JP2019513972A - レンジングプロトコルのための方法およびシステム - Google Patents

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Abstract

開示されるのは、デバイス間の距離を測定することをサポートして、デバイス間でメッセージを交換するためのプロセス、デバイスおよびシステムである。1つの特定のインプリメンテーションでは、第1のワイヤレストランシーバデバイスは、第2のワイヤレストランシーバデバイスに1つまたは複数のファインタイミング測定(FTM)メッセージを送信し、1つまたは複数のFTMメッセージのうちの少なくとも1つの受信を確認応答するメッセージを受信しうる。第1のワイヤレストランシーバデバイスは、受信されたメッセージを、第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信されたものとして認証しうる。【選択図】図4A

Description

関連出願
このPCT出願は、2016年2月5日に出願され、「METHODS AND SYSTEMS FOR A RANG-ING PROTOCOL」と題された米国仮特許出願第62/292,172号と、2016年2月12日に出願され、「METHODS AND SYSTEMS FOR A RANGING PROTOCOL」と題された米国仮特許出願第62/294,890号と、「METHODS AND SYSTEMS FOR A RANGING PROTOCOL」と題され、2016年6月17日に出願された米国非仮特許出願第15/186,295号の利益および優先権を主張し、それらは、その全体が参照によってここに組み込まれる。
[0001]ここに説明される実施形態は、モバイル送信機から捕捉された信号の測定値を取得することを対象としている。
[0002]全地球測位システム(GPS)のような衛星測位システム(SPS)は、屋外環境中のモバイルハンドセットに対する航法サービスを可能にしてきた。同様に、屋内環境中のモバイルデバイスの位置の推定値を取得するための特定の技法は、住宅、政府または商業的会場のような特定の屋内会場中での強化されたロケーションベースのサービスを可能にしうる。例えば、固定されたロケーションに位置付けられたトランシーバとモバイルデバイスとの間の距離は、第1のデバイスから第2のデバイスへの第1のメッセージの送信と、第1のメッセージに応答して送信された第2のメッセージの第1のデバイスにおける受信との間で測定されたラウンドトリップタイム(RTT)の測定値に少なくとも部分的に基づいて測定されうる。
[0003]簡潔に言うと、1つの特定のインプリメンテーションは、第2のワイヤレストランシーバデバイスに宛てられた第1のファインタイミング測定(FTM:fine timing measurement)メッセージを送信することと、受信されたメッセージを、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、第1のFTMメッセージの受信を確認応答することとを備える、第1のワイヤレストランシーバデバイスにおける方法、を備える方法を対象としている。
[0004]別の特定のインプリメンテーションは、通信ネットワークにメッセージを送信し、通信ネットワークからメッセージを受信するためのワイヤレストランシーバと、ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備える第1のワイヤレス局(STA)を対象としており、プロセッサは、ワイヤレストランシーバを通じた第1のファインタイミング測定(FTM)メッセージの送信を開始することと、第1のFTMメッセージは、第2のSTAに宛てられ、ワイヤレストランシーバにおいて受信されたメッセージを、第2のSTAによって送信されたものとして条件付きで認証し、第1のFTMメッセージの受信を確認応答することとを行うように構成される。
[0005]別の特定のインプリメンテーションは、第2のワイヤレストランシーバデバイスに宛てられた第1のファインタイミング測定(FTM)メッセージを送信するための手段と、受信されたメッセージを、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、第1のFTMメッセージの受信を確認応答するための手段とを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象としている。
[0006]別の特定のインプリメンテーションは、第1のファインタイミング測定(FTM)メッセージの送信を開始することと、第1のFTMメッセージは、第2のワイヤレストランシーバデバイスに宛てられ、受信されたメッセージを、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、第1のFTMメッセージの受信を確認応答することとを行うように第1のワイヤレストランシーバデバイスのプロセッサによって実行可能である記憶されたコンピュータ可読命令を備える非一時的記憶媒体を対象としている。
[0007]別の特定のインプリメンテーションは、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信された第1のファインタイミング測定(FTM)メッセージの受信を示す第1の確認応答メッセージを送信することと、第2のワイヤレストランシーバから第2のFTMメッセージを受信することとを備える、第1のワイヤレストランシーバデバイスにおける方法を対象としており、第2のFTMメッセージは、第2のワイヤレストランシーバデバイスにおける第1の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える。
[0008]別の特定のインプリメンテーションは、通信ネットワークにメッセージを送信し、通信ネットワークからメッセージを受信するためのワイヤレストランシーバと、ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備える第1のワイヤレス局(STA)を対象としており、プロセッサは、第2のSTAによって送信され、ワイヤレストランシーバにおいて受信された第1のファインタイミング測定(FTM)メッセージの受信を示す第1の確認応答メッセージのワイヤレストランシーバを通じた送信を開始することと、第2のSTAからワイヤレストランシーバにおいて受信された第2のFTMメッセージを取得することとを行うように構成され、第2のFTMメッセージは、第2のSTAにおける第1の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える。
[0009]別の特定のインプリメンテーションは、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信された第1のファインタイミング測定(FTM)メッセージの第1のワイヤレストランシーバデバイスにおける受信を示す第1の確認応答メッセージの送信を開始することと、第2のワイヤレストランシーバから第1のワイヤレストランシーバデバイスにおいて受信された第2のFTMメッセージを取得することとを行うように第1のワイヤレストランシーバデバイスのプロセッサによって実行可能である記憶されたコンピュータ可読命令を備える非一時的記憶媒体を対象としており、第2のFTMメッセージは、第2のワイヤレストランシーバデバイスにおける第1の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える。
[00010]別の特定のインプリメンテーションは、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信された第1のファインタイミング測定(FTM)メッセージの受信を示す第1の確認応答メッセージを送信するための手段と、第2のワイヤレストランシーバから第2のFTMメッセージを受信するための手段とを備える第1のワイヤレストランシーバデバイスを対象としており、第2のFTMメッセージは、第2のワイヤレストランシーバデバイスにおける第1の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える。
[00011]前述されたインプリメンテーションは、単に実例的なインプリメンテーションに過ぎず、特許請求される主題は、これらの実例的なインプリメンテーションの任意の特定の態様に必ずしも限定されないことが理解されるべきである。
[00012]特許請求される主題は、本明細書の結びの部分中ではっきりと特許請求され、特に指摘される。しかしながら、それらの目的、特徴、および/または利点とともに、動作の方法および/または構成の両方に関しては、添付の図面とともに読まれた場合に以下の詳細な説明を参照することによって最も理解されうる。
あるインプリメンテーションにしたがった、モバイルデバイスを包含するシステムのある特定の特徴を例示するシステム図である。 特定の実施形態にしたがったメッセージフロー図である。 特定の実施形態にしたがったメッセージフロー図である。 ある実施形態にしたがった、確認応答メッセージを認証するためのプロセスのフロー図である。 ある実施形態にしたがった、ファインタイミング測定(FTM)メッセージを処理するためのプロセスのフロー図である。 ある実施形態にしたがった、ワイヤレストランシーバデバイス間で送信されるメッセージの媒体アクセス制御(MAC)ヘッダのフィールドを示す。 ある実施形態にしたがった、ワイヤレストランシーバデバイス間で送信されるメッセージの媒体アクセス制御(MAC)ヘッダのフィールドを示す。 ある実施形態にしたがったメッセージフロー図である。 ある実施形態にしたがったメッセージフロー図である。 あるインプリメンテーションにしたがった、例証的なデバイスを例示する概略ブロック図である。 あるインプリメンテーションにしたがった、実例的なコンピューティングシステムの概略ブロック図である。
[00021]以下の詳細な説明中で添付の図面に対する言及がなされ、それは、本願の一部を形成し、ここにおいて、同様の数字は、全体を通じて、対応するおよび/または類似する同様の部分を指し示しうる。例えば、例示の明確さおよび/または簡潔さのために、図は必ずしも原寸通りに描かれていないことが認識されるであろう。例えば、いくつかの態様の寸法は、他のものに対して誇張されうる。さらに、他の実施形態が利用されうることが理解されるべきである。さらに、構造的および/または他の変更が、特許請求される主題から逸脱することなしになされうる。「特許請求される主題」に対するこの明細書全体を通じた言及は、1つまたは複数の請求項、またはそれらの任意の一部分によってカバーされることを意図された主題を指しており、完全な請求項のセット、請求項のセットの特定の組み合わせ(例えば、方法の請求項、装置の請求項、等)、または特定の請求項を指すことを必ずしも意図されていない。例えば、上、下、上部、下部、等のような基準および/または方向が、図面の論述を容易にするために使用されえ、特許請求される主題のアプリケーションを制限することを意図されていないことにもまた留意されたい。したがって、以下の詳細な説明は、特許請求される主題および/または同等物を限定するように受け取られるべきではない。
詳細な説明
[00022]1つのインプリメンテーション、あるインプリメンテーション、一実施形態、ある実施形態、および/または同様のものに対するこの明細書全体を通じた言及は、特定のインプリメンテーションおよび/または実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、特性、および/または同様のものが特許請求される主題の少なくとも1つのインプリメンテーションおよび/または実施形態中に含まれることを意味する。このことから、例えば、この明細書全体を通じた様々な場所におけるそのようなフレーズの出現は、同じインプリメンテーションおよび/または実施形態、あるいは任意の1つの特定のインプリメンテーションおよび/または実施形態を指すことを必ずしも意図されていない。さらに、説明される特定の特徴、構造、特性、および/または同様のものは、1つまたは複数のインプリメンテーションおよび/または実施形態において様々な方法で組み合わされることが可能であり、したがって、意図される特許請求の範囲内にあることが理解されるべきである。一般には、当然ながら、特許出願の明細書にとって常に事実であったように、これらおよび他の問題は、使用の特定のコンテキストにおいて異なる可能性がある。言い換えれば、本特許出願全体を通じて、使用および/または説明の特定のコンテキストは、引き出される合理的な推論に関する役に立つ指針を提供するが、しかしながら、同様に、さらなる条件を有さない(without further qualification)一般の「このコンテキストでは」は、本特許出願のコンテキストを指す。
[00023]以下に論述されるように、特定のメッセージフローは、ワイヤレス局(STA)間でのメッセージの送信に関連して距離の効果的および効率的な測定を可能にしうる。特定の例では、STAは、例えば、モバイルユーザ局(例えば、スマートフォン、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、等)またはワイヤレスサービスアクセスデバイス(例えば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイント、パーソナルエリアネットワーク(PAN)またはフェムトセル)のようないくつかのタイプのトランシーバデバイスのうちのいずれか1つを備えうる。特定のメッセージフローおよびメッセージフレーム中のフィールドは、例えば、より少ないメッセージを使用してワイヤレスSTA間の距離を測定するのに十分な正確性でラウンドトリップタイム(RTT)または飛行時間(TOF)測定値を取得することを可能にしうる。そのような測定された距離は、例えば、測位動作を含むいくつかのアプリケーションのうちのいずれか1つにおいて使用されうる。
