JP2018528095A - レーザ印刷システム - Google Patents

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Abstract

本発明は、作業面(80)内の対象物(70)を照射するためのレーザ印刷システム(100)について記載する。対象物(70)は、レーザ印刷システム(100)のプリントヘッド(50)に対して移動する。プリントヘッド(50)は、レーザモジュール(150)の総数を含み、各レーザモジュール(150)は、レーザ(115)から構成される少なくとも1つのレーザアレイ(110)を含む。レーザモジュール(150)のうちの少なくとも2つが、電源(20)を共有する。レーザ印刷システム100は、プリントヘッド(50)の最大処理速度において、レーザモジュールの所定数(150)のみを公称電力で駆動させることができるように適合された制御装置(10)をさらに含み、レーザモジュールの所定数(150)は、レーザモジュールの総数よりも少ない。本発明はさらに、対応するレーザ印刷の方法に関する。レーザ印刷システム及び方法によって、例えば、処理速度を僅かに低下させるだけで、全てのレーザを公称電力で駆動するのに必要とされる総電力の僅か20%のレーザ印刷システムを設計することが可能になる。

Description

本発明は、レーザ印刷システム及びレーザ印刷方法に関する。レーザ印刷は、文書の印刷、導電性トラック(プリンテッド・エレクトロニクス:printed electronics)の熱処理又は印刷だけでなく、例えばレーザによる光造形(rapid prototyping)(選択的レーザ溶融又は選択的レーザ焼結等)に使用される積層造形法(additive manufacturing)のための3D印刷も指す。
レーザプリンタ及び選択的レーザ溶融装置等の従来のレーザ印刷システムは、単一の高出力レーザと、レーザを領域に亘って照射して走査するスキャナとから構成される。処理速度を上げるためには、いくつかの独立したチャネル、すなわち領域のかなりの部分をカバーするアドレス制御可能なレーザアレイを含むプリントヘッドを有することが望ましい。好ましくは、プリントヘッドは領域の全幅をカバーし、プリントヘッドを一方向にのみ移動させればよいように、その領域は画素当たり1つのアドレス制御可能なレーザ源を用いて印刷される。供給しなければならない電力に関する要件は、プリントヘッドの幅、画素当たりのレーザ源の数及び出力、及び印刷すべき構造に依存する。極端な場合に、密集状態の面(close surface)を処理しなければならない場合に、数千アンペアの電流で数キロワットの電力を供給しなければならない。
特許文献1には、複数の光源によって複数の感光素子上に静電潜像を形成するように構成された光書込み装置が開示される。光書込み装置は、画像データを取得する画像データ取得部と;取得した画像データから生成された画素データに基づいて光源の発光制御を行うとともに、光源を制御して感光素子を露光することにより感光素子を除電(neutralization)処理する光源制御部と;を含む。除電処理では、光源制御部は、光源制御部に入力された画素データに基づいて、光源の点灯/消灯制御が実行可能な期間をサブ期間に分割し、複数の光源のうちの少なくとも1つを常に消灯状態にするように、サブ期間のいずれか1つで光源を点灯させる。
特許文献2には、標的対象物にエネルギーを供給して画像を形成するためにレーザ光源を使用するレーザベース印刷装置が開示されており、この装置は、複数のレーザ光源を含むレーザ光源装置と、移送機構と、レーザ光源装置と移送機構との間に接続される制御装置とを有する。
特許文献3には、作業面においてレーザ印刷システムのレーザモジュールに対して移動する対象物を照射するレーザ印刷システムが開示される。このレーザモジュールは、半導体レーザから構成される少なくとも2つのレーザアレイと、少なくとも1つの光学素子とを有する。この光学素子は、レーザアレイによって放出されたレーザ光を結像するように適合され、それによって半導体レーザの1つのレーザアレイのレーザ光がレーザ印刷システムの作業面内の1つの画素に結像され、画素の領域要素が少なくとも2つの半導体レーザによって照射される。
米国特許出願公開第2014/0139607号明細書 国際公開第2011/114296号パンフレット 国際公開第2015/091459号パンフレット
本発明の目的は、改良されたレーザ印刷システム及び対応するレーザ印刷方法を提供することである。
第1の態様によれば、作業面内の対象物を照射するためのレーザ印刷システムが提供される。対象物は、レーザ印刷システムのプリントヘッドに対して移動する。通常、プリントヘッドは、1つの所定の軸線に沿って対象物を横切って直線的に移動する。プリントヘッドは、レーザモジュールの総数を含む。各レーザモジュールは、レーザから構成される少なくとも1つのレーザアレイを含み、レーザモジュールのうちの少なくとも2つが電源を共有する。レーザは、例えば、垂直共振器面発光レーザ(VCSEL)のような半導体レーザ等の高度に集積化されたレーザであることが好ましい。あるいはまた、光ポンピングレーザ又はサイドエミッタを使用してもよい。レーザ印刷システムは、プリントヘッドの最大処理速度において、レーザモジュールの所定数のみを公称電力で駆動させることができるように適合された制御装置を含み、レーザモジュールの所定数はレーザモジュールの総数よりも少ない。
例えば、3Dプリンタ等のレーザ印刷システムの作業面の一部である作業領域の典型的なサイズは、500mm幅である。3次元対象物を許容できる品質で印刷するために必要な解像度は、約0.1mm画素サイズである。これは、プリントヘッドが約5,000個の個別の垂直共振器面発光レーザ(VCSEL)ダイオードを含み得ることを意味する。十分に速い製造速度の目標を達成するために、プリントヘッドは、少なくとも300mm/sの速度で移動することが好ましい。材料を溶融させるのに十分なエネルギーを有するために、例えば、各画素又はVCSELダイオードについて1.5Wの光出力パワーが必要である。この光出力を得るための入力電力は、VCSEL効率(20〜50%)、光効率(95%)、及び電源効率(50〜90%)を考慮して計算される。画素密度、高速制御、及びライン全体の小さい体積の追加要件により、24Vdcレールからレーザ出力までの全効率は約14%に過ぎない。合計5,000画素を用いる場合に、これは、機械に入力される電力が53.6kWであることを意味する。24Vdcのレールを使用すると、フルパワーでの総電流は2,230Aである。
典型的な印刷形状を想定すると、この総電力は、ほとんどの場合、最大で10〜20%しか使用されないので、通常の電力需要は約10kW/450Aに減少する。それでもなお、全ての画素を同時に使用しなければならない(例えば、対象物に完全な一様な層(solid layer)を印刷するとき)いくつかの形状及び状況が存在する。時間が限られるため、従って最大53.6kWを供給することが必要となる。最高速度での印刷を可能にするためには、このピーク要件に電気装置を適合させなければならない。従って、制限時間が所定の閾値を超えた場合に、最大処理速度で全ての半導体レーザ又はレーザアレイを公称電力で駆動させるのに必要な電力の50%未満、好ましくは30%未満、及び最も好ましくは20%未満に、半導体レーザ又はレーザアレイに供給される電力を制限することが提案されている。公称電力は、例えば、レーザ又はレーザアレイの劣化を加速させることなく半導体レーザに供給することができる入力電力、又は半導体レーザが最も効率的となる入力電力、又は規定された数の画素についての電子ドライバが連続的に供給できる最大電力、又は処理最高速度に必要な電力である。公称電力は、例えば、レーザ又はレーザアレイの製造業者によって特定してもよい。上記の例を考えると、電源又は複数の電源によって供給することができる入力電力は、300mm/sの最大処理速度でのレーザ焼結を可能にするために、20%の場合に、1,000個のVCSELだけが1.5Wの光出力を放出できるように制限される。1.5Wの光出力は一例に過ぎず、溶融又は焼結される材料及び300mm/sの所与の例より遅い又はより速い最大処理速度に依存し得る。1つのレーザは、対応する光学装置(レンズ等)によって作業面内の1つの画素に結像され得る。各レーザは、他のレーザから独立して制御することができる。
あるいはまた、作業面に放出され、作業面で受け取られる光エネルギーを平滑化するために、レーザのグループ(例えば、レーザアレイ)を1つの画素に結像させることも可能である。いくつかのレーザを組み合わせて1つの画素に放出させることにより、例えば1つのレーザの不具合によって引き起こされる印刷エラーを回避することができる(光エネルギーは、対象物の表面上の1つの画素に放出されるレーザの総数と不具合のあるVCSELの数との比に依存して減少する。)レーザ印刷システムは、この場合に、レーザアレイによって放出されるレーザ光を結像するように適合され、それによって半導体レーザから構成される少なくとも1つのレーザアレイのレーザ光が、レーザ印刷システムの作業面内の1つの画素に放出される。レーザアレイとは、一次元又は二次元の配列で配置された任意のレーザのグループ、特に半導体レーザのグループを意味する。
