JP2018532142A - 熱転写印刷 - Google Patents

熱転写印刷 Download PDF

Info

Publication number
JP2018532142A
JP2018532142A JP2018508230A JP2018508230A JP2018532142A JP 2018532142 A JP2018532142 A JP 2018532142A JP 2018508230 A JP2018508230 A JP 2018508230A JP 2018508230 A JP2018508230 A JP 2018508230A JP 2018532142 A JP2018532142 A JP 2018532142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink composition
examples
electrostatic ink
image
transparent electrostatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018508230A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6546694B2 (ja
Inventor
ツォミク,インナ
ロン,ハノック
スクヴィルスキー,ダニエル
スリヴニャク,ライア
ロマントコフ,グレブ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Indigo BV
Original Assignee
HP Indigo BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HP Indigo BV filed Critical HP Indigo BV
Publication of JP2018532142A publication Critical patent/JP2018532142A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6546694B2 publication Critical patent/JP6546694B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G13/00Electrographic processes using a charge pattern
    • G03G13/06Developing
    • G03G13/10Developing using a liquid developer, e.g. liquid suspension
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6582Special processing for irreversibly adding or changing the sheet copy material characteristics or its appearance, e.g. stamping, annotation printing, punching
    • G03G15/6585Special processing for irreversibly adding or changing the sheet copy material characteristics or its appearance, e.g. stamping, annotation printing, punching by using non-standard toners, e.g. transparent toner, gloss adding devices
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/10Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a liquid developer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B44DECORATIVE ARTS
    • B44CPRODUCING DECORATIVE EFFECTS; MOSAICS; TARSIA WORK; PAPERHANGING
    • B44C1/00Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects
    • B44C1/16Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects for applying transfer pictures or the like
    • B44C1/165Processes, not specifically provided for elsewhere, for producing decorative surface effects for applying transfer pictures or the like for decalcomanias; sheet material therefor
    • B44C1/17Dry transfer
    • B44C1/1712Decalcomanias applied under heat and pressure, e.g. provided with a heat activable adhesive
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M2205/00Printing methods or features related to printing methods; Location or type of the layers
    • B41M2205/10Post-imaging transfer of imaged layer; transfer of the whole imaged layer

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Liquid Developers In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

熱転写印刷プロセスが提供され、そのプロセスは、転写材料(2)上に透明な静電インク組成物(3)を静電的に印刷し、その透明な静電インク組成物は熱可塑性樹脂を含み;イメージ(4)を透明な静電インク組成物上に印刷し;透明な静電インク組成物の熱可塑性樹脂が軟化または溶融される条件下でイメージをターゲット基材(1)と接触させ、ターゲット基材と転写材料を分離して、イメージおよび透明な静電インク組成物の上側層をその上に有するターゲット基材を残すことを含む。また、その上にイメージを有する布地も開示され、そのイメージは透明な静電インク組成物の上側層を有する。【選択図】図1A

