JP2018527062A - 長尺の医療機器を操作するためのシステムおよび方法 - Google Patents

長尺の医療機器を操作するためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

ガイドワイヤ操作装置は、使用者の手によって支えられるように構成されたハウジングであって、遠位端と近位端とを有し、ガイドワイヤが貫通されて配置されるともに、遠位端と近位端との間に延びるよう構成されるハウジングと、ハウジングによって支持され、ガイドワイヤを回転駆動するように構成された駆動システムと、ハウジングにより支持される手動式入力モジュールであって、ハウジングが使用者の手によって支えられている間に、使用者の手の1本以上の指がガイドワイヤの回転を手動で停止または減速することを可能にするように構成された手動式入力モジュールとを含む。
【選択図】 図7

Description

[0001]本発明の分野は、ガイドワイヤまたは他の長尺の医療機器を操作するための装置に関する。
[0002]本開示は、患者の血管系にアクセスするために血管内治療法を使用する医療処置において、ガイドワイヤを操作することに関する。ガイドワイヤは、典型的には、血管内処置を実行するための初期アクセスポイントとして使用する細長いプローブである。使用者(医師、インターベンション医師など)が治療したい位置またはその付近にガイドワイヤの先端を配置するために、ガイドワイヤはねじられ(「トルクをかけられ」)、撓まされ、曲げられ、その他の操作がされてアクセスした血管を通る。
[0003]従来のガイドワイヤの操作方法では、蛇行した詰まった血管を通り抜けるのを促すべく、ガイドワイヤに「トルク」を加えることがしばしば行われる。この操作は、素早く強く指先でワイヤを回転させることによって行われる。このトルクは、ガイドワイヤを湾曲または操作して障害物または通りにくいところを通るよう促す。この技術は、ヘリコプタの回転するブレードを連想することから、「ヘリコプタリング」としても知られている。
[0004]しかし、ガイドワイヤは直径が非常に小さく、通常、低摩擦表面を有するので、トルクを加えることは困難である。さらに、使用者の手袋は頻繁に血液または生理食塩水が付着し、ガイドワイヤの弛んだ状態がいっそう増す。この点で、ヘリコプタリングおよび同様の操作は時間がかかり、効率が悪いことがある。この効率の悪さから、使用者が苛立つだけでなく、処置の時間が増し、そのために処置のコストが増加する。
[0005]現在のガイドワイヤの設計は、ガイドワイヤの近位端に嵌められ適所で見えるトルク付与用ハンドル(トルカ(torquer))を提供することによって、これらの問題に対処しようと試みるものである。使用者は、このようなトルク装置を操作し、ガイドワイヤおよびグリップの回転運動を促す。
[0006]これらの現在の技術および実施態様にはいくつかの問題がある。まず、現在のトルク装置は、使用者が、取り付けられたトルク装置によりガイドワイヤを回転させることに集中する必要がある。回転させるテクニックは、使用者の能力に大きく依存するものであり、習得が難しい場合がある。そのため、これらの装置は依然効率が悪いものであり、操作者の技能に大きく依拠することが多い。ガイドワイヤを迅速に配置して、その結果迅速に処置を完了することが非常に望ましいので、これらの欠点を克服する、より一貫して制御できるガイドワイヤ配置装置が望まれている。これは、インターベーション処置のために使用できる、他のガイドワイヤではない長尺の医療機器にも当てはまる。
[0007]本発明の第1の実施形態で、ガイドワイヤ操作装置は、使用者の手によって支えられるように構成されたハウジングであって、遠位端(使用者の身体から遠い側の端部)と近位端(使用者の身体に近い側の端部)とを有し、ガイドワイヤが貫通されて配置されるとともに、遠位端と近位端との間に延びるよう構成されるハウジングと、ハウジングによって支持され、ガイドワイヤを回転駆動するように構成された駆動システムと、ハウジングにより支持される手動式入力モジュールであって、ハウジングが使用者の手によって支えられている間に、使用者の手の1本以上の指がガイドワイヤの回転を手動で停止または減速することを可能にするように構成された手動の入力モジュールと、を含む。
[0008]本発明の別の実施形態では、長尺の医療機器を操作する方法は、使用者の手によって支えられるように構成されたハウジングであって、遠位端と近位端とを有し、ガイドワイヤが貫通されて配置されるとともに、遠位端と近位端との間に延びるよう構成されるハウジングと、ハウジングによって支持され、ガイドワイヤを回転駆動するように構成された駆動システムと、ハウジングにより支持される手動式入力モジュールであって、ハウジングが使用者の手によって支えられている間に、使用者の手の1本以上の指がガイドワイヤの回転を手動で停止または減速することを可能にするように構成された手動式入力モジュールとを含むガイドワイヤ操作装置を準備するステップと、長尺の医療機器をガイドワイヤ操作装置の少なくとも一部に固定するステップと、手でガイドワイヤ操作装置を把持するステップと、長尺の医療機器に、手の1本以上の指からの入力によって回転速度を変化させるステップとを含む。
本開示の第1の実施形態によるガイドワイヤ操作装置の斜視図である。 図1のガイドワイヤ操作装置の分解図である。 図1のガイドワイヤ操作装置の側面図である。 使用者の手に保持されている、図1のガイドワイヤ操作装置の側面図である。 本開示の第2の実施形態によるガイドワイヤ操作装置の側面図である。 使用者の手に保持されている、図5のガイドワイヤ操作装置である。 本開示の第3の実施形態によるガイドワイヤ操作装置の斜視図である。 図7のガイドワイヤ操作装置の分解図である。 図7のガイドワイヤ操作装置の側面図である。 使用者の手に保持されている、図7のガイドワイヤ操作装置の側面図である。
