JP2018509095A - デバイスを同期させるための方法およびシステム - Google Patents

デバイスを同期させるための方法およびシステム Download PDF

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Abstract

ワイヤレス通信ネットワーク中の異なるデバイスにおいて維持されるクロックを同期させるための方法およびシステムが開示される。第1のワイヤレストランシーバデバイスが、第2のワイヤレストランシーバデバイスから、第1のクロック状態を示すパラメータをもつ1つまたは複数のメッセージを受信し得る。第1のワイヤレストランシーバデバイスは、次いで、第1のクロック状態を示す1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、第1のワイヤレスデバイスにおいて維持される第2のクロック状態を同期させ得る。【選択図】図5

Description

関連出願
本PCT出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2015年3月3日に出願された「Methods and Systems for Ranging Protocol」と題する米国仮特許出願第62/127,757号、および2015年9月10日に出願された「Methods And Systems For Synchronizing Devices」と題する米国非仮特許出願第14/850,459号の利益および優先権を主張する。
[0001]本明細書で説明される実施形態は、モバイル送信機から収集された信号の測定値を取得することを対象とする。
[0002]全地球測位システム(GPS)などの衛星測位システム(SPS)は、屋外環境におけるモバイルハンドセットのためのナビゲーションサービスを可能にした。同様に、屋内環境においてモバイルデバイスの位置の推定値を取得するための特定の技法は、宅内ベニュー、政府ベニューまたは商業ベニューなど、特定の屋内ベニューにおける拡張ロケーションベースサービスを可能にし得る。たとえば、モバイルデバイスと固定ロケーションに位置するトランシーバとの間の距離は、第1のデバイスから第2のデバイスへの第1のメッセージの送信と、第1のメッセージに応答して送信された第2のメッセージの第1のデバイスにおける受信との間で測定されたラウンドトリップ時間(RTT)の測定値に少なくとも部分的に基づいて測定され得る。
[0003]以下の図を参照しながら非限定的で非網羅的な態様が説明され、ここにおいて、別段に規定されていない限り、様々な図の全体を通して、同様の参照番号は同様の部分を指す。
一実装形態による、モバイルデバイスを含んでいるシステムのいくつかの特徴を示すシステム図。 特定の実施形態による、ワイヤレス局(STA)間のメッセージフローを示す図。 特定の実施形態による、ワイヤレス局(STA)間のメッセージフローを示す図。 特定の実施形態による、メッセージの交換に関してSTAによって実行されるプロセスのフロー図。 特定の実施形態による、メッセージの交換に関してSTAによって実行されるプロセスのフロー図。 特定の実施形態による、ファインタイミング測定(FTM:fine timing measurement)メッセージのフィールドを示す図。 一実施形態による、FTM要求メッセージのフィールドを示す図。 一実施形態による、タイミング測定(TM:timing measurement)要求メッセージのフィールドを示す図。 一実施形態による、TMメッセージのフィールドを示す図。 一実施形態による、デバイス間のまたはそれらの間の、ファインタイミング測定(FTM)メッセージを含むメッセージの交換を示すメッセージフロー図。 一実施形態による、デバイス間のまたはそれらの間の、タイミング測定(TM)メッセージを含むメッセージの交換を示すメッセージフロー図。 一実施形態による、メッセージ中で送信されるメッセージのフィールドの図。 一実施形態による、メッセージ中で送信されるメッセージのフィールドの図。 一実施形態による、メッセージ中で送信されるメッセージのフィールドの図。 一実装形態による、例示的なデバイスを示す概略ブロック図。 一実装形態による、例示的なコンピューティングシステムの概略ブロック図。
[00016]簡潔に、特定の実装形態は、第1のワイヤレス局(STA)における方法であって、第2のSTAから、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える1つまたは複数の第1のメッセージを受信することと、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータと、第1のSTAにおいて維持される第1のクロックの第1のドリフトと第2のSTAにおいて維持される第2のクロックの第2のドリフトとの予想される差とに少なくとも部分的に基づいて、第1のクロックを第2のクロックと同期させることとを備える、方法を対象とする。
[00017]別の特定の実装形態は、第1のワイヤレス局(STA)であって、ワイヤレス通信ネットワークにメッセージを送信し、ワイヤレス通信ネットワークからメッセージを受信するためのワイヤレストランシーバと、第1のクロックと、第2のSTAからワイヤレストランシーバにおいて受信された、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える1つまたは複数の第1のメッセージを取得することと、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータと、第1のクロックの第1のドリフトと第2のSTAにおいて維持される第2のクロックの第2のドリフトとの予想される差とに少なくとも部分的に基づいて、第1のクロックの状態を第2のクロックの状態と同期させることとを行うように構成された1つまたは複数のプロセッサとを備える、第1のSTAを対象とする。
[00018]別の特定の実装形態は、第1のワイヤレス局(STA)の1つまたは複数のプロセッサによって、第2のSTAから受信された、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える1つまたは複数の第1のメッセージを取得することと、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータと、第1のSTAにおいて維持される第1のクロックの第1のドリフトと第2のSTAにおいて維持される第2のクロックの第2のドリフトとの予想される差とに少なくとも部分的に基づいて、第1のクロックの状態を第2のクロックの状態と同期させることとを行うために実行可能である、その上に記憶された機械可読命令を備える非一時的記憶媒体を対象とする。
[00019]別の特定の実装形態は、第1のワイヤレス局(STA)であって、第2のSTAから、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える1つまたは複数の第1のメッセージを受信するための手段と、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータと、第1のSTAにおいて維持される第1のクロックの第1のドリフトと第2のSTAにおいて維持される第2のクロックの第2のドリフトとの予想される差とに少なくとも部分的に基づいて、第1のクロックを第2のクロックと同期させるための手段とを備える、第1のSTAを対象とする。
[00020]別の特定の実装形態は、第2のワイヤレス局(STA)における方法であって、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える少なくとも1つの第1のメッセージを第1のSTAに送信することと、第2のメッセージのバーストを第1のSTAに送信することと、ここにおいて、第2のメッセージは、グランドマスタクロックの状態に少なくとも部分的に基づいてタイムスタンプを付けられる、を備える、方法を対象とする。
[00021]別の特定の実装形態は、第2のワイヤレス局(STA)であって、ワイヤレス通信ネットワークにメッセージを送信し、ワイヤレス通信ネットワークからメッセージを受信するためのワイヤレストランシーバと、トランシーバを通した、第1のSTAへの、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える少なくとも1つの第1のメッセージの送信を開始することと、トランシーバを通した、第1のSTAへの第2のメッセージのバーストの送信を開始することと、ここにおいて、第2のメッセージは、グランドマスタクロックの状態に少なくとも部分的に基づいてタイムスタンプを付けられる、を行うように構成された1つまたは複数のプロセッサとを備える、第2のSTAを対象とする。
[00022]別の特定の実装形態は、第2のワイヤレス局(STA)であって、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える少なくとも1つの第1のメッセージを第1のSTAに送信するための手段と、第2のメッセージのバーストを第1のSTAに送信するための手段と、ここにおいて、第2のメッセージは、グランドマスタクロックの状態に少なくとも部分的に基づいてタイムスタンプを付けられる、を備える、第2のSTAを対象とする。
[00023]別の特定の実装形態は、第2のワイヤレス局(STA)のプロセッサによって、第1のSTAへの、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える少なくとも1つの第1のメッセージの送信を開始することと、第1のSTAへの第2のメッセージのバーストの送信を開始することと、ここにおいて、第2のメッセージは、グランドマスタクロックの状態に少なくとも部分的に基づいてタイムスタンプを付けられる、を行うために実行可能である、その上に記憶されたコンピュータ可読命令を備える非一時的記憶媒体を対象とする。
[00024]上述の実装形態は例示的な実装形態にすぎず、請求される主題は、必ずしもこれらの例示的な実装形態の特定の態様に限定されるとは限らないことを理解されたい。
[00025]以下で説明されるように、特定のメッセージフローは、ワイヤレス局(STA)間のメッセージの送信に関してラウンドトリップ時間(RTT)またはタイムオブフライト(TOF:time of flight)の効果的で効率的な測定を可能にし得る。特定の例では、STAは、たとえば、モバイルユーザ局(たとえば、スマートフォン、ノートブックコンピュータ、ワイヤレスオーディオスピーカーデバイス、タブレットコンピュータなど)またはワイヤレスサービスアクセスデバイス(たとえば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント、パーソナルエリアネットワーク(PAN)またはフェムトセル)など、いくつかのタイプのトランシーバデバイスのうちのいずれか1つを備え得る。特定のメッセージフローとメッセージフレーム中のフィールドは、たとえば、ワイヤレスSTA間の距離を測定するのに十分な精度でTOF測定値のRTTを取得することを可能にし得る。そのような測定された距離は、たとえば、測位動作を含むいくつかの適用例のうちのいずれか1つにおいて使用され得る。
[00026]特定の一実装形態では、第1のワイヤレストランシーバデバイスが、第2のワイヤレストランシーバデバイスから、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える1つまたは複数の第1のメッセージを受信し得る。第1のワイヤレストランシーバデバイスは、次いで、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータと、第1のワイヤレストランシーバデバイスにおいて維持される第1のクロックの第1のドリフトレートと第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて維持される第2のクロックの第2のドリフトレートとの予想される差とに少なくとも部分的に基づいて、第1のクロックを第2のクロックと同期させ得る。以下で説明されるように、第1のクロックを第2のクロックと同期させることによって、第1のワイヤレストランシーバデバイスは、たとえば、測距測定値を取得することなど、特定の機能を実行するための、第1のワイヤレストランシーバデバイスと第2のワイヤレストランシーバデバイスとの間の協調動作を可能にし得る。
[00027]以下で説明されるように、第1のSTAは、第2のSTAが、クロックの状態を、別のデバイスによって維持されるクロックの状態に同期させることを可能にする、メッセージまたはフレームの交換のためのプロセスを開始するために、タイミング測定(TM)またはファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを第2のSTAに送信し得る。これは例示的な実装形態にすぎないこと、および請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。
[00028]一実施形態によれば、図1に示されているように、モバイルデバイス100aまたは100bは、ワイヤレス通信ネットワークに無線信号を送信し、ワイヤレス通信ネットワークから無線信号を受信し得る。一例では、モバイルデバイス100は、ワイヤレス通信リンク125を介して、ローカルトランシーバ115にワイヤレス信号を送信し、またはローカルトランシーバ115からワイヤレス信号を受信することによって、通信ネットワークと通信し得る。
[00029]特定の実装形態では、ローカルトランシーバ115は屋内環境中に配置され得る。ローカルトランシーバ115は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN、たとえば、IEEE規格802.11ネットワーク)またはワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN、たとえば、Bluetooth(登録商標)ネットワーク)へのアクセスを与え得る。別の例示的な実装形態では、ローカルトランシーバ115は、セルラー通信プロトコルに従うワイヤレス通信リンク125上での通信を容易にすることが可能なフェムトセルトランシーバを備え得る。もちろん、これらは、ワイヤレスリンクを介してモバイルデバイスと通信し得るネットワークの例にすぎず、請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。
[00030]特定の実装形態では、ローカルトランシーバ115aまたは115bは、リンク145を通してネットワーク130を介してサーバ140、150および/または155と通信し得る。ここで、ネットワーク130は、ワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクの任意の組合せを備え得る。特定の実装形態では、ネットワーク130は、ローカルトランシーバ115を通してモバイルデバイス100とサーバ140、150または155との間の通信を容易にすることが可能なインターネットプロトコル(IP)インフラストラクチャを備え得る。別の実装形態では、ネットワーク130は、モバイルデバイス100とのモバイルセルラー通信を容易にするために、ワイヤードまたはワイヤレス通信ネットワークインフラストラクチャを備え得る。