Description

熱転写印刷(サーマル転写印刷としても知られている)は、熱の印加により一方の基材から他方へとイメージを転写するプロセスである。イメージは最初、例えばポリマーフィルムである第一の基材上に付着され、次いでこのイメージが、例えば布地であるターゲット基材と接触されて、加熱されてよい。次いで、ターゲット基材および第一の基材は分離されてよく、ターゲット基材上にイメージ(反転した)が残される。
本明細書で説明される熱転写印刷プロセスの一例を概略的に示す図である。 本明細書で説明される熱転写印刷プロセスの一例を概略的に示す図である。 本明細書で説明される熱転写印刷プロセスの一例を概略的に示す図である。
熱転写印刷および関連した側面を開示および説明する前に、本開示が本明細書で開示された特定のプロセス工程および材料に制限されないことが理解されるべきであるが、その理由は、係るプロセス工程および材料は多少変化してよいからである。また、本明細書で使用される用語は、特定の例を説明するためだけに使用されることも理解されよう。本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびその均等物による制限を意図したものであり、用語は制限的であることを意図していない。
本明細書および添付の請求項で用いられるところでは、単数形である「一つの」、「ある」、および「その」は、文脈が明らかに別のことを示しているのでない限り、複数の対象をも含んでいることが留意される。
本願で使用するところでは、「液体キャリア」、「キャリア液体」、「キャリア」または「キャリアビヒクル」は、ポリマー、粒子、着色剤、チャージディレクタ及び他の添加剤を分散させて、液体静電インクまたは電子写真インクを形成することができる流体を参照している。そうしたキャリヤ液体およびビヒクル成分は当該技術において既知である。典型的なキャリヤ液体は、界面活性剤、共溶媒、粘度調節剤、及び/または他の考えられる剤のような、様々な異なる剤の混合物を含むことができる。
本明細書で使用されるところでは、一般に「静電インク組成物」は、典型的には、電子写真印刷プロセスと呼ばれることもある静電印刷プロセスに使用するのに適したインク組成物を参照している。静電インク組成物は印刷する際に、本明細書で説明するように、樹脂の帯電性粒子、および存在する場合には液体キャリヤに分散した顔料を含むことができる。透明な静電インク組成物は、着色剤(例えば顔料)を含まない静電インク組成物であってよい。これに対して、イメージ層を形成するための静電インク組成物は、着色剤を含有してよい。着色剤は色、例えばマゼンタ、シアン、黄色および黒色から選択される色をインクにもたらす種類とすることができる。
本明細書で使用されるところでは、「コポリマー」は、少なくとも二つのモノマーから重合されるポリマーを参照している。
本願では、所定のモノマーが、ポリマーの所定の重量パーセントを構成するものとして記載されてよい。このことは、当該モノマーから形成されるポリマー中の繰り返し単位が、ポリマーの当該重量パーセントを構成することを示す。
本願で標準試験に言及するとき、特に明記しない限り、その試験の参酌されるべきバージョンは、この特許出願時に最も近いものである。
本明細書で使用されるところでは、「静電印刷」または「電子写真印刷」は一般に、フォトイメージング基材から印刷基材へと直接的に、または中間転写部材を介して間接的に転写されるイメージを提供するプロセスを意味する。したがってイメージは、それが適用されたフォトイメージング基材中に実質的に吸収されない。加えて、「電子写真プリンタ」または「静電プリンタ」は一般に、上述したような電子写真印刷または静電印刷を行うことができるプリンタを意味する。「液体電子写真印刷」は、特定の種類の電子写真印刷であり、そこでは電子写真プロセスにおいて粉末トナーの代わりに、液体インクが使用される。静電印刷プロセスは、静電インク組成物に電界、例えば1000V/cmまたはより高い、または幾つかの例では1500V/cmまたはより高い電場勾配を有する電界を印加することを含んでよい。
本明細書で使用されるところでは、静電インク組成物の文脈において、用語「透明」は、着色剤または顔料を有しないか、または実質的に有しないことを意味してよい。
本願で使用するところでは、用語「約」は、ある所与の値が端点よりも「少し上」でもまたは「少し下」でもよいとすることにより、端点に柔軟性を提供するために使用される。この用語の柔軟性の度合いは、具体的な変数によって定まる可能性があり、経験および本明細書の関連した記述に基づいてそれを決定することは、当業者の知識の範囲内である。
本願で使用するところでは、便宜上、複数の品目、構成要素、組成要素、および/または物質は、一般的なリストで提示されてよい。しかしながらこうしたリストは、羅列された各々の要素が別々に、唯一の要素として個々に識別されているかのように解釈されるべきである。よって、逆の表示がなければ、こうしたリストの個々の要素のどれ一つも、それらが共通の群に提示されていることのみをもって、同じリストの任意の他の要素の事実上の均等物として解釈されるべきではない。
濃度、量、および他の数値データは、本願において範囲形式で表現または提示されてよい。そうした範囲形式は、単に便宜上と簡潔さのために使用されるものであり、よって範囲の限界として明確に示された数値だけでなく、その範囲内に包含される全ての個々の数値または部分範囲をも、あたかも各々の数値および部分範囲が明示的に示されているかのようにして含むよう、柔軟に解釈されるべきであることが理解されよう。例を示せば、「約1重量%から約5重量%」の数値範囲は、明示的に示された約1重量%から約5重量%の値だけを含むようにではなく、示された範囲内の個々の値および部分範囲をも含むように解釈されるべきである。よって、この数値範囲に含まれるものは、2、3.5、および4といった個別の値と、1〜3、2〜4、および3〜5等といった部分範囲である。これと同じ原則が、単一の数値を示す範囲に対しても適用される。さらにまた、このような解釈は、範囲の広さや記述されている特性とは無関係に適用されるべきである。
特に明記しない限り、本願に記載の任意の特徴は、本願に記載した任意の側面または任意の他の特徴と組み合わせることができる。
一つの側面においては、熱転写印刷プロセスが提供される。そのプロセスは:
転写材料上に透明な静電インク組成物を静電的に印刷し、その透明な静電インク組成物は熱可塑性樹脂を含み;
次いで、幾つかの例では、イメージを透明な静電インク組成物上に印刷し;
透明な静電インク組成物の熱可塑性樹脂が軟化または溶融される条件下でイメージをターゲット基材と接触させ、ターゲット基材と転写材料を分離して、イメージおよび透明な静電インク組成物の上側層を有するターゲット基材を残すことを含んでよい。一つの側面において、当該熱転写印刷プロセスにより作成されたターゲット基材が提供される。
一つの側面においては、その上にイメージを有する布地が提供され、イメージは透明な静電インク組成物の上側層を有し、静電インク組成物は熱可塑性樹脂およびチャージディレクタおよび/またはチャージアジュバントを含む。イメージを有する布地、および透明な静電インク組成物の上側層を有するイメージは、本明細書で説明される熱転写印刷プロセスに従って作成されていてよく、布地がターゲット基材である。
図1A、図1Bおよび図1Cは、本明細書で開示される、熱転写印刷プロセスの一例を概略的に示す。図1Aは、透明な静電インク組成物(3)が印刷され、次いでその上にイメージ層(4)が印刷された転写材料(2)を示す。透明な静電インク組成物(3)およびイメージ層(4)の双方は、静電印刷プロセスにより印刷されていてよい。また図1Aは、透明な静電インク組成物(3)およびイメージ層(4)が印刷された転写材料(2)とは別個のターゲット基材(1)も示している。
図1Bにおいて、ターゲット基材(1)はイメージ層(4)と接触されている。熱が印加されて、透明な静電インク組成物(3)の熱可塑性樹脂は軟化され、または溶融される。
図1Cにおいては、ターゲット基材と転写材料が分離されて、イメージ層(4)、および透明な静電インク組成物(3)の上側層を有するターゲット基材が残される。
透明な静電インク組成物
透明な静電インク組成物は、熱可塑性樹脂を含む。それは更に、チャージアジュバントおよび/またはチャージディレクタを含んでよい。透明な静電インク組成物は、何も顔料を含有しないか、または実質的に顔料を欠いており、無顔料の組成物である。透明な静電インク組成物は、別の言い方で無色静電インク組成物またはデジタル印刷用無色ニスと呼んでよい。透明な静電インク組成物は、5重量%未満の着色剤固形分、幾つかの例では3重量%未満の着色剤固形分、幾つかの例では1重量%未満の着色剤固形分を含んでよい。「着色剤」は、インク組成物に色を付与する材料とすることができる。本明細書で使用されるところでは、「着色剤」は顔料および染料、例えばブラック、マゼンタ、シアンおよびイエローのような色をインクに付与する顔料および染料を含む。本明細書で使用されるところでは、「顔料」は一般に、顔料着色剤、磁性粒子、アルミナ、シリカおよび/または他のセラミックまたは有機金属を含む。かくして、本説明は主として顔料着色剤の使用を例示するが、用語「顔料」は顔料着色剤だけでなく、有機金属、フェライト、セラミックなどのような他の顔料も既述するためにより広く使用され得る。
熱可塑性樹脂は、透明な静電インク組成物の固形分の少なくとも85重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の少なくとも90重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の95重量%を構成してよい。
固形の極性化合物が存在する場合は、熱可塑性樹脂および固形の極性化合物は合わせて、透明な静電インク組成物の固形分の少なくとも85重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の少なくとも90重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の95重量%を構成してよい。
透明な静電インク組成物は更に、界面活性剤、粘度調節剤、乳化剤などのような少なくとも一つの添加剤を含むことができる。
幾つかの例では、印刷された場合に、透明な静電インク組成物は、10μm未満の厚さ、例えば9μm未満の厚さ、8μm未満の厚さ、7μm未満の厚さ、6μm未満の厚さ、5μm未満の厚さ、4μm未満の厚さ、3μm未満の厚さ、2μm未満の厚さ、1.5μm未満の厚さの層を形成する。幾つかの例では、透明な静電インク組成物の厚さは、約1μmである。
幾つかの例では、印刷された場合に、透明な静電インク組成物は、0.1μmより大きい厚さ、例えば0.2μmより大きい厚さ、0.3μmより大きい厚さ、0.4μmより大きい厚さ、0.5μmより大きい厚さ、0.6μmより大きい厚さ、0.7μmより大きい厚さ、0.8μmより大きい厚さ、0.9μmより大きい厚さの層を形成する。幾つかの例では、材料のフィルム(薄膜)の厚さは、約1μmである。
液体キャリヤ
幾つかの例では、印刷する際、透明な静電インク組成物は、液体キャリヤを含む。一般に液体キャリヤは、静電インク組成物における他の成分の分散媒の機能を果たすことができる。例えば液体キャリヤは、炭化水素、シリコーン油、植物油などを含むか、またはそれら自体とすることができる。液体キャリヤは、限定するものではないが、トナー粒子の媒質として使用され得る絶縁性、非極性、非水系の液体を含むことができる。液体キャリヤは、約10オームセンチメートルを超える抵抗率を有する化合物を含むことができる。液体キャリヤは、約5未満、幾つかの例では約3未満の絶縁定数を有してよい。液体キャリヤは、限定するものではないが、炭化水素を含むことができる。炭化水素は、限定するものではないが、脂肪族炭化水素、異性化脂肪族炭化水素、分枝鎖脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、およびそれらの組み合わせを含むことができる。液体キャリヤの例には、限定するものではないが、脂肪族炭化水素、イソパラフィン系化合物、パラフィン系化合物、脱芳香族炭化水素化合物などが含まれる。特に、液体キャリヤには、限定するものではないが、Isopar-G登録商標、Isopar-H登録商標、Isopar-L登録商標、Isopar-M登録商標、Isopar-K登録商標、Isopar-V登録商標、Norpar 12登録商標、Norpar 13登録商標、Norpar 15登録商標、Exxol D40登録商標、Exxol D80登録商標、Exxol D100登録商標、Exxol D130登録商標、およびExxol D140登録商標(それぞれEXXON社により販売されている);Teclen N-16登録商標、Teclen N-20登録商標、Teclen N-22登録商標、Nisseki Naphthesol L登録商標、NissekiNaphthesol M登録商標、Nisseki Naphthesol H登録商標、#0 Solvent L登録商標、#0 Solvent M登録商標、#0 Solvent H登録商標、Nisseki Isosol300登録商標、Nisseki Isosol 400登録商標、AF-4登録商標、AF-5登録商標、AF-6登録商標、およびAF-7登録商標(それぞれNIPPON OIL社により販売されている);IP Solvent 1620登録商標およびIP Solvent 2028登録商標(それぞれIDEMITSU PETROCHEMICAL社により販売されている);Amsco OMS登録商標およびAmsco 460登録商標(それぞれAMERICAN MINERAL SPIRITS社により販売されている);Electron、Positron、New II、Purogen HF(100%合成テルペン)(ECOLINK登録商標社により販売されている)を含むことができる。
静電印刷前に、液体キャリヤは、透明な静電インク組成物の約20重量%から99.5重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の50重量%から99.5重量%を構成することができる。印刷前に、液体キャリヤは、透明な静電インク組成物の約40重量%から90重量%を構成することができる。印刷前に、液体キャリヤは、透明な静電インク組成物の約60重量%から80重量%を構成することができる。印刷前に、液体キャリヤは、透明な静電インク組成物の約90重量%から99.5重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の95重量%から99重量%を構成することができる。
インクは、転写材料上に静電的に印刷された場合、液体キャリヤを実質的に含まなくてよい。静電印刷プロセスおよび/またはその後において、液体キャリヤは、固形分のみが実質的に転写材料に転写されるように、例えば、印刷中の電気泳動プロセスおよび/または蒸発によって、取り除かれてよい。液体キャリヤを実質的に含まないことは、転写材料上に印刷されたインクが5重量%未満の液体キャリヤ、幾つかの例では2重量%未満の液体キャリヤ、幾つかの例では1重量%未満の液体キャリヤ、幾つかの例では0.5重量%未満の液体キャリヤを含有することを示してよい。幾つかの例では、転写材料上に印刷されたインクは、液体キャリヤを含まない。
熱可塑性樹脂
透明な静電インク組成物は、樹脂と呼ばれる熱可塑性樹脂を含む。熱可塑性ポリマーは、熱可塑性樹脂と呼ばれる場合がある。