各レーザモジュールは、1つ、2つ、3つ、又はそれ以上のレーザアレイを含むことができる。レーザモジュールのうちの少なくとも2つが1つの電源を共有する。1つ、2つ、3つ、又はそれ以上のレーザモジュールのグループが存在してもよく、レーザモジュールの各グループが1つの電源を共有する。極端な場合に、レーザ印刷システムの全てのレーザモジュールが、1つの共通の電源を有する。制御装置はサブ制御装置を有してもよく、第1のサブ制御装置が、プリントヘッドの速度又は速さを制御するように適合され、第2のサブ制御装置が、レーザモジュール、レーザアレイ、又は個々のレーザに供給される電力を制御するように適合され得る。電力の制御には、レーザアレイ又はレーザへの電力分配の制御が含まれる。1つの電源を共有するレーザモジュールの異なるグループへの電力供給を制御する制御装置又はサブ制御装置が存在してもよい。代替的に又は追加的に、レーザモジュールの全てのグループへの電力供給を制御するマスタ制御装置が存在してもよい。マスタ制御装置は、各単一のレーザによって放出される光出力を制御することができる。あるいはまた、マスタ制御装置は、所与の処理速度で十分な光出力を放出するために必要な電力のみを監視し、光出力が実際の処理速度でレーザモジュールに供給される最大出力を超える場合に、処理速度を適合させることができる。適合された処理速度に関連する情報は、印刷エラーが回避されるようにそれぞれのレーザのレーザモジュールに電力を分配するように適合されたサブ制御装置に提示してもよい。印刷エラーは、例えば、作業面における印刷パターンの不規則性(不揃い)である。
従って、レーザ印刷システムの制御装置は、所定の期間内に対象物に供給される光エネルギーが、レーザモジュールの公称電力とレーザモジュールの所定数との積を超える入力電力を必要とする場合に、プリントヘッドの処理速度を低下させるように適合させることが好ましい。この場合に、処理速度又は低下した処理速度は、最大処理速度よりも遅くなり得る。制御装置は、処理速度が最大処理速度よりも遅い場合に、レーザモジュールに供給される入力電力をレーザモジュールの公称電力よりも低く低減するように適合してもよい。処理速度の低下によって、レーザモジュールの所定数より多いレーザモジュールによってレーザ光を同時に放出することが可能になり、それによってシームレスな印刷が可能になる。起動したレーザモジュール又はレーザの各々は、レーザモジュールに供給される入力電力が、レーザモジュールの公称電力とレーザモジュールの所定数との積によって規定される電力閾値を超えることを回避するために、公称電力よりも少ない電力で供給される。処理速度の低下と入力電力の減少との関係は線形となり得る。作業面内で焼結される材料の材料特性(熱伝導率、粒度、粒子形状等)によって引き起こされる非線形効果は、それに応じて適合される補正によって考慮することができる。
制御装置は、好ましくは、シフトされた(shifted)パルス幅変調を用いてレーザモジュールを制御するように適合してもよく、ここでパルス幅変調(PWM)はパルス幅変調基準時間、パルス幅、及びパルス位相によって特徴付けられる。シフトされたパルス幅変調は、PWM周波数、PWM時間、及びPWM位相を適合させることができるパルス幅変調として規定される。好ましくは、PWM周波数(PWM基準時間)は一定に保たれ、レーザ又はレーザアレイのパルス幅及びパルス位相は、印刷エラー(例えば、可視性シームライン(seam lines))を回避するように適合される。パルス幅及び振幅を使用して、レーザ、レーザアレイ、又はレーザモジュールに供給される電気エネルギーをさらに制御してもよい。PWM周波数は、好ましくは、最高速度(例えば、300mm/s)で走査するときのサブ画素解像度を可能にするように選択される。これは、作業面内の1つの画素に結像されるレーザ又はレーザアレイによって放出されるレーザ光が、レーザ又はレーザアレイがPWM周波数の2つの後続の周期で起動する場合に、画素の全サイズの一部のみを移動させることを意味する。従って、作業面内に単一の画素のサイズを有する面積要素は、作業面を横切って移動する間に、PWMサイクルの後続の周期に同じレーザ又はレーザモジュールからレーザ光を受け取る。シフトされたPWMによって、1つのレーザモジュールのレーザ又はレーザアレイを独立して駆動させることが可能になる。これは、例えば、隣接するレーザ、レーザアレイ、又は全てのレーザモジュールがPWMサイクルの異なる周期で起動されることを意味する。パルス幅及び振幅は、レーザモジュールの各レーザ又はレーザアレイが同じ光出力を作業面に放出するように適合してもよい。あるいはまた、パルス幅及び振幅を使用して、レーザモジュールの各レーザ又はレーザアレイによって放出される光出力を適合してもよい。パルス位相及びパルス幅の分布は、1つのレーザモジュールに供給される電流が本質的に一定となるように適合される。より長いPWM基準時間に亘るレーザパルスの開始時間のこの分布によって、電流ピークを回避することができる。サブ画素の分解能が可能なようにPWM周波数が選択されると、パルスシフトによって引き起こされ得る印刷エラーは制限される。レーザ、レーザアレイ、レーザモジュール、又はレーザモジュールのグループに適用されるパルスシフトに応じて、PWM周波数を増大させることさえ可能である。いずれにしても、PWM周波数の適合は、より短い又はより長いPWM基準時間内のパルスの分布に影響を及ぼし得る。パルス幅又は長さ及び/又は振幅は、印刷速度の低下に従ってレーザ、レーザアレイ、又はレーザモジュールに供給される電力を低減するために使用してもよい。1つのレーザモジュールのレーザによって放出されたパルスのパルスシフトの分布は、シームラインの可視性を回避又は少なくとも低減するためにランダム化してもよい。作業面内の画素の系統的な(systematic)シフトが回避される。
レーザモジュール及び/又は電源は、バッファキャパシタを有することができる。バッファキャパシタは、レーザモジュールの所定数より多くのレーザモジュールが所定の期間に亘って公称電力で駆動されるように、レーザモジュールに電力を供給するためのエネルギーを蓄積するように適合される。バッファキャパシタは、レーザモジュールの一部に供給される閾値電流以下の駆動電流を平滑化するようにさらに適合することができる。ピーク電流を回避することによって、駆動電流を平滑化することができる。バッファキャパシタは、電流の望ましくない変動を回避するために、電源(複数可)がバッファキャパシタによってサポートされるように、エネルギー蓄積部として使用されることが好ましい。バッファキャパシタは、例えば、レーザモジュールに供給される電流が、意図された又は必要とされる電流で所定期間安定化するように構成することができる。適切なバッファ及びフィルタ・ステージを電力分布に配置することにより、電流ピークを回避し、(所与の構造を処理するためにレーザモジュールの所定数より多くのレーザモジュールを起動させなければならない)短期間に亘って高速又はさらには最大処理速度を可能にすることができる。バッファ・ステージ又はフィルタ・ステージは、通常、電流ノードに配置されるのが好ましいキャパシタを含む。
フィルタ処理又はバッファ処理の異なるステップが存在してもよく、
a.PWM基準周波数での変調を平滑化する中間周波数フィルタ処理:
i.このフィルタ処理は、PWMによる電力変調がシステムの基本要件であるため、通常の動作にも必要とされる。
ii.シフトされたPWMパルスが実施される場合に、フィルタへの総電流が減少する。
b.中間/低周波フィルタ:
i.より低い印刷速度で減少するPWM周波数を使用するには、フィルタをより低い周波数で有効にする必要がある。
c.超低周波フィルタ/バッファ:
i.設計された総出力より多くの出力を必要とするパターンが印刷されるときはいつでも、サイクル全体の速度を低下させる必要がある。
ii.これらの減速サイクルの数を最小限に減らすために、通常の印刷状況の約99%を支配するバッファを追加しなければならない。
バッファキャパシタに電力を供給することによる非常に低い周波数のフィルタ/バッファの推定は、以下の例により与えられる。例えば、99%の層では、全ての画素が同時に起動しなければならない連続した最大3ミリメートルを印刷しなければならないと推測することができる。300mm/sで3mm印刷することは、バッファキャパシタによってブリッジする必要がある10msが存在することを意味する。例えば、24Vのバスで5VのΔUが許容される。さらに、モジュール当たり14Aの電流が必要である。この結果、10msの短期間にこの電力を供給するために必要なのは、1モジュール当たり28.000μFの追加容量となる。27.000μF/35Vの商業的に入手可能なキャパシタは、約35mmの直径及び約50mmの高さを有する。代替の設計オプションは、容量要件を低減するために使用できる高いΔUを可能にすることである。バッファの少なくとも一部は、外部への配線に応じて外部電源に実装してもよい。従って、制御装置は、全てのレーザモジュールを限定された時間だけ公称電力で駆動させるように構成される。この場合に、電力は、上述したようにバッファキャパシタによって供給してもよい。限定された時間が上記のようにバッファキャパシタの必要な電流、電圧変化及び容量によって与えられる閾値を超えると直ぐに、レーザ、レーザアレイ、又は全てのレーザモジュールがスイッチオフされるか、或いは生成速度が低下される。