[00024]RTTの測定のためのSTA間でのメッセージの送信は典型的に、ほんの数例を提供すると、音声、ビデオ、HTTP、データのような他のアプリケーションをサポートする他のメッセージトラフィックに加えて生じる。それ故に、高密度の動作環境では、RTTの測定のためのSTA間でのメッセージングは、ワイヤレスリンクリソースのための競合および輻輳を増大させうる。以下に論述される特定のインプリメンテーションでは、特定の測位技法は、RTTを測定するために使用される典型的な技法よりも少ないメッセージを使用してSTA間でのメッセージの送信のためにTOFを測定することによってサポートされうる。ある実施形態によると、TOFは、シーケンス中で近接して送信されたメッセージの「バースト」において個々のメッセージのために測定されうる。受信されたメッセージのバーストからの複数のTOF測定値を組み合わせることは、例えば、測定誤りの低減を可能にしうる。
[00025]ある実施形態によると、図1中に示されているように、モバイルデバイス100aまたは100bは、ワイヤレス通信ネットワークに無線信号を送信し、ワイヤレス通信ネットワークから無線信号を受信しうる。一例では、モバイルデバイス100は、ワイヤレス通信リンク125を通して、ローカルトランシーバ115にワイヤレス信号を送信するか、またはローカルトランシーバ115からワイヤレス信号を受信することによって、通信ネットワークと通信しうる。
[00026]特定のインプリメンテーションでは、ローカルトランシーバ115は、屋内環境中に位置付けられうる。ローカルトランシーバ115は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN、例えば、IEEE規格802.11ネットワーク)またはワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN、例えば、Bluetooth(登録商標)ネットワーク)へのアクセスを提供しうる。別の実例的なインプリメンテーションでは、ローカルトランシーバ115は、セルラ通信プロトコルにしたがってワイヤレス通信リンク125上での通信を容易にすることが可能であるフェムトセルトランシーバを備えうる。当然ながら、これらは単にワイヤレスリンクを通してモバイルデバイスと通信しうるネットワークの例に過ぎず、特許請求される主題はこの点において限定されないことが理解されるべきである。
[00027]特定のインプリメンテーションでは、ローカルトランシーバ115aまたは115bは、リンク145を通じてネットワーク130上でサーバ140、150、および/または155と通信しうる。ここで、ネットワーク130は、ワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクの任意の組み合わせを備えうる。特定のインプリメンテーションでは、ネットワーク130は、ローカルトランシーバ115を通じたモバイルデバイス100とサーバ140、150または155との間での通信を容易にすることが可能であるインターネットプロトコル(IP)インフラストラクチャを備えうる。別のインプリメンテーションでは、ネットワーク130は、モバイルデバイス100とのモバイルセルラ通信を容易にするためのワイヤードまたはワイヤレス通信ネットワークインフラストラクチャを備えうる。
[00028]特定のインプリメンテーションでは、モバイルデバイス100は、ローカル送信機(例えば、知られているロケーションに位置付けられたWLANアクセスポイント)から捕捉された信号に少なくとも部分的に基づいて位置フィックスを計算することが可能でありうる。例えば、モバイルデバイスは、知られているロケーションに位置付けられた3つ以上の屋内の地上ワイヤレスアクセスポイントまでの距離を測定することによって位置フィックスを取得しうる。そのような距離は、例えば、そのようなアクセスポイントから受信された信号からMAC IDアドレスを取得することと、例えば、受信信号強度(RSSI)またはRTTのような、そのようなアクセスポイントから受信された信号の1つまたは複数の特性を測定することによってアクセスポイントまでの距離測定値を取得することとによって測定されうる。
[00029]特定のインプリメンテーションでは、モバイルデバイス100またはローカルトランシーバ115は、サーバ140、150または155から屋内測位動作のための測位支援データを受信しうる。例えば、そのような測位支援データは、例えば、測定されたRSSIおよび/またはRTTに少なくとも部分的に基づいて、知られているロケーションに位置付けられた送信機までの距離を測定することを可能にするための、これらの送信機のロケーションおよびアイデンティティを含みうる。
[00030]特定のインプリメンテーションでは、ワイヤレスSTA間での特定のメッセージフローは、上述されたように、測位動作において使用するために、STA間でのメッセージの交換からRTTの測定値を取得するためにインプリメントされうる。特定のインプリメンテーションでは、以下に論述されるように、いずれのSTAもモバイルデバイス(例えば、モバイルデバイス100)または固定トランシーバ(例えば、IEEE規格802.11アクセスポイント、固定Bluetoothデバイス、ローカルトランシーバ115、等)を備えうる。そのため、ワイヤレスSTA間でのメッセージの交換は、ほんの数例を提供すると、モバイルデバイスと固定トランシーバとの間(例えば、ワイヤレスリンク125を通したモバイルデバイス100とローカルトランシーバ115との間)、2つのピアモバイルデバイス間(例えば、ワイヤレスリンク159を通したモバイルデバイス100aと100bとの間)、または2つの固定トランシーバ間(例えば、ワイヤレスリンク179を通したローカルトランシーバ115aとローカルトランシーバ115bとの間)でのメッセージの交換を備えうる。特定のインプリメンテーションでは、ここに説明される様々な技法は、IEEE P802.11-REVmc(登録商標)/D6.0 Draft Standard 802.11 for Information technology-Telecommunications and information exchange between systems, Local and metropolitan area networks-Specific requirements Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY), January 2016, section 11.24.6(以下において「IEEE規格802.11」と記載される)のいくつかの、ただ必ずしも全てではない態様または特徴を組み込みうる。実際、ここに説明されるいくつかの特徴は、IEEE規格802.11中に示されても、説明されても、または教示されてもいないことが理解されるべきである。
[00031]図2は、ある実施形態にしたがった、「応答」局(STA)と「開始」STAとを含むワイヤレスSTA間でのメッセージフローを例示する図である。このコンテキストでは、応答STAまたは開始STAのようなSTAは、モバイルデバイス(例えば、モバイルデバイス100)または固定アクセストランシーバデバイス(例えば、ローカルトランシーバ115)を含むいくつかのトランシーバデバイスのうちのいずれか1つを備えうる。STAの特定の特徴は、例えば、図9および10中に示されている実例的なインプリメンテーション中に示されうる。しかしながら、これらは単に開始STAまたは応答STAの例に過ぎず、特許請求される主題はこの点において限定されないことが理解されるべきである。開始STAは、開始STAと応答STAとの間で送信されたメッセージまたはフレームのタイミングに少なくとも部分的に基づいて、RTTの1つまたは複数の測定値を取得または計算しうる。ここに使用される場合、「メッセージ」および「フレーム」という用語は、交換可能に使用される。開始STAは、応答STAにファインタイミング測定要求メッセージまたはフレーム(「要求」)202を送信し、それに応答して送信されたファインタイミング要求メッセージ確認応答メッセージまたはフレーム(「Ack」)204を受信しうる。特定のインプリメンテーションでは、特許請求される主題をこの点において限定しない一方で、そのようなファインタイミング測定要求メッセージ202のコンテンツは、IEEE規格802.11中に示されている通りでありうる。特定のインプリメンテーションでは、そのようなAckフレーム204は単に、以前に送信されたメッセージの受信のインジケーションを提供するに過ぎないことがありうる。開始STAはその後、応答STAから受信された(および、ファインタイミング測定要求メッセージの受信に応答して送信された)ファインタイミング測定メッセージまたはフレーム(「M」)206中に提供されたタイムスタンプ値(t1,t4)に少なくとも部分的に基づいてRTT測定値を取得または計算しうる。特定のインプリメンテーションでは、メッセージフロー図中に示されているように、交互のファインタイミング測定メッセージ206の後にファインタイミング測定確認応答メッセージ208が続く複数の交換のシーケンスは、追加のタイムスタンプ値(t1,t2,t3およびt4)を作成しうる。
[00032]ある実施形態によると、開始STAによって送信されたファインタイミング測定要求(FTMR)メッセージは、開始STAがRTT測定値を計算することを可能にするファインタイミング測定値を開始STAに提供するために、応答STAとのメッセージの所望される交換を特徴付けるフィールド、パラメータ、等を含みうる。FTM要求メッセージの受信に応答して、応答STAは、開始STAがRTTまたは距離を示す他のパラメータを計算することを可能にする測定値またはパラメータを含む1つまたは複数のファインタイミング測定(FTM)メッセージを開始STAに送信しうる。
[00033]このコンテキストでは、「FTMメッセージ」は、メッセージを受信するデバイスがメッセージの受信の時間を決定することを可能にする1つまたは複数の特徴を有する、送信デバイスから送信されたメッセージを備える。特定のインプリメンテーションでは、特許請求される主題をこの点において限定しない一方で、そのようなファインタイミング測定メッセージまたはフレームのコンテンツは、セクションにおいてIEEE規格802.11中に示されている通りでありうる。1つの実例的なインプリメンテーションでは、開始STAは、RTT測定値を(t4−t1)−(t3−t2)として計算しえ、ここで、t2とt3とは、それぞれ、以前のファインタイミング測定メッセージまたはフレームの受信の時間と、先行する確認応答メッセージまたはフレームの送信の時間とである。開始STAは、開始STAと応答STAとの間の距離を計算するにあたって非バイアス測定雑音(unbiased measurement noise)の使用のために組み合わされうる、対応する数のRTT測定値を取得するために、バーストにおいてファインタイミング測定フレームを受信しうる。
[00034]ある実施形態によると、送信デバイスからワイヤレスで送信され、受信デバイスにおいて捕捉されたメッセージのTOFは、送信されたメッセージが送信時間を示すタイムスタンプ値を含む場合に測定されうる。特定のインプリメンテーションでは、送信されたメッセージは、受信デバイスにおいて検出可能である符号化されたシンボルを包含するフィールド(例えば、プリアンブル、ヘッダおよびペイロード)を備えうる。送信されたメッセージを捕捉し、到着時間を決定するために、受信デバイスは、メッセージによって送信されたシンボルのシーケンス中の特定のシンボルを検出または復号しうる。特定のシンボルが、送信されたメッセージ中にまた含まれているタイムスタンプ値に参照付けられる場合、受信デバイスは、特定のシンボルが復号または検出されたというインスタンスとタイムスタンプ値との間の差異に基づいてTOF=RTT/2を測定しうる。
[00035]図2に関連して上述されたように、開始STAは、FTMメッセージの受信を確認応答する、開始STAによって送信された確認応答メッセージの到着時間(t4)に少なくとも部分的に基づいてRTT測定値を計算しうる。いくつかのシナリオでは、不正デバイス(a rogue device)(すなわち、開始STA以外)は、開始STAに応答STAによって送信されたFTMメッセージをスヌーピングし、なりすまし(spoofed)確認応答メッセージを送信しうる。これは、図3中に示されている非限定的な例によって例示されており、スヌーピングSTAは、開始STAのSTA2を対象とした最初のFTMメッセージ302を傍受し、時間t4’において応答STAのSTA1に到着する(開始STAのSTA2から送信される本物の確認応答メッセージ306の時間t4より早く到着する)なりすまし確認応答メッセージ304を送信しうる。なりすまし確認応答メッセージ304を本物の確認応答メッセージとして扱うことによって、STA1は、なりすまし確認応答メッセージの到着時間T4’を有する後続のFTMメッセージ308を送信しうる。STA2はその後、なりすまし確認応答メッセージ304の到着時間T4’に基づいて誤ったRTTを計算しうる。なりすましSTAが、例えば、開始STAのSTA2より応答STA1に近い場合、到着時間T4’は、RTTが本物の確認応答メッセージ306の到着時間T4を使用して計算される場合よりも、RTTについてより小さい値をもたらしうる。
[00036]1つの特定のインプリメンテーションでは、応答STAは、受信されたメッセージ中の1つまたは複数のフィールドに少なくとも部分的に基づいてFTMメッセージの受信を確認応答する、開始STAから受信されたメッセージを認証しうる。図4Aは、応答STAにおいて受信された確認応答メッセージが本物かどうかを決定するためのプロセスのフロー図である。ブロック402において、第1のSTAは、第2のSTAに宛てられたFTMメッセージを送信しうる。特定の例では、ブロック402において送信されたFTMメッセージは、ST2から送信されたFTM要求メッセージ(図示せず)の受信に応答してSTA1から送信されたFTMメッセージ302を備えうる。それ故に、特定の実施形態では、ブロック402において送信されたFTMメッセージは、FTMメッセージを開始するFTM要求メッセージを送信したSTAに宛てられうる。特定のインプリメンテーションでは、ブロック402は、ワイヤレストランシーバ1121およびアンテナ1123(図9)または通信インターフェース1830およびアンテナ1808(図10)によって少なくとも部分的に遂行または可能にされうる。