樹脂は典型的にはポリマーを含む。樹脂は、限定するものではないが、熱可塑性ポリマーを含むことができる。幾つかの例では樹脂のポリマーは、エチレンアクリル酸コポリマー;エチレンメタクリル酸コポリマー;エチレン酢酸ビニルコポリマー;エチレン(例えば80重量%から99.9重量%)およびメタクリル酸またはアクリル酸のアルキル(例えばC1からC5)エステル(例えば0.1重量%から20重量%)のコポリマー;エチレン(例えば80重量%から99.9重量%)、アクリル酸またはメタクリル酸(例えば0.1重量%から20.0重量%)およびメタクリル酸またはアクリル酸のアルキル(例えば、C1からC5)エステル(例えば0.1重量%から20重量%)のコポリマー;ポリエチレン;ポリスチレン;アイソタクチックポリプロピレン(結晶);エチレンエチルアクリレート;ポリエステル;ポリビニルトルエン;ポリアミド;スチレン/ブタジエンコポリマー;エポキシ樹脂;アクリル樹脂(例えば、アクリル酸またはメタクリル酸とアクリル酸またはメタクリル酸の少なくとも一つのアルキルエステルとのコポリマー、ここでアルキル基は、幾つかの例ではメタクリル酸メチル(例えば50重量%から90重量%)/メタクリル酸(例えば0重量%から20重量%)/アクリル酸エチルヘキシル(例えば10重量%から50重量%)のような、1から約20の炭素原子である。);エチレンアクリル酸ターポリマー;エチレン−アクリル酸エステル−無水マレイン酸(MAH)またはグリシジルメタクリレート(GMA)ターポリマー;エチレン−アクリル酸アイオノマーおよびこれらの組み合わせから選択されてよい。
樹脂は酸性側基を有するポリマーを含んでよい。酸性側基を有するポリマーは、50mgKOH/gまたはより高い酸価、幾つかの例では60mgKOH/gまたはより高い酸価、幾つかの例では70mgKOH/gまたはより高い酸価、幾つかの例では80mgKOH/gまたはより高い酸価、幾つかの例では90mgKOH/gまたはより高い酸価、幾つかの例では100mgKOH/gまたはより高い酸価、幾つかの例では105mgKOH/gまたはより高い酸価、幾つかの例では110mgKOH/gまたはより高い酸価、幾つかの例では115mgKOH/gまたはより高い酸価を有してよい。酸性側基を有するポリマーは、200mgKOH/gまたはそれ未満、幾つかの例では190mgKOH/gまたはそれ未満、幾つかの例では180mgKOH/gまたはそれ未満、幾つかの例では130mgKOH/gまたはそれ未満、幾つかの例では120mgKOH/gまたはそれ未満の酸価を有してよい。mgKOH/gで測定されるポリマーの酸価は、当該技術において知られている標準的な手順を用いて、例えばASTM D1386に記載された手順を用いて測定され得る。
樹脂はポリマー、幾つかの例では酸性側基を有するポリマーを含んでよく、それは約60g/10分未満、幾つかの例では約50g/10分またはそれ未満、幾つかの例では約40g/10分またはそれ未満、幾つかの例では30g/10分またはそれ未満、幾つかの例では20g/10分またはそれ未満、幾つかの例では10g/10分またはそれ未満のメルトフローレートを有する。幾つかの例では、粒子中に酸性側基および/またはエステル基を有する全てのポリマーはそれぞれ個別的に、90g/10分未満、80g/10分またはそれ未満、幾つかの例では80g/10分またはそれ未満、幾つかの例では70g/10分またはそれ未満、幾つかの例では70g/10分またはそれ未満、幾つかの例では60g/10分またはそれ未満のメルトフローレートを有する。
酸性側基を有するポリマーは、約10g/10分から約120g/10分、幾つかの例では約10g/10分から約70g/10分、幾つかの例では約10g/10分から40g/10分、幾つかの例では20g/10分から30g/10分のメルトフローレートを有することができる。酸性側基を有するポリマーは、幾つかの例では約50g/10分から約120g/10分、幾つかの例では60g/10分から約100g/10分のメルトフローレートを有することができる。メルトフローレートは、当該技術において知られている、例えばASTM D1238に記載されたような標準的な手順を用いて測定され得る。
酸性側基は遊離酸の形態でよく、またはアニオンの形態で少なくとも一つの対イオンと関連していてよく、対イオンは典型的には金属対イオン、例えば、リチウム、ナトリウム、およびカリウムといったアルカリ金属、マグネシウムおよびカルシウムといったアルカリ土類金属、および亜鉛のような遷移金属から選択された金属である。酸性側基を有するポリマーは、エチレンおよびアクリル酸またはメタクリル酸のいずれかであるエチレン系不飽和酸のコポリマーのような樹脂;およびそのアイオノマー、少なくとも部分的に金属イオン(例えばZn、Na、Li)で中和されたメタクリル酸およびエチレン−アクリル酸またはメタクリル酸コポリマーといった、SURLYN登録商標アイオノマーのようなアイオノマーから選択可能である。酸性側基を含むポリマーは、エチレンおよびアクリル酸またはメタクリル酸のいずれかであるエチレン系不飽和酸のコポリマーであることができ、ここでアクリル酸またはメタクリル酸のいずれかであるエチレン系不飽和酸は、コポリマーの5重量%から約25重量%、幾つかの例ではコポリマーの10重量%から約20重量%を構成する。
樹脂は、酸性側基を有する二つの異なるポリマーを含んでよい。酸性側基を有する当該二つのポリマーは、上述した範囲内に入ってよい異なる酸価を有してよい。樹脂は、50mgKOH/gから110mgKOH/gの酸価を有する酸性側基を有する第一のポリマー、および110mgKOH/gから130mgKOH/gの酸価を有する酸性側基を有する第二のポリマーを含んでよい。
樹脂は、酸性側基を有する二つの異なるポリマーを含んでよい:約10g/10分から約50g/10分のメルトフローレートおよび50mgKOH/gから110mgKOH/gの酸価を有する、酸性側基を有する第一のポリマー、および約50g/10分から約120g/10分のメルトフローレートおよび110mgKOH/gから130mgKOH/gの酸価を有する、酸性側基を有する第二のポリマーである。第一および第二のポリマーは、エステル基を欠いていてもよい。
樹脂は、酸性側基を有する二つの異なるポリマーを含んでよい:エチレン(例えば92から85重量%、幾つかの例では約89重量%)とアクリル酸またはメタクリル酸(例えば8から15重量%、幾つかの例では約11重量%)とのコポリマーであり、80から110g/10分のメルトフローレートを有する第一のポリマー、およびエチレン(例えば約80から92重量%、幾つかの例では約85重量%)とアクリル酸(例えば、約18から12重量%、幾つかの例では約15重量%)とのコポリマーであり、第一のポリマーよりも低い溶融粘度を有する第二のポリマーであり、当該第二のポリマーは例えば、15000ポアズまたはそれ未満の溶融粘度、幾つかの例では10000ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では1000ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では100ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では50ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では10ポアズまたはそれ未満の溶融粘度を有する。溶融粘度は、標準的な技術を用いて測定され得る。溶融粘度はレオメータ、例えばThermal Analysis Instruments社から市販のAR−2000レオメータを用いて:25mmスチール製プレートの標準的なスチール平行プレートの配置を使用し、プレート上のプレートの等温流動を120℃、0.01hzの剪断速度で求めることによって測定可能である。
上述した樹脂の何れにおいても、酸性側基を有する第一のポリマーと酸性側基を有する第二のポリマーの比率は、約10:1から約2:1とすることができる。別の例において、その比率は、約6:1から約3:1、幾つかの例では約4:1とすることができる。
樹脂は、15000ポアズまたはそれ未満の溶融粘度、幾つかの例では10000ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では1000ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では100ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では50ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では10ポアズまたはそれ未満の溶融粘度を有するポリマーを含んでよく;そのポリマーは、上述したような酸性側基を有するポリマーであってよい。樹脂は、15000ポアズまたはより大きな、幾つかの例では20000ポアズまたはより大きな、幾つかの例では50000ポアズまたはより大きな、幾つかの例では70000ポアズまたはより大きな溶融粘度を有する第一のポリマーを含んでよく;また幾つかの例では、樹脂は、第一のポリマーより少ない溶融粘度、幾つかの例では15000ポアズまたはそれ未満の溶融粘度、幾つかの例では10000ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では1000ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では100ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では50ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では10ポアズまたはそれ未満の溶融粘度を有する第二のポリマーを含んでよい。樹脂は、60000ポアズより大きい、幾つかの例では60000ポアズから100000ポアズ、幾つかの例では65000ポアズから85000ポアズの溶融粘度を有する第一のポリマー;15000ポアズから40000ポアズ、幾つかの例では20000ポアズから30000ポアズの溶融粘度を有する第二のポリマー、および15000ポアズまたはそれ未満の溶融粘度、幾つかの例では10000ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では1000ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では100ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では50ポアズまたはそれ未満、幾つかの例では10ポアズまたはそれ未満の溶融粘度を有する第三のポリマーを含んでよく;第一のポリマーの例は、Nucrel 960(Dupont社)であり、第二のポリマーの例はNucrel 699(Dupont社)であり、および第3のポリマーの例は、AC-5120(Honeywell社)である。これら第一、第二および第3のポリマーは、本明細書で説明されたような酸性側基を有するポリマーであってよい。溶融粘度はレオメータ、例えばThermal Analysis Instruments社から市販のAR-2000レオメータを用いて:25mmスチール製プレートの標準的なスチール平行プレートの配置を使用し、プレート上のプレートの等温流動を120℃、0.01hzの剪断速度で求めることによって測定可能である。
樹脂が単一種類の樹脂ポリマーを含む場合、樹脂ポリマーは(静電インク組成物の他の成分を除き)6000ポアズまたはより大きな溶融粘度、幾つかの例では8000ポアズまたはより大きな溶融粘度、幾つかの例では10000ポアズまたはより大きな溶融粘度、幾つかの例では12000ポアズまたはより大きな溶融粘度を有してよい。樹脂が複数のポリマーを含む場合、樹脂の全てのポリマーは合わせて、6000ポアズまたはより大きな溶融粘度、幾つかの例では8000ポアズまたはより大きな溶融粘度、幾つかの例では10000ポアズまたはより大きな溶融粘度、幾つかの例では12000ポアズまたはより大きな溶融粘度を有する混合物(静電インク組成物の他の成分を除き)を形成してよい。溶融粘度は標準的な技術を用いて測定され得る。溶融粘度はレオメータ、例えばThermal Analysis Instruments社から市販のAR-2000レオメータを用いて:25mmスチール製プレートの標準的なスチール平行プレートの配置を使用し、プレート上のプレートの等温流動を120℃、0.01hzの剪断速度で求めることによって測定可能である。
樹脂は、エチレンおよびアクリル酸またはメタクリル酸のいずれかであるエチレン系不飽和酸のコポリマー;またはそのイオノマー、少なくとも部分的に金属イオン(例えばZn、Na、Li)で中和されたメタクリル酸およびエチレン−アクリル酸またはメタクリル酸コポリマーといった、SURLYN登録商標イオノマーのようなイオノマーから選択される、酸性側基を有する二つの異なるポリマーを含んでよい。樹脂は、(i)エチレンおよびアクリル酸またはメタクリル酸のいずれかであるエチレン系不飽和酸のコポリマーであり、ここでアクリル酸またはメタクリル酸のいずれかであるエチレン系不飽和酸がコポリマーの8重量%から約16重量%、幾つかの例ではコポリマーの10重量%から16重量%を構成する第一のポリマー;および(ii)エチレンおよびアクリル酸またはメタクリル酸のいずれかであるエチレン系不飽和酸のコポリマーであり、ここでアクリル酸またはメタクリル酸のいずれかであるエチレン系不飽和酸がコポリマーの12重量%から約30重量%、幾つかの例ではコポリマーの14重量%から約20重量%、幾つかの例ではコポリマーの16重量%から約20重量%、幾つかの例ではコポリマーの17重量%から19重量%を構成する第二のポリマーを含んでよい。
一例において、熱可塑性樹脂は、透明な静電インク組成物の固形分の約10から99重量%、幾つかの例では約15から95重量%を構成する。別の例において、樹脂は、透明な静電インク組成物の固形分の約20から95重量%を構成する。別の例において、樹脂は、透明な静電インク組成物の固形分の約25から95重量%を構成する。別の例において、樹脂は、透明な静電インク組成物の固形分の約35から95重量%、幾つかの例では75から95重量%を構成する。別の例において、樹脂は、透明な静電インク組成物の固形分の約35から95重量%、幾つかの例では75から99重量%を構成する。
熱可塑性樹脂は、上述したような酸性側基を有するポリマー(エステル側基がなくてもよい)、およびエステル側基を有するポリマーを含んでよい。エステル側基を有するポリマーは、幾つかの例では熱可塑性ポリマーである。エステル側基を有するポリマーは、酸性側基を更に含んでよい。エステル側基を有するポリマーは、エステル側基を有するモノマーと酸性側基を有するモノマーとのコポリマーであってよい。ポリマーは、エステル側基を有するモノマー、酸性側基を有するモノマー、および酸性側基およびエステル側基を含まないモノマーのコポリマーであってよい。エステル側基を有するモノマーは、エステル化アクリル酸またはエステル化メタクリル酸から選択されたモノマーであってよい。酸性側基を有するモノマーは、アクリル酸またはメタクリル酸から選択されたモノマーであってよい。酸性側基およびエステル側基を含まないモノマーは、限定するものではないが、エチレンまたはプロピレンなどのアルキレンモノマーであってよい。エステル化アクリル酸またはエステル化メタクリル酸はそれぞれ、アクリル酸のアルキルエステル、またはメタクリル酸のアルキルエステルであってよい。アクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステルのアルキル基は、1から30の炭素、幾つかの例では1から20の炭素、幾つかの例では1から10の炭素を有するアルキル基であってよく、幾つかの例では、メチル基、エチル基、イソプロピル基、n−プロピル基、t−ブチル基、イソブチル基、n−ブチル基およびペンチル基から選択される。