[00031]特定の実装形態では、モバイルデバイス100は、ローカル送信機(たとえば、既知のロケーションに位置するWLANアクセスポイント)から収集された信号に少なくとも部分的に基づいて位置フィックスを算出することが可能であり得る。たとえば、モバイルデバイスは、既知のロケーションに位置する3つまたはそれ以上の屋内地上波ワイヤレスアクセスポイントまでの距離を測定することによって位置フィックスを取得し得る。そのような距離は、たとえば、そのようなアクセスポイントから受信された信号からMAC IDアドレスを取得することと、たとえば、受信信号強度(RSSI)またはRTTなど、そのようなアクセスポイントから受信された信号の1つまたは複数の特性を測定することによってアクセスポイントまでの距離測定値を取得することとによって測定され得る。代替実装形態では、モバイルデバイス100は、予想される到来角(AoA:angle of arrival)を示す無線ヒートマップに収集された信号の特性を適用することによって屋内位置フィックスを取得し得る。他の代替実装形態では、上記で指摘されたように、モバイルデバイス100は、予想されるTOFを示す無線ヒートマップに収集された信号の特性を適用することによって屋内位置フィックスを取得し得る。したがって、無線ヒートマップは、屋内エリア中の特定のロケーションにおけるTOF、AoA、RSSIおよび/またはRTTシグネチャを備えること得る。特定の実装形態では、無線ヒートマップは、ローカル送信機の識別情報(たとえば、ローカル送信機から収集された信号から識別可能であるMACアドレス)と、識別されたローカル送信機によって送信された信号からの予想されるRSSIと、識別された送信機からの予想されるRTTと、場合によってはこれらの予想されるAoA、TOF、RSSIまたはRTTからの標準偏差とを関連付け得る。ただし、これらは無線ヒートマップに記憶され得る値の例にすぎず、請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。
[00032]特定の実装形態では、モバイルデバイス100またはローカルトランシーバ115は、ローカル送信機(たとえば、既知のロケーションに位置するWLANアクセスポイント)から収集された信号に少なくとも部分的に基づいて位置フィックスを算出することが可能であり得る。たとえば、受信機デバイス(たとえば、モバイルデバイス100またはローカルトランシーバ115)は、既知のロケーションに位置する3つまたはそれ以上の屋内地上波ワイヤレスアクセスポイントまでの距離を測定することによって位置フィックスを取得し得る。そのような距離は、たとえば、そのようなアクセスポイントから受信された信号からMAC IDアドレスを取得することと、たとえば、受信信号強度(RSSI)またはRTTなど、そのようなアクセスポイントから受信された信号の1つまたは複数の特性を測定することによってアクセスポイントまでの距離測定値を取得することとによって測定され得る。代替実装形態では、モバイルデバイス100は、屋内エリア中の特定のロケーションにおいて予想されるRSSIおよび/またはRTTシグネチャを示す無線ヒートマップに収集された信号の特性を適用することによって、屋内位置フィックスを取得し得る。特定の実装形態では、無線ヒートマップは、ローカル送信機の識別情報(たとえば、ローカル送信機から収集された信号から識別可能であるMACアドレス)と、識別されたローカル送信機によって送信された信号からの予想されるRSSIと、識別された送信機からの予想されるRTTと、場合によってはこれらの予想されるRSSIまたはRTTからの標準偏差とを関連付け得る。ただし、これらは無線ヒートマップに記憶され得る値の例にすぎず、請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。
[00033]特定の実装形態では、モバイルデバイス100またはローカルトランシーバ115は、サーバ140、150または155から屋内測位動作のための測位支援データを受信し得る。たとえば、そのような測位支援データは、たとえば、測定されたRSSIおよび/またはRTTに少なくとも部分的に基づいて既知のロケーションに位置する送信機までの距離を測定することを可能にするために、これらの送信機のロケーションと識別情報とを含み得る。屋内測位動作を助けるための他の測位支援データは、ほんの数例を挙げると、無線ヒートマップ、磁気ヒートマップ、送信機のロケーションおよび識別情報、ルーティング可能性グラフを含み得る。
[00034]特定の実装形態では、ワイヤレスSTA間の特定のメッセージフローは、上記で説明された測位動作における使用のために、STA間のメッセージの交換からRTTの測定値を取得するために実装され得る。特定の実装形態では、以下で説明されるように、STAは、モバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス100)または固定トランシーバ(たとえば、IEEE規格802.11アクセスポイント、固定Bluetoothデバイス、ローカルトランシーバ115など)を備え得る。したがって、ワイヤレスSTA間のメッセージの交換は、ほんの数例を挙げると、モバイルデバイスと固定トランシーバとの間の(たとえば、ワイヤレスリンク125を介したモバイルデバイス100とローカルトランシーバ115との間の)、2つのピアモバイルデバイス間の(たとえば、ワイヤレスリンク159を介したモバイルデバイス100aとモバイルデバイス100bとの間の)、または2つの固定トランシーバ間の(たとえば、ワイヤレスリンク179を介したローカルトランシーバ115aとローカルトランシーバ115bとの間の)メッセージの交換を備え得る。特定の実装形態では、本明細書で説明される様々な技法は、IEEE P802.11−REVmc(登録商標)/D4.0 Draft Standard 802.11 for Information technology−Telecommunications and information exchange between systems, Local and metropolitan area networks−Specific requirements Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY)、2015年1月、セクション10.24.6(以下「IEEE P802.11−REVmc(登録商標)/D4.0」)の、必ずしもすべてとは限らないが、いくつかの態様または特徴を組み込み得る。実際、本明細書で説明されるいくつかの特徴が、IEEE P802.11−REVmc(登録商標)/D4.0では図示、説明または教示されていないことを理解されたい。他の特定の実装形態では、本明細書で説明される様々な技法は、IEEE P802.1AS/D7.6 for Timing and Synchronization for Time−Sensitive Applications in Bridged Local Area Networks、2010年11月11日(以下「IEEE P802.1AS/D7.6」)の、必ずしもすべてとは限らないが、いくつかの態様または特徴を組み込み得る。実際、本明細書で説明されるいくつかの特徴が、IEEE P802.1AS/D7.6では図示、説明または教示されていないことを理解されたい。
[00035]図2は、例示的な一実施形態による、(第1の)「開始」STAと(第2の)「応答」STAとを含むワイヤレス局STA間のメッセージフローを示す図である。このコンテキストでは、応答STAまたは開始STAは、モバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス100)または固定アクセストランシーバデバイス(たとえば、ローカルトランシーバ115)を含むいくつかのトランシーバデバイスのうちのいずれか1つを備え得る。ただし、これらは開始STAまたは応答STAの例にすぎず、請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。開始STAは、開始STAと応答STAとの間で送信されるメッセージまたはフレームのタイミングに少なくとも部分的に基づいて、RTTの1つまたは複数の測定値を取得または算出し得る。本明細書で使用される「メッセージ」および「フレーム」という用語は、互換的に使用される。開始STAは、応答STAにTMまたはFTM要求メッセージまたはフレーム(「要求」)202を送信し、応答して送信された肯定応答メッセージまたはフレーム(「Ack」)204を受信し得る。特定の実装形態では、請求される主題をこの点において限定することなしに、そのようなFTM要求メッセージのコンテンツは、IEEE P802.11−REVmc(登録商標)/D4.0においてセクション8.6.8.32に示されているようなものであり得る。同様に、請求される主題をこの点において限定することなしに、そのようなTMメッセージまたはTM要求メッセージのコンテンツは、IEEE P802.11−REVmc(登録商標)/D4.0においてセクション8.6.14.28に示されているようなものであり得る。特定の実装形態では、そのようなAckフレーム204は、前に送信されたメッセージの受信の指示を与え得る。開始STAは、次いで、応答STAから受信された(およびファインタイミング測定要求メッセージの受信に応答して送信された)TMまたはFTMメッセージまたはフレーム(「M」)206中で与えられたタイムスタンプ値(t1、t4)に少なくとも部分的に基づいて、RTT測定値を取得または算出し得る。特定の実装形態では、メッセージフロー図に示されているように、交互のTMまたはFTMメッセージ206と、それに続く肯定応答メッセージ208との複数の交換のシーケンスが、追加のタイムスタンプ値(t1、t2、t3およびt4)を作成し得る。
[00036]一実施形態によれば、開始STAによって送信されるTMまたはFTM要求メッセージは、開始STAに、開始STAが測定値(たとえば、TOFまたはRTT)を算出することを可能にするTMまたはFTM測定値を与えるための、応答STAとのメッセージの所望の交換を特徴づけるフィールド、パラメータなどを含み得る。TMまたはFTM要求メッセージの受信に応答して、応答STAは、開始STAがRTT、TOF、または距離を示す他のパラメータを算出することを可能にする測定値またはパラメータを含む1つまたは複数のTMメッセージまたはFTMメッセージを開始STAに送信し得る。
[00037]特定の実装形態では、請求される主題をこの点において限定することなしに、そのようなFTMメッセージまたはフレームのコンテンツは、IEEE P802.11−REVmc(登録商標)/D4.0においてセクション8.6.8.33に示されているようなものであり得る。同様に、TMメッセージまたはフレームのコンテンツは、IEEE P802.11−REVmc(登録商標)/D4.0においてセクション8.6.15.3に示されているようなものであり得る。例示的な一実装形態では、開始STAは、RTT測定値を(t4−t1)−(t3−t2)として算出し得、ただし、t2およびt3は、それぞれ、前のTMまたはFTMメッセージまたはフレームの受信時間および先行する肯定応答メッセージまたはフレームの送信時間である。同様に、フレームのまったく同じセットを用いて、開始STAは、クロックオフセットを1/2*((t2−t1)−(t4−t3))として算出することができる。開始STAは、受信STAと応答STAとの間の距離またはオフセットを算出する際の不偏測定雑音の除去のために組み合わせられ得る対応する数のRTT測定値を取得するために、単一のTMまたはFTM要求メッセージを送信し得る。
[00038]上記で説明されたRTTまたはTOFの算出は、タイムスタンプt1、t2、t3およびt4のためのRTT測定ベースの値の精度に影響を及ぼし得る、開始STAまたは応答STAにおいて維持されるクロックの同期を考慮しないことがある。以下で説明される特定の実装形態は、特に、開始STAまたは応答STAにおける予想されるクロックドリフトに少なくとも部分的に基づくRTTまたはTOFの算出を対象とする。特定の一実装形態では、RTTは、図3に示されているように、メッセージのバースト中での開始STAと応答STAとの間の複数のメッセージの交換に少なくとも部分的に基づいて算出され得る。図3の特定の実装形態は、開始STAによって送信されたFTM要求メッセージに応答して応答STAによって送信されたFTMメッセージの使用を示しているが、他の実装形態は、開始STAからの要求に応答して応答STAによって送信されたTMメッセージのバーストの使用を対象とし得る。
[00039]図3の特定の実装形態では、開始STAは、特に、初期FTM要求(FTMR:FTM request)メッセージ302に応答して応答STAによって送信されるべきFTMメッセージの所望の特性を指定する、初期FTMRメッセージ302を送信し得る。そのような所望の特性は、たとえば、ほんの数例を挙げると、FTMメッセージのバースト中の連続するFTMメッセージの送信間の最小時間308、またはFTMメッセージの要求されたバースト中の初期FTMメッセージ304の受信までの最大時間306を指定し得る。
[00040]特定の実装形態では、開始STAまたは応答STAにおいて維持されるクロックは、設定されたクロック周波数または周期に従って発振する信号など、クロック信号によって前進または増分される特定の状態を有し得る。例示的な一実施形態では、クロック状態は、(たとえば、レジスタから取出し可能な)1つまたは複数の特定の値により表され得る。特定のインスタンスにおいて、前進または増分された状態は、その特定のインスタンスにおける特定の時間基準に対する時間の推定値を表し得る。開始STAにおいて維持される第1のクロックは、特定のインスタンスにおいて応答STAにおいて維持される第2のクロックと同期され得る(たとえば、したがって、第1のクロックの状態と第2のクロックの状態とは、その特定のインスタンスにおいて互いをミラーリングする)が、第1のクロックの状態が第2のクロックの状態よりも高いレートで前進される場合、時間とともに、第1および第2のクロックの状態は逸脱し得る。これは、たとえば、第1のクロックまたは第2のクロックのいずれか(または両方)の状態を前進させる信号の発振周波数が所定の設定された周波数から逸脱し、第1のクロックまたは第2のクロックのいずれか(または両方)の状態を前進させることが、「ドリフト」させることを可能にする場合に起こり得る。特定の実施形態では、クロック信号の発振周波数は、たとえば、ほんの数例を挙げると、製造許容差または温度のために、設定されたクロック周波数から逸脱し得る。このコンテキストでは、開始STAにおいて維持されるクロックの状態のドリフトの量は、パーツパーミリオンの単位で定量化され、ppmiとして表され得る。同様に、応答STAにおいて維持されるクロックの状態のドリフトの量は、パーツパーミリオン単位で定量化され、ppmrとして表され得る。
