ、上記は例示的な例として意図される。
[0007]本明細書で説明されたワイヤレス通信技法は、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(「WWAN」)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(「WLAN」)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)などの様々なワイヤレス通信ネットワークに関連し得る。このコンテキストでは、「ワイヤレス通信ネットワーク」は、1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを通して互いと通信することが可能な複数のデバイスまたはノードを備える。たとえば、図1に示されているように、ワイヤレス通信ネットワークは、モバイルデバイス100a、100b、115aおよび115bからの2つまたはそれ以上のデバイスを備え得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。WWANは、符号分割多元接続(「CDMA」)ネットワーク、時分割多元接続(「TDMA」)ネットワーク、周波数分割多元接続(「FDMA」)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(「OFDMA」)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続(「SC−FDMA」)ネットワーク、または上記のネットワークの任意の組合せなどであり得る。CDMAネットワークは、ほんのいくつかの無線技術を挙げれば、cdma2000、広帯域CDMA(「W−CDMA(登録商標)」)などの1つまたは複数の無線アクセス技術(「RAT」)を実装し得る。ここで、cdma2000は、IS−95規格、IS−2000規格、およびIS−856規格に従って実装される技術を含み得る。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(「GSM」:Global System for Mobile Communications)、デジタルアドバンストモバイルフォンシステム(「D−AMPS」:Digital Advanced Mobile Phone System)、または何らかの他のRATを実装し得る。GSMおよびW−CDMAは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(「3GPP(登録商標)」:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(「3GPP2」:3rd Generation Partnership Project
2)と称する団体からの文書に記載されている。3GPPおよび3GPP2の文書は公的に入手可能である。4Gロングタームエボリューション(「LTE」)通信ネットワークも、一態様において、請求される主題に従って実装され得る。WLANはIEEE802.11xネットワークを備え得、WPANは、たとえば、Bluetoothネットワーク、IEEE802.15xを備え得る。本明細書で説明されたワイヤレス通信実装形態はまた、WWAN、WLANまたはWPANの任意の組合せとともに使用され得る。
[0008]別の態様では、前述のように、ワイヤレス送信機またはアクセスポイントは、セルラー電話サービスを会社または家庭に延長するために利用されるフェムトセルを備え得る。そのような実装形態では、1つまたは複数のモバイルデバイスは、たとえば、符号分割多元接続(「CDMA」)セルラー通信プロトコルを介してフェムトセルと通信し得、フェムトセルは、インターネットなどの別のブロードバンドネットワークを介してより大きいセルラー電気通信ネットワークへのアクセスをモバイルデバイスに与え得る。
[0009]本明細書で説明された技法は、いくつかのGNSSおよび/またはGNSSの組合せのうちのいずれか1つを含むSPSとともに使用され得る。さらに、そのような技法は、「スードライト(pseudolite)」として働く地上波送信機、またはSVとそのような地上波送信機との組合せを利用する測位システムとともに使用され得る。地上波送信機は、たとえば、PNコードまたは(たとえば、GPSまたはCDMAセルラー信号と同様の)他のレンジングコードをブロードキャストする地上送信機を含み得る。そのような送信機は、遠隔受信機による識別を可能にするように一意のPNコードを割り当てられ得る。地上波送信機は、たとえば、トンネルの中、鉱山内、建築物の中、ビルの谷間または他の閉じられたエリア内などの、周回するSVからのSPS信号が利用できないことがある状況においてSPSを補強するのに有用であり得る。スードライトの別の実装形態は無線ビーコンとして知られている。本明細書で使用される「SV」という用語は、スードライト、スードライトの等価物、および場合によっては他のものとして働く地上波送信機を含むものとする。本明細書で使用される「SPS信号」および/または「SV信号」という用語は、スードライトまたはスードライトの等価物として働く地上波送信機を含む、地上波送信機からのSPS様の信号を含むものとする。
[00010]同様に、このコンテキストでは、「結合される」、「接続される」という用語、および/または類似する用語が一般に使用されている。これらの用語が同義であるとは意図されていないことが理解されるべきである。むしろ、「接続される」は、一般に、2つ以上のコンポーネントが、例えば直接物理的に電子的接続を含んでいることを示すために使用され、一方、「結合される」は、一般に、2つ以上のコンポーネントが、潜在的に直接物理的に電子的接続を含んでいることを意味するために使用されるが、「結合される」もまた、一般に、2つ以上のコンポーネントが必ずしも直接接続ではないことも意味するために使用されるが、それにも関わらず、共同および/または相互作用することができることを意味する。結合されるという用語もまた、一般に、例えば、適切なコンテキストでは、間接的に接続されることを意味することが理解される。