エステル側基を有するポリマーは、エステル側基を有する第一のモノマー、酸性側基を有する第二のモノマー、および酸性側基およびエステル側基を含まないアルキレンモノマーである第三のモノマーのコポリマーであってよい。エステル側基を有するポリマーは、(i)エステル化アクリル酸またはエステル化メタクリル酸から選択されたエステル側基を有する第一のモノマー、幾つかの例ではアクリル酸またはメタクリル酸のアルキルエステル、(ii)アクリル酸またはメタクリル酸から選択された酸性側基を有する第二のモノマー、および(iii)エチレンおよびプロピレンから選択されたアルキレンモノマーである第三のモノマーのコポリマーであってよい。第一のモノマーは、コポリマーの1から50重量%、幾つかの例では5から40重量%、幾つかの例ではコポリマーの5から20重量%、幾つかの例ではコポリマーの5から15重量%を構成してよい。第二のモノマーは、コポリマーの1から50重量%、幾つかの例ではコポリマーの5から40重量%、幾つかの例ではコポリマーの5から20重量%、幾つかの例ではコポリマーの5から15重量%を構成してよい。一例において、第一のモノマーはコポリマーの5から40重量%を構成し、第二のモノマーはコポリマーの5から40重量%を構成し、第三のモノマーはコポリマーの残りの重量を構成する。一例において、第一のモノマーはコポリマーの5から15重量%を構成し、第二のモノマーはコポリマーの5から15重量%を構成し、第三のモノマーはコポリマーの残りの重量を構成する。一例において、第一のモノマーはコポリマーの8から12重量%を構成し、第二のモノマーはコポリマーの8から12重量%を構成し、第三のモノマーはコポリマーの残りの重量を構成する。一例において、第一のモノマーはコポリマーの約10重量%を構成し、第二のモノマーはコポリマーの約10重量%を構成し、第三のモノマーはコポリマーの残りの重量を構成する。エステル側基を有するポリマーは、DuPont登録商標社から入手できるBynel 2022およびBynel 2002を含む、Bynel登録商標類のモノマーから選択してよい。
エステル側基を有するポリマーは、樹脂中の樹脂ポリマーの総量、例えばポリマーまたは酸性側基を有するポリマーおよびエステル側基を有するポリマーの総量の1重量%以上を構成してよい。エステル側基を有するポリマーは、樹脂中の樹脂ポリマーの総量の5重量%以上、幾つかの例では樹脂中の樹脂ポリマーの総量の8重量%以上、幾つかの例では樹脂中の樹脂ポリマーの総量の10重量%以上、幾つかの例では樹脂中の樹脂ポリマーの総量の15重量%以上、幾つかの例では樹脂中の樹脂ポリマーの総量の20重量%以上、幾つかの例では樹脂中の樹脂ポリマーの総量の25重量%以上、幾つかの例では樹脂中の樹脂ポリマーの総量の30重量%以上、幾つかの例では樹脂中の樹脂ポリマーの総量の35重量%以上を構成してよい。エステル側基を有するポリマーは、樹脂中の樹脂ポリマーの総量の5重量%から50重量%、幾つかの例では樹脂中の樹脂ポリマーの総量の10重量%から40重量%、幾つかの例では樹脂中の樹脂ポリマーの総量の15重量%から30重量%を構成してよい。
エステル側基を有するポリマーは、50mgKOH/gまたはより大きな酸価、幾つかの例では60mgKOH/gまたはより大きな酸価、幾つかの例では70mgKOH/gまたはより大きな酸価、幾つかの例では80mgKOH/gまたはより大きな酸価を有してよい。エステル側基を有するポリマーは、100mgKOH/gまたはそれ未満、幾つかの例では90mgKOH/gまたはそれ未満の酸価を有してよい。エステル側基を有するポリマーは、60mgKOH/gから90mgKOH/g、幾つかの例では70mgKOH/gから80mgKOH/gの酸価を有してよい。
エステル側基を有するポリマーは、約10g/10分から約120g/10分、幾つかの例では約10g/10分から約50g/10分、幾つかの例では約20g/10分から約40g/10分、幾つかの例では約25g/10分から約35g/10分のメルトフローレートを有してよい。
一例において、樹脂のポリマー(単数または複数)は、トナーのNucrel系(例えば、Nucrel 403TM、Nucrel 407TM、Nucrel 609HSTM、Nucrel 908HSTM、Nucrel 1202HCTM、Nucrel 30707TM、Nucrel 1214TM、Nucrel 903TM、Nucrel 3990TM、Nucrel 910TM、Nucrel 925TM、Nucrel 699TM、Nucrel 599TM、Nucrel 960TM、Nucrel RX76TM、Nucrel 2806TM、BynellTM2002、BynellTM 2014、およびBynellTM 2020(E.I.duPONT社により販売))、トナーのAclyn系(例えば、AclynTM201、AclynTM 246、AclynTM285およびAclynTM 295)、およびトナーのLotader系(例えば、LotaderTM2210、LotaderTM 3430およびLotaderTM 8200(Arkema社により販売))から選択され得る。
チャージディレクタおよびチャージアジュバント
幾つかの例では、透明な静電インク組成物は、チャージディレクタまたはチャージアジュバント、またはこれらの双方を含む。
チャージディレクタは、静電印刷中に、熱可塑性樹脂を含む粒子であってよいインク粒子に対して十分な静電帯電を付与しおよび/または維持するために、添加してよい。チャージディレクタは、特に脂肪酸の金属塩、スルホコハク酸の金属塩、オキシリン酸の金属塩、アルキルベンゼンスルホン酸の金属塩、芳香族カルボン酸またはスルホン酸の金属塩などを含むイオン性化合物、ならびにポリオキシエチレン化アルキルアミン、レシチン、ポリビニルピロリドン、多価アルコールの有機酸エステルなどといった双性イオンおよび非イオン性化合物を含んでよい。チャージディレクタは、油溶性石油スルホネート(例えば中性カルシウムPetronateTM、中性バリウムPetronateTM、および塩基性バリウムPetronateTM)、ポリブチレンスクシンイミド(例えばOLOATM1200およびAmoco 575)、およびグリセリドの塩(例えば不飽和および飽和酸置換基を有するリン酸化モノグリセリドおよびジグリセリドのナトリウム塩)から選択することが可能であり、また限定されるものではないが、スルホン酸のバリウム、ナトリウム、カルシウム、およびアルミニウム塩を含むスルホン酸塩から選択することが可能である。スルホン酸には、限定するものではないが、アルキルスルホン酸、アリールスルホン酸、およびアルキルコハク酸のスルホン酸が含まれてよい。チャージディレクタは、インク組成物の樹脂含有粒子に対して負の帯電または正の帯電を付与することができる。
幾つかの例では、透明な静電インク組成物は、単塩を含むチャージディレクタを含む。単塩は、それ自体によりミセルを形成しない塩であるが、ミセル形成性の塩と共にミセルのコアを形成してよい。単塩を構築するイオンは全て、親水性である。単塩は、Mg、Ca、Ba、NH、tert−ブチルアンモニウム、Li、およびAl+3からなる群、またはその任意の部分群から選択されたカチオンを含んでよい。単塩は、SO 2−、PO3−、NO3−、HPO 2−、CO 2−、アセテート、トリフルオロアセテート(TFA)、Cl、BF 、F、ClO 、およびTiO 4−からなる群、またはその任意の部分群から選択されたアニオンを含んでよい。単塩は、CaCO、BaTiO、Al(SO)、Al(NO)、Ca(PO)、BaSO、BaHPO、Ba(PO)、CaSO、(NH)CO、(NH)SO、NHOAc、tert−ブチルアンモニウムブロミド、NHNO、LiTFA、Al(SO)、LiClO、およびLiBFから、またはその任意の部分群から選択されてよい。
チャージディレクタは、(i)大豆レシチン、(ii)塩基性バリウムペトロネート(BBP)のようなバリウムスルホン酸塩、および(iii)イソプロピルアミンスルホン酸塩の少なくとも一つを含んでよい。塩基性バリウムペトロネートは、21〜26炭化水素のアルキル基のバリウムスルホン酸塩であり、例えば、Chemtura社から入手され得る。例示的なイソプロピルアミンスルホン酸塩は、Croda社から入手可能なドデシルベンゼンスルホン酸イソプロピルアミンである。
幾つかの例では、透明な静電インク組成物は、一般式MAnのスルホコハク酸塩を含有するチャージディレクタを含み、ここでMは金属であり、nはMの価数であり、Aは、一般式(l):
(l) [R−O−C(O)CHCH(SO)C(O)−O−R
のイオンであり、ここで、RおよびRのそれぞれはアルキル基である。
一般式MAnのスルホコハク酸塩は、ミセル形成性塩の一例である。チャージディレクタは一般式HAの酸を実質的に含まず、または含まなくてよく、ここでAは上述した通りである。チャージディレクタは、ナノ粒子の少なくとも一部を取り囲む当該スルホコハク酸塩のミセルを含んでよい。チャージディレクタは、200nmまたはそれ未満および/または幾つかの例では2nmまたはそれ未満のサイズを有する少なくとも幾つかのナノ粒子を含んでよい。
式[R−O−C(O)CHCH(SO )C(O)−O−R]において、幾つかの例では、RおよびRのそれぞれは、脂肪族アルキル基である。幾つかの例では、RおよびRのそれぞれは個別的に、C6〜25アルキル基である。幾つかの例では、当該脂肪族アルキル基は線状である。幾つかの例では、当該脂肪族アルキル基は分岐されている。幾つかの例では、当該脂肪族アルキル基は、6個より多い炭素原子の直鎖を含む。幾つかの例では、RおよびRは同じである。幾つかの例では、RおよびRの少なくとも一つは、C1327である。幾つかの例では、Mは、Na、K、Cs、Ca、またはBaである。
幾つかの例では、チャージディレクタは、透明な静電インク組成物の固形分の約0.001重量%から20重量%、幾つかの例では0.01重量%から20重量%、幾つかの例では0.01重量%から10重量%、幾つかの例では0.01重量%から1重量%を構成する。幾つかの例では、チャージディレクタは、透明な静電インク組成物の固形分の約0.001重量%から0.15重量%、幾つかの例では0.001重量%から0.15重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の0.001重量%から0.02重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の0.1重量%から2重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の0.2重量%から1.5重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の0.1重量%から1重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の0.2重量%から0.8重量%を構成する。幾つかの例では、チャージディレクタは、透明な静電インク組成物の固形分の1グラム当たり少なくとも1mgのチャージディレクタ(mg/gと略される)の量で、幾つかの例では少なくとも2mg/g、幾つかの例では少なくとも3mg/g、幾つかの例では少なくとも4mg/g、幾つかの例では少なくとも5mg/gの量で存在する。幾つかの例では、チャージディレクタは上述した量で存在し、チャージディレクタは、透明な静電インク組成物の固形分の1グラム当たり1mgから50mgのチャージディレクタ(mg/gと略される)の量で、幾つかの例では1mg/gから25mg/g、幾つかの例では1mg/gから20mg/g、幾つかの例では1mg/gから15mg/g、幾つかの例では1mg/gから10mg/g、幾つかの例では3mg/gから20mg/g、幾つかの例では3mg/gから15mg/g、幾つかの例では5mg/gから10mg/gの量で存在する。
チャージアジュバントは、チャージディレクタが静電インク組成物中に存在する場合に、印刷中に粒子の帯電を促進してよい。チャージアジュバントは、限定するものではないが、バリウムペトロネート、カルシウムペトロネート、ナフテン酸のCo塩、ナフテン酸のCa塩、ナフテン酸のCu塩、ナフテン酸のMn塩、ナフテン酸のNi塩、ナフテン酸のZn塩、ナフテン酸のFe塩、ステアリン酸のBa塩、ステアリン酸のCo塩、ステアリン酸のPb塩、ステアリン酸のZn塩、ステアリン酸のAl塩、ステアリン酸のZn塩、ステアリン酸のCu塩、ステアリン酸のPb塩、ステアリン酸のFe塩、金属カルボキシレート(例えば、Alトリステアレート、Alオクタノエート、Liヘプタノエート、Feステアレート、Feジステアレート、Baステアレート、Crステアレート、Mgオクタノエート、Caステアレート、Feナフテネート、Znナフテネート、Mnヘプタノエート、Znヘプタノエート、Baオクタノエート、Alオクタノエート、Coオクタノエート、Mnオクタノエート、およびZnオクタノエート)、Coリノレート、Mnリノレート、Pbリノレート、Znリノレート、Caオレエート、Coオレエート、Znパルミテート、Caレジネート、Coレジネート、Mnレジネート、Pbレジネート、Znレジネート、2−エチルヘキシルメタクリレート−コ−メタクリル酸カルシウムおよびアンモニウム塩のABジブロックコポリマー、アルキルアクリルアミドグリコレートアルキルエーテルのコポリマー(例えば、メチルアクリルアミドグリコレートメチルエーテル−コ−ビニルアセテート)、およびヒドロキシビス(3,5−ジ−tert−ブチルサリチル)アルミネートモノハイドレートを含むことができる。一例において、チャージアジュバントは、アルミニウムジステアレートまたはトリステアレートであるか、またはアルミニウムジステアレートまたはトリステアレートを含む。チャージアジュバントは、透明な静電インク組成物の固形分の約0.1重量%から5重量%、幾つかの例では約0.1重量%から1重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の約0.3重量%から0.8重量%の量で、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の約1重量%から3重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の約1.5重量%から2.5重量%の量で存在してよい。
幾つかの例では、透明な静電インク組成物は更に、例えばチャージアジュバントとして、多価カチオンおよび脂肪酸アニオンの塩を含む。多価カチオンおよび脂肪酸アニオンの塩は、チャージアジュバントとして働くことができる。幾つかの例では、多価カチオンは二価または三価カチオンであってよい。幾つかの例では、多価カチオンは、周期律表における2族、遷移金属および3族と4族から選択される。幾つかの例では、多価カチオンは、Ca、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、AlおよびPbから選択された金属を含む。幾つかの例では、多価カチオンは、Al3+である。脂肪酸アニオンは、飽和または不飽和の脂肪酸アニオンから選択されてよい。脂肪酸アニオンは、CからC26の脂肪酸アニオン、幾つかの例ではC14からC22の脂肪酸アニオン、幾つかの例ではC16からC20の脂肪酸アニオン、幾つかの例ではC17、C18またはC19の脂肪酸アニオンから選択されてよい。幾つかの例では、脂肪酸アニオンは、カプリル酸アニオン、カプリン酸アニオン、ラウリン酸アニオン、ミリスチン酸アニオン、パルミチン酸アニオン、ステアリン酸アニオン、アラキジン酸アニオン、ベヘン酸アニオン、およびセロチン酸アニオンから選択される。
例えば、多価カチオンおよび脂肪酸アニオンの塩であってよい、または多価カチオンおよび脂肪酸アニオンの塩を含んでよいチャージアジュバントは、透明な静電インク組成物の固形分の0.1重量%から5重量%の量で、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の0.1重量%から2重量%の量で、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の0.1重量%から2重量%の量で、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の0.3重量%から1.5重量%の量で、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の約0.5重量%から1.2重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の約0.8重量%から1重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の約1重量%から3重量%、幾つかの例では透明な静電インク組成物の固形分の約1.5重量%から2.5重量%の量で存在してよい。