[00041]特定の適用例では、開始STAにおいて維持されるクロックの状態を、応答STAにおいて維持されるクロックの状態と同期させることが望まれることがある。これは、たとえば、開始STAにおいて維持されるクロックの状態と応答STAにおいて維持されるクロックの状態との間のマッピングを決定することによって達成され得る。一実装形態では、そのようなマッピングは、少なくとも部分的に、(たとえば、特定の実装形態ではppmr−ppmiとして表される)第1のクロックの第1のドリフトと第2のクロックの第2のドリフトとの予想される差によって定義され得る。そのようなマッピングはまた、少なくとも部分的に、時間の特定のインスタンスにおいて開始STAにおいて維持されるクロックの状態と応答STAにおいて維持されるクロックの状態との間の既知の差を定義する既知のオフセット値によって定義され得る。
[00042]図3のメッセージフローの特定の実施形態によれば、FTMメッセージのバーストに基づいて開始STAによって取得されるRTT測定値は、以下のように式(1)に従って表され得る。
Figure 2018509095
ここで、
FTMメッセージのバースト中のk番目のFTMメッセージについて、t4’(k)=t4(k)(1+ppmr)であり、
FTMメッセージのバースト中のk番目のFTMメッセージについて、t1’(k)=t1(k)(1+ppmr)であり、
FTMメッセージのバースト中のk番目のFTMメッセージについて、t2’(k)=t2(k)(1+ppmi)であり、
FTMメッセージのバースト中のk番目のFTMメッセージについて、t3’(k)=t3(k)(1+ppmi)であり、
ppmrは、応答STAクロックに関連するドリフトであり、
ppmiは、開始STAクロックに関連するドリフトである。
[00043]受信されたTM測定値のバーストに基づいて開始STAによって取得されるRTT測定値は、上記の式(1)に従って同様に表され得ることを理解されたい。
[00044]上記の式(1)は、以下のように、特定の実装形態に従って算出されたいわゆる「ネイバーレート比(Neighbor Rate Ratio)」に少なくとも部分的に基づいて近似され得る。
Figure 2018509095
[00045]したがって、開始STA維持される第1のクロックの第1のドリフトと、応答STAにおいて維持される第2のクロックの第2のドリフトとの間の予想される差は、以下のように式(3)に従って近似され得る。
Figure 2018509095
[00046]上記で指摘されたように、通信ネットワーク中のSTAは、クロックをローカルで維持し、(たとえば、発振信号に基づいて)前進させ得る。一実施形態によれば、特定の適用例または動作(たとえば、RTTまたはTOFを算出するためにファインタイミング測定値を取得すること)では、異なるSTAによって維持されるクロックを同期させることが有益であり得る。一実装形態では、ネットワーク中の異なるSTAにおいて維持されるクロックは、IEEE1588に適合する「グランドマスタクロック」の状態に従って同期され得る。そのようなグランドマスタクロックは、ネットワーク中のデバイス(たとえば、モバイルデバイス100aおよび100bまたはローカルトランシーバ115aおよび115b)において維持されるクロック状態それによって基準を与え得る。グランドマスタクロックの状態を記述するパラメータは、たとえば、IEEE1588に記載されているgmTimeBaseIndicator、lastGmPhase ChangeまたはscaledLastGmFreqChangeを含み得、STAの間で共有され得る。特定の一実装形態では、グランドマスタクロックの状態を記述するパラメータは、(たとえば、開始STAからのFTM要求メッセージに応答して)応答STAによって送信されるFTMメッセージ中で送信され得る。
[00047]図4および図5は、一実施形態による、ワイヤレストランシーバデバイスによって実行されるべきプロセスのフロー図である。たとえば、特定の実装形態では、図4のプロセスは応答STAによって実行され得、図5のプロセスは開始STAによって実行され得る。ブロック402において、応答STAは、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える第1のメッセージを開始STAに送信する。特定の実装形態では、そのような第1のメッセージは、たとえば、初期FTMRメッセージ(たとえば、図3に示されている初期FTMRメッセージ302)に応答してFTMメッセージのバースト中で送信される初期FTMメッセージ(たとえば、図3に示されているFTMメッセージ310)を備え得る。ここで、そのような初期FTMメッセージは、たとえば、図6を参照しながら以下で説明されるようにグランドマスタクロックの状態を特徴づけるパラメータを備え得る。別の実装形態では、そのような第1のメッセージは、TMメッセージのバースト中で送信される初期TMメッセージを備え得る。ここで、そのような初期TMメッセージは、たとえば、図9を参照しながら以下で説明されるようにグランドマスタクロックの状態を特徴づけるパラメータを備え得る。
[00048]ブロック404において、応答STAは、タイムスタンプ(たとえば、タイムスタンプt1(k)およびt4(k))を含む初期の第1のメッセージの送信に続いて、第2のメッセージのバースト(たとえば、FTMメッセージ304)を送信し得る。ここで、第2のメッセージのバーストのメッセージ中で与えられるタイムスタンプは、グランドマスタクロックの状態と同期されるか、またはそれを基準とし得る。これは、たとえば、開始STAにおけるRTTまたはTOFの正確な算出を可能にし得る。
[00049]図5のプロセスのブロック502において、開始STAなどのワイヤレストランシーバデバイスは、応答STAからの1つまたは複数の第1のメッセージ(たとえば、上記のブロック402において送信された第1のメッセージ)を受信する。1つまたは複数の第1のメッセージは、FTMメッセージを備える1つまたは複数の第1のメッセージについては図6を参照しながら、およびTMメッセージを備える1つまたは複数の第1のメッセージについては図7を参照しながら以下で説明されるように、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備え得る。
[00050]ブロック504において、開始STAは、第1のメッセージ中のパラメータによって特徴づけられるグランドマスタクロックの状態と、開始STAにおいて維持される第1のクロックのドリフトと応答STAにおいて維持される第2のクロックのドリフトとの予想される差とに少なくとも部分的に基づいて、第1のクロックの状態を第2のクロックの状態と同期させる。第1のクロックのドリフトと第2のクロックのドリフトとの予想される差は、式(3)に従って(たとえば、FTMメッセージ304の到着時間とFTMメッセージ304中で与えられるタイムスタンプとに基づいて)算出され得る。
[00051]図6に示されているように、たとえば、FTM要求メッセージに応答して送信される初期FTMメッセージ(たとえば、図3のFTMメッセージ310)の一部として与えられ得る上述のパラメータgmTimeBaseIndicator、lastGmPhaseChangeまたはscaledLastGmFreqChangeを含む、グランドマスタクロックの状態を記述するパラメータ。パラメータscaledLastGmFreqChangeは、たとえば、前の状態に対するグランドマスタクロックの現在状態のフラクショナル周波数オフセットを表し得る。値lastGmPhaseChangeは、現在のグランドマスタクロックがグランドマスタクロックになったときの前のグランドマスタクロック状態の時間を引いたグランドマスタクロックの現在状態の時間を表し得る。値gmTimeBaseIndicatorは、現在のグランドマスタクロックのClockSourceエンティティを表し得る。グランドマスタクロックの状態を記述するパラメータを与える初期FTMメッセージは、オプションのファインタイミング測定パラメータ(Fine Timing Measurement Parameters)フィールドに付加された、およびグランドマスタクロックの状態を特徴づける「FollowUpInformationを含んでいるベンダープロプライエタリ(vendor proprietary containing FollowUpInformation)」と標示されたフィールドをさらに備え得る。特定の実装形態では、このフィールドは、FTMメッセージのバーストの初期FTMメッセージ以外のFTMメッセージでは省略され得る。代替実装形態では、そのようなフィールドは、図9に示されているように「FollowUpInformationを含んでいるベンダープロプライエタリ」としてTMメッセージに同様に付加され得る。この場合も、このフィールドは、TMメッセージのバーストの初期TMメッセージ以外のTMメッセージでは省略され得る。ただし、これは、グランドマスタクロックの状態を記述するパラメータがメッセージ中でどのように送信され得るかの一例にすぎず、請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。
[00052]特定の実装形態では、図6および図9の代替実装形態に示されている「FollowUpInformationを含んでいるベンダープロプライエタリ」は、ヘッダ部分とFollow_Up情報とを含む図12に従ってフォーマットされ得る。ヘッダ部分は、図13に示されているように実装され得る。Follow_Up情報は、上記で説明されたように、グランドマスタクロックの状態を示すパラメータを含むように図14に従ってフォーマットされ得る。
[00053]一実施形態によれば、STAは、FTM要求メッセージとFTM要求メッセージとを交換すること、またはTM要求メッセージとTMメッセージとを交換することのいずれかが可能であり得る。特定の例では、開始STAは、(たとえば、10.0nsのタイムスタンプ解像度をもつ)TMメッセージまたは(たとえば、0.1nsのタイムスタンプ解像度をもつ)FTMメッセージのいずれかのための能力または選好を応答STAに要求するかまたは示し得る。特定の実装形態では、開始STAは、初期FTM要求メッセージまたは初期TM要求メッセージのいずれか(たとえば、初期FTMRメッセージ302)中でTMメッセージまたはFTMメッセージのための選好または能力を示し得る。図7に示されているFTM要求メッセージの例示的なフィールドでは、たとえば、「トリガ」フィールドの予約済みビットが、FTM要求メッセージを満たすための、TMまたはFTM測定のための能力または選好を示し得る。
[00054]代替実装形態では、開始STAは、TM要求メッセージ中でTMメッセージまたはFTMメッセージのための能力または選好を指定し得る。図8に示されているTM要求メッセージの例示的なフィールドでは、たとえば、「トリガ」フィールドの予約済みビットが、TM要求メッセージを満たすための、TMまたはFTMメッセージのための能力または選好を示すために使用され得る。代替的に、開始STAは、TM要求メッセージ中の特定のFTMパラメータの存在または不在によって、TM要求メッセージを満たすための、TMまたはFTMメッセージのための選好を指定し得る。図8に示されているように、FTMパラメータは、TM要求メッセージ中のトリガフィールドに付加されたオプションのフィールド中で与えられ得る。
[00055]別の特定の実施形態によれば、STAは、TM要求メッセージまたはTMメッセージのいずれか中でそれのロケーション(たとえば、緯度および経度座標)を別のSTAに与え得る。ここで、STAは、図8に示されているようにTM要求メッセージ中のトリガフィールドに付加されたオプションのフィールド中で、または図9に示されているようにTMメッセージの最大TOA誤差(Max TOA Error)フィールドに付加されたオプションのフィールド中でそれのロケーションを示すパラメータを与え得る。緯度および経度の交換は、たとえば、緊急911動作をサポートし得る。
[00056]図10および図11は、特定の実装形態による、要求側デバイスと応答側デバイスとのアプリケーション、MACサブレイヤエンティティ(MLME)間のまたはそれらの間のインタラクションを示すメッセージフロー図である。ここで、要求側デバイスおよび応答側デバイスは、上記で説明されたように、クロック状態を有するそれぞれのクロックを備え得る。図10の特定の実施形態では、第1のワイヤレストランシーバデバイスを備える(開始)要求側デバイス918が、第2のワイヤレストランシーバデバイスを備える(応答)応答側デバイス920にFTMアクションフレーム902を送信し得る。たとえば、要求側デバイス918または応答側デバイス920とともには、図1に示されているモバイルデバイス100またはローカルトランシーバデバイス115を備え得る。要求側デバイス918はMLME MLMEReqを備え、応答側デバイス920はMLME MLMEResを備える。要求側デバイス918においてホストされるアプリケーションApplReqは、FTMアクションフレーム902の送信を開始するために、MLME MLMEReqに信号904を与え得る。FTMアクションフレーム902の受信に応答して、MLMEResは、応答側デバイス920においてホストされるアプリケーションApplResに信号906を与え得る。信号906は、応答側デバイス920が、応答側デバイス920において維持されるクロック状態を要求側デバイス918において維持されるクロック状態と同期させることを可能にする後続のメッセージを、要求側デバイス918が与えることを試み得ることをアプリケーションApplResにアラートし得る。MLME MLMEReqにおける肯定応答メッセージの受信に応答して、信号908が、次いで、FTMアクションフレーム902の受信が肯定応答されたことをアプリケーションApplReqに報告し得る。要求側デバイス918は、次いで、FTMフレーム916の送信を開始するために信号910を生成し得る。ここで、FTMフレーム916は、特に、上記で説明されたように、RTTまたはTOFのための測定値を算出するために使用され得るタイムスタンプt1およびt4のための値を含み得る。さらに、FTMフレーム916はまた、フィールド中のfollowUp情報など、グランドマスタクロックの状態を示すパラメータを備え得る。一実施形態では、要求デバイスは、次いで、応答側デバイスがそれのクロックを同期させる際にドリフトを考慮することを可能にするために、FTMメッセージの1つまたは複数のバーストを送信し得る。代替的に、要求側デバイスは、応答側デバイスがドリフトを推定することを可能にするために、1つまたは複数のFTMフレームを送信し得る。これは、応答側デバイス920が、上記で説明されたように、それのクロック状態を要求側デバイス918において維持されるクロック状態と同期させることを可能にし得る。