[00011]本明細書で使用される場合、「および」、「または」、「および/または」、および/または類似する用語は、このような用語が使用される特定のコンテキストに少なくとも部分的に依存することが予期される、様々な意味を含む。通常、「または」は、A、B、またはCなどのリストを関連付けるように使用される場合、本明細書で包括的な感覚で使用される、A、B、およびC、と同様に、本明細書で排他的な感覚で使用される、A、B、またはC、を意味することが意図される。加えて、「1つまたは複数の」および/または類似する用語は、単数形では、任意の特徴、構造、および/または特性を説明するために使用される、および/または、複数形を説明するためも使用される、および/または、特徴、構造、および/または特性のいくつかの他の組み合わせを説明するためにも使用され得る。同様に、「〜に基づく」という用語および/または同様の用語は、ファクタの包括的セットを伝えることを必ずしも意図するものではないが、必ずしも強調して説明されない追加のファクタの存在が理解される。当然ながら、前述のものの全てについて、説明および/または使用の特定のコンテキストが、描かれる推論に関する便利な指標を提供する。下記の説明は、単に、1つまたは複数の例示となる例および本願請求項に記載される主題事項が、これら1つまたは複数の例に限定されるものではないが、さらに、説明および/または使用の特定のコンテキストが、描かれる推論に関して便利な指標を提供することに留意されたい。
[00012]このコンテキストでは、ネットワークデバイスという用語は、ネットワークを介しておよび/またはネットワークの一部として通信することが可能な任意のデバイスを指し、コンピューティングデバイスを備え得る。ネットワークデバイスは、ワイヤードおよび/またはワイヤレスネットワークを介してなど、信号(たとえば、信号パケットおよび/またはフレーム)を送信および/または受信することが可能であり得るが、ネットワークデバイスはまた、物理的メモリ状態としてメモリ中でなど、算術および/または論理演算を実行すること、信号を処理および/または記憶することが可能であり得、ならびに/あるいは、たとえば、様々な実施形態では、サーバとして動作し得る。サーバなどとして動作することが可能なネットワークデバイスは、例として、専用ラックマウント式サーバ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、セットトップボックス、タブレット、ネットブック、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、上記のデバイスの2つまたはそれ以上の特徴を組み合わせた集積デバイスなど、またはそれらの任意の組合せを含み得る。信号パケットおよび/またはフレームは、たとえば、ワイヤレスネットワークを介して結合されたワイヤレスデバイス間を含む、たとえば、サーバとクライアントデバイスとの間、および/または他のタイプのネットワークデバイス間などで交換され得る。サーバ、サーバデバイス、サーバコンピューティングデバイス、サーバコンピューティングプラットフォームという用語および/または同様の用語は互換的に使用されることに留意されたい。同様に、クライアント、クライアントデバイス、クライアントコンピューティングデバイス、クライアントコンピューティングプラットフォームという用語および/または同様の用語も互換的に使用される。いくつかの事例では、説明を容易にするために、これらの用語は、「クライアントデバイス」または「サーバデバイス」などと呼ばれることによって単数形で使用され得るが、この表現は、必要に応じて、1つまたは複数のクライアントデバイスおよび/または1つまたは複数のサーバデバイスを含むことが意図される。似たような路線で、「データベース」への言及は、必要に応じて、1つまたは複数のデータベースおよび/またはそれらの一部分を意味することが理解される。
[00013]説明を容易にするために、ネットワークデバイス(ネットワーキングデバイスとも呼ばれる)は、コンピューティングデバイスの観点から具現化および/または説明され得ることが理解されるべきである。しかしながら、この説明は、本願請求項に記載される主題事項が、コンピューティングデバイスおよび/またはネットワークデバイスなどの1つの実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、例えば、1つまたは複数の説明のための例を含む、様々なデバイスまたはそれらの組み合わせとして具現化され得ることがさらに理解されるべきである。本明細書全体にわたる一実装形態、実装形態、一実施形態、実施形態などへの言及は、特定の実装形態および/または実施形態に関して説明された特定の特徴、構造、および/または特性が、請求される主題の少なくとも1つの実装形態および/または実施形態に含まれることを意味する。したがって、たとえば、本明細書全体にわたる様々な箇所でのそのような句の出現は、必ずしも同じ実装形態または説明された特定の一実装形態を指すことを意図されるとは限らない。さらに、説明された特定の特徴、構造、および/または特性は、たとえば、1つまたは複数の実装形態では、様々な方法で組み合わせられることが可能であり、したがって、意図された特許請求の範囲内にあることを理解されたい。概して、もちろん、これらおよび他の問題はコンテキストによって異なる。したがって、説明および/または使用の特定のコンテキストは、引き出されるべき推論に関する有用なガイダンスを与える。現在例示的な特徴と考えられることが例示され説明されたが、請求される主題から逸脱することなく、様々な他の修正が行われ得、均等物が代用され得ることが、当業者には理解されよう。さらに、本明細書で説明された中心概念から逸脱することなく、請求される主題の教示に特定の状況を適合させるための多くの修正が行われ得る。したがって、請求される主題は、開示された特定の例に限定されず、そのような請求される主題はまた、添付の特許請求の範囲内に入るすべての態様とそれらの均等物とを含み得るものとする。