[00037]ブロック404において、STAは、受信されたメッセージを、ワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、ブロック402において送信されたFTMメッセージの受信を確認応答する。例えば、図3中に上述されたように、ブロック404は、メッセージ304またはメッセージ306がFTMメッセージ302の受信に応答してSTA2によって送信された本物の確認応答メッセージであるかどうかを決定することを試みうる。このコンテキストでは、特定のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとしてのメッセージの「認証」は、メッセージが実際に特定のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたかどうかを推測するためにメッセージの態様または特性が評価されるプロセスである。例えば、そのようなメッセージが認証されない場合、受信側デバイスは、例えば、認証されていないメッセージの到着時間以外の情報を使用してTOFまたはFTTを計算しうる、および/またはそのメッセージの到着時間を後続のFTMメッセージ(例えば、FTMメッセージ308)中で送信しないことがありうる。これは、例えば、誤った到着時間T4を有するFTMメッセージの送信を防ぎうる(例えば、誤ったT4’値を有するFTMメッセージ308の送信を防ぐ)。特定のインプリメンテーションでは、ブロック404は、例えば、メモリ1140上に記憶された命令と組み合わせて汎用/アプリケーションプロセッサ1111またはDSP(1つ以上)1112によって(図9)、またはメモリ1822上に記憶された命令と組み合わせて処理ユニット1820によって、少なくとも部分的に遂行または可能にされうる。
[00038]図4Bは、図4Aにしたがって確認応答メッセージを処理する応答STAと通信中の開始STAによって遂行される実例的なプロセスである。ブロック452は、応答STAによって送信された第1のFTMメッセージの受信を確認応答する確認応答メッセージを送信しうる。ある例では、ブロック452において送信された確認応答メッセージは、ブロック402にしたがって応答STAによって受信されうる。特定のインプリメンテーションでは、ブロック452は、例えば、メモリ1140上に記憶された命令と組み合わせて汎用/アプリケーションプロセッサ1111またはDSP(1つ以上)1112によって(図9)、またはメモリ1822上に記憶された命令と組み合わせて処理ユニット1820によって、少なくとも部分的に遂行または可能にされうる。
[00039]ブロック454は、応答STAから送信された第2のFTMメッセージの受信を伴いうる。ここで、第2のFTMメッセージは、ブロック452において送信された確認応答メッセージの応答STAにおける認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備えうる。このコンテキストでは、「確認応答メッセージの認証された受信の時間」は、特定のソースデバイスから送信されたものとして認証された確認応答メッセージの到着時間を意味する。例えば、「確認応答メッセージの認証された受信の時間」は、例えば、ここに論述されたようにブロック404にしたがって認証された確認応答メッセージの受信の時間を備えうる。特定のインプリメンテーションでは、ブロック454は、例えば、メモリ1140上に記憶された命令と組み合わせて汎用/アプリケーションプロセッサ1111またはDSP(1つ以上)1112によって(図9)、またはメモリ1822上に記憶された命令と組み合わせて処理ユニット1820によって、少なくとも部分的に遂行または可能にされうる。
[00040]ある実施形態によると、ブロック404は、確認応答メッセージのヘッダ中の媒体アクセス制御(MAC)アドレスのようなメッセージのコンテンツに少なくとも部分的に基づいて確認応答メッセージを条件付きで認証しうる。例えば、ブロック404は、受信されたメッセージ(例えば、メッセージなりすまし確認応答メッセージ304または確認応答メッセージ306)のソースフィールド中のMACアドレスを以前のFTMメッセージ(例えば、FTMメッセージ302)のフィールド中のソースアドレスと比較し、一致が存在する場合に、受信されたメッセージを認証しうる。一態様では、確認応答メッセージのヘッダは、意図される受信側デバイスの宛先アドレスだけでなく、確認応答メッセージを送信するデバイスのMACアドレスも指定するように修正されうる。図6中に示されているように、例えば、IEEE規格802.11は、MACヘッダが確認応答メッセージのためのアドレス(例えば、意図される受信側応答STAの第1のトークンBSSID)を含むことを指定するが、MACヘッダが確認応答メッセージを送信するデバイスのためのアドレスを含むことは指定しない。図5中に示されているように、ある実施形態によると、追加のフィールドが、アドレスを指定するために含まれえ、ここにおいて、フィールド「アドレス1」は、宛先応答STAのBSSIDを指定し、フィールド「アドレス2」は、ソース開始STAのBSSIDを指定しうる。ここで、フィールド「アドレス2」を有する確認応答メッセージを受信する応答STAは、フィールド「アドレス2」中の送信デバイスのソースBSSIDが応答STAによって以前に送信されたFTMメッセージ(例えば、FTMメッセージ302)中のヘッダの宛先フィールドと一致する場合に確認応答メッセージ(例えば、確認応答メッセージ306)を認証しうる。
[00041]別の実施形態では、ブロック404は、複数の受信されたメッセージの中から本物の確認応答メッセージを選択することによって確認応答メッセージを条件付きで認証しうる。図7中に示されているように、応答STAのSTA1は、T4’においてなりすまし確認応答メッセージ706を受信し、時間T4=T4’+デルタにおいて(FTMメッセージ704に応答して開始STAのSTA1から送信された)本物の確認応答メッセージ708を受信しうる。本物の確認応答メッセージ708はまた、(先行するFTMメッセージ704についての到着のタイムスタンプを示す)T2と、(本物の確認応答メッセージ708の送信のタイムスタンプを示すT3と(または、代替として、T2−T3についての値)を示す1つまたは複数のフィールドを含みうる。
であることを認識すると、受信側応答STAのSTA1はその後、確認応答メッセージが本物であるかどうかを決定するために、受信されたメッセージの到着時間(例えば、なりすまし確認応答メッセージ706の到着時間または本物の確認応答メッセージ708の到着時間)をT3+(T2−T1)と比較しうる。確認応答メッセージの到着時間がシステムの誤りの許容範囲内でT3+(T2−T1)から有意に逸脱しない場合、応答STAのSTA1は、受信されたメッセージを認証しうる。応答STAのSTA1はその後、後続のFTMメッセージ710中で、認証された、受信されたメッセージの到着時間を開始STAのSTA2に提供しうる。その一方で、受信されたメッセージの到着時間がT3+(T2−T1)から有意に逸脱する場合、応答STAのSTA1は、開始STAのSTA1に送信される後続のFTMメッセージ710中に、受信されたメッセージの到着時間をT4として提供しないことがありうる。代替のインプリメンテーションでは、開始STAのSTA1は、時間T2およびT3に基づいて(およびT4を使用することなしに)RTTを計算しうる。
[00042]ある実施形態によると、開始STAはオプションとして、応答STAから送信されるFTMメッセージ中の誤ったタイムスタンプ値(例えば、T4’)に対して特に脆弱であるアプリケーション中で図4Aのプロセスを開始しうる。特定の実施形態では、図7中に示されているように、開始STAのSTA2によって送信される最初のFTMRメッセージ702は、FTMメッセージの受信を確認応答するメッセージが図4Aのプロセスの1つまたは複数の特定の実施形態にしたがって受信側応答STAにおいて認証されるべきであることを指定するパラメータ(例えば、「トリガ」フィールド中の「3」の値)を含みうる。しかしながら、FTM要求メッセージのトリガフィールド中の特定の値の使用は単に、確認応答メッセージがセキュアな様式で処理されるべきであることを開始STAがどのように示しうるかの例に過ぎず、特許請求される主題はこの点において限定されないことが理解されるべきである。
[00043]図8中に示されている代替の実施形態では、ブロック404における応答STAのSTA1は、応答STAのSTA1と開始STAのSTA2との間でのトークンの交換と所定の関数とに少なくとも部分的に基づいて、受信されたメッセージを確認応答メッセージとして条件付きで認証しうる。応答STAにおける確認応答メッセージの到着時間の検出における増大された正確性を可能にするために、開始STAは、増大された周波数トーンを有する信号中で確認応答メッセージを送信しうる。図8の特定のインプリメンテーションでは、例えば、開始STAのSTA2は、HT/VHT/HEフォーマットのような特定のシグナリングフォーマットで確認応答メッセージを送信することによって、確認応答メッセージの周波数トーンを増大させうる。開始STAのSTA1は、特定のメッセージフィールド中のビットパターンの形式などで、FTM要求メッセージおよび確認応答メッセージ中にトークンを含めうる。例えば、FTMRメッセージ802中に、開始STAのSTA2は、第1のトークンのトークン1を含みうる。FTMRメッセージ802に応答して応答STAのSTA1によって送信される最初のFTMメッセージ804は、第2のトークンのトークン2を含みうる(FTMメッセージ804の特定のフィールド中の第2のビットパターンなど)。FTMメッセージ804の受信を確認応答する、開始STAのSTA2からの後続の確認応答メッセージ810はその後、トークン1とトークン2との特定の関数(例えば、ハッシュ関数)として計算されたトークン3を含みうる。FTMメッセージ804の受信を確認応答する確認応答メッセージ810を受信すると、応答STAのSTA1は、結果を取得するためにトークン1とトークン2との特定の関数を計算し、その結果を受信されたFTMメッセージ810から取得されたトークン3と比較することによって、確認応答メッセージ810を認証しうる。応答STAのSTA1は、予期されたトークン3値を有さないAckフレームを無視することを選びうる。
[00044]ある実施形態によると、応答STAは、FTM要求メッセージによって要求されたFTMメッセージのバーストにおいて送信された複数のFTMメッセージの確認応答としてメッセージを個々に認証しうる。図8の実例的なメッセージフローでは、FTMメッセージ804および812は、FTM要求メッセージ802によって要求されたFTMメッセージのバーストにおいて送信されうる。認証された確認応答メッセージ810の受信の時間の値を包含するFTMメッセージ812の送信に続いて、図8の応答STAのSTA1は、後続の受信されたメッセージ中に提供された1つまたは複数の異なるトークンに基づいて後続の受信されたメッセージを同様に認証しうる。例えば、応答STAのSTA1は、FTMメッセージ804中のトークン2をFTMメッセージ812中のトークン4と置き換えうる。FTMメッセージ812の受信に応答して、開始STAのSTA2は、(受信されたFTMメッセージ812から取得された)トークン4とトークン1とに基づく特定の関数の計算の結果としてトークン5を包含する確認応答メッセージ814を送信しうる。FTMメッセージ812の受信を確認応答する確認応答メッセージ814を受信すると、応答STAのSTA1は、結果を取得するためにトークン1とトークン4との特定の関数を計算し、受信されたFTMメッセージ814から取得されたトークン5と比較することによって、確認応答メッセージ812を認証しうる。
[00045]図9は、ある実施形態にしたがったモバイルデバイスの概略図である。モバイルデバイス100(図1)は、図8中に示されているモバイルデバイス1100の1つまたは複数の特徴を備えうる。ある特定の実施形態では、モバイルデバイス1100はまた、ワイヤレス通信ネットワーク上でワイヤレスアンテナ1122を介してワイヤレス信号1123を送信および受信することが可能であるワイヤレストランシーバ1121を備えうる。ワイヤレストランシーバ1121は、ワイヤレストランシーババスインターフェース1120によってバス1101に接続されうる。ワイヤレストランシーババスインターフェース1120は、いくつかの実施形態では、ワイヤレストランシーバ1121と少なくとも部分的に一体化されうる。いくつかの実施形態は、ほんの数例を挙げると、例えば、IEEE規格802.11のバージョン、CDMA、WCDMA(登録商標)、LTE(登録商標)、UMTS、GSM(登録商標)、AMPS、Zigbee(登録商標)およびBluetoothのような対応する複数のワイヤレス通信規格にしたがって信号を送信および/または受信することを可能にするために、複数のワイヤレストランシーバ1121およびワイヤレスアンテナ1122を含みうる。あるインプリメンテーションでは、ワイヤレストランシーバ1121は、通信ネットワーク中で用いられる物理的送信媒体のような物理的送信媒体中に信号を備える(ビット、バイト、値、パラメータ、フィールド、等のようなコンポーネントを含む)フレームまたはメッセージを送信または受信しうる。
[00046]モバイルデバイス1100はまた、SPSアンテナ1158を介してSPS信号1159を受信および捕捉することが可能であるSPS受信機1155を備えうる。SPS受信機1155はまた、モバイルデバイス1100のロケーションを推定するために、捕捉されたSPS信号1159を全体的または部分的に処理しうる。いくつかの実施形態では、汎用プロセッサ(1つ以上)1111、メモリ1140、DSP(1つ以上)1112および/または特殊プロセッサ(図示せず)はまた、SPS受信機1155と併せて、全体的または部分的に、捕捉されたSPS信号を処理するために、および/またはモバイルデバイス1100の推定されたロケーションを算出するために利用されうる。測位動作を遂行するにあたって使用するためのSPSまたは他の信号の記憶は、メモリ1140またはレジスタ(図示せず)中で遂行されうる。