固形極性化合物
透明な静電インク組成物は更に、固形極性化合物を含んでよい。幾つかの例では、固形極性化合物は、固形の(例えば室温、即ち20℃から約25℃において)無色有機材料である。固形有機材料は、ポリマー材料または非ポリマー材料であってよい。固形極性化合物は、本明細書で説明されたような非極性キャリヤ液体(例えば、イソパラフィン液体)中で、膨潤または溶解に耐性がある有機粒子であってよい。固形極性化合物は樹脂中に分散されてよく、幾つかの例では、透明な静電インク組成物の固形分の60重量%までの量で存在する。固形極性化合物は、サッカライド、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、スチレン無水マレイン酸、ビスマレイミドオリゴマー、セルロース誘導体および脂肪族ウレタンアクリレートからなる群から選択されてよい。
幾つかの例では、透明な静電インク組成物は、サッカライド(単糖類)または変性サッカライドを含む。幾つかの例では、変性サッカライドは、アセチル化サッカライドである。幾つかの例では、透明な静電インク組成物は、ジサッカライドまたは変性ジサッカライドを含む。幾つかの例では、透明な静電インク組成物は、マルトースモノハイドレート、スクロース、スクロースオクタノエート、スクロースオクタアセテート、デキストリン、キシリトールおよびスクロースベンゾエートから選択されたサッカライドまたは変性サッカライドを含む。
幾つかの例では、透明な静電インク組成物は、静電インク組成物の不揮発性固形分の15重量%より大きい量で、例えば透明な静電インク組成物の不揮発性固形分の20重量%より大きい量で、例えば透明な静電インク組成物の不揮発性固形分の25重量%より大きい量で、例えば透明な静電インク組成物の不揮発性固形分の30重量%より大きい量で、サッカライドまたは変性サッカライドを含む。幾つかの例では、透明な静電インク組成物は、透明な静電インク組成物の不揮発性固形分の60重量%未満の量で、例えば静電インク組成物の不揮発性固形分の50重量%未満、例えば透明な静電インク組成物の不揮発性固形分の45重量%未満、例えば透明な静電インク組成物の不揮発性固形分の40重量%未満の量で、サッカライドまたは変性サッカライドを含む。
幾つかの例では、サッカライドは、マルトースモノハイドレート、スクロース、スクロースオクタノエート、デキストリン、キシリトール、スクロースオクタアセテート、およびスクロースベンゾエートからなる群から選択される。幾つかの例では、固形極性化合物は、約30nmから約300nmの粒径を有する。
市販のスチレン無水マレイン酸の例は、Sartomer Co. USA, LLCからのSMA登録商標4000l、SMA登録商標1000lおよびSMA登録商標1000Pのようなコポリマーを含む。セルロース誘導体の例は、カルボキシメチルセルロースナトリウムおよびセルロースアセテートプロピオネートを含む。ビスマレイミドオリゴマーの適切な例は、ビスステアラミドであり、脂肪族ウレタンアクリレートの適切な例は、スペイン国Arkema社からのREAFREE登録商標UV ND-2335である。これらの固形極性化合物は例であり、極性原子を含み、非極性キャリヤ液中で膨潤または溶解に耐性がある任意の他の有機材料を使用してよいことが理解されよう。
他の添加剤
透明な静電インク組成物は、一つまたは複数の添加剤を含んでよい。一つまたは複数の添加剤は、方法の任意の段階において添加してよい。一つまたは複数の添加剤は、ワックス、界面活性剤、殺生物剤、有機溶剤、粘度調節剤、pH調整用の物質、金属イオン封鎖剤、防腐剤、相溶性添加剤、乳化剤などから選択されてよい。ワックスは、非相溶性のワックスとすることができる。本明細書で使用されるところでは、「非相溶性のワックス」は、樹脂と相溶性のないワックスを意味してよい。特にこのワックス相は、例えば加熱ブランケットであってよい中間転写部材から、インク薄膜を印刷基材に転写する間および転写後に、印刷基材上の樹脂溶融混合物の冷却時に樹脂相から分離する。
ターゲット基材
ターゲット基材は任意の適切な媒体であってよい。ターゲット基材は、イメージを印刷できる任意の適切な媒体であってよい。ターゲット基材は、有機材料または無機材料から選択される材料を含んでよい。材料は、天然のポリマー材料、例えばセルロースを含んでよい。材料は合成ポリマー材料、例えば、限定するものではないがポリエチレンおよびポリプロピレンなどのアルキレンモノマー、およびスチレンポリブタジエンのようなコポリマーから形成されたポリマーを含んでよい。幾つかの例では、ポリプロピレンは、二軸延伸ポリプロピレンであってよい。材料は、シート形態であってよい金属を含んでよい。金属は、例えば、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、銅(Cu)、それらの混合物から選択されてよく、またはそれら自体から作成されてよい。金属は、元素状金属または合金形態の金属であってよい。材料は木材またはガラスを含んでよく、シート形態であってよい。一例において、印刷媒体はセルロース紙を含む。一例において、セルロース紙は、ポリマー材料、例えばスチレンブタジエン樹脂から形成されたポリマーでコーティングされる。幾つかの例では、セルロース紙は、(インクで印刷される前に)その表面にポリマー材料で結合された無機材料を有し、無機材料は、例えばカオリナイトまたは炭酸カルシウムから選択されてよい。幾つかの例では、ターゲット基材は、紙のようなセルロース系印刷媒体である。幾つかの例では、セルロース系印刷媒体は、コーティングされたセルロース印刷用紙である。幾つかの例では、透明な静電インク組成物をターゲット基材上に印刷する前に、プライマーが印刷媒体上にコーティングされてよい。
幾つかの例では、ターゲット基材は、紙、金属箔およびプラスチックの少なくとも一つのフィルムまたはシートを含む。幾つかの例では、ターゲット基材は透明である。幾つかの例では、ターゲット基材は金属化紙または金属化プラスチックフィルムを含む。幾つかの例では、ターゲット基材はアルミニウム箔を含む。幾つかの例では、ターゲット基材はプラスチック材料、例えばポリエチレン(PE)、直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)のフィルムを含む。幾つかの例では、ターゲット基材は、一つの表面上に金属、例えばアルミニウムの層がコーティングされた紙基材の形態の、金属化紙を含む。幾つかの例では、ターゲット基材は、一つの表面上に金属、例えばアルミニウムの層がコーティングされたポリマー基材の形態の、金属化プラスチックフィルムを含む。幾つかの例では、ターゲット基材は、金属化BOPPフィルム、金属化PETフィルムまたは金属化ポリエチレン(PE)フィルムの形態の金属化プラスチックフィルムを含む。
幾つかの例では、ターゲット基材は材料のフィルムを含み、当該フィルムは100μm未満の厚さ、例えば90μm未満の厚さ、80μm未満の厚さ、70μm未満の厚さ、60μm未満の厚さ、50μm未満の厚さ、40μm未満の厚さ、30μm未満の厚さ、20μm未満の厚さ、15μm未満の厚さである。幾つかの例では、材料のフィルムは、約12μmの厚さである。
幾つかの例では、ターゲット基材は材料のフィルムを含み、当該フィルムは12μmより大きい厚さ、例えば15μmより大きい厚さ、20μmより大きい厚さ、30μmより大きい厚さ、40μmより大きい厚さ、50μmより大きい厚さ、60μmより大きい厚さ、70μmより大きい厚さ、80μmより大きい厚さ、90μmより大きい厚さである。幾つかの例では、材料のフィルムは、約100μmの厚さである。
幾つかの例では、ターゲット基材は、布地、例えば織物、編地、または不織布を含む。布地は、機織り、編むこと、フェルト化または他の技術により、糸または繊維から作成された生地であってよい。幾つかの例では、ターゲット基材は、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコール、リヨセル、レーヨン、ビスコース、ナイロン、綿、麻、亜麻、大麻、ジュートおよび羊毛、アセテート、アクリル、エラステイン、絹またはそれらの任意の組み合わせから選択された材料を含む糸から形成された布地を含む。
転写材料
転写材料は、熱を伝えると共に透明な静電インク組成物が静電的に印刷される材料であってよい。イメージ層は、ターゲット基材上でのイメージの現れ方を反転させて、転写材料上に印刷される。転写材料はまた、「ラベルシート」または「リボン」と称してよい。転写材料は、ターゲット基材と異なる材料であってよい。例えば、ターゲット基材が布地であるか、または布地を含む場合、転写材料は非布地材料、例えばポリマーフィルムまたは紙基材であってよい。
転写材料は、熱転写印刷に使用するための任意の適切な媒体であってよい。転写材料は、イメージが印刷されることができる任意の適切な媒体であってよい。幾つかの例では、転写材料は、ポリエステルフィルム(例えばポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム)、ポリ塩化ビニル(PVC)フィルムおよびポリエチレンフィルムから選択された材料を含む。
転写媒体は、アモルファスポリエチレンテレフタレート(APET)のような非晶質(非結晶性)ポリエステルを含んでよい。
幾つかの例では、転写材料は、良好な熱転写を可能にする。幾つかの例では、転写材料は材料のフィルムを含み、そのフィルムは100μm未満の厚さ、例えば90μm未満の厚さ、80μm未満の厚さ、70μm未満の厚さ、60μm未満の厚さ、50μm未満の厚さ、40μm未満の厚さ、30μm未満の厚さ、20μm未満の厚さ、15μm未満の厚さである。転写材料は、シートまたはフィルムの形態をとることができ、および/または5μmから250μm、幾つかの例では5μmから100μm、幾つかの例では5μmから50μm、幾つかの例では5μmから20μm、または幾つかの例では100μmから250μmの厚さを有してよい。
転写材料は、複数の層、例えばポリエステルフィルム(例えばポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム)、ポリ塩化ビニル(PVC)フィルムおよびポリエチレンフィルムから選択された材料を含む層、およびプライマー層であってよい更なる層を含んでよく、プライマー層には、透明な静電インク組成物が印刷される。
転写材料は、有機または無機材料から選択された材料を含んでよい。材料は、天然のポリマー材料、例えばセルロースを含んでよい。材料は合成ポリマー材料、例えば、限定するものではないがポリエチレンおよびポリプロピレンを含むアルキレンモノマー、およびスチレンポリブタジエンのようなコポリマーから形成されたポリマーを含んでよい。幾つかの例では、ポリプロピレンは、二軸延伸ポリプロピレンであってよい。材料は、シート形態であってよい金属を含んでよい。金属は例えば、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、銅(Cu)、それらの混合物から選択されてよく、またはそれらから作成されてよい。一例において、印刷媒体はセルロース紙を含む。一例において、セルロース紙はポリマー材料、例えばスチレンブタジエン樹脂から形成されたポリマーでコーティングされる。幾つかの例では、セルロース紙は、(インクで印刷される前に)その表面にポリマー材料で結合された無機材料を有し、無機材料は、例えばカオリナイトまたは炭酸カルシウムから選択されてよい。幾つかの例では、転写材料は、紙のようなセルロース系印刷媒体である。幾つかの例では、セルロース系印刷媒体は、コーティングされたセルロース印刷用紙である。一例において、転写材料は、紙、金属箔およびプラスチックのうちの少なくとも一つのフィルムまたはシートを含む。一例において転写材料は透明である。一例において、転写材料は金属化紙または金属化プラスチックフィルムを含む。一例において、転写材料はアルミニウム箔を含む。一例において、転写材料はプラスチック材料、例えばポリエチレン(PE)、直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)のフィルムを含む。一例において、転写材料は一つの表面が金属、例えばアルミニウムの層でコーティングされた紙基材の形態の金属化紙を含む。一例において、転写材料は、一つの表面に金属、例えばアルミニウムの層がコーティングされたポリマー基材の形態の、金属化プラスチックフィルムを含む。一例において、転写材料は、金属化BOPPフィルム、金属化PETフィルムまたは金属化ポリエチレン(PE)フィルムの形態の金属化プラスチックフィルムを含む。
イメージ層
転写材料上の静電インク組成物は、その上に印刷されたイメージを有し、それはイメージ層を形成すると呼んでよい。イメージ層は、ブラック着色剤、マゼンタ着色剤、イエロー着色剤およびシアン着色剤から選択された着色剤を含んでよい。
幾つかの例では、イメージまたはイメージ層は、着色剤、熱可塑性樹脂およびチャージディレクタおよび/またはチャージアジュバントを含む静電インク組成物を用いる静電印刷プロセスにおいて、転写材料上の静電インク組成物上に印刷される。任意の適切な着色剤、例えば顔料を使用することができる。イメージまたは情報は、ターゲット基材上に反転印刷されてよい。
幾つかの例では、イメージ層を印刷した後、透明な静電インク組成物を印刷する前に、ターゲット基材はイメージ層のコロナ処理を施され、それは結合強度も改善しうる。幾つかの例では、ターゲット基材および基材の少なくとも一つは、結合強度を改善するために、例えば何らかの印刷の前に、コロナ処理を施される。
熱転写印刷
イメージ層および透明な静電インク組成物は、熱転写印刷によりターゲット基材に転写される。これは、透明な静電インク組成物の熱可塑性樹脂が軟化または溶融されるような条件下で、転写材料上のイメージをターゲット基材と接触させ、ターゲット基材と転写材料を分離して、イメージおよび透明な静電インク組成物の上側層を有するターゲット基材を残すことを含んでよい。透明な静電インク組成物の熱可塑性樹脂の軟化および/または溶融を行うため、熱および/または圧力を印加してよい。接触は、市販のラミネート加工装置または圧力シーラーで実施されてよい。
接触は、接触中に熱可塑性樹脂が軟化または溶融されうる適切な温度で実施されてよい。適切な温度は、例えば30℃またはそれ超、幾つかの例では40℃またはそれ超、幾つかの例では50℃またはそれ超、幾つかの例では60℃またはそれ超、70℃またはそれ超、80℃またはそれ超、幾つかの例では100℃またはそれ超、幾つかの例では150℃またはそれ超、幾つかの例では180℃またはより大きな高温であってよい。適切な温度は、幾つかの例では30℃から100℃、幾つかの例では30℃から80℃、幾つかの例では30℃から70℃、幾つかの例では40℃から80℃とすることができる。当該適切な温度は、50℃から250℃、幾つかの例では60℃から220℃、幾つかの例では90℃から210℃、幾つかの例では90℃から130℃、幾つかの例では100℃から110℃であってよい。ターゲット基材および転写材料は、熱可塑性樹脂が軟化または溶融されると同時に分離されてよい。
温度は、ASTM D1525を用いて測定される、樹脂のビカット軟化点またはより高い温度とすることができる。温度は、ASTM D3418のもとで示差走査熱量測定により測定されるような、樹脂の凝固点またはより大きな温度であってよい。温度は、ASTM D3418のもとで示差走査熱量測定により測定される、樹脂の溶融点またはより大きな温度であってよい。複数のポリマーが樹脂に使用される場合、軟化点、凝固点または溶融点は、ポリマーの混合物について測定してよい。