[00013]説明を容易にするために、ネットワークデバイス(ネットワーキングデバイスとも呼ばれる)は、コンピューティングデバイスの観点から具現化および/または説明され得ることが理解されるべきである。しかしながら、この説明は、本願請求項に記載される主題事項が、コンピューティングデバイスおよび/またはネットワークデバイスなどの1つの実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、例えば、1つまたは複数の説明のための例を含む、様々なデバイスまたはそれらの組み合わせとして具現化され得ることがさらに理解されるべきである。本明細書全体にわたる一実装形態、実装形態、一実施形態、実施形態などへの言及は、特定の実装形態および/または実施形態に関して説明された特定の特徴、構造、および/または特性が、請求される主題の少なくとも1つの実装形態および/または実施形態に含まれることを意味する。したがって、たとえば、本明細書全体にわたる様々な箇所でのそのような句の出現は、必ずしも同じ実装形態または説明された特定の一実装形態を指すことを意図されるとは限らない。さらに、説明された特定の特徴、構造、および/または特性は、たとえば、1つまたは複数の実装形態では、様々な方法で組み合わせられることが可能であり、したがって、意図された特許請求の範囲内にあることを理解されたい。概して、もちろん、これらおよび他の問題はコンテキストによって異なる。したがって、説明および/または使用の特定のコンテキストは、引き出されるべき推論に関する有用なガイダンスを与える。現在例示的な特徴と考えられることが例示され説明されたが、請求される主題から逸脱することなく、様々な他の修正が行われ得、均等物が代用され得ることが、当業者には理解されよう。さらに、本明細書で説明された中心概念から逸脱することなく、請求される主題の教示に特定の状況を適合させるための多くの修正が行われ得る。したがって、請求される主題は、開示された特定の例に限定されず、そのような請求される主題はまた、添付の特許請求の範囲内に入るすべての態様とそれらの均等物とを含み得るものとする。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
第1のワイヤレス局(STA)において、
ファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを第2のSTAに送信すること、前記FTM要求メッセージは、前記第1のSTAの距離報告能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える、と、
前記FTM要求メッセージに応答して前記第2のSTAから送信された肯定応答メッセージを受信することと
を備える、方法。
[C2]
前記FTM要求メッセージに応答して前記第2のSTAから1つまたは複数のFTMメッセージを受信することをさらに備える、
[C1]に記載の方法。
[C3]
前記1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて、範囲報告を備える未承諾無線測定フレームを前記第2のSTAに送信することをさらに備える、
[C2]に記載の方法。
[C4]
前記1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備える、
[C2]に記載の方法。
[C5]
FTMメッセージのバーストを介して第2のSTAから複数のFTMメッセージを受信することと、
アクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)要求メッセージを受信すること、前記ANQP要求メッセージは、FTMメッセージの前記バースト中の最後のFTMメッセージの送信前に前記応答するSTAによって送信され、前記ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表す1つまたは複数のフィールドを備える、と、
前記ANQP要求メッセージに応答してANQP応答メッセージを送信することと
を備える、[C1]に記載の方法。
[C6]
第1のワイヤレス局(STA)において、
ワイヤレストランシーバと、
前記ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備え、前記プロセッサは、
第2のSTAに前記ワイヤレストランシーバを通してファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの送信を開始すること、前記FTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために前記第1のSTAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える、と
を行う、第1のSTA。
[C7]
前記プロセッサは、
前記FTM要求メッセージに応答して前記第2のSTAから前記ワイヤレストランシーバにおいて1つまたは複数のFTMメッセージを取得することを行うようにさらに構成される、
[C6]に記載の第1のSTA。
[C8]
前記プロセッサは、
前記1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて、範囲報告を備える未承諾無線測定フレームの送信を前記第2のSTAに前記ワイヤレストランシーバを通して開始することを行うようにさらに構成される、
[C7]に記載の第1のSTA。
[C9]
前記1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備える、
[C8]に記載の第1のSTA。
[C10]
前記プロセッサは、
FTMメッセージのバーストにおいて、前記第2のSTAから受信した複数のFTMメッセージを前記トランシーバデバイスにおいて取得することと、
前記ワイヤレストランシーバにおいて受信したANQP要求メッセージを取得すること、前記ANQP要求メッセージは、FTMメッセージの前記バースト中の最後のFTMメッセージの送信前に前記第2のSTAによって送信され、前記ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表す1つまたは複数のフィールドを備える、と、
前記ANQP要求メッセージに応答して前記ワイヤレストランシーバを通してANQP応答メッセージの送信を開始することと
を行うようにさらに構成される、[C6]に記載の第1のSTA。
[C11]
第1のワイヤレス局(STA)において、