レーザ印刷システムのレーザモジュールは、列で、好ましくは斜めの列で配置してもよい。1つの電源は、1つの列の全てのレーザモジュールに電力を供給するように適合される。制御装置は、対象物上で受け取られるレーザパルスの距離が一定に保たれるように、パルス幅変調基準時間を適合するように構成される。制御装置は、レーザのパルス幅を一定に保つようにさらに適合される。パルス幅は、印刷プロセスの材料及び他の境界条件に依存し得る。制御装置は、レーザモジュールに供給される電力の減少が一定の印刷解像度での処理速度の低減に適合されるように、電力供給を制御するようにさらに適合される。印刷解像度は、対象物の表面上で受け取られたレーザパルス同士の間の距離によって与えられ、一定のままである。レーザモジュールに供給される電力の減少は、処理速度の低下に比例し得る(又は処理速度の低下は、レーザモジュールに供給される電力の減少に比例し得る)。これは、最高速度の50%において、公称電力の最大50%のみがレーザ又はレーザアレイに供給されることを意味する。レーザモジュール及び/又は電源は、上述したようにレーザモジュールに供給される電流を平滑化又は安定化させるために、バッファキャパシタをさらに有してもよい。
更なる実施形態によれば、1つの電源は、レーザモジュールが列で配置される場合に、1つの列の全てのレーザモジュールに電力を供給するように適合することができる。制御装置は、電源によって供給される駆動電流が平滑化されるように、交互(interleaving)パルス幅変調パルスを一定のパルス幅変調基準時間で斜めの列のレーザ又はレーザアレイに供給するように適合させてもよい。制御装置は、好ましくは、パルス幅変調基準時間中の異なる時間にレーザを起動させるために規定されたパルス幅のパルスを開始するように適合され、パルスを開始させる異なる時間は、パルス幅変調基準時間に亘って分散される。従って、1つの電源によって供給されるレーザモジュールの列のレーザ又はレーザアレイは、PWMサイクルの異なる時間周期で起動される。パルス幅及び振幅は、好ましくは、レーザモジュールの各レーザ又はレーザアレイが同じ光出力を作業面に放出するように適合される。パルス位相及びパルス幅の分布は、1つのレーザモジュールに供給される電流が本質的に一定となるように適合される。レーザパルスの開始時間をより長いPWM基準時間に亘って分布させることによって、電流ピークを回避することができる。サブ画素の分解能が可能なようにPWM周波数が選択されると、パルスシフトによって引き起こされ得る印刷エラーは制限される。パルスを開始させる異なる時間のシフトは、レーザ又はレーザアレイに亘ってランダムに分散され、それにより系統的な印刷エラーが減少する。
制御装置は、レーザモジュールが列で配置され、且つ1つの電源が1つの列の全てのレーザモジュールに電力を供給するように適合される場合に、パルス幅変調基準時間中に同時に1つのレーザモジュールのパルスを開始するようにさらに適合してもよい。制御装置は、パルス幅変調基準時間中の異なる時間に異なるレーザモジュールのレーザに供給されるパルスを開始させるようにさらに適合してもよく、パルスを開始させる異なる時間は、パルス幅変調基準時間に亘って分散される。1つの行の総電流は、行内のレーザモジュールの異なる開始時間によって制限され、平滑化される。上述したように電流を平滑化するために、バッファ又はフィルタキャパシタを使用してもよい。異なるレーザモジュールのパルスを開始させる異なる時間のシフトは、例えばシームライン又はステップ等の系統的な印刷エラーが回避又は少なくとも低減されるように、ランダムに分散させてもよい。
レーザモジュールは、列で、好ましくは斜めの列で配置され、1つの電源が1つの列の全てのレーザモジュールに電力を供給するように適合され、制御装置は、列内の隣接するレーザモジュールのパルス幅及び隣接するレーザモジュールのパルス位相が対象物上の隣接する画素同士の間の間隔(step)が減少するように適合される。異なるレーザモジュールによって放出されるレーザパルスのパルス長さは減少され、パルスの位相は、異なるレーザモジュールの画素同士の間の間隔が回避又は低減されるように適合される。パルス長さの短縮は、斜めの列内のレーザモジュールの数及び公称電力で同時に作動されるこの列のレーザモジュールの数、レーザ印刷システムが最高速度で動作する場合(例えば、レーザモジュールの所定数よりも少ないレーザモジュールが一瞬に一度に駆動される場合)に適用されるPWM基準時間及びパルス長さに依存する。レーザモジュールに供給される電力を低減するために、パルス長さ又は幅の短縮を使用することができる。隣接するレーザモジュールのパルスの位相は、隣接する第2のレーザモジュールのパルスが開始するときに、第1のレーザモジュールのパルスが終了するように適合してもよい。代替的に又は追加的に、オーバーラップ又はギャップが存在する可能性がある。独立した電源によって電力が供給される隣接する斜めの列のレーザモジュールの制御は、印刷エラーを最小化するために、斜めの列のレーザモジュールの制御にさらに適合させることができる。例えば、隣接する斜めの列の隣接するレーザモジュールの開始時間は、系統的な印刷エラーを回避するために、異なってもよい。例えば、第1のグループのレーザモジュールは、行に、特に斜めの行に配置してもよい。各レーザモジュールは、いくつかの半導体レーザ又は半導体レーザのアレイを有することができる。各レーザモジュール内のパルスは、互いにシフトさせなくてもよい。これにより、単一のレーザモジュールの制御を簡素化することができる。必要とされる入力電力の低減を可能にするために、第1のグループのレーザモジュールのうちの異なるレーザモジュールのパルスを代わりにシフトさせてもよい。小さな三角形の印刷エラーを可能にするためのパルスシフトの最適な分布は、第1のグループのレーザモジュールのうちの1つの第1のレーザモジュールからレーザモジュールのグループの次のレーザモジュールへのパルスを開始させるシフトが、パルス幅変調の基準時間をレーザモジュールのグループ内のレーザモジュールの数で割った値としてもよい。第1のグループのレーザモジュールに隣接する次のレーザモジュールのグループ内のレーザモジュール同士の間のシフトは、逆の順序で同じ方法で配置してもよい。これは、例えば、レーザモジュールのグループが列又は行で配列される場合に、レーザモジュールの異なるグループのレーザモジュールがライン(線)で配置されることを意味する。第1のグループのレーザモジュールの第1のレーザモジュールが、第1のラインに配置される。第1のグループのレーザモジュールの最後のレーザモジュールが、n番目のラインに配置される。第1のグループのレーザモジュールの第1のレーザモジュールのパルスのシフトはゼロであり、第1のグループのレーザモジュールのn番目のレーザモジュールのパルスのシフトは、第1のグループのレーザモジュール内の隣接するレーザモジュール同士の間のシフト(パルス幅変調基準時間をnで割った値)の(n−1)倍である。第1のラインにも配置される、第1のグループのレーザモジュールの次の第2のグループのレーザモジュール(第2の行)の第1のレーザモジュールのパルスは、第1のグループのレーザモジュール及び第2のグループのレーザモジュール内の隣接するレーザモジュール同士の間のシフトの(n−1)倍ずらされる。第2のグループのレーザモジュールのn番目のレーザモジュールの(n番目のラインにおける)パルスのシフトはゼロである。第3のグループのレーザモジュールにおけるパルスシフトのスキームは、第1のグループのレーザモジュールにおけるスキームと同じであり、第4のグループのレーザモジュールにおけるそのスキームは、第2のグループのレーザモジュールにおけるスキームと同様である。この手順は、駆動電流を時間の経過とともに平滑化する間に、作業領域で受け取られたエネルギーが時間に関して最適化されるだけでなく、特にエネルギーを受け取る材料に関して最適化されるように、作業領域にマッピングされたレーザモジュール同士の間の幾何学的距離を考慮することによってさらに最適化することができる。
レーザ印刷システムは、上述したように斜めの列で配置されたレーザモジュールを含むことができる。この代替実施形態では、1つの電源が、少なくとも2つの斜めの列の全てのレーザモジュールに電力を供給するように適合してもよい。少なくとも2つの斜めの列は共通のバッファキャパシタを含む。制御装置は、電源によって供給される駆動電流が平滑化されるように、交互パルス幅変調パルスを一定のパルス幅変調基準時間で少なくとも2つの斜めの列のレーザに供給するように適合される。1つの電源は、プリントヘッド上に配置された2個、3個、4個、又は全ての斜めの列の全てのレーザモジュールに電力を供給するように適合してもよい。パルスシフトは、共通の電源によって供給される斜めの列に亘って規則的に増大させることができる。これは、全ての斜めの列が1つの共通の電源によって供給される場合に、特に有用である。異なるレーザモジュールに供給されるPWM変調の1つの周期内のパルスのパルス長さ及び開始時間は、好ましくは、系統的な印刷エラーを回避又は低減するために、PWM変調の周期内でランダム化される。
制御装置は、対象物上で受け取られるレーザパルスの位相シフトが低減されるように、レーザモジュールを制御するように適合してもよい。対象物上で受け取られる隣接するパルス同士の間の位相シフトは、好ましくは最小化される。これは、パルス長さ及び開始時間が、好ましくは、対象物上で受け取られる第1のパルスと対象物上で受け取られる隣接する第2のパルスとの間の距離が僅かとなるように適合されることを意味する。この場合に、レーザモジュールの制御を簡単化するために、位相シフトの規則的なパターン及び適合されたパルス長さを提供することが好ましい場合がある。規則的なパターンは、好ましくは、いくつかの隣接するレーザモジュールに亘るパルスの単調なシフトが回避されるように選択される。この場合に、シフトはより大きくなるが、不規則性による視認性が低下され得る。そのような単調なシフトの一例は、第1のレーザモジュールが時間t1で開始し、隣接する第2のレーザモジュールがt2で開始し、隣接する第3のレーザモジュールがt3で開始すること等であり、ここで、t1<t2<t3<・・・である。例えば単調でないt1<t3<t2<・・・のようなパルスパターンが好ましい場合がある。
レーザ印刷システムの更なる実施形態は、適応PWM変調基準時間と適応PWMパルス長さとの組合せが可能になるように構成することができる。制御装置は、対象物上で受け取られるレーザパルス同士の間の距離が本質的に一定を保つように、パルス幅変調基準時間を適合するように構成される。制御装置は、レーザモジュールに供給される電力の減少の一部が短縮されたパルス幅によって生じるように、レーザのパルス幅を適合するようにさらに構成される。パルス幅又は長さは、印刷速度の低下に応じてレーザ、レーザアレイ、又はレーザモジュールに供給される電力を低減するために使用してもよい。パルスを短くすることによって、電力削減の一部のみが行われる。パルス時間分解能が制限され、従って、非常に低い所要電力レベルでレベル同士の間の相対的なステップが大きくなり過ぎると、特に一定のパルス幅変調基準時間でより短いパルスによって全ての低減を行うことは不可能である。従って、パルスの振幅によって電力をさらに適合することが必要である。有効なサブ画素寸法を減少させるために、パルス長さを最小にすることが好ましい。残りの電力変化は、パルス幅変調基準時間又はパルスの振幅によって補償することができる。これは、PWMによってレーザ、レーザアレイ、又はレーザモジュールを切り替えることによって引き起こされ得る印刷エラーを回避又は少なくとも回避するのに役立つ。
上述したように、レーザ、レーザアレイ、又はレーザモジュールの間のパルス位相をシフトさせることは、電流ピークを回避するために使用され得る。電気エネルギーを蓄積し、電流を平滑化するために、上述したようなバッファキャパシタをさらに使用することができる。レーザモジュールは、好ましくは斜めの列で配置され、1つの電源は、少なくとも1つの斜めの列の全てのレーザモジュールに電力を供給するように適合される。1つの電源は、プリントヘッド上に配置された2個、3個、4個又はそれ以上の列に電力を供給するように構成することもできる。あるいはまた、レーザモジュールのグループが1つの共通の電源によって供給されるレーザモジュールの他の規則的な配置も可能である。
更なる実施形態では、制御装置は、レーザのパルス幅変調及びパルス幅を一定に保つように適合させることができる。制御装置は、処理速度の低下に応じてパルスをスキップするようにさらに適合される。パルスをスキップすること、及びPWMサイクル内でレーザ、レーザアレイ、又はレーザモジュール全体のスイッチを切り替えることを使用して、処理速度が低下した場合に、レーザ、レーザアレイ、又はレーザモジュールに供給される電力を適合させることができる。レーザパルスをスキップすると、作業面の同じ場所でエネルギーが受け取られるが、後の時点でエネルギーが受け取られる。作業面での光出力の受け取りの動的変化は、熱エネルギーの分布に影響する。従って、レーザ、レーザアレイ、又はレーザモジュールのスイッチをオフにするパターンは、焼結しなければならない材料に適合させることができる。パターンは、粒度、粒度分布、粒子形状、熱伝導率等に依存し得る。プリントヘッド上に配置されるレーザモジュールは、好ましくは斜めの列で配置され、1つの電源は、少なくとも1つの斜めの列の全てのレーザモジュールに電力を供給するように適合される。1つの電源は、プリントヘッド上に配置された2個、3個、4個又はそれ以上の列に電力を供給するように構成することもできる。あるいはまた、レーザモジュールのグループが1つの共通の電源によって供給されるレーザモジュールの他の規則的な配置も可能である。
代替実施形態では、レーザ印刷システムは、レーザモジュールのグループの全てのレーザモジュールが電源を共有するように構成してもよい。制御装置は、所定期間内に対象物に供給すべき光エネルギーが、レーザモジュールの公称電力とレーザモジュールの所定数との積を超える入力電力を必要とする場合に、レーザモジュールのグループの少なくとも1つのレーザモジュールのスイッチをオフにするように適合される。制御装置は、プリントヘッドの全幅が、プリントヘッドが対象物を横切る少なくとも2パス内で処理されるように、少なくとも1つのレーザモジュールのスイッチをオフにするようにさらに適合される。印刷の幅が事実上減少し、1層当たり2回、3回、4回等の焼結パスが追加される。システムは、例えば、100%の層における印刷領域の幅を25%に減少させ、電力需要を25%に維持し、次にその層の2/4を復路で印刷し、3/4を次の往路で印刷し、最後の1/4(4/4)を復路で印刷する。第1の印刷ステップでスイッチがオフにされるレーザモジュールの少なくとも一部は、第2の印刷ステップでスイッチがオンされる。レーザモジュールのスイッチをオフにする効果は、プリントヘッドを最大処理速度で移動させることができるが、作業面の表面の一部だけが作業面を横切る1回のラン(run)で処理されることである。第1のランで処理された作業面内の構造のエッジ部における冷却の効果は、視認性シームラインを回避又は少なくとも低減するように、エッジ部に供給される光出力を適合することによって補償され得る。印刷される領域の幅は、例えば、第1のランにおいて50%の代わりに51%に低減され、第2のランで処理すべき領域のエッジ部に供給される光エネルギーが、ここでも50%の代わりに51%をカバーするこの第2のランで供給されるエネルギーに適合される。第2のランにおいてエッジ部に供給される光エネルギーのプロファイルは、第1のランと第2のランとの間の時間によって引き起こされるエネルギー損失を補償する。1つの電源によって供給されるレーザモジュールのグループが、プリントヘッド上に配置された全てのレーザモジュールを含むことが有利となり得る。
本発明の更なる態様によれば、レーザ印刷の方法が提供される。この方法は、
プリントヘッドに対して作業面内の対象物を移動させるステップであって、プリントヘッドはレーザモジュールの総数を含み、レーザモジュールのうちの少なくとも2つが電源を共有する、移動させるステップと、
レーザモジュールによってレーザ光を放出するステップであって、レーザモジュールは、レーザから構成される少なくとも1つのレーザアレイを含む、放出するステップと、
プリントヘッドの最大処理速度で、レーザモジュールの所定数のみが公称電力で駆動されるように、レーザモジュールを制御するステップであって、レーザモジュールの所定数はレーザモジュールの総数よりも少ない、制御するステップと、を含む。
方法のステップは、必ずしも上記の順序で実行する必要はない。プリントヘッドの移動、レーザ光の放出、及びレーザモジュールの制御は、例えば本質的に同時に実行してもよい。
プリントヘッドの最大処理速度で、レーザモジュールの所定数のみが公称電力で駆動されるようにレーザモジュールを制御するステップであって、レーザモジュールの所定数はレーザモジュールの総数よりも少ない、制御するステップは、全てのレーザモジュールを限定された期間に亘って公称電力で駆動させることができることを除外しない。この場合に、電力は、例えば上述したようなバッファキャパシタによって供給することができる。限定された期間が、上述したようなバッファキャパシタの必要な電流、電圧変化、及びキャパシタンスによって与えられる閾値を超えると直ぐに、レーザ、レーザアレイ、又は全てのレーザモジュールのスイッチがオフにされるか、又は生成速度が低下される。処理速度又は生成速度が低下する時間は、印刷される対象物の形状によって決定される。速度の適合は、層毎に、又は各層内で動的に行うことができる。速度を層内で一定に保つことにより、プリントヘッド又はレーザモジュールの減速又は加速を考慮する必要がないので、製造プロセスを単純化することができる。低速で印刷される層の数を最小化するために、バッファキャパシタを使用してもよい。他方の動的適合は、より速い印刷処理を可能にすることができる。
請求項1に記載のレーザ印刷システム及び請求項15に記載の方法は、特に、従属請求項に規定されるように、同様の及び/又は同一の実施形態を有することを理解されたい。
本発明の好ましい実施形態は、それぞれの独立請求項と従属請求項との任意の組合せであってもよいことを理解されたい。
更なる有利な実施形態が以下に規定される。