接触は、二つの部材間でベース材料と基材を圧縮することを含んでよく、それらの少なくとも一つ、幾つかの例ではそれらの双方は、例えば上述した温度に加熱される。幾つかの例では、二つの部材は、同じ温度に、例えば上述した温度に加熱されてよい。幾つかの例では、二つの部材は、異なる温度に、例えば一方は40℃から100℃、例えば40℃から70℃の温度に、他方はより高い温度、例えば100℃またはより大きな温度、例えば110℃から250℃の温度、例えば110℃から150℃の温度に加熱されてよい。幾つかの例では、部材の少なくとも一つは、100℃またはより大きな温度に加熱される。二つの部材はローラであってよく、ラミネート加工装置の一部であってよい。二つの部材がローラである場合、ターゲット基材および転写部材(透明な静電イメージおよび間にあるイメージを有する)をローラの間に通す速度は、透明な静電インク組成物の樹脂が軟化または溶融することを可能にするのに適した速度であってよい。速度は少なくとも0.1m/分、幾つかの例では少なくとも0.5m/分、幾つかの例では少なくとも1m/分であってよい。速度は少なくとも10m/分またはそれ未満、幾つかの例では5m/分またはそれ未満、幾つかの例では4m/分またはそれ未満、幾つかの例では3m/分またはそれ未満であってよい。速度は0.1m/分から10m/分、幾つかの例では0.5m/分から5m/分、幾つかの例では0.5m/分から4m/分、幾つかの例では1m/分から3m/分であってよい。速度は、ローラの温度に応じて決定してよく、より高い温度は、樹脂のより速い軟化または溶融につながり、接触時間をより短くできるため、より速い速度が可能になる。
幾つかの例では、ターゲット基材は、ポリエチレンフィルムのようなポリマーフィルムを含み、透明な静電インク組成物の熱可塑性樹脂が軟化または溶融される条件下でイメージをターゲット基材と接触させることは、60℃から120℃でイメージをターゲット基材と接触させることであり、かくして透明な静電インク組成物の熱可塑性樹脂は軟化または溶融される。幾つかの例では、ターゲット基材は布地を含み、透明な静電インク組成物の熱可塑性樹脂が軟化または溶融される条件下でイメージをターゲット基材と接触させることは、70℃から130℃でイメージをターゲット基材と接触させることであり、かくして透明な静電インク組成物の熱可塑性樹脂は軟化または溶融される。幾つかの例では、ターゲット基材は、金属化フィルム(例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレンのようなポリマーフィルム上のアルミニウム層)を含み、透明な静電インク組成物の熱可塑性樹脂が軟化または溶融される条件下でイメージをターゲット基材と接触させることは、50℃から80℃でイメージをターゲット基材と接触させることであり、かくして透明な静電インク組成物の熱可塑性樹脂は軟化または溶融される。
圧力は、例えば上述した温度で、接触の間に転写材料およびターゲット基材に印加されてよい。圧力は、少なくとも1バール(100kPa)から、幾つかの例では少なくとも2バール、幾つかの例では1バールから20バール、幾つかの例では2バールから10バール、幾つかの例では2バールから5バール、幾つかの例では5バールから10バールの圧力であってよい。
上昇した温度のもとでの、幾つかの例では圧力のもとでの接触は、接着をもたらすだけの適切な時間期間にわたって行われてよく、適切な時間期間は、少なくとも0.1秒、幾つかの例では少なくとも0.2秒、幾つかの例では少なくとも0.5秒、幾つかの例では少なくとも0.8秒、幾つかの例では少なくとも1秒、幾つかの例では少なくとも1.2秒、幾つかの例では少なくとも1.5秒、幾つかの例では少なくとも1.8秒、幾つかの例では少なくとも2秒に選択してよい。適切な時間は、0.1秒から10秒、幾つかの例では0.5秒から5秒であってよい。
静電印刷
透明な静電インク組成物の静電印刷は:表面に静電潜像を形成し;当該表面を透明な静電インク組成物と接触させて、透明な静電インク組成物の少なくとも一部を当該表面に付着させて当該表面上に現像されたトナーイメージを形成し、当該トナーイメージをターゲット基材に、幾つかの例では中間転写部材を介して転写することを含んでよい。印刷中の透明な静電インク組成物は、トナー粒子と呼ばれてよい粒子を含んでよく、当該粒子は、熱可塑性樹脂、幾つかの例ではチャージアジュバントおよび/またはチャージディレクタを含む。
イメージは、着色剤を含む静電インク組成物を含んでよい。イメージは熱可塑性樹脂、およびチャージアジュバントおよび/またはチャージディレクタを含んでよく、イメージ層を形成する。イメージを形成するために使用される静電インク組成物の熱可塑性樹脂、チャージアジュバントおよび/またはチャージディレクタはそれぞれ独立して、透明な静電インク組成物の熱可塑性樹脂、チャージアジュバントおよび/またはチャージディレクタと同じか、または異なってよく、透明な静電インク組成物に関して上述した熱可塑性樹脂、チャージアジュバントおよび/またはチャージディレクタから選択されてよい。イメージを形成するために使用される静電インク組成物の着色剤は、ブラック着色剤、マゼンタ着色剤、シアン着色剤、およびイエロー着色剤から選択されてよい。
イメージの印刷は、静電印刷プロセスを用いて、例えば、透明な静電インク組成物を転写部材上に印刷するために使われたと同じ静電印刷装置を用いて行ってよい。イメージの静電印刷は:表面に更なる静電潜像を形成し;当該表面を着色剤を含む静電インク組成物と接触させて、着色剤を含む静電インク組成物の少なくとも一部を当該表面に付着させて当該表面上に現像された着色剤含有トナーイメージを形成し、当該トナーイメージを、幾つかの例では中間転写部材を介して転写部材上の透明な静電インク組成物に転写することを含んでよい。
透明な静電インク組成物および転写部材上の上側のイメージの静電印刷は、単一回のパスで、例えば透明な静電インク組成物およびイメージを一緒に転写材料上に印刷して、例えばイメージが転写材料上の透明な静電インク組成物を覆うように行ってよい。幾つかの例では、これは、静電印刷プロセスにおいて中間転写部材上に最初に(着色剤を含む静電インク組成物で形成された)イメージを配置し、次いで当該イメージ上に透明な静電インク組成物の上側層を形成し、イメージおよび透明な静電インク組成物の上側層を転写材料に転写することを含んでよい。
静電潜像が形成される表面は、例えばシリンダ形態の回転部材上に存在してよい。静電潜像が形成される表面は、光イメージングプレート(PIP)の一部を形成してよい。接触させることは、固定電極と回転部材との間に透明な静電組成物を通過させることを含んでよく、回転部材は、その上に静電潜像を有する表面を有する部材、またはその上に静電潜像を有する表面と接触する部材であってよい。電圧が固定電極と回転部材との間に印加され、かくして粒子は回転部材の表面に付着される。これは透明な静電インク組成物に、50から400V/μmまたはそれ超、幾つかの例では600から900V/μmまたはそれ超の電場勾配を有する電界を印加することを含んでよい。
中間転写部材は、回転するフレキシブル部材であってよく、それは幾つかの例では、例えば80から160℃、幾つかの例では90から130℃、幾つかの例では100から110℃の温度に加熱される。
静電印刷は、複数の印刷またはコピーが実行されるように行われてよい。印刷またはコピーの数は、少なくとも10、幾つかの例では少なくとも100、幾つかの例では少なくとも1000、幾つかの例では少なくとも5000であってよい。各印刷における各印刷基材上での印字率は、40%またはそれ未満、幾つかの例では30%またはそれ未満、幾つかの例では20%またはそれ未満であってよい。印刷は、印刷基材上に形成された一色の単一イメージであってよい。コピーは、例えばブラック、マゼンタ、シアンおよびイエローから選択された複数の色を有する単一のイメージであってよい。
静電印刷は、複数のターゲット基材のシート、例えば10枚またはより多いターゲット基材のシート、幾つかの例では100枚またはより多いターゲット基材のシート、幾つかの例では500枚またはより多いターゲット基材のシート、幾つかの例では1000枚またはより多いターゲット基材のシートが印刷されるように、実行されてよい。シートは、任意の適切な寸法または形状であってよく、例えばA4またはA3のような標準的な印刷サイズであってよい。
以下は、本明細書で説明された方法および他の側面の例を示す。しかしてこれらの例は、本開示の制限と考えられるべきものではなく、単に本開示の例を如何にして作成するかを教示するために置かれたものである。
以下の例において、「Isopar」は、ExxonMobilにより製造され、CAS番号64742-48-9を有するIsoparTML Fluidである。
以下の例において、使用される樹脂は、4:1の重量比の、DuPontから入手可能なNucrel 699とHoneywellから入手可能なA-C 5120である。
以下の例において、NCDは、3つの成分:KT(リン脂質および脂肪酸における天然の大豆レシチン)、BBP(塩基性バリウムペトロネート、即ちChemtura社により供給される21〜26炭化水素のアルキルのバリウムスルホン酸塩)、およびGT(Croda社により供給されるドデシルベンゼンスルホン酸イソプロピルアミン)から作成された天然のチャージディレクタを示す。組成は、6.6重量%のKT、9.8重量%のBBP、および3.6重量%のGTであり、バランスの80%はIsoparである。
以下の例において、SCDは、米国特許出願公開第2009/0311614号または国際公開第2007/130069号に記載されたようなバリウムビススルホコハク酸塩である合成チャージディレクタを示す。これは、インク粒子の安定した負電荷を強化する、ミセルコア(リン酸バリウム)中に強い塩基を有する強い負のチャージディレクタである。SCDは、チャージディレクタであり、分散剤がない場合、非常に低い低電界帯電(高い電荷分配)を示すことが分かっている。
実施例1
透明な静電インクは、73.14gのペーストからなっていた(分散されたエチレンメタクリル酸コポリマーおよびエチレンアクリル酸コポリマー、即ち4:1(重量:重量)の比率のNucrel 699(DuPont社)とA-C 5120(Honeywell社)を有するイソパラフィン系非極性キャリヤ液体)。このペーストは、35重量%の樹脂固形分(即ち、Nucrel 699(DuPont社)とA-C 5120(Honeywell社)の組み合わせ)、35重量%のマルトースモノハイドレート(Fisher社)および1.0重量%のステアリン酸アルミニウム(粉砕助剤材料/チャージアジュバント(Sigma Aldrich社))を含有していた。インクは、25℃で24時間にわたって磨砕機(unionprocess USA社のS0)を用いて粉砕された。インクはIsopar中で2重量%の固形分となるまで希釈され、市販のHP Indigo Imaging Agent(HP Indigo 6000シリーズの印刷機で使用するためのもの;Imaging AgentはNCDを含有するが、SCDも使用できる)を8ml追加することにより帯電されて、印刷前に一晩放置された。
透明な静電インク組成物は、HP Indigo 6600液体静電印刷システムを用いてPET上に適用した。12μmの厚さのPET基材(Polyplex Corporation社)を、印刷前に1kWのコロナ(印刷システムに取り付けられた)により処理した。静電インク組成物およびイメージを同じパスで印刷した。イメージは透明な静電インクの上に印刷され、この透明な静電インクは次いで剥離層として作用した。ポリエチレン(PE 90μm)ターゲット基材に対する熱転写は、実験室用のラミネート加工機(GMP社のモデルEXCELAM PLUS 355RM)を用いて実施した。PEフィルム(ターゲット基材)は、ターゲット基材にイメージを熱転写する前に、イメージを担持している箔の上に配置した。フィルムは二つの加熱ロールのラミネート加工機を通過させ、イメージを担持している箔(フィルム)は上側ロールにより120℃に加熱し、下側フィルム(PE)は下側ロールにより50℃に加熱した。箔の速度は1.9m/分であった。
イメージを担持している箔(即ち、PETシート)からのイメージは、PEフィルムに完全に転写された。
実施例2
実施例1の静電インク組成物を、Indigo 6600印刷システムを用いて印刷した。12μmの厚さのPET基材(PolyplexCorporation社)を、印刷前に1kWのコロナ(印刷システムに取り付けられた)により処理した。透明な静電インク組成物およびイメージを同じパスで印刷した。イメージは透明な静電インク組成物の上に印刷され、この透明な静電インク組成物は次いで剥離層として作用した。この例において、イメージは、布地(製品コード:P2008、100%浸漬コーティングした中国製の両面被覆ナイロンタフタ、製品コード:PN7702A9、ナイロン/ポリエステル混紡タフタ、蛍光剤なし、両面被覆、製造:HUZHOUSINYLABEL MATERIAL社)に転写した。熱転写は、実験室用のラミネート加工機(GMP社のモデルEXCELAM PLUS 355RM)を用いて実施した。布地(ターゲット基材)は、ターゲット基材にイメージを熱転写する前に、イメージを担持している箔の上に配置した。フィルムは二つの加熱ロールのラミネート加工機を通過させ、イメージを担持している箔は上側ロールにより104℃に加熱し、下側層(布地)は下側ロールにより104℃に加熱した。箔の速度は1.9m/分であった。
イメージを担持している箔(即ち、PETシート)からのイメージは、布地に完全に転写された。
実施例3
実施例1の静電インク組成物を、Indigo 6600印刷システムを用いて印刷した。12μmの厚さのPET基材(PolyplexCorporation社)を、印刷前に1kWのコロナ(印刷システムに取り付けられた)により処理した。透明な静電インク組成物およびイメージを同じパスで印刷した。イメージは、剥離可能な層として作用する静電インク組成物の上に印刷された。アルミニウム箔のターゲット基材(15μmのアルミニウム(Toplast社))に対する熱転写は、実験室用のラミネート加工機(GMP社のモデルEXCELAM PLUS 355RM)を用いて実施した。アルミニウム箔(ターゲット基材)は、ターゲット基材にイメージを熱転写する前に、イメージを担持している箔(即ち、透明な静電インク組成物を担持し静電的に印刷されたイメージを上側に有するPET)の上に配置された。フィルムは二つの加熱ロールのラミネート加工機を通過させ、イメージを担持している箔は上側ロールにより80℃に加熱し、下側フィルムは下側ロールにより80℃に加熱した。箔の速度は1.6m/分であった。
イメージを担持している箔(即ち、PETシート)からのイメージは、アルミニウム箔に完全に転写された。
上記の実施例は、熱転写印刷が本明細書で説明されたプロセスを用いて実行され得る容易性を例示する。理解されるように、透明な静電インク組成物は最初、イメージを印刷可能な付着層として作用するが、次いで加熱されると、それは転写膜から容易に分離し、イメージが最終の基材に良好に転写されることを可能にする。
ターゲット基材は、その上のイメージ、および透明な静電インク組成物を含む保護用上側層を有する。保護層およびイメージは、二つの別個の装置または異なる手順ではなしに、同じ装置、例えば静電印刷装置を用いて形成することができる。
更に本開示は、透明な静電インク組成物およびイメージを一回のパスで印刷することによって高い生産性を可能にし、時間と費用を節約する。
プロセスおよび関連した側面を、特定の例に関連して説明してきたが、当業者は、様々な修正、変更、省略、および代替を、本開示の思想から逸脱せずに行いうることを理解するであろう。従って、プロセスおよび関連した側面は、以下の特許請求の範囲の範囲により制限されることが意図されている。任意の従属項の特徴は、他の従属項の何れかおよび任意の独立項の特徴と組み合わせられ得る。

