JP6224271B2 - 改善されたラウンドトリップタイム(rtt)交換のための方法およびシステム - Google Patents

改善されたラウンドトリップタイム(rtt)交換のための方法およびシステム Download PDF

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Description

関連出願
これは、「Methods and Systems for Enhanced Round Trip Time (RTT) Exchange」と題され、2014年5月5日に出願された米国特許仮出願第61/988,886号、および「Methods and Systems For Enhanced Round Trip Time (RTT) Exchange」と題され、2015年4月29日に出願された米国特許非仮出願第14/699,966号に対する優先権を主張するPCT出願であり、それらは、参照によってここに全体が組み込まれる。
[技術分野]
[0001] ここに説明される実施形態は、モバイル送信機から入手される信号の測定値(measurements)を取得することを対象とする。
[情報]
[0002] グローバルポジショニングシステム(GPS)のような衛星測位システム(SPS)は、屋外環境におけるモバイルハンドセットのためのナビゲーションサービスを可能にした。同様に、屋内環境におけるモバイルデバイスのポジションの推定値(estimates)を取得するための特定の技法は、居住、行政、または商用の場(residential, governmental or commercial venues)のような特定の屋内場(indoor venues)における、改善された(enhanced)位置ベースのサービスを可能にし得る。例えば、固定された位置(fixed location)にポジショニングされたトランシーバとモバイルデバイスとの間の距離(a range)は、第1のデバイスから第2のデバイスへの第1のメッセージの送信と、第1のメッセージに応答して送信された第2のメッセージの第1のデバイスにおける受信との間で測定された、ラウンドトリップタイム(RTT)の測定値に少なくとも部分的に基づいて、測定され得る。
[0003] 非限定的かつ非網羅的な態様が、以下の図を参照して説明され、ここで、同様の参照数字は、別段の規定がない限り、様々な図の至る所で同様の部分を指す。
[0004] 図1は、1つのインプリメンテーションにしたがって、モバイルデバイスを含むシステムのある特定の特徴を例示するシステム図である。 [0005] 図2は、特定の実施形態にしたがって、複数のワイヤレス局(STA)間のメッセージフローを例示する図である。 図3は、特定の実施形態にしたがって、複数のワイヤレス局(STA)間のメッセージフローを例示する図である。 図4は、特定の実施形態にしたがって、複数のワイヤレス局(STA)間のメッセージフローを例示する図である。 [0006] 図5は、特定の実施形態にしたがって、メッセージの交換に関連してSTAによって実行されるプロセスのフローダイアグラムである。 図6は、特定の実施形態にしたがって、メッセージの交換に関連してSTAによって実行されるプロセスのフローダイアグラムである。 [0007] 図7は、1つの実施形態にしたがって、ファインタイミング測定距離報告(a fine timing measurement range report)におけるフィールドを示す図である。 [0008] 図8は、1つの実施形態にしたがって、ファインタイミング測定距離報告の距離エントリ部分(a range entry portion)のフィールドを示す図である。 [0009] 図9は、1つのインプリメンテーションにしたがって、例示的なデバイスを例示する概略ブロック図である。 [00010] 図10は、1つのインプリメンテーションにしたがった例示的な計算システムの概略ブロック図である。
[00011] 簡潔には、特定のインプリメンテーションは、次のことを備える開始ワイヤレス局(STA)におけるファインタイミング測定値を取得するための方法を、対象とする:ファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを応答STAに送信することと、そのFTM要求メッセージは、開始STAが測距パラメータ(ranging parameters)を応答STAと共有する能力を示す;そのFTM要求メッセージに応答した応答STAからの1つまたは複数のFTMメッセージを、受信することと;1つまたは複数のFTMメッセージに少なくとも部分的に基づいて、開始STAと応答STAとの間の距離を示す1つまたは複数のパラメータを計算することと;計算された1つまたは複数のパラメータを含む1つまたは複数のFTM距離報告メッセージを、応答STAに送信すること。
[00012] 別の特定のインプリメンテーションは、次のものを備える開始ワイヤレス局(STA)を、対象とする:ワイヤレス通信ネットワークにメッセージを送信するおよびワイヤレス通信ネットワークからメッセージを受信するためのトランシーバと;応答STAへのそのトランシーバを通したファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの送信を、開始することと、そのFTM要求メッセージは、開始STAが測距パラメータを応答STAと共有する能力を示す;そのFTM要求メッセージに応答した応答STAからの、トランシーバにおいて受信された1つまたは複数のFTMメッセージを取得することと;1つまたは複数のFTMメッセージに少なくとも部分的に基づいて、開始STAと応答STAとの間の距離を示す1つまたは複数のパラメータを計算することと;応答STAへの、トランシーバを通したそれら計算された1つまたは複数のパラメータを含む1つまたは複数のFTM距離報告メッセージの送信を、開始することと;を行うように構成される1つまたは複数のプロセッサ。
[00013] 別の特定のインプリメンテーションは、開始STAの1つまたは複数のプロセッサによって次のことを実行可能である機械読み取り可能な命令を記憶した非一時的な記憶媒体を、対象とする:応答STAへのファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの送信を開始することと、そのFTM要求メッセージは、開始STAが測距パラメータを応答STAと共有する能力を示す;そのFTM要求メッセージに応答した応答STAからの、開始STAにおいて受信された1つまたは複数のFTMメッセージを取得することと;それら1つまたは複数のFTMメッセージに少なくとも部分的に基づいて、開始STAと応答STAとの間の距離を示す1つまたは複数のパラメータを計算することと;応答STAへのそれら計算された1つまたは複数のパラメータを含む1つまたは複数のFTM距離報告メッセージの送信を開始すること。
[00014] 別の特定のインプリメンテーションは、次のものを備える開始ワイヤレス局(STA)における装置を、対象とする:ファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを応答STAに送信するための手段と、そのFTM要求メッセージは、開始STAが測距パラメータを応答STAと共有する能力を示す;そのFTM要求メッセージに応答した応答STAからの1つまたは複数のFTMメッセージを、受信するための手段と;それら1つまたは複数のFTMメッセージに少なくとも部分的に基づいて、開始STAと応答STAとの間の距離を示す1つまたは複数のパラメータを計算するための手段と;応答STAに、それら計算された1つまたは複数のパラメータを含む1つまたは複数のFTM距離報告メッセージを送信するための手段。
[00015] 別の特定のインプリメンテーションは、次のことを備えるファインタイミング測定値を取得するための応答ワイヤレス局(STA)における方法を、対象とする:開始STAからファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを受信することと、そのFTM要求メッセージは、開始STAが距離測定値(ranging measurements)を応答STAと共有する能力を示す;そのFTM要求メッセージに応答して、1つまたは複数のFTMメッセージを開始STAに送信することと;距離を示す1つまたは複数のパラメータを含む1つまたは複数のFTM距離報告メッセージを、開始STAから受信することと、それら1つまたは複数のパラメータは、送信された1つまたは複数のFTMメッセージに少なくとも部分的に基づいて、開始STAにおいて計算される。
[00016] 別の特定のインプリメンテーションは、次のものを備える応答ワイヤレス局(STA)を、対象とする:ワイヤレス通信ネットワークにメッセージを送信するおよびワイヤレス通信ネットワークからメッセージを受信するためのトランシーバと;そのトランシーバにおいて開始STAから受信されたファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを取得することと、そのFTM要求メッセージは、開始STAが距離測定値を応答STAと共有する能力を示す;そのFTM要求メッセージに応答して、開始STAへのトランシーバを通した1つまたは複数のFTMメッセージの送信を開始することと;距離を示す1つまたは複数のパラメータを含む、トランシーバにおいて開始STAから受信された1つまたは複数のFTM距離報告メッセージを取得することと、それら1つまたは複数のパラメータは、送信された1つまたは複数のFTMメッセージに少なくとも部分的に基づいて、開始STAにおいて計算される;を行うように構成される1つまたは複数のプロセッサ。
[00017] 別の特定のインプリメンテーションは、応答STAの1つまたは複数のプロセッサによって次のことを実行可能である機械読み取り可能な命令を記憶した非一時的な記憶媒体を、対象とする:開始STAから、応答STAにおいて受信されたファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを取得することと、そのFTM要求メッセージは、開始STAが距離測定値を応答STAと共有する能力を示す;そのFTM要求メッセージに応答して、開始STAへの1つまたは複数のFTMメッセージの送信を開始することと;開始STAと応答STAとの間の距離を示す1つまたは複数のパラメータを含む、応答STAにおいて開始STAから受信された1つまたは複数のFTM距離報告メッセージを取得することと、それら1つまたは複数のパラメータは、送信された1つまたは複数のFTMメッセージに少なくとも部分的に基づいて、開始STAにおいて計算される。
[00018] 別の特定のインプリメンテーションは、次のものを備える応答STAにおける装置を、対象とする:開始STAからファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを受信するための手段と、そのFTM要求メッセージは、開始STAが距離測定値を応答STAと共有する能力を示す;そのFTM要求メッセージに応答して、1つまたは複数のFTMメッセージを開始STAに送信するための手段と;開始STAと応答STAとの間の距離を示す1つまたは複数のパラメータを含む1つまたは複数のFTM距離報告メッセージを、第2のワイヤレストランシーバデバイスから受信するための手段と、それら1つまたは複数のパラメータは、送信された1つまたは複数のFTMメッセージに少なくとも部分的に基づいて、開始STAにおいて計算される。
[00019] 前述のインプリメンテーションは単なる例示的なインプリメンテーションに過ぎず、特許請求される主題は、これらの例示的なインプリメンテーションの何れの特定の態様にも必ずしも限定されないことは、理解されるべきである。
詳細な説明
[00020] 以下に説明されるように、特定のメッセージフローは、複数のワイヤレス局(STA)間のメッセージの送信に関連してラウンドトリップタイム(RTT)の効果的かつ効率的な測定を可能にし得る。特定の例では、STAは、例えば、モバイルユーザ局(例えば、スマートフォン、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ等)またはワイヤレスサービスアクセスデバイス(例えば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント、パーソナルエリアネットワーク(PAN)またはフェムトセル)等のような、いくつかのタイプのトランシーバデバイスのうちの何れか1つを備え得る。メッセージフレーム中の特定のメッセージフローおよびフィールドは、例えば、より少ないメッセージを使用して、複数のワイヤレスSTA間の距離を測定するために十分な正確さを有するRTT測定値を取得することを、可能にし得る。そのような測定された距離は、例えば、ポジショニング動作を含むいくつかのアプリケーションのうちの何れか1つにおいて使用され得る。