[00057]特定の実装形態では、要求側デバイス918のクロック状態とのそれのクロック状態の同期に続いて、応答側デバイス920は、他のデバイス(図示せず)が、他のデバイスにおいて維持されるクロックの状態を同期させることを可能にするために、1つまたは複数のFTMアクションフレームをこれらの他のデバイスに送信し得る。たとえば、要求側デバイス918のクロック状態とのそれのクロック状態の同期に続いて、図10のプロセスの応答側デバイス920は、同期したタイムスタンプ(たとえば、t1およびt4)と、グランドマスタクロックの状態を特徴づけるパラメータとを備えるFTMメッセージを送信することによって、要求元デバイスとして働き得る。1つの特定の例では、要求側デバイス918および応答側デバイス920は、オーディオコンテンツの再生を同期すべきであるワイヤレスオーディオスピーカーデバイスのシステム中のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え得る。応答側デバイス920は、ワイヤレスオーディオスピーカーデバイスのシステム中の1つまたは複数の追加のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスにFTMフレームを送信し得る。
[00058]図11の特定の実装形態は、図10に示されている例示的なプロセスが、TMアクションフレーム(たとえば、図10に示されているFTMアクションフレーム902の代わりのTMアクションフレーム1002)と、TMフレーム(たとえば、FTMフレーム916の代わりのTMフレーム1004)との送信を使用して実装され得ることを示す。図11の特定の実施形態では、第1のワイヤレストランシーバデバイスを備える(開始)要求側デバイス1018は、第2のワイヤレストランシーバデバイスを備える(応答)応答側デバイス1020にTMアクションフレーム1002を送信し得る。たとえば、要求側デバイス1018または応答側デバイス1020とともには、図1に示されているモバイルデバイス100またはローカルトランシーバデバイス115を備え得る。要求側デバイス1018はMLME MLMEReqを備え、応答側デバイス1020はMLME MLMEResを備える。要求側デバイス1018においてホストされるアプリケーションApplReqは、TMアクションフレーム1002の送信を開始するために、MLME MLMEReqに信号1004を与え得る。TMアクションフレーム1002の受信に応答して、MLMEResは、応答側デバイス1020においてホストされるアプリケーションApplResに信号1008を与え得る。信号1008は、応答側デバイス1020が、応答側デバイス1020において維持されるクロック状態を要求側デバイス1018において維持されるクロック状態と同期させることを可能にする後続のメッセージを、要求側デバイス1018が与えることを試み得ることをアプリケーションApplResにアラートし得る。MLME MLMEReqにおける肯定応答メッセージの受信に応答して、信号1010が、次いで、TMアクションフレーム1002の受信が肯定応答されたことをアプリケーションApplReqに報告し得る。要求側デバイス1018は、次いで、TMフレーム1004の送信を開始するために信号1012を生成し得る。ここで、TMフレーム1004は、特に、上記で説明されたように、RTTまたはTOFのための測定値を算出するために使用され得るタイムスタンプt1およびt4のための値を含み得る。さらに、TMフレーム1004はまた、フィールド中のfollowUp情報など、グランドマスタクロックの状態を示すパラメータを備え得る。一実施形態では、要求デバイスは、次いで、応答側デバイスがそれのクロックを同期させる際にドリフトを考慮することを可能にするために、TMメッセージの1つまたは複数のバーストを送信し得る。代替的に、要求側デバイスは、応答側デバイスがドリフトを推定することを可能にするために、1つまたは複数のTMフレームを送信し得る。これは、応答側デバイス1020が、上記で説明されたように、それのクロック状態を要求側デバイス1018において維持されるクロック状態と同期させることを可能にし得る。
[00059]特定の実装形態では、要求側デバイス1018のクロック状態とのそれのクロック状態の同期に続いて、応答側デバイス1020は、他のデバイス(図示せず)が、他のデバイスにおいて維持されるクロックの状態を同期させることを可能にするために、1つまたは複数のTMアクションフレームをこれらの他のデバイスに送信し得る。たとえば、要求側デバイス1018のクロック状態とのそれのクロック状態の同期に続いて、図11のプロセスの応答側デバイス1020は、同期したタイムスタンプ(たとえば、t1およびt4)と、グランドマスタクロックの状態を特徴づけるパラメータとを備えるTMメッセージを送信することによって、要求元デバイスとして働き得る。1つの特定の例では、要求側デバイス1018および応答側デバイス1020は、オーディオコンテンツの再生を同期すべきであるワイヤレスオーディオスピーカーデバイスのシステム中のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え得る。応答側デバイス1020は、ワイヤレスオーディオスピーカーデバイスのシステム中の1つまたは複数の追加のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスにFTMフレームを送信し得る。
[00060]図15は、一実施形態による、モバイルデバイスの概略図である。モバイルデバイス100(図1)は、図15に示されているモバイルデバイス1100の1つまたは複数の特徴を備え得る。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス1100はまた、ワイヤレス通信ネットワーク上でワイヤレスアンテナ1122を介してワイヤレス信号1123を送信および受信することが可能であるワイヤレストランシーバ1121を備え得る。ワイヤレストランシーバ1121はワイヤレストランシーババスインターフェース1120によってバス1101に接続され得る。ワイヤレストランシーババスインターフェース1120は、いくつかの実施形態では、ワイヤレストランシーバ1121と少なくとも部分的に統合され得る。いくつかの実施形態は、たとえば、ほんの数例を挙げると、IEEE規格802.11のバージョン、CDMA、WCDMA(登録商標)、LTE(登録商標)、UMTS、GSM(登録商標)、AMPS、Zigbee(登録商標)およびBluetoothなど、対応する複数のワイヤレス通信規格に従って、信号を送信および/または受信することを可能にするために、複数のワイヤレストランシーバ1121とワイヤレスアンテナ1122とを含み得る。
[00061]モバイルデバイス1100は、クロック状態を前進させることおよび維持することが可能である回路、レジスタ、メモリなどを備えるクロック1142をさらに備え得る。特定の実装形態では、クロック状態は、(たとえば、発振信号に応答して)設定された増分サイクル上でカウンタまたは他の値を増分することによって前進され得る。特定の実装形態では、クロック1142は、クロック状態を示す値を与えることが可能なレジスタ、発振器、入力端子、出力端子などを備え得る。特定の実施形態では、クロック1142において維持されるクロック状態は、汎用/アプリケーションプロセッサ1111、(1つまたは複数の)DSP1112など上で協調様式で上でアプリケーション機能を実行するためのプロセスを制御するために使用され得る。上記で指摘されたように、クロック1142において維持されるクロック状態は、モバイルデバイス1100以外のデバイスによって維持されるクロック状態と同期され得る。
[00062]モバイルデバイス1100はまた、SPSアンテナ1158を介してSPS信号1159を受信および収集することが可能なSPS受信機1155を備え得る。SPS受信機1155はまた、モバイルデバイス1000のロケーションを推定するために、収集されたSPS信号1159を全体的にまたは部分的に処理し得る。いくつかの実施形態では、(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111、メモリ1140、(1つまたは複数の)DSP1112および/または専用プロセッサ(図示せず)も、SPS受信機1155とともに、収集されたSPS信号を全体的にまたは部分的に処理し、および/またはモバイルデバイス1100の推定ロケーションを計算するために利用され得る。測位動作を実行する際に使用するためのSPSまたは他の信号の記憶は、メモリ1140またはレジスタ(図示せず)中で実行され得る。
[00063]また、図15に示されている、モバイルデバイス1100は、バスインターフェース1110によってバス1101に接続された(1つまたは複数の)デジタル信号プロセッサ((1つまたは複数の)DSP)1112と、バスインターフェース1110によってバス1101に接続された(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111と、メモリ1140とを備え得る。バスインターフェース1110は、(1つまたは複数の)DSP1112、(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111およびメモリ1140と統合され得る。様々な実施形態では、ほんの数例を挙げると、RAM、ROM、FLASH、またはディスクドライブなど、コンピュータ可読記憶媒体上になど、メモリ1140に記憶された1つまたは複数の機械可読命令の実行に応答して、機能が実行され得る。1つまたは複数の命令は、(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111、専用プロセッサ、または(1つまたは複数の)DSP1112によって実行可能であり得る。メモリ1140は、本明細書で説明される機能を実行するために(1つまたは複数の)プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112によって実行可能であるソフトウェアコード(プログラミングコード、命令など)を記憶する非一時的プロセッサ可読メモリおよび/またはコンピュータ可読メモリを備え得る。特定の実装形態では、ワイヤレストランシーバ1121は、上記で説明されたように、モバイルデバイス1100がワイヤレスSTAとして構成されることを可能にするために、バス1101を通して(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112と通信し得る。(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112は、図3、図4、図5、図10および図11に関して上記で説明されたプロセスの1つまたは複数の態様を実行するための命令を実行し得る。
[00064]また、図15に示されている、ユーザインターフェース1135は、たとえば、ほんの数例を挙げると、スピーカー、マイクロフォン、ディスプレイデバイス、振動デバイス、キーボード、タッチスクリーンなど、いくつかのデバイスのうちのいずれか1つを備え得る。特定の実装形態では、ユーザインターフェース1135は、ユーザがモバイルデバイス1100上にホストされた1つまたは複数のアプリケーションとインタラクトすることを可能にし得る。たとえば、ユーザインターフェース1135のデバイスは、ユーザからのアクションに応答して(1つまたは複数の)DSP1112または汎用/アプリケーションプロセッサ1111によってさらに処理されるべきアナログ信号またはデジタル信号をメモリ1140に記憶し得る。同様に、モバイルデバイス1100上にホストされたアプリケーションは、出力信号をユーザに提示するためにアナログまたはデジタル信号をメモリ1140に記憶し得る。別の実装形態では、モバイルデバイス1100は、たとえば、専用スピーカー、マイクロフォン、デジタルアナログ回路、アナログデジタル回路、増幅器、および/または利得制御を備える専用オーディオ入出力(I/O)デバイス1170をオプションとして含み得る。ただし、これは、オーディオI/Oがモバイルデバイスにおいてどのように実装され得るかの一例にすぎず、請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。別の実装形態では、モバイルデバイス1100は、キーボードまたはタッチスクリーンデバイスにタッチすること、またはそれに対する圧力に応答するタッチセンサー1162を備え得る。
[00065]モバイルデバイス1100はまた、静止画または動画をキャプチャするための専用カメラデバイス1164を備え得る。専用カメラデバイス1164は、たとえば、ほんの数例を挙げると、イメージングセンサー(たとえば、電荷結合デバイスまたはCMOSイメージャ)、レンズ、アナログデジタル回路、フレームバッファを備え得る。一実装形態では、キャプチャされた画像を表す信号の追加の処理、調整、符号化または圧縮が、汎用/アプリケーションプロセッサ1111または(1つまたは複数の)DSP1112において実行され得る。代替的に、専用ビデオプロセッサ1168が、キャプチャされた画像を表す信号の調整、符号化、圧縮または操作を実行し得る。さらに、専用ビデオプロセッサ1168は、モバイルデバイス1100上のディスプレイデバイス(図示せず)上での提示のために記憶された画像データを復号/復元し得る。
[00066]モバイルデバイス1100は、たとえば、慣性センサーおよび環境センサーを含み得る、バス1101に結合されたセンサー1160をも備え得る。センサー1160の慣性センサーは、たとえば、(たとえば、3次元におけるモバイルデバイス1100の加速度にまとめて応答する)加速度計、(たとえば、1つまたは複数のコンパスアプリケーションをサポートするための)1つまたは複数のジャイロスコープまたは1つまたは複数の磁力計を備え得る。モバイルデバイス1100の環境センサーは、たとえば、ほんの数例を挙げると、温度センサー、気圧センサー、周辺光センサー、カメライメージャ、マイクロフォンを備え得る。センサー1160は、メモリ1140に記憶され、たとえば、測位またはナビゲーション動作を対象とするアプリケーションなど、1つまたは複数のアプリケーションをサポートする(1つまたは複数の)DPSまたは汎用/アプリケーションプロセッサ1111によって処理され得る、アナログ信号またはデジタル信号を生成し得る。