第2のSTAにファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの送信するための手段、前記初期FTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために、前記開始STAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える、と、
前記FTMメッセージに応答して前記第2のSTAから送信された肯定応答メッセージを受信するための手段と
を備える、第1のSTA。
[C12]
前記FTM要求メッセージに応答して前記第2のSTAから1つまたは複数のFTMメッセージを受信するための手段をさらに備える、
[C11]に記載の第1のSTA。
[C13]
前記1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて、範囲報告を備える未承諾無線測定フレームを前記応答STAに送信するための手段をさらに備える、
[C12]に記載の第1のSTA。
[C14]
前記1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備える、
[C12]に記載の第1のSTA。
[C15]
FTMメッセージのバーストにおいて前記第2のSTAから複数のFTMメッセージを受信するための手段と、
ANQP要求メッセージを受信するための手段、前記ANQP要求メッセージは、FTMメッセージの前記バースト中の最後のFTMメッセージの送信前に前記第2のSTAによって送信され、前記ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表す1つまたは複数のフィールドを備える、と、
前記ANQP要求メッセージに応答してANQP応答メッセージを送信するための手段と
を備える、[C11]に記載の第1のSTA。
[C16]
開始の第1のワイヤレス局(STA)のプロセッサによって、
第2のSTAにファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの送信を開始すること
を実行可能である、その上に記憶されたコンピュータ可読命令を備え、前記第1のFTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために前記第1のSTAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える、
非一時的記憶媒体。
[C17]
前記命令は、前記プロセッサによって、
前記FTM要求メッセージに応答して前記第2のSTAから前記ワイヤレストランシーバにおいて1つまたは複数のFTMメッセージを取得することを行うようにさらに実行可能である、
[C16]に記載の記憶媒体。
[C18]
前記命令は、前記プロセッサによって、
前記1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて、範囲報告を備える未承諾無線測定フレームの送信を前記第2のSTAに前記ワイヤレストランシーバを通して開始することを行うようにさらに実行可能である、
[C17]に記載の記憶媒体。
[C19]
前記1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備える、
[C17]に記載の記憶媒体。
[C20]
前記命令は、前記プロセッサによって、
FTMメッセージのバーストにおいて、前記第2のSTAから複数のFTMメッセージを取得することと、
ANQP要求メッセージを取得すること、前記ANQP要求メッセージは、FTMメッセージの前記バースト中の最後のFTMメッセージの送信前に前記第2のSTAによって送信され、前記ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表す1つまたは複数のフィールドを備える、と、
前記ANQP要求メッセージに応答してANQP応答メッセージの送信を開始することと
を行うようにさらに実行可能である、[C16]に記載の記憶媒体。

Claims (20)

  1. 第1のワイヤレス局(STA)において、
    ファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを第2のSTAに送信すること、前記FTM要求メッセージは、前記第1のSTAの距離報告能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える、と、
    前記FTM要求メッセージに応答して前記第2のSTAから送信された肯定応答メッセージを受信することと
    を備える、方法。
  2. 前記FTM要求メッセージに応答して前記第2のSTAから1つまたは複数のFTMメッセージを受信することをさらに備える、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて、範囲報告を備える未承諾無線測定フレームを前記第2のSTAに送信することをさらに備える、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備える、
    請求項2に記載の方法。
  5. FTMメッセージのバーストを介して第2のSTAから複数のFTMメッセージを受信することと、
    アクセスネットワーククエリプロトコル(ANQP)要求メッセージを受信すること、前記ANQP要求メッセージは、FTMメッセージの前記バースト中の最後のFTMメッセージの送信前に前記応答するSTAによって送信され、前記ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表す1つまたは複数のフィールドを備える、と、
    前記ANQP要求メッセージに応答してANQP応答メッセージを送信することと
    を備える、請求項1に記載の方法。
  6. 第1のワイヤレス局(STA)において、
    ワイヤレストランシーバと、
    前記ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備え、前記プロセッサは、