[0019]本開示は、長尺の医療機器を操作するためのシステムの実施形態を含み、機器は例えばガイドワイヤ、血栓摘出装置、例えばブラシ、ビータ、ルータ型装置、ドリルまたはアテローム切除装置が挙げられる。標準的なガイドワイヤの範囲は、直径0.009インチ(0.229mm)〜直径0.038インチ(0.965mm)である。冠状動脈で使用するためのガイドワイヤは、約0.010インチ(0.254mm)〜約0.018インチ(0.457mm)であることが多い。長尺の医療機器を操作するためのシステムは、長尺の医療機器に固定して、それを一方向または異なる二方向に回転させるように構成するものとすることができる。代わりに(または同様に)、長尺の医療機器を操作するためのシステムは、長尺の医療機器を長手方向に変位させる、または前後に(近位側および遠位側に)往復運動するように構成することができる。作動させる特定の材料に応じて、いくつかの異なる速度を利用することができる。
[0020]本開示で提示されるいくつかの実施形態は、回転運動をもたらすために、標準的なガイドワイヤ径を含むガイドワイヤにクランプ留めするか、その他の係合をするように設計される。回転運動は、操作の1つの特定のモードであるが、実施形態で提示しているシステムは、ガイドワイヤの押し込み性または追従性を高めるためにも利用できる。さらに、往復の直線運動をシステムに組み込んでもよい。医療機器を操作するためのシステムがガイドワイヤと係合すると、システムは、時計回り(CW)の方向と反時計回り(CCW)の方向の一方または両方でガイドワイヤを回転させるように作動できる。さらに、回転速度(例えば毎分回転数)は、システムが支持する調整ノブを用いて使用者が調整できる。いくつかの実施形態では、システムは、「逆向きガンハンドル(reverse gun handle)」形状を有するハンドルを備える。特にこの形状により、ハンドルを改めて把持する必要なく、使用者の1本以上の指で、1つ以上の制御要素(ボタン、ノブなど)にアクセスすることが可能になる。システムは、使用者が手動の入力を適用できるように構成することもできる。例えば、システムが付与するガイドワイヤの回転は、使用者の1本以上の指からの手動の入力によって減速または完全に停止できる。分かりやすくするために、親指(thumb)は、手の他の指(digit)と同様、指(finger)とみなす。本明細書で指、例えば表面に接触している指について論じるときは、むき出しの指と覆われた(例えば、手袋をつけた)指の両方を包含することを意図している。また、システムは、使用者が1本以上の指により手動入力を行ったり、回転していないガイドワイヤに回転を与えたり、回転中のガイドワイヤの回転速度を上昇させたりし得るように構成されてもよい。
[0021]ガイドワイヤ操作装置31の第1の実施形態を図1〜図4に示す。ハウジング33は、第1のハウジング半体1と、第2のハウジング半体18とを含み、これらはいくつかの構成要素を保持し、使用者の手とのインタフェースを与えるように構成されている。第1のハウジング半体1と第2のハウジング半体18とは、ねじ23によって互いに固定されている。ハウジング33は、遠位端34と、近位端35と、遠位端34と近位端35との間に延びるようにガイドワイヤ32を配置できる長手方向軸線36とを有する。チャック7は、ハウジング33に回転可能に取り付けられ、ガイドワイヤに解放可能に係合するように構成されている。チャック7は、アンロックモードを有しており、このモードにおいてチャック7はガイドワイヤ32と係合しておらず、そのためガイドワイヤ32をハウジング33およびチャック7に対して長手方向に滑動させることができる。また、チャック7は、ロックモードも有しており、このモードにおいてチャック7はガイドワイヤ32と係合し、そのためハウジング33に対して(およびチャック7に対して)ガイドワイヤ32の長手方向の位置を維持する。ロックモードでは、ガイドワイヤ32とチャック7は回転可能に連結され、ハウジングに対して一緒に回転することができる。図2に移ると、1つ以上のバッテリー25がハウジング33内に保持され、バッテリーカバー26によって覆われている。バッテリーカバー26は、ねじ22でハウジング33の第1の半体1に固定されている。2つの正の接点19または端子、および2つの負の接点20または端子は、バッテリー25(この実施形態では2つが示されている)が接点19、20と電気的に接続するように、ハウジング33の一方または両方の半体1、18内に保持される。接点19、20は、例えばはんだ付けまたは他の同等の方法によって、導線(図示せず)で回路基板21に電気的に接続されている。回路基板21は、モータ11に電力を供給するように構成されたオン/オフスイッチ44を含む。モータ11はまた、標準的な方法により回路基板21に電気的に接続される。モータ11は、標準的な電動モータまたはブラシレス電動モータとすることかでき、ギヤモジュール45を含んでもよい。モータ11は、回路基板21のコントローラ46によって特定の回転方向が制御されるステッパモータとして機能するように構成することもできる。モータ11は、断熱性および/または物理的に保護するカバーを、外面の一部に配置して、含むことができる。いくつかの実施形態で、カバーはKapton(登録商標)(ポリイミド)のテープを含むことができる。いくつかの実施形態で、モータ11の速度は、ポテンショメータ47で変化させることができる。モータ11が(例えばオン/オフスイッチ44によって)作動すると、回路基板21はLED(発光ダイオード)48を点灯させ、それによって例えばモータの動作状況を示すように構成される。LEDは、緑色にして使用者に「オン」である感覚を付与してもよいが、他の色を使用してもよい。モータ11がガイドワイヤを回転させ、それによって使用者の身体的必須作業が減少する。これがない場合には、使用者は手動でしかガイドワイヤを回転させることができず、したがって疲労しやすい。
[0022]ハンドル37は、長手方向軸線36に対して、略放射方向に延びている。図1〜図4の実施形態では、ハンドル37は、遠位側に向く面38および近位側に向く面39を有する。一般に、近位側に向く面39の少なくとも一部分は、手のひらの一部内に置かれるか、少なくとも親指と人差し指との間にある手のひらの部分に隣接するように構成されている。ある場合においては、使用者は、親指と人差し指との間にある手の肉質部分内で、近位側に向く面39を包み込むか保護するように、ハンドル37を把持することができる。ハンドル37を含むガイドワイヤ操作装置31は、この片手によるガイドワイヤ操作装置31の完全な操作を可能にするために、使用者の手の少なくとも一部に適合するように構成される。一般に、遠位側に向く面38の少なくとも一部分は、1つ以上のコントローラ43を備え、使用者の手の1本以上の指の端部がアクセスできるように構成される。コントローラ43は、作動ボタン14および調整ノブ17を含むものとすることができる。作動ボタン14は、一方の側のハウジング33から延び、他方の側のオン/オフスイッチ44と係合するので、使用者は、ハンドル37を片手で保持したまま作動ボタン14を押すことによりオン/オフスイッチ44を操作することができる。Oリング15は、作動ボタン14の外周部の円周溝内で作動ボタン14が支持することができ、その結果ハウジング33の穴50をシールして、外部の汚濁物(水、埃など)がハウジング33に入るのを防ぐ。穴50を、2つのハウジング半体1、18のそれぞれに2つの半円形の穴を含むものとして図2に示しているが、それらは一体となり円形の穴を形成する。外部がハウジング33の外側にあり、内部が回路基板21のLED48に隣接している状態で、ライトパイプ16がハウジング33に取り付けられる。したがって、モータ11が作動しているときにLEDによりライトパイプ16が照らされるので、モータ11が動作しているのを使用者が見ることができる。調整ノブ17は、2つ以上の異なる回転設定を選択するように構成することができる。例えば、回路基板21のコントローラ43は、ガイドワイヤを回転させる(一方向に8回転、その後反対方向に8回転し、それを繰り返すなど)ための異なるルーチンを含むことができる。これについては後にさらに詳述する。あるいは、調整ノブ17をポテンショメータ47の回転可能部分49に回転可能に連結することができるので、使用者は、ハンドル37を把持している手の1本以上の指で調整ノブ17を回して、モータ11の速度を変え、それによりガイドワイヤ32の回転速度を増減できる。利用可能な回転速度の中には、約1000RPM(毎分回転数)〜約10000RPMの間で調整可能な回転速度が含まれる。他の実施形態では、回転速度は、約2000RPM(毎分回転数)〜約5000RPMの間で調整可能であってもよい。個々の例示的な回転速度は、2500RPMまたは4000RPMとすることができるが、医療用途およびガイドワイヤ操作装置31によって回転される長尺の医療機器のタイプに応じて、さらに高いまたはさらに低い回転速度の設定を含むことができる。他のコントローラ43は、モード制御を含むことができ、これはモータ11を(例えばコントローラ46を介して)異なる回転モードに切り替えるように構成することができ、そのモードは単一の回転方向における単純な継続的な回転、前後の回転、または特定の回転方向での回転の停止と開始を含み得る。コントローラ46は、マイクロコントローラからなるものとすることができる。
[0023]モータ11は、以下のようにチャック7に連結されている。モータ11の出力軸51はスリーブ12に回転可能に連結され、このスリーブ12には駆動ギヤ13が圧入または接着(接着剤、エポキシ、ホットメルト、熱融着)される。モータ11、出力軸51、スリーブ12および駆動ギヤ13はすべて、モータ軸線52を有する。従動ギヤ3は、ハウジング33によって支持され、長手方向軸線36を中心に回転可能である。従動ギヤ3は、駆動ギヤ13に噛合して駆動されるように構成されている。いくつかの実施形態では、駆動ギヤ13と従動ギヤ3との間に潤滑剤を使用することがある。一部の有望な潤滑剤としては、Krytox(登録商標)またはシリコーン油が挙げられる。図2の実施形態では、モータ軸線52は、長手方向軸線36と実質的に平行であり、非共線である。代替的な実施形態で、モータ軸線52は、例えばベベルギヤを使用する場合、長手方向軸線36に対して角度を付けてもよい。従動ギヤ3は、長手方向軸線36を中心に回転する回転可能な駆動管2に回転可能に連結されている。駆動管2は、軸受9とスペーサ4によってハウジング33内で回転可能に保持され、長手方向に保持される。軸受9はキャビティ53内に保持され、スペーサがフランジ54に当接する。従動ギヤ3は軸受5に当接する。「チャック」という用語は、ガイドワイヤ32または他の長尺の医療機器を把持または保持することができる任意の構成要素を広くいうことを意図している。図1〜図4のチャック7は、駆動管2に回転可能に連結されており、コレットホルダ6、コレット24、およびコレットホルダ6に螺合する圧縮キャップ55を含む。圧縮キャップ55がコレットホルダ6に確りと締め付けられると、コレット24は強制的に閉じ、ガイドワイヤを把持する。圧縮キャップ55は把持部62を含む。代替的に、把持部62は、チャック7の任意の他の外面に支持されてもよい。コレット24は、真鍮、ブロンズ、またはガイドワイヤ32(または他の長尺の医療機器)を容認できないほどには損傷させない他の金属で作ることができる。シール8は、コレットホルダ6が回転するときでさえ、ハウジング33内のコレットホルダ6を封止するのに役立つ。ルアーロック10は、ハウジング33または駆動管2に接合され、また、シリンジ(拡張管を有する場合も有しない場合もある)と連結するのに使用でき、ガイドワイヤ32の周りのハウジングの内部が、医療処置前、医療処置後、または医療処置中に洗浄されうるようになっている。オスルアーロックが図1〜図4に示されているが、代替法として、メスルアーロックまたは非ロック型のオスルアーまたはメスルアーを使用してもよい。ガイドワイヤ32が、ハウジング33から近位側にわずかに延びて図1および図4に示されているが、使用中にガイドワイヤが延びる必要はない。