[00067]特定の実装形態では、モバイルデバイス1100は、ワイヤレストランシーバ1121またはSPS受信機1155において受信され、ダウンコンバートされた信号のベースバンド処理を実行することが可能な専用モデムプロセッサ1166を備え得る。同様に、専用モデムプロセッサ1166は、ワイヤレストランシーバ1121による送信のためにアップコンバートされるべき信号のベースバンド処理を実行し得る。代替実装形態では、専用モデムプロセッサを有する代わりに、ベースバンド処理は汎用プロセッサまたはDSP(たとえば、汎用/アプリケーションプロセッサ1111または(1つまたは複数の)DSP1112)によって実行され得る。ただし、これらはベースバンド処理を実行し得る構造の例にすぎず、請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。
[00068]図16は、たとえば、図1に関して上記で説明された技法またはプロセスを実装するように構成可能な1つまたは複数のデバイスを含み得る例示的なシステム1800を示す概略図である。システム1800は、たとえば、ワイヤレス通信ネットワークを通して互いに動作可能に結合され得る第1のデバイス1802と、第2のデバイス1804と、第3のデバイス1806とを含み得る。一態様では、第1のデバイス1802は、たとえば、図示のようにアクセスポイントを備え得る。一態様では、第2のデバイス1804はアクセスポイント(たとえば、ローカルトランシーバ115または基地局トランシーバ110)を備え得、第3のデバイス1806は移動局またはモバイルデバイスを備え得る。また、一態様では、デバイス1802、1804および1802は、ワイヤレス通信ネットワーク中に含まれ得、たとえば、1つまたは複数のワイヤレスアクセスポイントを備え得る。ただし、請求される主題はこれらの点で範囲が限定されない。
[00069]図16に示されている第1のデバイス1802、第2のデバイス1804および第3のデバイス1806は、ワイヤレス通信ネットワークを介してデータを交換するように構成可能であり得る任意のデバイス、アプライアンスまたは機械を表し得る。限定ではなく例として、第1のデバイス1802、第2のデバイス1804、または第3のデバイス1806のいずれも、たとえば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ワークステーション、サーバデバイスなど、1つまたは複数のコンピューティングデバイスまたはプラットフォーム、たとえば、携帯情報端末、モバイル通信デバイスなど、1つまたは複数のパーソナルコンピューティングまたは通信デバイスまたはアプライアンス、たとえば、データベースまたはデータ記憶サービスプロバイダ/システム、ネットワークサービスプロバイダ/システム、インターネットまたはイントラネットサービスプロバイダ/システム、ポータルまたは検索エンジンサービスプロバイダ/システム、ワイヤレス通信サービスプロバイダ/システムなど、コンピューティングシステムまたは関連するサービスプロバイダ機能、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。第1のデバイス1802、第2のデバイス1804、および第3のデバイス1806のいずれも、本明細書で説明される例によるアクセスポイントまたはモバイルデバイスのうちの1つまたは複数を備え得る。
[00070]同様に、図16に示されているワイヤレス通信ネットワークは、第1のデバイス1802、第2のデバイス1804、および第3のデバイス1806のうちの少なくとも2つの間でのデータの交換をサポートするように構成可能な1つまたは複数の通信リンク、プロセス、またはリソースを表す。限定ではなく例として、ワイヤレス通信ネットワークは、ワイヤレスまたはワイヤード通信リンク、電話または電気通信システム、データバスまたはチャネル、光ファイバー、地上またはスペースビークルリソース、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、イントラネット、インターネット、ルータまたはスイッチなど、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、第3のデバイス1806の部分的に不明瞭にされたものとして示されている破線ボックスによって示されるように、ワイヤレス通信ネットワーク1808に動作可能に結合された追加の同様のデバイスがあり得る。
[00071]図16に示されている様々なデバイスおよびネットワーク、ならびに本明細書でさらに説明されるプロセスおよび方法の全部または一部は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して、またはさもなければ含めて実装され得ることを認識されたい。
[00072]したがって、限定ではなく例として、第2のデバイス1804は、バス1828を通してメモリ1822に動作可能に結合された少なくとも1つの処理ユニット1820を含み得る。
[00073]処理ユニット1820は、データ算出手順またはプロセスの少なくとも一部分を実行するように構成可能な1つまたは複数の回路を表す。限定ではなく例として、処理ユニット1820は、1つまたは複数のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路、デジタル信号プロセッサ、プログラマブル論理デバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイなど、またはそれらの任意の組合せを含み得る。
[00074]メモリ1822は任意のデータ記憶機構を表す。メモリ1822は、たとえば、プライマリメモリ1824またはセカンダリメモリ1826を含み得る。プライマリメモリ1824は、たとえば、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリなどを含み得る。この例では処理ユニット1820とは別個であるものとして示されているが、プライマリメモリ1824の全部または一部は、処理ユニット1820内に設けられるか、またはさもなければ処理ユニット1820と共設/結合され得ることを理解されたい。特定の一実装形態では、メモリ1822および処理ユニット1820は、図3、図4、図5、図10および図11に関して上記で説明されたプロセスの1つまたは複数の態様を実行するように構成され得る。
[00075]セカンダリメモリ1826は、たとえば、プライマリメモリと同じまたは同様のタイプのメモリ、あるいは、たとえば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、ソリッドステートメモリドライブなど、1つまたは複数のデータストレージデバイスまたはシステムを含み得る。いくつかの実装形態では、セカンダリメモリ1826は、コンピュータ可読媒体1840を動作可能に受容可能であるか、またはさもなければそれに結合するように構成可能であり得る。コンピュータ可読媒体1840は、たとえば、システム1800中のデバイスのうちの1つまたは複数のためにデータ、コードまたは命令を搬送するかまたはアクセス可能にすることができる任意の非一時的媒体を含み得る。コンピュータ可読媒体1840は記憶媒体と呼ばれることもある。
[00076]第2のデバイス1804は、クロック状態を前進させることおよび維持することが可能である回路、レジスタ、メモリなどを備えるクロック1850をさらに備え得る。特定の実装形態では、クロック状態は、(たとえば、発振信号に応答して)設定された増分サイクル上でカウンタまたは他の値を増分することによって前進され得る。特定の実装形態では、クロック1805は、クロック状態を示す値を与えることが可能なレジスタ、発振器、入力端子出力端子などを備え得る。特定の実施形態では、クロック1850において維持されるクロック状態は、汎用/アプリケーションプロセッサ1111、(1つまたは複数の)DSP1112など上で協調様式で上でアプリケーション機能を実行するためのプロセスを制御するために使用され得る。上記で指摘されたように、クロック1850において維持されるクロック状態は、第2のデバイス1804以外のデバイス(たとえば、第1のデバイス1802および第3のデバイス1806)によって維持されるクロック状態と同期され得る。
[00077]第2のデバイス1804は、たとえば、少なくともアンテナ1808を介したワイヤレス通信ネットワークへの第2のデバイス1804の動作可能な結合を与えるか、またはさもなければそれをサポートする通信インターフェース1830を含み得る。限定ではなく例として、通信インターフェース1830は、ネットワークインターフェースデバイスまたはカード、モデム、ルータ、スイッチ、トランシーバなどを含み得る。他の代替実装形態では、通信インターフェース1830は、ワイヤード/LANインターフェース、ワイヤレスLANインターフェース(たとえば、IEEE規格802.11ワイヤレスインターフェース)および/またはワイドエリアネットワーク(WAN)エアインターフェースを備え得る。特定の実装形態では、通信インターフェース1830と組み合わせたアンテナ1808は、図3、図4、図5、図10および図11に示されている信号の送信および受信を実装するために使用され得る。
[00078]特定の一実装形態では、FTM測定要求メッセージに応答したACKメッセージの送信が、処理ユニット1830からの命令または開始なしに、通信インターフェース1830において実行され得る。一方、FTM距離報告メッセージが、(たとえば、メモリ1820に記憶された1つまたは複数の機械可読命令の実行から)処理ユニット1820など、プログラマブルデバイスにおいて形成され得る。
[00079]第2のデバイス1804は、たとえば、入出力デバイス1832を含み得る。入出力デバイス1832は、人間または機械の入力を受け付けるか、またはさもなければそれを導入するように構成可能であり得る1つまたは複数のデバイスまたは特徴、あるいは人間または機械の出力を配信するか、またはさもなければそれを与えるように構成可能であり得る1つまたは複数のデバイスまたは特徴を表す。限定ではなく例として、入出力デバイス1832は、動作可能に構成されたディスプレイ、スピーカー、キーボード、マウス、トラックボール、タッチスクリーン、データポートなどを含み得る。
[00080]本明細書で最初に請求された主題への追加または代替として、以下の例は、限定する意図なしに、本特許出願あるいは場合によっては1つまたは複数の継続特許出願または分割特許出願において重要であり得る何らかの主題を提示する。一実施形態では、応答STAにおける方法は、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える少なくとも1つの第1のメッセージを開始STAに送信することと、第2のメッセージのバーストを開始STAに送信することと、ここにおいて、第2のメッセージは、グランドマスタクロックの状態に少なくとも部分的に基づいてタイムスタンプを付けられる、を備える。1つの代替実装形態では、少なくとも第1のメッセージを送信することは、ファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの受信に応答して少なくとも1つの第1のメッセージを送信することをさらに備える。別の代替実装形態では、FTM要求メッセージは、1つまたは複数の第2のメッセージとしてのFTMメッセージまたはタイミング測定メッセージのための能力または選好を示す1つまたは複数のフィールドを備える。また別の代替実装形態では、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータは、gmTimeBaseIndicator、lastGmPhase ChangeまたはscaledLastGmFreqChange、またはそれらの組合せを備える。
[00081]別の実施形態では、応答STAは、ワイヤレス通信ネットワークにメッセージを送信し、ワイヤレス通信ネットワークからメッセージを受信するためのワイヤレストランシーバと、トランシーバを通した、開始STAへの、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える少なくとも1つの第1のメッセージの送信を開始することと、トランシーバを通した、開始STAへの第2のメッセージのバーストの送信を開始することと、ここにおいて、第2のメッセージは、グランドマスタクロックの状態に少なくとも部分的に基づいてタイムスタンプを付けられる、を行うように構成された1つまたは複数のプロセッサとを備える。1つの代替実装形態では、1つまたは複数のプロセッサは、ファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの受信に応答して少なくとも1つの第1のメッセージの送信を開始するようにさらに構成される。別の代替実装形態では、FTM要求メッセージは、1つまたは複数の第2のメッセージとしてのFTMメッセージまたはタイミング測定メッセージのための能力または選好を示す1つまたは複数のフィールドを備える。別の代替形態では、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータは、gmTimeBaseIndicator、lastGmPhase ChangeまたはscaledLastGmFreqChange、またはそれらの組合せを備える。
[00082]別の実施形態では、応答ワイヤレス局(STA)は、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える少なくとも1つの第1のメッセージを開始STAに送信するための手段と、第2のメッセージのバーストを開始STAに送信するための手段と、ここにおいて、第2のメッセージは、グランドマスタクロックの状態に少なくとも部分的に基づいてタイムスタンプを付けられる、を備え得る。1つの代替実装形態では、少なくとも第1のメッセージを送信するための手段は、ファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの受信に応答して少なくとも1つの第1のメッセージを送信するための手段をさらに備える。別の代替実装形態では、FTM要求メッセージは、1つまたは複数の第2のメッセージとしてのFTMメッセージまたはタイミング測定メッセージのための能力または選好を示す1つまたは複数のフィールドを備える。別の代替実装形態では、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータは、gmTimeBaseIndicator、lastGmPhase ChangeまたはscaledLastGmFreqChange、またはそれらの組合せを備える。