第1の実施形態によるレーザ印刷システムの断面の主要な略図を示す。 第2の実施形態によるレーザ印刷システムの上面図の主要な略図を示す。 第3の実施形態によるレーザ印刷システムの上面図の主要な略図を示す。 第1の実施形態によるプリントヘッドの主要な略図を示す。 第2の実施形態によるプリントヘッドの主要な略図を示す。 第3の実施形態によるプリントヘッドの主要な略図を示す。 第4の実施形態によるプリントヘッドの主要な略図を示す。 第1の実施形態によるレーザモジュールの主要な略図を示す。 第1の実施形態によるレーザモジュールのグループの主要な略図を示す。 第2の実施形態によるレーザモジュールのグループの主要な略図を示す。 第1のPWM駆動方式の主要な略図を示す。 第2のPWM駆動方式の主要な略図を示す。 第3のPWM駆動方式の主要な略図を示す。 第4のPWM駆動方式の主要な略図を示す。 レーザ印刷方法の方法ステップの主要な略図を示す。
本発明のこれらの態様及び他の態様は、以下に記載される実施形態を参照して説明され、明らかになるであろう。
本発明を、添付図面を参照して実施形態に基づいて例を挙げて説明する。
図面において、同様の参照符号は全体を通して同様の対象物を指す。図中の対象物は、必ずしも縮尺通りに描かれていない。
ここで、本発明の様々な実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、第1の実施形態によるレーザ印刷システムの断面の主要な略図を示す。レーザ印刷システム100は、構築材料を担持するための対象物キャリア30と、その上に構築される三次元対象物70とを含む処理チャンバを有する。対象物キャリア30上には、構築プロセスが終了した後に、対象物70を取り外すための取外し可能なベースとして機能する構築プラットフォームを設けてもよい。垂直な壁等のフレーム40を対象物キャリア30の周りに配置して、構築材料の層を対象物キャリア30上に閉じ込めることができる。フレーム40は、取り外し可能であってもよく、対象物キャリア30に取り外し可能に取り付けられた垂直方向に移動可能なベースを含む。プリントヘッド50が作業面80の上方に配置される。プリントヘッド50は、図2及び図3の両矢印で示される方向に作業面80を横切って移動可能である。プリントヘッド50は、反対方向に後退するように構成することができる。プリントヘッド50は、プリントヘッド50が図2及び図3に示される両方向に移動する場合に、作業面を照射できるように適合されたレーザモジュール150(図示せず)を含む。対象物キャリア30は、プリントヘッド50に対して垂直方向に、すなわちプリントヘッド50の移動方向に対して垂直な方向に上下に移動可能である。対象物キャリア30の移動は、構築材料の最上層が作業面80を形成するように制御装置10によって制御される。レーザ印刷システムは、レーザ印刷システムの様々な機能を制御する制御装置10をさらに有する。制御装置は、プリントヘッド50の全てのレーザモジュール150に電力を供給するように構成された電源20を有する。構築材料の層を対象物キャリア30の構築プラットフォーム上に適用するために、重塗り装置(図示せず)を設けてもよい。さらに、必要であれば適用された構築材料の層を処理温度に加熱する及び/又はフレーム40内の構築材料の温度を制御するために使用され得る、1つ又は複数の別個の加熱装置(複数可)(図示せず)を設けてもよい。構築材料は、好ましくは、レーザ115によって放出されたレーザ光の影響下でコヒーレント塊(coherent mass)に変態するように構成された粉末材料である。変態は、例えば、溶融又は焼結、後続の溶融物中での凝固及び/又は重合を含み得る。構築材料は、プラスチック粉末、例えば熱可塑性粉末であってもよい。このようなプラスチック粉末の例は、PA12(ポリアミド12)又は他のポリアミド、PEEK又は他のポリエーテルケトン等のポリアリールエーテルケトンである。粉末はまた、プラスチック又は金属バインダーを含む又は含まない金属又は金属合金、或いはセラミック、或いは複合材料からの粉末、又は他の種類の粉末であってもよい。一般に、レーザ115によって放出されるレーザ光の影響下で粉末からコヒーレント塊に変態する能力を有する全ての粉末材料を使用することができる。構築材料はまた、粉末及び所定量の液体を含むペースト状材料であってもよい。粉末の典型的な中間の粒度は、10μm〜100μmの間にある。レーザ115の発光波長は、スペクトルの近赤外範囲にあることが好ましい。好ましい波長範囲は、750nm〜1200nmの間となり得る。本システムで使用される波長の例は、例えば、980nm又は808nmである。粉末材料は、レーザ115の発光波長においてレーザ光を吸収するレーザ光吸収添加剤を含むことができる。このような添加剤の例は、上記の好ましい波長を十分に吸収するのに適したカーボンブラックとし得るが、これに限定されるものではない。原理的には、適切な光吸収材料を粉末材料に添加することができ、又は粉末材料自体がレーザ115の発光波長において十分な吸収を示すことによって特徴付けられる限り、任意の波長が可能である。
図2は、第2の実施形態によるレーザ印刷システムの主要な略図である。作業領域82がフレーム40によって規定される。作業領域82は、矩形の輪郭を有することができる。作業領域82は、四角形、円形の輪郭等の他の任意の輪郭を有することができるが、これらに限定されるものではない。プリントヘッド50は、プリントキャリア52に取り付けられる。プリントヘッドは、プリントヘッド50に取り付けられた全てのレーザモジュール150(図示せず)を駆動させるように構成された1つの共通の電源20を有する。制御装置10が、プリントキャリア52とモノリシックに集積される。プリントキャリア52及び制御装置10は、左側の両矢印で示される方向に移動することができる。
図3は、第3の実施形態によるレーザ印刷システムの上面図の主要な略図を示す。第3の実施形態は、第2の実施形態と全く同様である。この場合に、プリントキャリア52と制御装置10とが分離される。プリントヘッド50を含むプリントキャリア52のみが、両矢印で示される方向に移動するように構成される。制御装置10は、プリントヘッド50に取り付けられた全てのレーザモジュール150(図示せず)に電力を供給するように適合された電源20を有する。制御装置10及び電源20は、制御信号及び電力をフレキシブルワイヤを介してプリントヘッド50に取り付けられたレーザモジュール150に供給する。
図4は、第1の実施形態によるプリントヘッド50の主要な略図を示す。プリントヘッド50は、10個のレーザモジュール150を有する。全てのレーザモジュール150は、例えば図3に示されるように共通の電源20により共通して電力供給される。さらに、全てのレーザモジュール150は、例えば図3に示されるように制御装置10によって共通して制御される。制御装置10によって、プリントヘッド50の左側の5個のレーザモジュール150のスイッチがオンにされ、右側の5個のレーザモジュール150のスイッチがオフにされる(灰色の陰影で示される)。プリントヘッド50は、1つの完全な層(layer)を処理するために作業領域82を横切って2回移動しなければならない。制御装置20は、この場合に、例えば300mm/sの最大処理速度で、10個のレーザモジュール150のうちの5個だけが公称電力で駆動され、それによりレーザモジュール150に含まれる各レーザ115が、例えば1.5Wの光出力を放出するように適合される。
図5は、第2の実施形態によるプリントヘッド50の主要な略図を示す。全てのレーザモジュール150は、例えば図2に示されるように共通の電源20により共通して電力供給される。さらに、全てのレーザモジュール150は、例えば図2に示されるように制御装置10によって共通して制御される。レーザモジュール150は2列で配置される。第1のラインにおけるレーザモジュール150同士の間の距離は、第2のラインのレーザモジュール150がそのギャップを満たすことができるような距離である。従って、第2のラインのレーザモジュール150は、第1のラインのレーザモジュール150同士の間のギャップにシフトされる。制御装置10によって、プリントヘッド50の第1のラインの5個のレーザモジュール150のスイッチがオンにされ、第2のラインの5個のレーザモジュール150のスイッチがオフにされる(灰色の陰影で示される)。プリントヘッド50は、第1のラインのレーザモジュール150同士の間のギャップを処理するために、作業領域82を横切って2回移動しなければならない。制御装置10は、この場合に、例えば300mm/sの最大処理速度で、10個のレーザモジュール150のうちの5個だけが公称電力で駆動され、それによりレーザモジュール150に含まれる各レーザ115が、例えば1.5Wの光出力を放出するように適合される。
代替実施形態では、プリントヘッド50は、完全な層を処理するために、プリントヘッド50が作業領域82を3回、4回、5回以上通過しなければならないような、レーザモジュール150の他の分布を含んでもよい。作業領域82を横切るパスの数は、プリントヘッド50のレーザモジュール150に最大限に供給される状態での、電力削減によって決定される。