Claims (15)

  1. 熱転写印刷プロセスであって、
    転写材料上に透明な静電インク組成物を静電的に印刷し、ここで透明な静電インク組成物は熱可塑性樹脂を含み、
    イメージを前記透明な静電インク組成物上に印刷し、
    前記透明な静電インク組成物の熱可塑性樹脂が軟化または溶融される条件下で前記イメージをターゲット基材と接触させ、前記ターゲット基材と前記転写材料を分離して、前記イメージおよび前記透明な静電インク組成物の上側層をその上に有する前記ターゲット基材を残すことを含む、熱転写印刷プロセス。
  2. 前記透明な静電インク組成物が、チャージディレクタおよび/またはチャージアジュバントを更に含む、請求項1に記載の熱転写印刷プロセス。
  3. 前記透明な静電インク組成物が、サッカライドまたは変性サッカライドを更に含む、請求項1に記載の熱転写印刷プロセス。
  4. 前記透明な静電インク組成物が、ジサッカライドまたは変性ジサッカライドを更に含む、請求項1に記載の熱転写印刷プロセス。
  5. 前記サッカライドまたは変性サッカライドが、マルトースモノハイドレート、スクロース、スクロースオクタノエート、スクロースオクタアセテート、デキストリン、キシリトールおよびスクロースベンゾエートから選択される、請求項3に記載の熱転写印刷プロセス。
  6. 前記サッカライドまたは変性サッカライドが、前記透明な静電インク組成物中に存在する不揮発性固形分の20重量%から60重量%の量で存在する、請求項3に記載の熱転写印刷プロセス。
  7. 前記サッカライドまたは変性サッカライドが、前記透明な静電インク組成物中に存在する不揮発性固形分の25重量%から50重量%の量で存在する、請求項3に記載の熱転写印刷プロセス。
  8. 前記透明な静電インク組成物が、キャリヤ液体を更に含む、請求項3に記載の熱転写印刷プロセス。
  9. 前記イメージを印刷することが、熱可塑性樹脂、着色剤およびチャージディレクタおよび/またはチャージアジュバントを含む静電インク組成物を用いてイメージを静電的に印刷することを含む、請求項1に記載の熱転写印刷プロセス。
  10. 前記ターゲット基材が布地を含む、請求項1に記載の熱転写印刷プロセス。
  11. 前記ターゲット基材がポリマーフィルムを含む、請求項1に記載の熱転写印刷プロセス。
  12. 前記ターゲット基材が金属を含む、請求項1に記載の熱転写印刷プロセス。
  13. その上にイメージを有する布地であって、前記イメージが透明な静電インク組成物の上側層を有し、前記静電インク組成物が、熱可塑性樹脂およびチャージディレクタおよび/またはチャージアジュバントを含む、イメージを有する布地。
  14. 前記イメージが、静電インク組成物を含むイメージ層の一部を形成し、前記静電インク組成物が熱可塑性樹脂およびチャージディレクタおよび/またはチャージアジュバントを含む、請求項13に記載のイメージを有する布地。
  15. 前記透明な静電インク組成物が、サッカライドまたは変性サッカライドを更に含む、請求項13に記載のイメージを有する布地。
JP2018508230A 2015-10-23 2015-10-23 熱転写印刷 Expired - Fee Related JP6546694B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP2015/074605 WO2017067606A1 (en) 2015-10-23 2015-10-23 Heat transfer printing