[00083]別の代替実施形態では、非一時的記憶媒体は、応答ワイヤレス局(STA)のプロセッサによって、開始STAへの、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える少なくとも1つの第1のメッセージの送信を開始することと、開始STAへの第2のメッセージのバーストの送信を開始することと、ここにおいて、第2のメッセージは、グランドマスタクロックの状態に少なくとも部分的に基づいてタイムスタンプを付けられる、を行うために実行可能である、その上に記憶されたコンピュータ可読命令を備える。1つの代替実装形態では、命令は、1つまたは複数のプロセッサによって、ファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの受信に応答して少なくとも1つの第1のメッセージの送信を開始するためにさらに実行可能である。別の代替実装形態では、FTM要求メッセージは、1つまたは複数の第2のメッセージとしてのFTMメッセージまたはタイミング測定メッセージのための能力または選好を示す1つまたは複数のフィールドを備える。別の代替実装形態では、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータは、gmTimeBaseIndicator、lastGmPhase ChangeまたはscaledLastGmFreqChange、またはそれらの組合せを備える。
[00084]本明細書で使用される「アクセスポイント」という用語は、たとえば、ワイヤレスローカルエリアネットワークなど、ワイヤレス通信システムにおける通信を容易にするために使用される任意のワイヤレス通信局および/またはデバイスを含むように意図されるが、請求される主題の範囲はこの点について限定されない。別の態様では、アクセスポイントは、たとえば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイントを備え得る。そのようなWLANは、一態様では、IEEE規格802.11の1つまたは複数のバージョンと互換性のあるおよび/またはそれに準拠するネットワークを備え得るが、請求される主題の範囲はこの点について限定されない。WLANアクセスポイントは、たとえば、1つまたは複数のモバイルデバイスとインターネットなどのネットワークとの間の通信を与え得る。
[00085]本明細書で使用される「モバイルデバイス」という用語は、変化する位置ロケーションを時々有し得るデバイスを指す。位置ロケーションの変化は、いくつかの例として、方向、距離、向きなどに対する変化を備え得る。特定の例では、モバイルデバイスは、セルラー電話、ワイヤレス通信デバイス、ユーザ機器、ラップトップコンピュータ、他のパーソナル通信システム(PCS)デバイス、携帯情報端末(PDA)、パーソナルオーディオデバイス(PAD)、ポータブルナビゲーションデバイス、および/または他のポータブル通信デバイスを備え得る。モバイルデバイスは、機械可読命令によって制御される機能を実行するように適応されたプロセッサおよび/またはコンピューティングプラットフォームをも備え得る。
[00086]本明細書で説明された方法は、特定の例に従って適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。たとえば、そのような方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ハードウェア実装形態では、たとえば、処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(「ASIC」)、デジタル信号プロセッサ(「DSP」)、デジタル信号処理デバイス(「DSPD」)、プログラマブル論理デバイス(「PLD」)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するように設計された他のデバイスユニット、またはそれらの組合せ内に実装され得る。
[00087]アルゴリズム記述および/または記号表現は、信号処理および/または関連技術の当業者によって、自身の仕事の本質を他の当業者に伝達するために使用される技法の例である。アルゴリズムは、本明細書では、および一般には、所望の結果をもたらす自己無撞着な一連の演算および/または同様の信号処理であると考えられる。このコンテキストでは、演算および/または処理は物理量の物理的操作を伴う。一般に、必ずしもそうとは限らないが、そのような量は、信号測定値、テキスト、画像、ビデオ、オーディオなど、様々な形態のコンテンツを表す電子信号および/または状態として記憶、転送、合成、比較、処理、またはさもなければ操作されることが可能な電気および/または磁気信号および/または状態の形態をとり得る。主に一般的な用法という理由で、そのような物理的信号および/または物理的状態を、ビット、値、要素、記号、文字、項、数、数字、メッセージ、フレーム、測定値、コンテンツなどと呼ぶことが時々便利であることがわかっている。ただし、これらおよび/または同様の用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるべきであり、便利なラベルにすぎないことを理解されたい。別段に明記されていない限り、上記の説明から明らかなように、本明細書全体にわたって、「処理すること」、「算出すること」、「計算すること」、「決定すること」、「確立すること」、「取得すること」、「識別すること」、「選択すること」、「生成すること」などの用語を利用する説明は、専用コンピュータならびに/あるいは同様の専用コンピューティングおよび/またはネットワークデバイスなど、特定の装置のアクションおよび/またはプロセスを指すことがあることを諒解されたい。したがって、本明細書のコンテキストでは、専用コンピュータならびに/あるいは同様の専用コンピューティングおよび/またはネットワークデバイスは、専用コンピュータならびに/あるいは同様の専用コンピューティングおよび/またはネットワークデバイスのメモリ、レジスタ、および/または他のストレージデバイス、送信デバイス、および/またはディスプレイデバイス内の、電子的および/または磁気的な物理量として一般に表される信号および/または状態を処理、操作および/または変換することが可能である。この特定の特許出願のコンテキストでは、上述のように、「特定の装置」という用語は、プログラムソフトウェアからの命令に従って特定の機能を実行するようにプログラムされた後の汎用コンピュータなど、汎用コンピューティングおよび/またはネットワークデバイスを含み得る。
[00088]いくつかの状況では、バイナリ1からバイナリ0への、またはその逆の状態の変化など、メモリデバイスの動作は、たとえば、物理的変換などの変換を備え得る。特定のタイプのメモリデバイスでは、そのような物理的変換は、異なる状態または物への物品の物理的変換を備え得る。たとえば、限定はしないが、いくつかのタイプのメモリデバイスの場合、状態の変化は、電荷の累積および/または蓄積、あるいは蓄積された電荷の解放を伴い得る。同様に、他のメモリデバイスでは、状態の変化は、磁気方位の変換、および/あるいは、結晶状からアモルファスへの、またはその逆などの、分子構造の物理的変化および/または変換など、物理的変化を備え得る。さらに他のメモリデバイスでは、物理的状態の変化は、たとえば、量子ビット(キュビット)を伴い得る、重ね合わせ、絡み合いなど、量子力学的現象を伴い得る。上記は、メモリデバイスにおけるバイナリ1からバイナリ0への、またはその逆の状態の変化が物理的変換などの変換を備え得る、すべての例の網羅的なリストであることを意図されない。むしろ、上記は例示的な例として意図される。
[00089]本明細書で説明されたワイヤレス通信技法は、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(「WWAN」)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(「WLAN」)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)などの様々なワイヤレス通信ネットワークに関連し得る。このコンテキストでは、「ワイヤレス通信ネットワーク」は、1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを通して互いと通信することが可能な複数のデバイスまたはノードを備える。たとえば、図1に示されているように、ワイヤレス通信ネットワークは、モバイルデバイス100a、100b、115aおよび115bからの2つまたはそれ以上のデバイスを備え得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。WWANは、符号分割多元接続(「CDMA」)ネットワーク、時分割多元接続(「TDMA」)ネットワーク、周波数分割多元接続(「FDMA」)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(「OFDMA」)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続(「SC−FDMA」)ネットワーク、または上記のネットワークの任意の組合せなどであり得る。CDMAネットワークは、ほんのいくつかの無線技術を挙げれば、cdma2000、広帯域CDMA(「W−CDMA(登録商標)」)などの1つまたは複数の無線アクセス技術(「RAT」)を実装し得る。ここで、cdma2000は、IS−95規格、IS−2000規格、およびIS−856規格に従って実装される技術を含み得る。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(「GSM」:Global System for Mobile Communications)、デジタルアドバンストモバイルフォンシステム(「D−AMPS」:Digital Advanced Mobile Phone System)、または何らかの他のRATを実装し得る。GSMおよびW−CDMAは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(「3GPP(登録商標)」:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(「3GPP2」:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。3GPPおよび3GPP2の文書は公的に入手可能である。4Gロングタームエボリューション(「LTE」)通信ネットワークも、一態様において、請求される主題に従って実装され得る。WLANはIEEE802.11xネットワークを備え得、WPANは、たとえば、Bluetoothネットワーク、IEEE802.15xを備え得る。本明細書で説明されたワイヤレス通信実装形態はまた、WWAN、WLANまたはWPANの任意の組合せとともに使用され得る。
[00090]別の態様では、前述のように、ワイヤレス送信機またはアクセスポイントは、セルラー電話サービスを会社または家庭に延長するために利用されるフェムトセルを備え得る。そのような実装形態では、1つまたは複数のモバイルデバイスは、たとえば、符号分割多元接続(「CDMA」)セルラー通信プロトコルを介してフェムトセルと通信し得、フェムトセルは、インターネットなどの別のブロードバンドネットワークを介してより大きいセルラー電気通信ネットワークへのアクセスをモバイルデバイスに与え得る。
[00091]本明細書で説明された技法は、いくつかのGNSSおよび/またはGNSSの組合せのうちのいずれか1つを含むSPSとともに使用され得る。さらに、そのような技法は、「スードライト(pseudolite)」として働く地上波送信機、またはSVとそのような地上波送信機との組合せを利用する測位システムとともに使用され得る。地上波送信機は、たとえば、PNコードまたは(たとえば、GPSまたはCDMAセルラー信号と同様の)他のレンジングコードをブロードキャストする地上送信機を含み得る。そのような送信機は、遠隔受信機による識別を可能にするように一意のPNコードを割り当てられ得る。地上波送信機は、たとえば、トンネルの中、鉱山内、建築物の中、ビルの谷間または他の閉じられたエリア内などの、周回するSVからのSPS信号が利用できないことがある状況においてSPSを補強するのに有用であり得る。スードライトの別の実装形態は無線ビーコンとして知られている。本明細書で使用される「SV」という用語は、スードライト、スードライトの等価物、および場合によっては他のものとして働く地上波送信機を含むものとする。本明細書で使用される「SPS信号」および/または「SV信号」という用語は、スードライトまたはスードライトの等価物として働く地上波送信機を含む、地上波送信機からのSPS様の信号を含むものとする。
[00092]同様に、このコンテキストでは、「結合された(coupled)」、「接続された(connected)」という用語、および/または同様の用語が、一般的に使用される。これらの用語は類義語として意図されないことを理解されたい。むしろ、「接続された」は、一般的に、2つまたはそれ以上の構成要素が、たとえば、電気的に接触していることを含む、直接物理的に接触していることを示すために使用され、「結合された」は、一般的に、2つまたはそれ以上の構成要素が潜在的に、電気的に接触していることを含む、直接物理的に接触していることを意味するために使用されるが、「結合された」はまた、一般的に、2つまたはそれ以上の構成要素が必ずしも直接接触しているとは限らないが、とはいえ、協働および/またはインタラクトすることが可能であることを意味するためにも使用される。結合されたという用語はまた、一般的に、たとえば、適切なコンテキストでは、間接的に接続されていることを意味すると理解される。
[00093]本明細書で使用される「および」、「または」、「および/または」という用語、および/または同様の用語は、そのような用語が使用される特定のコンテキストに少なくとも部分的に依存することも予想される様々な意味を含む。一般に、「または」がA、BまたはCなどのリストを関連付けるために使用される場合、ここで包含的な意味で使用されるA、B、およびCを意味し、ならびにここで排他的な意味で使用されるA、BまたはCを意味するものとする。さらに、本明細書で使用される「1つまたは複数の」という用語および/または同様の用語は、単数形の任意の特徴、構造、および/または特性について説明するために使用され、ならびに/あるいは複数の特徴、構造および/または特性、ならびに/あるいは特徴、構造または特性の何らかの他の組合せについて説明するために使用される。同様に、「に基づいて」という用語および/または同様の用語は、ファクタの排他的セットを表すことを必ずしも意図するものとは限らず、必ずしも明確に説明されるとは限らない追加のファクタの存在を考慮に入れることを意図するものとして理解される。もちろん、上記のすべてについて、説明および/または使用の特定のコンテキストは、引き出されるべき推論に関する有用なガイダンスを与える。以下の説明は1つまたは複数の例示的な例を与えるにすぎず、請求される主題はこれらの1つまたは複数の例に限定されないが、この場合も、説明および/または使用の特定のコンテキストは、引き出されるべき推論に関する有用なガイダンスを与えることに留意されたい。
[00094]このコンテキストでは、ネットワークデバイスという用語は、ネットワークを介しておよび/またはネットワークの一部として通信することが可能な任意のデバイスを指し、コンピューティングデバイスを備え得る。ネットワークデバイスは、ワイヤードおよび/またはワイヤレスネットワークを介してなど、信号(たとえば、信号パケットおよび/またはフレーム)を送信および/または受信することが可能であり得るが、ネットワークデバイスはまた、物理的メモリ状態としてメモリ中でなど、算術および/または論理演算を実行すること、信号を処理および/または記憶することが可能であり得、ならびに/あるいは、たとえば、様々な実施形態では、サーバとして動作し得る。サーバなどとして動作することが可能なネットワークデバイスは、例として、専用ラックマウント式サーバ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、セットトップボックス、タブレット、ネットブック、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、上記のデバイスの2つまたはそれ以上の特徴を組み合わせた集積デバイスなど、またはそれらの任意の組合せを含み得る。信号パケットおよび/またはフレームは、たとえば、ワイヤレスネットワークを介して結合されたワイヤレスデバイス間を含む、たとえば、サーバとクライアントデバイスとの間、および/または他のタイプのネットワークデバイス間などで交換され得る。サーバ、サーバデバイス、サーバコンピューティングデバイス、サーバコンピューティングプラットフォームという用語および/または同様の用語は互換的に使用されることに留意されたい。同様に、クライアント、クライアントデバイス、クライアントコンピューティングデバイス、クライアントコンピューティングプラットフォームという用語および/または同様の用語も互換的に使用される。いくつかの事例では、説明しやすいように、これらの用語は、「クライアントデバイス」または「サーバデバイス」に言及することによってなど、単数形で使用され得るが、説明は、適宜に、1つまたは複数のクライアントデバイスおよび/または1つまたは複数のサーバデバイスを包含するものとする。同様の方針に沿って、「データベース」への言及は、適宜に、1つまたは複数のデータベースおよび/またはそれの部分を意味すると理解される。
[00095]説明しやすいように、(ネットワーキングデバイスとも呼ばれる)ネットワークデバイスは、コンピューティングデバイスに関して実施および/または説明され得ることを理解されたい。しかしながら、この説明は、請求される主題が、コンピューティングデバイスおよび/またはネットワークデバイスなど、一実施形態に限定されることと決して解釈されるべきではなく、代わりに、たとえば、1つまたは複数の例示的な例を含む、様々なデバイスまたはそれらの組合せとして実施され得ることと解釈されるべきであることをさらに理解されたい。
[00096]本明細書全体にわたる一実装形態、実装形態、一実施形態、実施形態などへの言及は、特定の実装形態および/または実施形態に関して説明された特定の特徴、構造、および/または特性が、請求される主題の少なくとも1つの実装形態および/または実施形態に含まれることを意味する。したがって、たとえば、本明細書全体にわたる様々な箇所でのそのような句の出現は、必ずしも同じ実装形態または説明された特定の一実装形態を指すことを意図されるとは限らない。さらに、説明された特定の特徴、構造、および/または特性は、たとえば、1つまたは複数の実装形態では、様々な方法で組み合わせられることが可能であり、したがって、意図された特許請求の範囲内にあることを理解されたい。概して、もちろん、これらおよび他の問題はコンテキストによって異なる。したがって、説明および/または使用の特定のコンテキストは、引き出されるべき推論に関する有用なガイダンスを与える。
[00097]現在例示的な特徴と考えられることが例示され説明されたが、請求される主題から逸脱することなく、様々な他の変更が行われ得、均等物が代用され得ることが、当業者には理解されよう。さらに、本明細書で説明された中心概念から逸脱することなく、請求される主題の教示に特定の状況を適合させるための多くの変更が行われ得る。したがって、請求される主題は、開示された特定の例に限定されず、そのような請求される主題はまた、添付の特許請求の範囲内に入るすべての態様とそれらの均等物とを含み得るものとする。
[00097]現在例示的な特徴と考えられることが例示され説明されたが、請求される主題から逸脱することなく、様々な他の変更が行われ得、均等物が代用され得ることが、当業者には理解されよう。さらに、本明細書で説明された中心概念から逸脱することなく、請求される主題の教示に特定の状況を適合させるための多くの変更が行われ得る。したがって、請求される主題は、開示された特定の例に限定されず、そのような請求される主題はまた、添付の特許請求の範囲内に入るすべての態様とそれらの均等物とを含み得るものとする。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
第1のワイヤレス局(STA)における方法であって、
第2のSTAから、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える1つまたは複数の第1のメッセージを受信することと、
前記グランドマスタクロックの前記状態を特徴づける前記1つまたは複数のパラメータと、前記第1のSTAにおいて維持される第1のクロックの第1のドリフトと前記第2のSTAにおいて維持される第2のクロックの第2のドリフトとの間の予想される差とに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のクロックを前記第2のクロックと同期させることと
を備える、方法。
[C2]
前記第2のSTAからのバースト中で送信された第2のメッセージの前記第1のSTAにおける到着時間に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出することをさらに備える、
[C1]に記載の方法。
[C3]
ネイバーレート比に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出することをさらに備える、
[C2]に記載の方法。
[C4]
前記第2のメッセージは、ファインタイミング測定(FTM)メッセージを備える、
[C2]に記載の方法。
[C5]
前記同期された第1のクロックに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のSTAから前記第1のSTAに送信された第3のメッセージのタイムオブフライトを測定することをさらに備える、
[C1]に記載の方法。
[C6]
前記第1のSTAが第1のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記第2のSTAが第2のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記方法は、
もう1つの第2のメッセージを第3のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスに送信することをさらに備え、前記1つまたは複数の第3のメッセージは、前記同期された第1のクロックに少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える、
[C1]に記載の方法。
[C7]
前記1つまたは複数の第1のメッセージが、少なくとも1つのファインタイミング測定(FTM)要求メッセージに応答して前記第2のSTAによって送信され、前記FTM要求メッセージが、前記1つまたは複数の第1のメッセージとしてのFTMメッセージまたはタイミング測定メッセージのための能力または選好を示す1つまたは複数のフィールドを備える、[C1]に記載の方法。
[C8]
前記第1のSTAは、開始STAを備え、前記第2のSTAは、応答STAを備える、
[C1]に記載の方法。
[C9]
第1のワイヤレス局(STA)であって、
ワイヤレス通信ネットワークにメッセージを送信し、前記ワイヤレス通信ネットワークからメッセージを受信するためのワイヤレストランシーバと、
第1のクロックと、
1つまたは複数のプロセッサと
を備え、前記1つまたは複数のプロセッサは、
第2のSTAから前記ワイヤレストランシーバにおいて受信された、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える1つまたは複数の第1のメッセージを取得することと、
前記グランドマスタクロックの前記状態を特徴づける前記1つまたは複数のパラメータと、前記第1のクロックの第1のドリフトと前記第2のSTAにおいて維持される第2のクロックの第2のドリフトとの間の予想される差とに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のクロックの状態を前記第2のクロックの状態と同期させることと
を行うように構成された、第1のSTA。
[C10]
前記1つまたは複数のプロセッサは、前記第2のSTAからのバースト中で送信された第2のメッセージの前記第1のSTAにおける到着時間に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出するようにさらに構成された、
[C9]に記載の第1のSTA。
[C11]
前記1つまたは複数のプロセッサは、ネイバーレート比に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出するようにさらに構成された、
[C10]に記載の第1のSTA。
[C12]
前記第2のメッセージは、ファインタイミング測定(FTM)メッセージを備える、
[C10]に記載の第1のSTA。
[C13]
前記1つまたは複数のプロセッサは、前記同期された第1のクロックに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のSTAから前記第1のSTAに送信された第3のメッセージのタイムオブフライトを測定するようにさらに構成された、
[C9]に記載の第1のSTA。
[C14]
前記第1のSTAは、第1のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記第2のSTAは、第2のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記1つまたは複数のプロセッサは、
第3のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスへのもう1つの第2のメッセージの送信を開始するようにさらに構成され、前記1つまたは複数の第3のメッセージは、前記同期された第1のクロックに少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える、
[C9]に記載の第1のSTA。
[C15]
前記1つまたは複数の第1のメッセージは、少なくとも1つのファインタイミング測定(FTM)要求メッセージに応答して前記第2のSTAによって送信され、前記FTM要求メッセージは、前記1つまたは複数の第1のメッセージとしてのFTMメッセージまたはタイミング測定メッセージのための能力または選好を示す1つまたは複数のフィールドを備える、
[C9]に記載の第1のSTA。
[C16]
前記第1のSTAは、開始STAを備え、前記第2のSTAが応答STAを備える、
[C9]に記載の第1のSTA。
[C17]
第1のワイヤレス局(STA)の1つまたは複数のプロセッサによって、
第2のSTAから受信された、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える1つまたは複数の第1のメッセージを取得することと、
前記グランドマスタクロックの前記状態を特徴づける前記1つまたは複数のパラメータと、前記第1のSTAにおいて維持される第1のクロックの第1のドリフトと前記第2のSTAにおいて維持される第2のクロックの第2のドリフトとの間の予想される差とに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のクロックの状態を前記第2のクロックの状態と同期させることと
を行うために実行可能である、その上に記憶された機械可読命令を備える非一時的記憶媒体。
[C18]
前記命令は、前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記第2のSTAからのバースト中で送信された第2のメッセージの前記第1のSTAにおける到着時間に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出するためにさらに実行可能である、
[C17]に記載の非一時的記憶媒体。
[C19]
前記命令は、前記1つまたは複数のプロセッサによって、ネイバーレート比に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出するためにさらに実行可能である、
[C18]に記載の非一時的記憶媒体。
[C20]
前記第2のメッセージは、ファインタイミング測定(FTM)メッセージを備える、
[C18]に記載の非一時的記憶媒体。
[C21]
前記命令は、前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記同期された第1のクロックに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のSTAから前記第1のSTAに送信された第3のメッセージのタイムオブフライトを測定するためにさらに実行可能である、
[C17]に記載の非一時的記憶媒体。
[C22]
前記第1のSTAは、第1のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記第2のSTAは、第2のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記命令は、前記1つまたは複数のプロセッサによって、
第3のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスへのもう1つの第2のメッセージの送信を開始するためにさらに実行可能であり、前記1つまたは複数の第3のメッセージは、前記同期された第1のクロックに少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える、
[C17]に記載の非一時的記憶媒体。
[C23]
前記1つまたは複数の第1のメッセージは、少なくとも1つのファインタイミング測定(FTM)要求メッセージに応答して前記第2のSTAによって送信され、前記FTM要求メッセージは、前記1つまたは複数の第1のメッセージとしてのFTMメッセージまたはタイミング測定メッセージのための能力または選好を示す1つまたは複数のフィールドを備える、
[C17]に記載の非一時的記憶媒体。
[C24]
前記第1のSTAは、開始STAを備え、前記第2のSTAは、応答STAを備える、
[C17]に記載の非一時的記憶媒体。
[C25]
第1のワイヤレス局(STA)であって、