[00021] 以下で説明するように、第1のSTAは、第1のSTAがRTT測定値を取得することを可能にするフレームまたはメッセージの交換のためのプロセスを開始するために、ファインタイミング測定要求メッセージ(a fine timing measurement request message)を第2のSTAに送信し得る。特定のインプリメンテーションでは、ファインタイミング測定要求メッセージは、第1のSTAが距離測定値または距離を示す他のパラメータを共有する能力がある(capable of)かどうかに関するインジケーションを含み得る。特定のインプリメンテーションでは、RTT測定値の計算の後で、第1のSTAは、計算された距離、あるいはRTT測定値または距離を示す他のパラメータを備える1つまたは複数のメッセージを、第2のSTAに送信し得る。これは単に例示的なインプリメンテーションに過ぎず、特許請求される主題はこの点に限定されないことは、理解されるべきである。
[00022] 1つの実施形態にしたがって、図1に示されるように、モバイルデバイス100aまたは100bは、ワイヤレス通信ネットワークに無線信号を送信し得る、およびワイヤレス通信ネットワークから無線信号を受信し得る。1つの例では、モバイルデバイス100は、ワイヤレス通信リンク125上でローカルトランシーバ115にワイヤレス信号を送信することまたはワイヤレス通信リンク125上でローカルトランシーバ115からワイヤレス信号を受信することによって、通信ネットワークと通信し得る。
[00023] 特定のインプリメンテーションでは、ローカルトランシーバ115は、屋内環境にポジショニングされ得る。ローカルトランシーバ115は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN、例えば、IEEE Std.802.11ネットワーク)またはワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN、例えば、Bluetooth(登録商標)ネットワーク)へのアクセスを提供し得る。別の例示的なインプリメンテーションでは、ローカルトランシーバ115は、セルラ通信プロトコルにしたがって、ワイヤレス通信リンク125上での通信を容易にする能力があるフェムトセルトランシーバを備え得る。当然ながら、これらはワイヤレスリンク上でモバイルデバイスと通信し得るネットワークの単なる例に過ぎず、特許請求される主題はこの点に限定されないことは、理解されるべきである。
[00024] 特定のインプリメンテーションでは、ローカルトランシーバ115aまたは115bは、リンク145を通してネットワーク130上でサーバ140、150および/または155と通信し得る。ここでは、ネットワーク130は、有線またはワイヤレスリンクの如何なる組み合わせも備え得る。特定のインプリメンテーションでは、ネットワーク130は、ローカルトランシーバ115を通してモバイルデバイス100とサーバ140、150または155との間の通信を容易にする能力があるインターネットプロトコル(IP)インフラストラクチャを備え得る。別のインプリメンテーションでは、ネットワーク130は、モバイルデバイス100とのモバイルセルラ通信を容易にする有線またはワイヤレス通信ネットワークインフラストラクチャを備え得る。
[00025] 特定のインプリメンテーションでは、モバイルデバイス100またはローカルトランシーバ115は、ローカル送信機(例えば、既知の位置(locations)にポジショニングされたWLANアクセスポイント)から入手される信号に少なくとも部分的に基づいて、ポジションフィックス(a position fix)を計算する能力があり得る。例えば、受信機デバイス(例えば、モバイルデバイス100またはローカルトランシーバ115)は、既知の位置にポジショニングされた、3つ以上の屋内地上ワイヤレスアクセスポイントへの距離を測定することによって、ポジションフィックスを取得し得る。そのような距離は、例えば、そのようなアクセスポイントから受信される信号からMAC IDアドレスを取得することと、例えば、受信された信号強度(RSSI)またはRTT等の、そのようなアクセスポイントから受信された信号の1つまたは複数の特性を測定することによってそれらアクセスポイントへの距離測定値(range measurements)を取得することとによって、測定され得る。代替のインプリメンテーションでは、モバイルデバイス100は、屋内エリア内の特定の位置における予期されるRSSIおよび/またはRTTシグネチャを示す無線ヒートマップ(a radio heatmap)に、入手された信号の特性を適用することによって、屋内ポジションフィックスを取得し得る。特定のインプリメンテーションでは、無線ヒートマップは、ローカル送信機の識別(identities)(例えば、ローカル送信機から入手された信号から認識される(discernible from)MACアドレス)、識別されたローカル送信機によって送信された信号からの予期されるRSSI、識別された送信機からの予期されるRTT、および場合によってはこれらの予期されるRSSIまたはRTTからの標準偏差(standard deviations)を関連付け得る(associate)。しかしながら、これらは、無線ヒートマップに記憶され得る値の単なる例に過ぎず、特許請求される主題はこの点に限定されないことは、理解されるべきである。
[00026] 特定のインプリメンテーションでは、モバイルデバイス100またはローカルトランシーバ115は、サーバ140、150または155から、屋内ポジショニング動作のためのポジショニング支援データ(positioning assistance data)を受信し得る。例えば、そのようなポジショニング支援データは、例えば、測定されたRSSIおよび/またはRTTに少なくとも部分的に基づいて既知の位置にポジショニングされた送信機への距離を測定することを可能にするために、これらの送信機の識別および位置を、含み得る。屋内ポジショニング動作を援助するための他のポジショニング支援データは、ほんの少しの例をあげるとすれば、無線ヒートマップ、磁気ヒートマップ、送信機の識別および位置、ルータビリティグラフ(routeability graphs)を含み得る。
[00027] 特定のインプリメンテーションでは、複数のワイヤレスSTA間の特定のメッセージフローは、上述したようなポジショニング動作で用いる複数のSTA間のメッセージの交換からRTTの測定値を取得するために、インプリメントされ得る。以下に説明されるような特定のインプリメンテーションでは、任意のSTAは、モバイルデバイス(例えば、モバイルデバイス100)または固定トランシーバ(例えば、IEEE std.802.11アクセスポイント、固定Bluetoothデバイス、ローカルトランシーバ115等)を備え得る。したがって、複数のワイヤレスSTA間のメッセージの交換は、ほんの少しの例を提供するとすれば、モバイルデバイスと固定トランシーバとの間の(例えば、ワイヤレスリンク125上でのモバイルデバイス100とローカルトランシーバ115との間の)、2つのピアモバイルデバイス間の(例えば、ワイヤレスリンク159上でのモバイルデバイス100aと100bとの間の)、または2つの固定トランシーバ間の(例えば、ワイヤレスリンク179上でのローカルトランシーバ115aとローカルトランシーバ115bとの間の)メッセージの交換を備え得る。特定のインプリメンテーションでは、ここに説明される様々な技法は、IEEE Standard 802.11 for Information technology−Telecommunications and information exchange between systems, Local and metropolitan area networks−Specific requirements Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY)、2012年2月6日、セクション10.23.5(以下、「IEEE std.802.11」と称する)の、必ずしもすべてではないがいくつかの態様または特徴を組み込み得る。実際には、ここに説明されるいくつかの特徴は、IEEE std.802.11に示されていないか、説明されていないか、または教示されていないことは、理解されるべきである。
[00028] 図2は、1つの実施形態にしたがって、「応答(responding)」STAおよび「開始(initiating)」STAを含む複数のワイヤレス局STA間のメッセージフローを例示する図である。この文脈では、応答STAまたは開始STAは、モバイルデバイス(例えば、モバイルデバイス100)または固定アクセストランシーバデバイス(例えば、ローカルトランシーバ115)を含むいくつかのトランシーバデバイスのうちの何れか1つを備え得る。しかしながら、これらは、開始STAまたは応答STAの単なる例に過ぎず、特許請求される主題はこの点に限定されないことは、理解されるべきである。開始STAは、開始STAと応答STAとの間で送信されたフレームまたはメッセージのタイミングに少なくとも部分的に基づいて、RTTの1つまたは複数の測定値を取得または計算し得る。ここで使用される場合、「メッセージ」および「フレーム」という用語は、置換え可能に使用される。開始STAは、ファインタイミング測定要求メッセージまたはフレーム(「要求」)202を、応答STAに送信し得、それに応じて送信されたファインタイミング要求メッセージ肯定応答メッセージまたはフレーム(a fine timing request message acknowledgement message or frame)(「Ack」)204を受信し得る。特定のインプリメンテーションでは、この点で特許請求される主題を限定することなく、そのようなファインタイミング測定要求メッセージ202のコンテンツは、IEEE std.802.11のセクション8.6.8.25に示されるようなものであり得る。特定のインプリメンテーションでは、そのようなAckフレーム204は、単に前に送信されたメッセージの受信のインジケーションを提供し得るに過ぎない。開始STAは次いで、応答STAから受信された(およびファインタイミング測定要求メッセージの受信に応答して送信された)ファインタイミング測定メッセージまたはフレーム(「M」)206において提供されるタイムスタンプ値(t1、t4)に少なくとも部分的に基づいて、RTT測定値を取得または計算し得る。特定のインプリメンテーションでは、メッセージフローダイアグラムに示されるように、交互に行われるファインタイミング測定メッセージ206とそれに続くファインタイミング測定肯定応答メッセージ208の一連の複数の交換は、追加的なタイムスタンプ値(t1、t2、t3およびt4)を作り出し得る(create)。
[00029] 1つの実施形態にしたがって、開始STAによって送信されたファインタイミング測定(FTM)要求メッセージは、開始STAがRTT測定値を計算することを可能にするファインタイミング測定値を開始STAに提供するための、応答STAとのメッセージの所望の交換(a desired exchange of messages)を特徴付けるフィールド、パラメータ等を含み得る。FTM要求メッセージの受信に応答して、応答STAは、開始STAに、開始STAがRTTまたは距離を示す他のパラメータを計算することを可能にするパラメータまたは測定値を含む1つまたは複数のFTMメッセージを、送信し得る。
[00030] 特定のインプリメンテーションでは、この点で特許請求される主題を限定することなく、そのようなファインタイミング測定メッセージまたはフレームのコンテンツは、IEEE std.802.11のセクション8.6.8.26に示されるようなものであり得る。1つの例示的なインプリメンテーションでは、開始STAは、RTT測定値を、(t4−t1)−(t3−t2)として計算し得、ここでt2およびt3は、それぞれ、前の(previous)ファインタイミング測定メッセージまたはフレームの受信および先行する(preceding)肯定応答メッセージまたはフレームの送信の時間である。開始STAは、受信STAおよび応答STA間の距離を計算する際にバイアスされていない測定ノイズのキャンセレーション(cancellation of unbiased measurement noise)のために組み合わされ得る、対応する数のRTT測定値を取得するために、ひと続きのファインタイミング測定要求メッセージを一気に(in a burst)送信し得る。
