JP2018529051A5 - - Google Patents
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Description
加圧液体が非圧縮性であるため、アクチュエータは、衝撃がシステム全体の慣性、ハンマーとして一般的に知られている現象により送込液体の圧力ピークによるものである場合、かつ衝撃がこのようなアクチュエータに加えられた荷重の急増によるものである場合に受ける衝撃を分散させることができない。
上記を考慮すると、背景技術は、外部回路を、加圧液体の呼び作動圧力より高い呼び圧力の加圧ガスを含むアキュムレータに接続する。
この狙いならびに以下により良く明らかになるこれらの目的および他の目的は、液圧式アクチュエータ、特に衝撃吸収および/または減衰型の液圧式アクチュエータによって達成され、この液圧式アクチュエータはピストンを備え、このピストンは中空シリンダの内容積部を前記ピストンのヘッドによって相互に分離された2つのチャンバに分けるように、前記中空シリンダ内で耐密に摺動することができるように収容され、前記2つのチャンバは、少なくとも1つの送込ダクトおよび少なくとも1つの排出ダクトによってそれぞれ別々に第1の回路に接続可能であり、前記第1の回路は、前記中空シリンダに対する前記ピストンの伸長動作または圧縮動作のために、前記2つのチャンバの一方に第1の流体を加圧下で供給するように構成され、結果として前記2つのチャンバの他方から排液させる。この液圧式アクチュエータは、前記ピストンのステムの内側に形成された長手方向の空洞を2つの部分に分けるように、耐密に摺動することができるように前記長手方向の空洞内に収容される第1の可動要素を備え、前記2つの部分の第1の部分は前記2つのチャンバのうちの1つに接続され、前記2つの部分の第2の部分は前記第2の部分に第2の流体を加圧下で供給するように構成された第2の回路に接続可能であり、前記第2の流体は前記ピストンの前記ステムの内側に形成された前記長手方向の空洞の前記第1の部分に接続された前記チャンバ内の急激な圧力ピークの場合に衝撃吸収体および/またはダンパの役割を果たすように、前記第1の流体より高い圧縮係数および呼び圧力を有することを特徴とする。
考慮される実施形態に応じてより詳細に、2つのチャンバ4および5は、少なくとも1つの送込ダクト18および少なくとも1つの排出ダクト17によってそれぞれ別々に第1の回路に接続することができ、第1の回路は、中空シリンダ3に対するピストン2の伸長動作または圧縮動作のために、2つのチャンバ4または5の一方に第1の流体、例えば油を加圧下で導入するように構成され、結果として他方のチャンバ5または4から排液させる。
以下により良く記載するように、上記の第2の流体は、ピストン2のステム9の内側に形成された長手方向の空洞8の第1のピストン10に接続されたチャンバ4または5内の急激な圧力ピークの場合に衝撃吸収体および/またはダンパの役割を果たすように、第1の流体より高い圧縮係数、すなわち、等しい圧力によって圧縮される可能性、および呼び圧力を有することが有効である。
主要接続チャネル13には、通過妨害物を有しない二次的接続チャネル14とは異なる方法で、常閉型一方向弁15、例えば弾性手段の作用とは逆に移動することができるボールを有する型の一方向弁が設けられることが有効である。
図1に示す、ピストン2が中空シリンダ3に完全に引き込まれた位置から始めると、第1の流体の送り込み用の外部回路は、チャンバ4に給液し、ピストン2を出させるためにチャンバ5から排液させる。
本システムの慣性により、この初期過渡的状況では、第1の流体の圧力がその呼び値を超えるような圧力ピークが生じる可能性があり、ハンマーとして一般に知られている現象をもたらす。
この過圧がピストン2のステム9の内部に提供された長手方向の空洞8の第2の部分11内に含まれた第2の流体の呼び圧力の値も超えるような値である場合、一方向弁15は開き、図2に示すように、第1の可動要素7の対応する変位およびその結果としての第2の流体の圧縮により、長手方向の空洞8の第1の部分10の内側に急速に第1の流体を流れ出させる。