[00047]図9中にまた示されているように、モバイルデバイス1100は、バスインターフェース1110によってバス1101に接続されたデジタルシグナルプロセッサ(1つ以上)(DSP(1つ以上))1112、バスインターフェース1110によってバス1101に接続された汎用プロセッサ(1つ以上)1111、およびメモリ1140を備えうる。バスインターフェース1110は、DSP(1つ以上)1112、汎用プロセッサ(1つ以上)1111、およびメモリ1140と一体化されうる。様々な実施形態では、機能は、ほんの数例を挙げると、RAM、ROM、FLASH、またはディスクドライブのような、コンピュータ可読記憶媒体上などのメモリ1140中に記憶された1つまたは複数の機械可読命令の応答実行において遂行されうる。1つまたは複数の命令は、汎用プロセッサ(1つ以上)1111、特殊プロセッサ、またはDSP(1つ以上)1112によって実行可能でありうる。メモリ1140は、ここに説明される機能を遂行するために、プロセッサ(1つ以上)1111および/またはDSP(1つ以上)1112によって実行可能であるソフトウェアコード(プログラミングコード、命令、等)を記憶するコンピュータ可読メモリおよび/または非一時的プロセッサ可読メモリを備えうる。特定のインプリメンテーションでは、ワイヤレストランシーバ1121は、上述されたように、モバイルデバイス1100がワイヤレスSTAとして構成されることを可能にするために、バス1101を通じて汎用プロセッサ(1つ以上)1111および/またはDSP(1つ以上)1112と通信しうる。汎用プロセッサ(1つ以上)1111および/またはDSP(1つ以上)1112は、図2〜8と関連して上述されたプロセスの1つまたは複数の態様を実行するための命令を実行しうる。
[00048]図9中にまた示されているように、ユーザインターフェース1135は、ほんの数例を挙げると、例えば、スピーカ、マイクロフォン、ディスプレイデバイス、振動デバイス、キーボード、タッチスクリーンのようないくつかのデバイスのうちの任意の1つを備えうる。特定のインプリメンテーションでは、ユーザインターフェース1135は、ユーザがモバイルデバイス1100上にホストされた1つまたは複数のアプリケーションと相互作用することを可能にしうる。例えば、ユーザインターフェース1135のデバイスは、ユーザからのアクションに応答して、DSP(1つ以上)1112または汎用/アプリケーションプロセッサ1111によってさらに処理されることになるアナログまたはデジタル信号をメモリ1140上に記憶しうる。同様に、モバイルデバイス1100上にホストされたアプリケーションは、ユーザに出力信号を提示するために、メモリ1140上にアナログまたはデジタル信号を記憶しうる。別のインプリメンテーションでは、モバイルデバイス1100はオプションとして、例えば、専用スピーカ、マイクロフォン、デジタル−アナログ回路、アナログ−デジタル回路、増幅器および/または利得制御を備える専用オーディオ入力/出力(I/O)デバイス1170を含みうる。しかしながら、これは単にオーディオI/Oがモバイルデバイスにおいてどのようにインプリメントされうるかの例に過ぎず、特許請求される主題はこの点において限定されないことが理解されるべきである。別のインプリメンテーションでは、モバイルデバイス1100は、キーボードまたはタッチスクリーンデバイス上でのタッチまたは圧力に反応するタッチセンサ1162を備えうる。
[00049]モバイルデバイス1100はまた、静止画または動画をキャプチャするための専用カメラデバイス1164を備えうる。専用カメラデバイス1164は、ほんの数例を挙げると、例えば、撮像センサ(例えば、電荷結合素子またはCMOSイメージャ)、レンズ、アナログ−デジタル回路、フレームバッファを備えうる。1つのインプリメンテーションでは、キャプチャされた画像を表す信号の追加の処理、調整、符号化または圧縮は、汎用/アプリケーションプロセッサ1111あるいはDSP(1つ以上)1112において遂行されうる。代替として、専用ビデオプロセッサ1168は、キャプチャされた画像を表す信号の調整、符号化、圧縮または操作を遂行しうる。加えて、専用ビデオプロセッサ1168は、モバイルデバイス1100上のディスプレイデバイス(図示せず)上での提示のために、記憶された画像データを復号/解凍しうる。
[00050]モバイルデバイス1100はまた、例えば、慣性センサおよび環境センサを含みうる、バス1101に結合されたセンサ1160を備えうる。センサ1160の慣性センサは、例えば、(例えば、1つまたは複数のコンパスアプリケーションをサポートするための)1つまたは複数の磁力計、1つまたは複数のジャイロスコープ、または(例えば、3次元でのモバイルデバイス1100の加速度に集合的に応じる)加速度計を備えうる。モバイルデバイス1100の環境センサは、ほんの数例を挙げると、例えば、温度センサ、気圧センサ、環境光センサ、カメライメージャ、マイクロフォンを備えうる。センサ1160は、メモリ1140中に記憶され、例えば、測位または航法動作を対象とするアプリケーションのような1つまたは複数のアプリケーションをサポートする汎用/アプリケーションプロセッサ1111またはDPS(1つ以上)によって処理されうるアナログまたはデジタル信号を生成しうる。
[00051]特定のインプリメンテーションでは、モバイルデバイス1100は、ワイヤレストランシーバ1121またはSPS受信機1155において受信およびダウンコンバートされた信号のベースバンド処理を遂行することが可能である専用モデムプロセッサ1166を備えうる。同様に、専用モデムプロセッサ1166は、ワイヤレストランシーバ1121による送信のためにアップコンバートされることになる信号のベースバンド処理を遂行しうる。代替のインプリメンテーションでは、専用モデムプロセッサを有する代わりに、ベースバンド処理は、汎用プロセッサまたはDSP(例えば、汎用/アプリケーションプロセッサ1111またはDSP(1つ以上)1112)によって遂行されうる。しかしながら、これらは単にベースバンド処理を遂行しうる構造の例に過ぎず、特許請求される主題はこの点において限定されないことが理解されるべきである。
[00052]図10は、例えば、図1に関連して上述された技法またはプロセスをインプリメントするように構成可能である1つまたは複数のデバイスを含みうる実例的なシステム1800を例示する概略図である。システム1800は、例えば、第1のデバイス1802、第2のデバイス1804、および第3のデバイス1806を含みえ、それらは、ワイヤレス通信ネットワークを通じてともに動作可能に結合されうる。ある態様では、第1のデバイス1802は、例えば、示されているようにアクセスポイントを備えうる。ある態様では、第2のデバイス1804は、アクセスポイント(例えば、ローカルトランシーバ115または基地局トランシーバ110)を備え、第3のデバイス1806は、モバイル局またはモバイルデバイスを備えうる。また、ある態様では、デバイス1802、1804および1802は、例えば、1つまたは複数のワイヤレスアクセスポイントを備えうるワイヤレス通信ネットワーク中に含まれうる。しかしながら、特許請求される主題は、これらの点において範囲を限定されない。
[00053]図10中に示されている第1のデバイス1802、第2のデバイス1804、および第3のデバイス1806は、ワイヤレス通信ネットワークを通してデータを交換するように構成可能でありうる任意のデバイス、器具または機械を表しうる。限定ではなく例として、第1のデバイス1802、第2のデバイス1804、または第3のデバイス1806のいずれも、例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ワークステーション、サーバデバイス、または同様のもののような1つまたは複数のコンピューティングデバイスあるいはプラットフォーム、例えば、携帯情報端末、モバイル通信デバイス、または同様のもののような1つまたは複数のパーソナルコンピューティングまたは通信デバイスあるいは器具、例えば、データベースまたはデータ記憶サービスプロバイダ/システム、ネットワークサービスプロバイダ/システム、インターネットまたはイントラネットサービスプロバイダ/システム、ポータルまたは検索エンジンサービスプロバイダ/システム、ワイヤレス通信サービスプロバイダ/システムのようなコンピューティングシステムまたは関連するサービスプロバイダ機能、あるいはそれらの任意の組み合わせ、を含みうる。第1、第2、および第3のデバイス1802、1804、および1806のいずれも、それぞれ、ここに説明されている例にしたがって、アクセスポイントまたはモバイルデバイスのうちの1つまたは複数を備えうる。
[00054]同様に、図10中に示されているワイヤレス通信ネットワークは、第1のデバイス1802、第2のデバイス1804、および第3のデバイス1806のうちの少なくとも2つの間でのデータの交換をサポートするように構成可能である1つまたは複数の通信リンク、プロセス、またはリソースを表す。限定ではなく例として、ワイヤレス通信ネットワークは、ワイヤレスまたはワイヤード通信リンク、電話または電気通信システム、データバスまたはチャネル、光ファイバ、地上または宇宙ビークルリソース、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、イントラネット、インターネット、ルータまたはスイッチ、および同様のもの、またはそれらの任意の組み合わせを含みうる。例えば、第3のデバイス1806の部分的に覆い隠されているものとして例示された破線のボックスによって例示されているように、ワイヤレス通信ネットワーク1808に動作可能に結合された追加の同様のデバイスが存在しうる。
[00055]図10中に示されている様々なデバイスおよびネットワーク、およびここにさらに説明されるプロセスおよび方法の全てまたは一部が、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用して、あるいはそうでない場合はそれらを含んで、インプリメントされうることが認識される。
[00056]このことから、限定ではなく例として、第2のデバイス1804は、バス1828を通じてメモリ1822に動作可能に結合された少なくとも1つの処理ユニット1820を含みうる。
[00057]処理ユニット1820は、データ計算プロシージャまたはプロセスの少なくとも一部分を遂行するように構成可能である1つまたは複数の回路を表す。限定ではなく例として、処理ユニット1820は、1つまたは複数のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路、デジタルシグナルプロセッサ、プログラマブルロジックデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、および同様のもの、またはそれらの任意の組み合わせを含みうる。
[00058]メモリ1822は、任意のデータ記憶メカニズムを表す。メモリ1822は、例えば、プライマリメモリ1824またはセカンダリメモリ1826を含みうる。プライマリメモリ1824は、例えば、ランダムアクセスメモリ、読取専用メモリ、等を含みうる。処理ユニット1820とは別個であるとしてこの例中では例示されているが、プライマリメモリ1824の全てまたは一部は、処理ユニット1820内で提供されうるか、またはそうない場合は処理ユニット1820とコロケート/結合されうることが理解されるべきである。特定のインプリメンテーションでは、メモリ1822および処理ユニット1820は、図2〜8と関連して上述されたプロセスの1つまたは複数の態様を実行するように構成されうる。
[00059]セカンダリメモリ1826は、例えば、プライマリメモリと同じまたは同様のタイプのメモリ、あるいは、例えば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、ソリッドステートメモリドライブ、等のような1つまたは複数のデータ記憶デバイスまたはシステムを含みうる。ある特定のインプリメンテーションでは、セカンダリメモリ1826は、コンピュータ可読媒体1840を動作可能に受け入れうるか、またはそうでない場合はコンピュータ可読媒体1840に結合するように構成可能でありうる。コンピュータ可読媒体1840は、例えば、システム1800中のデバイスのうちの1つまたは複数のための、アクセス可能なデータ、コード、または命令を搬送または作成することができる任意の非一時的媒体を含みうる。コンピュータ可読媒体1840はまた、記憶媒体と呼ばれうる。
[00060]第2のデバイス1804は、例えば、少なくともアンテナ1808を通じた第2のデバイス1804のワイヤレス通信ネットワークへの動作可能な結合を提供するか、またはそうでない場合はサポートする通信インターフェース1830を含みうる。限定ではなく例として、通信インターフェース1830は、ネットワークインターフェースデバイスまたはカード、モデム、ルータ、スイッチ、トランシーバデバイス、および同様のものを含みうる。他の代替のインプリメンテーションでは、通信インターフェース1830は、ワイヤード/LANインターフェース、ワイヤレスLANインターフェース(例えば、IEEE規格802.11ワイヤレスインターフェース)および/またはワイドエリアネットワーク(WAN)エアインターフェースを備えうる。あるインプリメンテーションでは、通信インターフェース1830は、通信ネットワーク中で用いられる物理的送信媒体のような物理的送信媒体中に信号を備える(ビット、バイト、値、パラメータ、フィールド、等のようなコンポーネントを含む)フレームまたはメッセージを送信または受信しうる。
[00061]特定のインプリメンテーションでは、通信インターフェース1830と組み合わされたアンテナ1808は、図2〜8中に例示されているように、信号の送信および受信をインプリメントするために使用されうる。
[00062]1つの特定のインプリメンテーションでは、FTM測定要求メッセージに応答するACKメッセージの送信は、処理ユニット1830からの開始または命令なしに通信インターフェース1830において遂行されうる。