第2のSTAから、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える1つまたは複数の第1のメッセージを受信するための手段と、
前記グランドマスタクロックの前記状態を特徴づける前記1つまたは複数のパラメータと、前記第1のSTAにおいて維持される第1のクロックの第1のドリフトと前記第2のSTAにおいて維持される第2のクロックの第2のドリフトとの間の予想される差とに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のクロックを前記第2のクロックと同期させるための手段と
を備える、第1のSTA。
[C26]
前記第2のSTAからのバースト中で送信された第2のメッセージの前記第1のSTAにおける到着時間に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出することをさらに備える、
[C25]に記載の第1のSTA。
[C27]
ネイバーレート比に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出することをさらに備える、
[C26]に記載の第1のSTA。
[C28]
前記第2のメッセージは、ファインタイミング測定(FTM)メッセージを備える、
[C26]に記載の第1のSTA。
[C29]
前記第1のSTAは、第1のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記第2のSTAは、第2のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記第1のSTAは、
もう1つの第2のメッセージを第3のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスに送信するための手段をさらに備え、前記1つまたは複数の第3のメッセージは、前記同期された第1のクロックに少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える、
[C25]に記載の第1のSTA。
[C30]
前記第1のSTAは、開始STAを備え、前記第2のSTAは、応答STAを備える、
[C25]に記載の第1のSTA。

Claims (30)

  1. 第1のワイヤレス局(STA)における方法であって、
    第2のSTAから、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える1つまたは複数の第1のメッセージを受信することと、
    前記グランドマスタクロックの前記状態を特徴づける前記1つまたは複数のパラメータと、前記第1のSTAにおいて維持される第1のクロックの第1のドリフトと前記第2のSTAにおいて維持される第2のクロックの第2のドリフトとの間の予想される差とに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のクロックを前記第2のクロックと同期させることと
    を備える、方法。
  2. 前記第2のSTAからのバースト中で送信された第2のメッセージの前記第1のSTAにおける到着時間に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出することをさらに備える、
    請求項1に記載の方法。
  3. ネイバーレート比に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出することをさらに備える、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2のメッセージは、ファインタイミング測定(FTM)メッセージを備える、
    請求項2に記載の方法。
  5. 前記同期された第1のクロックに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のSTAから前記第1のSTAに送信された第3のメッセージのタイムオブフライトを測定することをさらに備える、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1のSTAが第1のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記第2のSTAが第2のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記方法は、
    もう1つの第2のメッセージを第3のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスに送信することをさらに備え、前記1つまたは複数の第3のメッセージは、前記同期された第1のクロックに少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える、
    請求項1に記載の方法。
  7. 前記1つまたは複数の第1のメッセージが、少なくとも1つのファインタイミング測定(FTM)要求メッセージに応答して前記第2のSTAによって送信され、前記FTM要求メッセージが、前記1つまたは複数の第1のメッセージとしてのFTMメッセージまたはタイミング測定メッセージのための能力または選好を示す1つまたは複数のフィールドを備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第1のSTAは、開始STAを備え、前記第2のSTAは、応答STAを備える、
    請求項1に記載の方法。
  9. 第1のワイヤレス局(STA)であって、
    ワイヤレス通信ネットワークにメッセージを送信し、前記ワイヤレス通信ネットワークからメッセージを受信するためのワイヤレストランシーバと、
    第1のクロックと、
    1つまたは複数のプロセッサと
    を備え、前記1つまたは複数のプロセッサは、
    第2のSTAから前記ワイヤレストランシーバにおいて受信された、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える1つまたは複数の第1のメッセージを取得することと、
    前記グランドマスタクロックの前記状態を特徴づける前記1つまたは複数のパラメータと、前記第1のクロックの第1のドリフトと前記第2のSTAにおいて維持される第2のクロックの第2のドリフトとの間の予想される差とに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のクロックの状態を前記第2のクロックの状態と同期させることと
    を行うように構成された、第1のSTA。
  10. 前記1つまたは複数のプロセッサは、前記第2のSTAからのバースト中で送信された第2のメッセージの前記第1のSTAにおける到着時間に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出するようにさらに構成された、
    請求項9に記載の第1のSTA。
  11. 前記1つまたは複数のプロセッサは、ネイバーレート比に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出するようにさらに構成された、
    請求項10に記載の第1のSTA。
  12. 前記第2のメッセージは、ファインタイミング測定(FTM)メッセージを備える、
    請求項10に記載の第1のSTA。
  13. 前記1つまたは複数のプロセッサは、前記同期された第1のクロックに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のSTAから前記第1のSTAに送信された第3のメッセージのタイムオブフライトを測定するようにさらに構成された、
    請求項9に記載の第1のSTA。
  14. 前記第1のSTAは、第1のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記第2のSTAは、第2のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記1つまたは複数のプロセッサは、
    第3のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスへのもう1つの第2のメッセージの送信を開始するようにさらに構成され、前記1つまたは複数の第3のメッセージは、前記同期された第1のクロックに少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える、
    請求項9に記載の第1のSTA。
  15. 前記1つまたは複数の第1のメッセージは、少なくとも1つのファインタイミング測定(FTM)要求メッセージに応答して前記第2のSTAによって送信され、前記FTM要求メッセージは、前記1つまたは複数の第1のメッセージとしてのFTMメッセージまたはタイミング測定メッセージのための能力または選好を示す1つまたは複数のフィールドを備える、
    請求項9に記載の第1のSTA。
  16. 前記第1のSTAは、開始STAを備え、前記第2のSTAが応答STAを備える、
    請求項9に記載の第1のSTA。
  17. 第1のワイヤレス局(STA)の1つまたは複数のプロセッサによって、
    第2のSTAから受信された、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える1つまたは複数の第1のメッセージを取得することと、
    前記グランドマスタクロックの前記状態を特徴づける前記1つまたは複数のパラメータと、前記第1のSTAにおいて維持される第1のクロックの第1のドリフトと前記第2のSTAにおいて維持される第2のクロックの第2のドリフトとの間の予想される差とに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のクロックの状態を前記第2のクロックの状態と同期させることと
    を行うために実行可能である、その上に記憶された機械可読命令を備える非一時的記憶媒体。
  18. 前記命令は、前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記第2のSTAからのバースト中で送信された第2のメッセージの前記第1のSTAにおける到着時間に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出するためにさらに実行可能である、
    請求項17に記載の非一時的記憶媒体。
  19. 前記命令は、前記1つまたは複数のプロセッサによって、ネイバーレート比に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出するためにさらに実行可能である、
    請求項18に記載の非一時的記憶媒体。
  20. 前記第2のメッセージは、ファインタイミング測定(FTM)メッセージを備える、
    請求項18に記載の非一時的記憶媒体。
  21. 前記命令は、前記1つまたは複数のプロセッサによって、前記同期された第1のクロックに少なくとも部分的に基づいて、前記第2のSTAから前記第1のSTAに送信された第3のメッセージのタイムオブフライトを測定するためにさらに実行可能である、
    請求項17に記載の非一時的記憶媒体。
  22. 前記第1のSTAは、第1のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記第2のSTAは、第2のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記命令は、前記1つまたは複数のプロセッサによって、
    第3のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスへのもう1つの第2のメッセージの送信を開始するためにさらに実行可能であり、前記1つまたは複数の第3のメッセージは、前記同期された第1のクロックに少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える、
    請求項17に記載の非一時的記憶媒体。
  23. 前記1つまたは複数の第1のメッセージは、少なくとも1つのファインタイミング測定(FTM)要求メッセージに応答して前記第2のSTAによって送信され、前記FTM要求メッセージは、前記1つまたは複数の第1のメッセージとしてのFTMメッセージまたはタイミング測定メッセージのための能力または選好を示す1つまたは複数のフィールドを備える、
    請求項17に記載の非一時的記憶媒体。
  24. 前記第1のSTAは、開始STAを備え、前記第2のSTAは、応答STAを備える、
    請求項17に記載の非一時的記憶媒体。
  25. 第1のワイヤレス局(STA)であって、
    第2のSTAから、グランドマスタクロックの状態を特徴づける1つまたは複数のパラメータを備える1つまたは複数の第1のメッセージを受信するための手段と、
    前記グランドマスタクロックの前記状態を特徴づける前記1つまたは複数のパラメータと、前記第1のSTAにおいて維持される第1のクロックの第1のドリフトと前記第2のSTAにおいて維持される第2のクロックの第2のドリフトとの間の予想される差とに少なくとも部分的に基づいて、前記第1のクロックを前記第2のクロックと同期させるための手段と
    を備える、第1のSTA。
  26. 前記第2のSTAからのバースト中で送信された第2のメッセージの前記第1のSTAにおける到着時間に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出することをさらに備える、
    請求項25に記載の第1のSTA。
  27. ネイバーレート比に少なくとも部分的に基づいて、前記予想される差を算出することをさらに備える、
    請求項26に記載の第1のSTA。
  28. 前記第2のメッセージは、ファインタイミング測定(FTM)メッセージを備える、
    請求項26に記載の第1のSTA。
  29. 前記第1のSTAは、第1のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記第2のSTAは、第2のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスを備え、前記第1のSTAは、
    もう1つの第2のメッセージを第3のワイヤレスオーディオスピーカーデバイスに送信するための手段をさらに備え、前記1つまたは複数の第3のメッセージは、前記同期された第1のクロックに少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える、
    請求項25に記載の第1のSTA。
  30. 前記第1のSTAは、開始STAを備え、前記第2のSTAは、応答STAを備える、
    請求項25に記載の第1のSTA。
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