正常作動状態では、図4に示す液圧式アクチュエータ1aは、適合された安全弁によって閉じられた送込ダクト18および排出ダクト17を有し、この安全弁は図式的簡略化のためにXを有する方形によって記号で示される。
図7に示す、ピストン2が中空シリンダ3から完全に引き出された位置から始めると、第1の流体の送り込み用の外部回路は、チャンバ5に給液し、ピストン2を後退させるためにチャンバ4から排液させる。
本システムの慣性により、この初期過渡的状況では、第1の流体の圧力がその呼び値を超えるような圧力ピークが生じる可能性があり、ハンマーとして一般に知られている現象をもたらす。
この過圧がピストン2のステム9の内部に提供された長手方向の空洞8の第2の部分11内に含まれた第2の流体の呼び圧力の値も超えるような値である場合、一方向弁15は開き、図8に示すように、第1の可動要素7の対応する移動およびその結果としての第2の流体の圧縮により、長手方向の空洞8の第1の部分10への第1の流体の急速な流出を引き起こす。
正常作動状態では、図10に示す液圧式アクチュエータ1bは、適合された安全弁によって閉じられた送込ダクト18および排出ダクト17を有し、この安全弁は図式的簡略化のためにXを有する方形によって記号で示される。
同様に、2つのチャンバ4および5の一方の内圧を他方のチャンバ4または5の圧力に対して変えることによって、かつ送込ダクト18および排出ダクト17の流路断面を異なる方法で調節することによって、要件に従ってアクチュエータ1aまたは1bの効果を高めることが可能である。
同様に、送込ダクト18および排出ダクト17のうちの1つまたは両方で電動弁をアクチュエータ1aまたは1bに提供することによって上述の圧力の動きを作り出すことが可能である。
図17〜図20を参照すると、液圧式アクチュエータ1aおよび1bの衝撃吸収および/または減衰作用を制御し、かつ変化させる更なる可能性は、それらのアクチュエータに、送り込みに対する制限制御および戻りに対する最大圧力弁を有する少なくとも1つの複動型の安全弁100を提供することであり、この安全弁は送込ダクト18および排出ダクト17に液圧接続される。
より具体的には、図18に詳細に示すように、安全弁100は、弁本体101を備え、この弁本体は第1の常閉型一方向弁103、例えば弾性手段の作用とは逆に移動することができるボールを有する型の弁、および第1の一方向弁103に平行な第1の調節ポート104が設けられる第1の供給または排出ダクト102を形成し、この一方向弁は弁本体101への出力に際して作動する。
第1の供給または排出ダクト102は、第2の常閉型一方向弁107、例えば弾性手段の作用とは逆に移動することができるピストンを有する型の弁によって液圧式アクチュエータ1aまたは1bの送込ダクト18に接続され、この一方向弁は主要チャンバ106内に収容され、第1の供給または排出ダクト102から送込ダクト18に向かう弁本体101への出力に際して作動することが好都合である。
第2の供給または排出ダクト105は、第3の常閉型一方向弁108および第4の常閉型一方向弁109、例えば弾性手段の作用とは逆に移動することができるピストンを有する型でもある、これらの弁によって液圧式アクチュエータ1aまたは1bの排出ダクト17に接続され、これらの一方向弁は互いに対して連続して主要チャンバ106の内側に収容され、第2の供給または排出ダクト105から排出ダクト17に向かう弁本体101への出力に際して作動することが同様に好都合である。
Claims (15)
- 液圧式アクチュエータ(1a、1b)、特に衝撃吸収および/または減衰型の液圧式アクチュエータであって、
ピストン(2)であり、中空シリンダ(3)の内容積部を前記ピストン(2)のヘッド(6)によって相互に分離された2つのチャンバ(4、5)に分けるように、耐密に摺動することができるように前記中空シリンダ(3)内に収容されたピストン(2)を備え、
前記2つのチャンバ(4、5)が、少なくとも1つの送込ダクト(18)および少なくとも1つの排出ダクト(17)によってそれぞれ別々に第1の回路に接続可能であり、前記第1の回路が、前記中空シリンダ(3)に対する前記ピストン(2)の伸長動作または圧縮動作のために、前記2つのチャンバ(4、5)の一方に第1の流体を加圧下で供給するように構成され、結果として前記2つのチャンバ(4、5)の他方から排液させる、液圧式アクチュエータにおいて、
前記液圧式アクチュエータ(1a、1b)が、前記ピストン(2)のステム(9)の内側に形成された長手方向の空洞(8)を2つの部分(10、11)に分けるように、耐密に摺動することができるように前記長手方向の空洞(8)内に収容された第1の可動要素(7)を備え、
前記2つの部分の第1の部分(10)が前記2つのチャンバ(4、5)の一方に接続されており、前記2つの部分の第2の部分(11)が、前記第2の部分(11)に第2の流体を加圧下で供給するように構成された第2の回路に接続可能であり、
前記ピストン(2)の前記ステム(9)の内側に形成された前記長手方向の空洞(8)の前記第1の部分(10)に接続された前記チャンバ(4、5)内の急激な圧力ピークの場合に衝撃吸収体および/またはダンパの役割を果たすように、前記第2の流体が、前記第1の流体より高い圧縮係数および呼び圧力を有することを特徴とする、液圧式アクチュエータ(1a、1b)。 - 前記液圧式アクチュエータ(1a、1b)が、前記第1の部分(10)と前記第1の部分(10)に接続された前記チャンバ(4、5)との間に挿入された流体流量制御手段(12)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の液圧式アクチュエータ(1a、1b)。
- 前記流体流量制御手段(12)が、主要接続チャネル(13)および少なくとも1つの二次的接続チャネル(14)を形成しており、前記主要接続チャネル(13)が、前記少なくとも1つの二次的接続チャネル(14)の流路断面より大きい直径を有する流路断面を有し、前記第1の部分(10)から前記チャンバ(4、5)への前記第1の流体の通過を妨げるように構成された常閉型一方向弁(15)を備えており、前記少なくとも1つの二次的接続チャネル(14)が通過妨害物を有しないことを特徴とする、請求項2に記載の液圧式アクチュエータ(1a、1b)。
- 前記一方向弁(15)が、弾性手段の作用とは逆に移動することができるボールを有する型であることを特徴とする、請求項3に記載の液圧式アクチュエータ(1a、1b)。
- 前記第1の流体が油であり、前記第2の流体がガスであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の液圧式アクチュエータ(1a、1b)。
- 前記液圧式アクチュエータ(1a)が、伸長に抵抗する型であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の液圧式アクチュエータ(1a)。
- 前記ピストン(2)の前記ヘッド(6)が、前記チャンバのうち前記ピストン(2)の前記ステム(9)の周囲に形成されたチャンバ(5)に前記第1の部分(10)を接続するように構成された少なくとも1つのダクト(16)を有することを特徴とする、請求項6に記載の液圧式アクチュエータ(1a)。
- 前記液圧式アクチュエータ(1b)が、圧縮に抵抗する型であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の液圧式アクチュエータ(1b)。
- 前記ピストン(2)の前記ヘッド(6)が、前記チャンバのうち前記ピストン(2)の前記ヘッド(6)の頂部に形成されたチャンバ(4)に前記第1の部分(10)を接続するように構成された少なくとも1つのダクト(19)を有することを特徴とする、請求項8に記載の液圧式アクチュエータ(1b)。
- 前記液圧式アクチュエータ(1a、1b)が、前記第2の流体が内部で圧縮され得る最小容積を制限するように前記長手方向の空洞(8)内に配置された、前記第1の可動要素(7)のストロークリミッタ(20)を備えることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の液圧式アクチュエータ(1a、1b)。
- 前記液圧式アクチュエータ(1c、1d、1e、1f)が、前記第2の部分(11)に送り込まれる第3の流体を備え、前記第3の流体が、前記液圧式アクチュエータ(1c、1d、1e、1f)の衝撃吸収および/または減衰作用を変化させることができるように前記第2の流体より低い圧縮係数を有することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の液圧式アクチュエータ(1c、1d、1e、1f)。
- 前記第2の流体および前記第3の流体が相互に接触していることを特徴とする、請求項11に記載の液圧式アクチュエータ(1c、1d)。
- 前記液圧式アクチュエータ(1e、1f)が、前記第2の部分(11)を2つの他の部分(24、25)に分けるように、前記第2の部分(11)で耐密に摺動することができるように前記長手方向の空洞(8)内に収容された第2の可動要素(23)を備え、前記2つの他の部分の第1の部分(24)が前記第2の流体を含み、前記2つの他の部分の第2の部分(25)が前記第3の流体を含むことを特徴とする、請求項11に記載の液圧式アクチュエータ(1e、1f)。
- 前記液圧式アクチュエータ(1a、1b)が、少なくとも1つの複動型の安全弁(100)を備え、前記安全弁が、前記液圧式アクチュエータへの流体の送り込みに対する制限制御および前記液圧式アクチュエータからの流体の戻りに対する最大圧力弁を有し、前記安全弁が、前記液圧式アクチュエータ(1a、1b)の衝撃吸収および/または減衰作用を変化させることができるように、前記少なくとも1つの送込ダクト(18)および前記少なくとも1つの排出ダクト(17)に液圧式接続されていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の液圧式アクチュエータ(1a、1b)。
- 前記少なくとも1つの安全弁(100)が弁本体(101)を備え、
前記弁本体(101)が、前記弁本体(101)から流体を流出させるように構成された第1の常閉型一方向弁(103)、および前記第1の一方向弁(103)に平行な第1の調節ポート(104)が設けられた第1の供給または排出ダクト(102)と、第2の供給または排出ダクト(105)とを形成しており、前記2つのダクトが、前記弁本体(101)の内側に形成された主要チャンバ(106)に接続されており、
前記第1の供給または排出ダクト(102)が、第2の常閉型一方向弁(107)によって前記送込ダクト(18)に接続されており、前記第2の常閉型一方向弁(107)が、前記主要チャンバ(106)の内側に収容されており、前記第1の供給または排出ダクト(102)から前記送込ダクト(18)に向けて前記弁本体(101)から流体を流出させるように構成されており、
前記第2の供給または排出ダクト(105)が、第3の常閉型一方向弁(108)および第4の常閉型一方向弁(109)によって前記排出ダクト(17)に接続されており、前記第3および第4の一方向弁が、互いに連続して前記主要チャンバ(106)の内側に収容されており、前記第2の供給または排出ダクト(105)から前記排出ダクト(17)に向けて前記弁本体(101)から流体を流出させるように構成されており、
前記第1の供給または排出ダクト(102)と前記第2の供給または排出ダクト(105)との間に、耐密に摺動することができるように前記主要チャンバ(106)内に収容された、前記第2の一方向弁(107)および前記第3の一方向弁(108)のパイロットスライダ(110)があり、
前記第3の一方向弁(108)と前記第4の一方向弁(109)との間に、第2の調節ポート(111)があり、最大圧力弁(112)もあり、前記最大圧力弁(112)が、前記弁本体(101)内に収容されており、前記第2の調節ポート(111)を迂回するように前記第3の一方向弁(108)および前記第4の一方向弁(109)に接続されていることを特徴とする、請求項14に記載の液圧式アクチュエータ(1a、1b)。
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