[00031] 1つの実施形態にしたがって、開始STAにおいて計算されたRTT測定値は、三辺測量(trilateration)のような上述した技法を使用して開始STAの推定される位置を取得するために使用され得る。他のインプリメンテーションでは、開始STAにおいて計算されたRTT測定値(および/または1つまたは複数のRTT測定値に基づいて計算された距離)は、(RTTを計算する際に使用されるファインタイミング測定値を取得することに関係する(participating in))応答STAと共有され得る。1つの実施形態では、ファインタイミング測定要求メッセージは、ファインタイミング測定値を取得する際に開始STAが開始STAと応答STAとの間のトランザクションをそこで特徴付け得る「トリガ」フィールドを含む、多くのフィールドを備え得る。特定のインプリメンテーションでは、開始STAは、開始STAが受け手の(a recipient)応答STAと1つまたは複数の計算されたRTT測定値(および/またはRTT測定値から計算された距離)を共有することができるおよび共有する用意がある(willing to)ことを示す、ファインタイミング測定要求メッセージのトリガフィールド中の特定の値(例えば、2)を、指定(specify)し得る。これは、図3の信号フローに例示される。示されるように、開始STAは、トリガフィールド中に、2という値を指定しているファインタイミング測定要求メッセージ302を送信する。タイミング測定メッセージ304とACKメッセージ306との後続する交換において、開始STAは、上述したようにRTT値を計算し得る。(例えば、t1およびt4に関する値をトランスポートする)最後のファインタイミング測定メッセージ304を受信することに応答して、開始STAによって送信されるACKメッセージ306に続いて、開始STAは、応答STAから受信されたファインタイミング測定値に少なくとも部分的に基づいて計算された(距離および/または)RTTに関する値を含むFTM距離報告メッセージ308を、送信し得る。
[00032] 図3の特定のインプリメンテーションは、開始STAから請求されていない(unsolicited)FTM距離報告メッセージを応答STAに提供することを対象とする。図4は、応答STAが開始STAによるFTM距離報告メッセージ402の送信を請求(solicits)するメッセージフローを示す図である。ここで、応答STAによるFTM距離要求メッセージ404の送信は、開始STAによるFTM要求メッセージ406の送信に先立って発生する。特定のインプリメンテーションでは、開始STAは、応答STAから受信されたFTM距離要求メッセージ406の受信に応答してFTM要求メッセージ406を送信し得る。ここで、FTM要求メッセージ406は、FTM要求メッセージ406が特定のフィールドに埋め込まれた距離測定値を含むことを示すトリガフィールド中の特定の値(例えば、「2」)を、指定し得る。この距離測定値は、開始STAと応答STAとの間のFTMメッセージと、FTM要求メッセージとの、前の交換に少なくとも部分的に基づいて、計算されている可能性がある。
[00033] 図5および6は、RTTまたは距離を示す他のパラメータの計算を容易にするために、メッセージの交換に関連してSTAによって実施(carried out)され得るプロセスのフローダイアグラムである。別の特定のインプリメンテーションでは、図5のプロセスは、開始STAによって実施され得、図6のプロセスは、応答STAによって実施され得る。ブロック502において、例えば、開始STAは、開始が1つまたは複数の測距パラメータを他のSTAと共有する能力(a capability)を示すFTM要求メッセージを、応答STAに送信し得る。図3および図4に示されるように、1つまたは複数の測距パラメータを他のSTAと共有する能力のそのようなインジケーションは、2のような、トリガフィールドにおける特定の値を備え得る。共有されるべき測距パラメータは、ほんの少しの例を提供するとすれば、例えば、開始STAと応答STAとの間の距離を示すタイムスタンプ値、最大距離エラー(maximum range error)、(例えば、RTTに基づいて計算された間隔(distance)を単位とした(in units of))計算された距離、計算されたRTTを含み得る。しかしながら、これらは開始STAと応答STAとの間の距離を示し得るパラメータの単なる例に過ぎず、特許請求される主題はこの点に限定されないことは、理解されるべきである。
[00034] ブロック510において、応答STAは、ブロック502において開始STAによって送信されたFTM要求メッセージを受信し得る。ブロック510において受信されたFTM要求メッセージに応答して、応答STAは、ブロック512において、1つまたは複数のFTMメッセージを開始STAに送信し得る。ブロック504において、開始STAは、ブロック512において送信された1つまたは複数のFTMメッセージを受信し得、開始STAと応答STAとの間の距離を示す1つまたは複数のパラメータを計算し得る。上で指摘したように、距離を示すそのようなパラメータは、ほんの少しの例を提供するとすれば、単位で(in units)計算された距離測定値、計算されたRTT値を示し得る。
[00035] ブロック506において計算されたパラメータは、ブロック508において、開始STAから応答STAに送信され得る。例えば、ブロック506において計算されたパラメータは、図3および図4に示されるように、FTM距離報告メッセージ中で送信され得る。
[00036] 1つの実施形態にしたがって、ブロック512において応答STAは、開始STAがFTM距離報告メッセージを提供する能力のインジケーションを含むFTM要求メッセージに応答する場合(if in response to)、1つまたは複数のFTMメッセージを選択的に送信し得る。受信されたFTM要求メッセージ中にそのようなインジケーションがない場合は、応答STAは、その受信されたFTM要求メッセージに応答してFTMメッセージを送信することを控え得る。
[00037] 1つのインプリメンテーションでは、図4に示されるようなFTM要求メッセージに先行するFTM距離要求メッセージは、計算された距離パラメータを共有する能力があるSTAに送信され得る。そのようなFTM距離要求メッセージは、IEEE std.802.11のセクション8.4.2.20.19にしたがって送信され得る。特定のインプリメンテーションではまた、拡張能力要素(the Extended Capabilities element)中に「FTM距離共有(FTM range share)」ビットがあり得る。示されるように、FTM距離要求メッセージの受信に応答して開始STAは、FTM距離要求メッセージに対応するACKメッセージを初めに送信し得、その後にFTM要求メッセージの送信が続く。FTM要求メッセージはさらに、上述したように、開始STAが計算されたRTT測定値または距離を示す他のパラメータを含むFTM距離報告メッセージを送信する能力があるおよび/または送信する用意があることを示すために、トリガフィールドに2という値を指定し得る。
[00038] 特定のインプリメンテーションでは、図2から図4に示されるようなACKメッセージは、FTM距離報告メッセージを形成するようにプログラム可能でないワイヤレストランシーバ中のハードワイヤードのデバイス/ロジック(a hardwired device/logic)によって生成され得る。ある実施形態では、FTM距離報告メッセージを形成および送信するためのロジックは、プログラム可能なデバイス(例えば、DSPまたは他のプログラム可能なプロセッサデバイス)においてインプリメントされ得る。例えば、FTM距離報告メッセージの送信を形成および開始するためのロジックは、アプリケーションプロセッサ上でホストされるソフトウェアプログラムのインプリメントされた機械読み取り可能な命令であり得る。
[00039] 図7は、1つの実施形態にしたがって、FTM距離報告メッセージのフィールドを示す。この特定のインプリメンテーションでは、開始STAは、FTM距離報告メッセージ(例えば、関連するRTT測定値から計算された)の受け手以外のSTAから距離測定値を取得し得る。ここで、距離エントリカウントフィールドは、それらへの距離がFTM距離報告メッセージ中で提供されている別個の複数のSTA(distinct STAs)の数(「M」)を指定し得る。距離エントリフィールドはそして、(例えば、合計M個の計算された距離値に関して)提供されている各計算された距離について11または13バイト値を含み得る。したがって、距離報告メッセージは、開始STAと応答STAとの間の、また開始STAと少なくとも1つの他の応答STAとの間の、測定された距離を備え得る。これは、距離を示す計算された1つまたは複数のパラメータがFTM距離報告メッセージのフィールド中に如何に表され得るかについての単なる例に過ぎず、特許請求される主題はこの点に限定されないことは、理解されるべきである。
[00040] 図8は、1つの実施形態にしたがって、FTM距離報告メッセージの距離エントリ部分のフィールドを示す。フィールド「測定スタート時間または部分的なTSFタイマ(Measurement Start Time or Partial TSF Timer)」は、距離測定値を取得するためのトランザクションがスタートされた最初の時間(an initial time)を指定し得る。フィールド「BSSID」は、RTT測定値がそれに対して計算されたSTAに固有のBSSID値を含み得る。代替のインプリメンテーションでは、BSSIDフィールドは、FTM距離報告が開始STAと応答STAとの間のFTM要求メッセージとFTMメッセージとの先行する交換に基づく場合、省略され得る。しかしながら、他の固有の識別子(other unique identifiers)が使用され得る。フィールド「距離(Range)」は、(例えば、RTTに基づいて)計算された距離に関する値を指定し得る。1つの実施形態では、距離というフィールドは、フィールド「最大距離エラー(Max Range Error)」におけるバイトの状態に依存して、距離1/256、1/64メートルまたは1/32メートルを表し得る。
[00041] 図9は、1つの実施形態にしたがった、モバイルデバイスの概略図である。モバイルデバイス100(図1)は、図9に示されるモバイルデバイス1100の1つまたは複数の特徴を備え得る。ある特定の実施形態では、モバイルデバイス1100はまた、ワイヤレス通信ネットワーク上でワイヤレスアンテナ1122を介してワイヤレス信号1123を送信および受信する能力があるワイヤレストランシーバ1121を備え得る。ワイヤレストランシーバ1121は、ワイヤレストランシーババスインタフェース1120によってバス1101に接続され得る。ワイヤレストランシーババスインタフェース1120は、いくつかの実施形態では、少なくとも部分的にワイヤレストランシーバ1121に統合され得る。いくつかの実施形態は、ほんの少しの例をあげるとすれば、例えば、IEEE Std.802.11、CDMA、WCDMA(登録商標)、LTE(登録商標)、UMTS、GSM(登録商標)、AMPS、Zigbee(登録商標)およびBluetoothのバージョンのような、対応する複数のワイヤレス通信規格にしたがって信号を送信および/または受信することを可能にするために、複数のワイヤレストランシーバ1121およびワイヤレスアンテナ1122を含み得る。
[00042] モバイルデバイス1100はまた、SPSアンテナ1158を介してSPS信号1159を受信および入手する能力があるSPS受信機1155を備え得る。SPS受信機1155はまた、モバイルデバイス1000の位置を推定するために、入手されたSPS信号1159を、全体または部分的に、処理し得る。いくつかの実施形態では、(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111、メモリ1140、(1つまたは複数の)DSP1112および/または専用プロセッサ(示されていない)もまた、SPS受信機1155と併せて、モバイルデバイス1100の推定される位置を算出する、および/または、全体または部分的に、入手されたSPS信号を処理するために、利用され得る。ポジショニング動作を実行する際に使用されるためのSPSまたは他の信号のストレージは、メモリ1140またはレジスタ(示されていない)において実行され得る。
[00043] また図9に示されるが、モバイルデバイス1100は、バスインタフェース1110によってバス1101に接続される(1つまたは複数の)デジタルシグナルプロセッサ((1つまたは複数の)DSP)1112、バスインタフェース1110によってバス1101に接続される(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111、およびメモリ1140を備え得る。バスインタフェース1110は、(1つまたは複数の)DSP1112、(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111およびメモリ1140と統合され得る。様々な実施形態において、機能は、ほんの少しの例をあげるとすれば、RAM、ROM、FLASHまたはディスクドライブのようなコンピュータ読み取り可能な記憶媒体上など、メモリ1140に記憶された1つまたは複数の機械読み取り可能な命令の実行(execution)に応答して、実行され得る。1つまたは複数の命令は、(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111、専用プロセッサまたは(1つまたは複数の)DSP1112によって実行可能であり得る。メモリ1140は、ここに説明された機能を実行するために(1つまたは複数の)プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112によって実行可能なソフトウェアコード(プログラミングコード、命令等)を記憶する、コンピュータ読み取り可能なメモリおよび/または非一時的なプロセッサ読み取り可能なメモリを、備え得る。特定のインプリメンテーションでは、ワイヤレストランシーバ1121は、モバイルデバイス1100が上述したようなワイヤレスSTAとして構成されることを可能にするために、バス1101を通して(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112と通信し得る。(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112は、図5および図6に描かれる(depicted in)アクション、または図3および4に関連して上で説明されたプロセスの1つまたは複数の態様を実行するために、命令を実行し得る。
[00044] 1つの特定のインプリメンテーションでは、FTM測定要求メッセージ(a FTM measurement request message)に応答してのACKメッセージの送信は、(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111または(1つまたは複数の)DSP1112からの命令またはイニシエーション(initiation)なしに、ワイヤレストランシーバデバイス1121によって実行され得る。一方、FTM距離報告メッセージは、(例えば、メモリ1140に記憶された1つまたは複数の機械読み取り可能な命令の実行から)(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112のようなプログラム可能なデバイスにおいて、形成され得る。
[00045] また図9に示されるが、ユーザインタフェース1135は、ほんの少しの例をあげるとすれば、例えば、スピーカ、マイクロフォン、ディスプレイデバイス、バイブレーションデバイス、キーボード、タッチスクリーンのようないくつかのデバイスのうちの何れか1つを備え得る。特定のインプリメンテーションでは、ユーザインタフェース1135は、ユーザがモバイルデバイス1100上でホストされる1つまたは複数のアプリケーションと相互作用することを可能にし得る。例えば、ユーザインタフェース1135のデバイスは、ユーザからのアクションに応答して、(1つまたは複数の)DSP1112または汎用/アプリケーションプロセッサ1111によってさらに処理されることになるアナログまたはデジタル信号をメモリ1140上に記憶し得る。同様に、モバイルデバイス1100上でホストされるアプリケーションは、出力信号をユーザに提示するためにアナログまたはデジタル信号をメモリ1140上に記憶し得る。別のインプリメンテーションでは、モバイルデバイス1100は、オプションとして、例えば、専用スピーカ、マイクロフォン、デジタル−アナログ回路構成(circuitry)、アナログ−デジタル回路構成、増幅器、および/または利得制御を備える専用オーディオ入力/出力(I/O)デバイス1170を含み得る。しかしながら、これはオーディオI/Oがモバイルデバイスにおいて如何にインプリメントされ得るかの単なる例に過ぎず、特許請求される主題はこの点に限定されないことは、理解されるべきである。別のインプリメンテーションでは、モバイルデバイス1100は、キーボードまたはタッチスクリーンデバイス上のタッチ(touching)または圧力に応答するタッチセンサ1162を備え得る。
[00046] モバイルデバイス1100はまた、静止画像または動画像(still or moving imagery)をキャプチャするための専用カメラデバイス1164を備え得る。専用カメラデバイス1164は、ほんの少しの例をあげるとすれば、例えば、イメージングセンサ(例えば、電荷結合素子またはCMOSイメージャ(charge coupled device or CMOS imager))、レンズ、アナログ−デジタル回路構成、フレームバッファを備え得る。1つのインプリメンテーションでは、キャプチャされたイメージを表す(representing)信号の追加的な処理、条件付け(conditioning)、符号化または圧縮は、汎用/アプリケーションプロセッサ1111または(1つまたは複数の)DSP1112において実行され得る。代替的に、専用ビデオプロセッサ1168が、キャプチャされたイメージを表す信号の条件付け、符号化、圧縮または操作(manipulation)を実行し得る。加えて、専用ビデオプロセッサ1168は、モバイルデバイス1100上の、ディスプレイデバイス(示されていない)上での提示のために、記憶されたイメージデータを復号/圧縮解除し得る。
[00047] モバイルデバイス1100はまた、例えば、慣性センサおよび環境センサを含み得るバス1101に結合されたセンサ1160を備え得る。センサ1160の慣性センサは、例えば、加速度計(例えば、集合的に、3次元でモバイルデバイス1100の加速に応答する)、1つまたは複数のジャイロスコープ、または1つまたは複数の磁気計(例えば、1つまたは複数のコンパスアプリケーションをサポートするための)を備え得る。モバイルデバイス1100の環境センサは、例えば、ほんの少しの例をあげるとすれば、温度センサ、大気圧センサ、周辺光センサ、カメライメージャ、マイクロフォンを備え得る。センサ1160は、メモリ1140に記憶され得、例えば、ナビゲーション動作またはポジショニングを対象とするアプリケーションのような1つまたは複数のアプリケーションをサポートして、(1つまたは複数の)DPSまたは汎用/アプリケーションプロセッサ1111によって処理され得るアナログまたはデジタル信号を、生成し得る。
[00048] 特定のインプリメンテーションでは、モバイルデバイス1100は、ワイヤレストランシーバ1121またはSPS受信機1155において受信およびダウンコンバートされた信号のベースバンド処理を実行する能力がある専用モデムプロセッサ1166を、備え得る。同様に、専用モデムプロセッサ1166は、ワイヤレストランシーバ1121による送信のためにアップコンバートされることになる信号のベースバンド処理を実行し得る。代替のインプリメンテーションでは、専用モデムプロセッサを有する代わりに、ベースバンド処理は、汎用プロセッサまたはDSP(例えば、汎用/アプリケーションプロセッサ1111または(1つまたは複数の)DSP1112)によって、実行され得る。しかしながら、これらはベースバンド処理を実行し得る構造の単なる例に過ぎず、特許請求される主題はこの点に限定されないことは、理解されるべきである。
[00049] 図10は、例えば、図1に関連して上述したプロセスまたは技法をインプリメントするように構成可能な1つまたは複数のデバイスを含み得る例示的なシステム1800を例示する概略図である。システム1800は、例えば、第1のデバイス1802、第2のデバイス1804および第3のデバイス1806を含み得、それらは、ワイヤレス通信ネットワークを通して互いに動作可能に結合され得る。1つの態様では、第1のデバイス1802は例えば、示されるように、アクセスポイントを備え得る。第2のデバイス1804は、1つの態様では、アクセスポイント(例えば、ローカルトランシーバ115または基地局トランシーバ110)を備え得、第3のデバイス1806は、モバイル局またはモバイルデバイスを備え得る。また、1つの態様では、デバイス1802、1804および1802は、ワイヤレス通信ネットワークに含まれ得、例えば、1つまたは複数のワイヤレスアクセスポイントを備え得る。しかしながら、特許請求される主題は、これらの点の範囲に限定されない。
[00050] 第1のデバイス1802、第2のデバイス1804、および第3のデバイス1806は、図9に示されるように、ワイヤレス通信ネットワーク上でデータを交換するように構成可能であり得る如何なるデバイス、機器(appliance)またはマシンも表し得る(representative of)。限定ではなく例として、第1のデバイス1802、第2のデバイス1804、または第3のデバイス1806の何れも、次のものを含み得る:例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ワークステーション、サーバデバイス、または同様のもの等の1つまたは複数の計算デバイスまたはプラットフォーム;例えば、携帯情報端末、モバイル通信デバイス、または同様のもの等の1つまたは複数のパーソナル計算または通信デバイスまたは機器;例えば、データベースまたはデータ記憶サービスプロバイダ/システム、ネットワークサービスプロバイダ/システム、インターネットまたはイントラネットサービスプロバイダ/システム、ポータルまたは検索エンジンサービスプロバイダ/システム、ワイヤレス通信サービスプロバイダ/システム等の計算システムまたは関連するサービスプロバイダ機能(service provider capability);またはこれらの任意の組み合わせ。第1の、第2のおよび第3のデバイス1802、1804、および1806の何れも、それぞれ、ここに説明された例にしたがったアクセスポイントまたはモバイルデバイスのうちの1つまたは複数を備え得る。
[00051] 同様に、ワイヤレス通信ネットワークは、図9に示されるように、第1のデバイス1802、第2のデバイス1804、および第3のデバイス1806のうちの少なくとも2つの間でのデータの交換をサポートするように構成可能な、1つまたは複数の通信リンク、プロセス、またはリソースを表す。限定ではなく例として、ワイヤレス通信ネットワークは、ワイヤレスまたは有線の通信リンク、電話または電気通信システム、データバスまたはチャネル、光ファイバ、地上または宇宙ビークルリソース、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、イントラネット、インターネット、ルータまたはスイッチ、および同様のもの、あるいはこれらの任意の組み合わせを含み得る。例えば、第3のデバイス1806の部分的に隠されて例示されている破線のボックスによって例示されるように、ワイヤレス通信ネットワーク1808に動作可能に結合された追加的な同様のデバイスがあり得る。
[00052] 図9に示される様々なデバイスおよびネットワーク、ならびにここにさらに説明されるプロセスおよび方法のすべてまたは一部は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用してインプリメントされ得るか、またはさもなければそれらを含み得ることが、認識される(recognized)。
[00053] したがって、限定ではなく例として、第2のデバイス1804は、バス1828を通してメモリ1822に動作可能に結合された少なくとも1つの処理ユニット1820を含み得る。
[00054] 処理ユニット1820は、データ計算プロシージャまたはプロセスの少なくとも一部を実行するように構成可能な1つまたは複数の回路を表す。限定ではなく例として、処理ユニット1820は、1つまたは複数のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路、デジタルシグナルプロセッサ、プログラム可能なロジックデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、および同様のもの、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。