[00063]第2のデバイス1804は、例えば、入力/出力デバイス1832を含みうる。入力/出力デバイス1832は、人間または機械の入力を受け付けるか、またはそうでない場合は導入するように構成可能でありうる1つまたは複数のデバイスあるいは特徴、もしくは人間または機械の出力を配信するか、またはそうでない場合は提供するように構成可能でありうる1つまたは複数のデバイスあるいは特徴を表す。限定ではなく例として、入力/出力デバイス1832は、動作的に構成されたディスプレイ、スピーカ、キーボード、マウス、トラックボール、タッチスクリーン、データポート、等を含みうる。
[00064]特定の実施形態では、第1のワイヤレストランシーバデバイスにおける方法は、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信された第1のファインタイミング測定(FTM)メッセージの受信を示す第1の確認応答メッセージを送信することと、第2のワイヤレストランシーバから第2のFTMメッセージを受信することとを備え、第2のFTMメッセージは、第2のワイヤレストランシーバデバイスにおける第1の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える。特定のインプリメンテーションでは、方法はさらに、第2のワイヤレストランシーバデバイスが少なくとも第1のFTMメッセージの受信を確認応答するメッセージを認証することを要求する1つまたは複数のパラメータを備えるFTM要求メッセージを送信することを備える。例えば、第2のワイヤレストランシーバデバイスが少なくとも第1のFTMメッセージの受信を確認応答するメッセージを認証することを要求する1つまたは複数のパラメータは、FTM要求メッセージのトリガフィールド中に1つまたは複数の値を備える。別のインプリメンテーションでは、第1のFTMメッセージは、第1のトークンを備えるFTM要求メッセージの受信に応答して第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信され、FTM要求メッセージは、第1のワイヤレストランシーバデバイスから送信され、第1のFTMメッセージは、第2のトークンを備え、第1の確認応答メッセージは、第3のトークンを備え、方法はさらに、第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信された第2のFTMメッセージを受信することを備え、第2のFTMメッセージは、第2のワイヤレストランシーバデバイスにおける第2の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備え、第2の確認応答メッセージは、第3のトークンの、第1のトークンと第2のトークンとの関数として第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて計算された値に対する比較に少なくとも部分的に基づいて第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて認証される。別のインプリメンテーションでは、第2のFTMメッセージは、第4のトークンを備え、方法はさらに、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信された第2のFTMメッセージの受信を示す第2の確認応答メッセージを送信することと、第2の確認応答メッセージは、第5のトークンを備え、第2のワイヤレストランシーバデバイスにおける第2の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信された第3のFTMメッセージを受信することとを備え、第2の確認応答メッセージは、第5のトークンの、第1のトークンと第4のトークンとの関数として計算された値に対する比較に少なくとも部分的に基づいて第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて認証される。別の特定のインプリメンテーションでは、第1の確認応答メッセージは、第1のワイヤレストランシーバデバイスにおける第1のFTMメッセージの到着時間と、第1の確認応答メッセージが第1のワイヤレストランシーバデバイスから送信された時間とを示す1つまたは複数のパラメータを備え、第1の確認応答メッセージは、第1の確認応答メッセージの到着時間の、第1のFTMメッセージが第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて受信された時間と、第1の確認応答メッセージが第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信された時間とを示す1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づく値との比較に少なくとも部分的に基づいて第1のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されるものとして第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて認証される。
[00065]別の実施形態は、第1のワイヤレス局(STA)は、通信ネットワークにメッセージを送信し、通信ネットワークからメッセージを受信するためのワイヤレストランシーバと、ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサとを備え、プロセッサは、第2のSTAによって送信され、ワイヤレストランシーバにおいて受信された第1のファインタイミング測定(FTM)メッセージの受信を示す第1の確認応答メッセージのワイヤレストランシーバを通じた送信を開始することと、第2のSTAからワイヤレストランシーバにおいて受信された第2のFTMメッセージを取得することとを行うように構成され、第2のFTMメッセージは、第2のSTAにおける第1の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える。特定のインプリメンテーションでは、1つまたは複数のプロセッサはさらに、第2のSTAが少なくとも第1のFTMメッセージの受信を確認応答するメッセージを認証することを要求する1つまたは複数のパラメータを備えるFTM要求メッセージの送信を開始するように構成される。別の特定のインプリメンテーションでは、第2のSTAが少なくとも第1のFTMメッセージの受信を確認応答するメッセージを認証することを要求する1つまたは複数のパラメータは、FTM要求メッセージのトリガフィールド中に1つまたは複数の値を備える。別の特定のインプリメンテーションでは、第1のFTMメッセージは、第1のトークンを備えるFTM要求メッセージの受信に応答して第2のSTAによって送信され、FTM要求メッセージは、第1のSTAから送信され、第1のFTMメッセージは、第2のトークンを備え、第1の確認応答メッセージは、第3のトークンを備え、プロセッサはさらに、ワイヤレストランシーバにおいて受信され、第2のSTAから送信された第2のFTMメッセージを取得するように構成され、第2のFTMメッセージは、第2のSTAにおける第2の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備え、第2の確認応答メッセージは、第3のトークンの、第1のトークンと第2のトークンとの関数として第2のSTAにおいて計算された値に対する比較に少なくとも部分的に基づいて第2のSTAにおいて認証される。別の特定のインプリメンテーションでは、第2のFTMメッセージは、第4のトークンを備え、プロセッサはさらに、第2のSTAによって送信された第2のFTMメッセージの受信を示す第2の確認応答メッセージのワイヤレストランシーバを通じた送信を開始することと、第2の確認応答メッセージは、第5のトークンを備え、第2のSTAにおける第2の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える、ワイヤレス送信機において受信され、第2のSTAから送信された第3のFTMメッセージを取得することとを行うように構成され、第2の確認応答メッセージは、第5のトークンの、第1のトークンと第4のトークンとの関数として計算された値に対する比較に少なくとも部分的に基づいて第2のSTAにおいて認証される。別の特定のインプリメンテーションでは、第1の確認応答メッセージは、第1のSTAにおける第1のFTMメッセージの到着時間と、第1の確認応答メッセージが第1のSTAから送信された時間とを示す1つまたは複数のパラメータを備え、第1の確認応答メッセージは、第1の確認応答メッセージの到着時間の、第1のFTMメッセージが第2のSTAにおいて受信された時間と、第1の確認応答メッセージが第2のSTAから送信された時間とを示す1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づく値との比較に少なくとも部分的に基づいて第1のSTAによって送信されるものとして第2のSTAにおいて認証される。
[00066]別の実施形態では、非一時的記憶媒体は、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信された第1のファインタイミング測定(FTM)メッセージの第1のワイヤレストランシーバデバイスにおける受信を示す第1の確認応答メッセージの送信を開始することと、第2のワイヤレストランシーバから第1のワイヤレストランシーバデバイスにおいて受信された第2のFTMメッセージを取得することとを行うように第1のワイヤレストランシーバデバイスのプロセッサによって実行可能である記憶されたコンピュータ可読命令を備え、第2のFTMメッセージは、第2のワイヤレストランシーバデバイスにおける第1の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える。特定のインプリメンテーションでは、命令はさらに、第2のワイヤレストランシーバデバイスが少なくとも第1のFTMメッセージの受信を確認応答するメッセージを認証することを要求する1つまたは複数のパラメータを備えるFTM要求メッセージの送信を開始するようにプロセッサによって実行可能である。別の特定のインプリメンテーションでは、第2のワイヤレストランシーバデバイスが少なくとも第1のFTMメッセージの受信を確認応答するメッセージを認証することを要求する1つまたは複数のパラメータは、FTM要求メッセージのトリガフィールド中に1つまたは複数の値を備える。別の特定のインプリメンテーションでは、第1のFTMメッセージは、第1のトークンを備えるFTM要求メッセージの受信に応答して第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信され、FTM要求メッセージは、第1のワイヤレストランシーバデバイスから送信され、第1のFTMメッセージは、第2のトークンを備え、第1の確認応答メッセージは、第3のトークンを備え、命令はさらに、第1のワイヤレストランシーバデバイスにおいて受信され、第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信された第2のFTMメッセージを取得するようにプロセッサによって実行可能であり、第2のFTMメッセージは、第2のワイヤレストランシーバデバイスにおける第2の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備え、第2の確認応答メッセージは、第3のトークンの、第1のトークンと第2のトークンとの関数として第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて計算された値に対する比較に少なくとも部分的に基づいて第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて認証される。例えば、第2のFTMメッセージは、第4のトークンを備え、命令はさらに、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信された第2のFTMメッセージの受信を示す第2の確認応答メッセージの送信を開始することと、第2の確認応答メッセージは、第5のトークンを備え、第2のワイヤレストランシーバデバイスにおける第2の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える、第1のワイヤレストランシーバデバイスにおいて受信され、第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信された第3のFTMメッセージを取得することとを行うようにプロセッサによって実行可能であり、第2の確認応答メッセージは、第5のトークンの、第1のトークンと第4のトークンとの関数として計算された値に対する比較に少なくとも部分的に基づいて第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて認証される。別の特定のインプリメンテーションでは、第1の確認応答メッセージは、第1のワイヤレストランシーバデバイスにおける第1のFTMメッセージの到着時間と、第1の確認応答メッセージが第1のワイヤレストランシーバデバイスから送信された時間とを示す1つまたは複数のパラメータを備え、第1の確認応答メッセージは、第1の確認応答メッセージの到着時間の、第1のFTMメッセージが第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて受信された時間と、第1の確認応答メッセージが第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信された時間とを示す1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づく値との比較に少なくとも部分的に基づいて第1のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されるものとして第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて認証される。