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018532142A true JP2018532142A (ja) 2018-11-01
JP6546694B2 JP6546694B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=54347544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018508230A Expired - Fee Related JP6546694B2 (ja) 2015-10-23 2015-10-23 熱転写印刷

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10877392B2 (ja)
EP (1) EP3295255B1 (ja)
JP (1) JP6546694B2 (ja)
KR (1) KR102020874B1 (ja)
CN (1) CN107924153B (ja)
BR (1) BR112018003561A2 (ja)
WO (1) WO2017067606A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6714098B2 (ja) 2016-03-02 2020-06-24 エイチピー・インディゴ・ビー・ブイHP Indigo B.V. 選択的印刷
US11235230B2 (en) 2016-04-20 2022-02-01 Hp Indigo B.V. Scratch-off structures
EP3373712B1 (fr) * 2017-03-09 2023-03-29 MGI Digital Technology Procédé de dépôt de traces conductrices
US10620570B2 (en) 2017-04-05 2020-04-14 Hp Indigo B.V. Heat transfer printing
US20200096910A1 (en) * 2018-09-25 2020-03-26 Paul Weedlun Digitally printed and produced heat transfer and method of manufacture
EP3774370A4 (en) * 2018-10-03 2021-04-07 Hewlett-Packard Development Company, L.P. HEAT TRANSFER PRESSURE
CN114990912A (zh) * 2022-06-02 2022-09-02 绍兴柯桥云为纺织有限公司 一种毛纺面料的热转印工艺

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02155692A (ja) * 1988-12-08 1990-06-14 Tomoegawa Paper Co Ltd 熱転写記録媒体
US20020047889A1 (en) * 1999-12-06 2002-04-25 Xerox Corporation Transfer sheet printing process for decorating articles formed by using a digitally controlled color printing machine
JP2014133954A (ja) * 2013-01-09 2014-07-24 Ricoh Co Ltd 画像形成方法及び画像形成システム
JP2014153646A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Konica Minolta Inc クリアトナー、クリアトナーの製造方法およびクリアトナー層形成方法
WO2014206494A1 (en) * 2013-06-28 2014-12-31 Hewlett-Packard Indigo B.V. Colorless digital primer for digital printing
WO2015110173A1 (en) * 2014-01-24 2015-07-30 Hewlett-Packard Indigo B.V. Liquid electrophotographic composition
US20150220010A1 (en) * 2012-07-23 2015-08-06 Hewlett-Packard Indigo B.V. Electrostatic ink compositions

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1291841A (en) 1969-04-29 1972-10-04 Capseals Packaging Prod Hot melt coating compositions
US3819368A (en) * 1969-07-28 1974-06-25 Xerox Corp Manifold imaging member employing a fixative layer
US4387129A (en) 1980-05-19 1983-06-07 Hewlett-Packard Company Laminates having optically clear laminates having high molecular weight phenoxy-high crystallinity polyurethane adhesive
US4762764A (en) 1986-12-23 1988-08-09 Xerox Corporation Liquid developer
US4968063A (en) 1989-09-19 1990-11-06 Minnesota Mining And Manufacturing Company Transparent tamper-indicating document overlay
US5546114A (en) * 1991-09-18 1996-08-13 Tektronix, Inc. Systems and methods for making printed products
JPH1134215A (ja) 1997-07-18 1999-02-09 Kasei Optonix Co Ltd ガスバリヤー性透明導電積層シート
US6221545B1 (en) 1999-09-09 2001-04-24 Imation Corp. Adhesives for preparing a multilayer laminate featuring an ink-bearing surface bonded to a second surface
US6218066B1 (en) * 2000-01-27 2001-04-17 Xerox Corporation Developer compositions and processes
WO2001079318A1 (en) 2000-04-14 2001-10-25 Imation Corp. Liquid inks using an organosol prepared from 3,3,5-trimethylcyclohexyl methacrylate
US6468637B1 (en) 2000-04-20 2002-10-22 Hewlett-Packard Company Photographic-quality prints and methods for making the same
US6509128B1 (en) 2000-10-25 2003-01-21 3M Innovative Properties Company Imagewise printing of adhesives and limited coalescence polymerization method
US6335136B1 (en) * 2001-02-06 2002-01-01 Xerox Corporation Developer compositions and processes
DE10146912A1 (de) 2001-09-24 2003-04-10 Giesecke & Devrient Gmbh Verfahren zur Individualisierung von Sicherheitsdokumenten und entsprechendes Sicherheitsdokument
US6589642B1 (en) 2001-12-21 2003-07-08 Kloeckner Pentaplast Of America, Inc. Three part high moisture barrier for packages
US6851874B2 (en) 2002-06-18 2005-02-08 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Methods and systems of producing blister packaging
JP2005053109A (ja) 2003-08-05 2005-03-03 Toyo Ink Mfg Co Ltd ブリスターパック用包装材料およびその製造方法
US20050054779A1 (en) 2003-09-05 2005-03-10 Peiguang Zhou Stretchable hot-melt adhesive composition with temperature resistance
JP4473312B2 (ja) 2004-10-28 2010-06-02 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 印刷のための定着剤コーティング
US7592117B2 (en) * 2005-06-16 2009-09-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for transferring features to a substrate
JP2008175888A (ja) 2007-01-16 2008-07-31 Oji Paper Co Ltd 電子写真用シート及び電子写真用粘着シート
US20080241723A1 (en) 2007-03-26 2008-10-02 Xerox Corporation Emulsion aggregation toner compositions having ceramic pigments
US20080248261A1 (en) 2007-04-05 2008-10-09 Bonnett Robert A Printed article
US7854987B2 (en) 2007-05-31 2010-12-21 Cosmo Films Ltd. Extrusion coated biaxially oriented polypropylene film
WO2009151446A1 (en) 2008-06-10 2009-12-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Liquid electrophotographic ink having improved durability
US20130202860A1 (en) 2010-08-18 2013-08-08 Huanyu Wei Chlorine-free ink and coating compositions & a method for printing on untreated polyolefin films with improved adhesion
WO2012140175A1 (en) 2011-04-15 2012-10-18 Basf Se Hyperbranched polyesters in printing inks
US8735320B2 (en) 2011-07-01 2014-05-27 Alfred W. La Costa Method of transfer printing using white toner
WO2014044322A1 (en) 2012-09-21 2014-03-27 Hewlett-Packard Indigo B.V. Method for performing liquid electrophotographic printing
US8778482B2 (en) 2012-09-28 2014-07-15 Hewlett-Packard Indigo B.V. Coated substrate and method for producing the same
EP2915414B1 (en) 2012-10-31 2020-10-07 HP Indigo B.V. Method and apparatus for forming on a substrate a pattern of a material
AU2014281880B2 (en) 2013-06-18 2016-09-01 Michelman International Sarl Laminate structure including a primer coating therein
EP3013910B1 (en) 2013-06-28 2018-08-08 HP Indigo B.V. Colorless varnish for digital printing
US10042308B2 (en) 2015-01-20 2018-08-07 Hp Indigo B.V. Electrophotographic printing and foiling
US10562268B2 (en) 2015-10-23 2020-02-18 Hp Indigo B.V. Laminates
US10620570B2 (en) * 2017-04-05 2020-04-14 Hp Indigo B.V. Heat transfer printing

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02155692A (ja) * 1988-12-08 1990-06-14 Tomoegawa Paper Co Ltd 熱転写記録媒体
US20020047889A1 (en) * 1999-12-06 2002-04-25 Xerox Corporation Transfer sheet printing process for decorating articles formed by using a digitally controlled color printing machine
US20150220010A1 (en) * 2012-07-23 2015-08-06 Hewlett-Packard Indigo B.V. Electrostatic ink compositions
JP2015529835A (ja) * 2012-07-23 2015-10-08 ヒューレット−パッカード・インデイゴ・ビー・ブイHewlett−Packard Indigo B.V. 静電インク組成物
JP2014133954A (ja) * 2013-01-09 2014-07-24 Ricoh Co Ltd 画像形成方法及び画像形成システム
JP2014153646A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Konica Minolta Inc クリアトナー、クリアトナーの製造方法およびクリアトナー層形成方法
WO2014206494A1 (en) * 2013-06-28 2014-12-31 Hewlett-Packard Indigo B.V. Colorless digital primer for digital printing
WO2015110173A1 (en) * 2014-01-24 2015-07-30 Hewlett-Packard Indigo B.V. Liquid electrophotographic composition

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017067606A1 (en) 2017-04-27
KR102020874B1 (ko) 2019-09-11
CN107924153B (zh) 2021-08-24
KR20180031745A (ko) 2018-03-28
JP6546694B2 (ja) 2019-07-17
EP3295255B1 (en) 2022-03-30
US10877392B2 (en) 2020-12-29
CN107924153A (zh) 2018-04-17
US20190121279A1 (en) 2019-04-25
BR112018003561A2 (pt) 2018-09-25
EP3295255A1 (en) 2018-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6546694B2 (ja) 熱転写印刷
US10620570B2 (en) Heat transfer printing
CN108603056B (zh) 电子照相组合物
US10759145B2 (en) Laminates
US10562268B2 (en) Laminates
CN108475032B (zh) 选择性印刷
CN108778765B (zh) 刮开式结构
EP3341444B1 (en) Electrostatic ink composition
US11442393B2 (en) Heat transfer printing
WO2017182065A1 (en) Electrostatic printing methods and systems
WO2021154222A1 (en) Liquid electrophotographic ink composition
WO2020246980A1 (en) Electrostatic ink composition
EP3914968A1 (en) Electrostatic ink composition

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190621

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6546694

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees