JP2018528791A - 手術台にアクセサリを固定する為のデバイス - Google Patents
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Abstract
本発明は、手術台にデバイス(10、80及び90)を固定する為の第1の固定ユニット(12)と、デバイス(10、80及び90)にアクセサリのロッド(100乃至110)を固定する為の第2の固定ユニット(30)と、を含む、手術台にアクセサリを固定する為のデバイス(10、80及び90)に関する。この第2の固定ユニット(30)は、ロッド(100乃至110)を収容する為の穴を有し、穴の断面は、少なくとも2つの異なるプロファイルタイプのロッド(100乃至110)を穴に固定する事が出来る様に設計される。【選択図】図3
Description
本発明は、ベースボディと、手術台、特に手術台のレール上にデバイスを固定する為の第1の固定ユニットと、デバイスにアクセサリのロッドを固定する為の第2の固定ユニットと、を含む、手術台にアクセサリを固定する為のデバイスに関する。
手術中の介入に応じ患者を別の位置に配置する必要が有る。例えば、これは腎臓手術の場合は側位である。その位置に患者が安定に存在しない為、その位置に患者を支持するか又は安定させる為にデバイスが必要と成る。
この目的の為に、手術台の所定の位置に患者を安定させる為の俗に言うボディサポートを使用する。ボディサポートは、手術台の側面に配置したレールに固定される。異なるボディタイプの患者を支持する為、ボディサポートの高さを調整する事が出来る必要が有り、設定した高さにボディサポートを固定する事が出来る必要が有る。従って、固定デバイスを介し手術台にもたらした力は、外部からこれらのボディサポートに作用する。アクセサリを固定する為のそのデバイスは、一般的にブラケットとも指称される。
もたらした力は、手術台に平行な軸廻りにトルクをもたらす。レールが完全にレスト面に沿って形成されない為、レールが直下に配置されない位置に患者を支持する事が出来るサポートが必要と成る。これらの場合に於いては、ブラケットによって手術台の表面に垂直な軸廻りのトルクをレールにもたらす必要が有る。
もたらした力は、水平面に対し傾斜したサポート面を設定する場合、例えばトレンデレンブルグ位の場合に、彼/彼女がレスト面を滑り落ちる事が出来ない様に、患者を支持する力である。この目的の為に、側面に取り付けた手術台のスライドレールにブラケットを介し接続される、俗に言うショルダサポート又はフットサポートを通常は使用する。従って、支持する必要が有るトルクは、レスト面の表面に平行に配置され、その長手方向と直角を成す軸廻りのトルクである。
一方、長手方向に於ける同時の傾斜によってレスト面を空間に於いて指向させると共にレスト面の長手軸と平行に配置した軸廻りに配置する事が出来、他方、インスツルメントラック、点滴スタンド、及び麻酔ボウ等のアクセサリがブラケットを介し取り付けられ、前述のアクセサリは、患者を支持しないが、雑用の為に、又は被覆材、チューブ、ライン、若しくはイントラ動作の投薬の為の装置を固定する為に必要と成り、確実に保持する必要が有るブラケットに対するトルクと力の如何なる組み合わせも可能と成る。
ブラケットを介した力とトルクの出来る限り確かな導入を保証する1つの実現性は、ボディサポートを堅いボンディングによってブラケットに接続する事である。これは、ブラケットがアクセサリに堅く接続される欠点が有り、アクセサリの大きい総重量をもたらす。更に、アクセサリ毎にブラケットをそのアクセサリに固定する必要が有る事は不利であり、必要なコストとストレージスペースとが増大する。
更に、特殊なブラケットを介したポジティブロック接続によってボディサポートを接続したシステムが知られている。既知のシステムに於いては、あるボディサポート又はボディサポート系の為に適した1つのブラケットのみが常に存在する。ボディサポートのロッドは、長方形、正方形、又は円形プロファイルを一般的に有する。六角形又は八角形のプロファイルも知られている。既知のブラケットに於いては、各プロファイルタイプの為に、特殊なブラケットを使用する必要が有り、保管所に保管する為に複数の異なるブラケットを必要とするという欠点を有し、最初に間違ったブラケットを使用する失敗が容易に起こり得る。
更に、そのブラケットを使用し、例えば麻酔ボウも手術台のレールに固定する。麻酔ボウは、患者の頚と患者の胸との間の領域のレスト面のスライドレールに側面に於いて取り付けられるロッドアセンブリである。これらのロッドアセンブリに、一方に於いては、麻酔科医に患者の頭に対する最善のアクセスを与える為に、患者を覆う殺菌シートが取り付けられる。他方に於いては、外科チームの為に手術領域に対するアクセスを平易化する為に、患者の腕をロッドアセンブリに固定する事が出来る。麻酔ボウの場合も同様に、数多の異なるプロファイルが知られ、ここでも、各プロファイルタイプの為に特殊なブラケットを使用する。
更に、患者の腕の共通の軸受の為のアームレストは、ブラケットを介しレールに取り付けられる。
更に、手術台にアクセサリロッドを接続する為の俗に言うラジアルセットクランプが知られている。これらは、指向した軸に対しアクセサリロッドを更に回転させる事が出来るという特徴を有し、一方に於いては、手術台の表面に平行な平面に於いて、他方に於いては、手術台の縦方向に対し直角に、及び手術台の表面に対し角度を以て固定される。ロッドの固定と角度設定は、手動操作の動作エレメントによって生じ、この目的の為に、手動で動かされるエレメントの固定に一般的に蝶ねじを使用する。然し乍ら、そのラジアルセットクランプは、専ら円形のプロファイルを有するロッドを収容する為に設計される。長方形のプロファイルのロッドを有するアクセサリは、レールにこれらのラジアルセットクランプによって固定することができない。更に、ここでの欠点は、蝶ねじによってテンションが緩み、全ての自由度が同時にリリースされ、ラジアルセットクランプを介し固定したアクセサリの位置の細かい設定が出来ない事である。
手術台にアクセサリを固定する為のデバイスを示す事が本発明の目的であり、それによって相当数の異なるアクセサリをそのプロファイルと無関係に手術台に簡単且つ確実に固定する事が出来る。
この目的は、請求項1の特徴を有するデバイスによって達成される。本発明の都合の良い発展は、従属項に示される。
本発明に従った、第2の固定ユニットは、アクセサリのロッドを収容する為の穴と、穴に収容したロッドをクランプする為のクランプユニットと、を有する。ホールの断面は、穴に於いて、第1のプロファイルタイプを有するロッドと少なくとも1つの第2のプロファイルタイプを有するロッドの両方をクランプユニットによって固定する事が出来る様に設計される。特に、第1のプロファイルタイプのロッドと第2のプロファイルタイプのロッドの両方をポジティブロック接続によって穴に収容する事が出来る。
前述のデバイスによって、少なくとも第1のプロファイルを有するロッドと第2のプロファイルを有するロッドを同一のデバイスによって手術台に固定する事が出来る。先行技術と異なり、プロセスに於いて特殊なデバイスを各プロファイル形状の為に使用する必要は無く、その収容領域が対応するプロファイル形状に適応する。従って、混乱が防がれ、取り扱いが平易化される。更に、保管する必要の有る部品の数は現在よりも少なく、必要とするコストと保管スペースとを削減する。
本願のコンテキストに於いては、プロファイルは、特に各ロッドの断面の外形を意図する様に理解される。従って、ロッドは、特に、長方形、円形又は正方形のプロファイルを有する事が出来、本願のコンテキストに於いては、長方形のプロファイルは、特にこのプロファイルが正方形でない事を意図する様に理解される。
特に、穴は、その内壁の形状が第1のプロファイルタイプと第2のプロファイルタイプの両方に適応する様に設計される。
プロファイルタイプは、各タイプの断面、例えば、円形のロッド、長方形のロッド等を示す。異なるプロファイルタイプは、同一の形状のロッドであって異なる寸法、例えば異なる寸法を有する2つの円形のプロファイルのロッドである様に理解される。
特に、第1のサブセクションに於いて第1のプロファイルタイプに対し相補的に設計され、第2のサブセクションに於いて第2のプロファイルタイプに対し相補的に設計される様に穴を形成する。結果的に、第1のプロファイルタイプのロッドと第2のプロファイルタイプのロッドの両方が出来る限り広い領域に亘り穴の内壁に接触する為、それらを確実にクランプする事が出来る。
特に好ましい実施の形態に於いては、穴に少なくとも第3のプロファイルタイプを有するロッドを固定する事が出来る様に穴の断面を設計する。従って、1つのデバイスのみを使用し、相当数の異なるプロファイルを収容する事が出来、手術台に全ての共通のプロファイルタイプを固定する事が出来る。
特に、円形のプロファイルを有するロッド、平面を有する円形のプロファイルを有するロッド、長方形のプロファイルを有するロッド、及び/又はn角形の軸対称なプロファイルを有するロッドの夫々が所定の寸法範囲内に収まる様に穴を設計する。従って、共通の寸法範囲内の全ての共通のプロファイルを手術台にデバイスを介し固定する事が出来る。n角形の軸対称なプロファイルは、例えば対称な六角形又は対称な八角形のプロファイルを意味する。
更に、第1のプロファイルタイプのロッドと第2のプロファイルタイプのロッドの両方がクランプユニットに面する側面上の穴に少なくとも3つの点接触又は2つの線に沿って接触する事が出来る様に穴の断面を設計した場合に都合が良い。特に、これらの2つの線は、共通の軸に存在しないが、代わりに相互に平行に配置される。2つの線又は3つの点接触に沿った接触を介し、第1のプロファイルタイプのロッドと第2のプロファイルタイプのロッドの両方を穴に確実に固定する事を保証する。特に、1つ以上の線に於ける接触を介し、各ロッドの捻れ又は傾きが確実に防がれる。
少なくとも第1のプロファイルタイプのロッドがクランプユニットに面する側面上の穴と平面接触と成る様に穴の断面を設計した場合に特に都合が良い。平面接触を介し、特に確実な保持を保証する。特に、このように、特に中空のプロファイルの場合に、デバイス及び/又はロッドを損傷せずに、より大きい力を保証する事が出来る。第2のプロファイルタイプのロッドを穴に収容した時に、第2のプロファイルタイプのロッドがクランプユニットに面する内壁と平面接触と成る場合に特に都合が良い。
本発明の特に好ましい実施の形態に於いては、穴の内壁との接触を介し、収容したロッドのラテラルスリッピングを防ぐべく、第2のプロファイルタイプのロッドを穴に於いてクランプする様に穴の断面を設計する。この目的の為に、特に、滑りと捻れとを防ぐべく、ロッドがそのプロファイルタイプと無関係に少なくとも2つの側面上に接触する様に穴を形成する。
本発明の特に好ましい実施の形態に於いては、穴の断面が正方形と長方形の重ね合わせによってもたらされ、特に長方形に対し正方形を45°だけ回転させる。これは、中心が一致し、対角線が45°だけ相互に回転した事を特に意図する様に理解される。
この形状の結果、クランプユニットに面する側面に於いて、幾つかの位置に於ける接触又は穴の内壁との平面接触の何れの場合であっても、ロッドの滑り、捻れ、及び/又は傾きが確実に防がれる様に、長方形、正方形、円形、及びn角形の軸対称なプロファイルを確実にクランプする事が出来る。
穴の断面を部分的に正方形によって、及び部分的に長方形によって形成した場合に特に都合が良い。特に、正方形の対角線が長方形の最長の辺よりも長く、長方形の短辺に同様に、V字形のノッチを正方形の突出する角によって形成する。このノッチによって、特に、捻れと傾きとに耐える様に正方形のプロファイルをクランプする事が出来、正方形のプロファイルの縁を対応し面するV字形のノッチに配置する。
本発明の他の実施の形態に於いては、穴の断面が正方形と2つの長方形の重ね合わせによってもたらされ、特に、中心が一致し、2つの長方形の長辺を相互に垂直に配置する様に、長方形が特に相互に90°だけ回転され配置され、正方形が各長方形に対し45°だけ回転され配置される。
断面のこの形状によって、デバイスを介し手術台に確実に固定する事が出来るプロファイルの数を更に増加させる事が出来る。特に、従って、長方形のプロファイルは、90°だけ回転され2つの異なる方向に適応される。
特に、穴の断面が部分的に正方形、部分的にある長方形、及び部分的に他の長方形によって定められる様に、正方形と長方形とを何れの場合であっても相互に突出する様に配置する。
長方形は、好ましくは同一に形成され、正方形の対角線は、長方形の長辺よりも長い。結果的に、長方形の短辺に於いて、正方形のプロファイルの縁に適応する為のV字形状のノッチを提供する。
更に、クランプユニットをテンションねじ、特に蝶ねじに設計した場合に都合が良い。従って、簡単に、ロッドをクランプし、ロッドの固定を再び緩める事が出来る。テンションねじは、特に、クランプしたロッドとの接触に至らせる為の接触平面を含む。結果的に、円形、長方形、及び、長方形のロッドを確実にクランプする事が出来、平面及び/又は線に沿った接触を提供する。
デバイスの第1の固定ユニットは、好ましくは手術台のレール上のデバイスを堅くクランプする為のクランプユニットである様に設計される。特に、クランプユニットは、第1のフックを有し、それによってデバイスをレールの上縁に取り付ける事が出来る。更に、手動で動かされるレバーによって移動させる事が出来、レールを下から包囲する事が出来る第2のフックを提供する。従って、所望の位置にクランプする確実な固定が可能と成る。結果的に、デバイスは、レール滑落及び/又は望まれない横滑りを回避する。
本発明の別の機能と利点は、添付した図面と共に実施の形態の一例に関連し本発明を詳細に説明する以下の明細書によってもたらされる。
図1及び2に於いては、何れの場合であっても、手術台のレールにアクセサリを固定する為のデバイス10の第1の実施の形態の概略透視図が示される。デバイス10は、一般的にブラケットとも指称される。
デバイス10は、手術台のレールにデバイス10を固定する為の第1の固定ユニット12を含む。この第1の固定ユニット12は、デバイス10のベースボディ16の一部である様に設計した第1のフック14を含む。このフック14は、手術台のレールの上側に亘りハングする事が出来、結果的に、レールを凹部18に収容する。
更に、第1の固定ユニット12は、レバー22を介し手動で調整する事が出来る別のフック20を含む。デバイス10が上からレールに置かれたら直ちに、レバー22が図2に示した位置を離れ矢印P1の方向に移動し、それが手術台のレールを下から包囲し、従って、クランプ接続を確立する様に、結果的に第2のフック20が矢印P1の方向に移動する。結果的に、手術台レールを確実に固定する。特に、レールの軸滑りも防ぐ。レバー22は、図2に於いて不可視であって、レバー22が、従って第2のフック20が所望の位置に留まる様に相補的なデテント24に係合する事が出来るスナップインエレメントを含む。
第1の固定ユニット12の外側に面するベースボディ16の側面に於いて、デバイス10に、従って手術台にアクセサリのロッドを固定する為の第2の固定ユニット30を提供する。このアクセサリは、例えば、ボディサポート、アームサポート、及び/又は麻酔ボウであっても構わない。これらのアクセサリは、それらがデバイス10を介し高さを調整する事が出来る様に手術台に対し垂直に延在し固定されるロッドを含む点に於いて共通する。これは、ロッドの相当数の異なる所定のプロファイルの為に以下に更に詳細に説明される様に可能と成る。
第2の固定ユニット30は、通路穴40を有し、それを通じデバイス10に固定されるアクセサリのロッドを導く。特に正方形のプロファイルを有するロッド、長方形の(非正方形)のプロファイルを有するロッド、平面を有するか又は有さない円形のプロファイルを有するロッド、六角形のプロファイルを有するロッド、及び八角形のプロファイルを有するロッドを最小サイズと最大サイズとの間の何れの場合であっても導く事が出来る様に穴40を設計する。
この点に関しては、穴40は、特に、蝶ねじ36に面する側面に、側壁たる平面42を有し、V字形のノッチ44は、中央に提供される。
第2の固定ユニット30は、穴40内に迄も延在する穴52を含む。穴52に於いては、ねじ切り加工が提供され、それにテンションねじが係合する。テンションねじ36のレバー54を回転させる事によって、テンションねじ36を穴40の内外に穴52の軸方向に移動させる事が出来、結果的に、以下に更に正確に説明する様に、収容したロッドをクランプする。
計画に従ったデバイス10の取り付けの場合に長手軸が手術台の水平に延在するレール上に垂直に指向する様に穴40を設計する。
図3に於いては、デバイス10の別の概略透視図が示され、ここでは、特に穴40内に視点が向けられる。ここでは、円形のプロファイルを有するロッド、長方形(非正方形)のプロファイルを有するロッド、正方形のプロファイルを有するロッド、六角形のプロファイルを有するロッド、及び八角形のプロファイルを有するロッドを穴40内に確実にクランプする事が出来る様に穴40を設計する。この目的の為に、前述の全てのプロファイルタイプが接する様に穴40の断面を選択する事が出来、滑りと捻れの両方を確実に防ぐ様に、穴40の対面した側面に於いて、平面接触を有するか又は少なくとも2本の接触線に沿った穴の何れか一方の内壁に対抗する。対応する接触は、前述の異なるプロファイルタイプの為の図5乃至10に於いて特に適切に理解する事が出来る。
図4に於いては、図1乃至3に従ったデバイス10の別の概略透視図が示され、穴40の形状を説明する為に、穴40の幾何学的形状が破線又は鎖線によって示される。
正方形72と2つの長方形74及び76の重ね合わせによって穴40の断面がもたらされる。長方形は、同一に形成され、相互に90°だけ回転し配置される。正方形72は、2つの長方形に対し45°だけ回転し配置され、正方形72の中心と長方形74及び76の中心は、一点に於いて一致する。正方形72の対角線は、長方形74及び76の長辺よりも長く、結果的に、長方形の短辺上に長方形を越え正方形が突出し、それらが穴40の外形に於いてV字形状のノッチをもたらす。特に、全体的に見ると、穴40の外形は、正方形72によって幾つかの部品上に、長方形74によって幾つかの部品上に、及び長方形76によって幾つかの部品上に形成される。
図5乃至10に関連し以下に更に詳細に説明する様に、穴40のこの特殊な形状によって、デバイス10を介し共通の全てのプロファイルタイプを確実にクランプし、従って手術台に固定する事が出来る。
図5に於いては、円形のプロファイルを有するロッド100の適応が示される。このロッドは、2本の接触線を介しテンションねじ36に面する側面上の穴40の内壁に対抗し接し、従って確実に固定される。
図6は、図1乃至4に従ったデバイス10の平面図を示し、長方形のプロファイルを有するロッド102をクランプする。ロッド102は、ロッド102を確実に固定する事が出来る様に、長方形76によって形成した穴40の周囲のサブセクションに対抗し位置する。
図7は、図1乃至4に従ったデバイス10の平面図を示し、長方形のプロファイルを有するロッド104を収容する。然し乍ら、図6のロッド102と比較し、このロッド104は、90°だけ回転して配置される。このロッドは、滑りと捻れとに耐える様にロッド104をクランプする事が出来る様に、テンションねじ36を介し長方形74によって形成した表面に対抗し押される。
図8に於いては、デバイス10の平面図が示され、正方形のプロファイルを有するロッド106を穴40に収容する。ここで、正方形のプロファイルの縁は、正方形72によって形成したV字形状のノッチに収容され、結果的に、確実な保持を保証する。
図9に於いて、デバイス10の別の平面図が示され、八角形のプロファイルを有するロッド108を収容する。
図10は、図1乃至4に従ったデバイス10の平面図を示し、六角形のプロファイルを有するロッド110を穴に収容し、確実にクランプする。
図11に於いては、第2の実施の形態に従った手術台にアクセサリを固定する為のデバイス80の概略透視図が示される。この第2の実施の形態に於いては、穴40が別々に形成され、即ち、それが正方形72と長方形74の重ね合わせのみによって構成される。
この形状に於いては、第1の実施の形態と同数のプロファイルタイプと違い、多数の異なるプロファイルタイプを収容する事が出来る。特に、図6のロッド102に従って配置した長方形のプロファイルを収容する事は出来ない。
図12に於いては、第3の実施の形態に従った手術台にアクセサリを固定する為のデバイス90の平面図が示される。この第3の実施の形態に於いては、穴40の断面が正方形72と長方形76の重ね合わせによってもたらされる様に穴40が形成される。この実施の形態に於いては、図7に従ったロッド104に従って配置したロッドを収容する事は出来ない。
全体的に、前述のデバイス10によって、デバイス10を介し多数の異なる所定のプロファイルを有するロッド100乃至108を手術台に固定する事が出来る。更に、如何なる場合であっても、各手術状態設定に於いて間違ったロッドが差し込まれる事を防ぎ、確実な固定を保証する。
従って、ユーザは、相当数のアクセサリの為に使用される1つのデバイス10のみを必要とする。更に、デバイス10は、ボンディング接続を介し各アクセサリに永続的に固定されない。
更に、デバイス10が手術台を越え突出せず、従って移送を妨げない為、患者を異なるベッドに移す時でさえデバイス10が手術台上に保持される。
更に、デバイス10によって、同一のハンドホールドによって全てのアクセサリを固定する事が出来、個々の固定デバイスに依存する何れの場合であってもユーザによって調整される必要が無い為、取り扱いが全体的に平易化される。更に、ラジアルセッティングクランプの場合と違い、固定がリリースされる時のデバイス10の傾きが防がれる。
更に、正方形のプロファイルが縁上にクランプされる事は都合が良く、それによって、平面クランプの場合と違い、中空プロファイルの場合に変形が回避される。
10、80及び90 デバイス
12 第1の固定ユニット
14 フック
16 ベースボディ
18 凹部
20 フック
22 レバー
24 デテント
30 第2の固定ユニット
36 テンションねじ
40 穴
42 表面
44 V字形状のノッチ
52 穴
54 レバー
56 接触面
72 正方形
74及び76 長方形
100乃至110 ロッド
P1 方向
12 第1の固定ユニット
14 フック
16 ベースボディ
18 凹部
20 フック
22 レバー
24 デテント
30 第2の固定ユニット
36 テンションねじ
40 穴
42 表面
44 V字形状のノッチ
52 穴
54 レバー
56 接触面
72 正方形
74及び76 長方形
100乃至110 ロッド
P1 方向
Claims (18)
- 手術台にアクセサリを固定する為のデバイス(10、80及び90)であって、
前記手術台に、特に前記手術台のレールに前記デバイス(10、80及び90)を固定する為の第1の固定ユニット(12)と、
前記デバイス(10、80及び90)に前記アクセサリのロッド(100乃至110)を固定する為の第2の固定ユニット(30)と、
前記第2の固定ユニット(30)は、前記ロッド(100乃至110)を収容する為の穴(40)を有し、
前記第2の固定ユニット(30)は、前記穴(40)に収容した前記ロッド(100乃至110)をクランプする為のクランプユニット(36)を含み、
第1のプロファイルタイプを有するロッド(100乃至110)と少なくとも第2のプロファイルタイプを有するロッド(100乃至110)を前記クランプユニット(36)によって前記穴(40)に特にポジティブロック接続によって固定する事が出来る様に前記穴(40)の断面が設計される
事を特徴とするデバイス(10、80及び90)。 - 少なくとも第3のプロファイルタイプのロッド(100乃至110)を前記穴(40)に固定する事が出来る様に前記穴(40)の断面が設計される
請求項1に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記穴(40)の断面は、円形のプロファイルを有するロッド(100乃至110)、平面を有する円形のプロファイルを有するロッド(100乃至110)、長方形のプロファイルを有するロッド(100乃至110)、正方形のプロファイルを有するロッド(100乃至110)、及び/又は軸対称なn角形のプロファイルを有するロッド(100乃至110)を前記穴(40)に固定する事が出来る様に設計される
請求項1又は2に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記穴(40)の断面は、前記第1のプロファイルタイプのロッド(100乃至110)と前記第2のプロファイルタイプのロッド(100乃至110)とが前記クランプユニット(36)に面する前記穴(40)の側面上に於いて少なくとも3つの点状の領域に於いて前記穴(40)に接する様に設計される
請求項1乃至3の何れか一項に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記穴(40)の断面は、前記第1のプロファイルタイプのロッド(100乃至110)と前記第2のプロファイルタイプのロッド(100乃至110)とが前記クランプユニット(36)に面する前記穴(40)の側面上に於いて少なくとも2本の接触線に沿って前記穴(40)に接する様に設計される
請求項1乃至4の何れか一項に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記穴(40)の断面は、少なくとも前記第1のプロファイルタイプのロッド(100乃至110)が前記クランプユニット(36)に面する前記穴(40)の側面上に於いて前記穴(40)と平面接触する様に設計される
請求項1乃至5の何れか一項に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記穴(40)の断面は、前記第1のプロファイルタイプのロッド(100乃至110)と前記第2のプロファイルタイプのロッド(100乃至110)とが前記クランプユニット(36)に面する前記穴(40)の側面上に於いて前記穴(40)と平面接触する様に設計される
請求項1乃至6の何れか一項に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記穴(40)の断面は、前記第1のプロファイルタイプのロッド(100乃至110)と前記第2のプロファイルタイプのロッド(100乃至110)の場合に、同様に収容したロッド(100乃至110)の横滑りが前記穴(40)の内壁上に於ける接触によって防がれる様に設計される
請求項1乃至7の何れか一項に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記穴(40)の断面は、正方形(72)と長方形(74及び76)の重ね合わせによってもたらされる
請求項1乃至8の何れか一項に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記正方形(72)は、前記長方形(74及び76)に対し45°だけ回転される
請求項9に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記正方形(72)と前記長方形(74及び76)は、前記穴(40)の断面が部分的に前記正方形(72)によって、及び部分的に前記長方形(74及び76)によって定められる様に、相互を越え突出する
請求項9又は10に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記正方形(72)の対角線は、前記長方形(74及び76)の長辺よりも長い
請求項9乃至11の何れか一項に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記穴(40)の断面は、正方形(72)と2つの長方形(74及び76)の重ね合わせによってもたらされる
請求項1乃至8の何れか一項に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記長方形(74及び76)は、相互に90°だけ回転され、前記正方形(72)は、前記長方形(74及び76)に対し何れの場合であっても45°だけ回転される
請求項13に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記正方形(72)と前記長方形(74及び76)は、前記穴(40)の断面が部分的に前記正方形(72)によって、部分的に一方の長方形(74)によって、及び部分的に他方の長方形(76)によって定められる様に、何れの場合であっても相互を越え突出する
請求項13又は14に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記長方形(74及び76)は、同一に形成され、前記正方形(72)の対角線は、前記長方形(74及び76)の長辺よりも長い
請求項13乃至15の何れか一項に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記クランプユニット(36)は、テンションねじ、特に蝶ねじを含む
請求項1乃至16の何れか一項に記載のデバイス(10、80及び90)。 - 前記テンションねじ(36)は、クランプされる前記ロッド(100乃至110)と接触する為の接触平面(56)を含む
請求項17に記載のデバイス(10、80及び90)。
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