[00067]別の実施形態では、第1のワイヤレストランシーバデバイスは、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信された第1のファインタイミング測定(FTM)メッセージの受信を示す第1の確認応答メッセージを送信するための手段と、第2のワイヤレストランシーバから第2のFTMメッセージを受信するための手段とを備え、第2のFTMメッセージは、第2のワイヤレストランシーバデバイスにおける第1の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える。1つのインプリメンテーションでは、第1のワイヤレストランシーバデバイスはさらに、第2のワイヤレストランシーバデバイスが少なくとも第1のFTMメッセージの受信を確認応答するメッセージを認証することを要求する1つまたは複数のパラメータを備えるFTM要求メッセージを送信するための手段を備える。別のインプリメンテーションでは、第2のワイヤレストランシーバデバイスが少なくとも第1のFTMメッセージの受信を確認応答するメッセージを認証することを要求する1つまたは複数のパラメータは、FTM要求メッセージのトリガフィールド中に1つまたは複数の値を備える。別の特定のインプリメンテーションでは、第1のFTMメッセージは、第1のトークンを備えるFTM要求メッセージの受信に応答して第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信され、FTM要求メッセージは、第1のワイヤレストランシーバデバイスから送信され、第1のFTMメッセージは、第2のトークンを備え、第1の確認応答メッセージは、第3のトークンを備え、第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信された第2のFTMメッセージを受信するための手段をさらに備え、第2のFTMメッセージは、第2のワイヤレストランシーバデバイスにおける第2の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備え、第2の確認応答メッセージは、第3のトークンの、第1のトークンと第2のトークンとの関数として第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて計算された値に対する比較に少なくとも部分的に基づいて第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて認証される。別のインプリメンテーションでは、第2のFTMメッセージは、第4のトークンを備え、第1のワイヤレストランシーバデバイスはさらに、第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信された第2のFTMメッセージの受信を示す第2の確認応答メッセージを送信するための手段と、第2の確認応答メッセージは、第5のトークンを備え、第2のワイヤレストランシーバデバイスにおける第2の確認応答メッセージの認証された受信の時間に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のパラメータを備える、第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信された第3のFTMメッセージを受信するための手段とを備え、第2の確認応答メッセージは、第5のトークンの、第1のトークンと第4のトークンとの関数として計算された値に対する比較に少なくとも部分的に基づいて第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて認証される。特定のインプリメンテーションでは、第1の確認応答メッセージは、第1のワイヤレストランシーバデバイスにおける第1のFTMメッセージの到着時間と、第1の確認応答メッセージが第1のワイヤレストランシーバデバイスから送信された時間とを示す1つまたは複数のパラメータを備え、第1の確認応答メッセージは、第1の確認応答メッセージの到着時間の、第1のFTMメッセージが第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて受信された時間と、第1の確認応答メッセージが第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信された時間とを示す1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づく値との比較に少なくとも部分的に基づいて第1のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されるものとして第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて認証される。
[00068]ここに使用される場合、「アクセスポイント」という用語は、例えば、ワイヤレスローカルエリアネットワークのようなワイヤレス通信システム中での通信を容易にするために使用されるあらゆるワイヤレス通信局および/またはデバイスを含むことを意図されるが、特許請求される主題の範囲はこの点において限定されない。別の態様では、アクセスポイントは、例えば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイントを備えうる。そのようなWLANは、ある態様ではIEEE規格802.11の1つまたは複数のバージョンと互換性のあるおよび/または準拠したネットワークを備えうるが、特許請求される主題の範囲はこの点において限定されない。WLANアクセスポイントは、例えば、1つまたは複数のモバイルデバイスとインターネットのようなネットワークとの間での通信を提供しうる。
[00069]ここに使用される場合、「モバイルデバイス」という用語は、変化する位置ロケーションをその時々に有しうるデバイスを指す。位置ロケーションにおける変化は、ほんの数例として、方向、距離、方位、等に対する変化を備えうる。特定の例では、モバイルデバイスは、セルラ電話、ワイヤレス通信デバイス、ユーザ機器、ラップトップコンピュータ、他のパーソナル通信システム(PCS)デバイス、携帯情報端末(PDA)、パーソナルオーディオデバイス(PAD)、ポータブル航法デバイス、および/または他のポータブル通信デバイスを備えうる。モバイルデバイスはまた、機械可読命令によって制御される機能を遂行するように適合されたコンピューティングプラットフォームおよび/またはプロセッサを備えうる。
[00070]ここに説明された方法は、特定の例にしたがったアプリケーションに依存して様々な手段によってインプリメントされうる。例えば、そのような方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせにおいてインプリメントされうる。ハードウェアインプリメンテーションでは、例えば、処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(「ASIC」)、デジタルシグナルプロセッサ(「DSP」)、デジタル信号処理デバイス(「DSPD」)、プログラマブルロジックデバイス(「PLD」)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、ここに説明された機能を遂行するように設計された他のデバイスユニット、またはそれらの組み合わせ内においてインプリメントされうる。
[00071]アルゴリズム記述および/または記号表現は、信号処理および/または関連する技術における当業者によって、彼らの研究の内容(the substance of their work)を他の当業者に伝達するために使用される技法の例である。アルゴリズムはここで、および概して、所望される結果につながる首尾一貫したシーケンス(self-consistent sequence)の動作および/または同様の信号処理であると見なされる。このコンテキストでは、動作および/または処理は、物理量の物理的操作を伴う。典型的に、ただ必ずしもではないが、そのような量は、信号測定値、テキスト、画像、ビデオ、オーディオ、等のような様々な形態のコンテンツを表す電子信号および/または状態として記憶されるか、転送されるか、組み合わされるか、比較されるか、処理されるか、またはそうでない場合は操作されることが可能である電気および/または磁気信号および/または状態の形態を取りうる。主に共通使用の理由により、そのような物理的信号および/または物理的状態をビット、バイト、値、要素、シンボル、文字、用語、番号、数字、式、メッセージ、フィールド、識別子フレーム、測定値、コンテンツおよび/または同様のものとして指すことは時に便利であることが証明されている。しかしながら、これらおよび/または同様の用語の全ては、適切な物理量と関連付けられるべきであり、単に便利なラベルに過ぎないことが理解されるべきである。そうでないと具体的に記載されない限り、先行する論述から明らかであるように、この明細書全体を通じて、「処理する」、「計算する」、「算出する」、「決定する」、「確立する」、「取得する」、「識別する」、「選択する」、「生成する」、および/または同様のもののような用語を利用する論述は、専用コンピュータおよび/または同様の専用コンピューティングおよび/またはネットワークデバイスのような特定の装置のアクションおよび/またはプロセスを指しうることが認識される。この明細書のコンテキストでは、したがって、専用コンピュータおよび/または同様の専用コンピューティングおよび/またはネットワークデバイスは、専用コンピュータおよび/または同様の専用コンピューティングおよび/またはネットワークデバイスのメモリ、レジスタ、および/または他の記憶デバイス、送信デバイス、および/またはディスプレイデバイス内の、物理的電子および/または磁気量として典型的に表される信号および/または状態を処理、操作および/または変換することが可能である。この特定の特許出願のコンテキストでは、言及されたように、「特定の装置」という用語は、それがプログラムソフトウェアからの命令に準じて特定の機能を遂行するようにプログラムされた時点で、汎用コンピュータのような汎用コンピューティングおよび/またはネットワークデバイスを含みうる。
[00072]いくつかの状況では、バイナリ1からバイナリ0への状態における変化またはその逆のようなメモリデバイスの動作は、例えば、物理的変換のような変換を備えうる。特定のタイプのメモリデバイスでは、そのような物理的変換は、異なる状態または物への物品(an article)の物理的変換を備えうる。例えば、それらに限定されないが、いくつかのタイプのメモリデバイスの場合、状態における変化は、電荷の蓄積および/または貯蔵あるいは貯蔵された電荷の解放を伴いうる。同様に、他のメモリデバイスでは、状態の変化は、磁気方位における変換のような物理的変化、および/または結晶性から非結晶性への、あるいはその逆のような分子構造における物理的変化および/または変換を備えうる。さらに他のメモリデバイスでは、物理的状態における変化は、重ね合わせ、もつれ、および/または同様のもののような量子力学現象を伴いえ、それは、例えば、量子ビット(キュービット)を伴いうる。前述は、メモリデバイス中でのバイナリ1からバイナリ0への状態における変化またはその逆が物理的変換のような変換を備えうる全ての例の網羅的なリストであることを意図されていない。むしろ、前述は、例示的な例として意図される。
[00073]ここに説明されたワイヤレス通信技法は、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(「WWAN」)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(「WLAN」)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)、等のような様々なワイヤレス通信ネットワークと関連しうる。このコンテキストでは、「ワイヤレス通信ネットワーク」は、1つまたは複数のワイヤレス通信リンクを通じて互いと通信することが可能である複数のデバイスまたはノードを備える。図1中に示されているように、例えば、ワイヤレス通信ネットワークは、モバイルデバイス100a、100b、115aおよび115bから2つ以上のデバイスを備えうる。「ネットワーク」および「システム」という用語は、ここでは交換可能に使用されうる。WWANは、符号分割多元接続(「CDMA」)ネットワーク、時分割多元接続(「TDMA」)ネットワーク、周波数分割多元接続(「FDMA」)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(「OFDMA」)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続(「SC−FDMA」)ネットワーク、または上記ネットワークの任意の組み合わせ、等でありうる。CDMAネットワークは、ごくわずかの無線技術を挙げると、cdma2000、ワイドバンドCDMA(「W−CDMA(登録商標)」)のような1つまたは複数の無線アクセス技術(「RAT」)をインプリメントしうる。ここで、cdma2000は、IS−95、IS−2000、およびIS−856規格にしたがってインプリメントされた技術を含みうる。TDMAネットワークは、モバイル通信のためのグローバルシステム(「GSM」)、デジタルアドバンスドモバイル電話システム(「D−AMPS」)、または何らかの他のRATをインプリメントしうる。GSMおよびW−CDMAは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(「3GPP(登録商標)」)という名称の団体からの文書中に説明されている。Cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(「3GPP2」)という名称の団体からの文書中に説明されている。3GPPおよび3GPP2の文書は、公的に入手可能である。4Gロングタームエボリューション(「LTE」)通信ネットワークはまた、ある態様では、特許請求される主題にしたがってインプリメントされうる。例えば、WLANは、IEEE802.11xネットワークを備え、WPANは、Bluetoothネットワーク、IEEE802.15xを備えうる。ここに説明されたワイヤレス通信インプリメンテーションはまた、WWAN、WLANまたはWPANの任意の組み合わせと関連して使用されうる。