[00055] メモリ1822は、任意のデータストレージメカニズムを表す。メモリ1822は、例えば、プライマリメモリ1824またはセカンダリメモリ1826を含み得る。プライマリメモリ1824は、例えば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ等を含み得る。この例では、処理ユニット1820とは別々に例示されているが、プライマリメモリ1824のすべてまたは一部は、処理ユニット1820内に設けられるか(provided within)またはさもなければそれと併設(co-located)/結合され得ることが理解されるべきである。特定のインプリメンテーションでは、メモリ1822および処理ユニット1820は、図3および4に関連して上で説明されたプロセスの1つまたは複数の態様を実行するように構成され得る。
[00056] 例えば、セカンダリメモリ1826は、例えば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、固体メモリドライブ等のようなプライマリメモリあるいは1つまたは複数のデータ記憶デバイスまたはシステムと同じか、または同様のタイプのメモリを、含み得る。ある特定のインプリメンテーションでは、セカンダリメモリ1826は、コンピュータ読み取り可能な媒体1840を動作可能に受け入れ得るか(operatively receptive of)、またはさもなければそれに結合するように、構成可能であり得る。コンピュータ読み取り可能な媒体1840は、例えば、システム1800中の複数のデバイスのうちの1つまたは複数のためのアクセス可能なデータ、コード、または命令を搬送することができるかまたはそれらを作ることができる如何なる非一時的な媒体も、含み得る。コンピュータ読み取り可能な媒体1840はまた、記憶媒体とも称され得る。
[00057] 第2のデバイス1804は、例えば、少なくともアンテナ1808を通したワイヤレス通信ネットワークへの第2のデバイス1804の有効な結合(the operative coupling of)を提供するかまたはさもなければサポートする、通信インタフェース1830を、含み得る。限定ではなく例として、通信インタフェース1830は、ネットワークインタフェースデバイスまたはカード、モデム、ルータ、スイッチ、トランシーバ等を含み得る。他の代替のインプリメンテーションでは、通信インタフェース1830は、有線/LANインタフェース、ワイヤレスLANインタフェース(例えば、IEEE std.802.11ワイヤレスインタフェース)および/またはワイドエリアネットワーク(WAN)エアインタフェースを備え得る。特定のインプリメンテーションでは、通信インタフェース1830と組み合わせたアンテナ1808は、図5および6に関連して実行されるアクション、または図3および4に例示されるような信号の送信および受信をインプリメントするために、使用され得る。
[00058] 1つの特定のインプリメンテーションでは、FTM測定要求メッセージに応答してのACKメッセージの送信は、処理ユニット1830からの命令またはイニシエーションなしに、通信インタフェース1830において実行され得る。一方、FTM距離報告メッセージは、(例えば、メモリ1820に記憶された1つまたは複数の機械読み取り可能な命令の実行から)処理ユニット1820のようなプログラム可能なデバイスにおいて、形成され得る。
[00059] 第2のデバイス1804は、例えば、入力/出力デバイス1832を含み得る。入力/出力デバイス1832は、人間または機械の入力を受け付ける(accept)またはさもなければ導入(introduce)するように構成可能であり得る1つまたは複数のデバイスまたは特徴、あるいは、人間または機械の出力を配信する(deliver)またはさもなければ提供するように構成可能であり得る1つまたは複数のデバイスまたは特徴を表す。限定ではなく例として、入力/出力デバイス1832は、動作可能に構成されたディスプレイ、スピーカ、キーボード、マウス、トラックボール、タッチスクリーン、データポート等を含み得る。
[00060] ここで使用される場合、「アクセスポイント」という用語は、特許請求される主題の範囲はこの点に限定されないが、例えば、ワイヤレスローカルエリアネットワークのような、ワイヤレス通信システムにおいて通信を容易にするために使用される如何なるワイヤレス通信局および/またはデバイスも含むように意図される(meant to)。別の態様では、アクセスポイントは、例えば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイントを備え得る。そのようなWLANは、特許請求される主題の範囲はこの点に限定されないが、ある態様では、IEEE規格802.11の1つまたは複数のバージョンと互換性があるおよび/またはそれに準拠するネットワークを備え得る。WLANアクセスポイントは、例えば、インターネットのようなネットワークと1つまたは複数のモバイルデバイスとの間の通信を提供し得る。
[00061] ここで使用される場合、「モバイルデバイス」という用語は、変化するポジション位置(a position location)を時々有し得るデバイスを指す。ポジション位置のこの変化は、いくつかの例としては、方向、間隔、オリエンテーション等の変化を備え得る。特定の例では、モバイルデバイスは、セルラ電話、ワイヤレス通信デバイス、ユーザ装置、ラップトップコンピュータ、他のパーソナル通信システム(PCS)デバイス、携帯情報端末(PDA)、パーソナルオーディオデバイス(PAD)、ポータブルナビゲーショナルデバイス、および/または他のポータブル通信デバイスを備え得る。モバイルデバイスはまた、機械読み取り可能な命令によって制御される機能を実行するように適合されるプロセッサおよび/または計算プラットフォームを備え得る。
[00062] 本明細書で説明された手法(methodologies)は、特定の例にしたがって、アプリケーションに応じて様々な手段でインプリメントされ得る。例えば、そのような手法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせでインプリメントされ得る。ハードウェアインプリメンテーションの場合、例えば、処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(「ASIC」)、デジタルシグナルプロセッサ(「DSP」)、デジタル信号処理デバイス(「DSPD」)、プログラム可能なロジックデバイス(「PLD」)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、ここに説明された機能を実行するために設計されたその他のデバイスユニット、またはこれらの組み合わせにおいて、インプリメントされ得る。
[00063] アルゴリズム的記述および/または記号表現は、信号処理および/または関連技術分野における当業者によって、彼らの作業の内容(substance of their work)を他の当業者に伝達するために使用される技法の例である。アルゴリズムは、本明細書では、そして一般には、所望の結果をもたらす演算および/または同様の信号処理の自己矛盾のないシーケンス(a self-consistent sequence)であると考えられる。この文脈では、演算および/または処理は、物理量(physical quantities)の物理的操作に関わる。必ずしもそうであるわけではないが、典型的には、そのような量(quantities)は、信号測定値、テキスト、イメージ、ビデオ、オーディオ等のような、様々な形態のコンテンツを表す電子信号および/または状態として、記憶、転送、組み合わせ、比較、処理またはそうでなければ操作されることが可能である、電子的および/または磁気的な信号および/または状態の形態をとり得る。そのような物理的な信号および/または物理的な状態を、ビット、値、要素、シンボル、文字、用語、番号、数字、メッセージ、フレーム、測定値、コンテンツ、および/または同様のものと称することは、主に共通使用の理由のために時に便利であることが、実証されている。しかしながら、これらのすべておよび/または同様の用語は、適切な物理量と関連付けられるものであり、それらは単なる便利なラベルに過ぎないことは理解されるべきである。そうでないことが明記されていない限り、上述の説明から明らかなように、本明細書全体を通して、「処理」、「計算」、「算出」、「決定」、「確立」、「取得」、「識別」、「選択」、「生成」および/または同様もののような用語を利用する説明は、特殊目的コンピュータおよび/または同様の特殊目的計算および/またはネットワークデバイスのような、特定の装置のアクションおよび/またはプロセスを指し得ることは理解される。したがって、本願の明細書の文脈では、特殊目的コンピュータおよび/または同様の特殊目的計算および/またはネットワークデバイスは、特殊目的コンピュータおよび/または同様の特殊目的計算および/またはネットワークデバイスのメモリ、レジスタ、および/または他の記憶デバイス、送信デバイス、および/またはディスプレイデバイス内の物理的な電子および/または磁気的な量として典型的に表される、信号および/または状態を、処理、操作、および/または変換することが、可能である。この特定の特許出願の文脈では、述べられたように、「特定の装置」という用語は、プログラムソフトウェアからの命令に準じて特定の機能を実行するようにプログラムされた時点から(once it is programmed to)、汎用コンピュータのような汎用計算および/またはネットワークデバイスを含み得る。
[00064] 状況によって、例えば、バイナリ1からバイナリゼロへのあるいはその逆の状態の変化のようなメモリデバイスの動作は、物理変換のような変換を備え得る。特定のタイプのメモリデバイスの場合、そのような物理変換は、物品(an article)の異なる状態または物(a different state or thing)への物理変換を備え得る。例えば、限定されるわけではないが、いくつかのタイプのメモリデバイスに関して、状態の変化は、電荷の蓄積および/または貯蔵あるいは貯蔵された電荷の解放に関わり得る。同様に、他のメモリデバイスでは、状態の変化は、結晶質から非結晶質あるいはその逆のような分子構造の物理変化および/または変換および/または帯磁方向の変換のような、物理変化を備え得る。さらに他のメモリデバイスでは、物理状態の変化は、重ねあわせ(superposition)、もつれ(entanglement)および/または同様のもののような量子力学の現象(quantum mechanical phenomena)に関わり得、それらは、例えば、量子ビット(qubits)に関わり得る。上記は、メモリデバイスにおけるバイナリ1からバイナリゼロへのあるいはその逆の状態の変化が物理変換のような変換を備え得るすべての例の、網羅的なリストであることを意図したものではない。むしろ、上記は、例示的な例として意図されている。
[00065] ここに説明されたワイヤレス通信技法は、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(「WWAN」)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(「WLAN」)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)などのような、様々なワイヤレス通信ネットワークに関連し得る。この文脈では、「ワイヤレス通信ネットワーク」は、1つまたは複数のワイヤレス通信リンクによって互いに通信する能力がある複数のデバイスまたはノードを備える。図1に示されるように、例えば、ワイヤレス通信ネットワークは、モバイルデバイス100a、100b、115aおよび115bからの2つ以上のデバイスを備え得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、本明細書では置換え可能に使用され得る。WWANは、符号分割多元接続(「CDMA」)ネットワーク、時分割多元接続(「TDMA」)ネットワーク、周波数分割多元接続(「FDMA」)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(「OFDMA」)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続(「SC−FDMA」)ネットワーク、あるいは、上述のネットワークの任意の組合せ等であり得る。CDMAネットワークは、ほんの少しの無線技術をあげるとすれば、cdma2000、広帯域CDMA(「W−CDMA(登録商標)」)のような1つまたは複数の無線アクセス技術(「RAT」)をインプリメントし得る。ここでは、cdma2000は、IS−95、IS−2000、およびIS−856規格にしたがってインプリメントされる技術を含み得る。TDMAネットワークは、モバイル通信のためのグローバルシステム(「GSM」)、デジタルアドバンストモバイル電話システム(D−AMPS:Digital Advanced Mobile Phone System)、または何らかの他のRATをインプリメントし得る。GSMおよびW−CDMAは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(「3GPP(登録商標)」)という名称のコンソーシアムからの文書に説明されている。cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(「3GPP2」)という名称のコンソーシアムからの文書に説明されている。3GPPおよび3GPP2文書は、公的に入手可能である。4Gロングタームエボリューション(「LTE」)通信ネットワークもまた、1つの態様において、特許請求される主題にしたがってインプリメントされ得る。WLANは、例えば、IEEE 802.11xネットワークを備え得、WPANは、Bluetoothネットワーク、IEEE802.15xを備え得る。ここに説明されるワイヤレス通信インプリメンテーションはまた、WWAN、WLANまたはWPANの如何なる組み合わせにも関連して使用され得る。