[0024]あるいは、ルアーロック10は、駆動管2により回転されるよう、ハウジング33の代わりに、駆動管2に、例えば駆動管2の遠位端に取り付けてもよい。この実施形態では、ルアーロック10は、カテーテルまたはシースの近位ルアーハブに連結されるように構成され、カテーテルはマイクロカテーテルを含み得る。次いで、モータ11は、カテーテルまたはシースを回転させて、カテーテルまたはシースの遠位端が蛇行状の血管系を、または閉塞または狭窄部をより容易に辿って通ることができるように構成してもよい。また、カテーテルまたはシースは、血栓または病変をカニューレ処置するための穿孔部材またはコアリング部材として操作してもよい。辿る用途では、回転速度の設定は1000RPMより顕著に低いものにさえすることができ、穿孔の操作では、回転速度は10000RPMより大きいものにさえすることができる。
[0025]ハンドル37は、遠位側に向く面38と近位側に向く面39との間に延びる第1の側面部41および第2の側面部42を有することができる。いくつかの実施形態で、両方の側面部41、42は実質的に平坦であってもよく、他の場合には両方の側面部41、42が曲線の輪郭または湾曲を有してもよく、その結果ハンドル37を左手と右手のいずれかで使用できるようにし得る。他の実施形態では、2つの側面部41、42のうちの一方は、2つの側面部41、42の他方と異なる形状を有してもよく、これは、左手専用装置または右手専用装置のいずれかを得るためになされる。
[0026]図3に移ると、遠位側に向く面38が角度αで延びており、この角度αは、ガイドワイヤ操作装置31を通って長手方向軸線36に垂直に切断する平面56に関して遠位側に向けられた角度である。いくつかの実施形態で、角度αは約25°〜約45°とすることができ、いくつかの実施形態で角度αは約30°〜約40°とすることができる。いくつかの実施形態では、角度αは約35°とすることができる。これらの角度αの値では、使用者はガイドワイヤ操作装置31のハンドル37を把持することができるとともに、使用者が把持している手の指がガイドワイヤ操作装置31のコントローラ43への容易なアクセスを維持することができる。ハンドル37上方の、ハウジング33の頂部に向かうチャック7の位置(したがって、ガイドワイヤ32が配置されている位置)により、ガイドワイヤ32はガイドワイヤ操作装置31および使用者の手を、邪魔されることなく通れるようになる。コントローラ43の位置が長手方向軸線36下方であることは、ハンドル37を把持している手の1本以上の指で、コントローラに使用者が容易にアクセスするようにする別の要素である。例として、図4では、使用者の手57がハンドル37を把持しているところが示されている。この位置では、作動ボタン14は、使用者の手57の中指58で容易にアクセス可能であり、同時に、調整ノブ17は、使用者の手57の小指59で容易にアクセス可能である。したがって、ハンドル37を再度保持することなく、使用者は、中指58で作動ボタン14を押すことにより、必要に応じてモータ11を連続的にオンおよびオフにすることができる一方、また調整ノブ17を小指59で一方向か他方の方向に回転させることによって、回転のパターンを変更し、および/またはモータ11の速度を増減させることができる。あるいは、親指60と小指59を一緒に、または親指60と薬指65を一緒に使用して、調整ノブ17を回転させることができる。
ハウジング33に対し遠位であるかハウジング33の少なくとも大部分に対し遠位であるチャック7の位置であって、ハンドル37に対し遠位であるチャック7の位置によって、使用者は、ハンドル37を把持し、支え、または包んでいる手の1本以上の指で、手動でチャック7に入力するため容易にアクセスすることができる。また、使用者は、チャック7の遠位側に手を伸ばして実際に手の1本以上の指でガイドワイヤ32を直接把持でき、使用者の手でハウジング33を支えている間にガイドワイヤ32の回転を手動で停止または減速することができ、または、ガイドワイヤ32の回転を開始または回転速度を増加させることができる。また、ハンドル37により、ガイドワイヤを押すまたは引く必要がある場合に、使用者がガイドワイヤに影響を与えることが可能になる。
[0027]図4にさらに示しているのは、使用者の手57の1本以上の指による手動の回転制御の様子である。使用者の手57が同じ把持位置にある状態で、親指60および人差し指61は、チャック7の把持部62の実質的に反対側に位置する。ガイドワイヤ32がモータ11により積極的に回転された状態で、ガイドワイヤ32の回転を減速させるために、またはガイドワイヤ32の回転を停止させるために、使用者は親指60と人差し指61の両方を一緒に使用して、実質的に反対の法線力をチャック7に、例えば把持部62に加えることができる。使用者は、親指60と人差し指61の代わりに、親指60と中指58を使用することもできる。いくつかの場合では、使用者は、親指60、人差し指61、および中指58を一緒に使用することもできる。モータ11および/またはギヤモジュール45は、特定のストールトルクで停止するように構成することができる。例えば、モータ11(またはモータ11とギヤモジュール45)のストールトルクは、大半の使用者がチャック7に1本以上の指を用いて加え得る圧力によって打ち勝つことができるトルクとしてもよい。いくつかの実施形態では、全ストールトルクは約24オンスインチ以下になるように構成されている。他の実施形態では、全ストールトルクは、約0.1オンスインチと約24オンスインチとの間(約7.06×10−4ニュートンメートル〜約0.169ニュートンメートル)になるように構成される。他の実施形態では、全ストールトルクは、約1.5オンスインチと約24オンスインチとの間(約0.010ニュートンメートル〜約0.169ニュートンメートル)であるように構成される。使用者がいつでもガイドワイヤ操作装置31を手動で無効にできる(オーバーライドできる)ことにより、装置の全体的な安全面が増加する。例えば、回路基板が故障またはモータが故障した場合で、ガイドワイヤ32が依然として回転している場合、使用者はそれにもかかわらずガイドワイヤの回転を手動で停止することができる。これは特に重要な特徴である。なぜなら、血管または患者の身体の他の場所の内部でガイドワイヤ32がさらに回転して潜在的に損傷を引き起こし得るおそれが、現実となる可能性があるためである。モータ11を常時オンにし、手動の入力だけでガイドワイヤの回転を減速、停止、および/または開始、加速させることによって、処置を使用者の片手で制御する。さらに、回路基板21がまさに「オン」のモードのままで手動の速度変更には必要ないので、手順が簡素化する。使用者は、電動制御と手動制御との間を自由自在に切り替えられる。使用者の指は常に、チャック7を操作するための(ガイドワイヤの速度を変えるための)位置、およびコントローラ43のいずれかを操作する位置にあり、ガイドワイヤ操作装置31のハンドル37の把持をし直す必要はない。患者においてガイドワイヤを前進または後退させている間も、そのまま把持し続けることができる。