[00074]別の態様では、前述されたように、ワイヤレス送信機またはアクセスポイントは、フェムトセルを備えうるもので、セルラ電話サービスをビジネスまたは自宅に拡張するために利用される。そのようなインプリメンテーションでは、1つまたは複数のモバイルデバイスは、例えば、符号分割多元接続(「CDMA」)セルラ通信プロトコルを介してフェムトセルと通信し、フェムトセルは、インターネットのような別のブロードバンドネットワークを経由してより大きいセルラ電気通信ネットワークへのモバイルデバイスアクセスを提供しうる。
[00075]ここに説明された技法は、GNSSの組み合わせおよび/またはいくつかのGNSSのうちのいずれか1つを含むSPSを用いて使用されうる。さらに、そのような技法は、「シュードライト(pseudolites)」として機能する地上送信機、またはSVとそのような地上送信機との組み合わせを利用する測位システムを用いて使用されうる。地上送信機は、例えば、PNコードまたは(例えば、GPSまたはCDMAセルラ信号と同様の)他のレンジングコード(ranging code)をブロードキャストする地上ベースの送信機を含みうる。そのような送信機は、リモート受信機による識別を許可するために、一意のPNコードを割り当てられうる。地上送信機は、例えば、トンネル、鉱山、ビルディング、都市の谷間または他の囲まれたエリア中のような、軌道を周回するSVからのSPS信号が利用できないことがありうる状況においてSPSを増強するのに有用でありうる。シュードライトの別のインプリメンテーションは、無線ビーコンとして知られている。「SV」という用語は、ここに使用される場合、シュードライト、シュードライトの同等物、およびことによると他のものとして機能する地上送信機を含むことを意図される。「SPS信号」および/または「SV信号」という用語は、ここに使用される場合、シュードライトまたはシュードライトの同等物として機能する地上送信機を含む地上送信機からのSPSのような信号を含むことを意図される。
[00076]同様に、このコンテキストでは、「結合された」、「接続された」という用語および/または同様の用語は、包括的に使用される。これらの用語は、類義語として意図されないことが理解されるべきである。むしろ、「接続された」は、2つ以上のコンポーネントが、例えば、電気的を含む直接の物理的な接触状態にあることを示すように包括的に使用される一方で、「結合された」は、2つ以上のコンポーネントが潜在的に、電気的を含む直接の物理的な接触状態にあることを意味するように包括的に使用されるが、しかしながら、「結合された」はまた、2つ以上のコンポーネントが必ずしも直接の接触状態にないものの、それにもかかわらず協働および/または相互作用することが可能であることもまた意味するように包括的に使用される。結合されたという用語はまた、例えば、適切なコンテキストにおいて、間接的に接続されたことを意味するように包括的に理解される。
[00077]「および」、「または」、「および/または」という用語および/または同様の用語は、ここに使用される場合、そのような用語が使用される特定のコンテキストに少なくとも部分的に依存することもまた予期される多様な意味を含む。典型的に、「または」がA、B、またはCのようなリストを関連付けるために使用される場合、包括的な意味で使用されるならA、B、およびCを、ならびに排他的な意味で使用されるならA、B、またはCを意味することを意図される。加えて、「1つまたは複数」という用語および/または同様の用語は、任意の特徴、構造、および/または特性を単数形で説明するために使用される、および/または複数の特徴、構造および/または特性および/またはそれらの何らかの他の組み合わせを説明するためにも使用されうる。同様に、「に基づく」という用語および/または同様の用語は、ファクタの排他的なセットを伝達することを必ずしも意図するものではないが、必ずしも明確に説明されていない追加のファクタの存在を可能にすることが理解される。当然ながら、前述の全てについて、使用および/または説明の特定のコンテキストは、引き出される推論に関する役に立つ指針を提供する。以下の説明は単に1つまたは複数の例示的な例を提供するに過ぎず、特許請求される主題はこれらの1つまたは複数の例に限定されないことに留意されたいが、しかしながら、繰り返すが、使用および/または説明の特定のコンテキストは、引き出される推論に関する役に立つ指針を提供する。
[00078]このコンテキストでは、ネットワークデバイスという用語は、ネットワークを介しておよび/またはその一部として通信することが可能であるあらゆるデバイスを指し、コンピューティングデバイスを備えうる。ネットワークデバイスは、例えば、ワイヤードおよび/またはワイヤレスネットワークを介して信号(例えば、信号パケットおよび/またはフレーム)を送るおよび/または受信することが可能でありうるが、それらはまた、算術および/または論理演算を遂行すること、物理メモリ状態としてメモリ中などで信号を処理および/または記憶することが可能でありうる、および/または、例えば、様々な実施形態中でサーバとして動作しうる。サーバとして動作することが可能である、またはそうでないネットワークデバイスは、例として、専用ラックマウントサーバ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、セットトップボックス、タブレット、ネットブック、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、前述のデバイスの2つ以上の特徴を組み合わせる集積デバイス、同様のもの、またはそれらの任意の組み合わせを含みうる。例えば、信号パケットおよび/またはフレームは、例えば、ワイヤレスネットワークを介して結合されたワイヤレスデバイス間を含む、サーバとクライアントデバイスおよび/または他のタイプのネットワークデバイスとの間などにおいて交換されうる。サーバ、サーバデバイス、サーバコンピューティングデバイス、サーバコンピューティングプラットフォームという用語および/または同様の用語は、交換可能に使用されることに留意されたい。同様に、クライアント、クライアントデバイス、クライアントコンピューティングデバイス、クライアントコンピューティングプラットフォームという用語および/または同様の用語もまた、交換可能に使用される。いくつかの事例では、説明を容易にするために、これらの用語は、例えば、「クライアントデバイス」または「サーバデバイス」に言及することによって単数形で使用されうるが、その説明は、適宜、1つまたは複数のクライアントデバイスおよび/または1つまたは複数のサーバデバイスを包含することを意図される。同様の路線に沿って(Along similar lines)、「データベース」への言及は、適宜、1つまたは複数のデータベースおよび/またはそれらの一部分を意味することが理解される。
[00079]説明を容易にするために、(ネットワーキングデバイスとも呼ばれる)ネットワークデバイスは、コンピューティングデバイスの観点から具現化および/または説明されうることが理解されるべきである。しかしながら、この説明は決して、特許請求される主題がコンピューティングデバイスおよび/またはネットワークデバイスのような一実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、代わりに、例えば、1つまたは複数の例示的な例を含む多様なデバイスまたはそれらの組み合わせとして具現化されうることがさらに理解されるべきである。1つのインプリメンテーション、あるインプリメンテーション、一実施形態、ある実施形態、および/または同様のものに対するこの明細書全体を通じた言及は、特定のインプリメンテーションおよび/または実施形態に関連して説明された特定の特徴、構造、および/または特性が特許請求される主題の少なくとも1つのインプリメンテーションおよび/または実施形態中に含まれることを意味する。このことから、例えば、この明細書全体を通じた様々な場所におけるそのようなフレーズの出現は、同じインプリメンテーションまたは説明された任意の1つの特定のインプリメンテーションを指すことを必ずしも意図されていない。さらに、説明された特定の特徴、構造、および/または特性は、1つまたは複数のインプリメンテーションにおいて様々な方法で組み合わされることが可能であり、したがって、例えば、意図される特許請求の範囲内にあることが理解されるべきである。一般には、当然ながら、これらおよび他の問題は、コンテキストによって異なる。したがって、使用および/または説明の特定のコンテキストは、引き出される推論に関する役に立つ指針を提供する。実例的な特徴であると現在考えられているものが例示および説明されてきたが、特許請求される主題から逸脱することなしに、様々な他の修正がなされ、同等物が代用されうることが当業者によって理解されるであろう。加えて、ここに説明された中心的な概念から逸脱することなしに、特許請求される主題の教示に特定の状況を適合させるために、多くの修正がなされうる。したがって、特許請求される主題は、開示された特定の例に限定されないが、そのような特許請求される主題はまた、添付された特許請求の範囲内に含まれる全ての態様およびそれらの同等物を含みうることが意図される。

Claims (30)

  1. 第1のワイヤレストランシーバデバイスにおいて、
    第2のワイヤレストランシーバデバイスに宛てられた第1のファインタイミング測定(FTM)メッセージを送信することと、
    受信されたメッセージを、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答することと
    を備える、方法。
  2. 前記受信されたメッセージを、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものであり、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答するものとして認証することに応答して、前記受信されたメッセージの到着時間を示す1つまたは複数のパラメータを備える、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスに宛てられた第2のFTMメッセージを送信すること
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記受信されたメッセージを、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答することは、ソースデバイスを示す前記受信されたメッセージ中の1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて前記受信されたメッセージを認証することを備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記1つまたは複数のパラメータは、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスのBSSIDを示す、請求項3に記載の方法。
  5. 前記受信されたメッセージは、前記第1のFTMメッセージが前記第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて受信された時間と、前記受信されたメッセージが前記第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信された時間とを示す1つまたは複数のパラメータを備え、前記受信されたメッセージを、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答することは、前記受信されたメッセージの到着時間を、前記第1のFTMメッセージが前記第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて受信された前記時間と、前記受信されたメッセージが前記第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信された前記時間とを示す前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づく値と比較することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1のFTMメッセージは、第1のトークンを備えるFTM要求メッセージの前記第2のワイヤレストランシーバデバイスからの受信に応答して送信され、前記第1のFTMメッセージは、第2のトークンを備え、前記受信されたメッセージは、第3のトークンを備え、前記受信されたメッセージを、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答することは、前記第3のトークンを、前記第1のトークンと前記第2のトークンとの関数として計算された値に対して比較することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第2のワイヤレストランシーバデバイスに宛てられた第2のFTMメッセージを送信することと、前記第2のFTMメッセージは、第4のトークンを備える、
    第5のトークンの、前記第1のトークンと前記第4のトークンとの関数として計算された値に対する比較に少なくとも部分的に基づいて、第2の受信されたメッセージの受信を、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第2のFTMメッセージの受信を確認応答することと、前記第2の受信されたメッセージは、前記第5のトークンを備える、