[00066] 別の態様では、前述したように、ワイヤレス送信機またはアクセスポイントは、ビジネスまたは家庭へとセルラ電話サービスを拡張するために利用されるフェムトセルを備え得る。そのようなインプリメンテーションでは、1つまたは複数のモバイルデバイスは、例えば、符号分割多元接続(「CDMA」)セルラ通信プロトコルを介してフェムトセルと通信し得、そのフェムトセルは、インターネットのような別の広帯域ネットワークによってより大きなセルラ電気通信ワークへのアクセスをモバイルデバイスに提供し得る。
[00067] 本明細書で説明された技法は、いくつかのGNSSおよび/またはGNSSの組み合わせのうちの何れか1つを含むSPSと共に使用され得る。さらに、そのような技法は、「疑似衛星(pseudolites)」として機能する地上送信機、またはSVとそのような地上送信機との組み合わせを利用するポジショニングシステムと共に使用され得る。地上送信機は、例えば、PNコードまたは他の測距コード(例えば、GPSまたはCDMAセルラ信号と同様の)をブロードキャストする地上ベースの送信機を含み得る。そのような送信機は、遠隔受信機による識別(identification)を可能にするように、固有のPNコードを割り当てられ得る。地上送信機は、例えば、トンネル、鉱山、建物、都市ビルの谷間(urban canyons)または他の囲まれたエリア内などの、軌道上のSVからのSPS信号が利用できない可能性がある状況においてSPSを増強するために、有用であり得る。疑似衛星の別のインプリメンテーションは、無線ビーコンとして知られている。本明細書で使用される場合、「SV」という用語は、疑似衛星、疑似衛星の同等物、および場合によっては他のものとして機能する地上送信機を含むように意図される。本明細書で使用される場合、「SPS信号」および/または「SV信号」という用語は、疑似衛星または疑似衛星の同等物として機能する地上送信機を含む地上送信機からの、SPSのような信号(SPS-like signals)を含むように意図される。
[00068] 同様に、この文脈では、「結合された(coupled)」、「接続された(connected)」という用語および/または同様の用語は、一般的に使用される。これらの用語は、同義語として意図されていないことは理解されるべきである。むしろ、「接続された(connected)」は、一般に、2つ以上のコンポーネントが、例えば、直接、電気的なものを含んだ物理な接触をすることを示すために使用され、一方、「結合された(coupled)」は、一般に、2つ以上のコンポーネントが潜在的に直接、電気的なものを含んだ物理的な接触をすることを意味して使用されるが、しかしながら、「結合された(coupled)」はまた、一般に、2つ以上のコンポーネントが必ずしも直接的に接触しているわけではないがしかしながらそれでもなお協力(co-operate)および/または相互作用することができることを意味するようにも、使用される。「結合された(coupled)」という用語はまた、一般に、例えば、適切な文脈において、間接的に接続されていることを意味するようにも理解される。
[00069] ここで使用される場合「および」、「または」、「および/または」および/または同様の用語は、このような用語が使用される特定の文脈に少なくとも部分的に依存することも予想される多様な意味を含む。典型的に、「または」がA、B、またはCなどの列挙を関連付けるために使用される場合、包含的な意味で使用される場合は、A、B、およびCを意味し、ならびに、排他的な意味で使用される場合は、A、B、またはCを意味するように意図される。加えて、「1つまたは複数の」という用語および/または同様の用語は、単数の任意の特徴、構造および/または特性を説明するために使用される、および/または、それはまた複数の特徴、複数の構造および/または複数の特性の、複数のおよび/または何らかの他の組み合わせを説明するためにも使用される。同様に、「に基づいて」という用語および/または同様の用語は、ファクタの排他的なセットを伝えようには必ずしも意図されてはおらず、むしろ、必ずしも明示的に説明されない追加的なファクタの存在を許容するように意図されているものと理解される。当然ながら、前述のすべての事柄に関して、説明および/または使用の特定の文脈は、引き出されるべき因果関係に関する有益なガイダンスを提供する。以下の説明は、単に1つまたは複数の例示的な例を提供しているに過ぎず、特許請求される主題は、これらの1つまたは複数の例に限定されないことことに留意されたい;しかしながら、繰り返しになるが、説明および/または使用の特定の文脈は、引き出されるべき因果関係に関する有益なガイダンスを提供する。
[00070] この文脈では、ネットワークデバイスという用語は、ネットワークの一部としておよび/またはそれを介して通信する能力がある如何なるデバイスも指し、それは計算デバイスを備え得る。ネットワークデバイスは、有線および/またはワイヤレスネットワークを介するなどして、信号(例えば、信号パケットおよび/またはフレーム)を送るおよび/または受信することが可能であり得ると同時に、それらはまた、物理メモリ状態としてのメモリなどにおいて信号を記憶および/または処理すること、算術および/または論理演算を実行すること、が可能であり得、および/または、例えば、様々な実施形態において、サーバとして動作し得る。ネットワークデバイスは、サーバとして動作する能力があるか、またはそうでなければ、例として、専用ラックマウント方式のサーバ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、セットトップボックス、タブレット、ネットブック、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、前述のデバイスの2つ以上の特徴を組み合わせた統合デバイス、そのようなもの、またはそれらの如何なる組み合わせを、含み得る。例えば、信号パケットおよび/またはフレームは、例えばワイヤレスネットワークを介して結合された複数のワイヤレスデバイス間を含む、サーバおよびクライアントデバイスおよび/または他のタイプのネットワークデバイス間などの間で、交換され得る。サーバ、サーバデバイス、サーバ計算デバイス、サーバ計算プラットフォームという用語および/または同様の用語は、置換え可能に使用されることに留意されたい。同様に、クライアント、クライアントデバイス、クライアント計算デバイス、クライアント計算プラットフォームという用語および/または同様の用語もまた、置換え可能に使用される。いくつかの事例では、説明を容易にするために、これらの用語は、「クライアントデバイス」(a “client device”)または「サーバデバイス」(a “server device”)などと呼んで単数形で使用され得るが、本説明は、必要に応じて、1つまたは複数のクライアントデバイスおよび/または1つまたは複数のサーバデバイスを包含するように意図される。似たようなものとして、「データベース」(a “database”)への言及は、必要に応じて1つまたは複数のデータベースおよび/またはそれらの一部を意味するように理解される。
[00071] 説明を容易にするために、ネットワークデバイス(ネットワーキングデバイスとも称される)は、計算デバイスという観点で具現化され得るおよび/またはそれで説明され得ることは理解されるべきである。しかしながら、本説明は、特許請求される主題が計算デバイスおよび/またはネットワークデバイスのような1つの実施形態に限定されるようには決して解釈されるべきではく、代わりに、それは例えば1つまたは複数の例示的な例を含む多様なデバイスまたはそれらの組み合わせとして具現化され得る、ということはさらに理解されるべきである。
[00072] 本明細書全体を通じた1つのインプリメンテーション、あるインプリメンテーション、1つの実施形態、ある実施形態および/または同様のものへの参照は、特定のインプリメンテーションおよび/または実施形態に関連して説明された特定の特徴、構造、および/または特性が、特許請求される主題の少なくとも1つのインプリメンテーションおよび/または実施形態に含まれることを意味する。したがって、例えば、本願の明細書全体を通じた様々な箇所におけるそのような表現の出現は、必ずしも、説明された任意の1つの特定のインプリメンテーションをまたは同じインプリメンテーションを指していることを意図したものではない。さらに、説明された特定の特徴、構造、および/または特性は、1つまたは複数のインプリメンテーションにおいて様々な方法で組み合わせられることが可能であり、故に、それらは、例えば、意図される本願の特許請求の範囲内にあることは理解されるべきである。一般に、当然ながら、これらのおよび他の問題は、文脈によって変わる。したがって、説明および/または使用の特定の文脈は、引き出されるべき因果関係に関する有益なガイダンスを提供する。
[00073] 例示的な特徴であると現時点で考えられるものが例示および説明されているが、当業者には、特許請求される主題から逸脱することなく、様々な他の修正が成され得、同等物が代用され得ることは、理解されることになる。加えて、本明細書で説明された中心概念から逸脱することなく、特許請求される主題の教示に特定の状況を適合させるために、多くの修正が行なわれ得る。したがって、特許請求される主題は開示された特定の例に限定されないこと、また、そのような特許請求される主題はまた、添付の特許請求の範囲の範囲内に入るすべての態様およびその均等物も含み得ることが、意図されている。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
開始ワイヤレス局(STA)において、ファインタイミング測定値を取得するための方法であって、
ファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを応答STAに送信することと、前記FTM要求メッセージは、前記開始STAが測距パラメータを前記応答STAと共有する能力を示す、
前記FTM要求メッセージに応答した前記応答STAからの1つまたは複数のFTMメッセージを、受信することと、
前記1つまたは複数のFTMメッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記開始STAと前記応答STAとの間の距離を示す1つまたは複数のパラメータを計算することと、
前記1つまたは複数のパラメータを含む1つまたは複数のFTM距離報告メッセージを、前記応答STAに送信することと、
を備える方法。
[C2]
前記開始STAから受信された前記1つまたは複数のFTMメッセージのうちの1つのFTMメッセージの受信に応答して、肯定応答(ACK)メッセージを前記応答STAに送信すること、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記FTM要求メッセージを前記応答STAに送信することは、前記応答STAから送信されたFTM距離要求メッセージの受信に応答して、前記FTM要求メッセージを送信することを備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記送信された1つまたは複数のFTM距離報告メッセージは、前記開始STAから前記応答STA以外の1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスへの間隔を示す1つまたは複数のパラメータを含む、C1に記載の方法。