[0028]チャック7は、親指60と人差し指61の両方で容易に把持できるが、使用者は代替として、モータ11の回転を減速または停止させるために、親指60または人差し指61の一方のみからチャック7に片側の法線力を加えることを選択できる。把持部62は、周方向に配列され半径方向に突出した、一連の長手方向のリブを備えて示されている。しかし、代替的な実施形態で、把持部62は、刻みや、一連のバンプを備えることがある。他の代替的な実施形態で、把持部62が粘着面を備えることがあり、その面は摩擦係数が比較的高いことに起因して、凹凸のない円筒形状のことさえもある。
[0029]図3に移ると、近位側に向く面39が、角度βで延在して示されている。角度βも平面56に対して遠位側に向けられている。あるいは、近位側に向く面39は、使用者の典型的な手の形状に適合するように他の形状の外形にすることができる。
[0030]いくつかの実施形態において、コントローラ46は、複数の異なる回転方式がガイドワイヤ32に適用されるように構成するか、適用をプログラミングするように構成してもよい。これらの異なる回転方式は、調整ノブ17を異なる方向または異なる戻り止めに回すことにより、使用者が選択できる。例えば、モータ11に対し、ガイドワイヤ32を第1の回転方向に一定の回転数で回転させ、その後第2の反対方向に一定の回転数ガイドワイヤを回転させるように制御することができる。他の実施形態では、一連の異なる速度で、または加速および/または減速する速度で、ガイドワイヤ32を回転させるように、モータ11を制御してもよい。例えば、特定の実施形態で、モータ11に対し、ガイドワイヤ32を第1の回転速度で第1の回転方向に、次に第1の回転速度とは異なる第2の回転速度で、第2の反対の回転方向に回転するように制御する。さらに別の実施形態では、モータ11に対し、変化する回転速度でガイドワイヤ32を第1の回転方向に、次に変化する回転速度で第2の反対の回転方向に回転させるように制御することができる。変化する回転速度は、経時的に増加する速度、経時的に減少する速度、または異なる時間間隔で開始および終了する異なる有限の速度を含む速度を挙げることができる。特定の身体組織の特性または幾何学的形状は、他の速度よりもある速度で良好に応答する可能性があり、そのため速度の可変性は、特定の組織および/または幾何学的状態に対してより効果的な速度を見出すのに役立つことがある。異なる回転方向および/または回転数について、同じことが言える。本明細書に記載の実施形態のいずれかに組み込むことができる、ガイドワイヤを回転および/または長手方向に作動させるためのさらなる設計および方式は、「Method and Apparatus for Manipulating a Surgical Guidewire」と題する、Rollinsらに対して2015年9月1日に発行された米国特許第9,119,941号明細書、および「Guidewire Manipulation Device」と題する、Rollinsらに対して2015年9月1日に発行された米国特許第9,119,942号明細書に見出すことができる。
[0031]いくつかの実施形態では、コントローラ46は、ガイドワイヤ32を約0.2秒間時計回りに回転させ、次いで方向を変えて、ガイドワイヤ32を約0.2秒間反時計周りの方向に回転させるべく、モータ11を斯様に動作させるように構成される場合や、モータ11を斯様に動作させるようプログラミングするように構成される場合がある。モータ11がこのパターンを継続して繰り返すように、モータ11はコントローラ46により制御されてもよい。いくつかの実施形態では、コントローラ46は、ガイドワイヤ32を約1.0秒間時計回りに回転させ、次いで方向を変えて、ガイドワイヤ32を約1.0秒間反時計回りに回転させるべく、モータ11を斯様に動作させるように構成される場合や、モータ11を斯様に動作させるようプログラミングするように構成される場合がある。モータ11がこのパターンを継続して繰り返すように、モータ11はコントローラ46により制御されてもよい。他の実施形態では、コントローラ46は、ガイドワイヤ32を各方向に特定の角度だけ回転させるべく、モータ11を斯様に動作させるように構成される場合や、モータ11を斯様に動作させるようプログラミングするよう構成される場合がある。例えば、第1の方向では約180度、次いで反対方向では約180度である。モータ11がこのパターンを継続して繰り返すように、モータ11はコントローラ46により制御されてもよい。他の実施形態では、コントローラ46は、ガイドワイヤ32を第1の方向に約1/4回転と約38回のフル回転との間で回転させ、次いで、反対方向に約1/4回転と約38回のフル回転との間で回転させるべく、モータ11を斯様に動作させるように構成される場合や、モータ11を斯様に動作させるようにプログラミングするよう構成される場合がある。モータ11がこのパターンを継続して繰り返すように、モータ11はコントローラ46により制御されてもよい。他の実施形態では、コントローラ46は、ガイドワイヤ32を第1の方向に約6回と約10回との間のフル回転、次いで反対方向に約6回と約10回との間のフル回転で回転されるべく、モータ11を斯様に動作させるように構成される場合や、モータ11を斯様に動作させるようプログラミングするように構成される場合がある。モータ11がこのパターンを継続して繰り返すように、モータ11はコントローラ46により制御されてもよい。回路基板21は、モータの極性、したがってモータの回転方向を第1の方向と第2の方向(例えば、順方向および逆方向)との間で切り替えるためのHブリッジを含むことができる。任意の数の異なるパターンまたはルーチンが、コントローラ46にプログラムできる、すなわちプログラマブルである。いくつかの実施形態では、設定は、離散選択、例えば、低、中、または高で利用可能であってもよい。他の実施形態では、設定は、特定のパラメータの連続する範囲を介して調整することがある。