    をさらに備える、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1のFTMメッセージは、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信されたFTM要求メッセージの受信に応答して送信され、前記FTM要求メッセージは、FTMメッセージの受信を確認応答するメッセージの認証を指定する値を「トリガ」フィールド中に備える、請求項1に記載の方法。
  9. 第1のワイヤレス局(STA)であって、
    通信ネットワークにメッセージを送信し、通信ネットワークからメッセージを受信するためのワイヤレストランシーバと、
    前記ワイヤレストランシーバに結合されたプロセッサと、前記プロセッサは、
    前記ワイヤレストランシーバを通じた第1のファインタイミング測定(FTM)メッセージの送信を開始することと、前記第1のFTMメッセージは、第2のSTAに宛てられる、
    前記ワイヤレストランシーバにおいて受信されたメッセージを、前記第2のSTAによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答することと
    を行うように構成される、
    を備える、第1のSTA。
  10. 前記プロセッサは、
    前記ワイヤレストランシーバにおいて受信された前記メッセージを、前記第2のSTAによって送信されたものであり、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答するものとして認証することに応答して、前記ワイヤレストランシーバにおいて受信された前記メッセージの到着時間を示す1つまたは複数のパラメータを備える、前記第2のSTAに宛てられた第2のFTMメッセージの前記ワイヤレストランシーバを通じた送信を開始すること
    を行うようにさらに構成される、請求項9に記載の第1のSTA。
  11. 前記プロセッサは、ソースデバイスを示す、前記ワイヤレストランシーバにおいて受信された前記メッセージ中の1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記ワイヤレストランシーバにおいて受信された前記メッセージを認証することによって、前記ワイヤレストランシーバにおいて受信された前記メッセージを、前記第2のSTAによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答するようにさらに構成される、請求項9に記載の第1のSTA。
  12. 前記1つまたは複数のパラメータは、前記第2のSTAのBSSIDを示す、請求項11に記載の第1のSTA。
  13. 前記ワイヤレストランシーバにおいて受信された前記メッセージは、前記第1のFTMメッセージが前記第2のSTAにおいて受信された時間と、前記ワイヤレストランシーバにおいて受信された前記メッセージが前記第2のSTAから送信された時間とを示す1つまたは複数のパラメータを備え、前記プロセッサは、前記ワイヤレストランシーバにおける前記メッセージの到着時間を、前記第1のFTMメッセージが前記第2のSTAにおいて受信された前記時間と、前記ワイヤレストランシーバにおいて受信された前記メッセージが前記第2のSTAから送信された前記時間とを示す前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づく値と比較することによって、前記ワイヤレストランシーバにおいて受信された前記メッセージを、前記第2のSTAによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答するようにさらに構成される、請求項9に記載の第1のSTA。
  14. 前記第1のFTMメッセージは、第1のトークンを備えるFTM要求メッセージの前記第2のSTAからの受信に応答して送信され、前記第1のFTMメッセージは、第2のトークンを備え、前記ワイヤレストランシーバにおいて受信された前記メッセージは、第3のトークンを備え、前記プロセッサは、前記第3のトークンを、前記第1のトークンと前記第2のトークンとの関数として計算された値に対して比較することによって、前記ワイヤレストランシーバにおいて受信された前記メッセージを、前記第2のSTAによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答するようにさらに構成される、請求項9に記載の第1のSTA。
  15. 前記プロセッサは、
    前記第2のSTAに宛てられた第2のFTMメッセージの送信を開始することと、前記第2のFTMメッセージは、第4のトークンを備える、
    第5のトークンの、前記第1のトークンと前記第4のトークンとの関数として計算された値に対する比較に少なくとも部分的に基づいて、第2の受信されたメッセージの受信を、前記第2のSTAによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第2のFTMメッセージの受信を確認応答することと、前記第2の受信されたメッセージは、前記第5のトークンを備える、
    を行うようにさらに構成される、請求項14に記載の第1のSTA。
  16. 前記第1のFTMメッセージは、前記第2のSTAから送信されたFTM要求メッセージの受信に応答して送信され、前記FTM要求メッセージは、FTMメッセージの受信を確認応答するメッセージの認証を指定する値を「トリガ」フィールド中に備える、請求項9に記載の第1のSTA。
  17. 第1のワイヤレストランシーバデバイスであって、
    第2のワイヤレストランシーバデバイスに宛てられた第1のファインタイミング測定(FTM)メッセージを送信するための手段と、
    受信されたメッセージを、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答するための手段と
    を備える、第1のワイヤレストランシーバデバイス。
  18. 前記受信されたメッセージを、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものであり、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答するものとして認証することに応答して、前記受信されたメッセージの到着時間を示す1つまたは複数のパラメータを備える、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスに宛てられた第2のFTMメッセージを送信するための手段
    をさらに備える、請求項17に記載の第1のワイヤレストランシーバデバイス。
  19. 前記受信されたメッセージを、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答するための前記手段は、ソースデバイスを示す前記受信されたメッセージ中の1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて前記受信されたメッセージを認証するための手段を備える、請求項17に記載の第1のワイヤレストランシーバデバイス。
  20. 前記1つまたは複数のパラメータは、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスのBSSIDを示す、請求項19に記載の第1のワイヤレストランシーバデバイス。
  21. 前記受信されたメッセージは、前記第1のFTMメッセージが前記第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて受信された時間と、前記受信されたメッセージが前記第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信された時間とを示す1つまたは複数のパラメータを備え、前記受信されたメッセージを、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答するための前記手段は、前記受信されたメッセージの到着時間を、前記第1のFTMメッセージが前記第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて受信された前記時間と、前記受信されたメッセージが前記第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信された前記時間とを示す前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づく値と比較するための手段をさらに備える、請求項17に記載の第1のワイヤレストランシーバデバイス。
  22. 前記第1のFTMメッセージは、第1のトークンを備えるFTM要求メッセージの前記第2のワイヤレストランシーバデバイスからの受信に応答して送信され、前記第1のFTMメッセージは、第2のトークンを備え、前記受信されたメッセージは、第3のトークンを備え、前記受信されたメッセージを、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答するための前記手段は、前記第3のトークンを、前記第1のトークンと前記第2のトークンとの関数として計算された値に対して比較するための手段をさらに備える、請求項17に記載の第1のワイヤレストランシーバデバイス。
  23. 前記第1のFTMメッセージは、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信されたFTM要求メッセージの受信に応答して送信され、前記FTM要求メッセージは、FTMメッセージの受信を確認応答するメッセージの認証を指定する値を「トリガ」フィールド中に備える、請求項17に記載の第1のワイヤレストランシーバデバイス。
  24. 非一時的記憶媒体であって、
    第1のファインタイミング測定(FTM)メッセージの送信を開始することと、前記第1のFTMメッセージは、第2のワイヤレストランシーバデバイスに宛てられる、
    受信されたメッセージを、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答することと
    を行うように第1のワイヤレストランシーバデバイスのプロセッサによって実行可能である記憶されたコンピュータ可読命令を備える、非一時的記憶媒体。
  25. 前記受信されたメッセージを、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものであり、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答するものとして認証することに応答して、前記受信されたメッセージの到着時間を示す1つまたは複数のパラメータを備える、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスに宛てられた第2のFTMメッセージの送信を開始すること
    を行うように前記プロセッサによって実行可能である命令をさらに備える、請求項24に記載の記憶媒体。
  26. ソースデバイスを示す前記受信されたメッセージ中の1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づいて前記受信されたメッセージを認証することによって、前記受信されたメッセージを、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答することを行うように前記プロセッサによって実行可能である命令をさらに備える、請求項24に記載の記憶媒体。
  27. 前記1つまたは複数のパラメータは、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスのBSSIDを示す、請求項26に記載の記憶媒体。
  28. 前記受信されたメッセージは、前記第1のFTMメッセージが前記第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて受信された時間と、前記受信されたメッセージが前記第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信された時間とを示す1つまたは複数のパラメータを備え、前記命令は、前記受信されたメッセージの到着時間を、前記第1のFTMメッセージが前記第2のワイヤレストランシーバデバイスにおいて受信された前記時間と、前記受信されたメッセージが前記第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信された前記時間とを示す前記1つまたは複数のパラメータに少なくとも部分的に基づく値と比較することによって、前記受信されたメッセージを、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答することを行うように前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項24に記載の記憶媒体。
  29. 前記第1のFTMメッセージは、第1のトークンを備えるFTM要求メッセージの前記第2のワイヤレストランシーバデバイスからの受信に応答して送信され、前記第1のFTMメッセージは、第2のトークンを備え、前記受信されたメッセージは、第3のトークンを備え、前記命令は、前記第3のトークンを、前記第1のトークンと前記第2のトークンとの関数として計算された値に対して比較することによって、前記受信されたメッセージを、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスによって送信されたものとして条件付きで認証し、前記第1のFTMメッセージの受信を確認応答することを行うように前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項24に記載の記憶媒体。
  30. 前記第1のFTMメッセージは、前記第2のワイヤレストランシーバデバイスから送信されたFTM要求メッセージの受信に応答して送信され、前記FTM要求メッセージは、FTMメッセージの受信を確認応答するメッセージの認証を指定する値を「トリガ」フィールド中に備える、請求項24に記載の記憶媒体。
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