[C5]
前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、前記応答STA以外の前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスのうちの少なくとも1つに固有のBSSID値を備える、C4に記載の方法。
[C6]
前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、各ワイヤレストランシーバデバイスに関する距離エントリフィールドであって、それに関し前記ワイヤレストランシーバデバイスと前記開始STAとの間の間隔を示すパラメータが前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの前記少なくとも1つにおいて提供される、各ワイヤレストランシーバデバイスに関する距離エントリフィールドを備える、C1に記載の方法。
[C7]
前記距離エントリフィールドは、設定された数のバイトを備え、ここにおいて、前記ワイヤレストランシーバデバイスと前記開始STAとの間の前記間隔を示す前記パラメータのうちの少なくとも1つは、数分の1メートルと表される、C6に記載の方法。
[C8]
前記距離を示す前記パラメータの単位は、「最大距離エラー」フィールド中のバイトの状態に少なくとも部分的に基づいて決定される、C7に記載の方法。
[C9]
開始ワイヤレス局(STA)であって、
ワイヤレス通信ネットワークにメッセージを送信するおよびワイヤレス通信ネットワークからメッセージを受信するためのトランシーバと、
前記トランシーバを通した応答STAへのファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの送信を開始することと、前記FTM要求メッセージは、前記開始STAが測距パラメータを前記応答STAと共有する能力を示す、
前記FTM要求メッセージに応答した前記応答STAからの、前記トランシーバにおいて受信された1つまたは複数のFTMメッセージを取得することと、
前記1つまたは複数のFTMメッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記開始STAと前記応答STAとの間の距離を示す1つまたは複数のパラメータを計算することと、
前記トランシーバを通した前記応答STAへの前記1つまたは複数のパラメータを含む1つまたは複数のFTM距離報告メッセージの送信を開始することと、
を行うように構成される1つまたは複数のプロセッサと、
を備える、開始ワイヤレス局(STA)。
[C10]
前記FTM要求メッセージは、前記応答STAから送信されたFTM距離要求メッセージの受信に応答して、前記応答STAに送信される、C9に記載の開始STA。
[C11]
前記送信された1つまたは複数のFTM距離報告メッセージは、前記開始STAと前記応答STA以外の1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスとの間の間隔を示す1つまたは複数のパラメータを含む、C9に記載の開始STA。
[C12]
前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、前記応答STA以外の前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスのうちの少なくとも1つに固有のBSSID値を備える、C11に記載の開始STA。
[C13]
前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、各ワイヤレストランシーバデバイスに関する距離エントリフィールドであって、それに関し前記ワイヤレストランシーバデバイスと前記開始STAとの間の間隔を示すパラメータが前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの前記少なくとも1つにおいて提供される、各ワイヤレストランシーバデバイスに関する距離エントリフィールドを備える、C9に記載の開始STA。
[C14]
前記距離エントリフィールドは、設定された数のバイトを備え、ここにおいて、前記ワイヤレストランシーバデバイスと前記開始STAとの間の前記間隔を示す1つまたは複数のパラメータは、数分の1メートルと表される、C13に記載の開始STA。
[C15]
前記距離を示す前記パラメータの単位は、「最大距離エラー」フィールド中のバイトの状態に少なくとも部分的に基づいて決定される、C14に記載の開始STA。
[C16]
応答ワイヤレス局(STA)において、ファインタイミング測定値を取得するための方法であって、
開始STAからファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを受信することと、前記FTM要求メッセージは、前記開始STAが距離測定値を前記応答STAと共有する能力を示す、
前記FTM要求メッセージに応答して、1つまたは複数のFTMメッセージを前記開始STAに送信することと、
距離を示す1つまたは複数のパラメータを含む1つまたは複数のFTM距離報告メッセージを、前記開始STAから受信することと、前記1つまたは複数のパラメータは、前記送信された1つまたは複数のFTMメッセージに少なくとも部分的に基づいて前記開始STAにおいて計算される、
を備える、方法。
[C17]
前記FTM要求メッセージの送信に先立って、FTM距離要求メッセージを前記開始STAに送信することをさらに備える、C16に記載の方法。
[C18]
前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージは、前記開始STAと前記応答STA以外の1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスの間の間隔を示す1つまたは複数の追加的なパラメータを含む、C16に記載の方法。
[C19]
前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、前記開始STA以外の前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスのうちの少なくとも1つに固有のBSSID値を備える、C18に記載の方法。
[C20]
前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、各ワイヤレストランシーバデバイスに関する距離エントリフィールドであって、それに関し前記ワイヤレストランシーバデバイスと前記開始STAとの間の間隔を示すパラメータが前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの前記少なくとも1つにおいて提供される、各ワイヤレストランシーバデバイスに関する距離エントリフィールドを備える、C16に記載の方法。
[C21]
前記距離エントリフィールドは、設定された数のバイトを備え、ここにおいて、前記ワイヤレストランシーバデバイスと前記開始STAとの間の前記間隔を示す前記パラメータのうちの前記1つまたは複数のうちの少なくとも1つは、数分の1メートルと表される、C20に記載の方法。
[C22]
前記距離を示す前記パラメータの単位は、「最大距離エラー」フィールド中のバイトの状態に少なくとも部分的に基づいて決定される、C21に記載の方法。
[C23]
前記1つまたは複数のFTMメッセージは、前記FTM要求メッセージにおける、前記開始STAが距離測定値を前記応答STAと共有する前記能力のインジケーションの存在にさらに応答して、送信される、C16に記載の方法。
[C24]
応答ワイヤレス局(STA)であって、
ワイヤレス通信ネットワークにメッセージを送信するおよびワイヤレス通信ネットワークからメッセージを受信するためのトランシーバと、
前記トランシーバにおいて開始STAから受信されたファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを取得することと、前記FTM要求メッセージは、前記開始STAが距離測定値を前記応答STAと共有する能力を示す、
前記FTM要求メッセージに応答して、前記開始STAへの前記トランシーバを通した1つまたは複数のFTMメッセージの送信を開始することと、
距離を示す1つまたは複数のパラメータを含む、前記トランシーバにおいて前記開始STAから受信された1つまたは複数のFTM距離報告メッセージを取得することと、前記1つまたは複数のパラメータは、前記送信された1つまたは複数のFTMメッセージに少なくとも部分的に基づいて、前記開始STAにおいて計算される、
を行うように構成される1つまたは複数のプロセッサと、
を備える、応答ワイヤレス局(STA)。
[C25]
前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、少なくとも、前記開始STAと前記応答STAとの間の第1の距離と、前記開始STAと少なくとも1つの他のワイヤレストランシーバデバイスとの間の第2の距離とを含む、測定された距離を備える、C24に記載の応答STA。
[C26]
前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージは、前記開始STAと前記応答STA以外の1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスとの間の間隔を示す1つまたは複数の追加的なパラメータを含む、C24に記載の応答STA。
[C27]
前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、前記開始STA以外の前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスのうちの少なくとも1つに固有のBSSID値を備える、C26に記載の応答STA。
[C28]
前記1つまたは複数のプロセッサは、前記FTM要求メッセージの送信に先立って、前記開始STAへの前記トランシーバを通したFTM距離要求メッセージの送信を開始するようにさらに構成される、C24に記載の応答STA。
[C29]
前記FTM要求メッセージは、前記FTM要求メッセージが、前記FTM要求メッセージの特定のフィールドに埋め込まれている前記距離を示す前記1つまたは複数のパラメータを備えることを示す、トリガフィールドにおける値を備える、C24に記載の応答STA。

Claims (31)

  1. 開始ワイヤレス局(STA)において、ファインタイミング測定値を取得するための方法であって、
    ファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを応答STAに送信することと、前記FTM要求メッセージは、トリガフィールド中で前記開始STAが少なくとも1つの測距パラメータを前記応答STAと共有することができることを示し、前記少なくとも1つの測距パラメータは、前記開始STAと前記応答STAとの間のFTM要求メッセージと、FTMメッセージとの、前の交換に少なくとも部分的に基づいて計算された、少なくとも1つのペアのデバイス間の1つまたは複数の間隔を示す1つまたは複数のパラメータを備える、
    前記FTM要求メッセージに応答した前記応答STAからの1つまたは複数のFTMメッセージを、受信することと、
    前記1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つの送信の時間に少なくとも部分的に基づいて、前記開始STAと前記応答STAとの間の距離を示す1つまたは複数のパラメータを決定することと、
    前記1つまたは複数のパラメータを含む1つまたは複数のFTM距離報告メッセージを、前記応答STAに送信することと、
    を備える方法。
  2. 前記応答STAから受信された前記1つまたは複数のFTMメッセージのうちの1つのFTMメッセージの受信に応答して、肯定応答(ACK)メッセージを前記応答STAに送信すること、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記FTM要求メッセージを前記応答STAに送信することは、前記応答STAから送信されたFTM距離要求メッセージの受信に応答して、前記FTM要求メッセージを送信することを備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記送信された1つまたは複数のFTM距離報告メッセージは、前記開始STAと前記応答STA以外の1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスとの間の間隔を示す1つまたは複数のパラメータを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、前記応答STA以外の前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスのうちの少なくとも1つに固有のBSSID値を備える、請求項4に記載の方法。