    第2のSTAに前記ワイヤレストランシーバを通してファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの送信を開始すること、前記FTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために前記第1のSTAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える、と
    を行う、第1のSTA。
  7. 前記プロセッサは、
    前記FTM要求メッセージに応答して前記第2のSTAから前記ワイヤレストランシーバにおいて1つまたは複数のFTMメッセージを取得することを行うようにさらに構成される、
    請求項6に記載の第1のSTA。
  8. 前記プロセッサは、
    前記1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて、範囲報告を備える未承諾無線測定フレームの送信を前記第2のSTAに前記ワイヤレストランシーバを通して開始することを行うようにさらに構成される、
    請求項7に記載の第1のSTA。
  9. 前記1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備える、
    請求項8に記載の第1のSTA。
  10. 前記プロセッサは、
    FTMメッセージのバーストにおいて、前記第2のSTAから受信した複数のFTMメッセージを前記トランシーバデバイスにおいて取得することと、
    前記ワイヤレストランシーバにおいて受信したANQP要求メッセージを取得すること、前記ANQP要求メッセージは、FTMメッセージの前記バースト中の最後のFTMメッセージの送信前に前記第2のSTAによって送信され、前記ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表す1つまたは複数のフィールドを備える、と、
    前記ANQP要求メッセージに応答して前記ワイヤレストランシーバを通してANQP応答メッセージの送信を開始することと
    を行うようにさらに構成される、請求項6に記載の第1のSTA。
  11. 第1のワイヤレス局(STA)において、
    第2のSTAにファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの送信するための手段、前記初期FTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために、前記開始STAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える、と、
    前記FTMメッセージに応答して前記第2のSTAから送信された肯定応答メッセージを受信するための手段と
    を備える、第1のSTA。
  12. 前記FTM要求メッセージに応答して前記第2のSTAから1つまたは複数のFTMメッセージを受信するための手段をさらに備える、
    請求項11に記載の第1のSTA。
  13. 前記1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて、範囲報告を備える未承諾無線測定フレームを前記応答STAに送信するための手段をさらに備える、
    請求項12に記載の第1のSTA。
  14. 前記1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備える、
    請求項12に記載の第1のSTA。
  15. FTMメッセージのバーストにおいて前記第2のSTAから複数のFTMメッセージを受信するための手段と、
    ANQP要求メッセージを受信するための手段、前記ANQP要求メッセージは、FTMメッセージの前記バースト中の最後のFTMメッセージの送信前に前記第2のSTAによって送信され、前記ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表す1つまたは複数のフィールドを備える、と、
    前記ANQP要求メッセージに応答してANQP応答メッセージを送信するための手段と
    を備える、請求項11に記載の第1のSTA。
  16. 開始の第1のワイヤレス局(STA)のプロセッサによって、
    第2のSTAにファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの送信を開始すること
    を実行可能である、その上に記憶されたコンピュータ可読命令を備え、前記第1のFTM要求メッセージは、範囲報告を生成するために前記第1のSTAの能力を示す1つまたは複数のフィールドを備える、
    非一時的記憶媒体。
  17. 前記命令は、前記プロセッサによって、
    前記FTM要求メッセージに応答して前記第2のSTAから前記ワイヤレストランシーバにおいて1つまたは複数のFTMメッセージを取得することを行うようにさらに実行可能である、
    請求項16に記載の記憶媒体。
  18. 前記命令は、前記プロセッサによって、
    前記1つまたは複数のFTMメッセージに、少なくとも部分的に、基づいて、範囲報告を備える未承諾無線測定フレームの送信を前記第2のSTAに前記ワイヤレストランシーバを通して開始することを行うようにさらに実行可能である、
    請求項17に記載の記憶媒体。
  19. 前記1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つは、範囲報告のための要求を示す1つまたは複数のフィールドを備える、
    請求項17に記載の記憶媒体。
  20. 前記命令は、前記プロセッサによって、
    FTMメッセージのバーストにおいて、前記第2のSTAから複数のFTMメッセージを取得することと、
    ANQP要求メッセージを取得すること、前記ANQP要求メッセージは、FTMメッセージの前記バースト中の最後のFTMメッセージの送信前に前記第2のSTAによって送信され、前記ANQP要求メッセージは、範囲報告のための要求を表す1つまたは複数のフィールドを備える、と、
    前記ANQP要求メッセージに応答してANQP応答メッセージの送信を開始することと
    を行うようにさらに実行可能である、請求項16に記載の記憶媒体。
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