図6は、第3の実施形態によるプリントヘッド50の主要な略図を示す。プリントヘッド50は、レーザモジュール150のいくつかの斜めの列を含む。レーザモジュール150の各斜めの列は、1つの電源20によって共通して電力供給される11個のレーザモジュール150を含む。1つの斜めの列のレーザモジュール150は、図6に示されるプリントヘッド50の一部の上面図において、各レーザモジュール150が、プリントヘッド50の上側で開始して右に僅かにシフトされるように配置される。図1の実施形態に示されるのと同様に中央制御装置又はメイン制御装置10は、電源20及びレーザモジュール150を制御する。制御装置10は、シフトされたパルス幅変調でレーザモジュール150を制御するように適合される。1つの斜めの列のレーザモジュール150は、PWMサイクルの異なる時間周期で起動される。列内の各レーザモジュール150のPWM変調基準時間内のパルス幅及び開始時間は、レーザモジュール150に供給されるパルス同士の間に重なりがないように選択される。パルスは、本質的に重なり合わずに互いに隣接して配置される。こうして、共通の電源20によって1つの列のレーザモジュール150に供給される電流は、PWMサイクル内のパルスの分布によって平滑化される。レーザモジュール150同士の間のパルスシフトの分布は、シームラインを回避又は少なくとも低減するためにランダム化される。
図7は、第4の実施形態によるプリントヘッド50の主要な略図を示す。プリントヘッド50は、レーザモジュール150のいくつかの斜めの列を含む。レーザモジュール150の各斜めの列は、9個のレーザモジュール150を含む。1つの電源20によって、3つの斜めの列が共通して電力供給される。1つの斜めの列のレーザモジュール150は、図7に示されるプリントヘッド50の一部の上面図において、各レーザモジュール150が、プリントヘッド50の上側で開始して僅かに右にシフトされるように配置される。図1の実施形態に示されるのと同様に中央制御装置又はメイン制御装置10は、電源20及びレーザモジュール150を制御する。制御装置10は、シフトされたパルス幅変調でレーザモジュール150を制御するように適合される。パルスシフトは、共通の電源20によって供給される斜めの列に亘って規則的に増大される。異なるレーザモジュール150に供給されるPWM変調の1周期内のパルスのパルス長さ及び開始時間は、系統的な印刷エラーを回避又は低減するために、PWM変調の周期内でランダム化される。
図8は、第1の実施形態によるレーザモジュール150の主要な略図を示す。レーザモジュール150は、8列及び4行で配置された32個のレーザ115(VCSEL)を含むレーザアレイ110を有する。レーザモジュールは、DC/DCコンバータ122、信号分離器(signal isolation)124、及びPWM電流源126を含むレーザドライバ120をさらに有する。レーザドライバ120は、制御装置10によって提供されるデータ入力12及び電源20によって供給される電力入力14に基づいて、電力をレーザ115に移すように構成される。
図9は、第1の実施形態によるレーザモジュールのグループ160の主要な略図を示す。レーザモジュールのグループ160は、フィルタ25を含む電源20によって電力入力14を受け取る。フィルタ25は、短期間に亘って(バッファキャパシタを用いずに)電源20の制限を超える電力をレーザモジュールのグループ160のレーザモジュール150に供給するように構成されたバッファキャパシタを含む。電源20は、電圧源(240V/400V電源)から主電力入力24を受け取る。電源20は、制御装置10から主データ入力22をさらに受け取る。電源20は、電源20の能力に応じて主データ入力22を適合させ、データ入力12をレーザモジュールのグループ160のレーザモジュール150に提示するように構成されたマイクロプロセッサをさらに含む。レーザモジュール150の制御は、制御装置10、電源20、及び図8に示されるレーザドライバ120の分散配置によってこのアーキテクチャに提供される。
図10は、第2の実施形態によるレーザモジュールのグループ160の主要な略図を示す。レーザモジュールのグループ160は、フィルタ25を含む電源20によって電力入力14を受け取る。フィルタ25は、短期間に亘って(バッファキャパシタを用いずに)電源20の制限を超える電力をレーザモジュールのグループ160のレーザモジュール150に供給するように構成されたバッファキャパシタを含む。電源20は、電圧源(240V/400V電源)から主電力入力24を受け取る。レーザモジュールのグループ160は、電力入力14及び制御装置10によって供給されるデータ入力12を受け取る1つの共通のレーザドライバ120を有する。レーザモジュール150の制御は、制御装置10及び共通のレーザドライバ120の分散配置によってこのアーキテクチャに提供される。
図11は、第1のPWM駆動方式の主要な略図を示す。第1のPWM駆動方式は、第1のレーザピクセル(画素)171及び第2のレーザピクセル172、さらに他のレーザピクセル(図示せず)を同期して駆動させる既知の標準駆動方式である。第1又は第2のレーザピクセル171,172等は、対象物70上の対応する画素に結像されるように配置された1つ又は複数のレーザ(又はレーザアレイ)を意味する。第1のラインは、変調基準時間190を有するパルスを示す。第2のラインは、PWMのパルス幅191を示す。パルス幅191は、パルス幅変調基準時間190の8/9である。パルス形状は、各パルスの最初から最後まで一定の電流がレーザに供給されるような長方形である。説明を簡単化するために、長方形のパルスのみを例として選択している。他のパルス形状を使用してもよい。第3のラインは、フル画素の時間192を示す。フル画素の時間192は、変調基準時間190の4個のパルス、従ってパルス幅191の4個のパルスを含む。フル画素の時間192に多くのパルスが含まれると、サブ画素解像度はより高くなる。第4のラインは、パルス幅191に対応する第1のレーザピクセル171が起動されたとき(黒色の長方形)を示す。第5のラインは、パルス幅191に対応する第2のレーザピクセル172が起動されたとき(黒色の長方形)を示す。第1及び第2のレーザピクセル171,172の起動の同期は、全てのレーザが同時にレーザ光を放出することを意味する。図11に示される例は、プリントキャリア52が500mm/sの速度で移動するレーザ印刷システム100を示す。従って、フル画素の時間192は、作業面80内のフル画素の対応する長さ192aに変換される。作業面80内の第1のピクセルのエネルギー171aが、フル画素の長さ192aの下に示される。面積要素当たりの受け取るエネルギーは、作業面80内のそれぞれの面積要素でエネルギーが受け取られる限り、プリントキャリア52又はプリントヘッド50の移動中に上昇する。パルス幅191の間で、作業面80で受け取られたエネルギーの直線的な上昇が示され、その後に、パルス幅191の終了時に受け取った一定のエネルギーの小さな時間が続く。作業面80内の面積要素当たりの受け取るエネルギーの上昇は、フル画素の時間192の終了まで続く。この瞬間の後に、対応する面積要素は、レーザ115からそれ以上のエネルギーを受け取れない。この受け取ったエネルギーの最大値は、例えば、作業面80内の材料が処理される所定のエネルギー閾値レベルの200%に対応する。プリントヘッド50は、作業面80の対応する面積要素を通過している。受け取ったエネルギーによって、面積要素の温度上昇が引き起こされる。温度上昇は、材料、粒度、及び他の境界条件に依存し、必ずしも作業面80内の面積要素によって受け取られるエネルギーと線形的ではない。作業面80内の面積要素の温度は、材料が溶融又は焼結を開始する閾値温度に達するまで上昇する。これは、作業面80内の印刷されたフル画素192bの開始点であり、フル画素の長さ192aに対応するが、作業面80の面積要素において十分なエネルギーを受け取るために必要な時間のためにシフトされる。作業面内に生成された第1及び第2の画素181,182はまた、温度が閾値温度に達すると直ぐに開始する。生成された第1及び第2の画素181,182は、作業面80内の焼結された又は溶融された材料の接続された領域又はより正確には体積を指す。生成された第1及び第2の画素181,182は、作業面80内で同時に又は同じ場所で開始し、及び第1及び第2のレーザピクセル171,172によって放出されたパルスと同期される。パルス同士の間には位相シフトはない。
図12は、第2のPWM駆動方式の主要な略図を示す。図12の構造は、図11の構造と非常に似ている。相違点は、この場合に9個のレーザピクセルを含むレーザピクセルのグループのうちの異なるレーザピクセル171,172,・・・,179のパルスが、互いにパルス幅191の1/8(又はパルス幅変調基準時間190の1/9)だけ位相シフトされる。パルス幅変調基準時間190は、この場合50μsである。そして、パルス幅191は、パルス幅変調基準時間190の8/9である。フル画素の時間192は、4個のパルス幅変調基準時間190を含み、従って200μsである。フル画素の時間192に対応するフル画素の長さ192aが100μmとなるように、プリントヘッド50は500mm/sの速度で移動する。印刷されたフル画素192bもまた100μmである。1/9×50μsのレーザパルスの開始時間の位相シフトは、生成された画素181,182,・・・に対応するシフトを生じさせる。第1番目に生成された画素181と第9番目に生成された画素189との間の最大誤差195又は最大シフトは、8/9×25μmである。パルスの位相シフトは、レーザ115又はレーザモジュールを駆動させるために必要な電流又は電力が平滑化されるという効果を有する。図11に示される実施形態のようなレーザ光が放出されない2つのパルスの間には(休止)時間がない。レーザピクセルグループの8個のレーザピクセルは、公称電力で同時に駆動される。従って、レーザピクセルのグループを駆動するために平均1/9未満の電気エネルギーが必要であり、駆動電流は、図11に示される実施形態と比較して本質的に一定である。