[0032]いくつかの実施形態で、ガイドワイヤ操作装置31は、第1の方向の回転は可能にするが、第2の反対方向の回転は可能にしない回転可能な部分(チャック7、駆動管2など)のいずれかに連結される要素を含むことができる。例えば、これらの回転可能要素のいずれかが、フリーホイール、クラッチ、またはラチェットに連結するものとすることができる。
[0033]ハンドル37が逆ガンハンドル形状であること、およびコントローラ43の位置により、ガイドワイヤ操作装置31を片手で快適に使用することが可能になる。チャック7の把持部62の凹凸加工された表面は、例えば、リブの1つが他のリブより大きな半径方向に突出した大きさを有するように、または他の実施形態では半径方向に突出するリブが1つだけあるように構成する場合がある。この構成によって、使用者への触覚的フィードバックが可能になり、あるいは、より具体的には、どれほど速くガイドワイヤが回転しているかを、チャック7、またはどのディスプレイをも見る必要なく、触覚のみから知ることが可能になる。したがって、使用者は、ガイドワイヤ操作装置31を使用している間、それを連続的に見る必要はない。
[0034]図5および図6は、図1〜図4のガイドワイヤ操作装置31の特徴および使用法の大部分を含むガイドワイヤ操作装置63を示している。ただし、ガイドワイヤ操作装置63のチャック7は、少なくとも一部分がハウジング33内にある。ハウジング33の窓64により、チャック7の把持部62の一部が露出し、そのため使用者がハンドル37を把持している間、把持部62は、使用者の手57の1本の指、例えば人差し指61、中指58、小指59、薬指65、場合によっては親指60が触れることができる。「把持」という用語を、図5および図6のガイドワイヤ操作装置63の把持部62の名称で使用しているが、いくつかの実施形態では、窓64は、典型的な使用者が把持部62の2つの場所を(例えば、2本の異なる指で)実際に把持できないように構成し得ることに留意されたい。しかし、チャック7の把持部62に法線力(適用している指の圧力による)を加えることにより、図6で人差し指61により行われているところを人差し指61が示されているように、使用者は、依然としてモータ11が回転させるガイドワイヤ32の回転を減速または停止させることができる。さらに、使用者は、モータ11により回転されているガイドワイヤ32またはモータ11により回転されていないガイドワイヤ32の回転を開始してもよいし、その回転速度を上げてもよい。したがって、図5〜図6の実施形態のガイドワイヤ操作装置63のチャック7は、図1〜図4の実施形態のガイドワイヤ操作装置31のチャック7と多くが同じ方式であり、指に基づく操作によって、制御することができる。いくつかの実施形態では、窓64が十分に大きく構成されている場合、2本以上の指がアクセスし、チャック7の把持部62に反対方向、または共に同じ方向に(実質的に平行に)法線力を加えることができる。
[0035]図7〜図10は、図1〜図4のガイドワイヤ操作装置31の特徴および使用法の大部分を含むガイドワイヤ操作装置66を示している。ただし、いくつかの構成要素が異なっている。チャック67は、図1〜図4、および図5〜図6の実施形態のチャック7と同様に、ガイドワイヤ32を把持し、モータ11により回転されてガイドワイヤ32を回転させるように構成されている。チャック67の第1の端部69の内径部は、駆動管2の外径部に接着(接着剤、エポキシ)させてもよい。駆動管は、ステンレス鋼または他の実質的に剛性の材料を含むことができる。チャック67は、Clarkらに2011年7月5日に発行された「Torque Device for a Medical Guidewire」と題する米国特許第7,972,282号明細書に記載されているようなトルク装置の実施形態の把持構成および把持機構のいずれかを備えることができる。チャック67は本体68を含み、第1の端部69および第2の端部70を有する。キャビティ71は、本体68に貫設されており、ガイドワイヤ32(または他の長尺の医療機器)を配置するように構成されている。アクチュエータ72は、チャネル73内に伸縮自在に支持され、ばねにより付勢され(さもなければ偏倚され)、押し下げられたとき(例えば押しボタンの方式で)にガイドワイヤが通ることができ、解放されたときに、アクチュエータがその付勢された位置に向かって移動すると、ガイドワイヤが把持されるようにし得る。したがって、ガイドワイヤ32は、単にアクチュエータ72を押し、ガイドワイヤ32を移動または挿入することだけで、チャック67と係合し、またはチャックとの係合を解除し得る。アクチュエータ72は、本体68の開口部74にある棚部76に当接する、アクチュエータ72の側部のキャッチ75によって、本体68のチャネル73内に維持され得る(落下しないようにする)。代替の実施形態で、類似したチャック67を使用することができる。それは、ガイドワイヤ32を挿入するために押し込み、ガイドワイヤ32を把持するために解放するアクチュエータ72を有するのではなく、代わりにガイドワイヤ32を把持するために押し込むアクチュエータを有するか、他の実施形態では、ガイドワイヤ32を把持するために引っ張るアクチュエータを有する。いくつかの実施形態では、シリコーンスリーブなどの別のスリーブが、チャック67の代わりに駆動管2の端部に固定される。シリコーンスリーブは、駆動管と一致して回転し、任意の市販のトルク装置を含む様々な異なるトルク装置(トルカ)の外側の周囲にぴったりと嵌るように構成された内径を有する。したがって、ガイドワイヤ32を回転させるために、チャック67の代わりに多くの異なるトルク装置を使用することができる。スリーブの代わりに、1つ以上のトルク装置を駆動管2に固定するために、標準のチャックまたは把持器、または止めねじを有するキャビティを利用することができる。