  6. 前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、各ワイヤレストランシーバデバイスに関する距離エントリフィールドであって、それに関し前記ワイヤレストランシーバデバイスと前記開始STAとの間の間隔を示すパラメータが前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの前記少なくとも1つにおいて提供される、各ワイヤレストランシーバデバイスに関する距離エントリフィールドを備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記距離エントリフィールドは、設定された数のバイトを備え、ここにおいて、前記ワイヤレストランシーバデバイスと前記開始STAとの間の前記間隔を示す前記パラメータのうちの少なくとも1つは、数分の1メートルと表される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記距離を示す前記パラメータの単位は、「最大距離エラー」フィールド中のバイトの状態に少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項7に記載の方法。
  9. 開始ワイヤレス局(STA)であって、
    ワイヤレス通信ネットワークにメッセージを送信するおよびワイヤレス通信ネットワークからメッセージを受信するためのトランシーバと、
    前記トランシーバを通した応答STAへのファインタイミング測定(FTM)要求メッセージの送信を開始することと、前記FTM要求メッセージは、トリガフィールド中で前記開始STAが少なくとも1つの測距パラメータを前記応答STAと共有することができることを示し、前記少なくとも1つの測距パラメータは、前記開始STAと前記応答STAとの間のFTM要求メッセージと、FTMメッセージとの、前の交換に少なくとも部分的に基づいて計算された、少なくとも1つのペアのデバイス間の1つまたは複数の間隔を示す1つまたは複数のパラメータを備える、
    前記FTM要求メッセージに応答した前記応答STAからの、前記トランシーバにおいて受信された1つまたは複数のFTMメッセージを取得することと、
    前記1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つの送信の時間に少なくとも部分的に基づいて、前記開始STAと前記応答STAとの間の距離を示す1つまたは複数のパラメータを決定することと、
    前記トランシーバを通した前記応答STAへの前記1つまたは複数のパラメータを含む1つまたは複数のFTM距離報告メッセージの送信を開始することと、
    を行うように構成される1つまたは複数のプロセッサと、
    を備える、開始ワイヤレス局(STA)。
  10. 前記FTM要求メッセージは、前記応答STAから送信されたFTM距離要求メッセージの受信に応答して、前記応答STAに送信される、請求項9に記載の開始STA。
  11. 前記送信された1つまたは複数のFTM距離報告メッセージは、前記開始STAと前記応答STA以外の1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスとの間の間隔を示す1つまたは複数のパラメータを含む、請求項9に記載の開始STA。
  12. 前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、前記応答STA以外の前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスのうちの少なくとも1つに固有のBSSID値を備える、請求項11に記載の開始STA。
  13. 前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、各ワイヤレストランシーバデバイスに関する距離エントリフィールドであって、それに関し前記ワイヤレストランシーバデバイスと前記開始STAとの間の間隔を示すパラメータが前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの前記少なくとも1つにおいて提供される、各ワイヤレストランシーバデバイスに関する距離エントリフィールドを備える、請求項9に記載の開始STA。
  14. 前記距離エントリフィールドは、設定された数のバイトを備え、ここにおいて、前記ワイヤレストランシーバデバイスと前記開始STAとの間の前記間隔を示す1つまたは複数のパラメータは、数分の1メートルと表される、請求項13に記載の開始STA。
  15. 前記距離を示す前記パラメータの単位は、「最大距離エラー」フィールド中のバイトの状態に少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項14に記載の開始STA。
  16. 応答ワイヤレス局(STA)において、ファインタイミング測定値を取得するための方法であって、
    開始STAからファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを受信することと、前記FTM要求メッセージは、トリガフィールド中で前記開始STAが少なくとも1つの測距パラメータを前記応答STAと共有することができることを示し、前記少なくとも1つの測距パラメータは、前記開始STAと前記応答STAとの間のFTM要求メッセージと、FTMメッセージとの、前の交換に少なくとも部分的に基づいて計算された、少なくとも1つのペアのデバイス間の1つまたは複数の間隔を示す1つまたは複数のパラメータを備える、
    前記FTM要求メッセージに応答して、1つまたは複数のFTMメッセージを前記開始STAに送信することと、
    距離を示す1つまたは複数のパラメータを含む1つまたは複数のFTM距離報告メッセージを、前記開始STAから受信することと、前記1つまたは複数のパラメータは、前記送信された1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つの送信の時間に少なくとも部分的に基づいて前記開始STAにおいて決定される、
    を備える、方法。
  17. 前記FTM要求メッセージの送信に先立って、FTM距離要求メッセージを前記開始STAに送信することをさらに備える、請求項16に記載の方法。
  18. 前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージは、前記開始STAと前記応答STA以外の1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスの間の間隔を示す1つまたは複数の追加的なパラメータを含む、請求項16に記載の方法。
  19. 前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、前記開始STA以外の前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスのうちの少なくとも1つに固有のBSSID値を備える、請求項18に記載の方法。
  20. 前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、各ワイヤレストランシーバデバイスに関する距離エントリフィールドであって、それに関し前記ワイヤレストランシーバデバイスと前記開始STAとの間の間隔を示すパラメータが前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの前記少なくとも1つにおいて提供される、各ワイヤレストランシーバデバイスに関する距離エントリフィールドを備える、請求項16に記載の方法。
  21. 前記距離エントリフィールドは、設定された数のバイトを備え、ここにおいて、前記ワイヤレストランシーバデバイスと前記開始STAとの間の前記間隔を示す前記パラメータのうちの前記1つまたは複数のうちの少なくとも1つは、数分の1メートルと表される、請求項20に記載の方法。
  22. 前記距離を示す前記パラメータの単位は、「最大距離エラー」フィールド中のバイトの状態に少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項21に記載の方法。
  23. 前記1つまたは複数のFTMメッセージは、前記FTM要求メッセージにおける、前記開始STAが前記少なくとも1つの測距パラメータを前記応答STAと共有することができることのインジケーションの存在にさらに応答して、送信される、請求項16に記載の方法。
  24. 応答ワイヤレス局(STA)であって、
    ワイヤレス通信ネットワークにメッセージを送信するおよびワイヤレス通信ネットワークからメッセージを受信するためのトランシーバと、
    前記トランシーバにおいて開始STAから受信されたファインタイミング測定(FTM)要求メッセージを取得することと、前記FTM要求メッセージは、トリガフィールド中で前記開始STAが少なくとも1つの測距パラメータを前記応答STAと共有することができることを示し、前記少なくとも1つの測距パラメータは、前記開始STAと前記応答STAとの間のFTM要求メッセージと、FTMメッセージとの、前の交換に少なくとも部分的に基づいて計算された、少なくとも1つのペアのデバイス間の1つまたは複数の間隔を示す1つまたは複数のパラメータを備える、
    前記FTM要求メッセージに応答して、前記開始STAへの前記トランシーバを通した1つまたは複数のFTMメッセージの送信を開始することと、
    距離を示す1つまたは複数のパラメータを含む、前記トランシーバにおいて前記開始STAから受信された1つまたは複数のFTM距離報告メッセージを取得することと、前記1つまたは複数のパラメータは、前記送信された1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つの送信の時間に少なくとも部分的に基づいて、前記開始STAにおいて決定される、
    を行うように構成される1つまたは複数のプロセッサと、
    を備える、応答ワイヤレス局(STA)。
  25. 前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、少なくとも、前記開始STAと前記応答STAとの間の第1の距離と、前記開始STAと少なくとも1つの他のワイヤレストランシーバデバイスとの間の第2の距離とを含む、測定された距離を備える、請求項24に記載の応答STA。
  26. 前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージは、前記開始STAと前記応答STA以外の1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスとの間の間隔を示す1つまたは複数の追加的なパラメータを含む、請求項24に記載の応答STA。
  27. 前記1つまたは複数のFTM距離報告メッセージのうちの少なくとも1つは、前記開始STA以外の前記1つまたは複数のワイヤレストランシーバデバイスのうちの少なくとも1つに固有のBSSID値を備える、請求項26に記載の応答STA。
  28. 前記1つまたは複数のプロセッサは、前記FTM要求メッセージの送信に先立って、前記開始STAへの前記トランシーバを通したFTM距離要求メッセージの送信を開始するようにさらに構成される、請求項24に記載の応答STA。
  29. 前記FTM要求メッセージは、前記FTM要求メッセージが、前記FTM要求メッセージの特定のフィールドに埋め込まれている前記距離を示す前記1つまたは複数のパラメータを備えることを示す、トリガフィールドにおける値を備える、請求項24に記載の応答STA。
  30. 前記FTM要求メッセージは、トリガフィールドを備え、前記トリガフィールドは、前記開始STAが前記少なくとも1つの測距パラメータを前記応答STAと共有する能力を示す、請求項1に記載の方法。
  31. 前記FTM要求メッセージは、前記開始STAが、前記少なくとも1つの測距パラメータを備える距離報告メッセージを前記応答STAに通信する能力をさらに示す、請求項1に記載の方法。
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