図13は、第3のPWM駆動方式の主要な略図を示す。第3のPWM駆動方式は、制御装置10を含むレーザ印刷システム100に適合され、制御装置10は、500mm/sのプリントヘッド50の最大処理速度で、9個のレーザピクセル又はモジュールのグループのうちの2つのレーザピクセル又はモジュールだけが公称電力で駆動されるように適合される。プリントヘッド50は、多数のそのようなレーザピクセル又はモジュールのグループを含む。この場合に、9個のレーザピクセルを含むレーザピクセルのグループのうちの異なるレーザピクセル171,172,・・・,179のパルスは、互いにパルス幅191の1/8(又はパルス幅変調基準時間190の1/9)だけ位相シフトされる。パルス幅変調基準時間190は、この場合50μsである。パルス幅191は、パルス幅変調基準時間190の2/9であり、それによりレーザピクセル171,172,・・・,179のうちの2つのみが同時に駆動される。フル画素の時間192は、16個のパルス幅変調基準時間190を含み、従って800μsである。フル画素の時間192に対応するフル画素の長さ192aが再び100μmとなるように、プリントヘッド50は500/4mm/sの減速した速度で移動する。印刷されたフル画素192bもまた100μmである。1/9×50μsのレーザパルスの開始時間の位相シフトは、生成された画素181,182,・・・に対応するシフトを生じさせる。第1番目に生成された画素181と第9番目に生成された画素189との間の最大誤差195又は最大シフトは、8/9×6.25μmである。第3のPWM駆動方式によって、低減された入力電力及び印刷速度で作業面80内の完全な層の印刷が可能になる。対象物70を印刷するために使用される材料及び粒子に応じて、(例えば、熱放散によって引き起こされる)非線形効果が存在し得る。これらの非線形効果に応じて駆動方式を適合させる必要があり得る。図13に示されるように、画素同士の間の系統的な、特に規則的な位相シフトを回避することによって、対象物70のエッジ部における印刷エラーの視認性を低減することができる。2つのレーザピクセル171,172,・・・,179のみが印刷中にレーザ光を放出する境界条件下でランダムな位相シフトをパルスに適用することは、このような系統的な印刷エラーの視認性を低減させるのに役立ち得る。
図14は、第4のPWM駆動方式の主要な略図を示す。第4のPWM駆動方式は、制御装置10を含むレーザ印刷システム100に適合され、制御装置10は、500mm/sのプリントヘッド50の最大処理速度で、4個のレーザピクセル又はモジュールのグループのうちの1つのレーザピクセル又はモジュールだけが公称電力で駆動されるように適合される。プリントヘッド50は、多数のそのようなレーザピクセル又はモジュールのグループを含む。この場合に、4個のレーザピクセルを含むレーザピクセルのグループのうちの異なるレーザピクセル171,172,173,174のパルスは、互いに対してパルス幅変調基準時間190の1/4だけ位相シフトされる。パルス幅変調の基準時間190は、この場合200μsである。パルス幅191は、パルス幅変調基準時間190の2/9であり、それによりレーザピクセル171,172,173,174のうちの1つだけがある瞬間に駆動される。フル画素の時間192は、4個のパルス幅変調基準時間190を含み、従って800μsである。フル画素の時間192に対応するフル画素の長さ192aが100μmとなるように、プリントヘッド50は500/4mm/sの減速した速度で移動する。印刷されたフル画素192bもまた100μmである。1/4×200μsのレーザパルスの開始時間の位相シフトは、生成された画素181,182,183,184に対応するシフトを生じさせる。第1番目に生成された画素181と第4番目に生成された画素189との間の最大誤差195又は最大シフトは、18.75μmである。第4のPWM駆動方式によって、低減した入力電力及び印刷速度で作業面80内の完全な層の印刷が可能になる。
図13及び図14に関して特に提供される説明は、レーザモジュール内のレーザ115又はレーザモジュールのグループ内のレーザモジュールに当てはまる。駆動方式は、例えば、極端な場合に全てのレーザモジュールを短時間に亘って同時に駆動させることを可能にするバッファキャパシタによって修正することができる。パルス幅変調基準時間190、パルス幅191、レーザパルス同士の間の位相シフト、パルス振幅、又は、例えば1つの電源20によって供給されるレーザ又はレーザモジュールのグループの多数の可能な構成と組み合わせることができるレーザパルスの形状の多数の可能なバリエーションが存在する。
図15は、レーザ印刷方法の方法ステップの主要な略図を示す。作業面80内の対象物70は、ステップ210においてプリントヘッド50に対して移動される。プリントヘッド50は、レーザモジュールの総数150を含む。レーザモジュール150のうちの少なくとも2つが、電源20を共有する。ステップ220において、レーザモジュール150によってレーザ光が放出される。レーザモジュールは、レーザ115から構成される少なくとも1つのレーザアレイ110を含む。レーザモジュール150は、ステップ230において、プリントヘッド50の最大処理速度において、レーザモジュールの所定数150のみを公称電力で駆動させることができるように制御され、ここでレーザモジュールの所定数150は、レーザモジュール150の総数よりも少ない。
レーザが公称電力で並列に駆動されるにもかかわらず、レーザに供給され得る最大入力電力を低減することが、上記の実施形態の基本的な考えである。これは、所与の構造を最大で処理するために、所定数より多くのレーザモジュールを公称電力で駆動しなければならない場合に、レーザの一部のスイッチをオフにしなければならないか、又はレーザによって放出される出力が低減される結果となる。両方とも、全体の生成時間が増大するという結果となる。この結果は、通常、生成時間の80%においてレーザの10%〜20%のみが公称電力で駆動されるという事実を考慮すれば許容される。従って、処理速度の低下は、20%に限定されるが、例えば20%以上が並行して起動される。処理速度の全体的な低下は小さいが、プリントヘッド及びレーザモジュールの電源に関する複雑性の低減は著しい。
電力削減戦略の有用性を最大限にするために、電気システムにおいていくつかの変更が必要な場合がある。外部電源は、十分に多数のレーザモジュールに亘って共有しなければならない。レーザモジュールの数は、レーザに提供又は供給される入力電力を制限するために使用される構成に依存する。1つの電源によって、上述したように、例えば斜めの列又は行等のレーザモジュールのグループに十分供給しなくてはならない。他の構成では、1つの電源を用いて全てのレーザモジュールに供給することが有益となり得る。外部電源を共用することで、ある領域のより大きな構造が焼結されても、供給電流が制限されたままになるという効果がある。必要となる低減したピーク電力は、依然として許容可能な電流分布の規模を維持する。さらに、シフトされたPWMを用いた制御変調を可能にすることが有益となり得る。シフトされたPWMは、パルス長さ及び位相に関してPWM制御によって特に実現され得る。商業的に利用可能な制御装置は、シフトされたPWMによる制御を可能にするように構成される。
本発明について図面及び上記の詳細な説明において詳細に図示し且つ説明してきたが、そのような図示及び説明は、例示又は例であり、限定的ではないと見なすべきである。
本開示を理解することにより、他の改変が当業者には明らかになるであろう。そのような改変は、当技術分野で既に知られている他の特徴、及び本明細書において既に記載した特徴の代わりに又はそれに加えて使用され得る他の特徴を含み得る。
開示された実施形態に対する変形形態は、図面、明細書の開示及び添付の特許請求の範囲の検討から、当業者によって理解され、達成し得る。特許請求の範囲において、「備える、有する、含む(comprising)」という単語は、他の要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「1つの(a, an)」は、複数の要素又はステップを除外するものではない。特定の手段が互いに異なる従属請求項に列挙されるという単なる事実は、これらの手段の組合せを有利に使用できないことを示すものではない。
特許請求の範囲内のいかなる参照符号も、その特許請求の範囲を限定するものと解釈すべきではない。
10 制御装置
12 データ入力
14 電力入力
20 電源
22 主データ入力
24 主電力入力
25 フィルタ(電力を供給するためのバッファキャパシタ(複数可)を含む)
30 対象物キャリア
40 フレーム
50 プリントヘッド
52 プリントキャリア
70 対象物
80 作業面
82 作業領域
100 レーザ印刷システム
110 レーザアレイ
115 レーザ
120 レーザドライバ