[0036]駆動管2は、支持キャップ77によって一端が保持されており、これはルアーを含むように構成されていてもよいし、構成されていなくてもよい。安全要素(図示せず)は、ハンドル37が支持していても、回路基板21に電気的に接続させてもよい。安全要素は、回路基板21の端子を使用者の手57に接続するために役立ち得る電極または連結面を備えることができる。安全要素は、左手であろうと右手であろうと、手57が作動ストリップと接触するように、ハンドル37の両側の一部を覆うことができる。いくつかの実施形態では、安全要素は容量性であってもよく、他の実施形態では安全要素は導電性であってもよい。いくつかの実施形態では、コントローラ46は、安全要素が(使用者に)接続および/または接地されない限り、オン/オフスイッチの信号を送受信させないように構成し得る。
[0037]作動ストリップ78は、スリット80を介して第2のハウジング半体18から延びる第1の端部79と、第2の端部81とを有する、この第2の端部81は、バッテリー25(図8では見えないため、図2を参照されたい)のうちの1つ以上の端部(例えば端子)と、接点19、20のうちの1つ以上との間に保持されている。ガイドワイヤ操作装置66を使用する前に、使用者は、作動ストリップ78の第1の端部79を把持し、引っ張り力を加えて作動ストリップ78を完全に除去し、これにより、バッテリー25の端部または端子が、接点(複数可)19、20と直接接触するのが可能になる。作動ストリップ78は、ポリイミド(例えばKapton(登録商標))などの誘電材料を含み、比較的高い材料強度を有することができる。したがって、作動ストリップ78は、ガイドワイヤ操作装置66が使用前に棚にある間または保管されている間に、バッテリー25が放電するのを防止するように機能する。
[0038]チャック67の形状は、円形ではない断面を有し、したがって、チャック67は、モータ11が回転させている間、使用者への触覚フィードバックを可能にする。したがって、使用者は、医療処置においてガイドワイヤ操作装置66を使用しながら、継続的または連続的にガイドワイヤ操作装置66を視覚的にモニタする必要はない。したがって、使用者は、重要な医療処置の他の側面に集中することができる。これらには、患者のバイタルサイン(体温、脈拍数、呼吸数、血圧など)、または治療の有効性を示す他の特性(血栓除去量、透視画像または放射線画像など)を含み得る。さらに、チャック67の円形ではない外側の輪郭により回転数および一般的な回転速度が簡単に示されるので、処置中に回転のフィードバックを提供するのに回転カウンタ(エンコーダなど)は必要ではない。
[0039]ガイドワイヤ操作装置31、63、66を前後モードで使用し、各方向で特定の回数の往復動をしながらモータ11がガイドワイヤを回転させるとき、使用者は、回転するチャック67の円形ではない外側の輪郭を見ることによって、視覚的に往復動のタイプまたは回数をモニタすることもできる。使用者は、チャック67およびガイドワイヤ32の回転を、他方の回転方向ではさせずに一方の回転方向で減速したり、加速したり、停止させたりするため、手動の入力をすることを選択することもできる。これは、ガイドワイヤ32または他の長尺の医療機器に角または蛇行部の周りを辿らせる場合のような特定の状況において有用であり得る。
[0040]チャック7、67のいずれも、ピンバイス型ガイドワイヤトルカ、滑り摩擦ガイドワイヤトルカ、または米国のユタ州、サウスジョーダンのMerit Medical Systems,Inc.によって販売されているH0 Torq(商標)装置などのソフトグリップ装置を含む他のガイドワイヤトルク装置で置き換えることができる。チャック7、67は、コーティングされていないか、シリコーンまたはシリコーン油などの親水性のコーティングまたは潤滑剤でコーティングされたガイドワイヤを把持するように構成してもよい。
[0041]実施形態を図示および説明してきたが、本明細書に開示した本発明の概念の範囲から逸脱することなく、様々な変更を行うことができる。

Claims (28)

  1. 使用者の手によって支えられるように構成されたハウジングであって、遠位端と近位端とを有し、ガイドワイヤが貫通されて配置されるとともに、前記遠位端と前記近位端との間で延びることができるように構成されたハウジングと、
    前記ハウジングによって支持され、前記ガイドワイヤを回転駆動するように構成された駆動システムと、
    前記ハウジングにより支持された手動式入力モジュールであって、前記ハウジングが使用者の手によって支えられている間に、使用者の手の1本以上の指が前記ガイドワイヤの回転を手動で停止または減速することを可能にするように構成された手動式入力モジュールと、
    を備える、ガイドワイヤ操作装置。
  2. 前記手動式入力モジュールが、前記駆動システムが前記ガイドワイヤを積極的に回転させていないときに、使用者の手の1本以上の指が前記ガイドワイヤを手動で回転することを可能にするように構成されている、請求項1に記載のガイドワイヤ操作装置。
  3. 前記駆動システムがモータを備える、請求項1または2に記載のガイドワイヤ操作装置。
  4. 前記モータは1つ以上のバッテリーによって電力が与えられる、請求項3に記載のガイドワイヤ操作装置。
  5. 前記駆動システムに連結されたロックアセンブリであって、前記ハウジングに対して前記ガイドワイヤの長手方向位置を選択的に維持するように構成され、かつ、前記駆動システムの回転運動を前記ガイドワイヤの回転運動に伝達するように構成されたロックアセンブリをさらに備える、請求項1または2に記載のガイドワイヤ操作装置。
  6. 前記ロックアセンブリがチャックを備える、請求項5に記載のガイドワイヤ操作装置。
  7. 前記チャックがコレットを含む、請求項6に記載のガイドワイヤ操作装置。
  8. 前記駆動システムが、前記ガイドワイヤを第1の回転方向に回転させるように構成され、かつ、前記ガイドワイヤの第2の回転方向への回転を阻止するように構成されており、前記第2の回転方向が前記第1の回転方向とは反対である、請求項1または2に記載のガイドワイヤ操作装置。
  9. 前記手動式入力モジュールが、前記ガイドワイヤと一致して回転するように構成された少なくとも1つの入力インタフェースを含み、前記少なくとも1つの入力インタフェースが、円形以外の断面を有する外面を含む、請求項1または2に記載のガイドワイヤ操作装置。
  10. 前記外面が1つ以上の突起を含む、請求項1または2に記載のガイドワイヤ操作装置。
  11. 前記駆動システムが、前記ガイドワイヤに時計回りの運動および反時計回りの運動を交互に加えるように構成されている、請求項1または2に記載のガイドワイヤ操作装置。
  12. 前記駆動システムが、約7.06×10−4ニュートンメートルと約0.169ニュートンメートルとの間のトルクで前記ガイドワイヤを回転駆動するように構成されている、請求項1または2に記載のガイドワイヤ操作装置。
  13. 前記ハウジングによって支持され、使用者の手によって作動されたときに前記駆動システムの動作を開始するように構成された作動部材をさらに備える、請求項1または2に記載のガイドワイヤ操作装置。
  14. 前記手動式入力モジュールおよび前記作動部材が、前記ハウジングが使用者の手によって支えられている間に使用者の手によって操作可能に構成されている、請求項13に記載のガイドワイヤ操作装置。
  15. 前記駆動システムが、複数の異なる回転速度で前記ガイドワイヤを回転駆動するように構成されている、請求項1または2に記載のガイドワイヤ操作装置。
  16. 前記手動式入力モジュールが、前記ハウジングが使用者の手によって支えられている間にガイドワイヤの回転を手動で停止するために使用者の手の2本以上の指を必要とする、請求項1または2に記載のガイドワイヤ操作装置。
  17. 使用者の手の1本以上の指が使用者の人差し指を含む、請求項1に記載のガイドワイヤ操作装置。
  18. 前記ハウジングが、前記遠位端と前記近位端との間に延びる長手方向軸線と、前記長手方向軸線に対して略半径方向に延びるハンドグリップとを備え、前記ハンドグリップが、遠位側に向く面と近位側に向く面を含み、前記遠位側に向く面が、前記長手方向軸線に垂直な平面に対して遠位側に向けられた角度に延びる、請求項1、2または17に記載のガイドワイヤ操作装置。
  19. 前記遠位側に向く面の前記遠位側に向けられた角度が約25°と約45°との間である、請求項18に記載のガイドワイヤ操作装置。
  20. 前記遠位側に向く面の前記遠位側に向けられた角度が約30°と約40°との間である、請求項19に記載のガイドワイヤ操作装置。
  21. 前記近位側に向く面が、前記長手方向軸線に垂直な平面に対して遠位側に向けられた角度で延びる、請求項18に記載のガイドワイヤ操作装置。
  22. 前記手動式入力モジュールは、前記ハウジングが使用者の手によって支えられている間に前記ガイドワイヤの回転を停止させることなく使用者の手の2本以上の指が前記ガイドワイヤの回転を減速するのを可能にするように構成されている、請求項1、2または17に記載のガイドワイヤ操作装置。
  23. 前記手動式入力モジュールは、使用者の手の2本以上の指が、前記駆動システムのストールトルクに打ち勝つことによって前記ガイドワイヤの回転を手動で停止できるように構成されている、請求項1、2または17に記載のガイドワイヤ操作装置。
  24. 少なくとも1つの前記手動式入力モジュールは、該手動式入力モジュールが前記ガイドワイヤを把持して前記ガイドワイヤと一致して回転する第1の状態と、該手動式入力モジュールが前記ガイドワイヤから解放され、該手動式入力モジュールと前記ガイドワイヤとの間で相対的な回転が可能となる第2の状態とを有する、請求項1、2または17に記載のガイドワイヤ操作装置。
  25. 少なくとも1つの前記手動式入力モジュールが、使用者の手の2本以上の指によって前記第1の状態と前記第2の状態との間で移動されるように構成されている、請求項24に記載のガイドワイヤ操作装置。
  26. 前記手動式入力モジュールが、前記駆動システムが積極的に前記ガイドワイヤを回転させているときに、使用者の手の1本以上の指が前記ガイドワイヤの回転を手動で停止または減速することを可能にするように構成されている、請求項1、2または17に記載のガイドワイヤ操作装置。
  27. 前記手動式入力モジュールが、使用者の手の1本以上の指によって直接接触されるように構成された接触面を含む、請求項1、2または17に記載のガイドワイヤ操作装置。
  28. 長尺の医療機器を操作するための方法であって、
    使用者の手によって支えられるように構成されたハウジングであって、遠位端と近位端とを有し、ガイドワイヤが貫通されて配置されるとともに、前記遠位端と前記近位端との間に延びるよう構成されるハウジングと、
    前記ハウジングによって支持され、前記ガイドワイヤを回転駆動するように構成された駆動システムと、
    前記ハウジングにより支持される手動式入力モジュールであって、前記ハウジングが使用者の手によって支えられている間に、使用者の手の1本以上の指がガイドワイヤの回転を手動で停止または減速することを可能にするように構成された手動式入力モジュールと、
    を備えるガイドワイヤ操作装置を準備するステップと、
    長尺の医療機器を前記ガイドワイヤ操作装置の少なくとも一部に固定するステップと、
    手で前記ガイドワイヤ操作装置を把持するステップと、
    前記長尺の医療機器に、手の1本以上の指からの入力によって回転速度を変化させるステップと、
    を含む方法。
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