122 DC/DCコンバータ
124 信号分離器
126 PWM電流源
150 レーザモジュール
160 レーザモジュールのグループ
171 第1のレーザピクセル
171a 標的材料上の第1の画素のエネルギー
172 第2のレーザピクセル
173 第3のレーザピクセル
174 第4のレーザピクセル
179 第9のレーザピクセル
181 生成された第1の画素
182 生成された第2の画素
183 生成された第3の画素
184 生成された第4の画素
188 生成された第9の画素
190 パルス幅変調基準時間
191 パルス幅
192 フル画素の時間
192a フル画素の長さ
192b 印刷されたフル画素
195 最大誤差
210 移動ステップ
220 レーザ光を放出するステップ
230 制御ステップ
ーザ印刷システムの制御装置は、所定の期間内に対象物に供給される光エネルギーが、レーザモジュールの公称電力と所定数のレーザモジュールとの積を超える入力電力を必要とする場合に、プリントヘッドの処理速度を低下させるように適合させる。この場合に、処理速度又は低下した処理速度は、最大処理速度よりも遅くなり得る。制御装置は、処理速度が最大処理速度よりも遅い場合に、レーザモジュールに供給される入力電力をレーザモジュールの公称電力よりも低く低減するように適合される。処理速度の低下によって、所定数のレーザモジュールより多いレーザモジュールによってレーザ光を同時に放出することが可能になり、それによってシームレスな印刷が可能になる。起動したレーザモジュール又はレーザの各々は、レーザモジュールに供給される入力電力が、レーザモジュールの公称電力と所定数のレーザモジュールとの積によって規定される電力閾値を超えることを回避するために、公称電力よりも少ない電力で供給される。処理速度の低下と入力電力の減少との関係は線形となり得る。作業面内で焼結される材料の材料特性(熱伝導率、粒度、粒子形状等)によって引き起こされる非線形効果は、それに応じて適合される補正によって考慮することができる。

Claims (13)

  1. 作業面内の対象物を照射するためのレーザ印刷システムであって、
    前記対象物は、当該レーザ印刷システムのプリントヘッドに対して移動し、該プリントヘッドはレーザモジュールを含み、各レーザモジュールは、レーザから構成される少なくとも1つのレーザアレイを含み、前記レーザモジュールのうちの少なくとも2つが電源を共有し、
    当該レーザ印刷システムは、前記プリントヘッドの最大処理速度において、印刷中にレーザモジュールの所定数のみを公称電力で駆動させることができるように適合された制御装置をさらに含み、前記レーザモジュールの所定数は、前記レーザモジュールの総数よりも少なく、
    前記制御装置は、所定の期間内に前記対象物に供給される光エネルギーが、前記レーザモジュールの前記公称電力と前記レーザモジュールの所定数との積を超える入力電力を必要とする場合に、前記プリントヘッドの処理速度を低下させるようにさらに適合され、
    前記制御装置は、前記処理速度が前記最大処理速度よりも遅い場合に、前記レーザモジュールに供給される入力電力を、前記レーザモジュールの前記公称電力よりも低くするように適合され、それによりシームレス印刷のために前記レーザモジュールの所定数よりも多くのレーザモジュールを用いてレーザ光を同時に放出できる、
    レーザ印刷システム。
  2. 前記制御装置は、シフトされたパルス幅変調で前記レーザモジュールを制御するように適合されており、前記パルス幅変調は、パルス幅変調基準時間、パルス幅、及びパルス位相によって特徴付けられる、請求項1に記載のレーザ印刷システム。
  3. 前記レーザモジュール及び/又は前記電源はバッファキャパシタを含み、該バッファキャパシタは、前記レーザモジュールの所定数より多いレーザモジュールを所定の期間に亘って公称電力で駆動させることができるように、前記レーザモジュールに電力を供給するためのエネルギーを蓄積するように適合される、請求項2に記載のレーザ印刷システム。
  4. 前記レーザモジュールは列で配置され、1つの電源が1つの列の全てのレーザモジュールに電力を供給するように適合され、前記制御装置は、前記対象物上で受け取られるレーザパルスの距離が一定に保たれるように前記パルス幅変調基準時間を適合するように構成され、前記制御装置は、前記レーザの前記パルス幅を一定に保つようにさらに構成され、前記制御装置は、前記レーザモジュールに供給される電力の減少が、一定の印刷解像度での前記処理速度の低下となるようにさらに適合される、請求項2に記載のレーザ印刷システム。
  5. 前記レーザモジュールは列で配置され、1つの電源が1つの列の全てのレーザモジュールに電力を供給するように適合され、前記制御装置は、前記電源によって供給される駆動電流の開放が平滑化されるように、交互パルス幅変調パルスを一定のパルス幅変調基準時間で前記列の前記レーザに供給するように適合される、請求項2に記載のレーザ印刷システム。
  6. 前記制御装置は、前記パルス幅変調基準時間中の異なる時間に前記レーザを起動させるために規定されたパルス幅でパルスを開始するように適合され、前記パルスを開始させる前記異なる時間は、前記パルス幅変調基準時間に亘って分散される、請求項5に記載のレーザ印刷システム。
  7. 前記パルスを開始させる前記異なる時間のシフトは、系統的な印刷エラーが低減されるようにランダムに分散される、請求項6に記載のレーザ印刷システム。
  8. 前記制御装置は、前記パルス幅変調基準時間中に1つのレーザモジュールのパルスを同時に開始させるように適合されており、前記制御装置は、前記パルス幅変調基準時間中の異なる時間に異なるレーザモジュールのレーザに供給されるパルスを開始させるようにさらに適合され、前記パルスを開始させる前記異なる時間は、前記パルス幅変調基準時間に亘って分散される、請求項5に記載のレーザ印刷システム。
  9. 前記レーザモジュールは列で配置され、1つの電源が、少なくとも2つの列の全てのレーザモジュールに電力を供給するように適合されており、前記少なくとも2つの列は、共通のバッファキャパシタを含み、前記制御装置は、前記電源によって供給される駆動電流が平滑化されるように、交互パルス幅変調パルスを一定のパルス幅変調時間で前記少なくとも2つの列の前記レーザに供給するように適合される、請求項3に記載のレーザ印刷システム。
  10. 前記制御装置は、前記対象物上で受け取られるレーザパルス同士の間の距離が一定に保たれるように前記パルス幅変調基準時間を適合するように構成され、前記制御装置は、前記レーザモジュールに供給される電力の減少の一部が短縮されたパルス幅によって引き起こされるように、前記レーザの前記パルス幅を適合するようにさらに構成される、請求項2に記載のレーザ印刷システム。
  11. 前記制御装置は、前記パルス幅変調基準時間を一定に保つように適合され、前記制御装置は、前記レーザの前記パルス幅を一定に保つようにさらに適合され、前記制御装置は、前記処理速度の低下に応じてパルスをスキップするようにさらに適合される、請求項2に記載のレーザ印刷システム。
  12. レーザモジュールのグループの全てのレーザモジュールが前記電源を共有し、前記制御装置は、所定の期間内に前記対象物に供給される前記光エネルギーが、前記レーザモジュールの前記公称電力と前記レーザモジュールの所定数との積を超える入力電力を必要とする場合に、前記レーザモジュールのグループの少なくとも1つのレーザモジュールのスイッチをオフにするように適合され、前記制御装置は、前記プリントヘッドが前記対象物を少なくとも2回横切る間に前記プリントヘッドの全幅を処理できるように、前記少なくとも1つのレーザモジュールのスイッチをオフにするようにさらに適合される、請求項1に記載のレーザ印刷システム。
  13. レーザ印刷の方法であって、当該方法は、
    プリントヘッドに対して作業面内の対象物を移動させるステップであって、前記プリントヘッドはレーザモジュールの総数を含み、前記レーザモジュールのうちの少なくとも2つが電源を共有する、移動させるステップと、
    前記レーザモジュールによってレーザ光を放出するステップであって、前記レーザモジュールは、レーザから構成される少なくとも1つのレーザアレイを含む、放出するステップと、
    前記プリントヘッドの最大処理速度で、レーザモジュールの所定数のみを公称電力で駆動させることができるように、前記レーザモジュールを制御するステップであって、前記レーザモジュールの所定数は、前記レーザモジュールの総数よりも少ない、制御するステップと、
    所定の期間内に前記対象物に供給される光エネルギーが、前記レーザモジュールの前記公称電力と前記レーザモジュールの所定数との積を超える入力電力を必要とする場合に、前記プリントヘッドの処理速度を低下させるステップと、
    前記処理速度が前記最大処理速度よりも遅い場合に、前記レーザモジュールに供給される入力電力を前記レーザモジュールの前記公称電力よりも低くさせ、それによりシームレス印刷のために前記レーザモジュールの所定数よりも多くのレーザモジュールを用いてレーザ光を同時に放出することが可能になるステップと、を含む、
    方法。
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